JP2014224183A - アシルカルボキシメチルセルロース、及びアシルカルボキシメチルセルロースを含有する化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アシル化度が、1.0〜2.0であり、カルボキシメチル化度が、0.7〜1.3であり、重量平均分子量が5000〜20000であり、アセチル基、プロピオニル基、カルボキシメチル基、又はカルボキシメチル基の塩のいずれかを含む特定の構成単位を有し、アシル化度とカルボキシメチル化度との和が3.0以下であることを特徴とするアシルカルボキシメチルセルロース。かかるアシルカルボキシメチルセルロースを含有することを特徴とする化粧料。
【選択図】なし
Description
(1) アシル化度が、1.0〜2.0であり、
カルボキシメチル化度が、0.7〜1.3であり、
重量平均分子量が5000〜20000であり、
一般式(1)で表される構成単位を有することを特徴とするアシルカルボキシメチルセルロース。
含有する様々な製品を製造、使用することができる。例えば、この発明のACMCを含有する製品として、製紙用添加剤、薬剤用カプセル等のプラスチック材料、表面処理剤、洗浄剤、増泡剤、界面活性剤、乳化安定剤、分散安定剤、及び消火薬剤等を挙げることができる。
(ACMCの製造)
300mlの4つ口フラスコに、カルボキシメチルセルロース(日本製紙ケミカル製 F350HC−4、CM化度 0.9mol/C6、重量平均分子量 数十万) 20g、氷酢酸 133gを入れ、70℃で30分間攪拌して活性化した。また、無水酢酸 67g、濃硫酸 9gを加え、70℃で40分間反応させアシル化した。さらに、蒸留水 500g、48%のNaOH 270gを加えて中和した。得られた中和液は、ミリポア製のUF膜(限外ろ過膜、品名 ペリコンXL、形式 PXC005C50、分画分子量 5,000)で処理することにより、中和液中の酢酸ナトリウム及び硫酸ナトリウムを除去して、ACMC水溶液を得た。このACMC水溶液を凍結乾燥することにより、ACMCの粉末10gを得た。
(アシル化度の測定)
デジタル糖度計(HI 96801/HANNA)を用いて前記ACMC水溶液の濃度を算出し、これを希釈し、所定量の0.2M水酸化ナトリウム水溶液を加え、室温で3時間撹拌した。さらに、0.2M塩酸を加え、電位差自動滴定装置(EBU−610−20B/KEM)を用いて、0.2M水酸化ナトリウム水溶液で滴定を行った。滴定によって求められるけん化価から、加水分解で生じた酸の物質量を求め、CMCに付加していたアシル基の量を算出した。その他の方法、操作は医薬部外品原料規格に記載のけん化価測定法に準じて行った。実施例1におけるACMCのアシル化度は、1.8であった。
(重量平均分子量の測定)
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(以下、「GPC」と略することがある。)を使用して、ACMCの重量平均分子量を求めた。具体的には、カラム(Shodex OHpak SB−800M HQ)と、RI検出器(RI−2031plus/JASCO)とを用いて、溶離液(0.1M NaCl水溶液)、流速1.0ml/min、40℃の条件下で、RIの検出強度を測定した。標準試料としては、プルランを用いた。GPC溶出曲線におけるエリア面積と、検量線とを基に、ACMCの重量平均分子量を求めた。実施例1におけるACMCの重量平均分子量は、10000であった。
(保湿性の測定)
皮膚角層水分測定装置 SKICON−200EX(I.B.S製)を用いて、皮膚コンダクタンスを測定した。蒸留水を塗布しなかった場合の皮膚コンダクタンスをK0、蒸留水を塗布した後のコンダクタンスをKwとして、Kw/K0を基準値1.0とした。また、保湿剤水溶液を塗布した後のコンダクタンスをKSとした。基準値であるKw/K0に対するKS/K0の値を求めた。KS/K0の値を以下のように分類し、保湿性の評価を行った。数値が高いほど、保湿効果が高いことを示す。
<保湿性の評価基準>
○:1.6以上 △:1.3以上1.5以下 ×:1.0以上1.2以下
(皮膚平滑性の測定)
デジタルマイクロスコープ VHX−1000(キーエンス製)を用いて、保湿剤水溶液塗布後の皮膚において、テープストリッピングした角層を撮影した。光源をテープの平面に対して80度の位置にセットして、撮影画面中の輝度レンジが200以上である面積の割合(%)を算出した。この算出値を以下のように分類し、平滑性の評価を行った。角層が剥離し、肌表面が荒れた部分は、その輝度が高くなるので、数値が小さいほど皮膚が平滑であることを示す。
