JP2015137313A - 微細凹凸構造を表面に有する膜体、該膜体を表面に有する構造体および前記膜体を形成する重合性組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
前記多官能(メタ)アクリレートおよび前記多官能ウレタン(メタ)アクリレートにそれぞれ有されるアルキレングリコール鎖は、アルキレングリコール鎖のうちの75モル%以上がエチレングリコール鎖であり、かつ、アルキレングリコール鎖の平均繰り返し単位が5〜32であることを特徴としている。
上述したように、重合性組成物Xは、アルキレングリコール鎖を含有する多官能(メタ)アクリレートと、アルキレングリコール鎖を含有する多官能ウレタン(メタ)アクリレートとを少なくとも含有し、含有するアルキレングリコール鎖は、75モル%以上がエチレングリコール鎖であり、アルキレングリコール鎖の平均繰り返し単位が5〜32である。
(1-1)ポリオキシアルキレン(アルキレンはC2〜4)[分子量106以上かつ数平均分子量[以下Mnと略記。測定はゲルパーミエイションクロマトグラフィー(以下GPCと略記)法による。]3,000以下]のジ(メタ)アクリレート;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールおよびポリテトラメチレングリコールの各ジ(メタ)アクリレート等。
(1-2)2価フェノール化合物のアルキレンオキサイド(AO)付加物のジ(メタ)アクリレート;2価フェノール化合物[C6〜18、例えば単環フェノール(カテコール、レゾルシノール、ハイドロキノン等)、縮合多環フェノール(ジヒドロキシナフタレン等)、ビスフェノール化合物(ビスフェノールA、−Fおよび−S等)]のAO付加物[レゾシノールのEO4モル付加物のジ(メタ)アクリレート、ジヒドロキシナフタレンのPO4モル付加物のジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールA、−F、および−Sの、EO2モル、およびPO4モル各付加物等]の各ジ(メタ)アクリレート等。
(1−3)脂肪族2価アルコール(C2〜30)AO付加物のジ(メタ)アクリレート;脂肪族2価アルコール[C2〜30、例えばネオペンチルグリコールおよび1,6−ヘキサンジオール]のAO付加物[ネオペンチルグリコールのEO20モル付加物、1,6ヘキサンジオールのEO16モル付加物等]の各ジ(メタ)アクリレート等。
(1−4)脂環含有2価アルコール(C6〜30)AO付加物のジ(メタ)アクリレート;ジメチロールトリシクロデカンのEO20モル付加物のジ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールのEO26モル付加物のジ(メタ)アクリレートおよび水素化ビスフェノールAのEO22モル付加物のジ(メタ)アクリレート等。
(2−1)C3〜40の多価(3価〜6価またはそれ以上)アルコールAO付加物のポリ(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパン(以下TMPと略記)のEO36モル付加物の各トリ(メタ)アクリレート、グリセリン(以下GRと略記)のEO30モルおよびPO3モル付加物の各トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール(以下PEと略記)のEO24モル付加物のトリ(メタ)アクリレートおよびテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール(以下DPEと略記)のEO48モル付加物のペンタ(メタ)アクリレートおよびヘキサ(メタ)アクリレート等。
複数のウレタン結合と2個以上のアクリロイル基を有する分子量400以上かつMn5,000以下のウレタン(メタ)アクリレートであり、製造方法としては例えば以下の2つが挙げられる。
多価(2価〜4価)カルボン酸、多価(2価〜8価またはそれ以上)アルコールおよびエステル形成性のアクリロイル基含有化合物のエステル化により得られる複数のエステル結合と5個以上のアクリロイル基を有する分子量150以上かつMn4,000以下のポリエステルアクリレート;多価カルボン酸としては、例えば脂肪族[C3〜20、例えばマロン酸、マレイン酸(無水物)、アジピン酸、セバシン酸、コハク酸、酸無水物の反応物(ジペンタエリスリトールと無水マレイン酸の反応物等)]、脂環式[C5〜30、例えばシクロヘキサンジカルボン酸、テトラヒドロ(無水)フタル酸、メチルテトラヒドロ(無水タル酸]および芳香族多価カルボン酸[C8〜30、例えばイソフタル酸、テレフタル酸、フタル酸(無水物)、トリメリット酸(無水物)、ピロメリット酸(無水物)]等を挙げられる。
