JP2014064856A - 超音波検査装置、超音波検査装置の信号処理方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】検査対象物内に複数の領域を設定する領域設定部と、領域の音速を算出する音速算出部と、注目領域から所定の範囲内にある領域における音速に基づいて予備音速を取得する音速取得部と、予備音速に基づいた場合の注目領域の画質を判定する画質判定部とを備え、画質判定部の判定結果が良の場合には、音速取得部が取得した予備音速を注目領域の音速として採用し、判定結果が否の場合には、音速算出部によって注目領域の音速を算出することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1
Description
これに対して、近年、被検体内の診断部位をより精度よく診断するために、任意の診断部位における音速値を最適化し、このような画像の歪みや空間分解能の低下等を低減し、画質を向上することが行われている。
特許文献1では、フォーカス指標に基づいて、超音波画像を構成する画素レベル毎あるいはライン画像レベル毎に、適正に環境音速を決定し、高精度の超音波画像を構築することが開示している。
ここで、空間的に所定の範囲内の領域とは、同一画像上で注目領域に近接する領域であることが好ましい。
また、空間的に所定の範囲内の領域とは、画像を複数の部分画像に領域分割したときの同一部分画像内の領域であることが好ましい。
また、時間的に所定の範囲内の領域とは、複数の所定フレーム前の画像に所定の処理を行って得られた少なくとも1つの画像における注目領域に対応する領域か、あるいは、複数の所定フレーム前の画像のうち少なくとも1つの画像における注目領域に対応する領域であり、領域における音速とは、複数の所定フレーム前の音速に所定の処理を行って得られた音速であることが好ましい。
また、所定の処理とは、複数の所定フレーム前の音速の平均値あるいは中央値のいずれかを求める処理であることが好ましい。
また、画質判定部は、予備音速に基づいて生成した注目領域の画像と、前回画像の同一領域の画像とを比較して画質判定を行うことが好ましい。
また、画質判定部は、予備音速に基づいて生成した注目領域の整相加算後の受信データに基づいて生成した基準データと、整相加算前の受信データとの類似性を評価して画質判定を行うことが好ましい。
また、振動子アレイの各素子が超音波エコーを受信して出力する素子データを記憶する素子データ記憶部を有することが好ましい。
図1に示すように、超音波検査装置10は、超音波プローブ12と、超音波プローブ12に接続される送信部14及び受信部16と、A/D変換部18と、素子データ記憶部20と、画像生成部24と、表示制御部26と、表示部28と、制御部30と、操作部32と、格納部34と、領域設定部50と、音速決定部52と、音速記憶部54とを有する。
振動子アレイ36は、1次元又は2次元アレイ状に配列された複数の素子、即ち超音波トランスデューサを有している。これらの超音波トランスデューサは、検査対象物(以下、被検体という)の超音波画像の撮像の際に、それぞれ送信部14から供給される駆動信号に従って超音波ビームを被検体に送信すると共に、被検体からの超音波エコーを受信して受信信号(アナログ素子信号)を出力する。本実施形態では、振動子アレイ36の複数の超音波トランスデューサの内の一組を成す所定数の超音波トランスデューサの各々は、1つの超音波ビームの各成分を発生し、一組の所定数の超音波トランスデューサは、被検体に送信する1つの超音波ビームを発生する。
また、受信部16は、送信部14による1回の超音波ビームの送信ごとに、超音波エコーを受信してアナログの素子データを出力する。したがって、送信部14が、複数回の超音波ビームの送信を行うことにより、各送信に対応した複数のアナログの素子データを出力する。
受信部16は、アナログの素子データをA/D変換部18に供給する。
画像生成部24は、整相加算部38、検波処理部40、DSC42、画像作成部44、および、画像メモリ46を有する。
整相加算部38は、受信データを検波処理部40に供給する。
DSC(digital scan converter)48は、検波処理部40で生成されたBモード画像データを通常のテレビジョン信号の走査方式に従う画像データに変換(ラスター変換)する。
画像メモリ46は、画像作成部44で作成された検査用Bモード画像データを一旦格納する。画像メモリ46に格納された検査用Bモード画像データは、必要に応じて、表示部28で表示するために表示制御部26に読み出される。
表示部28は、例えば、LCD等のディスプレイ装置を含んでおり、表示制御部26の制御の下で、超音波画像を表示する。
