JP2015133615A - 通信装置、通信制御データ送信方法、および通信制御データ受信方法 - Google Patents
通信装置、通信制御データ送信方法、および通信制御データ受信方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015133615A JP2015133615A JP2014004115A JP2014004115A JP2015133615A JP 2015133615 A JP2015133615 A JP 2015133615A JP 2014004115 A JP2014004115 A JP 2014004115A JP 2014004115 A JP2014004115 A JP 2014004115A JP 2015133615 A JP2015133615 A JP 2015133615A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- component
- metadata
- user terminal
- communication
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 309
- 230000006854 communication Effects 0.000 title claims description 189
- 238000004891 communication Methods 0.000 title claims description 188
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 60
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 25
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 5
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 description 3
- 238000009472 formulation Methods 0.000 description 2
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 2
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 2
- KNMAVSAGTYIFJF-UHFFFAOYSA-N 1-[2-[(2-hydroxy-3-phenoxypropyl)amino]ethylamino]-3-phenoxypropan-2-ol;dihydrochloride Chemical compound Cl.Cl.C=1C=CC=CC=1OCC(O)CNCCNCC(O)COC1=CC=CC=C1 KNMAVSAGTYIFJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000002730 additional effect Effects 0.000 description 1
- 238000013500 data storage Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 238000006467 substitution reaction Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/40—Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
- H04N21/43—Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
- H04N21/438—Interfacing the downstream path of the transmission network originating from a server, e.g. retrieving encoded video stream packets from an IP network
- H04N21/4383—Accessing a communication channel
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/40—Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
- H04N21/43—Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
- H04N21/435—Processing of additional data, e.g. decrypting of additional data, reconstructing software from modules extracted from the transport stream
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/60—Network structure or processes for video distribution between server and client or between remote clients; Control signalling between clients, server and network components; Transmission of management data between server and client, e.g. sending from server to client commands for recording incoming content stream; Communication details between server and client
- H04N21/61—Network physical structure; Signal processing
- H04N21/6156—Network physical structure; Signal processing specially adapted to the upstream path of the transmission network
- H04N21/6181—Network physical structure; Signal processing specially adapted to the upstream path of the transmission network involving transmission via a mobile phone network
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/60—Network structure or processes for video distribution between server and client or between remote clients; Control signalling between clients, server and network components; Transmission of management data between server and client, e.g. sending from server to client commands for recording incoming content stream; Communication details between server and client
- H04N21/65—Transmission of management data between client and server
- H04N21/654—Transmission by server directed to the client
- H04N21/6547—Transmission by server directed to the client comprising parameters, e.g. for client setup
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W4/00—Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
- H04W4/06—Selective distribution of broadcast services, e.g. multimedia broadcast multicast service [MBMS]; Services to user groups; One-way selective calling services
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
【課題】1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報をユーザ端末に提供し、ユーザ端末においてコンポーネント単位の受信設定を可能とする。【解決手段】データ送信装置が、同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位、例えば特定解像度の画像データや特定言語の音声データや字幕データ等のコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータをユーザ端末に送信する。受信装置であるユーザ端末は、データ送信装置から受信したメタデータに記録されたコンポーネント単位の送信周波数情報を適用して、受信予定のコンポーネントの受信を可能とするための受信周波数の設定処理を実行する。【選択図】図10
Description
本開示は、通信装置、通信制御データ送信方法、および通信制御データ受信方法に関する。具体的には、例えば様々なデータを一斉配信する同報通信処理において、各ユーザ端末で確実に配信データを受信可能とする通信装置、通信制御データ送信方法、および通信制御データ受信方法に関する。
国際標準仕様策定団体である3GPP(Third Generation Partnership Project)において規格策定された移動通信システムの無線アクセス方式としてLTE(Long Term Evolution)がある。
LTEは、FDD(Frequency Division Duplex)とTDD(Time Division Duplex)の2通りの通信方式が選択適用できる通信方式である。FDDは、ユーザ端末(UE:User Equipment)からLTEの基地局(eNodeB:evolved Node B)への通信であるアップリンク専用の周波数帯域と、基地局からユーザ端末(UE)への通信であるダウンリンク専用の周波数帯域を個別に設定した通信方式である。TDDは、ユーザ端末からの基地局の通信と基地局からユーザ端末への通信を時分割で実行する方式である。なお、LTEによる通信方式を開示した従来技術として、例えば特許文献1(特開2013−85086号公報)がある。
LTEの特徴的な機能の1つにMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)がある。
MBMSは、同報型配信サービスであり、特定のエリア内に位置する複数のユーザ端末(UE)に対して共通のベアラで一斉に同一データ、例えば映画コンテンツなどを配信するサービスである。MBMSに従った同報配信により、配信サービス提供エリアに位置する多数のスマホなどのユーザ端末に、同じコンテンツを同時に提供することができる。
MBMSは、同報型配信サービスであり、特定のエリア内に位置する複数のユーザ端末(UE)に対して共通のベアラで一斉に同一データ、例えば映画コンテンツなどを配信するサービスである。MBMSに従った同報配信により、配信サービス提供エリアに位置する多数のスマホなどのユーザ端末に、同じコンテンツを同時に提供することができる。
上述した同報型配信サービスであるMBMSをLTEで効率的に実現させる方式としてeMBMS(evolved Multimedia Broadcast Multicast Service)がある。
このeMBMSについては、現在、3GPPで具体的仕様が策定されているが、現行の仕様では、1つの番組など、1つのサービス単位で周波数帯域や配信エリアをユーザ端末(UE)に通知する設定としている。
このeMBMSについては、現在、3GPPで具体的仕様が策定されているが、現行の仕様では、1つの番組など、1つのサービス単位で周波数帯域や配信エリアをユーザ端末(UE)に通知する設定としている。
しかし、1つのサービスに含まれる複数の配信データ要素(コンポーネント)単位の送信周波数帯域については、ユーザ端末(UE)に通知する設定となっていない。
例えばeMBMSに従って提供する1つのサービスを映画コンテンツ提供サービスとした場合、このサービスにおいて配信されるデータ要素であるコンポーネントとして、映像、日本語音声、英語音声、韓国語音声などがある。
現行の3GPPの仕様書は、これら各コンポーネント単位の送信周波数帯域についてユーザ端末(UE)に通知する処理を規定していないい。
例えばeMBMSに従って提供する1つのサービスを映画コンテンツ提供サービスとした場合、このサービスにおいて配信されるデータ要素であるコンポーネントとして、映像、日本語音声、英語音声、韓国語音声などがある。
現行の3GPPの仕様書は、これら各コンポーネント単位の送信周波数帯域についてユーザ端末(UE)に通知する処理を規定していないい。
従って、1つのサービス内に異なる周波数で送信されるコンポーネントが混在する場合、ユーザ端末は各コンポーネントの周波数を個別に把握することができず、各コンポーネントの受信に必要な設定を行うことができないといった事態が発生する可能性がある。例えば日本語音声と、韓国語音声とで送信周波数が異なる場合などには、一方の音声のみしか受信できないといった場合が発生する可能性がある。
本開示は、例えば、上記のような問題点を解決するものであり、1つのサービスの構成要素であるコンポーネント単位で周波数帯域やサービス提供エリアをユーザ端末(UE)に通知し、ユーザ端末側において利用可能なコンポーネントを確実に受信可能とした通信装置、通信制御データ送信方法、および通信制御データ受信方法を提供することを目的とする。
本開示の第1の側面は、
同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータを生成、または記憶部から取得するデータ処理部と、
前記メタデータをユーザ端末に送信する通信部を有する通信装置にある。
同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータを生成、または記憶部から取得するデータ処理部と、
前記メタデータをユーザ端末に送信する通信部を有する通信装置にある。
さらに、本開示の通信装置の一実施態様において、前記コンポーネントは、1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素であり、前記メタデータは、1つの同報配信サービスに含まれる全てのコンポーネント各々に対応する送信周波数情報を記録した構成である。
さらに、本開示の通信装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記コンポーネント単位の送信周波数情報に加え、コンポーネント単位のアクセス情報と、コンポーネント単位の送信エリア情報を記録したメタデータを、前記通信部を介してユーザ端末に送信する。
さらに、本開示の通信装置の一実施態様において、前記データ処理部は、1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素であるコンポーネントを異なる送信周波数で送信する通信制御を実行し、前記メタデータは、コンポーネントの送信周波数情報として、前記異なる送信周波数が記録された構成である。
