JP2015092952A - Tray-equipped cart - Google Patents
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Abstract
Description
本願発明は、例えば医療機関で使用されているナースカート(或いはナースワゴン)のようなトレー付きカートに関するものである。 The present invention relates to a cart with a tray such as a nurse skirt (or nurse wagon) used in a medical institution, for example.
キャスタを備えた移動自在なカートの一種として、天板付きで左右支柱の間にトレーを多段に配置したものがあり、病院のような医療機関ではナースカートと呼ばれて広く使用されている。トレーは左右支柱の内面に取り付けた前後長手のブラケットで支持されており、特許文献1に記載されたものは、ブラケットを正面視コ字形に形成して、トレーの左右上端縁に設けたフランジをブラケットに嵌め込むことでトレーの前後動を許容すると共に、ブラケットにおける下片の前端に上向きの突起を設けて、トレーを持ち上げて突起を乗り越えさせることでトレーの引出しを可能にしている。
As a kind of movable cart equipped with casters, there is a top plate with trays arranged in multiple stages between right and left columns, and it is widely used in medical institutions such as hospitals called nurse skirts. The tray is supported by front and rear longitudinal brackets attached to the inner surfaces of the left and right columns, and the one described in
さて、カートは移動させて使用されるが、特許文献1のようにトレーのフランジがブラケットに嵌まっただけであると、移動による振動によってトレーがずれ動いてカタカタと騒音が発生するおそれがある。また、カートが止まったときの慣性力でトレーが前進してしまったり、エレベータへの乗り降りなどでカートが傾いた場合もトレーが飛び出すおそれがある。
Now, the cart is moved and used. However, if the flange of the tray is only fitted to the bracket as in
また、物品の出し入れはトレーを引出した状態で行われるが、手がトレーに触れたり物品がトレーに触れることでトレーが押し込み方向に動いてしまうといった不具合も懸念される。 In addition, although taking in and out of the article is performed with the tray pulled out, there is a concern that the tray may move in the pushing direction when the hand touches the tray or when the article touches the tray.
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。 The present invention has been made to improve the current situation.
本願発明は様々な構成を含んでおり、これを各請求項で特定している。このうち請求項1の発明は、左右の支柱を有する移動自在なカート本体と、前記左右支柱の間に配置されるトレーとを備えており、前記左右支柱には、上下の内向き張り出し片を有する正面視略コ字形で前記トレーが前後動自在に嵌まるブラケットを設けており、前記ブラケットの上部又は側部に、前記トレーを弾性的に押すばね体を設けている。
The present invention includes various configurations, which are specified in the respective claims. Of these, the invention of
請求項2の発明は請求項1を具体化したもので、まず、前記トレーの左右側部は、下向きに開口した前後長手の縦長溝を有する二重構造になっており、前記縦長溝を挟んで外側の部分が前記ブラケットの下部内向き張り出し片で支持されて、前記縦長溝の上底に位置した部分に上から前記ばね体が当たるようになっている。
The invention of
更に、前記ブラケットにおける下部内向き張り出し片のうち前記トレーの縦長溝に位置した部位に、前記トレーの後ろコーナー縁が当たることで前記トレーの前後動ストロークを規制する前ストッパー及び後ろストッパーと、前記トレーを略押し込み切った状態で手前にずれ移動することを阻止する補助ストッパーとを上向きに突設しており、前記前ストッパーと補助ストッパーとは、前記ばね体に抗してトレーの前コーナー縁を上向き動させることで、当該トレーの前コーナー縁が乗り越え得る高さになっている。 Further, the front stopper and the rear stopper for restricting the back-and-forth movement stroke of the tray by the rear corner edge of the tray hitting the portion located in the vertically long groove of the tray of the lower inward projecting piece in the bracket, An auxiliary stopper that prevents the tray from moving forward in a state where the tray is almost fully pushed in is protruded upward, and the front stopper and the auxiliary stopper are opposed to the spring body and the front corner edge of the tray. By moving the up, the height of the front corner of the tray can be overcome.
