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JP2015046025A - データファイル管理方法、データファイル管理システム、その装置、およびプログラム - Google Patents

データファイル管理方法、データファイル管理システム、その装置、およびプログラム Download PDF

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JP2015046025A JP2013177009A JP2013177009A JP2015046025A JP 2015046025 A JP2015046025 A JP 2015046025A JP 2013177009 A JP2013177009 A JP 2013177009A JP 2013177009 A JP2013177009 A JP 2013177009A JP 2015046025 A JP2015046025 A JP 2015046025A
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Abstract

【課題】通信状況の影響を受けにくい遠隔操作技術を提供する。【解決手段】第1の装置が、データファイルに対して設定または変更される属性を受け付け、属性と該属性が何れのデータファイルに対するものであるのかとを識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイルを出力する。第2の装置が、コマンドデータファイルを受け付け、コマンドデータファイルに含まれる、属性と該属性が何れのデータファイルに対するものであるのかとを識別できる情報に従って、対象である第2の装置の記憶部に格納されたデータファイルの属性を管理するファイルに対して、該データファイルの属性の設定または変更するための書換えを実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、遠隔地から装置の遠隔操作を行ってデータファイルを管理する技術に関する。
会社/自宅のPCに保存されている文書ファイルなどの情報を外出先で利用するためには、以下の方法がある。
(1)外出前に、携帯型USBメモリなどの外部記憶媒体に必要とする情報を格納して、外出時に持ち出す。
(2)外出前に、外出先で受け取り可能な宛先に、必要とする情報を電子メールの添付ファイルとして送信しておき、外出先で受け取る。
(3)外出前に、インターネット上で提供されているオンラインストレージ(例えば、非特許文献1参照)に、必要とする情報を格納しておき、外出先でそのオンラインストレージの格納先から情報を取得する。
(4)会社/自宅のPCの画面を外出先の端末装置に転送して表示させ、その表示情報に基づいて遠隔で会社/自宅のPCを操作するリモートデスクトップ(例えば、非特許文献2参照)と呼ばれる方法を用いて、外出先から、遠隔で会社/自宅のPCを操作し、そのPC内の情報の閲覧/編集を行う。
Bizストレージ ファイルシェア、[online]、NTTコミュニケーションズ、掲載場所、ページ、[平成25年8月9日検索]、インターネット<http://www.ntt.com/bst-sh/data/cp06.html?banner_id=k_g_shst006&wapr=52044af4> リモートオフィス「Biz Communicator」、[online]、平成25年7月29日、NTTコミュニケーションズ、[平成25年8月9日検索]、インターネット<http://www.ntt.com/bzc/?banner_id=k_g_pspr053&wapr=52044b60>
しかしながら、従来手法(1)〜(3)では、外出前に、会社/自宅のPCで、外出先で必要となる情報を予め、外出先で利用できるように送信、格納などを行っておかなければならない。さらに必要とする情報が外部に漏えいする危険性もある。暗号化処理によって必要とする情報を秘匿しておくこともできるが、この場合には、情報の格納/閲覧の度にパスワードの入力などを行う必要が生じ、利用時の手続きが増える。一方、従来手法(4)では、このような問題が生じない。
しかしながら、従来手法(4)には、通信状況の影響を受け易いという問題がある。例えば、従来手法(4)は、PCと端末装置とが常に接続状態であることを前提としており、PCのアプリケーションが立ち上がっていない場合や電源が入っていない場合には遠隔操作のための処理を全く行うことができず、移動中など頻繁な通信切断が生じる場合には、遠隔操作を継続することができない。このような問題は、会社/自宅のPC等の固定型情報処理装置に必要とする情報が保存され、外出先において端末装置等の可搬型情報処理装置でその情報を利用する場合のみならず、或る固定型情報処理装置または可搬型情報処理装置に必要とする情報が保存され、それとネットワークを介して接続される、他の固定型情報処理装置または可搬型情報処理装置でその情報を利用する場合であれば生じる問題である。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、通信状況の影響を受けにくい遠隔操作技術を提供することを目的とする。
ネットワークを介して接続される複数の装置でデータファイルを管理する。複数の装置のうちの1つである第1の装置が、データファイルに対して設定または変更される属性を受け付け、属性と該属性が何れのデータファイルに対するものであるのかとを識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイルを出力する。第2の装置が、コマンドデータファイルを受け付け、コマンドデータファイルに含まれる、属性と該属性が何れのデータファイルに対するものであるのかとを識別できる情報に従って、対象である第2の装置の記憶部に格納されたデータファイルの属性を管理するファイルに対して、該データファイルの属性の設定または変更するための書換えを実行する。
本発明のコマンドデータファイはファイルであり、通常のデータファイルと同様の仕組みで保存・転送できる。そのため、遠隔操作の過程で第1の装置と第2の装置とが常に接続状態である必要はなく、従来よりも通信状況の影響を受けにくい。
図1は、システムの機能構成を例示した図である。 図2は、管理情報を例示した図である。 図3Aから図3Dは、コマンドデータを例示した図である。 図4Aおよび図4Bは、コマンドデータを例示した図である。 図5Aおよび図5Bは、コマンドデータを例示した図である。 図6Aおよび図6Bは、コマンドデータを例示した図である。 図7は、管理ファイル一覧画面を例示した図である。 図8Aは、ファイル取り寄せ条件設定画面を例示した図であり、図8Bは、メール取り寄せ条件設定画面を例示した図である。 図9は、ファイル検索結果一覧画面を例示した図である。 図10は、メール検索結果一覧画面を例示した図である。 図11は、送信メール入力画面を例示した図である。 図12は、ファイル属性設定画面を例示した図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<実現構成>
図1に例示するように、本実施形態のシステムは、外出先等で使用される通信機能を備えた情報処理装置である装置100、オフィス内等で用いられる通信機能を備えた情報処理装置である装置200、およびクラウド上等に配置される中継装置250を有する。なお、これは一例であって、装置100がオフィス内等で用いられる装置であってもよいし、装置200が外出先等で使用される装置であってもよい。また、中継装置250がLAN上に配置されてもよい。図1では、装置100,200、および中継装置250をそれぞれ1個ずつ例示しているが、これは本発明を限定するものではない。すなわち、装置100、装置200、および中継装置250は、単数個存在していてもよいし、複数個存在していてもよい。また、装置100,200でも中継装置250でもない、通信機能を備えたその他の装置が存在してもよい。