図3に、設定した領域を模式的に表す図を示す。図3において、y方向が超音波の送信方向に対応し、x方向が超音波素子の配列方向に対応している。
図3に破線で示すように、撮像領域を複数の矩形状の部分ごとに分割して領域を設定する。
なお、図示例においては、領域は矩形状としたが、これに限定はされず、超音波ビームを送信するラインに対応するライン状の領域であってもよいし、1画素に対応する点であってもよい。また、撮像領域の形状に対応して、例えば、コンベックスプローブの場合であれば、各領域は扇型であってもよい。また、図示例においては、各領域の大きさは同じとしたが、これに限定はされず、領域ごとに異なる大きさとしてもよい。
また、設定する領域の大きさには特に限定はないが、領域を小さく設定するほど、超音波画像全体の精度は向上するものの、音速を決定する際の処理時間が長くなるおそれがある。
領域設定部50は、設定した領域の情報を音速決定部52(素子データ取得部56)に供給する。
音速決定部52は、素子データ取得部56と、音速取得部58と、画質判定部60と、音速算出部62とを有する。
なお、本発明において、領域の音速とは、領域と超音波プローブ12(振動子アレイ36)との間が均一な物質で満たされていると仮定した場合の、超音波プローブ12から領域までの音速を表すものである。すなわち、領域と超音波プローブ12との間の平均的な音速であり、これを環境音速ともいう。
素子データ取得部56は、読み出した素子データを画質判定部60に供給する。
具体的には、図3に示す例において、音速を求める注目領域をE(x,y)とし、斜線で示す領域(x−2、x−1の領域および、E(x、y-1))を、同一フレーム内で先に音速を決定されている領域とすると、音速取得部58は、注目領域E(x,y)の予備音速として、音速記憶部54から、注目領域E(x、y)に隣接する領域E(x、y-1)の音速値を取得する。
なお、この所定の範囲は、診断対象(検査する臓器の種類)等に応じて決定すればよいが、例えば、注目領域から10cm以内の範囲にある領域を所定の範囲の領域とすればよい。また、この所定の領域を、操作者が変更可能にしてもよい。
また、1つの領域の音速値を予備音速として取得する構成に限定はされず、2以上の領域の音速値を読み出して、その平均値や加重平均値を予備音速として取得する構成としてもよい。例えば、図3において、領域E(x、y-1)の音速値と領域E(x-1、y)の音速値との平均値を注目領域E(x、y)の予備音速としてもよい。
図4に、注目領域および時間的に近傍の領域を説明するための模式図を示す。
図4において、音速値を求める注目領域E(x、y)、tを含むフレームを注目フレームFtとすると、音速取得部58は、注目フレームFtの直前のフレームFt−1の、注目領域E(x、y-1),tと同じ位置の領域E(x、y)、t-1の音速値を読み出して、注目領域E(x,y)、tの予備音速としてもよい。
また、音速取得部58は、時間的に近傍の領域の音速値と、空間的に近傍の領域の音速値とを読み出して、これらの平均値を注目領域の予備音速としてもよい。例えば、同一フレームの領域E(x,y-1)、tと、領域E(x-1,y)、tと、前フレームの領域E(x,y)、t-1の音速値をそれぞれ読み出して、これらの平均値を注目領域E(x,y)、tの予備音速としてもよい。
音速取得部58は、取得した予備音速を画質判定部60に供給する。
画質判定部60は、まず、供給された素子データから注目領域の画像を生成する。画像の生成方法は、基本的には、画像生成部24と同様である。すなわち、音速取得部58が取得した予備音速に基づく受信遅延パターンに従って、素子データに遅延を加えて加算することにより、受信フォーカス処理を行い、受信データ(音線信号)を生成する。生成した音線信号に対して、深度に応じた減衰の補正を施して、包絡線検波処理を施すことにより、Bモード画像データを生成する。
なお、画像のシャープネス値の算出方法としては、公知の算出方法を利用すればよく、例えば、注目領域における最大輝度点の半値幅をシャープネス値として算出する算出方法等が利用可能である。
また、画質判定部60が行う画質の判定方法は、画像のシャープネス値(評価指標)を、所定の閾値と比較する構成に限定はされず、前回フレームの同じ領域の画像のシャープネス値と比較して、差が所定範囲以内であれば、良と判定する構成としてもよい。
音速算出部62は、画質判定部60から画質が悪いとの判定結果が供給されると、素子データ取得部56が取得した、注目領域に対応する素子データを取得し、この素子データに対して、音速値(以下、設定音速という)を種々変更し、それぞれの設定音速に基づいて、受信フォーカス処理をして超音波画像を形成し、画像のコントラストおよび/またはシャープネスが最も高くなる設定音速を、注目領域の最適な音速値として算出する。
