JP2014065054A - Method for processing metal, metallic material, method for manufacturing metal resin composite material, and apparatus for processing metallic material - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、金属材料と樹脂材料の接合方法に関する。 The present invention relates to a method for joining a metal material and a resin material.
ノートパソコンやPDA等の携帯用端末では、薄型・軽量化、耐衝撃性向上の観点から、外装部に金属筐体(アルミニウムやマグネシウムなど)が使われるものがある。また、前記携帯用端末では無線LANが主流であり使用するアンテナは携帯用端末の液晶側、もしくは本体側に内蔵されている。さらに昨今では高速無線LANに対応するため、液晶側にアンテナを内蔵するタイプが主流となっている。 Some portable terminals such as notebook personal computers and PDAs use a metal casing (aluminum, magnesium, etc.) for the exterior part from the viewpoints of reduction in thickness and weight and improvement in impact resistance. In the portable terminal, a wireless LAN is the mainstream, and an antenna to be used is built in the liquid crystal side or the main body side of the portable terminal. Furthermore, in recent years, in order to support high-speed wireless LAN, a type in which an antenna is built in the liquid crystal side has become mainstream.
前記金属筐体は電波を遮断してしまうため、アンテナを内蔵するためには、少なくともアンテナが設置されている部分は、電波透過性の物質とする必要がある。そこで、アンテナ設置部分を樹脂部品に置き換え、金属と樹脂を接合する方法が一般的に用いられている。 Since the metal housing blocks radio waves, in order to incorporate an antenna, at least a portion where the antenna is installed needs to be made of a radio wave permeable substance. Therefore, a method is generally used in which the antenna installation portion is replaced with a resin component and a metal and a resin are joined.
金属材料と樹脂材料の接合方法としては、接着剤や粘着テープなどで接着する方法や、金属表面処理により密着性を高めて、金属と樹脂を直接接合する方法などが多く用いられてきたが、いずれの方法にも問題点があった。 As a joining method of a metal material and a resin material, a method of adhering with an adhesive or a pressure-sensitive adhesive tape or a method of directly adhering a metal and a resin by increasing adhesion by a metal surface treatment has been used. There was a problem with either method.
まず接着では、購入資材が必要であるとか、接合強度が低いなどの問題があった。また金属表面処理では、めっき処理や、エッチング加工などを用いていたため、処理工程が多いとか、有害性のある薬剤の使用による環境負荷が大きい、などの問題があった。 First, there were problems such as the need for purchased materials and low bonding strength. In addition, since the metal surface treatment uses plating treatment, etching treatment, and the like, there are problems such as a large number of treatment steps and a large environmental load due to the use of harmful chemicals.