さらに、本開示の通信装置の一実施態様において、前記通信装置は、前記メタデータを格納した記憶部を有し、前記データ処理部は、ユーザ端末からの要求に応じて前記メタデータを記憶部から読み出して前記通信部を介して前記ユーザ端末に送信する。
さらに、本開示の通信装置の一実施態様において、前記データ処理部は、コンポーネント単位で選択された基地局を介して、特定のコンポーネントを特定エリアにのみ、コンポーネント対応の送信周波数で送信する通信制御を実行する。
さらに、本開示の通信装置の一実施態様において、前記データ処理部は、映像データ、音声データ、字幕データの少なくともいずれかを含むコンテンツの同報配信サービスを実行し、前記コンポーネントは、前記コンテンツの同報配信サービスを構成するデータ要素である映像データ、または特定言語の音声データ、または特定言語の字幕データのいずれかである。
さらに、本開示の通信装置の一実施態様において、前記コンポーネントは、異なる解像度の画像再生を実現する異なる符号化画像データを含む。
さらに、本開示の第2の側面は、
同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータをデータ送信装置から受信する通信部と、
前記メタデータを適用した処理を実行するデータ処理部を有する通信装置にある。
同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータをデータ送信装置から受信する通信部と、
前記メタデータを適用した処理を実行するデータ処理部を有する通信装置にある。
さらに、本開示の通信装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記メタデータに記録されたコンポーネント単位の送信周波数情報を適用して、該コンポーネントの受信を可能とするための受信周波数の設定を実行する。
さらに、本開示の通信装置の一実施態様において、前記コンポーネントは、1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素であり、前記メタデータは、1つの同報配信サービスに含まれる全てのコンポーネント各々に対応する送信周波数情報を記録した構成である。
さらに、本開示の通信装置の一実施態様において、前記通信部は、前記コンポーネント単位の送信周波数情報に加え、コンポーネント単位のアクセス情報と、コンポーネント単位の送信エリア情報を記録したメタデータを前記データ送信装置から受信する。
さらに、本開示の通信装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記メタデータに記録された複数のコンポーネントの異なる送信周波数情報を適用して、複数のコンポーネントの受信を可能とするための受信周波数の設定を実行し、1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素であるコンポーネントを異なる送信周波数で受信する通信制御を実行する。
さらに、本開示の通信装置の一実施態様において、前記通信部は、コンポーネント単位で選択された基地局を介してコンポーネント対応の送信周波数で送信されるコンポーネントの受信処理を実行する。
さらに、本開示の通信装置の一実施態様において、前記コンポーネントは、コンテンツの同報配信サービスを構成するデータ要素である映像データ、または特定言語の音声データ、または特定言語の字幕データのいずれかである。
さらに、本開示の通信装置の一実施態様において、前記コンポーネントは、異なる解像度の画像再生を実現する異なる符号化画像データを含む。
さらに、本開示の第3の側面は、
データ送信装置において実行する通信制御データ送信方法であり、
データ処理部が、同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータを生成、または記憶部から取得し、
通信部が、前記メタデータをユーザ端末に送信する通信制御データ送信方法にある。
データ送信装置において実行する通信制御データ送信方法であり、
データ処理部が、同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータを生成、または記憶部から取得し、
通信部が、前記メタデータをユーザ端末に送信する通信制御データ送信方法にある。
さらに、本開示の第4の側面は、
データ受信装置において実行する通信制御データ受信方法あり、
通信部が、同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータをデータ送信装置から受信し、
データ処理部が、前記メタデータを適用した処理を実行する通信制御データ受信方法にある。
データ受信装置において実行する通信制御データ受信方法あり、
通信部が、同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータをデータ送信装置から受信し、
データ処理部が、前記メタデータを適用した処理を実行する通信制御データ受信方法にある。
本開示のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本開示の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本開示の一実施例の構成によれば、1つの同報配信サービスに含まれるデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報をユーザ端末に提供する。ユーザ端末はコンポーネント対応の受信設定が可能となり、確実に各コンポーネントを受信できる構成が実現される。
具体的には、データ送信装置が、同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位、例えば特定解像度の画像データや特定言語の音声データや字幕データ等のコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータをユーザ端末に送信する。受信装置であるユーザ端末は、データ送信装置から受信したメタデータに記録されたコンポーネント単位の送信周波数情報を適用して、受信予定のコンポーネントの受信を可能とするための受信周波数の設定処理を実行する。
本構成により、1つの同報配信サービスに含まれるデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報をユーザ端末に提供する。ユーザ端末はコンポーネント対応の受信設定が可能となり、確実に各コンポーネントを受信できる構成が実現される。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また付加的な効果があってもよい。
具体的には、データ送信装置が、同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位、例えば特定解像度の画像データや特定言語の音声データや字幕データ等のコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータをユーザ端末に送信する。受信装置であるユーザ端末は、データ送信装置から受信したメタデータに記録されたコンポーネント単位の送信周波数情報を適用して、受信予定のコンポーネントの受信を可能とするための受信周波数の設定処理を実行する。
本構成により、1つの同報配信サービスに含まれるデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報をユーザ端末に提供する。ユーザ端末はコンポーネント対応の受信設定が可能となり、確実に各コンポーネントを受信できる構成が実現される。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また付加的な効果があってもよい。
以下、図面を参照しながら本開示の通信装置、通信制御データ送信方法、および通信制御データ受信方法の詳細について説明する。なお、説明は以下の項目に従って行なう。
1.通信システムの構成例について
2.現行仕様に従ってユーザ端末が取得可能なメタデータを利用した処理例について
3.コンポーネント単位の送信周波数を通知する本開示の処理例について
4.通信装置の構成と処理について
5.各装置のハードウェア構成例について
6.本開示の構成のまとめ
1.通信システムの構成例について
2.現行仕様に従ってユーザ端末が取得可能なメタデータを利用した処理例について
3.コンポーネント単位の送信周波数を通知する本開示の処理例について
4.通信装置の構成と処理について
5.各装置のハードウェア構成例について
6.本開示の構成のまとめ
[1.通信システムの構成例について]
まず、図1を参照して本開示の処理を実行する通信システムの一構成例について説明する。
図1に示すように、通信システム10は、画像データや音声データ等のコンテンツを送信する通信装置であるデータ送信装置12と、データ送信装置12の送信コンテンツを受信する通信装置であるユーザ端末20−1〜kを有する。
データ送信装置12と、ユーザ端末20間の通信は、基地局13を介して実行される。
データ送信装置12は、例えばコンテンツプロバイダ11から提供された映画等のコンテンツを複数の基地局13を介してユーザ端末20に送信する。
まず、図1を参照して本開示の処理を実行する通信システムの一構成例について説明する。
図1に示すように、通信システム10は、画像データや音声データ等のコンテンツを送信する通信装置であるデータ送信装置12と、データ送信装置12の送信コンテンツを受信する通信装置であるユーザ端末20−1〜kを有する。
データ送信装置12と、ユーザ端末20間の通信は、基地局13を介して実行される。
データ送信装置12は、例えばコンテンツプロバイダ11から提供された映画等のコンテンツを複数の基地局13を介してユーザ端末20に送信する。
図1に示す通信システム10は、移動通信システムの無線アクセス方式であるLTE(Long Term Evolution)に従った通信処理を実行する。
なお、LTEは、前述したように国際標準仕様策定団体である3GPP(Third Generation Partnership Project)において規格策定された移動通信システムの無線アクセス方式である。
なお、LTEは、前述したように国際標準仕様策定団体である3GPP(Third Generation Partnership Project)において規格策定された移動通信システムの無線アクセス方式である。
図1に示す通信システム10のデータ送信装置12は、複数のLTEの基地局(eNodeB:evolved Node B)13a〜13nを介して特定のエリア内の複数のユーザ端末(UE)20−1〜kに対して共通のデータ、例えば映画コンテンツなどを一斉に送信する。
具体的には、eMBMS(evolved Multimedia Broadcast Multicast Service)に従ってデータの同報配信を行う。
具体的には、eMBMS(evolved Multimedia Broadcast Multicast Service)に従ってデータの同報配信を行う。
ユーザ端末20−1〜kは例えばスマートホンなどの携帯端末である。
データ送信装置12は、コンテンツプロバイダ11から提供されるコンテンツ、例えば映画コンテンツなどをパケットに格納し、eMBMSに従って同報配信処理を行なう。
なお、eMBMSについては、前述したように、現在、3GPPで具体的仕様が策定されている。
データ送信装置12は、コンテンツプロバイダ11から提供されるコンテンツ、例えば映画コンテンツなどをパケットに格納し、eMBMSに従って同報配信処理を行なう。
なお、eMBMSについては、前述したように、現在、3GPPで具体的仕様が策定されている。
コンテンツプロバイダ11から提供されるコンテンツが、例えば映画コンテンツである場合、その映画コンテンツには、映像、日本語音声、英語音声、日本語字幕等の様々な異なる種類の要素データ(コンポーネント)が含まれる。
以下の説明では、独立して配信可能な異なる種類の要素データからなるデータストリームの各々を「コンポーネント」と呼ぶ。
さらに、1以上のコンポーネントによって構成される番組コンテンツ、VoD(Video onDemand)等によって提供されるコンテンツなど、同報配信サービス対象となるコンポーネントの集合パッケージを「サービス」と呼ぶ。
すなわち、コンポーネントは、1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素である。
以下の説明では、独立して配信可能な異なる種類の要素データからなるデータストリームの各々を「コンポーネント」と呼ぶ。
さらに、1以上のコンポーネントによって構成される番組コンテンツ、VoD(Video onDemand)等によって提供されるコンテンツなど、同報配信サービス対象となるコンポーネントの集合パッケージを「サービス」と呼ぶ。
すなわち、コンポーネントは、1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素である。
なお、データ送信装置12は、映像、日本語音声、英語音声等のコンポーネント単位でデータを記憶部に格納し、ユーザ端末は、このコンポーネント単位でデータアクセス、例えばコンポーネント単位で規定されたURI等のアクセス情報を用いてデータ取得を行うことができる。このように、コンポーネントは、ユーザ端末が個別にアクセス可能なデータの単位である。
ユーザ端末は、まず、受信したい映画等の「サービス」を決定し、その後、そのサービスに含まれるコンポーネントを選択して受信し再生することができる。
ユーザ端末は、まず、受信したい映画等の「サービス」を決定し、その後、そのサービスに含まれるコンポーネントを選択して受信し再生することができる。
サービスは、例えば1つの映画コンテンツ等であり、1つの「サービス」には、複数の独立配信可能なストリームであるコンポーネントが含まれる。
例えば、1つの映画コンテンツである1サービスに含まれるコンポーネントの例として、以下のようなコンポーネントがある。
(a)第1コンポーネント=映像データ
(b)第2コンポーネント=日本語音声データ
(c)第3コンポーネント=英語音声データ
(d)第4コンポーネント=韓国語音声データ
(e)第5コンポーネント=日本語字幕データ
(f)第6コンポーネント=英語字幕データ
(g)第7コンポーネント=韓国語字幕データ
これらのコンポーネントは、データ配信装置12、あるいはその他のデータ配信サーバに個別に格納され、ユーザ端末20は、個別にアクセスして取得することが可能である。すなわち、各コンポーネントは、個別のストリームとしてユーザ端末に配信可能なデータである。
例えば、1つの映画コンテンツである1サービスに含まれるコンポーネントの例として、以下のようなコンポーネントがある。
(a)第1コンポーネント=映像データ
(b)第2コンポーネント=日本語音声データ
(c)第3コンポーネント=英語音声データ
(d)第4コンポーネント=韓国語音声データ
(e)第5コンポーネント=日本語字幕データ
(f)第6コンポーネント=英語字幕データ
(g)第7コンポーネント=韓国語字幕データ
これらのコンポーネントは、データ配信装置12、あるいはその他のデータ配信サーバに個別に格納され、ユーザ端末20は、個別にアクセスして取得することが可能である。すなわち、各コンポーネントは、個別のストリームとしてユーザ端末に配信可能なデータである。
なお、上記(a)に第1コンポーネントとして示す映像データについては、例えばHD画像データ、4K画像データ等、複数の異なる解像度を持つ画像データとして分離して配信することも可能であり、このような場合は、これらの複数の画像データも異なるコンポーネントとして設定し、個別ストリームとしてユーザ端末に提供することができる。
また、送信画像を低解像度画像の再生のみが可能なベースレイヤ画像と、ベースレイヤ画像に追加することで高解像度画像を再生可能とするエンハンスメントレイヤ画像に区分し、これらの各レイヤ画像を個別のストリームとしてユーザ端末に提供することも可能であり、このような設定では、ベースレイヤ画像データと、エンハンスメントレイヤ画像を異なるコンポーネントとして設定する。
