JP2015211080A - Method for manufacturing semiconductor device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、半導体装置の製造方法に関する。 The present invention relates to a method for manufacturing a semiconductor device.
従来から、半導体ウエハを個片化するダイシング工程では、回転ブレードで半導体ウエハを削って切断するブレードダイシング法が採用されている。 Conventionally, in a dicing process for dividing a semiconductor wafer into pieces, a blade dicing method is used in which the semiconductor wafer is cut and cut with a rotating blade.
最近は、ウエハマウントした半導体ウエハにレーザー加工を施して半導体ウエハの内部に脆弱層を形成し、次いでダイシングテープをエキスパンドすることによって半導体ウエハを割断する(引きちぎる)方法や、脆弱層が形成された半導体ウエハをウエハマウントし、次いでダイシングテープをエキスパンドすることによって半導体ウエハを割断する方法が採用されるようになってきている(例えば、特許文献1参照)。これらの方法はステルスダイシング(登録商標)と呼ばれることがある。ステルスダイシングにおいてダイシング・ダイボンドフィルムを使用する場合、ダイボンドフィルムを割断する必要がある。このため、容易に割断できるダイシング・ダイボンドフィルムが望まれる。 Recently, a laser processing is performed on a semiconductor wafer mounted on a wafer to form a fragile layer inside the semiconductor wafer, and then a method of cleaving the semiconductor wafer by expanding a dicing tape, or a fragile layer is formed. A method of cleaving a semiconductor wafer by mounting the semiconductor wafer and then expanding a dicing tape has been adopted (for example, see Patent Document 1). These methods are sometimes referred to as stealth dicing. When using a dicing die-bonding film in stealth dicing, it is necessary to cleave the die-bonding film. For this reason, a dicing die-bonding film that can be easily cleaved is desired.
ステルスダイシングでは、図10に示すように、ダイシングテープ201をエキスパンドすることにより、ダイボンドフィルム及び半導体ウエハを分断して、ダイボンド用チップ202を形成する。図11に示すように、エキスパンド中、ダイボンド用チップ202と接しない非接触区画201dは伸びている。
In stealth dicing, as shown in FIG. 10, by expanding a
しかしながら、特許文献1では、引張変形時に降伏点を示さないダイシングテープを使用する。このため、エキスパンドを解いた後は非接触区画201dが縮み、ダイボンド用チップ202同士が接触することがある。ダイボンド用チップ202同士の接触は、ピックアップ不良の原因となる。
However, in
本発明は前記課題を解決し、エキスパンドを解いた後にダイボンド用チップ同士の間隔が狭まることを防止することが可能で、ダイボンド用チップ同士の接触を防止できる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。 The present invention solves the above problems, and provides a method for manufacturing a semiconductor device capable of preventing a gap between die bonding chips from being narrowed after unrolling an expand and preventing contact between die bonding chips. Objective.
本発明は、ダイシングテープ及びダイシングテープ上に配置されたダイボンドフィルムを備えるダイシング・ダイボンドフィルム、並びにダイボンドフィルム上に配置された半導体ウエハを備える積層体のダイシングテープをエキスパンドすることにより、ダイボンドフィルム及び半導体ウエハを分断して、半導体チップ及び半導体チップ上に配置されたダイボンド剤を備えるダイボンド用チップを形成する工程を含む半導体装置の製造方法に関する。ダイボンド用チップを形成する工程では、少なくともダイシングテープが降伏するまでダイシングテープをエキスパンドする。 The present invention relates to a dicing film and a semiconductor by expanding a dicing die-bonding film including a dicing tape and a die-bonding film disposed on the dicing tape, and a dicing tape of a laminate including a semiconductor wafer disposed on the die-bonding film. The present invention relates to a method of manufacturing a semiconductor device including a step of dividing a wafer to form a die bonding chip including a semiconductor chip and a die bonding agent disposed on the semiconductor chip. In the step of forming the die bonding chip, the dicing tape is expanded at least until the dicing tape yields.
本発明では、ダイシングテープを降伏させることにより、ダイシングテープがエキスパンド前の形状に戻ることを防止する。したがって、エキスパンドを解いた後にダイボンド用チップ同士の間隔が狭まることを防止することが可能で、ダイボンド用チップ同士の接触を防止できる。 In the present invention, the dicing tape is prevented from returning to the shape before expansion by yielding the dicing tape. Therefore, it is possible to prevent the distance between the die bonding chips from being narrowed after the expansion is unwound, and contact between the die bonding chips can be prevented.
本発明はまた、ダイシングテープ及びダイシングテープ上に配置されたダイボンドフィルムを備えるダイシング・ダイボンドフィルム、並びにダイボンドフィルム上に配置された半導体ウエハを備える積層体のダイシングテープをエキスパンドする工程を含む半導体装置の製造方法に関する。ダイシングテープをエキスパンドする工程は、ダイシングテープをエキスパンドすることにより、ダイボンドフィルム及び半導体ウエハを分断して、半導体チップ及び半導体チップ上に配置されたダイボンド剤を備えるダイボンド用チップを形成するステップと、ダイシングテープをさらにエキスパンドすることにより、ダイシングテープを降伏させるステップとを含む。 The present invention also provides a dicing tape including a dicing tape including a dicing tape and a die bonding film disposed on the dicing tape, and a step of expanding a dicing tape of a laminate including a semiconductor wafer disposed on the die bonding film. It relates to a manufacturing method. The step of expanding the dicing tape includes a step of dividing the die bonding film and the semiconductor wafer by expanding the dicing tape to form a die bonding chip including a semiconductor chip and a die bonding agent disposed on the semiconductor chip, and dicing Yielding the dicing tape by further expanding the tape.
本発明では、ダイシングテープを降伏させることにより、ダイシングテープがエキスパンド前の形状に戻ることを防止する。したがって、エキスパンドを解いた後にダイボンド用チップ同士の間隔が狭まることを防止することが可能で、ダイボンド用チップ同士の接触を防止できる。 In the present invention, the dicing tape is prevented from returning to the shape before expansion by yielding the dicing tape. Therefore, it is possible to prevent the distance between the die bonding chips from being narrowed after the expansion is unwound, and contact between the die bonding chips can be prevented.
本発明によれば、エキスパンドを解いた後にダイボンド用チップ同士の間隔が狭まることを防止することが可能で、ダイボンド用チップ同士の接触を防止できる半導体装置の製造方法を提供できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, it is possible to prevent the space | interval of die-bonding chips from becoming narrow after unwinding an expand, and can provide the manufacturing method of the semiconductor device which can prevent contact between die-bonding chips.
以下に実施形態を掲げ、本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。 The present invention will be described in detail below with reference to embodiments, but the present invention is not limited only to these embodiments.
[実施形態1]
(ダイシング・ダイボンドフィルム10)
図1に示すように、ダイシング・ダイボンドフィルム10は、ダイシングテープ1及びダイシングテープ1上に配置されたダイボンドフィルム3を備える。ダイシングテープ1は、基材11及び基材11上に配置された粘着剤層12を備える。ダイボンドフィルム3は、粘着剤層12上に配置されている。
[Embodiment 1]
(Dicing die bond film 10)
As shown in FIG. 1, a dicing
ダイシングテープ1において、ダイボンドフィルム3と接した積層部(以下、積層領域ともいう)1aは、熱収縮性を持つ。つまり、積層部1aは加熱されることにより、収縮する。
In the
ダイシングテープ1において、積層部1aの周辺に配置された周辺部(以下、周辺領域ともいう)1bも、熱収縮性を持つ。つまり、周辺部1bは加熱されることにより、収縮する。なお、周辺部1bはダイボンドフィルム3と接していない。
In the
ダイシングテープ1は、−15℃で伸ばしたときに伸び率1%〜200%に降伏点を持つことが好ましい。すなわち、ダイシングテープ1は、−15℃で1%〜200%伸ばしたときに降伏することが好ましい。ダイシングテープ1が降伏点を持つことにより、ダイシングテープ1がエキスパンド前の形状に戻ることを防止することが可能で、ダイボンド用チップ同士の間隔を維持できる。
The
ダイシングテープ1は、−15℃で1%以上伸ばしたときに降伏することがより好ましい。ダイシングテープ1は、−15℃で100%以下伸ばしたときに降伏することがより好ましい。
It is more preferable that the
ダイシングテープ1は、23℃で伸ばしたときに伸び率1%〜200%に降伏点を持つことが好ましい。すなわち、ダイシングテープ1は、23℃で1%〜200%伸ばしたときに降伏することが好ましい。
The
ダイシングテープ1が所定の伸び率に降伏点を持つかどうかは、実施例に記載の方法で判断できる。
Whether the
ダイシングテープ1の23℃における破断伸び率は、好ましくは500%以上である。500%以上であると、エキスパンド量を大きくすることが可能で、半導体ウエハを容易に分断できる。破断伸び率が小さいと、エキスパンドによりダイシングテープ1が破れることがある。一方、ダイシングテープ1の23℃における破断伸び率の上限は特に限定されず、例えば3000%以下である。
The breaking elongation at 23 ° C. of the
ダイシングテープ1は、200%に伸ばした状態で、130℃〜160℃で5分放置した後に破れないことが好ましい。これにより、周辺部1bを加熱するときの加熱温度を高く設定できる。
It is preferable that the
基材11としては、−15℃で伸ばしたときに伸び率1%〜200%に降伏点を持つフィルムを使用することが好ましい。また、熱収縮性も持つフィルムを使用することが好ましい。基材11としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリウレタンフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルムなどが挙げられる。
As the
基材11としては、無延伸フィルム、一軸延伸フィルム、二軸延伸フィルムなどを使用できるが、容易にエキスパンドできなければダイボンドフィルム3を分割できないという理由から、無延伸フィルムが好ましい。
As the
基材11の表面は、隣接する層との密着性、保持性などを高める為、慣用の表面処理、例えば、クロム酸処理、オゾン暴露、火炎暴露、高圧電撃暴露、イオン化放射線処理などの化学的又は物理的処理、下塗剤(例えば、後述する粘着物質)によるコーティング処理を施すことができる。
The surface of the
基材11の厚さは、特に制限されず適宜に決定できる。基材11の厚さは、好ましくは25μm以上、より好ましくは30μm以上である。基材11の厚さは、好ましくは200μm以下、より好ましくは150μm以下である。
