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JP2014153437A - 表示装置 - Google Patents

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JP2014153437A
JP2014153437A JP2013020896A JP2013020896A JP2014153437A JP 2014153437 A JP2014153437 A JP 2014153437A JP 2013020896 A JP2013020896 A JP 2013020896A JP 2013020896 A JP2013020896 A JP 2013020896A JP 2014153437 A JP2014153437 A JP 2014153437A
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】放熱部材から放熱された熱に起因して表示装置の表示品位が低下するのを抑制することが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】このTV100(表示装置)は、前面側において画像を表示する表示部10と、表示部10の背面側に配置されるとともに、LED42から出射されたバックライト光を表示部10に導く導光板7と、導光板7の背面側に配置され、LED42の熱を放熱するヒートシンク3と、導光板7とヒートシンク3との間に配置されるとともに、ヒートシンク3から放出された熱をヒートシンク3に向けて反射可能な熱反射部61を背面側に含む反射シート6とを備え、ヒートシンク3、熱反射部61により反射された熱をヒートシンク3の背面側に逃すための熱逃がし孔33を含む。
【選択図】図2

Description

この発明は、表示装置に関し、特に、放熱部材を備える表示装置に関する。
従来、放熱部材を含む表示装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、前面側において画像を表示する液晶パネル(表示部)と、液晶パネルの背面側に配置されるとともに、発光ダイオード(光源)から出射されたバックライト光を液晶パネルに導く導光板とを備えた表示装置が開示されている。また、この表示装置は、導光板の背面側に配置され、発光ダイオードの熱を放熱する放熱部材と、導光板と放熱部材との間に配置される反射シートとを備えている。
特開2006−235093号公報
しかしながら、上記特許文献1の表示装置では、放熱部材から放熱された熱が反射シートを介して導光板に伝達されることに起因して、液晶パネルの表示面に放熱部材の形状が映り込んでしまう場合があるので、放熱部材の形状がユーザに視認される可能性があると考えられる。このため、放熱部材から放熱された熱に起因して表示装置の表示品位が低下するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、放熱部材から放熱された熱に起因して表示装置の表示品位が低下するのを抑制することが可能な表示装置を提供することである。
この発明の一の局面による表示装置は、前面側において画像を表示する表示部と、表示部の背面側に配置されるとともに、光源から出射されたバックライト光を表示部に導く導光板と、導光板の背面側に配置され、光源の熱を放熱する放熱部材と、導光板と放熱部材との間に配置されるとともに、放熱部材から放出された熱を放熱部材に向けて反射可能な熱反射部を背面側に含む反射シートとを備え、放熱部材は、熱反射部により反射された熱を放熱部材の背面側に逃すための熱逃がし部を含む。
この発明の一の局面による表示装置では、上記のように、導光板と放熱部材との間に配置されるとともに、放熱部材から放出された熱を放熱部材に向けて反射可能な熱反射部を背面側に含むように反射シートを設け、熱反射部により反射された熱を放熱部材の背面側に逃すための熱逃がし部を含むように放熱部材を構成することによって、熱反射部により放熱部材から放出された熱が反射シートを介して前面側の導光板に伝達するのを抑制しながら、熱反射部により反射された熱を放熱部材の背面側に逃がして熱反射部により反射された熱が熱反射部(反射シート)と放熱部材との間に蓄積されてしまうのを抑制することができる。これにより、放熱部材から放熱された熱に起因して、放熱部材の形状がユーザに視認されるのを抑制することができる。その結果、放熱部材から放熱された熱に起因して表示装置の表示品位が低下するのを抑制することができる。
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、放熱部材の熱逃がし部は、複数個の熱逃がし孔からなり、複数個の熱逃がし孔は、反射シートの熱反射部と対向する位置に形成されており、熱反射部により放熱部材に向けて反射された熱が複数個の熱逃がし孔から放熱部材の背面側に逃がされるように構成されている。このように構成すれば、熱反射部により放熱部材に向けて反射された熱を複数個の熱逃がし孔を介して容易に放熱部材の背面側に逃がすことができるので、熱反射部により反射された熱が熱反射部(反射シート)と放熱部材との間に蓄積されるのを容易に抑制することができる。
