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JP2015094854A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法 Download PDF

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Makoto Ota
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Abstract

【課題】連写撮像を行う場合における、AF性能を向上させる。
【解決手段】本発明は、撮像素子の出力に基づき撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出する位相差検出部と、その出力を基に光学系の合焦制御を行う合焦制御部と、撮像素子の動作制御を行う撮像制御部とを備えた撮像装置の制御方法であって、撮像素子により取得された合焦用画像を基に位相差検出部が撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出しこの情報を基に合焦制御部が光学系の合焦制御を行う第一の合焦動作モードと、撮像素子により取得された記録用画像を基に位相差検出部が撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出しこの情報を基に合焦制御部が光学系の合焦制御を行う第二の合焦動作モードとを有し、記録用画像の撮像時間間隔及び合焦用画像の取得のための撮像素子の蓄積時間に基づき第一の合焦動作モード又は第二の合焦動作モードで動作する撮像装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、合焦制御動作を伴い、被写体を連続撮影する撮像装置に関する。
従来から、焦点検出機能と画像取得を撮像素子で実現する技術が知られている。特許文献1では、1つのマイクロレンズに対して複数の光電変換部を備えた撮像素子を有し、射出瞳の異なる領域を通過した光束によって得られる信号を用いて位相差方式の焦点検出を行うと共に、該信号を用いて画像を生成する。これにより、焦点検出と撮像処理とが両立できる。
また、AF(自動焦点調節)動作に関して、記録用画像とは別にAF動作用の露光を行ってAF用画像を取得しAF処理する場合と、記録用画像のみの露光を行い、記録用画像を使用してAF処理を行う場合がある。
特開2008−134389号公報
従来のAF動作において、AF用画像の露光が可能な場合は、AF評価に最適な露光条件で画像を取得できるため、AFの性能は向上する。しかし、連続撮影(連写)を行う場合は、AF評価用の撮像時間を確保する必要があるため、連写性能が低下することがある。一方、記録用画像を使用して処理を行う場合は、AF評価用の撮像時間を確保する必要がないため、連写性能を向上できるが、取得された画像がAF評価に最適な露光条件では無いため、AFの性能が劣化する可能性がある。
本発明はこのような課題に鑑み、AF性能を向上させつつ、連写性能の低下も防ぐことが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の技術的特徴としては、撮像素子の出力に基づいて、前記撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出する位相差検出部と、前記位相差検出部の出力を基に、光学系の合焦制御を行う合焦制御部と、前記撮像素子の動作制御を行う撮像制御部と、を備えた撮像装置の制御方法であって、前記撮像素子により取得された合焦用画像を基に前記位相差検出部が前記撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出し、この算出された距離に関する情報を基に前記合焦制御部が前記光学系の合焦制御を行う第一の合焦動作モードと、前記撮像素子により取得された記録用画像を基に前記位相差検出部が前記撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出し、この算出された距離に関する情報を基に前記合焦制御部が前記光学系の合焦制御を行う第二の合焦動作モードと、を有し、記録用画像の撮像時間間隔及び合焦用画像の取得のための前記撮像素子の蓄積時間に基づき、前記第一の合焦動作モード、又は第二の合焦動作モードで動作することを特徴とする。
本発明では、AF性能を向上させつつ、連写性能の低下も防ぐことが可能な撮像装置を提供することができる。