多価(2〜4価)エポキシドと(メタ)アクリル酸の反応により得られる分子量400以上かつMn5,000以下のエポキシ(メタ)アクリレート等。
ポリブタジエンポリ(メタ)アクリレート(Mn500〜500,000)等。
重合開始剤としては、例えば光重合開始剤、熱重合開始剤およびこれらの混合物を挙げられる。
充填材としては、例えば無機充填材{カーボンブラック、シリカ(例えば微粉ケイ酸、含水ケイ酸、ケイ藻およびコロイダルシリカ)、ケイ酸塩(例えば微粉ケイ酸マグネシウム、タルク、ソープストーン、ステアライト、ケイ酸カルシウム、アルミノケイ酸マグネシウムおよびアルミノケイ酸ソーダ)、炭酸塩〔例えば沈降性(活性、乾式、重質または軽質)炭酸カルシウムおよび炭酸マグネシウム〕、クレー(例えばカオリン質クレー、セリサイト質クレー、バイロフィライト質クレー、モンモリロナイト質クレー、ベントナイトおよび酸性白土)、硫酸塩[例えば硫酸アルミニウム(例えば硫酸バンドおよびサチンホワイト)、硫酸バリウム(例えばバライト粉、沈降性硫酸バリウムおよびリトポン)、硫酸マグネシウムおよび硫酸カルシウム(石コウ)(例えば無水石コウおよび半水石コウ)]、鉛白、雲母粉、亜鉛華、アルミナ、酸化ジルコニウム、酸化チタン、活性フッ化カルシウム、セメント、石灰、亜硫酸カルシウム、二硫化モリブデン、アスベスト、ガラスファイバー、ロックファイバーおよびマイクロバルーン等}、有機充填材(例えば、スチレンビーズ、メラミンビーズ、アクリルビーズ、アクリル−スチレンビーズ、ポリカーボネートビーズ等;複合系であれば、例えば、特開平10−330409号公報や特開2004−307644に開示されている有機無機複合ビーズ等)が挙げられる。
添加材としては、例えば分散剤、消泡剤、レベリング剤、シランカップリング剤、チクソトロピー性付与剤(増粘剤)、スリップ剤、離型性付与剤、帯電防止剤、酸化防止剤および紫外線吸収剤が挙げられる。
分散剤としては、例えば有機分散剤[高分子分散剤(Mn2,000〜500,000)および低分子分散剤(分子量100以上かつMn2,000以下)]および無機分散剤が挙げられる。
(a)ポリオキシアルキレン型
脂肪族アルコール(C4〜30)、[アルキル(C1〜30)]フェノール、脂肪族(C4〜30)アミンおよび脂肪族(C4〜30)アミドのAO(C2〜4)1〜30モル付加物;脂肪族アルコールとしては、例えばn−、i−、sec−およびt−ブタノール、オクタノールおよびドデカノール、アルキルフェノールとしては例えばメチルフェノールおよびノニルフェノール、脂肪族アミンとしては、例えばラウリルアミンおよびメチルステアリルアミンおよび脂肪族アミドとしては、例えばステアリン酸アミドが挙げられる。
(b)多価アルコール型
C4〜30の脂肪酸(例えばラウリン酸およびステアリン酸)と多価(2価〜6価またはそれ以上)アルコール(例えばGR、PE、ソルビットおよびソルビタン)のモノエステル化合物。
(c)カルボン酸塩型
C4〜30の脂肪酸(前記に同じ)のアルカリ金属(前記に同じ)塩。
(d)硫酸エステル型
C4〜30の脂肪族アルコール(前記に同じ)および脂肪族アルコールのAO(C2〜4)1〜30モル付加物の硫酸エステルアルカリ金属(前記に同じ)塩等。
(e)スルホン酸塩型
[アルキル(C1〜30)]フェノール(前記に同じ)のスルホン酸アルカリ金属(前記に同じ)塩。
(f)リン酸エステル型
C4〜30の脂肪族アルコール(前記に同じ)および脂肪族アルコールのAO(C2〜4)1〜30モル付加物のモノまたはジリン酸エステルの塩(例えばアルカリ金属(前記に同じ)塩および4級アンモニウム塩)。
(g)1〜3級アミン塩型
C4〜30の脂肪族アミン[1級(例えばラウリルアミン等)、2級(例えばジブチルアミン)および3級(例えばジメチルステアリルアミン)]塩酸塩、トリエタノールアミンとC4〜30の脂肪酸(前記に同じ)のモノエステルの無機酸(例えば塩酸、硫酸、硝酸およびリン酸)塩。
(h)4級アンモニウム塩型
