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JP2015048898A - コネクタ - Google Patents

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一斉 中嶋
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Abstract

【課題】従来よりもコネクタ本体の長さ寸法を短く(コネクタ本体をコンパクト化)することができ、パイプ接続が完全になされているかどうかを外部から確認するためのチェック機能を有するコネクタを提供すること。【解決手段】コネクタ100は、コネクタ本体1とチェッカー2とリテーナ3とを備えている。リテーナ3は、コネクタ本体1内にパイプ挿入孔1aからパイプ50が挿入されることで、パイプ50の挿入方向とは反対方向であるパイプ挿入孔1a側へスライドするように形成されており、パイプ挿入孔1a側へリテーナ3がスライドすることで、仮止め位置から差込完了位置へのコネクタ本体1に対するチェッカー2の押し込みが可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料用配管などの配管接続に用いられ、パイプ接続が完全になされているかどうかを外部から確認するためのチェック機能を有するコネクタに関する。
上記したチェック機能を有するコネクタとして、例えば特許文献1に記載のコネクタがある。特許文献1に記載のコネクタは、ハウジング100と、ストッパ200と、リテーナ300とを備えている(特許文献1の図1、2、9〜12などを参照)。ここで、このコネクタが備えるストッパ200は、ハウジング100に管400が差し込まれる前は、ハウジング100の開口部に近接した初期位置に保持され、ハウジング100に管400が差し込まれると、管400に押されてハウジング100の開口部から遠ざかった押込位置に移動する。
特許第4234467号公報
前記したように、特許文献1に記載のコネクタでは、ハウジング100に管400が差し込まれると、そのストッパ200は、ハウジング100内の奥に押し込まれる。この構成によると、ストッパ200が押し込まれたときのスペースをハウジング100内の奥側に確保する必要があるので、その分、ハウジング100を長くしなければならない。コネクタは、その長さが短い方が(コンパクトな方が)、その配置スペースが小さくて済むので好ましい。また、コンパクトな方が軽いので好ましい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、従来よりもコネクタ本体の長さ寸法を短く(コネクタ本体をコンパクト化)することができ、パイプ接続が完全になされているかどうかを外部から確認するためのチェック機能を有するコネクタを提供することである。
本発明は、端部外周に環状凸部が設けられたパイプと接続されるコネクタであって、前記パイプが挿入されるパイプ挿入孔が端に形成されたコネクタ本体と、前記コネクタ本体に対する仮止め位置から前記コネクタ本体に対する差込完了位置まで、前記コネクタ本体に押し込まれるチェッカーと、前記コネクタ本体の内部に配置され、前記コネクタ本体に前記パイプが挿入される前、前記仮止め位置から前記差込完了位置への前記チェッカーの動きを規制するリテーナと、を備えている。前記リテーナは、前記コネクタ本体内に前記パイプ挿入孔から前記パイプが挿入されることで、前記パイプの挿入方向とは反対方向である前記パイプ挿入孔側へスライドするように形成されており、前記パイプ挿入孔側へ前記リテーナがスライドすることで、前記仮止め位置から前記差込完了位置への前記コネクタ本体に対する前記チェッカーの押し込みが可能となる。
本発明によれば、パイプの挿入方向とは反対方向であるパイプ挿入孔側へリテーナがスライドするので、コネクタ本体内のパイプ挿入方向奥側にリテーナの収容スペースを設ける必要がない。そのため、従来よりもコネクタ本体の長さ寸法を短く(コネクタ本体をコンパクト化)することができる。
本発明の一実施形態に係るコネクタの斜視図である。 図1に示すコネクタ本体の単品図である。 図1に示すチェッカーの単品図である。 図1に示すリテーナの単品図である。 図1に示すコネクタにパイプを接続するときの各状態を示す側面(断面)図である。 図1に示すコネクタにパイプを接続するときの各状態を示す側面(断面)図である。 図1に示すコネクタにパイプを接続するときの各状態を示す(チェッカーの図示を省略した)平面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。