第1実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態の撮像素子の画素部の上面図と回路構成を表す概略図である。 第1実施形態の撮像素子全体の回路構成を示すブロック図である。 第1実施形態のAF動作制御を示すフローチャートである。 第1実施形態の位相差検出部の構成を示すブロック図である。 第1実施形態の撮像素子の断面図並びに光学系の射出瞳を示す概略図である。 第1実施形態の撮像素子から出力される信号から得られる像を示した概略図である。 第1実施形態の撮像素子駆動判定部の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図である。 第2実施形態の撮像素子駆動判定部の動作を示すフローチャートである。 第3実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図である。 第3実施形態の撮像素子駆動判定部の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の撮像装置のブロック図である。光学系101は、フォーカスレンズを含み、さらにはズームレンズ、絞りなどで構成される。光学系駆動部102は、後述するAF制御部108から出力される光学系駆動情報に応じて、光学系101を駆動し、光学系101の合焦制御を行う。撮像素子103は、被写体像を光電変換により電気信号に変換して、信号を出力する。ゲイン部104は、撮像素子駆動判定部111からのゲイン値に基づき、撮像素子103から読みだされた画像信号にゲイン処理を行い、ゲイン処理された画像信号を出力する。信号演算部105は、ゲイン部104から出力された画像信号を加算して出力する。カメラ信号処理部106は、信号演算部105から出力された画像信号に対し、色変換、ホワイトバランス、ガンマ補正などの画像処理、解像度変換処理、画像圧縮処理等を行う。位相差検出部107は、ゲイン部104から読みだされた画像信号に対し、瞳分割がなされた画像から位相差検出をして焦点検出を行う。AF制御部108は、位相差検出部107で生成された被写体までの距離に関する情報に基づいて、光学系101の駆動、特に被写体にピントを合わせるのに必要なフォーカスレンズ駆動を行うのに必要な光学系駆動情報を生成する。AE(自動露光)評価値取得部109は、ゲイン部104から出力された画像信号に対し、次の撮像の露光時間を決定するためのAE評価値を取得する。ここで、次の撮像の露光時間とは、次の記録用画像の露光時間や、AF用画像(合焦用画像)の露光時間のことであり、AE評価値は、例えば画像信号の輝度値のヒストグラムから得られた輝度レベルの分布の情報として出力される。なお、「記録用画像」は、本撮影時に撮像装置又は外部のメモリ(不図示)に記録される被写体の画像であり、「AF用画像(合焦用画像)」は、AF制御のために使用される被写体の画像である。CPU(中央演算処理装置)110は、シャッタスピード、連写間隔(記録用画像の撮像時間間隔)の時間等の制御及び撮像装置の各部を機能させるための制御情報の出力等を行う。撮像素子駆動判定部111は、CPU110からの情報及びAE評価値取得部109からの情報により、記録用画像の露光時間、AF用画像(合焦用画像)の露光時間及びゲインを決定し、その情報を出力する。撮像素子駆動制御部112は、撮像素子駆動判定部111から出力された撮像素子の駆動情報に従って、撮像素子103を駆動する。ここで、AF制御部108及び光学系駆動部102を合わせて合焦制御部114とも称し、撮像素子駆動判定部111及び撮像素子駆動制御部112を合わせて撮像制御部113とも称する。そうすると、合焦制御部114はAF制御部108及び光学系駆動部102として機能し、撮像制御部113は撮像素子駆動判定部111及び撮像素子駆動制御部112として機能する。
図2及び図3は、本実施形態における撮像素子103の構成を示す。本実施形態における撮像素子103は、XYアドレス型の走査方法を採る、例えばCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサである。
図2は、本実施形態で用いられる撮像素子103の画素部203の構造の上面図(図2(a))と回路図(図2(b))を模式的に示す。撮像素子103は、入射光を電荷に変換するフォト・ダイオードに代表される複数の光電変換部を備える。図2は、1つの画素部203に2つの光電変換部201、202を有する撮像素子103の例を示し、撮像素子103は、2つの光電変換部201、202に共通で1つのマイクロレンズ204を備える。なお、2つに限らず複数の光電変換部に共通で1つのマイクロレンズを備える構造であってもよい。撮像素子103上に存在する他の画素部についても、図2に示される位置関係に光電変換部201、202が存在するとする。ここで、2つの光電変換部201、202を便宜上、順にPD1、PD2とも呼ぶ。
図3は、複数の画素部203を含む撮像素子103の全体構成を示す。図3において、説明を分かり易くするために3行×4列分の画素部203から成る構成を示しているが、実際には通常、数十万〜数千万の画素部203が配置される。また、各画素部203は、R、G、Bいずれかの色相のカラーフィルタにより覆われていてもよく、例えば、R、G、Bのカラーフィルタがベイヤー配列に並べられるようにしてもよい。以下、図2(b)と合わせて各ブロックの動作を説明する。
フローティングデフュージョン部(以下、FD)206は、光電変換部201、202で発生した電荷を一時的に蓄積しておく蓄積領域である。転送スイッチ群2051は、転送パルスpTX1に応じて、光電変換部201で発生した電荷をFD206に転送する。転送スイッチ群2052は、転送パルスpTX2に応じて、光電変換部202で発生した電荷をFD206に転送する。リセットスイッチ207は、リセットパルスpRESに応じて、FD206に蓄積された電荷を除去する。増幅MOSアンプ208は、ソースフォロアアンプとして機能する。転送スイッチ2051、2052、リセットスイッチ207及び選択スイッチ302のゲート電極は、行単位でそれぞれpTX1、pTX2、pRES及び選択パルスpSELを供給する信号線にそれぞれ接続され、垂直走査回路301によって選択走査される。また、リセットスイッチ207及び増幅MOSアンプ208は、電源ライン209に接続されている。
