JP2014062590A - Speed reducer - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、入力軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速機に関する。 The present invention relates to a speed reducer that decelerates rotation of an input shaft and transmits it to an output shaft.
プリンタや複写機、ファクシミリ等の事務機では、一般に、駆動部のコンパクト化のために高速回転の小型モータを使用しているので、そのモータと被駆動部との間に組み込む減速機としては、減速比が大きく、低騒音で回転伝達に遅れのないものが求められる。 In office machines such as printers, copiers, and facsimile machines, a small motor that rotates at high speed is generally used to reduce the size of the drive unit. Therefore, as a speed reducer built between the motor and the driven unit, What has a large reduction ratio, low noise and no delay in rotation transmission is required.
これに対し、特許文献1では、同軸上で互いに反対方向に回転駆動される2つの入力軸にそれぞれ傘歯車を対向させて設け、これらの対向する2つの傘歯車に入力軸と直交する軸の回りに回転するピニオン傘歯車を遊合させて、2つの入力軸の回転数の差でピニオン傘歯車を入力軸のまわりに公転させ、このピニオン傘歯車の公転を出力軸に伝達することにより、大きな減速比が得られるようにした差動傘歯車減速機構が提案されている。
On the other hand, in
しかしながら、上記特許文献1に記載された減速機構は、その回転伝達に歯車を使用しているため、歯車の噛み合いによる騒音が大きくなりやすく、特に事務機等の静粛性を求められる装置に採用しにくい。また、入力軸の回転方向を切り替えたときに、互いに噛み合っている歯車間のバックラッシュに起因する出力軸への回転伝達遅れが大きくなりやすいという問題もある。
However, since the speed reduction mechanism described in
そこで、本発明の課題は、減速比が大きく、低騒音で回転方向の切り替えもスムーズに行える減速機を提供することである。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a reduction gear having a large reduction ratio, low noise, and capable of smoothly switching the rotation direction.
上記の課題を解決するため、本発明の減速機は、入力軸と、出力軸と、前記入力軸の外周に嵌合固定される入力輪と、前記入力軸が回転自在に挿通される制御輪と、前記入力輪と制御輪の間の軸方向位置で入力軸の径方向に延びる複数の中間軸と、前記各中間軸の外周に回転自在に取り付けられ、中間軸を挟んで対向する位置で前記入力輪および制御輪と転接するこまとを備え、前記入力軸が回転したときに、前記入力輪と制御輪の回転数の差により、前記各こまが自転しながら中間軸と一体に入力軸のまわりに公転し、その公転を中間軸を介して出力軸に伝達する構成とした。 In order to solve the above problems, a reduction gear according to the present invention includes an input shaft, an output shaft, an input wheel fitted and fixed to the outer periphery of the input shaft, and a control wheel through which the input shaft is rotatably inserted. A plurality of intermediate shafts extending in the radial direction of the input shaft at axial positions between the input wheel and the control wheel, and rotatably mounted on the outer periphery of each of the intermediate shafts at positions facing each other across the intermediate shaft. Rolling contact with the input wheel and the control wheel, and when the input shaft rotates, the input shaft is integrated with the intermediate shaft while the tops rotate due to the difference in rotation speed between the input wheel and the control wheel. The revolution is transmitted to the output shaft through the intermediate shaft.
すなわち、入力輪と制御輪の差動回転を利用して、その両輪の間に設けたこまを自転させながら入力軸のまわりに公転させ、その公転を出力軸に伝達することにより、前述の差動傘歯車減速機構と同様に大きな減速比が得られるようにするとともに、こまと入力輪および制御輪との回転伝達をトラクションドライブ方式とし、歯車を用いないようにすることにより、低騒音で回転方向の切り替えもスムーズに行えるようにしたのである。 That is, by utilizing the differential rotation of the input wheel and the control wheel, revolving around the input shaft while rotating the top provided between the two wheels, and transmitting the revolution to the output shaft, the above-mentioned difference is achieved. As with the bevel gear reduction mechanism, a large reduction ratio can be obtained, and the rotation transmission between the top and the input wheel and the control wheel is a traction drive system. The direction can be changed smoothly.
ここで、前記制御輪は、前記入力軸が回転したときに入力軸と逆方向に回転するものとすることができる。その場合は、前記入力軸と制御輪との間に、入力軸の回転を逆方向に変えて制御輪に伝達する反転機構を設けるとよい。そして、前記反転機構の具体的な構成としては、前記入力軸の外周面と前記制御輪の内周面の両方と転接し、入力軸まわりの公転を拘束された状態で自転する転動体を設けたものを採用することができる。 Here, the control wheel may rotate in a direction opposite to the input shaft when the input shaft rotates. In that case, it is preferable to provide a reversing mechanism for changing the rotation of the input shaft in the reverse direction and transmitting it to the control wheel between the input shaft and the control wheel. As a specific configuration of the reversing mechanism, there is provided a rolling element that rolls in contact with both the outer peripheral surface of the input shaft and the inner peripheral surface of the control wheel, and rotates in a state where the revolution around the input shaft is restricted. Can be used.