上記問題を解決するための方法が、例えば特許文献1に開示されている。図21はこの方法を示す断面図である。まず図21(a)のように金属101の表面に、接合面(金属101の表面)と所定の角度を成すように第1の傾斜穴102を形成する。傾斜穴の形成には、放電加工、ドリル穴加工、プレス穴加工、レーザ加工のいずれかが用いられる。次に加工装置の加工角度を変更して、図21(b)のように、接合面との傾斜角が第1の傾斜穴102とは異なる第2の傾斜穴103を形成する。さらに第3の傾斜穴、第4の傾斜穴、・・といった傾斜角の異なる傾斜穴を形成する場合は、加工角度の変更と加工を繰り返し行う。次に図21(c)のように、射出成形により樹脂104を一体成形し、金属と樹脂との接合が完了する。なお樹脂を成形する前に、傾斜穴に接着剤を塗布しておくと、接合強度をさらに高めることが出来る。
A method for solving the above problem is disclosed in
図22は特許文献1の方法の変形例である。この例では図22(a)に示すように、まず傾斜穴を形成したい箇所にV字溝105を形成する。V字溝の形成にはプレス加工を用いる。次いで図22(b)のように第1の傾斜穴102を形成する。V字溝105を設けたことによって、ドリル穴加工の場合はドリル先端が金属表面に対して垂直に当たるため、加工が正確になり、また工具への負荷も軽くなる。レーザ加工の場合は、光が斜めに入射することによる損失を防ぐことが出来る。すなわち、入射するレーザ光のパワーをフルに利用することが出来る。次に加工装置の加工角度を変更して図22(c)のように第2の傾斜穴103を形成する。さらに角度の異なる傾斜穴を形成する方法、および樹脂104を成形する方法は図21の例と同様である。
FIG. 22 shows a modification of the method of
以上の方法によれば、傾斜穴102、103に入り込んだ樹脂がフックとして作用するため、垂直な穴を形成した場合よりも高い接着効果が得られる。また複数の傾斜穴の角度が異なっているため、様々な方向からの外力に耐える強い接合が得られる。
According to the above method, since the resin that has entered the
しかしながら特許文献1の方法には下記のような問題点があった。本従来例では、傾斜穴の形成を放電加工、ドリル穴加工、プレス穴加工、レーザ加工のいずれかで行っている。これらの方法では、異なる傾斜角の傾斜穴を形成するためには、それぞれの傾斜角毎に加工装置の角度を調整する工程が必要になる。このため傾斜角のバリエーションを増やすとそれに比例して工程が増加するという問題点があった。
However, the method of
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、加工装置の角度調整をすることなく、異なる角度の傾斜穴を形成する方法を提供することである。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a method for forming inclined holes having different angles without adjusting the angle of the processing apparatus.
上記目的を達成するため、本発明では、一面が第1の面形状を有する金属材料を湾曲させて、前記一面を前記第1の面形状とは異なる第2の面形状に変形する工程と、前記第2の面形状の平均平面に対して所定角度をなす複数の凹形状を前記一面に形成する工程と、前記金属を湾曲させて前記一面を前記第2の面形状とは異なる第3の面形状に変形する工程を有する。 In order to achieve the above object, in the present invention, a step of deforming the one surface into a second surface shape different from the first surface shape by curving a metal material having one surface having a first surface shape; A step of forming a plurality of concave shapes forming a predetermined angle with respect to the average plane of the second surface shape on the one surface, and a third surface different from the second surface shape by curving the metal. A step of deforming into a surface shape.
本発明の効果は、簡便にアンカー効果の高い金属表面を得られることである。 The effect of the present invention is that a metal surface having a high anchor effect can be easily obtained.
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1(a)〜(f)に本実施の形態における金属材料接合面の加工方法を示す。
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(First embodiment)
1A to 1F show a method for processing a metal material joint surface in the present embodiment.