さらに、例えば上記の(a)映像データと、(b)日本語音声データを1つのデータストリームとして配信することも可能であり、この場合は、(a)映像データと、(b)日本語音声データは1つのコンポーネントとして設定される。
この場合は、ユーザ端末20側で、受信ストリームから映像データと音声データを分離する処理を実行して再生を行なう。
なお、上述したコンポーネントの設定例は一例であり、各サービスに応じて様々なコンポーネントの設定が可能である。
この場合は、ユーザ端末20側で、受信ストリームから映像データと音声データを分離する処理を実行して再生を行なう。
なお、上述したコンポーネントの設定例は一例であり、各サービスに応じて様々なコンポーネントの設定が可能である。
複数のコンポーネントによって構成されるサービスをユーザ端末に提供する場合のサービス提供処理例について、図2を参照して説明する。
図1に示すデータ送信装置12の出力したデータ格納パケットは、複数の異なる位置に設置された基地局13を介してユーザ端末20に送信される。
図1に示すデータ送信装置12の出力したデータ格納パケットは、複数の異なる位置に設置された基地局13を介してユーザ端末20に送信される。
データ送信装置12は、コンポーネント単位で、データ送信を行う出力周波数を決定し、かつデータ送信を行う基地局を選択して設定することができる。
各基地局13のデータ送信範囲をセルとする。図2には、5つの基地局13a,13b,13c,13p,13qを示している。なお、これら図に示す基地局は、代表的な基地局をサンプル的に示しているものであり、実際には、例えば図2に示すマクロセル51内には、数10〜数100の多数の基地局が存在する。
図2に示すマクロセル51は、複数の基地局によって構成される複数のセルの集合である。また、マクロセル51内の一部の基地局によって構成されるセルの集合をスモールセルとする。
図2に示す例では、例えば基地局13p等によって設定されるセルの集合を第1スモールセル61、基地局13q等にによって設定されるセルの集合を第2スモールセル62として示している。
図2に示す例では、例えば基地局13p等によって設定されるセルの集合を第1スモールセル61、基地局13q等にによって設定されるセルの集合を第2スモールセル62として示している。
なお、マクロセル、スモールセルは、いずれもある特定のコンポーネントの配信エリア(配信領域)に対応する。これらの配信エリアは、例えば各基地局対応のセルの識別子のリストによって規定される。
具体的には、図に示すマクロセル51はエリア111〜199、第1スモールセル61は、エリア131〜139、第2スモールセル62はエリア161〜169である。これらのエリア領域情報(エリア番号)は基地局、または基地局対応セルの識別子のリストに対応する。
具体的には、図に示すマクロセル51はエリア111〜199、第1スモールセル61は、エリア131〜139、第2スモールセル62はエリア161〜169である。これらのエリア領域情報(エリア番号)は基地局、または基地局対応セルの識別子のリストに対応する。
データ送信装置12は、マクロセル51内の基地局をデータ出力基地局として、以下の2つのコンポーネントを送信する。
(1)ベースレイヤ映像データ
(2)日本語音声データ
(1)ベースレイヤ映像データ
(2)日本語音声データ
なお、映像データは、ベースレイヤ映像とエンハンスメントレイヤ映像によって構成され、ベースレイヤ映像のみを利用した再生では、低解像度の画像の再生が可能となる。ベースレイヤ映像とエンハンスメントレイヤ映像を組み合わせて利用した再生を行なうと高解像度の高画質画像の再生が可能となる。
データ送信装置12は、
(1)ベースレイヤ映像データ
(2)日本語音声データ
これら2つのコンポーネントを、送信周波数800MHzでマクロセル51(エリア111〜199)内の基地局を介して配信する。なお、マクロセル51は2つのスモールセル61,62も含み、図に示す基地局13a,13b,134c,13p,13qの全ての基地局から上記の2つのコンポーネントが送信される。
(1)ベースレイヤ映像データ
(2)日本語音声データ
これら2つのコンポーネントを、送信周波数800MHzでマクロセル51(エリア111〜199)内の基地局を介して配信する。なお、マクロセル51は2つのスモールセル61,62も含み、図に示す基地局13a,13b,134c,13p,13qの全ての基地局から上記の2つのコンポーネントが送信される。
すなわち、データ送信装置12は、マクロセル51をデータ配信領域として以下の設定でデータ送信制御を実行する。
(A)送信コンポーネント
(1)ベースレイヤ映像データ
(2)日本語音声データ
(B)送信エリア=マクロセル51(エリア111〜199)
(C)送信周波数=800MHz
マクロセル51内のユーザ端末は、(1)ベースレイヤ映像データと、(2)日本語音声データ、これらの2つのコンポーネントを格納したデータストリームを受信して再生することが可能となる。
(A)送信コンポーネント
(1)ベースレイヤ映像データ
(2)日本語音声データ
(B)送信エリア=マクロセル51(エリア111〜199)
(C)送信周波数=800MHz
マクロセル51内のユーザ端末は、(1)ベースレイヤ映像データと、(2)日本語音声データ、これらの2つのコンポーネントを格納したデータストリームを受信して再生することが可能となる。
さらに、データ送信装置12は、スモールセル61(エリア131〜139)内の基地局をデータ出力基地局として選択して以下の1つのコンポーネントを送信する。
(3)エンハンスメントレイヤ映像データ
前述したように、エンハンスメントレイヤ映像は、ベースレイヤ映像と組み合わせて利用して再生を行なうことで高解像度の高画質画像の再生が可能となる。
データ送信装置12は、この1つのコンポーネントを、送信周波数1.5GHzでスモールセル61内の基地局(基地局13p等)を介して配信する。
(3)エンハンスメントレイヤ映像データ
前述したように、エンハンスメントレイヤ映像は、ベースレイヤ映像と組み合わせて利用して再生を行なうことで高解像度の高画質画像の再生が可能となる。
データ送信装置12は、この1つのコンポーネントを、送信周波数1.5GHzでスモールセル61内の基地局(基地局13p等)を介して配信する。
すなわち、データ送信装置12は、スモールセル61をデータ配信領域として以下の設定でデータ送信制御を実行する。
(A)送信コンポーネント
(3)エンハンスメントレイヤ映像データ
(B)送信エリア=スモールセル61(エリア131〜139)
(C)送信周波数=1.5GHz
(A)送信コンポーネント
(3)エンハンスメントレイヤ映像データ
(B)送信エリア=スモールセル61(エリア131〜139)
(C)送信周波数=1.5GHz
なお、スモールセル61は、マクロセル51内に含まれるので、スモールセル61のユーザ端末は、(1)ベースレイヤ映像データと、(2)日本語音声データ、これらの2つのコンポーネントに加え、さらに、(3)エンハンスメントレイヤ映像データを受信して再生することが可能となる。すなわち、スモールセル61内のユーザ端末は、ベースレイヤ映像データとエンハンスメントレイヤ映像データを組み合わせた画像再生処理が可能であり、スモールセル61以外のマクロセル51内のユーザ端末より、高画質の画像データを再生することができる。
ただし、(1)ベースレイヤ映像データと、(2)日本語音声データの送信周波数は800MHzであり、(3)エンハンスメントレイヤ映像データの送信周波数は1.5GHzであるので、これらのデータ(1),(2),(3)の全てを受信する場合は、ユーザ端末は、2つの異なる送信周波数の送信データを受信可能とする受信設定を行う必要がある。
さらに、データ送信装置12は、スモールセル62(エリア161〜169)内の基地局をデータ出力基地局として選択して以下の1つのコンポーネントを送信する。
(4)韓国語音声データ
データ送信装置12は、この1つのコンポーネントを、送信周波数1.5GHzでスモールセル62内の基地局(基地局13q等)を介して配信する。
すなわち、データ送信装置12は、スモールセル62をデータ配信領域として以下の設定でデータ送信制御を実行する。
(A)送信コンポーネント
(4)韓国語音声データ
(B)送信エリア=スモールセル62(エリア161〜169)
(C)送信周波数=1.5GHz
(4)韓国語音声データ
データ送信装置12は、この1つのコンポーネントを、送信周波数1.5GHzでスモールセル62内の基地局(基地局13q等)を介して配信する。
すなわち、データ送信装置12は、スモールセル62をデータ配信領域として以下の設定でデータ送信制御を実行する。
(A)送信コンポーネント
(4)韓国語音声データ
(B)送信エリア=スモールセル62(エリア161〜169)
(C)送信周波数=1.5GHz
スモールセル62は、マクロセル51内に含まれるので、スモールセル62のユーザ端末は、(1)ベースレイヤ映像データと、(2)日本語音声データ、これらの2つのコンポーネントに加え、さらに、(4)韓国語音声データを受信して再生することが可能となる。
ただし、(1)ベースレイヤ映像データと、(2)日本語音声データの送信周波数は800MHzであり、(4)韓国語音声データの送信周波数は1.5GHzであるので、これらのデータ(1),(2),(4)の全て、あるいはデータ(1),(4)の両者を受信する場合は、ユーザ端末は、2つの異なる送信周波数の送信データを受信可能とする受信設定を行う必要がある。
ただし、(1)ベースレイヤ映像データと、(2)日本語音声データの送信周波数は800MHzであり、(4)韓国語音声データの送信周波数は1.5GHzであるので、これらのデータ(1),(2),(4)の全て、あるいはデータ(1),(4)の両者を受信する場合は、ユーザ端末は、2つの異なる送信周波数の送信データを受信可能とする受信設定を行う必要がある。
[2.現行仕様に従ってユーザ端末が取得可能なメタデータを利用した処理例について]
図1、図2を参照して説明したように、データ送信装置12は、
特定のコンポーネントを、
特定の基地局を介して、
特定の周波数で、
送信するデータ送信制御を行う。
図1、図2を参照して説明したように、データ送信装置12は、
特定のコンポーネントを、
特定の基地局を介して、
特定の周波数で、
送信するデータ送信制御を行う。
このようなデータ送信制御によって、特定のコンポーネントを特定の限定された領域に位置するユーザ端末20にのみ提供することが可能となる。
図2を参照して説明した処理は、同報型配信サービスであるMBMSをLTEで効率的に実現させる方式であるeMBMS(evolved Multimedia Broadcast Multicast Service)に従って実行することができる。前述したように、eMBMSについては、現在、3GPPで具体的仕様が策定されているが、現行の仕様では、1つの番組など、1つのサービス単位で周波数帯域や配信エリアをユーザ端末(UE)に通知する設定としている。
図2を参照して説明した処理は、同報型配信サービスであるMBMSをLTEで効率的に実現させる方式であるeMBMS(evolved Multimedia Broadcast Multicast Service)に従って実行することができる。前述したように、eMBMSについては、現在、3GPPで具体的仕様が策定されているが、現行の仕様では、1つの番組など、1つのサービス単位で周波数帯域や配信エリアをユーザ端末(UE)に通知する設定としている。
すなわち、1つのサービスに含まれる複数のコンポーネント、例えば映画コンテンツを構成する要素である映像、日本語音声、英語音声、韓国語音声などの各コンポーネント単位の送信周波数帯域については、ユーザ端末(UE)に通知する設定となっていない。従って、コンポーネントによって送信周波数が異なる設定、例えば日本語音声と、韓国語音声とで送信周波数が異なる場合などには、一方の音声のみしか受信できないといった場合が発生する。
以下、この問題点について、具体的に説明する。
以下、この問題点について、具体的に説明する。
eMBMSに従ったデータ配信規格を定めた仕様書であり、3GPPが2013年12月に開示した仕様書(3GPP TS26.346V12.00)に従ってデータの同報配信を実行した場合の処理シーケンスの概略について、図3を参照して説明する。
図3には、様々なコンポーネントを、選択基地局を介して同報配信処理を行なうデータ送信装置12と、データ送信装置12の送信する同報配信データを受信するユーザ端末20との間で実行される通信シーケンスを示している。
なお、データ送信装置12とユーザ端末20間の通信は、図1を参照して説明したように、基地局13を介して実行されるが、図3のシーケンス図では基地局13は省略して示している。
なお、データ送信装置12とユーザ端末20間の通信は、図1を参照して説明したように、基地局13を介して実行されるが、図3のシーケンス図では基地局13は省略して示している。
なお、ユーザ端末20は、データ送信装置12から、データ送信装置12が提供可能なサービス情報、例えば番組表等の提供可能なコンテンツリストを受信済みであるものとする。図3に示すシーケンスは、ユーザ端末20を操作するユーザが、受信済みのコンテンツリストから特定のサービス(番組等のコンテンツ)を選択する入力がなされた後のシーケンスである。以下、図3に示す各ステップの処理について、順次、説明する。
(ステップS11)
ユーザ端末20は、ユーザの入力したサービス選択情報(例えば番組や映画名の選択情報)に応じて、そのサービスに対応するメタデータをデータ送信装置12に要求する。
データ送信装置12は、データ送信装置12の提供するサービスに応じたメタデータを記憶部に格納しており、ユーザ端末20からの要求に応じてメタデータをユーザ端末20に提供する。
ユーザ端末20は、ユーザの入力したサービス選択情報(例えば番組や映画名の選択情報)に応じて、そのサービスに対応するメタデータをデータ送信装置12に要求する。
データ送信装置12は、データ送信装置12の提供するサービスに応じたメタデータを記憶部に格納しており、ユーザ端末20からの要求に応じてメタデータをユーザ端末20に提供する。
(ステップS12)
ユーザ端末20から、ユーザによって選択されたサービスに対応するメタデータの要求を受信したデータ送信装置12は、ユーザ端末20に対して選択サービス対応のメタデータを送信する。
このメタデータはUSD(User Service Description)と呼ばれるXMLデータである。
ユーザ端末20から、ユーザによって選択されたサービスに対応するメタデータの要求を受信したデータ送信装置12は、ユーザ端末20に対して選択サービス対応のメタデータを送信する。
このメタデータはUSD(User Service Description)と呼ばれるXMLデータである。
なお、図3に示すシーケンス図では、ユーザ端末20に対するメタデータの提供処理をユーザ端末からのサービス単位のメタデータ要求に応じて、データ送信装置12が行うシーケンスを示しているが、メタデータの提供は、このようなユーザ端末からのサービス単位のリクエストベースの処理に限定されるものではない。
例えば、各サービスのメタデータを複数のサービスのリストである番組表等のコンテンツリストに含めてユーザ端末20に予め提供する構成としてもよい。この場合、ユーザ端末は番組表から特定番組(サービス)を選択することで、その番組に対応するメタデータを閲覧することが可能となる。
例えば、各サービスのメタデータを複数のサービスのリストである番組表等のコンテンツリストに含めてユーザ端末20に予め提供する構成としてもよい。この場合、ユーザ端末は番組表から特定番組(サービス)を選択することで、その番組に対応するメタデータを閲覧することが可能となる。
ユーザ端末20に提供されるメタデータであるUSDの一例について、図4、図5を参照して説明する。
図4、図5に示すUSDは、3GPPが2013年12月に開示した仕様書(3GPP TS26.346V12.00)に記載されたUSD(User Service Description)のXMLデータ構造の定義の一部である。
図4は、MBMSユーザサービスに付随するメタデータ、availabilityInfo要素の定義、