この場合、好ましくは、放熱部材の熱逃がし孔は、光源からの距離が大きくなるに従い、合計開口面積が大きくなるように形成されている。このように構成すれば、光源からの距離が相対的に小さい領域では、光源の熱を放熱部材に効率よく吸収させることができるとともに、光源からの距離が相対的に大きい領域では、熱反射部により放熱部材に向けて反射された熱を熱逃がし孔を介して効率よく放熱部材の背面側に逃がすことができる。これにより、光源を効率よく冷却しながら、放熱部材から放熱された熱の影響により表示装置の表示品位が低下するのを抑制することができる。
上記複数個の熱逃がし孔を含む構成において、好ましくは、放熱部材と反射シートの熱反射部とは、互いに、前後方向に所定の間隔を隔てて離間した状態で配置され、放熱部材は、熱反射部により反射された熱を熱逃がし孔から背面側に逃がすように構成されている。このように構成すれば、放熱部材と熱反射部とが直接接している場合と異なり、放熱部材と熱反射部との間の空気を介して放熱部材から熱反射部に熱が放出されるので、熱反射部に対して放熱部材の熱を直接的に伝わりにくくすることができる。
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、放熱部材の背面に配置される樹脂製のリアフレームをさらに備え、リアフレームは、内面が黒色系の色になるように構成されている。このように構成すれば、リアフレームの内面が白色になるように構成された場合と異なり、放熱部材の背面側に逃がされた熱を黒色系の色を有するリアフレームに効率よく吸収させることができる。これにより、熱反射部により反射された熱が熱反射部(反射シート)と放熱部材との間に蓄積されてしまうのを効果的に抑制することができる。
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、反射シートは、樹脂により形成され、反射シートの背面側には、放熱部材から放出された熱を放熱部材に向けて反射可能な金属製の熱反射層が形成されている。このように構成すれば、反射シートが樹脂により形成されている場合でも、金属製の熱反射層により放熱部材から放出された熱が表示部に伝達するのを容易に抑制することができる。また、背面側に熱反射層を形成した反射シートを設けることにより、専用の熱反射部を別途設ける場合と異なり、部品点数を削減することができる。
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、光源は、導光板の光入射面としての側面に対向するように複数個配置されており、熱反射部は、光源が配置される方向に沿った光入射面に沿った一方側の端部に対応する領域から他方側の端部に対応する領域にわたって反射シートに形成されている。このように構成すれば、光源近傍の放熱部材の温度が高くなりやすい領域に熱反射部を設けることができるので、熱反射部により放熱部材から放出された熱が表示部に伝達するのを効果的に抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、放熱部材から放熱された熱に起因して表示装置の表示品位が低下するのを抑制することができる。
本発明の一実施形態によるTVの全体構成を示した図である。 本発明の一実施形態によるTVのリアフレームに固定されたヒートシンクを示した図である。 本発明の一実施形態によるTVのヒートシンクを示した図である。 本発明の一実施形態によるTVの熱反射部を示した図である。 図1の500−500線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態によるTVのヒートシンクと熱反射部とを示した図である。 本発明の一実施形態の第1変形例によるTVのヒートシンクを示した図である。 本発明の一実施形態の第2変形例によるTVのヒートシンクを示した図である。 本発明の一実施形態の第3変形例によるTVのヒートシンクを示した図である。 本発明の一実施形態の第4変形例によるTVの熱反射部を示した図である。
以下、図1〜図6を参照して、本発明の一実施形態によるTV(テレビジョン装置)100の構成について説明する。なお、TV100は、本発明の「表示装置」の一例である。
本発明の一実施形態によるTV100は、図1に示すように、開口部1aを有するフロントフレーム1と、リアフレーム2(図2参照)とを備える。また、フロントフレーム1の開口部1aからは反射防止シート11(表示部10)が露出されるように構成されている。また、TV100は、受信部20により放送信号を受信可能なように構成されている。
