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JP2014059766A - 画像処理装置、画像形成装置、プログラム、記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、プログラム、記録媒体 Download PDF

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JP2014059766A JP2012204996A JP2012204996A JP2014059766A JP 2014059766 A JP2014059766 A JP 2014059766A JP 2012204996 A JP2012204996 A JP 2012204996A JP 2012204996 A JP2012204996 A JP 2012204996A JP 2014059766 A JP2014059766 A JP 2014059766A
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陽介 小西
章人 ▲吉▼田
Akito Yoshida
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仁志 廣畑
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Abstract

【課題】閲覧者が訳語の表示形態を容易に切り替え可能な画像ファイルを生成する。
【解決手段】ファイル情報生成部(33)は、原文の一部をユーザが指定した場合に原文と原文におけるユーザが指定した部分に対応する訳語情報とを表示させる第1表示状態と、原文と原文に対応する訳語情報とを常に表示させる第2表示状態とをユーザの指示に応じて切り替える処理をコンピュータに実行させるための描画コマンドを生成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像データに対応する画像に含まれる原文を翻訳する機能を備えた画像処理装置、画像形成装置、プログラムおよびそれを記録した記録媒体に関するものである。
従来、原稿の画像データに対して文字認識処理を実行し、文字認識処理によって取得したテキストデータに翻訳処理を実行し、原文と訳文とを併記した画像(訳ふり画像)に対応する画像ファイル(例えばPDFファイル)を作成する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、複数の文字情報を含む画像データを取得し、取得した画像データに含まれる文字情報に対応する対応情報(訳語)を取得し、文字情報を含む文字行の構成に基づいて、対応情報を挿入するための領域を示す領域情報を取得し、取得した領域情報に基づいて対応情報の挿入態様を決定する技術が記載されている。なお、特許文献1の技術では、画像データ内の文字列間が所定の幅以下の場合は、参照インデックスのみを文字列間に挿入し、情報(訳語)は下部余白部分に挿入するようになっている。
特開2009−294788号公報 特開平7−192086号公報 特開平6−189083号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、原文の文字情報に加えて訳語の文字情報が常に挿入されるので、閲覧者の好みや画像ファイルの用途によっては、閲覧者が煩わしさを感じたり、用途に応じた利用方法で利用できなくなったりする場合がある。
ところが、上記特許文献1の技術では、画像ファイルに挿入された対応情報(訳語)を消去するためには、訳語を付与する機能の設定をオフにし、原稿の読み取りを再度行って対応情報(訳語)が含まれていない画像ファイルを再作成する必要がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、閲覧者の好みや画像ファイルの用途に応じて訳語の表示形態を容易に切り替え可能な画像ファイルを生成することにある。
本発明の画像処理装置は、画像データに対応する画像に含まれる原文の文字情報を取得する文字情報取得部と、上記文字情報に基づいて上記原文の翻訳処理を行って上記原文の訳語情報を生成する翻訳部と、上記画像データに応じた画像を表示させる際にコンピュータに実行させる処理の処理内容を示す描画コマンドを生成する描画コマンド生成部と、上記画像データ、上記訳語情報、および上記描画コマンドを含む所定のフォーマットの画像ファイルを生成するフォーマット化処理部とを備えた画像処理装置であって、上記描画コマンド生成部は、上記訳語情報を表示させずに上記原文を表示させておき、上記原文の一部をユーザが指定した場合に、上記原文と上記原文におけるユーザが指定した部分に対応する訳語情報とを表示させる第1表示状態と、上記原文と上記原文に対応する訳語情報とを常に表示させる第2表示状態とをユーザの指示に応じて切り替える処理をコンピュータに実行させるための描画コマンドを生成することを特徴としている。
上記の構成によれば、画像ファイルを閲覧するユーザが、自身の好みや画像ファイルの用途等に応じて表示状態を第1表示状態と第2表示状態とに容易に切り替えることのできる画像ファイルを生成できる。したがって、ユーザにとって使い勝手がよく、閲覧性の高い画像ファイルを提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる画像処理装置、および当該画像処理装置を備えた画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示した画像処理装置に備えられる原稿検知部の内部構成を示すブロック図である。 図1に示した画像処理装置に備えられるファイル生成部の一例を示すブロック図である。 図1に示した画像処理装置によって生成された画像ファイルに基づいて表示される画像の表示状態を示す説明図であり、(a)はポップアップ表示状態の表示例、(b)は訳語表示状態の表示例をそれぞれ示している。 図1に示した画像形成装置におけるイメージ送信モードの処理の流れを示したフローチャートである。 図1に示した画像処理装置によって生成される画像ファイルに埋め込まれる、ポップアップ表示状態と訳語表示状態とを切り替えるための情報(描画コマンド)の例を示した説明図である。 図1に示した画像処理装置によって生成される画像ファイルに埋め込まれる、ポップアップ表示状態と訳語表示状態とを切り替えるための情報(描画コマンド)の例を示した説明図である。 図1に示した画像処理装置によって生成される画像ファイルに埋め込まれる、切替ボタンを表示させるための情報(描画コマンド)の例を示した説明図である。 