JP2015501236A

JP2015501236A - 生分解性パネル

Info

Publication number: JP2015501236A
Application number: JP2014536971A
Authority: JP
Inventors: ミンイ; ユヌナム; シヨンイ; グンスチョン
Original assignee: LG Hausys Ltd
Current assignee: LX Hausys Ltd
Priority date: 2012-09-21
Filing date: 2012-09-21
Publication date: 2015-01-15
Also published as: US20140370253A1; US9388581B2; CN103826848A; WO2014046321A1

Abstract

本発明は、パネルに関するものであり、より詳しくは、パネル層及び前記パネル層上部に形成される印刷層を含み、前記パネル層はＰＬＡ樹脂を含むものであり、環境にやさしい生分解性パネルに関する。【選択図】図１

Description

本発明は、パネルに関するものであり、より詳しくは、パネル層及び前記パネル層上部に形成される印刷層を含み、前記パネル層はＰＬＡ樹脂を含むものであり、環境にやさしい生分解性パネルに関する。

ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）等の石油系樹脂を用いたシートは、住宅、マンション、アパート、オフィス又は店舗等の建築物に広く用いられている。

前記のようなシートは、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）等の樹脂を使用してＴ−ｄｉｅ押出又はカレンダリング方式等で製造される。ところが、その原料が限定された資源である原油等から全量得られるため、石油の資源枯渇等によって、今後、原材料の需給困難等の問題が発生すると予想されている。

また、近年高くなっている環境問題に対する関心を考慮しても、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）系シートは有害物質を排出し易く、廃棄時にも環境に負担を与えるという問題点がある。

本発明の目的は、ＰＬＡ樹脂を使用することによりパネルを構成する各層の原料物質の需給問題を解決でき、環境にやさしいパネルを提供することにある。

特に、木粉、繊維を補強剤とし、ＰＬＡ樹脂を含むパネル層を有することにより環境にやさしく、寸法安定性に優れた生分解性パネルを提供するという点に本発明の目的がある。

前記目的を達成するための本発明の一実施例にかかる生分解性パネルは、パネル層、前記パネル層上部に形成される印刷層を含み、前記パネル層はＰＬＡ樹脂を含むことを特徴とする。

前記目的を達成するための本発明の他の一実施例にかかる生分解性パネルは、基材層、前記基材層上部に形成されるパネル層、前記パネル層上部に形成される印刷層を含み、前記パネル層はＰＬＡ樹脂を含むことを特徴とする。

前記目的を達成するための本発明の他の一実施例にかかる生分解性パネルは、基材層、前記基材層上部に形成されるパネル層、前記パネル層上部に形成される印刷層、前記印刷層上部に形成される透明層を含み、前記パネル層及び透明層の一つ以上は、ＰＬＡ樹脂を含むことを特徴とする。

本発明にかかる生分解性パネルは、一般的に使用するＰＶＣの代わりに、植物資源基盤のＰＬＡ樹脂を使用することにより、石油の資源枯渇による原材料需給問題を解決できる。

また、本発明にかかる生分解性パネルは、製造時にＣＯ_２等の環境有害物質の排出が少なく、廃棄が容易である。

また、本発明にかかる生分解性パネルは、建築物の壁資材、建築内蔵材等、多様な面で使用できる。

本発明にかかる生分解性パネルの実施例を示す断面図である。本発明にかかる生分解性パネルの実施例を示す断面図である。本発明にかかる生分解性パネルの実施例を示す断面図である。

本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図面と併せて詳しく後述する実施例を参照すると明確になると考える。しかし、本発明は以下で開示する実施例に限定されるのではなく、相違する多様な形態で具現でき、但し本実施例は本発明の開示が完全になるようにし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供するものであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるだけである。明細書全体に亘り同一参照符号は同一構成要素を指す。

以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例にかかる生分解性パネルについて詳しく説明する。

図１〜図３は、本発明の実施例にかかる生分解性シートを示す断面図である。

図１に示したように、本発明による生分解性パネルは、下から、パネル層１１０及び印刷層１２０を含む。このとき、前記パネル層１１０はＰＬＡ樹脂を含む。

本発明による生分解性パネルは、図２に示したように、パネル層１１０の下部に基材層１３０をさらに含むことができる。このとき、パネル層１１０はＰＬＡ樹脂を含む。

本発明による生分解性パネルは、図３に示したように、図２の生分解性パネルの印刷層１２０の上部に透明層１４０をさらに含むことができる。このとき、パネル層１１０及び透明層１４０の一つ以上は、ＰＬＡ樹脂を含む。

