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JP2015045297A - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエストゲートバルブの閉弁位置の検出性を向上し、ウエストゲートバルブの閉弁だけでなく開弁量も精度良く制御することができるエンジンの制御装置を提供する。
【解決手段】過給機のタービンをバイパスさせる排気バイパス通路と、該排気バイパス通路を開閉するウエストゲートバルブと、を有するエンジンの制御装置であって、アイドルストップ制御を実行してエンジンが自動停止している間に、ウエストゲートバルブを作動させて閉弁位置の学習を行う。
【選択図】図3

Description

ターボチャージャ等の過給機による過給圧を調整するウエストゲートバルブを備えるエンジンの制御装置に関する。
従来、ターボチャージャ等の過給機を備えたエンジンには、過給機のタービンをバイパスさせる排気バイパス通路が設けられ、この排気バイパス通路には排気バイパス通路を開閉させるウエストゲートバルブが設けられている。このウエストゲートバルブの開閉により過給圧の過度の上昇を抑制し、過給圧の変動を抑制させると共に、エンジンや過給機自体の破損を回避している。
このようなウエストゲートバルブは、経時変化等により閉弁位置(基準位置)にずれが生じる場合があり、所定のタイミングで閉弁位置の学習が行われている。例えば、エンジン(内燃機関)の暖機終了後、エンジンの運転状態に応じて過給圧のフィードバック制御を実施する際に、ウエストゲートバルブの基準位置を学習するようにしたものがある(特許文献1参照)。
特許第4434057号公報
特許文献1に記載のように、エンジンの暖機後にウエストゲートバルブの閉弁位置(基準位置)を学習することで、周辺パーツの熱膨張等の影響を排除した状態でウエストゲートバルブの閉弁位置を学習することができる。
ここで、閉弁位置の学習は、例えば、ウエストゲートバルブを所定回数だけ開閉動作させることで閉弁位置の確認が行われる。
このため、エンジンが運転している状態での実施は、排ガスの変動やドライバビリティの悪化を招く虞がある。またエンジンが停止している状態、例えば、エンジンの始動時(キーオン直後)に、閉弁位置の学習を行うことも考えられるが、このタイミングでは、始動遅れが生じてしまう虞があり、また熱膨張の影響による誤差が生じてしまう虞がある。また例えば、エンジンの停止直後(キーオフ直後)に閉弁位置の学習を行うことも考えられるが、その学習結果は次回の運転時に反映されるため、その間に、例えば、環境等に大きな変化があると、閉弁位置にズレが生じてしまう虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ウエストゲートバルブの閉弁位置の検出性を向上し、ウエストゲートバルブの閉弁だけでなく開弁量も精度良く制御することができるエンジンの制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、過給機のタービンをバイパスさせる排気バイパス通路と、該排気バイパス通路を開閉するウエストゲートバルブと、を有するエンジンの制御装置であって、所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動停止させ、所定の再始動条件が成立したときに自動停止中のエンジンを再始動させるアイドルストップ制御を実行するアイドルストップ制御手段と、エンジンの運転状態に応じて前記ウエストゲートバルブの開閉動作を制御する開閉制御手段と、を備え、前記開閉制御手段は、前記アイドルストップ制御手段が前記アイドルストップ制御を実行して前記エンジンが自動停止している間に、前記ウエストゲートバルブを作動させて閉弁位置の学習を行うことを特徴とするエンジンの制御装置にある。
本発明の第2の態様は、第1の態様のエンジンの制御装置において、前記開閉制御手段は、始動要求に応じてエンジンを始動した後、前記アイドルストップ制御が最初に実行される際に、前記閉弁位置の学習を行うことを特徴とするエンジンの制御装置にある。
