JP2015175879A - レンズ駆動装置及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、装置全体を小型化でき、レンズの大口径化を図り易く、しかも、レンズの位置検出特性を向上できるものであって、磁石位置検出部材を組み付け易いレンズ駆動装置及び撮像装置の提供を目的とする。
【解決手段】本発明のレンズ駆動装置10は、レンズ55を保持したレンズ保持枠4と、レンズ保持枠4を光軸方向に移動させるアクチュエータ3と、レンズ保持枠4に固定された磁石81と、アクチュエータ3を保持した筐体1と、筐体1に固定され磁石81の位置を検出するためのホール素子82とを備えている。ホール素子82は、光軸方向からみて磁石81の一部又は全体とオーバーラップする位置に配置されている。
【選択図】図3
【解決手段】本発明のレンズ駆動装置10は、レンズ55を保持したレンズ保持枠4と、レンズ保持枠4を光軸方向に移動させるアクチュエータ3と、レンズ保持枠4に固定された磁石81と、アクチュエータ3を保持した筐体1と、筐体1に固定され磁石81の位置を検出するためのホール素子82とを備えている。ホール素子82は、光軸方向からみて磁石81の一部又は全体とオーバーラップする位置に配置されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、携帯電話などに好適に搭載可能なレンズ駆動装置及び撮像装置に関するものである。
昨今、携帯電話などに搭載可能なレンズ駆動装置にレンズ位置検出機構部を搭載することにより、より高速・高精度なオートフォーカスを可能としたものが知られている。
例えば特許文献1には、レンズ保持枠と、レンズ保持枠を光軸方向に移動可能に収納した筐体と、磁石とホール素子(磁石位置検出部材)とを有するレンズ位置検出機構部とを備え、磁石をレンズ保持枠の外周に固定し、ホール素子を、光軸方向と直交するレンズ保持枠の径方向の外側に前記磁石と間隔をもって対向配置するようにして筐体に固定した筐体における撮像装置が開示されている。
又、特許文献2には、レンズバレルと、レンズバレルを光軸方向に移動可能に収納したハウジングと、磁石とホール素子とを有するレンズ位置検出機構部とを備え、磁石をレンズバレルの外周に固定し、ホール素子を、光軸方向と直交するレンズバレルの径方向の外側に前記磁石と対向配置するようにしてハウジングに固定したカメラモジュールが開示されている。
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2では、以下のような問題点がある。
即ち、上記特許文献1及び特許文献2では、ホール素子が磁石に対して光軸方向と直交する径方向の外側に対向配置するように筐体やハウにジングに固定されているため、レンズ位置検出機構部によって筐体やハウジングのレンズ光軸方向から見たサイズ、すなわち設置面積が大きくなってしまい、その結果、装置全体が大型化しているとともに、レンズを大口径化しようとすると、更に筐体やハウジングのサイズが大きくなることになり、レンズを大口径化し難くなっている。
即ち、上記特許文献1及び特許文献2では、ホール素子が磁石に対して光軸方向と直交する径方向の外側に対向配置するように筐体やハウにジングに固定されているため、レンズ位置検出機構部によって筐体やハウジングのレンズ光軸方向から見たサイズ、すなわち設置面積が大きくなってしまい、その結果、装置全体が大型化しているとともに、レンズを大口径化しようとすると、更に筐体やハウジングのサイズが大きくなることになり、レンズを大口径化し難くなっている。
又、撮像素子および周辺回路が搭載されレンズの像側に取り付けられた回路基板に電気的にホール素子が接続されるとともに、ホール素子の外部への電気接続もレンズの像側で行われる場合が多い。又、多くの場合、ホール素子からの電気信号は微小なアナログ信号であることからノイズに弱く、短い配線距離で回路(例えばアンプ)などに接続することが求められる。しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2のようにホール素子が磁石の径方向外側に取り付けられていると、上記回路基板または外部への電気接続部までの配線部材(例えばFPC)が必要になり、配線を短くすることは難しく、その結果、ノイズを受け易くなり、レンズ位置検出精度及び制御性が悪化するおそれがある。
さらには、ホール素子はその配線部材(例えばFPC)を介して磁石の径方向外側に取り付けられるため、配線部材、たとえばFPCの外形精度と実装精度がホール素子の取付精度に影響する。また温度・経時などによる位置ズレを起こしやすく、位置検出特性が変化する懸念が有る。
又、ホール素子がその配線部材とともに磁石の径方向外側に取り付けられるため、ハウジングのレンズ光軸に直交する方向から取り付けを行うことになり、組立作業性の悪化、特に組立自動化対応を困難としている。又、ホール素子は通常、配線部材であるFPCなどに予め実装されており、ホール素子のパッケージ単体より取り扱いが難しく、組立作業性の悪化、特に組立自動化対応を、より一層、困難にしている。
