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JP2015125749A - 施設管理システム、コントローラ、ダウンロード方法およびソフトウェア変更方法 - Google Patents

施設管理システム、コントローラ、ダウンロード方法およびソフトウェア変更方法 Download PDF

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JP2015125749A JP2013272158A JP2013272158A JP2015125749A JP 2015125749 A JP2015125749 A JP 2015125749A JP 2013272158 A JP2013272158 A JP 2013272158A JP 2013272158 A JP2013272158 A JP 2013272158A JP 2015125749 A JP2015125749 A JP 2015125749A
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Abstract

【課題】コントローラの設定データやソフトウェアを効率良く変更する。
【解決手段】コントローラ2は、設備機器1を監視または制御する制御部20と、ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアを保存するダウンロードバッファメモリ22と、制御部20の動作を規定する設定データやソフトウェアを記憶するプログラム動作メモリ23と、指定された反映時刻になるか、あるいは反映指令メッセージを受信したときに、ダウンロードバッファメモリ22に格納された設定データまたはソフトウェアをプログラム動作メモリ23上に展開する反映実行部24と、反映時刻になったとき、あるいは反映指令メッセージを受信したときに、オフラインモードに移行させ、設定データまたはソフトウェアのプログラム動作メモリ23への展開が終了した後にオンラインモードに戻す動作モード変更部27とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、施設管理システム等において設備機器を監視または制御するコントローラの設定データやソフトウェアを効率良く変更する技術に関するものである。
従来のビル監視システム等でフィールドコントローラへ設定データ、アプリケーションソフトウェア、ファームウェアのダウンロードを行うときには、コントローラをオフラインモードへ移行させて作業を行っていた。このような作業は、通常、ネットワークに接続されたエンジニアリングツールを用いて行うこととなる。しかし、コントローラをオフラインモードにすると、テナントビルにおいては空調制御が停止し、また設備機器の無監視状態が発生し、プラントにおいては運転停止状態となる。そのため、エンジニアリングツールを用いる作業は、施設に人がいない夜間や休日の作業が要求されることが多かった。
これに対して、特許文献1に開示された制御系ネットワークシステムでは、互いに独立に動作モードを変更することが可能な制御処理手段と通信処理手段とを各ネットワーク機器に設け、エンジニアリングツールが、ネットワーク機器に設定された通信条件を書き換えるエンジニアリング作業を行う場合に、通信処理手段の動作モードをオフラインモードに変更することにより、制御等のアプリケーション動作を行う制御処理手段を停止させることなく、運転状態のままでエンジニアリング作業を行い、通信条件を書き換えることができるようにしていた。
特開2001−333128号公報
しかしながら、特許文献1に開示された制御系ネットワークシステムにおいても、エンジニアリング作業を行う場合には、通信処理手段をオフラインモードにする必要がある。このため、下位デバイスのデータを収集することができなくなるので、例えば日報データを収集する正時(XX時00分)をまたぐ作業を作業員が意識して回避する必要があり、コントローラが多数設置されている大規模システムの場合には、大人数で作業を行っても一晩がかりになるなど現場作業員には大変な労力がかかるという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、コントローラの設定データやソフトウェアを効率良く変更することができる施設管理システム、コントローラ、ダウンロード方法およびソフトウェア変更方法を提供することを目的とする。
