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JP2015075984A - 静電容量検出回路 - Google Patents

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直人 島高
Naoto Shimataka
直人 島高
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Abstract

【課題】回路規模及び消費電力の増大を伴わずに低ノイズ特性を実現し、S/N比の高い正確な容量検出が可能な静電容量検出回路を提供すること。
【解決手段】本発明の静電容量検出回路101は、静電容量型タッチセンサに用いられる。連続時間型CV変換回路110は、タッチパネル50に含まれる容量型タッチセンサの容量変化を電圧信号に変換する。同期検波回路120は、連続時間型CV変換回路110からの出力信号を同期検波信号により検波する。ローパスフィルタ回路130は、同期検波回路120からの出力信号の帯域制限を行う。制御部140は、同期検波信号を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、静電容量検出回路に関し、より詳細には、タッチパネルに含まれる静電容量型タッチセンサの容量変化を電圧に変換して出力する静電容量検出回路に関する。特に、各種の静電容量式センサ装置に適用できる。
従来から、携帯電話、携帯音響機器、携帯ゲーム機器、テレビジョン、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、カーナビゲーションシステム、カーオーディオシステムなどの各種電子機器の入力装置として、静電容量型タッチセンサが知られている。
この種の静電容量型タッチセンサは、基本的には、静電容量タッチパネル上に複数の静電容量を形成し、人の指などのタッチによる当該静電容量の容量値の変化を静電容量検出回路により検出することにより、人の指などのタッチ位置を検出するものである。
マトリックス状に分布した静電容量値を検出する装置、例えば、M本のドライブラインとL本のセンスラインとの間に形成される静電容量行列の静電容量値の分布を検出する静電容量検出装置は、指やペンでタッチパネルに触れると、触れられた静電容量の容量値が小さくなるので、容量値が小さくなった変化を検出して、指やペンのタッチを検出することができる。
図16は、従来の静電容量検出回路を説明するための回路構成図で、特許文献1の図4に記載されている回路構成図である。この静電容量検出回路は、図16に示すように、離散時間型積分器を備え、積分器を構成するオペアンプの反転入力端子及び出力端子間には、容量素子及びスイッチ回路が並列に接続される。スイッチ回路が導通し、容量素子の電荷をリセット(放電)した後、スイッチ回路が非導通に戻る。このようにして、離散時間型積分器がCV変換回路の機能を実現している。
上述した特許文献1には、タッチパネルにおけるタッチ動作の検出及びタッチ座標の算出を行う検出・座標算出システム100の回路構成を示したブロック図が示されている。この検出・座標算出システム100は、検出処理回路19と検出制御回路26と充電電圧発生回路27及びタッチ座標算出回路28を備えている。
検出処理回路19には、列検出配線Wy1〜Wy8に接続されるスイッチ回路20及び行検出配線Wx1〜Wx8に接続されるスイッチ回路21が設けられている。スイッチ回路S3及びS4の他端には、それぞれ、充電電圧発生回路27からの充電電圧Va及びVbが供給される。スイッチ回路S5及びS6の他端は共通に、後段の積分回路22のオペアンプ回路23の反転入力端子N30に接続され、オペアンプ回路23の反転入力端子および出力端子間には、容量素子C1およびスイッチ回路S7が並列に接続される。積分回路22の出力端は、後段の増幅回路24を介してA/D変換回路25に入力され、その出力はタッチ座標算出回路28に接続され、このタッチ座標算出回路28から検出座標データが出力される。
特開2011−138316号公報
しかしながら、上述した従来の静電容量検出回路にあっては、離散時間型積分器を使用しているため、サンプリングによるエイリアス効果が発生する。また、離散時間型積分器の前段にアンチエイリアスフィルタが無く、またアンチエイリアスフィルタを入れることが困難である。タッチパネルに印可されるノイズ源の周波数は、数Hzから数GHzの広い周波数範囲にわたるものであるため、折り返し効果によるノイズ増大の影響が非常に大きいという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、回路規模及び消費電力の増大を伴わずに低ノイズ特性を実現し、S/N比の高い正確な容量検出が可能な静電容量検出回路を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、静電容量型タッチセンサに用いられる静電容量検出回路(101,201)において、タッチパネル(50)に含まれる前記容量型タッチセンサの容量変化を電圧信号に変換する連続時間型CV変換回路(110)と、該連続時間型CV変換回路(110)からの出力信号を同期検波信号により検波する同期検波回路(120)と、該同期検波回路(120)からの出力信号の帯域制限を行うローパスフィルタ回路(130)と、前記同期検波信号を生成する制御部(140)とを備えていることを特徴とする。(図1;実施形態1,図14;実施形態2)
