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JP2014008725A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2014008725A
JP2014008725A JP2012148261A JP2012148261A JP2014008725A JP 2014008725 A JP2014008725 A JP 2014008725A JP 2012148261 A JP2012148261 A JP 2012148261A JP 2012148261 A JP2012148261 A JP 2012148261A JP 2014008725 A JP2014008725 A JP 2014008725A
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Hitoshi Sasaki
仁士 佐々木
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】用紙を搬送する搬送ベルトの一部の領域を空吐出受け領域とするときに空吐出滴の廃液を確実に除去する必要がある。
【解決手段】搬送ベルト51の用紙を搬送する領域51Aを除く主走査方向の一部の領域は、記録ヘッド11から吐出される画像形成に寄与しない空吐出滴を受ける空吐出受け領域51Bを構成し、搬送ベルト51の用紙搬送方向上流側に、空吐出領域51Bを清掃する清掃部材71が配置され、記録ヘッド11から空吐出滴を吐出させる空吐出動作を行った直後に、搬送ベルト51を用紙搬送方向と逆方向に周回移動させ、清掃部材71で空吐出受け領域51Bを清掃して廃液を回収する。
【選択図】図5

Description

本発明は画像形成装置に関し、液滴を吐出する記録ヘッドを備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。
このような液体吐出記録方式の画像形成装置にあっては、記録ヘッドの状態を維持するために、画像形成中、待機中などに、記録ヘッドから画像形成に寄与しない液滴(空吐出滴)を空吐出受けに吐出する空吐出動作(予備吐出などとも称される)を行うようにしている。
従来、空吐出滴(予備吐出滴)を受ける無端状ベルト部材を備え、ベルト部材を傾斜させて配置するものが知られている(特許文献1参照)。
また、画像形成装置としては、液滴を水平方向に吐出させる記録ヘッドを備え、被記録媒体を垂直方向下方から上方に向けて搬送しながら画像を形成する水平打ち方式のものが知られている(特許文献2参照)。
特開2005−238610号公報 特開2012−101884号公報
ところで、被記録媒体を搬送する搬送ベルトの一部で空吐出受けを兼ねる構成を採用した場合、搬送ベルト上に着弾した空吐出滴の廃液を確実に除去できるようにすることが求められる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、被記録媒体を搬送する搬送ベルトの一部に着弾させた空吐出滴の廃液を確実に除去できるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、
液滴を吐出する記録ヘッドが搭載され、主走査方向に移動されるキャリッジと、
被記録媒体を、前記主走査方向と直交する方向に搬送する、周回移動可能に配置された搬送ベルトと、を備え、
前記搬送ベルトの前記被記録媒体を搬送する領域を除く主走査方向の一部の領域は、前記記録ヘッドから吐出される画像形成に寄与しない空吐出滴を受ける空吐出受け領域を構成し、
前記搬送ベルトの被記録媒体搬送方向上流側に、前記空吐出領域を清掃する清掃部材が配置され、
前記記録ヘッドから前記空吐出滴を吐出させる空吐出動作を制御する空吐出動作制御手段と、
前記搬送ベルトを被記録媒体搬送方向と逆方向に周回移動させ、前記清掃部材で前記空吐出受け領域を清掃させる回収動作を制御する回収動作制御手段と、を有し、
前記回収動作制御手段は、前記空吐出動作制御手段で前記空吐出動作が行われた直後に前記回収動作を開始する
