JP2015003799A - Vibration control device for elevator tail cord - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、建屋からエレベーターの乗りかごに架け渡されたテールコードの揺れを抑制する、エレベーターのテールコードの制振装置に関する。 The present invention relates to a vibration damping device for a tail cord of an elevator that suppresses shaking of a tail cord that is bridged from a building to an elevator car.
エレベーターは、建屋に設けられた昇降路の内部を昇降する乗りかごと乗りかごの制御盤とを接続するテールコード(移動制御ケーブル)を備える。テールコードは、乗りかごと昇降路の壁面との間に架け渡され、乗りかごの動きとともに昇降し、乗りかごに制御信号や電力等を伝達する。 The elevator includes a tail cord (movement control cable) that connects a car that moves up and down the hoistway provided in the building and a control panel of the car. The tail cord is spanned between the car and the wall surface of the hoistway, moves up and down with the movement of the car, and transmits a control signal, electric power, and the like to the car.
エレベーターのテールコードは、作用する張力が小さいうえに両端部以外で支持されないので、振動の固有周期が長い。このため、例えば、強風や地震、特に振動周期の長い長周期地震動により建屋が大きく振動した場合には、テールコードも大きく揺れることがある。特に、建屋側に懸架されたテールコードは、乗りかごが最下階に位置しているときに最も長く垂れ下がる状態となり、かつ、両端部以外で拘束されていない。このため、テールコードは、大きく揺れると昇降路の壁面に衝突し、このときに他の機器や部材に絡みつき易い。テールコードが絡んだままでエレベーターを運転すると、テールコードや機器を破損することがある。そこで、テールコードの揺れが大きくならないようにする制振構造が、特に乗りかごが最下階に位置しているときにおいて、必要である。 The elevator tail cord has a small natural period of vibration because it has a small acting tension and is not supported except at both ends. For this reason, for example, when the building vibrates greatly due to strong winds or earthquakes, particularly long-period ground motion with a long vibration period, the tail cord may also be greatly shaken. In particular, the tail cord suspended on the building side is in a state where it hangs longest when the car is located on the lowest floor, and is not restrained except at both ends. For this reason, when the tail cord is greatly shaken, it collides with the wall surface of the hoistway, and at this time, the tail cord is easily entangled with other devices and members. If the elevator is operated with the tail cord tangled, the tail cord and equipment may be damaged. Therefore, a vibration damping structure that prevents the tail cord from shaking greatly is necessary particularly when the car is located on the lowest floor.
特許文献1には、エレベーターのテールコードの制振装置の例として、テールコードに張力を付与する張り車を備え、テールコードに係合した張り車が所定経路を昇降することでテールコードを制振する移動ケーブル装置が開示されている。
In
従来のエレベーターでは、テールコードが揺れたときに他の機器などに絡みつかないように、昇降路内にワイヤーや網を張り巡らせていた。しかし、テールコードは、他の長尺物である主ロープなどに比べて作用する張力が小さいため、昇降路内で大きく揺れると、張り巡らせたワイヤー等を回り込むことがある。このため、昇降路内にワイヤー等を張り巡らせる方法は、効果が十分期待できるものではなかった。 In conventional elevators, wires and nets are stretched around the hoistway so that the tail cord does not get tangled with other equipment when the tail cord swings. However, the tail cord has a smaller tension acting than a main rope, which is another long object, and therefore when the tail cord is greatly shaken in the hoistway, it may wrap around a stretched wire. For this reason, the method of stretching a wire or the like in the hoistway has not been expected to be sufficiently effective.
特許文献1に記載の移動ケーブル装置では、テールコードの移動に合わせて常にテールコードに張力を付与して、テールコードを制振する。しかし、張力を付与する張り車をテールコードの移動とともに昇降させるために、溝形条体を昇降路に立設し、溝形の開口部に空隙を形成して張り車を嵌合する構造となっているため、装置の構造が複雑であり、据え付け作業や調整が煩雑になるという不都合が予想される。
In the moving cable device described in
本発明は、乗りかごが最下階に位置している場合でも、テールコードの揺れを簡易な構造で抑制できるエレベーターのテールコードの制振装置を提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide an elevator tail cord damping device that can suppress tail cord swinging with a simple structure even when the car is located on the lowest floor.