装置100,200および中継装置250は、例えば、CPU(central processing unit)、RAM(random-access memory)、および通信装置等を備える公知のコンピュータに所定のプログラム(ソフトウェア)が読み込まれることで構成される。「コンピュータ」とは、プログラムの命令に従って動作する自動計算機の総称を意味し、その具体的な構成を問わない。「コンピュータ」の例は、パーソナルコンピュータ装置(デスクトップ型、ラップトップ型、ノート型等)、サーバー装置、スマートフォン端末装置、タブレット型コンピュータ装置、PDA(Personal Data Assistance)、携帯電話装置、ハードディスクレコーダーやテレビジョンセット等のオーディオ装置、ゲーム機などである。また、装置100,200および中継装置250の少なくとも一部の機能構成が集積回路等のハードウェアのみによって構成されてもよい。また、装置200と中継装置250とはネットワーク接続されており、装置200と中継装置250との間で通信が可能である。装置100と中継装置250についても携帯電話回線やWiFi(登録商標)などのネットワークでネットワーク接続されており、装置100と中継装置250との間で通信が可能である。
図1に例示するように、装置100は、例えば、UI(User Interface)処理部101、コマンド生成部102、暗号化部103、データ管理蓄積部104、データ分割処理部105、データ送信部106、データ受信部107、データ結合処理部108、復号部109、検索部110、およびコマンド処理部111を有する。装置200は、例えば、UI処理部201、コマンド生成部202、暗号化部203、データ管理蓄積部204、データ分割処理部205、データ送信部206、データ受信部207、データ結合処理部208、復号部209、検索部210、コマンド処理部211、およびメール処理部212を有する。中継装置250は、例えば、データ受信部251、データ管理蓄積部252、データ送信部253、およびデータ削除処理部254を有する。
<ファイルシステム>
装置100、装置200、および中継装置250は、それぞれファイルシステムを有しており、各装置100,200,250が別個にファイルを管理しているが、本実施形態では各装置間の情報転送によって、さらに1つの大きなファイルシステムを構成している。それにより、利用者がどの装置の記憶装置にファイルが格納されているかを意識せずにファイルを閲覧・編集できる。「ファイルシステム」とは、抽象データ型の集まりであり、記憶装置、階層構造、データの操作、アクセス、検索のための仕組みを意味する(例えば、「矢沢久雄著、『IT業界で働く人のための情報処理技術の基本』,日本実業出版社,p111ファイルシステム」等参照)。記憶装置にファイルを記録・管理する方式がファイルシステムである。言い換えると、装置がファイルにアクセスする際のインタフェースを提供する仕組みがファイルシステムである。ファイルシステムは、例えば、OS(Operating System)が持つ機能の一つである。ファイルシステムの例は、FAT,NTFS,HFS,ext2,ext3,ext4,WAFL,ISO9660,ODS−5,UDF,HPFS,JFS,UFS,VTOC,XFS等である。「ファイル」とは、ファイルシステムで保存・管理される、任意のデータの論理的な単位を意味する。各ファイルには、それらを識別・指定するための固有な識別情報(ファイル名やファイルID等)が付与される。一般的なファイルの例は、文書ファイル、データベースファイル、表計算ファイル、画像ファイル、音楽ファイル、動画ファイル、プログラムファイル、電子メールファイル、暗号化ファイル等である。ファイルは、そのファイル名に紐づいた状態で保存され、ファイル名等の識別情報に基づいてアクセスされる。ファイルはその識別情報に紐づいた状態で転送され、転送先でその識別情報に紐づいた状態で格納される。これにより、複数の装置が同時に通信状態にない場合であっても、その一部の装置が識別情報に紐づいたファイルを記憶装置に転送して格納しておき、他の装置がその識別情報を用いてその記憶装置からそのファイルを取得することができる。本実施形態における「転送」とは、ネットワークを通じた情報の伝送を意味する。このように装置間の通信状態にかかわらず、装置間でファイルの受け渡しを行うことができる。
<装置100/装置200間の利用データの転送>
まず、本形態の装置200が装置100に利用データを転送する処理を説明する。
≪ファイル指定処理≫
利用者は、装置200のUI処理部201に、データ管理蓄積部204に保管するファイルを指定するための情報を入力する。このファイルは、図示していない記憶装置に格納されているファイルであってもよいし、ネットワーク上のWebサイトからダウンロードされたファイルであってもよいし、UI処理部201から入力されたファイルであってもよい。UI処理部201は、指定されたファイルをデータ管理蓄積部204に格納するとともに、暗号化部203に送る。
≪管理情報生成処理≫
データ管理蓄積部204は、データ管理蓄積部204に保管するファイルを管理するための管理情報300を生成する。管理情報300とは、管理対象のファイルの特性や属性を表す情報である。図2に例示するように、本形態の管理情報300は、管理対象のファイルのファイルID、ファイル名、ファイルのサイズ、ファイルの更新日時、ファイルを元々格納していた装置のIDである格納装置ID、ファイルの元々の格納場所、ファイルの有効期限日時、ファイルの状態、ファイルのアップロード日時、ファイルのダウンロード日時、ファイルが編集可能か読み取り専用かを表す属性情報(1)、およびファイルの更新履歴を保存するかしないかを表す属性情報(2)を含むものとする。なお、管理対象のファイルの管理情報300がすでに生成されている場合には≪管理情報生成処理≫が省略されてもよい。
≪ファイル暗号化処理≫
暗号化部203は、送られたファイルを暗号化(例えば、AES(Advanced Encryption Standard)などの暗号化アルゴリズムがある)し、暗号化されたファイル(データファイル)とその管理情報300とを互いに関連付けてデータ管理蓄積部204に保管する。
≪利用データ転送処理≫
データ管理蓄積部204に保管された利用データ(暗号化されたファイルとその管理情報300との組を「利用データ」と呼ぶ)は、データ分割処理部205に送られる。データ分割処理部205は、この利用データを通信によって一度に送れる一定サイズ(例えば、1メガバイト)に分割する。分割された利用データは、データ送信部206に送られ、そこからクラウド内に配置された中継装置250に送信される。なお、装置200と中継装置250との間の通信が切れている場合(非通信状態の場合)には、データ送信部206はデータ送信を待ち、装置200と中継装置250との間の通信接続がなされた後にデータ送信を行う。また、データ送信途中で装置200と中継装置250との間の通信が途切れた場合、データ送信部206はデータ送信を中断し、再び通信接続がなされた後にデータ送信を再開する。送信された利用データは、中継装置250内のデータ受信部251で受信され、データ管理蓄積部252に保管される。