構成とした。
本発明に係る画像形成装置によれば、被記録媒体を搬送する搬送ベルトの一部に着弾させた空吐出滴の廃液を確実に除去できる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の機構部の側面説明図である。 同じく図示を操作方向と反対方向から見た説明図である。 同じく回収部分の説明に供する要部側面説明図である。 制御部の概要の説明に供するブロック説明図である。 本発明の第1実施形態における空吐出動作及び回収動作の制御の説明に供するフロー図である。 同実施形態の説明に供する印刷中の要部側面説明図である。 同じく空吐出動作及び回収動作の説明に供する要部側面説明図である。 本発明の第2実施形態における空吐出動作及び回収動作の制御の説明に供するフロー図である。 本発明の第3実施形態における空吐出動作及び回収動作の制御の説明に供するフロー図である。 本発明の第4実施形態における空吐出動作及び回収動作の制御の説明に供するフロー図である。 本発明の第5実施形態における空吐出動作及び回収動作の制御の説明に供するフロー図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置について図1及び図2を参照して説明する。図1は同画像形成装置の機構部の側面説明図、図2は同じく図1を操作方向と反対方向から見た説明図である。
この画像形成装置は、シリアル型画像形成装置であり、装置本体1内には、側板2A、2Bに掛け渡された主ガイドロッド3及び従ガイドロッド4にてキャリッジ5が主走査方向に移動可能に保持されている。
このキャリッジ5を主走査方向に移動させるキャリッジ駆動機構101は、主走査方向の一方側に配置される駆動モータ6と、駆動モータ6によって回転駆動される駆動プーリ7と、主走査方向他方側に配置された図示しない従動プーリと、駆動プーリ7と従動プーリとの間に掛け回されたタイミングベルト9とを備える。
キャリッジ5には、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の液滴を吐出する2つの液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド11a、11b(区別しないときは「記録ヘッド11」という。)を、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、滴吐出方向を水平方向に向けて装着している。なお、キャリッジ5には、記録ヘッド11に液体を供給する液体カートリッジも交換可能に装着される。
つまり、液滴を吐出するノズルが形成されたノズル面が垂直方向に配置され、水平方向に向けて液滴を吐出する記録ヘッド11を備える水平打ち方式を採用している。
記録ヘッド11は、例えば、それぞれ複数の液滴を吐出するノズルが列設された2つのノズル列を有し、記録ヘッド11aの一方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、他方のノズル列はマゼンタ(Y)の液滴を、記録ヘッド11bの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、それぞれ吐出する。
なお、記録ヘッド11を構成する液体吐出ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。
また、キャリッジ5の走査方向一方側の非印字領域には維持回復機構(メンテナンス装置)20が配置されている。維持回復機構20は、記録ヘッド11のノズル面をキャッピングするキャップ21a、21bと、ノズル面をワイピング(払拭)するワイパ部材(ワイパブレード)22と、増粘した液体を排出するために画像形成に寄与しない液滴を吐出させる空吐出(予備吐出)を行うときの空液滴を受ける空吐出受け23などを備えている。一方のキャップ21aは図示しない吸引手段に接続されている。
給紙トレイ30の用紙10は、給紙コロ31などによって1枚ずつ分離されて給紙され、搬送ガイド部材32に沿って、用紙搬送機構102の搬送ベルト51と押えコロ52との間に送り込まれ、搬送ベルト51に吸着されて間欠的に搬送される。
