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JP2015115275A - 電池モジュール - Google Patents

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JP2015115275A
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清水 紀雄
Norio Shimizu
紀雄 清水
室 永晃
Eiko Muro
永晃 室
小杉 伸一郎
Shinichiro Kosugi
伸一郎 小杉
秀男 志水
Hideo Shimizu
秀男 志水
関野 正宏
Masahiro Sekino
正宏 関野
研司 重久
Kenji Shigehisa
研司 重久
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  • Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
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Abstract

【課題】組み立てをより容易に行うことができる電池モジュールを提供する。
【解決手段】一つの実施の形態に係る電池モジュールは、筐体と、複数のセルと、複数のバスバーと、絶縁性の第1の部材と、基板と、を備える。前記セルは、並んで前記筐体に収容され、端子を有する。前記バスバーは、前記セルの前記端子を他の前記セルの前記端子に電気的に接続する第1の接続部と、第2の接続部と、を有する。前記第1の部材は、前記筐体に支持されて前記複数のバスバーの前記第1の接続部を覆うとともに、前記複数のバスバーの前記第2の接続部を露出させる。前記基板は、前記複数のバスバーの前記第1の接続部との間に前記第1の部材が位置するように配置され、前記第2の接続部に電気的に接続される。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、電池モジュールに関する。
自動車のような種々の機械に、複数の電池セルを有する電池モジュールが搭載される。電池モジュールは、例えば、リチウムイオン二次電池のような複数の電池のセルが並んで収容される筐体と、隣り合うセルの電極端子を互いに電気的に接続するバスバーと、を有する。
特開2013−196932号公報
例えば電池モジュールの組み立て時に、ネジのような部品が、セルやバスバーのような他の部品の上に落下する可能性がある。この場合、落下した当該部品を除去するため、電池モジュールの組立作業の効率が低下する。
本発明の解決すべき課題の一つは、組み立てをより容易に行うことができる電池モジュールを提供することである。
一つの実施の形態に係る電池モジュールは、筐体と、複数のセルと、複数のバスバーと、絶縁性の第1の部材と、基板と、を備える。前記セルは、並んで前記筐体に収容され、端子を有する。前記バスバーは、前記セルの前記端子を他の前記セルの前記端子に電気的に接続する第1の接続部と、第2の接続部と、を有する。前記第1の部材は、前記筐体に支持されて前記複数のバスバーの前記第1の接続部を覆うとともに、前記複数のバスバーの前記第2の接続部を露出させる。前記基板は、前記複数のバスバーの前記第1の接続部との間に前記第1の部材が位置するように配置され、前記第2の接続部に電気的に接続される。
図1は、第1の実施の形態に係る電池モジュールを示す斜視図である。 図2は、第1の実施形態の電池モジュールを分解して示す斜視図である。 図3は、第1の実施形態の第2のケース部材及びバスバーを示す斜視図である。 図4は、第1の実施形態の電池モジュールの一部を示す断面図である。 図5は、第1の実施形態のバスバーを示す斜視図である。 図6は、第1の実施形態の第2のケース部材及び第1のカバーを示す平面図である。 図7は、第1の実施形態の基板及び第2のカバーを示す斜視図である。 図8は、第1の実施形態の第2のカバーを示す斜視図である。 図9は、第2の実施の形態に係る電池モジュールの一部を示す断面図である。
以下に、第1の実施の形態について、図1乃至図8を参照して説明する。なお、本明細書においては基本的に、ユーザから見て上方を上方向、ユーザから見て下方を下方向と定義する。また、実施形態に係る構成要素や、当該要素の説明について、複数の表現を併記することがある。当該構成要素及び説明について、記載されていない他の表現がされることは妨げられない。さらに、複数の表現が記載されない構成要素及び説明について、他の表現がされることは妨げられない。
図1は、第1の実施の形態に係る電池モジュール10を示す斜視図である。図2は、電池モジュール10を分解して示す斜視図である。電池モジュール10は、例えば、バッテリ、組電池、給電装置、又は充放電装置のようにも称され得る。図1に示すように、電池モジュール10は、略直方体に形成される。なお、電池モジュール10の形状はこれに限らない。
図面に示されるように、本明細書において、X軸、Y軸及びZ軸が定義される。X軸とY軸とZ軸とは、互いに直交する。X軸は、電池モジュール10の長さに沿う。Y軸は、電池モジュール10の幅に沿う。Z軸は、電池モジュール10の高さ(厚さ)に沿う。