最適な音速値の判定方法としては、例えば、特開平8−317926号公報に記載のように、画像のコントラスト、スキャン方向の空間周波数、分散等に基づいて最適音速値の判定を行うことができる。
音速算出部62は、注目領域の素子データを取得すると、設定音速Vを、VstからVendまで、ΔV刻みで変化させて、それぞれの設定音速Vにおいて、設定音速Vに基づいて、素子データ取得部から供給された注目領域の素子データを用いて受信フォーカス処理をして音線信号を生成し、この音線信号から超音波画像を形成し、それぞれの設定音速Vでの注目領域の画像のシャープネスを算出する。
各設定音速Vでの画像のシャープネス値を比較して、得られたシャープネスの値が最も高い設定音速Vを最適な音速値として採用する。
なお、設定音速Vの探索範囲としては、Vstは1400m/s、Vendは1700m/s、ΔVは10〜50m/s程度とすればよい。
音速算出部62は、算出した音速値を音速記憶部54に供給する。
また、上記実施例では、音速算出部は、所定の探索範囲で設定音速の探索を行う構成としたが、これに限定はされず、音速取得部58が取得した予備音速を基準にして探索範囲を決定する構成としてもよい。例えば、予備音速の±50m/sの範囲を探索範囲として、最適な音速を求めるようにしてもよい。さらに、予備音速を基準にして探索範囲を決定して探索した後に、画質判定を行って、判定結果が否の場合には、探索範囲を拡大して最適な音速を求めるようにしてもよい。
また、最適な音速値は、超音波プローブからの距離(深さ)や超音波が通過する組織の性状によるので、互いに近傍の領域では、最適な音速値も近い値となる可能性が高い。従って、空間的に近傍の領域の音速値を注目領域の音速として採用したとしても、高画質な画像を得ることができる。
また、操作者が超音波画像を取得したい場合には、操作者は超音波プローブを静止させて超音波画像を取得する。このような場合、フレーム間で同じ領域には同じ組織が検出されているので、最適な音速値も同じ値となる。従って、時間的に近傍の領域の音速値を注目領域の音速値として採用した場合にも、高画質な画像を得ることができる。
また、組織の境界の位置や、操作者が超音波プローブを移動させた場合には、予備音速に基づく画質判定の結果が否となり、近傍の領域から取得した予備音速に基づく画質判定の結果が否の場合には、最適な音速を求めるので、やはり、高画質な画像を得ることができる。
以上から、本発明の超音波検査装置は、領域ごとの適切な音速値を短時間で求めることができ、フレームレートを低下させることなく、高精度な超音波画像を構築することができる。
音速記憶部54は、画質判定部60または音速算出部62から音速値が供給されるたびに、対応する領域の音速値を順次、更新する構成としてもよいし、フレームごとに音速マップを生成するようにしてもよい。
また、音速取得部58が、時間的に近傍の領域の音速値を読み出す場合には、音速記憶部54は、フレームごとに音速マップを生成すると共に、最新の音速(音速マップ)のみならず、数フレーム前までの音速マップを記憶しておく。
音速記憶部54は、音速マップの情報を整相加算部38および音速取得部58に供給する。
ここで、制御部30は、操作者によって操作部32を介して種々の情報、特に、領域設定部50で領域を設定するために必要な情報、および、音速決定部52で音速を決定するために必要な情報の入力が行われた際に、操作部32から入力された上述の種々の情報を、必要に応じて、送信部14、受信部16、素子データ記憶部20、画像生成部24、表示制御部26、領域設定部50および音速決定部52等の各部に供給する。
また、操作部32は、操作者が必要に応じて各種の情報、特に上述の領域の設定に用いられる情報、ならびに、音速決定に用いられる情報等を入力操作するための入力装置を備えている。
なお、整相加算部38、検波処理部40、DSC42、画像作成部44、音速取得部58、画質判定部60、音速算出部62及び表示制御部26は、CPUと、CPUに各種の処理を行わせるための動作プログラムから構成されるが、それらをデジタル回路で構成してもよい。
操作者が、超音波プローブ12を被検体の表面に当接し、測定を開始すると、送信部14から供給される駆動信号に従って振動子アレイ36から超音波ビームが送信され、被検体からの超音波エコーを、振動子アレイ36が受信し、受信信号としてアナログ素子信号を出力する。
受信部16は、各素子が出力するアナログ素子信号を1つのアナログの素子データとして出力し、A/D変換部18に供給する。A/D変換部18は、アナログの素子データをデジタルの素子データに変換して素子データ記憶部20に供給して、記憶保持させる。
図6は、図1に示す超音波検査装置の動作を説明するためのフローチャートである。