The thickness of the
粘着剤層12の形成に用いる粘着剤としては特に制限されず、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤などの一般的な感圧性接着剤を用いることができる。感圧性接着剤としては、半導体ウエハやガラスなどの汚染をきらう電子部品の超純水やアルコールなどの有機溶剤による清浄洗浄性などの点から、アクリル系ポリマーをベースポリマーとするアクリル系粘着剤が好ましい。
It does not restrict | limit especially as an adhesive used for formation of the
アクリル系ポリマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸アルキルエステル(例えば、メチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、イソプロピルエステル、ブチルエステル、イソブチルエステル、s−ブチルエステル、t−ブチルエステル、ペンチルエステル、イソペンチルエステル、ヘキシルエステル、ヘプチルエステル、オクチルエステル、2−エチルヘキシルエステル、イソオクチルエステル、ノニルエステル、デシルエステル、イソデシルエステル、ウンデシルエステル、ドデシルエステル、トリデシルエステル、テトラデシルエステル、ヘキサデシルエステル、オクタデシルエステル、エイコシルエステルなどのアルキル基の炭素数1〜30、特に炭素数4〜18の直鎖状又は分岐鎖状のアルキルエステルなど)及び(メタ)アクリル酸シクロアルキルエステル(例えば、シクロペンチルエステル、シクロヘキシルエステルなど)の1種又は2種以上を単量体成分として用いたアクリル系ポリマーなどが挙げられる。なお、(メタ)アクリル酸エステルとはアクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルをいい、本発明の(メタ)とは全て同様の意味である。 Examples of the acrylic polymer include (meth) acrylic acid alkyl esters (for example, methyl ester, ethyl ester, propyl ester, isopropyl ester, butyl ester, isobutyl ester, s-butyl ester, t-butyl ester, pentyl ester, isopropyl ester). Pentyl ester, hexyl ester, heptyl ester, octyl ester, 2-ethylhexyl ester, isooctyl ester, nonyl ester, decyl ester, isodecyl ester, undecyl ester, dodecyl ester, tridecyl ester, tetradecyl ester, hexadecyl ester, C1-C30, especially C4-C18 linear or branched alkyl esters of alkyl groups such as octadecyl ester and eicosyl ester) and Meth) acrylic acid cycloalkyl esters (e.g., cyclopentyl ester, etc. One or acrylic polymer using two or more of the monomer component cyclohexyl ester etc.). In addition, (meth) acrylic acid ester means acrylic acid ester and / or methacrylic acid ester, and (meth) of the present invention has the same meaning.
アクリル系ポリマーは、凝集力、耐熱性などの改質を目的として、必要に応じ、前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル又はシクロアルキルエステルと共重合可能な他のモノマー成分に対応する単位を含んでいてもよい。この様なモノマー成分として、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、カルボキシエチル(メタ)アクリレート、カルボキシペンチル(メタ)アクリレート、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸などのカルボキシル基含有モノマー;無水マレイン酸、無水イタコン酸などの酸無水物モノマー;(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸6−ヒドロキシヘキシル、(メタ)アクリル酸8−ヒドロキシオクチル、(メタ)アクリル酸10−ヒドロキシデシル、(メタ)アクリル酸12−ヒドロキシラウリル、(4−ヒドロキシメチルシクロヘキシル)メチル(メタ)アクリレートなどのヒドロキシル基含有モノマー;スチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、(メタ)アクリルアミドプロパンスルホン酸、スルホプロピル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイルオキシナフタレンスルホン酸などのスルホン酸基含有モノマー;2−ヒドロキシエチルアクリロイルホスフェートなどのリン酸基含有モノマー;アクリルアミド、アクリロニトリルなどが挙げられる。これら共重合可能なモノマー成分は、1種又は2種以上使用できる。これら共重合可能なモノマーの使用量は、全モノマー成分の40重量%以下が好ましい。 The acrylic polymer contains units corresponding to other monomer components copolymerizable with the (meth) acrylic acid alkyl ester or cycloalkyl ester, if necessary, for the purpose of modifying cohesive force, heat resistance and the like. May be. Examples of such monomer components include, for example, carboxyl group-containing monomers such as acrylic acid, methacrylic acid, carboxyethyl (meth) acrylate, carboxypentyl (meth) acrylate, itaconic acid, maleic acid, fumaric acid, and crotonic acid; maleic anhydride Acid anhydride monomers such as itaconic anhydride; 2-hydroxyethyl (meth) acrylate, 2-hydroxypropyl (meth) acrylate, 4-hydroxybutyl (meth) acrylate, 6-hydroxyhexyl (meth) acrylate Hydroxyl group-containing monomers such as 8-hydroxyoctyl (meth) acrylate, 10-hydroxydecyl (meth) acrylate, 12-hydroxylauryl (meth) acrylate, (4-hydroxymethylcyclohexyl) methyl (meth) acrylate; Sti Contains sulfonic acid groups such as sulfonic acid, allyl sulfonic acid, 2- (meth) acrylamide-2-methylpropane sulfonic acid, (meth) acrylamide propane sulfonic acid, sulfopropyl (meth) acrylate, (meth) acryloyloxynaphthalene sulfonic acid Monomers; Phosphoric acid group-containing monomers such as 2-hydroxyethylacryloyl phosphate; acrylamide, acrylonitrile and the like. One or more of these copolymerizable monomer components can be used. The amount of these copolymerizable monomers used is preferably 40% by weight or less based on the total monomer components.
更に、アクリル系ポリマーは、架橋させる為、多官能性モノマーなども、必要に応じて共重合用モノマー成分として含むことができる。この様な多官能性モノマーとして、例えば、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これらの多官能性モノマーも1種又は2種以上用いることができる。多官能性モノマーの使用量は、粘着特性などの点から、全モノマー成分の30重量%以下が好ましい。 Furthermore, since the acrylic polymer is cross-linked, a polyfunctional monomer or the like can be included as a monomer component for copolymerization as necessary. Examples of such polyfunctional monomers include hexanediol di (meth) acrylate, (poly) ethylene glycol di (meth) acrylate, (poly) propylene glycol di (meth) acrylate, neopentyl glycol di (meth) acrylate, Pentaerythritol di (meth) acrylate, trimethylolpropane tri (meth) acrylate, pentaerythritol tri (meth) acrylate, dipentaerythritol hexa (meth) acrylate, epoxy (meth) acrylate, polyester (meth) acrylate, urethane (meth) An acrylate etc. are mentioned. These polyfunctional monomers can also be used alone or in combination of two or more. The amount of the polyfunctional monomer used is preferably 30% by weight or less of the total monomer components from the viewpoint of adhesive properties and the like.
アクリル系ポリマーは、単一モノマー又は2種以上のモノマー混合物を重合に付すことにより得られる。重合は、溶液重合、乳化重合、塊状重合、懸濁重合などの何れの方式で行うこともできる。清浄な被着体への汚染防止などの点から、低分子量物質の含有量が小さいのが好ましい。この点から、アクリル系ポリマーの数平均分子量は、好ましくは30万以上、更に好ましくは40万〜300万程度である。 The acrylic polymer can be obtained by subjecting a single monomer or a mixture of two or more monomers to polymerization. The polymerization can be carried out by any method such as solution polymerization, emulsion polymerization, bulk polymerization, suspension polymerization and the like. From the viewpoint of preventing contamination of a clean adherend, it is preferable that the content of the low molecular weight substance is small. From this point, the number average molecular weight of the acrylic polymer is preferably 300,000 or more, more preferably about 400,000 to 3,000,000.
また、前記粘着剤には、ベースポリマーであるアクリル系ポリマーなどの数平均分子量を高める為、外部架橋剤を適宜に採用することもできる。外部架橋方法の具体的手段としては、ポリイソシアネート化合物、エポキシ化合物、アジリジン化合物、メラミン系架橋剤などのいわゆる架橋剤を添加し反応させる方法が挙げられる。外部架橋剤を使用する場合、その使用量は、架橋すべきベースポリマーとのバランスにより、更には、粘着剤としての使用用途によって適宜決定される。一般的には、前記ベースポリマー100重量部に対して、5重量部程度以下、更には0.1〜5重量部配合するのが好ましい。更に、粘着剤には、必要により、前記成分のほかに、従来公知の各種の粘着付与剤、老化防止剤などの添加剤を用いてもよい。 In addition, an external cross-linking agent can be appropriately employed for the pressure-sensitive adhesive in order to increase the number average molecular weight of an acrylic polymer as a base polymer. Specific examples of the external crosslinking method include a method of adding a so-called crosslinking agent such as a polyisocyanate compound, an epoxy compound, an aziridine compound, or a melamine crosslinking agent and reacting them. When using an external cross-linking agent, the amount used is appropriately determined depending on the balance with the base polymer to be cross-linked and further depending on the intended use as an adhesive. Generally, it is preferable to add about 5 parts by weight or less, and further 0.1 to 5 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the base polymer. Furthermore, additives such as various conventionally known tackifiers and anti-aging agents may be used for the pressure-sensitive adhesive, if necessary, in addition to the above components.