図1に示した画像処理装置によって生成された画像ファイルにおける各レイヤと訳語の表示状態との関係を示す説明図である。 図1に示した画像処理装置によって生成される画像ファイルに埋め込まれる、切替ボタンの印刷要否を指定するための情報(描画コマンド)の例を示す説明図である。 図1に示した画像処理装置によって生成される画像ファイルに埋め込まれる、訳語の初期表示状態を指定するための情報(描画コマンド)の例を示す説明図である。 図1に示した画像処理装置によって生成された複数頁からなる画像ファイルにおける各頁に対するラベルの割り当て方法の一例を示す説明図である。 図1に示した画像処理装置によって生成された複数頁からなる画像ファイルにおける各頁に対するラベルの割り当て方法の変形例を示す説明図である。 図1に示した画像処理装置によって生成される画像ファイルに埋め込まれる、切替ボタンの表示方法を規定する情報(描画コマンド)の例を示す説明図である。 図14の情報に基づく切替ボタンの表示状態の例を示す説明図である。 図1に示した画像処理装置に備えられるファイル生成部の変形例を示すブロック図である。 図1に示した画像形成装置において行われるファイルフォーマットの判定処理の流れを示すフローチャートである。 本発明をカラー画像読取装置に適用する場合の構成例を示すブロック図である。
本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態では、本発明をデジタルカラー複合機に適用する場合の例について主に説明するが、本発明の適用対象はこれに限るものではなく、原稿の画像データと上記原稿に含まれる原文を翻訳した訳語情報とを含む画像ファイルを生成する機能を有する装置であれば適用できる。
(1)画像形成装置1の全体構成
図1は、本実施形態にかかる画像処理装置3を備えた画像形成装置1の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、画像入力装置2、画像処理装置3、画像出力装置4、送受信部5、記憶部6、制御部7、符号化/復号化部8、および操作パネル9を備えている。また、画像処理装置3は、A/D変換部11、シェーディング補正部12、入力処理部13、原稿検知部14、原稿補正部15、色補正部16、黒生成/下色除去部17、空間フィルタ部18、出力階調補正部19、中間調生成部20、領域分離部21、およびファイル生成部30を備えている。
また、画像形成装置1は、画像入力装置2で読み取った画像データに応じた画像を画像出力装置4によって記録材上に印刷する印刷モード、および、画像入力装置2で読み取った画像データを送受信部5によってネットワーク等を介して通信可能に接続された他の装置に送信するイメージ送信モードを実行可能になっている。
画像入力装置2は、CCD(Charge Coupled Device)ラインセンサを備えたスキャナであり、原稿から反射されてきた光をR、G、B(R:赤、G:緑、B:青)に色分解された電気信号(画像データ)に変換する。なお、画像入力装置2の構成は、原稿を読み取って原稿の画像データを取得できるものであれば特に限定されるものではなく、例えば原稿載置台に載置された原稿を読み取るものであってもよく、原稿搬送手段によって搬送されている原稿を読み取るものであってもよい。
画像処理装置3は、印刷モード(印刷動作)では、画像入力装置2から入力された画像データに種々の画像処理を施して得られるCMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラック)の画像データを画像出力装置4に出力する。
また、画像処理装置3は、イメージ送信モード(送信動作)では、画像入力装置2から入力された画像データに種々の画像処理を施すと共に、画像データに基づいて文字認識処理および翻訳処理を行い、文字認識処理および翻訳処理の結果を用いて画像ファイルを生成し、ユーザにて指定されている保存先または送信先に画像ファイルを送信する。なお、画像処理装置3に含まれている各ブロックの詳細については後述する。
画像出力装置4は、画像処理装置3から入力された画像データの画像を記録材(例えば紙等)上に出力(印刷)するものである。画像出力装置4の構成は特に限定されるものではなく、例えば、電子写真方式やインクジェット方式を用いた画像出力装置を用いることができる。
送受信部5は、画像形成装置1をネットワークに接続し、このネットワークに通信可能に接続された外部装置(例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ装置、表示装置、他のデジタル複合機、ファクシミリ装置等)との間でデータ通信を行う。送受信部5の構成はネットワークを介して外部装置と通信する機能を有するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、モデムやネットワークカードより構成され、ネットワークカード、LANケーブル等を介して画像形成装置1をネットワークに接続するものであってもよい。
記憶部6は、画像形成装置1で扱われる各種データ(画像データ等)を記憶する記憶手段である。記憶部6の構成は特に限定されるものではないが、例えばハードディスクなどのデータ記憶装置を用いることができる。
符号化/復号化部8は、符号化モードが選択されている場合に、画像処理装置3にて扱われている画像データを記憶部6に記憶させるときに、当該画像データを符号化する。つまり、符号化モードが選択されている場合、画像データは符号化/復号化部8によって符号化された上で記憶部6に記憶され、符号化モードが選択されていない場合、画像データは符号化されずに符号化/復号化部8をスルーして記憶部6に記憶される。なお、符号化モードを選択するか否かは、例えば操作パネル9を介してユーザが選択する。また、記憶部6から読み出される画像データが符号化されている場合、符号化/復号化部8は、当該画像データの復号化も行う。
操作パネル9は、入力部9aと表示部9bとを備えている。入力部9aは、ユーザからの画像形成装置1に対する指示入力を受け付けて制御部7に伝達するものであり、例えばキー操作ボタン等からなる。表示部9bは、制御部7の指示に応じた情報を表示する表示手段であり、例えば液晶ディスプレイなどが用いられる。なお、入力部9aおよび表示部9bは、上記の各機能を実現できるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、入力部9aの機能と表示部9bの機能とを一体化させたタッチパネルを用いてもよい。
