JP2015095343A - Connector terminal locking structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コネクタの端子係止構造に係り、特に、ハウジングに設置された端子を、ランスを用いて抜け止めするものに関する。 The present invention relates to a terminal locking structure of a connector, and more particularly, to a terminal installed in a housing for preventing the terminal from being detached using a lance.
従来、図9で示すようなコネクタ(コネクタの端子係止構造)301が知られている(たとえば、特許文献1参照)。 Conventionally, a connector (connector terminal locking structure) 301 as shown in FIG. 9 is known (see, for example, Patent Document 1).
コネクタ301は、ハウジング303、リテーナ(フロントホルダ)305及び端子金具(端子)307を備えて構成されている。
The
コネクタ301は、ハウジング303への端子307の中途挿入状態(仮組み付け位置にある状態)を、フロントホルダ305で検知するように構成されている。端子307が中途挿入の状態にあるときには、変形したランス309にフロントホルダ305が当接し、フロントホルダ305を本係止位置に移動することができないようになっている。これよって、中途挿入状態が検知されるようになっている。
The
また、コネクタ301では、端子307をハウジング303のキャビティ311に挿入し終えた状態にあるときに、フロントホルダ305を正規組付け位置(本係止位置)まで押し込むことができるようになっている。
Further, in the
フロントホルダ305を正規組付け位置へ押し込むと、フロントホルダ305の押圧斜面313がランス309のガイド斜面315を下方へ押圧する。これにより、ランス309は、自由状態よりも端子金具307側(下方)の位置へ強制的に押し下げられ、撓み空間317側(上方)への撓みを規制されるようになっている。
When the
そして、端子307の係止代(ハウジング303に設置された端子307とランス309との係合代)が増え、ランス309による端子307の抜け止めがなされるようになっている。
Then, the locking allowance of the terminal 307 (the engagement allowance between the
ところで、上記従来のコネクタ301では、端子307の係止代が増えるので、ランス309を小さくしても、端子307の抜け止め機能を十分に確保することができると考えられる。
By the way, in the
しかし、ハウジング303に設置された端子307に離脱方向(抜ける方向)の大きなが加わると、ランス309自体の強度不足によって片持ち梁状のランス309が挫屈し、ランス309が端子307側に折れ曲がるようにして変形することで、端子係止力(端子の抜け止めをする力)が低下するおそれがあるという問題がある。
However, if the
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ランスによる端子(ハウジングに設置された端子)の端子係止力を強化することができるコネクタの端子係止構造を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a terminal locking structure for a connector that can reinforce the terminal locking force of a terminal (terminal installed in a housing) by a lance. And
請求項1に記載の発明は、キャビティが設けられているハウジングと、前記ハウジングのキャビティに挿入されることで前記ハウジングに設置される端子と、前記ハウジングに設けられ、前記ハウジングに設置された端子に係合することで前記端子の抜け止めをするランスと、前記ランスに設けられた被係止部と、係止部を備え、前記端子が前記ハウジングに設置され前記ランスによる前記端子の抜け止めがなされている状態で前記ハウジングに設置されたときに、前記係止部が前記被係止部に係合して前記ランスを固定するホルダとを有するコネクタの端子係止構造である。
The invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコネクタの端子係止構造において、前記被係止部は、前記ランスのリブで形成されており、前記係止部は、前記リブが入り込む溝で形成されているコネクタの端子係止構造である。 According to a second aspect of the present invention, in the connector terminal locking structure according to the first aspect, the locked portion is formed by a rib of the lance, and the rib enters the locking portion. It is a terminal locking structure of a connector formed by a groove.
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のコネクタの端子係止構造において、前記被係止部は、前記ランスの幅方向の両端から突出している一対のリブで形成されており、前記係止部は、前記一対のリブのそれぞれが入り込む一対の溝で形成されているコネクタの端子係止構造である。 According to a third aspect of the present invention, in the connector terminal locking structure according to the first or second aspect, the locked portion is formed by a pair of ribs protruding from both ends in the width direction of the lance. The locking portion is a connector terminal locking structure formed by a pair of grooves into which each of the pair of ribs enters.
