JP2015098909A - On-off valve - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば、エアコン・冷凍機などの空気調和機の冷媒循環回路などに用いられ、弁体の動作により流体の流れを制御する開閉弁に関する。 The present invention relates to an on-off valve that is used in, for example, a refrigerant circulation circuit of an air conditioner such as an air conditioner or a refrigerator, and controls the flow of fluid by the operation of a valve body.
従来、開閉弁、例えば、パイロット弁を備えたパイロット式の電磁弁は、特許文献1(特開2003−222261号公報)などに開示されるように構成されている。 2. Description of the Related Art Conventionally, an on-off valve, for example, a pilot type electromagnetic valve provided with a pilot valve is configured as disclosed in Patent Document 1 (Japanese Patent Laid-Open No. 2003-222261).
図17は、従来のパイロット式の電磁弁100の縦断面図、図18は、図17の部分拡大断面図、図19〜図21は、電磁弁100の作動状態を説明する部分拡大断面図である。
17 is a longitudinal sectional view of a conventional pilot-
すなわち、図17に示したように、従来のパイロット式の電磁弁100は、主弁102を備えた制御部104を備えている。また、この電磁弁100の制御部104は、駆動部106が挿通された電磁コイル108を備えている。
That is, as shown in FIG. 17, the conventional pilot-type
そして、電磁コイル108は、巻線が巻かれたボビン110を備えており、ボビン110の周囲を囲むようにモールド樹脂112でモールドされている。さらに、電磁コイル108は、磁気フレーム114の内部に装着され、磁気フレーム114を介して駆動部106に固定されている。
The
すなわち、磁気フレーム114の底板部116の中央部に形成された駆動部挿通孔118、ボビン110の駆動部挿通孔120に、駆動部106が挿通されている。そして、駆動部106の吸引子122の上部に形成されたメネジ124に、磁気フレーム114の上板部126の中央部に形成されたボルト挿通孔128を介して、締結ボルト130が螺合されている。
That is, the
これにより、電磁コイル108が駆動部106に挿通して固定され、電磁弁100の制御部104が構成されている。
Thereby, the
また、駆動部106は、プランジャーケース132を備え、このプランジャーケース132内に上下に移動可能なプランジャー134を備えている。そして、吸引子122とプランジャー134との間に、プランジャー134を下方に、すなわち、弁座150の方向に主弁102を付勢するコイルバネ138aが介装されている。
The
すなわち、コイルバネ138aは、プランジャー134の吸引子122の側に形成されたバネ装着孔140と吸引子122との間に介装されている。
That is, the
さらに、電磁弁100は、弁本体142を備えており、弁本体142に形成された弁室146内に主弁102が収容されるとともに、弁本体142に形成された弁座150に、主弁102が離接するように構成されている。
Further, the
また、主弁102の弁座150に当接する部分は、図18の拡大図に示したように、先端に向かって径が減少する傾斜したテーパー面102aが形成されている。
Further, as shown in the enlarged view of FIG. 18, a portion of the
さらに、主弁102の中間のフランジ102cと、弁本体142の底部に形成されたコイルバネ収容溝部142aとの間に、圧縮状態でコイルバネ138bが介装され、主弁102を弁本体142に形成された弁座150から離反する方向に付勢している。
Further, a
また、この主弁102には、その中央部分に上下に貫通するパイロット通路152が形成され、このパイロット通路152の上部にパイロット弁座154が設けられている。そして、プランジャー134の下端には、このパイロット弁座154に離接する球状のパイロット弁156が設けられている。
The
すなわち、パイロット弁156は、プランジャー134の下端134aをカシメ加工することによって、プランジャー134の下端134aから下方に突出する状態で取り付けられている。
That is, the
一方、弁本体142には、例えば、冷媒などの流体を流入させる一次側流路158と、流体を排出するための二次側流路160が形成されている。
On the other hand, the
なお、弁本体142には、弁座150に弁ポート162が形成されている。
The
さらに、主弁102と弁本体142の上部に形成された弁室146の内壁との間のクリアランスにより、環状の副流路164が形成されている。また、弁本体142には、主弁102に対してプランジャー134側に、空間であるパイロット弁室146aが形成されており、副流路164を介して、パイロット弁室146aと一次側流路158側が連通するように構成されている。
Furthermore, an
また、弁本体142の内周壁142bには、弁体である主弁102の外周壁102dと弁本体142の内周壁142bとの間に、一次側流路158と連通する拡径流路溝166が形成されている。
In addition, the inner
このような電磁弁100は、図19〜図20に示したように作動される。
Such a
すなわち、電磁コイル108への通電を遮断した状態では、プランジャー134が、コイルバネ138aの付勢力により、吸引子122から離反する方向に移動する。
That is, in a state where the energization to the
これにより、図18に示したように、プランジャー134の下端に形成されたパイロット弁156が、主弁102のパイロット通路152の上部に形成されたパイロット弁座154に当接する方向に移動して、パイロット通路152が閉止されることになる。
As a result, as shown in FIG. 18, the
また、このプランジャー134の吸引子122から離反する方向への移動によって、弁本体142に形成された弁座150に、主弁102が当接して、弁座150に形成された弁ポート162が閉止される。
Further, when the
この状態で、高圧側である一次側流路158の流体が、主弁102の外周に形成された副流路164を介して、弁本体142のパイロット弁室146aに流入して、パイロット弁室146aが高圧になり、主弁102が弁座150に当接する方向に付勢されている状態となる。
In this state, the fluid in the primary
一方、電磁弁100の電磁コイル108に通電することにより、図19に示したように、プランジャー134が、コイルバネ138aの付勢力に抗して吸引子122方向に移動する。
On the other hand, by energizing the
これにより、図19に示したように、プランジャー134の下端に形成されたパイロット弁156が、主弁102のパイロット通路152の上部に形成されたパイロット弁座154から離反する方向に移動して、パイロット通路152が開かれることになる。
Accordingly, as shown in FIG. 19, the
その結果、図20の矢印Eで示したように、弁本体142のパイロット弁室146a内の高圧の流体が、パイロット通路152を介して、低圧側である二次側流路160に排出される。これにより、パイロット弁室146a内の圧力が低下して、高圧側である一次側流路158の流体との差圧によって、図21に示したように、主弁102が弁座150から離反する方向に移動して、弁ポート162が開放されるように構成されている。
As a result, as shown by an arrow E in FIG. 20, the high-pressure fluid in the
なお、この際、高圧側である一次側流路158から、図20の矢印Fで示したように、一次側流路158から直接、弁ポート162に流れ込む流れだけでなく、一次側流路158と連通する拡径流路溝166を介しても、主弁102の下端への流れが生じて、これらの流れにより、図20に示したように、主弁102が弁座150から離反する方向に移動するように構成されている。
At this time, not only the flow flowing directly from the
なお、拡径流路溝166により弁室146の容積が拡大されることで、全開時の最大流量が多くなる。また、コイルバネ138bは、無差圧時においても主弁102が弁座150から離反する方向に移動できる程度のバネ力の比較的弱いバネから構成されている。
In addition, when the volume of the
しかしながら、このような従来のパイロット式の電磁弁100では、図18の弁閉した状態において、弁本体142の内周壁142bに形成された一次側流路158と連通する拡径流路溝166の弁ポート側の隅角部166aが、主弁102の外周面の弁ポート162側の隅角部102bよりも下方に位置することになる。
However, in such a conventional pilot-
このため、図18の弁閉状態から、図21の弁開状態に至る際に、図20の矢印Fで示したように、流量の極めて大きい、高圧側である一次側流路158から、拡径流路溝166を介して、主弁102の下端へ至る流れが生じてしまうことになる。
For this reason, when the valve closed state of FIG. 18 is reached and the valve open state of FIG. 21 is reached, as shown by the arrow F in FIG. A flow to the lower end of the
このめ、図11の流量特性を示すグラフの一点鎖線で示したように、この急激な流れの作用によって、急激に主弁102が弁座150から離反する方向に移動してしまい、衝撃圧力が発生して、配管、開閉弁である電磁弁自体、ならびに、配管に配設したその他の装置の寿命が短くなるとともに、衝撃音などの異音、ノイズが発生する原因ともなる。
For this reason, as indicated by the alternate long and short dash line in the graph showing the flow characteristics in FIG. 11, the action of this rapid flow causes the
また、このように図20の矢印Fで示したように、高圧側である一次側流路158から、拡径流路溝166を介して、主弁102の下端への流量の極めて大きい流れが生じるので、弁本体142のパイロット弁室146a内の高圧の流体が、パイロット通路152を介して、低圧側である二次側流路160に排出される流れが阻害されてしまい、パイロット弁156の作動不良となって、電磁弁100自体の作動も不良となる。
In addition, as shown by the arrow F in FIG. 20, a flow with a very large flow rate is generated from the primary
一方、図21の弁開状態から、図18の弁閉状態に至る際に、図20の矢印Fで示したように、高圧側である一次側流路158から、拡径流路溝166を介して、主弁102の下端への流れが生じているので、主弁102が弁座150の方向に急激に引き込まれてしまい、衝撃圧力が発生して、配管、開閉弁である電磁弁自体、配管に配設したその他の装置の寿命が短くなるとともに、衝撃音などの異音、ノイズが発生する原因ともなる。
On the other hand, when the valve opened state of FIG. 21 is reached and the valve closed state of FIG. 18 is reached, as indicated by the arrow F in FIG. 20, the primary
本発明は、このような現状に鑑み、弁閉状態から弁開状態に至る際に、高圧側である一次側流路から、拡径流路溝を介して、弁体の下端へ至る流れが急激に生じてしまうことがなく、この急激な流れによって、弁体が弁座から急激に離反することがなく、衝撃圧力が発生せず、配管、開閉弁自体、ならびに、配管に配設したその他の装置の寿命が長くなるとともに、衝撃音などの異音、ノイズが発生することのない開閉弁を提供することを目的とする。 In view of such a current situation, the present invention has a rapid flow from the primary side flow path on the high pressure side to the lower end of the valve body through the enlarged diameter flow path groove from the valve closed state to the valve open state. This abrupt flow prevents the valve element from abruptly separating from the valve seat, does not generate an impact pressure, and the piping, the on-off valve itself, and other pipes An object of the present invention is to provide an on-off valve that extends the life of the apparatus and does not generate abnormal noise such as impact noise or noise.