粘着剤層12は放射線硬化型粘着剤により形成することができる。放射線硬化型粘着剤は、紫外線などの放射線の照射により架橋度を増大させてその粘着力を容易に低下させることができる。
The pressure-
積層部1aの粘着剤層12を硬化させることにより、積層部1aの粘着剤層12の粘着力を低下させることができる。この場合、周辺部1bの未硬化の粘着剤層12にウエハリングを固定できる。
By curing the pressure-
つまり、粘着剤層12を放射線硬化型粘着剤により形成する場合には、積層部1aの粘着剤層12の粘着力<周辺部1bの粘着剤層12の粘着力、となるように設計することが好ましい。
That is, when the pressure-
放射線硬化型粘着剤は、炭素−炭素二重結合などの放射線硬化性の官能基を有し、かつ粘着性を示すものを特に制限なく使用することができる。放射線硬化型粘着剤としては、例えば、前記アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤などの一般的な感圧性粘着剤に、放射線硬化性のモノマー成分やオリゴマー成分を配合した添加型の放射線硬化型粘着剤を例示できる。 As the radiation curable pressure-sensitive adhesive, those having a radiation curable functional group such as a carbon-carbon double bond and exhibiting adhesiveness can be used without particular limitation. Examples of the radiation curable pressure-sensitive adhesive include an addition-type radiation curable pressure-sensitive adhesive in which a radiation-curable monomer component or oligomer component is blended with a general pressure-sensitive pressure-sensitive adhesive such as the acrylic pressure-sensitive adhesive or rubber-based pressure-sensitive adhesive. An agent can be illustrated.
配合する放射線硬化性のモノマー成分としては、例えば、ウレタンオリゴマー、ウレタン(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリストールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリストールモノヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。また放射線硬化性のオリゴマー成分はウレタン系、ポリエーテル系、ポリエステル系、ポリカーボネート系、ポリブタジエン系など種々のオリゴマーがあげられ、その分子量が100〜30000程度の範囲のものが適当である。放射線硬化性のモノマー成分やオリゴマー成分の配合量は、前記粘着剤層の種類に応じて、粘着剤層の粘着力を低下できる量を、適宜に決定することができる。一般的には、粘着剤を構成するアクリル系ポリマーなどのベースポリマー100重量部に対して、例えば5〜500重量部、好ましくは40〜150重量部程度である。 Examples of the radiation curable monomer component to be blended include urethane oligomer, urethane (meth) acrylate, trimethylolpropane tri (meth) acrylate, tetramethylolmethane tetra (meth) acrylate, pentaerythritol tri (meth) acrylate, and pentaerythritol. Examples include stall tetra (meth) acrylate, dipentaerystol monohydroxypenta (meth) acrylate, dipentaerythritol hexa (meth) acrylate, 1,4-butanediol di (meth) acrylate, and the like. Examples of the radiation curable oligomer component include various oligomers such as urethane, polyether, polyester, polycarbonate, and polybutadiene, and those having a molecular weight in the range of about 100 to 30000 are suitable. The compounding amount of the radiation-curable monomer component or oligomer component can be appropriately determined in accordance with the type of the pressure-sensitive adhesive layer, and the amount capable of reducing the adhesive strength of the pressure-sensitive adhesive layer. Generally, the amount is, for example, about 5 to 500 parts by weight, preferably about 40 to 150 parts by weight with respect to 100 parts by weight of a base polymer such as an acrylic polymer constituting the pressure-sensitive adhesive.
また、放射線硬化型粘着剤としては、前記説明した添加型の放射線硬化型粘着剤のほかに、ベースポリマーとして、炭素−炭素二重結合をポリマー側鎖又は主鎖中もしくは主鎖末端に有するものを用いた内在型の放射線硬化型粘着剤が挙げられる。内在型の放射線硬化型粘着剤は、低分子成分であるオリゴマー成分などを含有する必要がなく、又は多くは含まない為、経時的にオリゴマー成分などが粘着剤在中を移動することなく、安定した層構造の粘着剤層を形成することができる為好ましい。 In addition to the additive-type radiation curable adhesive described above, the radiation curable pressure-sensitive adhesive has a carbon-carbon double bond in the polymer side chain or main chain or at the main chain terminal as a base polymer. Intrinsic radiation curable pressure sensitive adhesives using Intrinsic radiation curable adhesives do not need to contain oligomer components, which are low molecular components, or do not contain many, so the oligomer components do not move through the adhesive over time and are stable. It is preferable because an adhesive layer having a layered structure can be formed.
前記炭素−炭素二重結合を有するベースポリマーは、炭素−炭素二重結合を有し、かつ粘着性を有するものを特に制限なく使用できる。この様なベースポリマーとしては、アクリル系ポリマーを基本骨格とするものが好ましい。アクリル系ポリマーの基本骨格としては、前記例示したアクリル系ポリマーが挙げられる。 As the base polymer having a carbon-carbon double bond, those having a carbon-carbon double bond and having adhesiveness can be used without particular limitation. As such a base polymer, those having an acrylic polymer as a basic skeleton are preferable. Examples of the basic skeleton of the acrylic polymer include the acrylic polymers exemplified above.
前記アクリル系ポリマーへの炭素−炭素二重結合の導入法は特に制限されず、様々な方法を採用できるが、炭素−炭素二重結合はポリマー側鎖に導入するのが分子設計が容易である。例えば、予め、アクリル系ポリマーに官能基を有するモノマーを共重合した後、この官能基と反応しうる官能基及び炭素−炭素二重結合を有する化合物を、炭素−炭素二重結合の放射線硬化性を維持したまま縮合又は付加反応させる方法が挙げられる。 The method for introducing the carbon-carbon double bond into the acrylic polymer is not particularly limited, and various methods can be adopted. However, the carbon-carbon double bond can be easily introduced into the polymer side chain for easy molecular design. . For example, after a monomer having a functional group is previously copolymerized with an acrylic polymer, a compound having a functional group capable of reacting with the functional group and a carbon-carbon double bond is converted into a radiation curable carbon-carbon double bond. A method of performing condensation or addition reaction while maintaining the above.
これら官能基の組合せの例としては、カルボン酸基とエポキシ基、カルボン酸基とアジリジル基、ヒドロキシル基とイソシアネート基などが挙げられる。これら官能基の組合せのなかでも反応追跡の容易さから、ヒドロキシル基とイソシアネート基との組合せが好適である。また、これら官能基の組み合わせにより、前記炭素−炭素二重結合を有するアクリル系ポリマーを生成するような組合せであれば、官能基はアクリル系ポリマーと前記化合物のいずれの側にあってもよいが、前記の好ましい組み合わせでは、アクリル系ポリマーがヒドロキシル基を有し、前記化合物がイソシアネート基を有する場合が好適である。この場合、炭素−炭素二重結合を有するイソシアネート化合物としては、例えば、メタクリロイルイソシアネート、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート、m−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネートなどが挙げられる。また、アクリル系ポリマーとしては、前記例示のヒドロキシ基含有モノマーや2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、ジエチレングルコールモノビニルエーテルのエーテル系化合物などを共重合したものが用いられる。 Examples of combinations of these functional groups include carboxylic acid groups and epoxy groups, carboxylic acid groups and aziridyl groups, hydroxyl groups and isocyanate groups. Among these combinations of functional groups, a combination of a hydroxyl group and an isocyanate group is preferable because of easy tracking of the reaction. Moreover, the functional group may be on either side of the acrylic polymer and the compound as long as the acrylic polymer having the carbon-carbon double bond is generated by a combination of these functional groups. In the preferable combination, it is preferable that the acrylic polymer has a hydroxyl group and the compound has an isocyanate group. In this case, examples of the isocyanate compound having a carbon-carbon double bond include methacryloyl isocyanate, 2-methacryloyloxyethyl isocyanate, m-isopropenyl-α, α-dimethylbenzyl isocyanate, and the like. Further, as the acrylic polymer, those obtained by copolymerizing the above-exemplified hydroxy group-containing monomers, ether compounds of 2-hydroxyethyl vinyl ether, 4-hydroxybutyl vinyl ether, diethylene glycol monovinyl ether, or the like are used.
前記内在型の放射線硬化型粘着剤は、前記炭素−炭素二重結合を有するベースポリマー(特にアクリル系ポリマー)を単独で使用することができるが、特性を悪化させない程度に前記放射線硬化性のモノマー成分やオリゴマー成分を配合することもできる。放射線硬化性のオリゴマー成分などは、通常ベースポリマー100重量部に対して30重量部の範囲内であり、好ましくは0〜10重量部の範囲である。 As the intrinsic radiation curable pressure-sensitive adhesive, the base polymer (particularly acrylic polymer) having the carbon-carbon double bond can be used alone, but the radiation curable monomer does not deteriorate the characteristics. Components and oligomer components can also be blended. The radiation-curable oligomer component or the like is usually in the range of 30 parts by weight, preferably in the range of 0 to 10 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the base polymer.