操作者が、超音波プローブ12を被検体の表面に当接し、測定を開始すると、送信部14から供給される駆動信号に従って振動子アレイ36から超音波ビームが送信され、被検体からの超音波エコーを、振動子アレイ36が受信し、受信信号としてアナログ素子信号を出力する。
受信部16は、各素子が出力するアナログ素子信号を1つのアナログの素子データとして出力し、A/D変換部18に供給する。A/D変換部18は、アナログの素子データをデジタルの素子データに変換して素子データ記憶部20に供給して、記憶保持させる。
音速決定部52は、領域設定部50で設定された各領域について、順次(E11からEendまで)、注目する領域を変更して、各領域の音速を決定する。
音速決定部52の素子データ取得部56は、素子データ記憶部20から、注目領域に対応する素子データを読み出し、画質判定部60に供給する。また、音速取得部58は、注目領域の近傍の領域の、すでに決定済みの音速を音速記憶部54から読み出して、予備音速として取得し、画質判定部60に供給する。
画質判定部60は、まず、音速取得部58が取得した予備音速に基づく受信遅延パターンに従って、素子データ取得部56が取得した注目領域の素子データの受信フォーカス処理を行い、受信データを生成し、深度に応じた減衰の補正を施して、包絡線検波処理を施すことにより、Bモード画像データを生成する。次に、生成した注目領域のBモード画像データのシャープネス値を評価して画質を判定し、画質が良と判定された場合には、画質判定に利用した予備音速を注目領域の音速として採用し、音速記憶部54に供給する。また、画質判定の結果が否の場合には、判定結果を音速算出部62に供給する。
音速算出部62は、画質判定の結果が否の場合に、設定音速を網羅的に変更して、最も画質が良くなる音速を、注目領域の音速として算出し、音速記憶部54に供給する。
音速記憶部54は、画質判定部60および音速算出部62から供給される音速値を、領域の位置情報と関連付けて、音速マップとして記憶する。
また、最適な音速値は、超音波プローブからの距離(深さ)や超音波が通過する組織の性状によるので、互いに近傍の領域では、最適な音速値も近い値となる可能性が高い。従って、空間的に近傍の領域の音速値を注目領域の音速として採用したとしても、高画質な画像を得ることができる。
また、操作者が超音波画像を取得したい場合には、操作者は超音波プローブを静止させて超音波画像を取得する。このような場合、フレーム間で同じ領域には同じ組織が検出されているので、最適な音速値も同じ値となる。従って、時間的に近傍の領域の音速値を注目領域の音速値として採用した場合にも、高画質な画像を得ることができる。
また、組織の境界の位置や、操作者が超音波プローブを移動させた場合には、予備音速に基づく画質判定の結果が否となり、近傍の領域から取得した予備音速に基づく画質判定の結果が否の場合には、最適な音速を求めるので、やはり、高画質な画像を得ることができる。
以上から、本発明の超音波検査装置は、領域ごとの適切な音速値を短時間で求めることができ、フレームレートを低下させることなく、高精度な超音波画像を構築することができる。
フォーカス指標の算出方法および判定方法としては、例えば、特開2011−92686号公報に記載の方法を利用することができる。
また、一フレーム内で、全ての領域で予備音速を取得して画質判定を行う構成に限定はされず、一フレーム内で、最初に音速を決定する領域については、予め設定されている初期値を予備音速として用いても良いし、あるいは、予備音速を取得せず(画質判定を行わず)、音速算出部62によって、最適な音速を算出するようにしても良い。また、一部の所定の領域では、予備音速の取得および画質判定は行わず、音速算出部62によって最適な音速を算出するようにしてもよい。例えば、超音波ビームの焦点を含む領域では、最適な音速を算出するようにすることにより、最適な音速をより正確に求めることができると共に、算出した音速を予備音速として利用することにより、この領域の周辺の領域の画質を向上することができる。
また、音速の決定は毎フレーム行ってもよいし、数フレームに一回行うようにしてもよい。
また、撮像領域を画像特徴量などに応じて、複数の部分画像に分割しておき、同じ部分画像内の領域の音速値を予備音速として取得するようにしてもよい。
12 超音波プローブ
14 送信部
16 受信部
18 A/D変換部
20 素子データ記憶部
24 画像生成部
26 表示制御部
28 表示部
30 制御部
32 操作部
34 格納部
36 振動子アレイ
38 整相加算部
40 検波処理部
42 DSC
44 画像作成部
46 画像メモリ
50 領域設定部
52 音速決定部
54 音速記憶部
56 素子データ取得部
58 音速取得部