<平滑性の評価基準>
○:9%以下 △:10%以上13%以下 ×:14%以上
(皮膚へのなじみ性の測定)
デジタルマイクロスコープを用いて、皮膚表面に滴下された保湿剤水溶液 10μLの水滴の直径を測定した。この測定値を、以下のように分類し、なじみ性の評価を行った。皮膚になじみやすい保湿剤水溶液ほど円盤状に広がるので、数値が大きいほど皮膚になじみやすいことを示す。
<なじみ性の評価基準>
○:600μm以上 △:550μm以上599μm以下 ×:550μm未満
実施例1における(ACMCの製造)と同様の方法で、中和液を得た。この中和液に、飽和食塩水2Lを加え、塩析させ、ろ過、乾燥して、ACMCの粉末10gを得た。ACMCのアシル化度は1.8であり、CM化度は0.9であり、重量平均分子量は10,000であった。また、得られたACMCを用いて、実施例1と同様の方法により、保湿性、平滑性、なじみ性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
カルボキシメチルセルロースとして日本製紙ケミカル製のF800HC(CM化度 0.8mol/C6、重量平均分子量 百万)を使用した以外は、実施例1と同様の方法でACMCを製造した。ACMCのアシル化度は1.2であり、CM化度は0.8であり、重量平均分子量は20,000であった。また、得られたACMCを用いて、実施例1と同様の方法により、保湿性、平滑性、なじみ性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
カルボキシメチルセルロースとしてダイセルファインケム製のCMCダイセル2450(CM化度 1.2mol/C6、重量平均分子量 数十万)を使用した以外は、実施例1と同様の方法でACMCを製造した。ACMCのアシル化度は1.6であり、CM化度は1.2であり、重量平均分子量は10,000であった。また、得られたACMCを用いて、実施例1と同様の方法により、保湿性、平滑性、なじみ性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
カルボキシメチルセルロースとしてダイセルファインケム製のCMCダイセル1260(CM化度 0.9mol/C6、重量平均分子量 数万)を使用し、ミリポア製のUF膜(品名 ウルトラセル、形式 PLBC7610、分画分子量 3,000)で処理した以外は、実施例1と同様の方法でACMCを製造した。ACMCのアシル化度は1.8であり、CM化度は0.9であり、重量平均分子量は6,000であった。また、得られたACMCを用いて、実施例1と同様の方法により、保湿性、平滑性、なじみ性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
無水酢酸の代わりに無水プロピオン酸を使用した以外は実施例1と同様の方法でACMCを製造した。ACMCのアシル化度は1.2であり、CM化度は0.9であり、重量平均分子量は10,000であった。また、得られたACMCを用いて、実施例1と同様の方法により、保湿性、平滑性、なじみ性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
ACMCの水溶液の濃度を2質量%にした以外は、実施例1と同様の方法により、保湿性の評価を行った。なお、平滑性、及びなじみ性の評価は行わなかった。評価結果を表1に示す。
実施例1で得られたACMCを1質量%、乳酸を1質量%となるように水に溶解した水溶液(NaOHでpH 6.0に調整)について、実施例1と同様の方法により、保湿性、平滑性、なじみ性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
カルボキシメチルセルロースとして、第一工業製薬製のセロゲンBS(CM化度 0.6mol/C6、重量平均分子量 数万)を使用した以外は、実施例1と同様の方法でACMCを製造した。ACMCのアシル化度は1.9であり、CM化度は0.6であり、重量平均分子量は8,000であった。また、得られたACMCを用いて、実施例1と同様の方法により、保湿性、平滑性、なじみ性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