(コネクタの構成)
図1に示すように、本発明の一実施形態であるコネクタ100は、コネクタ本体1と、チェッカー2と、リテーナ3とで構成される。このコネクタ100は、燃料用配管などの配管接続に用いられる配管継手である。
<コネクタ本体>
図1、2を参照しつつコネクタ本体1について説明する。コネクタ本体1は、コネクタ100の主要部品であって、リテーナ収容部6が端部に形成されたパイプ挿入部4と、パイプ挿入部4から延在するホース接続部5とを備えている。本実施形態のコネクタ本体1は、L字状とされている。換言すれば、パイプ挿入部4の軸方向と、ホース接続部5の軸方向とが直交するようにされている。なお、パイプ挿入部4の軸方向とホース接続部5の軸方向との関係は、直交に限定されるものではなく、例えば、パイプ挿入部4とホース接続部5とを一軸上に配置してもよい。コネクタ本体1の材質は、例えば樹脂である。
リテーナ収容部6は、中空の直方体形状とされており、その前面には、パイプ50が挿入されるパイプ挿入孔1aが設けられ、その上端部は矩形状の開口6eとされている。この開口6e部分には、上端部内壁面からパイプ50の挿入方向へ向かって突出する突起6aが設けられている。また、リテーナ収容部6の底壁の幅方向中央部には、パイプ挿入部4の軸方向に延びる長孔6dがあけられている。なお、前記した突起6もリテーナ収容部6の幅方向中央部に設けられている。
また、リテーナ収容部6の背面であって、円筒状のパイプ挿入部4の上部両側、および上部両側の少し下方には、それぞれ、左右一対の被係止部6b、および左右一対の被係止部6cが設けられている。これら被係止部6b,6cは、後述するチェッカー2の係止爪9a(図3参照)が係止される部分である。
ホース接続部5の内部には流体の経路5aが設けられており、このホース接続部5に図示を省略するホースが外挿される。
<チェッカー>
図1、3を参照しつつチェッカー2について説明する。チェッカー2は、コネクタ本体1へのパイプ50の接続が完全になされているかどうかを外部から確認するための役割を有する部品であって、コネクタ本体1に対する仮止め位置からコネクタ本体1に対する差込完了位置までコネクタ本体1に押し込まれる。詳しくは後述するが、仮止め位置および差込完了位置については、図5,6を参照されたい。
チェッカー2は、人の手で押される矩形の押圧部7と、押圧部7の左右両端部から下方に延在するように形成されたコネクタ本体1への係止脚部9と、係止脚部9と同様に押圧部7の左右両端部から下方に延在するように形成されたリテーナ保持片部8とを備えている。また、押圧部7の下面には、後述するリテーナ3の脚部12の当接部10が突設されている。チェッカー2の材質は、例えば樹脂である。
係止脚部9の先端は、コネクタ本体1に設けられた被係止部6b,6cへの引っ掛かり部となる係止爪9aとされている。また、リテーナ保持片部8の先端から中央部へかけては、後述するリテーナ3の本体部11をその両側から挟むような形態で保持するリテーナ保持部8aとされている。具体的には、対向するリテーナ保持部8aの対向する面の形状は、後述するリテーナ3の本体部11の外形に合わせられている。換言すれば、リテーナ保持部8aの対向する面は、リテーナ3の本体部11の外面に面接触するような湾曲面とされている。
<リテーナ>
図1、4を参照しつつリテーナ3について説明する。リテーナ3は、コネクタ本体1のリテーナ収容部6の内部に配置され(図1など参照)、コネクタ本体1にパイプ50が挿入される前、コネクタ本体1に対するチェッカー2の仮止め位置から差込完了位置へのチェッカー2の動きを規制する部品である。
リテーナ3は、パイプ50が挿入されるC字形状の本体部11と、本体部11の切欠き部の端から外側へ向かって延在する2本の脚部12とを備えている。リテーナ3の材質は、例えば樹脂または金属である。
ここで、C字形状の本体部11は弾性変形するように形成される。この本体部11の互いに対向する内側面(内側部分)には、それぞれ、中心方向に少し突出する形態で山形状部11aが設けられている。また、本体部11の内底面(内側部分)の中央部にも、中心方向に少し突出する形態で山形状部11bが設けられている。さらに、本体部11の外底面の中央部には、外方向に突出する突起11cが設けられている。この突起11cは、図4中のリテーナ3の平面図からわかるように、リテーナ3の平面視において、2本の脚部12の間隙の真ん中に位置する。また、図4中のリテーナ3の正面図からわかるように、リテーナ3の正面視において、突起11cが突出する方向と、脚部12が延びる方向とは、180度反対方向とされている。また、リテーナ3は、左右対称かつ表裏対称の形状とされている。