本発明の第3の態様は、第1又は2の態様のエンジンの制御装置において、停止要求に応じてエンジンを停止する際、前記アイドルストップ制御が最後に実行されてから所定期間が経過している場合には、前記開閉制御手段が、エンジン停止後に前記閉弁位置の学習を行うことを特徴とするエンジンの制御装置にある。
本発明の第4の態様は、第1から3の何れか一つの態様のエンジンの制御装置において、前記開閉制御手段は、エンジンの運転状態に応じて前記ウエストゲートバルブを閉弁位置に制御した際に、当該ウエストゲートバルブが前記閉弁位置にあるか否かを判定し、当該ウエストゲートバルブが前記閉弁位置にないと判定した場合に、前記閉弁位置の学習を再度行うことを特徴とするエンジンの制御装置にある。
本発明の第5の態様は、第4の態様のエンジンの制御装置において、前記開閉制御手段は、前記閉弁位置が適正位置にないと判定した場合、前記判定時の前記ウエストゲートバルブの位置に基づいて暫定閉弁位置を求め、前記閉弁位置の学習が次回行われるまでの間、この暫定閉弁位置を基準に前記ウエストゲートバルブの開閉状態を制御することを特徴とするエンジンの制御装置にある。
かかる本発明によれば、エンジンの暖機運転が終了し、且つエンジンが停止している状態で、ウエストゲートバルブの閉弁位置の学習、すなわち閉弁位置の初期化が行われることで、学習結果の正確性を向上することができる。その結果、ウエストゲートバルブの閉弁だけでなく開弁量も精度良く制御することができ、過給圧、排圧の高い制御性によりドライバビリティや、排ガス特性、燃費等の走行性能を向上することができる。
本発明の一実施形態に係る制御装置を備えるエンジンの概略図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る閉弁位置の学習方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る閉弁位置の学習方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る閉弁位置の学習方法の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
まずは本発明の一実施形態に係るエンジン10の全体構成について説明する。図1に示すように、エンジン10を構成するエンジン本体11は、シリンダヘッド12とシリンダブロック13とを有し、シリンダブロック13内には、ピストン14が収容されている。ピストン14は、コンロッド15を介してクランクシャフト16に接続されている。このピストン14とシリンダヘッド12及びシリンダブロック13とで燃焼室17が形成されている。
シリンダヘッド12には吸気ポート18が形成され、吸気ポート18には吸気マニホールド19を含む吸気管(吸気路)20が接続されている。吸気管20には、吸気圧を検出する吸気圧センサ(MAPセンサ)21及び吸気の温度を検出する吸気温センサ22が設けられている。また吸気ポート18内には吸気弁23が設けられ、この吸気弁23によって吸気ポート18が開閉されるようになっている。すなわち吸気弁23は、エンジン回転に応じて回転する吸気カムシャフト24の吸気カム24aに倣って作動して燃焼室17と吸気ポート18との連通・遮断を行うように構成されている。さらにシリンダヘッド12には排気ポート25が形成され、排気ポート25内には、排気マニホールド26を含む排気管(排気路)27が接続されている。排気ポート25には排気弁28が設けられており、排気弁28は、吸気ポート18における吸気弁23と同様に、排気カムシャフト29の排気カム29aに倣って作動して燃焼室17と排気ポート25との連通・遮断を行うように構成されている。
またエンジン本体11には、各気筒の燃焼室17内に燃料を噴射する燃料噴射弁30が設けられている。図示は省略するが、燃料噴射弁30には高圧燃料デリバリー配管から燃料が供給される。高圧燃料デリバリー配管には、燃料タンク内の低圧燃料ポンプから供給された燃料が、高圧燃料ポンプにて所定圧まで加圧された状態で供給される。さらにシリンダヘッド12には気筒毎に点火プラグ31が取り付けられている。
