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JP2016057794A - 管理装置、制御装置、繊維機械管理システム、及び繊維機械の管理方法 - Google Patents

管理装置、制御装置、繊維機械管理システム、及び繊維機械の管理方法 Download PDF

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JP2016057794A JP2014182842A JP2014182842A JP2016057794A JP 2016057794 A JP2016057794 A JP 2016057794A JP 2014182842 A JP2014182842 A JP 2014182842A JP 2014182842 A JP2014182842 A JP 2014182842A JP 2016057794 A JP2016057794 A JP 2016057794A
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浩之 須佐見
Hiroyuki Susami
浩之 須佐見
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Abstract

【課題】繊維機械を操作するオペレータ等に対し、管理装置のユーザから情報を効率的に伝達できる構成を提供する。【解決手段】管理装置80は、自動ワインダ60の機台制御装置11を制御するように構成されている。管理装置80は、通信部91と、稼動情報入力部92と、分析部94と、送信部95と、メッセージ入力部96と、を備える。通信部91は、自動ワインダ60の機台制御装置11と通信する。稼動情報入力部92は、自動ワインダ60の稼動情報を入力する。分析部94は、稼動情報入力部92から入力された稼動情報を分析する。送信部95は、分析部94による分析結果を通信部91によって機台制御装置11へ送信する。メッセージ入力部96は、メッセージを入力する。送信部95は、前記分析結果を機台制御装置11へ送信する場合、メッセージ入力部96で入力されたメッセージとともに当該分析結果を送信する。【選択図】図3

Description

本発明は、主として、繊維機械の制御装置を制御する管理装置に関する。
従来から、繊維機械から情報を収集して分析する管理装置を備えて、複数の繊維機械の状態を全体的に把握し易くし、異常の早期発見等に役立てることが行われている。特許文献1〜3は、この種の管理装置を開示する。
特許文献1は、複数のユニットを持つ繊維機械の機台についての故障を診断するシステムを開示する。機台は制御装置を備えており、制御装置は、伝送ラインを介して上位の管理装置に接続される。管理装置には、機台の各巻取ユニットの稼動情報が制御装置から入力されるようになっている。管理装置には診断装置が接続されており、診断装置は、管理装置から稼動情報を受け取って、異常があればその異常内容を診断し、それを画面上に表示する。特許文献1は、上記の構成により、容易に故障原因を診断できるとする。
特許文献2には、誘導モータでボビンホルダを駆動する紡糸巻取機において、多数の巻取機における誘導モータの滑りに関する滑り情報を収集して統計処理を施すことが開示されている。また、特許文献2には、各工場に設置された設定用コンピュータをインターネットに接続する構成が開示されている。各工場の設定用コンピュータは、同様にインターネットに接続されたサーバコンピュータに対して誘導モータの滑り情報を送信し、サーバコンピュータは滑り情報について統計処理を行って、その結果を設定コンピュータに返送できるように構成されている。これにより、特許文献2は、各巻取機の保全、管理を大規模で行うことができるとする。
特許文献3には、それぞれが200台の紡績ユニットを有する紡績機が紡績機計算器を備え、それぞれの紡績機計算器が、信号伝送回路網を介して、紡績機のセンサの信号をプロセス制御計算器に転送する構成が開示されている。そのため、プロセス制御計算器は、紡績室の状態を一覧できるようになっている。これにより、特許文献3は、障害の発生源を一層明確化して、障害の危険の拡大を阻止できるとする。
特開平6−127828号公報 特開2002−137867号公報 特開平8−269825号公報
上記の特許文献1〜3の構成は、それぞれの繊維機械から上位装置に情報を送信し、上位装置で何らかの処理を行う構成になっている。
ところで、繊維機械が多数設置されている工場では、上位装置は、複数の繊維機械を統括して管理する立場の管理者が操作する一方、それぞれの繊維機械(機台)に関し、修理、消耗品の交換、及び定期清掃等については保全担当者が行い、日常の操作等については管理の下に置かれたオペレータが行う、というような役割分担がされることがある。管理者は、それぞれの繊維機械のデータを上位装置で収集及び分析し、その結果を検討して、製品の品質の安定及び生産効率の改善の観点から保全担当者に指示を行い、保全担当者は指示に従って作業を行う。
このような状況において、管理者は、それぞれの繊維機械を担当する保全担当者やオペレータ(以下、まとめて「オペレータ等」と呼ぶことがある)に対して、何らかの指示を行いたい場合がある。しかしながら、上位装置は品質管理棟に設置され、繊維機械は生産棟に設置される等、上位装置と繊維機械とが物理的に離れた位置に配置されることも多いため、上位装置と繊維機械との間で直接的な行き来が難しいことがある。また、繊維機械が多く設置されて保全担当者やオペレータが多数いたり、担当替えが頻繁に行われたりすると、管理者の指示を保全担当者やオペレータに正確かつ十分に伝達させることが難しい場合があった。
この点、特許文献1及び2は、上位装置で処理を行った結果を上位装置から機台に送信可能な構成となっている。しかし、上位装置から機台に送信されるのは機台の診断結果や統計情報等に過ぎず、上位装置を操作する管理者から情報を柔軟に伝達することは全く考慮されていない。また、特許文献3には、上位装置から繊維機械側へ情報を送信する構成が開示されていない。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、繊維機械を操作するオペレータ等に対し、管理装置のユーザから情報を効率的に伝達できる構成を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成の管理装置が提供される。即ち、この管理装置は、通信部と、稼動情報入力部と、分析部と、送信部と、メッセージ入力部と、を備える。前記通信部は、繊維機械の制御装置と通信する。前記稼動情報入力部は、前記繊維機械の稼動情報を入力する。前記分析部は、前記稼動情報入力部から入力された前記稼動情報を分析する。前記送信部は、前記分析部による分析結果を前記通信部によって前記制御装置へ送信する。前記メッセージ入力部は、メッセージを入力する。前記送信部は、前記分析結果を前記制御装置へ送信する場合、前記メッセージ入力部で入力されたメッセージとともに当該分析結果を送信する。
これにより、管理装置のユーザが、分析結果を管理装置からそれぞれの繊維機械の制御装置に送信する場合に、当該管理装置を操作することで、任意の情報をメッセージとして付加することができる。従って、繊維機械のオペレータ等に対して、必要な情報を容易かつ確実に伝達できるので、分析結果に関する情報伝達を円滑にすることができる。
前記の管理装置においては、前記稼動情報入力部は、前記通信部を介して前記繊維機械の稼動情報を入力することが好ましい。
これにより、管理装置に対して稼動情報を簡単に入力させることができる。
前記の管理装置においては、前記管理装置は、1又は複数の前記制御装置の上位管理装置であることが好ましい。
これにより、上位管理装置において繊維機械の稼動情報を分析して、当該上位管理装置がそれぞれの制御装置に対して分析結果とともにメッセージを配信する合理的な構成を実現することができる。