2本の脚部12は相互に平行とされ、その断面形状は、図4中のリテーナ3の平面図からわかるように、リテーナ3の中心に向かうに連れて幅が狭くなる台形形状(三角状)とされている。
(コネクタにパイプを接続するときのコネクタの各部品の動き)
図5〜7などを参照しつつ、コネクタ100にパイプ50を接続するときのコネクタ100の各部品の動きについて説明する。なお、前提として、コネクタ100に接続されるパイプ50の端部外周にはスプール部50a(環状凸部)が設けられている。
<パイプ挿入前>
コネクタ本体1にパイプ50が挿入される前は、図5(a)に示したように、チェッカー2は、コネクタ本体1のリテーナ収容部6から上方へ突出した状態で、コネクタ本体1に仮止めされている。チェッカー2の係止脚部9先端の係止爪9aがコネクタ本体1に設けられた被係止部6bに引っ掛かり、図5(a)に示した仮止め位置で、チェッカー2はコネクタ本体1に係止されている。
チェッカー2の仮止めについて説明する。コネクタ本体1のリテーナ収容部6にその上方からチェッカー2の左右一対のリテーナ保持片部8を挿入すると、その背後に位置するチェッカー2の左右一対の係止脚部9は、コネクタ本体1に当たって外側に拡がり(弾性変形し)、その後、係止爪9aがコネクタ本体1に設けられた被係止部6bに嵌り込む。これにより、コネクタ本体1からチェッカー2が簡単には抜けないようになる。
このとき、リテーナ3の2本の脚部12の上端に、チェッカー2の当接部10の下面が当接するようになっているので、コネクタ本体1に対してチェッカー2をさらに押し込もうとしても、チェッカー2の当接部10の下面がリテーナ3の2本の脚部12の上端に当たり、それ以上、コネクタ本体1に対してチェッカー2を押し込むことはできない(図5(a)参照)。
ここで、図5(a)および図7(a)に示したように、コネクタ本体1のリテーナ収容部6内のうちのパイプ挿入部4に近い側に寄せられた状態で、リテーナ3はリテーナ収容部6内に収容されている。リテーナ3がその自重などによりパイプ挿入孔1a側にスライドしようとしても、リテーナ収容部6に設けられた突起6aにリテーナ3の2本の脚部12が当たるので、リテーナ3は、それ以上、パイプ挿入孔1a側にスライドすることはない。
なお、図1に示したリテーナ収容部6内のリテーナ3の位置は、コネクタ本体1に図示を省略するパイプ50が奥まで挿入された後の状態を示している。
<パイプ挿入>
コネクタ本体1内にパイプ挿入孔1aからパイプ50を挿入する。パイプ50を挿入していくと、パイプ50のスプール部50aが、リテーナ3の本体部11の山形状部11aに当たる。その後さらにパイプ50を挿入していくと、スプール部50aが山形状部11aを押し拡げることで、本体部11が拡げられる。これにより、リテーナ3の2本の脚部12も拡がり、リテーナ収容部6に設けられた突起6aによるパイプ挿入孔1a側へのリテーナ3のスライド移動規制が解除される(図7(b)参照)。
パイプ50をさらに挿入していくと(パイプ50をパイプ挿入部4内の奥まで完全に押し込むと)、パイプ50のスプール部50aがリテーナ3の本体部11から抜け、リテーナ3の本体部11の弾性復元力で、リテーナ3は、パイプ50の挿入方向とは反対方向であるパイプ挿入孔1a側へスライドする(図5(b)および図7(c)参照)。これにより、コネクタ本体1に対するチェッカー2の押し込みが可能となる。
その後、チェッカー2の押圧部7を指で押すことで、コネクタ本体1に対してチェッカー2を押し込む。チェッカー2を押し込むと、チェッカー2の左右一対の係止脚部9先端の係止爪9aがコネクタ本体1に設けられた被係止部6cに嵌り込み、これにより、チェッカー2はコネクタ本体1に係止される(図6参照)。このときのコネクタ本体1に対するチェッカー2の位置が、コネクタ本体1に対するチェッカー2の差込完了位置である(コネクタ100とパイプ50との接続完了)。
このとき、リテーナ3の本体部11は、チェッカー2の左右一対のリテーナ保持片部8のリテーナ保持部8aでその両側から挟み込まれる形態で、チェッカー2により保持される。