ＰＬＡ樹脂は、ラクチド又は乳酸の熱可塑性ポリエステルであり、製造例を挙げると、トウモロコシ、ジャガイモ等から抽出したでん粉を発酵させて製造される乳酸を重合させて製造できる。前記のトウモロコシ、ジャガイモ等は、いくらでも再生可能な植物資源のため、これらから確保できるＰＬＡ樹脂は石油の資源枯渇による問題に効果的に対処できる。

また、ＰＬＡ樹脂は、使用又は廃棄過程におけるＣＯ_２等の環境有害物質の排出量が、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）等の石油基盤素材に比べて遥かに少なく、廃棄時にも自然環境下で容易に分解され得る環境にやさしい特性を有する。

ＰＬＡ樹脂は、結晶質ＰＬＡ（ｃ−ＰＬＡ）樹脂と非晶質ＰＬＡ（ａ−ＰＬＡ）樹脂に分けられる。このとき、結晶質ＰＬＡ樹脂は可塑剤がパネル表面に浮いてくるブリーディング（ｂｌｅｅｄｉｎｇ）現象が発生し得るため、非晶質ＰＬＡ樹脂を用いることが好ましい。非晶質ＰＬＡ樹脂を用いる場合、ブリーディング現象を防ぐために必須的に添加されていた相溶化剤が添加されなくてもよいという長所がある。非晶質ＰＬＡ樹脂を用いる場合、ＰＬＡ樹脂は１００％非晶質ＰＬＡ樹脂を用いることが最も好ましく、必要に応じて結晶質と非晶質が共存するＰＬＡ樹脂を用いることができる。

本発明で使用する「ＰＬＡ樹脂」という用語は、ゾル形態のもの、バイオ樹脂がブレンドされたもの、合成樹脂がブレンドされたもののいずれか一つ以上を指す。

先ず、本発明の生分解性パネルは、ゾル形態のＰＬＡ樹脂を用いることができるが、ゾル形態のＰＬＡ樹脂は揮発性ソルベントにＰＬＡ樹脂を添加して作られたＰＬＡ溶液に可塑剤を添加し、その後、乾燥過程によって揮発性ソルベントを除去することにより製造したり、ペレット又は粉末形態のＰＬＡ樹脂に可塑剤を添加することにより製造することもできる。

また、本発明の生分解性パネルは、ＰＬＡ樹脂とバイオ樹脂がブレンドされた樹脂を用いることができるが、ここで前記バイオ樹脂は、生分解性を有するものであれば制限がないが、特にセルロース（Ｃｅｌｌｕｌｏｓｅ）、キチン（Ｃｈｉｔｉｎ）、スターチ（Ｓｔａｒｃｈ）、ＰＨＡ（ＰｏｌｙＨｙｄｒｏｘｙｌＡｌｋａｎｏａｔｅ）、ＰＨＢＶ（ＰｏｌｙＨｙｄｒｏｘｙＢｕｔｙｒａｔｅＶａｌｅｒａｔｅ）、ＰＶＡ（ＰｏｌｙＶｉｎｙｌＡｌｃｏｈｏｌ）、ＰＧＡ（ＰｏｌｙＧｌｙｃｏｌｉｃＡｃｉｄ）、ＰＢＳ（ＰｏｌｙＢｕｔｙｌｅｎｅＳｕｃｃｉｎａｔｅ）、ＰＢＳＡ（ＰｏｌｙＢｕｔｙｌｅｎｅａｄｉｐａｔｅ−ｃｏ−ＢｕｔｙｌｅｎｅＳｕｃｃｉｎａｔｅ）、ＰＢＡＴ（ＰｏｌｙＢｕｔｙｌｅｎｅＡｄｉｐａｔｅＴｅｒｅｐｈｔｈａｌａｔｅ）、ＰＣＬ（ＰｏｌｙＣａｐｒｏＬａｃｔｏｎｅ）、ポリ（エステル−アミド）（Ｐｏｌｙ（Ｅｓｔｅｒ−Ａｍｉｄｅ））及びポリ（エステル−ウレタン）（Ｐｏｌｙ（Ｅｓｔｅｒ−Ｕｒｅｔｈａｎｅ））から選ばれる一つ以上の樹脂であることが、ＰＬＡ樹脂との相溶性、生分解性の面で好ましい。