定電流源304は、増幅MOSアンプ208の負荷となる。画素回路部211及び定電流源304は、信号出力線210を介して列AD変換回路305に列単位で接続される。FD206、増幅MOSアンプ208及び定電流源304でフローティングディフュージョンアンプが構成され、選択スイッチ302で選択された画素の信号電荷が電圧に変換され、信号出力線210を経て列AD変換回路305に出力される。
画素部203において、転送パルスpTX1、pTX2、pRES及びpSELの動作タイミングが調整されることで、光電変換部201及び202で発生した電荷が各々出力され、又はFD206に該発生した電荷の両方を蓄積した状態から電荷が出力される。
CPU110からの制御情報が非加算を指示している場合、転送パルスpTX1がオンにされ、列AD変換回路305への読み出しが行われる。そして、リセットパルスpRESがオンにされFD206がリセットされた後に、転送パルスpTX2がオンにされ、列AD変換回路305への読み出しが行われる。このようにして、順次PD1、PD2の信号が列AD変換回路305に出力される。
一方、CPU110からの制御情報が加算を指示している場合は、転送パルスpTX1がオンにされた後、転送パルスpTX2がオンにされ、FD206上で電荷加算が行われる。そして、列AD変換回路305へ読み出しが行われる。このようにして、PD1及びPD2からの信号がFD206上で加算され、加算された信号が列AD変換回路305に出力される。
列AD変換回路305は、画素回路部211から出力される電圧信号をデジタルコードに変換する回路である。列AD変換回路305は、一般的には電圧信号とランプ波形をコンパレータで比較し、ランプ波形出力の開始とともにカウンタを回すことで電圧信号とランプ波形が一致したときのカウンタ値をデジタルコードとして変換する構成をもつ。
ラインメモリ306は、列AD変換回路305でデジタルコードに変換された画素回路部211からの出力をデジタル信号として記憶する。ラインメモリ306は2本用意され、PD1とPD2からのデジタル信号をそれぞれ画像信号L、画像信号Rとして出力する。ラインメモリ306の駆動は、水平駆動回路307により制御される。CPU110からの指示情報により加算処理が行われた画素のデータについては、一方のラインメモリのデータ(例えば画像信号L)に加算された値がセットされ、もう一方のラインメモリのデータ(例えば画像信号R)は使用されない。
次に、図4及び図5を用いて、ゲイン部104から出力された画像信号から、位相差検出を行うフロー及び方法について説明する。
図5は、位相差検出部107の構成の一例を示す。判別部501は、ゲイン部104から出力された画像信号から位相差検出に必要な一対の信号(A像とB像)を判別し、記憶部504は、判別された該当する画像信号を記憶する。相関演算部502は、記憶部504に記憶された画像信号に対して相関演算処理を行う。具体的には、各画素部203の光電変換部201(PD1)からの情報を集めて生成される像(A像)及び各画素部203の光電変換部202(PD2)からの情報を集めて生成される像(B像)を考える。この2つの像(A像とB像)を重ねあわせて差の絶対値の和を求める処理を、重ね合わせ位置をずらしながら行い、最も差の絶対値が小さくなる位置(像の位相差、即ち、像ずれ量)を求める。これを相関演算という。これによりA像とB像との間の像ずれ量が求まる。そして、像ずれ量に基線長で決まる所定の係数を乗算することでデフォーカス量が求まる。そして、デフォーカス量に基づいてフォーカスレンズの駆動量を決定する。被写体距離情報算出部503は、後述するように、相関演算部502による演算結果から被写体までの距離を算出する。そして、被写体までの距離に関する情報をAF制御部108へ送る。ここで、被写体までの距離に関する情報は、上述の像ずれ量、デフォーカス量、被写体までの距離のいずれかを含む情報である。
次に、図4を参照して、位相差検出部107における位相差検出の処理の流れについて説明する。
ステップ401では、判別部501において、撮像素子103から出力される画像信号のうち、各画素部203の隣り合う2つの光電変換部201、202からの水平駆動回路307で加算されずに出力された信号をそれぞれ選択し、記憶部504へ記憶させる。加算の有無の判断は、撮像素子103からのデジタル化された画像信号に対して、水平駆動回路307において2つの光電変換部201、202の出力信号を加算したか否かを判別するための情報を1bit付加し、該1bitの情報を解析することで判断できる。
ステップ402では、AF制御部108が、撮像された画像信号に基づいてデフォーカス量を算出し、光学系駆動部102に対して、光学系を制御するための光学系駆動情報を送信する。
ステップ403では、光学系駆動部102は、算出した所望のフォーカス位置に合焦するように光学系101に制御信号を送信し、光学系101を制御する。