また吸気管20及び排気管27の途中には、過給機であるターボチャージャ32が設けられている。ターボチャージャ32は、タービン32aと、コンプレッサ32bとを有し、これらタービン32aとコンプレッサ32bとはタービン軸32cによって連結されている。ターボチャージャ32内に排気ガスが流れ込むと、排気ガスの流れによってタービン32aが回転し、このタービン32aの回転に伴ってコンプレッサ32bが回転する。そしてコンプレッサ32bの回転によって加圧された空気(吸気)が、吸気管20に送り出されて、各吸気ポート18に供給される。
ターボチャージャ32の下流側の吸気管20には、インタークーラ33が設けられ、インタークーラ33の下流側にはスロットルバルブ34が設けられている。またターボチャージャ32を挟んだ排気管27の上流側と下流側とは排気バイパス通路35によって接続されている。つまり排気バイパス通路35は、ターボチャージャ32のタービン32aをバイパスさせる通路である。そして、この排気バイパス通路35には、ウエストゲートバルブ(WGV)36が設けられている。ウエストゲートバルブ(WGV)36は、弁体36aと弁体36aを駆動させる電動のアクチュエータ36bとを備えており、弁体36aの開度によって排気バイパス通路35を流れる排ガス量を調整できるようになっている。つまりウエストゲートバルブ36は、その開度を調整することで、ターボチャージャ32の過給圧を調整できるように構成されている。
またターボチャージャ32を挟んだ吸気管20の上流側と下流側とは吸気バイパス通路37によって接続されている。つまり吸気バイパス通路37は、ターボチャージャ32のコンプレッサ32bをバイパスさせる通路である。そして、この吸気バイパス通路37には、吸気バイパス通路37を開閉する吸気バイパスバルブ38が設けられている。吸気バイパスバルブ38の構成は、特に限定されないが、本実施形態では、ウエストゲートバルブ36と同様に、弁体とアクチュエータとを備えた構成となっている。
ターボチャージャ32の下流側の排気管27には、排ガス浄化用触媒である三元触媒39が介装されている。三元触媒39の出口側には、触媒通過後の排ガスのO濃度を検出するOセンサ40が設けられており、三元触媒39の入口側には、触媒通過前の排ガスの空燃比(排気空燃比)を検出するリニア空燃比センサ(LAFS)41が設けられている。
またエンジン10は、電子制御ユニット(ECU)50を備えており、ECU50には、入出力装置、制御プログラムや制御マップ等の記憶を行う記憶装置、中央処理装置及びタイマやカウンタ類が備えられている。そして、このECU50が、各種センサ類からの情報に基づいて、エンジン10の総合的な制御を行っている。本実施形態に係るエンジンの制御装置は、このようなECU50によって構成され、以下に説明するように、エンジン10(エンジン本体11)の運転状態に応じてウエストゲートバルブ36の開閉動作(開度)を制御する。
本発明に係るエンジンの制御装置は、例えば、アイドルストップ制御時におけるウエストゲートバルブ36の開閉動作の制御、特に、閉弁位置の学習制御に特徴を有するものであり、図2に示すように、ECU50は、運転状態検出手段51と、アイドルストップ制御手段52と、開閉制御手段53と、を備えている。
運転状態検出手段51は、例えば、スロットルポジションセンサ54、クランク角センサ55等の各種センサ類からの情報に基づいてエンジン10の運転状態を検出する。例えば、各種センサ類からの情報に基づいて、エンジン10の回転数及び負荷を取得し、所定のマップを参照等することにより、エンジン10の運転領域(運転状態)を特定する。
アイドルストップ制御手段52は、運転状態検出手段51の検出結果等に基づいてアイドルストップ制御を実行する。すなわちアイドルストップ制御手段52は、所定のアイドルストップ条件(自動停止条件)が成立したときにエンジン10を自動停止させ、所定の再始動条件が成立したときに自動停止中のエンジン10を再始動させる。例えば、本実施形態では、アイドルストップ制御手段52は、アイドルストップ条件が成立すると燃料噴射弁30を制御して燃焼室17内への燃料供給を停止させ、所定の再始動条件が成立すると燃焼室17内への燃料供給を再開させると共に電動モータ(セルモータ)56を駆動させてクランキングを開始する。