なお、図2、5、6において図示を省略しているが、コネクタ本体1のパイプ挿入部4内には、Oリングなどのシール部材が入れられている。すなわち、例えば図6において、パイプ50とパイプ挿入部4の外壁との間には、Oリングなどのシール部材がある。このシール部材により燃料などの液体が漏れないようにされている。
(作用・効果)
本発明の一実施形態に係るコネクタ100の構成およびその各部品の動きを説明したことからわかるように、本発明によると、パイプの挿入方向とは反対方向であるパイプ挿入孔側へリテーナがスライドするので、コネクタ本体内のパイプ挿入方向奥側にリテーナの収容スペースを設ける必要がない。そのため、従来よりもコネクタ本体の長さ寸法を短く(コネクタ本体をコンパクト化)することができる。
ここで、本実施形態におけるリテーナ3は、パイプ50が挿入されると弾性変形するC字形状の本体部11と、当該本体部11の切欠き部の端から外側へ向かって延在する脚部12とを有し、コネクタ本体1にパイプ50が挿入される前は、リテーナ3の脚部12にチェッカー2の当接部10が当接することで、仮止め位置から差込完了位置へのチェッカー2の動きが規制されるようになっている。
この構成によると、コネクタ本体1にパイプ50が挿入される前は、仮に、コネクタ本体1の方向へチェッカー2が押し込まれる外力がチェッカー2に作用したとしても、チェッカー2の当接部10がリテーナ3の脚部12に当たり、それ以上、コネクタ本体1に対してチェッカー2が押し込まれることはない。すなわち、上記構成によると、コネクタ本体1にパイプ50が挿入される前、チェッカー2をその仮止め位置に確実に保持することができる。その結果、コネクタ本体1とパイプ50とが接続されていないことを一目で確実に確認することができる。
また、リテーナ3の本体部11の内側部分は少なくとも一部が山形状とされており(本実施形態では対向する2つの山形状部11aが設けられている)、リテーナ収容部6に形成されたパイプ挿入孔1aからコネクタ本体1内にパイプ50が挿入されると、前記山形状の部分で、パイプ50のスプール部50a(環状凸部)によりリテーナ3の本体部11が押し拡げられ、その後、リテーナ3の本体部11の弾性復元力で、パイプ挿入孔1a側へリテーナ3がスライドするようになっている。
この構成によると、パイプ50のスプール部50aが当たる、リテーナ3の本体部11の内側部分の少なくとも一部が山形状とされていることで、パイプ挿入孔1a側へのリテーナ3のスライド移動をスムーズなものにすることができる。
また、リテーナ3とパイプ50とが仮止めの状態(チェッカー2が完全に押し込まれていない状態)であっても、パイプ50がコネクタ本体1から容易に抜けることがないため、接続作業が完了するまでパイプ50を押し続ける(持ち続ける)必要がない。その結果、パイプ接続の作業性を向上させることができる。なお、この効果は、リテーナ3の本体部11の内側部分の少なくとも一部が山形状とされていなくても得られる。パイプ50のスプール部50aによりリテーナ3の本体部11が押し拡げられ、その後(スプール部50aが通過した後)、リテーナ3の本体部11の弾性復元力で、その本体部11が元の形に戻る(元の径に戻る)ことで得られる。
また、コネクタ本体1には、当該コネクタ本体1にパイプ50が挿入される前、リテーナ3の脚部12と当接することで、パイプ挿入孔1a側へリテーナ3がスライドすることを規制する突起6aが設けられており、コネクタ本体1内にパイプ挿入孔1aからパイプ50が挿入されると、前記山形状の部分で、パイプ50のスプール部50a(環状凸部)によりリテーナ3の本体部11が押し拡げられ、これにより、前記突起6aによる規制が解除されるようになっている。
この構成によると、コネクタ本体1にパイプ50が挿入される前は、パイプ挿入孔1a側へのリテーナ3のスライド移動が規制されるため、コネクタ本体1にパイプ50が挿入される前、チェッカー2をその仮止め位置により確実に保持することができる。
また、本実施形態では、リテーナ3が、左右対称かつ表裏対称の形状とされている。この構成によると、コネクタ本体1のリテーナ収容部6にリテーナ3をセットするとき、リテーナ3の表裏の向きが関係なくなる。これにより、コネクタ100の組立作業者のセットミスを防止することができる。