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記同期検波回路(120)のゲインは、前記同期検波信号に同期して正弦関数又は余弦関数で変化することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記同期検波回路(120)のゲインは、0倍を含むことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1,2又は3に記載の発明において、前記同期検波回路(120)は、オペアンプ(151)を用いた反転増幅部(124)であることを特徴とする。(図4)
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記同期検波回路(120)は、入力スイッチ(122,123)を備え、前記同期検波回路(120)は、前記入力スイッチ(122,123)をオフとし、前記オペアンプ(151)をボルテージフォロア状態とすることで、ゲイン0倍を実現することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記同期検波回路(120)は、前記連続時間型CV変換回路(110)の出力信号の反転と非反転を前記同期検波信号の半周期ごとに切り替えることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記同期検波回路(120)は、前記同期検波回路(120)のゲインが0倍の期間に、前記連続時間型CV変換回路(110)の出力信号の反転と非反転を切り替えることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記同期検波回路(120)のゲインは、前記正弦関数又は前記余弦関数のピーク値に相当するゲインを含むことを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載の発明において、前記同期検波回路(120)のゲインは、前記正弦関数又は前記余弦関数の1周期を8以上の4の倍数で分割した区間ごとに設定されることを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれかに記載の発明において、前記同期検波信号の周波数は、前記容量型タッチセンサを駆動する駆動信号の周波数と等しいことを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記ローパスフィルタ回路(130)の次数は、2次以上であり、カットオフ周波数は、前記駆動信号の周波数より小さいことを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1乃至11のいずれかに記載の発明において、前記制御部(140)は、基準クロックに同期して、前記容量型タッチセンサを駆動する駆動信号と、前記同期検波信号と、前記同期検波回路(120)のゲインを設定するゲイン選択信号を出力すること特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明において、前記同期検波回路のゲインは、前記ゲイン選択信号に同期して正弦関数又は余弦関数で変化することを特徴とする。
また、請求項14に記載の発明は、請求項12に記載の発明において、前記制御部(140)は、前記同期検波回路(120)のゲインの設定値を順次変化させること特徴とする。
また、請求項15に記載の発明は、請求項1乃至14のいずれかに記載の発明において、前記制御部(140)は、前記同期検波信号と前記駆動信号の位相を調整する位相調整部(141)を備えていること特徴とする。(図14;実施形態2)
本発明によれば、回路規模及び消費電力の増大を伴わずに、低ノイズ特性を実現し、S/N比の高い正確な容量検出ができるという効果が得られる。