あるいは、前記制御輪を固定されたものとすることもできる。その場合は、出力軸の回転数が入力軸の回転数の1/2に限定されるが、減速機全体の構造が簡単になる。 Alternatively, the control wheel can be fixed. In this case, the rotational speed of the output shaft is limited to ½ of the rotational speed of the input shaft, but the overall structure of the speed reducer is simplified.
前記こまは、前記中間軸に取り付けられた押付部材で前記入力輪および制御輪に押し付けることにより、入力輪および制御輪との間に確実にトラクションが生じるようにすることができ、前記入力軸の周方向に等間隔で配することにより、トラクションを有効に負荷することができる。 The top is pressed against the input wheel and the control wheel by a pressing member attached to the intermediate shaft, so that traction can be reliably generated between the input wheel and the control wheel. By arranging them at equal intervals in the circumferential direction, traction can be effectively loaded.
また、前記出力軸は、入力軸と同一軸心上に配することが望ましい。 The output shaft is preferably disposed on the same axis as the input shaft.
本発明の減速機は、上述したように、入力輪と制御輪の差動回転によりその両輪の間に設けたこまを自転させながら入力軸のまわりに公転させ、その公転を出力軸に伝達するようにし、そのころと入力輪および制御輪との回転伝達をトラクションドライブ方式としたものであるから、大きな減速比が得られるうえ、歯車で回転伝達を行うものに比べて、低騒音で回転方向の切り替えもスムーズに行うことができる。 As described above, the speed reducer of the present invention revolves around the input shaft while rotating the top provided between the two wheels by the differential rotation of the input wheel and the control wheel, and transmits the revolution to the output shaft. Because the rotation transmission between the roller and the input wheel and the control wheel is a traction drive system, a large reduction ratio can be obtained and the rotation direction can be reduced with less noise compared to a gear that transmits rotation using gears. Can be switched smoothly.
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。図1乃至図3は第1の実施形態を示す。この実施形態の減速機は、図1に示すように、同一軸心上に配される入力軸1および出力軸2と、入力軸1の外周に嵌合固定される入力輪3と、一端に外環部4aを他端にボス部4bを有し、入力軸1が回転自在に挿通される制御輪4と、入力軸1の回転を逆方向に変えて制御輪4に伝達する反転機構5と、入力輪3と制御輪4の間の軸方向位置で入力軸1の径方向に延びる2本の中間軸6aを有する回転伝達部材6と、各中間軸6aの外周に回転自在に取り付けられ、中間軸6aを挟んで対向する位置で入力輪3および制御輪4と転接するこま7とで基本的に構成されている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 to 3 show a first embodiment. As shown in FIG. 1, the speed reducer of this embodiment includes an
前記反転機構5は、図1および図2に示すように、入力軸1の外周に嵌合固定される制御入力輪8と、制御入力輪8と制御輪4との間に配される複数の転動体としてのローラ9と、各ローラ9の一端側を回転自在に支持する二列の軸受10と、各軸受10が嵌め込まれる凹部11aを有し、入力軸1が挿通される静止部材11とで構成される。そして、各ローラ9の他端側を制御入力輪8の外周面と制御輪4の外環部4aの内周面の両方と転接させて、ローラ9と制御入力輪8および制御輪4との間にトラクションが生じるようにしている。これにより、入力軸1が制御入力輪8と一体に回転したときに、制御入力輪8を介して入力軸1の回転を伝達されたローラ9が、軸受10を介して静止部材11に入力軸1まわりの公転を拘束された状態で自転して、制御輪4を入力軸1と逆の方向に異なる回転数で回転させるようになっている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
前記入力輪3および制御入力輪8の入力軸1への固定は、それぞれ入力軸1を径方向に貫通するピン12を、入力輪3および制御入力輪8の他端面に形成した凹部に嵌合させている。なお、入力輪や制御入力輪を入力軸と一体に形成して、その入力軸の外周面を直接こまやローラと転接させることもできる。一方、出力軸2、制御輪4および静止部材11は、それぞれ軸受13を介して入力軸1が回転自在に挿通する状態で組み込まれている。そして、出力軸2と静止部材11が、入力軸1両端部の外周の環状溝に嵌め込まれた止め輪14に抜け止めされている。
The
前記回転伝達部材6は、図1および図3に示すように、前記2本の中間軸6aと、入力軸1の径方向に延びる2本の回転伝達軸6bとを、入力軸1の外周に回転自在に嵌め込まれる筒部6cの外周面から周方向に交互に90度間隔で突出させたものである。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