前記放射線硬化型粘着剤には、紫外線などにより硬化させる場合には光重合開始剤を含有させる。光重合開始剤としては、例えば、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、α−ヒドロキシ−α,α’−ジメチルアセトフェノン、2−メチル−2−ヒドロキシプロピオフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンなどのα−ケトール系化合物;メトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフエノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)−フェニル]−2−モルホリノプロパン−1などのアセトフェノン系化合物;ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、アニソインメチルエーテルなどのベンゾインエーテル系化合物;ベンジルジメチルケタールなどのケタール系化合物;2−ナフタレンスルホニルクロリドなどの芳香族スルホニルクロリド系化合物;1−フェノン−1,1―プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシムなどの光活性オキシム系化合物;ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン系化合物;チオキサンソン、2−クロロチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、2,4−ジメチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソン、2,4−ジクロロチオキサンソン、2,4−ジエチルチオキサンソン、2,4−ジイソプロピルチオキサンソンなどのチオキサンソン系化合物;カンファーキノン;ハロゲン化ケトン;アシルホスフィノキシド;アシルホスフォナートなどが挙げられる。光重合開始剤の配合量は、粘着剤を構成するアクリル系ポリマーなどのベースポリマー100重量部に対して、例えば0.05〜20重量部程度である。 The radiation curable pressure-sensitive adhesive contains a photopolymerization initiator when cured by ultraviolet rays or the like. Examples of the photopolymerization initiator include 4- (2-hydroxyethoxy) phenyl (2-hydroxy-2-propyl) ketone, α-hydroxy-α, α′-dimethylacetophenone, 2-methyl-2-hydroxypropio Α-ketol compounds such as phenone and 1-hydroxycyclohexyl phenyl ketone; methoxyacetophenone, 2,2-dimethoxy-2-phenylacetophenone, 2,2-diethoxyacetophenone, 2-methyl-1- [4- ( Acetophenone compounds such as methylthio) -phenyl] -2-morpholinopropane-1; benzoin ether compounds such as benzoin ethyl ether, benzoin isopropyl ether and anisoin methyl ether; ketal compounds such as benzyldimethyl ketal; 2-naphthalenesulfo Aromatic sulfonyl chloride compounds such as luchloride; Photoactive oxime compounds such as 1-phenone-1,1-propanedione-2- (o-ethoxycarbonyl) oxime; benzophenone, benzoylbenzoic acid, 3,3′-dimethyl Benzophenone compounds such as -4-methoxybenzophenone; thioxanthone, 2-chlorothioxanthone, 2-methylthioxanthone, 2,4-dimethylthioxanthone, isopropylthioxanthone, 2,4-dichlorothioxanthone, 2 Thioxanthone compounds such as 1,4-diethylthioxanthone and 2,4-diisopropylthioxanthone; camphorquinone; halogenated ketone; acyl phosphinoxide; acyl phosphonate. The compounding quantity of a photoinitiator is about 0.05-20 weight part with respect to 100 weight part of base polymers, such as an acryl-type polymer which comprises an adhesive.
また放射線硬化型粘着剤としては、例えば、特開昭60−196956号公報に開示されている、不飽和結合を2個以上有する付加重合性化合物、エポキシ基を有するアルコキシシランなどの光重合性化合物と、カルボニル化合物、有機硫黄化合物、過酸化物、アミン、オニウム塩系化合物などの光重合開始剤とを含有するゴム系粘着剤やアクリル系粘着剤などが挙げられる。 Examples of the radiation curable pressure-sensitive adhesive include photopolymerizable compounds such as an addition polymerizable compound having two or more unsaturated bonds and an alkoxysilane having an epoxy group disclosed in JP-A-60-196956. And rubber-based pressure-sensitive adhesives and acrylic pressure-sensitive adhesives containing photopolymerization initiators such as carbonyl compounds, organic sulfur compounds, peroxides, amines, and onium salt-based compounds.
前記放射線硬化型の粘着剤層12中には、必要に応じて、放射線照射により着色する化合物を含有させることもできる。放射線照射により、着色する化合物を粘着剤層12に含ませることによって、放射線照射された部分のみを着色することができる。放射線照射により着色する化合物は、放射線照射前には無色又は淡色であるが、放射線照射により有色となる化合物であり、例えば、ロイコ染料などが挙げられる。放射線照射により着色する化合物の使用割合は、適宜設定できる。
The radiation curable pressure-
粘着剤層12の厚さは、特に限定されないが、チップ切断面の欠け防止やダイボンドフィルム3の固定保持の両立性などの点よりは、1μm〜50μm程度であるのが好ましい。好ましくは2μm〜30μm、更には5μm〜25μmが好ましい。
The thickness of the pressure-
ダイボンドフィルム3は、熱硬化性を持つ。
The
ダイボンドフィルム3は、熱可塑性樹脂を含むことが好ましい。熱可塑性樹脂としては、天然ゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、ポリブタジエン樹脂、ポリカーボネート樹脂、熱可塑性ポリイミド樹脂、6−ナイロンや6,6−ナイロンなどのポリアミド樹脂、フェノキシ樹脂、アクリル樹脂、PETやPBTなどの飽和ポリエステル樹脂、ポリアミドイミド樹脂、又はフッ素樹脂などが挙げられる。これらの熱可塑性樹脂のうち、イオン性不純物が少なく耐熱性が高く、半導体素子の信頼性を確保できるアクリル樹脂が特に好ましい。
The
アクリル樹脂としては、特に限定されるものではなく、炭素数30以下、特に炭素数4〜18の直鎖若しくは分岐のアルキル基を有するアクリル酸又はメタクリル酸のエステルの1種又は2種以上を成分とする重合体(アクリル共重合体)などが挙げられる。前記アルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、イソブチル基、アミル基、イソアミル基、ヘキシル基、へプチル基、シクロヘキシル基、2−エチルヘキシル基、オクチル基、イソオクチル基、ノニル基、イソノニル基、デシル基、イソデシル基、ウンデシル基、ラウリル基、トリデシル基、テトラデシル基、ステアリル基、オクタデシル基、又はドデシル基などが挙げられる。 The acrylic resin is not particularly limited, and includes one or more esters of acrylic acid or methacrylic acid ester having a linear or branched alkyl group having 30 or less carbon atoms, particularly 4 to 18 carbon atoms. And a polymer (acrylic copolymer). Examples of the alkyl group include a methyl group, ethyl group, propyl group, isopropyl group, n-butyl group, t-butyl group, isobutyl group, amyl group, isoamyl group, hexyl group, heptyl group, cyclohexyl group, 2- Examples include ethylhexyl group, octyl group, isooctyl group, nonyl group, isononyl group, decyl group, isodecyl group, undecyl group, lauryl group, tridecyl group, tetradecyl group, stearyl group, octadecyl group, and dodecyl group.
また、重合体(アクリル共重合体)を形成する他のモノマーとしては、特に限定されるものではなく、例えばアクリル酸、メタクリル酸、カルボキシエチルアクリレート、カルボキシペンチルアクリレート、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸若しくはクロトン酸などの様なカルボキシル基含有モノマー、無水マレイン酸若しくは無水イタコン酸などの様な酸無水物モノマー、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸6−ヒドロキシヘキシル、(メタ)アクリル酸8−ヒドロキシオクチル、(メタ)アクリル酸10−ヒドロキシデシル、(メタ)アクリル酸12−ヒドロキシラウリル若しくは(4−ヒドロキシメチルシクロヘキシル)−メチルアクリレートなどの様なヒドロキシル基含有モノマー、スチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、(メタ)アクリルアミドプロパンスルホン酸、スルホプロピル(メタ)アクリレート若しくは(メタ)アクリロイルオキシナフタレンスルホン酸などの様なスルホン酸基含有モノマー、又は2−ヒドロキシエチルアクリロイルホスフェートなどの様な燐酸基含有モノマーが挙げられる。 In addition, the other monomer forming the polymer (acrylic copolymer) is not particularly limited, and for example, acrylic acid, methacrylic acid, carboxyethyl acrylate, carboxypentyl acrylate, itaconic acid, maleic acid, fumaric acid Or a carboxyl group-containing monomer such as crotonic acid, an acid anhydride monomer such as maleic anhydride or itaconic anhydride, 2-hydroxyethyl (meth) acrylate, 2-hydroxypropyl (meth) acrylate, (meth ) 4-hydroxybutyl acrylate, 6-hydroxyhexyl (meth) acrylate, 8-hydroxyoctyl (meth) acrylate, 10-hydroxydecyl (meth) acrylate, 12-hydroxylauryl (meth) acrylate or (4 -Hydroxymethylcyclo Hydroxyl group-containing monomers such as (xyl) -methyl acrylate, styrene sulfonic acid, allyl sulfonic acid, 2- (meth) acrylamide-2-methylpropane sulfonic acid, (meth) acrylamide propane sulfonic acid, sulfopropyl (meth) acrylate Alternatively, a sulfonic acid group-containing monomer such as (meth) acryloyloxynaphthalene sulfonic acid or the like, or a phosphoric acid group-containing monomer such as 2-hydroxyethylacryloyl phosphate may be used.
アクリル樹脂のなかでも、重量平均分子量が10万以上のものが好ましく、30万〜300万のものがより好ましく、50万〜200万のものがさらに好ましい。上記数値範囲内であると、接着性及び耐熱性に優れるからである。なお、重量平均分子量は、GPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー)により測定し、ポリスチレン換算により算出された値である。 Among the acrylic resins, those having a weight average molecular weight of 100,000 or more are preferable, those having 300,000 to 3,000,000 are more preferable, and those having 500,000 to 2,000,000 are more preferable. It is because it is excellent in adhesiveness and heat resistance in the said numerical range. The weight average molecular weight is a value measured by GPC (gel permeation chromatography) and calculated in terms of polystyrene.
ダイボンドフィルム3中の熱可塑性樹脂の含有量は、好ましくは5重量%以上、より好ましくは10重量%以上である。熱可塑性樹脂の含有量は、好ましくは50重量%以下、より好ましくは30重量%以下である。
The content of the thermoplastic resin in the
ダイボンドフィルム3は、熱硬化性樹脂を含むことが好ましい。これにより、熱安定性を向上できる。
The
熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、アミノ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、又は熱硬化性ポリイミド樹脂などが挙げられる。特に、半導体素子を腐食させるイオン性不純物などの含有が少ないエポキシ樹脂が好ましい。また、エポキシ樹脂の硬化剤としてはフェノール樹脂が好ましい。 Examples of the thermosetting resin include phenol resin, amino resin, unsaturated polyester resin, epoxy resin, polyurethane resin, silicone resin, and thermosetting polyimide resin. In particular, an epoxy resin containing a small amount of ionic impurities that corrode semiconductor elements is preferable. Moreover, a phenol resin is preferable as the curing agent for the epoxy resin.