前記の管理装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記稼動情報入力部は、前記稼動情報と、前記繊維機械の設定情報と、を入力する。前記分析部は、前記稼動情報及び前記設定情報を分析する。
これにより、より多面的な視点からの分析を実現することができる。
前記の管理装置においては、前記送信部は、前記通信部を介して、前記繊維機械の動作を指示する指令を前記制御装置へ送信可能であることが好ましい。
これにより、分析結果及びメッセージを送信するだけでなく、送信先の繊維機械に何らかの動作を行わせることができる。従って、例えば、繊維機械のオペレータ等がメッセージに従って作業し易い状態を作り出すことができる。
前記の管理装置においては、前記送信部は、前記分析結果を前記制御装置へ送信する場合、前記繊維機械の報知動作を指示する報知指令を付加して送信することが好ましい。
これにより、繊維機械のオペレータ等に対して、分析結果を確認するように報知動作によって適切に促すことができる。
前記の管理装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この管理装置は、前記メッセージ入力部で入力された文字列のメッセージを画像に変換する画像変換部を備える。前記送信部は、前記画像変換部によって画像に変換されたメッセージを前記制御装置へ送信する。
これにより、メッセージの表示のために個々の繊維機械(制御装置)で文字列描画のためのフォントデータを用意する必要がないので、全体として簡素な構成を実現できる。
前記の管理装置においては、前記送信部は、前記分析結果が含まれない形で、前記メッセージ入力部で入力されたメッセージを前記制御装置へ送信可能であることが好ましい。
これにより、分析結果なしでのメッセージの送信が可能になるので、より機動的な情報伝達が可能になる。
本発明の第2の観点によれば、以下の構成の制御装置が提供される。即ち、この制御装置は繊維機械に備えられる。前記制御装置は、通信部と、送信部と、受信部と、出力部と、を備える。前記通信部は、管理装置と通信する。前記送信部は、前記通信部を介して、前記繊維機械の稼動情報を前記管理装置へ送信する。前記受信部は、前記通信部を介して、前記稼動情報に関する分析結果を前記管理装置から受信する。前記出力部は、前記管理装置から受信した前記分析結果を出力する。前記出力部は、前記管理装置から前記分析結果とともにメッセージを受信した場合に、当該メッセージを出力する。
これにより、分析結果を管理装置から繊維機械の制御装置に送信する際に付加されたメッセージを、出力部に出力することができる。従って、管理装置のユーザが知らせたい情報を、繊維機械のオペレータ等に対してメッセージの形で容易かつ確実に伝達できるので、分析結果に関する情報伝達を円滑にすることができる。
前記の制御装置においては、前記出力部は、情報を表示可能な表示部であることが好ましい。
これにより、簡便な方法で、メッセージを繊維機械のオペレータ等に対して伝達することができる。
前記の制御装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この制御装置は、前記繊維機械の動作を制御する動作制御部を備える。前記動作制御部は、前記繊維機械の動作を指示する指令を前記管理装置から受信した場合に、当該指令に応じて前記繊維機械を動作させる。
これにより、メッセージを出力部に出力するだけでなく、指令に応じて繊維機械に何らかの動作を行わせることができる。従って、例えば、繊維機械のオペレータ等が管理装置からのメッセージに従って作業し易い状態を作り出すことができる。
前記の制御装置においては、前記動作制御部は、前記分析結果とともに報知指令を前記管理装置から受信した場合に、前記繊維機械が備える報知部を動作させることが好ましい。
これにより、繊維機械のオペレータ等に対して、分析結果を確認するように報知部によって適切に促すことができる。
前記の制御装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この制御装置は、前記繊維機械が備える報知部の動作を制御する報知制御部を備える。前記報知制御部は、前記分析結果を前記管理装置から受信した場合に、前記報知部を動作させる。
この構成によっても、繊維機械のオペレータ等に対して、分析結果を確認するように報知部によって適切に促すことができる。
前記の制御装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記受信部は、前記分析結果が含まれない形で前記メッセージを受信可能である。前記出力部は、前記メッセージを受信した場合に、当該メッセージを出力する。
これにより、分析結果なしでメッセージを受信して出力部に出力することが可能になるので、より機動的な情報伝達が可能になる。
前記の制御装置においては、前記メッセージが閲覧されたか否かに関する状態を少なくとも記憶可能なメッセージ状態管理部を備えることが好ましい。
これにより、メッセージが繊維機械のオペレータ等により閲覧されたか否かを調べることができるので、より確実な情報伝達が可能になる。
本発明の第3の観点によれば、以下の構成の繊維機械管理システムが提供される。即ち、この繊維機械管理システムは、繊維機械と、管理装置と、を備える。前記繊維機械は、制御装置を有する。前記管理装置は、前記繊維機械を管理する。前記管理装置は、管理装置側通信部と、稼動情報入力部と、分析部と、送信部と、メッセージ入力部と、を備える。前記管理装置側通信部は、前記制御装置と通信する。前記稼動情報入力部は、前記繊維機械の稼動情報を入力する。前記分析部は、前記稼動情報入力部から入力された前記稼動情報を分析する。前記送信部は、前記分析部による分析結果を前記管理装置側通信部によって前記制御装置へ送信する。前記メッセージ入力部は、メッセージを入力する。前記繊維機械の制御装置は、繊維機械側通信部と、受信部と、出力部と、を備える。前記繊維機械側通信部は、前記管理装置と通信する。前記受信部は、前記通信部を介して、前記稼動情報に関する分析結果を前記管理装置から受信する。前記出力部は、前記管理装置から受信した前記分析結果を出力する。前記管理装置の前記送信部は、前記分析結果を前記制御装置へ送信する場合、前記メッセージ入力部で入力されたメッセージとともに当該分析結果を送信する。前記制御装置の前記出力部は、前記管理装置から前記分析結果とともに前記メッセージを受信した場合に、当該メッセージを出力する。
これにより、管理装置のユーザが、分析結果を管理装置からそれぞれの繊維機械の制御装置に送信する場合に、当該管理装置を操作することで、任意の情報をメッセージとして前記分析結果に付加し、繊維機械側で当該メッセージを表示させることができる。従って、繊維機械のオペレータ等に対して、必要な情報を容易かつ確実に伝達できるので、分析結果に関する情報伝達を円滑にすることができる。
前記の繊維機械管理システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記管理装置は、前記稼動情報入力部で入力された稼動情報を記憶する第1記憶部を備える。前記繊維機械の制御装置は、自機の稼動情報を記憶する第2記憶部を備える。前記第1記憶部は、前記第2記憶部よりも長期間分の前記稼動情報を記憶可能に構成されている。
これにより、それぞれの繊維機械が備える第2記憶部を大容量化しなくても、管理装置側で、長期間分の稼動情報の分析結果を得ることができる。従って、繊維機械側の構成を簡略化できる。
本発明の第4の観点によれば、以下のような繊維機械の管理方法が提供される。即ち、この繊維機械の管理方法は、稼動情報入力工程と、分析工程と、メッセージ入力工程と、送信工程と、出力工程と、を含む。前記稼動情報入力工程では、前記繊維機械の稼動情報を管理装置に入力する。前記分析工程では、前記管理装置において前記稼動情報を分析する。前記メッセージ入力工程では、前記管理装置にメッセージを入力させる。前記送信工程では、前記管理装置から、前記分析工程での分析結果を、前記メッセージとともに、前記繊維機械が備える制御装置へ通信により送信する。前記出力工程では、前記制御装置において、前記分析結果とともに前記メッセージを出力する。
