JP2016066560A - プリント基板用コネクタ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】雌コネクタハウジングと嵌合可能な雄コネクタハウジング20と、一端側は雄コネクタハウジング20内に収容され、他端側は雄コネクタハウジング20の後面から外部へ複数本が並列して引き出され、プリント基板19に形成された回路と電気的に接続される雄端子金具21とを備えてなり、プリント基板19において、並び方向で隣接する雄端子金具21の間の領域に短絡防止溝23が貫通して設けられている。このようにすれば、プリント基板19に分解液が付着しても電解液は短絡防止溝23から排出され、並び方向で隣接する雄端子金具21間が短絡することが回避される。
【選択図】図4
Description
(1)第2の発明において、短絡防止壁は、端子金具に対する仕切り方向と直交する方向から見た場合に、短絡防止壁を挟んで位置する端子金具のうちコネクタハウジングから外方へ突出する略全長さ範囲が隠れる大きさに形成されているとよい。
例えば、バッテリに接続されているコネクタの場合、コネクタ全体が電解液に浸かってしまうと、端子表面から溶出した銅イオンが端子金具の表面に酸化銅が析出して粉末状態で付着することがある。このような付着した粉末が径方向に成長すると、電解液に浸かる状況が解消された後でも、端子金具から膨出した粉末状部分が、隣り合う端子金具同士の間で接触してしまい、新たに短絡状況が発生する。
その点、上記したように、短絡防止壁を隣り合う端子金具同士を覆い隠す程度の大きさに形成しておけば、端子金具表面に析出した酸化銅粉が短絡の事態を引き起こすのを回避することができる。
このような構成によれば、プリント基板の裏面側においても、確実に短絡回避を図ることができる。
このような構成によれば、プリント基板の裏面側においても、確実に短絡回避を図ることができる。
図1乃至図6は本発明の実施例1を示すものである。そのうち、図1は、ハイブリッド車両に搭載されたバッテリBとバッテリ監視装置M側との間の電気的接続状態の概略を示している。本実施例のバッテリBは複数の電池セル1よりなる組電池である。各電池セル1は、上面に一対の電極2(正極及び負極)を有しており、組み合わせ時には電極2が形成された面が同方向を向くようにして密着状態で整列される。また、この際には並び方向に沿って正極と負極とが交互に位置するようにしてある。さらに、並び方向に隣接する電極2間はバスバー3によって接続されている。
図7乃至図9は本発明の実施例2を示すものである。本実施例2は実施例1の短絡防止溝23に代えて雄コネクタハウジング20Aの後面に複数の短絡防止壁24を形成し、これによってX方向における雄端子金具21間の短絡を回避するようにしたものである。
図10乃至図12は本発明の実施例3を示すものである。実施例3は実施例1の短絡防止溝23に関する構成を踏まえつつ、実施例2における短絡防止壁24の構成に変更を加えた実施例である。
図13乃至図16は本発明の実施例4を示すものである。実施例4は短絡防止片30をアライメントプレート26に一体に形成したものである。なお、アライメントプレート26は各雄端子金具21と対応するスルーホール22とを同軸上に位置決めするためのものである。
図17及び図18は本発明の実施例5を示すものである。実施例5は実施例3の構成をアライメントプレート26Aに適用したものである。すなわち、実施例5に係るプリント基板19には実施例1、実施例3と同様、複数の短絡防止溝23が貫通して形成されている。一方、アライメントプレート26Aに形成された各短絡防止片30のうち下部短絡防止部30Bの下端縁部には、前記Y方向に関して延長リブ25Aを等幅でかつ一体に延出形成し、これを対応する短絡防止溝23に挿通させるようにしている。雄コネクタハウジング20Dがプリント基板19に装着された状態での短絡防止片30に関する他の構成は実施例4と同様である。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、雄コネクタハウジングの後面から引き出された端子金具が途中で直角に屈曲される形態を示したが、真っ直ぐに引き出されそのままスルーホールに挿入される形態であってもよい。
(2)上記実施例では端子金具がスルーホールに挿入される形式を示したが、基板の上面に直接半田付けされる形態であってもよい。
(3)上記実施例では端子金具がプリント基板の裏面において半田付けされる形態を示したが、半田付けを必要としない、いわゆるプレスフィット端子を用いてもよい。
(4)上記実施例4では、短絡防止壁をアライメントプレートに一体に形成したが、別体に形成してアライメントプレートに組み付けるようにしてもよい。
20、20A〜20D…雄コネクタハウジング(コネクタハウジング)
21…雄端子金具(端子金具)
22…スルーホール
23…短絡防止溝
24、24A…短絡防止壁
25…延長リブ
26,26A…アライメントプレート
29…位置決め孔
30…短絡防止片
Claims (6)
- プリント基板上にコネクタを取付けてなるプリント基板用コネクタ装置であって、
相手側コネクタと嵌合可能なコネクタハウジングと、
一端側は前記コネクタハウジング内に収容され、他端側は前記コネクタハウジングの後面から外部へ複数本が並列して引き出され、前記プリント基板に形成された回路と電気的に接続される端子金具とを備えてなり、
前記プリント基板には、隣接する前記端子金具の間に短絡防止溝が貫通して設けられ、
前記端子金具の他端側は前記プリント基板に貫通して設けられたスルーホールにそれぞれ挿通されるとともに、
前記端子金具は、前記プリント基板に対し前記相手側コネクタとの嵌合方向と直交する方向である並び方向に複数本が配され、かつこの並び方向に配された端子金具の中には前記嵌合方向である列方向に沿って複数本が並列したものを含んでおり、