前記ＰＬＡ樹脂とバイオ樹脂がブレンドされた樹脂は、ＰＬＡ樹脂１００重量部に対してバイオ樹脂１０重量部ないし７０重量部含むことが好ましい。バイオ樹脂が１０重量部未満だとブレンドの効果を期待し難く、７０重量部を超えると他の添加剤との相溶性が問題になり得る。

また、本発明の生分解性パネルは、ＰＬＡ樹脂と合成樹脂がブレンドされた樹脂を用いることができるが、ここで前記合成樹脂は、ＰＶＣ（ｐｏｌｙｖｉｎｙｌｃｈｌｏｒｉｄｅ）、ＰＥＧ（ｐｏｌｙｅｔｈｙｌｅｎｅｇｌｙｃｏｌ）、ＥＶＡ（ｅｔｈｙｌｅｎｅｖｉｎｙｌａｃｅｔａｔｅ）、ＴＰＥ（ｔｈｅｒｍｏｐｌａｓｔｉｃｅｌａｓｔｏｍｅｒ）、ＴＰＵ（ｔｈｅｒｍｏｐｌａｓｔｉｃｐｏｌｙｕｒｅｔｈａｎｅ）、ＴＰＳ（ｔｈｅｒｍｏｐｌａｓｔｉｃｓｔａｒｃｈ）、ＥＮＲ（ｅｐｏｘｉｄｉｚｅｄｎａｔｕｒａｌｒｕｂｂｅｒ）、アイオノマー（Ｉｏｎｏｍｅｒ）、ＳＢＳ（ｓｔｙｒｅｎｅｂｕｔａｄｉｅｎｅｓｔｙｒｅｎ）、ＮＢＲ（ｎｉｔｒｉｌｅｂｕｔａｄｉｅｎｅｒｕｂｂｅｒ）、ＳＥＢＳ（ｓｔｙｒｅｎｅｅｔｈｙｌｅｎｅｂｕｔｙｌｅｎｅｓｓｔｙｒｅｎｅ）、アクリレート（ａｃｒｙｌａｔｅ）、ＡＢＳ（ａｃｒｙｌｏｎｉｔｒｉｌｅｂｕｔａｄｉｅｎｅｓｔｙｒｅｎｅ）、相溶化剤を含む変性ポリオレフィン（ｐｏｌｙｏｌｅｆｉｎｍｏｄｉｆｉｅｄｗｉｔｈｃｏｍｐａｔｉｂｉｌｉｚｅｒ）、ＰＵ（ｐｏｌｙｕｒｅｔｈａｎｅ）、ポリアミド、ポリエステルから選ばれる一つ以上の樹脂であることが、ＰＬＡ樹脂との相溶性、生分解性の面で好ましい。

前記ＰＬＡ樹脂と合成樹脂がブレンドされた樹脂は、ＰＬＡ樹脂１００重量部に対して合成樹脂１０重量部ないし７０重量部含むことが好ましい。合成樹脂が１０重量部未満だとブレンドの効果を期待し難く、７０重量部を超えると他の添加剤との相溶性が問題になり得、意図した生分解効果を得難い。

本発明のパネルを構成するＰＬＡ樹脂には、可塑剤、加工助剤が添加され得る。

前記可塑剤は、特に非フタル酸系可塑剤を使用することが好ましいが、非フタル酸系可塑剤は環境にやさしく、ＰＬＡ樹脂を軟化して熱可塑性を増大させることにより、高温で成形加工を容易にする。このような非フタル酸系可塑剤として、クエン酸、クエン酸エステル、エポキシ化植物油、脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール、ポリエチレンプロピレングリコール、グリセロールエステル中、各層の物性に適したものを選択して使用することが好ましい。

前記非フタル酸系可塑剤は、透明層１４０に含まれるが、ＰＬＡ樹脂１００重量部に対して５重量部ないし５０重量部の割合で使用することが好ましい。

各層の可塑剤の含量が前記数値範囲未満だとＰＬＡ樹脂の硬度が高くなり加工性が低下し得、５０重量部を超えると他成分との相溶性が低下して物性が劣化し得る。

前記加工助剤は、溶融強度補強の役割をするものであり、ＰＬＡ樹脂はそれ自体では溶融強度または耐熱性が弱いため、加工助剤を添加することが好ましい。

このような加工助剤として、アクリル系共重合体、エポキシ系共重合体、ウレタン系共重合体、ポリオレフィン系共重合体を使用することが好ましい。これにより、ＰＬＡ樹脂の溶融強度を補完してカレンダリング加工のような加工を容易にする。