ステップ404では、CPU110により、撮像が終了したかどうかが判定される。終了した場合は、本フローから抜け、終了で無い場合は、ステップ401へ戻り、以下撮像終了までこの一連の流れが繰り返される。
ここで、位相差検出方式における瞳分割について図6を用いて説明する。図6は、図2のA−A’間の断面を模式的に示す。601は、像側から見た撮像レンズの射出瞳である。合焦時の撮像レンズの結像面606から射出瞳601までの距離を射出瞳位置と呼ぶ。図示していないレンズの絞りよりも後方(結像面側)にあるレンズ群の曲率や絞りとの位置関係などにより、射出瞳位置は変化する。また、当然ながら絞りの径によって射出瞳位置の大きさは変化する。604、605は、それぞれマイクロレンズ204によって射出瞳位置に投影された光電変換部202、201の射出瞳である。光電変換部201へは、射出瞳605を通る光束603が入るように設計されており、光電変換部202へは、射出瞳604を通る光束602が入るように設計されている。
また、図示を省略した撮像素子103を構成する他の画素部についても同様に設計される。光電変換部201と同じに位置する複数の光電変換部(PD1)では、撮像レンズの射出瞳601のうち右側の605の領域に見られる像が得られる。同様に、光電変換部202と同じに位置する複数の光電変換部(PD2)では、撮像レンズの射出瞳601のうち左側の604の領域に見られる像が得られる。ここで、光束602によって撮像素子103上で得られる像をA像、光束603によって撮像素子103上で得られる像をB像とすると、合焦状態によっては画像信号上に視差を含んだ信号が得られる。これを瞳分割された2像と呼ぶ。
図7は、前ピン状態(被写体よりも手前にピントが合っている状態)での画像信号をA像(各画素部203のPD2で得られる情報を集めて生成される像:702)とB像(各画素部203のPD1で得られる情報を集めて生成される像:701)とに分けて示す。位相差検出方式による被写体までの距離に関する情報は、A像702とB像701との間の相対関係、像間距離703及び被写体のフォーカス位置における結像面606から射出瞳601までの距離から算出される。なお、像間距離703を有する、加算処理されずに出力された隣接する2つの光電変換部201(PD1)、202(PD2)からの画像信号は、前述のようにA像とB像の視差の異なる像として取り扱われる。
位相差検出方式による被写体までの距離に関する情報の取得は、具体的には下記のように実行する。つまり、相関演算部502は、記憶部504に記憶されている当該画像信号をA像B像に分離したのち相関演算を行い、最も差の絶対値が小さくなる位置、つまり相関値(信号強度)が最も高い時のA像B像の2像のずれ量を像間距離703として算出する。被写体距離情報算出部503は、算出された像間距離703と、位相差検出を行うための一対のA像及びB像を取得した際の(現在の)フォーカス位置における結像面606から射出瞳までの距離に基づいて、被写体までの距離に関する情報を算出する。そして、算出された被写体までの距離に関する情報をAF制御部108へ渡す。
次に、図8を参照して、撮像素子駆動判定部111における処理内容について説明する。この処理では、次の本撮影(即ち、記録用画像を取得するための撮影)の蓄積時間(T1)、レンズ駆動時間(T3)、AF演算の所用時間(T4)、AF用画像の蓄積時間(T2)、及び記録用画像の撮像時間間隔(TA)から、AF用画像の蓄積の開始のタイミングを逆算して決定する。ここで、記録用画像の撮像時間間隔(TA)は、撮像装置の操作者により予め設定される一定値であってもよいし、記録用画像の撮像ごとに変化する値であってもよい。なお、以下に説明する処理は、連写での2回目以降の本撮影の際に実行される。
まず、ステップ801では、撮像素子駆動判定部111が、予め定められた撮像時のレンズ駆動に必要となる最大の時間T3及びAF演算に必要となる時間T4をCPU110から取得して設定する。ここで、時間T3及び時間(T4)は、撮像装置に使用する部品の性能等によるが、通常一定の値である。
ステップ802では、撮像素子駆動判定部111が、CPU110から連続する記録用画像の撮像の撮像時間の間隔TAを取得し、記録用画像の撮像時間間隔の情報として使用する。
ステップ803では、撮像素子駆動判定部111が、前のステップ805で設定された記録用画像の露光時間T1の情報を撮像素子駆動制御部112に出力する。さらに、撮像素子駆動判定部111は、カメラ信号処理部106に対して、次に取得される画像が記録用画像であるという情報を出力して記録用画像として処理をさせる。撮像素子駆動判定部111は、前のステップ811、ステップ815、ステップ816のいずれかで決定されたAF用蓄積がOFFの場合は、位相差検出部107に、次に取得されるべき記録用画像で位相差検出演算を行うよう指示する。また、撮像素子駆動判定部111は、該AF用蓄積がONの場合は、位相差検出部107に、次に取得されるべき記録用画像で位相差検出演算を行わないよう指示する。
ステップ804では、ステップ803で設定された撮像素子の駆動情報(露光時間T1)に基づいて、撮像素子駆動制御部112が撮像素子103を駆動させ、撮像素子103が記録用画像を出力する。