図5は、MBMSユーザサービスに付随するメタデータ、broadcastAppService要素の定義、
である。
図4、図5に示すUSDは、3GPPが2013年12月に開示した仕様書(3GPP TS26.346V12.00)に記載されたUSD(User Service Description)のXMLデータ構造の定義の一部である。
図4は、MBMSユーザサービスに付随するメタデータ、availabilityInfo要素の定義、
図5は、MBMSユーザサービスに付随するメタデータ、broadcastAppService要素の定義、
である。
なお、前述したように、サービスは、eMBMSによって複数のユーザ端末(UE)に同報配信される映画コンテンツや、テレビ番組、VoD(Video onDemand)等によって提供されるコンテンツであり、複数のコンポーネントによって構成される。
例えば、1つの「サービス」は、1つの映画コンテンツ等であり、1つの「サービス」には、複数の個別アクセスおよび個別配信可能なストリームであるコンポーネントが含まれる場合がある。
例えば、コンポーネントには、
特定解像度の映像データ、
特定言語の音声データ、
特定言語の字幕データ、
これらの各データなどが含まれる。
例えば、1つの「サービス」は、1つの映画コンテンツ等であり、1つの「サービス」には、複数の個別アクセスおよび個別配信可能なストリームであるコンポーネントが含まれる場合がある。
例えば、コンポーネントには、
特定解像度の映像データ、
特定言語の音声データ、
特定言語の字幕データ、
これらの各データなどが含まれる。
図4に示すサービス単位のメタデータには、そのサービス(例えばある番組コンテンツ)を送信する領域を示す[サービス送信エリア情報]と、そのサービスの送信周波数帯域を示す[サービス送信周波数情報]が含まれる。
一方、図5に示すコンポーネント単位のメタデータには、そのコンポーネントのアクセス情報、例えばURI等の[コンポーネントアクセス情報]と、そのコンポーネントを送信する領域を示す[コンポーネント送信エリア情報]が含まれる。
これら図4、図5に示すXMLデータによって構成されるメタデータを受領したユーザ端末は、このメタデータを解析して、所望のコンポーネントを取得するために[コンポーネントアクセス情報]に従って必要なコンポーネントを取得することができる。
しかし、図5に示すコンポーネント単位のメタデータには、コンポーネントの送信周波数情報の記述はない。
送信周波数情報は、図4に示すサービス単位の送信周波数情報として記述されているのみであり、コンポーネント単位の送信周波数情報はメタデータには記述されていない。
従って、ユーザ端末20は、特定周波数でのみ送信されるコンポーネントの受信設定を行うことができない。
送信周波数情報は、図4に示すサービス単位の送信周波数情報として記述されているのみであり、コンポーネント単位の送信周波数情報はメタデータには記述されていない。
従って、ユーザ端末20は、特定周波数でのみ送信されるコンポーネントの受信設定を行うことができない。
図4に示すサービス単位のメタデータに送信周波数情報として記述されるのは、例えばサービスに含まれるメインコンポーネント対応の1つの送信周波数となる。
具体的には、例えば図2の設定のマクロセル51で送信されるメインコンポーネントの送信周波数となる。すなわち、図2に示す例では、
(1)ベースレイヤ映像データ
(2)日本語音声データ
これらのメインコンポーネントの送信周波数である[800MHz]が、図4に示すサービス単位のメタデータの[サービス送信周波数情報]として記述される。
具体的には、例えば図2の設定のマクロセル51で送信されるメインコンポーネントの送信周波数となる。すなわち、図2に示す例では、
(1)ベースレイヤ映像データ
(2)日本語音声データ
これらのメインコンポーネントの送信周波数である[800MHz]が、図4に示すサービス単位のメタデータの[サービス送信周波数情報]として記述される。
ユーザ端末20は、図4に示すサービス単位のメタデータに記録されたメインコンポーネントの送信周波数である[800MHz]に応じて、ユーザ端末20の受信設定を行なうことで、メインコンポーネントの受信を行うことが可能になる。
しかし、例えば、図2に示す第1スモールセル61に位置するユーザ端末が、第1スモールセル61においてのみ送信される韓国語音声を受信しようとしても、このコンポーネント(韓国語音声)の送信周波数(1.5GHz)情報は、データ送信装置12の提供するメタデータには記録されていない。従って、ユーザ受信端末20は、韓国語音声を受信するための受信設定を行うことができなくなってしまうという問題が発生する。
図3に示すシーケンス図に従って、この問題の発生シーケンスについて、さらに説明する。
図3に示すシーケンス図に従って、この問題の発生シーケンスについて、さらに説明する。
(ステップS13)
データ送信装置12からUSD(図4、図5に示すメタデータ)を受領したユーザ端末20は、メタデータに記録された情報を解析し、受信を希望するコンポーネントの[コンポーネントアクセス情報]、例えばURIを利用して、コンポーネントのアクセスを行う。これは、図5に示すコンポーネント単位のメタデータの記録情報を利用して行う。さらに、ユーザ端末20の設定処理として、メタデータに記録された[サービス送信周波数情報]に従ってユーザ端末20の通信データの受信設定を行う。
この処理は、図4に示すサービス単位のメタデータの記録情報を利用して行うことになる。
前述したように、この図4に示すメタデータに記録された[サービス送信周波数情報]はそのサービスのメインコンポーネントに対応する1つの周波数帯域情報に過ぎない。
データ送信装置12からUSD(図4、図5に示すメタデータ)を受領したユーザ端末20は、メタデータに記録された情報を解析し、受信を希望するコンポーネントの[コンポーネントアクセス情報]、例えばURIを利用して、コンポーネントのアクセスを行う。これは、図5に示すコンポーネント単位のメタデータの記録情報を利用して行う。さらに、ユーザ端末20の設定処理として、メタデータに記録された[サービス送信周波数情報]に従ってユーザ端末20の通信データの受信設定を行う。
この処理は、図4に示すサービス単位のメタデータの記録情報を利用して行うことになる。
前述したように、この図4に示すメタデータに記録された[サービス送信周波数情報]はそのサービスのメインコンポーネントに対応する1つの周波数帯域情報に過ぎない。
(ステップS14)
ユーザ端末20は、図5に示すコンポーネント対応のメタデータに記録された[コンポーネントアクセス情報]に従ってアクセスされるコンポーネントの受信を試みる。
この場合、その受信コンポーネントが、そのコンポーネントの属するサービスのメインコンポーネントであり、図4に示すサービス単位のメタデータに記録された[サービス送信周波数情報]に記録された周波数帯域で送信されたデータであれば、ステップS13において設定した受信周波数に一致するので、受信することが可能となる。
ユーザ端末20は、図5に示すコンポーネント対応のメタデータに記録された[コンポーネントアクセス情報]に従ってアクセスされるコンポーネントの受信を試みる。
この場合、その受信コンポーネントが、そのコンポーネントの属するサービスのメインコンポーネントであり、図4に示すサービス単位のメタデータに記録された[サービス送信周波数情報]に記録された周波数帯域で送信されたデータであれば、ステップS13において設定した受信周波数に一致するので、受信することが可能となる。
しかし、受信コンポーネントが、そのコンポーネントの属するサービスのメインコンポーネントでなく、図4に示すサービス単位のメタデータに記録された[サービス送信周波数情報]に記録された周波数帯域と異なる周波数帯域で送信されている場合、そのコンポーネントの送信周波数は、ステップS13で設定した受信周波数とは異なることになる。この場合、ユーザ端末20による受信ができなくなる可能性がある。
[3.コンポーネント単位の送信周波数を通知する本開示の処理例について]
次に、上記の問題点を解決する実施例について説明する。
以下に説明する実施例は、コンポーネント単位の送信周波数をユーザ端末に通知する構成とした実施例である。
次に、上記の問題点を解決する実施例について説明する。
以下に説明する実施例は、コンポーネント単位の送信周波数をユーザ端末に通知する構成とした実施例である。
図6は、本実施例の処理において、データ送信装置12が、ユーザ端末20に提供するメタデータ(USD:User Service Description)の一部、broadcastAppService要素のXMLデータ構造の定義である。
本実施例では、先に図5を参照して説明した現行のbroadcastAppService要素のXMLデータ構造定義を図6に示すXMLデータ構造定義に置き換える。
本実施例では、先に図5を参照して説明した現行のbroadcastAppService要素のXMLデータ構造定義を図6に示すXMLデータ構造定義に置き換える。
図5と図6の相違点は、図5に示すXMLデータ構造定義内の「サービス送信エリア情報(ServiceArea)」を、図6に示すXML構造定義では、「サービス可用性情報(availabilityInfo)」に置き換えた点である。
図6に示すXMLデータ構造定義内の「サービス可用性情報(availabilityInfo)」を、1つのサービスの構成要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報や、コンポーネント送信エリア情報の記録領域として設定する。この図6に示すbroadcastAppService要素のXMLデータ構造定義を利用することで、コンポーネント単位の送信周波数情報や、コンポーネント送信エリア情報をユーザ端末20に通知することが可能になる。
図6に示すXMLデータ構造定義内の「サービス可用性情報(availabilityInfo)」を、1つのサービスの構成要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報や、コンポーネント送信エリア情報の記録領域として設定する。この図6に示すbroadcastAppService要素のXMLデータ構造定義を利用することで、コンポーネント単位の送信周波数情報や、コンポーネント送信エリア情報をユーザ端末20に通知することが可能になる。
図7、図8は、本実施例の処理において、データ送信装置12が、ユーザ端末20に提供するメタデータ(USD:(User Service Description)の一部を示すXMLデータ例である。
図7、図8に示すメタデータ(USD)は、先に説明した図2のデータ配信構成の各コンポーネントに対応するメタデータ(USD)の記述例である。
図7、図8に示すメタデータ(USD)は、先に説明した図2のデータ配信構成の各コンポーネントに対応するメタデータ(USD)の記述例である。
図2の設定は、1つのコンテンツ配信サービスに以下の4つのコンポーネントが含まれる。
(1)第1コンポーネント
送信データ=ベースレイヤ映像
送信エリア=マクロセル51内の全領域
送信周波数=800MHz
(2)第2コンポーネント
送信データ=日本語音声
送信エリア=マクロセル51内の全領域
送信周波数=800MHz
(3)第3コンポーネント
送信データ=エンハンスメントレイヤ映像
送信エリア=第1スモールセル61内の領域
送信周波数=1.5GHz
(4)第4コンポーネント
送信データ=韓国語音声
送信エリア=第2スモールセル62内の領域
送信周波数=1.5GHz
(1)第1コンポーネント
送信データ=ベースレイヤ映像
送信エリア=マクロセル51内の全領域
送信周波数=800MHz
(2)第2コンポーネント
送信データ=日本語音声
送信エリア=マクロセル51内の全領域
送信周波数=800MHz
(3)第3コンポーネント
送信データ=エンハンスメントレイヤ映像
送信エリア=第1スモールセル61内の領域
送信周波数=1.5GHz
(4)第4コンポーネント
送信データ=韓国語音声
送信エリア=第2スモールセル62内の領域
送信周波数=1.5GHz
図7、図8に示すメタデータ(USD)は、上記の(1)〜(4)のコンポーネント各々について、コンポーネント単位の以下の各情報を記録している。
(a)コンポーネントアクセス情報
(b)コンポーネント送信エリア情報
(c)コンポーネント送信周波数情報
(a)コンポーネントアクセス情報
(b)コンポーネント送信エリア情報
(c)コンポーネント送信周波数情報
ユーザ端末20は、このようにコンポーネント単位のアクセス情報、送信エリア情報、送信周波数情報を記録したメタデータ(USD)をデータ送信装置12から受領する。ユーザ端末20は、受信したいコンポーネントを選択して、選択コンポーネント対応のメタデータ中のコンポーネントアクセス情報(例えばURI)を適用してコンポーネントのアクセスを行う。さらに、選択コンポーネント対応のメタデータ中のコンポーネント送信周波数情報を参照して、そのコンポーネントの送信周波数を確認し、確認した周波数のデータ受信を可能とするためのユーザ端末の設定を行う。
図7、図8に示すメタデータ(USD)を参照することで、ユーザ端末は、あるサービスに含まれるコンポーネントの全てについて、アクセス情報と送信エリアのみならず、送信周波数を確認することが可能となる。従って、ユーザ端末はコンポーネントの送信エリア内においては、確実に送信コンポーネントを受信することが可能となる。
図9は、図7、図8を参照して説明したメタデータ、すなわち、データ送信装置12がユーザ端末20に提供するサービスに対応して設定されるメタデータであるUSDのデータ構成を説明するディレクトリ図である。
データ送信装置12は、例えば図9に示すディレクトリ構成を有するメタデータ(USD)を記憶部に格納し、これをユーザ端末に提供する。
データ送信装置12は、例えば図9に示すディレクトリ構成を有するメタデータ(USD)を記憶部に格納し、これをユーザ端末に提供する。
図9に示すUSDのディレクトリ構成について説明する。USDは、各サービスおよび、サービスに含まれるコンポーネントの情報を記録したメタデータである。このメタデータには、配信対象となるコンポーネントの構成情報や、コンポーネントの配信態様情報(配信メソッド)等が含まれる。
図9に示すディレクトリは、USDに含まれる一部の情報である配信態様情報(配信メソッド)に関連するディレクトリである。
図9に示すディレクトリは、USDに含まれる一部の情報である配信態様情報(配信メソッド)に関連するディレクトリである。
図9に示すように、ルート(Root)の下位に1つのサービス対応のUSDディレクトリが設定され、その下位に配信メソッドディレクトリが設定される。
配信メソッドディレクトリの下位には、そのサービスに含まれる各コンポーネント各々に関する配信態様情報の詳細として、各コンポーネント対応の「ブロードキャストアプリサービス」ディレクトリが設定される。
配信メソッドディレクトリの下位には、そのサービスに含まれる各コンポーネント各々に関する配信態様情報の詳細として、各コンポーネント対応の「ブロードキャストアプリサービス」ディレクトリが設定される。
この各コンポーネント対応の「ブロードキャストアプリサービス」ディレクトリ以下に、各コンポーネントのアクセス情報(base pattern)、さらに、送信エリア情報(service area)、送信周波数情報(radio frequency)が記録される。
「ブロードキャストアプリサービス」ディレクトリ以下のデータは、各コンポーネント単位で設定される。図9に示す点線矩形枠で囲まれる1つの領域が1つのコンポーネントに対応するメタデータである。
すなわち、例えば、図7〜図8を参照して説明した第1〜第4コンポーネント対応のメタデータのいずれか1つのメタデータに対応する。
すなわち、例えば、図7〜図8を参照して説明した第1〜第4コンポーネント対応のメタデータのいずれか1つのメタデータに対応する。
図9に示す例では、第1コンポーネント対応メタデータから第nコンポーネント対応メタデータまで、n個のコンポーネント各々について、「ブロードキャストアプリサービス」ディレクトリが設定されている。これらの各々に各コンポーネントのアクセス情報(base pattern)、さらに、送信エリア情報(service area)、送信周波数情報(radio frequency)が記録されている。