装置100のデータ管理蓄積部104は、所定の契機で、中継装置250内のデータ管理蓄積部252に保管された利用データがないかを中継装置250に問い合わせる。具体的には、データ送信部106が、問い合わせのための情報を中継装置250に送信する。これに対し、中継装置250のデータ送信部253は、データ管理蓄積部252に保管された利用データの有無を表す情報や、保管された利用データの識別情報などを装置100に返信する。装置100のデータ管理蓄積部104は、中継装置250から返信された情報を用い、中継装置250内のデータ管理蓄積部252に保管された利用データのうち、データ管理蓄積部104にまだ格納されていない利用データがあるかを判定する。データ管理蓄積部104にまだ格納されていない利用データがある場合、データ管理蓄積部104は、データ送信部106から中継装置250にその利用データの送信を要求するための情報を送信し、中継装置250はその利用データを返信する。中継装置250から返信された利用データは、データ受信部107で受信され、データ結合処理部108に送られる。データ結合処理部108は、データ送信時に分割された利用データを結合し、結合された利用データをデータ管理蓄積部104に保管する。ここで、装置100とクラウド内の中継装置250との通信が途切れたり切断したりし、装置100が全ての分割された利用データを一度に受信できない場合もある。このような場合、データ結合処理部108は、通信復旧後に、まだ受信できていない利用データの受信をデータ受信部107に指示して実施する。結果として、データ管理蓄積部104には、装置200内のデータ管理蓄積部204に保管された利用データと同一の利用データが保管される。データ管理蓄積部104に利用データが保管されると、UI処理部101によって、図7に例示する管理ファイル一覧画面400が表示される。この例の管理ファイル一覧画面400は、データ管理蓄積部104に保管された利用データのデータ一覧401、データ受信を知らせるメッセージ等を表示するメッセージ表示欄403、更新ボタン402、表示ボタン404、保存ボタン405、削除ボタン406、残り時間変更ボタン407、ファイル取り寄せボタン408、メール取り寄せボタン409、メール送信ボタン410、および属性変更ボタン411を含む。
なお、装置200から装置100へ利用データを転送する例を説明したが、両者の構成は同じであることから、装置100から装置200へ利用データを転送してもよい。すなわち、上述で装置200が実行した処理を装置100が実行し、上述で装置100が実行した処理を装置200が実行してもよい。装置100から装置200へ利用データを転送する場合の≪ファイル指定処理≫では、利用者が、装置100のUI処理部101に、データ管理蓄積部104に保管するファイルを指定するための情報を入力する。UI処理部101は、指定されたファイルをデータ管理蓄積部104に格納するとともに、暗号化部103に送る。この場合の≪管理情報生成処理≫(このファイルを管理するための管理情報300が既に存在する場合には省略可)では、データ管理蓄積部104が、このファイルを管理するための管理情報300を生成する。この場合の≪ファイル暗号化処理≫では、暗号化部103が、送られたファイルを暗号化し、暗号化されたファイルとその管理情報300とを互いに関連付けてデータ管理蓄積部104に保管する。この場合の≪利用データの転送処理≫では、データ管理蓄積部104に保管された利用データ(暗号化されたファイルとその管理情報がデータ分割処理部105に送られ、データ分割処理部105は、この利用データを通信によって一度に送れる一定サイズに分割する。分割された利用データは、データ送信部106に送られ、そこからクラウド内に配置された中継装置250に送信される。送信された利用データは、データ管理蓄積部252に保管される。データ管理蓄積部204は、所定の契機で、中継装置250内のデータ管理蓄積部252に保管された利用データがないかを中継装置250に問い合わせ、中継装置250のデータ送信部253は、データ管理蓄積部252に保管された利用データの有無を表す情報や、保管された利用データの識別情報などを装置200に返信する。データ管理蓄積部204にまだ格納されていない利用データがある場合、中継装置250はその利用データを返信する。中継装置250から返信された利用データは、データ受信部207で受信され、データ結合処理部208で結合され、結合された利用データはデータ管理蓄積部204に保管される。
同様に、装置200から複数個の装置100に利用データが転送されてもよいし、装置100から複数個の装置200に利用データが転送されてもよい。装置100または200から、それら以外の装置に利用データが転送されてもよい。
<データの保存と表示と編集>
次に、データの保存と表示と編集の処理を説明する。
利用者は、UI処理部101に、データ一覧401から特定の利用データを選択するための情報や、表示ボタン404や保存ボタン405の押し下げ指示を入力することができる(例えば、クリック入力)。この操作により、装置100内のUI処理部101が復号部109に対し、選択された利用データの暗号化されたファイルの復号処理を指示する。この指示を受けた復号部109は、この暗号化されたファイルを復号してファイルを得る。得られたファイルがデータ管理蓄積部104に保存される。表示ボタン404が押し下げられていた場合には、さらに得られたファイルがUI処理部101から表示される。
得られたファイルに対応する管理情報300内の属性情報(1)が「編集可能」を表す場合、このファイルの編集を行うことができる。一方、属性情報(1)が「読み取り専用」である場合、このファイルの編集を行うことができない。属性情報(1)が「編集可能」を表す場合、利用者は、UI処理部101にそのファイルの編集内容を入力することができる。UI処理部101は、その編集内容に従ってファイルを編集する。編集されたファイルはデータ管理蓄積部104に保存される。利用者が編集を終了し、UI処理部101からのファイルの出力を完了させると、データ管理蓄積部104は、編集後のファイルに対応する管理情報300の項目(サイズや更新日時等)を編集後のファイルに併せて更新する。編集後のファイルと更新された管理情報300とは互いに関連付けられ、データ管理蓄積部104に格納される。
その後、編集後のファイルと更新された管理情報300とに対し、前述した「装置100から装置200へ利用データを転送する場合」の≪ファイル暗号化処理≫≪利用データ転送処理≫が実行される。これにより、更新後の利用データ(暗号化された編集後のファイルとその更新された管理情報300との組を「更新後の利用データ」と呼ぶ)が、装置100から中継装置250を経由して装置200に転送される。装置200のデータ管理蓄積部204が更新後の利用データを受け取ると、データ管理蓄積部204は、その更新後の利用データの管理情報300が含む格納場所やファイル名を元に、編集後のファイルと更新された管理情報300とで更新前のファイルと管理情報300とを上書きし、ファイル更新を完了する。以上の流れにより、遠隔地での装置100による編集結果が装置200に反映される。同様に、更新後の利用データが、装置100から中継装置250を経由して複数個の装置200に転送され、それぞれの装置200に反映されてもよい。また、複数個の装置100が存在する場合、更新後の利用データが、装置100から中継装置250を経由し、他の装置100に転送され、それぞれの装置100に反映されてもよい。或いは、更新後の利用データが、装置100または200から、それら以外の装置に転送され、それぞれの装置に反映されてもよい。
なお、装置200で更新後の利用データを受け取った際、その利用データの管理情報300の属性情報(1)が更新履歴を保存する設定となっていた場合、データ管理蓄積部204は、元のファイル(装置200の利用者が利用しているファイルシステムで管理されているファイル)へ上書きする前に、装置200の予め設定されている他の領域(更新後のデータファイルが上書きされる領域以外の領域)へ上書き前のファイルを保存する。これにより、利用者はファイルの更新履歴を後から確認したり、更新前のファイルを復活できたりできる。同様に、装置100で更新後の利用データを受け取った際、その利用データの管理情報300の属性情報(1)が更新履歴を保存する設定となっていた場合、データ管理蓄積部104は、元のファイルへ上書きする前に、装置100の予め設定されている他の領域へ上書き前のファイルを保存してもよい。
<データの削除>
次に、データの削除処理を説明する。