また、本発明は、弁開状態から弁閉状態に至る際に、高圧側である一次側流路から、拡径流路溝を介して、弁体の下端へ至る流れが急激に生じず、この急激な流れによって、弁体が弁座の方向に急激に引き込まれることがなく、弁体が弁座に対して急激に当接せず、衝撃圧力が発生せず、配管、開閉弁自体、ならびに、配管に配設したその他の装置の寿命が長くなるとともに、衝撃音などの異音、ノイズが発生することのない開閉弁を提供することを目的とする。 Further, according to the present invention, when going from the valve open state to the valve closed state, the flow from the primary side flow path on the high pressure side to the lower end of the valve body through the enlarged diameter flow path groove does not occur abruptly. Due to the abrupt flow, the valve body is not suddenly pulled in the direction of the valve seat, the valve body does not abruptly contact the valve seat, impact pressure is not generated, piping, the on-off valve itself, and Another object of the present invention is to provide an on-off valve in which the life of other devices arranged in the piping is extended and no abnormal noise such as impact noise or noise is generated.
また、本発明は、弁閉状態から弁開状態に至る際、弁開状態から弁閉状態に至る際に、高圧側である一次側流路から、拡径流路溝を介して、主弁の下端へ至る流れが急激に生じてしまうことがなく、この急激な流れによって、主弁が弁座に対して急激に接離することなく、衝撃圧力が発生せず、配管、開閉弁自体、ならびに、配管に配設したその他の装置の寿命が長くなるとともに、衝撃音などの異音、ノイズが発生することがなく、しかも、パイロット弁の作動不良もないパイロット式の開閉弁を提供することを目的とする。 Further, the present invention provides a configuration in which the main valve is connected from the primary side flow path on the high pressure side through the enlarged diameter flow path groove when the valve is closed from the valve closed state to the valve open state. The flow to the lower end does not occur abruptly, and this rapid flow prevents the main valve from abruptly contacting and leaving the valve seat, no impact pressure is generated, piping, the on-off valve itself, and To provide a pilot-type on-off valve in which the life of other devices arranged in the piping is prolonged, abnormal noise such as impact noise and noise are not generated, and there is no malfunction of the pilot valve. Objective.
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の開閉弁は、
弁体が弁本体に形成した弁座に対して離間する方向に移動して、前記弁座に設けた弁ポートを開放するように構成した開閉弁であって、
前記弁本体の内周壁には、前記弁体の外周壁と弁本体の内周壁との間に、拡径流路溝が形成されるとともに、
前記拡径流路溝の弁ポート側の隅角部が、弁閉時の弁体の弁ポート側の端部の位置よりも、弁開方向に位置するように形成され、
前記弁本体の内周壁には、前記拡径流路溝の弁ポート側に、弁閉時から弁開途中まで絞り流路が形成されるように構成されていることを特徴とする。
The present invention has been invented in order to achieve the problems and objects in the prior art as described above.
An on-off valve configured to open a valve port provided in the valve seat by moving in a direction away from the valve seat formed in the valve body;
In the inner peripheral wall of the valve body, an enlarged flow passage groove is formed between the outer peripheral wall of the valve body and the inner peripheral wall of the valve body,
The corner portion on the valve port side of the enlarged flow channel is formed so as to be positioned in the valve opening direction rather than the position of the end portion on the valve port side of the valve body when the valve is closed,
In the inner peripheral wall of the valve body, a throttle channel is formed on the valve port side of the diameter-enlarged channel groove from when the valve is closed to when the valve is being opened.
このように構成することによって、弁本体の内周壁には、弁体の外周壁と弁本体の内周壁との間に、拡径流路溝が形成されており、拡径流路溝の弁ポート側の隅角部が、弁閉時の弁体の弁ポート側の端部の位置よりも、弁開方向に位置するように形成されているので、弁本体の内周壁には、拡径流路溝の弁ポート側に、弁閉時から弁開途中まで絞り流路が形成されている。 By configuring in this way, an enlarged flow passage groove is formed on the inner peripheral wall of the valve body between the outer peripheral wall of the valve body and the inner peripheral wall of the valve main body, and the valve port side of the enlarged flow passage groove Since the corner portion of the valve body is formed so as to be positioned in the valve opening direction rather than the position of the valve port side end portion of the valve body when the valve is closed, the diameter expansion channel groove is formed in the inner peripheral wall of the valve body. A throttle channel is formed on the valve port side from when the valve is closed to when the valve is being opened.
これによって、弁閉時から弁開途中まで絞り流路が形成されている状態であるので、絞り流路を介して流れが緩やかになり、弁閉状態から弁開状態に至る際に、高圧側である一次側流路から、拡径流路溝を介して、弁体の下端へ至る流れが急激に生じてしまうことがなく緩やかな流れとなる。 As a result, the throttle flow path is formed from when the valve is closed to the middle of the valve opening, so that the flow becomes gentle via the throttle flow path, and when the valve is closed from the valve closed state to the valve open state, The flow from the primary side flow path to the lower end of the valve body through the enlarged diameter flow path groove does not occur abruptly and becomes a gentle flow.
その結果、この緩やかな流れによって、弁体が弁座に対して急激に離反することなく、緩やかに離反して、衝撃圧力が発生せず、配管、開閉弁自体、ならびに、配管に配設したその他の装置の寿命が長くなるとともに、衝撃音などの異音、ノイズが発生することがない開閉弁を提供することができる。 As a result, the gradual flow does not cause the valve body to move away from the valve seat abruptly. It is possible to provide an on-off valve in which the lifetime of other devices is extended and no abnormal noise such as impact noise or noise is generated.
また、弁半開状態から弁閉時直前まで絞り流路が形成されている状態であるので、絞り流路を介して流れが緩やかになり、弁開状態から弁閉状態に至る際に、高圧側である一次側流路から、拡径流路溝を介して、弁体の下端へ至る流れが急激に生じてしまうことがなく緩やかな流れとなる。 In addition, since the throttle flow path is formed from the half-open state of the valve to just before the valve is closed, the flow becomes gentle through the throttle flow path, and when the valve is opened from the valve open state to the valve closed state, The flow from the primary side flow path to the lower end of the valve body through the enlarged diameter flow path groove does not occur abruptly and becomes a gentle flow.