なおアイドルストップ制御自体は、公知の技術であるため、アイドルストップ条件や再始動条件等、アイドルストップ制御についての説明は省略する。
開閉制御手段53は、基本的には、運転状態検出手段51の検出結果に応じてウエストゲートバルブ36の開閉動作を制御する。すなわちエンジン10の運転状態に応じてウエストゲートバルブ36の開閉動作を適宜制御する。また開閉制御手段53は、所定の学習実施条件が成立すると、ウエストゲートバルブ36を作動させ、ウエストゲートバルブ36(弁体36a)の閉弁位置の学習を行う。本実施形態では、アイドルストップ制御手段52によってアイドルストップ制御が実行されてエンジン10が自動停止中であることを含む学習実施条件が成立した場合に、ウエストゲートバルブ36の閉弁位置の学習を行う。
このようにアイドルストップ制御によりエンジン10が自動停止している期間に、ウエストゲートバルブ36の閉弁位置の学習を行うことで、学習結果の正確性を向上することができる。アイドルストップ制御によりエンジン10が自動停止している期間は、エンジン10の暖機運転が終了且つエンジン10が停止している状態であり、このような状態で閉弁位置を学習(初期化)することで閉弁位置の精度を高めることができる。
ここで、ウエストゲートバルブ36の閉弁位置の学習方法は特に限定されないが、例えば、次のような方法で学習することができる。ウエストゲートバルブ36は、上述のように弁体36aと電動アクチュエータ(電動モータ)36bとで構成され、弁体36aが排気バイパス通路35の内壁に当接することで排気バイパス通路35を塞ぐように構成されている。閉弁位置の学習時には、電動アクチュエータ36bで弁体36aを移動させて排気バイパス通路35の内壁に当接させる動作を複数回繰り返し実行する。そのときの電動アクチュエータ(電動モータ)36bの電流値の変化から、弁体36aが排気バイパス通路35の内壁に実際に当接する位置(移動量)を検出する。そして、この検出結果に基づいて、ウエストゲートバルブ36の閉弁位置を適宜補正(学習)する。
また、例えば、上述のように弁体36aを排気バイパス通路35に当接させる動作を複数回繰り返し、そのときの過給圧に基づいて閉弁位置を適宜補正(学習)することもできる。
ところで、このような閉弁位置の学習は、例えば、イグニッションスイッチ等の始動スイッチ57を操作することによる始動要求に応じてエンジン10が始動されてから、始動スイッチ57の操作による停止要求に応じてエンジン10を停止するまでの間に、少なくとも一回行われることが好ましい。特に、始動要求に応じてエンジン10が始動された後、最初にアイドルストップ制御が実行される際に、閉弁位置の学習を行うことが好ましい。これにより、エンジン10を停止要求に応じて停止するまでの間、ウエストゲートバルブ36を適切に作動させることができ、ドライバビリティに影響を与えることなく閉弁位置を適宜補正(学習)することができる。
またエンジン10の運転状態によっては、アイドルストップ制御が長期間実施されないままエンジン10が停止されることもある。このような場合には、運転者等による停止要求に応じてエンジン10が停止された後に、閉弁位置の学習を行うことが好ましい。すなわち停止要求に応じてエンジン10を停止する際、アイドルストップ制御が最後に実行されてから所定期間が経過している場合には、エンジン10の停止後に閉弁位置の学習を行うことが好ましい。エンジン10の停止直後であれば、少なくとも熱膨張による誤差は排除されるため、閉弁位置を精度良く学習することができる。