C4〜30の4級アンモニウム(例えばブチルトリメチルアンモニウム、ジエチルラウリルメチルアンモニウムおよびジメチルジステアリルアンモニウム)の無機酸(上記に同じ)等。
消泡剤としては、例えば低級アルコール(C1〜6)消泡剤(例えばメタノールおよびブタノール)、高級アルコール(C8〜18)消泡剤(例えばオクチルアルコールおよびヘキサデシルアルコール)、脂肪酸(C10〜20)消泡剤(例えばオレイン酸およびステアリン酸)、脂肪酸エステル(C11〜30)消泡剤(例えばグリセリンモノラウリレート)、リン酸エステル消泡剤(例えばトリブチルホスフェート)、金属石けん消泡剤(例えばステアリン酸カルシウムおよびステアリン酸アルミニウム)、ポリエーテル消泡剤[例えばPEG(Mn200〜10,000)およびPPG(Mn200〜10,000)]、シリコーン消泡剤等(例えばジメチルシリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイルおよびフルオロシリコーンオイル)および鉱物油(例えばシリカ粉末を鉱物油に分散させたもの)消泡剤が挙げられる。
レベリング剤としては、例えばPEG型非イオン系界面活性剤(例えばノニルフェノールEO1〜40モル付加物およびステアリン酸EO1〜40モル付加物)、多価アルコール型非イオン系界面活性剤(例えばソルビタンパルミチン酸モノエステル、ソルビタンステアリン酸モノエステルおよびソルビタンステアリン酸トリエステル)、フッ素系界面活性剤(例えばパーフルオロアルキルEO1〜50モル付加物、パーフルオロアルキルカルボン酸塩およびパーフルオロアルキルベタイン)、変性シリコーンオイル[ポリエーテル変性シリコーンオイルおよび(メタ)アクリレート変性シリコーンオイル等]が挙げられる。
シランカップリング剤としては、例えばアミノ系シランカップリング剤(例えばγ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシランおよびγ−フェニルアミノフロピルトリメトキシシラン)、ウレイド系シランカップリング剤(例えばウレイドプロピルトリエトキシシラン)、ビニル系シランカップリング剤[例えばビニルエトキシシラン、ビニルメトキシシランおよびビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン]、メタクリレート系シランカップリング剤(例えばγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランおよびγ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン)、エポキシ系シランカップリング剤(例えばγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン)、イソシアネート系シランカップリング剤(例えばγ−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン)、ポリマー型シランカップリング剤(例えばポリエトキシジメチルシロキサンおよびポリエトキシジメチルシロキサン)、カチオン型シランカップリング剤[例えばN−(N−ベンジル−β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩]が挙げられる。
チクソトロピー性付与剤(増粘剤)としては、例えば無機系(例えばベントナイト、有機処理ベントナイトおよび極微細表面処理炭酸カルシウム)および有機系(例えば水添ヒマシ油ワックス、ステアリン酸カルシウム、オレイン酸アルミニウムおよび重合アマニ油)が挙げられる。
スリップ剤としては、例えば高級脂肪酸エステル(例えばステアリン酸ブチル)、高級脂肪酸アミド(例えばエチレンビスステアリン酸アミドおよびオレイン酸アミド)、金属石けん(例えばステアリン酸カルシウムおよびオレイン酸アルミニウム)、高分子量炭化水素(例えばパラフィンワックス)、ポリオレフィンワックス(例えばポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックスおよびカルボキシル基含有ポリエチレンワックス)およびシリコーン(例えばジメチルシリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイルおよびフルオロシリコーンオイル)が挙げられる。