その結果、弁体が弁座の方向に急激に引き込まれることがなく、弁体が弁座に対して急激に当接しないので、衝撃圧力が発生せず、配管、開閉弁自体、ならびに、配管に配設したその他の装置の寿命が長くなるとともに、衝撃音などの異音、ノイズが発生することのない開閉弁を提供することができる。 As a result, the valve body is not pulled suddenly in the direction of the valve seat, and the valve body does not abruptly contact the valve seat, so no impact pressure is generated, and the piping, the on-off valve itself, and the piping It is possible to provide an on-off valve in which the life of the other devices arranged in is increased and no abnormal noise such as impact noise or noise is generated.
また、本発明の開閉弁は、前記弁本体の内周壁には、前記拡径流路溝の弁ポート側に、弁閉時から弁開途中まで絞り流路が形成されるように、絞り壁面が形成されていることを特徴とする。 The on-off valve of the present invention has a throttle wall surface on the inner peripheral wall of the valve body so that a throttle channel is formed on the valve port side of the enlarged-diameter channel groove from when the valve is closed to when the valve is in the middle of opening. It is formed.
このように弁本体の内周壁には、拡径流路溝の弁ポート側に、弁閉時から弁開途中まで絞り流路が形成されるように、絞り壁面が形成されているので、絞り壁面を介して流れが緩やかに案内されることになり、弁閉状態から弁開状態に至る際に、高圧側である一次側流路から、拡径流路溝を介して、弁体の下端へ至る流れが急激に生じてしまうことがなく緩やかな流れとなる。 In this way, the throttle wall surface is formed on the inner peripheral wall of the valve body so that the throttle channel is formed on the valve port side of the enlarged flow channel groove from the time of closing the valve to the middle of the valve opening. The flow is gently guided through the valve, and when the valve is closed from the valve closed state to the valve open state, the primary side flow path on the high pressure side reaches the lower end of the valve body via the enlarged diameter flow path groove. The flow does not suddenly occur and becomes a gentle flow.
また、本発明の開閉弁は、前記絞り壁面が、前記弁体の外周壁と平行な壁面で形成されていることを特徴とする。 The on-off valve of the present invention is characterized in that the throttle wall surface is formed by a wall surface parallel to the outer peripheral wall of the valve body.
このように構成することによって、絞り壁面が、弁体の外周壁と平行な壁面で形成されているので、弁閉時から弁開途中まで一定の流路断面積の絞り流路が形成されている状態であるので、絞り流路を介して流れが一定で緩やかになる。 By configuring in this way, the throttle wall surface is formed by a wall surface parallel to the outer peripheral wall of the valve body, so that a throttle channel having a constant channel cross-sectional area is formed from when the valve is closed to when the valve is being opened. Therefore, the flow is constant and gentle through the throttle channel.
これにより、弁閉状態から弁開状態に至る際、弁開状態から弁閉状態に至る際に、高圧側である一次側流路から、拡径流路溝を介して、弁体の下端へ至る流れが急激に生じてしまうことがなく、絞り流路を介して流れが一定で緩やかになる。 Accordingly, when the valve is closed from the valve closed state to the valve open state, when the valve open state is reached, the valve reaches the lower end of the valve body from the primary side flow path on the high pressure side through the enlarged diameter flow path groove. The flow does not occur abruptly, and the flow is constant and gentle through the throttle channel.
このため、この緩やかな一定の流れによって、弁体が弁座に対して急激に接離することなく、衝撃圧力が発生せず、配管、開閉弁自体、ならびに、配管に配設したその他の装置の寿命が長くなるとともに、衝撃音などの異音、ノイズが発生することがない。 For this reason, the gentle constant flow prevents the valve element from abruptly coming into contact with the valve seat, does not generate impact pressure, and the piping, the on-off valve itself, and other devices installed in the piping. The life of the battery will be longer, and no abnormal noise such as impact noise or noise will occur.
また、本発明の開閉弁は、前記拡径流路溝には、前記絞り壁面に至るように、弁ポート側に傾斜する傾斜案内面が形成されていることを特徴とする。 The on-off valve of the present invention is characterized in that an inclined guide surface that is inclined toward the valve port side is formed in the enlarged diameter flow channel so as to reach the throttle wall surface.
このように構成することによって、絞り壁面に至るように、拡径流路溝に形成された弁ポート側に傾斜する傾斜案内面によって、高圧側である一次側流路から、拡径流路溝、絞り流路を介して、弁体の下端へ至る流れが効率よく緩やかに流れることになる。 By configuring in this way, the diameter-increasing channel groove, the restriction from the primary-side channel on the high-pressure side by the inclined guide surface inclined toward the valve port formed in the diameter-enlarging channel groove so as to reach the throttle wall surface. The flow to the lower end of the valve element flows efficiently and gently through the flow path.
また、本発明の開閉弁は、前記絞り壁面が、弁本体の内周壁の全周に形成されていることを特徴とする。 The on-off valve of the present invention is characterized in that the throttle wall surface is formed on the entire circumference of the inner peripheral wall of the valve body.
このように構成することによって、絞り壁面が、弁本体の内周壁の全周に形成されているので、弁本体の内周壁の全周にわたって絞り流路が形成されている状態である。従って、弁体の下端へ至る流れが、弁体の下端全周にわたって、絞り流路を介して流れが一定で緩やかになる。 By configuring in this manner, the throttle wall surface is formed on the entire circumference of the inner peripheral wall of the valve body, so that the throttle channel is formed over the entire circumference of the inner peripheral wall of the valve body. Therefore, the flow to the lower end of the valve body becomes constant and gentle through the throttle channel over the entire circumference of the lower end of the valve body.
このため、この緩やかな一定の流れによって、弁体が弁座に対して急激に接離することなく、衝撃圧力が発生せず、配管、開閉弁自体、ならびに、配管に配設したその他の装置の寿命が長くなるとともに、衝撃音などの異音、ノイズが発生することがない。 For this reason, the gentle constant flow prevents the valve element from abruptly coming into contact with the valve seat, does not generate impact pressure, and the piping, the on-off valve itself, and other devices installed in the piping. The life of the battery will be longer, and no abnormal noise such as impact noise or noise will occur.
また、本発明の開閉弁は、前記絞り壁面が、弁本体の内周壁の一部に形成されていることを特徴とする。
このように、絞り壁面が、弁本体の内周壁の一部に形成されていても良い。
The on-off valve of the present invention is characterized in that the throttle wall surface is formed on a part of the inner peripheral wall of the valve body.
Thus, the throttle wall surface may be formed on a part of the inner peripheral wall of the valve body.
また、本発明の開閉弁は、前記絞り壁面が、弁本体の内周壁に一定間隔離間して複数個形成されていることを特徴とする。
このように、絞り壁面が、弁本体の内周壁に一定間隔離間して複数個形成されていても良い。
Moreover, the on-off valve of the present invention is characterized in that a plurality of the throttle wall surfaces are formed on the inner peripheral wall of the valve body at a predetermined interval.
In this way, a plurality of throttle wall surfaces may be formed on the inner peripheral wall of the valve body at a predetermined interval.
また、本発明の開閉弁は、前記傾斜案内面が、前記絞り壁面に対応して形成されていることを特徴とする。
このように、傾斜案内面が、前記絞り壁面に対応して形成されていても良い。
The on-off valve of the present invention is characterized in that the inclined guide surface is formed corresponding to the throttle wall surface.
Thus, the inclined guide surface may be formed corresponding to the diaphragm wall surface.
また、本発明の開閉弁は、前記弁体の外周壁には、縮径した段部が形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、縮径した段部によって、拡径流路溝と弁体の外周壁とで構成される流路の流路断面積が増加することになるので、弁体の下端へ至る流れが効率よく流れ、全開時の最大流量を多くすることができる。
The on-off valve of the present invention is characterized in that a stepped portion having a reduced diameter is formed on the outer peripheral wall of the valve body.