装置100のUI処理部101で管理ファイル一覧画面400が表示されると、利用者は、UI処理部101に、選択した1個以上の利用データを指定するための情報を入力し、削除ボタン406の押し下げ指示(利用者による指示)を入力することができる。例えば、この指示は、装置100、200、250のデータ管理蓄積部で管理されている暗号データの削除指示である。これにより、選択された利用データまたは当該利用データが含む暗号化されたファイルがデータ管理蓄積部104から削除される。なお、データ管理蓄積部104からの利用データまたは当該利用データが含む暗号化されたファイルの削除は、データ管理蓄積部104に格納された利用データを管理する管理ファイルに対して、削除対象の利用データが削除されたことを示す変更を加える(例えば、削除対象の利用データの格納場所を示す情報を削除する)ことによって行われてもよいし、データ管理蓄積部104に格納された削除対象の利用データの管理情報300に対して、暗号化されたファイルが削除されたことを示す変更を加える(例えば、管理情報300の「状態」を、「削除」を示すコードに設定する、または削除対象の暗号化されたファイルの格納場所を示す情報を削除する等)ことによって行われてもよい。さらに、データ管理蓄積部104に格納された利用データまたは当該利用データが含む暗号化されたファイルそのものを削除することによって行われてもよい。また、データ管理蓄積部104は、データ送信部106を介して中継装置250内のデータ削除処理部254に指示を行って、データ管理蓄積部104から削除されたデータと同一のデータをデータ管理蓄積部252から削除する。
さらに、コマンド生成部102は、上記の削除されたデータと同一のデータ(利用データまたは当該利用データが含む暗号化されたファイル)を削除する指示を含むファイルであるコマンドデータ310を生成する。例えば、図3Aに例示したコマンドデータ310は、コマンド種別(ファイル削除)、削除対象のファイルIDのファイルの個数である対象ファイルID数、および削除対象のファイルのファイルIDである対象ファイルIDを含む。コマンドデータ310は、データ管理蓄積部104に保管される。その後、コマンドデータ310を「ファイル」として、前述した「装置100から装置200へ利用データを転送する場合」の≪管理情報生成処理≫≪ファイル暗号化処理≫≪利用データ転送処理≫が実行される。これにより、暗号化されたコマンドデータ310とその管理情報が、装置100から出力され、中継装置250を経由して装置200に転送される。ここでは、「暗号化されたコマンドデータ310」が「指示を識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイル」に相当する。すなわち、装置100が、指示を識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイルを出力し、装置200が、コマンドデータファイルを受け付ける。
装置200の復号部209は、暗号化されたコマンドデータ310を受け取り、それを復号してコマンドデータ310を得る。コマンドデータ310は、コマンド処理部211に送られる。コマンド処理部211は、コマンドデータ310によって示される削除対象の利用データまたは当該利用データが含む暗号化されたファイルを、データ管理蓄積部204から削除する(すなわち、コマンドデータファイルに含まれる、指示を識別できる情報に従って、該指示を実行する)。例えば、コマンド処理部211は、コマンドデータ310によって示されるファイルIDに対応する利用データまたは当該利用データが含む暗号化されたファイルを、データ管理蓄積部204から削除する。なお、データ管理蓄積部204からの利用データまたは当該利用データが含む暗号化されたファイルの削除は、データ管理蓄積部204に格納された利用データを管理する管理ファイルに対して、削除対象の利用データが削除されたことを示す変更を加えることによって行われてもよいし、管理情報300の「状態」を、削除を示すコードに設定することによって行われてもよいし、データ管理蓄積部204に格納された削除対象の利用データの管理情報(300)に対して、暗号化されたファイルが削除されたことを示す変更を加えることによって行われてもよい。さらに、データ管理蓄積部204に格納された利用データまたは当該利用データが含む暗号化されたファイルそのものを削除することによって行われてもよい。
なお、複数個の装置100が存在する場合、装置200と同様に、その他の装置100が暗号化されたコマンドデータ310とその管理情報を受け取り、暗号化されたコマンドデータ310を復号してコマンドデータ310を得て、コマンドデータ310によって示される利用データを削除してもよい。また、装置100の処理を装置200が実行し、装置200の処理を装置100が実行してもよい。その他、装置100,200以外の装置が、暗号化されたコマンドデータ310とその管理情報を受け取り、暗号化されたコマンドデータ310を復号してコマンドデータ310を得て、コマンドデータ310によって示される利用データを削除してもよい。
<有効期限による自動削除>
次に、有効期限による自働削除処理を説明する。
本形態では、前述の<装置100/装置200間の利用データの転送>で説明した利用データの転送時に、その時点を基点とした有効期限(例えば3日)が自動で設定され、その有効期限の日時が利用データの管理情報300に「有効期限日時」として記録される。また、管理ファイル一覧画面400のデータ一覧401にも「有効期限日時」と現在の時刻とから算出された「残り時間」が表示される。この残り時間がゼロになった場合、つまり有効期限日時を過ぎた場合、装置100,200,中継装置250は、有効期限日時を過ぎた利用データのデータ管理蓄積部104,204,252からの削除を、前述の<データの削除>と同じ手順で実行する。
<残り時間の設定または変更(有効期限の設定または変更)>
次に、残り時間の設定または変更処理を説明する。
利用者は、装置100のUI処理部101で表示された管理ファイル一覧画面400のデータ一覧401から1個以上の利用データを選択し、選択した利用データを指定するための情報をUI処理部101に入力し、さらに残り時間変更ボタン407の押し下げ指示を入力することができる。これにより、利用者は、UI処理部101に有効期限(属性であるデータファイル有効期限)の設定内容または変更内容を入力する(データファイルに対して設定または変更される属性を受け付ける)ことができる。すると、UI処理部101の指示により、データ管理蓄積部104は、選択された利用データの管理情報300の「有効期限日時」を、入力された有効期限の変更内容に従って設定または変更し、管理情報300を更新する。
さらに、コマンド生成部102は、上記の選択された利用データの管理情報300の「有効期限日時」を、上記の入力された有効期限の変更内容に従って設定または変更するための指示を含むファイルであるコマンドデータ320を生成する。例えば、図3Bに例示したコマンドデータ320は、コマンド種別(有効期限変更)、有効期限日時(有効期限の変更内容)、設定または変更対象のファイルIDのファイルの個数である対象ファイルID数、および設定または対象のファイルのファイルIDである対象ファイルIDを含む。コマンドデータ320は、データ管理蓄積部104に保管される。その後、コマンドデータ320を「ファイル」として、前述した「装置100から装置200へ利用データを転送する場合」の≪管理情報生成処理≫≪ファイル暗号化処理≫≪利用データ転送処理≫が実行される。これにより、暗号化されたコマンドデータ320とその管理情報が、装置100から出力され、中継装置250を経由して装置200に転送される。ここでは、「暗号化されたコマンドデータ320」が「属性と該属性が何れのデータファイルに対するものであるのかとを識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイル」に相当する。すなわち、装置100が、属性と該属性が何れのデータファイルに対するものであるのかとを識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイルを出力し、装置200が、コマンドデータファイルを受け付ける。