カルボキシメチルセルロースとして、ダイセルファインケム製のCMCダイセル1380(CM化度 1.4mol/C6、重量平均分子量 数十万)を使用し、ミリポア製のUF膜(品名 ウルトラセル、形式 PLBC07610、分画分子量 30,000)で処理した以外は、実施例1と同様の方法でACMCを製造した。ACMCのアシル化度は1.9であり、CM化度は1.4であり、重量平均分子量は6,000であった。また、得られたACMCを用いて、実施例1と同様の方法により、保湿性、平滑性、なじみ性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
実施例1で得られたACMC(アシル化度 1.8)の5%水溶液100g(含有されるACMCの物質量 1.6mmol)に、48%苛性ソーダを0.11g(1.3mmol)添加し、室温で3時間攪拌してアシル基を加水分解した。加水分解後の溶液をUF膜で精製し、酢酸ナトリウムを除去した。得られたACMCのアシル化度は0.9であり、CM化度は0.9であり、重量平均分子量は9,000であった。また、得られたACMCを用いて、実施例1と同様の方法により、保湿性、平滑性、なじみ性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
実施例1における(ACMCの製造)と同様の方法で、中和液を得た。この中和液を、ミリポア製のUF膜(品名 ウルトラセル、形式 PLAC07610、分画分子量 1,000)で処理することによって、酢酸ナトリウム、硫酸ナトリウムを除去した。得られたACMCのアシル化度は1.8であり、CM化度は0.9であり、重量平均分子量は4,000であった。また、得られたACMCを用いて、実施例1と同様の方法により、保湿性、平滑性、なじみ性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
カルボキシメチルセルロースとしてダイセルファインケム製のCMCダイセル2280(アシル化度 0.8mol/C6、重量平均分子量 数百万)を使用した以外は、実施例1と同様の方法でACMCを製造した。ACMCのアシル化度は1.1であり、CM化度は0.8であり、重量平均分子量は40,000であった。また、得られたACMCを用いて、実施例1と同様の方法により、保湿性、平滑性、なじみ性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
実施例1におけるACMCの粉末の代わりに、カルボキシメチルセルロース(日本製紙ケミカル製、商品名 F350HC−4)を使用した以外は、実施例1と同様の方法で、CM化度、及び重量平均分子量を測定した。また、このカルボキシメチルセルロースを用いて、実施例1と同様の方法により、保湿性、平滑性、なじみ性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
実施例1におけるACMCの粉末の代わりに、オリゴヒアルロン酸(キューピー製、商品名 ヒアロオリゴ)を使用した以外は、実施例1と同様の方法で、重量平均分子量を測定した。また、このオリゴヒアルロン酸を用いて、実施例1と同様の方法により、保湿性、平滑性、なじみ性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
実施例1におけるACMCの粉末の代わりに、ヒアルロン酸(資生堂製、商品名 Bio Sodium Hyalulonate HA12)を使用した以外は、実施例1と同様の方法で、重量平均分子量を測定した。また、このヒアルロン酸を用いて、実施例1と同様の方法により、保湿性、平滑性、なじみ性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
実施例1におけるACMCの粉末の代わりに、アセチルヒアルロン酸(資生堂製、商品名 Sodium Acetyl Hyalulonate)を使用した以外は、実施例1と同様の方法で、アシル化度、及び重量平均分子量を測定した。また、このアセチルヒアルロン酸を用いて、実施例1と同様の方法により、保湿性、平滑性、及びなじみ性を評価した。結果を表1に示す。
