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JP2015090843A - コネクタの止水構造 - Google Patents

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JP2015090843A JP2013231180A JP2013231180A JP2015090843A JP 2015090843 A JP2015090843 A JP 2015090843A JP 2013231180 A JP2013231180 A JP 2013231180A JP 2013231180 A JP2013231180 A JP 2013231180A JP 2015090843 A JP2015090843 A JP 2015090843A
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Ryosuke Ii
良介 井伊
淳仁 齋藤
Atsuhito Saito
淳仁 齋藤
池元 進一
Shinichi Ikemoto
進一 池元
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Abstract

【課題】端子の嵌合方向での寸法を従来よりも小さくすることができるコネクタの止水構造を提供する。【解決手段】相手側端子接続部13とワイヤバレル部17とインシュレーションバレル部19とを備えた端子5と、一端部でシース25が除去されて芯線23が露出しており、この露出している芯線がワイヤバレル部17で保持され、露出している芯線近傍のシースの部位がインシュレーションバレル部19で保持されることで端子5に設置された電線7と、少なくともインシュレーションバレル部19を覆うように、電線7と端子5とに一体的に設けられたシール体9とを有するコネクタの止水構造1である。【選択図】図2

Description

本発明は、コネクタの止水構造に係り、特に、端子と電線とにシール体を設けたものに関する。
従来、図4で示すようなコネクタの止水構造(防水コネクタ)301が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
コネクタの止水構造301は、キャビティ303を有するコネクタハウジング305と、キャビティ303内に挿入される端子金具307と、端子金具307に密着するシール部材309とを備える。端子金具307は、相手端子金具に接続される本体部と、電線311の端末部における芯線313に接続される電線接続部315とを有する。シール部材309が芯線313を覆いつつ電線接続部315に密着されるようになっている。
また、コネクタハウジング305は、第1コネクタハウジング317と第2コネクタハウジング319とで構成されている。そして、シール部材309がこの径方向で第1コネクタハウジング317に内接し、シール部材309がこの軸方向で第1コネクタハウジング317と第2コネクタハウジング319とによって挟まれることで、コネクタハウジング305に固定されている。
コネクタの止水構造301によれば、シール部材309が芯線313を覆いつつ電線接続部315に密着されているため、電線接続部315と芯線313との接続部分が液密にシールされる。そして、電線311と端子金具307との接続信頼性が確保される。
また、従来、図5〜図7で示すようなコネクタの止水構造(圧着端子のゴム栓保持構造)351が知られている(たとえば、特許文献2、特許文献3参照)。
コネクタの止水構造351は、キャビティ353が設けられているコネクタハウジング355と、キャビティ353内に挿入される圧着端子(端子金具)357と、ゴム栓(シール部材)359とを備えている。
また、コネクタの止水構造351では、圧着端子357に形成した一対のゴム栓加締め片361a,361bを加締めて、圧着端子357に電線363とゴム栓359とを固定している。
特開2012−59438号公報 特開2011−14420号公報 特開2011−14421号公報
特許文献1に記載のコネクタの止水構造301では、上述したように、コネクタハウジング305が第1コネクタハウジング317と第2コネクタハウジング319との2つの部材で構成されている。そして、シール部材309がこの軸方向(端子の嵌合方向;図4の左右方向)で第1コネクタハウジング317と第2コネクタハウジング319とによって挟まれることで、コネクタハウジング305に固定されている。これにより、図4で示すような、端子307の嵌合方向での寸法LAが、たとえば寸法LBや寸法LCの分だけ大きくなってしまうという問題がある。