データ送信装置12は、この図9に示すディレクトリ構成を持つメタデータを記憶部に格納しており、例えばユーザ端末20からの要求に応じて、このメタデータを取得してユーザ端末20に提供する。
この結果、ユーザ端末20は、例えば、先に説明した図7、図8に示すメタデータを取得することが可能となり、各コンポーネント単位のアクセス情報、さらに、送信エリア情報、送信周波数情報を確認することができる。
この結果、ユーザ端末20は、例えば、先に説明した図7、図8に示すメタデータを取得することが可能となり、各コンポーネント単位のアクセス情報、さらに、送信エリア情報、送信周波数情報を確認することができる。
このようなメタデータを取得可能とした構成におけるデータ送信装置12とユーザ端末20との間で実行する通信シーケンスについて図10を参照して説明する。
図10は、先に説明した図3と同様、様々なコンポーネントを、選択基地局を介して同報配信処理を行なうデータ送信装置12と、データ送信装置12の送信する同報配信データを受信するユーザ端末20との間で実行される通信シーケンスを示している。
なお、データ送信装置12とユーザ端末20間の通信は、図1を参照して説明したように、基地局13を介して実行されるが、図10のシーケンス図では基地局13は省略して示している。
図10は、先に説明した図3と同様、様々なコンポーネントを、選択基地局を介して同報配信処理を行なうデータ送信装置12と、データ送信装置12の送信する同報配信データを受信するユーザ端末20との間で実行される通信シーケンスを示している。
なお、データ送信装置12とユーザ端末20間の通信は、図1を参照して説明したように、基地局13を介して実行されるが、図10のシーケンス図では基地局13は省略して示している。
なお、ユーザ端末20は、データ送信装置12から、データ送信装置12が提供可能なサービス情報、例えば番組表等の提供可能なコンテンツリストを受信済みであるものとする。図10に示すシーケンスは、ユーザ端末20を操作するユーザが、受信済みのコンテンツリストから特定のサービス(番組等のコンテンツ)を選択する入力がなされた後のシーケンスである。以下、図10に示す各ステップの処理について、順次、説明する。
(ステップS21)
ユーザ端末20は、ユーザの入力したサービス選択情報(例えば番組や映画名の選択情報)に応じて、そのサービスに対応するメタデータをデータ送信装置12に要求する。
データ送信装置12は、データ送信装置12の提供するサービスに応じたメタデータ、すなわち図7〜図10を参照して説明したメタデータ(USD)を記憶部に格納しており、ユーザ端末20からの要求に応じて、このメタデータをユーザ端末20に提供する。
ユーザ端末20は、ユーザの入力したサービス選択情報(例えば番組や映画名の選択情報)に応じて、そのサービスに対応するメタデータをデータ送信装置12に要求する。
データ送信装置12は、データ送信装置12の提供するサービスに応じたメタデータ、すなわち図7〜図10を参照して説明したメタデータ(USD)を記憶部に格納しており、ユーザ端末20からの要求に応じて、このメタデータをユーザ端末20に提供する。
(ステップS22)
ユーザ端末20から、ユーザによって選択されたサービスに対応するメタデータの要求を受信したデータ送信装置12は、ユーザ端末20に対して選択サービスに対応するメタデータを送信する。
すなわち、例えば図7、図8に示すコンポーネント単位のアクセス情報、送信エリア情報、送信周波数情報を記録したメタデータ(USD:User Service Description)である。
ユーザ端末20から、ユーザによって選択されたサービスに対応するメタデータの要求を受信したデータ送信装置12は、ユーザ端末20に対して選択サービスに対応するメタデータを送信する。
すなわち、例えば図7、図8に示すコンポーネント単位のアクセス情報、送信エリア情報、送信周波数情報を記録したメタデータ(USD:User Service Description)である。
なお、図10に示すシーケンス図では、ユーザ端末20に対するメタデータの提供処理をユーザ端末からのサービス単位のメタデータ要求に応じて、データ送信装置12が行うシーケンスを示しているが、メタデータの提供は、このようなユーザ端末からのサービス単位のリクエストベースの処理に限定されるものではない。
例えば、各サービスのメタデータを複数のサービスのリストである番組表等のコンテンツリストに含めてユーザ端末20に予め提供する構成としてもよい。この場合、ユーザ端末は番組表から特定番組(サービス)を選択することで、その番組に対応するメタデータを閲覧することが可能となる。
例えば、各サービスのメタデータを複数のサービスのリストである番組表等のコンテンツリストに含めてユーザ端末20に予め提供する構成としてもよい。この場合、ユーザ端末は番組表から特定番組(サービス)を選択することで、その番組に対応するメタデータを閲覧することが可能となる。
(ステップS23)
データ送信装置12からUSD(例えば図7、図8に示すメタデータ)を受領したユーザ端末20は、メタデータに記録された情報を解析し、受信を希望するコンポーネントの[コンポーネントアクセス情報]を利用して、コンポーネントのアクセスを行う。
さらに、メタデータを参照してコンポーネント単位の送信周波数情報を確認し、選択したコンポーネントの送信周波数データを受信可能な設定とする端末設定処理を実行する。この処理は、例えば図7、図8を参照して説明したメタデータ(USD)に記録されたコンポーネント送信周波数情報に基づいて実行することができる。
データ送信装置12からUSD(例えば図7、図8に示すメタデータ)を受領したユーザ端末20は、メタデータに記録された情報を解析し、受信を希望するコンポーネントの[コンポーネントアクセス情報]を利用して、コンポーネントのアクセスを行う。
さらに、メタデータを参照してコンポーネント単位の送信周波数情報を確認し、選択したコンポーネントの送信周波数データを受信可能な設定とする端末設定処理を実行する。この処理は、例えば図7、図8を参照して説明したメタデータ(USD)に記録されたコンポーネント送信周波数情報に基づいて実行することができる。
(ステップS24)
ユーザ端末20は、例えば、図7、図8に示すメタデータに記録された[コンポーネントアクセス情報]を適用してコンポーネントに対するアクセスを実行する。
ユーザ端末20は、図7、図8に示すメタデータに記録された[コンポーネント送信周波数情報]に従って、選択コンポーネントの受信を可能とする受信設定を行っており、選択コンポーネントを確実に受信することが可能となる。
ユーザ端末20は、例えば、図7、図8に示すメタデータに記録された[コンポーネントアクセス情報]を適用してコンポーネントに対するアクセスを実行する。
ユーザ端末20は、図7、図8に示すメタデータに記録された[コンポーネント送信周波数情報]に従って、選択コンポーネントの受信を可能とする受信設定を行っており、選択コンポーネントを確実に受信することが可能となる。
このように、本実施例では、データ送信装置12から提供されたメタデータにコンポーネント単位の[コンポーネント送信周波数情報]を記録した構成としている。この構成により、ユーザ端末20は、受信予定のコンポーネントの送信周波数を確認して、ユーザ端末の受信設定を行うことが可能となる。すなわち、ユーザ端末20がコンポーネントの送信領域内にあれば、確実にそのコンポーネントを受信することが可能となる。
[4.通信装置の構成と処理について]
次に、図11以下を参照して本開示の処理を実行する装置の構成と処理について説明する。
次に、図11以下を参照して本開示の処理を実行する装置の構成と処理について説明する。
図11には、データ送信装置12と、ユーザ端末20の構成例を示している。
データ送信装置12は、データ処理部51、通信部52、記憶部53を有する。
ユーザ端末20は、データ処理部71、通信部72、記憶部73、入出力部74を有する。
データ送信装置12は、データ処理部51、通信部52、記憶部53を有する。
ユーザ端末20は、データ処理部71、通信部72、記憶部73、入出力部74を有する。
データ送信装置12のデータ処理部51は、同報配信サービスを実行するための各種のデータ処理を実行する。例えば同報配信サービスの構成データの生成や送信制御を行う。さらに、データ処理部51は、ユーザ端末20に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータを生成、または記憶部53から取得して通信部52を介して送信する。先に図7、図8を参照して説明したメタデータである。
なお、コンポーネントは、1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素であり、メタデータは、先に図7、図8を参照して説明したように1つの同報配信サービスに含まれる全てのコンポーネント各々に対応する送信周波数情報を記録した構成である。
データ処理部51は、図7、図8を参照して説明したように、コンポーネント単位の送信周波数情報に加え、コンポーネント単位のアクセス情報と、コンポーネント単位の送信エリア情報を記録したメタデータを、通信部52を介してユーザ端末20に送信する。
データ処理部51は、図7、図8を参照して説明したように、コンポーネント単位の送信周波数情報に加え、コンポーネント単位のアクセス情報と、コンポーネント単位の送信エリア情報を記録したメタデータを、通信部52を介してユーザ端末20に送信する。
また、データ処理部51は、1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素であるコンポーネントを異なる送信周波数で送信する通信制御を実行する。
図2を参照して説明したように、コンポーネント単位で選択された基地局を介して、特定のコンポーネントを特定エリアにのみ、コンポーネント対応の送信周波数で送信する。
また、データ処理部51は、ユーザ端末20からの要求に応じてメタデータを記憶部53から読み出して通信部52を介してユーザ端末20に送信する。
図2を参照して説明したように、コンポーネント単位で選択された基地局を介して、特定のコンポーネントを特定エリアにのみ、コンポーネント対応の送信周波数で送信する。
また、データ処理部51は、ユーザ端末20からの要求に応じてメタデータを記憶部53から読み出して通信部52を介してユーザ端末20に送信する。
一方、ユーザ端末20は、データ処理部71、通信部72、記憶部73、入出力部74を有する。
通信部72は、データ送信装置12から同報配信されるデータを、基地局13を介して受信する。
データ処理部71は同報配信データの復号、再生処理等を実行する。再生データは入出力部74を介して出力される。
ユーザの指示コマンド、例えばサービスやコンポーネント選択指定コマンド等は入出力部74を介して入力される。
通信部72は、データ送信装置12から同報配信されるデータを、基地局13を介して受信する。
データ処理部71は同報配信データの復号、再生処理等を実行する。再生データは入出力部74を介して出力される。
ユーザの指示コマンド、例えばサービスやコンポーネント選択指定コマンド等は入出力部74を介して入力される。
また、通信部72は、同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末20に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータ、すなわち図7、図8を参照して説明したメタデータをデータ送信装置12から受信する。
データ処理部71は、受信したメタデータに記録されたコンポーネント単位の送信周波数情報を適用して、該コンポーネントの受信を可能とするための受信周波数の設定を実行する。
データ処理部71は、受信したメタデータに記録されたコンポーネント単位の送信周波数情報を適用して、該コンポーネントの受信を可能とするための受信周波数の設定を実行する。
なお、コンポーネントは1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素である。メタデータは、先に図7、図8を参照して説明したように、1つの同報配信サービスに含まれる全てのコンポーネント各々に対応する送信周波数情報に加え、コンポーネント単位のアクセス情報と、コンポーネント単位の送信エリア情報を記録した構成である。
なお、データ処理部71は、例えば、受信予定の複数のコンポーネントが異なる周波数で送信されている場合は、メタデータに記録された複数のコンポーネントの異なる送信周波数情報を適用して、複数のコンポーネントの受信を可能とするための受信周波数の設定を実行する。
すなわち、1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素であるコンポーネントを異なる送信周波数で受信する通信制御を実行する。
すなわち、1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素であるコンポーネントを異なる送信周波数で受信する通信制御を実行する。
次に、図12を参照して、データ送信装置12、基地局13、ユーザ端末20の処理レイヤについて説明する。
データ送信装置12と、ユーザ端末20は基地局13を介した通信処理を実行する。
図12には、データ送信装置12と、基地局13の実行する処理を1つのレイヤ構成にまとめて示している。データ送信装置12は複数の基地局13の制御を実行し、例えば選択した基地局から特定のコンポーネントを送信する処理などを実行する。
データ送信装置12と基地局13は、ユーザ端末20とのデータの送受信においてと実行する複数の処理を分担して実行することが可能である。この処理の分担は様々な設定が可能であるため、図12では、データ送信装置12と基地局13の処理を1つの処理レイヤとして示している。
図12には、データ送信装置12と、基地局13の実行する処理を1つのレイヤ構成にまとめて示している。データ送信装置12は複数の基地局13の制御を実行し、例えば選択した基地局から特定のコンポーネントを送信する処理などを実行する。
データ送信装置12と基地局13は、ユーザ端末20とのデータの送受信においてと実行する複数の処理を分担して実行することが可能である。この処理の分担は様々な設定が可能であるため、図12では、データ送信装置12と基地局13の処理を1つの処理レイヤとして示している。
データ送信装置12および基地局13の処理レイヤは、以下のレイヤからなる。
アプリケーションレイヤ111、
RRC/MBMSレイヤ112、
RLCレイヤ113、
MACレイヤ114、
PHYレイヤ115、
アプリケーションレイヤ111、
RRC/MBMSレイヤ112、
RLCレイヤ113、
MACレイヤ114、
PHYレイヤ115、
アプリケーションレイヤ111は、例えば映像ストリームや音声ストリーム等の符号化処理や、これらの符号化データからなるコンポーネントを格納したパケットの生成処理等を行う。
RRC/MBMSレイヤ112は、ユーザ端末20との通信設定処理、同報通信処理の通信制御等を行うレイヤである。RRC(Radio Resource Control)レイヤ113は、例えばユーザ端末のハンドオーバ処理制御などを行う。MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)レイヤは、主に同報通信制御を行う。
RRC/MBMSレイヤ112は、ユーザ端末20との通信設定処理、同報通信処理の通信制御等を行うレイヤである。RRC(Radio Resource Control)レイヤ113は、例えばユーザ端末のハンドオーバ処理制御などを行う。MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)レイヤは、主に同報通信制御を行う。
RLC(Radio Linc Control)レイヤ114は、ユーザ端末20との通信処理における通信トラフィックの制御処理など実行するレイヤである。
MACレイヤは、ユーザ通信端末20との通信処理における通信スケジューリング処理、パケット多重化処理などを実行する。