請求項3の発明は請求項1又は2を具体したもので、この発明では、前記ブラケットは樹脂製であり、当該ブラケットの上部内向き張り出し片に、前記トレーの側部上面に当たるように前記ばね体を一体に設けている。 According to a third aspect of the present invention, the bracket is made of resin, and the spring is adapted to contact the upper inward projecting piece of the bracket against the upper surface of the side portion of the tray. The body is integrated.
請求項4の発明は、請求項1〜3のうちのいずれかにおいて、前記ブラケットの上部内向き内向き張り出し片に、前記ばね体が、手前から後ろに向けて片持ち梁状に延びるか又は後ろから手前に向けて片持ち梁状に延びるように形成されており、前記ばね体の自由端部を側面視で下向き凸に湾曲させている。 According to a fourth aspect of the present invention, in any one of the first to third aspects, the spring body extends in a cantilever shape from the front side toward the rear side on the upper inwardly extending piece of the bracket. It is formed so as to extend like a cantilever from the back to the front, and the free end of the spring body is curved downward and convex in a side view.
本願発明では、トレーはブラケットによって前後動自在にガイドされるが、トレーがブラケットに設けたばね体で下方又は内側に押されているため、カートの移動等に際してガタついて騒音が発生したり、押し込んでいたトレーが飛び出すような不具合を防止できる。また、トレーが任意の位置に引き出した状態においてばね体で押さえられていることにより、人の手が少し触れたり物が軽く当ったりしてもずれ動くことを防止できるため、トレーを安定させた状態で物品の出し入れを容易に行うことができる。 In the present invention, the tray is guided by the bracket so as to be movable back and forth. However, since the tray is pushed downward or inward by a spring body provided on the bracket, rattling occurs or noise is generated when the cart is moved. This can prevent problems such as the tray that has been ejected popping out. In addition, the tray is held in a state where the tray is pulled out to an arbitrary position, so that it can be prevented from shifting even if a person's hand touches it slightly or a light object hits it. Articles can be easily put in and out in the state.
請求項2の構成によると、トレーの前後動を許容しつつ、後ろストッパーと補助ストッパーとで押し込み切った状態に保持できるため、移動による振動や傾き等によってトレーが飛び出すことをより確実に防止できる。また、前後のストッパーはトレーの溝に隠れているため、美感にも優れている。 According to the configuration of the second aspect, the tray can be held in the pushed-in state with the rear stopper and the auxiliary stopper while allowing the tray to move back and forth, so that the tray can be more reliably prevented from jumping out due to vibration or inclination due to movement. . In addition, the front and rear stoppers are hidden in the groove of the tray, so it has excellent aesthetics.
請求項1,2ではブラケットは例えば板金製とすることも可能であるが、請求項3のようにブラケットを樹脂製にしてばね体を一体に設けると、加工の手間を無くしてコストを抑制することができる。また、ばね体も樹脂製であるため、トレーの前後動に際してこすれ音が発生することも防止できる。
In