離型性付与剤としては、例えばフッ素含有化合物、シリコーン系化合物、リン酸エステル系化合物、長鎖アルキル基を有する化合物、固形ワックス(ポリアルキレンワックス、アミドワックス、テフロンパウダー(テフロンは登録商標)等)等を含む化合物、等が挙げられる。
帯電防止剤としては、例えばイオン性液体、イオン性液体以外のカチオン性帯電防止剤、アニオン性帯電防止剤、および非イオン性帯電防止剤が挙げられる。
酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール系〔例えばトリエチレングリコール−ビス−[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドトキシフェニル)プロピオネートおよび3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネートジエチルエステル〕およびアミン系(例えばn−ブチルアミン、トリエチルアミンおよびジエチルアミノメチルメタクリレート)が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系[例えば2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾールおよび2−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール]、トリアジン系〔例えば2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキシ]−フェノール〕、ベンゾフェノン系(例えば2−ヒドロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフェノン)およびシュウ酸アニリド系(例えば2−エトキシ−2’−エチルオキサリック酸ビスアニリド)が挙げられる。
活性エネルギー線カチオン硬化型樹脂としては、単官能脂環式エポキシ樹脂、2官能脂環式エポキシ樹脂、多官能(3価〜20価またはそれ以上)脂環式エポキシ樹脂、およびこれらの混合物が挙げられる。
構造体10は、基材3に重合性組成物Xを塗布して塗布膜を生成し、必要によりこれを乾燥させた後、塗布膜の表面に微細凹凸構造1を転写し、活性化エネルギーを照射して塗布膜を硬化させることで得ることができる(図1参照)。重合性組成物Xは、基材3の少なくとも片面の少なくとも一部に塗布される。基材3に重合性組成物Xを塗布する装置としては、種々の装置、例えばと塗工機[ダイコーター、バーコーター、グラビアコーター、ロールコーター(サイズプレスロールコーター、ゲートロールコーター等)、エアナイフコーター、スピンコーター、ブレードコーター等]が使用できる。塗布膜の膜厚は、乾燥後の膜厚として、通常0.5〜250μm、耐摩耗性、耐溶剤性、耐汚染性および乾燥性、硬化性の観点から好ましくは1〜100μmである。
本発明の態様1に係る微細凹凸構造を表面に有する膜体は、活性エネルギー線照射によって重合した重合性組成物よりなり、前記重合性組成物は、それぞれがアルキレングリコール鎖を有する多官能(メタ)アクリレートおよび多官能ウレタン(メタ)アクリレートを少なくとも含有し、前記多官能(メタ)アクリレートおよび前記多官能ウレタン(メタ)アクリレートにそれぞれ有されるアルキレングリコール鎖は、アルキレングリコール鎖のうちの75モル%以上がエチレングリコール鎖であり、かつ、アルキレングリコール鎖の平均繰り返し単位が5〜32であり、さらに、当該膜体の表面の水に対する接触角が25°以下である。
ガラス製オートクレーブに、水34g(グリセリンに対して25%)を溶媒として入れた。グリセリン136.5g(1.50モル)を仕込み、窒素置換を行った後、95℃まで昇温し、ここに水酸化カリウムを0.63g(アルコール官能基あたり0.25モル%)添加した。
製造例1におけるEO、POおよびアクリル酸を、EO3682g(83.7モル)、PO539.4g(9.3モル)およびアクリル酸10gとした以外は製造例1と同様にして反応させた。ポリエーテル(2)の水酸基価は59.8、エステル化反応時の生成水は1.9g、化合物(2)の得量は245gであった。
製造例1におけるグリセリン136.5gをペンタエリスリトール204g(1.50モル)とし、EO、POおよびアクリル酸を、EO2728g(62モル)、PO3596g(62モル)およびアクリル酸23gとした以外は製造例1と同様にして反応させた。ポリエーテル(3)の水酸基価は53.2、エステル化反応時の生成水は5.1g、化合物(3)の得量は254gであった。