前記加工助剤は、透明層１４０に含まれるが、ＰＬＡ樹脂１００重量部に対して０．１重量部ないし２０重量部の割合で使用することが好ましい。

各層の加工助剤の含量が前記数値範囲未満だとＰＬＡ樹脂の溶融効率及び溶融強度改善の効率向上が不十分で、前記数値範囲を超えると製造コストが上昇し、パネルの各層を構成する他物質との相溶性問題等により各層の全体的な物性が低下し得る。

本発明は、生分解性パネルを構成するＰＬＡ樹脂には、滑剤、添加剤等が１種以上さらに添加できる。

前記滑剤は、ＰＬＡ樹脂のカレンダリング等の加工過程で、樹脂がカレンダーロール又はプレスにくっ付くことを防ぐために添加する。

このような滑剤は、ステアリン酸、ワックス、炭化水素、シリコン等、使用に制限がないが、本発明では特に環境にやさしい高級脂肪酸を使用することが好ましく、その例として炭素数１８の飽和高級脂肪酸であるステアリン酸を提示できる。

前記滑剤は、透明層１４０に含まれ得るが、ＰＬＡ樹脂１００重量部に対して０．１重量部ないし８重量部の割合で使用することが好ましい。

滑剤の含量が、ＰＬＡ樹脂１００重量部対比０．１重量部未満だと滑剤の使用効果を得ることができなく、ＰＬＡ樹脂１００重量部対比８重量部を超えるとＰＬＡ樹脂の耐衝撃性、耐熱性、光沢度等を劣化させ得る。

前記添加剤としては、架橋剤、耐加水分解剤、補強剤等を含むことができる。

前記架橋剤は、鎖延長を通じた分子量を増加させ、引張強度、耐熱性等を向上させる役割をする。

このような架橋剤は、ジイソシアネート、エポキシグループ共重合体、ヒドロキシカルボン酸化合物等を用いることができるが、必ずしもこれに限定されるのではない。

前記架橋剤は、パネル層１１０及び透明層１４０に共に含まれ得、パネル層１１０はＰＬＡ樹脂１００重量部対比０．１重量部ないし５．０重量部の割合で使用することが好ましく、透明層１４０の場合はＰＬＡ樹脂１００重量部対比０．０１重量部ないし１０重量部の割合で使用することが好ましい。

架橋剤の含量が前記範囲未満だと耐熱性が低下する問題があり、前記範囲を超えると柔軟性が低下する問題が発生する恐れがある。

前記耐加水分解剤は、ＰＬＡ樹脂が加水分解されて耐衝撃性等の機械的物性が低下することを防ぐ役割をする。

このような耐加水分解剤は、カルボジイミド、オキサゾリン等、通常、耐加水分解剤として用いられるものであれば制限なく用いることができる。

前記耐加水分解剤は、透明層１４０に含まれ得、ＰＬＡ樹脂１００重量部対比０．０１重量部ないし１０重量部の割合で使用することが好ましい。

耐加水分解剤の含量が前記範囲未満だと加工時に湿気による加水分解の問題があり、前記範囲を超えると成形加工性が低下するだけでなく、高価なため製造コストが大幅に上昇し得る。

前記補強剤は、パネル層１１０に含まれ得、補強剤の種類は特に制限がないが、木粉、紙、繊維の一つ以上を含むことが好ましい。

補強剤は、パネル層全体重量対比１．０重量部ないし１０．０重量部の割合で使用することが好ましい。前記範囲未満だとパネル強度の問題があり、前記範囲を超えるとパネルが曲がる問題がある。

以下では、先ず図１ないし図３に示したパネル層１１０、印刷層１２０、基材層１３０及び透明層１４０に対してそれぞれ説明する。

本発明においてパネル層１１０は、パネルの最も基本になる層であり、上部の印刷層１２０を支持する。

本発明においてパネル層１１０は、パネルの美観効果を付与するのは勿論、基材の役割をし、生分解性ＰＬＡ樹脂を含むことにより親環境性を有する。

前記パネル層１１０は、上述のＰＬＡ樹脂を用いることができ、ＰＬＡ樹脂にはさらに、補強剤、架橋剤等が単独或いは２種以上添加できる。それぞれの組成比は上述の通りである。