本発明に係る静電容量検出回路の実施形態1を説明するための回路構成図である。 図1に示した実施形態1における連続時間型CV変換回路の実施例1を示す図である。 (a),(b)は、角周波数に対するゲインと位相の関係を示す図である。 図1に示した同期検波回路の具体的な回路構成図である。 同期検波回路のゲインステップ数が16分割の場合の同期検波回路のゲインを示す図である。 (a)乃至(h)は、図1に示した同期検波回路の制御タイミングを示す図である。 図5及び図6に示した制御を行った場合の同期検波回路のゲイン変化を示す図である。 図1に示したローパスフィルタ回路の具体的な回路構成図である。 (a)乃至(j)は、図2,図4,図8に示した回路の出力信号を示す図である。 同期検波回路のゲインがプラス1倍とマイナス1倍の例を示す図である。 図4に示した同期検波信号のゲイン分割数と周波数スペクトルの関係を示した図(その1)である。 図4に示した同期検波信号のゲイン分割数と周波数スペクトルの関係を示した図(その2)である。 図4に示した同期検波信号のゲイン分割数と周波数スペクトルの関係を示した図(その3)である。 図4に示した同期検波信号のゲイン分割数と周波数スペクトルの関係を示した図(その4)である。 図1に示した実施形態1における連続時間型CV変換回路の実施例2を示す図である。 (a),(b)は、角周波数に対するゲインと位相の関係を示す図である。 本発明に係る静電容量検出回路の実施形態2を説明するための回路構成図である。 (a)乃至(h)は、図14に示した同期検波回路の制御タイミングを示す図である。 従来の静電容量検出回路を説明するための回路構成図である。
以下、図面を参照して本発明の各実施形態について説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明に係る静電容量検出回路の実施形態1を説明するための回路構成図である。図中符号50はタッチパネル、51は静電容量、101は静電容量検出回路、110は連続時間型CV変換回路、120は同期検波回路、121は反転部、122は第1のスイッチ、123は第2のスイッチ、124は反転増幅部、125はゲイン部、130はローパスフィルタ回路、140は制御部を示している。
本発明の静電容量検出回路101は、静電容量型タッチセンサに用いられる静電容量検出回路で、この静電容量検出回路101は、連続時間型CV変換回路110と同期検波回路120とローパスフィルタ回路130と制御部140とを有し、静電容量検出回路101のセンス信号入力端子と駆動信号出力端子にタッチパネル50が接続されている。
タッチパネル50は、第1の電極と、第1の電極と絶縁層を介して交差するように配置される第2の電極から構成され、第1の電極を駆動ラインとして駆動信号を印可し、第2の電極をセンスラインとして、センス信号入力端子を介して連続時間型CV変換回路110に接続し、第1の電極と第2の電極の間に静電容量51を形成している。つまり、本発明の静電容量検出回路は、タッチパネル50の静電容量51に関する信号を直流電圧信号に変換し、センス信号出力端子に出力する。
また、連続時間型CV変換回路110は、タッチパネル50に含まれる前記容量型タッチセンサの容量変化を電圧信号に変換するものである。つまり、連続時間型CV変換回路110は、タッチパネル50の駆動ラインとセンスラインの間に形成される静電容量51に関する信号を電圧に変換して出力するものである。
また、同期検波回路120は、連続時間型CV変換回路110からの出力信号を同期検波信号により検波するものである。つまり、同期検波回路120は、連続時間型CV変換回路110の出力信号を入力とし、この連続時間型CV変換回路110の出力信号を反転する機能を持つ反転部121を有している。また、連続時間型CV変換回路110の出力信号の反転と非反転は、第1の同期検波信号により制御される第1のスイッチ122と、第2の同期検波信号により制御される第2のスイッチ123により、選択的に反転増幅部124に送られる。この反転増幅部124の出力信号は、ゲイン選択信号により制御される、ゲイン部125により所定のゲインに増幅される。同期検波回路120は、静電容量51に関する信号を直流信号として同期検波回路120の出力端子に出力するものである。
また、ローパスフィルタ回路130は、同期検波回路120からの出力信号の帯域制限を行うものである。つまり、ローパスフィルタ130は、同期検波回路120の出力信号を入力とし、同期検波回路120により直流信号となった、静電容量51に関する信号以外の不要な周波数成分を除去し、センス信号出力端子に出力するものである。
また、制御部140は、同期検波信号を生成するものである。つまり、制御部140は、入力されるクロックに同期して、駆動信号と、第1の同期検波信号と、第2の同期検波信号と、ゲイン選択信号とを出力するものである。
また、制御部140は、基準クロックに同期して、容量型タッチセンサを駆動する駆動信号と、同期検波信号と、同期検波回路120のゲインを設定するゲイン選択信号を出力するものである。また、同期検波回路のゲインは、ゲイン選択信号に同期して正弦関数又は余弦関数で変化するものである。また、制御部140は、同期検波回路120のゲインの設定値を順次変化させるものである。
図2は、図1に示した実施形態1における連続時間型CV変換回路の実施例1を示す図で、図中符号111はオペアンプを示している。
この連続時間型CV変換回路(CV変換回路)110は、センス信号入力端子とオペアンプの入力端子間に接続される抵抗Rsと、オペアンプのフィードバック抵抗RfとフィードバックキャパシタCfとを備えている。ここで、Rsは0Ω以上の抵抗値である。