本発明によるエレベーターのテールコードの制振装置は、次のような特徴を有する。乗りかごが昇降する昇降路の壁面と前記乗りかごとの間に架け渡され前記乗りかごの昇降により変位するテールコードの揺れを抑制するエレベーターのテールコードの制振装置において、一端側は、前記乗りかごの下部に接続され、他端側は、前記テールコードに当接する。前記他端側と前記テールコードとが当接する位置は、前記テールコードの変位により変位可能である。前記他端側は、前記乗りかごが最下階に位置しているときに、前記テールコードの鉛直方向最下部に形成された屈曲部に当接して前記テールコードに張力を与える。 The elevator tail cord vibration damping device according to the present invention has the following characteristics. In an elevator tail cord damping device that suppresses shaking of a tail cord that is bridged between a wall of a hoistway where a car goes up and down and the car, and is displaced by the raising and lowering of the car, one end side is Connected to the lower part of the car, the other end abuts the tail cord. The position where the other end side and the tail cord abut can be displaced by the displacement of the tail cord. The other end abuts against a bent portion formed at the lowest vertical direction of the tail cord when the car is located on the lowest floor, thereby applying tension to the tail cord.
本発明によるエレベーターのテールコードの制振装置は、乗りかごが最下階に位置している場合でも、テールコードの揺れを簡易な構造で抑制することができる。 The vibration damping device for an elevator tail cord according to the present invention can suppress the tail cord swinging with a simple structure even when the car is located on the lowest floor.
本発明によるエレベーターのテールコードの制振装置は、乗りかごの下部に設けられ、テールコードの自重による張力以上の張力をテールコードに与え、テールコードの振動の固有周期を短くし、テールコードの揺れを抑制する。より詳細には、乗りかごの下部に回動部材を備え、回動部材によってテールコードの自重による張力以上の張力をテールコードに与え、テールコードの揺れを抑制する。本発明によるエレベーターのテールコードの制振装置は、回動部材とその取付部材を備えるという簡易な構造で、テールコードの振動の固有周期を短くすることができ、乗りかごが最下階に位置している場合でも、テールコードの揺れを抑制できる。このため、強風により建屋が大きく振動した場合や、地震、特に振動周期の長い長周期地震動により建屋が大きく振動した場合でも、テールコードを揺れにくくすることが可能である。また、本発明によるエレベーターのテールコードの制振装置は、小型であり、既存のエレベーターに容易に取り付けることができるという利点もある。 The elevator tail cord damping device according to the present invention is provided at the lower part of the car, applies a tension higher than the tension of the tail cord by its own weight, shortens the natural period of the tail cord vibration, and reduces the tail cord vibration. Suppresses shaking. More specifically, a rotating member is provided at the lower portion of the car, and the rotating force is applied to the tail cord by the rotating member so as to prevent the tail cord from shaking. The elevator tail cord vibration damping device according to the present invention has a simple structure including a rotating member and its mounting member, can reduce the natural period of vibration of the tail cord, and the car is positioned on the lowest floor. Even if it is, the tail cord can be prevented from shaking. For this reason, even when the building vibrates greatly due to strong winds or when the building vibrates greatly due to an earthquake, particularly a long-period ground motion with a long vibration period, it is possible to make the tail cord difficult to shake. In addition, the elevator tail cord damping device according to the present invention is small in size and has an advantage that it can be easily attached to an existing elevator.
以下、本発明によるエレベーターのテールコードの制振装置の実施例を説明する。 Hereinafter, embodiments of a vibration damping device for an elevator tail cord according to the present invention will be described.