本発明の施設管理システムは、設備機器を監視または制御するコントローラと、このコントローラとネットワークを介して接続されたエンジニアリング装置とから構成され、前記エンジニアリング装置は、前記コントローラへのダウンロードの対象となる設定データまたはソフトウェアを前記コントローラに送信するダウンロード実行手段と、前記ダウンロードした設定データまたはソフトウェアを前記コントローラに反映させる反映時刻を、前記コントローラに対して通知する反映時刻指定手段と、前記ダウンロードした設定データまたはソフトウェアを前記コントローラに反映させようとするときに、前記コントローラに反映指令メッセージを送信する反映指令手段とを備え、前記コントローラは、設備機器を監視または制御する制御手段と、前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアを一時的に保存するダウンロードバッファメモリと、前記制御手段の動作を規定する設定データまたはソフトウェアを記憶するプログラム動作メモリと、前記反映時刻になったとき、あるいは前記反映指令メッセージを受信したときに、コントローラをオンラインモードからオフラインモードに移行させ、前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアの前記プログラム動作メモリへの展開が終了した後に、コントローラをオンラインモードに戻す動作モード変更手段と、前記反映時刻になるか、あるいは前記反映指令メッセージを受信して、コントローラがオフラインモードに移行したときに、前記エンジニアリング装置からダウンロードされ前記ダウンロードバッファメモリに格納された設定データまたはソフトウェアを前記プログラム動作メモリ上に展開する反映実行手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の施設管理システムの1構成例において、前記コントローラは、さらに、前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアが前記プログラム動作メモリ上に展開される前に、この設定データまたはソフトウェアの整合性を確認し、整合性確認結果を前記エンジニアリング装置に通知する整合性確認手段と、前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアの前記プログラム動作メモリへの反映が成功したかどうかを確認し、反映成否確認結果を前記エンジニアリング装置に通知する反映成否確認手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明のコントローラは、設備機器を監視または制御する制御手段と、ネットワークを介して接続されたエンジニアリング装置からダウンロードされた設定データまたはソフトウェアを一時的に保存するダウンロードバッファメモリと、前記制御手段の動作を規定する設定データまたはソフトウェアを記憶するプログラム動作メモリと、前記エンジニアリング装置から指定された反映時刻になったとき、あるいは前記エンジニアリング装置から反映指令メッセージを受信したときに、コントローラをオンラインモードからオフラインモードに移行させ、前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアの前記プログラム動作メモリへの展開が終了した後に、コントローラをオンラインモードに戻す動作モード変更手段と、前記反映時刻になるか、あるいは前記反映指令メッセージを受信して、コントローラがオフラインモードに移行したときに、前記エンジニアリング装置からダウンロードされ前記ダウンロードバッファメモリに格納された設定データまたはソフトウェアを前記プログラム動作メモリ上に展開する反映実行手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明のダウンロード方法は、コントローラが、プログラム動作メモリに格納された設定データまたはソフトウェアに従って設備機器を監視または制御する制御ステップと、前記コントローラとネットワークを介して接続されたエンジニアリング装置が、前記コントローラへのダウンロードの対象となる設定データまたはソフトウェアを前記コントローラに送信するダウンロード実行ステップと、前記コントローラが、前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアをダウンロードバッファメモリに一時的に保存する一時保存ステップと、前記エンジニアリング装置が、前記ダウンロードした設定データまたはソフトウェアを前記コントローラに反映させる反映時刻を、前記コントローラに対して通知する反映時刻指定ステップと、前記エンジニアリング装置が、前記ダウンロードした設定データまたはソフトウェアを前記コントローラに反映させようとするときに、前記コントローラに反映指令メッセージを送信する反映指令ステップと、前記コントローラが、前記反映時刻になったとき、あるいは前記反映指令メッセージを受信したときに、オンラインモードからオフラインモードに移行するオフラインモード移行ステップと、前記コントローラが、前記反映時刻になるか、あるいは前記反映指令メッセージを受信して、オフラインモードに移行したときに、前記エンジニアリング装置からダウンロードされ前記ダウンロードバッファメモリに格納された設定データまたはソフトウェアを前記プログラム動作メモリ上に展開する反映実行ステップと、前記コントローラが、前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアの前記プログラム動作メモリへの展開が終了した後に、オンラインモードに戻るオンラインモード移行ステップとを含むことを特徴とするものである。