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のコネクタの端子係止構造において、前記キャビティと前記ランスとは、複数設けられており、前記複数のキャビティのそれぞれに挿入されて設置された端子の抜け止めが、前記複数のランスのそれぞれによってなされるように構成されており、1つの前記ホルダで、前記複数のランスを固定するように構成されているコネクタの端子係止構造である。 According to a fourth aspect of the present invention, in the connector terminal locking structure according to any one of the first to third aspects, a plurality of the cavities and lances are provided, and the plurality of cavities are provided. Each of the plurality of lances is configured to prevent a terminal inserted and installed in each of the plurality of lances, and the plurality of lances are fixed by one holder. It is a terminal locking structure of a connector.
本発明によれば、ランスによる端子(ハウジングに設置された端子)の端子係止力を強化することができるコネクタの端子係止構造を提供することができるという効果を奏する。 Advantageous Effects of Invention According to the present invention, there is an effect that it is possible to provide a connector terminal locking structure that can enhance the terminal locking force of a terminal (terminal installed in a housing) by a lance.
本発明の実施形態に係るコネクタの端子係止構造1は、コネクタ3に採用されるものであり、図7や図8で示すように、ハウジング5と端子(たとえばメス端子)7とホルダ(リテーナ;フロントホルダ)9とを備えて構成されている。
A connector
ハウジング5には、キャビティ11が設けられており、端子7は、ハウジング5のキャビティ11に挿入されて収容されることでハウジング5に設置されるようになっている。
The
ここで、説明の便宜のために、端子7をハウジング5のキャビティ11に挿入し、また、端子7をハウジング5のキャビティ11から抜き取る方向を前後方向とし、この前後方向に対して直交する所定の一方向を横方向とし、前後方向と縦方向に対して直交する方向を縦方向とする。
Here, for convenience of explanation, the
ハウジング5が前側に位置し端子7が後側に位置している状態で、端子7をハウジング5に対して前側に移動することで、端子7がハウジング5のキャビティ11に挿入されて収容されるようになっている。
The
また、ハウジング5には、前後方向に延びた片持ち梁状のランス13が設けられている。ランス13は、ハウジング5の一部を構成している。ランス13は、端子7をハウジング5に設置する途中の状態では端子7に押されて縦方向の一方の側に弾性変形して撓み、端子7をハウジング5に設置し終えたときに復元するようになっている。
The
そして、ランス13の復元によって、ランス13がハウジング5に設置された端子7に係合し、端子7の抜け止めがなされるように構成されている。
The
また、ランス13には、被係止部15が設けられている。被係止部15は、ランス13やハウジング5の一部を構成しており、片持ち梁状のランス13のたとえば先端部に設けられている。
The
ホルダ9には、係止部17が設けられている。係止部17はホルダ9の一部を構成している。端子7がハウジング5に設置されランス13による端子7の抜け止めがなされている状態でホルダ9がハウジング5に設置されると、被係止部15が係止部17に係止されるように構成されている。
The
すなわち、被係止部15が係止部17に係合するように構成されており、この係合によって、ランス13がハウジング5(ランス13を除くハウジングの本体部)と一体化しているホルダ9で保持され固定されるように構成されている。ランス13が固定されることで、ランス13の変形が防止される(変形が阻止される)。たとえば、ランス13において、端子7をハウジング5に設置する途中の状態で端子7に押されたときの撓み(縦方向の一方の側への撓み)と、この逆方向への撓み(縦方向の他方の側への撓み)とが防止されるようになっている。
That is, the locked
なお、ハウジング5が後側に位置しホルダ9が前側に位置している状態で、ホルダ9をハウジング5に対して後側に移動することで、ホルダ9がハウジング5に設置されるようになっている。
In addition, when the
被係止部15は、図1や図6等で示すように、たとえば、ランス13のリブ(ランス変形規制リブ;ランス13から突出している突起)19で形成されており、係止部17は、図3、図4や図8で示すように、リブ19が入り込む溝(ランス変形規制溝)21で形成されている。