用紙搬送機構102は、駆動ローラである搬送ローラ53と従動ローラ54との間に掛け渡した無端状の搬送ベルト51と、記録ヘッド11に対向する部分で搬送ベルト51の平面性を維持するプラテン部材55などを有している。
そして、従動ローラ54の用紙搬送方向(被記録媒体搬送方向)の下流側には、画像が形成された用紙Pを案内するガイド部材56と、用紙Pを装置本体1上面の排紙トレイ部58に排出する排紙ローラ対57とが配置されている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ30から用紙Pが1枚ずつ分離給紙され、用紙搬送機構102によって用紙Pが垂直方向下方から上方に向けて搬送される。そこで、キャリッジ駆動機構101によってキャリッジ5を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド11を駆動することにより、停止している用紙Pに液滴を吐出して1行分を記録し、用紙Pを所定量搬送後、次の行の記録を行い、記録が終了した用紙Pを排紙トレイ部58に排紙する。
そして、この画像形成装置において、搬送ベルト51の主走査方向の一部は、用紙Pを吸着して搬送する領域(これを「搬送領域51A」を構成し、搬送領域51A以外の領域は空吐出動作で吐出される空吐出滴を受ける空吐出受け領域51Bとして使用する。
なお、空吐出受け領域51Bは、維持回復機構20側に配置することもできるし、また、搬送領域51Aを挟んで両側に配置することもできる。
次に、搬送ベルトの空吐出受け領域に着弾された空吐出滴の廃液を回収する廃液回収部について図3を参照して説明する。図3は同廃液回収部の説明に供する説明図である。
搬送ベルト51の用紙搬送方向上流側であって、搬送ローラ53に対向する位置に、搬送ベルト51の空吐出受け領域51Bに接触して、空吐出受け領域51B上の廃液を掻き落して清掃する清掃部材71が配置されている。清掃部材71は弾性部材からなるブレード状部材である。
そして、この清掃部材71の下方には、清掃部材71で掻き落された廃液を収容保持する廃液収容部72が配置されている。
次に、制御部の概要について図4のブロック説明図を参照して説明する。
印刷制御部200は、図示しないパーソナルコンピュータなどの外部情報処理装置、画像読み取り装置などからの画像データを受領して、受領した画像データを記録ヘッド制御部230及び記録ヘッド駆動部231を介して記録ヘッド11を駆動制御することで、記録ヘッド11から画像データに応じた液滴を吐出させ、用紙P上に画像を形成させる。
このとき、印刷制御部200は、印刷に必要なタイミングで用紙搬送機構102、キャリッジ駆動機構101が動作するよう、用紙搬送機構制御部210、キャリッジ駆動機構制御部220に指示を与える。
用紙搬送機構制御部210は、用紙搬送機構102の搬送ローラ53に設けたエンコーダホイールとエンコーダセンサからなるホイールエンコーダ103からのエンコーダ信号を入力し、用紙Pの送り速度と位置を検出し、用紙搬送機構駆動部211を介して用紙搬送機構102を駆動制御し、用紙Pを所要の位置、速度、加速度で搬送する。
キャリッジ駆動機構制御部220は、主走査方向に配置されたエンコーダスケールとキャリッジ5に搭載されたエンコーダセンサからなるリニアエンコーダ104からのエンコーダ信号を入力し、キャリッジ5の速度と位置を検出し、キャリッジ駆動機構駆動部221を介してキャリッジ駆動機構101を駆動制御し、キャリッジ5を所要の位置、速度、加速度で移動走査させる。
空吐出動作及び回収制御部240は、キャリッジ駆動機構制御部220に対し、記録ヘッド11が搬送ベルト51の空吐出受け領域51Bに対向する位置までキャリッジ5を移動させるように指示を与え、記録ヘッド制御部230に対し、記録ヘッド11から画像形成に寄与しない空吐出滴を吐出させるように指示を与える。
また、空吐出動作及び回収制御部240は、空吐出動作終了後に、用紙搬送機構制御部210に対して、搬送ベルト51を用紙搬送方向と逆方向に周回移動(逆転)させるように指示を与える。