また閉弁位置の学習は、アイドルストップ制御が実行される度に行うようにしてもよいが、勿論、毎回行う必要はない。上述したように始動要求に応じてエンジン10が始動された後アイドルストップ制御が最初に実行される際には、閉弁位置の学習を行うことが好ましいが、その後は、必要に応じて行うようにすればよい。例えば、エンジン10の運転状態に応じてウエストゲートバルブ36の開閉状態を制御する際に、ウエストゲートバルブ36の閉弁位置が所望の位置(適正位置)から外れていることが検出された場合に、閉弁位置の学習を行うようにすればよい。
またこのように閉弁位置が適正位置から外れていた場合には、その時のウエストゲートバルブ36(弁体36a)の位置に基づいて暫定閉弁位置を求め、閉弁位置の学習が次回行われるまでの間は、この暫定閉弁位置を基準にウエストゲートバルブ36の開閉状態を制御するようにしてもよい。ウエストゲートバルブ36の閉弁位置が適正位置から外れていることが検出された場合でも、エンジン10の運転中の閉弁位置の学習は、排ガスの変動やドライバビリティを悪化させる要因となるため好ましくない。このため、エンジン10の運転中は、上述のように暫定閉弁位置を求め、この暫定閉弁位置を基準としてウエストゲートバルブ36の開閉状態を制御するのが好ましい。
以下、図3〜図5のフローチャートを参照して、ウエストゲートバルブの閉弁位置の学習制御の一例について説明する。
図3はウエストゲートバルブ36の閉弁位置の学習制御の基本的な流れを示すフローチャートである。図3に示すように、閉弁位置の学習制御を行う際には、まずステップS1で、学習実施条件の一つとして、アイドルストップ制御手段52によってアイドルストップ制御が実行されてエンジン10が自動停止中であるか否かを判定する。エンジン10が自動停止中でなければ(ステップS1:No)、閉弁位置の学習制御は実施されることなく処理を終了する。エンジン10が自動停止中の場合(ステップS1:Yes)、今回のエンジン10の自動停止中に、既に閉弁位置の学習が行われたか否かを判定する(ステップS2)。例えば、閉弁位置の学習完了のフラグが設定されているか否かを判定する。
このとき、既に閉弁位置の学習が行われている場合には(ステップS2:Yes)、重複して実施する必要はないため、そのまま処理を終了する。一方、閉弁位置の学習が行われていない場合(ステップS2:No)、ステップS3に進み、ウエストゲートバルブ36の閉弁位置の学習を開始する。
その後、閉弁位置の学習中に、再始動条件が成立してエンジン10の再始動の指示があった場合には(ステップS4:Yes)、ドライバビリティの悪化等を防止するために、閉弁位置の学習を中止して(ステップS5)、処理を終了する。なお閉弁位置の学習を途中で中止した場合には、閉弁位置の学習完了のフラグは設定されないため、次回にアイドルストップ制御が実施された際に、閉弁位置の学習が再度行われることになる。閉弁位置の学習中に、エンジン10の再始動の指示がなければ(ステップS4:No)、閉弁位置の学習が完了すると(ステップS6)、一連の処理が終了する。
このようにアイドルストップ制御が実行されてエンジン10の自動停止中に、ウエストゲートバルブ36の閉弁位置の学習を行うことで、閉弁位置の検出精度を向上することができる。つまりウエストゲートバルブ36の閉弁位置だけでなく開弁量も高精度に設定することができる。
図4は、ウエストゲートバルブ36の閉弁位置の学習を行うにあたって、学習の必要性の判定する判定処理を示すフローチャートである。図4に示すように、例えば、イグニッションスイッチ等の始動スイッチ57を操作することによる始動要求に応じてエンジン10が始動されると、アイドルストップ条件が成立していない通常運転時には、運転状態検出手段51の検出結果(エンジン10の運転状態)に応じて、開閉制御手段53がウエストゲートバルブ(WGV)36の開閉動作を適宜制御する(ステップS11)。すなわちターボチャージャ32の過給圧が、エンジン10の運転状態に応じて設定される目標過給圧となるように、ウエストゲートバルブ(WGV)36の開閉動作が適宜制御される。
このようにウエストゲートバルブ(WGV)36の開閉動作がエンジン10の運転状態に応じて適宜制御されている際、開閉制御手段53は、所定のタイミングで、ターボチャージャ32の過給圧が適切な値となっているか否かを判定する(ステップS12)。具体的には、例えば、ターボチャージャ32の過給圧と目標過給圧との差異が所定範囲内であるか否かを判定する。