As shown in FIGS. 1 and 6, the locked
さらに説明すると、被係止部15は、ランス13の幅方向(横方向)の両端から突出している一対のリブ19(19A,19B)で形成されており、係止部17は、一対のリブ19(19A,19B)のそれぞれが入り込む一対の溝21(21A,21B)で形成されている。
More specifically, the locked
また、1つのハウジング5には、図1等で示すように、キャビティ11とランス13とが複数設けられている。そして、複数のキャビティ11のそれぞれに挿入されて設置された端子7の抜け止めが、複数のランス13のそれぞれによってなされるように構成されている。また、1つのホルダ9が1つのハウジング5に設置されることで、複数のランス13を固定するように構成されている(図7、図8等参照)。
Further, as shown in FIG. 1 and the like, a
たとえば、ハウジング5には、第1のキャビティ11(11A)と第2のキャビティ11(11B)との2つのキャビティが設けられている。各キャビティ11(11A,11B)はお互いに隣接している。
For example, the
第1のキャビティ11Aには、第1のランス13(13A)が設けられており、第2のキャビティ11Bには、第2のランス13(13B)が設けられている。
The
第1のキャビティ11Aには、第1の端子7(7A)が挿入されて設置され、この設置された第1の端子7Aの抜け止めが第1のランス13Aによってなされるように構成されている。第2のキャビティ11Bには、第2の端子7(7B)が挿入されて設置され、この設置された第2の端子7Bの抜け止めが第2のランス13Bによってなされるように構成されている。
The first terminal 11 (7A) is inserted and installed in the
なお、第1のキャビティ11Aへの第1の端子7Aの挿入方向と、第2のキャビティ11Bへの第2の端子7Bの挿入方向とはお互いが一致している。第1の端子7Aと第2の端子7Bとはお互いが同形状になっており、第1のキャビティ11Aおよび第1のランス13Aと、第2のキャビティ11Bおよび第1のランス13Bとはお互いが同形状になっている。第1のキャビティ11Aおよび第1のランス13Aと第2のキャビティ11Bおよび第1のランス13Bとは、前後方向および縦方向でお互いの位置が一致しており、横方向で僅かに離れている。
Note that the insertion direction of the
第1の端子7Aが第1のキャビティ11Aに挿入されハウジング5に設置され第1のランス13Aで抜け止めがなされており、第2の端子7Bも第2のキャビティ11Bに挿入されハウジング5に設置され第2のランス13Bで抜け止めがなされている状態で、ホルダ9がハウジング5に設置され、ランス13(13A,13B)を固定するようになっている。
The
すなわち、ホルダ9がハウジング5に設置されることで、第1のランス13Aの一対のリブ19(19A,19B)がホルダ9の一対の溝21(21A,21B)に入り込み、第2のランス13Bの一対のリブ19(19A,19B)がホルダ9の一対の溝21(21A,21B)に入り込むことで、第1のランス13Aと第2のランス13Bとがホルダ9に固定されるようになっている。このとき、ホルダ9は、ハウジング5と一体化している。
That is, when the
なお、すでに理解されるように、1つのハウジング5に2つのキャビティ11と2本のランス13とが設けられているので、1つのハウジング5には、リブ19が4つ設けられており、1つのホルダ9にも4つの溝21が設けられている。
As already understood, since two
ここで、コネクタの端子係止構造1についてさらに詳しく説明する。
Here, the connector
図5等で示すように、端子7は、金属等の導電性材料で構成された板状の素材を所定形状にし、この所定形状にしたものに適宜折り曲げ加工を施すことで生成されている。
As shown in FIG. 5 and the like, the
端子7は、相手側端子(たとえばオス端子)が接続される相手側端子接続部(筒状部)23とワイヤバレル部(芯線カシメ部)25とインシュレーション部(シースカシメ部)27とを備えて構成されている。相手側端子接続部23とワイヤバレル部25とインシュレーションバレル部27とは前後方向で前側から後側に向かってこの順にならんでいる。
The
相手側端子接続部23は、矩形な筒状になっており、矩形な筒の内側には、弾性片29が設けられている。また、相手側端子接続部23の4つの側壁部のうちの1つの側壁部には、ランス13の係止部(図1(b)参照)31が係合する切り欠き33が設けられている。
The mating
ワイヤバレル部25は、一対で形成されており、長手方向の一端部に端子7が設置された端子付き電線35では、ワイヤバレル部25が、シースが除去されて露出している電線の芯線を囲んでいる。インシュレーションバレル部27も、一対で形成されており、端子付き電線35では、インシュレーションバレル部27が、シースの前端よりも僅かに後側の部位で電線のシースの外周のほぼ全周に被さっている。端子付き電線35では、電線が端子7から端子7の後方に延出している。なお、図1〜図8では電線の表示を省略している。
The
ハウジング5は、たとえば合成樹脂等の絶縁性の材料で一体成形されて概ね直方体状に形成されている。キャビティ11は、ハウジング5の後端から前側に凹んで形成されている。キャビティ11の前側部位は、端子7の相手側端子接続部23の外形とほぼ同形状である四角柱状に形成されている。
