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JP2015070194A - 電磁石 - Google Patents

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JP2015070194A
JP2015070194A JP2013204905A JP2013204905A JP2015070194A JP 2015070194 A JP2015070194 A JP 2015070194A JP 2013204905 A JP2013204905 A JP 2013204905A JP 2013204905 A JP2013204905 A JP 2013204905A JP 2015070194 A JP2015070194 A JP 2015070194A
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movable
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貢 高橋
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Abstract

【課題】固定鉄心の可動鉄心に対する吸引力の低下を防止する。
【解決手段】磁性を有する第1の筒状部材29bと、一端部が上記第1の筒状部材29b内に軸方向に移動可能に挿入され、上記第1の筒状部材29bに対して摺動する可動鉄心27と、上記可動鉄心27の上記第1の筒状部材29b側とは反対側に配置され、軸方向において上記可動鉄心27の他端部に対向する固定鉄心26と、上記固定鉄心26に上記可動鉄心27を吸着させるためのコイル28とを備え、上記可動鉄心27の上記一端部の外周面と上記第1の筒状部材29bの内周面との間に隙間が生ずるように、上記可動鉄心27の上記一端部の外周面あるいは上記第1の筒状部材29bの内周面に凹部27aが設けられている。
【選択図】図2

Description

この発明は、電磁弁等に用いられると好適な電磁石に関する。
電磁弁として、特開2013‐7472号公報(特許文献1)に開示されたものがある。上記特許文献1に開示された電磁弁は、電磁弁用電磁石と、この電磁弁用電磁石によって作動される弁体とを備えている。
上記電磁弁用電磁石のコイルに非通電状態の場合には、上記弁体が中立位置に保持されて、供給流路が第1流路に接続され、第2流路が排出流路に接続される。これに対し、上記コイルに通電状態の場合には、可動鉄心が固定鉄心に吸引されて移動し、それと共に上記弁体が一方向に移動して、供給流路が第2流路に接続され、第1流路が排出流路に接続される。
図3は、上述のような電磁弁に用いられる電磁石の軸心に沿った縦断面図を示す。図3において、1は電磁石であり、2は弁体である。
上記電磁石1は、上記弁体(スプール)2を内蔵する弁本体3の一端に、弁体2と同軸に嵌合された円柱状の固定鉄心4と、固定鉄心4における先端部の外周面に形成された段部4aに、一端部が固定鉄心4と同軸に嵌合された円筒状の筒状部材5と、筒状部材5の他端部に取り付けられたストッパ6と、筒状部材5内に摺動可能に嵌入された円柱状の可動鉄心7と、を含んでいる。
また、一体に構成された上記固定鉄心4および筒状部材5の周囲には、コイル8が巻き付けられている。ここで、筒状部材5は、固定鉄心4側の略半分が非磁性(非磁性パイプ5a)となっており、固定鉄心4側とは反対側の残りの部分が磁性(磁性パイプ5b)となっている。
上記コイル8は、樹脂製のコイルボビン9に巻装されている。コイルボビン9の軸方向の両端部には、ヨーク10,10が設けられている。また、コイル8の径方向外側には、金属製の筒体11が設けられている。コイル8,コイルボビン9,ヨーク10および筒体11は、樹脂製のケース12によって、一体にモールドされている。
また、上記ストッパ6にはナット部材13が螺合されており、このナット部材13を締め付けることによって、ケース12は、ナット部材13と弁本体3との間に挟持されている。