このようなパネル層１１０は、公知の射出或いはプレス工法によって形成できるが、前記方式に限定されるのではない。

本発明においてパネル層１１０上部に形成される印刷層１２０は、パネルに多様な模様及び／又は色を付与して、美観効果をより改善できる。このとき、印刷層１２０を形成する方法は特に限定されなく、例えば、グラビア印刷、転写印刷、デジタル印刷又はロータリー印刷等の公知の印刷方法を用いて形成できる。

また、インクジェット印刷等の公知の実写印刷方法を用いて、より事実的な美観効果を付与することもできる。

本発明の生分解性パネルは、図２に見られるように、パネル層１１０の下部に基材層１３０をさらに形成できるが、前記基材層１３０は、本発明が属する技術分野で公知の一般的な基材を制限なく使用でき、例えば、模造紙、不織布、綿織物等を挙げることができるが、これに限定されるのではない。

模造紙はパルプで構成され、不織布はパルプとポリエステルの複合構成を有する。

基材層を構成する模造紙、不織布、綿織物等の秤量は、８０ｇ／ｍ^２ないし２００ｇ／ｍ^２であることが好ましい。基材層の秤量が、８０ｇ／ｍ^２未満だと施工又は使用の過程でパネルの破れ等の損傷が発生する恐れがあり、２００ｇ／ｍ^２を超えると基材が重たくなり、隙間及びカール現象が発生し施工が困難になる。

本発明の生分解性パネルは、図３に見られるように、印刷層１２０の上部に透明層１４０をさらに形成できる。

本発明の透明層１４０は、印刷層１２０上に形成されてパネルの耐久性を向上させ、印刷層１３０上部面に形成された模様等を保護する役割をする。

前記透明層１３０は、上述の可塑剤、加工助剤を含有するＰＬＡ樹脂を用いることができ、ＰＬＡ樹脂にはさらに、架橋剤、耐加水分解剤等が単独で或いは２種以上添加できる。それぞれの組成比は、上述の通りである。

実施例及び比較例によるパネルの製造

以下では、本発明の好ましい実施例によるパネルの製造例及び比較例による製造例を提示する。但し、これは本発明の好ましい例示として提示するものであり、如何なる意味でもこれによって本発明が制限されると解釈してはならない。

ここに記載していない内容は、本技術分野の熟練者であれば十分に技術的に類推できるもののため、その説明は省略する。

実施例

各層の製造方法

１．基材層
パルプ７０％、ポリエステル３０％からなる不織布を準備して基材層を設けた。

２．パネル層の形成
ＰＬＡ樹脂１００重量部に対して、木粉１０重量部、架橋剤５重量部を混合した後、公知の射出方式によってパネル層を形成した。

３．印刷層の形成
水性インク顔料及び油性インク顔料を印刷度数別に混合し、転写印刷方式を用いて樹脂層上部に印刷模様を形成した。

４．透明層の形成
ＰＬＡ樹脂１００重量部に対して、クエン酸５０重量部、アクリル系共重合体１０重量部、ステアリン酸８重量部、架橋剤５重量部を混合してペーストを作った後、印刷層の上部にコーティングした。

実施例１ないし５

層構造は、下記表１のように採択して基材層、パネル層、印刷層、透明層の順に積層することにより、実施例１ないし５の生分解性パネルを製造した。

特に、バイオ樹脂とブレンドしたり、合成樹脂とブレンドしたＰＬＡ樹脂を使用した実施例２、３は、下記表１に示し、その組成比も併せて示した。

比較例
パルプ１００％からなる原紙を準備して基材層を設け、ＰＶＣ樹脂を含むペーストを前記基材層上部にコーティング、乾燥することにより、市販されているＰＶＣシルクパネルを製造した。

評価

前記実施例１ないし５及び比較例によるパネルを下記表２の項目に対して評価し対比した。

カール性は、水槽に試片を浸漬した後と、８０℃のオーブンに放置した後のカールの程度を指すものであり、基準は±０．３５ｍｍ未満は良好（○）、±０．３５ｍｍ以上は険悪（×）で評価した。