これにより、管理装置のユーザが、分析結果を管理装置からそれぞれの繊維機械の制御装置に送信する場合に、当該管理装置を操作することで、任意の情報をメッセージとして前記分析結果に付加し、当該メッセージを制御装置において出力させることができる。従って、繊維機械のオペレータ等に対して、必要な情報を容易かつ確実に伝達できるので、分析結果に関する情報伝達を円滑にすることができる。
本発明の一実施形態の管理システムによって管理される自動ワインダの概略的な構成を示す正面図。 自動ワインダ管理システムのネットワーク構成図。 自動ワインダの機台制御装置及び管理装置の構成を示す機能ブロック図。 分析結果の送信の確認のために管理装置において表示される画面の例を示す図。 メッセージ付きの分析結果を自動ワインダの機台制御装置が受信した場合に、ディスプレイに表示される画面の例を示す図。 機台制御装置のディスプレイに分析結果及びメッセージが表示される例を示す図。 分析結果なしでメッセージを送信する場合に、管理装置において表示される画面の例を示す図。
次に、本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態の管理システムによって管理される自動ワインダ60の概略的な構成を示す正面図である。図2は、自動ワインダ管理システム100のネットワーク構成図である。図3は、自動ワインダ60の機台制御装置11及び管理装置80の構成を示す機能ブロック図である。
図1に示す自動ワインダ(繊維機械、糸巻取機)60は、紡績機で紡績された糸が巻かれた給糸ボビン21から糸20を解舒して巻取ボビンに巻き取り、所定の長さの糸20が巻かれたパッケージ30を形成する機械である。図2に示すように、自動ワインダ60は紡績工場に多数設置されており、それぞれが、本実施形態の自動ワインダ管理システム(繊維機械管理システム)100による管理の対象となっている。
図1に示すように、自動ワインダ60は、機台制御装置(制御装置)11と、並べて配置された複数のワインダユニット(糸巻取ユニット、繊維処理ユニット)16と、給糸ボビン供給装置52と、自動玉揚装置51と、を備えている。
給糸ボビン供給装置52は、それぞれのワインダユニット16に対し、給糸ボビン21を図略の供給経路に沿って搬送して供給するように構成されている。自動玉揚装置51は、各ワインダユニット16においてパッケージ30が満巻となった際に、当該ワインダユニット16の位置まで走行し、当該パッケージ30を回収するとともに空の巻取ボビンを供給することができるように構成されている。前記給糸ボビン供給装置52及び自動玉揚装置51の動作は、機台制御装置11によって制御されている。
それぞれのワインダユニット16は、給糸ボビン21から解舒された糸20を綾振ドラム41によって綾振りしながらボビンに巻き取り、パッケージ30を形成できるように構成されている。また、ワインダユニット16は、走行する糸20の太さ等を監視するクリアラ(糸欠陥検出装置)42を備え、クリアラ42が糸20の欠陥を検出したときは当該欠陥を除去できるように構成されている。それぞれのワインダユニット16は、当該ワインダユニット16に異常が発生した場合等に点灯するユニットランプ43を備えている。
それぞれの前記ワインダユニット16はユニット制御部50を備えている。このユニット制御部50は、図略のCPUと、ROMと、RAMと、入出力ポートと、を備えている。前記ROMには、ワインダユニット16の各構成(例えば、綾振ドラム41等)を制御するための巻取プログラムが記憶されている。前記CPUは、ROMに記憶された巻取プログラムを前記RAMに読み出して実行することにより、前記各構成を制御して糸の巻取りを行うことができるように構成されている。
各ユニット制御部50が備える前記入出力ポートは、前記機台制御装置11に接続され、情報の送受信が可能に構成されている。これにより、自動ワインダ60が備えている複数のワインダユニット16を、機台制御装置11によって集中して管理することができる。
この機台制御装置11はマイクロコンピュータとして構成されており、ディスプレイ(出力部、表示部)65と、入力キー66と、LANインタフェース64と、を備えている。それぞれの機台制御装置11のLANインタフェース64は、図2に示すように、工場に構築されたネットワークであるLAN101に接続されている。また、自動ワインダ60は、注意すべき状況をオペレータ等に知らせるためのタワーランプ(報知部)68を備えている。
機台制御装置11は、図3に示すように、CPU61と、RAM62と、ROM63と、入出力ポート67と、を備える。ROM63には、ワインダユニット16、自動玉揚装置51及び給糸ボビン供給装置52等を制御するための制御プログラムが記憶されている。CPU61は、ROM63に記憶された制御プログラムをRAM62に読み出して実行することにより、ワインダユニット16による糸の巻取り等を制御することができる。
機台制御装置11の入出力ポート67は、各ワインダユニット16に備えられるユニット制御部50の入出力ポート(図略)と、適宜の通信線を介して接続されている。この構成により、機台制御装置11は、それぞれのワインダユニット16のユニット制御部50に対して各種の糸巻取条件を送信し、当該糸巻取条件を設定することができる。また機台制御装置11は、それぞれのワインダユニット16のユニット制御部50から、当該ワインダユニット16における現在の糸巻取状況に関する情報(糸巻取状況情報)を受信可能に構成されている。
前記の糸巻取条件としては、例えば、巻取速度、番手、巻取張力、巻取パッケージの巻取量、パッケージ重量、糸欠陥に関する項目などがある。また前記の糸巻取状況情報としては、例えば、現在のパッケージ径、現在の巻取速度、糸切れの発生状況、糸欠陥の検知状況などがある。
具体的には、オペレータ等は、適宜の操作によって機台制御装置11のディスプレイ65に糸巻取条件設定メニューを表示させ、入力キー66により数値入力を行うことによって糸巻取条件を設定することができる。なお、糸巻取条件に関する設定値は、各ワインダユニット16を個別に指定して送信することもできるし、全てのワインダユニット16に対し一括して送信することもできる。
機台制御装置11は前記ディスプレイ65に、刻々と変化する前記糸巻取状況情報をリアルタイムで表示できるように構成されている。また、機台制御装置11は糸巻取状況情報の過去の履歴を記憶可能に構成されており、例えば糸欠陥の発生頻度を時間軸に沿ってプロットしたグラフをディスプレイ65に表示することができる。
このように、オペレータ等は複数のワインダユニット16の糸巻取条件を機台制御装置11によって一括して設定でき、また、複数のワインダユニット16の糸巻取状況情報を機台制御装置11によってまとめて閲覧できる。従って、自動ワインダ60の管理を効率良く行うことができる。
以下の説明では、上記の糸巻取状況情報を、自動ワインダ60の稼動に関する情報であることに着目して「稼動情報」と呼ぶことがある。また、上記の糸巻取条件を、自動ワインダ60の設定に関する情報であることに着目して「設定情報」と呼ぶことがある。稼動情報及び設定情報は、後述の管理装置80に送信されて、パッケージ30の生産の効率化と高品質化を実現するために各種の分析が行われる。ただし、自動ワインダ60から管理装置80に送信される情報は、稼動情報及び設定情報とすることに限定されず、例えば稼動情報のみとしたり、稼動情報及び設定情報に加えて他の情報を含めたりすることができる。
次に、自動ワインダ60と管理装置80からなる自動ワインダ管理システム100について詳細に説明する。
自動ワインダ管理システム100は、複数の自動ワインダ60を統括して管理する管理装置(上位管理装置)80を備える。管理装置80は、主に、パッケージ30の品質や生産効率を管理する管理者によって操作される。