電池モジュール10は、筐体11を有する。筐体11は、例えば、ケース、収容部材、又は壁のようにも称され得る。筐体11は、例えばポリプロピレンによって形成され、絶縁性を有する。なお、筐体11はこれに限らず、例えば、他の樹脂、又は絶縁材料がコーティングされた金属のような他の材料によって形成されても良い。なお、本明細書において、樹脂とは、例えば、合成樹脂、合成ゴム、及び天然ゴムを含む。
筐体11は、第1のケース部材15と、第2のケース部材16と、トップカバー17とを有する。第1のケース部材15は、例えば、部分、本体、収容部材、又は壁のようにも称され得る。第2のケース部材16は、例えば、部分、蓋体、カバー、中間部材、介在部材、又は壁のようにも称され得る。
図2に示すように、電池モジュール10は、複数の電池セル(以下、セルと称する)21と、複数のスペーサ22と、複数のバスバー23と、第1のカバー24と、基板25と、第2のカバー26と、複数のネジ27と、をさらに有する。セル21は、例えば、電池、単電池、又は部品のようにも称され得る。バスバー23は、例えば、接続部材、結合部材、連結部材、又は導電部品のようにも称され得る。第1のカバー24は、第1の部材の一例であり、例えば、覆部、介在部、又は保護部材のようにも称され得る。第2のカバー26は、第2の部材の一例であり、例えば、覆部又は保護部材のようにも称され得る。ネジ27は、結合具の一例であり、例えば、締結部材、接続部財、又は導電部材のようにも称され得る。
第1のケース部材15は、上部が開放された略直方体の箱型に形成される。言い換えると、第1のケース部材15は、開放部分15aを有する。第1のケース部材15は、底壁31と、四つの側壁32と、第1の収容部33とを有する。
底壁31は、矩形(四角形)状に形成される。四つの側壁32は、底壁31の四つの縁部から立ち上がる。第1の収容部33は、底壁31と、四つの側壁32と、によって形成される。第1の収容部33に、例えば、底壁31から突き出る仕切りが配置されても良い。
セル21は、例えばリチウムイオン二次電池である。なお、セル21はこれに限らず、例えば他の種類の電池であっても良い。セル21は、例えば、缶35と、蓋体36と、正極端子37と、負極端子38と、ガス排出弁39と、を有する。正極端子37及び負極端子38は、端子の一例であり、例えば電極端子とも称され得る。ガス排出弁39は、ガス排出部の一例である。
缶35は、例えば金属によって、上部が開放された略直方体の箱型に形成される。なお、缶35は他の材料によって形成されても良く、他の形状に形成されても良い。缶35は、例えば、互いに重ねられるとともに巻回された電極及びセパレータと、電解液とを収容する。なお、電極及びセパレータは、積層されても良い。
蓋体36は、缶35の開放された前記上部を液密に塞ぐ。正極端子37、負極端子38、及びガス排出弁39は、蓋体36に設けられる。なお、正極端子37、負極端子38、及びガス排出弁39は、他の位置にあっても良い。
正極端子37及び負極端子38は、缶35に収容された前記電極にそれぞれ電気的に接続される。正極端子37は、矩形状の蓋体36の一方の端部に位置する。負極端子38は、蓋体36の他方の端部に位置する。
ガス排出弁39は、正極端子37と負極端子38との間に位置する。セル21の内部の圧力が所定の値より上がると、ガス排出弁39が開放される。ガス排出弁39は、セル21の内部のガスを放出することで、セル21の内部の圧力を低下させる。
複数のセル21は、第1のケース部材15の第1の収容部33に収容される。複数のセル21は、第1の収容部33において、例えば三列に並べられる。全てのセル21は、Z軸に沿う方向において、蓋体36が同じ方向(上方向)に向くように配置される。セル21の正極端子37は、隣り合う他のセル21の負極端子38と並ぶ。
複数のスペーサ22は、隣り合うセル21の間にそれぞれ配置される。言い換えると、スペーサ22は、隣り合う二つのセル21を離間させる。スペーサ22は、例えば、絶縁性の材料によって形成されたシートである。
図3は、第2のケース部材16及び複数のバスバー23を示す斜視図である。図4は、電池モジュール10の一部を示す断面図である。図3及び図4に示すように、第2のケース部材16は、第1の壁41と、四つの周壁42と、複数の第1の孔43と、複数の第2の孔44と、複数のリブ45と、複数の突起46と、を有する。
第1の壁41は、矩形(四角形)の板状に形成される。第1の壁41は、下面41aと、上面41bとを有する。下面41aは、第1のケース部材15の底壁31に向く。複数のセル21及びスペーサ22は、第1の壁41と底壁31との間に位置する。上面41bは、下面41aの反対側に位置する。
周壁42は、第1の壁41の四つの縁部に設けられる。周壁42は、第1の壁41の下面41a及び上面41bからそれぞれ、Z軸に沿う方向に延びる。周壁42の、第1の壁41の下面41aから延びる部分に、複数の第1の引掛爪48が設けられる。複数の第1の引掛爪48は、第1のケース部材15の側壁32に設けられる複数の第1の引掛孔49に引っ掛かる。