本発明は、装置全体を小型化でき、レンズの大口径化を図り易く、しかも、レンズの位置検出特性を向上できるものであって、磁石位置検出部材を組み付け易いレンズ駆動装置及び撮像装置の提供を目的とする。
本発明のレンズ駆動装置は、1又は複数のレンズを保持したレンズ保持枠と、前記レンズ保持枠をレンズの光軸方向に移動させるアクチュエータと、前記レンズ保持枠に固定された磁石と、前記アクチュエータを保持した筐体と、前記筐体に固定され前記磁石のレンズ保持枠移動方向の位置を検出するための磁石検出部材とを備え、前記磁石検出部材は、前記レンズ保持枠移動方向からみて前記磁石の一部又は全体とオーバーラップするように配置されていることを特徴とする。
これによれば、磁石検出部材はレンズ保持枠移動方向からみて磁石とオーバーラップする位置に配置されているため、レンズ保持枠移動方向からみた磁石と磁石検出部材との占有面積を減少できる。これにより、装置全体の設置面積を大きくすることなくレンズの大口径化を図ることができ、又、装置全体のコンパクト化を図ることができる。
又、例えばレンズの像側に配設される処理回路までの配線を短縮でき、ノイズを受け難くでき、レンズ位置検出精度及び制御性が改善され、高速・高精度なオートフォーカスが可能になる。
また、他の一態様では、上述のレンズ駆動装置において、前記筐体は、前記レンズ保持枠を移動可能に収納するレンズ収納部と、前記光軸方向に沿って前記レンズ収納部に併設されて、撮像素子を収納する撮像素子収納部と、前記光軸方向における前記レンズ収納部と前記撮像素子収納部との間に形成された板状部と、前記板状部にインサート成型された金属製の配線部材とを備え、前記板状部は、前記磁石検出部材を保持した磁石検出部材保持部を備え、前記配線部材は、前記磁石検出部材保持部に保持された前記磁石検出部材と電気的に接続可能に前記磁石検出部材保持部に配設されていることを特徴とする。又、前記板状部は、中央部に前記レンズからの光を前記撮像素子に導くための貫通孔が形成され、前記配線部材は、前記磁石検出部材保持部に露出して配設されていることが好ましい。
これによれば、磁石検出部材が筐体の磁石検出部材保持部に直接的に保持されるため、ホール素子の位置精度が、より一層、改善され、また、長期にわたってその精度が維持される。又、磁石検出部材と配線部材とを容易に電気的接続でき、磁石検出部材の筐体への組み付けを、より一層容易なものにできる。
また、他の一態様では、上述のレンズ駆動装置において、前記筐体は、前記レンズ保持枠を収納するレンズ収納部と、前記光軸方向に沿って前記レンズ収納部に併設されて、撮像素子を収納する撮像素子収納部と、前記光軸方向における前記レンズ収納部と前記撮像素子収納部との間に形成された板状部と、配線パターンを有し銅張積層板から切り出された配線基板とを備え、前記板状部は、前記磁石検出部材を保持した磁石検出部材保持部を備え、前記配線基板は、前記銅張積層板から切断された切断面であって前記撮像素子収納部と前記レンズ収納部との一方又は両方に配設される切断面が被覆部材で被覆されており、前記配線パターンは、前記磁石検出部材保持部に保持された前記磁石検出部材と電気的に接続可能に前記磁石検出部材保持部に配設されていることを特徴とする。又、前記板状部は、中央部に前記レンズからの光を前記撮像素子に導くための貫通孔が形成され、前記配線基板は、前記銅張積層板から切断された切断面であって前記撮像素子収納部と前記レンズ収納部との一方又は両方に配設される切断面が被覆部材で被覆されており、前記切断面の一部又は全部が、被覆部材で被覆されるとともに、前記被覆された前記切断面の一部又は全部が前記撮像素子収納部と前記レンズ収納部と前記貫通孔の1つ乃至3つに配設され、前記配線パターンは、前記磁石検出部材保持部に保持された前記磁石検出部材と電気的に接続可能に前記磁石検出部材保持部に露出して配設されていることが好ましい。
これによれば、磁石検出部材と配線基板とを容易に電気的に接続でき、磁石検出部材の筐体への組み付けを、より一層、容易なものにできる。
又、銅張積層板から切断形成された配線基板は、切断面から発塵しやすく、この塵埃が撮像素子に付着すると撮像素子によりその影が記録されてしまうが、上記のように、撮像素子収納部と前記レンズ収納部との一方又は両方に配設される切断面が被覆部材で覆われているため、撮像素子収納部やレンズ収納部に露出することがなく、切断面から発塵するおそれの少ないものにできる。
また、他の一態様では、上述のレンズ駆動装置において、前記磁石検出部材保持部は、前記磁石検出部材を前記光軸方向から受容可能に形成されていることを特徴とする。
これによれば、磁石検出部材の磁石検出部材保持部への配設が機械的に行い易くなり、磁石検出部材の組立作業性がより一層、容易になるとともに、自動化も可能になり、低コストで大量生産可能なものにできる。
本発明の撮像装置は、上述の何れかに記載のレンズ駆動装置と、前記筐体に装着され、光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、1又は複数のレンズを含み、物体の光学像を前記撮像素子の受光面上に結像する撮像光学系とを備え、前記撮像光学系における1又は複数のレンズのうちの光軸方向に沿って移動するレンズは、前記レンズ駆動装置のレンズ保持枠に取り付けられていることを特徴とする。