上記構成において、上記コイル8に通電されると、ヨーク10,筒体11,ヨーク10,固定鉄心4,可動鉄心7および磁性パイプ5bを通る磁気回路14が形成され、この磁気回路14によって可動鉄心7を固定鉄心4に吸着する吸引力が発生する。そうすると、可動鉄心7は固定鉄心4に吸引されて固定鉄心4側に移動し、固定鉄心4内に挿通されたプッシュピン15を介して弁体2を図3中左方向に移動させる。そうすると、弁体2のランド2aも左方向に移動して、第1負荷流路Aが排出流路Tに連通されるのである。
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来の電磁弁には、以下のような問題がある。
上述したように、上記可動鉄心7が、作用する吸引力によって固定鉄心4側に移動する場合には、可動鉄心7には、図3に示すごとく、上記吸引力の他に、筒状部材5との間に発生する摩擦力と、上記磁気回路14によって磁性パイプ5bとの間に発生する吸着力とが作用する。そのうち、磁性パイプ5bとの間の吸着力は、可動鉄心7の移動を引き留めようとする力であり、可動鉄心7に対しては間接的に摩擦力として作用する。
したがって、上記可動鉄心7と磁性パイプ5bとの間に発生する上記吸着力は、可動鉄心7が固定鉄心4に吸引される力を阻害することになり、固定鉄心4の可動鉄心7に対する吸引力が低下すると言う問題がある。
特開2013‐7472号公報
そこで、この発明の課題は、固定鉄心の可動鉄心に対する吸引力の低下を防止し、可動鉄心を滑らかに摺動させることができる電磁石を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の電磁石は、
磁性を有する第1の筒状部材と、
一端部が上記第1の筒状部材内に軸方向に移動可能に挿入され、上記第1の筒状部材に対して摺動する可動鉄心と、
上記可動鉄心の上記第1の筒状部材側とは反対側に配置され、軸方向において上記可動鉄心の他端部に対向する固定鉄心と、
上記固定鉄心に上記可動鉄心を吸着させるためのコイルと
を備え、
上記可動鉄心の上記一端部の外周面と上記第1の筒状部材の内周面との間に隙間が生ずるように、上記可動鉄心の上記一端部の外周面あるいは上記第1の筒状部材の内周面に凹部が設けられている
ことを特徴としている。
上記コイルに通電されると、上記固定鉄心,上記可動鉄心および上記第1の筒状部材を通る磁気回路が形成される。そして、この磁気回路によって、上記可動鉄心には、磁性を有する上記第1の筒状部材との間に吸着力が発生し、この吸着力によって上記可動鉄心の移動が引き留められて、何の工夫も無ければ上記固定鉄心の上記可動鉄心に対する吸引力が低下してしまう。
上記構成によれば、上記可動鉄心の上記一端部の外周面あるいは上記第1の筒状部材の内周面に凹部が設けられて、上記可動鉄心の上記一端部の外周面と上記第1の筒状部材の内周面との間には隙間が生じている。したがって、上記可動鉄心と上記第1の筒状部材との間の吸着力が低下されて、上記可動鉄心に対する吸引力への阻害が減少される。
したがって、上記コイルの巻数や電流値を変更すること無く、上記固定鉄心が上記可動鉄心を吸引する吸引力の低下が防止される。こうして、上記可動鉄心を、確実に且つ滑らかに摺動させることが可能になる。
また、一実施の形態の電磁石では、
上記凹部は、上記可動鉄心の上記一端部の外周面と上記第1の筒状部材の内周面との間に環状の隙間が生ずるように、上記可動鉄心における上記一端部の外周面のみに設けられている。
この実施の形態によれば、上記凹部は、上記可動鉄心における上記一端部の外周面のみに設けられているので、上記第1の筒状部材の内周面に設けられる場合に比して、加工性を高めることができる。
また、一実施の形態の電磁石では、
上記可動鉄心は、上記第1の筒状部材に対して摺動する摺動部を、上記第1の筒状部材内に挿入される上記一端部側の端に有している。