第1の引掛爪48が第1の引掛孔49に引っ掛かることで、第2のケース部材16は、第1のケース部材15に着脱可能に取り付けられる。なお、第2のケース部材16は、例えばネジのような他の手段によって、第1のケース部材15に取り付けられても良い。第2のケース部材16が第1のケース部材15に取り付けられると、第1の壁41は、第1の収容部33に配置された複数のセル21を覆う。
第1の孔43、第2の孔44、リブ45、及び突起46は、第1の壁41に設けられる。第1の孔43は、セル21の正極端子37及び負極端子38に対応して配置される。正極端子37及び負極端子38は、対応する第1の孔43を通って、第1の壁41の上面41bから突き出る。第2の孔44は、セル21のガス排出弁39に対応して配置される。ガス排出弁39は、対応する第2の孔44によって露出される。
リブ45及び突起46は、第1の壁41の上面41bから、それぞれ突出する。リブ45と突起46とは、一体に形成されても良い。突起46は、リブ45よりも、第1の壁41の上面41bから高く突出する。
図5は、一つのバスバー23を示す斜視図である。なお、複数のバスバー23は、図5に示される一つのバスバー23とは異なる形状の他のバスバー23を含む。バスバー23は、金属のような導電材料によって形成される。図5に示すように、バスバー23は、一対の接続部51と、連結部52と、一対の延出部53とを有する。接続部51は、第1の接続部の一例である。延出部53は、第2の接続部の一例である。
接続部51は、セル21の正極端子37と、隣り合う他のセル21の負極端子38と、の間を電気的に接続する。接続部51の両端部は、例えばレーザ溶接により、正極端子37及び負極端子38に固定される。このため、バスバー23の接続部51は、正極端子37及び負極端子38に熱的に接続される。
連結部52は、例えば円弧状に曲げられ、一対の接続部51の間をつなぐ。すなわち、一方の接続部51は、連結部52によって、他方の接続部51に電気的に接続される。このため、バスバー23は、二つの正極端子37を、二つの負極端子38に並列接続する。接続部51と連結部52との間の境界部分は、他の部分よりも高い電気抵抗を有し、バスバー23に異常な高電流が流れた際に溶断する。
一対の延出部53は、対応する接続部51からそれぞれ延びる。図4に示すように、延出部53は、接続部51からZ軸に沿う方向に遠ざかるように延びる基部53aと、X軸に沿って延びる端部53bと、を有する。基部53aは、接続部51に対して斜めに延びる。端部53bは、接続部51と平行に延びる。言い換えると、延出部53は、略L字型に形成される。なお、延出部53の形状はこれに限らない。延出部53の端部53bに、ネジ孔54が設けられる。
図3に示すように、複数のバスバー23は、第2のケース部材16の第1の壁41の上面41bに取り付けられる。例えば、第1の壁41に設けられた突起が、バスバー23に設けられた孔に嵌る。言い換えると、バスバー23は、第2のケース部材16に保持される。なお、バスバー23は、第2のケース部材16に、例えばインサート成形によって一体に形成されても良い。
図4に示すように、バスバー23の延出部53は、第2のケース部材16の第1の壁41から遠ざかるように延びる。すなわち、延出部53の基部53aは、バスバー23が取り付けられた第1の壁41から離れる方向に延びる。延出部53の端部53bは、接続部51よりも、第1の壁41から離れる。
図6は、第2のケース部材16に取り付けられた第1のカバー24を示す平面図である。第1のカバー24は、例えば、筐体11と同じくポリプロピレンによって形成され、絶縁性及び弾性を有する。なお、第1のカバー24は、他の樹脂のような他の材料によって形成されても良い。第1のカバー24は、例えば、真空成形によって作られる成形品である。
第1のカバー24は、第2のケース部材16に取り付けられる。例えば、第1のカバー24は、第2のケース部材16の第1の壁41のリブ45に支持される。なお、第1のカバー24は、筐体11の他の部分に支持されても良い。さらに、第1のカバー24に設けられた孔に、第2のケース部材16の突起46が嵌る。突起46は、第1のカバー24を所定の位置に導く。加えて、第2のケース部材16に爪が設けられ、第1のカバー24に設けられた孔に引っ掛かる。
図4に示すように、第1のカバー24は、第2のケース部材16の第1の壁41と、第1の壁41に取り付けられた複数のバスバー23の接続部51及び連結部52と、を覆う。このため、第2のケース部材16の第1の壁41は、第1のカバー24と複数のセル21との間に位置する。
第1のカバー24は、第1の壁41の第1の孔43及び第2の孔44によって露出されるセル21の一部(例えば、正極端子37、負極端子38、及びガス排出弁39)も覆う。言い換えると、第1のカバー24は、複数のセル21及び複数のバスバー23を、少なくとも部分的に覆う。
第1のカバー24は、第2の壁61と、四つの立壁62と、周部63と、複数の第1の開口64と、外周縁65と、を有する。第2の壁61は、第1の壁部の一例であり、例えば、覆部又は介在部のように称されても良い。第1の開口64は、第1の挿通部の一例であり、例えば、開口、孔、又は露出部のように称されても良い。なお、第1の開口部は第1の開口64に限らず、例えば切欠きであっても良い。