エポキシ樹脂としては特に限定されず、例えばビスフェノールA型、ビスフェノールF型、ビスフェノールS型、臭素化ビスフェノールA型、水添ビスフェノールA型、ビスフェノールAF型、ビフェニル型、ナフタレン型、フルオンレン型、フェノールノボラック型、オルソクレゾールノボラック型、トリスヒドロキシフェニルメタン型、テトラフェニロールエタン型などの二官能エポキシ樹脂や多官能エポキシ樹脂、又はヒダントイン型、トリスグリシジルイソシアヌレート型若しくはグリシジルアミン型などのエポキシ樹脂が用いられる。これらのエポキシ樹脂のうちノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、トリスヒドロキシフェニルメタン型樹脂又はテトラフェニロールエタン型エポキシ樹脂が特に好ましい。これらのエポキシ樹脂は、硬化剤としてのフェノール樹脂との反応性に富み、耐熱性などに優れるからである。 The epoxy resin is not particularly limited. For example, bisphenol A type, bisphenol F type, bisphenol S type, brominated bisphenol A type, hydrogenated bisphenol A type, bisphenol AF type, biphenyl type, naphthalene type, fluorene type, phenol novolac type. Bifunctional epoxy resins such as ortho-cresol novolak type, trishydroxyphenylmethane type, tetraphenylolethane type, etc., and epoxy resins such as hydantoin type, trisglycidyl isocyanurate type, or glycidylamine type are used. Of these epoxy resins, novolac type epoxy resins, biphenyl type epoxy resins, trishydroxyphenylmethane type resins or tetraphenylolethane type epoxy resins are particularly preferred. This is because these epoxy resins are rich in reactivity with a phenol resin as a curing agent and are excellent in heat resistance.
フェノール樹脂は、エポキシ樹脂の硬化剤として作用するものであり、例えば、フェノールノボラック樹脂、フェノールアラルキル樹脂、クレゾールノボラック樹脂、tert−ブチルフェノールノボラック樹脂、ノニルフェノールノボラック樹脂などのノボラック型フェノール樹脂、レゾール型フェノール樹脂、ポリパラオキシスチレンなどのポリオキシスチレンなどが挙げられる。これらのフェノール樹脂のうちフェノールノボラック樹脂、フェノールアラルキル樹脂が特に好ましい。半導体装置の接続信頼性を向上させることができるからである。 The phenol resin acts as a curing agent for the epoxy resin. For example, a novolak type phenol resin such as a phenol novolak resin, a phenol aralkyl resin, a cresol novolak resin, a tert-butylphenol novolak resin, a nonylphenol novolak resin, or a resol type phenol resin. And polyoxystyrene such as polyparaoxystyrene. Of these phenol resins, phenol novolac resins and phenol aralkyl resins are particularly preferred. This is because the connection reliability of the semiconductor device can be improved.
エポキシ樹脂とフェノール樹脂との配合割合は、例えば、エポキシ樹脂成分中のエポキシ基1当量当たりフェノール樹脂中の水酸基が0.5〜2.0当量になるように配合することが好適である。より好適なのは、0.8〜1.2当量である。即ち、両者の配合割合が前記範囲を外れると、十分な硬化反応が進まず、硬化物の特性が劣化し易くなるからである。 The blending ratio of the epoxy resin and the phenol resin is preferably blended so that the hydroxyl group in the phenol resin is 0.5 to 2.0 equivalents per equivalent of epoxy group in the epoxy resin component. More preferred is 0.8 to 1.2 equivalents. That is, if the blending ratio of both is out of the above range, sufficient curing reaction does not proceed and the properties of the cured product are likely to deteriorate.
ダイボンドフィルム3中の熱硬化性樹脂の含有量は、好ましくは10重量%以上、より好ましくは40重量%以上である。熱硬化性樹脂の含有量は、好ましくは90重量%以下、より好ましくは80重量%以下である。
The content of the thermosetting resin in the
ダイボンドフィルム3を予めある程度架橋をさせておく場合には、作製に際し、重合体の分子鎖末端の官能基等と反応する多官能性化合物を架橋剤として添加させておくのがよい。これにより、高温下での接着特性を向上させ、耐熱性の改善を図ることができる。
When the
架橋剤としては、従来公知のものを採用することができる。特に、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、多価アルコールとジイソシアネートの付加物等のポリイソシアネート化合物がより好ましい。架橋剤の添加量としては、重合体100重量部に対し、通常0.05〜7重量部とするのが好ましい。架橋剤の量が7重量部より多いと、接着力が低下するので好ましくない。その一方、0.05重量部より少ないと、凝集力が不足するので好ましくない。また、この様なポリイソシアネート化合物と共に、必要に応じて、エポキシ樹脂等の他の多官能性化合物を一緒に含ませるようにしてもよい。 A conventionally well-known thing can be employ | adopted as a crosslinking agent. In particular, polyisocyanate compounds such as tolylene diisocyanate, diphenylmethane diisocyanate, p-phenylene diisocyanate, 1,5-naphthalene diisocyanate, adducts of polyhydric alcohol and diisocyanate are more preferable. The addition amount of the crosslinking agent is usually preferably 0.05 to 7 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the polymer. When the amount of the cross-linking agent is more than 7 parts by weight, the adhesive force is lowered, which is not preferable. On the other hand, if it is less than 0.05 parts by weight, the cohesive force is insufficient, which is not preferable. Moreover, you may make it include other polyfunctional compounds, such as an epoxy resin, together with such a polyisocyanate compound as needed.
また、ダイボンドフィルム3には、その用途に応じて無機充填剤を適宜配合することができる。無機充填剤の配合は、導電性の付与や熱伝導性の向上、弾性率の調節等を可能とする。無機充填剤としては、例えば、シリカ、クレー、石膏、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化アルミナ、酸化ベリリウム、炭化珪素、窒化珪素等のセラミック類、アルミニウム、銅、銀、金、ニッケル、クロム、鉛、錫、亜鉛、パラジウム、半田等の金属、又は合金類、その他カーボン等からなる種々の無機粉末が挙げられる。
In addition, an inorganic filler can be appropriately blended in the
なお、ダイボンドフィルム3には、無機充填剤以外に、必要に応じて他の添加剤を適宜に配合することができる。他の添加剤としては、例えば難燃剤、シランカップリング剤又はイオントラップ剤等が挙げられる。難燃剤としては、例えば、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、臭素化エポキシ樹脂等が挙げられる。シランカップリング剤としては、例えば、β−(3、4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン等が挙げられる。イオントラップ剤としては、例えばハイドロタルサイト類、水酸化ビスマス等が挙げられる。
In addition to the inorganic filler, other additives can be appropriately blended in the
ダイボンドフィルム3は、通常の方法で製造できる。例えば、前記各成分を含有する接着剤組成物溶液を作製し、接着剤組成物溶液を基材セパレータ上に所定厚みとなる様に塗布して塗布膜を形成した後、該塗布膜を乾燥させることで、ダイボンドフィルム3を製造できる。
The
接着剤組成物溶液に用いる溶媒としては特に限定されないが、前記各成分を均一に溶解、混練又は分散できる有機溶媒が好ましい。例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N-メチルピロリドン、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶媒、トルエン、キシレンなどが挙げられる。塗布方法は特に限定されない。溶剤塗工の方法としては、例えば、ダイコーター、グラビアコーター、ロールコーター、リバースコーター、コンマコーター、パイプドクターコーター、スクリーン印刷などが挙げられる。なかでも、塗布厚みの均一性が高いという点から、ダイコーターが好ましい。 Although it does not specifically limit as a solvent used for adhesive composition solution, The organic solvent which can melt | dissolve, knead | mix or disperse | distribute each said component uniformly is preferable. Examples thereof include ketone solvents such as dimethylformamide, dimethylacetamide, N-methylpyrrolidone, acetone, methyl ethyl ketone, and cyclohexanone, toluene, xylene, and the like. The application method is not particularly limited. Examples of the solvent coating method include a die coater, a gravure coater, a roll coater, a reverse coater, a comma coater, a pipe doctor coater, and screen printing. Of these, a die coater is preferable in terms of high uniformity of coating thickness.
基材セパレータとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン、ポリプロピレンや、フッ素系剥離剤、長鎖アルキルアクリレート系剥離剤などの剥離剤により表面コートされたプラスチックフィルムや紙などが使用可能である。接着剤組成物溶液の塗布方法としては、例えば、ロール塗工、スクリーン塗工、グラビア塗工などが挙げられる。また、塗布膜の乾燥条件は特に限定されず、例えば、乾燥温度70〜160℃、乾燥時間1〜5分間で行うことができる。 As the base material separator, polyethylene terephthalate (PET), polyethylene, polypropylene, a plastic film or paper whose surface is coated with a release agent such as a fluorine-type release agent or a long-chain alkyl acrylate release agent can be used. Examples of the method for applying the adhesive composition solution include roll coating, screen coating, and gravure coating. Moreover, the drying conditions of a coating film are not specifically limited, For example, it can carry out in drying temperature 70-160 degreeC and drying time 1-5 minutes.