図1を用いて、本発明の実施例1によるエレベーターのテールコードの制振装置を説明する。図1は、実施例1によるテールコードの制振装置の概略を示す模式図であり、乗りかごが最下階に位置している状態を示す側面図である。 The elevator tail cord vibration damping device according to the first embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 1 is a schematic diagram showing an outline of the tail cord damping device according to the first embodiment, and is a side view showing a state in which the car is located on the lowest floor.
エレベーターは、建屋に設けられた昇降路20の内部を昇降する乗りかご1と、乗りかご1と昇降路20の壁面との間に架け渡されたテールコード2を備える。
The elevator includes a
乗りかご1は、図示しない主ロープによって昇降路20の内部に懸架されており、下部にはテールコード2が取り付けられている。乗りかご1の制御信号及び電力等は、テールコード2により昇降路20や制御盤と乗りかご1との間で伝達される。
The
テールコード2は、一般に、制御線や電力線等の複数の多芯ケーブルと、テールコード2の重量を支えるための補強材であるスチールコードからなり、これらは絶縁材料により被覆されている。テールコード2は、ねじれを防ぐために長方形の断面形状をしており、乗りかご1の行程を考慮した長さであり、両端部がそれぞれ乗りかご1と昇降路20の壁面とに接続されている。
The
また、テールコード2は、乗りかご1と昇降路20の壁面との間に架け渡されているので、鉛直方向最下部には屈曲部2Rが形成される。テールコード2は、乗りかご1の昇降に追従して上下に変位し、屈曲部2Rの位置も変位する。
In addition, since the
本実施例によるテールコードの制振装置は、乗りかご1の下部に設けられ、回動部材であるテンションローラ3を備える。テンションローラ3は、取付部材4、5及び6によって、乗りかご1の下部に回動自在に設けられる。
The tail cord damping device according to this embodiment includes a
取付部材4は、長尺形状であり、取付部材5及び6を介して、一端側が乗りかご1の下部に回動自在に支持される。
The
テンションローラ3は、取付部材4の他端側に回動自在に支持されてテールコード2に当接し、テールコード2の変位によって回動可能であり、主にテンションローラ3と取付部材4の重量によりテールコード2に張力を与える。図1に示すように、テンションローラ3は、乗りかご1の下部に設けられる。具体的には、乗りかご1が昇降路20で最下階に位置しているときに、テンションローラ3が、テールコード2の屈曲部2Rに当接してテールコード2に下向きの力を与えることができるような位置に、テンションローラ3は設けられる。テンションローラ3とテールコード2とが当接する位置は、乗りかご1の昇降によるテールコード2の変位によって(すなわち、屈曲部2Rの位置の変位によって)変位することができる。
The
テンションローラ3と取付部材4の重量は、例えば、テールコード2の長さと重量を基に決めることができる。また、テンションローラ3の形状は、円筒形が好ましい。
The weights of the
建屋側に懸架されたテールコード2は、強風や地震等により建屋が大きく振動したり長い周期で振動したりする場合には、建屋の振動の影響を受けて大きく揺れる。最も大きな影響を受けるのは、建屋側に懸架されたテールコード2が最も長く垂れ下がっている状態のときであり、乗りかご1が最下階に位置している場合である。
The
テンションローラ3は、乗りかご1が最下階に位置しているときに、テールコード2の自重による張力以上の張力をテールコード2に与えることができる。このため、乗りかご1が最下階に位置しているときに建屋が大きく振動したり長い周期で振動したりしても、テールコード2の振動の固有周期を短くすることができ、テールコード2の揺れを抑制することができる。
The
また、乗りかご1が最下階に位置していなくても、テンションローラ3がテールコード2に下向きの力を与えることができるような位置に乗りかご1が位置している場合には、テンションローラ3は、テールコード2の自重による張力以上の張力をテールコード2に与えることができ、テールコード2の振動の固有周期を短くし、テールコード2の揺れを抑制することができる。
Further, when the
図2は、本実施例において、乗りかごが最下階から上昇した位置にある状態を示す側面図である。乗りかご1が最下階から上昇していくと、テンションローラ3は、テールコード2に当接しながらテールコード2の変位によって回転し、取付部材4は、鉛直方向下向きに回転していく。乗りかご1が下降する場合には、テンションローラ3は、テールコード2に当接しながらテールコード2の変位によって回転し、取付部材4は、鉛直方向上向きに回転していく。このため、本実施例によるテールコードの制振装置は、乗りかご1の昇降を妨げることはない。
FIG. 2 is a side view showing a state where the car is in a position raised from the lowest floor in the present embodiment. When the
本実施例によるテールコードの制振装置は、テールコードが複数本あるエレベーターに適用することもできる。この場合には、乗りかご1が昇降路20で最下階に位置しているときに屈曲部が最も上方に位置するテールコードにテンションローラ3を当接させ、このテールコードに下向きの力を与えるようにする。