ステップ805では、撮像素子駆動判定部111が、次の記録用画像のための露光時間T1を決定する。この露光時間T1は、撮像素子103から出力された記録用画像に対して、AE評価値取得部109において算出されたAE評価値と、CPU110から取得したシャッタスピードの情報から、決定される。
ステップ806では、前のステップ811、ステップ815、ステップ816のいずれかで決定されたAF用蓄積のON/OFFの制御情報を元に、次の処理の切り替えが行われる。つまり、AF用蓄積がONならば、ステップ807へ進み、OFFならばステップ809へと進む。
ステップ807では、撮像素子駆動判定部111が、前のステップ809で設定されたAF用画像の露光時間T2の情報を撮像素子駆動制御部112に対して出力する。そして、撮像素子駆動判定部111は、カメラ信号処理部106に対し、次に取得される画像がAF用画像であるという情報を送信し、記録用画像として処理させないようにする。さらに、撮像素子駆動判定部111は、位相差検出部107に対し、次に取得される画像を使用して位相差検出演算を行うよう指示する。
ステップ808では、ステップ807で設定された撮像素子103の駆動情報(露光時間T2)に基づいて、撮像素子駆動制御部112が撮像素子103を駆動させ、撮像素子103がAF用画像を出力する。
ステップ809では、撮像素子103から出力されたAF用画像に対して、AE評価値取得部109がAE評価値を算出し、撮像素子駆動判定部111が次のAF用画像のための露光時間T2を暫定的に決定する。なお、AF用蓄積がOFFだった場合には、S804で取得された記録用画像に対して、AE評価値を算出し、次のAF用画像のための露光時間T2を暫定的に決定する。
ステップ810では、次の撮像に必要となる時間の合計は、記録用画像の露光時間T1と、AF用画像の露光時間T2、レンズ駆動時間T3、AF演算に必要となる時間T4の合計値である。この合計値がCPU110から指定された記録用画像の撮像時間間隔TAよりも小さければ、そのままAF用画像の露光時間が確保できるということなので、ステップ811に進む。該合計値が記録用画像の撮像時間間隔TAよりも大きければ、AF用画像の露光時間がそのままでは確保できないと言う事なので、ステップ812に進み、AF用画像の露光時間の調整が行われる。
ステップ811では、AF用画像の露光時間はそのまま確保することができるので、撮像素子駆動判定部111において、AF用蓄積がONに設定され、ゲイン部104でゲインがかからないようにゲイン設定(ゲイン値=1)が行われ、ステップ802に進む。
ステップ812では、AF用画像の露光時間T2が十分に確保できないため、TAと、T1,T3,T4の合計との差から、確保可能な露光時間T2’が算出される。
ステップ813:T2’及びT2より、露光時間が短くなった分、AF用画像の輝度レベルを確保するためのゲイン値Gが算出され、次の処理のために暫定で決定したT2の時間がT2’で置き換えられる。例えば、露光時間T2’が小さくなるにつれてゲイン値Gが大きくなるようにしてもよい。
ステップ814では、ステップ813で決定されたゲイン値Gが予め定められた一定値LIMより大きい場合は、ゲイン値Gが大きすぎるため、正しい位相差検出処理が行えないと判断され、ステップ815へ進み、AF用蓄積をOFFにする動作制御が行われる。ゲイン値GがLIM未満の場合は、ゲイン部104でゲイン処理を行っても正しい位相差検出処理が行えると判断され、ステップ816へ進み、AF用蓄積をゲイン処理と併用して行うように動作制御が行われる。
ステップ815では、ステップ814においてAF用蓄積を行うことができないと判断された場合、記録用画像を使用して位相差検出を行うようにするためにAF用蓄積がOFFに設定され、記録用画像に対してゲインがかからないようにゲイン設定が行われる。そして、ステップ802に進む。
ステップ816では、ステップ814においてAF用蓄積を短くしてゲイン部104でゲインアップすることによりAF用画像が取得できると判断された場合、AF用蓄積をONに設定され、ゲイン値Gがゲイン部104に出力され、ステップ802に進む。
以上、本実施形態の撮像装置は、記録用画像の撮像時間間隔(TA)と撮像のための時間(T1〜T4)を基にAF用画像の蓄積時間(T2)が確保できるかどうか判断し(ステップ810)、確保できる場合、該蓄積時間でAF用画像を取得しAF動作を行う。即ち、撮像素子103により取得されたAF用画像を基に位相差検出部107が撮像素子103から被写体までの距離に関する情報を算出し、この算出された距離に関する情報を基に合焦制御部114が光学系101の合焦制御を行う(第一の合焦動作モード)。
また、該撮像装置は、ゲイン値が一定値(LIM)を超える場合、AF用画像の取得を行わず、前回の撮影の記録用画像を使用してAF動作を行う。即ち、撮像素子により取得された記録用画像を基に位相差検出部が撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出し、この算出された距離に関する情報を基に合焦制御部が光学系の合焦制御を行う(第二の合焦動作モード)。
また、該撮像装置は、AF用画像の蓄積時間を十分に確保できないが、ゲイン処理された画像を基にAF動作が可能な場合は、AF用画像の蓄積時間を短くして記録用画像とは別にAF用画像を取得してAF動作を行う。即ち、撮像素子の出力に対してゲイン部104でゲイン処理されたAF用画像を基に位相差検出部が撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出し、この算出された距離に関する情報を基に合焦制御部が光学系の合焦制御を行う(第三の合焦動作モード)。