ガラス製オートクレーブに、水34g(グリセリンに対して25%)を溶媒として入れた。グリセリン136.5g(1.50モル)を仕込み、窒素置換を行った後、95℃まで昇温し、ここに水酸化カリウムを0.63g(アルコール官能基あたり0.25モル%)添加した。
製造例4におけるグリセリンをグリセリン69.1g(0.75モル)およびペンタエリスリトール102.0g(0.75モル)とし、EOをEO3834.6g(87.2モル)およびPO1035.3g(17.9モル)とした以外は製造例4と同様にして反応させてポリエーテル(5)を得た。得られたポリエーテル(5)の水酸基価は58.6であった。
製造例4におけるグリセリンをグリセリン138.2g(1.50モル)とし、EOを、EO5100.5g(115.9モル)およびPO584.6g(10.1モル)とした以外は製造例4と同様にして反応させてポリエーテル(6)を得た。得られたポリエーテル(6)の水酸基価は43.4であった。
製造例4におけるグリセリンをグリセリン138.2g(1.50モル)とし、EOをEO237.6g(5.4モル)およびPO730.8g(12.6モル)とした以外は製造例4と同様にして反応させてポリエーテル(7)を得た。得られたポリエーテル(7)の水酸基価は228.5であった。
まず、10cm角のガラス基板を用意し、金型の材料となるアルミニウム(Al)をスパッタリング法によりガラス基板上に膜厚1.0μmで塗布した。次に、アルミニウムを陽極酸化させ、直後にエッチングを行う工程を繰り返すことによって、隣り合う穴(凹部)の底点間の距離が可視光波長以下の長さである多数の微小な穴をもつ陽極酸化層を形成した。具体的には、陽極酸化、エッチング、陽極酸化、エッチング、陽極酸化、エッチング、陽極酸化、エッチングおよび陽極酸化を順に行うフロー(陽極酸化5回、エッチング4回)によって、金型を作製した。このような陽極酸化とエッチングとの繰り返し工程によれば、形成される微小な穴の形状は、金型の内部に向かって先細りの形状(テーパ形状)となる。
TACフィルム(厚み40μm)上に重合性組成物X(1)を塗布し、順風乾燥機中で1分、温度80℃で溶剤を乾燥させ樹脂層とした後、製造例8に作製された金型の表面上に、気泡が入らないように注意しながら貼り合わせた。次に、紫外(UV)光をTACフィルム側に対して2J/cm2照射して樹脂層を硬化させ、その後、硬化してできた樹脂層およびTACフィルムの積層フィルムの剥離を行い、実施例1の構造体を得た。得られ構造体をデジタルマイクロメータ(テスター産業製TH−104)したところ52μmであった。
実施例1において、重合性組成物X(1)を重合性組成物X(2)〜(16)とした以外は同様の方法にて、実施例2〜16の構造体および各種測定用サンプルを作製した。
実施例1において、重合性組成物X(1)を比較重合性組成物(1)〜(8)とした以外は同様の方法にて、比較例1〜8の構造体および各種測定用サンプルを作製した。
構造体中の微細凹凸構造を有する表面を指先で触診し、タッキネスの具合により評価を行った。評価基準は以下のとおりである。
良:タッキネスが全くない。
悪:少しでもタッキネスがある。
黒アクリル板に構造体を貼り付けたサンプルを、(株)島津製作所 分光光度計UV−3100PCを用い、5°正反射率を測定する。
JISK7361に準拠し、(株)村上色彩技術研究所製ヘイズ・透過率計HM−150を用いて微細凹凸構造を有する表面を光源に向けて測定する。
接触角測定装置(Kruss社製、「DSA10−Mk2」)を用いて、10μlの水を、黒アクリル板に構造体を貼り付けたサンプルの表面に滴下した後、20秒後の接触角を1秒間隔で10点測定し、それらの平均値を算出した。同一の操作を、水を滴下する位置を変えて3回行い、それらの平均値を算出することにより水接触角を決定した。
黒アクリル板に構造体を貼り付けたサンプルを、往復摩耗試験機(HEIDONトライボギアTYPE30)にてφ25mmのスチールウール♯0000使用)を用いて、荷重200gまたは400g、摩耗距離10mm、速度10mm/sec、10往復摩耗後蛍光灯下にて傷を目視判断する。評価基準は以下のとおりである。
5:引掻き傷なし。
4:数本の引掻き傷あり。
3:25mm円柱の半分の引掻き傷あり。
2:25mm円柱の2/3の引掻き傷あり。