The tail cord damping device according to the present embodiment can also be applied to an elevator having a plurality of tail cords. In this case, when the
図3は、乗りかご1の下部と昇降路20の壁面との間に、2本のテールコード2、30が設けられているエレベーターを示しており、乗りかご1が最下階に位置している状態を示す側面図である。テールコード2の屈曲部2Rは、テールコード30の屈曲部30Rよりも上方に位置するので、テールコード2にテンションローラ3を当接させ、テールコード2の揺れを抑制する。テールコード30は、テールコード2との摩擦により、揺れが抑制される。
FIG. 3 shows an elevator in which two
このように、テールコードが複数本あるエレベーターに対しても、本実施例によるテールコードの制振装置は、テールコードの揺れを抑制することができる。 Thus, even for an elevator having a plurality of tail cords, the tail cord damping device according to the present embodiment can suppress tail cord shaking.
図4を用いて、本発明の実施例2によるエレベーターのテールコードの制振装置を説明する。図4は、実施例2によるテールコードの制振装置の概略を示す模式図であり、乗りかご1が最下階よりも下方に位置している状態を示す側面図である。図4において図1と同一の符号は図1と同一の構成要素を示し、これらの構成要素についての説明は省略する。
The elevator tail cord vibration damping device according to the second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 4 is a schematic diagram illustrating an outline of the tail cord damping device according to the second embodiment, and is a side view illustrating a state where the
乗りかご1は、最下階に位置している状態(図1を参照)から、更に下降する場合がある。このような場合に、テンションローラ3や取付部材4が、ピット(昇降路20の底部)に設置された機器(ピット機器)や昇降路20の壁面に接触するような構造の制振装置では、乗りかご1の移動が妨げられる可能性がある。
The
本実施例によるテールコードの制振装置は、乗りかご1の下部に案内部材40を備え、取付部材4、5及び6が、案内部材40に沿って昇降路20の壁面から離れる方向(図4の右方向)へ移動することができる。すなわち、取付部材4は、取付部材5及び6を介して、案内部材40に沿って昇降路20の壁面から離れる方向へ移動することができる。案内部材40の例としては、レールや溝が挙げられる。図4では、一例として、レールを案内部材40に用いている。
The tail cord damping device according to the present embodiment includes a
乗りかご1が最下階に位置している状態(図1を参照)から更に下降すると、テールコード2は、テンションローラ3に上向きの力を与える。この力により、テンションローラ3は、上に移動し、取付部材4、5及び6は、案内部材40に沿って昇降路20の壁面から離れる方向へ移動する(図4を参照)。
When the
このような構成により、乗りかご1が最下階から更に下降しても、テンションローラ3と取付部材4は、昇降路20の壁面やピットから離れる方向へ移動するので、昇降路20の壁面やピット機器に接触することがなく、乗りかご1の昇降を妨げない。
With such a configuration, even when the
乗りかご1が最下階から更に下降している状態(図4を参照)から上昇するときには、乗りかご1の上昇にともなって、テールコード2がテンションローラ3を上に押す力が弱くなっていき、テンションローラ3がテールコード2に当接しながらテールコード2の変位によって回転し、取付部材4が鉛直方向下向きに回転していく。この動作により、取付部材4、5及び6は、案内部材40に沿って昇降路20の壁面に近づく方向へ移動していき、図1に示したような状態に戻る。
When the
図5を用いて、本発明の実施例3によるエレベーターのテールコードの制振装置を説明する。図5は、実施例3によるテールコードの制振装置の概略を示す模式図であり、乗りかご1が最下階に位置している状態を示す側面図である。図5において図3と同一の符号は図3と同一の構成要素を示し、これらの構成要素についての説明は省略する。
The elevator tail cord vibration damping device according to the third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 5 is a schematic diagram showing an outline of the tail cord damping device according to the third embodiment, and is a side view showing a state where the
本実施例によるテールコードの制振装置は、テールコードが複数本(図5の例では2本)あるエレベーターに対して適用可能である。図5に示すように、乗りかご1の下部と昇降路20の壁面との間に、2本のテールコード2、30が設けられている。これらのテールコードのうち、上方に位置するテールコード2には、取付部材4に回動自在に支持されたテンションローラ3が当接する。