制御部7は、画像処理装置3に備えられる各部の動作を制御する処理制御装置(制御手段)である。なお、制御部7は、例えばCPU(Central Processing Unit)等からなり、操作パネル9を介して入力される情報、ROM等の記憶手段(図示せず)に格納されたプログラムや各種データに基づいて、画像形成装置1の各部の動作を制御する装置である。また、制御部は7、画像形成装置1の内部におけるデータの流れや、記憶部6に対するデータの読み書きの制御も行う。
(2)画像処理装置3の構成
(2−1)印刷モード
次に、画像処理装置3に含まれる各ブロック、および、印刷モード時の画像処理装置3の動作についてより詳細に説明する。
印刷モードの場合、図1に示すように、まず、A/D変換部11が、画像入力装置2から入力されたRGBのアナログ信号をデジタル信号に変換してシェーディング補正部12に出力する。
シェーディング補正部12は、A/D変換部11から送られてきたデジタルのRGB信号に対して、画像入力装置2の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施し、入力処理部13に出力する。
入力処理部13は、シェーディング補正部12にて各種の歪みが取り除かれたRGB信号に対してガンマ補正などの各種処理行う。また、入力処理部13は、上記の各種処理を施した画像データを記憶部6に記憶させる。
原稿検知部14は、入力処理部13によって記憶部6に記憶された画像データを読み出して当該画像データに示される原稿画像の傾き角度を検知し、検知した傾き角度を原稿補正部15に伝達する。原稿補正部15は、記憶部6に記憶されている画像データを読み出し、原稿検知部14から伝達された傾き角度に基づいて原稿の傾き補正を行い、傾き補正後の画像データを記憶部6に記憶させる。
また、原稿補正部15によって傾き補正が行われた後、原稿検知部14は、記憶部6に記憶されている傾き補正後の画像データを読み出し、この画像データに基づいて原稿の天地方向の判定を行い、判定結果を原稿補正部15に伝達する。原稿補正部15は、記憶部6に保存されている画像データを読み出し、原稿の天地方向の判定結果に応じて天地方向補正処理を行う。
図2は、原稿検知部14の概略構成を示すブロック図である。この図に示すように、原稿検知部14は、信号変換部51、解像度変換部52、2値化処理部53、原稿傾き検知部54、天地方向検知部55を備えている。
信号変換部51は、記憶部6から入力された画像データを無彩化し、明度信号もしくは輝度信号に変換する。例えば、信号変換部51は、Yi=0.30Ri+0.59Gi+0.11Biを演算することによりRGB信号(画像データ)を輝度信号Yに変換する。ここで、Yは各画素の輝度信号であり、R,G,Bは各画素のRGB信号における各色成分であり、添え字のiは画素毎に付与された値(iは1以上の整数)である。あるいは、RGB信号をCIE1976L***信号(CIE:Commission International de l'Eclairage、L*:明度、a*,b*:色度)に変換してもよい。
解像度変換部52は、信号変換部51にて無彩化された画像データ(輝度値(輝度信号)または明度値(明度信号))を低解像度に変換する。例えば、1200dpi、750dpi、あるいは600dpiで読み込まれた画像データを300dpiに変換する。解像度変換の方法は特に限定されるものではなく、例えば、公知のニアレストネイバー法、バイリニア法、バイキュービック法などを用いることができる。
2値化処理部53は、低解像度に変換された画像データと、予め設定された閾値とを比較することにより画像データを2値化する。例えば、画像データが8ビットである場合、上記閾値を128とする。あるいは、複数の画素(例えば5画素×5画素)からなるブロックにおける濃度(画素値)の平均値を閾値としてもよい。
原稿傾き検知部54は、2値化処理部53によって2値化された画像データに基づいて、画像読取時のスキャン範囲(正規の原稿位置)に対する原稿の傾き角度を検知し、検知結果を原稿補正部15に出力する。
傾き角度の検知方法は特に限定されるものではなく、従来から公知の種々の方法を用いることができる。例えば、特許文献2に記載されている方法を用いてもよい。この方法では、2値化された画像データからを黒画素と白画素との境界点(例えば各文字の上端における白/黒の境界点の座標)を複数個抽出し、各境界点の点列の座標データを求める。そして、この点列の座標データに基づいて回帰直線を求め、その回帰係数bを下記式(1)に基づいて算出する。
Figure 2014059766
なお、Sx,Syはそれぞれ変量x,yの残差平方和であり、Sxyはxの残差とyの残差の積の和である。すなわち、Sx,Sy,Sxyは上記式(2)〜(4)で表される。
そして、上記のように算出した回帰係数bより、下記式(5)に基づいて傾き角度θを算出する。
tanθ=b ・・・式(5)
天地方向検知部55は、2値化処理部53によって2値化された画像データに基づいて、記憶部6に記憶されている画像データに示される原稿画像の天地方向を判定し、判定結果を原稿補正部15に出力する。
天地方向の判定方法は特に限定されるものではなく、従来から公知の種々の方法を用いることができる。例えば、特許文献3に記載されている方法を用いてもよい。
特許文献3の方法では、画像データに基づいて文字認識処理を行い、原稿内の各文字を文字毎に切り出して各文字をパターン化する。なお、この処理は、2値化され、300dpiに低解像度化された画像データを用いて行う。また、必ずしも全ての文字について文字認識処理を行う必要は無く、例えば予め定められた数の文字を抽出して行うようにしてもよい。
その後、文字パターンの特徴と予めデータベース化された文字パターン情報とのマッチング(比較)を行う。マッチングの方法としては、データベース化された文字パターンに画像データから切り出された文字パターンを重ね合わせて画素ごとの白黒を比較し、画像データにおける文字を、データベース化された各文字パターンのうち全ての画素が合致する文字パターンの文字として判別する。なお、全てが合致する文字パターンがない場合、画像データにおける文字を、マッチングする画素が最も多い文字パターンの文字として判別する。ただし、マッチングする画素数の割合が所定のマッチング割合に達しなければ判別不能と判断する。