これによれば、光軸方向からみた磁石と磁石検出部材との占有面積を減少でき、これにより、レンズの大口径化がしやすく、しかも、装置全体のコンパクト化を図ることができる。
又、磁石検出部材をレンズ保持枠に取り付けているため、レンズの像側に配設された処理回路までの配線を短縮でき、ノイズを受け難くでき、レンズ位置検出精度及び制御性が改善され、高速・高精度なオートフォーカスが可能になる。しかも、磁石検出部材の位置決め精度とその信頼性が改善され、長期間にわたって、オートフォーカス精度を維持できる撮像装置にできる。
本発明の撮像装置は、上述の何れかに記載のレンズ駆動装置と、1又は複数のレンズを含み物体の光学像を形成させる撮像光学系と、前記光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子に結合された回路基板とを備え、前記撮像光学系における1又は複数のレンズのうちの光軸方向に沿って移動するレンズは、前記レンズ駆動装置のレンズ保持枠に取り付けられ、前記回路基板は、前記筺体に取り付けられるとともに、前記磁石検出部材は、前記回路基板上に取り付けられることを特徴とする撮像装置。
これによれば、光軸方向からみた磁石と磁石検出部材との占有面積を減少でき、これにより、レンズの大口径化がしやすく、しかも、装置全体のコンパクト化を図ることができる。
又、磁石検出部材をレンズ保持枠に取り付けているため、レンズの像側に配設された処理回路までの配線を短縮でき、ノイズを受け難くでき、レンズ位置検出精度及び制御性が改善され、高速・高精度なオートフォーカスが可能になる。しかも、磁石検出部材の位置決め精度とその信頼性が改善され、長期間にわたって、オートフォーカス精度を維持できる撮像装置にできる。
本発明のレンズ駆動装置及び撮像装置は、装置全体を小型化でき、レンズの大口径化を図り易く、しかも、レンズの位置検出特性を向上できるものであって、磁石位置検出部材を組み付け易い。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態の撮像装置のカバーを省略した分解斜視図、図2は、図1の撮像装置の平面図、図3は、図1の撮像装置の要部の断面図である。尚、図1、図3、図5、図7、図9において、X方向を上下方向(光軸方向)とし、−X方向を上方側(物体側)、+X方向を下方側(像側)として説明する。
この実施形態の撮像装置100は、レンズ駆動装置10と、撮像素子9とを備えている。レンズ駆動装置10は、図1に示すように、筐体1と、筐体1に保持されたアクチュエータ3と、レンズ保持枠4と、レンズ位置検出機構部8と、カバー7(図3に図示)とを備えている。
筐体1は、LCP(液晶ポリマー)などの樹脂材料からなり、射出成形等により形成されている。この実施形態の筐体1は、筐体本体部2と、支持柱20a〜20dとを備えている。筐体本体部2は、光軸方向から見た平面視で、第1隅角部2a〜第4隅角部2dの4つの隅角部を有する矩形状を呈し、中心部に光路となる円形状の貫通孔21を有する板状体からなる。
又、筐体本体部2は、下面に、撮像素子9を収納する撮像素子収納部24を備えている。この撮像素子収納部24は、下面から上方に所定深さで矩形状に凹まされて形成されている。この撮像素子収納部24によって、筐体本体部2は、筐体本体部2の上方側に形成される後述のレンズ収納部25と撮像素子収納部24との間に、レンズ収納部25と撮像素子収納部24とを仕切るように介在した板状部26を有するものとされている。
又、板状部26は、第1隅角部2aと隣接し図1の時計方向側に形成された第2隅角部2bにおける上面に、後述のレンズ位置検出機構部8のホール素子82を保持するホール素子保持部(磁石検出部材保持部)23を備えている。ホール素子保持部23は、筐体本体部2の上面から所定深さで平面視で四角形状に凹まされて形成されている。
又、この実施形態では、ホール素子保持部23は、4つの内側面のそれぞれから内方に突出した第1保持片23a〜第4保持片23dを備え、これらの第1保持片23a〜第4保持片23dの内側に、ホール素子82が嵌め入れられる嵌入部23eが区画形成されている。
詳しくは、第1保持片23aとそれに対向した第3保持片23cとは、ホール素子82の幅と同程度の距離を隔てて形成され、又、第2保持片23bとそれに対向した第4保持片23dとは、ホール素子82の長さと同程度の距離を隔てて形成されている。これにより、ホール素子82が嵌入部23eに嵌め入れられるとともに、嵌め入れられた後のホール素子82は、第1保持片23a〜第4保持片23dによってわずかの隙間を有して保持されるようになっている。隙間の大きさは、ホール素子82のパッケージ寸法公差と筺体1の成形寸法公差を考慮して、圧入にならない隙間を設定し、概ね0.05〜0.15mm程度である。