By configuring in this way, the flow path cross-sectional area of the flow path constituted by the enlarged flow path groove and the outer peripheral wall of the valve body is increased by the stepped portion having a reduced diameter. The flow to reach efficiently, and the maximum flow rate when fully opened can be increased.
また、本発明の開閉弁は、前記弁体が、前記弁座に形成した弁ポートを開閉する主弁と、流路に連通するパイロット通路を開閉するパイロット弁とを備えたパイロット式の開閉弁であることを特徴とする。 The on-off valve of the present invention is a pilot-type on-off valve in which the valve body includes a main valve that opens and closes a valve port formed in the valve seat, and a pilot valve that opens and closes a pilot passage communicating with the flow path. It is characterized by being.
このように構成することによって、高圧側である一次側流路から、拡径流路溝を介して、主弁の下端への流れが緩やかな一定の流れとなるので、弁本体のパイロット弁室内の高圧の流体が、パイロット通路を介して、低圧側である二次側流路に排出される流れが阻害されることがなく、パイロット弁の作動不良もないパイロット式の開閉弁を提供することができる。 By configuring in this way, the flow from the primary side flow path on the high pressure side to the lower end of the main valve via the enlarged diameter flow path groove becomes a gentle and constant flow. It is possible to provide a pilot-type on-off valve in which a flow of high-pressure fluid through a pilot passage is not obstructed and is not obstructed and does not cause malfunction of the pilot valve. it can.
また、本発明の開閉弁は、
前記主弁と、弁本体との間に圧縮状態でコイルバネが介装され、前記主弁を弁本体に設けた弁座から離反する方向に付勢しているとともに、
前記コイルバネが、前記拡径流路溝よりも上方の位置に配置されていることを特徴とする。
The on-off valve of the present invention is
A coil spring is interposed in a compressed state between the main valve and the valve body, and the main valve is biased in a direction away from a valve seat provided in the valve body,
The coil spring is disposed at a position above the enlarged-diameter channel groove.
このように構成することによって、コイルバネが、拡径流路溝よりも上方の位置に配置されているので、高圧側である一次側流路から、拡径流路溝、絞り流路を介して、弁体である主弁の下端へ至る流れが阻害されず、効率良く流れることになる。 By configuring in this way, the coil spring is disposed at a position above the enlarged flow passage groove, so that the valve is passed from the primary flow passage on the high pressure side through the enlarged flow passage groove and the throttle passage. The flow to the lower end of the main valve, which is the body, is not hindered and flows efficiently.
また、本発明の開閉弁は、
前記開閉弁が、電磁コイルの通電により移動するプランジャーと、
前記プランジャーと対峙して配置される吸引子と、
前記プランジャーの移動に対応して移動する弁体とを備え、
前記電磁コイルに通電することによって、プランジャーが吸引子側に移動して、弁体が弁本体に形成した弁座に対して離間する方向に移動して、前記弁座に形成した弁ポートを開放するように構成した電磁弁であることを特徴とする。
The on-off valve of the present invention is
A plunger that moves when the on-off valve is energized by an electromagnetic coil;
An aspirator disposed opposite the plunger;
A valve body that moves in response to the movement of the plunger,
By energizing the electromagnetic coil, the plunger moves to the attractor side, the valve body moves in a direction away from the valve seat formed on the valve body, and the valve port formed on the valve seat The electromagnetic valve is configured to be opened.
本発明によれば、弁本体の内周壁には、弁本体の内周壁には、弁体の外周壁と弁本体の内周壁との間に、拡径流路溝が形成されており、拡径流路溝の弁ポート側の隅角部が、弁閉時の弁体の弁ポート側の端部の位置よりも、弁開方向に位置するように形成されているので、弁本体の内周壁には、拡径流路溝の弁ポート側に、弁閉時から弁開途中まで絞り流路が形成されている。 According to the present invention, the inner peripheral wall of the valve body has an enlarged flow passage groove formed between the outer peripheral wall of the valve body and the inner peripheral wall of the valve body on the inner peripheral wall of the valve body. Since the corner on the valve port side of the channel groove is formed so as to be positioned in the valve opening direction rather than the position of the valve port end of the valve body when the valve is closed, it is formed on the inner peripheral wall of the valve body. Has a throttle channel formed on the valve port side of the expanded channel groove from the time when the valve is closed until the valve is being opened.
これによって、弁閉時から弁開途中まで絞り流路が形成されている状態であるので、絞り流路を介して流れが緩やかになり、弁閉状態から弁開状態に至る際に、高圧側である一次側流路から、拡径流路溝を介して、弁体の下端へ至る流れが急激に生じてしまうことがなく緩やかな流れとなる。 As a result, the throttle flow path is formed from when the valve is closed to the middle of the valve opening, so that the flow becomes gentle via the throttle flow path, and when the valve is closed from the valve closed state to the valve open state, The flow from the primary side flow path to the lower end of the valve body through the enlarged diameter flow path groove does not occur abruptly and becomes a gentle flow.
その結果、この緩やかな流れによって、弁体が弁座に対して急激に離反することなく、緩やかに離反して、衝撃圧力が発生せず、配管、開閉弁自体、ならびに、配管に配設したその他の装置の寿命が長くなるとともに、衝撃音などの異音、ノイズが発生することがない開閉弁を提供することができる。 As a result, the gradual flow does not cause the valve body to move away from the valve seat abruptly. It is possible to provide an on-off valve in which the lifetime of other devices is extended and no abnormal noise such as impact noise or noise is generated.
また、弁半開状態から弁閉時直前まで絞り流路が形成されている状態であるので、絞り流路を介して流れが緩やかになり、弁開状態から弁閉状態に至る際に、高圧側である一次側流路から、拡径流路溝を介して、弁体の下端へ至る流れが急激に生じてしまうことがなく緩やかな流れとなる。 In addition, since the throttle flow path is formed from the half-open state of the valve to just before the valve is closed, the flow becomes gentle through the throttle flow path, and when the valve is opened from the valve open state to the valve closed state, The flow from the primary side flow path to the lower end of the valve body through the enlarged diameter flow path groove does not occur abruptly and becomes a gentle flow.
その結果、弁体が弁座の方向に急激に引き込まれることがなく、弁体が弁座に対して急激に当接しないので、衝撃圧力が発生せず、配管、開閉弁自体、ならびに、配管に配設したその他の装置の寿命が長くなるとともに、衝撃音などの異音、ノイズが発生することのない開閉弁を提供することができる。 As a result, the valve body is not pulled suddenly in the direction of the valve seat, and the valve body does not abruptly contact the valve seat, so no impact pressure is generated, and the piping, the on-off valve itself, and the piping It is possible to provide an on-off valve in which the life of the other devices arranged in is increased and no abnormal noise such as impact noise or noise is generated.
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments (examples) of the present invention will be described in more detail with reference to the drawings.