図2に示すCV変換回路は、センス信号入力端子2を基準電位に接続しているので、センス信号入力端子1に入力される信号は、差動信号としてCV変換回路の出力端子VCVO1とVCVO2に出力される。
図2に示す駆動ラインの端子Vd1とCV変換回路の出力端子VCVO1とVCVO2の差VCVO2−VCVO1間の伝達関数は、タッチパネルの駆動ラインとセンスラインの間に形成される静電容量をCp、駆動ラインとセンスラインが持つパネル電極の合成抵抗をRpとすると、式(1)のように表される。
Figure 2015075984
ここで、
Figure 2015075984
とし、
Figure 2015075984
となるようにCfを選択すると、CV変換回路110の伝達関数のボーデ線図は、図3(a),(b)に示すようになる。
図3(a),(b)は、角周波数に対するゲイン(図3(a))と位相(図3(b))の関係を示す図である。図3(a),(b)に示されるように、角周波数1/Cf・Rf[rad/s]から1/Cp・(Rp+Rs)[rad/s]の間のゲインは、2・Cp/Cfと表され、これら角周波数の間の一区間において位相は0度となり、図2に示すVCVO1、VCVO2には、タッチパネルの静電容量Cpに比例した信号が出力される。
図2に示すように、本発明によるCV変換は離散時間ではなく連続時間領域で行われるため、エイリアス効果によるノイズ増大が発生せず、低ノイズ特性を実現し、タッチパネルの静電容量に関連したS/N比の高い正確な容量検出ができるという効果が得られる。
図4は、図1に示した同期検波回路の具体的な回路構成図で、図中符号151は演算増幅器(オペアンプ)を示している。同期検波回路120の入力端子VSYNCI1には、CV変換回路110の出力端子VCVO1が接続され、VSYNCI2には、CV変換回路110の出力端子VCVO2が接続されている。
本発明による同期検波回路120は、オペアンプ151を用いた反転増幅部124であり、抵抗R21と可変抵抗R22を有し、反転増幅部124の構成としているため、広い入出力レンジを確保でき、タッチパネルに入力されるノイズレベルが高い場合でも、十分なダイナミックレンジを確保することができるため、よりS/N比の高い正確な容量検出ができるという効果が得られる。
図1に示した反転増幅部124の機能は、図4では演算増幅器151とその入力抵抗である抵抗R21とそのフィードバック抵抗である可変抵抗R22で実現されている。
図1に示すゲイン部125の機能は、図4では抵抗R21と可変抵抗R22で実現されている。同期検波回路120のゲインは、R22/R21となる。同期検波回路120のゲインは、抵抗R22を可変抵抗とする手段に限定されるものではなく、抵抗R21を可変にしてもよいし、抵抗R21と抵抗R22の両方を可変にする手段でも良い。
同期検波回路120のゲインが、一定間隔の時間ステップに対して、正弦関数又は余弦関数で変化するように可変抵抗R22の抵抗値を設けてある。つまり、同期検波回路120のゲインは、ゲイン選択信号に同期して正弦関数又は余弦関数で変化する。
特に、図4に示した同期検波回路120では、この同期検波回路120のゲインが正弦関数又は余弦関数の1周期を8以上の4の倍数で分割したときのゲインを実現できるよう、可変抵抗R22の抵抗値を設けてある。つまり、可変抵抗R22の抵抗は、ゲインR22/R21が正弦関数又は余弦関数の最大値を実現できる抵抗値を含んでいる。
また、同期検波回路120のゲインは、正弦関数又は余弦関数のピーク値に相当するゲインを含んでいる。また、同期検波回路120のゲインは、正波関数又は余弦関数の1周期を8以上の4の倍数で分割した区間ごとに設定される。
図5は、同期検波回路のゲインステップ数が16分割の場合の同期検波回路のゲインを示す図で、同期検波回路120のゲインが正弦関数であり、同期検波回路120のゲインの最大値が1倍であり、正弦関数の1周期を8以上の4の倍数である16分割とした場合の同期検波回路120のゲインを示している。
同期検波回路120のゲインを正弦関数1周期の16分割として表現するためには、同期検波回路120のゲインの絶対値は、図5に示したゲイン選択信号のG0、G1、G2、G3、G4の5種類の状態と正負の状態で表現することができる。正負の表現は、同期検波回路120の入力端子に入力されるCV変換回路110の出力信号の反転と非反転をスイッチで切り替えることにより実現できる。
つまり、同期検波回路120は、連続時間型CV変換回路110の出力信号の反転と非反転を同期検波信号の半周期ごとに切り替える。反転信号の生成は、図1に示した反転部121の機能であり、正負の切り替えは図1に示した第1のスイッチ122、第2のスイッチ123の機能であり、図4では、スイッチSW22とスイッチSW23の切り替えにより実現している。
