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JP2015524616A - ウェハを試験するための設備 - Google Patents

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Abstract

本発明は、1つの基板6の複数の電気接点上に押圧される複数の試験端子8を有する1つの走査ヘッド7によって複数の集積回路を試験するための設備に関する。当該試験端子が、1つの基板6、例えば、複数の集積回路を有する1つのウェハ、の複数の電気接点上に押圧される。当該設備は、前記走査ヘッド7が固定されている1つのフレーム1と、前記基板6を収容するための1つの基板キャリア5とを有する。少なくとも1つの磁気要素が、力を発生させる。前記複数の試験端子8が、前記力によって前記集積回路の前記電気接点上に押圧される。この場合、少なくとも3つの磁石アクチュエータ10が使用される。それぞれ1つの距離センサ11が、これらの磁石アクチュエータ10に付設されていて、これらの磁石アクチュエータ10が、前記基板キャリア5の周りに配置されている結果、前記磁石アクチュエータ10と前記フレーム1との間の距離、すなわち前記基板キャリア5と前記走査ヘッド7との間の距離が調整可能である。

Description

本発明は、テスタとも呼ばれる、ウェハを試験するための設備に関する。1つのウェハ上の複数の集積回路が、別々に分離されて独立したケース内に梱包される前に、これらの集積回路は、当該テスタによって既に試験されてある。
テスタの典型的な構造が、米国特許第6906546号明細書に記載されていて、図1に概略的に示されている。ウェハ6が、基板キャリア5上に存在する。試験すべき集積回路に適合された交換可能な走査ヘッド7が、当該テスタのフレーム1に固定されている。この走査ヘッド7は、その弾性試験端子8によって当該ウェハの電気接点(すなわち、後にボンディングワイヤが集積回路に固定される、当該集積回路のいわゆるボンディングパッド)に接触し、且つ当該集積回路を試験するための電子機器に接続されている。基板キャリア5が、Zθステージ4上に配置されている。この基板キャリア5が、Z方向に試験端子8に向かって移動され、このZ方向を中心にして回転され得る。このZθステージ4が、交差された2つの直線軸2,3上に配置されている。この基板キャリア5が、これらの軸ステージ2,3によってX方向とY方向とに移動され得る。
当該2つの直線軸2,3と当該Zθステージ4の回転軸とによって、ウェハ6が、走査ヘッド7に対して調整される。次いで、このウェハが、このZθステージによって試験端子8上に押圧され、試験プログラムが開始される。
この場合、個々の試験端子8の弾性力は弱い。しかし、非常の多数の当該試験端子が、同時に使用されるので、ウェハ6を走査ヘッド7に対して押圧しなければならない力が、数千ニュートンの範囲内にし得る。図1によるテスタでは、押圧ループ9によって示されているように、走査ヘッド1とウェハ6との間のこの高い力は、フレーム1と直線軸2,3とZθステージ4とを介して、試験ヘッド7によって、基板キャリア5上に伝達されなければならない。それ故に、全てのこれらの要素が、当該力に対抗できるように、これらの要素は設計されなければならない。これに応じて、当該個々の要素は、大きく且つ重く構成せざるを得ない。
X方向とY方向との可動性を得るため、図1に示されている設備とは違う設備も可能である。すなわち、米国特許第5760564号明細書に記載されている交差された直線軸のようなガントリー型の機構、又は米国特許第6531793号明細書に図示されている平面モータが適する。基板キャリアが、当該基板キャリアの平面に対して平行に存在する独立した2つの直線方向に、走査ヘッドに対して可動であることが重要である。
米国特許第7656174号明細書には、走査ヘッドとウェハとの間の力を真空によって又は磁気要素(電磁石)によって発生させることが既に提唱されている。こうして、試験端子を電気接点に対して押圧するための力が、基板キャリアと走査ヘッドとの間に直接に作用する。当該大きい力を有する負荷が、テスタのフレームとその他の構成要素とに印加されず、当該フレームとその他の構成要素とが、より軽く且つより小さく構成され得る。