図1は、本発明の開閉弁10の縦断面図、図2は、図1の部分拡大断面図、図3(A)は、本発明の開閉弁10の弁本体52の部分断面斜視図、図3(B)は、本発明の開閉弁10の弁本体52の部分斜視図、図4は、本発明の開閉弁10の作動状態を説明する部分拡大断面図、図5は、本発明の開閉弁10の弁開直後の流れ状態を説明する部分拡大断面図、図6は、本発明の開閉弁10の全開状態での流れ状態を説明する部分拡大断面図、図7は、本発明の開閉弁10の弁閉直前の流れ状態を説明する部分拡大断面図である。
1 is a longitudinal sectional view of an on-off
図1において、符号10は、全体で本発明の開閉弁10を示している。
In FIG. 1, the code |
なお、図1は、本発明の開閉弁10を、パイロット弁を備えたパイロット式の電磁弁に適用した実施例を示している。
FIG. 1 shows an embodiment in which the on-off
図1に示したように、本発明の開閉弁10は、主弁12を備えた制御部14を備えている。また、この開閉弁10の制御部14は、駆動部16が挿通された電磁コイル18を備えている。
As shown in FIG. 1, the on-off
そして、電磁コイル18は、巻線が巻かれたボビン20を備えており、ボビン20の周囲を囲むようにモールド樹脂22でモールドされている。さらに、電磁コイル18は、磁気フレーム24の内部に装着され、磁気フレーム24を介して駆動部16に固定されている。
The
すなわち、磁気フレーム24の底板部26の中央部に形成された駆動部挿通孔28、ボビン20の駆動部挿通孔30に、駆動部16が挿通されている。そして、駆動部16の吸引子32の上部に形成されたメネジ34に、磁気フレーム24の上板部36の中央部に形成されたボルト挿通孔38を介して、締結ボルト40が螺合されている。
That is, the
これにより、電磁コイル18が駆動部16に挿通して固定され、開閉弁10の制御部14が構成されている。
Thereby, the
また、駆動部16は、プランジャーケース42を備え、このプランジャーケース42内に上下に移動可能なプランジャー44を備えている。そして、吸引子32とプランジャー44との間に、プランジャー44を下方に、すなわち、弁座60の方向に主弁12を付勢するコイルバネ48aが介装されている。
The
すなわち、コイルバネ48aは、プランジャー44の吸引子32の側に形成されたバネ装着孔50と吸引子32との間に介装されている。
That is, the
さらに、開閉弁10は、弁本体52を備えており、弁本体52に形成された弁室56内に主弁12が収容されるとともに、弁本体52に形成された弁座60に、主弁12が離接するように構成されている。
Further, the on-off
また、主弁12の弁座60に当接する部分には、図2の拡大図に示したように、シール溝12aが形成されており、このシール溝12a内に環状のシール材46が、リング形状の留め具54とともに、主弁12の下端12bをカシメ加工することによって固定されている。
Further, as shown in the enlarged view of FIG. 2, a
さらに、主弁12の上端のフランジ12cと、弁本体52の中央部分の内周側に突設する内周側フランジ52aとの間に、圧縮状態でコイルバネ48bが介装され、主弁12を弁本体52に形成された弁座60から離反する方向に付勢している。
すなわち、図2に示したように、コイルバネ48bが、後述する拡径流路溝76よりも上方の位置に配置されている。
Further, a
That is, as shown in FIG. 2, the
このように構成することによって、コイルバネ48bが、拡径流路溝76よりも上方の位置に配置されているので、高圧側である一次側流路68から、拡径流路溝76、絞り流路78を介して、弁体である主弁12の下端へ至る流れが阻害されず、効率良く流れることになる。
By configuring in this way, the
また、図2の拡大図に示したように、この主弁12には、その中央部分に上下に貫通するパイロット通路62が形成され、このパイロット通路62の上部にパイロット弁座64が設けられている。そして、プランジャー44の下端には、このパイロット弁座64に離接する球状のパイロット弁66が設けられており、このパイロット弁66は、主弁12のプランジャー44側の空間であるパイロット弁室56aに配置されている。
Further, as shown in the enlarged view of FIG. 2, the
すなわち、パイロット弁66は、プランジャー44の下端の固定されたパイロット弁取り付け部材58内に、圧縮状態で介装したコイルバネ48cを介して下方に付勢され、パイロット弁取り付け部材58から下方に突出する状態で取り付けられている。また、パイロット弁取り付け部材58には、パイロット弁室56aと連通する連通路58aが形成されている。
That is, the
一方、図1、図2に示したように、弁本体52には、例えば、冷媒などの流体を流入させる一次側流路68と、流体を排出するための二次側流路70が形成されている。
On the other hand, as shown in FIGS. 1 and 2, the
なお、弁本体52には、弁座60に弁ポート72が形成されている。
In the
さらに、主弁12と弁本体52の上部に形成された弁室56の内壁との間のクリアランスにより、環状の副流路74が形成されており、弁本体52のパイロット弁室56aと一次側流路68側が連通するように構成されている。
Further, an
また、弁本体52の内周壁52bには、弁体である主弁12の外周壁12dと弁本体52の内周壁52bとの間に、一次側流路68と連通する拡径流路溝76が形成されている。
Further, the inner
さらに、図2、図3(A)、図3(B)に示したように、弁本体52の内周壁52bには、拡径流路溝76の弁ポート72側に、後述する図2、図4〜図7で説明するように、弁閉時から弁開途中まで絞り流路78が形成されるように、絞り壁面80が形成されている。
Further, as shown in FIGS. 2, 3A, and 3B, the inner
すなわち、図2の拡大図に示したように、拡径流路溝76の弁ポート72側の隅角部76aが、弁閉時の弁体である主弁12の外周面における弁ポート72側の端部(下端12b)の位置よりも、弁開方向に位置するように形成されている。
これにより、弁本体52の内周壁52bには、拡径流路溝76の弁ポート72側に、後述する図2、図4〜図7で説明するように、弁閉時から弁開途中まで絞り流路78が形成されるように構成されている。
That is, as shown in the enlarged view of FIG. 2, the
As a result, the inner
また、弁本体52の内周壁52bには、拡径流路溝76の弁ポート72側に、弁閉時から弁開途中まで絞り流路78が形成されるように、絞り壁面80が形成されている。
In addition, a
このように弁本体52の内周壁52bには、拡径流路溝76の弁ポート72側に、弁閉時から弁開途中まで絞り流路78が形成されるように、絞り壁面80が形成されているので、絞り壁面80を介して流れが緩やかに案内されることになり、弁閉状態から弁開状態に至る際に、高圧側である一次側流路から、拡径流路溝を介して、弁体の下端へ至る流れが急激に生じてしまうことがなく緩やかな流れとなる。
Thus, the
なお、この実施例では、図3(A)、図3(B)に示したように、絞り壁面80は、弁本体52の内周壁52bの全周(すなわち、一次側流路68以外の部分)に形成されている。
In this embodiment, as shown in FIGS. 3A and 3B, the
このように構成することによって、絞り壁面80が、弁本体52の内周壁52bの全周に形成されているので、弁本体52の内周壁52bの全周にわたって絞り流路78が形成されている状態である。従って、後述するように、弁体である主弁12の下端へ至る流れが、主弁12の下端全周にわたって、絞り流路78を介して流れが一定で緩やかになる。
With this configuration, the
このため、この緩やかな一定の流れによって、主弁12が弁座60に対して急激に接離することなく、衝撃圧力が発生せず、配管、開閉弁自体、ならびに、配管に配設したその他の装置の寿命が長くなるとともに、衝撃音などの異音、ノイズが発生することがない。
For this reason, the gentle constant flow prevents the
また、図2に示したように、この実施例では、絞り壁面80が、弁体である主弁12の外周壁12dと平行な壁面で形成されている。しかしながら、この絞り壁面80は、弁体である主弁12の外周壁12dの形状に応じて適宜変更すれば良く、例えば、図8(A)に示したように、絞り壁面80が、弁ポート72側に傾斜するように構成しても良く、また、図8(B)に示したように、主弁12の外周壁12d、絞り壁面80が、弁ポート側に傾斜する場合に、絞り壁面80が、主弁12の外周壁12dと平行な壁面で形成するように構成しても良く、適宜変更可能である。
Further, as shown in FIG. 2, in this embodiment, the
また、図2の拡大図に示したように、拡径流路溝76の下方の側壁には、絞り壁面80に至るように、弁ポート72側に傾斜する傾斜案内面82が形成されている。このように構成することによって、絞り壁面80に至るように、拡径流路溝76に形成された弁ポート72側に傾斜する傾斜案内面82によって、高圧側である一次側流路68から、拡径流路溝76、絞り流路78を介して、弁体である主弁12の下端へ至る流れが効率よく緩やかに流れることになる。
Further, as shown in the enlarged view of FIG. 2, an
この場合、傾斜案内面82は、図6の弁開状態の拡大図の点線で示したように、傾斜案内面82の弁ポート72側の延長線Lが、弁開(全開)の状態で、弁体である主弁12の下端12b(すなわち、主弁12の弁ポート72側に鉛直方向下向きに最も突出した部分)よりも下方(弁ポート72側)を通過するように形成するのが望ましい。
In this case, the
このように構成することによって、傾斜案内面82の弁ポート72側の延長線Lが、主弁12の下端12bよりも下方(弁ポート72側)を通過するので、傾斜案内面82によって案内された流体が、主弁によって邪魔されることがない。
従って、高圧側である一次側流路68から、拡径流路溝76、絞り流路78を介して、主弁12の下端へ至る流れが、さらに効率よく緩やかに流れることになるとともに、弁開時の流量が大きくなる。
With this configuration, the extension line L on the
Accordingly, the flow from the primary
また、斜案内面82は、図6の弁開状態の拡大図の点線で示したように、傾斜案内面82の弁ポート72側の延長線Lが、弁ポート72の範囲Mを通過するように形成するのが望ましい。