本実施の形態ではプレス装置を用いる。プレス装置は図1に示すように、それぞれが独立に移動可能な押し型1と固定型2、および受け型3を有する。押し型1は受け型3との対向面が曲面となっており、さらにその表面に微細な凸形状4が複数形成されている。固定型2は押し型1の周囲に配置され、受け型3との対向面は押し型1の曲面の延長となるような曲面となっている。受け型3の対向面は押し型1、及び、固定型2に金属材料5の厚みを加えた寸法の曲面となっている。
In this embodiment, a press device is used. As shown in FIG. 1, the pressing device has a
図1では金属材料4が平板である場合を例示しているが、押し型1及び固定型2と受け型3の間に挟みこんだときに、これらが形成する曲面に倣うことが可能な形状、および材料であれば同様に用いることが出来る。
FIG. 1 illustrates the case where the metal material 4 is a flat plate. However, when the metal material 4 is sandwiched between the
次に加工方法について説明する。まず図1(a)のように、金属材料4を押し型1および固定型2と受け型3の間に配置する。
Next, a processing method will be described. First, as shown in FIG. 1A, the metal material 4 is disposed between the
次いで図1(b)のように、固定型2を移動し、固定型2の下面と受け型3の上面で金属材料4を挟み込む。この時、金属材料5は受け型3の曲面に倣うように保持される。また、固定型2と受け型3の周囲にはみ出している余長部分があった方が、加工後の弾性復元のためには望ましい。
Next, as shown in FIG. 1B, the fixed
次に図1(c)のように、押し型1を移動させて受け型3との間でプレスする。プレスによって押し型1に設けられた微細な凸形状4が金属材料5に対し押し込まれる。この塑性加工により、金属材料5表面には押し型1の移動方向に平行な側壁を持つ凹形状6が形成される。
Next, as shown in FIG. 1C, the
次に図1(d)のように、固定型2と受け型3で金属材料5の周囲を固定した状態で、押し型1を離型する。
Next, as shown in FIG. 1D, the
次に図1(e)のように、固定型2を離型する。離型すると、金属材料5は弾性復元によって、元の平板形状に戻る。
Next, the fixed
最後にプレス装置から加工後の金属材料5を取り出し、図1(f)のように加工が完了する。
Finally, the processed
次に本実施の形態によって形成される凹形状6について、具体な実施例を用いて詳述する。図2は金属材料5が湾曲した状態で凹形状が形成された状態(a)、これが弾性復元によって平板に戻った状態(b)、このときの一部の凹形状6を拡大したもの(c)を模式的に示している。この実施例では、金属材料5の長さが50mm、受け型3の曲率半径が50mmである。また角度を曲面の最下部を0度として定義する。ここで、0度の点に位置する凹形状6a、15度の点に位置する凹形状6b、30度の点に位置する6cに注目する。
Next, the
金属材料5が曲げられた図2(a)の状態で、それぞれの凹形状6は0度の方向に延伸する形になっている。これが平板形状に復元した図2(b)の状態では、金属材料5表面に対して角度を持ったものになる。ここで述べる角度とは、凹部6の開口部の中心と凹部の底とを結ぶ線分と、金属材料5表面に立てた法線が成す角度のことである。
In the state of FIG. 2A in which the
図2(a)と図2(b)における前記の3点の凹形状6を抜き出して拡大したものが図2(c)である。図2(c)から明らかなように6aは0度、6bは15度、6cは30度、それぞれ金属材料5表面に対してその中心線が角度を持った凹形状6となっている。このため、樹脂と接合した場合、端に行くほど高いアンカー効果が得られる。なお、上記説明では、15度、30度と比較的大きな角度を用いて説明したが、傾斜角があれば、それに応じたアンカー効果が生じるので、上記角度の大きさに囚われるものではない。
FIG. 2C is an enlarged view of the three
図3に、上記の実施例のように加工された金属材料5に樹脂を接合する方法を示す。まず図3(a)のように射出成形金型7に金属材料5をセットする。次いで図3(b)のように金型にシリンダ8を取り付け溶融した樹脂9を金型内に注入する。次に、冷却して樹脂9を固化した後、取り出し、図3(c)のような金属樹脂接合体10が完成する。このように形成された金属樹脂接合体10は、図2で説明したように、端に近いほどアンカー効果が高い。すなわち、端部の接合強度が高いため、金属材料5と樹脂9が剥離しにくいという効果が得られる。
FIG. 3 shows a method of joining a resin to the
また樹脂9を接合するのに接着剤11を用いても良い。図4はこのような例を示す断面図である。まず図4(a)のように、本発明の凹部6が形成された金属材料5を用意する。次いで図4(b)のように接着剤11を塗布する。次に図4(c)のように板状の樹脂9を接着する。接着剤11を用いた場合も、アンカー効果によって接着剤11と金属材料の5の接着強度が高まっているため、樹脂9と金属材料5を強固に接合することができる。