工場に構築されたLAN101には、図2に示すように、複数の自動ワインダ60(自動ワインダ60x、60y・・・)がそれぞれ備える機台制御装置11が接続される。そして、当該LAN101には、上記の管理装置80が接続されている。これにより、機台制御装置11と管理装置80との間で各種の情報をやり取りすることができる。
最初に、管理装置80の電気的構成を説明する。本実施形態において、管理装置80はデスクトップ型のパーソナルコンピュータとして構成されており、ディスプレイ85と、キーボード86と、マウス87と、LANインタフェース84と、を備えている。LANインタフェース84は、図2に示すように、LAN101に接続される。
また、管理装置80は、図3に示すように、CPU81と、RAM82と、不揮発性の記憶部であるHDD(ハードディスクドライブ)83と、を備えている。HDD83には、複数の自動ワインダ60の機台制御装置11を統括して管理するための管理プログラムが記憶されている。
そして、上記のハードウェアとソフトウェアとが協働することにより、管理装置80を、通信部(管理装置側通信部)91、稼動情報入力部92、情報蓄積部(第1記憶部)93、分析部94、送信部95、メッセージ入力部96、及び画像変換部97等として機能させることができる。
通信部91は、自動ワインダ60の機台制御装置11との間で、LAN101を介して通信を行うことが可能に構成されている。
稼動情報入力部92は、自動ワインダ60の機台制御装置11から、上記の稼動情報及び設定情報を入力できるように構成されている。
本実施形態において、稼動情報入力部92は、通信部91を用いて、自動ワインダ60の機台制御装置11から稼動情報及び設定情報を入力するように構成されている。しかしながら、例えば機台制御装置11にリムーバブル記憶装置(例えば、USBメモリやメモリカード等)を接続して稼動情報及び設定情報を出力させた後、当該リムーバブル記憶装置を管理装置80に接続した状態で、稼動情報入力部92がリムーバブル記憶装置から稼動情報及び設定情報を入力するように構成することもできる。
情報蓄積部93は、例えばHDD83からなり、稼動情報入力部92で入力された稼動情報及び設定情報を所定期間分記憶することができる。
分析部94は、稼動情報入力部92によって入力されて情報蓄積部93に記憶された稼動情報及び設定情報に対して、所定の解析作業(計算)を行い、分析結果を得ることができる。分析部94は、ワインダユニット16の巻取効率や、クリアラ42による欠陥の発生頻度等に関して、例えば標準偏差を用いて高度に解析することができる。また、分析部94は、計算により得られた分析結果を、管理装置80のユーザにとって分かり易いようにグラフィカルに表現した画像(例えば、グラフ画像)を生成することができる。
送信部95は、分析部94による分析結果を、通信部91を使用して、自動ワインダ60の機台制御装置11へ送信することができる。また、送信部95は、後述のメッセージ入力部96によってメッセージが入力された場合には、上記の分析結果とともに、入力されたメッセージの内容(後述の画像変換部97によって作成されたメッセージ画像)を、自動ワインダ60の機台制御装置11へ送信することができる。更に、送信部95は、管理装置80のユーザから指示があった場合には、自動ワインダ60の動作に関する指令も併せて送信することができる。
メッセージ入力部96は、管理装置80のユーザが自動ワインダ60のオペレータ等に伝達することを希望するメッセージ(文字列)を、例えばキーボード86から入力する。
画像変換部97は、メッセージ入力部96から入力された文字列を、当該メッセージを示す画像(メッセージ画像)に変換する。
次に、自動ワインダ60が備える機台制御装置11の電気的構成を説明する。
即ち、それぞれの自動ワインダ60において、機台制御装置11が備えるROM63には、前記の制御プログラムのほか、管理装置80と通信を行うための送受信プログラムが記憶されている。そして、CPU61、RAM62、ROM63等のハードウェアと、上記送受信プログラム等のソフトウェアと、が協働することにより、機台制御装置11を、通信部(繊維機械側通信部)71、情報記憶部(第2記憶部)72、送信部73、受信部74、メッセージ状態管理部75、タワーランプ制御部(報知制御部)76、動作制御部77等として機能させることができる。
通信部71は、管理装置80との間で、LAN101を介して通信を行うことが可能に構成されている。
情報記憶部72は、不揮発性の記憶部(例えば、EEPROM)より構成されており、自動ワインダ60の稼動情報及び設定情報を所定期間分記憶することができるように構成されている。
なお、機台制御装置11は、管理装置80の分析部94に類似した分析機能を有するように構成されており、情報記憶部72に記憶された稼動情報を分析して、その分析結果をディスプレイ65に表示できるように構成されている。しかしながら、マイクロコンピュータである機台制御装置11においては大容量の記憶部を搭載するとコストが大幅に増加するため、情報記憶部72においては、長期間分の稼動情報及び設定情報を記憶することが難しい。従って、機台制御装置11が単独で有する分析機能では、長期間分の稼動情報及び設定情報を分析することが困難である。一方で、管理装置80は汎用のパーソナルコンピュータとして構成されているので、情報蓄積部93として例えばハードディスクドライブを採用することで、低コストで、機台制御装置11の情報記憶部72よりも大幅に長い期間分の稼動情報及び設定情報を記憶することができる。従って、大量の稼動情報及び設定情報を対象として長い期間での分析を行う場合は、管理装置80側で行うことが好適である。
送信部73は、自動ワインダ60の稼動情報を、通信部71を介して管理装置80へ送信することができる。
受信部74は、稼動情報及び設定情報に関して管理装置80が分析を行った結果を、通信部71を介して当該管理装置80から受信することができる。受信した分析結果は、オペレータ等が入力キー66を適宜操作することにより、ディスプレイ65に表示させることができる。また、受信部74が分析結果とともにメッセージのデータを受信した場合は、オペレータ等が入力キー66を適宜操作することにより、当該メッセージも併せてディスプレイ65に表示させることができる。
メッセージ状態管理部75は、受信部74が受信したメッセージのそれぞれについて、当該メッセージがディスプレイ65に表示されたか否か(言い換えれば、当該メッセージを表示させる操作をオペレータ等が行ったか否か)を記憶できるように構成されている。このようなメッセージの既読/未読の状態は、通信部71を介して管理装置80に送信され、管理装置80のディスプレイ85に例えば一覧形式で表示することができる。従って、管理装置80のユーザは、メッセージがそれぞれの自動ワインダ60のオペレータ等によって閲覧されたか否かを容易に確認することができる。
タワーランプ制御部76は、管理装置80から送信された分析結果やメッセージを受信部74で受信した場合に、自動ワインダ60に備えられる前記タワーランプ68を点灯又は点滅させる。これにより、オペレータ等が分析結果やメッセージを確認するように注意を喚起することができる。
動作制御部77は、自動ワインダ60の動作に関する指令を管理装置80から受信部74を介して受信した場合に、当該指令に応じて自動ワインダ60を動作させるように制御する。なお、自動ワインダ60の動作に関する指令の例としては、例えば、メンテナンスが必要なワインダユニット16のユニットランプ43を点灯させる指令等が考えられるが、これに限定されない。これにより、自動ワインダ60の動作を管理装置80から遠隔制御することができる。
次に、管理装置80から全ての自動ワインダ60にメッセージ付きの分析結果を一斉送信して表示させる例について、図4から図6までを参照して説明する。
図4には、管理装置80が解析を行うことにより得られた分析結果としての分析グラフを自動ワインダ60に送信する際に、ディスプレイ85に表示される送信確認ウインドウ110が示されている。この送信確認ウインドウ110の表示は、管理装置80にインストールされている管理プログラムによって実現される。