The
2つのキャビティ11(11A,11B)は、仕切り壁37で仕切られており、上述したように、横方向でお互いが僅かに離れている。
The two cavities 11 (11A, 11B) are partitioned by the
ランス13は、図1等で示すように、キャビティ11の1つの側壁部(縦方向の一方の側に位置している側壁部)のところに設けられており、横方向では、キャビティ11の中央部に位置し、前後方向では、キャビティ11の中間部に位置している。片持ち梁状のランス13は、梁の先端が前側に位置し梁の基端が後側に位置している。
As shown in FIG. 1 and the like, the
また、片持ち梁状のランス13の先端部には、上述した係止部31が設けられている。係止部31は、縦方向でランス13から他方の側(キャビティ11の中心側)に突出している。係止部31には、斜めになっているガイド面39が形成されている。端子7をキャビティ11に挿入するとき、端子7の先端(前端)がガイド面39に当接して、ランス13が縦方向の一方の側(キャビティ11の中心から離れる側)に撓み、端子7がスムースにキャビティ11に挿入されるようになっている。
Further, the locking
リブ19はたとえば小さい矩形な平板状に形成されている。リブ19Aとリブ19Bとはお互いが同形状に形成されている。ランス13は、片持ち梁状のランス本体部41と係止部31とリブ19とで構成されている。リブ19Aは、厚さ方向が縦方向になり幅方向が横方向になるようにして、ランス本体部41の横方向の一端面から突出している。また、リブ19Aは、縦方向では、他端部(係止部31の突出方向とは反対側の端部)に位置しており、前後方向では、ランス本体部41の先端部(前端部)に位置している。ただし、リブ19Aの後端は、係止部31の後端よりも後方に位置している。
The
また、リブ19Aの先端部(前端部)には、リブ19Aがホルダ9の溝21Aにスムースの入り込むようにするための斜めのガイド面43が設けられている。このガイド面43をリブ19Aに設けることに代えてもしくは加えて、溝21に設けてもよい。
Further, an
リブ19Bは、ランス本体部41の中心面(横方向に対して直交しランス本体部41の中心を通る平面)に対して、リブ19Aと対称に設けられている。
The
キャビティ11の前端(キャビティ11の底)と、ハウジング5の前端との間には貫通孔45が形成されている。
A through
また、ハウジング5には、筒状の凹部47が設けられている。凹部47は、ハウジング5の前端から後側に凹んで形成されている。凹部47が設けられていることで、ハウジング5には、凸部49が形成されており、キャビティ11(11A,11B)やランス13(13A,13B)は凸部49の内側に位置している。筒状の凹部47の外側には、弾性アーム51が設けられている。
The
端子(たとえばオス端子)が設置された相手側コネクタ(図示せず)が、端子付き電線35が設置されたハウジング5(コネクタ3)に設置されると、相手側コネクタが凹部47に入り込んで弾性アーム51とに係合し、相手側コネクタのコネクタ3からの抜け止めがなされるように構成されている。
When a mating connector (not shown) on which a terminal (for example, a male terminal) is installed is installed on the housing 5 (connector 3) on which the electric wire with
また、端子が設置された相手側コネクタがコネクタ3に設置されると、相手側コネクタの端子がハウジング5の貫通孔45を通って、端子7の相手側端子接続部23内に入り込み、相手側コネクタの端子と端子7との接続がなされるようになっている。
When the mating connector on which the terminal is installed is installed on the
また、仕切り壁37等には、ホルダ9をハウジング5に設置するとき、ホルダ9との干渉を避けホルダ9が入り込む切り欠き(凹部)53が設けられている。切り欠き53は、ハウジング5の前端から後側に凹んで形成されている。
The
ホルダ9も、たとえば合成樹脂等の絶縁性の材料で一体成形されており、図3、図4で示すように、ホルダ本体部55と一対の連結部57(57A,57B)と一対の外方部59(59A,59B)と一対の被係止部61(61A,61B)とを備えて構成されている。
The
ホルダ本体部55は、中央部63と一対の側方部65(65A,65B)とを備えて構成されている。中央部63は、矩形な板状に形成されており、厚さ方向が横方向になっており、長手方向が前後方向になっており、幅方向が縦方向になっている。
The holder
一方の側方部65Aは、厚さが中央部63とほぼ等しく、長さが中央部63よりも短く、幅が中央部63よりも狭い矩形な板状に形成されている。側方部65Aは、厚さ方向が横方向になり、長手方向が前後方向になり、幅方向が縦方向になって、中央部63の横方向の一方の面から突出している。また、前後方向で側方部65Aの前端と中央部63の前端とはお互いに一致しており、縦方向では、側方部65Aの一端が中央部63の一端よりも僅かに他端側に位置している。なお、縦方向で、側方部65Aの一端の位置と中央部63の一端の位置とがお互いに一致していてもよい。
One
他方の側方部65Bは、中央部63の中心面(横方向に対して直交し中央部63の中心を通る平面)に対して一方の側方部65Aと対称に設けられている。これにより、前後方向から見ると、ホルダ本体部55は、「T」字状(図3や図4では上下が反転した「T」字状)になっている。