PHYレイヤ115は、通信部等からなる物理レイヤであり、所定周波数でのコンポーネント単位のデータ送受信を実行する。
MACレイヤは、ユーザ通信端末20との通信処理における通信スケジューリング処理、パケット多重化処理などを実行する。
PHYレイヤ115は、通信部等からなる物理レイヤであり、所定周波数でのコンポーネント単位のデータ送受信を実行する。
次に、ユーザ端末20の処理レイヤ構成について説明する。ユーザ端末20も、データ送信装置12および基地局13の処理レイヤとほぼ同様のレイヤ構成を有し、以下のレイヤを有する。
アプリケーションレイヤ121、
RRC/MBMSレイヤ122、
RLCレイヤ123、
MACレイヤ124、
PHYレイヤ125、
アプリケーションレイヤ121、
RRC/MBMSレイヤ122、
RLCレイヤ123、
MACレイヤ124、
PHYレイヤ125、
アプリケーションレイヤ121は、例えば映像ストリームや音声ストリーム等の復号、再生処理や、これらの符号化データからなるコンポーネントを格納したパケットの解析処理等を行う。
RRC/MBMSレイヤ122は、データ送信装置12や基地局13との通信設定処理、同報通信処理の通信制御等を行うレイヤである。RRC(Radio Resource Control)レイヤは、例えばユーザ端末のハンドオーバ処理制御などを行う。MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)レイヤは、主に同報通信制御を行う。
RRC/MBMSレイヤ122は、データ送信装置12や基地局13との通信設定処理、同報通信処理の通信制御等を行うレイヤである。RRC(Radio Resource Control)レイヤは、例えばユーザ端末のハンドオーバ処理制御などを行う。MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)レイヤは、主に同報通信制御を行う。
RLC(Radio Linc Control)レイヤ123は、データ送信装置12や基地局13との通信処理における通信トラフィックの制御処理など実行するレイヤである。
MACレイヤ124は、データ送信装置12や基地局13との通信処理における通信スケジューリング処理、パケット多重化処理などを実行する。
PHYレイヤ125は、通信部等からなる物理レイヤであり、所定周波数でのコンポーネント単位のデータ送受信を実行する。
MACレイヤ124は、データ送信装置12や基地局13との通信処理における通信スケジューリング処理、パケット多重化処理などを実行する。
PHYレイヤ125は、通信部等からなる物理レイヤであり、所定周波数でのコンポーネント単位のデータ送受信を実行する。
次に、先に図2を参照して説明したコンポーネントの配信構成における各セルの基地局単位の処理について、各基地局対応の処理レイヤと対応付けて説明する。
図2を参照して説明したコンポーネント配信構成には、大きく区分すると以下の3種類の異なる処理を実行する基地局が含まれる。
(A)マクロセル51内の基地局13a〜13c、
(B)スモールセル61内の基地曲13p、
(C)スモールセル62内の基地曲13q、
図2を参照して説明したコンポーネント配信構成には、大きく区分すると以下の3種類の異なる処理を実行する基地局が含まれる。
(A)マクロセル51内の基地局13a〜13c、
(B)スモールセル61内の基地曲13p、
(C)スモールセル62内の基地曲13q、
(A)マクロセル51内の基地局13a〜13cは、以下の2つのコンポーネントを送信する。
(1)第1コンポーネント
送信データ=ベースレイヤ映像
送信エリア=マクロセル51内の全領域
送信周波数=800MHz
(2)第2コンポーネント
送信データ=日本語音声
送信エリア=マクロセル51内の全領域
送信周波数=800MHz
(1)第1コンポーネント
送信データ=ベースレイヤ映像
送信エリア=マクロセル51内の全領域
送信周波数=800MHz
(2)第2コンポーネント
送信データ=日本語音声
送信エリア=マクロセル51内の全領域
送信周波数=800MHz
(B)第1スモールセル61内の基地局13pは、上記(1),(2)のコンポーネントに加え、さらに、以下のコンポーネントを送信する。
(3)第3コンポーネント
送信データ=エンハンスメントレイヤ映像
送信エリア=第1スモールセル61内の領域
送信周波数=1.5GHz
(3)第3コンポーネント
送信データ=エンハンスメントレイヤ映像
送信エリア=第1スモールセル61内の領域
送信周波数=1.5GHz
(C)第2スモールセル62内の基地局13qは、上記(1),(2)のコンポーネントに加え、さらに、以下のコンポーネントを送信する。
(4)第4コンポーネント
送信データ=韓国語音声
送信エリア=第2スモールセル62内の領域
送信周波数=1.5GHz
(4)第4コンポーネント
送信データ=韓国語音声
送信エリア=第2スモールセル62内の領域
送信周波数=1.5GHz
図13は、マクロセル51内の基地局13a〜13c、または、マクロセル51内の基地局13a〜13cの制御を実行するデータ送信装置12のいずれかにおいて実行する処理をレイヤ別に説明する図である。
なお、処理レイヤは、先に図12を参照して説明したレイヤと同様のレイヤ構成であり、上位から順に以下のレイヤ構成となっている。
RRC/MBMSレイヤ112、
RLCレイヤ113、
MACレイヤ114、
PHYレイヤ115、
なお、処理レイヤは、先に図12を参照して説明したレイヤと同様のレイヤ構成であり、上位から順に以下のレイヤ構成となっている。
RRC/MBMSレイヤ112、
RLCレイヤ113、
MACレイヤ114、
PHYレイヤ115、
マクロセル51内の基地局13a〜13cは、
ベースレイヤ映像データ、
日本語音声データ、
これらのデータを送信する。
なお、図13に示す処理レイヤ112〜115の各処理は、マクロセル51内の基地局13a〜13c、または、マクロセル51内の基地局13a〜13cの制御を実行するデータ送信装置12のいずれかにおいて実行される。
ベースレイヤ映像データ、
日本語音声データ、
これらのデータを送信する。
なお、図13に示す処理レイヤ112〜115の各処理は、マクロセル51内の基地局13a〜13c、または、マクロセル51内の基地局13a〜13cの制御を実行するデータ送信装置12のいずれかにおいて実行される。
RRC/MBMSレイヤ112は、前述したようにユーザ端末20との通信設定処理、同報通信処理の通信制御等を行うレイヤである。RRC(Radio Resource Control)レイヤは、例えばユーザ端末のハンドオーバ処理制御などを行う、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)レイヤは、主に同報通信制御を行う。
マクロセル51内の基地局13a〜13c、または、マクロセル51内の基地局13a〜13cの制御を実行するデータ送信装置12のいずれかは、
ベーシックレイヤの映像データ
日本語音声データ
これらの2つのデータストリームを個別に生成し、ユーザ端末20に対する同報配信制御を行う、
マクロセル51内の基地局13a〜13c、または、マクロセル51内の基地局13a〜13cの制御を実行するデータ送信装置12のいずれかは、
ベーシックレイヤの映像データ
日本語音声データ
これらの2つのデータストリームを個別に生成し、ユーザ端末20に対する同報配信制御を行う、
RLC(Radio Linc Control)レイヤ113は、ユーザ端末20との通信処理における通信トラフィックの制御処理など実行する。
ベーシックレイヤの映像データと、日本語音声データ各データストリームを遅延なく複数のユーザ端末20に配信するための制御等を実行する。
ベーシックレイヤの映像データと、日本語音声データ各データストリームを遅延なく複数のユーザ端末20に配信するための制御等を実行する。
なお、図に示すMCCHはマルチキャスト制御チャネル(MCCH:Multicast Control Channel)である。
MTCHは、マルチキャストトラフィックチャネル(MTCH:Malticast Trafic Channel)である。
図の線は、各チャネルを介したデータの流れを示している。
MTCHは、マルチキャストトラフィックチャネル(MTCH:Malticast Trafic Channel)である。
図の線は、各チャネルを介したデータの流れを示している。
MACレイヤ114は、ユーザ通信端末20との通信処理における通信スケジューリング処理、パケット多重化処理などを実行する。
図に示すMCHはマルチキャストチャネル(MCH:Multicast Channel)である。
図に示すMCHはマルチキャストチャネル(MCH:Multicast Channel)である。
PHYレイヤ115は、通信部等からなる物理レイヤであり、所定周波数でのコンポーネント単位のデータ送受信を実行する。
PMCHは、物理マルチキャストチャネル(PMCH:Physical Multicast Channel)である。
PMCHは、物理マルチキャストチャネル(PMCH:Physical Multicast Channel)である。
図14は、第1スモールセル61内の基地局13p、または、第1スモールセル61内の基地局13pの制御を実行するデータ送信装置12のいずれかにおいて実行する処理をレイヤ別に説明する図である。
なお、処理レイヤは、先に図12を参照して説明したレイヤと同様のレイヤ構成であり、上位から順に以下のレイヤ構成となっている。
RRC/MBMSレイヤ112、
RLCレイヤ113、
MACレイヤ114、
PHYレイヤ115、
なお、処理レイヤは、先に図12を参照して説明したレイヤと同様のレイヤ構成であり、上位から順に以下のレイヤ構成となっている。
RRC/MBMSレイヤ112、
RLCレイヤ113、
MACレイヤ114、
PHYレイヤ115、
第1スモールセル61内の基地局13pは、マクロセル51内の基地局13a〜13cと同様、
ベースレイヤ映像データ、
日本語音声データ、
これらのデータを送信し、さらに、
エンハンスメント映像データ、
を送信する。
ベースレイヤ映像データ、
日本語音声データ、
これらのデータを送信し、さらに、
エンハンスメント映像データ、
を送信する。
ベースレイヤ映像データと、日本語音声データの送信処理構成は、図13に示す構成と同様であり、図14には、追加送信データであるエンハンスメント映像データの送信処理に関連する処理レイヤを示している。、
RRC/MBMSレイヤ112〜PHYレイヤ114の処理レイヤ構成における処理は、図13を参照して説明したと同様の処理となる。
RRC/MBMSレイヤ112〜PHYレイヤ114の処理レイヤ構成における処理は、図13を参照して説明したと同様の処理となる。
ただし、第1スモールセル61内の基地局13pは、
ベーシックレイヤの映像データ
日本語音声データ
これらの2つのデータストリームの他、
エンハンスメントレイヤの映像データ、
を配信する。
ベーシックレイヤの映像データ
日本語音声データ
これらの2つのデータストリームの他、
エンハンスメントレイヤの映像データ、
を配信する。
従って、第1スモールセル61内の基地局13p、または、第1スモールセル61内の基地局13pの制御を実行するデータ送信装置12は、RRC/MBMSレイヤにおいて、エンハンスメントレイヤの映像データのデータストリームについても、同報配信制御を実行して、ユーザ端末20に提供する処理を行う。
図15は、第2スモールセル62内の基地局13q、または、第2スモールセル62内の基地局13qの制御を実行するデータ送信装置12の実行する処理をレイヤ別に説明する図である。
なお、処理レイヤは、先に図12を参照して説明したレイヤと同様のレイヤ構成であり、上位から順に以下のレイヤ構成となっている。
RRC/MBMSレイヤ112、
RLCレイヤ113、
MACレイヤ114、
PHYレイヤ115、
第2スモールセル62内の基地局13qは、マクロセル51内の基地局13a〜13cと同様、
ベースレイヤ映像データ、
日本語音声データ、
これらのデータを送信し、さらに、
韓国語音声データ、
を送信する。
なお、処理レイヤは、先に図12を参照して説明したレイヤと同様のレイヤ構成であり、上位から順に以下のレイヤ構成となっている。
RRC/MBMSレイヤ112、
RLCレイヤ113、
MACレイヤ114、
PHYレイヤ115、
第2スモールセル62内の基地局13qは、マクロセル51内の基地局13a〜13cと同様、
ベースレイヤ映像データ、
日本語音声データ、
これらのデータを送信し、さらに、
韓国語音声データ、
を送信する。
ベースレイヤ映像データと、日本語音声データの送信処理構成は、図13に示す構成と同様であり、図15には、追加送信データである韓国語音声データの送信処理に関連する処理レイヤを示している。、
RRC/MBMSレイヤ112〜PHYレイヤ114の処理レイヤ構成における処理は、図13を参照して説明したと同様の処理となる。
RRC/MBMSレイヤ112〜PHYレイヤ114の処理レイヤ構成における処理は、図13を参照して説明したと同様の処理となる。
ただし、第2スモールセル62内の基地局13qは、
ベーシックレイヤの映像データ
日本語音声データ
これらの2つのデータストリームの他、
韓国語音声データ、
を配信する。
ベーシックレイヤの映像データ
日本語音声データ
これらの2つのデータストリームの他、
韓国語音声データ、
を配信する。
従って、第2スモールセル62内の基地局13q、または、第2スモールセル62内の基地局13qの制御を実行するデータ送信装置12は、RRC/MBMSレイヤにおいて、韓国語音声データのデータストリームについても、同報配信制御を実行して、ユーザ端末20に提供する処理を行う。
[5.各装置のハードウェア構成例について]
最後に、図16を参照して、上述した処理を実行する各装置のハードウェア構成例について説明する。
図16は、データ送信装置12、ユーザ端末20として適用可能な通信装置のハードウェア構成例を示している。
最後に、図16を参照して、上述した処理を実行する各装置のハードウェア構成例について説明する。
図16は、データ送信装置12、ユーザ端末20として適用可能な通信装置のハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)201は、ROM(Read Only Memory)202、または記憶部208に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行するデータ処理部として機能する。例えば、上述した実施例において説明したシーケンスに従った処理を実行する。RAM(Random Access Memory)203には、CPU201が実行するプログラムやデータなどが記憶される。これらのCPU201、ROM202、およびRAM203は、バス204により相互に接続されている。
CPU201はバス204を介して入出力インタフェース205に接続され、入出力インタフェース205には、各種スイッチ、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部206、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部207が接続されている。CPU201は、入力部206から入力される指令に対応して各種の処理を実行し、処理結果を例えば出力部207に出力する。
入出力インタフェース205に接続されている記憶部208は、例えばハードディスク等からなり、CPU201が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。通信部209は、各種の通信ネットワークを介したデータ通信の送受信部として機能し、外部の装置と通信する。
入出力インタフェース205に接続されているドライブ210は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいはメモリカード等の半導体メモリなどのリムーバブルメディア211を駆動し、データの記録あるいは読み取りを実行する。
[6.本開示の構成のまとめ]