実施例1におけるACMCの粉末の代わりに、アシルセルロース(和光純薬工業製、三酢酸セルロース)を使用した以外は、実施例1と同様の方法で、アシル化度、及び重量平均分子量を測定した。また、このアシルセルロースは、水への溶解度が小さく、1質量%の水溶液を調製することができないので、保湿性、平滑性、なじみ性を評価することができなかった。結果を表1に示す。
実施例1におけるACMCの1%水溶液の代わりに、乳酸の1質量%水溶液(NaOHでpH 6.0に調整)を使用した以外は、実施例1と同様の方法により、保湿性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
一方、CM化度が低い比較例1、CM化度が高い比較例2、アシル化度が低い比較例3、重量平均分子量が低い比較例4、重量平均分子量が高い比較例5、及びアシル化されていないカルボキシメチルセルソースを使用した比較例6は、保湿性、皮膚における平滑性、皮膚におけるなじみ性が良好ではなかった。保湿剤として一般的に使用されるヒアルロン酸類を使用した比較例7〜9は、保湿性、皮膚の平滑性、皮膚へのなじみ性が良好ではなかった。比較例10におけるアシルセルロースは、水への溶解度が小さく、水溶液を作成することができないので、保湿性、平滑性、なじみ性を評価することができなかった。また、乳酸のみを含む水溶液を使用した比較例11では、保湿性が良好ではなかった。
<ACMCの溶解性の評価>
蒸留水6gに実施例1で得たACMCの凍結乾燥粉末 4gを添加、撹拌してACMC 40質量%の水溶液を得た。外観は無色透明であり、不溶物はなく、流動性を有していた。本発明におけるACMCが、水に対して、40質量% 溶解することができる
ことが示された。
(実施例10)
下記に示すヘアーブラッシング剤組成物を調製し、その性能を評価したところ、このヘアーブラッシング剤組成物は、高い保湿性を示し、使用者が優れたしっとり感を感じることができた。組成における数字は質量%を示す。
(組成)
ココイルアルギニンエチルエステル・PCA塩 0.5
実施例1で得られたACMC 0.3
エタノール 5.0
メチルパラベン 0.1
香料 0.1
精製水 残部(上記合計が100となるように調製)
(実施例11)
下記に示すヘアートリートメント組成物を調製し、その性能を評価したところ、このヘアートリートメント組成物は高い保湿性を示し、使用者が優れたしっとり感を感じることができた。
(組成)
PPG−1/PEG−1ステアラミン 3.0
実施例1で得られたACMC 0.15
セトステアリルアルコール 2.5
流動パラフィン 1.5
POE(5)ステアリルエーテル 1.0
グリセリン 5.0
防腐剤 0.1
精製水 残部(上記合計が100となるように調製)
(実施例12)
下記に示す乳液を調製し、その性能を評価したところ、この乳液は高い保湿性を示し、使用者が優れたしっとり感を感じることができた。
(組成)
流動パラフィン 10.0
スクワラン 2.0
ワセリン 2.0
ソルビタンセスキオレイン酸エステル 0.9
ポリオキシエチレンオレイルエーテル 1.2
グリセリン 3.0
エタノール 3.0
カルボキシビニルポリマー 0.2
水酸化カリウム 0.1
実施例1で得られたACMC 0.08
PCAソーダ 1.0
ヘチマ抽出液 1.0
防腐剤 0.5
精製水 残部(上記合計が100となるように調製)
(実施例13)
下記に示すヘアーリンス組成物を調製し、その性能を評価したところ、このヘアーリンス組成は高い保湿性を示し、使用者が優れたしっとり感を感じることができた。
(組成)
PPG−1/PEG−1ステアラミン 3.0
セタノール 3.5
ホホバ油 2.0
親油型モノステアリン酸グリセリル 1.0
ポリエチレングリコール(8EO) 0.3
1.3−ブチレングリコール 5.0
実施例1で得られたACMC 0.2
ヒアルロン酸 0.2
アミノ変性シリコーンポリマー 0.5
防腐剤 0.3
精製水 残部(上記合計が100となるように調製)
(実施例14)
下記に示すヘアーシャンプー組成物を調製し、その性能を評価したところ、このヘアーシャンプー組成物は高い保湿性を示し、使用者が優れたしっとり感を感じることができた。
(組成)
ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸 ナトリウム(25%) 10.0
ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム(30%) 15.0
ラウリン酸アミドプロピルベタイン(30%) 15.0