又、板状部26には、ホール素子82と後述の撮像素子9を保持した回路基板91とを電気的に接続する金属製の配線部材27がインサート成型されている。詳しくは、配線部材27は、例えば半導体パッケージのリードフレームに用いられる銅合金から構成されており、配線部材27の一方端は、ホール素子保持部23に保持されたホール素子82の下方側になるようにホール素子保持部23の内部に露出するように配設されており、配線部材27の他方端はホール素子保持部23から筐体本体部2の外まで延ばされるように配設されている。
又、図1に示すように、板状部26の上面における第1隅角部2aに、アクチュエータ3を保持したアクチュエータ保持部22とを備えている。アクチュエータ保持部22は、筐体本体部2の上面から円形状に所定深さで凹まされて形成されている。
支持柱20a〜20dは、筐体本体部2の第1隅角部2a〜第4隅角部2dに対応する位置に筐体本体部2の上面から上方に突出するように形成された第1支持柱20a〜第4支持柱20dの4つから構成されている。
詳しくは、第1支持柱20aは、第1隅角部2aに形成されており、第2支持柱20bは、第2隅角部2bに形成されている。又、第3支持柱20aは、第1隅角部2aと対角位置に配置された第3隅角部2cに形成されており、第4支持柱20aは、第3隅角部2cに隣接し図1の時計方向側に配置された第4隅角部2dに形成されている。
そして、第1支持柱20a〜第4支持柱20dによって、筐体本体部2の上方側に、レンズ保持枠4を収納するレンズ収納部25が形成されている。
又、第3支持柱20cには、後述のレンズ保持枠4の回動規制用被当て止め部52を上下方向に移動可能に受容する規制部受容溝29が形成されている。そして、この規制部受容溝29の両内側面に、レンズ保持枠4が後述のアクチュエータ3の駆動軸32の軸まわりに回動する際にレンズ保持枠4の回動規制用被当て止め部52を当て止めしてその回動を規制する回動規制用当て止め部29aが設けられている。
アクチュエータ3は、図1に示すように軸方向に伸縮する電気機械変換素子である圧電素子31と、圧電素子31の一端に接合された駆動軸32と、圧電素子31の他端に接合された錘33とを備えている。
錘33は、圧電素子31の伸縮による変位を駆動軸32側により多く発生させるためのものである。この実施形態では、錘33は、タングステンやタングステン合金など比重の高い材料から形成されている。
又、錘33は、外径が圧電素子31の外周から全周に渡って外周方向に突出するように形成された円柱状のものから構成されている。
圧電素子31は、入力の電気エネルギーを圧電効果によって機械的な伸縮運動に変換するものである。このような圧電素子は、例えば、積層体と、一対の外部電極とを備えている。
積層体は、圧電材料から成る薄膜状(層状)の圧電層と導電性を有する薄膜状(層状)の内部電極層とを交互に複数積層して成るものである。積層体は、本実施形態では、四角柱形状となっているが、これに限定されるものではなく、例えば、多角柱状や円柱形状等であってよい。
圧電材料は、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(いわゆるPZT)、水晶、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、ニオブ酸タンタル酸カリウム(K(Ta,Nb)O3)、チタン酸バリウム(BaTiO3)、タンタル酸リチウム(LiTaO3)およびチタン酸ストロンチウム(SrTiO3)等の無機圧電材料である。
複数の内部電極層は、その一部が、層ごとに順次交互に対向する一対の外周側面で外部に臨むようにそれぞれ構成されている。
又、一対の外部電極は、各層間の内部電極を並列に接続して前記電気エネルギーを積層体に供給するように、第1外部電極及び第2外部電極が前記対向する1対の側面に銀などをスパッタするなどして形成されている。
そして、この圧電素子31は、下端面が錘33の上端面に、エポキシ接着剤等の接着剤により接着されている。
駆動軸32は、軸方向にカーボン繊維が配列するようにして樹脂により円柱状に成形されている。この実施形態の駆動軸32は、外径が圧電素子31の外周から全周に渡って外周方向に突出するように形成されている。
そして、駆動軸32は、その下端面が圧電素子31の上端面(一端)に、エポキシ接着剤等の接着剤により接着されている。この接着剤は、圧電素子31と錘33とを接着した接着剤と同じものを用いることができる。
尚、この実施形態では、図示しないが、接着剤は、駆動軸32と圧電素子31との接合面からはみ出た接着剤(フィレット)は、圧電素子側に形成され、これにより、駆動軸32の全領域をレンズ保持枠4との摺動に使うことができ、短い駆動軸32で大きなストロークが実現できるようにされている。
そして、アクチュエータ3は、筐体1のアクチュエータ保持部22に錘33側から嵌挿されるようにして接着剤(図示せず)によってアクチュエータ保持部22の底面および内周壁と錘33とが接着されて固定されている。
尚、この錘33は、圧電素子31の下端面が筐体1に直接取付けられて保持されるなどして、錘33の機能と同様の機能を発揮することができる場合には、省略されてもよい。