ダイボンドフィルム3の製造方法としては、例えば、前記各成分をミキサーにて混合し、得られた混合物をプレス成形してダイボンドフィルム3を製造する方法なども好適である。ミキサーとしてはプラネタリーミキサーなどが挙げられる。
As a method for producing the
ダイボンドフィルム3の厚みは特に限定されないが、5μm以上が好ましく、15μm以上がより好ましい。5μm未満であると、反りが生じた半導体ウエハや半導体チップと接着しない箇所が発生し、接着面積が不安定となる場合がある。また、ダイボンドフィルム3の厚みは100μm以下が好ましく、50μm以下がより好ましい。100μmを超えると、ダイアタッチの荷重によってダイボンドフィルム3が過度にはみ出し、パッドを汚染する場合がある。
The thickness of the
ダイボンドフィルム3は、リードフレームなどの被着体と半導体チップとを接着させるために使用できる。被着体としては、リードフレーム、インターポーザ、半導体チップなどが挙げられる。
The
ダイシング・ダイボンドフィルム10のダイボンドフィルム3は、セパレータにより保護されていることが好ましい(図示せず)。セパレータは、実用に供するまでダイボンドフィルム3を保護する保護材としての機能を有している。セパレータはダイボンドフィルム3上に半導体ウエハを貼着する際に剥がされる。セパレータとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン、ポリプロピレンや、フッ素系剥離剤、長鎖アルキルアクリレート系剥離剤などの剥離剤により表面コートされたプラスチックフィルムや紙なども使用可能である。
The
ダイシング・ダイボンドフィルム10は、通常の方法で製造できる。例えば、ダイシングテープ1の粘着剤層12とダイボンドフィルム3とを貼り合わせることで、ダイシング・ダイボンドフィルム10を製造できる。
The dicing die
[半導体装置の製造方法]
図2に示すように、半導体ウエハの内部に集光点を合わせ、格子状の分割予定ライン4Lに沿ってレーザー光100を照射し、多光子吸収によるアブレーションにより半導体ウエハの内部に改質領域41を形成する。これにより、半導体ウエハ4を得る。半導体ウエハ4は、改質領域(以下、改質部又は脆弱層ともいう)41及び改質領域41の残余の領域である非改質領域(以下、非改質部又は非改質層ともいう)42を備える。すなわち、半導体ウエハ4は、非改質領域42及び分割予定ライン4Lに沿って設けられた改質領域41を備える。
[Method for Manufacturing Semiconductor Device]
As shown in FIG. 2, the condensing point is aligned inside the semiconductor wafer, the
レーザー光100の照射条件は、例えば、以下の条件の範囲内で適宜調整できる。
(A)レーザー光100
レーザー光源 半導体レーザー励起Nd:YAGレーザー
波長 1064nm
レーザー光スポット断面積 3.14×10−8cm2
発振形態 Qスイッチパルス
繰り返し周波数 100kHz以下
パルス幅 1μs以下
出力 1mJ以下
レーザー光品質 TEM00
偏光特性 直線偏光
(B)集光用レンズ
倍率 100倍以下
NA 0.55
レーザー光波長に対する透過率 100%以下
(C)半導体ウエハが載置される裁置台の移動速度 280mm/秒以下
The irradiation conditions of the
(A)
Laser light source Semiconductor laser pumped Nd: YAG laser
Wavelength 1064nm
Laser light spot cross-sectional area 3.14 × 10 −8 cm 2
Oscillation form Q switch pulse
Pulse width 1μs or less
Output 1mJ or less
Laser light quality TEM00
Polarization characteristics Linearly polarized (B) condensing lens
NA 0.55
Transmittance with respect to laser light wavelength: 100% or less (C) Moving speed of the table on which the semiconductor wafer is placed 280 mm / second or less
なお、レーザー光100の照射により改質領域41を形成する方法については、特許第3408805号公報、特開2003−338567号公報などに詳述されているので、ここでの詳細な説明は省略することとする。
The method for forming the modified
半導体ウエハ4は、表面(おもてめん)、及び表面に対向した裏面で両面が定義される。表面は、回路が設けられた面である。一方、裏面は、回路が設けられていない面である。 Both sides of the semiconductor wafer 4 are defined by a front surface (front noodle) and a back surface facing the front surface. The surface is a surface on which a circuit is provided. On the other hand, the back surface is a surface on which no circuit is provided.
半導体ウエハ4の裏面を研削して、半導体ウエハ4の厚みを薄くする。 The back surface of the semiconductor wafer 4 is ground to reduce the thickness of the semiconductor wafer 4.
図3に示すように、ダイボンドフィルム3上に半導体ウエハ4を圧着して、積層体21を得る。積層体21は、ダイシング・ダイボンドフィルム10及びダイシング・ダイボンドフィルム10上に配置された半導体ウエハ4を備える。
As shown in FIG. 3, the semiconductor wafer 4 is pressure-bonded onto the
図4に示すように、ダイシングテープ1にダイシングリング31を貼り付けた後、積層体21をウエハ拡張装置32に固定する。
As shown in FIG. 4, after the
図5に示すように、積層体21の下方に配置された突き上げ部33を上昇させることによりダイシングテープ1をエキスパンドし、改質領域41を起点として半導体ウエハ4を分断するとともに、ダイボンドフィルム3を分断する。これにより、半導体チップ5及び半導体チップ5上に配置されたダイボンド剤22を備えるダイボンド用チップ2を得る。半導体ウエハ4及びダイボンドフィルム3を分断した後も、エキスパンドを続け、ダイシングテープ1を降伏させる。これにより、エキスパンドを解いた後にダイボンド用チップ2同士の間隔が狭まることを防止することが可能で、ダイボンド用チップ2同士の接触を防止できる。
As shown in FIG. 5, the dicing
図6に示すように、エキスパンド中の積層部1aにおいて、ダイボンド用チップ2と接する接触区画1cの変形は小さい又はない。接触区画1cの変形がダイボンド用チップ2により拘束されるためである。一方、ダイボンド用チップ2と接しない非接触区画1dの変形は、接触区画1cに比べて大きい。
As shown in FIG. 6, the deformation of the
したがって、エキスパンドにより接触区画1cは降伏しない。一方、エキスパンドにより非接触区画1dは降伏する。通常、周辺部1bも降伏する。
Therefore, the
なお、ダイシングテープ1が降伏したかどうかは、例えば、下記方法で判断できる。
Whether the dicing
判断方法
エキスパンドを解いた後に、ダイシングテープ1を25℃で10分間保持する。保持後にダイボンド用チップ2同士の間隔を測定する。保持後における間隔が1μm以上であると、ダイシングテープ1が降伏したと判断できる。
Judgment method After unfolding the expand, the dicing
エキスパンドは、クールエキスパンド方式で行うことが好ましい。具体的には、10℃以下でエキスパンドすることが好ましく、0℃以下でエキスパンドすることがより好ましい。10℃以下であると、ダイボンドフィルム3を良好に分断できる。温度の下限は特に限定されず、例えば、−20℃以上である。
The expanding is preferably performed by a cool expanding method. Specifically, it is preferable to expand at 10 ° C. or less, and it is more preferable to expand at 0 ° C. or less. The die-
エキスパンド速度(以下、エキスパンド速度を突き上げ部33が上昇する速度ともいう)は、好ましくは0.1mm/秒以上、より好ましくは1mm/秒以上である。0.1mm/秒以上であると、容易に分断できる。一方、エキスパンド速度の上限は特に限定されない。
The expanding speed (hereinafter also referred to as the speed at which the push-up
エキスパンド量(以下、エキスパンド量を突き上げ部33が上昇する高さともいう)は、好ましくは5mm以上、より好ましくは10mm以上である。5mm以上であると、容易に分断できる。一方、エキスパンド量は、好ましくは50mm以下、より好ましくは30mm以下である。
The expand amount (hereinafter also referred to as the height at which the push-up
図7に示すように、突き上げ部33を下降させて、エキスパンドを解く。エキスパンドを解いた後は、周辺部1bがたるむ。エキスパンドにより周辺部1bがよく伸びるためである。なお、積層部1aの変形はダイボンドフィルム3により拘束されるため、積層部1aのたるみは周辺部1bに比べて少ない。
As shown in FIG. 7, the push-up
次いで、周辺部1bを加熱することにより収縮させる。周辺部1bを収縮させることにより周辺部1bのたるみを取り除くことが可能で、ダイボンド用チップ2同士の接触を防止できる。
Next, the
周辺部1bの加熱温度は、好ましくは100℃以上、より好ましくは120℃以上である。100℃以上であると、周辺部1bを容易に収縮させることができる。周辺部1bの加熱温度は、好ましくは180℃以下、より好ましくは170℃以下である。180℃以下であると、ダイシングテープ1の破損を防止できる。
The heating temperature of the
次いで、粘着剤層12が紫外線硬化型である場合は、粘着剤層12に紫外線を照射して、粘着剤層12を硬化させる。これにより、粘着剤層12のダイボンド用チップ2に対する粘着力を低下させることができる。紫外線照射の際の照射強度、照射時間などの条件は特に限定されず、適宜必要に応じて設定すればよい。粘着剤層12が紫外線硬化型でない場合は、粘着剤層12に紫外線を照射する必要はない。
Next, when the pressure-
ダイボンド用チップ2をピックアップする。ピックアップの方法としては特に限定されず、従来公知の種々の方法を採用できる。例えば、個々のダイボンド用チップ2をニードルによって突き上げ、突き上げられたダイボンド用チップ2をピックアップ装置によってピックアップする方法などが挙げられる。
The
図8に示すように、ダイボンド用チップ2を被着体6上に接着固定して、半導体チップ付き被着体61を得る。半導体チップ付き被着体61は、被着体6、被着体6上に配置されたダイボンド剤22、及びダイボンド剤22上に配置された半導体チップ5を備える。
As shown in FIG. 8, the
ダイアタッチ温度は、好ましくは80℃以上、より好ましくは90℃以上である。また、ダイアタッチ温度は、好ましくは150℃以下、より好ましくは130℃以下である。 The die attach temperature is preferably 80 ° C. or higher, more preferably 90 ° C. or higher. The die attach temperature is preferably 150 ° C. or lower, more preferably 130 ° C. or lower.