正弦関数、余弦関数に含まれるゲイン0倍は、スイッチSW22とSW23をともにオフとし、可変抵抗R22の抵抗値を最小設定とすることで、同期検波回路120への入力信号を、同期検波回路120の出力端子に完全に出力しない構成とすることで、正確なゲイン0倍を実現している。ゲイン0倍を表現する時の可変抵抗R22の抵抗値としては、オペアンプ151の安定性を考慮して1kΩ以下程度にするのが望ましい。つまり、同期検波回路120のゲインは、0倍を含んでいる。
同期検波回路120のゲインは、可変抵抗R22を図1に示した制御部140から出力されるゲイン選択信号で制御することにより変化させることができる。また、スイッチSW22、スイッチSW23は、それぞれ図1に示した制御部140から出力される第1の同期検波信号(同期検波信号1)と第2の同期検波信号(同期検波信号2)により制御されており、第1の同期検波信号がハイレベルのときスイッチSW22はオン、ローレベルのときスイッチSW22はオフとなり、第2の同期検波信号がハイレベルのときスイッチSW23はオン、ローレベルのときスイッチSW23はオフとなるよう制御される。
つまり、同期検波回路120は、入力スイッチ122,123を備え、同期検波回路120は、入力スイッチ122,123をオフとし、オペアンプ151をボルテージフォロア状態とすることで、ゲイン0倍を実現する。
図6(a)乃至(h)は、図1に示した同期検波回路の制御タイミングを示す図である。同期検波回路120のゲインが正弦関数で変化し、ゲインの最大値が1倍であり、正弦関数の1周期を8以上の4の倍数である16分割とした場合における、図1に示した制御部140に入力されるクロック(図6(b))と、駆動信号(図6(c))と、図4に示した第1の同期検波信号(図6(d))と、第2の同期検波信号(図6(f))と、スイッチSW22(図6(e))と、スイッチSW23(図6(g))と、同期検波回路120のゲイン選択信号(図6(h))との制御タイミングを示している。
図6(a)乃至(h)では、図1に示した制御部140に入力するクロック立ち上がりに同期して、駆動信号と第1の同期検波信号と第2の同期検波信号とゲイン選択信号とが変化している。また、ゲイン選択信号により同期検波回路120のゲインが選択的に制御されており、ゲインが0倍となるゲイン選択信号がG0となる時間ステップでは、第1の同期検波信号と第2の同期検波信号はともにローレベルとなり、スイッチSW22とスイッチSW23はともにオフとなるよう制御されている。つまり、同期検波回路120は、この同期検波回路120のゲインが0倍の期間に、連続時間型CV変換回路110の出力信号の反転と非反転を切り替える。
この様にゲイン0倍を実現しているため、入力信号を出力に伝達しない完全な0倍を実現でき、0倍の期間にCV変換回路110の反転と非反転を切り替えるため、不要なスイッチングノイズが出力に発生しない。更に、ゲイン0倍を実現することで、より理想的な正弦関数または余弦関数を実現することができる。このため、よりS/N比の高い正確な容量検出ができるという効果が得られる。
図7は、図5及び図6(a)乃至(h)に示した制御を行った場合の同期検波回路120のゲイン変化を示す図で、図5に示した同期検波回路120のゲインと、同期検波回路120に入力される信号の反転と非反転を図6(a)乃至(h)に示した制御タイミングに従って制御した場合に、同期検波回路120のゲインが、制御部140に入力されるクロックに同期した等間隔の時間ステップに対して、正弦関数となっていることを示すグラフである。
図8は、図1に示したローパスフィルタ回路の具体的な回路構成図で、図中符号131はオペアンプを示している。ローパスフィルタ回路130は、次数が2次以上であるため、図8に示したローパスフィルタ回路130は、2次のマルチフィードバック型と1次パッシブRCローパスフィルタを直列接続している。また、本発明によるローパスフィルタ回路130のカットオフ周波数は、図1に示した駆動信号の周波数より低いことを特徴としているため、図8に示した抵抗、キャパシタはこの条件を満たすよう、所定の定数に設定される。つまり、ローパスフィルタ回路130の次数は、2次以上であり、カットオフ周波数は、駆動信号の周波数より小さい。次数を2次以上とし、カットオフ周波数を駆動信号の周波数より小さくするため、本発明においては、同期検波回路120により直流電圧信号に変換された静電容量51に関する信号をより正確に検出することができ、タッチパネルの静電容量に関連したS/N比の高い正確な容量検出ができるという効果が得られる。
図8に示したローパスフィルタ回路130は、入力端子VLPFI1とVLPFI2の差を、出力端子VLPFO1とVLPFO2の差として出力する。
図9(a)乃至(j)は、図2,図4,図8に示した回路の出力信号を示す図で、図6(a)乃至(h)に示した制御を行った場合の、CV変換回路110の出力端子VCVO1とVCVO2の波形と、同期検波回路120の出力端子VSYNCO1とVSYNCO2の波形と、ローパスフィルタ回路130の出力端子VLPFO1とVLPFO2の波形の例を示す図である。