次に、レンズ保持枠4について説明する。この実施形態のレンズ保持枠4は、図1、図2に示すように、LCP(液晶ポリマー)などの樹脂材料からなる略円筒状のレンズ保持枠本体部5と、駆動軸32に所定の摩擦力で摺動可能に係合する係合部材6とから構成されている。
レンズ保持枠本体部5は、内周側に、レンズ保持部54を備え、このレンズ保持部54に、1又は複数のレンズ55が保持されている。
又、レンズ保持枠本体部5は、外周に、係合部材6を保持する係合部材保持部51と、駆動軸32に対するレンズ保持枠4の回動を規制するための回動規制用被当て止め部52とを備えている。
係合部材保持部51は、レンズ保持枠本体部5の外周の略半周にわたって形成されている。又、係合部材保持部51は、その一端側に、後述の係合部材6を保持する駆動軸受け部用保持部51bを備えている。
回動規制用被当て止め部52は、レンズ保持枠本体部5における駆動軸受け部用保持部51bから周方向にほぼ180°隔てた位置に形成されている。
この実施形態の回動規制用被当て止め部52は、規制本体部52aと、規制本体部52aに形成された半球状の突起52bとを備えている。
規制本体部52aは、係合部材保持部51の外周から径方向外側に四角柱状に突設されている。又、突起52bは、規制本体部52aの両外側面のそれぞれから外方に突設されている。又、突起52b同士の外幅は、筐体1の規制部受容溝29の内幅、すなわち、回動規制用当て止め部29a同士間の距離よりも若干狭く設定されている。
係合部材6は、金属製の弾性を有する係合部材本体61と、金属製の弾性を有する帯状の弾性体62とを備えている。係合部材本体61は、この実施形態では、帯状を呈するものから構成され、長手方向の一端側に、駆動軸受け部63を備えている。
駆動軸受け部63は、第1受け部63aと、第1受け部63aからほぼ直角に折り曲げ成形された第2受け部63bとを備えており、これらによって、駆動軸32を摺動可能に受ける。
弾性体62は、長手方向の一端側に、駆動軸32を駆動軸受け部63に押し付ける押圧部62aを備えている。押圧部62aは、この実施形態では、上下方向の幅長さが駆動軸受け部63の幅長さよりも小さく形成されている。
そして、この弾性体62は、係合部材本体61の厚さ方向の一方面側に、押圧部62aが駆動軸受け部63に対向するように配置され、その状態で、弾性体62の長手方向の他端側が係合部材本体61に固定的に連結されている。
このように構成された係合部材6は、係合部材本体61の厚さ方向の他方面側がレンズ保持枠本体部5の係合部材保持部51に対向するように配置され、その状態で、係合部材本体61と係合部材保持部51とが、その間に介在された接着剤によって接着されている。
そして、レンズ保持枠本体部5に連結された係合部材6の押圧部62aと駆動軸受け部63との間に駆動軸32が受容され、係合部材6が駆動軸32と軸方向摺動可能に摩擦係合される。そして、この状態で、レンズ保持枠4は、筐体1のレンズ収納部25に光軸方向移動可能に収納され、筐体1のホール素子保持部23は、レンズ55の下方側(像側)に位置している。
レンズ位置検出機構部8は、筐体1に対するレンズ保持枠4の光軸方向の位置を検出するもので、この実施形態のレンズ位置検出機構部は、磁石81と、磁石81の移動に伴う磁束密度変化を検出することにより磁石81の位置を検出する磁束密度検出手段であるホール素子(磁石検出部材)82とから構成されている。
磁石81は、レンズ保持枠本体部5の外周における駆動軸受け部用保持部51bと回動規制用被当て止め部52との間の位置に取り付けられており、レンズ保持枠4の係合部材6が駆動軸32に摩擦係合された状態で、筐体1におけるホール素子保持部23の上方側に配設される。
ホール素子82は、この実施形態では、GaAsホール素子から構成されている。そして、このホール素子82は、この実施形態では、ホール素子保持部23に、次のようにして保持されている。
ホール素子82は、ホール素子保持部23に上方側からマウンターなどにより嵌入されて組み込まれ、半田により配線部材27の一方端と電気的に接続され、配線部材27及び半田ブリッジ27aを介して回路基板91と電気的に接続されている。尚、ホール素子82と配線部材27との接続は半田に限らず、導電接着剤などを用いても良い。又、その場合は補強接着剤の使用が好ましい。又、接続を半田または熱硬化型の導電接着剤で行う場合、耐熱性の面から、成形に用いる樹脂は、液晶ポリマーなど熱変形温度に優れたものが好ましい。
このように、ホール素子82はホール素子保持部23に上方側(光軸方向側)から嵌入されて組み込まれることにより、マウンターなどによって機械的に組み付け可能とされている。
カバー7は、金属板金製であり、図3に示すように中心部に光路となるカバー光路用貫通穴71を備えている。そして、カバー7は、第1支持柱20a〜第4支持柱20dの上方側から第1支持柱20a〜第4支持柱20dの外周側を覆うように配設され、第1支持柱20a〜第4支持柱20dのそれぞれの上面に、カバー7の上壁の内面が載置された状態で接着剤により接着されて結合されている。そして、カバー7によって、筐体1のレンズ収納部25が覆い隠される。