この実施の形態によれば、上記可動鉄心における上記摺動部を、上記可動鉄心の上記一端部側の端に設けている。したがって、上記可動鉄心の動作範囲において上記凹部の寸法を安定させることができ、上記固定鉄心が上記可動鉄心を吸引する吸引力を大きくすることができる。
また、一実施の形態の電磁石では、
上記第1の筒状部材に軸方向且つ上記固定鉄心側に連なると共に、磁性を有しない第2の筒状部材を備え、
上記凹部は、少なくとも一部が上記第1の筒状部材の内周面に対向可能に設けられている。
この実施の形態によれば、上記第1の筒状部材の上記固定鉄心側に、軸方向に連なる磁性を有しない第2の筒状部材を設けている。したがって、上記磁気回路を、上記第2の筒状部材の長さの分だけ軸方向に広げることができ、上記固定鉄心が上記可動鉄心を吸引する吸引力をさらに大きくすることができる。
さらに、上記可動鉄心における上記凹部の少なくとも一部が、上記第1の筒状部材の内周面に対向可能に設けられているので、上記可動鉄心と上記第1の筒状部材との間の吸着力を、確実に低下させることができる。
以上より明らかなように、この発明の電磁石は、上記可動鉄心の上記一端部の外周面あるいは上記第1の筒状部材の内周面に凹部を設けて、上記可動鉄心の上記一端部の外周面と上記第1の筒状部材の内周面との間に隙間を生じさせている。したがって、上記可動鉄心と上記第1の筒状部材との間の吸着力を低下させて、上記固定鉄心の上記可動鉄心に対する吸引力への阻害を減少させることができる。
すなわち、この発明によれば、上記コイルの巻数や電流値を変更すること無く、上記固定鉄心が上記可動鉄心を吸引する吸引力の低下を防止することができる。こうして、上記可動鉄心を、確実に且つ滑らかに摺動させることが可能になる。
この発明の電磁石を適用した電磁弁における要部断面図である。 図1における第1電磁石部の軸心に沿った要部断面を示す図である。 電磁弁に用いられた従来の電磁石の軸心に沿った縦断面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の電磁石を電磁弁に適用した場合における要部断面図である。本電磁弁は、弁本体21と、弁本体21の一端部に配置された第1電磁石部22と、弁本体21の上記一端部とは反対側の他端部に配置された第2電磁石部23とで、概略構成されている。
上記弁本体21には、水平方向に貫通孔21aが形成されており、この貫通孔21a内には、貫通孔21aの軸方向に移動して流体の流路を切り替えるスプール24が挿通されている。貫通孔21aの内面には、環状溝で成る流体の供給流路P,第1負荷流路A,第2負荷流路Bおよび排出流路Rが設けられている。また、スプール24の外面には環状の突出部で成るランド25が形成されている。そして、スプール24は、貫通孔21a内を軸方向に移動してランド25で各流路P,A,B,Rを開閉することによって、各流路P,A,B,R間の連通路を切り換える。
上記弁本体21の上記一端には、貫通孔21aと同軸に嵌合孔21bが形成されている。そして、この嵌合孔21bに、第1電磁石部22の一端部に設けられた柱状の固定鉄心26が嵌合されることによって、第1電磁石部22は弁本体21の上記一端に一体に取り付け固定される。
上記弁本体21の上記他端には、第1電磁石部22の場合と全く同様にして、第2電磁石部23が一体に取り付け固定される。第1電磁石部22と第2電磁石部23とは、全く同じ構成を有している。そこで、以下においては、第1電磁石部22で代表して電磁石部について説明する。
上記第1電磁石部22は、上述の固定鉄心26と、固定鉄心26の弁本体21への嵌合側とは反対側に配置されて、固定鉄心26に吸引される可動鉄心27と、固定鉄心26および可動鉄心27の周囲に設けられたコイル28と、を含んで概略構成されている。ここで、第1電磁石部22の基本構成は、図3に示す電磁石1の場合と同様である。そこで、以下においては、第1電磁石部22における本願の特徴部分の構成について説明する。