また、特許文献2、特許文献3に記載のコネクタの止水構造351では、端子357に形成した一対のゴム栓加締め片361a,361bを加締めて、端子357に電線363とゴム栓359とを固定している。これにより、図6や図7で示すような、端子357の嵌合方向での寸法LDが、たとえば寸法LEの分だけ大きくなってしまうという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、端子の嵌合方向での寸法を従来よりも小さくすることができるコネクタの止水構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、相手側端子接続部とワイヤバレル部とインシュレーションバレル部とを備えた端子と、一端部でシースが除去されて芯線が露出しており、この露出している芯線が前記ワイヤバレル部で保持され、前記露出している芯線近傍のシースの部位が前記インシュレーションバレル部で保持されることで前記端子に設置された電線と、少なくとも前記インシュレーションバレル部を覆うように、前記電線と前記端子とに一体的に設けられたシール体とを有するコネクタの止水構造である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコネクタの止水構造において、前記端子が挿入されて収容されるキャビティが設けられているハウジングと、前記ハウジングに設けられ、前記キャビティに収容された端子に係合して前記端子の抜け止めをするランスとを有し、前記ランスは、片持ち梁状に形成されており、基端が前記端子の挿入方向で前側に位置し、先端が前記端子の挿入方向で後側に位置し、先端側に設けられている係止部が、前記キャビティに収容された端子の相手側端子接続部に係合することで、前記端子の抜け止めがなされるように構成されているコネクタの止水構造である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のコネクタの止水構造において、前記シール体は、前記ワイヤバレル部から前記インシュレーションバレル部近傍の電線の部位にわたり前記ワイヤバレル部と前記インシュレーションバレル部と前記電線の一部とを覆うように、前記電線と前記端子とに一体的に設けられているコネクタの止水構造である。
本発明によれば、端子の嵌合方向での寸法を従来よりも小さくすることができるコネクタの止水構造を提供するができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係るコネクタの止水構造の概略構成を示す斜視図であって、一部を断面とした図である。 図1におけるII矢視図である。 図2におけるIII部の拡大図である。 従来のコネクタの止水構造を示す図である。 従来のコネクタの止水構造を示す図である。 従来のコネクタの止水構造を示す図である。 従来のコネクタの止水構造を示す図である。
本発明の実施形態に係るコネクタの止水構造1は、コネクタ3に採用されており、図1〜図3で示すように、端子(たとえばメス端子)5と電線7とシール体(シール部材)9とハウジング11とを備えて構成されている。
端子5は、相手側端子(たとえばオス端子)が接続される相手側端子接続部(たとえば箱状部)13と連結部15とワイヤバレル部(芯線カシメ保持部)17とインシュレーションバレル部(シースカシメ保持部)19とを備えて構成されている。相手側端子接続部13と連結部15とワイヤバレル部17とインシュレーションバレル部19とは、前後方向で前側から後側に向かってこの順にならんでつながっている。
この実施形態で示すものは、ワイヤバレル部17とインシュレーションバレル部19とが前後方向で離れているが(ワイヤバレル部17とインシュレーションバレル部19との間に切り欠きが形成されているが)、ワイヤバレル部17とインシュレーションバレル部19とが前後方向でつながっていてもよい。
ここで、説明の便宜のために、ハウジング11に設けられているキャビティ(端子収容部)21に端子5を設置するときの端子5の挿入方向を前後方向とする。また、前後方向に対して直交する所定の一方向を横方向とし、前後方向と横方向とに対して直交する方向を縦方向とする。
電線7は、芯線23とこの芯線23を覆っているシース(絶縁性の被覆体)25とを備えて構成されている。電線7の長手方向の一端部(前後方向前端部)でシース25が除去されて芯線23が露出している。