Further, as shown by the dotted line in the enlarged view of the valve opened state in FIG. 6, the
このように構成することによって、傾斜案内面82の弁ポート72側の延長線Lが、弁ポート72の範囲Mを通過するように形成されているので、高圧側である一次側流路68から、拡径流路溝76、絞り流路78を介して、主弁12の下端へ至る流れが、傾斜案内面82によって、弁ポート72の方向に確実に案内されることになる。
これにより、この主弁12の下端へ至る流れが、弁ポート72内に流れ込み易くなり、弁開時の流量が大きくなる。
By configuring in this way, the extension line L on the
As a result, the flow to the lower end of the
さらに、この実施例の開閉弁10では、図6に示したように、傾斜案内面82の弁ポート72側の延長線Lが、弁座60の外周壁60aと交差するように形成されているが、後述する図16に示した実施例のように、傾斜案内面82の弁ポート72側の延長線Lが、弁座60の外周壁60aと交差しないように形成するのが望ましい。
Further, in the on-off
このように構成することによって、傾斜案内面82の弁ポート72側の延長線Lが、弁座60の外周壁60aと交差しないように形成されているので、高圧側である一次側流路68から、拡径流路溝76、絞り流路78を介して、主弁12の下端へ至る流れが、傾斜案内面82に案内される際に、弁座60の外周壁60aによって阻害されることがない。
これにより、この主弁12の下端へ至る流れが、弁ポート72内に直接流れ込み易くなり、弁開時の流量がさらに大きくなる。
With this configuration, the extension line L on the
As a result, the flow to the lower end of the
なお、この場合、斜案内面82の弁ポート72側の延長線Lが、弁座60の外周壁60aだけでなく、弁座60と交差することなく直接弁ポート72に至るように形成されているのが好適である。
In this case, the extension line L on the
さらに、図2の拡大図に示したように、弁体である主弁12の外周壁12dには、縮径した段部84が形成されている。
Further, as shown in the enlarged view of FIG. 2, a stepped
このように構成することによって、縮径した段部84によって、拡径流路溝76と主弁12の外周壁12dとで構成される流路の流路断面積が増加することになるので、弁体である主弁12の下端へ至る流れが効率よく流れ、全開時の最大流量を多くすることができる。
By configuring in this way, the flow path cross-sectional area of the flow path constituted by the enlarged
このように構成される本発明の開閉弁10は、図2、図4〜図7に示したように作動される。
The on-off
すなわち、電磁コイル18への通電を遮断した状態では、プランジャー44が、コイルバネ48aの付勢力により、吸引子32から離反する方向に移動する。
That is, in a state where the energization to the
これにより、図2に示したように、プランジャー44の下端に形成されたパイロット弁66が、主弁12のパイロット通路62の上部に形成されたパイロット弁座64に当接する方向に移動して、パイロット通路62が閉止されることになる。
As a result, as shown in FIG. 2, the
また、このプランジャー44の吸引子32から離反する方向への移動によって、弁本体52に形成された弁座60に、主弁12が当接して、弁座60に形成された弁ポート72が閉止される。
Further, when the
この状態で、高圧側である一次側流路68の流体が、主弁12の外周に形成された副流路74を介して、弁本体52のパイロット弁室56aに流入して、パイロット弁室56aが高圧になり、主弁12が弁座60に当接する方向に付勢されている状態となる。
In this state, the fluid in the primary
なお、この際、高圧側である一次側流路68の流体が、パイロット弁取り付け部材58に形成された連通路58aを介して、パイロット弁66の上方の空間に流入して、パイロット弁66を下方に差圧によって付勢されており、この付勢力とコイルバネ48cの付勢力によって、パイロット通路62が閉止された状態が維持されるようになっている。
At this time, the fluid in the primary-
一方、開閉弁10の電磁コイル18に通電することにより、図4に示したように、プランジャー44が、コイルバネ48aの付勢力に抗して吸引子32方向に移動する。
On the other hand, when the
これにより、図4に示したように、プランジャー44の下端に形成されたパイロット弁66が、主弁12のパイロット通路62の上部に形成されたパイロット弁座64から離反する方向に移動して、パイロット通路62が開かれることになる。
As a result, as shown in FIG. 4, the
その結果、図5の矢印Aで示したように、弁本体52のパイロット弁室56aの高圧の流体が、パイロット通路62を介して、低圧側である二次側流路70に排出される。これにより、パイロット弁室56a内の圧力が低下して、高圧側である一次側流路68の流体との差圧によって、図5に示したように、主弁12が弁座60から離反する方向に移動して、弁ポート72が開放されるように構成されている。なお、コイルバネ48bは、無差圧時においても主弁12が弁座60から離反する方向に移動できる程度のバネ力の比較的弱いバネである。
As a result, as indicated by an arrow A in FIG. 5, the high-pressure fluid in the
なお、この際、高圧側である一次側流路68から、図5の矢印Bで示したように、一次側流路68と連通する拡径流路溝76を介して、主弁12の下端への流れが生じる。
At this time, the primary
また、前述したように、拡径流路溝76の下方の側壁には、絞り壁面80に至るように、弁ポート72側に傾斜する傾斜案内面82が形成されている。このように構成することによって、絞り壁面80に至るように、拡径流路溝76に形成された弁ポート72側に傾斜する傾斜案内面82によって、高圧側である一次側流路68から、拡径流路溝76、絞り流路78を介して、弁体である主弁12の下端へ至る流れが効率よく緩やかに流れることになる。
Further, as described above, the
また、図5の矢印Cで示したように、本発明の開閉弁10の弁開直後には、一次側流路68と連通する拡径流路溝76、絞り流路78を介して、弁体である主弁12の下端への流れが生じて緩やかになる。これにより、弁閉状態から弁開状態に至る際に、高圧側である一次側流路68から、拡径流路溝76を介して、主弁12の下端へ至る流れが急激に生じてしまうことがなく緩やかな流れとなる。
Further, as shown by an arrow C in FIG. 5, immediately after the opening / closing
さらに、絞り流路78を介して、主弁12の下端への流れが緩やかな一定の流れとなるので、弁本体52のパイロット弁室56a内の高圧の流体が、パイロット通路62を介して、低圧側である二次側流路70に排出される流れAが阻害されることがなく、主弁12の作動不良もないパイロット式の開閉弁10を提供することができる。
Furthermore, since the flow toward the lower end of the
その結果、この緩やかな流れによって、主弁12が弁座60に対して急激に離反することなく、緩やかに離反して、衝撃圧力が発生せず、配管、開閉弁10自体、ならびに、配管に配設したその他の装置の寿命が長くなるとともに、衝撃音などの異音、ノイズが発生することがない開閉弁10を提供することができる。なお、図6は、弁開状態の流れを示しており、この状態では、絞り流路78が存在せず、拡径流路溝76の分、流路断面積が増加し、全開時に最大流量を多くすることができる。
As a result, the
さらに、図7の矢印Dで示したように、本発明の開閉弁10の弁閉直前には、弁半開状態から弁閉時直前まで絞り流路78が形成されている状態であるので、絞り流路78を介して流れが緩やかになり、弁開状態から弁閉状態に至る際に、高圧側である一次側流路68から、拡径流路溝76を介して、弁体である主弁12の下端へ至る流れが急激に生じてしまうことがなく緩やかな流れとなる。
Further, as indicated by an arrow D in FIG. 7, the
その結果、主弁12が弁座60の方向に急激に引き込まれることがなく、主弁12が弁座60に対して急激に当接しないので、衝撃圧力が発生せず、配管、開閉弁10自体、ならびに、配管に配設したその他の装置の寿命が長くなるとともに、衝撃音などの異音、ノイズが発生することのない開閉弁10を提供することができる。
As a result, the
図11の流量特性を示すグラフの実線で示したように、本発明の開閉弁10では、図11の流量特性を示すグラフの一点鎖線で示したように、従来のパイロット式の電磁弁100の場合に比較して、急激な弁開、弁閉状態とならず、流量の増加率が小さい領域を含む流量特性となっている。
As shown by the solid line of the graph showing the flow characteristics in FIG. 11, in the on-off
また、図11の流量特性を示すグラフの破線で示したような拡径流路溝76、絞り流路78を形成していない電磁弁200(図12参照)(図12において、本発明の開閉弁10と同じ構成部材には200を足した符号で示している)と比較して、本発明の開閉弁10にように、拡径流路溝76を形成した開閉弁10は、下記に説明するように、全開時の最大流量が多くなっている。
Further, the solenoid valve 200 (see FIG. 12) in which the diameter-expanding
すなわち、図11の流量特性を示すグラフの実線で示したように、本発明の開閉弁10では、(1)の部分では、プランジャー44が全開している状態を示している。そして、(2)の部分では、十分な差圧がついておらず主弁12が上昇してない状態を示している。
That is, as indicated by the solid line in the graph showing the flow rate characteristics of FIG. 11, in the on-off
また、(3)の部分では、十分な差圧がついた後の、主弁12が上昇中の状態を示しており、絞り流路78による絞り効果が効いているため、従来のパイロット式の電磁弁100(一点鎖線)と比較して流量の増加率が小さいことが分かる。
The portion (3) shows a state in which the