TV100の内部には、図5および図6に示すように、ヒートシンク3と、複数のLED42(図6参照)を含むLEDモジュール4とが設けられている。また、ヒートシンク3の前面側(X1方向側)には、背面側(X2方向側)から順に、クッション5と、反射シート6と、導光板7と、光学シート8とが積層されている。また、LED基板41の前面側には、樹脂フレーム9が配置されている。また、樹脂フレーム9の前面側には、表示部10と、反射防止シート11とがこの順に配置されている。なお、LED42は、本発明の「光源」の一例である。
ここで、本実施形態では、リアフレーム2は、図2、図5および図6に示すように、ヒートシンク3の背面(X2方向側)に配置されている。また、リアフレーム2のY1方向側には、ヒートシンク3のY1方向への移動を規制するリブ状の規制部21(図2参照)が形成されている。また、リアフレーム2は、X1方向側の内面が黒色になるように、黒色の樹脂により形成されている。このような、黒色の樹脂は、赤外線(電磁波)として伝達される熱を効率よく吸収することが可能である。なお、ヒートシンク3は、本発明の「放熱部材」の一例である。
また、本実施形態では、図2、図5および図6に示すように、ヒートシンク3は、導光板7の背面側(X2方向側)に配置されている。また、ヒートシンク3の背面側にはリアフレーム2が配置されている。また、ヒートシンク3は、LED42の熱を放熱する機能を有している。また、ヒートシンク3は、たとえば、アルミニウムなどの金属材料により構成されている。また、ヒートシンク3は、図2、図3、図5および図6に示すように、ヒートシンク本体部31と、LED基板固定部32とを備える。また、ヒートシンク本体部31は、Y−Z方向に延びるように平坦面状に形成されている。また、LED基板固定部32は、ヒートシンク3のY1方向側の一部が前面側(X1方向側)に略垂直に折り曲げられて形成されている。
また、ヒートシンク3は、図2に示すように、導光板7のY1方向側の一部の領域に対応する形状に形成されている。具体的には、ヒートシンク3は、導光板7の光入射面71に沿った一方側(Z1方向側)の端部7a近傍の領域から他方側(Z2方向側)の端部7b近傍の領域にわたって形成されている。また、ヒートシンク3は、X方向から見て、平面視において、概略的には長方形形状を有している。
また、ヒートシンク3は、図2および図3に示すように、後述する熱反射部61により反射された熱をヒートシンク3の背面側(X2方向側)に逃すための複数個の熱逃がし孔33を含んでいる。ここで、複数個の熱逃がし孔33のうち、Y1側寄りの熱逃がし孔33の内径は相対的に小さく、Y2側寄りの熱逃がし孔33の内径は相対的に大きい。熱逃がし孔33は、LED42からの距離(Y方向)が大きくなるに従い、各々の位置(Y方向)でのZ方向に沿って配置された熱逃がし孔33の開口面積を足し合わせた合計開口面積が大きくなるように形成されている。熱逃がし孔33は、Y1方向側からY2方向側に向かうに従って、開口面積(熱逃がし孔33の内径)が徐々に大きくなるように形成されている。また、各々の熱逃がし孔33は、略円形状に形成されている。また、複数個の熱逃がし孔33は、Z方向に沿って、略直線状に配列されている。また、複数個の熱逃がし孔33は、Y方向に沿って、略直線状に配列されている。また、複数個の熱逃がし孔33は、互いに、所定の間隔Dを隔てて配置されている。具体的には、図2に示すように、複数個の熱逃がし孔33は、熱逃がし孔33の中心部Cが互いに一定の間隔Dを隔てて配置されている。なお、熱逃がし孔33は、本発明の「熱逃がし部」の一例である。
また、ヒートシンク3には、図2に示すように、反射シート6および導光板7を位置決めするための1対の凸部34が設けられている。また、凸部34は、ヒートシンク3のZ1方向側およびZ2方向側にそれぞれ1つずつ設けられている。また、凸部34は、X1方向側に突出するように形成されている。
LEDモジュール4は、図2に示すように、LED基板41と、LED基板41に実装される複数のLED42とを主に含んでいる。また、LED42は、導光板7の光入射面71に対向するように複数個配置されている。LED42は、導光板7を介して表示部10に光を供給するように構成されている。また、LEDモジュール4は、図2、図5および図6に示すように、TV100(図1参照)を正面から見た場合に、右側(Y1方向側)に配置されるように構成されている。また、LEDモジュール4は、LED基板41がヒートシンク3のLED基板固定部32のY2方向側の表面に両面テープ(図示せず)により固定されるように構成されている。
クッション5は、図5および図6に示すように、ヒートシンク3の前面側(X1方向側)に配置されている。また、クッション5は、Z方向における断面が略矩形形状を有するように構成されている。また、クッション5は、導光板7を前面側(X1方向側)に向けて支持するように構成されている。また、クッション5は、図5および図6に示すように、ヒートシンク3のLED基板固定部32から所定の間隔を隔てた位置に配置されている。また、クッション5は、衝撃を吸収する材料(たとえば、ウレタンフォームなど)により構成されている。