撮像素子9は、全体を図示していない撮像光学系によって結像された物体(被写体)の光学像における光量に応じてR(赤)、G(緑)、B(青)の各成分の画像信号に光電変換して所定の画像処理回路(不図示)へ出力する素子である。撮像素子9は、例えば、CCD型のイメージセンサや、CMOS型のイメージセンサ等である。
前記撮像光学系は、1又は複数のレンズ55を備え、物体の光学像を撮像素子9の受光面上に結像する。レンズ55は、このような撮像光学系における前記1又は複数のレンズのうちの光軸に沿って移動するレンズである。レンズ55は、1枚のレンズであってよく、又、複数のレンズを備えるものであってもよい。レンズ55は、例えば、フォーカシング(合焦)を行うために光軸に沿って移動するレンズであってよく、又、例えば、ズーミング(変倍)を行うために光軸に沿って移動するレンズであってよい。このようなレンズ55を備える撮像光学系によって物体の光学像が、撮像光学系によりその光軸に沿って撮像素子9の受光面まで導かれ、撮像素子9によって前記物体の光学像が撮像される。
そして、撮像素子9は、回路基板91に保持されている。この回路基板91は、図3に示すように筐体1の下面に保持されているとともに、配線部材27の他方端部と電気的に接続されている。又、この状態で、撮像素子9は、撮像素子収納部24に収納され、レンズ55によって形成された被写体像を電気信号に変換し、その変換された電気信号は、回路基板91を通って不図示の外部処理回路に伝送され、例えば画像として記録される。
このように構成された撮像装置100は、例えば携帯電話に搭載されて使用される。そして、携帯電話に設けられた駆動回路から圧電素子31に電力が供給されると、オートフォーカス動作が行われる。
詳しくは、アクチュエータ3の圧電素子31に、駆動回路から鋸歯状電圧が印加されると、鋸歯状波形の緩やかな立ち上がり部分では、圧電素子31が光軸方向(Z方向)に緩やかに伸び変位し、駆動軸32も同方向に緩やかに変位する。このとき、駆動軸32に摩擦結合しているレンズ保持枠4は、駆動軸32とともに変位する。
鋸歯状波形の急速な立ち下がり部では、圧電素子31が光軸方向に急速に縮み変位し、駆動軸32も同方向に急速に変位する。このとき、駆動軸32に摩擦結合しているレンズ保持枠4は、慣性力で摩擦結合力に打ち勝って駆動軸32との間にすべりを生じてその位置に留まり、実質的に移動しない。この繰り返しにより、レンズ保持枠4は駆動軸32に沿って、光軸方向に連続的に移動する。
又、レンズ保持枠4が駆動軸32の軸方向へ移動するに際し、筐体1に配設されたホール素子82がレンズ保持枠4に配設された磁石81の移動に伴う磁束密度変化を検出し、筐体1に対するレンズ保持枠4の光軸方向の位置を検出する。これにより、レンズの光軸方向の位置を制御しながらオートフォーカス動作が行われる。
その際、ホール素子82がレンズの像側となる下方側に配設されているため、回路基板91までの配線が短縮され、ノイズを受け難いものにされており、レンズ位置検出精度及び制御性が改善され、高速・高精度なオートフォーカスが可能になる。
以上のように構成された撮像装置100は、光軸方向から見て、磁石81とホール素子82が重なる(オーバーラップする)配置になっているため、光軸に直交する平面内での配置効率が高く、レンズの大口径化が図られる。
また、ホール素子82の配線部材としてFPCなどの別部材を使用する必要が無く、FPCを用いる場合のように、ホール素子82がFPCを介して位置決め及び保持されることがなく、より直接的に筐体1に固定され、これにより、ホール素子82の位置精度が改善され、また、長期にわたってその精度が維持される。
又、ホール素子82を筐体1に光軸方向から組み込むことが可能であり、組立作業中に全体を回転させる必要がなく、組立作業性も良好である。また、FPCやリード線といった自動機での扱いが困難な部材を用いないため、組立の自動化に適する。さらに、インサート成型をフープで行い、マウンターによるホール素子82の設置、リフロー半田を行えば、これら作業をほぼ完全に自動化できる。
尚、上記第1実施形態では、ホール素子保持部23は、筐体本体部2における板状部26の上面から、即ち、レンズ収納部25側から所定深さで凹まされて形成されているが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。
例えば、図4、及び図5に示すように、筐体本体部2における板状部26の下面から、即ち、撮像素子収納部24側から所定深さで凹まされて形成されてもよい。
又、上記第1実施形態では、配線部材27は、ホール素子82との接続用のみに形成されたが、この形態のものに限らず、適宜変更でき、例えばアクチュエータ3の給電ラインをインサート成型で形成しても良い。さらには、他の回路、たとえば、ホール素子82の出力用のアンプ、アクチュエータ3のドライバIC、これらが統合されたフィードバック制御ICなどを実装しても良い。これにより、レンズ保持枠の位置検出のノイズ感受性の改善、アクチュエータ駆動ラインからのノイズ発生を抑制し得る。