さらに、(4)の部分では、主弁12が(3)の状態よりも、さらに上昇している状態を示しており、主弁12の下端が拡径流路溝76を通過したため、絞り流路78による絞り効果がなくなり、流量が急激に増加している状態である。そして、(5)の部分は、主弁12が、弁座60から完全に離反して、弁ポート72が全開した状態を示している。
Further, the portion (4) shows a state in which the
なお、この実施例では、図3(A)、図3(B)に示したように、絞り壁面80が、弁本体52の内周壁52bの全周に形成されているが、図9(A)、図9(B)に示したように、絞り壁面80が、弁本体52の内周壁52bの一部に形成されていても良く、また、図10(A)、図10(B)に示したように、絞り壁面80が、弁本体52の内周壁52bに一定間隔離間して複数個形成されていても良い。
In this embodiment, as shown in FIGS. 3A and 3B, the
この場合、図9(A)〜図10(B)に示したように、傾斜案内面82が、絞り壁面80に対応して形成されているが、図示しないが、傾斜案内面82が、絞り壁面80に対応して形成されていなくても良い。
In this case, as shown in FIGS. 9A to 10B, the
図13は、本発明の開閉弁10の別の実施例の弁閉状態を示す図1と同様な縦断面図、図14は、図13の開閉弁10の弁開状態を示す縦断面図である。
FIG. 13 is a longitudinal sectional view similar to FIG. 1 showing the valve closed state of another embodiment of the on-off
この実施例の開閉弁10は、図1に示した開閉弁10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
The on-off
なお、説明の便宜上、図13、図14においては、電磁コイル18、磁気フレーム24などの部材を省略して示している。
For convenience of explanation, members such as the
実施例1では、本発明の開閉弁10を、パイロット弁66を備えたパイロット式の電磁弁に適用した実施例を示したが、図13、図14に示したように、この実施例の開閉弁10では、いわゆる直動式の電磁弁に適用した実施例を示している。
In the first embodiment, the on-off
すなわち、パイロット弁66、主弁12、パイロット通路62、パイロット弁座64などの部材を設けずに、プランジャー44の下端に設けた弁体88により直接、弁ポート72を開閉する方式の電磁弁である。
That is, an electromagnetic valve of a type in which the
この実施例の開閉弁10においても、実施例1の開閉弁10と同様に、絞り流路78による絞り効果が得られ、衝撃圧力が発生せず、配管、開閉弁10自体、ならびに、配管に配設したその他の装置の寿命が長くなるとともに、衝撃音などの異音、ノイズが発生することがない開閉弁10を提供することができる。
Also in the on-off
この場合、図6に示した実施例と同様に、傾斜案内面82は、図14の弁開状態の図の点線で示したように、傾斜案内面82の弁ポート72側の延長線Lが、弁開(全開)の状態で、下端に弁体88が設けられたプランジャー44のカシメ部分の下端44b(すなわち、プランジャー44と弁体88のうち、弁ポート72側に鉛直方向下向きに最も突出する部分)よりも下方(弁ポート72側)を通過するように形成するのが望ましい。
In this case, as in the embodiment shown in FIG. 6, the
また、図6に示した実施例と同様に、斜案内面82は、図14の弁開状態の図の点線で示したように、傾斜案内面82の弁ポート72側の延長線Lが、弁ポート72の範囲Mを通過するように形成するのが望ましい。
Similarly to the embodiment shown in FIG. 6, the
さらに、後述する図16に示した実施例のように、傾斜案内面82の弁ポート72側の延長線Lが、弁座60の外周壁60aと交差しないように形成するのが望ましい。
Furthermore, it is desirable to form the extended line L on the
なお、この場合も、斜案内面82の弁ポート72側の延長線Lが、弁座60の外周壁60aだけでなく、弁座60と交差することなく直接弁ポート72に至るように形成されているのが好適である。
Also in this case, the extension line L on the
図15は、本発明の開閉弁10の別の実施例の弁閉状態を示す図1と同様な縦断面図、図16は、図15の開閉弁10の弁開状態を示す縦断面図である。
15 is a longitudinal sectional view similar to FIG. 1 showing the valve closed state of another embodiment of the on-off
この実施例の開閉弁10は、図1に示した開閉弁10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
The on-off
実施例1では、本発明の開閉弁10を、パイロット弁66と、主弁12が同じ軸線上に配置したパイロット式の電磁弁に適用した実施例を示したが、この実施例の開閉弁10では、図15、図16に示したように、パイロット弁66と、主弁12が相互に直行する軸線上に配置したパイロット式の電磁弁に適用した実施例を示している。
In the first embodiment, the on-off
なお、この実施例の開閉弁10では、パイロット弁取り付け部材58を設けずに、プランジャー44のパイロット弁座64側の端部に、パイロット弁66を直接固定している。
In the on-off
また、弁本体52には、弁本体52の弁室56の軸線Xと直行する軸線Yに、主弁12を軸線Y方向に移動可能に収容する主弁室90が形成されている。
The valve
そして、この主弁室90と、弁室56とが、弁本体52内部に形成した連通路92を介して連通するように構成されている。
The
なお、この実施例の開閉弁10の作動については、パイロット弁66と、主弁12が相互に直行する軸線上に配置した構成が相違するだけであって、その作動原理は、上記実施例1の開閉弁10と同様であるので作動についてその説明は省略する。
The operation of the on-off
この実施例の開閉弁10においても、実施例1の開閉弁10と同様に、絞り流路78による絞り効果が得られ、衝撃圧力が発生せず、配管、開閉弁10自体、ならびに、配管に配設したその他の装置の寿命が長くなるとともに、衝撃音などの異音、ノイズが発生することがない開閉弁10を提供することができる。
Also in the on-off
この場合、図16に示したように、傾斜案内面82の弁ポート72側の延長線Lが、弁座60の外周壁60aと交差しないように形成するのが望ましい。
In this case, as shown in FIG. 16, it is desirable to form an extension line L on the
このように構成することによって、傾斜案内面82の弁ポート72側の延長線Lが、弁座60の外周壁60aと交差しないように形成されているので、高圧側である一次側流路68から、拡径流路溝76、絞り流路78を介して、主弁12の下端へ至る流れが、傾斜案内面82に案内される際に、弁座60の外周壁60aによって阻害されることがない。
これにより、この主弁12の下端12bへ至る流れが、弁ポート72内に直接流れ込み易くなり、弁開時の流量がさらに大きくなる。
With this configuration, the extension line L on the
Thereby, the flow to the
なお、この場合も、斜案内面82の弁ポート72側の延長線Lが、弁座60の外周壁60aだけでなく、弁座60と交差することなく直接弁ポート72に至るように形成されているのが好適である。
Also in this case, the extension line L on the
また、この場合、図6に示した実施例と同様に、傾斜案内面82は、傾斜案内面82の弁ポート72側の延長線Lが、弁開(全開)の状態で、弁体である主弁12の下端12b(すなわち、主弁12の弁ポート72側に鉛直方向下向きに最も突出する部分)よりも下方(弁ポート72側)を通過するように形成しても良い。
Further, in this case, similarly to the embodiment shown in FIG. 6, the
また、図6に示した実施例と同様に、斜案内面82は、傾斜案内面82の弁ポート72側の延長線Lが、弁ポート72の範囲Mを通過するように形成しても良い。
Similarly to the embodiment shown in FIG. 6, the
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施例では、電磁コイル18への通電・非通電の切換えによって弁体が開閉動作するように作動し、電磁コイル18への通電により弁ポート72を開放状態とする開閉弁としての電磁弁について説明したが、電磁コイル18への通電ではなく、例えば、空気圧などで弁体を上下動させて弁体を開閉動作させる開閉弁にも適用することが可能である。
さらに、本発明の開閉弁は、弁閉状態で完全に流量が遮断されるもの以外にも、弁閉状態で絞り流路(溝)が形成されている開閉弁にも適用可能であるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
The preferred embodiment of the present invention has been described above. However, the present invention is not limited to this. For example, in the above embodiment, the valve body is opened and closed by switching between energization and deenergization of the
Furthermore, the on-off valve of the present invention can be applied to an on-off valve in which a throttle channel (groove) is formed in a valve closed state, in addition to a valve in which the flow rate is completely shut off when the valve is closed. Various modifications can be made without departing from the object of the invention.