このように、該撮像装置は、記録用画像の撮像時間間隔(TA)と記録用画像の蓄積時間(T1、T3、T4)及びAF用画像の蓄積時間(T2)に応じて、制御を動的に切り替える。これにより、連写性能の低下を防ぐと共に、位相差検出を使用したAF性能を向上させることができる。
(第2実施形態)
図9は、本発明の第2実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図である。本実施形態では、第1実施形態と共通の部分に関しては説明を割愛し、本実施形態の特徴である、コントラスト算出部901及び撮像素子駆動判定部902の動作についてのみ説明を行う。
コントラスト算出部901は、ゲイン部104の出力である画像信号に対して、ハイパスフィルタやエッジ検出フィルタ処理の積分値をコントラスト値として出力する。下記の撮像素子駆動判定部902における処理では、S808でAF用画像が取得されている場合にAF用画像のコントラスト値を出力し、コントラスト値に基づいて、そのAF用画像でAF動作させた場合に正しい位相差検出処理が行なえるか否かを判定する。
次に図10を参照して、撮像素子駆動判定部902における処理の詳細について説明する。ただし、撮像素子駆動判定部902では、第1実施形態と動作が同様である部分は同じステップ番号で示しており、その説明は割愛し、本実施形態の特徴であるステップ1014についてのみ説明を行う。ここで、撮像素子駆動判定部902及び撮像素子駆動制御部112を合わせて撮像制御部903と称し、撮像制御部903は撮像素子駆動判定部902及び撮像素子駆動制御部112として機能する。
ステップ1014では、AF用画像が位相差検出を行うのに適しているか否かを判定する。ステップ813で決定されたゲイン値Gが予め定められた一定値LIMより大きい場合は、位相差検出を行うのに適していないと判断される。又は、コントラスト算出部901の出力のコントラスト値が予め定められた一定値THより小さい場合、AF用画像として得られる画像のコントラストが低く、位相差検出を行うのに適していないと判断される。そして、ステップ815へ進み、AF用蓄積をOFFにする動作制御が行われる。また、ゲインGの値が小さく、コントラスト値も一定値以上ある場合は、AF用画像から位相差検出を行うことができると判断し、ステップ816へ進み、AF用蓄積をゲイン処理と併用して行うように動作制御を行う。
以上、本実施形態の撮像装置は、記録用画像の撮像時間間隔(TA)と撮像のための時間(T1〜T4)を基にAF用画像の蓄積時間(T2)が確保できるかどうか判断し(ステップ810)、確保できる場合、該蓄積時間でAF用画像を取得しAF動作を行う。即ち、撮像素子103により取得されたAF用画像を基に位相差検出部107が撮像素子103から被写体までの距離に関する情報を算出し、この算出された距離に関する情報を基に合焦制御部114が光学系101の合焦制御を行う(第一の合焦動作モード)。
また、該撮像装置は、ゲイン値が一定値(LIM)を超える場合又はコントラスト値が一定値(TH)以下の場合、AF用画像の取得を行わず、記録用画像を使用してAF動作を行う。即ち、前回の撮影で取得された記録用画像を基に位相差検出部が撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出し、この算出された距離に関する情報を基に合焦制御部が光学系の合焦制御を行う(第二の合焦動作モード)。
また、該撮像装置は、AF用画像の蓄積時間を十分に確保できないが、ゲインGの値が所定値より小さく、コントラスト値が所定値以上ある場合にAF動作が可能と判断する(ステップ1014のNo)。この場合、AF用画像の蓄積時間を短くして記録用画像とは別にAF用画像を取得してAF動作を行う。即ち、撮像素子の出力に対してゲイン部104でゲイン処理されたAF用画像を基に位相差検出部が撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出し、この算出された距離に関する情報を基に合焦制御部が光学系の合焦制御を行う(第三の合焦動作モード)。
このように、該撮像装置は、記録用画像の撮像時間間隔(TA)と記録用画像の蓄積時間(T1、T3、T4)及びAF用画像の蓄積時間(T2)に応じて、制御を動的に切り替える。これにより、連写性能の低下を防ぐと共に、位相差検出を使用したAF性能を向上させることができる。
(第3実施形態)
図11は、本発明の第3実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図である。本実施形態では、第1実施形態と共通の部分に関しては説明を割愛し、本実施形態の特徴である撮像素子駆動判定部1101の動作についてのみ説明を行う。また、本実施形態では、第1実施形態で使用していたゲイン部104を備えず、信号演算部105、位相差検出部107及びAE評価値取得部109の入力信号が撮像素子103からの出力信号に変わったのみで、その動作には変更が無いため、説明は割愛する。