ここで、過給圧と目標過給圧との差異が所定範囲内であれば、ターボチャージャ32の過給圧は適切な値であると判定、つまりウエストゲートバルブ36の閉弁位置は適正位置であると判定され(ステップS12:Yes)、閉弁位置の学習が行われることなく処理が終了する。一方、過給圧と目標過給圧との差異が所定範囲を超えている場合には、ターボチャージャ32の過給圧が適切な値となっていないと判定、すなわちウエストゲートバルブ36の閉弁位置が適正位置でない虞があると判定され(ステップS12:No)、その後ステップS13に進み、ウエストゲートバルブ36の閉弁位置の学習が実行される(図3参照)。
このようにウエストゲートバルブ(WGV)36の閉弁位置の学習前に、学習の必要性を判断することで、不要な学習の実施を防止することができる。
図5は、閉弁位置の学習の必要性を、ウエストゲートバルブ36を構成する電動アクチュエータ(電動モータ)の電流値に基づいて判断する例のフローチャートである。またこの例では、必要に応じてウエストゲートバルブ36の閉弁位置を暫定学習するようにしている。
上述のように通常運転時には、運転状態検出手段51の検出結果に応じてウエストゲートバルブ(WGV)36の開閉動作が適宜制御される(ステップS21)。そして、このような通常運転中に、エンジン10の運転状態に応じてウエストゲートバルブ36が閉弁状態となるように制御されると(ステップS22)、次いでウエストゲートバルブ36の弁体36aが閉弁位置にあるか否かが判定される(ステップS23)。この判定は、例えば、上述したターボチャージャ32の過給圧と目標過給圧との関係に基づいて行われる。ここで、ウエストゲートバルブ36の弁体36aが閉弁位置にないと判定された場合には(ステップS23:No)、次いで、電動アクチュエータ(電動モータ)36bの電流値が、適正値よりも高いか否かが判定される(ステップS24)。
ステップS24で電流値が適正値よりも高い場合には(ステップS24:Yes)、ステップS25に進み、現在のウエストゲートバルブ36(弁体36a)の位置を暫定閉弁位置として設定する。その後は、この暫定閉弁位置を基準としてウエストゲートバルブ36の開閉状態を制御し、学習実施条件が成立すると、ステップS26でウエストゲートバルブ36の閉弁位置の学習が再度実行される(図3参照)。一方、ステップS24で電流値が適正値以下の場合には(ステップS24:No)、ステップS26に進み、ウエストゲートバルブ36の閉弁位置の学習が再度実行される。つまり図5のフローに示した処理は、ウエストゲートバルブ36の閉弁位置の学習が少なとも一回行われた後に実行され、所定のタイミングで、ウエストゲートバルブ36の閉弁位置が再学習される。
またステップS23で閉弁位置にあると判定された場合には(ステップS23:Yes)、次いで、電動のアクチュエータ(電動モータ)36bの電流値が適正であるか否かが判定される(ステップS27)。この電流値が適正であれば(ステップS27:Yes)、ウエストゲートバルブ36は適切に開閉制御されていると判定されて、閉弁位置の学習が行われることなく処理が終了する。また電流値が適正でない場合(ステップS27:No)、何らかの誤差が生じている虞があると判定され、ステップS26に進み、所定のタイミングでウエストゲートバルブ36の閉弁位置の学習が再度実行される。
このように、ウエストゲートバルブ(WGV)36の閉弁位置の学習の必要性は、電動のアクチュエータ(電動モータ)36bの電流値からも判断することができる。また、ウエストゲートバルブ36が閉弁位置にない場合、エンジン10の運転中は暫定閉弁位置を基準としてウエストゲートバルブ36の開閉状態を制御するようにしたので、排ガス変動やドライバビリティの悪化を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、勿論、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