また、本実施形態では、反射シート6は、図4〜図6に示すように、導光板7のX2方向側に配置されている。反射シート6は、導光板7の背面(X2方向)に光が漏れるのを抑制する機能を有している。また、反射シート6は、導光板7に対応する形状に形成されている。また、反射シート6は、樹脂により形成されている。また、反射シート6は、図5および図6に示すように、導光板7とヒートシンク3との間に配置されるとともに、ヒートシンク3から放出された熱をヒートシンク3に向けて反射可能な熱反射部61を背面側(X2方向側)に含んでいる。また、熱反射部61とヒートシンク3は、互いに、前後方向(X方向)に所定の間隔を隔てて離間した状態で配置されている。また、反射シート6は、図4に示すように、上下方向(Z方向)に一対の位置決め部62を有している。位置決め部62は、ヒートシンク3の凸部34(図2参照)に対応する位置に形成されている。また、反射シート6は、位置決め部62をヒートシンク3の凸部34に係合させて所定の位置に配置されるように構成されている。
また、熱反射部61は、図4に示すように、平面視において、概略的には略長方形形状を有している。また、熱反射部61は、LED42が配置される方向(Z方向)に沿った側面6aに沿った一方側(Z2方向側)の端部6bに対応する領域から他方側(Z1方向側)の端部6cに対応する領域にわたって反射シート6に形成されている。また、熱反射部61は、図2および図6に示すように、光入射面71(図6参照)近傍に配置されている。また、熱反射部61は、図3および図4に示すように、ヒートシンク3に対応する形状に形成されている。
また、図2、図5および図6に示すように、ヒートシンク3の熱反射部61と対向する位置には、複数個の熱逃がし孔33が形成されている。また、図6に示すように、熱反射部61によりヒートシンク3に向けて反射された熱が複数個の熱逃がし孔33からヒートシンク3の背面側(X2方向側)に逃がされるように構成されている。また、熱反射部61は、図4〜図6に示すように、金属(たとえば、アルミニウム)製のテープを反射シート6の背面側に貼付することにより設けられている。なお、熱反射部61は、金属を蒸着することにより、反射シート6の背面側に金属製の熱反射層により構成されていてもよい。
また、本実施形態では、導光板7は、図1および図2に示すように、概略的には、略矩形形状に形成されている。また、導光板7は、表示部10の背面側(X2方向側)に配置されるとともに、LED42から出射されたバックライト光を表示部10に導く機能を有している。また、導光板7は、図6に示すように、LED42から出射された光が入射する光入射面71がLED42に対向するように構成されている。また、導光板7は、樹脂(たとえば、アクリル樹脂)により形成されている。また、導光板7は、図2に示すように、上下方向(Z方向)に一対の位置決め部72を有している。また、位置決め部72は、ヒートシンク3の凸部34に対応する位置に形成されている。また、導光板7は、位置決め部72を凸部34に係合させて所定の位置に配置されるように構成されている。
光学シート8は、図5および図6に示すように、導光板7の前面側(X1方向側)に設けられている。また、光学シート8は、導光板7から出射される光を効率よく表示部10に伝達する機能を有している。
樹脂フレーム9は、図5および図6に示すように、導光板7を所定の位置に固定するように構成されている。
表示部10(図6参照)は、前面側(X1方向側)において画像を表示するように構成されている。また、表示部10は、主に液晶セルにより構成されている。また、表示部10の前面側には、図5および図6に示すように、反射防止シート11が配置されている。
本実施形態では、上記のように、ヒートシンク3から放出された熱をヒートシンク3に向けて反射可能な熱反射部61を背面側に含む反射シート6を導光板7とヒートシンク3との間に配置するとともに、熱反射部61により反射された熱をヒートシンク3の背面側に逃すための熱逃がし孔33を含むようにヒートシンク3を構成することによって、熱反射部61によりヒートシンク3から放出された熱が反射シート6を介して導光板7に伝達するのを抑制しながら、熱反射部61により反射された熱をヒートシンク3の背面側に逃がして熱反射部61により反射された熱が熱反射部61(反射シート6)とヒートシンク3との間に蓄積されてしまうのを抑制することができる。これにより、ヒートシンク3から放熱された熱に起因して、ヒートシンク3の形状がユーザに視認されるのを抑制することができる。その結果、ヒートシンク3から放熱された熱に起因してTV100の表示品位が低下するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、反射シート6の熱反射部61と対向する位置に複数個の熱逃がし孔33を形成し、複数個の熱逃がし孔33からヒートシンク3の背面側に熱を逃がすようにヒートシンク3を構成することによって、熱反射部61によりヒートシンク3に向けて反射された熱を複数個の熱逃がし孔33を介して容易にヒートシンク3の背面側に逃がすことができるので、熱反射部61により反射された熱が熱反射部61(反射シート6)とヒートシンク3との間に蓄積されるのを容易に抑制することができる。