そして、画像データを90°、180°、270°回転させた場合のそれぞれについて、上記の文字認識処理を行う。その後、0°、90°、180°、270°のぞれぞれの場合について、判別可能な文字数を算出し、判別可能な文字数が最も多い回転角度を文字方向、すなわち原稿の天地方向として判定する。そして、画像データにおける原稿画像の天地方向を正規の天地方向に一致させるための回転角度を判定する。具体的には、正規の天地方向に対して時計回りの方向の角度を正とし、画像データにおける原稿画像の天地方向(基準方向)と正規の天地方向とが一致している場合を0°、画像データにおける原稿画像の天地方向が正規の天地方向に対して−90°異なっている場合に上記回転角度を90°、画像データにおける原稿画像の天地方向が正規の天地方向に対して−180°異なっている場合に上記回転角度を180°、画像データにおける原稿画像の天地方向が正規の天地方向に対して−270°異なっている場合に上記回転角度を270°とする。原稿検知部14は、上記回転角度を、天地方向の判定結果として原稿補正部15(図1参照)に出力する。そして、原稿補正部15は、記憶部6に記憶されている画像データに対して上記の回転角度だけ回転処理を施す。
以上にて説明した原稿検知部14においては、まず、入力処理部13による処理後の画像データが記憶部6から読み出されて信号変換部51に入力される。そして、信号変換部51、解像度変換部52、2値化処理部53の処理を経て、原稿傾き検知部54にて傾き角度が検出される。その後、原稿補正部15が、記憶部6に記憶されている画像データを読み出し、原稿傾き検知部54にて検出された結果に基づいて当該画像データに傾き補正を施し、傾き補正後の画像データを記憶部6に保存する。さらにその後、傾き補正後の画像データが記憶部6から読み出されて信号変換部51に入力され、信号変換部51、解像度変換部52、2値化処理部53の処理を経て、天地方向検知部55にて天地方向が判定される。その後、原稿補正部15が、記憶部6に記憶されている画像データ(傾き補正後の画像データ)を読み出し、天地方向検知部55の判定結果に基づいて必要に応じて当該画像データに方向補正を施す。
なお、符号化モードが選択されている場合、入力処理部13または原稿補正部15から出力されて記憶部6に保存される画像データは、符号化/復号化部8にて符号化された上で記憶部6に記憶される。また、符号化モードが選択されている場合、記憶部6から読み出されて原稿検知部14または原稿補正部15へ入力される画像データは、符号化/復号化部8にて復号化された上で原稿検知部14または原稿補正部15へ入力される。
色補正部16は、原稿補正部15から入力されるRGB信号からなる画像データをRGB信号の補色であるCMY(C:シアン・M:マゼンタ・Y:イエロー)の画像データに変換し、かつ、色再現性を高める処理を行う。
領域分離部21は、原稿補正部15から入力される画像データにおける画像中の各画素を黒文字領域、色文字領域、網点領域、印画紙写真(連続階調領域)領域の何れかに分離するものである。領域分離部21は、分離結果に基づき、画素がどの領域に属しているかを示す領域分離データ(領域分離信号)を、黒生成/下色除去部17、空間フィルタ部18、および中間調生成部20へと出力する。領域分離処理の方法は特に限定されるものではなく、従来から公知の方法を用いることができる。黒生成/下色除去部17、空間フィルタ部18、および中間調生成部20では、入力された領域分離信号に基づいて、各領域に適した処理が行われる。
黒生成/下色除去部17は、色補正後のCMYの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生成処理、および、元のCMY信号から黒生成で得たK信号を差し引いて新たなCMY信号を生成する下色除去処理を行うものである。これにより、CMYの3色信号はCMYKの4色信号に変換される。
空間フィルタ部18は、黒生成/下色除去部17より入力されるCMYK信号の画像データに対して、領域分離データを基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理(強調処理および/または平滑化処理)を行い、空間周波数特性を補正する。これにより、出力画像のぼやけや粒状性劣化を軽減することができる。
出力階調補正部19は、用紙等の記録材に出力するための出力γ補正処理を行い、出力γ補正処理後の画像データを中間調生成部20に出力する。
中間調生成部20は、最終的に画像を画素に分離してそれぞれの階調を再現できるように処理する階調再現処理(中間調生成)を画像データに施す。
上述した各処理が施されて中間調生成部20から出力された画像データは、一旦、図示しないメモリに記憶されたのち、所定のタイミングで読み出されて画像出力装置4に入力され、画像出力装置4は前記画像データに基づいて印刷を行う。
(2−2)イメージ送信モード
次に、イメージ送信モードにおける画像処理装置3の動作について、図1を参照しながらより詳細に説明する。なお、イメージ送信モードにおけるA/D変換部11、シェーディング補正部12、入力処理部13の動作は印刷モードの場合と同様であり、入力処理部13による処理後の画像データは一旦記憶部6に記憶される。
イメージ送信モードは、上述したように、通常モードと簡易モードとを有している。通常モードが選択されている場合、原稿検知部14および原稿補正部15は、記憶部6に記憶されている画像データに対して、印刷モード時と同じく、傾き角度の検知、傾き補正、天地方向の判定、および天地方向補正を行う。そして、傾き補正および天地方向補正が施された画像データは原稿補正部15からファイル生成部30へ出力される。
これに対し、通常モードではなく簡易モードが選択されている場合、原稿検知部14は傾き角度の検知および天地方向の判定を行うものの原稿補正部15は傾き補正および天地方向補正を行わない。簡易モードでは、原稿補正部15は、記憶部6から読み出した画像データを、傾き補正および天地方向補正を施すことなくそのままファイル生成部30に出力する。
図3に示すように、ファイル生成部30は、文字認識部(文字情報取得部)31、翻訳部32、ファイル情報生成部(描画コマンド生成部)33、および、フォーマット化処理部34を備えている。そして、ファイル生成部30は、イメージ送信モードが選択された場合、文字認識処理および翻訳処理を実行するとともに、ユーザに指定されている送信先または保存先に送信するための画像ファイルを生成する。
文字認識部31は、入力された画像データを低解像度化し(例えば300dpi)、低解像度化した画像データを2値化することによって2値化画像データを生成し、当該2値化画像データを用いて文字認識処理を行う。さらに、文字認識部31は、文字認識処理の結果に基づいて上記画像データに対応する画像(原稿)に含まれる文書(原文)のテキストデータを生成し、このテキストデータを翻訳部32およびファイル情報生成部33の各々に対して出力する。なお、このテキストデータは、各文字の文字コードと各文字の位置情報とを含む。
文字認識部31における文字認識処理の方法は、特に限定されるものではなく、従来から公知の方法を用いることができる。例えば、2値化画像データの各文字の特徴量を抽出し、当該特徴量と辞書データ(文字データベース)とを比較して文字認識を行ってもよい。なお、文字認識部31にて用いられる辞書データは記憶部6に保存されている。