この露出している芯線23の少なくとも一部の部位がワイヤバレル部17で囲まれて保持されており、前記露出している芯線23近傍のシース25の部位がインシュレーションバレル部19で囲まれて保持されている。これにより、電線7に端子5が設置されている(端子5に電線7が設置されている)。
シール体9は、少なくとも電線7を保持しているインシュレーションバレル部19とこのインシュレーションバレル部19近傍の電線7の部位を覆うように、電線7と端子5とにたとえばモールドによって一体的に設けられている。
ワイヤバレル部17で電線7の芯線23を保持し、インシュレーションバレル部19で電線7のシース25を保持している端子付き電線(電線保持端子)27では、相手側端子接続部13の反対側(端子5の後側)から電線7が後方に向かって延出している。
シール体9が設けられた電線付き端子(シール体設置済み端子付き電線)29を、相手側端子接続部13を前にしワイヤバレル部17やインシュレーションバレル部19や電線7を後にして、ハウジング11のキャビティ21に挿入し、シール体設置済み端子付き電線29をハウジング11に設置したとき、シール体9の外周がハウジング11のキャビティ21の内周の所定の部位に接触するようになっている。そして、この接触によってハウジング11とシール体9との間のシールがなされるように構成されている。
また、ハウジング11には、ランス31が設けられている。ランス31は、キャビティ21に収容されたシール体設置済み端子付き電線29に係合してシール体設置済み端子付き電線29の抜け止めをするようになっている。
ランス31はハウジング11の一部であって、片持ち梁状に形成されており前後方向に延びている。
ランス31の基端33は、シール体設置済み端子付き電線29の挿入方向(前後方向)で、キャビティ21に収容されたシール体設置済み端子付き電線29から離れてシール体設置済み端子付き電線29よりも前側に位置している。
ランス31の先端35は、シール体設置済み端子付き電線29の挿入方向(前後方向)で基端33よりも後側に位置している。ランス31の先端部(後端部)には係止部37が設けられている。
そして、キャビティ21に収容されたシール体設置済み端子付き電線29の相手側端子接続部13に係止部37が係合することで、上述した端子5の抜け止めがなされるように構成されている。
また、シール体9は、ワイヤバレル部17からインシュレーションバレル部19近傍の電線7の部位にわたりワイヤバレル部17とインシュレーションバレル部19と電線7の一部とを覆うようにして、電線7と端子5とに一体的に設けられている。
なお、図2や図3では、シール体9とワイヤバレル部17との間に空隙39が示されているが、この空隙39を無くして、ワイヤバレル部17からインシュレーションバレル部19近傍の電線7の部位にわたり、シール体9が端子5と電線7とに密着している構成であることが望ましい。
シール体設置済み端子付き電線29がキャビティ21に収容されランス31による抜け止めがなされている状態では、ランス31の先端(後端)と、シール体9とが、前後方向で僅かに離れている。
さらに説明すると、シール体9は、前後方向で、前端がワイヤバレル部17のたとえば前端(中間部であってもよい)のところに位置し、後端がインシュレーションバレル部19から僅かに後側のシース25の箇所のところに位置している。シール体設置済み端子付き電線29がキャビティ21に収容されランス31による抜け止めがなされている状態では、シール体設置済み端子付き電線29がハウジング11に対してもっとも前側に位置しており、ランス31の後端とシール体9の前端とが僅かに連結部15の前後方向の寸法程度離れている。
コネクタの止水構造1についてさらに詳しく説明する。
端子5は、金属等の導電性材料で構成された板状の素材を所定形状にし、この所定形状にしたものに適宜折り曲げ加工を施すことで生成されている。相手側端子接続部13は、矩形な筒状になっており、矩形な筒の内側には、弾性片41が設けられている。また、相手側端子接続部13の4つの側壁部のうちの1つの側壁部には、ランス31の係止部37が係合する切り欠き43が設けられている。
ワイヤバレル部17は、一対で形成されており、端子付き電線27では、ワイヤバレル部17が、シース25が除去されて露出している芯線23を囲んでいる。インシュレーションバレル部19は、一対で形成されており、端子付き電線27では、インシュレーションバレル部19が、シース25の前端よりも僅かに後側の部位で電線7のシース25の外周のほぼ全周に被さっている。