この送信確認ウインドウ110には、分析グラフ画像111が表示されるとともに、メッセージ送信チェックボックス112と、メッセージテキストボックス113と、対象ユニット点灯チェックボックス114と、送信ボタン115と、キャンセルボタン116と、が表示されている。
分析グラフ画像111は、管理装置80が機台制御装置11に送信する分析グラフの画像を、自動ワインダ60に送信する前にプレビューとして示すものである。
メッセージ送信チェックボックス112は、分析グラフ画像111とともに、管理装置80のユーザから自動ワインダ60のオペレータ等へメッセージを送信するか否かをユーザが指定するために設けられている。ユーザがマウス87等を操作して、メッセージ送信チェックボックス112にチェックマークを付けると、管理装置80から自動ワインダ60(機台制御装置11)への分析グラフ画像111の送信時に、後述のメッセージテキストボックス113で入力したメッセージも併せて送信されることになる。一方、メッセージ送信チェックボックス112にチェックマークが付けられないと、メッセージは送信されない。
メッセージテキストボックス113は、メッセージ送信チェックボックス112にチェックマークが付けられたときに有効となるテキストボックスである。管理装置80のユーザは、キーボード86等を使用してメッセージテキストボックス113に任意の文字列を入力することで、送信したいメッセージ文字列を指定することができる。
対象ユニット点灯チェックボックス114は、分析グラフ画像111とともに、所定の条件を満たすワインダユニット16のユニットランプ43を点灯させる指令を機台制御装置11に送信するか否かをユーザが指定するために設けられている。上記の条件としては、例えば巻取効率が所定値未満であることが考えられるが、これに限定されない。ユーザがマウス87等を操作して、対象ユニット点灯チェックボックス114にチェックマークを付けた場合は、分析グラフ画像111とともに、所定の条件を満たすワインダユニット16のユニットランプ43を点灯させる指令が管理装置80から自動ワインダ60の機台制御装置11に送信される。
管理装置80のユーザは、図4のようなディスプレイ85の表示を確認した後、マウス87を操作して、送信確認ウインドウ110の送信ボタン115をクリックする。これにより、分析グラフ画像111のデータが、管理装置80から自動ワインダ60の機台制御装置11に送信される。なお、分析グラフ画像111の送信を取り止めたい場合は、キャンセルボタン116をクリックすれば良い。
メッセージ送信チェックボックス112にチェックマークが付けられていた場合、管理装置80の画像変換部97は、メッセージテキストボックス113の文字列を画像に変換する。なお、文字列から画像に変換するために、管理装置80で実行される管理プログラムには、文字列を描画するためのフォントデータが予め含まれている。そして、管理装置80の送信部95は、得られたメッセージ画像を、分析グラフ画像111とともに、自動ワインダ60の機台制御装置11へ送信する。分析グラフ画像111のデータと、メッセージ画像のデータは、1つのデータに統合した状態で送信部95から自動ワインダ60(機台制御装置11)へ送信されても良いし、個別に送信されても良い。
また、対象ユニット点灯チェックボックス114にチェックマークが付けられていた場合、管理装置80の送信部95は、所定の条件を満たすワインダユニット16のユニットランプ43を点灯させる指令を、分析グラフ画像111とともに、工場に設置されている全ての自動ワインダ60の機台制御装置11へ送信する。
それぞれの自動ワインダ60が備える機台制御装置11は、分析グラフ画像111のデータを受信すると、図5に示すように、分析結果の受信を知らせる画面をディスプレイ65に表示する。なお、図5には、メッセージ画像が付加された形で分析グラフ画像111のデータを受信した場合の表示例を示している。このとき、自動ワインダ60のタワーランプ制御部76は、自動ワインダ60が備えるタワーランプ68を点灯又は点滅させることで、オペレータ等の注意を喚起する。
分析結果の受信に気付いたオペレータ等は、入力キー66を適宜操作して、図5の画面下端に表示されているメニューから「今すぐ表示」を選択する。すると、図6に示すように、分析グラフ画像121が表示されるとともに、メッセージ画像122が表示される。オペレータ等は、表示された分析グラフ画像121により分析結果を把握できるとともに、メッセージ画像122により、管理装置80のユーザの指示事項等を容易に理解して、各種の作業を行うことができる。
所定の条件を満たすワインダユニット16のユニットランプ43を点灯させる指令を機台制御装置11が受信した場合、動作制御部77は、当該指令に応じて、各ワインダユニット16が当該条件を満たすか否かを調べ、該当するワインダユニット16がある場合は、当該ワインダユニット16のユニットランプ43を点灯させる。これにより、オペレータ又は保全担当者は、作業が必要なワインダユニット16を容易に特定して作業を行うことができる。
上述したように、メッセージの内容は管理装置80のユーザが(メッセージテキストボックス113で)自由に入力することができ、例えば、分析結果の補足説明、オペレータ等への作業の指示等とすることが考えられる。従って、単に分析グラフ画像121だけを送信する場合に比べて、管理装置80のユーザから柔軟でかつ充実した情報伝達を行うことができる。また、分析結果及びメッセージを複数の自動ワインダ60へ同時送信することができるため、多数の自動ワインダ60が設置された大規模な工場においても、管理装置80のユーザからの情報伝達を正確かつ効率的に行うことができる。
分析グラフ画像121及びメッセージ画像122を閲覧したオペレータ等は、メニューで「確認完了」を選択することにより、分析グラフ画像121及びメッセージ画像122の表示を終了させる。
なお、上記したとおり、管理装置80のユーザが入力したメッセージは管理装置80側で画像に変換され、自動ワインダ60(機台制御装置11)側では、画像に変換された形のメッセージ(メッセージ画像122)が表示される。従って、メッセージの多言語対応を行う場合でも、メッセージ文字列を描画するための各国言語のフォントデータは管理装置80側でだけ用意すれば済み、データ量が多くなりがちなフォントデータを個々の機台制御装置11に持たせる必要がなくなる。従って、機台制御装置11の構成を簡素にしつつ、様々な言語のメッセージをディスプレイ65に表示することができる。
なお、分析グラフ画像111及びメッセージ画像のデータを自動ワインダ60の機台制御装置11が受信したとしても、例えばオペレータ等が機台制御装置11を使って他の作業をしており、すぐには受信内容を見ることができない場合も考えられる。このときは、図5に示す画面において、オペレータ等はメニューから「後で見る」を選択することができる。この場合、ディスプレイ65は通常の画面表示に戻る。その後、オペレータ等が上記の受信内容を見ることが可能になった場合には、入力キー66により適宜の操作を行うことで、図6の画面を表示させることができる。
メッセージ状態管理部75は、メッセージ画像のデータを受信した時点で、当該メッセージの状態として「未読」を設定する。一方、図6のようにメッセージ画像122が表示された場合には、当該メッセージの状態として「既読」を設定する。これにより、メッセージがオペレータ等によって閲覧されたか否かを記録することができる。メッセージの既読/未読に関する記録(情報)は、LAN101を介して管理装置80に送信され、管理装置80のユーザが確認することができる。