続いて、半導体チップ付き被着体61を加熱することによりダイボンド剤22を熱硬化させて、半導体チップ5と被着体6とを固着させる。
Subsequently, the
なお、半導体チップ付き被着体61を加圧下で加熱することによりダイボンド剤22を熱硬化させることが好ましい。加圧下でダイボンド剤22を熱硬化させることにより、ダイボンド剤22と被着体6との間に存在するボイドを容易に消滅させることができる。
In addition, it is preferable to thermoset the die-
加圧下で加熱する方法としては、例えば、不活性ガスが充填されたチャンバー内に配置された半導体チップ付き被着体61を加熱する方法などが挙げられる。
加圧雰囲気の圧力は、好ましくは0.5kg/cm2(4.9×10−2MPa)以上、より好ましくは1kg/cm2(9.8×10−2MPa)以上、さらに好ましくは5kg/cm2(4.9×10−1MPa)以上である。0.5kg/cm2以上であると、ダイボンド剤22と被着体6との間に存在するボイドを容易に消滅させることができる。加圧雰囲気の圧力は、好ましくは20kg/cm2(1.96MPa)以下、より好ましくは18kg/cm2(1.77MPa)以下、さらに好ましくは15kg/cm2(1.47MPa)以下である。20kg/cm2以下であると、過度な加圧によるダイボンド剤22のはみ出しを抑制できる。
Examples of a method of heating under pressure include a method of heating the
The pressure of the pressurized atmosphere is preferably 0.5 kg / cm 2 (4.9 × 10 −2 MPa) or more, more preferably 1 kg / cm 2 (9.8 × 10 −2 MPa) or more, and further preferably 5 kg. / Cm 2 (4.9 × 10 −1 MPa) or more. The void which exists between the die-
加圧下で加熱する際の加熱温度は、好ましくは80℃以上、より好ましくは100℃以上、さらに好ましくは120℃以上、特に好ましくは170℃以上である。80℃以上であると、ダイボンド剤22を適度な硬さとすることが可能で、加圧キュアによりボイドを効果的に消失させることができる。加熱温度は、好ましくは260℃以下、より好ましくは200℃以下、より好ましくは180℃以下である。260℃以下であると、ダイボンド剤22の分解を防ぐことができる。
The heating temperature when heating under pressure is preferably 80 ° C or higher, more preferably 100 ° C or higher, still more preferably 120 ° C or higher, and particularly preferably 170 ° C or higher. When the temperature is 80 ° C. or higher, the
加熱時間は、好ましくは0.1時間以上、より好ましくは0.2時間以上、さらに好ましくは0.5時間以上である。0.1時間以上であると、加圧の効果を充分に得ることができる。加熱時間は、好ましくは24時間以下、より好ましくは3時間以下、さらに好ましくは1時間以下である。 The heating time is preferably 0.1 hour or longer, more preferably 0.2 hour or longer, and further preferably 0.5 hour or longer. When it is 0.1 hour or longer, the effect of pressurization can be sufficiently obtained. The heating time is preferably 24 hours or less, more preferably 3 hours or less, and even more preferably 1 hour or less.
図9に示すように、被着体6の端子部(インナーリード)の先端と半導体チップ5上の電極パッド(図示しない)とをボンディングワイヤー7で電気的に接続するワイヤーボンディング工程を行う。ボンディングワイヤー7としては、例えば金線、アルミニウム線又は銅線などが用いられる。ワイヤーボンディングを行う際の温度は、好ましくは80℃以上、より好ましくは120℃以上であり、該温度は、好ましくは250℃以下、より好ましくは175℃以下である。また、その加熱時間は数秒〜数分間(例えば、1秒〜1分間)行われる。結線は、前記温度範囲内となる様に加熱された状態で、超音波による振動エネルギーと印加加圧による圧着エネルギーの併用により行われる。
As shown in FIG. 9, a wire bonding process is performed in which the tip of the terminal portion (inner lead) of the adherend 6 and an electrode pad (not shown) on the
続いて、封止樹脂8により半導体チップ5を封止する封止工程を行う。本工程は、被着体6に搭載された半導体チップ5やボンディングワイヤー7を保護する為に行われる。本工程は、封止用の樹脂を金型で成型することにより行う。封止樹脂8としては、例えばエポキシ系の樹脂を使用する。樹脂封止の際の加熱温度は、好ましくは165℃以上、より好ましくは170℃以上であり、該加熱温度は、好ましくは185℃以下、より好ましくは180℃以下である。
Subsequently, a sealing step for sealing the
必要に応じて、封止物を更に加熱をしてもよい(後硬化工程)。これにより、封止工程で硬化不足の封止樹脂8を完全に硬化できる。加熱温度は適宜設定できる。
If necessary, the sealed material may be further heated (post-curing step). Thereby, the sealing
封止物は、半導体装置として使用できる。 The sealed object can be used as a semiconductor device.
以上のとおり、実施形態1では、積層体21のダイシングテープ1をエキスパンドする工程を含む方法により、半導体装置を製造できる。ダイシングテープ1をエキスパンドする工程は、例えば、ダイシングテープ1をエキスパンドすることにより、ダイボンドフィルム3及び半導体ウエハ4を分断してダイボンド用チップ2を形成するステップと、ダイシングテープ1をさらにエキスパンドすることにより、ダイシングテープ1を降伏させるステップとを含む。
As described above, in the first embodiment, a semiconductor device can be manufactured by a method including the step of expanding the
実施形態1の方法は、ダイシングテープ1をエキスパンドする工程の後に、ダイシングテープ1のエキスパンドを解く工程、及びエキスパンドを解く工程の後に、周辺部1bを加熱する工程などをさらに含むことができる。
なお、実施形態1で説明した半導体装置の製造方法は、ステルスダイシングビフォアグラインドと呼ばれることがある。
The method of
Note that the semiconductor device manufacturing method described in the first embodiment may be referred to as stealth dicing before grind.
(変形例1)
実施形態1では、改質領域41を備える半導体ウエハ4をダイシング・ダイボンドフィルム10上に圧着する。変形例1では、ダイシング・ダイボンドフィルム10に半導体ウエハを圧着する。次いで、ダイシング・ダイボンドフィルム10上に配置された半導体ウエハの内部に改質領域41を形成して、半導体ウエハ4を得る。
(Modification 1)
In the first embodiment, the semiconductor wafer 4 including the modified
以下、本発明に関し実施例を用いて詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。 EXAMPLES Hereinafter, although this invention is demonstrated in detail using an Example, this invention is not limited to a following example, unless the summary is exceeded.
[ダイシング・ダイボンドフィルムの作製]
(実施例1)
三菱化学製のゼラス5053Yを、Tダイ成形機にて、設定温度230℃で製膜し、厚み80μm、幅400mmの基材Aを作製した。
[Production of dicing die bond film]
Example 1
Zeras 5053Y made by Mitsubishi Chemical was formed into a film at a set temperature of 230 ° C. with a T-die molding machine to produce a substrate A having a thickness of 80 μm and a width of 400 mm.
次に、冷却管、窒素導入管、温度計、及び、撹拌装置を備えた反応容器に、アクリル酸−2−エチルヘキシル(以下、「2EHA」ともいう。)86.4部、アクリル酸−2−ヒドロキシエチル(以下、「HEA」ともいう。)13.6部、過酸化ベンゾイル0.2部、及び、トルエン65部を入れ、窒素気流中で61℃にて6時間重合処理をし、アクリル系ポリマーBを得た。アクリル系ポリマーBに2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート(以下、「MOI」ともいう。)14.6部を加え、空気気流中で50℃にて48時間、付加反応処理をし、アクリル系ポリマーB’を得た。アクリル系ポリマーB’100部に対し、ポリイソシアネート化合物(商品名「コロネートL」、日本ポリウレタン(株)製)2部、及び、光重合開始剤(商品名「イルガキュア651」、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)5部を加えて、粘着剤組成物溶液を得た。粘着剤組成物溶液を、離型処理フィルム上に塗布し、120℃で2分間加熱乾燥し、厚さ10μmの粘着剤層を形成した。次いで、粘着剤層上に、基材Aを貼り合せてダイシングテープを作製した。得られたダイシングテープは、基材A、基材A上に配置された粘着剤層を備える。ダイシングテープは離型処理フィルムと接している。 Next, in a reaction vessel equipped with a cooling pipe, a nitrogen introducing pipe, a thermometer, and a stirring device, 86.4 parts of acrylic acid-2-ethylhexyl (hereinafter also referred to as “2EHA”), acrylic acid-2- 13.6 parts of hydroxyethyl (hereinafter also referred to as “HEA”), 0.2 part of benzoyl peroxide, and 65 parts of toluene were placed in a nitrogen stream and polymerized at 61 ° C. for 6 hours. Polymer B was obtained. 14.6 parts of 2-methacryloyloxyethyl isocyanate (hereinafter also referred to as “MOI”) is added to the acrylic polymer B, followed by an addition reaction treatment at 50 ° C. for 48 hours in an air stream, and the acrylic polymer B ′. Got. For 100 parts of acrylic polymer B ′, 2 parts of polyisocyanate compound (trade name “Coronate L”, manufactured by Nippon Polyurethane Co., Ltd.) and photopolymerization initiator (trade name “Irgacure 651”, Ciba Specialty Chemicals) 5 parts) was added to obtain an adhesive composition solution. The pressure-sensitive adhesive composition solution was applied on a release treatment film and dried by heating at 120 ° C. for 2 minutes to form a pressure-sensitive adhesive layer having a thickness of 10 μm. Next, the substrate A was bonded onto the pressure-sensitive adhesive layer to produce a dicing tape. The obtained dicing tape includes a base material A and an adhesive layer disposed on the base material A. The dicing tape is in contact with the release processing film.