ばね体の形態は様々に具体化できるが、請求項4のように前後方向に向いた片持ち梁状の形態を採用すると、請求項3のようにばね体を一体成形した場合であってもばね体を上下方向に大きく変形させることができるため、ストッパーがある程度の高さであっても、これを乗り越えてトレーを引出したり押し込んだりすることを支障なく行える。従って、押し込み状態に保持する機能を確実化しつつ、前後動や着脱も容易に行える。更に、請求項4ではばね体の自由端部が丸みを帯びているため、トレーの前後動をスムースに行える利点もある。
Although the form of the spring body can be embodied in various ways, if a cantilever-like form oriented in the front-rear direction as in
(1).カートの概略
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は医療機関で使用させているナースカートに適用しており、このナースカートは、平面視略H形で前後左右にキャスタ1を設けたベース2と、ベース2の後端寄り部位から立設した左右の支柱3と、支柱3に上下動自在に装着した昇降ロッド4と、昇降ロッド4の上端に受け具5を介して固定された天板6とを有している。ベース2と支柱3はカート本体の主要部材である。
(1). Outline of Cart Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. This embodiment is applied to a nurse skirt used in a medical institution. This nurse skirt has a substantially H shape in a plan view and is provided with
そして、左右支柱4の内側面に前後長手の5段のブラケット7が取付けられており、各ブラケット7の対にトレー8が前後動自在で装着されている。なお、図示のトレー8は浅いタイプであり、深底タイプのトレー8を使用する場合は、配置できる段数は少なくなる場合がある。また、ブラケット7の取付け高さは段階的に調節できる。
The front and rear
支柱3は、ベース2における前後長手の部材のうち横長部材が連結されている部分に立設しており、図3(A)に示すように、トレー配置空間に向いて略偏平状の金属板製内側板9と、この内側板9に固定されたチャンネル状の金属板製外側板10とを主要部材としており、従って、中空構造になっている。昇降ロッド4はガスシリンダを使用しており、図3(A)のとおり、内側板9には、ガスシリンダの固定筒が嵌まる保持筒11を固定している。
The
天板6の後端には、押し引き移動に際して手で掴むハンドル12を設けている。ハンドル12を掴んだ使用者から見て右側の昇降ロッド4の上端に固定した金具5には、ガスシリンダのロックを解除するためのレバー13を設けている。また、天板6の前端部には、載せた物品の脱落を防止するための枠材14を設けている。
A
(2).ブラケット及びトレー
次に、ブラケット7及びトレー8の構造を説明する。トレー8は樹脂製で上向きに開口しているが、図5(A)に示すように、四周には、左右側部に位置した下向き開口で前後長手の縦長溝15と、前後に位置して下向き開口で左右方向に長い横長溝16とが互いに連通した状態に形成されている。このため、トレー8の前部と後部は横長外壁17と横長内壁18との二重構造になっており、トレー8の左右側部は、縦長外壁19と縦長内壁20との二重構造になっている。
(2). Bracket and Tray Next, the structure of the
トレー8における内外の壁17,18,19,20は、長溝15,16を横切る姿勢の多数の第1リブ21で連結されている。また、第1リブ21は、長溝15,16の長手方向に延びる第2リブ22で連結されている。トレー8の外周部は内外の壁17〜20によって下向き開口U字状になっており、内外の壁17〜20は、上端縁を構成する縦長上底部23及び横長上底部24を介して繋がっている。トレー8は深さが異なるものがあり、深いタイプでは、内壁18,20は外壁17,19の下方にはみ出ている。
The inner and
ブラケット7は樹脂製であり、支柱3の内側板9に重なる側板25と、その上端から内向きに突出した略水平状の上部内向き張り出し片26と、側板25の下端から内向きに突出した略水平状の下部内向き張り出し片27とから成っており、従って、ブラケット7はおおよそコ字型の形態を成している。例えば図2に明示するように、ブラケット7は支柱3から殆ど手前側のみに突出している。勿論、ブラケット7は支柱3の前後両側にはみ出る状態に配置してもよい。
The
図3,4に示すように、ブラケット7は、その後部が上下2本のビス28で支柱3の内側板9に固定されている。この場合、内側板9のうち上下タップ穴29の間の部位にスリット状の前後長手の位置決め穴30を空けている一方、ブラケット7には、位置決め穴29にきっちり嵌まる位置決め突起31を外向きに突設している。タップ穴29と位置決め穴31のセットは上下多段に多数設けている。このため、ブラケット7の高さをトレー8の深さ等に合わせて何段階にも変更できる。
As shown in FIGS. 3 and 4, the rear portion of the
図4に示すように、支柱3の内側板9は内向き凸状の形態になっている一方、ブラケット7における側板25の外面には、内側板9に重なる平坦部25aが形成されているが、平坦部31の後端は段部25bになっており、段部25bと内側板9との重なりによっても、ブラケット7はガタ付きのない安定した姿勢に保持されている。例えば図3(B)のとおり、ブラケット7の側板25にはビス28の頭が嵌まるボス部32を内向きに突設している。
As shown in FIG. 4, the