また、文字認識部31は、ファイル情報生成部33に対しては、上記のテキストデータを送信するだけではなく、入力された画像データをそのまま送るようになっている。つまり、ファイル情報生成部33は、原稿を示す画像データと文字認識処理によって得られたテキストデータとを文字認識部31から受け取るようになっている。
翻訳部32は、文字認識部31から送られてきたテキストデータに示される言語に対して翻訳処理を行う。具体的には、翻訳部32は、テキストデータと語意情報を有する辞書データ(語意データベース)と比較し、原稿の言語(原文)に対応する訳語を取得する。なお、翻訳部32にて用いられる辞書データは記憶部6に保存されている。
また、本実施形態では、翻訳モードに応じて処理内容が切り替え可能なように複数の語意データベースが記憶部6に記憶されている。例えば、記憶部6には、英語から日本語へ翻訳するための英日翻訳データベース、英語から中国語へ翻訳するための英中翻訳データベース等、複数種類のデータベースが保存されている。そして、翻訳部32は、英語を日本語へ翻訳する英日モードがユーザに選択されている場合、記憶部6の英日翻訳データベースを参照して翻訳処理を行い、英語を中国語へ翻訳する英中モードがユーザに選択されている場合、記憶部6の英中翻訳データベースを参照して翻訳処理を行うようになっている(つまり、モードに応じて、参照するデータベースを切り替えている)。
さらに、本実施形態では、同一の翻訳モードについて、翻訳レベル(簡易、標準、詳細)に応じて複数の語意データベースが記憶部6に記憶されている。例えば、記憶部6には、簡易レベルの英日翻訳データベースと、標準レベルの英日翻訳データベースと、詳細レベルの英日翻訳データベースとが記憶され、翻訳部32は、ユーザに選択されたレベルのデータベースを参照して翻訳処理を行うようになっている。なお、簡易レベルとは、難解単語のみ翻訳されるレベルであり、標準レベルとは高校生レベルまでの単語が翻訳されるレベルであり、詳細レベルとは簡易な単語まで翻訳されるレベル(中学生レベル)を意味する。
ファイル情報生成部33は、後段のフォーマット化処理部34が画像ファイル(PDFファイル)を生成するための、複数のレイヤ(レイヤ情報)と描画コマンドとを含むファイル情報を生成する。
具体的には、ファイル情報生成部33は、文字認識部31から送られてきた原稿の画像データに基づいて原稿画像を示すレイヤ(原稿画像レイヤ)を生成し、文字認識部31から送られてきた原稿に含まれる原文のテキストデータに基づいて透明テキストを示すレイヤ(テキストレイヤ)を生成し、翻訳部32による翻訳結果に基づいて、訳語を表示するためのレイヤ(訳語レイヤ)および訳語のうちユーザの操作に応じた部分の訳語情報を表示させるためのレイヤ(ポップアップレイヤ)を生成する。
なお、透明テキストとは、認識された文字および単語をテキスト情報として見掛け上は見えない形で原稿画像のデータに重ね合わせる(あるいは埋め込む)ためのデータである。例えば、PDFファイルでは、原稿画像データに透明テキストを付加した画像ファイルが一般に使用されている。また、本実施形態では、文字認識結果に応じたテキストデータを透明テキストとして画像ファイルに埋め込む例について説明するが、これに限るものではなく、可視テキストとして画像ファイルに埋め込んでもよい。
また、訳語レイヤとは、原稿画像に示されている原文に対する訳文が視認可能であって訳文以外の部分が透明になっているテキストデータである。つまり、訳語レイヤは、透明テキストとは異なり、原稿画像に重ね合わせられた際に訳語がユーザに見える形で原稿画像のデータに重ね合わせられる可視テキストデータである。なお、本実施形態では、ファイル情報生成部33が、訳文の位置を、訳文と訳文に対応する原文とをユーザが対比可能な位置(例えば原文の行間であって原文に隣接する余白領域)に設定した訳語レイヤを生成するようになっている。原文に対する訳文の位置を定める手法としては、従来から用いられる様々な手法を利用できるが、例えば特許文献1の段落[0063]〜[0067]に示されている情報挿入制御部による挿入可能領域の算出手法を利用できる。
また、ポップアップレイヤとは、後述するポップアップ表示状態(訳語情報を表示させずに原稿画像を表示させる表示状態)で原稿画像が表示されている表示画面上でユーザが原稿画像の一部にカーソル(マウスポインタ、指示位置特定画像)を移動させる操作(マウスオーバー)を行った場合に、原文におけるカーソルによる指示位置に応じた部分に対応する訳語を表示させるためのレイヤである。
また、ファイル情報生成部33は、後段のフォーマット化処理部34で生成される画像ファイルに埋め込む描画コマンドを生成する描画コマンド生成部としても機能する。描画コマンドとは、コンピュータの表示画面に画像ファイルに応じた画像を表示させる際の表示条件や画像ファイルの画像を印刷する際の印刷条件などをコンピュータに指示するためのコマンドである。
フォーマット化処理部34は、ファイル情報生成部33から伝達される情報に基づいて、所定形式のデータにフォーマット化した画像ファイルを生成するブロックである。なお、本実施形態では、フォーマット化処理部34がPDF形式の画像ファイル(PDFファイル)を生成する場合について説明する。ただし、フォーマット化処理部34によって生成される画像ファイルのフォーマットはこれに限るものではない。
具体的には、フォーマット化処理部34は、ファイル情報生成部33にて生成された各レイヤおよび描画コマンドを埋め込んだ画像ファイルを生成する処理を行う。つまり、フォーマット化処理部34にて生成される画像ファイルには、原稿画像レイヤ、テキストレイヤ、訳語レイヤ、およびポップアップレイヤが含まれており、さらに、画像ファイルに応じた画像を表示する際にコンピュータに実行させる処理内容(各レイヤの表示条件および/または印刷条件など)を示す描画コマンドが埋め込まれている。
なお、本実施形態では、ファイル情報生成部33は、上記描画コマンドとして、初期表示コマンド、ボタン表示コマンド、切替コマンド、印刷禁止コマンド、および一括切替コマンドなどをファイル情報に含める。
初期表示コマンドとは、画像ファイルに対してユーザの表示指示が入力された場合(ユーザによって画像ファイルが開かれた場合)の表示条件を示したコマンドである。