第2の壁61は、第2のケース部材16の第1の壁41と略平行な、略矩形(四角形)の板状の部分である。第2の壁61は、第1の壁41の上面41bに面する。このため、バスバー23の接続部51及び連結部52は、第1のカバー24の第2の壁61と、第2のケース部材16の第1の壁41との間に位置する。第2の壁61は、例えば、第2のケース部材16の第1の壁41よりも薄い。第1のカバー24の他の部分も、第2のケース部材16の第1の壁41よりも薄い。
第2の壁61に、バスバー23のレーザ溶接に用いられる孔が設けられる。当該孔をレーザ光が通過することで、当該レーザ光が、バスバー23の接続部51をセル21の正極端子37及び負極端子38に溶接する。
立壁62は、第2の壁61の四つの縁部に設けられる。立壁62は、第2の壁61に対して略直交する。第2の壁61と、四つの立壁62とは、第2の収容部67を形成する。第2の収容部67は、矩形(四角形)状の凹部である。
周部63は、第2の壁61の周りに形成される。すなわち、立壁62は、周部63と、第2の壁61とをつなぐ。周部63は、第2の収容部67を囲む。言い換えると、第2の収容部67は、周部63に設けられた凹部である。第2の壁61に、立壁62及び周部63が接続されることで、第1のカバー24の剛性が向上し、第1のカバー24の形状が保たれる。
周部63は、上壁部63aと、斜壁部63bとを有する。上壁部63aは、立壁62に接続されるとともに、第2の壁61よりも第2のケース部材16から離れる。斜壁部63bは、上壁部63aの縁部に設けられ、上壁部63aから第2のケース部材16に向かって斜めに延びる。斜壁部63bが設けられることで、周部63の剛性が向上し、上壁部63aの形状が保たれる。
複数の第1の開口64は、第2の壁61に設けられる。なお、第1の開口64は、第1のカバー24の他の部分に設けられても良い。第1の開口64は、延出部53の端部53bよりも大きい。
第1の開口64を、バスバー23の延出部53の基部53aが通る。延出部53の端部53bは、第2の収容部67に位置する。言い換えると、端部53bは、第2の壁61よりも、第1の壁41より離れて配置される。このため、図6に示すように、第1の開口64は延出部53を露出させる。なお、第1の開口64は、例えば、バスバー23の接続部51を部分的に露出させても良い。
外周縁65は、例えば、周部63の斜壁部63bの端部である。外周縁65は、第2のケース部材16の周壁42に接する。外周縁65に、例えば、周壁42に設けられた窪みに引っ掛かる爪が設けられても良い。図4に示すように、外周縁65は、第2の壁61から離れるとともに、第2の壁61を囲む。外周縁65は、第2の壁61と、略同一平面に位置する。
第1のカバー24と第2のケース部材16との間に、第1のスペースS1が形成される。第1のスペースS1は、第1の隙間の一例である。言い換えると、第1のスペースS1は、第1のカバー24と、複数のセル21との間に形成される。バスバー23の接続部51、連結部52、及び延出部53の基部53aの一部は、第1のスペースS1に位置する。
第2のケース部材16の第2の孔44は、第1のスペースS1に開口する。このため、ガス排出弁39は、第1のスペースS1に面する。セル21のガス排出弁39がガスを排出した場合、当該ガスは、第1のスペースS1に放出される。
第2のケース部材16の周壁42に、複数の通気口71が設けられる。通気口71は、例えば、四つの周壁42のうち、向かい合う二つの周壁42に設けられる。通気口71は、第1のスペースS1を、筐体11の外部に連通させる。このため、外気が通気口71を通って第1のスペースS1に流入し、第1のスペースS1の中の空気が通気口71を通って電池モジュール10の外部に流出する。
基板25は、例えば、矩形(四角形)状に形成されたプリント回路板(PCB)である。なお、基板25は、フレキシブルプリント回路板(FPC)のような他の基板であっても良い。基板25は、第1のカバー24の第2の壁61よりも小さい。
基板25は、下面73と、上面74と、挿通孔75と、を有する。下面73は、第1のカバー24の第2の壁61に向く。上面74は、下面73の反対側に位置する。下面73及び上面74に、配線パターンが設けられるとともに、複数の電子部品が実装される。
基板25は、第1のカバー24の第2の収容部67に収容される。基板25は、バスバー23の延出部53の端部53bと、第1のカバー24の第2の壁61と、に支持される。図6に示すように、第2の壁61に、支持部61aが設けられる。支持部61aは、基板25に向かって突出し、平坦な上面を有する凸部である。支持部61aは、基板25の下面73を支持する。さらに、支持部61aは、第2の壁61の剛性を向上させる。
図4に示すように、バスバー23の延出部53の端部53bは、例えば、基板25の下面73に設けられたランドに接触する。すなわち、基板25は、延出部53に電気的に接続される。基板25は、前記ランドに接触するバスバー23の延出部53から、当該バスバー23に接続されるセル21の電圧を検出し制御する。