例えば図4から理解できるように、ブラケット7のうち支柱3に重なる平坦部25aの手前側の部分は、支柱3の内側面よりも少し左右内側に寄っている。従って、側板25のうち平坦部25aの前端の箇所には平面視で若干の段がついている。
For example, as can be understood from FIG. 4, the portion of the
例えば図3(B)や図5(B)のとおり、ブラケット7における側板25の内面には、トレー8の左右位置を規制する前後長手の補助スライダー33を横向き突設している。ブラケット7の下部内向き張り出し片27は側板25とほぼ同じ長さであり、図5(B)に示すように、トレー8の縦長外壁19の下端縁が、下部内向き張り出し片27のうち付け根寄りの部位にスライド自在に載るようになっている。
For example, as shown in FIG. 3B and FIG. 5B, front and rear longitudinal
そして、ブラケット7の縦長内壁25と下部内向き張り出し片27との間の上下間隔は、トレー8の縦長外壁19の高さよりもある程度大きい寸法になっており、このため、トレー8はブラケット7の内部で若干の寸法だけ上下動し得る。
The vertical distance between the vertically long
そして、例えば図3(B)のとおり、ブラケット7における下部内向き張り出し片27の後端部に、トレー8のうち縦長溝15の後端に位置した後ろコーナー縁34aが当たることでトレー8の引き込み位置(前進位置)を規制する後ろストッパー35と、その少し手前に位置した上向きの補助ストッパー36とを設けている。図5のとおり、トレー8の後ろコーナー縁34aが後ろストッパー35に手前から当たることで、前進させ切ったトレー8の後退が規制される。
For example, as shown in FIG. 3 (B), the
ブラケット7における下部内向き張り出し片27のうち、後ろストッパー35のすぐ手前の箇所には補助ストッパー36を上向きに突設し、前端寄りの部位には前ストッパー37を上向きに突設している。前端寄りの部位には前ストッパー37を上向きに突設している。これら前ストッパー37と補助ストッパー36とは、トレー8の縦長溝15に露出した部分に設けている。
Of the lower inwardly projecting
このため、トレー8の後ろコーナー縁34aが補助ストッパー36に後ろから当たることで、前進させたトレー8が手前に飛び出ることが規制されて、図7のように、トレー8の前コーナー縁34bが前ストッパー37に手前から当たることで、トレー8の後ろ向き引出し限度位置が規制される。トレー8の飛び出し防止を確実化させるため、補助ストッパー36の後面は略鉛直姿勢になっている。
For this reason, when the
トレー8の前コーナー縁34bが前ストッパー37を乗り越えることで、トレー8を着脱できる。このため、前ストッパー37は、前コーナー縁34bの乗り越えが容易になるように、前後の面が傾斜した側面視山形の形状になっている。また、トレー8の前コーナー縁34bが補助ストッパー36を乗り越えて後ろに移動することで、トレー8をブラケット7から後ろに抜き外すことができる。そこで、前コーナー縁34bの後ろ向き乗りを容易にするため、補助ストッパー36の前面は傾斜面になっている。
When the
そして、ブラケット7の上部内向き張り出し片26に、トレー8の縦長上底部23に弾性的に当接する前後のばね体38,39を一体に設けている。図6に明示するように、前部ばね体38は前ストッパー37よりも手前に位置しており、後部ばね体39は前ストッパー37と補助ストッパー36との間のおおよそ中間部に配置されている。
The front and
また、前部ばね体38は、後端が自由端になる前後長手の形態であり、後ろに向けて斜め下向きに延びた片持ち梁状になっており、自由端部(後端部)は側面視で下向き凸に湾曲している。他方、後部ばね体39は前端が自由端になる前後長手の形態であって、手前に向けて下向きに延びた片持ち梁状になっており、自由端部(後端部)は側面視で下向き凸に湾曲している。ばね体38,39の自由端部が下向き凸に湾曲しているため、トレー8の前後動に際して、それらばね体38,39に滑らかに当たって撓み変形もスムースになる。
In addition, the
前部ばね体38のすぐ後ろと後部ばね体39のすぐ手前とには、それらばね体38,39の自由端の先端よりも下に突出した規制リブ40を設けている。これら規制リブ40は、トレー8をブラケット7から抜き外したり、外したトレー8をブラケット7に装着したりするに際して、トレー8から外側にはみ出た紐類等がばね体38,39に引っ掛かることを防止するためのものである。
A restricting
例えば図3(B)に示すように、ブラケット7における上部内向き張り出し片26の後部は、補助ストッパー36の上方に露出するように斜めに切欠かれている(切欠き部を符号41で示す。)。図6から理解できるように、上張り出し片26のうち切欠き41を形成している後端部は、若干低くなっている。
For example, as shown in FIG. 3B, the rear portion of the upper inward projecting
(3).まとめ・その他
以上の構成において、トレー8を一杯に押し込んだ状態では、既述のとおり、トレー8の後ろコーナー縁34aが後ろストッパー35と補助ストッパー36との間に位置していることにより、カートが振動したり前傾したりしても、トレー8が手前に大きく前進動することはない。また、押し込み切った状態ではトレー8は前後のばね体38,39で上から押さえられているため、カートの移動に際して振動することはなく、このためカタカタといった騒音の発生もなくて静粛性に優れている。