以上、特定の実施例を参照しながら、本開示の実施例について詳解してきた。しかしながら、本開示の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本開示の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
以上、特定の実施例を参照しながら、本開示の実施例について詳解してきた。しかしながら、本開示の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本開示の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
なお、本明細書において開示した技術は、以下のような構成をとることができる。
(1) 同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータを生成、または記憶部から取得するデータ処理部と、
前記メタデータをユーザ端末に送信する通信部を有する通信装置。
(1) 同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータを生成、または記憶部から取得するデータ処理部と、
前記メタデータをユーザ端末に送信する通信部を有する通信装置。
(2)前記コンポーネントは、1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素であり、前記メタデータは、1つの同報配信サービスに含まれる全てのコンポーネント各々に対応する送信周波数情報を記録した構成である前記(1)に記載の通信装置。
(3)前記データ処理部は、前記コンポーネント単位の送信周波数情報に加え、コンポーネント単位のアクセス情報と、コンポーネント単位の送信エリア情報を記録したメタデータを、前記通信部を介してユーザ端末に送信する前記(1)または(2)に記載の通信装置。
(4)前記データ処理部は、1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素であるコンポーネントを異なる送信周波数で送信する通信制御を実行し、前記メタデータは、コンポーネントの送信周波数情報として、前記異なる送信周波数が記録された構成である前記(1)〜(3)いずれかに記載の通信装置。
(5)前記通信装置は、前記メタデータを格納した記憶部を有し、前記データ処理部は、ユーザ端末からの要求に応じて前記メタデータを記憶部から読み出して前記通信部を介して前記ユーザ端末に送信する前記(1)〜(4)いずれかに記載の通信装置。
(6)前記データ処理部は、コンポーネント単位で選択された基地局を介して、特定のコンポーネントを特定エリアにのみ、コンポーネント対応の送信周波数で送信する通信制御を実行する前記(1)〜(5)いずれかに記載の通信装置。
(7)前記データ処理部は、映像データ、音声データ、字幕データの少なくともいずれかを含むコンテンツの同報配信サービスを実行し、前記コンポーネントは、前記コンテンツの同報配信サービスを構成するデータ要素である映像データ、または特定言語の音声データ、または特定言語の字幕データのいずれかである前記(1)〜(6)いずれかに記載の通信装置。
(8)前記コンポーネントは、異なる解像度の画像再生を実現する異なる符号化画像データを含む前記(1)〜(7)いずれかに記載の通信装置。
(9) 同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータをデータ送信装置から受信する通信部と、
前記メタデータを適用した処理を実行するデータ処理部を有する通信装置。
前記メタデータを適用した処理を実行するデータ処理部を有する通信装置。
(10)前記データ処理部は、前記メタデータに記録されたコンポーネント単位の送信周波数情報を適用して、該コンポーネントの受信を可能とするための受信周波数の設定を実行する前記(9)に記載の通信装置。
(11)前記コンポーネントは、1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素であり、前記メタデータは、1つの同報配信サービスに含まれる全てのコンポーネント各々に対応する送信周波数情報を記録した構成である前記(9)または(10)に記載の通信装置。
(12)前記通信部は、前記コンポーネント単位の送信周波数情報に加え、コンポーネント単位のアクセス情報と、コンポーネント単位の送信エリア情報を記録したメタデータを前記データ送信装置から受信する前記(9)〜(11)いずれかに記載の通信装置。
(13)前記データ処理部は、前記メタデータに記録された複数のコンポーネントの異なる送信周波数情報を適用して、複数のコンポーネントの受信を可能とするための受信周波数の設定を実行し、1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素であるコンポーネントを異なる送信周波数で受信する通信制御を実行する前記(9)〜(12)いずれかに記載の通信装置。
(14)前記通信部は、コンポーネント単位で選択された基地局を介してコンポーネント対応の送信周波数で送信されるコンポーネントの受信処理を実行する前記(9)〜(13)いずれかに記載の通信装置。
(15)前記コンポーネントは、コンテンツの同報配信サービスを構成するデータ要素である映像データ、または特定言語の音声データ、または特定言語の字幕データのいずれかである前記(9)〜(14)いずれかに記載の通信装置。
(16)前記コンポーネントは、異なる解像度の画像再生を実現する異なる符号化画像データを含む前記(9)〜(15)いずれかに記載の通信装置。
(17)データ送信装置において実行する通信制御データ送信方法であり、
データ処理部が、同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータを生成、または記憶部から取得し、
通信部が、前記メタデータをユーザ端末に送信する通信制御データ送信方法。
データ処理部が、同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータを生成、または記憶部から取得し、
通信部が、前記メタデータをユーザ端末に送信する通信制御データ送信方法。
(18) データ受信装置において実行する通信制御データ受信方法あり、
通信部が、同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータをデータ送信装置から受信し、
データ処理部が、前記メタデータを適用した処理を実行する通信制御データ受信方法。
通信部が、同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータをデータ送信装置から受信し、
データ処理部が、前記メタデータを適用した処理を実行する通信制御データ受信方法。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。例えば、プログラムは記録媒体に予め記録しておくことができる。記録媒体からコンピュータにインストールする他、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介してプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本開示の一実施例の構成によれば、1つの同報配信サービスに含まれるデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報をユーザ端末に提供する。ユーザ端末はコンポーネント対応の受信設定が可能となり、確実に各コンポーネントを受信できる構成が実現される。
具体的には、データ送信装置が、同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位、例えば特定解像度の画像データや特定言語の音声データや字幕データ等のコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータをユーザ端末に送信する。受信装置であるユーザ端末は、データ送信装置から受信したメタデータに記録されたコンポーネント単位の送信周波数情報を適用して、受信予定のコンポーネントの受信を可能とするための受信周波数の設定処理を実行する。
本構成により、1つの同報配信サービスに含まれるデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報をユーザ端末に提供する。ユーザ端末はコンポーネント対応の受信設定が可能となり、確実に各コンポーネントを受信できる構成が実現される。
具体的には、データ送信装置が、同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位、例えば特定解像度の画像データや特定言語の音声データや字幕データ等のコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータをユーザ端末に送信する。受信装置であるユーザ端末は、データ送信装置から受信したメタデータに記録されたコンポーネント単位の送信周波数情報を適用して、受信予定のコンポーネントの受信を可能とするための受信周波数の設定処理を実行する。
本構成により、1つの同報配信サービスに含まれるデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報をユーザ端末に提供する。ユーザ端末はコンポーネント対応の受信設定が可能となり、確実に各コンポーネントを受信できる構成が実現される。
10 通信システム
11 コンテンツプロバイダ
12 データ送信装置
13 基地局
20 ユーザ端末
51 データ処理部
52 通信部
53 記憶部
71 データ処理部
72 通信部
73 記憶部
74 入出力部
111 アプリケーションレイヤ
112 RRC/MBMSレイヤ
113 RLCレイヤ
114 MACレイヤ
115 PHYレイヤ
121 アプリケーションレイヤ
122 RRC/MBMSレイヤ
123 RLCレイヤ
124 MACレイヤ
125 PHYレイヤ
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 バス
205 入出力インタフェース
206 入力部
207 出力部
208 記憶部
209 通信部
210 ドライブ
211 リムーバブルメディア
11 コンテンツプロバイダ
12 データ送信装置
13 基地局
20 ユーザ端末
51 データ処理部
52 通信部
53 記憶部
71 データ処理部
72 通信部
73 記憶部
74 入出力部
111 アプリケーションレイヤ
112 RRC/MBMSレイヤ
113 RLCレイヤ
114 MACレイヤ
115 PHYレイヤ
121 アプリケーションレイヤ
122 RRC/MBMSレイヤ
123 RLCレイヤ
124 MACレイヤ
125 PHYレイヤ
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 バス
205 入出力インタフェース
206 入力部
207 出力部
208 記憶部
209 通信部
210 ドライブ
211 リムーバブルメディア
Claims (18)
- 同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータを生成、または記憶部から取得するデータ処理部と、
前記メタデータをユーザ端末に送信する通信部を有する通信装置。 - 前記コンポーネントは、1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素であり、
前記メタデータは、1つの同報配信サービスに含まれる全てのコンポーネント各々に対応する送信周波数情報を記録した構成である請求項1に記載の通信装置。 - 前記データ処理部は、
前記コンポーネント単位の送信周波数情報に加え、コンポーネント単位のアクセス情報と、コンポーネント単位の送信エリア情報を記録したメタデータを、前記通信部を介してユーザ端末に送信する請求項1に記載の通信装置。 - 前記データ処理部は、
1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素であるコンポーネントを異なる送信周波数で送信する通信制御を実行し、
前記メタデータは、コンポーネントの送信周波数情報として、前記異なる送信周波数が記録された構成である請求項1に記載の通信装置。 - 前記通信装置は、
前記メタデータを格納した記憶部を有し、
前記データ処理部は、ユーザ端末からの要求に応じて前記メタデータを記憶部から読み出して前記通信部を介して前記ユーザ端末に送信する請求項1に記載の通信装置。 - 前記データ処理部は、
コンポーネント単位で選択された基地局を介して、特定のコンポーネントを特定エリアにのみ、コンポーネント対応の送信周波数で送信する通信制御を実行する請求項1に記載の通信装置。 - 前記データ処理部は、映像データ、音声データ、字幕データの少なくともいずれかを含むコンテンツの同報配信サービスを実行し、
前記コンポーネントは、前記コンテンツの同報配信サービスを構成するデータ要素である映像データ、または特定言語の音声データ、または特定言語の字幕データのいずれかである請求項1に記載の通信装置。 - 前記コンポーネントは、異なる解像度の画像再生を実現する異なる符号化画像データを含む請求項1に記載の通信装置。
- 同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータをデータ送信装置から受信する通信部と、
前記メタデータを適用した処理を実行するデータ処理部を有する通信装置。 - 前記データ処理部は、
前記メタデータに記録されたコンポーネント単位の送信周波数情報を適用して、該コンポーネントの受信を可能とするための受信周波数の設定を実行する請求項9に記載の通信装置。 - 前記コンポーネントは、1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素であり、
前記メタデータは、1つの同報配信サービスに含まれる全てのコンポーネント各々に対応する送信周波数情報を記録した構成である請求項9に記載の通信装置。 - 前記通信部は、
前記コンポーネント単位の送信周波数情報に加え、コンポーネント単位のアクセス情報と、コンポーネント単位の送信エリア情報を記録したメタデータを前記データ送信装置から受信する請求項9に記載の通信装置。 - 前記データ処理部は、
前記メタデータに記録された複数のコンポーネントの異なる送信周波数情報を適用して、複数のコンポーネントの受信を可能とするための受信周波数の設定を実行し、
1つの同報配信サービスに含まれる独立配信可能なデータ要素であるコンポーネントを異なる送信周波数で受信する通信制御を実行する請求項9に記載の通信装置。 - 前記通信部は、コンポーネント単位で選択された基地局を介してコンポーネント対応の送信周波数で送信されるコンポーネントの受信処理を実行する請求項9に記載の通信装置。
- 前記コンポーネントは、コンテンツの同報配信サービスを構成するデータ要素である映像データ、または特定言語の音声データ、または特定言語の字幕データのいずれかである請求項9に記載の通信装置。
- 前記コンポーネントは、異なる解像度の画像再生を実現する異なる符号化画像データを含む請求項9に記載の通信装置。
- データ送信装置において実行する通信制御データ送信方法であり、
データ処理部が、同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータを生成、または記憶部から取得し、
通信部が、前記メタデータをユーザ端末に送信する通信制御データ送信方法。 - データ受信装置において実行する通信制御データ受信方法あり、
通信部が、同報配信サービスの構成データであり、ユーザ端末に独立配信可能なデータ要素であるコンポーネント単位の送信周波数情報を記録したメタデータをデータ送信装置から受信し、
データ処理部が、前記メタデータを適用した処理を実行する通信制御データ受信方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014004115A JP2015133615A (ja) | 2014-01-14 | 2014-01-14 | 通信装置、通信制御データ送信方法、および通信制御データ受信方法 |