図9(a)乃至(j)では、駆動信号の周波数を図3(a),(b)に示すボーデ線図における周波数1/Cf・Rf[rad/s]から1/Cp(Rp+Rs)[rad/s]の間に設定しているため、駆動信号(図9(a))とVCVO1(図9(e))及びVCVO2(図9(f))の間の位相差はおよそゼロであり、駆動信号(図9(a))とVCVO1(図9(e))とVCVO2(図9(f))の波形は、図9に示すような波形となる。また、同期検波回路120の入力信号の反転と非反転を第1の同期検波信号(図9(b))と第2の同期検波信号(図9(c))の制御信号により切り替え、更に同期検波回路120のゲインがゲイン選択信号(図9(d))によって変化するため、同期検波回路120の出力端子VSYNCO1(図9(g))とVSYNCO2(図9(h))の波形は、図9に示すような波形となる。
図8に示したローパスフィルタ回路130の出力端子VLPFO1(図9(i))、VLPFO2(図9(j))の波形は、図9に示したVSYNCO1(図9(g))、VSYNCO2(図9(h))に、2次以上のローパスフィルタをかけたものである。
LPFO1(図9(i))とVLPFO2(図9(j))の差が、図1に示した静電容量51に関する信号を検出した結果となり、図1に示したセンス信号出力端子に出力される。
次に、同期検波回路120のゲインが正弦関数又は余弦関数の1周期を8以上の4の倍数で分割したゲイン設定を正確に表現することにより、同期検波信号の周波数の奇数高調波を復調せず、第1及び第2の同期検波信号の基本周波数と一致した周波数のみを正確に検波できることを説明する。
図10は、同期検波回路のゲインがプラス1倍とマイナス1倍の例を示す図で、同期検波回路120のゲインが正弦関数又は余弦関数ではなく、ゲインがプラス1倍とマイナス1倍の2値表現で復調する場合の、ゲイン変化を示している。つまり、図4に示した同期検波回路120の可変抵抗R22の抵抗値が抵抗R11と等しい抵抗値のみを持ち、スイッチSW22とスイッチSW23による反転信号と非反転信号の切り替えが行われる場合のゲイン変化である。
図10から分かるように、ゲイン変化は矩形波状に変化しているため、同期検波信号は、第1及び第2の同期検波信号の角周波数をωとすると、式(4)で表される。
Figure 2015075984
同期検波回路120では、VSYNCI1とVSYNCI2に入力される入力信号と、第1及び第2の同期検波信号による乗算が行われる。
式(4)から分かるように、図10に示したゲイン変化で復調する場合には、同期検波信号の基本周波数だけでなく、奇数高調波との乗算が行われるため、同期検波回路120の入力端子VSYNCI1とVSYNCI2に入力される信号に同期検波信号の奇数高調波に相当するノイズが混入した場合、つまり、タッチパネルに同期検波信号の奇数高調波に相当するノイズが混入した場合、タッチパネルに混入したノイズは除去されずに残留したままとなる。つまり、同期検波回路120の出力端子VSYNCO1,VSYNCO2には、静電容量に関する信号と、タッチパネルに混入したノイズとが出力される。このため、S/N比の低い静電容量検出となる。
一方、本発明による同期検波回路120では、この同期検波回路120のゲインが正弦関数又は余弦関数で変化することを特徴としているため、同期検波信号は、式(5)で表される。
Figure 2015075984
式(5)から分かるように、本発明の同期検波回路120では、この同期検波回路120のゲインが、正弦関数又は余弦関数で変化するため、同期検波信号の基本周波数との乗算のみが行われる。
このため、タッチパネルに同期検波信号の奇数高調波を含むノイズが混入した場合でも、同期検波信号の基本周波数以外は復調されないため、タッチパネルに混入したノイズが効果的に除去される。
図11A(a),(b)乃至図11D(a),(b)は、図4に示した同期検波信号のゲイン分割数と周波数スペクトルの関係を示した図で、図11A(a)乃至図11D(a)は、時短に対する同期検波回路のゲインを示し、図11A(b)乃至図11D(b)は、同期検波信号の周波数に対する同期検波回路のレベルを示している。それぞれ、同期検波信号の周波数が62.5kHzの場合で、分割数を2分割(矩形波;図11A)、4分割(図11B)、8分割(図11C)、16分割(図11D)とした場合のゲイン変化のグラフとそのフーリエ変換を行った周波数成分のグラフを示している。
図11A乃至図11Dから分かるように、2分割(矩形波;図11A)及び4分割(図11B)の場合は、奇数高調波全般にノイズを復調する高い電圧レベルがあるのに対し、8分割(図11C)の場合は、3次及び5次高調波成分が無くなっている。つまり、8分割(図11C)とした場合には、3次及び5次高調波に相当するノイズ成分に対して、S/N比の向上が可能である。特に高調波のうち電力レベルが高くノイズへの影響が大きい3次高調波においては70dB程度の改善があり、大幅なS/N向上が達成できることが示されている。
また、本発明の第1の実施形態では、16分割(図11D)とした場合の例を示しているが、16分割(図11D)の場合では、図11には図示されていないが、13次高調波まで奇数高調波が発生しないため、更に大幅なS/Nの向上が達成できる。