次に、本発明の第1実施形態における空吐出動作及び回収動作の制御について図5のフロー図を参照して説明する。ここでは、併せて図6及び図7の説明図も参照する。
まず、待機状態において、ホスト側から印刷ジョブを受領することで印刷ジョブを開始し、用紙Pを給紙して、図6に示すように、用紙Pを搬送ベルト51で吸着して、垂直方向下方から上方に向けて間歇的に搬送しながら、記録ヘッド11から液滴400を吐出して用紙Pに画像を形成し、画像が形成された用紙Pを排紙する。
そして、空吐出動作が必要か否かを判別して、空吐出動作が必要であるときには、記録ヘッド11を搬送ベルト51の空吐出受け領域51Bに対向させて空吐出滴を吐出させる。これにより、図7に示すように、吐出された空吐出滴300は空吐出受け領域51Bに付着し、重力で下方に移動する。
この空吐出動作を行った直後に、図7に示すように、搬送ベルト51を逆転して(矢印方向に周回移動させ)、空吐出受け領域51Bに付着した空吐出滴の廃液301を清掃部材71によって掻き落させて廃液収容部72に回収する。
その後、次の給紙があるか否かを判別して、次の給紙があれば上述した処理を繰り返し、次の給紙がなければ、印刷ジョブを終了し、次の印刷ジョブがあるか否かを判別して、次の印刷ジョブがあれば、ジョブの開始処理に戻り、次の印刷ジョブがなければこの処理を終了する。
このように、ここでは画像形成中は空吐出動作を行わないで、一枚の用紙Pへの画像形成が完了して装置本体1外に排出された後に、空吐出動作を行い、搬送ベルト51を逆転して廃液を回収する。
つまり、画像形成中に空吐出動作を行うと、搬送ベルト51の空吐出受け領域51Bに付着した空吐出滴300は用紙Pとともに送られてしまい、形成する画像に影響を及ぼすおそれがあるためである。
次に、本発明の第2実施形態における空吐出動作及び回収動作の制御について図8のフロー図を参照して説明する。
まず、待機状態において、ホスト側から印刷ジョブを受領することで印刷ジョブを開始し、用紙Pを給紙して、用紙Pを搬送ベルト51で吸着して、垂直方向下方から上方に向けて間歇的に搬送しながら、記録ヘッド11から液滴を吐出して用紙Pに画像を形成し、画像が形成された用紙Pを排紙する。
そして、次の給紙があるか否かを判別する。
ここで、次の給紙があれば、そのまま給紙を行う処理に戻って上述した処理を繰り返す。
これに対して、次の給紙がなければ、空吐出動作が必要か否かを判別して、空吐出動作が必要であるときには、記録ヘッド11を搬送ベルト51の空吐出受け領域51Bに対向させて空吐出滴を吐出させる。
この空吐出動作を行った直後に、搬送ベルト51を逆転して、空吐出受け領域51Bに付着した空吐出滴の廃液を清掃部材71によって掻き落させて廃液収容部72に回収する。
その後、印刷ジョブを終了し、次の印刷ジョブがあるか否かを判別して、次の印刷ジョブがあれば、ジョブの開始処理に戻り、次の印刷ジョブがなければこの処理を終了する。
このように、ここでは画像形成中及び画像形成終了後次の給紙があるときには、空吐出動作を行わないで、一枚の用紙Pへの画像形成が完了して装置本体1外に排出された後で、次の給紙がないときに、空吐出動作を行い、搬送ベルト51を逆転して廃液を回収する。
つまり、前記第1実施形態に加えて、次の給紙があるときにも回収動作を行わないのは、次の給紙があるときに回収動作を行うと、印刷完了までの時間が長くなり、生産性が低下するためである。
次に、本発明の第3実施形態における空吐出動作及び回収動作の制御について図9のフロー図を参照して説明する。
まず、待機状態において、ホスト側から印刷ジョブを受領することで印刷ジョブを開始し、用紙Pを給紙して、用紙Pを搬送ベルト51で吸着して、垂直方向下方から上方に向けて間歇的に搬送しながら、記録ヘッド11から液滴を吐出して用紙Pに画像を形成し、画像が形成された用紙Pを排紙する。
そして、次の給紙があるか否かを判別する。
ここで、次の給紙があれば、そのまま給紙を行う処理に戻って上述した処理を繰り返す。
これに対して、次の給紙がなければ、印刷ジョブを終了し、次の印刷ジョブがあるか否かを判別する。