US15/108,718 US10567832B2 (en) | 2014-01-14 | 2014-12-01 | Communication device, communication control data transmitting method, and communication control data receiving method |
CN201480072495.7A CN105900465B (zh) | 2014-01-14 | 2014-12-01 | 通信设备、通信控制数据传输方法及通信控制数据接收方法 |
EP14878864.9A EP3096540B1 (en) | 2014-01-14 | 2014-12-01 | Communication apparatus, method of transmitting communication control data, and method of receiving communication control data for components of a mbms service |
PCT/JP2014/081712 WO2015107783A1 (ja) | 2014-01-14 | 2014-12-01 | 通信装置、通信制御データ送信方法、および通信制御データ受信方法 |
RU2016127482A RU2671940C1 (ru) | 2014-01-14 | 2014-12-01 | Устройство связи, способ передачи данных управления связью и способ приема данных управления связью |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014004115A JP2015133615A (ja) | 2014-01-14 | 2014-01-14 | 通信装置、通信制御データ送信方法、および通信制御データ受信方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015133615A true JP2015133615A (ja) | 2015-07-23 |
Family
ID=53542687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014004115A Pending JP2015133615A (ja) | 2014-01-14 | 2014-01-14 | 通信装置、通信制御データ送信方法、および通信制御データ受信方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10567832B2 (ja) |
EP (1) | EP3096540B1 (ja) |
JP (1) | JP2015133615A (ja) |
CN (1) | CN105900465B (ja) |
RU (1) | RU2671940C1 (ja) |
WO (1) | WO2015107783A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10375531B2 (en) * | 2015-08-28 | 2019-08-06 | Lg Electronics Inc. | Method for transmitting/receiving MBMS signal in wireless communication system and device for performing same |
CN110111773B (zh) * | 2019-04-01 | 2021-03-30 | 华南理工大学 | 基于卷积神经网络的音乐信号多乐器识别方法 |
Family Cites Families (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101605010B (zh) * | 2002-01-24 | 2011-12-28 | 谷歌公司 | 射频通信的动态选择和调度 |
JP2005092483A (ja) * | 2003-09-17 | 2005-04-07 | Yoshiyuki Kajino | 案内対象箇所の音声案内システム |
WO2007028137A2 (en) | 2005-09-01 | 2007-03-08 | Nokia Corporation | Method for embedding svg content into an iso base media file format for progressive downloading and streaming of rich media content |
US8019271B1 (en) * | 2006-12-29 | 2011-09-13 | Nextel Communications, Inc. | Methods and systems for presenting information on mobile devices |
US9386557B2 (en) | 2007-08-13 | 2016-07-05 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for supporting broadcast and multicast services in a wireless communication system |
EP2068555A1 (en) * | 2007-12-05 | 2009-06-10 | Koninklijke KPN N.V. | Television program broadcasting system, and method |
WO2013186663A1 (en) * | 2012-06-12 | 2013-12-19 | Liveu Ltd. | Live video content exchange |
US20150089020A1 (en) * | 2008-01-23 | 2015-03-26 | Liveu Ltd. | Live video content exchange |
JP2009201051A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Kenwood Corp | 受信装置、受信方法、及び受信プログラム |
US8737916B2 (en) * | 2008-07-21 | 2014-05-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Metadata display control method and system for broadcast receiver |
US8639239B2 (en) * | 2008-09-22 | 2014-01-28 | Sharp Kabushiki Kaisha | Base station apparatus, mobile station apparatus, mobile communication system and communication method having selectable inter-frequency measurement methods |
JP2010081397A (ja) | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Ntt Docomo Inc | データ受信端末、データ配信サーバ、データ配信システム、およびデータ配信方法 |
US20120284421A1 (en) * | 2009-12-25 | 2012-11-08 | Shiyuan Xiao | Picture in picture for mobile tv |
US20110228716A1 (en) * | 2010-03-17 | 2011-09-22 | Qualcomm Incorporated | Methods and systems for multiplexing multiple service components into one flow in a forward link only network |
JP2011254391A (ja) * | 2010-06-03 | 2011-12-15 | Hitachi Ltd | マルチキャスト配信制御システム |
JP5593171B2 (ja) * | 2010-08-30 | 2014-09-17 | 株式会社Nttドコモ | 階層符号化データ伝送方法、無線基地局、ユーザ端末及びリソース割り当て装置 |
KR101990134B1 (ko) * | 2011-08-10 | 2019-06-17 | 삼성전자주식회사 | 듀얼 모드 단말의 성능 정보 보고 방법 및 장치 |
KR101935785B1 (ko) * | 2011-08-16 | 2019-04-03 | 삼성전자 주식회사 | 무선통신시스템에서 멀티미디어 방송 서비스를 수신하는 방법 및 장치 |
JP5796448B2 (ja) | 2011-10-07 | 2015-10-21 | ソニー株式会社 | 無線通信装置及び無線通信方法、並びに無線通信システム |
EP2767123B1 (en) * | 2011-10-11 | 2015-12-30 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (publ) | Technique for delivering schedule information for an mbms user service |
US9435939B2 (en) * | 2012-08-02 | 2016-09-06 | Apple Inc. | Displays with coherent fiber bundles |
US8923880B2 (en) * | 2012-09-28 | 2014-12-30 | Intel Corporation | Selective joinder of user equipment with wireless cell |
US9781181B2 (en) * | 2013-06-17 | 2017-10-03 | Qualcomm Incorporated | Multiple file delivery over unidirectional transport protocol sessions for a service |
EP2821799B1 (en) * | 2013-07-05 | 2019-02-13 | Dialog Semiconductor GmbH | Highly accurate current measurement |
-
2014
- 2014-01-14 JP JP2014004115A patent/JP2015133615A/ja active Pending
- 2014-12-01 RU RU2016127482A patent/RU2671940C1/ru active
- 2014-12-01 US US15/108,718 patent/US10567832B2/en active Active
- 2014-12-01 CN CN201480072495.7A patent/CN105900465B/zh active Active
- 2014-12-01 WO PCT/JP2014/081712 patent/WO2015107783A1/ja active Application Filing
- 2014-12-01 EP EP14878864.9A patent/EP3096540B1/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN105900465A (zh) | 2016-08-24 |
EP3096540B1 (en) | 2019-10-23 |
EP3096540A1 (en) | 2016-11-23 |
US20160330511A1 (en) | 2016-11-10 |
EP3096540A4 (en) | 2017-06-21 |
RU2671940C1 (ru) | 2018-11-08 |
WO2015107783A1 (ja) | 2015-07-23 |
US10567832B2 (en) | 2020-02-18 |
CN105900465B (zh) | 2019-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8949912B2 (en) | ABR live to VOD system and method | |
MX2015004871A (es) | Canal de transicion de difusion. | |
US20120222075A1 (en) | Method, terminal, and server for implementing fast playout | |
Boronat et al. | HbbTV-compliant platform for hybrid media delivery and synchronization on single-and multi-device scenarios | |
KR102212928B1 (ko) | 수신 장치, 수신 방법, 송신 장치, 및 송신 방법 | |
JPWO2016203850A1 (ja) | 受信装置、送信装置、およびデータ処理方法 | |
US11374670B2 (en) | Receiving device, transmitting device, and data processing method | |
US12120365B2 (en) | Reception device, reception method, transmission device, and transmission method | |
CN109845276A (zh) | 信息处理装置和信息处理方法 | |
JPWO2016174960A1 (ja) | 受信装置、送信装置、およびデータ処理方法 | |
JP7029218B2 (ja) | 再生データ取得方法、装置、機器及び記憶媒体 | |
WO2015107783A1 (ja) | 通信装置、通信制御データ送信方法、および通信制御データ受信方法 | |
KR20170003612A (ko) | 방송 전송 장치, 방송 수신 장치, 방송 전송 장치의 동작 방법 및 방송 수신 장치의 동작 방법 | |
US20160295245A1 (en) | A method, node and computer programe for providing live content streaming | |
CN106851331B (zh) | 易播处理方法及系统 | |
KR20150008797A (ko) | 방송 콘텐츠 제공 방법 및 장치 | |
Silhavy et al. | 5G-MAG (Media Action Group) reference tools: Putting 5G in action for media | |
JP2013062624A (ja) | 再生装置、再生方法、配信装置、配信システム、再生プログラムおよび記録媒体 | |
KR102513562B1 (ko) | 컨텐츠 전송 방법 및 장치 | |
KR20160107617A (ko) | 영상 서비스 제공 방법, 사용자 단말기 및 컴퓨터 프로그램 | |
KR20210135079A (ko) | 5g 망에서의 iptv 서비스 제공 방법 및 장치 | |
KR20120095723A (ko) | 클라우드 분산 인코딩 기술 활용 저비용 고효율 n 스크린 서비스 구현 방법 및 n 스크린 서비스 구현 시스템 | |
Series | Audio-visual capabilities and applications supported by terrestrial IMT systems |