An adhesive 11 may be used to join the
以上説明したように、本実施の形態によれば、種々異なる角度の凹形状を形成できるため、高いアンカー効果を生じる金属材料を得ることができる。またこれを利用して、樹脂9と金属材料5を強固に接合できる。さらに加工装置の角度調整を行うことなく加工できるため、従来の加工方法に比べて大幅に処理時間を短縮することができる。
(第2の実施の形態)
図5は本発明第2の実施の形態を示す断面図である。本実施の形態では放電加工電極12を用いた形彫放電加工によって凹形状6を形成する。その他の工程は実施の形態1と同様である。なお、凹形状6の形成には、ドリル、その他による切削加工も用いることが出来る。
(第3の実施の形態)
図6は、本発明第3の実施の形態を示す断面図である。本実施の形態ではレーザ13から出射されるレーザ光14を用いて凹形状6を形成する。その他の工程は実施の形態1と同様である。
(第4の実施の形態)
図7は第4の実施の形態を示す模式図で、(a)が平面図、(b)が断面図である。本実施の形態では、凹形状6をストライプに形成している。このときの凹形状6の中心線は、実施の形態1〜3と同様に端に近いほど角度が大きくなるように形成されている。本実施の形態の加工は、高速で動作するダイサーやフライス盤などを用いて行えるため、金型では対応し難いような大面積の金属材料5の加工に適している。
(第5の実施の形態)
本実施の形態では、固定型2と受け型3の保持を解除した後に、金属材料5の形状が元の平板形状に復元しなかった場合に加工方法である。図8は、本発明第5の実施の形態を示す断面図である。まず図8(a)のように実施の形態1〜4までの加工方法により凹形状6を形成する。次に固定型2と受け型3による金属材料5の保持を解除して金属材料5を取り出す。この時金属材料5は加工時に作られた変形が完全には戻らない状態になっている。次に図8(b)のように平板押し型15と平板受け型16を備えたプレス機にセットする。次に図8(c)のように、平板押し型15と平板受け型16によって、金属材料5をプレスする。次に金属材料5をプレス機から取り出し、図8(d)のように、平板形状の金属材料5が完成する。
(第6の実施の形態)
図9は本実施の形態を示す断面図である。本実施の形態では金属材料5を上に凸の面形状に湾曲させて、凹形状6を形成する。押し型1、固定型2、受け型3の面形状が上に凸となっている以外の加工手順については第1の実施の形態と同様である。
As described above, according to the present embodiment, since concave shapes having different angles can be formed, a metal material that produces a high anchor effect can be obtained. Moreover, using this, the
(Second Embodiment)
FIG. 5 is a sectional view showing a second embodiment of the present invention. In the present embodiment, the
(Third embodiment)
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a third embodiment of the present invention. In the present embodiment, the
(Fourth embodiment)
7A and 7B are schematic views showing the fourth embodiment, where FIG. 7A is a plan view and FIG. 7B is a cross-sectional view. In the present embodiment, the
(Fifth embodiment)
In the present embodiment, the processing method is used when the shape of the
(Sixth embodiment)
FIG. 9 is a cross-sectional view showing the present embodiment. In the present embodiment, the
上に凸とすることには下に凸の場合になかったメリットがある。図10はその概念を示す断面模式図である。図10(a)は金属材料5を上に凸として凹形状6を形成した状態を示している。ここで凹形状6の側壁17は金属材料5表面の法線に対してθの傾きを持って形成されている。図10(b)は金属材料5を平板形状に戻した状態を示している。図10(b)に示すように、このとき、凹形状6の径は開口部に近いほど小さくなり、側壁17はθだけ内側に傾く。すなわち側壁17はオーバーハング形状を形成する。オーバーハング形状になることにより、さらにアンカー効果が高められる。なお、説明のため寸法は幅広に描いているが、本発明の適用はこの寸法に縛られるものではない。
(第7の実施の形態)
本実施の形態では、金属材料5に凹形状6を形成した後、平板形状以外の面形状に変形し樹脂9と接合している。図11はこの技術を示す断面図である。
Protruding upward has an advantage not found in the case of convex downward. FIG. 10 is a schematic cross-sectional view showing the concept. FIG. 10A shows a state in which the