なお、管理装置80は、上記のように分析グラフ画像111に付加した形でなく、メッセージを単独で送信することもできるようになっている。図7には、この場合に使用されるメッセージ送信確認ウインドウ110xが示されている。管理装置80のユーザは、メッセージ送信確認ウインドウ110xにおいて、送信したいメッセージの内容をメッセージテキストボックス113に入力し、必要に応じて対象ユニット点灯チェックボックス114にチェックマークを付けて、送信ボタン115をクリックする。これにより、分析グラフ画像111が含まれない状態で、メッセージを複数の自動ワインダ60(機台制御装置11)に一斉送信できるので、より柔軟で機動的な意思伝達が可能になる。
以上に説明したように、本実施形態の管理装置80は、通信部91と、稼動情報入力部92と、分析部94と、送信部95と、メッセージ入力部96と、を備える。通信部91は、自動ワインダ60の機台制御装置11と通信する。稼動情報入力部92は、自動ワインダ60の稼動情報を入力する。分析部94は、稼動情報入力部92から入力された稼動情報を分析する。送信部95は、分析部94による分析結果を通信部91によって機台制御装置11へ送信する。メッセージ入力部96は、メッセージを入力する。送信部95は、前記分析結果を機台制御装置11へ送信する場合、メッセージ入力部96で入力されたメッセージとともに当該分析結果を送信する。
これにより、管理装置80のユーザが、分析結果を管理装置80からそれぞれの自動ワインダ60の機台制御装置11に送信する場合に、当該管理装置80を操作することで、分析結果の補足説明、要求する作業、その他の伝達したい情報等をメッセージとして付加することができる。従って、自動ワインダ60のオペレータ等に対して、必要な情報を容易かつ確実に伝達できるので、分析結果に関する情報伝達を円滑にすることができる。
また、本実施形態の管理装置80において、稼動情報入力部92は、通信部91を介して自動ワインダ60の稼動情報を入力する。
これにより、管理装置80に対して稼動情報を簡単に入力させることができる。
また、本実施形態の管理装置80は、複数の機台制御装置11の上位管理装置として構成されている。
これにより、上位管理装置である管理装置80において自動ワインダ60の稼動情報を分析して、当該管理装置80がそれぞれの機台制御装置11に対して分析結果とともにメッセージを配信する合理的な構成を実現することができる。
また、本実施形態の管理装置80において、稼動情報入力部92は、前記稼動情報のほか、自動ワインダ60の設定情報を入力する。分析部94は、稼動情報及び設定情報を分析する。
これにより、より多面的な視点からの分析を実現することができる。
また、本実施形態の管理装置80において、送信部95は、通信部91を介して、自動ワインダ60の動作を指示する指令を機台制御装置11へ送信可能である。
これにより、分析結果及びメッセージを送信するだけでなく、送信先の自動ワインダ60に何らかの動作を行わせることができる。従って、例えば、自動ワインダ60のオペレータ等がメッセージに従って作業し易い状態を作り出すことができる。
なお、上記の実施形態において、自動ワインダ60の機台制御装置11は、メッセージを受信した場合には、特に指令がなくても、自動ワインダ60が備えるタワーランプ68を点灯又は点滅させるように構成されている。しかしながら、管理装置80が、分析結果を機台制御装置11に送信する際に、タワーランプ68を点灯又は点滅させるように指示する指令(報知指令)を付加して送信し、自動ワインダ60の機台制御装置11が、当該指令に基づいてタワーランプ68を点灯又は点滅させるように構成しても良い。
この場合、自動ワインダ60のオペレータ等に対して、分析結果を確認するようにタワーランプ68の点灯/点滅によって適切に促すことができる。
また、本実施形態の管理装置80は、メッセージ入力部96で入力された文字列のメッセージを画像に変換する画像変換部97を備える。送信部95は、画像変換部97によって画像に変換されたメッセージを機台制御装置11へ送信する。
これにより、メッセージの表示のために個々の機台制御装置11で文字列描画のためのフォントデータを用意する必要がないので、全体として簡素な構成を実現できる。
また、本実施形態の管理装置80は、分析結果が含まれない形で、メッセージ入力部96で入力されたメッセージを機台制御装置11に送信可能に構成されている。
これにより、分析結果なしでのメッセージの送信が可能になるので、より機動的な情報伝達が可能になる。
また、本実施形態において、自動ワインダ60に備えられる機台制御装置11は、通信部71と、送信部73と、受信部74と、ディスプレイ65と、を備える。通信部71は、管理装置80と通信する。送信部73は、通信部71を介して、自動ワインダ60の稼動情報を管理装置80へ送信する。受信部74は、通信部71を介して、稼動情報に関する分析結果を管理装置80から受信する。ディスプレイ65は、管理装置80から受信した分析結果を表示する。ディスプレイ65は、管理装置80から前記分析結果とともにメッセージを受信した場合に、当該メッセージを表示する。
これにより、分析結果を管理装置80から自動ワインダ60の機台制御装置11に送信する際に付加されたメッセージを、ディスプレイ65に表示することができる。従って、管理装置80のユーザが知らせたい情報を、自動ワインダ60のオペレータ等に対してメッセージの形で容易かつ確実に伝達できるので、分析結果に関する情報伝達を円滑にすることができる。
また、本実施形態の機台制御装置11において、分析結果及びメッセージは、情報を表示可能なディスプレイ65に表示される。
これにより、簡便な方法で、メッセージを自動ワインダ60のオペレータ等に対して伝達することができる。
また、本実施形態の機台制御装置11は、自動ワインダ60の動作を制御する動作制御部77を備える。動作制御部77は、自動ワインダ60の動作を指示する指令を管理装置80から受信した場合に、当該指令に応じて自動ワインダ60を動作させる。
これにより、メッセージをディスプレイ65に表示するだけでなく、指令に応じて自動ワインダ60に何らかの動作を行わせることができる。従って、例えば、自動ワインダ60のオペレータ等が管理装置80からのメッセージに従って作業し易い状態を作り出すことができる。
なお、本実施形態の機台制御装置11は、分析結果(及びメッセージ)を受信した場合には、特に指令がなくても、自動ワインダ60が備えるタワーランプ68を点灯又は点滅させるように構成されている。しかしながら、動作制御部77が、分析結果とともに、タワーランプ68を点灯又は点滅させる指令(報知指令)を管理装置80から受信した場合には、自動ワインダ60が備えるタワーランプ68を点灯又は点滅させるように構成することもできる。
この場合、自動ワインダ60のオペレータ等に対して、分析結果を確認するようにタワーランプ68によって適切に促すことができる。
また、本実施形態の機台制御装置11は、自動ワインダ60が備えるタワーランプ68の動作を制御するタワーランプ制御部76を備える。タワーランプ制御部76は、分析結果を受信した場合に、タワーランプ68を点灯又は点滅させる。
この構成によっても、自動ワインダ60のオペレータ等に対して、分析結果を確認するようにタワーランプ68によって適切に促すことができる。
また、本実施形態の機台制御装置11において、受信部74は、分析結果が含まれない形でメッセージを受信可能である。ディスプレイ65は、メッセージを受信した場合に、当該メッセージを表示する。
これにより、分析結果なしでメッセージを受信してディスプレイ65に表示することが可能になるので、より機動的な情報伝達が可能になる。
また、本実施形態の機台制御装置11は、メッセージが閲覧されたか否かに関する状態を少なくとも記憶可能なメッセージ状態管理部75を備える。
これにより、メッセージが自動ワインダ60のオペレータ等により閲覧されたか否かを調べることができるので、より確実な情報伝達が可能になる。