基板25は、サーミスタを有する。前記サーミスタは、例えば、温度計、温度検出装置、又はセンサとも称され得る。基板25は、当該サーミスタによって、バスバー23の温度を検出する。バスバー23の温度は、当該バスバー23が接続されたセル21の温度に応じて変わる。このため、基板25は、バスバー23を介して、当該バスバー23が接続されたセル21の温度を検出する。
挿通孔75は、上記ランドの中央に設けられる。挿通孔75は、バスバー23の延出部53に設けられたネジ孔54と連続する。さらに、基板25に設けられた孔に、第1のカバー24に設けられた前記孔を通る突起46が嵌る。突起46は、基板25を所定の位置に導く。
第1のカバー24の第2の壁61は、第2のケース部材16に取り付けられたバスバー23の接続部51及び連結部52と、基板25との間に位置する。バスバー23の延出部53の端部53bは、基板25と第1のカバー24の第2の壁61との間に位置する。
基板25と第1のカバー24との間に、第2のスペースS2が形成される。第2のスペースS2は、第1の隙間の一例である。バスバー23の延出部53の基部53aの一部及び端部53bは、第2のスペースS2に位置する。第2のスペースS2は、第1のカバー24の第1の開口64を通して、第1のスペースS1とつながる。
図7は、基板25及び第2のカバー26を示す斜視図である。図8は、第2のカバー26を示す斜視図である。第2のカバー26は、例えば、筐体11と同じくポリプロピレンによって形成され、絶縁性及び弾性を有する。なお、第2のカバー26は、他の樹脂のような他の材料によって形成されても良い。第2のカバー26は、例えば、真空成形によって作られる成形品である。
図7及び図8に示すように、第2のカバー26は、第3の壁81と、複数の凹部82と、複数の第2の開口83と、複数の凸部84と、四つのタブ85と、複数のマーク86と、を有する。第3の壁81は、第2の壁部の一例である。凹部82は、例えば、窪み、テーパ部、ガイド部、又は支持部のようにも称され得る。第2の開口83は、第2の挿通部の一例であり、例えば、開口、孔、又は通過部のようにも称され得る。第2の開口83は、例えば、切欠きであっても良い。タブ85は、折曲部の一例であり、例えば、角部又は保持部のようにも称され得る。
第3の壁81は、基板25と略平行な略矩形(四角形)の板状の部分であり、基板25の上面74に面する。言い換えると、第3の壁81は、基板25を覆う。このため、基板25は、第1のカバー24の第2の壁61と、第2のカバー26の第3の壁81との間に位置する。第3の壁81は、例えば、第2のケース部材16の第1の壁41よりも薄い。第2のカバー26の他の部分も、第2のケース部材16の第1の壁41よりも薄い。
凹部82は、第3の壁81に設けられる。凹部82は、第3の壁81から、基板25に向かって凹む部分である。凹部82は、略円錐台形に形成される。言い換えると、凹部82は、基板25に向かって狭まる。なお、隣接する凹部82が互いにつながっても良いし、凹部82が他の形状に形成されても良い。凹部82の底部(基板25に最も近い端部)は、基板25の上面74に接触する。
第2の開口83は、凹部82に設けられる。第2の開口83の径は、凹部82の底部の径とおおよそ等しい。なお、第2の開口83は、凹部82の底部の径より小さくとも良い。この場合、凹部82の底部に壁が形成され、凹部82は有底の凹部となる。
凸部84は、第3の壁81に設けられる。凸部84は、第3の壁81から、基板25の上面74に向かって突出する。凸部84の端部は、平坦に形成される。凸部84の当該端部は、基板25の上面74に接触する。
図8に示すように、四つのタブ85は、矩形状の第3の壁81の四つの角部に位置する。図7に示すように、タブ85は、第3の壁81に対して斜めに延びるように折り曲げられる。言い換えると、タブ85は、曲げられた第3の壁81の一部である。
タブ85に、スリット87がそれぞれ設けられる。スリット87は、第3の開口部の一例であり、例えば、開口、保持部、又は引掛部のようにも称され得る。四つのタブ85のスリット87に、矩形(四角形)状の基板25の四つの角部25aがそれぞれ挿入される。角部25aは、基板の一部の一例である。言い換えると、タブ85が、基板25の角部25aに引掛けられる。第2のカバー26が薄く且つ弾性を有するため、タブ85は、基板25の角部25aに容易に引掛けられる。
タブ85が基板25の角部25aに引掛けられることで、第2のカバー26が、基板25に取り付けられる。さらに、凸部84が、例えば、両面テープによって基板25の上面74に貼り付けられる。これにより、第2のカバー26が、基板25に固定される。なお、第2のカバー26は、他の手段によって基板25に取り付けられても良いし、第1のカバー24に取り付けられても良い。
図4に示すように、凹部82及び凸部84によって、第3の壁81は、基板25の上面74から離れる。このため、第2のカバー26と基板25との間に、第3のスペースS3が形成される。第3のスペースS3は、第2の隙間の一例である。
図8に示すように、マーク86は、対応する凹部82の近くに配置される。マーク86は、例えば、第3の壁81に設けられた溝であり、例えば、数字、文字、又は図形を形成する。マーク86は、例えば、作業(例えば、ネジ止め)がなされる場所の順番を示す。すなわち、第2のカバー26は、治具のように用いられ得る。