ハウジング11は、たとえば合成樹脂等の絶縁性の材料で一体成形されている。キャビティ21は、ハウジング11の後端から前側に凹んで形成されており、前側部位45と後側部位47とを備えて構成されている。前側部位45は、端子5の相手側端子接続部13の外形とほぼ同形状である四角柱状に形成されており、後側部位47は円柱状に形成されている。前側部位45の中心軸と後側部位47の中心軸とはお互いが一致しており、後側部位47の内径は、四角柱状の前側部位45の外径(たとえば、四角柱の底面の矩形の対角線の長さ)よりも大きくなっている。
ランス31は、前側部位45の1つの側壁部に設けられており、前後方向で、ランス31の先端(後端)の位置と、前側部位45の後端の位置とがお互いがほぼ一致している。前側部位45の前端(キャビティ21の底)と、ハウジング11の前端との間には貫通孔49が形成されている。
また、ハウジング11には、筒状の凹部51が設けられている。凹部51は、ハウジング11の前端から後側に凹んで形成されている。凹部51が設けられていることで、ハウジング11には、凸部53が形成されている。キャビティ21やランス31は凸部53の内側に位置している。凸部53の外周には、環状のパッキン55が設置されている。筒状の凹部51の外側には、弾性アーム59が設けられている。
端子(たとえばオス端子)が設置された相手側コネクタ(図示せず)が、シール体設置済み端子付き電線29が設置されたハウジング11(コネクタ3)に設置されると、相手側コネクタが凹部51に入り込んでパッキン55と弾性アーム59とに係合し、コネクタ3と相手側コネクタとの間のシールがなされるとともに、相手側コネクタのコネクタ3からの抜け止めがなされるように構成されている。
また、端子が設置された相手側コネクタがコネクタ3に設置されると、相手側コネクタの端子がハウジング11の貫通孔49を通って、端子5の相手側端子接続部13内に入り込み、相手側コネクタの端子と端子5との接続がなされるようになっている。
シール体9は、たとえば合成樹脂等の絶縁性の材料(ゴムを含む)で一体成形されている。ただし、シール体9の弾性係数はハウジング11の弾性係数よりも小さく、シール体9は、ハウジング11に比べて弾性変形しやすくなっている。
シール体9の外径は、たとえば、後側部位47とほぼ同様な円柱状に形成されており、シール体9の中心軸と電線7の中心軸とはお互いが一致している。さらに説明すると、シール体9では、前後方向(円柱の中心軸の延伸方向)で、大径部61と小径部63とが交互に繰り返されている。
大径部61の外径は、キャビティ21の後側部位47の内径よりも僅かに大きくなっており、小径部63の外径は、キャビティ21の後側部位47の内径よりも僅かに小さくなっている。
シール体設置済み端子付き電線29をハウジング11に設置し終えたとき、後側部位47の内壁で押圧されることで大径部61が潰れて、シール体設置済み端子付き電線29とハウジング11の間のシールがなされるようになっている。これにより、シール体9が、従来のシール部材309やゴム栓359と同様の機能を発揮するようになっている。
ここで、シール体設置済み端子付き電線29の製造について説明する。まず、電線7のシース25を適宜除去し、一端部で芯線23を露出させる。続いて、端子5を電線7に設置し、シール体9をたとえばモールドによって端子5と電線7とに密着させて一体的に設置する。
次に、シール体設置済み端子付き電線29のハウジング11への設置について説明する。
初期状態として、シール体設置済み端子付き電線29がハウジング11の後方でハウジング11から離れているものとする。このとき、シール体設置済み端子付き電線29は、相手側端子接続部13が前側になり、電線7が後側になっている。また、横方向および縦方方向で、キャビティ21の位置と、シール体設置済み端子付き電線29の位置とがお互いに一致している。
上記初期状態において、ハウジング11に対してシール体設置済み端子付き電線29を前方に移動すると、端子5がキャビティ21に入り込み、端子5の先端がランス31先端部の斜面65に当接し、ランス31の先端側(後側)が図2や図3で下方に弾性変形して撓み、シール体9がキャビティ21の後側部位47に入り込み始める。
シール体設置済み端子付き電線29をさらに前方に移動すると、端子5の前端がキャビティ21の底(前端面)に当接し、ランス31が復元し、ランス31の係止部37が相手側端子接続部13の切り欠き43に入り込み、シール体設置済み端子付き電線29の抜け止めがなされ、シール体9がキャビティ21の後側部位47に入り込み、ハウジング11とシール体9との間のシール(止水)がなされる。