また、本実施形態では、LED42からの距離が大きくなるに従い、合計開口面積が大きくなるように熱逃がし孔33を形成することによって、LED42からの距離が相対的に小さい領域では、LED42の熱をヒートシンク3に効率よく吸収させることができるとともに、LED42からの距離が相対的に大きい領域では、熱反射部61によりヒートシンク3に向けて反射された熱を熱逃がし孔33を介して効率よくヒートシンク3の背面側に逃がすことができる。これにより、LED42を効率よく冷却しながら、ヒートシンク3から放熱された熱の影響によりTV100の表示品位が低下するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、前後方向に所定の間隔を隔てて離間した状態でヒートシンク3と反射シート6の熱反射部61とを配置するとともに、熱反射部61により反射された熱を熱逃がし孔33から背面側に逃がすようにヒートシンク3を構成することによって、ヒートシンク3と熱反射部61との間の空気を介してヒートシンク3から熱反射部61に熱が放出されるので、熱反射部61に対してヒートシンク3の熱を直接的に伝わりにくくすることができる。
また、本実施形態では、内面が黒色の色の樹脂製のリアフレーム2をヒートシンク3の背面に配置することによって、ヒートシンク3の背面側に逃がされた熱をリアフレーム2に効率よく吸収させることができる。これにより、熱反射部61により反射された熱が熱反射部61(反射シート6)とヒートシンク3との間に蓄積されてしまうのを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、樹脂により形成された反射シート6の背面側に、金属製の熱反射層を形成することによって、反射シート6が樹脂により形成されている場合でも、金属製の熱反射層によりヒートシンク3から放出された熱が表示部10に伝達するのを容易に抑制することができる。
また、本実施形態では、導光板7の光入射面71に対向するように複数個のLED42を配置するとともに、光入射面71に沿った一方側の端部6bに対応する領域から他方側の端部7bに対応する領域にわたって熱反射部61を形成することによって、LED42近傍のヒートシンク3の温度が高くなりやすい領域に熱反射部61を設けることができるので、熱反射部61によりヒートシンク3から放出された熱が表示部10に伝達するのを効果的に抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、本発明を表示装置としてのTV(テレビジョン装置)に適用する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、PC(Personal Computer)のモニタなどの他の表示装置にも適用可能である。
また、上記実施形態では、熱逃がし孔33の内径の大きさを変更することにより、LED42からの距離が大きくなるに従い、ヒートシンク3の熱逃がし孔33の合計開口面積が大きくなるように形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、図7に示す第1変形例のように、光源(LED42)からの距離が大きくなるに従い、熱逃がし孔233の内径の大きさが一定で、かつ、熱逃がし孔233の数が増えるように放熱部材203を構成することにより、光源からの距離が大きくなるに従い、放熱部材203の熱逃がし孔233の合計開口面積が大きくなるように形成してもよい。これにより、熱逃がし孔233の内径の大きさを変更しなくても、熱逃がし孔233の配置を変えるだけで、光源の熱を放熱部材203に効率よく熱を吸収させることができるとともに、光源からの距離が相対的に大きい領域では、熱反射部233により放熱部材203に向けて反射された熱を熱逃がし孔233を介して効率よく放熱部材203の背面側に逃がすことができる。また、本発明では、図8に示す第2変形例のように、光源からの距離が大きくなっても、熱逃がし孔333の内径の大きさが一定で、かつ、熱逃がし孔333の数が一定(熱逃がし孔333が分布する割合が一定)になるように放熱部材303を構成することによって、放熱部材303の熱逃がし孔333の合計開口面積が略一定になるように形成してもよい。これにより、熱逃がし孔333を複雑な配置にしなくてよいので、熱逃がし孔333を含む放熱部材303を容易に形成することができる。
また、図9に示す第3変形例のように、光源からの距離が大きくなるに従い、放熱部材403の熱逃がし孔433の合計開口面積が小さくなるように形成してもよい。これにより、熱反射部により放熱部材403に向けて反射された熱を光源近傍の熱逃がし孔433を介して、光源近傍で放熱部材403の背面側に迅速に逃がすことができるので、表示部の中央側に対応する放熱部材403の領域に拡散する熱量が減らされる分、表示部の中央側に対応する放熱部材403の領域に熱が蓄積されてしまうのを抑制することができる。その結果、表示装置の中央領域の表示品位が低下するのをより抑制することができる。