図4に示すように、ネジ27は、基板25をバスバー23に固定する。ネジ27は、第2のカバー26の第2の開口83と、基板25の挿通孔75と、を通る。ネジ27は、バスバー23の延出部53のネジ孔54にねじ込まれる。これにより、ネジ27は、基板25とバスバー23の延出部53との電気的接続を確保するとともに、バスバー23を基板25に固定する。
ネジ27は、頭部27aを有する。頭部27aは、結合具の端部の一例である。頭部27aの径は、図5に示すバスバー23の延出部53の幅Wよりも小さい。幅Wは、例えば、延出部53の端部53bが延びる方向に対して直交する方向における、延出部53の寸法である。
さらに、図4に示すように、頭部27aの径は、第2のカバー26の凹部82の底部(第2の開口83)の径よりも僅かに大きい。このため、凹部82は、ネジ27の頭部27aを支持する。ネジ27の頭部27aは、ネジ27が第2の開口83を通されると、凹部82の中に収まる。すなわち、ネジ27の頭部27aの高さは、凹部82の深さよりも低い。
図2に示すように、トップカバー17は、第4の壁91と、四つの縁壁92と、を有する。第4の壁91は、略矩形(四角形)の板状に形成される。第4の壁91は、第2のカバー26の第3の壁81を覆う。このため、第3の壁81は、第4の壁91と、基板25との間に位置する。
縁壁92は、第4の壁91の四つの縁部に設けられる。縁壁92は、第4の壁91に対して直交する。図4に示すように、縁壁92に、複数の第2の引掛爪94が設けられる。第2のケース部材16の周壁42は、複数の第2の引掛孔95を有する。トップカバー17は、周壁42の内側に嵌り込む。トップカバー17の第2の引掛爪94が、第2のケース部材16の第2の引掛孔95に引っ掛かることで、トップカバー17が第2のケース部材16に取り付けられる。
電池モジュール10が充放電を行うと、セル21から熱が生じる。セル21から生じた熱は、当該セル21の正極端子37又は負極端子38に接続されたバスバー23に伝導する。
バスバー23の接続部51、連結部52、及び延出部53の基部53aの一部が位置する第1のスペースS1に、通気口71から外気が流入する。当該外気は、自然対流によって第1のスペースS1に流入しても良いし、ファンのような送風機によって第1のスペースS1に流入しても良い。
第1のスペースS1に流入した空気は、バスバー23の接続部51、連結部52、及び延出部53の基部53aの一部を冷却する。さらに、第1のスペースS1に流入した空気が、第1の開口64を通って第2のスペースS2に流入する。第2のスペースS2に流入した空気は、第2のスペースS2に位置する、バスバー23の延出部53の基部53aの一部と、端部53bとを冷却する。バスバー23が冷却されることで、当該バスバー23に熱的に接続されるセル21が冷却される。
バスバー23を冷却することで加熱された第1及び第2のスペースS1,S2の空気は、通気口71を通って筐体11の外部に流出する。このように、通気口71が第1のスペースS1と筐体11の外部とを連通することで、バスバー23及びセル21が空冷される。すなわち、バスバー23の周りに、空冷用の第1及び第2のスペースS1,S2が形成される。
基板25は、第1のカバー24の第2の収容部67に収容されるとともに、第2のカバー26に覆われる。このため、例えば電池モジュール10に振動や衝撃が加えられたとしても、第1のカバー24と第2のカバー26とが基板25を保護する。すなわち、第1のカバー24の第2の壁61及び立壁62と、第2のカバー26の第3の壁81とが、基板25を受け止め、基板25の損傷を抑制する。
第1の実施の形態に係る電池モジュール10において、第1のカバー24が、第2のケース部材16に支持されるとともに、バスバー23の接続部51を覆う。これにより、例えば、ネジ27が電池モジュール10の組み立て時に落下した場合、第1のカバー24が当該ネジ27を受け止める。このため、ネジ27が、例えば第1の収容部33の中に落ちることを抑制でき、落下したネジ27を除去する手間を低減できる。したがって、電池モジュール10の組み立てがより容易に行われ得る。
落下したネジ27のような導電性の部品がセル21又はバスバー23に接触すると、短絡が生じるおそれがある。第1のカバー24が、ネジ27のような導電性の部品を受け止めることで、短絡が生じることが抑制される。
セル21及び第1のカバー24の間に第1のスペースS1が設けられ、基板25及び第1のカバー24の間に第2のスペースS2が設けられる。第1及び第2のスペースS1,S2を、例えば空気が通ることで、バスバー23と、当該バスバー23に熱的に接続されたセル21とが、冷却されることができる。
さらに、バスバー23を介してセル21が冷却されるため、セル21の周りに冷却用のスペースを形成する必要が無い。したがって、電池モジュール10のエネルギー密度が大きくなり得る。加えて、他のセル21、スペーサ22、又は他の部材によってセル21が押さえられることで、セル21の膨張が抑制され得る。
筐体11の第2のケース部材16に、第1のスペースS1を筐体11の外部に連通させる通気口71が設けられる。これにより、第1のスペースS1を外気が通り、バスバー23と、当該バスバー23に接続されたセル21と、が冷却されることができる。