透湿度は、製品に湿気が移動する量であり、１７５ｇ／ｍ^２・２４ｈｒ以上は良好（○）、１７５ｇ／ｍ^２・２４ｈｒ未満は険悪（×）で評価した。

日光堅牢度は、ＫＳＭ７３０５基準で４以上だと良好（○）、４未満は険悪（×）で評価した。

親環境性は、ＴＶＯＣ（揮発性有機化合物）とＨＣＨＯ（ホルムアルデヒド）放出量の程度を指すもので、ＴＶＯＣ０．１ｍｇ／ｍ^２・ｈ未満でＨＣＨＯ０．０１５ｍｇ／ｍ^２・ｈ未満だと良好（○）、ＴＶＯＣ０．０９ｍｇ／ｍ^２・ｈないし０．１２ｍｇ／ｍ^２・ｈ或いはＨＣＨＯ０．０１３ｍｇ／ｍ^２・ｈないし０．０１７ｍｇ／ｍ^２・ｈの場合は普通（△）、０．１ｍｇ／ｍ^２・ｈ以上でＨＣＨＯ０．０１５ｍｇ／ｍ^２・ｈ以上は険悪（×）で評価した。

前記評価結果に鑑みると、本発明による生分解性パネルは、寸法安定性、透湿度、日光堅牢度が既存のＰＶＣパネルを代替できる程に非常に優れることが分かり、ＴＶＯＣ（総揮発性有機化合物）の量もＰＶＣに比べて著しく少なかったため、親環境性に優れることが分かる。

以上、添付の図面を参照して本発明の実施例を説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、相違する多様な形態で製造でき、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想や必須的な特徴を変更せずに他の具体的な形態で実施できるということを理解できると考える。そのため、以上で記述した実施例は、全ての面において例示的なものであり、限定的ではないことを理解しなければならない。