本実施形態では、初期表示コマンドは、画像ファイルに対してユーザの表示指示が入力された場合に、訳語レイヤを表示させずに原稿画像を表示し、ユーザのマウスオーバー操作に応じて当該マウスオーバー操作による指示位置に応じたポップアップレイヤを表示させるポップアップ表示状態の表示を行うように設定されている。つまり、本実施形態では、初期表示コマンドは、表示指示が入力された場合に、訳語レイヤを表示させずに原稿画像を表示し、ユーザのマウスオーバー操作に応じて当該マウスオーバー操作による原文に対する指示位置に応じたポップアップ表示させるポップアップ表示状態(第1表示状態)への移行をコンピュータに命令するコマンドである。
なお、本実施形態では初期表示状態(ユーザからの表示指示が入力された場合の表示状態)をポップアップ表示状態に設定しているが、これに限らず、初期表示状態を訳語表示状態(第2表示状態)に設定してもよい。訳語表示状態とは、原稿画像に透明テキストを重ねて配置するとともに、訳語レイヤを表示させる表示状態である。
ボタン表示コマンドは、画像ファイルが開かれているときに、原稿画像と共に切替ボタン(表示切替ボタン)も表示することをコンピュータに命令するコマンドである。
切替コマンドは、ユーザが切替ボタンをクリック(ボタン操作)することで切替指示を行った場合、ポップアップ表示状態(第1表示状態)と訳語表示状態(第2表示状態)との切り替えをコンピュータに命令するコマンドである。
印刷禁止コマンドは、画像ファイルに対してユーザから印刷指示がなされた場合に、切替ボタンを印刷しないことをコンピュータに命令するコマンドである。
一括切替コマンドは、原稿画像が複数頁からなり、いずれかの頁と共に表示されている切替ボタンがクリックされた場合、全頁について訳語表示状態とポップアップ表示状態との切り替えをコンピュータに命令するコマンドである。
図4はポップアップ表示状態および訳語表示状態の表示例を示す説明図であり、(a)はポップアップ表示状態の表示例、(b)は訳語表示状態の表示例をそれぞれ示している。
本実施形態では、初期表示状態ではポップアップ表示状態が選択されるように設定されているので、ユーザが画像ファイルを開く操作を行うと、図4の(a)に示すように、画像ファイルの原稿画像の原文(英語)と、原文におけるカーソルによって指し示された位置(マウスオーバーされた位置)に対応する訳語がポップアップ表示される。また、図4の(a)に示すように、原稿画像の一部または原稿画像の周辺領域に切替ボタンが表示される。
そして、ユーザが図4の(a)に示される切替ボタンをクリックすると、図4の(a)に示されるポップアップ表示状態から図4の(b)に示される訳語表示状態に切り替えられる。
訳語表示状態では、画像ファイルの原稿画像の原文(英語)と、訳語レイヤにおける原文に対応する訳語(日本語)とが並んで表示される。また、図4の(b)に示される訳語表示状態においても切替ボタンが表示されており、ユーザが図4の(b)に示される切替ボタンをクリックすると、図4の(b)に示される訳語表示状態から図4の(a)に示されるポップアップ表示状態に切り替わる。
また、いずれかの頁に示される切替ボタンをクリックすると、全ての頁について、訳語表示状態とポップアップ表示状態との切り替えが共通に行われる。例えば、ユーザが1頁目の切り替えボタンをクリックすることにより、ポップアップ表示状態から訳語表示状態に切り替えると、2頁目以降を表示させる時にも訳語表示状態で表示される。
また、上記印刷禁止コマンドにより、画像ファイルの原稿画像が表示されている時にユーザが表示されている画像に対する印刷コマンドを入力した場合、表示画面上に切替ボタンが表示されている場合であっても切替ボタンは印刷されないように設定される。
フォーマット化処理部34は、以上のようにして生成した画像ファイルを記憶部6に記憶させる。そして、送受信部5が、記憶部6に記憶されている画像ファイルを、ユーザに指定されている送信先または保存先に送信するようになっている。
(2−3)イメージ送信モードの処理例
次に、イメージ送信モードの処理の流れについて説明する。図5は、画像形成装置1のイメージ送信モードにおける処理の流れを示したフローチャートである。
まず、制御部7は、操作パネル9を介して入力されるユーザからの指示に応じて、イメージ送信モードの処理条件を設定する(S1)。
S1の処理では、ユーザは、翻訳処理の要否を選択する。ユーザが翻訳処理を行うことを選択した場合、制御部7は、翻訳結果の表示状態(訳語表示状態/ポップアップ表示状態)の制御を行うか否かの選択指示の入力を促す画面を表示部9bに表示させ、ユーザに選択させる。
ユーザが翻訳結果の表示状態の制御を行うことを選択した場合、制御部7は、下記項目の選択指示の入力を促す画面を表示部9bに表示させ、ユーザに選択させる。
(a)ファイルを開いた際、翻訳結果を表示させるか否か(ファイルを開いた際に訳語表示状態とするかポップアップ表示状態とするか)
(b)翻訳する言語(例えば、日本語、中国語、英語など)
(c)翻訳レベル(例えば、簡易、標準、詳細など)
(d)翻訳結果を表示させる色(翻訳結果を表示させる色は翻訳レベル毎に設定してもよく、翻訳レベルに応じて予め設定された色で表示させるようにしてもよい。)
(e)画像ファイルの表示形態(簡易モード/通常モード)
なお、ユーザが翻訳結果の表示状態の制御を行わないことを選択した場合、制御部7は、上記(e)の選択を促す画面を表示部9bに表示させ、ユーザに選択させる。
また、制御部7は、画像ファイルの送信先アドレスを入力あるいは選択させるための画面を表示部9bに表示させ、送信先アドレスについてのユーザの指示を受け付ける。なお、画像ファイルを保存する場合、制御部7が、画像ファイルの保存先をユーザに選択させるための画面を表示部9bに表示させ、保存先についてのユーザの指示を受け付けるようにしてもよい。例えば、処理対象の画像データをUSBメモリから読み出し、生成した画像ファイルを同じUSBメモリに保存する場合、制御部7は、USBメモリに格納されている画像データから処理対象の画像データをユーザに選択させるとともに、処理後の画像ファイルを保存する際のファイル名を設定させる。
その後、制御部7は、ユーザが画像形成装置1の入力部9aに備えられるスタートボタンを押したことを受け付けると、画像入力装置2に原稿を読み取らせて画像データを生成させる(S2)。
次に、制御部7は、画像入力装置2が原稿から読み取った画像データに対する文字認識処理を文字認識部31に実行させ(S3)、翻訳部32に文字認識処理によって生成された原文のテキストデータに対して翻訳処理を実行させる(S4)。
その後、制御部7は、ファイル情報生成部33に、後に生成される画像ファイルを構成する各レイヤのレイヤ情報を生成させる(S5)。すなわち、ファイル情報生成部33は、S2で読み取られた画像データに基づいて原稿画像レイヤを生成し、S3で行われた文字認識処理の結果に基づいてテキストレイヤを生成し、S4で行われた翻訳処理の結果に基づいて訳語レイヤおよびポップアップレイヤを生成する。