ムーアの法則にしたがって増々高密度に集積され、より微細な構造で製造される次世代の集積回路に対しては、試験が増々面倒になる。増々より増大し且つより小さくなる電気接点を増々より微細になる試験端子に接触させることは、集積回路の製造の場合だけではなくて、試験の場合でも、より正確なプロセス制御の要求を増大させる。
米国特許第6906546号明細書 米国特許第5760564号明細書 米国特許第6531793号明細書 米国特許第7656174号明細書
本発明の課題は、非常に良好なプロセス制御を集積回路の試験時に可能にする、集積回路を試験するための設備を提供することにある。
この課題は、請求項1に記載の特徴を有する設備によって解決される。当該装置の好適な詳細は、請求項1に従属する請求項に記載されている。
本発明は、試験端子を有する走査ヘッドによって集積回路を試験するための設備に関する。試験端子が、基板、例えば、集積回路を有するウェハ上に押圧される。当該設備は、走査ヘッドが固定されているフレームと、基板を収容するための基板キャリアとを有する。電磁石が、当該押圧力を発生させる。試験端子が、当該押圧力によって集積回路の電気端子上に押圧される。この場合、少なくとも3つの磁石アクチュエータが使用される。それぞれ1つの距離センサが、これらの磁石アクチュエータに付設されていて、これらの磁石アクチュエータが、基板キャリアの周りに配置されている。その結果、磁石アクチュエータとフレームとの間の距離、すなわち基板キャリアと走査ヘッドとの間の距離が、コントローラによって調整可能である。
当該少なくとも3つの磁石アクチュエータによって及ぼされる押圧力が、走査ヘッド(又は走査ヘッドが固定されているフレーム)と基板キャリアとの間に直接に作用する。この場合、磁気回路が、機械的な間隙を調整する。複数の弾性試験端子も、この間隙内に存在する。これらの試験端子のばね定数と、走査ヘッドと基板との間の距離とが、押圧力を決定する。この押圧力は、テスタのその他の機械要素に負荷を印加しない。
走査ヘッドと基板キャリアとの間の距離の非常に均一な調整が、3つ又はそれより多い磁石アクチュエータを使用することによって可能である。基板内の又は試験すべき集積回路内の不均一な距離のバラツキを引き起こす様々な影響が、制御技術的に補正され得る。
すなわち、その都度の基板が、その中央付近で走査されるか又はその縁部で走査されるかに応じて、基板キャリアに印加される負荷が、非常に異なる。したがって、押圧力が、中央に印加されない場合には、基板キャリアが傾きやすい。当該傾きは、3つ又はそれより多い磁石アクチュエータを適切に制御することによって補正制御され得る。
さらに、負荷が、Zθステージの機械要素と直線軸方向の機械要素とに印加され得ない。したがって、テスタが、明らかにより軽く構成され得る。すなわち、押圧力が、このZθステージに印加されないで、走査ヘッドの近くの、基板を有する基板キャリアだけに印加され、必要ならば、当該可動部材の重力が補正される。このため、比較的小さい押圧力だけが、当該基板キャリアの大きい移動範囲(数センチメートル)にわたって必要である。この場合には、磁石アクチュエータが、この移動範囲(数十ミリメートル)の、実際の試験のために重要な、ボンディングパッドと試験端子とが接触される部分に対して押圧力を印加する。したがって、負荷が、当該基板キャリアの下側にあるこのキャリア基板を位置決めするための機械要素に印加されない。
これにより、当該可動質量が、全体的に軽くなり、位置決めが、より速く且つより正確になり、テスタの設置場所から床に伝達される信号が減少される。さらに、機械歪みが、垂直のZ方向の当該減少した押圧力によって回避される。これにより、基板の位置決めが、水平なX−Y方向においてさらに正確になる。
以下に、本発明のその他の利点及び詳細を図面に基づく好適な実施の形態から説明する。
従来の技術により集積回路を試験するための設備を示す。 集積回路を試験するための本発明の設備を側面から示す。 図2の設備を上側から示す。 集積回路を試験するための設備の磁石アクチュエータを制御するための装置を示す。
図1は、従来の技術により集積回路を試験するための設備を示し、冒頭で既に説明したものである。