また、本発明のコントローラのソフトウェア変更方法は、プログラム動作メモリに格納された設定データまたはソフトウェアに従って設備機器を監視または制御する制御ステップと、ネットワークを介して接続されたエンジニアリング装置からダウンロードされた設定データまたはソフトウェアをダウンロードバッファメモリに一時的に保存する一時保存ステップと、前記エンジニアリング装置から指定された反映時刻になったとき、あるいは前記エンジニアリング装置から反映指令メッセージを受信したときに、コントローラをオンラインモードからオフラインモードに移行させるオフラインモード移行ステップと、前記反映時刻になるか、あるいは前記反映指令メッセージを受信して、コントローラがオフラインモードに移行したときに、前記エンジニアリング装置からダウンロードされ前記ダウンロードバッファメモリに格納された設定データまたはソフトウェアを前記プログラム動作メモリ上に展開する反映実行ステップと、前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアの前記プログラム動作メモリへの展開が終了した後に、コントローラをオンラインモードに戻すオンラインモード移行ステップとを含むことを特徴とするものである。
本発明によれば、コントローラにプログラム動作メモリとは別にダウンロードバッファメモリを設けることにより、コントローラをオンラインモードで動作させておくことが必要な時間帯に全てのコントローラへの設定データまたはソフトウェアのダウンロード作業を完了させておくことができる。そして、コントローラをオフラインモードに移行させることが可能な時刻を反映時刻として指定するか、あるいはコントローラをオフラインモードに移行させることが可能なタイミングで反映指令メッセージを送信することにより、ダウンロードした設定データまたはソフトウェアをコントローラに反映させることができるので、エンジニアリング作業にかかる現場作業員の労力を大幅に削減することができ、コントローラの設定データやソフトウェアを効率良く変更することができる。
また、本発明では、ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアの整合性をコントローラで確認することにより、設定データまたはソフトウェアをプログラム動作メモリに反映する前に、反映後の動作エラーの発生を防ぐことができる。また、本発明では、コントローラに反映成否確認手段を設けることにより、作業員は、設定データまたはソフトウェアのプログラム動作メモリへの反映が成功し、エンジニアリング作業が完了したかどうかを確認することができる。その結果、本発明では、現場作業員の労力をさらに軽減することができる。
本発明の実施の形態に係る施設管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るエンジニアリング装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るコントローラの動作を説明するフローチャートである。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係る施設管理システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態の施設管理システムは、例えばビル管理システムやプラント管理システム等に適用されるものであり、センサまたはアクチュエータ(例えば照明、スイッチ、モータなど)等の設備機器1と、設備機器1を監視または制御するコントローラ2と、コントローラ2のエンジニアリング作業を行うためのエンジニアリング装置3と、コントローラ2とエンジニアリング装置3とを相互に接続するネットワーク4とから構成される。なお、図1の例では、コントローラ2を1台だけとしているが、ネットワーク4に複数のコントローラ2が接続されていてもよい。
コントローラ2は、設備機器1を監視または制御する制御部20と、エンジニアリング装置3との間で通信を行う通信部21と、エンジニアリング装置3からダウンロードされた設定データまたはソフトウェア(アプリケーションソフトウェアやファームウェア等)を一時的に保存するためのダウンロードバッファメモリ22と、制御部20の動作を規定する設定データやソフトウェア、および制御部20が設備機器1から収集したデータを記憶するプログラム動作メモリ23と、エンジニアリング装置から指定された反映時刻になるか、あるいはエンジニアリング装置から反映指令メッセージを受信して、コントローラ2がオフラインモードに移行したときに、エンジニアリング装置3からダウンロードされダウンロードバッファメモリ22に格納された設定データまたはソフトウェアをプログラム動作メモリ23上に展開する反映実行部24と、ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアがプログラム動作メモリ23上に展開される前に、この設定データまたはソフトウェアの整合性を確認