延出部53の幅Wが、ネジ27の頭部27aの径よりも大きい。このため、第2のスペースS2を通る外気に触れる延出部53の表面積が大きく確保され得る。これにより、バスバー23と、当該バスバー23に接続されたセル21とが、より効率的に冷却されることができる。さらに、ネジ27を延出部53のネジ孔54に安定的に取り付けることができる。
第1のカバー24の外周縁65と、第1の開口64が設けられる第2の壁61とが、略同一平面を形成する。これにより、例えば、樹脂材料によって第1のカバー24を真空成形した後に、外周縁65の周りに形成された余計な部分を切り離す外形加工と、第2の壁61に第1の開口64を形成する穴加工とが、容易に行われ得る。さらに、第1のカバー24が容易に保持され、信頼性が向上し得る。
バスバー23が、筐体11の第2のケース部材16に保持される。これにより、バスバー23が保持された第2のケース部材16を、複数のセル21を収容する第1のケース部材15に取り付けることで、セル21の正極端子37及び負極端子38と、対応するバスバー23と、が接続され得る。さらに、バスバー23が第1の収容部33に落下したり、落下したバスバー23によってセル21に短絡が生じたりすることが抑制される。これにより、電池モジュール10の組み立てがさらに容易になり得る。
第2のカバー26と基板25との間に、第3のスペースS3が形成される。当該第3のスペースS3を、例えば空気が循環することにより、電池モジュール10が、より効率的に冷却されることができる。さらに、第3のスペースS3が設けられることで、第2のカバー26の第3の壁81が、基板25に実装された種々の電子部品に干渉することが抑制される。このため、第2のカバー26が基板25の上に安定的に支持され、ネジ止めのような作業が安定的に行われ得る。
第2のカバー26は、基板25に向って狭まる凹部82を有する。凹部82によって、ネジ27が基板25の挿通孔75に向かって導かれる。これにより、ネジ27が容易に挿通孔75に通されることができる。
凹部82が、ネジ27の頭部27aを支持する。第2のカバー26が基板25から離された場合であっても、複数のネジ27は落下せずに凹部82に支持される。言い換えると、一つの第2のカバー26が、複数のネジ27を保持できる。これにより、ネジ27が落下することが抑制される。さらに、全てのネジ27がバスバー23のネジ孔54から外された状態で第2のカバー26が持ち上げられることで、全てのネジ27が一度に基板25の挿通孔75から外され得る。
第2のカバー26は、第3の壁81の一部が曲げられたタブ85のスリット87に、基板25の角部25aが挿入されることで、基板25に取り付けられる。これにより、第2のカバー26が容易に基板25に取り付けられる。タブ85は、弾性を有する第2のカバー26の一部であるため、安価且つ容易に形成されるとともに、寸法の誤差による影響を抑制し得る。
さらに、第2のカバー26に基板25が予め取り付けられることで、基板25及び第2のカバー26が一つの部品(モジュール)として扱われ得る。このため、電池モジュール10の組み立てが容易になる。
第1のスペースS1に、セル21のガス排出弁39が面する。これにより、セル21の内部の圧力が上昇した場合、ガス排出弁39から噴出したガスが第1のスペースS1に逃げる。これにより、例えば、筐体11の破損が抑制され得る。
第1のカバー24は、樹脂によって形成された成形品である。このため、例えば、電池モジュール10の組立時及びメンテナンス時に、容易に取り扱うことができる。
以下に、第2の実施の形態について、図9を参照して説明する。なお、以下の実施形態の説明において、既に説明された構成要素と同様の機能を持つ構成要素は、当該既述の構成要素と同じ符号が付され、さらに説明が省略される場合がある。また、同じ符号が付された複数の構成要素は、全ての機能及び性質が共通するとは限らず、各実施形態に応じた異なる機能及び性質を有していても良い。
図9は、第2の実施の形態に係る電池モジュール10の一部を示す断面図である。図9に示すように、第2の実施形態において、第1のカバー24は、立壁62及び周部63を有さず、平坦な第2の壁61を有する。
第2の実施形態のバスバー23は、第1のカバー24と、例えばインサート成形によって一体に形成される。すなわち、バスバー23は、第1のカバー24に保持される。なお、バスバー23は、溶着のような他の手段によって、第1のカバー24に保持されても良い。
バスバー23の延出部53の基部53aは、第2の壁61を貫通する。言い換えると、延出部53の基部53aは、第2の壁61を通り抜ける。第2壁61の、延出部53の基部53aが通り抜ける部分は、第1の挿通部の一例である。
第2の実施形態の通気口71は、第1のスペースS1と、第2のスペースS2と、第3のスペースS3と、に通じる。このため、外気が、通気口71を通って、第1乃至第3のスペースS1,S2,S3にそれぞれ流入する。
第2のスペースS2に流入した外気は、バスバー23の延出部53の基部53aの一部と、端部53bとを冷却する。当該外気は、バスバー23を介して、当該バスバー23に接続されたセル21を冷却する。第3のスペースS3に流入した外気は、基板25を冷却する。