図2は、集積回路を試験するための本発明の設備を示す。当該設備では、図1で既に説明した構成要素が、同一の符号で記されている。この実施の形態では、複数の磁石アクチュエータ10が、新たに追加される必要がある。これらの磁石アクチュエータ10は、離間して基板キャリア5の周りに配置されている。基板キャリア5とフレーム1又はこのフレームに固定された走査ヘッド7との間の距離を調整できるようにするため、1つの距離センサ11が、各磁石アクチュエータ10に付設されている。これらの距離センサ11は、特に電磁誘導式距離センサとして構成されている。しかし、例えば、静電容量効果又は光学効果に基づくその他のセンサも使用される。
各磁石アクチュエータ10は、1つ又は複数のコイルが巻き付けられているE型鉄心から構成される。当該コイルに通電する電流が、この鉄心を透過する磁束を形成する。この場合、磁気回路が、フレーム1の複数の強磁性領域を経由して閉じられるように、この鉄心の複数の解放脚部が、これらの強磁性領域に並列されている。磁石の引力が、磁石アクチュエータ10とフレーム1の強磁性領域との間に発生する。当該引力は、磁石アクチュエータ10とフレーム1との間の空隙を狭めようとする。磁気抵抗力とも呼ばれるこの力は、試験端子8の弾性力に逆らうように調整されていて、押圧力を発生させる。走査ヘッド7の試験端子8が、この押圧力によって試験すべき基板6の電気接点上に押圧される。
F=K*i/dが、当該押圧力の大きさに対して近似的に成立する。この場合、iは、コイルに通電する電流であり、dは、空隙の大きさであり、Kは、単位Nm/Aを有する定数である。すなわち、当該押圧力は、電流の二乗に比例し、空隙の大きさの二乗に反比例する。当該磁石アクチュエータの有効領域は、約1mmである。何故なら、その磁力が、当該有効領域外では非常に小さくなるからである。
好適な実施の形態では、コイルが、E型鉄心の3つの解放脚部のうちの中央の解放脚部に巻き付けられる。このコイルは、外側の2つの脚部までの中間空間を占有する。このとき、同様な磁束密度を各脚部内で得るため、コイルで巻き付けられた中央の脚部は、外側の2つの脚部の約2倍の幅でなければならない。さらに、当該中央の脚部は、永久磁石を担持する。この永久磁石は、静止位置で重力を或る程度まで補正するか又はさらには押圧力の一部も請け負う。したがって、全押圧力が、可変なコイル電流によって(上方と下方との)両垂直方向に作用され得る。さらに、必要な最大電流が、この永久磁石によって減少する。その結果、熱負荷が低下する。
図2では、押圧力を発生させるための押圧ループ9が、図1に示された設備より遥かに小さいことを明瞭に認識することができる。X軸ステージ2、Y軸ステージ3及びZθステージ4が、この押圧力によって負荷を印加されない。フレーム1も、狭い領域内だけでこの押圧力に対抗すれば済む。
図3には、図2のテスタの幾つかの構成要素が、上側から示されている。交差された直線軸2,3及びこれらの軸ステージ2,3上に配置された基板キャリア5が認識される。付設されたそれぞれ1つの距離センサ11が、基板キャリア5の周りに規則的な角度間隔で示されている。1つの実施の形態では、(実線で示された)3つの当該磁石アクチュエータ10が、120°の間隔で配置されている。別の実施の形態では、規則定期な配置にある隣接した2つの磁石アクチュエータ間の距離が、60°であるように、(破線で示された)さらに3つの当該磁石アクチュエータ10が追加されて配置されている。
距離センサ11と一緒に3つ又はそれより多い当該磁石アクチュエータ10を使用することには、基板キャリア5が、Z方向に調整可能であるだけではなくて、X方向とY方向とを中心にして(特定の範囲内で)傾倒され得るという利点がある。当該傾倒は、各磁石アクチュエータ10で距離測定することによって適切に調整され得る。したがって、基板6が、全ての6つの自由度で位置決め可能である。当該方向X及びYが、直線軸2,3によって調整される。Z方向及びrZ回転(すなわち、Z軸を中心にした回転)の予めの位置決めが、Zθステージ4によって調整される。Z方向(すなわち、押圧力)並びに(X軸及びY軸を中心とした)rX傾倒及びrY傾倒の細かい位置決めが、ウェハの試験中に磁石アクチュエータ10を適切に制御することによって調整される。システム内に存在する弾性が十分でない場合、基板キャリア5を傾倒させるために必要な可動性が、適切な継手(例えば、板ばね)によって保証され得る。