つまり、本実施例1の同期検波回路120によれば、この同期検波回路120のゲインが正弦関数又は余弦関数の1周期を8以上の4の倍数で分割したゲイン設定を正確に表現することにより、同期検波信号の周波数の奇数高調波を復調せず、第1及び第2の同期検波信号の基本周波数と一致した周波数のみを正確に検波できるため、タッチパネルに印可される不要な外乱ノイズを検波せず、低ノイズ特性を実現し、タッチパネルの静電容量に関連したS/N比の高い正確な容量検出ができるという効果が得られる。また、同期検波信号の周波数は、容量型タッチセンサを駆動する駆動信号の周波数と等しいことが望ましい。
図12は、図1に示した実施形態1における連続時間型CV変換回路の実施例2を示す図である。本実施例2は、図1に示した連続時間型CV変換回路110を、差動入力構成としたものである。
図12に示したタッチパネル50は、第1の電極と、第1の電極と絶縁層を介して交差するように配置される第2の電極から構成され、駆動ラインとセンスライン1の間に静電容量51を形成し、駆動ラインとセンスライン2の間に静電容量52を形成している。
図12に示したCV変換回路110は、第1のセンス信号入力端子と、第2のセンス信号入力端子とを備え、CV変換回路110の出力端子VCVO1と、VCVO2を備えている。
第1のセンスラインと第2のセンスラインはそれぞれ、CV変換回路110の第1のセンス信号入力端子と第2のセンス信号入力端子とに接続されており、図12に示したCV変換回路110は、静電容量51と静電容量52の差に関する情報を、VCVO1とVCVO2の電位差として出力する。VCVO1とVCVO2はそれぞれ、図4に示した同期検波回路120のVSYNCI1とVSYNCI2に接続される。
本実施例2によれば、CV変換回路110を全差動回路を用いて構成しているため、タッチパネル50の静電容量の差に関する情報を検出することができ、タッチパネル50にタッチしたときに第1のセンスラインと第2のセンスラインに重畳する同相ノイズを効果的に除去することが可能となる。
つまり、本実施例2における静電容量検出回路は、上述した実施例1における静電容量掲出回路の発明の効果に加え、タッチパネル50にタッチしたときに第1のセンスラインと第2のセンスラインに重畳する同相ノイズを効果的に除去することが可能となるため、更に低ノイズ特性を実現し、タッチパネル50の静電容量に関連したS/N比の高い正確な容量検出ができるという効果が得られる。
本発明の静電容量検出回路は、上述した実施例1に示したように、図1に示す駆動信号の周波数は、図3(a),(b)に示す角周波数が1/Cf・Rf[rad/s]から1/Cp(Rp+Rs)[rad/s]の間のゲインが2・Cp/Cfであり、位相が0度となる周波数で検出するのが望ましい。位相が0度となる周波数では、実施例1に示した同期検波回路における、正負の切り替えによる損失がゼロになるためである。
しかし、タッチパネルの抵抗値Rp又はタッチパネルの容量Cpが大きい場合、1/Cp(Rp+Rs)は低周波側に移動し、1/Cf・Rfと、1/Cp(Rp+Rs)が近い周波数に設定されるため、図1に示した同期検波信号の周波数において位相が0度とならない場合が発生する。この様な状態のボーデ線図の例を図13(a),(b)に示す。
図13(a),(b)は、角周波数に対するゲイン(図13(a))と位相(図13(b))の関係を示す図で、図1に示した同期検波信号の周波数での位相が+A度となっている場合の例を示している。
図13(a),(b)に示すような場合においては、本発明における静電容量検出は、検出する静電容量に関する信号を最大に得るために、駆動信号の位相に対して、同期検波信号の位相を+A度として静電容量検出を行う。
[実施形態2]
図14は、本発明に係る静電容量検出回路の実施形態2を説明するための回路構成図で、図中符号141は位相調整部、201は静電容量検出回路を示している。なお、図1と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。
図1に示した回路構成図に加え、同期検波信号の位相を調整する機能を実現する位相調整部141を付加した図である。つまり、制御部140は、同期検波信号の位相を調整する位相調整部141を備えている。
図15(a)乃至(h)は、図14に示した同期検波回路の制御タイミングを示す図で、図14において位相を+A度とした制御部40の出力信号である、駆動信号(図15(c))と、第1の同期検波信号(図15(d))と、第2の同期検波信号(図15(f))と、ゲイン選択信号(図15(h))の制御タイミングの例を示す図である。
第1の同期検波信号(図15(d))と第2の同期検波信号(図15(f))とゲイン選択信号(図15(h))は、図6(d),(f),(h)と同様に同位相であり、同期検波信号は、駆動信号に対して+A度位相を調整している。以上のように検出することで、タッチパネルの抵抗値Rp及びCpの値に依存せず、静電容量に関する信号を最大に得ることができるため、本実施形態2の静電容量検出回路201は、低ノイズ特性を実現し、タッチパネルの静電容量に関連したS/N比の高い正確な容量検出ができるという効果が得られる。