装置200の復号部209は、暗号化されたコマンドデータ320を受け取り、それを復号してコマンドデータ320を得る。コマンドデータ320は、コマンド処理部211に送られる。コマンド処理部211は、データ管理蓄積部204に格納されている利用データのうち、コマンドデータ320によって示される利用データの管理情報300の「有効期限日時」を、コマンドデータ320に従って設定または変更してこのコマンドデータ320を更新する(すなわち、コマンドデータファイルに含まれる、属性と該属性が何れのデータファイルに対するものであるのかとを識別できる情報に従って、対象である装置200の記憶部に格納されたデータファイルの属性を管理するファイルに対して、該データファイルの属性の設定または変更するための書換えを実行する)。例えば、コマンド処理部211は、コマンドデータ320によって示されるファイルIDのファイルの管理情報300の「有効期限日時」を、コマンドデータ320によって示される有効期限日時に設定または変更する。
なお、複数個の装置100が存在する場合、装置200と同様に、その他の装置100が暗号化されたコマンドデータ320とその管理情報を受け取り、暗号化されたコマンドデータ320を復号してコマンドデータ320を得て、コマンドデータ320によって示される利用データの管理情報300の「有効期限日時」を、コマンドデータ320に従って設定または変更してもよい。また、装置100の処理を装置200が実行し、装置200の処理を装置100が実行してもよい。その他、装置100,200以外の装置が、暗号化されたコマンドデータ320とその管理情報を受け取り、暗号化されたコマンドデータ320を復号してコマンドデータ320を得て、コマンドデータ320によって示される利用データの管理情報300の「有効期限日時」を、コマンドデータ320に従って設定または変更してもよい。
<ファイルの取り寄せ>
次に、ファイルの取り寄せ処理を説明する。装置100は、装置200からファイルの取り寄せを行うことができる。ファイルの取り寄せは、≪遠隔からのファイル検索処理≫と≪ファイル取り寄せ処理≫とからなる。
≪遠隔からのファイル検索処理≫
装置100のUI処理部101は、取り寄せるファイルの検索条件を入力するためのファイル取り寄せ条件設定画面500を表示することができる。例えば、図8Aに例示したファイル取り寄せ条件設定画面500は、装置200から取り寄せるファイルの検索条件(ファイル名、格納場所、拡張子、更新日、サイズ)が入力される条件入力欄501、ファイル探索を指示するファイル探索ボタン502、およびキャンセルボタン503を含む。この検索条件は、装置200のファイルシステムで管理されている「利用者が使用するファイル」を検索対象とするものであってもよいし、その一部のみを検索対象とするものであってもよい。利用者は、装置100のUI処理部101で表示されるファイル取り寄せ条件画面500に、この検索条件を入力することができ、さらにファイル探索ボタン502またはキャンセルボタン503の押し下げ指示を入力することができる。検索条件が入力され、ファイル探索ボタン502の押し下げ指示(利用者による指示)が入力されると、コマンド生成部102は、装置200で検索条件に合致するファイルを検索する旨の指示を含むファイルであるコマンドデータ330を生成する。例えば、図3Cに例示したコマンドデータ330は、コマンド種別(ファイル検索)、および例えばSQL(http://ja.wikipedia.org/wiki/SQL)文などによって記述されたファイル検索条件を含む。その他、例えば、ファイル名、格納場所、拡張子、更新日、サイズのそれぞれの条件を単に羅列してファイル検索条件が記述されてもよい。コマンドデータ330は、データ管理蓄積部104に保管される。その後、コマンドデータ330を「ファイル」として、前述した「装置100から装置200へ利用データを転送する場合」の≪管理情報生成処理≫≪ファイル暗号化処理≫≪利用データ転送処理≫が実行される。これにより、暗号化されたコマンドデータ330とその管理情報が、装置100から出力され、中継装置250を経由して装置200に転送される。ここでは、「暗号化されたコマンドデータ330」が「指示を識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイル」に相当する。すなわち、装置100が、指示を識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイルを出力し、装置200が、コマンドデータファイルを受け付ける。
装置200の復号部209は、暗号化されたコマンドデータ330を受け取り、それを復号してコマンドデータ330を得る。コマンドデータ330は、コマンド処理部211に送られる。すると、コマンド処理部211は、検索部210にコマンドデータ330が示す検索条件でのファイル検索を指示する。検索部210は、コマンドデータ330が示す検索条件(例えば、SQL文によって記述された検索条件)に従って、装置200で利用者が使用するファイルを検索し、検索条件に対応する利用データを含む検索結果を出力する(すなわち、コマンドデータファイルに含まれる、指示を識別できる情報に従って、該指示を実行する)。
検索結果はコマンド生成部202に送られ、コマンド生成部202はこの検索結果を含むファイルであるコマンドデータ350を生成する。例えば、図4Aに例示したコマンドデータ350は、コマンド種別(ファイル検索結果)、検索条件に合致した利用データの個数である検索ファイル数、検索条件に合致した利用データの検索ファイル情報(ファイル名、サイズ、更新日時、格納場所)を含む。コマンドデータ350はデータ管理蓄積部204に保管される。その後、コマンドデータ350を「ファイル」として、前述した「装置200から装置100へ利用データを転送する場合」の≪管理情報生成処理≫≪ファイル暗号化処理≫≪利用データ転送処理≫が実行される。これにより、暗号化されたコマンドデータ350とその管理情報が、装置200から出力され、中継装置250を経由して装置100に転送される。ここでは、「暗号化されたコマンドデータ350」が「コマンド処理ステップの実行結果を含むファイルである実行結果ファイル」に相当する。すなわち、装置200が、コマンド処理ステップの実行結果を含むファイルである実行結果ファイルを出力し、装置100が、コマンドデータファイルを受け付ける。
装置100の復号部109は、暗号化されたコマンドデータ350を受け取り、それを復号してコマンドデータ350を得る。コマンドデータ350は、データ管理蓄積部104に保管されるとともに、コマンド処理部111に送られる。コマンド処理部111は、コマンドデータ350を用い、ファイル検索結果一覧画面520を表示するための情報を生成し、UI処理部101に送る。UI処理部101は、これに基づいてファイル検索結果一覧画面520を表示する(実行結果ファイルに格納された実行結果を表示する)。例えば、図9に例示したファイル検索結果一覧画面520は、検索ファイル情報(ファイル名、サイズ、更新日時、格納場所)を表す検索結果一覧521、ファイル取り寄せボタン522、およびキャンセルボタン523を含む。
≪ファイル取り寄せ処理≫
上記のように、UI処理部101にはファイル検索結果一覧画面520が表示されている。ファイル検索結果一覧画面520の表示を終了した後であっても、UI処理部101で管理ファイル一覧画面400が表示され、そのデータ一覧401の「ファイル検索結果」を指定し、表示ボタン404の押し下げ指示(利用者による指示)がUI処理部101に入力された場合には、ファイル検索結果一覧画面520が再び表示される。利用者は、ファイル検索結果一覧画面520の検索結果一覧521から1個以上の利用データを選択し、選択した利用データを指定するための情報をUI処理部101に入力し、さらにファイル取り寄せボタン522の押し下げ指示を入力することができる。これにより、コマンド生成部102は、選択された利用データの転送を指示するためのコマンドデータ370を生成する。例えば、図4Bに例示したコマンドデータ370は、コマンド種別(ファイル取り寄せ)、取り寄せるファイルの個数である対象ファイル数、および取り寄せ対象のファイルを表す情報である対象ファイル(ファイル名、格納場所)を含む。コマンドデータ370は、データ管理蓄積部104に保管される。その後、コマンドデータ370を「ファイル」として、前述した「装置100から装置200へ利用データを転送する場合」の≪管理情報生成処理≫≪ファイル暗号化処理≫≪利用データ転送処理≫が実行される。これにより、暗号化されたコマンドデータ370とその管理情報が、装置100から出力され、中継装置250を経由して装置200に転送される。ここでは、「暗号化されたコマンドデータ370」が「指示を識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイル」に相当する。すなわち、装置100が、指示を識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイルを出力し、装置200が、コマンドデータファイルを受け付ける。