個々の磁石アクチュエータ10が、基板キャリア5の極端な位置で(すなわち、ウェハの縁領域の試験時に)フレーム1の強磁性領域にもはや対向しない結果、押圧力を発生し得ないときに、3つより多い磁石アクチュエータ10の使用が必要になり得る。
図4は、磁石アクチュエータ10を制御するためのコントローラ12を示す。このコントローラは、SISO(単入力単出力)コントローラとして構成され得る。このコントローラでは、一対の固有のPIDコントローラが、各センサ/アクチュエータに対して存在する。したがって、自由度より多いセンサ/アクチュエータ対を制御する必要があるときは、確かに1つの構成では不都合がある。この場合には、MIMO(他入力他出力)制御が好ましい。このMIMO制御では、最初に、全てのセンサ11の信号が、座標Z,rX及びrYに変換(センサ変換)され、これらの信号がそれぞれ、1つのPIDコントローラに供給される。その結果、1つのPIDが、各自由度に対して必ず存在する。次いで、これらのコントローラの出力が、磁石アクチュエータ10に対する制御信号に変換(アクチュエータ変換)される。これらの変換のための計算上の労力が増大するにもかかわらず、MIMOコントローラは有益である。何故なら、当該MIMOコントローラは、より良好な結果を提供するからである。
このコントローラ12に対して重要な対象は、押圧力F_refに対する目標値であるか、又は(試験端子8の弾性力と弾性経路との間の線形関係に起因して)同じことを意味する、基板キャリア5と走査ヘッド7との間の距離に対する目標値である。これらの2つの目標値は、同等に使用することができ、定数だけが相違する。さらに、2つの自由度rX及びrYを調整できるようにするため、傾倒rX_ref又はrY_refがプリセットされ得る。多くの使用態様では、これらの対象は、零になる。零とは違う対象に対する使用態様は、くさび形基板を考慮したものであり得る。したがって、基板6が、くさび形を成すにもかかわらず、全ての試験端子が、同一の圧縮力、すなわち同一の押圧力を得る。
さらに、距離センサ11の距離測定値が、コントローラ12に供給される。次いで、このコントローラ12は、プリセット値rX_ref,rY_ref,F_refから複数の磁石アクチュエータ10内の電流に対する目標値を計算する。これらの目標値は、複数の増幅器13に出力される。これらの増幅器13は、これらの磁石アクチュエータ10内のこれらの電流を調整する。
距離又は押圧力をプリセットする代わりに、負荷が、Zθステージ4にZ軸方向に印加されないように又は僅かしか印加されないように、磁石アクチュエータ10が制御されてもよい。このため、当該Zθステージ4のZ軸方向に対する最大電流が、コントローラ12にプリセットされる。その結果、負荷が、このZθステージ4にZ軸方向に印加されず、実際の押圧力(の少なくとも大部分)が、当該磁石アクチュエータ10によって発生される。このとき、ウェハ6と走査ヘッド7との間の距離が、従来の技術のように、Zθステージ4の制御回路によってプリセットされる。
一般には、前後して試験されなければならない多数の同一の集積回路が、ウェハ6上に存在する。それ故に、当該ウェハは、X方向及びY方向に常に繰り返し新たに位置決めされなければならず、したがってステップごとに試験されなければならない。この場合、当該ウェハの縁部に沿った領域が試験されるときに、基板キャリア5が、高い押圧力によって傾くおそれがある。確かに、当該基板キャリア5の傾きは、コントローラ12によってプリセット値rX_ref=rY_ref=0になるように制御されるものの、若干の制御時間が、当該制御に対して必要である。この制御時間を短縮するため、すなわち試験の工程を加速させるため、当該発生する傾きが、フィードフォワード制御され得る。コントローラ12が、試験すべき実際の位置を認識するので、このコントローラ12は、当該傾斜力を補正するために必要な、磁石アクチュエータ10内の電流を計算し、フィードフォワード値として電流制御回路内で考慮に入れ得る。したがって、コントローラ12は、フィードフォワード制御部を有する。このフィードフォワード制御部は、磁石アクチュエータ10の制御時に、走査ヘッド7に対する基板キャリア5のX−Y位置に応じた、当該個々の磁石アクチュエータ10上に対する押圧力の分布を考慮に入れる。したがって、このコントローラ12は、現実の電流と偏差とだけを補正し、実際に確定した結果を補正しない。
1 フレーム
2 X軸ステージ
3 Y軸ステージ
4 Zθステージ