(3) Summary / Others In the above configuration, when the
例えば図6に示すように、トレー8の前後長さはブラケット7の前後長さよりも大きくなっており、トレー8は、手前側に押し込み切った状態で、ブラケット7の手前にオーバーハングしており、従って、トレー8の後端は天板2の後端よりも手前にずれている。これは、カートを机として使用するに際して、トレー8が使用者の足の邪魔にならないようにするためである。
For example, as shown in FIG. 6, the front and rear length of the
押し込み切ったトレー8にある程度の力をかけて後ろに引くと、後ろコーナー縁34aがばね体38,39に抗して後ろストッパー35を乗り越えることにより、トレー8を後ろに引出しことができる。後ろコーナー縁34aの乗り越えを容易ならしめるため、後ろストッパー45の前面は前傾状に傾斜させている(トレー8を引出し場合、トレー8の後端縁に指先を掛けて少し持ち上げ気味にすることが普通なので、後ろストッパー45の前面を傾斜させなくても、トレー8は容易に引出せるといえる。)。
When a certain amount of force is applied to the pushed
既述のとおり、トレー8を前後動させるに際しての後退位置は、図7に示すように、トレー8の前コーナー縁34bが前ストッパー37に当たることで規制される。後退させ切った状態でトレー8には後部ばね体39しか当たっていない。そして、図7に黒矢印で示すようにトレー8の後端部を下向きに押すと、トレー8がブラケット7における下部内向き張り出し片27の後端縁を支点にして後部ばね体38に抗して回動することにより、図7に白抜き矢印で示すようにトレー8の前端が上昇する。従って、トレー8は、その後端を下に押した状態で後ろに引くことにより、殆ど抵抗無しに抜き外すことができる。
As described above, the retracted position when the
トレー8をブラケット7に装着する場合は、手前をやや下にした傾斜姿勢でブラケット7に嵌め込んで押し込んだらよい。この場合、ブラケット7における上部内向き張り出し片26の後端部を切欠いているため、トレー8は、前コーナー縁34bを後ろストッパー35及び補助ストッパー36よりも手前に位置させた状態からブラケット7に嵌め込むことができる。このため、トレー8の装着は殆ど力を掛けずにスムースに行える。
When the
ブラケット7にセットして前向きに押し込む過程で、トレー8がまず後部ばね体39に当たり、次いで、前コーナー縁34bが前ストッパー37を乗り越えて、それからトレー8が前部ばね体38に当たり、最後に、後ろコーナー縁34aが後部ストッパー35を乗り越える。前後のばね体38,39がトレー8に当たった状態では、トレー8は左右縦長外壁19がブラケット7の下部内向き張り出し片27に広い範囲で載った安定姿勢になっているので、後ろストッパー35の乗り越えもスムースに行われる。
In the process of setting the
トレー8の前後動や着脱に際してばね体38,39は大きく弾性変形するが、両ばね体38,39は片持ち梁状態であるため、トレー8の上部内向き内向き張り出し片26との間隔をできるだけ小さくしつつ、変形量を大きく取ることができる。このため、コンパクトでありながら、トレー8の前後動や着脱機能を確保できる。
The
また、ばね体38,39は前後方向に延びているため、弾性変形のための十分な長さを確保することができる。このため、耐久性にも優れている。また、先端は湾曲しているため、トレー8の押し込みに際しても引出しに際しても、トレー8はつっかかり現象を生じることなくスムースにスライドする。
Further, since the
実施形態のように前後のばね体38,39を設けると、押し込み切った状態での安定性を高くしてガタ付きを的確に防止できる利点がある。
When the front and
図示の実施形態ではばね体38,39を上部内向き張り出し片26に設けたが、ばね体は、側板25のみ又は側板25と上部内向き張り出し片26との両方に設けることも可能である。また、ばね体38,39を板ばね等で別部材として製造して、これをブラケット7に固定することも可能である。ばね体は、前後方向の1カ所のみ又は3カ所以上の複数箇所に設けることも可能である。
In the illustrated embodiment, the
実施形態ではブラケット7をビス28で支柱3に固定したが、ブラケット7は爪のような係合手段を固定支柱に引っ掛けることで取り付けてもよい。また、敢えて述べるまでもないが、本願発明は天板が昇降式でないカートにも適用できる。
In the embodiment, the
本願発明はナースカート等のカートに実際に適用できる。従って、産業上の利用可能性を有する。 The present invention can be actually applied to a cart such as a skirt. Therefore, it has industrial applicability.
2 カート本体を構成するベース
3 カート本体を構成する支柱
4 昇降ロッド
6 天板
7 ブラケット
8 トレー
9 支柱の内側板
15 縦長溝
19 縦長外壁
20 縦長内壁
23 縦長上底部
25 ブラケットの側板
26 ブラケットの上部内向き張り出し片
27 ブラケットの下部内向き張り出し片
34 トレーの後ろコーナー縁