また、制御部7は、ファイル情報生成部33に、後に生成される画像ファイルに埋め込む描画コマンドを生成させる(S6)。ここで生成される描画コマンドには、上述した初期表示コマンド、ボタン表示コマンド、切替コマンド、印刷禁止コマンド、および一括切替コマンドなどが含まれる。
次に、制御部7は、フォーマット化処理部34に、S5で生成された各レイヤおよびS6で生成された描画コマンドを埋め込んだ所定フォーマットの画像ファイルを生成(フォーマット化)させる(S7)。なお、簡易モードが選択されている場合、フォーマット化処理部34は、原稿検知部14の検出結果(傾き角度および天地方向の適否)を画像ファイル(PDFファイル)のヘッダ情報に埋め込む。
その後、制御部7は、フォーマット化処理部34によって生成され画像ファイルを記憶部6に一旦記憶させ、送受信部5からユーザにより指定された送信先に送信させ(S8)、処理を終了する。
(3)画像ファイルに埋め込まれる情報
以下では、画像ファイルに記述される情報(画像ファイルに埋め込まれる描画コマンド)を例示する。
まず、図4の(a)に示したポップアップ表示状態と図4の(b)に示した訳語表示状態とを切り替えるための情報を説明する。
図6および図7は、画像ファイルに埋め込まれる、ポップアップ表示状態と訳語表示状態とを切り替えるための情報(描画コマンド)の例を示した説明図である。これら両図に示すように、画像ファイルに記述される情報には、文書カタログ、オプショナルコンテントグループ辞書、およびオプショナルコンテントの範囲指定が含まれている。
オプショナルコンテントグループ辞書は、ポップアップ表示状態と訳語表示状態とを切り替えるクションを行う上で、相互の関連を整理するためのラベル(後述する図9,図12,図13参照)を定義するものである。図6の(b)に示した例では、対象物(オブジェクト)“39 0”を訳語表示状態用の切替ラベル、対象物“40 0”をポップアップ表示状態用の切替ラベルとし、これら各対象物の名前とタイプとを定義している。
文書カタログは、文書全体(原稿画像)の情報を表すものであり、切替を行う対象物について、頁毎かつ対象物毎に設定される。図6の(a)に示した例は、2つの対象物“39 0”および“40 0”の表示を行う場合の例を示しており、デフォルト(初期表示状態)では“39 0”は非表示状態となり、“40 0”が表示状態となるように設定されている。すなわち、翻訳結果はデフォルトではポップアップ表示状態で表示される。
オプショナルコンテントの範囲指定は頁毎のコンテンツ情報を示す対象物である。図6および図7に示した例では、表示切替を行う対象物(翻訳結果)の範囲(訳語表示状態用のテキスト、およびポップアップ表示状態用のテキスト)を表している。具体的には、図6の(c)に示した例では、対象物“39 0”の範囲として訳語表示状態用のテキストが設定されている。また、図7の(a)に示した例では、対象物“40 0” の範囲としてポップアップ表示用のテキストが設定されている。
なお、ポップアップ表示用のオプショナルコンテントの範囲指定では、訳語に含まれる各単語について、ID(識別情報)、文字コード、ポップアップ表示範囲(表示位置)が設定される。
図7の(a)に示した例では、T(1)というIDを有する単語について、訳語レイヤにおける当該単語の文字コードShift Jisを文字コードUTF-16BEに変換した文字コードが設定されている。また、図7の(a)に示した例では、T(1)というIDを有する単語のポップアップ表示範囲が訳語レイヤにおける当該単語の配置座標を用いてポップアップ表示用Widget注釈内で設定されている。
図7の(b)は訳語レイヤの記述の一部を示しており、図7の(c)は訳語表示状態における表示状態の一例を示している。図7の(b)および(c)に示すように、訳語レイヤでは、画像データの左下角部を基準として原稿上の座標位置が設定されており、各単語の表示位置の始点(左下角部)が設定されている。
図7の(a)に示すように、ポップアップ表示用のオプショナルコンテントの範囲指定では、各単語のポップアップ領域(表示位置)が訳語レイヤの座標を用いて設定されている。具体的には、各単語のポップアップ領域は、始点(x座標,y座標)が訳語レイヤの座標を用いて設定され、横書きの場合(連続する文字の隣接方向がx方向である場合)、終点のx座標が始点のx座標に文字サイズ(各文字のx方向のサイズ)と当該単語の文字数とを乗算した値を加算した値に設定され、終点のy座標が始点のy座標に文字サイズ(各文字のy方向のサイズ)を加算した値に設定される。縦書きの場合(連続する文字の隣接方向がy方向である場合)、終点のx座標は始点のx座標に文字サイズ(各文字のx方向のサイズ)を加算した値に設定され、終点のy座標は文字サイズ(各文字のy方向のサイズ)と当該単語の文字数とを乗算した値を加算した値に設定される。
なお、ポップアップレイヤは、訳語のテキスト情報をPDF仕様における注釈機能を用いて埋め込んだものであってもよい。
次に、ポップアップ表示状態と訳語表示状態とを切り替える操作を行うための切替ボタンを表示させるための情報を説明する。図8は、画像ファイルに埋め込まれる、切替ボタンを表示させるための情報を示した説明図である。
図8の(a)は、ページオブジェクトであり文書の頁毎の情報を表すものである。ページオブジェクトにはアクション(表示あるいは非表示、リンク先に移動等)を起こす際の参照情報も含まれている。図8の(a)のページオブジェクトは図8の(b)のWidget注釈にリンクされている。
図8の(b)は、アクションを起こす対象物の説明を示したWidget注釈であり、切替ボタンにより、対象物“39 0”および対象物“40 0”の表示/非表示を切り替えることなどが示されている。なお、この例では、切替ボタンは印刷されない設定(デフォルトの設定)になっている。また、”/N 46 0 R”は、切替ボタンのイメージへの参照情報を指定したものであり、図8の(c)に示すフォームXObject(対象物”46 0”)にリンクされている。
図8の(c)は、フォームXObjectであり、切替ボタンの外観(切替ボタンの描画イメージ)を定義したものである。
図9は、画像ファイルにおける各レイヤと訳語の表示状態との関係を示す説明図である。この図に示すように、画像ファイルを構成する各レイヤにはラベル(”Yaku”、”PopUp”等)が関連付けられている。このラベルは、図6の(b)に示したオプショナルコンテントグループ辞書にて定義されるものである。また、図9に示した「切り替え動作」は図8の(b)に示したWidget注釈にて定義されるものである。さらに、図9に示される「ボタンイメージ」は図8の(c)に示したフォームXObjectにて定義されるものである。