ここで、撮像素子駆動判定部1101及び撮像素子駆動制御部112を合わせて撮像制御部1102と称し、撮像制御部1102は撮像素子駆動判定部1101及び撮像素子駆動制御部112として機能する。
次に、図12を参照して、撮像素子駆動判定部1101における処理の内容について説明する。ただし、撮像素子駆動判定部1101では、第1実施形態と動作が同様である部分は同じステップ番号で示し、その説明は割愛する。本実施形態の特徴であるステップ1201、1207、1211、1213、1214、1215、1216についてのみ説明を行う。
ステップ1201では、撮像素子駆動判定部1101が、予め定められた撮像時のレンズ駆動に必要となる最大時間T3及び、AF演算に必要となる時間T4、撮像素子103の読み出し速度である幕速SをCPU110から取得して設定する。
ステップ1207では、撮像素子駆動判定部1101が、前のステップ809で設定されたAF用画像の露光時間T2の情報及び読み出し位置の情報を撮像素子駆動制御部112に対して出力する。そして、撮像素子駆動判定部1101は、カメラ信号処理部106に対し、次に取得される画像がAF用画像であるという情報を送信して記録用画像として処理させないようにする。さらに、撮像素子駆動判定部1101は、位相差検出部107に対し、次に取得される画像を使用して位相差検出演算を行うように指示する。
ステップ1211では、AF用画像の露光時間及び読み出しライン数は、そのまま確保されるため、AF用蓄積はONに設定され、更に撮像素子103からの読み出し位置及び読み出し量の補正は行わないように設定され、ステップ802に進む。
ステップ1213では、確保可能な露光時間T2’及び幕速Sから、割り当てられた時間で撮像素子103から読み出し可能なライン数Lが算出される。
ステップ1214では、読み出し可能ライン数Lが予め定められた一定値THより小さい場合、AF用画像の範囲が狭すぎるため、正しい位相差検出処理が行えないと判断し、ステップ1215へ進み、AF用蓄積をOFFにする動作制御が行われる。LがTH以上の場合、位相差検出を行う上で最低限の読み出しライン数は確保できているということなので、ステップ1216へ進み、読み出し位置の補正を行った上でAF用蓄積を行うように動作制御が行われる。
ステップ1215では、ステップ1214においてAF用蓄積を行うことができないと判断された場合、記録用画像を使用して位相差検出が行えるように、AF用蓄積がOFFに設定され、ステップ802に進む。
ステップ1216では、ステップ1214において、読み出しライン数の制御を行えば、AF用蓄積を行うことが可能と判断された場合、AF用蓄積がONに設定され、読み出し可能ライン数Lに応じて読み出し位置の補正が行われ、ステップ802に進む。
以上、本実施形態の撮像装置は、記録用画像の撮像時間間隔(TA)と撮像のための時間(T1〜T4)を基にAF用画像の蓄積時間(T2)が確保できるかどうか判断し(ステップ810)、確保できる場合、該蓄積時間でAF用画像を取得しAF動作を行う。即ち、撮像素子103により取得されたAF用画像を基に位相差検出部107が撮像素子103から被写体までの距離に関する情報を算出し、この算出された距離に関する情報を基に合焦制御部114が光学系101の合焦制御を行う(第一の合焦動作モード)。
また、該撮像装置は、該読み出し可能なライン数(L)が一定値(TH)以下になった場合(ステップ1214のYes)、AF用画像の取得を行わず、記録用画像を使用してAF動作を行う。即ち、撮像素子により取得された記録用画像を基に位相差検出部が撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出し、この算出された距離に関する情報を基に合焦制御部が光学系の合焦制御を行う(第二の合焦動作モード)。
また、該撮像装置は、AF用画像の蓄積時間を十分に確保できないが読み出しライン数が制限された画像でAF動作が可能な場合は(ステップ1214のNo)、AF用画像の読み出しライン数を少なくして記録用画像とは別にAF要画像を取得してAF動作を行う。即ち、撮像素子からの読み出し可能なライン数(L)が、第一の合焦動作モードにおける該ライン数よりも少なくなるように撮像素子が制御され、読み出し可能なライン数(L)に応じて読み出し位置の補正が行われたAF用画像が取得される。そして、該取得されたAF用画像を基に、位相差検出部が撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出し、この算出された距離に関する情報を基に合焦制御部が光学系の合焦制御を行う(第四の合焦動作モード)。
このように、該撮像装置は、記録用画像の撮像時間間隔(TA)と記録用画像の蓄積時間(T1、T3、T4)及びAF用画像の蓄積時間(T2)並びに読み出し可能なライン数(L)に応じて、制御を動的に切り替える。これにより、該撮像装置は、位相差検出を使用したAF性能を向上させることができる。
101:光学系
102:光学系駆動部
103:撮像素子
104:ゲイン部
105:信号演算部
106:カメラ信号処理部
107:位相差検出部
108:AF制御部
109:AE評価値取得部
110:CPU
111:撮像素子駆動判定部
112:撮像素子駆動制御部

Claims (7)