35 後ろストッパー
36 補助ストッパー
37 前ストッパー
38 前部ばね体
39 後部ばね体
2 Base that constitutes the
Claims (4)
トレー付きカート。 A movable cart body having left and right support columns and a tray disposed between the left and right support columns are provided, and the left and right support columns are substantially U-shaped in a front view having upper and lower inwardly extending pieces. Is provided with a bracket that can be moved back and forth, and a spring body that elastically presses the tray is provided on an upper portion or a side portion of the bracket.
Cart with tray.
前記ブラケットにおける下部内向き張り出し片のうち前記トレーの縦長溝に位置した部位に、前記トレーの後ろコーナー縁が当たることで前記トレーの前後動ストロークを規制する前ストッパー及び後ろストッパーと、前記トレーを略押し込み切った状態で手前にずれ移動することを阻止する補助ストッパーとを上向きに突設しており、前記前ストッパーと補助ストッパーとは、前記ばね体に抗してトレーの前コーナー縁を上向き動させることで、当該トレーの前コーナー縁が乗り越え得る高さになっている、
請求項1に記載したトレー付きカート。 The left and right side portions of the tray have a double structure having longitudinally long longitudinal grooves that open downward, and the outer portion is supported by the lower inwardly projecting piece of the bracket across the longitudinal groove, On the other hand, the spring body comes into contact with the portion located on the upper bottom of the longitudinal groove from above,
A front stopper and a rear stopper for restricting the forward / backward movement stroke of the tray by a rear corner edge of the tray hitting a portion of the lower inwardly projecting piece of the bracket located in the longitudinal groove of the tray, and the tray An auxiliary stopper is provided to project upwards to prevent it from moving forward when it is almost fully pushed in. The front stopper and the auxiliary stopper face the front corner edge of the tray upward against the spring body. By moving it, the height of the front corner of the tray can get over,
The cart with a tray according to claim 1.
請求項1又は2に記載したトレー付きカート。 The bracket is made of resin, and the spring body is integrally provided on the upper inwardly projecting piece of the bracket so as to contact the upper surface of the side of the tray.
The cart with a tray according to claim 1 or 2.
請求項1〜3のうちのいずれかに記載したトレー付きカート。 The spring body is formed on the upper inwardly projecting piece of the bracket so as to extend in a cantilever shape from the front to the back or in a cantilever shape from the back to the front, and the spring The free end of the body is curved downward and convex in side view,
The cart with a tray according to any one of claims 1 to 3.
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