1:25mm円柱の全面の引掻き傷あり。
構造体における微細凹凸構造を有する表面に指紋を捺印し、水を染み込ませたティッシュペーパーで5回拭いた後の汚れ具合を目視で観察し、以下の判定基準で判定した。結果を表2に示す。
5:指紋汚れなし。
4:指紋汚れほとんどなし。
3:指紋汚れが斜めからならば目視で観察できる。
2:指紋汚れが正面からも目視で観察できる。
1:指紋汚れが正面から目視ではっきり観察できる。
JISK5600に準拠し、黒アクリル板に構造体を貼り付けたサンプルの微細凹凸構造を有する表面側に1mm角の碁盤目100マスを入れ、ニチバン製工業用24mmセロテープ(登録商標)を用いて5回剥離を行い、残っているマス目の数を数え、以下の判定基準で判定した。
3:100マス全てが残っている。
2:50〜99マスが残っている。
1:残っているマスは49マス以下である。
2 反射防止膜(微細凹凸構造を表面に有する膜体)
2’塗布膜
3 基材
3’基材フィルム
10 構造体
20 ダイコーター
21 塗布ロール
22 金型
23 反転構造
24 ニップロール
25 剥離ロール
26 照射部
Claims (8)
- 微細凹凸構造を表面に有する膜体であって、
活性エネルギー線照射によって重合した重合性組成物よりなり、
前記重合性組成物は、それぞれがアルキレングリコール鎖を有する多官能(メタ)アクリレートおよび多官能ウレタン(メタ)アクリレートを少なくとも含有し、
前記多官能(メタ)アクリレートおよび前記多官能ウレタン(メタ)アクリレートにそれぞれ有されるアルキレングリコール鎖は、アルキレングリコール鎖のうちの75モル%以上がエチレングリコール鎖であり、かつ、アルキレングリコール鎖の平均繰り返し単位が5〜32であり、
さらに、当該膜体の表面の水に対する接触角が25°以下であることを特徴とする微細凹凸構造を表面に有する膜体。 - 前記重合性組成物中のそれぞれがアルキレングリコール鎖を有する前記多官能(メタ)アクリレートと前記多官能ウレタン(メタ)アクリレートの含有量の合計が65質量%以上であることを特徴とする請求項1記載の微細凹凸構造を表面に有する膜体。
- 前記重合性組成物の平均官能基数が2.5〜5.0であることを特徴とする請求項1または2に記載の微細凹凸構造を表面に有する膜体。
- アルキレングリコール鎖を有する前記多官能ウレタン(メタ)アクリレートの重量平均分子量が1000〜4000であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の微細凹凸構造を表面に有する膜体。
- それぞれがアルキレングリコール鎖を有する前記多官能(メタ)アクリレートおよび前記多官能ウレタン(メタ)アクリレートを第1成分および第2成分とした場合に、
前記重合性組成物は、第3成分として、それぞれがアルキレングリコール鎖を有さない多官能(メタ)アクリレート、多官能ウレタン(メタ)アクリレート、単官能(メタ)アクリレートおよび単官能ウレタン(メタ)アクリレートのうちの少なくとも1つをさらに含有し、
前記第1成分、前記第2成分および前記第3成分のうちの少なくとも1つが、ペンタエリスリトール骨格を有していることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の微細凹凸構造を表面に有する膜体。 - 光の反射防止または光の透過改良またはその両方に用いられることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の微細凹凸構造を表面に有する膜体。
- 基材と、
該基材表面に設けられた請求項1から6の何れか1項に記載の微細凹凸構造を表面に有する膜体と、を備える構造体。 - 微細凹凸構造を表面に有する膜体を形成する重合性組成物であって、
活性エネルギー線照射によって重合し、
それぞれがアルキレングリコール鎖を有する多官能(メタ)アクリレートおよび多官能ウレタン(メタ)アクリレートを少なくとも含有し、
前記多官能(メタ)アクリレートおよび前記多官能ウレタン(メタ)アクリレートにそれぞれ有されるアルキレングリコール鎖は、アルキレングリコール鎖のうちの75モル%以上がエチレングリコール鎖であり、かつ、アルキレングリコール鎖の平均繰り返し単位が5〜32であることを特徴とする重合性組成物。
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