ここで、次の印刷ジョブがあれば、ジョブの開始処理に戻る。
これに対し、次の印刷ジョブがなければ、空吐出動作が必要か否かを判別して、空吐出動作が必要であるときには、記録ヘッド11を搬送ベルト51の空吐出受け領域51Bに対向させて空吐出滴を吐出させる。
この空吐出動作を行った直後に、搬送ベルト51を逆転して、空吐出受け領域51Bに付着した空吐出滴の廃液を清掃部材71によって掻き落させて廃液収容部72に回収して、この処理を終了する。
このように、ここではすべての印刷ジョブが終了するまで、空吐出動作を行わないで、すべての印刷ジョブが終了した後、空吐出動作を行い、搬送ベルト51を逆転して廃液を回収する。
つまり、複数の印刷ジョブがある場合に、すべての印刷ジョブが完了する前に回収動作を行うと、印刷終了までの時間が長くなり、生産性が低下するためである。
次に、本発明の第4実施形態における空吐出動作及び回収動作の制御について図10のフロー図を参照して説明する。
まず、待機状態において、ホスト側から印刷ジョブを受領することで印刷ジョブを開始し、用紙Pを給紙して、用紙Pを搬送ベルト51で吸着して、垂直方向下方から上方に向けて間歇的に搬送しながら、記録ヘッド11から液滴を吐出して用紙Pに画像を形成する印刷動作(画像形成動作)を開始する。
その後、印刷動作中の空吐出動作が必要か否かを判別する。
ここで、画像形成中の空吐出動作が必要であるときには、空吐出動作で吐出させる空吐出滴の滴量(空吐出量)が予め定めた所定値(閾値)以下か否かを判別する。
このとき、空吐出動作で吐出させる空吐出量が予め定めた所定値(閾値)以下であるときには、記録ヘッド11を搬送ベルト51の空吐出受け領域51Bに対向させて空吐出滴を吐出させる空吐出動作を行う。
これに対し、空吐出動作で吐出させる空吐出量が予め定めた所定値(閾値)を超えるときには、排紙後に空吐出動作を実施することを記憶する。
その後、印刷終了か否かを判別し、印刷終了でなければ印刷を継続する。
そして、印刷終了になれば、画像が形成された用紙Pを排紙する。
その後、印刷中(画像形成中)に空吐出動作を行ったか否かを判別し、印刷中(画像形成中)に空吐出動作を行ったときには、搬送ベルト51を逆転して、空吐出受け領域51Bに付着した空吐出滴の廃液を清掃部材71によって掻き落させて廃液収容部72に回収する。
また、印刷中(画像形成中)に空吐出動作を行っていないときには、排紙後の空吐出動作が必要か否かを判別し、排紙後の空吐出動作が必要であるときには、記録ヘッド11を搬送ベルト51の空吐出受け領域51Bに対向させて空吐出滴を吐出させる空吐出動作を行う。そして、搬送ベルト51を逆転して、空吐出受け領域51Bに付着した空吐出滴の廃液を清掃部材71によって掻き落させて廃液収容部72に回収する。
その後、次の給紙があるか否かを判別し、次の給紙があれば、そのまま給紙を行う処理に戻って上述した処理を繰り返し、次の給紙がなければ、印刷ジョブを終了し、次の印刷ジョブがあるか否かを判別し、次の印刷ジョブがあれば、ジョブの開始処理に戻り、次の印刷ジョブがなければ、この処理を終了する。
このように、空吐出動作で吐出する滴量(空吐出量)に応じて、空吐出動作を実施するタイミングを変えている。
つまり、空吐出量が少量の場合、印刷中に空吐出を実施してすぐに回収しなくても、空吐出受け領域以外に廃液が飛ぶといった周りへの影響が少ないと考えられる。そこで、この場合は、空吐出動作は印刷中に実施し、廃液の回収は用紙排紙後に行うようにしている。
これに対し、空吐出量が多い場合には、周りへの影響が出る可能性が大きくなると考えられるので、用紙排紙後に空吐出動作を実施して廃液を回収する。
これにより、印刷中にもノズルの状態を改善したい場合にも対応することができるようになる。
次に、本発明の第5実施形態における空吐出動作及び回収動作の制御について図11のフロー図を参照して説明する。
まず、待機状態において、ホスト側から印刷ジョブを受領することで印刷ジョブを開始し、用紙Pを給紙して、用紙Pを搬送ベルト51で吸着して、垂直方向下方から上方に向けて間歇的に搬送しながら、記録ヘッド11から液滴を吐出して用紙Pに画像を形成する印刷動作(画像形成動作)を開始する。