(Seventh embodiment)
In this embodiment, after forming the
まず図11(a)のように、金属材料5を下に凸の曲面にして、凹形状6を形成する。次に図11(b)のように金属材料5を上に凸の曲面に変形した後、樹脂9を一体に形成している。この部品の場合、剥離力の加わりやすい部品の端部に近いほど接合強度が高くなっているため、全体の強度が増している。
(第8の実施の形態)
本実施の形態では、凹形状6を形成する時の、金属材料5の面形状を一つの凸曲面あるいは凹曲面ではなく、複雑に湾曲させている。図12に例を示す。図12(a)は金属材料5に凹形状6を形成した状態、図12(b)はそれを違う面形状に変形させて、樹脂9を一体形成した状態を示している。金属と樹脂を接合した部品の形状に応じて、凹形状6を形成する角度を調整し、接合強度を一層高くすることも可能である。
(第9の実施の形態)
図13は第9の実施の形態の一例を示す斜視図である。本実施の形態では、金属材料5の変形と凹形状6の形成を複数回行う。まず図13(a)のような平板の金属5を用意する。次に図13(b)のように金属材料5を上に凸の円筒面状に変形させる。変形手段は図示していないが、他の実施例と同様、例えば固定型2と受け型3の組を用いる。次いで図13(c)のように凹形状形成方向18に複数の凹形状6uを形成する。次に図13(d)のように、金属材料5を下に凸の円筒面状に変形して固定する。次いで図13(e)のように、凹形状形成方向18に凹部6vを形成する。次に図13(f)のように元の平板状に戻す。また、図13(b)と図13(d)の円筒面の中心軸方向が同じ例を示したが、これに限るものではなく、例えば中心軸が互いに直交する方向など、異なる方向に変形しても良い。さらに、ここでは円筒面に変形する例を示したが、これに限るものではない。球面や鞍形曲面など他の曲面であっても良い。
First, as shown in FIG. 11A, the
(Eighth embodiment)
In the present embodiment, the surface shape of the
(Ninth embodiment)
FIG. 13 is a perspective view showing an example of the ninth embodiment. In the present embodiment, the deformation of the
以上のようにすることで、傾きが種々異なる凹形状6を形成出来るため、アンカー効果をより高めることが出来る。また本実施の形態を応用することにより、出来上がりの形状に合わせてアンカー効果の強度分布をコントロールすることも可能である。
(第10の実施の形態)
図14は、本発明第9の実施の形態を示す断面図である。本実施の形態では、色々な曲率に湾曲した受け型3を用いている。また押し型1は材料の面積に対して小さく形成されている。押し型1は可動アーム19に保持されている。図示はしていないが金属材料5も、受け型3に対して移動できるように保持されている。すなわち、押し型1、金属材料5は、それぞれが独立して受け型3に対して移動することができる。
By doing as described above, the
(Tenth embodiment)
FIG. 14 is a cross-sectional view showing a ninth embodiment of the present invention. In the present embodiment, the receiving
このような装置を用いると、受け型3における所望の曲率を持つ位置に、金属材料5の所望の部分を位置させ、押し型1で凹形状を形成することが出来る。すなわち、金属材料5の所望の位置に、所望の傾斜角を有する凹形状6を形成することが出来る。図15に加工例を示す。
(第11の実施の形態)
第11の実施の形態は、押し型1が2つの部分、押し型1aと押し型1bに分かれて独立にプレスを行うことが出来る装置を用いた加工例である。図16に装置の概略を示す。受け型3は下に凸の曲面に形成され、押し型1と固定型2はそれに倣う曲面に形成されている。押し型1は2つの部分に別れ、それぞれが独立に移動できる。また受け型3は水平方向に回転可能に設けられている。
When such an apparatus is used, a desired portion of the
(Eleventh embodiment)
The eleventh embodiment is an example of processing using a device in which the
図17に本装置を用いた加工例を示す。この金属材料5を加工する手順は下記の通りである。まず押し型1aと押し型1bを同時にプレスして、凹形状を形成した領域a20aおよび領域b20bを加工する。次に受け型3を90度回転させ、押し型1bのみを用いて領域c20cに凹形状6を形成する。以上のようにして、2方向に凹形状6を形成することが出来る。また、ここで金属材料5を押し型1に対して移動可能としておけば、図17中の空白の領域にも凹形状6を形成することが可能である。本実施の形態の装置を用いることにより、大面積の金属5に効率良く凹形状6を形成することが出来る。
(第12の実施の形態)
図18は本実施の形態の技術を用いて作製したノートパソコン21を示す斜視図である。近年ノートパソコン21は無線機能を備えることが当たり前になってきている。この機能を実現するために、アンテナが内蔵され、アンテナ設置部22では筐体の金属を切り欠き、そこに電波透過性の樹脂を一体に接合する技術がある。図18から図20はその技術を示している。