し、整合性確認結果をエンジニアリング装置3に通知する整合性確認部25と、ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアのプログラム動作メモリ23への反映が成功したかどうかを確認し、反映成否確認結果をエンジニアリング装置3に通知する反映成否確認部26と、エンジニアリング装置3から指定された反映時刻になったとき、あるいはエンジニアリング装置3から反映指令メッセージを受信したときに、コントローラ2をオンラインモードからオフラインモードに移行させ、ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアのプログラム動作メモリ23への展開が終了した後に、コントローラ2をオンラインモードに戻す動作モード変更部27とを備えている。
エンジニアリング装置3は、コントローラ2との間で通信を行う通信部30と、コントローラ2へのダウンロードの対象となる設定データまたはソフトウェアをコントローラ2に送信するダウンロード実行部31と、エンジニアリング装置3の動作を規定するソフトウェア、およびコントローラ2へダウンロードする設定データまたはソフトウェアを記憶するメモリ32と、ダウンロードした設定データまたはソフトウェアをコントローラ2に反映させる反映時刻を、コントローラ2に対して通知する反映時刻指定部33と、ダウンロードした設定データまたはソフトウェアをコントローラ2に反映させようとするときに、コントローラ2に反映指令メッセージを送信する反映指令部34と、作業員に対して情報を提示するための表示部35と、作業員がエンジニアリング装置3に対して指示を与えるための操作部36と、反映成否確認結果を照会する確認メッセージをコントローラ2に送信する確認照会部37とを備えている。
次に、本実施の形態の施設管理システムの動作を説明する。図2はエンジニアリング装置3の動作を説明するフローチャート、図3はコントローラ2の動作を説明するフローチャートである。
コントローラ2の制御部20は、プログラム動作メモリ23に格納された設定データやソフトウェアに従って動作し、設備機器1を監視したり制御したりする(図3ステップS200)。制御部20は、設備機器1から収集したデータをプログラム動作メモリ23に格納する。また、制御部20は、通信部21を通じて設備機器1の動作履歴や、日報データ、月報データ、警報データなどのデータを必要に応じて上位の装置に送信する。
エンジニアリング装置3のダウンロード実行部31は、例えばコントローラ2に接続される設備機器1の追加・変更・削除や監視ポイントの追加・変更・削除などの理由によりコントローラ2の設定データまたはソフトウェアを変更するエンジニアリング作業が必要になり、エンジニアリング作業開始の指令があった場合(図2ステップS100においてYES)、コントローラ2へのダウンロードの対象として予め指定されている設定データまたはソフトウェアをメモリ32から読み出して、この設定データまたはソフトウェアを通信部30を介してコントローラ2に送信する(図2ステップS101)。このとき、コントローラ2を、通常運転時のオンラインモードから設定データやソフトウェア書き換えのためのオフラインモードに移行させる必要はない。なお、ダウンロードの対象となる設定データまたはソフトウェアは、予め作業員の指示の基に作成され、メモリ32に格納されている。
コントローラ2の通信部21は、エンジニアリング装置3からダウンロードされた設定データまたはソフトウェアを受信すると(図3ステップS201においてYES)、受信した設定データまたはソフトウェアをダウンロードバッファメモリ22に格納する(図3ステップS202)。
コントローラ2の整合性確認部25は、エンジニアリング装置3からダウンロードされダウンロードバッファメモリ22に格納された設定データまたはソフトウェアの整合性を確認し、整合性確認結果をエンジニアリング装置3に通知する(図3ステップS203)。具体的には、整合性確認部25は、設定データまたはソフトウェアに記述された値のチェックのみでなく、予め定められた要求仕様どおりに設定データまたはソフトウェアが作成されているかどうかを確認することにより、設定データまたはソフトウェアの整合性を確認する。このような整合性の確認技術については例えば特開2011−97430号公報に開示されている。
エンジニアリング装置3の通信部30は、コントローラ2から整合性確認結果を受信すると(図2ステップS102においてYES)、この整合性確認結果を表示部35に渡す。表示部35は、整合性確認結果を表示する(図2ステップS103)。こうして、ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアの整合性をコントローラ2で確認することにより、設定データまたはソフトウェアをプログラム動作メモリ23に反映する前に、反映後の動作エラーの発生を防ぐことができる。