Claims

パネル層；及び
前記パネル層上部に形成される印刷層；を含み、
前記パネル層はＰＬＡ樹脂を含むことを特徴とする生分解性パネル。
基材層；
前記基材層上部に形成されるパネル層；及び
前記パネル層上部に形成される印刷層；を含み、
前記パネル層はＰＬＡ樹脂を含むことを特徴とする生分解性パネル。
前記ＰＬＡ樹脂は、ゾル形態を用いることを特徴とする請求項１又は２に記載の生分解性パネル。
前記パネル層は、ＰＬＡ樹脂及びバイオ樹脂がブレンドされた樹脂を含むことを特徴とする請求項１又は２に記載の生分解性パネル。
前記バイオ樹脂は、セルロース（Ｃｅｌｌｕｌｏｓｅ）、キチン（Ｃｈｉｔｉｎ）、スターチ（Ｓｔａｒｃｈ）、ＰＨＡ（ＰｏｌｙＨｙｄｒｏｘｙｌＡｌｋａｎｏａｔｅ）、ＰＨＢＶ（ＰｏｌｙＨｙｄｒｏｘｙＢｕｔｙｒａｔｅＶａｌｅｒａｔｅ）、ＰＶＡ（ＰｏｌｙＶｉｎｙｌＡｌｃｏｈｏｌ）、ＰＧＡ（ＰｏｌｙＧｌｙｃｏｌｉｃＡｃｉｄ）、ＰＢＳ（ＰｏｌｙＢｕｔｙｌｅｎｅＳｕｃｃｉｎａｔｅ）、ＰＢＳＡ（ＰｏｌｙＢｕｔｙｌｅｎｅａｄｉｐａｔｅ−ｃｏ−ＢｕｔｙｌｅｎｅＳｕｃｃｉｎａｔｅ）、ＰＢＡＴ（ＰｏｌｙＢｕｔｙｌｅｎｅＡｄｉｐａｔｅＴｅｒｅｐｈｔｈａｌａｔｅ）、ＰＣＬ（ＰｏｌｙＣａｐｒｏＬａｃｔｏｎｅ）、ポリ（エステル−アミド）（Ｐｏｌｙ（Ｅｓｔｅｒ−Ａｍｉｄｅ））及びポリ（エステル−ウレタン）（Ｐｏｌｙ（Ｅｓｔｅｒ−Ｕｒｅｔｈａｎｅ））から選ばれる一つ以上の樹脂であることを特徴とする請求項４に記載の生分解性パネル。
前記パネル層は、ＰＬＡ樹脂及び合成樹脂がブレンドされた樹脂を含むことを特徴とする請求項１又は２に記載の生分解性パネル。
前記合成樹脂は、ＰＶＣ（ｐｏｌｙｖｉｎｙｌｃｈｌｏｒｉｄｅ）、ＰＥＧ（ｐｏｌｙｅｔｈｙｌｅｎｅｇｌｙｃｏｌ）、ＥＶＡ（ｅｔｈｙｌｅｎｅｖｉｎｙｌａｃｅｔａｔｅ）、ＴＰＥ（ｔｈｅｒｍｏｐｌａｓｔｉｃｅｌａｓｔｏｍｅｒ）、ＴＰＵ（ｔｈｅｒｍｏｐｌａｓｔｉｃｐｏｌｙｕｒｅｔｈａｎｅ）、ＴＰＳ（ｔｈｅｒｍｏｐｌａｓｔｉｃｓｔａｒｃｈ）、ＥＮＲ（ｅｐｏｘｉｄｉｚｅｄｎａｔｕｒａｌｒｕｂｂｅｒ）、アイオノマー（Ｉｏｎｏｍｅｒ）、ＳＢＳ（ｓｔｙｒｅｎｅｂｕｔａｄｉｅｎｅｓｔｙｒｅｎ）、ＮＢＲ（ｎｉｔｒｉｌｅｂｕｔａｄｉｅｎｅｒｕｂｂｅｒ）、ＳＥＢＳ（ｓｔｙｒｅｎｅｅｔｈｙｌｅｎｅｂｕｔｙｌｅｎｅｓｓｔｙｒｅｎｅ）、アクリレート（ａｃｒｙｌａｔｅ）、ＡＢＳ（ａｃｒｙｌｏｎｉｔｒｉｌｅｂｕｔａｄｉｅｎｅｓｔｙｒｅｎｅ）、相溶化剤を含む変性ポリオレフィン（ｐｏｌｙｏｌｅｆｉｎｍｏｄｉｆｉｅｄｗｉｔｈｃｏｍｐａｔｉｂｉｌｉｚｅｒ）、ＰＵ（ｐｏｌｙｕｒｅｔｈａｎｅ）、ポリアミド、ポリエステルから選ばれる一つ以上の樹脂であることを特徴とする請求項６に記載の生分解性パネル。
前記パネル層は、補強剤、架橋剤の一つ以上をさらに含むことを特徴とする請求項１又は２に記載の生分解性パネル。
前記補強剤は、木粉、繊維の一つ以上を含むことを特徴とする請求項８に記載の生分解性パネル。
前記パネル層は、ＰＬＡ樹脂１００重量部対比、補強剤１．０重量部ないし１０．０重量部、架橋剤０．１重量部ないし５重量部を含むことを特徴とする請求項１又は２に記載の生分解性パネル。
基材層；
前記基材層上部に形成されるパネル層；
前記パネル層上部に形成される印刷層；及び
前記印刷層上部に形成される透明層；を含み、
前記パネル層及び透明層の一つ以上はＰＬＡ樹脂を含むことを特徴とする生分解性パネル。