The
一方の連結部57Aは、厚さが側方部65Aよりも僅かに大きく、長さが側方部65Aよりも短いかもしくは同程度であり、幅が側方部65Aよりも狭い矩形な板状に形成されている。連結部57Aは、厚さ方向が横方向になり、長手方向が前後方向になり、幅方向が縦方向になって、側方部65A横方向の一方の面から突出している。また、前後方向で連結部57Aの後端と側方部65Aの後端とはお互いに一致しているかもしくは連結部57Aの後端が側方部65Aの後端よりも僅かに後方に位置しており、縦方向で連結部57Aの一端と側方部65Aの一端とはお互いに一致している。
One connecting
他方の連結部57Bは、中央部63の中心面(横方向に対して直交し中央部63の中心を通る平面)に対して一方の連結部57Aと対称に設けられている。
The other connecting
一方の外方部59Aは、1/4円柱状(底面の形状が中心角が90°である扇形になっている柱状)に形成されている。外方部59Aの長さ(柱の高さ)は、側方部65Aの長さと同程度になっている。外方部59Aの半径(扇形の半径)の値は、連結部57Aの幅の値よりも大きくなっている。
One
外方部59Aは、長さ方向が前後方向になり、1/4円柱の1つの平面状の側面67が、横方向に直交するとともに連結部57Aとに接し、1/4円柱の他の1つの平面状の側面69が、縦方向と直交し、円弧状の側面71が横方向の端に位置するようにして、連結部Aの横方向の一方の端面から突出している。また、前後方向で、外方部59Aの後端と側方部65Aの後端とはお互いに一致し、外方部59Aの前端とホルダ本体部55の前端とはお互いが一致している。また、縦方向で、外方部59Aの一方の端と、連結部57Aの一方の端とはお互いが一致し、外方部59Aの他方の端と、側方部65Aの他方の端とはお互いが一致している。
In the
他方の外方部59Bは、中央部63の中心面(横方向に対して直交し中央部63の中心を通る平面)に対して一方の外方部59Aと対称に設けられている。これにより、前後方向から見ると、ホルダ本体部55の場合と同様にして、ホルダ9も、「T」字状(図3や図4では上下が反転した「T」字状)になっている。
The other
端子7Aが設置されているハウジング5にホルダ9を設置したときに、ランス13Aのリブ19(19A,19B)が入り込む溝21(21A,21B)が、外方部59Aと側方部65Aとに設けられている。同様にして、端子7Bが設置されているハウジング5にホルダ9を設置したときに、ランス13Bのリブ19(19A,19B)が入り込む溝21(21A,21B)が、外方部59Bと側方部65Bとに設けられている。また、側方部65A(65Bと)外方部59A(59B)とに設けられている溝21(21A,21B)は、連結部57側に開口しているとともに、外方部59A(59B)や側方部65A(65B)の後端から前側に向かい延びている。
When the
端子7Aがキャビティ11Aに挿入されて設置されたハウジング5にホルダ9を設置したときには、キャビティ11Aのランス13Aが側方部65Aと外方部59Aとの間で連結部57Aのところに位置し(縦方向で連結部57Aに重なり)、ランス13Aから突出している一対のリブ19A,19Bが、外方部59Aの溝21A,側方部65Aの21Bに入り込むようになっている。
When the
また、端子7Bがキャビティ11Bに挿入されて設置されたハウジング5にホルダ9を設置したときには、キャビティ11Bのランス13Bが側方部65Bと外方部59Bとの間で連結部57Bのところに位置し(縦方向で連結部57Bに重なり)、ランス13Bから突出している一対のリブ19A,19Bが、外方部59Bの溝21A,側方部65Bの21Bに入り込むようになっている。
Further, when the
これにより、ランス13(13A,13B)がホルダ9で固定され、片持ち梁状のランス13が縦方向(図8(b)の上下方向)で撓まないように固定される。
Thereby, the lance 13 (13A, 13B) is fixed by the
さらに、横方向における外方部59A(59B)と側方部65A(65B)との間の距離は、ランス本体部41の横方向の寸法と同程度になっており、端子7A(7B)がキャビティ11A(11B)に挿入されて設置されたハウジング5にホルダ9を設置したときには、ランス本体部41が外方部59A(59B)と側方部65A(65B)とで挟まれ、片持ち梁状のランス13が横方向(図8(b)の紙面に対して直交する方向)でも撓まないように固定される。
Further, the distance between the
また、ホルダ9には、一対の被係止部(突起)61(61A,61B)が設けられており、ハウジング5にホルダ9を設置したとき、被係止部61がハウジング5に設けられている係止部(図示せず)に係止され、ホルダ9の抜け止めがなされるようになっている。
Further, the
さらに、端子7A,7Bがキャビティ11A,11Bに挿入されて設置されたハウジング5にホルダ9を設置したときには、ハウジング5と端子7とホルダ9とが一体化しており、ホルダ9は、ハウジングの切り欠き53内にほぼ収まっている。
Further, when the
次に、ホルダ9と端子付き電線35とのハウジング5への設置について説明する。
Next, installation of the