次に、エンジニアリング装置3の反映時刻指定部33は、コントローラ2にダウンロードした設定データまたはソフトウェアをコントローラ2のプログラム動作メモリ23に反映させる反映時刻を、作業員から指定された場合(図2ステップS104においてYES)、この反映時刻をコントローラ2に対して通知する(図2ステップS105)。ダウンロードした設定データまたはソフトウェアをプログラム動作メモリ23に反映させるためには、コントローラ2をオフラインモードにする必要がある。したがって、反映時刻は施設管理システムが稼働していない時刻にする必要があり、例えば午前2時10分などとする。
コントローラ2の通信部21は、エンジニアリング装置3から反映時刻の通知を受けると(図3ステップS204においてYES)、この反映時刻を示す情報をプログラム動作メモリ23に格納する(図3ステップS205)。
なお、反映時刻を予めコントローラ2に通知するのではなく、ダウンロードした設定データまたはソフトウェアをコントローラ2のプログラム動作メモリ23に反映させようとするときに、コントローラ2に反映指令メッセージを送信するようにしてもよい。すなわち、エンジニアリング装置3の反映指令部34は、作業員から反映指令があったときに(図2ステップS106)、コントローラ2に反映指令メッセージを送信する(図2ステップS107)。
次に、コントローラ2の動作モード変更部27は、予めエンジニアリング装置3から指定された反映時刻になった場合(図3ステップS206においてYES)、あるいはエンジニアリング装置3から反映指令メッセージを受信した場合(図3ステップS207においてYES)、コントローラ2を、通常運転時のオンラインモードから設定データやソフトウェア書き換えのためのオフラインモードに移行させる(図3ステップS208)。
コントローラ2の反映実行部24は、予め指定された反映時刻になるか、あるいはエンジニアリング装置3から反映指令メッセージを受信し、コントローラ2がオフラインモードに移行すると、エンジニアリング装置3からダウンロードされダウンロードバッファメモリ22に格納された設定データまたはソフトウェアをプログラム動作メモリ23上に展開(コピー)する(図3ステップS209)。こうして、プログラム動作メモリ23に格納されている設定データまたはソフトウェアが上書きされ、変更される。そして、動作モード変更部27は、コントローラ2をオンラインモードに戻す(図3ステップS210)。
コントローラ2の反映成否確認部26は、設定データまたはソフトウェアのプログラム動作メモリ23への反映(展開)が成功したかどうかを確認し、反映成否確認結果をエンジニアリング装置3に通知する(図3ステップS211)。
エンジニアリング装置3の通信部30は、コントローラ2から反映成否確認結果を受信すると(図2ステップS108においてYES)、この反映成否確認結果を表示部35に渡す。表示部35は、反映成否確認結果を表示する(図2ステップS109)。こうして、作業員は、設定データまたはソフトウェアのプログラム動作メモリ23への反映が成功し、エンジニアリング作業が完了したかどうかを確認することができる。
なお、本実施の形態では、反映成否確認結果を自動的にエンジニアリング装置3に通知するようにしているが、これに限るものではなく、エンジニアリング装置3の確認照会部37がコントローラ2に対して確認メッセージを送信し、この確認メッセージに応じて、コントローラ2の反映成否確認部26が、反映成否確認結果をエンジニアリング装置3に通知するようにしてもよい。
エンジニアリング装置3は、ステップS100〜S109の処理をエンジニアリング装置3の動作が停止するまで(図2ステップS110においてYES)、必要に応じて実行し、コントローラ2は、ステップS200〜S211の処理をコントローラ2の動作が停止するまで(図3ステップS212においてYES)、必要に応じて実行する。
以上のように、本実施の形態では、コントローラ2にプログラム動作メモリ23とは別にダウンロードバッファメモリ22を設けることにより、コントローラ2をオンラインモードで動作させておくことが必要な時間帯(例えばテナントビル等の施設であれば就業時間帯)に全てのコントローラ2への設定データまたはソフトウェアのダウンロード作業を完了させておくことができる。そして、コントローラ2をオフラインモードに移行させることが可能な時刻(例えば夜間の時刻)を反映時刻として指定するか、あるいはコントローラ2をオフラインモードに移行させることが可能なタイミング(例えば施設から全ての人が退出したタイミング)で反映指令メッセージを送信することにより、ダウンロードした設定データまたはソフトウェアをコントローラ2に反映させることができるので、エンジニアリング作業にかかる現場作業員の労力を大幅に削減することができ、コントローラ2の設定データやソフトウェアを効率良く変更することができる。また、コントローラ2に整合性確認部25と反映成否確認部26とを設けることにより、現場作業員の労力をさらに軽減することができる。