また、本実施形態では、リテーナ3の本体部11の外底面に突起11cが設けられ、且つ、コネクタ本体1のリテーナ収容部6の底壁部分に長孔6dがあけられている。コネクタ本体1にパイプが挿入されることで、パイプ50の挿入方向とは反対方向であるパイプ挿入孔1a側へリテーナ3がスライドするとき、長孔6d内をスライドする当該突起11c、およびリテーナ3の2本の脚部12が、ガイド(スライドガイド、スライド案内部材)となるので、リテーナ3の当該突起11および2本の脚部12により、リテーナ3の回転および倒れが抑制されつつ、パイプ挿入孔1a側へリテーナ3はスライドしていく。
また、本実施形態では、リテーナ3の本体部11の内側部分に、計3つの山形状部11a・11bが設けられている。これら3つの山形状部11a・11bは、約120°間隔で(約120°の位相差で)リテーナ3の本体部11の内側部分に設けられている。
3つの山形状部11a・11bのうちのリテーナ3の本体部11の底部内側に設けられた山形状部11bは、パイプ50のスプール部50aがリテーナ3の本体部11を通過する際、スプール部50aとリテーナ3の3つの山形状部11a・11bとが当接して、リテーナ3が上方向にずれることを防止するためのものである。パイプ50のスプール部50aがリテーナ3の本体部11を通過しても、これら3つの山形状部11a・11bにより、リテーナ3をそのままの位置にとどめることができるため、リテーナ3がずれて(スプール部50aと本体部11とが接触して)リテーナ3の本体部11が変形したり破損したりするのを防止することができる。
1:コネクタ本体
1a:パイプ挿入孔
2:チェッカー
3:リテーナ
6a:突起
11:本体部
11a、11b:山形状部
12:脚部
50a:スプール部(環状凸部)
50:パイプ
100:コネクタ

Claims (5)

  1. 端部外周に環状凸部が設けられたパイプと接続されるコネクタであって、
    前記パイプが挿入されるパイプ挿入孔が端に形成されたコネクタ本体と、
    前記コネクタ本体に対する仮止め位置から前記コネクタ本体に対する差込完了位置まで、前記コネクタ本体に押し込まれるチェッカーと、
    前記コネクタ本体の内部に配置され、前記コネクタ本体に前記パイプが挿入される前、前記仮止め位置から前記差込完了位置への前記チェッカーの動きを規制するリテーナと、
    を備え、
    前記リテーナは、前記コネクタ本体内に前記パイプ挿入孔から前記パイプが挿入されることで、前記パイプの挿入方向とは反対方向である前記パイプ挿入孔側へスライドするように形成されており、
    前記パイプ挿入孔側へ前記リテーナがスライドすることで、前記仮止め位置から前記差込完了位置への前記コネクタ本体に対する前記チェッカーの押し込みが可能となることを特徴とする、コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記リテーナは、
    前記パイプが挿入されると弾性変形するC字形状の本体部と、
    前記本体部の切欠き部の端から外側へ向かって延在する脚部と、
    を有し、
    前記コネクタ本体に前記パイプが挿入される前は、前記リテーナの脚部に前記チェッカーが当接することで、前記仮止め位置から前記差込完了位置への前記チェッカーの動きが規制されることを特徴とする、コネクタ。
  3. 請求項2に記載のコネクタにおいて、
    前記リテーナの本体部の内側部分は少なくとも一部が山形状とされており、
    前記コネクタ本体内に前記パイプ挿入孔から前記パイプが挿入されると、前記山形状の部分で、前記環状凸部により前記本体部が押し拡げられ、その後、前記リテーナの本体部の弾性復元力で、前記パイプ挿入孔側へ前記リテーナがスライドすることを特徴とする、コネクタ。
  4. 請求項3に記載のコネクタにおいて、
    前記コネクタ本体には、前記コネクタ本体に前記パイプが挿入される前、前記リテーナの脚部と当接することで、前記パイプ挿入孔側へ前記リテーナがスライドすることを規制する突起が設けられており、
    前記コネクタ本体内に前記パイプ挿入孔から前記パイプが挿入されると、前記山形状の部分で、前記環状凸部により前記本体部が押し拡げられ、これにより、前記突起による規制が解除されることを特徴とする、コネクタ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のコネクタにおいて、
    前記リテーナが、左右対称かつ表裏対称の形状とされていることを特徴とする、コネクタ。
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