装置200の復号部209は、暗号化されたコマンドデータ370を受け取り、それを復号してコマンドデータ370を得る。コマンドデータ370は、コマンド処理部211に送られる。コマンド処理部211は、コマンドデータ370によって示される装置200の利用者が使用するファイルを指定し、指定したファイルをデータ管理蓄積部204に格納する(前述の≪ファイル指定処理≫参照)。ファイルに対し、前述した「装置200から装置100へ利用データを転送する場合」の≪管理情報生成処理≫≪ファイル暗号化処理≫≪利用データ転送処理≫が実行される。結果として、利用者は、装置100を用い、装置200に保管された必要なファイルを遠隔から取り寄せることができる。
<電子メールの取り寄せ>
次に、電子メールの取り寄せ処理を説明する。装置200のメール処理部212には、装置200で送受信された電子メールとその管理情報(ヘッダ情報等)が保存されている。電子メールとその管理情報との組をメールデータと呼ぶことにする。装置100は装置200から電子メールの取り寄せを行うことができる。電子メールの取り寄せは、≪遠隔からの電子メール検索処理≫と≪電子メール取り寄せ処理≫とからなる。
≪遠隔からの電子メール検索処理≫
装置100のUI処理部101は、取り寄せる電子メールの検索条件を入力するためのメール取り寄せ条件設定画面600を表示することができる。例えば、図8Bに例示したメール取り寄せ条件設定画面600は、装置200から取り寄せる電子メールの検索条件(件名、格納場所、差出人、宛先/Cc、受信日時、添付ファイルの有無)が入力される条件入力欄601、メール探索を指示するメール探索ボタン602、およびキャンセルボタン603を有する。この検索条件は、装置200に格納されたすべての電子メールを検索対象とするものであってもよいし、その一部のみを検索対象とするものであってもよい。利用者は、装置100のUI処理部101に、この検索条件を入力することができ、さらにメール探索ボタン602またはキャンセルボタン603の押し下げ指示を入力することができる。検索条件が入力され、メール探索ボタン602の押し下げ指示(利用者による指示)が入力されると、コマンド生成部102は、装置200で検索条件に合致した電子メールの検索を行う旨の指示を含むファイルであるコマンドデータ340を生成する。例えば、図3Dに例示したコマンドデータ340は、コマンド種別(メール検索)、および例えばSQL文などによって記述されたメール検索条件を含む。コマンドデータ340は、データ管理蓄積部104に保管される。その後、コマンドデータ340を「ファイル」として、前述した「装置100から装置200へ利用データを転送する場合」の≪管理情報生成処理≫≪ファイル暗号化処理≫≪利用データ転送処理≫が実行される。これにより、暗号化されたコマンドデータ340とその管理情報が、装置100から出力され、中継装置250を経由して装置200に転送される。ここでは、「暗号化されたコマンドデータ340」が「指示を識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイル」に相当する。すなわち、装置100が、指示を識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイルを出力し、装置200が、コマンドデータファイルを受け付ける。
装置200の復号部209は、暗号化されたコマンドデータ340を受け取り、それを復号してコマンドデータ340を得る。コマンドデータ340は、コマンド処理部211に送られる。すると、コマンド処理部211は、検索部210にコマンドデータ340が示す検索条件でのメール検索を指示する。検索部210は、コマンドデータ340が示す検索条件(例えば、SQL文によって記述された検索条件)に従って、メール処理部212に格納されたメールデータを検索し、検索条件に対応するメールデータを含む検索結果を出力する(すなわち、コマンドデータファイルに含まれる、指示を識別できる情報に従って、該指示を実行する)。
検索結果はコマンド生成部202に送られ、コマンド生成部202はこの検索結果を含むファイルであるコマンドデータ360を生成する。例えば、図5Aに例示したコマンドデータ360は、コマンド種別(メール検索結果)、検索条件に合致した電子メールの個数である検索メール数、検索条件に合致したメールデータの管理情報に含まれる情報である検索メール情報(メール番号、件名、サイズ、受信日時、格納場所、添付ファイルの有無)を含む。コマンドデータ360はデータ管理蓄積部204に保管される。その後、コマンドデータ360を「ファイル」として、前述した「装置200から装置100へ利用データを転送する場合」の≪管理情報生成処理≫≪ファイル暗号化処理≫≪利用データ転送処理≫が実行される。これにより、暗号化されたコマンドデータ360とその管理情報が、装置200から出力され、中継装置250を経由して装置100に転送される。ここでは、「暗号化されたコマンドデータ360」が「コマンド処理ステップの実行結果を含むファイルである実行結果ファイル」に相当する。すなわち、装置200が、コマンド処理ステップの実行結果を含むファイルである実行結果ファイルを出力し、装置100が、コマンドデータファイルを受け付ける。
装置100の復号部109は、暗号化されたコマンドデータ360を受け取り、それを復号してコマンドデータ360を得る。コマンドデータ360は、データ管理蓄積部104に保管されるとともに、コマンド処理部111に送られる。コマンド処理部111は、コマンドデータ360を用い、メール検索結果一覧画面620を表示するための情報を生成し、UI処理部101に送る。UI処理部101は、これに基づいてメール検索結果一覧画面620を表示する(実行結果ファイルに格納された実行結果を表示する)。例えば、図10に例示したメール検索結果一覧画面620は、検索メール情報(メール件名、サイズ、受信日時、添付ファイルの有無、格納場所)を表す検索結果一覧621、メール取り寄せボタン622、およびキャンセルボタン623を含む。
≪電子メール取り寄せ処理≫
上記のように、UI処理部101にはメール検索結果一覧画面620が表示されている。メール検索結果一覧画面620の表示を終了した後であっても、UI処理部101で管理ファイル一覧画面400が表示され、そのデータ一覧401に表示される「メール検索結果」の押し下げ指示(利用者による指示)がUI処理部101に入力された場合には、メール検索結果一覧画面620が再び表示される。利用者は、表示されたメール検索結果一覧画面620の検索結果一覧621から1個以上のメールデータを選択し、選択したメールデータを指定するための情報をUI処理部101に入力し、さらにメール取り寄せボタン622の押し下げ指示を入力することができる。これにより、コマンド生成部102は、選択されたメールデータの転送を指示するためのコマンドデータ380を生成する。例えば、図5Bに例示したコマンドデータ380は、コマンド種別(メール取り寄せ)、取り寄せるメールの個数である対象メール数、および取り寄せ対象のメールを表す情報である対象メール(メール番号、格納場所)を含む。コマンドデータ380は、データ管理蓄積部104に保管される。その後、コマンドデータ380を「ファイル」として、前述した「装置100から装置200へ利用データを転送する場合」の≪管理情報生成処理≫≪ファイル暗号化処理≫≪利用データ転送処理≫が実行される。これにより、暗号化されたコマンドデータ380とその管理情報が、装置100から出力され、中継装置250を経由して装置200に転送される。ここでは、「暗号化されたコマンドデータ380」が「指示を識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイル」に相当する。すなわち、装置100が、指示を識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイルを出力し、装置200が、コマンドデータファイルを受け付ける。