FIG. 17 shows a processing example using this apparatus. The procedure for processing this
(Twelfth embodiment)
FIG. 18 is a perspective view showing a notebook personal computer 21 manufactured using the technique of the present embodiment. In recent years, it has become common for the notebook computer 21 to have a wireless function. In order to realize this function, there is a technique in which an antenna is built in, the antenna installation part 22 cuts out the metal of the casing, and a radio wave permeable resin is integrally joined thereto. 18 to 20 show the technique.
図19はノートパソコン21の天板に用いられる金属材料5の加工例である。アンテナ設置部22に対応する切り欠きの周囲は樹脂が設けられる厚み分だけ座繰られて、その底面に本発明の凹形状6を形成した凹形状形成領域23を形成する。次に図20(a)のように金属材料5と面一になるように樹脂9を一体形成する。図20(b)は図20(a)のA−A’のおける断面である。このような成形をすることで、金属と樹脂が強固に接合されたノートパソコン21用の天板を作成することができる、なお本実施の形態ではノートパソコンの例を示したが、携帯端末や、テレビ、冷蔵庫など様々な家電製品や、家具、器具、工具、部品等にも適用可能である。
(付記1)
金属表面を第1の面形状に変形させる第1の工程と、前記金属の表面に同じ方向に向かって凹部を形成する第2の工程と、前記金属表面を前記第1の面形状とは異なる第2の面形状に変形する第3の工程とを順に含むことを特徴とする金属の加工方法。
(付記2)
前記第3の工程の後に、前記金属の表面に同じ方向に向かって複数の凹部を形成する第4の工程と、前記金属表面を前記第1の面形状とは異なる第3の面形状に変形する第5の工程とを含むことを特徴とする付記1に記載の金属の加工方法。
(付記3)
前記第1の面形状が、前記凹部の形成面から見て上に凸の面形状であることを特徴とする付記1記載の金属の加工方法。
(付記4)
前記凹部の形成後に変形する面形状を、前記凹部の形成面から見て前記凹部の形成前の面形状より下に凸の面形状とすることにより、前記凹部の側壁をオーバーハング形状とする付記1または付記2に記載の金属の加工方法。
(付記5)
前記第1の工程が前記金属の弾性変形内で行われることを特徴とする付記1乃至付記4いずれか一項に記載の金属の加工方法。
(付記6)
前記第2の工程が、プレス加工または放電加工またはレーザ加工であることを特徴とする付記1乃至付記5いずれか一項に記載の金属の加工方法。
(付記7)
付記1〜6記載の金属の加工方法により加工された金属材料であって、前記金属の表面に傾きが異なる複数の凹部が設けられていることを特徴とする金属材料。
(付記8)
付記1〜6記載の金属の加工方法により前記金属の変形を終了した後に、前記凹部の形成面に対して樹脂を接着する工程を含むことを特徴とする金属樹脂複合部材の製造方法。
(付記9)
金属の表面に、同じ方向に向かって複数の凹部を設ける工程と、前記複数の凹部が2つ以上の異なる方向を向くように前記金属を変形させる工程と、前記凹部が形成された前記金属の表面に接して樹脂を一体に成形する工程を含むことを特徴とする金属樹脂複合部材の製造方法。
(付記10)
前記樹脂を一体に成形する工程が射出成形であることを特徴とする付記9記載の金属樹脂複合部材の製造方法。
(付記11)
前記金属を変形させる工程が、隣接する前記複数の凹部の前記金属表面に対する傾きを連続的に変化させるものであることを特徴とする付記9または付記10記載の金属樹脂複合部材の製造方法。
(付記12)
金属表面の面形状を変形させて保持する固定手段と、前記金属表面に同じ方向に向かって複数の凹部を形成する凹部形成手段を有することを特徴とする金属加工装置。
(付記13)
前記固定手段が、一つの曲面を挟んで対を成す受け型と固定型であることを特徴とする付記12記載の金属加工装置。
FIG. 19 shows an example of processing the
(Appendix 1)
A first step of deforming the metal surface into a first surface shape, a second step of forming a recess in the same direction on the surface of the metal, and the metal surface different from the first surface shape. The metal processing method characterized by including the 3rd process deform | transformed into a 2nd surface shape in order.