また、上記実施形態では、ヒートシンク3と熱反射部61とを、互いに、前後方向に所定の間隔を隔てて離間した状態で配置する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、放熱部材と熱反射部とを、互いに、前後方向に密着した状態で配置してもよい。これにより、表示装置の前後方向の厚みが大きくなるのを抑制することができる。
また、上記実施形態では、内面が黒色のリアフレーム2を設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、内面が黒色系の色(たとえば、濃灰色など)のリアフレームを設けてもよい。
また、上記実施形態では、リアフレーム2を樹脂で形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、リアフレームを金属で形成してもよい。これにより、放熱部材の背面側に逃がされた熱をリアフレームに吸収させて、容易に、外部に放出することができる。
また、上記実施形態では、反射シート6が、樹脂により形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、反射シートが、金属により形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、熱反射部61をヒートシンク3に対応する位置に設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、図10に示す第4変形例に示すように、熱反射部を反射シート506の背面側の表面の全域に形成してもよい。
また、上記実施形態では、導光板7のY1方向側の一部の領域に対応する形状のヒートシンク3を設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、導光板の略全体の領域に対応する形状の放熱部材を設けてもよい。
2 リアフレーム
3、203、303、403 ヒートシンク(放熱部材)
6、506 反射シート
7 導光板
6b 端部
6c 端部
10 表示部
33、233、333、403 熱逃がし孔(熱逃がし部)
42 LED(光源)
61 熱反射部
71 光入射面
100 TV(表示装置)

Claims (7)

  1. 前面側において画像を表示する表示部と、
    前記表示部の背面側に配置されるとともに、光源から出射されたバックライト光を前記表示部に導く導光板と、
    前記導光板の背面側に配置され、前記光源の熱を放熱する放熱部材と、
    前記導光板と前記放熱部材との間に配置されるとともに、前記放熱部材から放出された熱を前記放熱部材に向けて反射可能な熱反射部を背面側に含む反射シートとを備え、
    前記放熱部材は、前記熱反射部により反射された熱を前記放熱部材の背面側に逃すための熱逃がし部を含む、表示装置。
  2. 前記放熱部材の熱逃がし部は、複数個の熱逃がし孔からなり、
    前記複数個の熱逃がし孔は、前記反射シートの熱反射部と対向する位置に形成されており、
    前記熱反射部により前記放熱部材に向けて反射された熱が前記複数個の熱逃がし孔から前記放熱部材の背面側に逃がされるように構成されている、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記放熱部材の前記熱逃がし孔は、前記光源からの距離が大きくなるに従い、合計開口面積が大きくなるように形成されている、請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記放熱部材と前記反射シートの前記熱反射部とは、互いに、前後方向に所定の間隔を隔てて離間した状態で配置され、
    前記放熱部材は、前記熱反射部により反射された熱を前記熱逃がし孔から背面側に逃がすように構成されている、請求項2または3に記載の表示装置。
  5. 前記放熱部材の背面に配置される樹脂製のリアフレームをさらに備え、
    前記リアフレームは、内面が黒色系の色になるように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記反射シートは、樹脂により形成され、
    前記反射シートの背面側には、前記放熱部材から放出された熱を前記放熱部材に向けて反射可能な金属製の熱反射層が形成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記光源は、前記導光板の光入射面としての側面に対向するように複数個配置されており、
    前記熱反射部は、前記光源が配置される方向に沿った前記光入射面に沿った一方側の端部に対応する領域から他方側の端部に対応する領域にわたって前記反射シートに形成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示装置。

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