装置200の復号部209は、暗号化されたコマンドデータ380を受け取り、それを復号してコマンドデータ380を得る。コマンドデータ380は、コマンド処理部211に送られる。コマンド処理部211は、コマンドデータ380によって示される電子メールを指定し、指定した電子メールをファイルとしてデータ管理蓄積部204に格納する(前述の≪ファイル指定処理≫参照)。この電子メールを「ファイル」と扱い、前述した「装置200から装置100へ利用データを転送する場合」の≪管理情報生成処理≫≪ファイル暗号化処理≫≪利用データ転送処理≫が実行される。結果として、利用者は、装置100を用い、装置200に保管された必要な電子メールを遠隔から取り寄せることができる。
<遠隔操作による電子メールの送信>
次に、遠隔操作による電子メールの送信処理を説明する。
装置100は、遠隔操作によって装置200に電子メールを送信させることができる。装置100のUI処理部101で管理ファイル一覧画面400が表示され、メール送信ボタン410の押し下げ指示がUI処理部101に入力されると、UI処理部101は、電子メールの内容を入力するための送信メール入力画面640を表示する。例えば、図11に例示する送信メール入力画面640は、電子メールの宛先、件名、本文、添付ファイル等を入力するための入力欄641、メール送信ボタン642、およびキャンセルボタン643を含む。利用者が、UI処理部101に、電子メールの宛先、件名、本文、添付ファイル等を入力し、メール送信ボタン642の押し下げ指示(利用者による指示、すなわち電子メールを送信する指示)がUI処理部101に入力された場合、コマンド生成部102は、送信メール入力画面640に入力された情報に対応する電子メールを、装置200に送信させるための指示を含むファイルであるコマンドデータ385を生成する。例えば、図6Aに例示したコマンドデータ385は、コマンド種別(メール送信)、宛先情報(宛先,Cc,Bcc)、件名、本文、添付ファイル等を含む。コマンドデータ385は、データ管理蓄積部104に保管される。その後、コマンドデータ385を「ファイル」として、前述した「装置100から装置200へ利用データを転送する場合」の≪管理情報生成処理≫≪ファイル暗号化処理≫≪利用データ転送処理≫が実行される。これにより、暗号化されたコマンドデータ385とその管理情報が、装置100から出力され、中継装置250を経由して装置200に転送される。ここでは、「暗号化されたコマンドデータ385」が「指示を識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイル」に相当する。すなわち、装置100が、指示を識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイルを出力し、装置200が、コマンドデータファイルを受け付ける。
装置200の復号部209は、暗号化されたコマンドデータ385を受け取り、それを復号してコマンドデータ385を得る。コマンドデータ385は、コマンド処理部211に送られる。コマンド処理部211は、メール処理部212に指示を与え、メール処理部212は、コマンドデータ385で示される電子メールを生成して送信する。
<ファイル属性の設定または変更>
次に、ファイル属性の設定または変更処理を説明する。
装置100のUI処理部101で管理ファイル一覧画面400が表示され、利用者がデータ一覧401から1個以上の利用データを選択し、選択した利用データを指定するための情報をUI処理部101に入力し、さらに属性変更ボタン411の押し下げ指示をUI処理部101に入力すると、UI処理部101は、選択された利用データの管理情報300に記述された属性を設定または変更するためのファイル属性設定画面700を表示する。設定または変更対象の属性は、図2で例示した管理情報300の属性情報(1)(2)などである。例えば、図12に例示するファイル属性設定画面700は、管理情報300の属性情報(1)(2)を設定または変更するための設定欄701、属性設定ボタン702、およびキャンセルボタン703を含む。利用者は、UI処理部101に、選択された利用データごとに属性の設定内容(読み取り専用か否か、更新履歴を保存するか否かの属性の設定内容)を入力し、属性設定ボタン702の押し下げ指示(利用者による指示)をUI処理部101に入力することができる(データファイルに対して設定または変更される属性を受け付ける)。すると、UI処理部101の指示により、データ管理蓄積部104は、選択された利用データの管理情報300の属性(「属性情報(1)(2)」等)を、入力された属性の設定内容に従って設定または変更する。
さらにコマンド生成部102は、上記の選択された利用データの管理情報300の属性を、上記の入力された属性の設定内容に従って設定または変更するための指示を含むファイルであるコマンドデータ390を生成する。例えば、図6Bに例示したコマンドデータ390は、コマンド種別(ファイル属性設定または変更)、属性情報(1)、属性情報(2)、設定または変更対象のファイルIDのファイルの個数である対象ファイルID数、および設定または変更対象のファイルのファイルIDである対象ファイルIDを含む。コマンドデータ390は、データ管理蓄積部104に保管される。その後、コマンドデータ390を「ファイル」として、前述した「装置100から装置200へ利用データを転送する場合」の≪管理情報生成処理≫≪ファイル暗号化処理≫≪利用データ転送処理≫が実行される。これにより、暗号化されたコマンドデータ390とその管理情報が、装置100から出力され、中継装置250を経由して装置200に転送される。ここでは、「暗号化されたコマンドデータ390」が「属性と該属性が何れのデータファイルに対するものであるのかとを識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイル」に相当する。すなわち、属性と該属性が何れのデータファイルに対するものであるのかとを識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイルを出力し、装置200が、コマンドデータファイルを受け付ける。
装置200の復号部209は、暗号化されたコマンドデータ390を受け取り、それを復号してコマンドデータ390を得る。コマンドデータ390は、コマンド処理部211に送られる。コマンド処理部211は、データ管理蓄積部204に格納されている利用データのうち、コマンドデータ390によって示される利用データの管理情報300の属性(「属性情報(1)(2)」等)を、コマンドデータ390に従って設定または変更してこの管理情報300を更新する(すなわち、コマンドデータファイルに含まれる、属性と該属性が何れのデータファイルに対するものであるのかとを識別できる情報に従って、対象である装置200の記憶部に格納されたデータファイルの属性を管理するファイルに対して、該データファイルの属性の設定または変更するための書換えを実行する)。
なお、複数個の装置100が存在する場合、装置200と同様に、その他の装置100が暗号化されたコマンドデータ390とその管理情報を受け取り、暗号化されたコマンドデータ390を復号してコマンドデータ390を得て、コマンドデータ390によって示される利用データの管理情報300の属性を、コマンドデータ390に従って設定または変更してもよい。また、装置100の処理を装置200が実行し、装置200の処理を装置100が実行してもよい。その他、装置100,200以外の装置が、暗号化されたコマンドデータ390とその管理情報を受け取り、暗号化されたコマンドデータ390を復号してコマンドデータ390を得て、コマンドデータ390によって示される利用データの管理情報300の属性を、コマンドデータ390に従って設定または変更してもよい。また、設定または変更対象の属性が、前述したファイルの残り時間(有効期限)であってもよい。この場合の属性の設定または変更の処理は、前述した<残り時間の設定または変更(有効期限の設定または変更)>の処理となる。