次に、エポキシ樹脂(a)として(JER(株)製、エピコート1004)144部、エポキシ樹脂(b)として(JER(株)製、エピコート827)130部、フェノール樹脂(c)として(三井化学(株)製、ミレックスXLC−4L)293部、アクリル酸エチル−メチルメタクリレートを主成分とするアクリル酸エステル系ポリマー(d)として(根上工業(株)製,パラクロンW−197CM)100部、フィラー(e)として球状シリカ(アドマテックス(株)製、SO−25R)200部をメチルエチルケトンに溶解して濃度23.6重量%となるように調整した。この接着剤組成物の溶液を、厚さが50μmのPET剥離ライナーのシリコーン処理を施した面上に塗布し、130℃で2分間乾燥させることにより、厚さ40μmのダイボンドフィルムを作製した。 Next, 144 parts (Epicoat 1004, manufactured by JER Corporation) as epoxy resin (a), 130 parts (Epicoat 827, manufactured by JER Corporation) as epoxy resin (b), and (Mitsui Chemicals) as phenol resin (c) Co., Ltd., Millex XLC-4L) 293 parts, acrylic acid ester polymer (d) mainly composed of ethyl acrylate-methyl methacrylate (Negami Kogyo Co., Ltd., Paracron W-197CM) 100 parts, filler As (e), 200 parts of spherical silica (manufactured by Admatechs Co., Ltd., SO-25R) was dissolved in methyl ethyl ketone and adjusted to a concentration of 23.6% by weight. This adhesive composition solution was applied onto a silicone-treated surface of a 50 μm thick PET release liner and dried at 130 ° C. for 2 minutes to produce a 40 μm thick die bond film.
縦400mm×横400mmのダイシングテープから離型処理フィルムを剥がした後、粘着剤層面の中央に、直径330mmの円形に切り抜いたダイボンドフィルムを貼り合わせて、ダイシング・ダイボンドフィルムを作製した。 After the release treatment film was peeled off from the 400 mm long × 400 mm dicing tape, a die bond film cut into a circle having a diameter of 330 mm was bonded to the center of the pressure-sensitive adhesive layer surface to produce a dicing die bond film.
(比較例1)
実施例1と同様の方法でダイシング・ダイボンドフィルムを作製した。
(Comparative Example 1)
A dicing die-bonding film was produced in the same manner as in Example 1.
[評価]
ダイシング・ダイボンドフィルムを用いて下記の評価を行った。結果を表1に示す。
[Evaluation]
The following evaluation was performed using a dicing die bond film. The results are shown in Table 1.
(降伏点における伸び率 −15℃試験)
ダイシング・ダイボンドフィルムからダイボンドフィルムを取り除いてダイシングテープを得た。
ダイシングテープから、長さ100mm、TD方向の幅10mmの短冊状の試験片を切り出した。引張試験機のチャック間隔を10mmに設定し、測定温度−15±2℃の環境下で、50mm/minでMD方向に試験片を引っ張った。破断するまで試験片を引っ張り、応力を測定した。応力が極大となる点を降伏点とし、そのときの伸びを、降伏点における伸び率とした。下記式において、チャック間距離の単位は「mm」である。
降伏点における伸び率(%)=((降伏点におけるチャック間距離―10mm)/10mm)×100
(Elongation at yield point -15 ° C test)
The dicing tape was obtained by removing the die bonding film from the dicing die bond film.
A strip-shaped test piece having a length of 100 mm and a width of 10 mm in the TD direction was cut out from the dicing tape. The chuck interval of the tensile tester was set to 10 mm, and the test piece was pulled in the MD direction at 50 mm / min in an environment where the measurement temperature was −15 ± 2 ° C. The specimen was pulled until it broke and the stress was measured. The point where the stress becomes maximum was taken as the yield point, and the elongation at that time was taken as the elongation at the yield point. In the following formula, the unit of the distance between chucks is “mm”.
Elongation at yield point (%) = ((Distance between chucks at yield point−10 mm) / 10 mm) × 100
(降伏点における伸び率 0℃試験)
測定温度を0±2℃に変更した以外は、測定温度−15℃試験と同様の方法で降伏点における伸び率を測定した。
(Elongation at yield point 0 ° C test)
Except that the measurement temperature was changed to 0 ± 2 ° C., the elongation at the yield point was measured in the same manner as the measurement temperature−15 ° C. test.
(降伏点における伸び率 23℃試験)
測定温度を23±2℃に変更した以外は、測定温度−15℃試験と同様の方法で降伏点における伸び率を測定した。
(Elongation at yield point 23 ° C test)
Except for changing the measurement temperature to 23 ± 2 ° C., the elongation at the yield point was measured in the same manner as the measurement temperature−15 ° C. test.
(破断伸び率)
ダイシング・ダイボンドフィルムからダイボンドフィルムを取り除いてダイシングテープを得た。
ダイシングテープから、長さ100mm、TD方向の幅10mmの短冊状の試験片を切り出した。引張試験機のチャック間隔を10mmに設定し、温度23±2℃、湿度55±5%の環境下で、50mm/minでMD方向に試験片を引っ張った。破断するまで試験片を引っ張り、応力を測定した。試験片が破断したときの伸びから、破断伸び率を求めた。下記式において、チャック間距離の単位は「mm」である。
破断伸び率(%)=((試験片が破断したときのチャック間距離―10mm)/10mm)×100
(Elongation at break)
The dicing tape was obtained by removing the die bonding film from the dicing die bond film.
A strip-shaped test piece having a length of 100 mm and a width of 10 mm in the TD direction was cut out from the dicing tape. The test piece was pulled in the MD direction at 50 mm / min in an environment of a temperature of 23 ± 2 ° C. and a humidity of 55 ± 5% with the chuck interval of the tensile tester set to 10 mm. The specimen was pulled until it broke and the stress was measured. The elongation at break was determined from the elongation when the test piece broke. In the following formula, the unit of the distance between chucks is “mm”.
Elongation at break (%) = ((distance between chucks when the test piece breaks−10 mm) / 10 mm) × 100
(割断性)
ダイボンドフィルムに、レーザーで脆弱層を形成したシリコンミラーウエハ(ウエハ厚み:50μm)を貼り合わせて、ダイシング・ダイボンドフィルム及びダイシング・ダイボンドフィルム上に配置されたシリコンミラーウエハを備える積層体を得た。積層体をダイシングフレームに設置し、ディスコ製ダイセパレータDDS2300を用いて表1に示す割断条件で積層体をエキスパンドし、シリコンミラーウエハ及びダイボンドフィルムを分断した。これにより、ダイボンド用チップ(チップサイズ:10mm×10mm)を複数形成した。エキスパンドを解いた後に、ダイシングテープを25℃で10分間保持した。保持後、ダイボンド用チップ同士の間隔を測定した。
保持後におけるダイボンド用チップ同士の間隔が1μm以上である場合を○と判定し、1μm未満である場合を×と判定した。
(Cleavage)
A silicon mirror wafer (wafer thickness: 50 μm) in which a fragile layer was formed by a laser was bonded to the die bond film to obtain a laminate including a dicing die bond film and a silicon mirror wafer disposed on the dicing die bond film. The laminate was placed on a dicing frame, and the laminate was expanded under the cleaving conditions shown in Table 1 using a disco die separator DDS2300 to divide the silicon mirror wafer and the die bond film. As a result, a plurality of die bonding chips (chip size: 10 mm × 10 mm) were formed. After unwinding the expand, the dicing tape was held at 25 ° C. for 10 minutes. After holding, the distance between the die bonding chips was measured.
The case where the distance between the die-bonding chips after the holding was 1 μm or more was determined as ◯, and the case where the distance was less than 1 μm was determined as x.
10 ダイシング・ダイボンドフィルム
1 ダイシングテープ
1a 積層部
1b 周辺部
1c 接触区画
1d 非接触区画
2 ダイボンド用チップ
3 ダイボンドフィルム
4 半導体ウエハ
4L 分割予定ライン
5 半導体チップ
6 被着体
7 ボンディングワイヤー
8 封止樹脂
11 基材
12 粘着剤層
21 積層体
22 ダイボンド剤
31 ダイシングリング
32 ウエハ拡張装置
33 突き上げ部
41 改質領域
42 非改質領域
61 半導体チップ付き被着体
100 レーザー光
DESCRIPTION OF
201 ダイシングテープ
201a 積層部
201b 周辺部
201c 接触区画
201d 非接触区画
202 ダイボンド用チップ
205 半導体チップ
222 ダイボンド剤
201
Claims (2)
前記工程では、少なくとも前記ダイシングテープが降伏するまで前記ダイシングテープをエキスパンドすることを特徴とする半導体装置の製造方法。 A dicing die-bonding film comprising a dicing tape and a die-bonding film disposed on the dicing tape, and a dicing tape of a laminate comprising a semiconductor wafer disposed on the die-bonding film are expanded to expand the die-bonding film and the A method for manufacturing a semiconductor device including a step of dividing a semiconductor wafer and forming a chip for die bonding comprising a semiconductor chip and a die bonding agent disposed on the semiconductor chip,
In the step, the dicing tape is expanded at least until the dicing tape yields.
前記工程は、
前記ダイシングテープをエキスパンドすることにより、前記ダイボンドフィルム及び前記半導体ウエハを分断して、半導体チップ及び前記半導体チップ上に配置されたダイボンド剤を備えるダイボンド用チップを形成するステップと、
前記ダイシングテープをさらにエキスパンドすることにより、前記ダイシングテープを降伏させるステップとを含む半導体装置の製造方法。
Expanding the dicing tape of a laminate including a dicing tape and a dicing die-bonding film including a die-bonding film disposed on the dicing tape, and a semiconductor wafer disposed on the die-bonding film,
The process includes
Expanding the dicing tape to divide the die bond film and the semiconductor wafer to form a die bond chip comprising a semiconductor chip and a die bond agent disposed on the semiconductor chip; and
And further expanding the dicing tape to yield the dicing tape.
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