また、本実施形態の自動ワインダ管理システム100は、自動ワインダ60と、管理装置80と、を備える。自動ワインダ60は、機台制御装置11を有する。管理装置80は、自動ワインダ60を管理する。管理装置80は、通信部91と、稼動情報入力部92と、分析部94と、送信部95と、メッセージ入力部96と、を備える。通信部91は、機台制御装置11と通信する。稼動情報入力部92は、自動ワインダ60の稼動情報を入力する。分析部94は、稼動情報入力部92から入力された稼動情報を分析する。送信部95は、分析部94による分析結果を通信部91によって機台制御装置11へ送信する。メッセージ入力部96は、メッセージを入力する。自動ワインダ60の機台制御装置11は、通信部71と、受信部74と、ディスプレイ65と、を備える。通信部71は、管理装置80と通信する。受信部74は、通信部71を介して、稼動情報に関する分析結果を管理装置80から受信する。ディスプレイ65は、管理装置80から受信した分析結果を表示する。管理装置80の送信部95は、分析結果を機台制御装置11へ送信する場合、メッセージ入力部96で入力されたメッセージとともに当該分析結果を送信する。機台制御装置11のディスプレイ65は、管理装置80から分析結果とともにメッセージを受信した場合に、当該メッセージを表示する。
これにより、管理装置80のユーザが、分析結果を管理装置80からそれぞれの自動ワインダ60の機台制御装置11に送信する場合に、当該管理装置80を操作することで、任意の情報をメッセージとして前記分析結果に付加し、自動ワインダ60側で当該メッセージを表示させることができる。従って、自動ワインダ60のオペレータ等に対して、必要な情報を容易かつ確実に伝達できるので、分析結果に関する情報伝達を円滑にすることができる。
また、本実施形態の自動ワインダ管理システム100において、管理装置80は、稼動情報入力部92で入力された稼動情報を記憶する情報蓄積部93を備える。自動ワインダ60の機台制御装置11は、自機の稼動情報を記憶する情報記憶部72を備える。情報蓄積部93は、情報記憶部72よりも長期間分の稼動情報を記憶可能に構成されている。
これにより、それぞれの自動ワインダ60が備える情報記憶部72を大容量化しなくても、管理装置80側で、長期間分の稼動情報の分析結果を得ることができる。従って、自動ワインダ60側の構成を簡略化できる。
また、本実施形態においては、以下に示す稼動情報入力工程と、分析工程と、メッセージ入力工程と、送信工程と、出力工程と、を含む方法によって、自動ワインダ60が管理される。稼動情報入力工程では、自動ワインダ60の稼動情報を管理装置80に入力する。分析工程では、管理装置80において稼動情報を分析する。メッセージ入力工程では、管理装置80にメッセージを入力させる。送信工程では、管理装置80から、分析部94による分析結果を、メッセージとともに、自動ワインダ60が備える機台制御装置11へ通信により送信する。出力工程では、機台制御装置11において、分析結果とともにメッセージを出力する。
これにより、管理装置80のユーザが、分析結果を管理装置80からそれぞれの自動ワインダ60の機台制御装置11に送信する場合に、当該管理装置80を操作することで、任意の情報をメッセージとして前記分析結果に付加し、当該メッセージを機台制御装置11において出力させることができる。従って、自動ワインダ60のオペレータ等に対して、必要な情報を容易かつ確実に伝達できるので、分析結果に関する情報伝達を円滑にすることができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
自動ワインダ60の機台制御装置11と管理装置80とは、LAN101に限定されず、他の方式のネットワークを介して接続することができる。また、当該ネットワークは、有線のネットワークに限定されず、無線のネットワークであっても良い。
管理装置80が管理する自動ワインダ60の数は任意であって、1台であっても良いし、2台以上であっても良い。
管理装置80は、上記の実施形態ではデスクトップ型のパーソナルコンピュータとして構成されているが、これに限定されず、例えば持ち運びが容易なタブレット型のコンピュータとして構成されても良い。この場合、キーボード86の代わりにタッチパネルを用いてメッセージを入力するように構成することができる。
上記の実施形態において、管理装置80は、機台制御装置11とは別に設けられたコンピュータとして構成されている。しかしながらこれに限らず、複数の自動ワインダ60の機台制御装置11のうち1台の機台制御装置11が管理装置の機能を発揮するように変更することもできる。
メッセージは、管理装置80のユーザが指示したタイミングで送信される場合に限定されない。例えば、予め設定された時刻に、掃除の時間であることを伝えるメッセージを送信したり、勤務交代時間であることを伝えるメッセージを送信したりできるように構成することができる。また、所定の時間間隔毎にメッセージを送信できるように構成しても良い。
上記の実施形態において、メッセージ入力部96で入力されたメッセージは、画像に変換された形で管理装置80から自動ワインダ60(機台制御装置11)に送信されている。しかしながらこれに限定されず、メッセージが例えば文字列データの形で送信されても良い。
分析結果及びメッセージは、上記の実施形態のように全ての自動ワインダ60を対象として送信する場合に限定されず、例えば一部の自動ワインダ60のみを指定して送信できるように構成しても良い。
上記の実施形態において、自動ワインダ60の機台制御装置11は、分析結果とともにメッセージを受信した場合に、当該分析結果及びメッセージをディスプレイ65に表示するように構成されている。しかしながらこれに限定されず、例えば印刷部を備え、分析結果及びメッセージを用紙にプリントするように構成されても良い。
上記の実施形態において、自動ワインダ60(機台制御装置11)が受信した分析結果及びメッセージは、図6に示すように、ディスプレイ65に同時に表示されている。しかしながらこれに代えて、例えば入力キー66の適宜の操作により、分析結果(分析グラフ画像121)の表示と、メッセージ(メッセージ画像122)の表示と、を切り換えることが可能に構成されても良い。
分析結果やメッセージを受信したことを、タワーランプ68で視覚的に報知することに代えて、例えば、ブザーによって聴覚的に報知しても良い。
機台制御装置11が備えるメッセージ状態管理部75は、メッセージの既読/未読に限定されず、例えば、メッセージにおいて指示されていた作業をオペレータ等が完了したか否かに関する状態を記憶できるように構成することができる。
分析部94で分析することにより得られた結果は、画像(グラフ)の形で管理装置80から自動ワインダ60(機台制御装置11)に送信されるのではなく、例えばテキスト形式のデータで送信されても良い。テキスト形式のデータとしては、例えば、分析結果の数値をコンマ区切りで表現したCSV形式を挙げることができる。また、分析結果は、機台制御装置11のディスプレイ65でグラフとして表示される場合に限定されず、例えば数値の形で表示するようにしても良い。
自動ワインダ60の動作を指示するために管理装置80から送信される指令は、上記実施形態のようにメンテナンスが必要なワインダユニット16のユニットランプ43を点灯させる指令に限定されない。例えば、ユニットランプ43を点灯させる代わりに点滅させる指令や、給糸ボビン供給装置52からの給糸ボビン21の供給を停止させる指令、機台制御装置11の動作ログファイルの作成指令、機台制御装置11側での解析データ(ファイル)の作成指令等、状況に応じて様々な指令を送信することが考えられる。なお、機台制御装置11側で解析データを作成するために、管理装置80側で蓄積されたデータが必要になる場合は、機台制御装置11が管理装置80と通信して必要な情報を取得するように構成することもできる。
管理装置80が、例えばインターネットを介して繊維機械メーカーのサーバに接続されても良い。この場合、繊維機械メーカーからの連絡及び案内等のメッセージをサーバから管理装置80に受信して、当該メッセージを管理装置80からそれぞれの自動ワインダ60に配信するような運用も可能になる。