その後、印刷中の空吐出動作が必要か否かを判別する。
ここで、画像形成中の空吐出動作が必要であるときには、空吐出量が予め定めた所定値(閾値)以下か否かを判別する。
このとき、空吐出量が予め定めた所定値(閾値)以下であるときには、記録ヘッド11を搬送ベルト51の空吐出受け領域51Bに対向させて空吐出滴を吐出させる空吐出動作を行う。そして、空吐出滴が着弾位置を記憶保持する。
これに対し、空吐出量が予め定めた所定値(閾値)を超えるときには、排紙後に空吐出動作を実施することを記憶する。
その後、印刷終了か否かを判別し、印刷終了でなければ印刷を継続する。
そして、印刷終了になれば、画像が形成された用紙Pを排紙する。
その後、印刷中(画像形成中)に空吐出動作を実施したか否かを判別する。
ここで、印刷中(画像形成中)に空吐出動作を行ったときには、印刷動作で搬送ベルト51が移動した移動量と記憶保持している空吐出滴の着弾位置とから、搬送ベルト51上での空吐出滴の現在位置を算出する。
そして、空吐出滴の現在位置から清掃部材71までの距離が、搬送ベルト51を正転するとき(正転時)の方が、搬送ベルト51を逆転するとき(逆転時)よりも大きい(正転時>逆転時)か否かを判別する。
このとき、正転時>逆転時であれば、搬送ベルト51を逆転する方がより短い時間で着弾した空吐出滴を清掃部材71の位置に移動できるので、搬送ベルト51を逆転して、空吐出受け領域51Bに付着した空吐出滴の廃液を清掃部材71によって掻き落させて廃液収容部72に回収する。
一方、正転時>逆転時でなければ、搬送ベルト51を正転する方がより短い時間で着弾した空吐出滴を清掃部材71の位置に移動できるので、搬送ベルト51を正転して、空吐出滴が清掃部材71の位置を通過するまで移動させ、その後、搬送ベルト51を逆転して、空吐出受け領域51Bに付着した空吐出滴の廃液を清掃部材71によって掻き落させて廃液収容部72に回収する。
また、印刷中(画像形成中)に空吐出動作を行っていないときには、排紙後の空吐出動作が必要か否かを判別し、排紙後の空吐出動作が必要であるときには、記録ヘッド11を搬送ベルト51の空吐出受け領域51Bに対向させて空吐出滴を吐出させる空吐出動作を行う。そして、搬送ベルト51を逆転して、空吐出受け領域51Bに付着した空吐出滴の廃液を清掃部材71によって掻き落させて廃液収容部72に回収する。
その後、次の給紙があるか否かを判別し、次の給紙があれば、そのまま給紙を行う処理に戻って上述した処理を繰り返し、次の給紙がなければ、印刷ジョブを終了し、次の印刷ジョブがあるか否かを判別し、次の印刷ジョブがあれば、ジョブの開始処理に戻り、次の印刷ジョブがなければ、この処理を終了する。
このように、本実施形態では、印刷動作中に実施した空吐出動作について、空吐出滴を清掃部材の位置まで移動させるのに、距離が短くなる回転方向を判断・選択する。つまり、印刷中に空吐出されて搬送ベルトに着弾した空吐出滴は、印刷動作による搬送ベルトの移動に伴って、空吐出された位置から移動している。そのため、回収するときに搬送ベルトを逆転させたほうが清掃部材に近いとは限らないので、距離が短くなる搬送ベルトの回転方向(周回方向)を判別して、判別した方向に回転させるようにしている。なお、排紙後に空吐出動作を行った場合については、搬送ベルトを逆転させた方が清掃部材までの距離が必ず短くなるので、印刷中の空吐出に対応する上記処理は不要である。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、上記実施形態では、用紙を鉛直方向に沿う方向(垂直方向)に搬送し、液滴を水平方向に吐出する例で説明しているが、用紙を鉛直方向に沿う方向(垂直方向)に対して傾斜した方向に搬送し、液滴を水平方向に対して傾斜した方向に吐出する構成、あるいは、用紙を水平方向に搬送し、液滴を垂直方向下向き吐出する構成であっても、本発明を同様に適用することができる。
5 キャリッジ
11、11a、11b 記録ヘッド
51 搬送ベルト
51A 搬送領域