N−ココイル−L−グルタミン酸モノトリエタノール アミン塩(30%) 10.0
ラウリン酸ジエタノールアミド 3.0
実施例1で得られたACMC 0.2
エデト酸ナトリウム 0.2
防腐剤 0.3
精製水 残部(上記合計が100となるように調製)
(実施例15)
下記に示す化粧水組成物を調製し、その性能を評価したところ、この化粧水は高い保湿性を示し、使用者が優れたしっとり感を感じることができた。
(組成)
エタノール 10.0
グリセリン 5.0
実施例1で得られたACMC 2.0
メチルパラベン 0.1
エデト酸ナトリウム 0.1
精製水 残部(上記合計が100となるように調製)
(実施例16)
下記に示すヘアーエッセンス組成物を調製し、その性能を評価したところ、このヘアーエッセンスは高い保湿性を示し、使用者が優れたしっとり感を感じることができた。
(組成)
エタノール 20.0
実施例6で得られたACMC 0.1
メチルパラベン 0.1
エデト酸ナトリウム 0.1
精製水 残部(上記合計が100となるように調製)
(実施例17)
下記に示す化粧水組成物を調製し、その性能を評価したところ、この化粧水は高い保湿性を示し、使用者が優れたしっとり感を感じることができた。
(組成)
実施例1で得られたACMC 0.5
ソルビット液 2.00
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレアート 0.50
エタノール 5.00
パラオキシ安息香酸メチル 0.20
精製水 残部(上記合計が100となるように調製)
(実施例18)
下記に示すO/W型クリームを調製し、その性能を評価したところ、このO/W型クリームは高い保湿性を示し、使用者が優れたしっとり感を感じることができた。
(組成)
オリーブ油 9.00
パラフィン 3.00
ミリスチン酸イソプロピル 2.50
ラノリン 3.50
ミツロウ 2.00
セタノール 5.50
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット(40モル) 2.00
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット(60モル) 2.00
パラオキシ安息香酸プロピル 0.10
パラオキシ安息香酸エチル 0.10
プロピレングリコール 9.00
香料 0.20
実施例1で得られたACMC 0.5
精製水 残部(上記合計が100となるように調製)
(実施例19)
下記に示す乳液を調製し、その性能を評価したところ、この乳液は高い保湿性を示し、使用者が優れたしっとり感を感じることができた。
(組成)
ミリスチン酸イソプロピル 3.50
ラノリン 2.00
オリーブ油 1.50
セタノール 2.00
スクワラン 0.50
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット(40モル) 2.00
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット(60モル) 2.00
パラオキシ安息香酸プロピル 0.10
パラオキシ安息香酸エチル 0.10
プロピレングリコール 9.00
実施例4で得られたACMC 0.6
精製水 残部(上記合計が100となるように調製)
(実施例20)
下記に示すヘアーシャンプー組成物を調製し、その性能を評価したところ、このヘアーシャンプー組成物は高い保湿性を示し、使用者が優れたしっとり感を感じることができた。
(組成)
実施例5で得られたACMC 0.4
ラウリルエーテル(2EO)硫酸ナトリウム 6.0
ラウリル硫酸ナトリウム 3.5
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアマイド 4.5
プロピレングリコール 2.0
エデト酸 0.2
精製水 残部(上記合計が100となるように調製)
Claims (5)
- 請求項1に記載のアシルカルボキシメチルセルロースを含有することを特徴とする化粧料。
- 保湿剤を含有することを特徴とする請求項2に記載の化粧料。
- 前記保湿剤がヒドロキシ酸であることを特徴とする請求項3に記載の化粧料。
- 前記ヒドロキシ酸が乳酸であることを特徴とする請求項4に記載の化粧料。
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