The tail cord damping device according to the present embodiment is applicable to an elevator having a plurality of tail cords (two in the example of FIG. 5). As shown in FIG. 5, two
取付部材4には、更に、第2の取付部材10が回動自在に設けられる。第2の取付部材10は、取付部材4から延出し、一端側が取付部材4に回動自在に支持され、他端側には第2のテンションローラ11が回動自在に設けられる。第2のテンションローラ11は、第2の取付部材10の他端側に回動自在に支持され、テールコード30に当接してテールコード30の変位によって(すなわち、屈曲部30Rの位置の変位によって)回動し、主に第2のテンションローラ11と第2の取付部材10の重量によりテールコード30に張力を与える。
The mounting
第2のテンションローラ11は、テンションローラ3と同様の回動部材であり、第2の取付部材10は、取付部材4と同様に長尺形状である。第2のテンションローラ11のテールコード30に対する動作や作用は、テンションローラ3のテールコード2に対する動作や作用と同じなので、説明を省略する。
The
このように、テンションローラ3を取付部材4に設け、第2のテンションローラ11を第2の取付部材10を介して取付部材4に設けることで、テンションローラ3と第2のテンションローラ11は、テールコード2、30のそれぞれに対して自重による張力以上の張力を与えることができる。従って、本実施例によるテールコードの制振装置は、実施例1によるテールコードの制振装置と同様に、テールコード2、30の振動の固有周期を短くすることができ、テールコード2、30の揺れを抑制することができる。
Thus, by providing the
テールコードが3本以上あるエレベーターに対しても、それぞれのテールコードに対して取付部材を介してテンションローラを設けることで、それぞれのテールコードの揺れを抑制することができる。 Even in an elevator having three or more tail cords, it is possible to suppress the swing of each tail cord by providing a tension roller for each tail cord via an attachment member.
図6A、図6Bは、テールコードが3本あるエレベーターにおける、テールコードの制振装置の概略を示す模式図であり、乗りかご1が最下階に位置している状態を示す側面図である。3本のテールコード2、30及び50のそれぞれに当接するように、テンションローラ3、第2のテンションローラ11、及び第3のテンションローラ52をそれぞれ設ける。第3のテンションローラ52は、第3の取付部材51に回動自在に支持され、屈曲部50Rを有するテールコード50に当接する。第3の取付部材51は、図6Aに示すように、第2の取付部材10から回動自在に延出するように設けてもよいし、図6Bに示すように、取付部材4から回動自在に延出するように設けてもよい。このように、第3の取付部材51は、取付部材4から間接的または直接的に延出するように設ける。
6A and 6B are schematic views showing an outline of a tail cord damping device in an elevator having three tail cords, and are side views showing a state in which the
テールコードが4本以上あるエレベーターに対しても、同様に、取付部材4から間接的または直接的に延出する取付部材に、それぞれのテールコードに当接するテンションローラを回動自在に設けることで、それぞれのテールコードの揺れを抑制することができる。このように、本実施例によるテールコードの制振装置は、テールコードが複数本あるエレベーターに対しても、それぞれのテールコードの揺れを抑制することができる。
Similarly, for an elevator having four or more tail cords, a tension roller that abuts on each tail cord can be rotatably provided on an attachment member that extends indirectly or directly from the
なお、実施例1でも、図3を用いて、テールコードが複数本あるエレベーターのテールコードの揺れを抑制できることを説明した。本実施例によるテールコードの制振装置は、それぞれのテールコードに対してテンションローラが設けられているので、それぞれのテールコードの揺れをより確実に抑制することができる。 In the first embodiment as well, it has been described using FIG. 3 that the tail cord swing of an elevator having a plurality of tail cords can be suppressed. In the tail cord damping device according to the present embodiment, since the tension roller is provided for each tail cord, it is possible to more reliably suppress the shaking of each tail cord.