(Appendix 2)
After the third step, a fourth step of forming a plurality of recesses in the same direction on the surface of the metal, and deforming the metal surface into a third surface shape different from the first surface shape The metal processing method according to
(Appendix 3)
The metal processing method according to
(Appendix 4)
The surface shape deformed after the formation of the concave portion is a surface shape that is convex below the surface shape before the formation of the concave portion when viewed from the formation surface of the concave portion, so that the side wall of the concave portion has an overhang shape. The metal processing method according to 1 or 2
(Appendix 5)
The metal processing method according to any one of
(Appendix 6)
The metal processing method according to any one of
(Appendix 7)
A metal material processed by the metal processing method according to any one of
(Appendix 8)
A method for producing a metal-resin composite member comprising a step of adhering a resin to the formation surface of the recess after finishing the deformation of the metal by the metal processing method according to appendices 1-6.
(Appendix 9)
A step of providing a plurality of recesses in the same direction on the surface of the metal, a step of deforming the metal such that the plurality of recesses are directed in two or more different directions, and the metal having the recesses formed therein. A method for producing a metal-resin composite member, comprising a step of integrally molding a resin in contact with a surface.
(Appendix 10)
The method for producing a metal-resin composite member according to
(Appendix 11)
The method for producing a metal-resin composite member according to
(Appendix 12)
A metal processing apparatus comprising: a fixing unit that deforms and holds a surface shape of a metal surface; and a recess forming unit that forms a plurality of recesses in the same direction on the metal surface.
(Appendix 13)
The metal processing apparatus according to
1 押し型
2 固定型
3 受け型
4 凸形状
5 金属材料
6 凹形状
7 成形金型
8 シリンダ
9 樹脂
10 金属樹脂接合体
11 接着剤
12 放電加工電極
13 レーザ
14 レーザ光
15 平板押し型
16 平板受け型
17 側壁
18 凹形状形成方向
19 可動アーム
20a 領域a
20b 領域b
20c 領域c
21 ノートパソコン
22 アンテナ設置部
23 凹形状形成領域
101 金属
102 第1の傾斜穴
103 第2の傾斜穴
104 樹脂
105 V字溝
DESCRIPTION OF
20b region b
20c region c
21 Notebook PC 22 Antenna Installation Section 23 Concave
Claims (10)
Priority Applications (1)
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