上記の実施形態では、ユニット制御部50は各ワインダユニット16につき1つずつ設けられている。しかしながらこれに代えて、複数(例えば4台)のワインダユニット16につき1つのユニット制御部50を設けて、1つのユニット制御部50が複数のワインダユニット16を制御するように構成しても良い。
上記した管理装置、管理システム及び管理方法は、自動ワインダ60に限定されず、他の繊維機械(例えば、紡績機)に適用することもできる。
11 機台制御装置(制御装置)
60 自動ワインダ(繊維機械)
65 ディスプレイ(出力部、表示部)
68 タワーランプ(報知部)
71 通信部(繊維機械側通信部)
72 情報記憶部(第2記憶部)
73 送信部
74 受信部
75 メッセージ状態管理部
76 タワーランプ制御部(報知制御部)
77 動作制御部
80 管理装置
91 通信部(管理装置側通信部)
92 稼動情報入力部
93 情報蓄積部(第1記憶部)
94 分析部
95 送信部
96 メッセージ入力部
100 自動ワインダ管理システム(繊維機械管理システム)

Claims (18)

  1. 繊維機械の制御装置と通信する通信部と、
    前記繊維機械の稼動情報を入力する稼動情報入力部と、
    前記稼動情報入力部から入力された前記稼動情報を分析する分析部と、
    前記分析部による分析結果を前記通信部によって前記制御装置へ送信する送信部と、
    メッセージを入力するメッセージ入力部と、
    を備え、
    前記送信部は、前記分析結果を前記制御装置へ送信する場合、前記メッセージ入力部で入力されたメッセージとともに当該分析結果を送信することを特徴とする管理装置。
  2. 請求項1に記載の管理装置であって、
    前記稼動情報入力部は、前記通信部を介して前記繊維機械の稼動情報を入力することを特徴とする管理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の管理装置であって、
    前記管理装置は、1又は複数の前記制御装置の上位管理装置であることを特徴とする管理装置。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載の管理装置であって、
    前記稼動情報入力部は、前記稼動情報と、前記繊維機械の設定情報と、を入力し、
    前記分析部は、前記稼動情報及び前記設定情報を分析することを特徴とする管理装置。
  5. 請求項1から4までの何れか一項に記載の管理装置であって、
    前記送信部は、前記通信部を介して、前記繊維機械の動作を指示する指令を前記制御装置へ送信可能であることを特徴とする管理装置。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載の管理装置であって、
    前記送信部は、前記分析結果を前記制御装置へ送信する場合、前記繊維機械の報知動作を指示する報知指令を付加して送信することを特徴とする管理装置。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に記載の管理装置であって、
    前記メッセージ入力部で入力された文字列のメッセージを画像に変換する画像変換部を備え、
    前記送信部は、前記画像変換部によって画像に変換されたメッセージを前記制御装置へ送信することを特徴とする管理装置。
  8. 請求項1から7までの何れか一項に記載の管理装置であって、
    前記送信部は、前記分析結果が含まれない形で、前記メッセージ入力部で入力されたメッセージを前記制御装置へ送信可能であることを特徴とする管理装置。
  9. 繊維機械に備えられる制御装置であって、
    管理装置と通信する通信部と、
    前記通信部を介して、前記繊維機械の稼動情報を前記管理装置へ送信する送信部と、
    前記通信部を介して、前記稼動情報に関する分析結果を前記管理装置から受信する受信部と、
    前記管理装置から受信した前記分析結果を出力する出力部と、
    を備え、
    前記出力部は、前記管理装置から前記分析結果とともにメッセージを受信した場合に、当該メッセージを出力することを特徴とする制御装置。
  10. 請求項9に記載の制御装置であって、
    前記出力部は、情報を表示可能な表示部であることを特徴とする制御装置。
  11. 請求項9又は10に記載の制御装置であって、
    前記繊維機械の動作を制御する動作制御部を備え、
    前記動作制御部は、前記繊維機械の動作を指示する指令を前記管理装置から受信した場合に、当該指令に応じて前記繊維機械を動作させることを特徴とする制御装置。
  12. 請求項11に記載の制御装置であって、
    前記動作制御部は、前記分析結果とともに報知指令を前記管理装置から受信した場合に、前記繊維機械が備える報知部を動作させることを特徴とする制御装置。
  13. 請求項9又は10に記載の制御装置であって、
    前記繊維機械が備える報知部の動作を制御する報知制御部を備え、
    前記報知制御部は、前記分析結果を前記管理装置から受信した場合に、前記報知部を動作させることを特徴とする制御装置。
  14. 請求項9から13までの何れか一項に記載の制御装置であって、
    前記受信部は、前記分析結果が含まれない形で前記メッセージを受信可能であり、
    前記出力部は、前記メッセージを受信した場合に、当該メッセージを出力することを特徴とする制御装置。
  15. 請求項9から14までの何れか一項に記載の制御装置であって、
    前記メッセージが閲覧されたか否かに関する状態を少なくとも記憶可能なメッセージ状態管理部を備えることを特徴とする制御装置。
  16. 制御装置を有する繊維機械と、
    前記繊維機械を管理する管理装置と、
    を備える繊維機械管理システムであって、
    前記管理装置は、
    前記制御装置と通信する管理装置側通信部と、
    前記繊維機械の稼動情報を入力する稼動情報入力部と、
    前記稼動情報入力部から入力された前記稼動情報を分析する分析部と、
    前記分析部による分析結果を前記管理装置側通信部によって前記制御装置へ送信する送信部と、
    メッセージを入力するメッセージ入力部と、
    を備え、
    前記繊維機械の制御装置は、
    前記管理装置と通信する繊維機械側通信部と、
    前記繊維機械側通信部を介して、前記稼動情報に関する分析結果を前記管理装置から受信する受信部と、
    前記管理装置から受信した前記分析結果を出力する出力部と、
    を備え、
    前記管理装置の前記送信部は、前記分析結果を前記制御装置へ送信する場合、前記メッセージ入力部で入力されたメッセージとともに当該分析結果を送信し、
    前記制御装置の前記出力部は、前記管理装置から前記分析結果とともに前記メッセージを受信した場合に、当該メッセージを出力することを特徴とする繊維機械管理システム。
  17. 請求項16に記載の繊維機械管理システムであって、
    前記管理装置は、前記稼動情報入力部で入力された稼動情報を記憶する第1記憶部を備え、
    前記繊維機械の制御装置は、自機の稼動情報を記憶する第2記憶部を備え、
    前記第1記憶部は、前記第2記憶部よりも長期間分の前記稼動情報を記憶可能に構成されていることを特徴とする繊維機械管理システム。
  18. 繊維機械の管理方法であって、
    前記繊維機械の稼動情報を管理装置に入力する稼動情報入力工程と、
    前記管理装置において前記稼動情報を分析する分析工程と、
    前記管理装置にメッセージを入力させるメッセージ入力工程と、
    前記管理装置から、前記分析工程での分析結果を、前記メッセージとともに、前記繊維機械が備える制御装置へ通信により送信する送信工程と、
    前記制御装置において、前記分析結果とともに前記メッセージを出力する出力工程と、
    を含むことを特徴とする繊維機械の管理方法。
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