前記短絡防止溝のうち前記列方向に沿って並列する複数本の端子金具を仕切る前記短絡防止溝の長さは、この列方向に沿って並列する前記端子金具を挿通させる前記スルーホールの外端同士の間隔より長く形成されていることを特徴とするプリント基板用コネクタ装置。 - プリント基板上にコネクタを取付けてなるプリント基板用コネクタ装置であって、
相手側コネクタと嵌合可能なコネクタハウジングと、
一端側は前記コネクタハウジング内に収容され、他端側は前記コネクタハウジングの後面から外部へ複数本が並列して引き出され、前記プリント基板に形成された回路と電気的に接続される端子金具とを備えてなり、
前記コネクタハウジングの前記後面には、隣接する前記端子金具の間を仕切る短絡防止壁が突設され、その端縁部は前記プリント基板に当接され、
前記端子金具の他端側は前記プリント基板に貫通して設けられたスルーホールにそれぞれ挿通されるとともに、
前記プリント基板には、隣接する前記端子金具の間に短絡防止溝が貫通して設けられる一方、前記短絡防止壁の端縁部には前記短絡防止溝に挿通可能な延長リブが形成されていることを特徴とするプリント基板用コネクタ装置。 - 前記短絡防止壁は、同短絡防止壁を、前記端子金具に対する仕切り方向と直交する方向から見た場合に、前記短絡防止壁を挟んで位置する端子金具のうち前記コネクタハウジングから外方へ突出する略全長さ範囲が隠れる大きさに形成されていることを特徴とする請求項2に記載のプリント基板用コネクタ装置。
- 前記延長リブが前記プリント基板から突出する長さは、前記端子金具の他端側が前記プリント基板から突出する長さとほぼ等しいかあるいはこれより長めであることを特徴とする請求項2又は3に記載のプリント基板用コネクタ装置。
- プリント基板上にコネクタを取付けてなるプリント基板用コネクタ装置であって、
相手側コネクタと嵌合可能なコネクタハウジングと、
一端側は前記コネクタハウジング内に収容され、他端側は前記コネクタハウジングの後面から外部へ複数本が並列して引き出され、前記プリント基板に形成されたスルーホールに貫通されて前記プリント基板上に形成された回路と電気的に接続される端子金具と、
前記コネクタハウジングに対し装着され、前記各端子金具をそれぞれ貫通させて各端子金具を前記各スルーホールに位置決めするアライメントプレートとを備え、
このアライメントプレートには、並び方向で隣接する前記端子金具の間を仕切る短絡防止片が、前記アライメントプレートの表裏両面方向で突出して形成され、その端縁部は前記プリント基板に当接され、
前記プリント基板には、隣接する前記端子金具の間の領域に短絡防止溝が貫通して設けられる一方、前記短絡防止片の端縁部には前記短絡防止溝に挿通可能な延長リブが形成されていることを特徴とするプリント基板用コネクタ装置。 - 前記延長リブが前記プリント基板から突出する長さは、前記端子金具の他端側が前記プリント基板から突出する長さとほぼ等しいかあるいはこれより長めであることを特徴とする請求項5に記載のプリント基板用コネクタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014196076A JP2016066560A (ja) | 2014-09-26 | 2014-09-26 | プリント基板用コネクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014196076A JP2016066560A (ja) | 2014-09-26 | 2014-09-26 | プリント基板用コネクタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016066560A true JP2016066560A (ja) | 2016-04-28 |
Family
ID=55805814
Family Applications (1)
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JP2014196076A Pending JP2016066560A (ja) | 2014-09-26 | 2014-09-26 | プリント基板用コネクタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016066560A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5350857U (ja) * | 1976-10-04 | 1978-04-28 | ||
JPH01286274A (ja) * | 1988-03-26 | 1989-11-17 | Harting Elektron Gmbh | 導体板の孔内に押込むための屈曲した接触柱体を備えた差込み結合部材 |
JP2010508644A (ja) * | 2006-11-06 | 2010-03-18 | シーメンス アクチエンゲゼルシャフト エスターライヒ | 電気的な接続エレメント |
US20140148023A1 (en) * | 2011-05-03 | 2014-05-29 | Cardioinsight Technologies, Inc. | High-voltage resistance for a connector attached to a circuit board |
JP2014116228A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | パルストランスの放電防止用のコネクタモジュール |
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2014
- 2014-09-26 JP JP2014196076A patent/JP2016066560A/ja active Pending
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