次に、第2実施形態の撮像装置200について説明する。第2実施形態の撮像装置200は、図6、図7に示すように、筐体201の筐体本体部202における板状部226のホール素子保持部223は、板状部226の上面から下面に貫通するように形成されている。
又、筐体201の筐体本体部202は、板状部226に固定的に付設された配線基板227を備えている。この配線基板227は、ガラスエポキシ基板(銅張積層板)から切り出されて所定の大きさの小ガラスエポキシ基板片(小銅張積層板片)に形成されたもので、この表面には、ホール素子82と電気的に接続するための配線パターン228が形成されている。
そして、この配線基板227は、ホール素子保持部223の下方側を塞ぐように板状部226の下面側に取り付けられて撮像素子収納部24内に配設されており、配線基板227の配線パターン228がホール素子保持部23内に露出している。
又、この実施形態の配線基板227は、ガラスエポキシ基板(銅張積層板)から切断された切断面のうち、撮像素子収納部24内に配設された切断面227aが合成樹脂製の被覆部材227bで被覆されている。
ガラスエポキシ基板から切断された切断面227aは、発塵しやすく、その塵埃が撮像素子に付着すると撮像素子によりその影が記録されてしまう。そのため、この第2実施形態では、切断面227aが被覆部材227bで被覆され、撮像素子収納部24に露出しないようにされている。
ホール素子82は、ホール素子保持部23にレンズ収納部25側から嵌入され、配線基板227の配線パターン228上に搭載されている。これにより、ホール素子82は、配線基板227の配線パターン228及び半田ブリッジ227cを介して回路基板91と電気的に接続されている。
以上のように構成された第2実施形態の撮像装置200においても、光軸方向から見て、磁石81とホール素子82とが重なる配置になっているため、光軸に直交する平面内での配置効率が高く、レンズの大口径化が図られる。
また、ホール素子82は、より直接的に筐体201に固定され、これにより、ホール素子82の位置精度が改善され、また、長期にわたってその精度が維持される。
又、ホール素子82を筐体201に光軸方向から組み込むことが可能であり、組立作業中に全体を回転させる必要がなく、組立作業性も良好である。また、FPCやリード線といった自動機での扱いが困難な部材を用いないため、組立の自動化に適する。さらに、インサート成型をガラスエポキシ基板(銅張積層板)に複数の小ガラスエポキシ基板片(小銅張積層板片)が撮像素子収納部24の外で繋がった状態で行い、マウンターによるホール素子82の設置、リフロー半田を行った後に、小ガラスエポキシ基板片(小銅張積層板片)が撮像素子収納部24の外で繋がった部分をカットすれば、これら作業をほぼ完全に自動化できる。
なお、この第2実施形態では、配線基板227はホール素子保持部223の下方側を塞ぐように板状部226の下面側に取り付けられて撮像素子収納部24内に配設されたが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。
例えば配線基板227はホール素子保持部223の上方側を塞ぐように板状部226の上面側に取り付けられてレンズ収納部25内に配線基板227の配線パターン228がホール素子保持部23内に露出するように配設され、ホール素子82がホール素子保持部223に撮像素子収納部24側から嵌入されるようにしてもよい。
又、その場合は、配線基板227の切断面がレンズ収納部25内に配設されるので、レンズ収納部25内に配設される切断面は被覆部材で被覆されたものにしておくことが好ましい。
又、第2実施形態においても、ホール素子82との接続にのみ使用したが、例えばアクチュエータ3の給電ラインを配線基板227上の配線パターンで形成し、又、他の回路、たとえば、ホール素子82の出力用のアンプ、アクチュエータ3のドライバIC、これらが統合されたフィードバック制御ICなどを実装しても良い。これにより、レンズ保持枠の位置検出のノイズ感受性の改善、アクチュエータ駆動ラインからのノイズ発生を抑制し得る。
次に、第3実施形態の撮像装置300について説明する。第3実施形態の撮像装置300は、図8、図9に示すように、ホール素子82は、撮像素子や周辺回路部品とともに予め回路基板391に固定的に取り付けられて搭載されている。
以上のように構成された第3実施形態の撮像装置300においても、光軸方向から見て、磁石81とホール素子82とが重なる配置になっているため、光軸に直交する平面内での配置効率が高く、レンズの大口径化が図られる。
また、ホール素子82は、回路基板391に撮像素子9や周辺回路部品とともにマウンター、リフロー半田により実装可能であり、ホール素子用の配線部材としてFPCなどの別部材を使用する必要が無く、従来から存在する撮像素子9を回路基板391に組込プロセス内で、ホール素子組込を完了できる。ホール素子82は回路基板を介して筐体301に保持されることになるが、回路基板391の組込時には、回路基板391の位置は撮像素子画像により精密に位置調整され、固定手段も撮像素子9のそれに準じるため、追加の特別なプロセスを必要とせずに撮像素子9と同等の位置精度と信頼性が得られる。