本実施の形態で説明したコントローラ2とエンジニアリング装置3の各々は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。各々の装置のCPUは、メモリに格納されたプログラムに従って本実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、施設管理システム等において設備機器を監視または制御するコントローラの設定データやソフトウェアを変更する技術に適用することができる。
1…設備機器、2…コントローラ、3…エンジニアリング装置、4…ネットワーク、20…制御部、21,30…通信部、22…ダウンロードバッファメモリ、23…プログラム動作メモリ、24…反映実行部、25…整合性確認部、26…反映成否確認部、27…動作モード変更部、31…ダウンロード実行部、32…メモリ、33…反映時刻指定部、34…反映指令部、35…表示部、36…操作部、37…確認照会部。

Claims (8)

  1. 設備機器を監視または制御するコントローラと、このコントローラとネットワークを介して接続されたエンジニアリング装置とから構成され、
    前記エンジニアリング装置は、
    前記コントローラへのダウンロードの対象となる設定データまたはソフトウェアを前記コントローラに送信するダウンロード実行手段と、
    前記ダウンロードした設定データまたはソフトウェアを前記コントローラに反映させる反映時刻を、前記コントローラに対して通知する反映時刻指定手段と、
    前記ダウンロードした設定データまたはソフトウェアを前記コントローラに反映させようとするときに、前記コントローラに反映指令メッセージを送信する反映指令手段とを備え、
    前記コントローラは、
    設備機器を監視または制御する制御手段と、
    前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアを一時的に保存するダウンロードバッファメモリと、
    前記制御手段の動作を規定する設定データまたはソフトウェアを記憶するプログラム動作メモリと、
    前記反映時刻になったとき、あるいは前記反映指令メッセージを受信したときに、コントローラをオンラインモードからオフラインモードに移行させ、前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアの前記プログラム動作メモリへの展開が終了した後に、コントローラをオンラインモードに戻す動作モード変更手段と、
    前記反映時刻になるか、あるいは前記反映指令メッセージを受信して、コントローラがオフラインモードに移行したときに、前記エンジニアリング装置からダウンロードされ前記ダウンロードバッファメモリに格納された設定データまたはソフトウェアを前記プログラム動作メモリ上に展開する反映実行手段とを備えることを特徴とする施設管理システム。
  2. 請求項1記載の施設管理システムにおいて、
    前記コントローラは、
    さらに、前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアが前記プログラム動作メモリ上に展開される前に、この設定データまたはソフトウェアの整合性を確認し、整合性確認結果を前記エンジニアリング装置に通知する整合性確認手段と、
    前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアの前記プログラム動作メモリへの反映が成功したかどうかを確認し、反映成否確認結果を前記エンジニアリング装置に通知する反映成否確認手段とを備えることを特徴とする施設管理システム。
  3. 設備機器を監視または制御する制御手段と、
    ネットワークを介して接続されたエンジニアリング装置からダウンロードされた設定データまたはソフトウェアを一時的に保存するダウンロードバッファメモリと、
    前記制御手段の動作を規定する設定データまたはソフトウェアを記憶するプログラム動作メモリと、
    前記エンジニアリング装置から指定された反映時刻になったとき、あるいは前記エンジニアリング装置から反映指令メッセージを受信したときに、コントローラをオンラインモードからオフラインモードに移行させ、前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアの前記プログラム動作メモリへの展開が終了した後に、コントローラをオンラインモードに戻す動作モード変更手段と、
    前記反映時刻になるか、あるいは前記反映指令メッセージを受信して、コントローラがオフラインモードに移行したときに、前記エンジニアリング装置からダウンロードされ前記ダウンロードバッファメモリに格納された設定データまたはソフトウェアを前記プログラム動作メモリ上に展開する反映実行手段とを備えることを特徴とするコントローラ。
  4. 請求項3記載のコントローラにおいて、
    さらに、前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアが前記プログラム動作メモリ上に展開される前に、この設定データまたはソフトウェアの整合性を確認し、整合性確認結果を前記エンジニアリング装置に通知する整合性確認手段と、