本発明は、例えば、エアコン、冷凍機などの空気調和機の冷媒循環回路などに用いられる流路を開閉するための開閉弁に適用することができる。 The present invention can be applied to, for example, an open / close valve for opening and closing a flow path used in a refrigerant circulation circuit of an air conditioner such as an air conditioner or a refrigerator.
10 開閉弁
12 主弁
12a シール溝
12b 下端(端部)
12c フランジ
12d 外周壁
14 制御部
16 駆動部
18 電磁コイル
20 ボビン
22 モールド樹脂
24 磁気フレーム
26 底板部
28 駆動部挿通孔
30 駆動部挿通孔
32 吸引子
34 メネジ
36 上板部
38 ボルト挿通孔
40 締結ボルト
42 プランジャーケース
44 プランジャー
44b 下端
46 シール材
48a コイルバネ
48b コイルバネ
48c コイルバネ
50 バネ装着孔
52 弁本体
52a 内周側フランジ
52b 内周壁
54 留め具
56 弁室
56a パイロット弁室
58 パイロット弁取り付け部材
58a 連通路
60 弁座
60a 外周壁
62 パイロット通路
64 パイロット弁座
66 パイロット弁
68 一次側流路
70 二次側流路
72 弁ポート
74 副流路
76 拡径流路溝
76a 隅角部
78 絞り流路
80 絞り壁面
82 傾斜案内面
84 段部
86 取付け部
88 弁体
90 主弁室
92 連通路
100 電磁弁
102 主弁
102a テーパー面
102b 隅角部
102c フランジ
102d 外周壁
104 制御部
106 駆動部
108 電磁コイル
110 ボビン
112 モールド樹脂
114 磁気フレーム
116 底板部
118 駆動部挿通孔
120 駆動部挿通孔
122 吸引子
124 メネジ
126 上板部
128 ボルト挿通孔
130 締結ボルト
132 プランジャーケース
134 プランジャー
138a コイルバネ
138b コイルバネ
140 バネ装着孔
142 弁本体
142a コイルバネ収容溝部
142b 内周壁
146 弁室
146a パイロット弁室
150 弁座
152 パイロット通路
154 パイロット弁座
156 パイロット弁
158 一次側流路
160 二次側流路
162 弁ポート
164 副流路
166 拡径流路溝
166a 隅角部
200 電磁弁
10 On-off
12c Flange 12d Outer peripheral wall 14 Control part 16 Drive part 18 Electromagnetic coil 20 Bobbin 22 Mold resin 24 Magnetic frame 26 Bottom plate part 28 Drive part insertion hole 30 Drive part insertion hole 32 Suction element 34 Female screw 36 Upper plate part 38 Bolt insertion hole 40 Fastening Bolt 42 Plunger case 44 Plunger 44b Lower end 46 Seal material 48a Coil spring 48b Coil spring 48c Coil spring 50 Spring mounting hole 52 Valve body 52a Inner peripheral flange 52b Inner peripheral wall 54 Fastener 56 Valve chamber 56a Pilot valve chamber 58 Pilot valve mounting member 58a Communication passage 60 Valve seat 60a Outer peripheral wall 62 Pilot passage 64 Pilot valve seat 66 Pilot valve 68 Primary side flow passage 70 Secondary side flow passage 72 Valve port 74 Sub flow passage 76 Expanded flow passage groove 76a Corner portion 78 Restriction flow passage 80 Diaphragm wall 82 Inclined guide surface 84 Step portion 86 Mounting portion 88 Valve body 90 Main valve chamber 92 Communication passage 100 Solenoid valve 102 Main valve 102a Tapered surface 102b Corner portion 102c Flange 102d Outer wall 104 Control portion 106 Drive portion 108 Electromagnetic coil 110 Bobbin 112 Mold resin 114 Magnetic frame 116 Bottom plate portion 118 Drive portion insertion hole 120 Drive portion insertion hole 122 Suction element 124 Female screw 126 Upper plate portion 128 Bolt insertion hole 130 Fastening bolt 132 Plunger case 134 Plunger 138a Coil spring 138b Coil spring 140 Spring mounting hole 142 Valve body 142a Coil spring housing Groove 142b Inner peripheral wall 146 Valve chamber 146a Pilot valve chamber 150 Valve seat 152 Pilot passage 154 Pilot valve seat 156 Pilot valve 158 Primary side passage 160 Secondary side passage 162 Valve port 164 Sub passage 166 Enlarged flow channel groove 166a Corner portion 200 Solenoid valve
Claims (12)
前記弁本体の内周壁には、前記弁体の外周壁と弁本体の内周壁との間に、拡径流路溝が形成されるとともに、
前記拡径流路溝の弁ポート側の隅角部が、弁閉時の弁体の弁ポート側の端部の位置よりも、弁開方向に位置するように形成され、
前記弁本体の内周壁には、前記拡径流路溝の弁ポート側に、弁閉時から弁開途中まで絞り流路が形成されるように構成されていることを特徴とする開閉弁。 An on-off valve configured to open a valve port provided in the valve seat by moving in a direction away from the valve seat formed in the valve body;
In the inner peripheral wall of the valve body, an enlarged flow passage groove is formed between the outer peripheral wall of the valve body and the inner peripheral wall of the valve body,
The corner portion on the valve port side of the enlarged flow channel is formed so as to be positioned in the valve opening direction rather than the position of the end portion on the valve port side of the valve body when the valve is closed,
An on-off valve characterized in that a throttle channel is formed on the inner peripheral wall of the valve main body on the valve port side of the diameter-enlarged channel groove from when the valve is closed to when the valve is being opened.
前記コイルバネが、前記拡径流路溝よりも上方の位置に配置されていることを特徴とする請求項10に記載の開閉弁。 A coil spring is interposed in a compressed state between the main valve and the valve body, and the main valve is biased in a direction away from a valve seat provided in the valve body,
The on-off valve according to claim 10, wherein the coil spring is disposed at a position above the diameter-enlarged flow path groove.
前記プランジャーと対峙して配置される吸引子と、
前記プランジャーの移動に対応して移動する弁体とを備え、
前記電磁コイルに通電することによって、プランジャーが吸引子側に移動して、弁体が弁本体に形成した弁座に対して離間する方向に移動して、前記弁座に形成した弁ポートを開放するように構成した電磁弁であることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の開閉弁。 A plunger that moves when the on-off valve is energized by an electromagnetic coil;
An aspirator disposed opposite the plunger;
A valve body that moves in response to the movement of the plunger,
By energizing the electromagnetic coil, the plunger moves to the attractor side, the valve body moves in a direction away from the valve seat formed on the valve body, and the valve port formed on the valve seat The on-off valve according to claim 1, wherein the on-off valve is an electromagnetic valve configured to be opened.
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