この回転伝達部材6の各中間軸6aは、外周に前記こま7が軸受15を介して回転自在に取り付けられており、先端部には押付部材としてのナット16がねじ結合されている。そして、このナット16を締め付けることにより、軸受15を介してナット16に押されたこま7が、その入力軸1中心側端面の外周部に形成された転接面7aを、入力輪3の外周面および制御輪4のボス部4bの外周面に押し付けられ、入力輪3および制御輪4との間に確実にトラクションを生じるようになっている。ここで、2つのこま7は、入力軸1の中心を挟んで対向するように配されているので、トラクションを有効に負荷することができる。なお、中間軸およびこまの数を増やすこともできるが、その場合もトラクションを有効に負荷するため、入力軸の周方向に等間隔で配することが望ましい。
The
一方、各回転伝達軸6bは、その先端部が出力軸2の一端面の外周部から突出する環状の係合部2aの切欠き2bに嵌め込まれ、回転伝達部材6の入力軸1まわりの回転を出力軸2に伝達するようになっている。なお、出力軸2の係合部2aには、中間軸6aおよびナット16との干渉を避けるための切欠き2cも設けられている。
On the other hand, each
この減速機は、上記の構成であり、入力軸1が回転したときに、反転機構5で制御輪4を入力軸1と逆方向に異なる回転数で回転させ、入力軸1と一体に回転する入力輪3と制御輪4の回転数の差により、入力輪3および制御輪4と転接するこま7を自転させながら入力軸1と同方向に公転させて、その公転を回転伝達部材6の中間軸6aおよび回転伝達軸6bを介して出力軸2に伝達するようになっている。
The speed reducer has the above-described configuration. When the
したがって、入力輪3と制御輪4の差動回転を利用して、大きな減速比を得ることができる。なお、その減速比は、反転機構5の制御入力輪8の外径、制御輪外環部4aの内径、ローラ9直径、および同寸法となる入力輪3と制御輪ボス部4bの外径を適宜設定することによって変更することができる。
Therefore, a large reduction ratio can be obtained by utilizing the differential rotation of the
しかも、その回転伝達は、反転機構5も含めてトラクションドライブ方式とし、歯車を用いないようにしたので、従来の傘歯車機構を有するもののような歯車噛み合い時の騒音や、互いに噛み合っている歯車間のバックラッシュもない。したがって、騒音が小さく、事務機等の静粛性を求められる装置に組み込むのに適しているし、入力軸1の回転方向を切り替えたときの出力軸2への回転伝達遅れも小さい。
In addition, since the rotation transmission is a traction drive system including the reversing
また、回転伝達のためのトラクションを発生させる力はすべてラジアル方向に作用するため、これらの力によってスラスト力が発生するおそれがなく、構造が簡素化できるという利点もある。 In addition, since all the forces that generate traction for rotation transmission act in the radial direction, there is no possibility that a thrust force is generated by these forces, and there is an advantage that the structure can be simplified.
なお、上述した実施形態では、入力軸1まわりの公転を拘束された状態で自転する反転機構5の転動体を、軸受10に回転自在に支持されたローラ9としたが、例えば、静止部材に固定された保持器に回転自在に保持されたボール等とすることもできる。
In the above-described embodiment, the rolling element of the reversing
図4は第2の実施形態を示す。この実施形態は、第1実施形態の反転機構5をなくし、一端の外環部4aをなくした制御輪4を図示省略した静止部材に固定したものである。その他の部分の構成は第1実施形態と同じである。
FIG. 4 shows a second embodiment. In this embodiment, the reversing
この第2実施形態では、出力軸2の回転数が入力軸1の回転数の1/2(減速比が2)に限定されるが、減速機全体の構造が第1実施形態よりも簡単になる。
In the second embodiment, the rotational speed of the
1 入力軸
2 出力軸
2a 係合部
2b、2c 切欠き
3 入力輪
4 制御輪
4a 外環部
4b ボス部
5 反転機構
6 回転伝達部材
6a 中間軸
6b 回転伝達軸
6c 筒部
7 こま
7a 転接面
8 制御入力輪
9 ローラ(転動体)
11 静止部材
16 ナット(押付部材)
DESCRIPTION OF
11
Claims (8)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012207810A JP2014062590A (en) | 2012-09-21 | 2012-09-21 | Speed reducer |
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JP2012207810A JP2014062590A (en) | 2012-09-21 | 2012-09-21 | Speed reducer |
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JP2012207810A Pending JP2014062590A (en) | 2012-09-21 | 2012-09-21 | Speed reducer |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014062590A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11217408B2 (en) | 2017-11-10 | 2022-01-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Gas circuit breaker |
US11227735B2 (en) | 2017-12-01 | 2022-01-18 | Kabushiki Kaishatoshiba | Gas circuit breaker |
-
2012
- 2012-09-21 JP JP2012207810A patent/JP2014062590A/en active Pending
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