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形例を含む。例えば、上記の実施例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明は、必ずしも説明した全ての構成を備える態様に限定されるものではない。 In addition, this invention is not limited to said Example, Various modifications are included. For example, the above-described embodiments are described in detail for easy understanding of the present invention, and the present invention is not necessarily limited to an aspect including all the configurations described.
1…乗りかご、2…テールコード、2R…テールコードの屈曲部、3…テンションローラ、4、5、6…取付部材、10…第2の取付部材、11…第2のテンションローラ、20…昇降路、30…テールコード、30R…テールコードの屈曲部、40…案内部材、50R…テールコードの屈曲部、51…第3の取付部材、52…第3のテンションローラ。
DESCRIPTION OF
Claims (4)
一端側は、前記乗りかごの下部に接続され、
他端側は、前記テールコードに当接し、
前記他端側と前記テールコードとが当接する位置は、前記テールコードの変位により変位可能であり、
前記他端側は、前記乗りかごが最下階に位置しているときに、前記テールコードの鉛直方向最下部に形成された屈曲部に当接して前記テールコードに張力を与える、
ことを特徴とするエレベーターのテールコードの制振装置。 In the elevator tail cord damping device that suppresses the swing of the tail cord that is bridged between the wall of the hoistway where the car goes up and down and the car and is displaced by the raising and lowering of the car,
One end side is connected to the lower part of the car,
The other end abuts the tail cord,
The position where the other end side and the tail cord abut can be displaced by the displacement of the tail cord,
The other end side is in contact with a bent portion formed at the lowest vertical direction of the tail cord when the car is located on the lowest floor, and applies tension to the tail cord.
An elevator tail cord damping device characterized by that.
前記一端側には、前記乗りかごの下部に回動自在に支持される取付部材が設けられ、
前記他端側には、前記取付部材に回動自在に支持され前記テールコードに当接する回動部材が設けられるエレベーターのテールコードの制振装置。 In the elevator tail cord vibration damping device according to claim 1,
The one end side is provided with a mounting member that is rotatably supported by the lower part of the car,
An elevator tail cord vibration damping device provided with a turning member that is rotatably supported by the mounting member and abutted against the tail cord on the other end side.
前記乗りかごの下部に設けられた案内部材を更に備え、
前記一端側は、前記案内部材に沿って移動可能であるエレベーターのテールコードの制振装置。 In the elevator tail cord vibration damping device according to claim 2,
A guide member provided at a lower portion of the car;
The one end side is a vibration damping device for an elevator tail cord that is movable along the guide member.
前記回動部材を複数備え、
前記回動部材のそれぞれは、複数の前記テールコードのそれぞれに当接し、前記取付部材から延出する部材に回動自在に支持されるエレベーターのテールコードの制振装置。 In the elevator tail cord vibration damping device according to claim 2,
A plurality of the rotating members are provided,
Each of the rotating members abuts against each of the plurality of tail cords, and is an elevator tail cord damping device that is rotatably supported by a member extending from the mounting member.
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