図2は、上記第1電磁石部22における要部断面を示す。図3に示す電磁石1の場合と同様に、固定鉄心26における弁本体21への嵌合側とは反対側の先端部の外周面には段部26aが形成されている。この段部26aには、筒状の筒状部材29の一端部が固定鉄心26と同軸に嵌合されている。そして、この筒状部材29における上記一端部とは反対側の他端部には、ストッパ30が取り付けられている。さらに、筒状部材29内には、柱状の可動鉄心27が摺動可能に嵌入されている。つまり、スプール24と可動鉄心27は、同軸上を移動可能になっているのである。
また、上記可動鉄心27における固定鉄心26側の端面には、プッシュロッド31の一端が取り付けられている。さらに、固定鉄心26には、弁本体21の貫通孔21aと同軸に貫通孔26bが形成されており、プッシュロッド31は、貫通孔26bに挿入されて、スプール24の一端に連結されている。プッシュロッド31の長さは、可動鉄心27とスプール24とが同じ軸上の同じ一端に位置している場合に、可動鉄心27とスプール24とにおける互いに対向している端部間の距離と同一になっている。こうして、スプール24は、可動鉄心27の移動に伴って、可動鉄心27と同じ方向に同じ距離だけ移動可能になっている。
上記筒状部材29は、固定鉄心26側の略半分が非磁性体となっている。さらに、固定鉄心26側とは反対側の残りの部分は磁性体となっている。以下、上記非磁性体の部分を非磁性パイプ29aと称する一方、上記磁性体の部分を磁性パイプ29bと称する。すなわち、非磁性パイプ29aで上記第2の筒状部材を構成し、磁性パイプ29bで上記第1の筒状部材を構成するのである。
そして、本実施の形態においては、上記可動鉄心27の外周面におけるストッパ30側(以下、一端側と言う)に、一定幅を有する環状の凹部27aを設けて、磁性パイプ29bの内周面との間に隙間を生じさせている。その場合は、凹部27aにおける上記一端側の縁部(凸部)32は、可動鉄心27の上記一端側の端部に位置するようになっている。こうして、可動鉄心27が軸に沿って移動する際に、上記摺動部の一例である縁部(凸部)32は常時磁性パイプ29b上を移動するようにしている。
上記構成において、上記コイル28に通電されると、ヨーク33,筒体(図示せず:図3の筒体11に相当),他のヨーク(図示せず),固定鉄心26,可動鉄心27および磁性パイプ29bを通る磁気回路34が形成され、この磁気回路34によって固定鉄心26には可動鉄心27を吸引する吸引力が発生する。そうすると、可動鉄心27は固定鉄心26に吸引されて固定鉄心26側に移動して、プッシュロッド31を介して、スプール24を図1中左方向に移動させる。そうすると、スプール24のランド25も左方向に移動して、第1負荷流路Aが排出流路Rに連通されるのである。
その場合における上記磁気回路34は、可動鉄心27における凹部27aを通って磁性パイプ29bに至っている。その場合、凹部27aは磁束が通り難いため、可動鉄心27と磁性パイプ29bとの間の吸着力を減少させることができる。その結果、可動鉄心27の移動を引き留めようとする間接的な摩擦力を低減することができる。
このように、本実施の形態によれば、上記可動鉄心27に作用する上記間接的な摩擦力を低減することができ、可動鉄心27が固定鉄心26に吸引されるのを阻害する力を低減することができる。したがって、コイル28の巻数や電流値を変更すること無く、固定鉄心26が可動鉄心27を吸引する吸引力の低下を防止することができる。こうして、可動鉄心26を、確実に且つ滑らかに摺動させることが可能になるのである。
ところで、上記筒状部材29において、固定鉄心26側を非磁性パイプ29aとする一方、固定鉄心26側とは反対側を磁性パイプ29bとしている。したがって、固定鉄心26から可動鉄心27を通ってヨーク33に至る磁気回路34の磁力を、磁性パイプ29bが無い場合に比して強くすることができる。こうして、固定鉄心26が可動鉄心27を吸引する吸引力を、可動鉄心27と筒状部材29との間の吸着力を抑制しつつさらに大きくすることができる。
また、上記可動鉄心27における凹部27aは、可動鉄心27が軸に沿って移動する際に、少なくとも一部が磁性パイプ29bの内周面に対向可能に設けられている。したがって、可動鉄心27と磁性パイプ29bとの間の吸着力を確実に低下させることができる。