  1. 撮像素子の出力に基づいて、前記撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出する位相差検出部と、
    前記位相差検出部の出力を基に、光学系の合焦制御を行う合焦制御部と、
    前記撮像素子の動作制御を行う撮像制御部と、を備えた撮像装置であって、
    前記撮像装置は、
    前記撮像素子により取得された合焦用画像を基に前記位相差検出部が前記撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出し、この算出された距離に関する情報を基に前記合焦制御部が前記光学系の合焦制御を行う第一の合焦動作モードと、
    前記撮像素子により取得された記録用画像を基に前記位相差検出部が前記撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出し、この算出された距離に関する情報を基に前記合焦制御部が前記光学系の合焦制御を行う第二の合焦動作モードと、を有し、
    記録用画像の撮像時間間隔及び合焦用画像の取得のための前記撮像素子の蓄積時間に基づき、前記第一の合焦動作モード、又は第二の合焦動作モードで動作することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像制御部により指示される前記撮像素子の蓄積時間が前記第一の合焦動作モードにおける前記撮像素子の蓄積時間よりも短い場合に、前記第一の合焦動作モードから前記第二の合焦動作モードに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像素子の出力に対してゲイン処理を行うゲイン部を更に備え、
    前記撮像装置は、前記撮像素子の出力に対して前記ゲイン部でゲイン処理された合焦用画像を基に前記位相差検出部が前記撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出し、この算出された距離に関する情報を基に前記合焦制御部が前記光学系の合焦制御を行う第三の合焦動作モードを更に有し、
    記録用画像の撮像時間間隔及び合焦用画像の取得のための前記撮像素子の蓄積時間に基づき、前記第一の合焦動作モード、第二の合焦動作モード又は第三の合焦動作モードで動作することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記ゲイン部における合焦用画像に対するゲイン値が所定値よりも小さい場合に、前記第二の合焦動作モードから前記第三の合焦動作モードに切り替えることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記ゲイン部の出力からフィルタ処理によりコントラスト値を算出するコントラスト算出部をさらに備え、
    前記コントラスト値が所定値よりも小さい場合に、前記第二の合焦動作モードから前記第三の合焦動作モードに切り替えることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像装置は、
    前記撮像素子から読み出し可能なライン数が前記第一の合焦動作モードにおける当該ライン数よりも少なくなるように前記撮像制御部が前記撮像素子を制御し、前記読み出し可能なライン数に応じて読み出し位置の補正が行われた合焦用画像を基に前記位相差検出部が前記撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出し、この算出された距離に関する情報を基に前記合焦制御部が前記光学系の合焦制御を行う第四の合焦動作モードを更に有し、
    記録用画像の撮像時間間隔及び合焦用画像の取得のための前記撮像素子の蓄積時間並びに前記読み出し可能なライン数に基づき、前記第一の合焦動作モード、第二の合焦動作モード又は第四の合焦動作モードで動作することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  7. 撮像素子の出力に基づいて、前記撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出する位相差検出部と、前記位相差検出部の出力を基に、光学系の合焦制御を行う合焦制御部と、前記撮像素子の動作制御を行う撮像制御部と、を備えた撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像素子により取得された合焦用画像を基に前記位相差検出部が前記撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出し、この算出された距離に関する情報を基に前記合焦制御部が前記光学系の合焦制御を行う第一の合焦動作モードと、
    前記撮像素子により取得された記録用画像を基に前記位相差検出部が前記撮像素子から被写体までの距離に関する情報を算出し、この算出された距離に関する情報を基に前記合焦制御部が前記光学系の合焦制御を行う第二の合焦動作モードと、を有し、
    記録用画像の撮像時間間隔及び合焦用画像の取得のための前記撮像素子の蓄積時間に基づき、前記第一の合焦動作モード、又は第二の合焦動作モードで動作することを特徴とする制御方法。
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