初期状態として、ホルダ9がハウジング5の前方でハウジング5から離れており、端子付き電線35がハウジング5の後方でハウジング5から離れているものとする。このとき、端子付き電線35は、相手側端子接続部23が前側になっており、横方向および縦方方向で、キャビティ11の位置と、ホルダ9や端子付き電線35の位置とがお互いに一致している。
As an initial state, it is assumed that the
上記初期状態において、ハウジング5に対してホルダ9を後方に移動し、ホルダ9をハウジング5に仮設置する(図6参照)。
In the initial state, the
続いて、ハウジング5に対して端子付き電線35を前方に移動すると、端子7がキャビティ11に入り込み、端子7の先端がランス13先端部の斜面(ガイド面)39に当接し、ランス13が下方(縦方向の一端側)に弾性変形して撓む。
Subsequently, when the electric wire with
端子付き電線35をさらに前方に移動すると、端子7の前端がキャビティ11の底(前端面)に当接し、ランス13が復元し、ランス13の係止部31が相手側端子接続部23の切り欠き33に入り込み、端子付き電線35の抜け止めがなされる(図7参照)。
When the electric wire with
続いて、仮設置状態にあるホルダ9をハウジング5に対してさらに後方に移動すると、ホルダ9がハウジング5一体的に設置され、リブ19が溝21に入り込み、ホルダ9によってランス13が固定される(図8参照)。
Subsequently, when the
なお、上記手順において、最初にホルダ9を仮設置することなく、端子付き電線35をハウジング5に設置し終えてから、ホルダ9をハウジング5に設置してもよい。
In the above procedure, the
コネクタの端子係止構造1によれば、端子7がハウジング5に設置されランス13による端子7の抜け止めがなされている状態でホルダ9がハウジング5に設置されると、ホルダ9の係止部17がランス13の被係止部15を係止してランス13を固定するので、ハウジング5に設置された端子7に離脱方向の大きな力が加わっても、片持ち梁状のランス13が挫屈しなくなる。これにより、ランス13による端子7(ハウジング5に設置された端子7)の端子係止力を強化することができる。
According to the
この端子係止力の強化は、コネクタ3を小型化すべくランス13を小さくしたときであっても、十分に達成することができる。
This strengthening of the terminal locking force can be sufficiently achieved even when the
また、コネクタの端子係止構造1によれば、被係止部15がランス13のリブ19で形成されており、係止部17がリブ19が入り込むホルダ9の溝21で形成されているので、ランス13の小型化を容易に達成することができる。
Further, according to the
また、コネクタの端子係止構造1によれば、被係止部15がランス13の幅方向の両端から突出している一対のリブ19A,19Bで形成されており、係止部17が一対のリブ19A,19Bのそれぞれが入り込む一対の溝21A,21Bで形成されているので、ランス13をこの幅方向の両側からバランス良く固定することができ、ランス13の係止力を一層向上させることができる。
Further, according to the
また、コネクタの端子係止構造1によれば、複数のキャビティ11A,11Bのそれぞれに挿入されて設置された端子7A,7Bの抜け止めが、複数のランス13A,13Bのそれぞれによってなされるように構成されており、1つのホルダ9で複数のランス13A,13Bを固定するように構成されているので、簡素な構成でランス13の係止力を向上させることができる。
Further, according to the
1 コネクタの端子係止構造
5 ハウジング
7,7A,7B 端子
9 ホルダ
11,11A,11B キャビティ
13,13A,13B ランス
15 被係止部
17 係止部
19,19A,19B リブ
21,21A,21B 溝
1 Connector
Claims (4)
前記ハウジングのキャビティに挿入されることで前記ハウジングに設置される端子と、
前記ハウジングに設けられ、前記ハウジングに設置された端子に係合することで前記端子の抜け止めをするランスと、
前記ランスに設けられた被係止部と、
係止部を備え、前記端子が前記ハウジングに設置され前記ランスによる前記端子の抜け止めがなされている状態で前記ハウジングに設置されたときに、前記係止部が前記被係止部に係合して前記ランスを固定するホルダと、
を有することを特徴とするコネクタの端子係止構造。 A housing provided with a cavity),
A terminal installed in the housing by being inserted into the cavity of the housing;
A lance that is provided in the housing and prevents the terminal from coming off by engaging with a terminal installed in the housing;
A locked portion provided on the lance;
When the terminal is installed in the housing in a state in which the terminal is installed in the housing and the terminal is prevented from being detached by the lance, the latching part is engaged with the locked part. And a holder for fixing the lance,