第2の実施形態の第2のカバー26の凹部84は、底部101と、傾斜部102と、を有する。底部101は、第3の壁81よりも基板25に近い。第2の開口83は、底部101に設けられる。底部101は、ネジ27の頭部27aを支持する。傾斜部102は、第3の壁81と底部101とをつなぐ。傾斜部102は、基板25に向かって狭まる。
第2の実施形態の電池モジュール10によれば、バスバー23が、第1のカバー24に保持される。バスバー23を保持する第1のカバー24が第2のケース部材16に支持されることで、バスバー23の接続部51は、セル21の正極端子37及び負極端子38に接続される。さらに、バスバー23が、第1のカバー24から落下することが抑制される。これにより、電池モジュール10の組み立てがより容易にされ得る。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、第1の部材が、複数のセルの端子間を接続するバスバーの接続部を覆う。これにより、電池モジュールの組み立てが容易に行われ得る。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態において、バスバー23の延出部53は、第1のカバー24の第1の開口64を通過する。しかし、延出部53はこれに限らず、第1の開口64が設けられた第2の壁61よりも、バスバー23の接続部51に近い位置にあって良い。この場合、例えば、導電性の部材が第1の開口64を通り、当該導電性の部材によって、基板25と延出部53とが電気的に接続される。
10…電池モジュール、11…筐体、21…セル、23…バスバー、24…第1のカバー、25…基板、25a…角部、26…第2のカバー、27…ネジ、27a…頭部、37…正極端子、38…負極端子、39…ガス排出弁、51…接続部、53…延出部、61…第2の壁、64…第1の開口、65…外周縁、71…通気口、81…第3の壁、82…凹部、83…第2の開口、85…タブ、87…スリット、S1…第1のスペース、S2…第2のスペース、S3…第3のスペース、W…幅。

Claims (13)

  1. 筐体と、
    並んで前記筐体に収容され、端子を有する複数のセルと、
    前記セルの前記端子を他の前記セルの前記端子に電気的に接続する第1の接続部と、第2の接続部と、を有する複数のバスバーと、
    前記筐体に支持されて前記複数のバスバーの前記第1の接続部を覆うとともに、前記複数のバスバーの前記第2の接続部を露出させる、絶縁性の第1の部材と、
    前記複数のバスバーの前記第1の接続部との間に前記第1の部材が位置するように配置され、前記第2の接続部に電気的に接続される基板と、
    を具備する電池モジュール。
  2. 前記基板及び前記第1の部材の間と、前記複数のセル及び前記第1の部材の間と、の少なくとも一方に、前記バスバーの少なくとも一部が位置する第1の隙間が形成される、請求項1の電池モジュール。
  3. 前記筐体は、前記第1の隙間を前記筐体の外部に連通させる通気口を有する、請求項2の電池モジュール。
  4. 前記基板と前記複数のバスバーの前記第2の接続部とを電気的に接続する複数の結合具 をさらに具備し、
    前記第2の接続部の幅は、当該第2の接続部を前記基板に接続する前記結合具の端部の径よりも大きい、請求項3の電池モジュール。
  5. 前記第1の部材は、外周縁と、第1の壁部と、前記第1の壁部に設けられるとともに前記バスバーの前記第2の接続部を露出させる第1の挿通部と、を有し、前記外周縁と前記第1の壁部とが略同一平面に位置する、請求項4の電池モジュール。
  6. 前記複数のバスバーは、前記筐体に保持される、
    請求項5の電池モジュール。
  7. 前記複数のバスバーは、前記第1の部材に保持される、請求項5の電池モジュール。
  8. 前記第1の部材との間に前記基板が位置するように配置されて、前記基板を覆う第2の部材をさらに具備し、
    前記第2の部材と前記基板との間に第2の隙間が形成される、
    請求項5の電池モジュール。
  9. 前記第2の部材は、前記基板に面する第2の壁部と、前記第2の壁部に設けられるとともに前記基板に向かって狭まる複数の凹部と、前記複数の凹部に設けられるとともに前記複数の結合具が通る複数の第2の挿通部と、を有する、請求項8の電池モジュール。
  10. 前記複数の凹部が、前記第2の挿通部を通る前記結合具の前記端部を支持する、請求項9の電池モジュール。
  11. 前記第2の部材は、前記第2の壁部の一部が曲げられた折曲部と、当該折曲部に設けられた第3の開口部と、を有し、前記第3の開口部に前記基板の一部が挿入されることで前記基板に取り付けられる、請求項10の電池モジュール。
  12. 前記第1の隙間は、少なくとも複数のセルと前記第1の部材と、の間に設けられ、
    前記複数のセルは、前記第1の隙間に面するガス排出部を有する、
    請求項1の電池モジュール。
  13. 前記第1のカバーは、樹脂によって形成された成形品である、請求項1の電池モジュール。
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