    前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアの前記プログラム動作メモリへの反映が成功したかどうかを確認し、反映成否確認結果を前記エンジニアリング装置に通知する反映成否確認手段とを備えることを特徴とするコントローラ。
  5. コントローラが、プログラム動作メモリに格納された設定データまたはソフトウェアに従って設備機器を監視または制御する制御ステップと、
    前記コントローラとネットワークを介して接続されたエンジニアリング装置が、前記コントローラへのダウンロードの対象となる設定データまたはソフトウェアを前記コントローラに送信するダウンロード実行ステップと、
    前記コントローラが、前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアをダウンロードバッファメモリに一時的に保存する一時保存ステップと、
    前記エンジニアリング装置が、前記ダウンロードした設定データまたはソフトウェアを前記コントローラに反映させる反映時刻を、前記コントローラに対して通知する反映時刻指定ステップと、
    前記エンジニアリング装置が、前記ダウンロードした設定データまたはソフトウェアを前記コントローラに反映させようとするときに、前記コントローラに反映指令メッセージを送信する反映指令ステップと、
    前記コントローラが、前記反映時刻になったとき、あるいは前記反映指令メッセージを受信したときに、オンラインモードからオフラインモードに移行するオフラインモード移行ステップと、
    前記コントローラが、前記反映時刻になるか、あるいは前記反映指令メッセージを受信して、オフラインモードに移行したときに、前記エンジニアリング装置からダウンロードされ前記ダウンロードバッファメモリに格納された設定データまたはソフトウェアを前記プログラム動作メモリ上に展開する反映実行ステップと、
    前記コントローラが、前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアの前記プログラム動作メモリへの展開が終了した後に、オンラインモードに戻るオンラインモード移行ステップとを含むことを特徴とするダウンロード方法。
  6. 請求項5記載のダウンロード方法において、
    さらに、前記コントローラが、前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアを前記プログラム動作メモリ上に展開する前に、この設定データまたはソフトウェアの整合性を確認し、整合性確認結果を前記エンジニアリング装置に通知する整合性確認ステップと、
    前記コントローラが、前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアの前記プログラム動作メモリへの反映が成功したかどうかを確認し、反映成否確認結果を前記エンジニアリング装置に通知する反映成否確認ステップとを含むことを特徴とするダウンロード方法。
  7. プログラム動作メモリに格納された設定データまたはソフトウェアに従って設備機器を監視または制御する制御ステップと、
    ネットワークを介して接続されたエンジニアリング装置からダウンロードされた設定データまたはソフトウェアをダウンロードバッファメモリに一時的に保存する一時保存ステップと、
    前記エンジニアリング装置から指定された反映時刻になったとき、あるいは前記エンジニアリング装置から反映指令メッセージを受信したときに、コントローラをオンラインモードからオフラインモードに移行させるオフラインモード移行ステップと、
    前記反映時刻になるか、あるいは前記反映指令メッセージを受信して、コントローラがオフラインモードに移行したときに、前記エンジニアリング装置からダウンロードされ前記ダウンロードバッファメモリに格納された設定データまたはソフトウェアを前記プログラム動作メモリ上に展開する反映実行ステップと、
    前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアの前記プログラム動作メモリへの展開が終了した後に、コントローラをオンラインモードに戻すオンラインモード移行ステップとを含むことを特徴とするコントローラのソフトウェア変更方法。
  8. 請求項7記載のコントローラのソフトウェア変更方法において、
    さらに、前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアが前記プログラム動作メモリ上に展開される前に、この設定データまたはソフトウェアの整合性を確認し、整合性確認結果を前記エンジニアリング装置に通知する整合性確認ステップと、
    前記ダウンロードされた設定データまたはソフトウェアの前記プログラム動作メモリへの反映が成功したかどうかを確認し、反映成否確認結果を前記エンジニアリング装置に通知する反映成否確認ステップとを含むことを特徴とするコントローラのソフトウェア変更方法。
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