又、回路基板391上にホール素子82とホール素子用アンプ(またはこれを内蔵したフィードバック制御IC)を直近に配置すれば、位置検出へのノイズ感受性を極小化できる。
尚、上記第1実施形態〜第3実施形態では、ホール素子82は、光軸方向から見て、磁石81の一部とオーバーラップするように配置されたが、この形態のものに限らず、例えばホール素子82は、光軸方向から見て、磁石81の全体とオーバーラップするように配置されてもよく、適宜変更できる。
1、201、301 筐体
2 筐体本体部
3 アクチュエータ
4 レンズ保持枠
5 レンズ保持枠本体
6 係合部材
9 撮像素子
10 レンズ駆動装置
23 ホール素子保持部
81 磁石
82 ホール素子(磁石位置検出部材)
91、391 回路基板
100、200、300 撮像装置
2 筐体本体部
3 アクチュエータ
4 レンズ保持枠
5 レンズ保持枠本体
6 係合部材
9 撮像素子
10 レンズ駆動装置
23 ホール素子保持部
81 磁石
82 ホール素子(磁石位置検出部材)
91、391 回路基板
100、200、300 撮像装置
Claims (6)
- 1又は複数のレンズを保持したレンズ保持枠と、
前記レンズ保持枠をレンズの光軸方向に移動させるアクチュエータと、
前記レンズ保持枠に固定された磁石と、
前記アクチュエータを保持した筐体と、
前記筐体に固定され前記磁石のレンズ保持枠移動方向の位置を検出するための磁石検出部材とを備え、
前記磁石検出部材は、前記レンズ保持枠移動方向からみて前記磁石の一部又は全体とオーバーラップするように配置されていることを特徴とするレンズ駆動装置。 - 前記筐体は、前記レンズ保持枠を移動可能に収納するレンズ収納部と、
前記光軸方向に沿って前記レンズ収納部に併設されて、撮像素子を収納する撮像素子収納部と、
前記光軸方向における前記レンズ収納部と前記撮像素子収納部との間に形成された板状部と、前記板状部にインサート成型された金属製の配線部材とを備え、
前記板状部は、前記磁石検出部材を保持した磁石検出部材保持部を備え、
前記配線部材は、前記磁石検出部材保持部に保持された前記磁石検出部材と電気的に接続可能に前記磁石検出部材保持部に配設されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。 - 前記筐体は、前記レンズ保持枠を収納するレンズ収納部と、
前記光軸方向に沿って前記レンズ収納部に併設されて、撮像素子を収納する撮像素子収納部と、前記光軸方向における前記レンズ収納部と前記撮像素子収納部との間に形成された板状部と、配線パターンを有し銅張積層板から切り出された配線基板とを備え、
前記板状部は、前記磁石検出部材を保持した磁石検出部材保持部を備え、
前記配線基板は、前記銅張積層板から切断された切断面であって前記撮像素子収納部と前記レンズ収納部との一方又は両方に配設される切断面が被覆部材で被覆されており、
前記配線パターンは、前記磁石検出部材保持部に保持された前記磁石検出部材と電気的に接続可能に前記磁石検出部材保持部に配設されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。 - 前記磁石検出部材保持部は、前記磁石検出部材を前記光軸方向から受容可能に形成されていることを特徴とする請求項2又は3記載のレンズ駆動装置。
- 請求項1〜4の何れか一項に記載のレンズ駆動装置と、
前記筐体に装着され、光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、
1又は複数のレンズを含み、物体の光学像を前記撮像素子の受光面上に結像する撮像光学系とを備え、
前記撮像光学系における1又は複数のレンズのうちの光軸方向に沿って移動するレンズは、前記レンズ駆動装置のレンズ保持枠に取り付けられていること
を特徴とする撮像装置。 - 請求項1〜4の何れか一項に記載のレンズ駆動装置と、
1又は複数のレンズを含み物体の光学像を形成させる撮像光学系と、
前記光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、
前記撮像素子に結合された回路基板とを備え、
前記撮像光学系における1又は複数のレンズのうちの光軸方向に沿って移動するレンズは、前記レンズ駆動装置のレンズ保持枠に取り付けられ、
前記回路基板は、前記筺体に取り付けられるとともに、
前記磁石検出部材は、前記回路基板上に取り付けられること
を特徴とする撮像装置。
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-
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- 2014-03-13 JP JP2014050025A patent/JP2015175879A/ja active Pending
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