5 基板キャリア
6 基板
7 走査ヘッド
8 試験端子
9 押圧ループ
10 磁石アクチュエータ
11 距離センサ
12 コントローラ
13 増幅器

Claims (10)

  1. 1つの基板(6)の複数の電気接点上に押圧される複数の試験端子(8)を有する1つの走査ヘッド(7)によって複数の集積回路を試験するための設備であって、
    当該設備は、前記走査ヘッド(7)が固定されている1つのフレーム(1)と、前記基板(6)を収容するための1つの基板キャリア(5)と、力を発生させるための1つの磁気要素とを有し、前記複数の試験端子(8)が、前記力によって前記集積回路の前記電気接点上に押圧される当該設備において、
    少なくとも3つの磁石アクチュエータ(10)が設けられていて、それぞれ1つの距離センサ(11)が、これらの磁石アクチュエータ(10)に付設されていて、これらの磁石アクチュエータ(10)が、前記基板キャリア(5)の周りに配置されている結果、前記磁石アクチュエータ(10)と前記フレーム(1)との間の距離、すなわち前記基板キャリア(5)と前記走査ヘッド(7)との間の距離が調整可能であることを特徴とする設備。
  2. 前記基板キャリア(5)は、この基板キャリア(5)の平面に対して平行に存在する独立した2つの直線方向(X,Y)に、前記走査ヘッド(7)に対して可動であることを特徴とする請求項1に記載の設備。
  3. 前記基板キャリア(5)は、駆動される第1直線軸(2)によって前記フレーム(1)に対して第1方向(X)に移動可能であること、及び
    第2直線軸(3)が、この第1直線軸(2)上に且つこの第1直線軸(2)に対して直角に配置されていて、前記基板キャリア(5)が、この第2直線軸(3)によって第2方向(Y)に移動可能に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の設備。
  4. 前記基板キャリア(5)は、1つのZθステージ(4)上に配置されていて、前記基板が、このZθステージ(4)によって、前記第1方向(X)と前記第2方向(Y)とに対して直角に直立している第3方向(Z)に可動であり、且つこの第3方向(Z)を中心にして回転可能であることを特徴とする請求項2又は3に記載の設備。
  5. 所定の1つの押圧力(F_ref)又は所定の1つの、前記基板キャリア(5)と前記走査ヘッド(7)との間の距離が、前記磁石アクチュエータ(10)を制御するための1つのコントローラ(12)にプリセット可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の設備。
  6. 前記Zθステージ(4)のZ軸に対する最大電流が、前記コントローラ(12)にプリセット可能であることを特徴とする請求項4又は5に記載の設備。
  7. 前記第1方向(X)又は前記第2方向(Y)を中心とした前記基板キャリア(5)の傾きが、前記コントローラ(12)によって調整可能であることを特徴とする請求項5又は6に記載の設備。
  8. 前記コントローラ(12)は、フィードフォワード制御部を有し、このフィードフォワード制御部が、前記磁石アクチュエータ(10)の制御時に、前記走査ヘッド(7)に対する前記基板キャリア(5)の位置に応じた、個々の前記磁石アクチュエータ(10)上に対する押圧力の分布を考慮に入れることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の設備。
  9. 複数の前記磁石アクチュエータ(10)が、1つの磁気回路を構成し、この磁気回路が、前記基板キャリア(5)と前記フレーム(1)の複数の強磁性領域との間の空隙を介して閉じられている結果、前記複数の試験端子(8)の弾性力に逆らうように作用する磁気抵抗力が発生することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の設備。
  10. 前記複数の磁石アクチュエータ(10)は、E型鉄心から構成されていて、当該E型鉄心の複数の脚部が、前記フレーム(1)の前記複数の強磁性領域に対向されていて、少なくとも1つのコイルが、これらの脚部に巻き付けられていることを特徴とする請求項9に記載の設備。
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