51B 空吐出受け領域
71 清掃部材

Claims (7)

  1. 液滴を吐出する記録ヘッドが搭載され、主走査方向に移動されるキャリッジと、
    被記録媒体を、前記主走査方向と直交する方向に搬送する、周回移動可能に配置された搬送ベルトと、を備え、
    前記搬送ベルトの前記被記録媒体を搬送する領域を除く主走査方向の一部の領域は、前記記録ヘッドから吐出される画像形成に寄与しない空吐出滴を受ける空吐出受け領域を構成し、
    前記搬送ベルトの被記録媒体搬送方向上流側に、前記空吐出領域を清掃する清掃部材が配置され、
    前記記録ヘッドから前記空吐出滴を吐出させる空吐出動作を制御する空吐出動作制御手段と、
    前記搬送ベルトを被記録媒体搬送方向と逆方向に周回移動させ、前記清掃部材で前記空吐出受け領域を清掃させる回収動作を制御する回収動作制御手段と、を有し、
    前記回収動作制御手段は、前記空吐出動作制御手段で前記空吐出動作が行われた直後に前記回収動作を開始する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記空吐出動作制御手段は、前記記録ヘッドで画像を形成される前記被記録媒体が装置本体外に排出された後に、前記空吐出動作を開始することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記空吐出動作制御手段は、前記記録ヘッドで画像を形成される前記被記録媒体が装置本体外に排出され、かつ、次に画像を形成する前記被記録媒体がないときに、前記空吐出動作を開始することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記空吐出動作制御手段は、前記記録ヘッドで画像を形成される前記被記録媒体が装置本体外に排出され、かつ、次の印刷ジョブがないときに、前記空吐出動作を開始することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記空吐出動作制御手段は、
    画像形成中に前記空吐出動作を行なうか否かを判別する手段と、
    前記空吐出動作で吐出させる前記空吐出滴の滴量が予め定めた所定値以下か否かを判別する手段と、を有し、
    前記画像形成中に前記空吐出動作で吐出させる前記空吐出滴の滴量が前記所定値以下であるときには、前記画像形成中に前記空吐出動作を行い、
    前記画像形成中に前記空吐出動作で吐出させる前記空吐出滴の滴量が前記所定値を超えるときには、前記空吐出動作の開始を前記画像形成中の前記被記録媒体が装置本体外に排出されるまで待機し、
    前記回収動作制御手段は、
    前記画像形成中に前記空吐出動作が行なわれたときには、前記回収動作を画像形成中の前記被記録媒体が装置本体外に排出されるまで待機する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成中の前記空吐出動作によって前記搬送ベルトの空吐出受け領域に着弾した空吐出滴の現在位置を算出する手段と、
    前記搬送ベルトを正転移動させる方向及び逆転移動させる方向における、前記着弾した空吐出滴の現在位置から前記清掃部材までの距離の大小関係を判別する手段と、を有し、
    前記回収動作制御手段は、
    前記画像形成中に前記空吐出動作が行なわれ、前記回収動作を画像形成中の前記被記録媒体が装置本体外に排出されるまで待機したときには、前記着弾した空吐出滴の現在位置から前記清掃部材までの距離が短くなる方向に前記搬送ベルトを周回移動させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記記録ヘッドは、液滴を水平方向に向けて吐出する姿勢で前記キャリッジに搭載され、
    前記搬送ベルトは、前記被記録媒体を垂直方向下方から上方向に向けて搬送する
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
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