A terminal locking structure for a connector, comprising:
前記被係止部は、前記ランスのリブで形成されており、
前記係止部は、前記リブが入り込む溝で形成されていることを特徴とするコネクタの端子係止構造。 In the terminal locking structure of the connector according to claim 1,
The locked portion is formed by a rib of the lance,
The terminal locking structure for a connector, wherein the locking portion is formed by a groove into which the rib is inserted.
前記被係止部は、前記ランスの幅方向の両端から突出している一対のリブで形成されており、
前記係止部は、前記一対のリブのそれぞれが入り込む一対の溝で形成されていることを特徴とするコネクタの端子係止構造。 In the terminal locking structure of the connector according to claim 1 or 2,
The locked portion is formed of a pair of ribs protruding from both ends in the width direction of the lance,
The terminal locking structure for a connector, wherein the locking portion is formed by a pair of grooves into which the pair of ribs are respectively inserted.
前記キャビティと前記ランスとは、複数設けられており、
前記複数のキャビティのそれぞれに挿入されて設置された端子の抜け止めが、前記複数のランスのそれぞれによってなされるように構成されており、
1つの前記ホルダで、前記複数のランスを固定するように構成されていることを特徴とするコネクタの端子係止構造。 In the terminal locking structure of the connector according to any one of claims 1 to 3,
A plurality of the cavity and the lance are provided,
The terminal inserted and installed in each of the plurality of cavities is configured to be prevented from coming off by each of the plurality of lances,
A connector terminal locking structure, wherein the plurality of lances are fixed by one holder.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013233647A JP2015095343A (en) | 2013-11-12 | 2013-11-12 | Connector terminal locking structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013233647A JP2015095343A (en) | 2013-11-12 | 2013-11-12 | Connector terminal locking structure |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015095343A true JP2015095343A (en) | 2015-05-18 |
Family
ID=53197619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013233647A Pending JP2015095343A (en) | 2013-11-12 | 2013-11-12 | Connector terminal locking structure |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015095343A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7469175B2 (en) | 2020-07-27 | 2024-04-16 | 矢崎総業株式会社 | connector |
-
2013
- 2013-11-12 JP JP2013233647A patent/JP2015095343A/en active Pending
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JP7469175B2 (en) | 2020-07-27 | 2024-04-16 | 矢崎総業株式会社 | connector |
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