60 画質判定部
62 音速算出部
Claims (13)
- 超音波ビームを用いて検査対象物を検査する超音波検査装置であって、
前記検査対象物内に複数の領域を設定する領域設定部と、
前記領域の音速を算出する音速算出部と、
複数の前記領域の1つを注目領域とし、該注目領域から所定の範囲内にある少なくとも1つの前記領域における音速に基づいて予備音速を取得する音速取得部と、
前記音速取得部が取得した予備音速に基づいた場合の前記注目領域の画質を判定する画質判定部と、を備え、
前記画質判定部の判定結果が良の場合には、前記音速取得部が取得した予備音速を前記注目領域の音速として採用し、判定結果が否の場合には、前記音速算出部によって前記注目領域の音速を算出することを特徴とする超音波検査装置。 - 前記音速取得部は、前記注目領域から時間的および/または空間的に所定の範囲内にある少なくとも1つの前記領域における音速に基づいて予備音速を取得する請求項1に記載の超音波検査装置。
- 前記空間的に所定の範囲内の領域とは、同一画像上で前記注目領域に近接する領域である請求項2に記載の超音波検査装置。
- 前記空間的に所定の範囲内の領域とは、画像を複数の部分画像に領域分割したときの同一部分画像内の領域である請求項2または3に記載の超音波検査装置。
- 前記時間的に所定の範囲内の領域とは、所定フレーム前の画像における前記注目領域に対応する領域である請求項2〜4のいずれかに記載の超音波検査装置。
- 前記時間的に所定の範囲内の領域とは、複数の所定フレーム前の画像に所定の処理を行って得られた少なくとも1つの画像における前記注目領域に対応する領域か、あるいは、前記複数の所定フレーム前の画像のうち少なくとも1つの画像における前記注目領域に対応する領域であり、前記領域における音速とは、前記複数の所定フレーム前の音速に所定の処理を行って得られた音速である請求項2〜5のいずれかに記載の超音波検査装置。
- 前記所定の処理とは、前記複数の所定フレーム前の音速の平均値あるいは中央値のいずれかを求める処理である、請求項6に記載の超音波検査装置。
- 前記画質判定部は、予備音速に基づいて生成した前記注目領域の画像のシャープネス、輝度、コントラスト、周波数のいずれかに基づいて画質判定を行う請求項1〜7のいずれかに記載の超音波検査装置。
- 前記画質判定部は、予備音速に基づいて生成した前記注目領域の画像と、前回画像の同一領域の画像とを比較して画質判定を行う請求項1〜8のいずれかに記載の超音波検査装置。
- 前記画質判定部は、予備音速に基づいて生成した前記注目領域の整相加算後の受信データに基づいて生成した基準データと、整相加算前の受信データとの類似性を評価して画質判定を行う請求項1〜9のいずれかに記載の超音波検査装置。
- 振動子アレイの各素子が超音波エコーを受信して出力する素子データを記憶する素子データ記憶部を有する請求項1〜10のいずれかに記載の超音波検査装置。
- 超音波ビームを用いて検査対象物を検査する超音波検査装置の信号処理方法であって、
前記検査対象物内に複数の領域を設定する領域設定ステップと、
前記領域の音速を算出する音速算出ステップと、
複数の前記領域の1つを注目領域とし、該注目領域から所定の範囲内にある少なくとも1つの前記領域における音速に基づいて予備音速を取得する音速取得ステップと、
前記音速取得ステップが取得した予備音速に基づいた場合の前記注目領域の画質を判定する画質判定ステップと、を備え、
前記画質判定ステップの判定結果が良の場合には、前記音速取得ステップが取得した予備音速を前記注目領域の音速として採用し、判定結果が否の場合には、前記音速算出ステップによって前記注目領域の音速を算出することを特徴とする超音波検査装置の信号処理方法。 - 超音波ビームを用いて検査対象物を検査する超音波検査装置の信号処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記検査対象物内に複数の領域を設定する領域設定ステップと、
前記領域の音速を算出する音速算出ステップと、
複数の前記領域の1つを注目領域とし、該注目領域から所定の範囲内にある少なくとも1つの前記領域における音速に基づいて予備音速を取得する音速取得ステップと、
前記音速取得ステップが取得した予備音速に基づいた場合の前記注目領域の画質を判定する画質判定ステップと、を備え、
前記画質判定ステップの判定結果が良の場合には、前記音速取得ステップが取得した予備音速を前記注目領域の音速として採用し、判定結果が否の場合には、前記音速算出ステップによって前記注目領域の音速を算出することを特徴とする超音波検査装置の信号処理プログラム。
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