<特徴>
上述の方式を用いることで、会社/自宅のPC等の装置200に格納されている情報は、その経路上の全てで暗号化されて遠隔の端末装置等の装置100に転送される。そのため、安全に情報を持ち出すことができる。
持ち出された情報は、設定された有効期限が過ぎると、装置100からも中継装置250からも自動的に削除されるため、消す忘れによる情報漏えいを防ぐことができる。
上述の方式では、外出前に会社/自宅のPC等の装置200を操作して情報と持ち出しておかなくても、装置200に格納されているファイルや電子メールの情報を、必要になり次第、遠隔から取り寄せることができる。
上述の方式では、遠隔操作のためのコマンドデータファイルを含む全ての情報がファイルとして送受信される。そのため、情報を使用する遠隔の端末装置等の装置100と、会社/自宅のPC等の装置200との間が常時通信で繋がっている必要はなく、情報が転送される場合のみ通信が繋がっていれば良い。
また、情報の転送中に通信が切れていても、通信が再接続されるまで情報の転送を待ち合わせるため、新幹線での移動中など、通信状態が切れたり繋がったりする状況でも、可能な時に遠隔操作や情報の送受信を行うことができる。また、装置100等に転送されたファイルや電子メールなど情報は暗号化された状態で保管されているため、通信が切断されている状態でも、そのファイルや電子メールなどの情報を閲覧・編集をすることができる。
上述の方式では、装置間を転送される他のファイルと同様の仕組みで、遠隔操作のためのコマンドデータファイルも保存・転送される。このため、転送先の装置で、アプリケーションが立ち上がっていない場合や電源が入っていない場合でも、そのコマンドデータファイルはファイルとして、転送元の装置や中継装置に保管され、転送先の装置のアプリケーションが立ち上がった段階で、転送先の装置でコマンドが実行される。このため、装置の電源状態やアプリケーションの立ち上がり状態に関わらず、確実に遠隔操作を実行することができる。
上述の方式では、遠隔地の端末装置等の装置100で電子メールを作成し、会社のPC等の装置200から通常業務で使用している会社のメールアドレスを用いて、その電子メールを送信することできる。そのため、社内で閉じた電子メールを安全に送りたい場合や、会社のメールアドレスで送信したい場合等に活用できる。
コマンドデータファイルの中にはデータが書かれているだけであり、コマンドデータファイル自体がアプリケーションなしで実行可能なファイルではない。このため、万一、コマンドデータファイルの暗号化が解除されてしまったとしても、コマンドデータファイルそのものは実行可能ファイルではないため、端末装置の動作に悪影響を及ぼすことがない。
<変形例等>
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態では、装置100と装置200とが、中継装置250を介して通信を行う例を示した。しかしながら、装置100と装置200とが中継装置250を介することなく、いわゆるピアツーピアで通信を行ってもよい。この場合には、中継装置250は不要である。或いは、装置100と装置200とが、複数個の中継装置250を介して通信を行ってもよい。
上記の実施形態では、暗号化されたファイルが装置間を転送される例を示したが、暗号化されていないファイルが装置間を転送されてもよい。例えば、上記の実施形態では、暗号化されたコマンドデータをコマンドデータファイルとしたが、暗号化されていないコマンドデータをコマンドデータファイルとしてもよい。また、上記の実施形態では、暗号化されたファイルをデータファイルとしたが、暗号化されていないファイルをデータファイルとしてもよい。また、管理情報が暗号化されて装置間を転送されてもよい。
また、上記で説明した処理の一部のみが実行されてもよい。上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
上述の構成をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例は、非一時的な(non-transitory)記録媒体である。このような記録媒体の例は、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等である。
このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録装置に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。
また、各装置100,200および中継装置250が、上記の処理を行う専用の装置であってもよい。
100,200 装置

Claims (6)

  1. ネットワークを介して接続される複数の装置でデータファイルを管理するデータファイル管理方法であって、
    前記複数の装置のうちの1つである第1の装置が、データファイルに対して設定または変更される属性を受け付ける指示入力ステップと、
    前記第1の装置が、前記属性と該属性が何れのデータファイルに対するものであるのかとを識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイルを出力するコマンドデータファイル出力ステップと、
    前記第2の装置が、前記コマンドデータファイルを受け付けるコマンドデータファイル入力ステップと、
    前記第2の装置が、前記コマンドデータファイルに含まれる、属性と該属性が何れのデータファイルに対するものであるのかとを識別できる情報に従って、対象である前記第2の装置の記憶部に格納されたデータファイルの属性を管理するファイルに対して、該データファイルの属性の設定または変更するための書換えを実行するコマンド処理ステップと、
    を含むファイル管理方法。
  2. データファイルの前記属性は、データファイル有効期限である
    ことを特徴とする請求項1記載のファイル管理方法。
  3. ネットワークを介して接続される複数の装置でデータファイルを管理するデータファイル管理システムであって、
    前記複数の装置のうちの1つである第1の装置が、データファイルに対して設定または変更される属性を受け付け、前記属性と該属性が何れのデータファイルに対するものであるのかとを識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイルを出力し、
    前記第2の装置が、前記コマンドデータファイルを受け付け、前記コマンドデータファイルに含まれる、属性と該属性が何れのデータファイルに対するものであるのかとを識別できる情報に従って、対象である前記第2の装置の記憶部に格納されたデータファイルの属性を管理するファイルに対して、該データファイルの属性の設定または変更するための書換えを実行する、
    ことを特徴とするファイル管理システム。
  4. データファイルに対して設定または変更される属性を受け付ける入力部と、
    前記属性と該属性が何れのデータファイルに対するものであるのかとを識別できる情報を含むファイルであるコマンドデータファイルを出力する出力部と、
    を含む装置。
  5. コマンドデータファイルを受け付ける入力部と、
    前記コマンドデータファイルに含まれる、属性と該属性が何れのデータファイルに対するものであるのかとを識別できる情報に従って、対象である記憶部に格納されたデータファイルの属性を管理するファイルに対して、該データファイルの属性の設定または変更するための書換えを実行するコマンド処理部と、
    を含む装置。
  6. 請求項4と5の少なくとも何れかの装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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