前記ＰＬＡ樹脂は、ゾル形態を用いることを特徴とする請求項１１に記載の生分解性パネル。
前記パネル層及び透明層の一つ以上は、ＰＬＡ樹脂及びバイオ樹脂がブレンドされた樹脂を含むことを特徴とする請求項１１に記載の生分解性パネル。
前記バイオ樹脂は、セルロース（Ｃｅｌｌｕｌｏｓｅ）、キチン（Ｃｈｉｔｉｎ）、スターチ（Ｓｔａｒｃｈ）、ＰＨＡ（ＰｏｌｙＨｙｄｒｏｘｙｌＡｌｋａｎｏａｔｅ）、ＰＨＢＶ（ＰｏｌｙＨｙｄｒｏｘｙＢｕｔｙｒａｔｅＶａｌｅｒａｔｅ）、ＰＶＡ（ＰｏｌｙＶｉｎｙｌＡｌｃｏｈｏｌ）、ＰＧＡ（ＰｏｌｙＧｌｙｃｏｌｉｃＡｃｉｄ）、ＰＢＳ（ＰｏｌｙＢｕｔｙｌｅｎｅＳｕｃｃｉｎａｔｅ）、ＰＢＳＡ（ＰｏｌｙＢｕｔｙｌｅｎｅａｄｉｐａｔｅ−ｃｏ−ＢｕｔｙｌｅｎｅＳｕｃｃｉｎａｔｅ）、ＰＢＡＴ（ＰｏｌｙＢｕｔｙｌｅｎｅＡｄｉｐａｔｅＴｅｒｅｐｈｔｈａｌａｔｅ）、ＰＣＬ（ＰｏｌｙＣａｐｒｏＬａｃｔｏｎｅ）、ポリ（エステル−アミド）（Ｐｏｌｙ（Ｅｓｔｅｒ−Ａｍｉｄｅ））及びポリ（エステル−ウレタン）（Ｐｏｌｙ（Ｅｓｔｅｒ−Ｕｒｅｔｈａｎｅ））から選ばれる一つ以上の樹脂であることを特徴とする請求項１３に記載の生分解性パネル。
前記パネル層及び透明層の一つ以上は、ＰＬＡ樹脂及び合成樹脂がブレンドされた樹脂を含むことを特徴とする請求項１１に記載の生分解性パネル。
前記合成樹脂は、ＰＶＣ（ｐｏｌｙｖｉｎｙｌｃｈｌｏｒｉｄｅ）、ＰＥＧ（ｐｏｌｙｅｔｈｙｌｅｎｅｇｌｙｃｏｌ）、ＥＶＡ（ｅｔｈｙｌｅｎｅｖｉｎｙｌａｃｅｔａｔｅ）、ＴＰＥ（ｔｈｅｒｍｏｐｌａｓｔｉｃｅｌａｓｔｏｍｅｒ）、ＴＰＵ（ｔｈｅｒｍｏｐｌａｓｔｉｃｐｏｌｙｕｒｅｔｈａｎｅ）、ＴＰＳ（ｔｈｅｒｍｏｐｌａｓｔｉｃｓｔａｒｃｈ）、ＥＮＲ（ｅｐｏｘｉｄｉｚｅｄｎａｔｕｒａｌｒｕｂｂｅｒ）、アイオノマー（Ｉｏｎｏｍｅｒ）、ＳＢＳ（ｓｔｙｒｅｎｅｂｕｔａｄｉｅｎｅｓｔｙｒｅｎ）、ＮＢＲ（ｎｉｔｒｉｌｅｂｕｔａｄｉｅｎｅｒｕｂｂｅｒ）、ＳＥＢＳ（ｓｔｙｒｅｎｅｅｔｈｙｌｅｎｅｂｕｔｙｌｅｎｅｓｓｔｙｒｅｎｅ）、アクリレート（ａｃｒｙｌａｔｅ）、ＡＢＳ（ａｃｒｙｌｏｎｉｔｒｉｌｅｂｕｔａｄｉｅｎｅｓｔｙｒｅｎｅ）、相溶化剤を含む変性ポリオレフィン（ｐｏｌｙｏｌｅｆｉｎｍｏｄｉｆｉｅｄｗｉｔｈｃｏｍｐａｔｉｂｉｌｉｚｅｒ）、ＰＵ（ｐｏｌｙｕｒｅｔｈａｎｅ）から選ばれる一つ以上の樹脂であることを特徴とする請求項１５に記載の生分解性パネル。
前記パネル層は、補強剤、架橋剤の一つ以上をさらに含むことを特徴とする請求項１１に記載の生分解性パネル。
前記補強剤は、木粉、繊維の一つ以上を含むことを特徴とする請求項１７に記載の生分解性パネル。
前記パネル層は、ＰＬＡ樹脂１００重量部対比、補強剤１．０重量部ないし１０．０重量部、架橋剤０．１重量部ないし５重量部を含むことを特徴とする請求項１１に記載の生分解性パネル。
前記透明層は、可塑剤、加工助剤の一つ以上をさらに含むことを特徴とする請求項１１に記載の生分解性パネル。
前記透明層は、ＰＬＡ樹脂１００重量部に対して、可塑剤５重量部ないし５０重量部及び加工助剤０．１重量部ないし２０重量部を含むことを特徴とする請求項１１に記載の生分解性パネル。
前記透明層は、滑剤、架橋剤、耐加水分解剤の一つ以上をさらに含むことを特徴とする請求項１１に記載の生分解性パネル。
前記透明層は、ＰＬＡ樹脂１００重量部に対して、滑剤０．１重量部ないし８重量部、架橋剤０．０１重量部ないし１０重量部、耐加水分解剤０．０１重量部ないし１０重量部を含むことを特徴とする請求項１１に記載の生分解性パネル。