上述の実施形態では、燃焼室内(筒内)に燃料を噴射する直噴型のエンジンを例示したが、本願発明は、例えば、吸気管内に燃料を噴射する吸気管噴射型のエンジン等、他のタイプのエンジンにも適用することができる。また上述の実施形態では、エンジンのみの構成を例示したが、本願発明は、例えば、電気モータを備えるハイブリッド車両のエンジンにも、勿論、適用することができる。
10 エンジン
11 エンジン本体
12 シリンダヘッド
13 シリンダブロック
14 ピストン
15 コンロッド
16 クランクシャフト
17 燃焼室
18 吸気ポート
19 吸気マニホールド
20 吸気管
21 吸気圧センサ
22 吸気温センサ
23 吸気弁
24 吸気カムシャフト
24a 吸気カム
25 排気ポート
26 排気マニホールド
27 排気管
28 排気弁
29 排気カムシャフト
29a 排気カム
30 燃料噴射弁
31 点火プラグ
32 ターボチャージャ
32a タービン
32b コンプレッサ
32c タービン軸
33 インタークーラ
34 スロットルバルブ
35 排気バイパス通路
36 ウエストゲートバルブ
36a 弁体
36b アクチュエータ(電動モータ)
37 吸気バイパス通路
38 吸気バイパスバルブ
39 三元触媒
40 Oセンサ
41 リニア空燃比センサ(LAFS)
54 スロットルポジションセンサ
55 クランク角センサ
56 電動モータ(セルモータ)
57 始動スイッチ

Claims (5)

  1. 過給機のタービンをバイパスさせる排気バイパス通路と、
    該排気バイパス通路を開閉するウエストゲートバルブと、を有するエンジンの制御装置であって、
    所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動停止させ、所定の再始動条件が成立したときに自動停止中のエンジンを再始動させるアイドルストップ制御を実行するアイドルストップ制御手段と、
    エンジンの運転状態に応じて前記ウエストゲートバルブの開閉動作を制御する開閉制御手段と、を備え、
    前記開閉制御手段は、前記アイドルストップ制御手段が前記アイドルストップ制御を実行して前記エンジンが自動停止している間に、前記ウエストゲートバルブを作動させて閉弁位置の学習を行うことを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 請求項1に記載のエンジンの制御装置において、
    前記開閉制御手段は、始動要求に応じてエンジンを始動した後、前記アイドルストップ制御が最初に実行される際に、前記閉弁位置の学習を行うことを特徴とするエンジンの制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載のエンジンの制御装置において、
    停止要求に応じてエンジンを停止する際、前記アイドルストップ制御が最後に実行されてから所定期間が経過している場合には、
    前記開閉制御手段が、エンジン停止後に前記閉弁位置の学習を行うことを特徴とするエンジンの制御装置。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載のエンジンの制御装置において、
    前記開閉制御手段は、エンジンの運転状態に応じて前記ウエストゲートバルブを閉弁位置に制御した際に、当該ウエストゲートバルブが前記閉弁位置にあるか否かを判定し、当該ウエストゲートバルブが前記閉弁位置にないと判定した場合に、前記閉弁位置の学習を再度行うことを特徴とするエンジンの制御装置。
  5. 請求項4に記載のエンジンの制御装置において、
    前記開閉制御手段は、前記閉弁位置が適正位置にないと判定した場合、前記判定時の前記ウエストゲートバルブの位置に基づいて暫定閉弁位置を求め、前記閉弁位置の学習が次回行われるまでの間、この暫定閉弁位置を基準に前記ウエストゲートバルブの開閉状態を制御することを特徴とするエンジンの制御装置。
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