19 検出処理回路
20,21 スイッチ回路
22 積分回路
23 オペアンプ回路
24 増幅回路
25 A/D変換回路
26 検出制御回路
27 充電電圧発生回路
28 タッチ座標算出回路
50 タッチパネル
51,52 静電容量
100 検出・座標算出システム
101,201 静電容量検出回路
110 連続時間型CV変換回路
111,131,151 演算増幅器(オペアンプ)
120 同期検波回路
121 反転部
122 第1のスイッチ
123 第2のスイッチ
124 反転増幅部
125 ゲイン部
130 ローパスフィルタ回路
140 制御部
141 位相調整部

Claims (15)

  1. 静電容量型タッチセンサに用いられる静電容量検出回路において、
    タッチパネルに含まれる前記容量型タッチセンサの容量変化を電圧信号に変換する連続時間型CV変換回路と、
    該連続時間型CV変換回路からの出力信号を同期検波信号により検波する同期検波回路と、
    該同期検波回路からの出力信号の帯域制限を行うローパスフィルタ回路と、
    前記同期検波信号を生成する制御部と
    を備えていることを特徴とする静電容量検出回路。
  2. 前記同期検波回路のゲインは、前記同期検波信号に同期して正弦関数又は余弦関数で変化することを特徴とする請求項1に記載の静電容量検出回路。
  3. 前記同期検波回路のゲインは、0倍を含むことを特徴とする請求項2に記載の静電容量検出回路。
  4. 前記同期検波回路は、オペアンプを用いた反転増幅部であることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の静電容量検出回路。
  5. 前記同期検波回路は、入力スイッチを備え、
    前記同期検波回路は、前記入力スイッチをオフとし、前記オペアンプをボルテージフォロア状態とすることで、ゲイン0倍を実現することを特徴とする請求項4に記載の静電容量検出回路。
  6. 前記同期検波回路は、前記連続時間型CV変換回路の出力信号の反転と非反転を前記同期検波信号の半周期ごとに切り替えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の静電容量検出回路。
  7. 前記同期検波回路は、前記同期検波回路のゲインが0倍の期間に、前記連続時間型CV変換回路の出力信号の反転と非反転を切り替えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の静電容量検出回路。
  8. 前記同期検波回路のゲインは、前記正弦関数又は前記余弦関数のピーク値に相当するゲインを含むことを特徴とする請求項2に記載の静電容量検出回路。
  9. 前記同期検波回路のゲインは、前記正弦関数又は前記余弦関数の1周期を8以上の4の倍数で分割した区間ごとに設定されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の静電容量検出回路。
  10. 前記同期検波信号の周波数は、前記容量型タッチセンサを駆動する駆動信号の周波数と等しいことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の静電容量検出回路。
  11. 前記ローパスフィルタ回路の次数は、2次以上であり、カットオフ周波数は、前記駆動信号の周波数より小さいことを特徴とする請求項10に記載の静電容量検出回路。
  12. 前記制御部は、基準クロックに同期して、前記容量型タッチセンサを駆動する駆動信号と、前記同期検波信号と、前記同期検波回路のゲインを設定するゲイン選択信号を出力することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の静電容量検出回路。
  13. 前記同期検波回路のゲインは、前記ゲイン選択信号に同期して正弦関数又は余弦関数で変化することを特徴とする請求項12に記載の静電容量検出回路。
  14. 前記制御部は、前記同期検波回路のゲインの設定値を順次変化させること特徴とする請求項12に記載の静電容量検出回路。
  15. 前記制御部は、前記同期検波信号と前記駆動信号の位相を調整する位相調整部を備えていること特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の静電容量検出回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017076353A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 アルプス電気株式会社 正弦波乗算装置とこれを有する入力装置

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