コネクタの止水構造1によれば、シール体9がインシュレーションバレル部19を覆うように電線7と端子5とに一体的に設けられているので、シール体9をハウジング11や端子5に固定するための部位を別途設ける必要が無くなる。これにより、従来のコネクタの止水構造301における寸法LBと寸法LC(図4参照)や、従来のコネクタの止水構造351における寸法LE(図7参照)を「0」にすることができる。そして、端子5の嵌合方向(前後方向)での寸法を従来のものより小さくすることができる。
また、コネクタの止水構造1によれば、ランス31が片持ち梁状に形成されており、ランス31の基端が端子5の挿入方向で前側に位置しランス31の先端が端子5の挿入方向で基端よりも後側に位置しランス31の先端側に設けられている係止部37がキャビティ21に収容された端子5の相手側端子接続部13に係合することで端子5の抜け止めがなされるように構成されているので、端子5の嵌合方向での寸法を従来よりもさらに小さくすることができる。
詳しく説明する。従来のコネクタの止水構造では、図7で示すように、片持ち梁状に形成されているランスの基端が後方に位置しランスの先端が前方に位置している。また、端子をハウジングのキャビティに挿入するときランスが撓むようになっている。したがって、ランスの支点部(基端部)71の強度を確保するために、ランスの支点部71の長さをある程度長くする必要がある。そして、支点部71とシール部材との干渉を避けるために、端子の嵌合方向で寸法Mの距離が必要になる。
これに対して、コネクタの止水構造1では、上述したように、ランス31の基端が前側に位置しランス31の先端が基端よりも後側に位置しているので、ランス31の支点部をハウジング11の前端部(ハウジング11のキャビティ21に挿入された端子5よりの前側)に設けることができ、図3で示すように、相手側端子接続部(寸法L部)のすぐ後方にシール体9を位置させることができ、図7で示す寸法Mを「0」にすることができる。これにより、端子5の嵌合方向(前後方向)での寸法を従来よりも一層小さくすることができる。
また、コネクタの止水構造1によれば、シール体9がワイヤバレル部17からインシュレーションバレル部19近傍の電線の部位にわたりワイヤバレル部17とインシュレーションバレル部19と電線7の一部とを覆うように、電線7と端子5とに設けられているので、シール体9が電線7の芯線23を覆いつつ電線接続部(端子5と電線7とのお互いに接続されている部位)に密着されており、端子5と電線7との接続部分(たとえば、端子5のワイヤバレル部17と電線7の芯線23との接続部分)が液密にシールされる。これにより、電線7と端子5との接続の信頼性が確保される。また、電線7のシース25と芯線23との間に、端子5側の端部から水等が入り込むことが防止される。
1 コネクタの止水構造
5 端子
7 電線
9 シール体
11 ハウジング
13 相手側端子接続部
17 ワイヤバレル部
19 インシュレーションバレル部
21 キャビティ
23 芯線
25 シース
31 ランス

Claims (3)

  1. 相手側端子接続部とワイヤバレル部とインシュレーションバレル部とを備えた端子と、
    一端部でシースが除去されて芯線が露出しており、この露出している芯線が前記ワイヤバレル部で保持され、前記露出している芯線近傍のシースの部位が前記インシュレーションバレル部で保持されることで前記端子に設置された電線と、
    少なくとも前記インシュレーションバレル部を覆うように、前記電線と前記端子とに一体的に設けられたシール体と、
    を有することを特徴とするコネクタの止水構造。
  2. 請求項1に記載のコネクタの止水構造において、
    前記端子が挿入されて収容されるキャビティが設けられているハウジングと、
    前記ハウジングに設けられ、前記キャビティに収容された端子に係合して前記端子の抜け止めをするランスと、
    を有し、前記ランスは、片持ち梁状に形成されており、基端が前記端子の挿入方向で前側に位置し、先端が前記端子の挿入方向で後側に位置し、先端側に設けられている係止部が、前記キャビティに収容された端子の相手側端子接続部に係合することで、前記端子の抜け止めがなされるように構成されていることを特徴とするコネクタの止水構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載のコネクタの止水構造において、
    前記シール体は、前記ワイヤバレル部から前記インシュレーションバレル部近傍の電線の部位にわたり前記ワイヤバレル部と前記インシュレーションバレル部と前記電線の一部とを覆うように、前記電線と前記端子とに一体的に設けられていることを特徴とするコネクタの止水構造。
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