ここで、上記磁性パイプ29bの長さは、本実施の形態のごとく、可動鉄心27の軸方向略半分に限定されるものではなく、可動鉄心27の移動距離に応じて適宜設定すればよい。また、凸部32の軸方向の幅も、磁気回路34が必要とする磁気抵抗等に応じて適宜設定すればよい。
尚、上記可動鉄心27と磁性パイプ29bとの間の吸着力を減少させるためには、可動鉄心27の外周面と磁性パイプ29bの内周面との間に隙間を生じさせればよく、本実施の形態のごとく、可動鉄心27の外周面に凹部27aを設けることに限定されるものではない。例えば、磁性パイプ29bの内周面に凹部あるいは凸部を設けることによっても実現できる。また、可動鉄心27あるいは磁性パイプ29bに設ける上記凹部は、一定幅を有する帯状の凹部に限定されるものではない。例えば、軸方向に延在する一定長の複数の溝を、周方向に平行に配列して構成してもよい。
但し、上記磁性パイプ29b側よりも可動鉄心27側に凹部を設ける方が、また、軸方向に延在する一定長の複数本の溝よりも一定幅を有する環状の凹部を形成する方が、加工性の面からは望ましい。
また、上記可動鉄心27と磁性パイプ29bとの間の吸着力を減少させるために、筒状部材29の全体を非磁性体で構成した場合には、発生する磁気回路34に大きな磁気のギャップが生ずるため、固定鉄心26の可動鉄心27に対する吸引力が小さくなり、発明が解決しようとする課題を達成することはできない。
本実施の形態においては、この発明の電磁石を電磁弁に適用した場合を例に挙げて説明しているが、適用させる対象物は電磁弁に限定されるものではない。
21…弁本体、
21a…弁本体の貫通孔、
22…第1電磁石部、
23…第2電磁石部、
24…スプール、
25…ランド、
26…固定鉄心、
27…可動鉄心、
27a…可動鉄心の凹部、
28…コイル、
29…筒状部材、
29a…非磁性パイプ、
29b…磁性パイプ、
30…ストッパ、
31…プッシュロッド、
32…凹部の縁部(凸部)、
33…ヨーク、
34…磁気回路、
P…供給流路、
A…第1負荷流路、
B…第2負荷流路、
R…排出流路。

Claims (4)

  1. 磁性を有する第1の筒状部材(29b)と、
    一端部が上記第1の筒状部材(29b)内に軸方向に移動可能に挿入され、上記第1の筒状部材(29b)に対して摺動する可動鉄心(27)と、
    上記可動鉄心(27)の上記第1の筒状部材(29b)側とは反対側に配置され、軸方向において上記可動鉄心(27)の他端部に対向する固定鉄心(26)と、
    上記固定鉄心(26)に上記可動鉄心(27)を吸着させるためのコイル(28)と
    を備え、
    上記可動鉄心(27)の上記一端部の外周面と上記第1の筒状部材(29b)の内周面との間に隙間が生ずるように、上記可動鉄心(27)の上記一端部の外周面あるいは上記第1の筒状部材(29b)の内周面に凹部(27a)が設けられている
    ことを特徴とする電磁石。
  2. 請求項1に記載の電磁石において、
    上記凹部(27a)は、上記可動鉄心(27)の上記一端部の外周面と上記第1の筒状部材(29b)の内周面との間に環状の隙間が生ずるように、上記可動鉄心(27)における上記一端部の外周面のみに設けられている
    ことを特徴とする電磁石。
  3. 請求項2に記載の電磁石において、
    上記可動鉄心(27)は、上記第1の筒状部材(29b)に対して摺動する摺動部(32)を、上記第1の筒状部材(29b)内に挿入される上記一端部側の端に有している
    ことを特徴とする電磁石。
  4. 請求項2あるいは請求項3に記載の電磁石において、
    上記第1の筒状部材(29b)に軸方向且つ上記固定鉄心(26)側に連なると共に、磁性を有しない第2の筒状部材(29a)を備え、
    上記凹部(27a)は、少なくとも一部が上記第1の筒状部材(29b)の内周面に対向可能に設けられている
    ことを特徴とする電磁石。
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