図6〜図9に示した画像ファイルの構成によれば、ユーザが図4の(a)または(b)に示した切替ボタンをクリックすると、ポップアップ表示状態と訳語表示状態との間で表示状態の切り替えが行われる。また、ポップアップ表示状態で印刷すると原稿画像のみが印刷され、訳語表示状態で印刷を行うと原稿画像および訳語が印刷される。
なお、本実施形態では、切替ボタンを印刷しないようにしているが、これに限るものではない。図8の(b)に示したWidget注釈に対し、図10に示すようにコマンド“/F4”を挿入することにより、印刷時に切替ボタンが印刷される状態にすることができる。切替ボタンを印刷しないようにするには、図8の(b)に示したように、Widget注釈にコマンド“/F4”を挿入しないようにすればよい。
また、本実施形態では、ユーザによって画像ファイルが開かれたときの初期表示状態をポップアップ表示状態に設定しているが、これに限るものではない。図11に示すように、図6の(a)に示した文書カタログにおけるコマンド“/OFF[39 0 R]に代えてコマンド“/OFF[40 0 R]”を挿入することにより、画像ファイルを開いたときの初期表示状態を訳語表示状態に設定することができる。初期表示状態をポップアップ表示状態にするか訳語表示状態にするかは、画像ファイルの生成開始前にユーザが操作パネル9を用いて指定するようにすればよい。
また、本実施形態において、ページ毎にポップアップ表示状態と訳語表示状態とを切り替える場合は、図12に示すようにページ毎に異なるラベルを定義し、ラベルと当該ラベルによって制御を行うレイヤとをラベル毎に関連付ける。このとき、切替ボタンの表示形態は各ページについて共通にしてもよく、異ならせてもよい。これに対し、全てのページについて一括してポップアップ表示状態と訳語表示状態とを切り替える場合には、各ページの訳語レイヤを互いに別の対象物として定義し、図13に示すように全てのページに対して同じラベルを関連づける。この場合、切替ボタンの表示形態は各ページで同じにする。
また、切替ボタンを半透明(例えば通常濃度の30%の濃度)で表示させておき、ユーザが所定の操作を行ったとき(例えばマウス等のポインティングデバイスの操作によりカーソルを切替ボタン上に移動させたとき)に切替ボタンの色を非透明な通常濃度で表示させたり、切替ボタンに対する注釈情報を表示させたりするようにしてもよい。図14の(a)〜(c)は、その場合に画像ファイルに埋め込まれる情報(描画コマンド)の一例を示す説明図である。また、図15は、図14の(a)〜(c)の設定に基づく切替ボタンの表示状態の例を示す説明図である。
図14の(a)は、Widget注釈の例を示しており、切替ボタンの操作により対象物“39 0”と対象物“40 0”の表示状態を切り替えることが規定されている。また、図14の(a)の例では、切替ボタンは印刷されない設定(デフォルトの設定)になっている。
また、図14の(a)の例では、カーソルが切替ボタンの範囲外にあるときの切替ボタンの描画イメージ(ノーマル外観)を対象物”45 0”(半透明の描画イメージ)とすること、およびカーソルが切替ボタンの範囲内にあるときの切替ボタンの描画イメージ(ロールオーバー外観)を対象物”44 0”(非透明の描画イメージ、半透明時よりも表示濃度の高い描画イメージ)とすることが定義されている。
また、図14の(a)の例では、カーソルが切替ボタンの範囲内にあるときに、切替ボタンの機能(切替ボタンが操作されたときに行われる動作内容)を説明する吹き出し(説明画像)を切替ボタンの近傍に表示させることが定義されている。
具体的には、“/TU”に続く“()”で囲まれた文字列、すなわちメッセージ”Turn on and off PopUP”を表示させることが定義されている。なお、図14の(a)に示したWidget注釈は、図14の(c)に示す切替ボタンの半透明描画イメージを記述したフォーム、および切替ボタンの非透明描画イメージを記述したフォーム(図示せず)にリンクされている。
図14の(c)は、切替ボタンの描画イメージ(外観)を記述したフォーム(フォームXObject)の例であり、ボタンの半透明描画イメージが定義されている。
図14の(b)は、対象物の描画状態を規定するグラフィック状態パラメータ辞書の一例であり、半透明の描画状態を定義している。図14の(c)に示した例では不透明度30%(透過率70%)の半透明状態に設定されている。
これにより、図15に示したように、カーソル102が切替ボタン101の範囲外にある状態では切替ボタン101が半透明で表示される。また、カーソル102が切替ボタン101の範囲内に移動すると、切替ボタン101が非透明(半透明時よりも表示濃度の高い表示状態)で表示され、切替ボタン101の近傍にメッセージ”Turn on and off PopUp”を示す吹き出し103が表示される。切替ボタン101がクリックされた場合の動作は上述した通りである。
(4)外部装置から入力される画像データに対する処理例
本実施形態では、画像形成装置1は、画像入力装置2から入力された画像データに基づいて印刷または送信を行うようになっているが、外部装置から入力される画像ファイルに基づいてイメージ送信モードや印刷モードの処理を行う機能を有していてもよい。以下では、外部装置から入力される画像データに基づいてイメージ送信モードの処理を行う場合の例について説明する。なお、外部装置とは、画像形成装置1に差し込まれたUSBメモリ(リムーバブルメディア)等の各種記録媒体、あるいは画像形成装置1とネットワークを介して通信可能に接続されている端末装置等を意味する。
本例においても、画像形成装置1の全体構成は図1に示すとおりである。しかし、本例のファイル生成部30は、図3に示す構成ではなく、図16に示すようになっている。
図16に示すファイル生成部30は、文字認識部31、翻訳部32、ファイル情報生成部33、およびフォーマット化処理部34に加えて、文字抽出部(文字情報取得部)39を備えている。文字認識部31、翻訳部32、ファイル情報生成部33、フォーマット化処理部34の処理内容は、図3に示したものと同様であるため、その説明を省略する。
ここで、図16に示す文字抽出部39を説明する前に、制御部7について説明する。本例において、制御部7は、イメージ送信モードが選択され、かつ記憶部6に保存されている画像ファイルが処理対象として選択されると、記憶部6に保存されている処理対象の画像ファイルにテキストデータ(文字データ)が埋め込まれているか否かを判定する。なお、処理対象の画像ファイルは、ネットワークおよび送受信部5を経由して受信され記憶部6に保存されているファイル、あるいは、画像形成装置1に差し込まれたUSBメモリ等のリムーバブルメディア(メモリデバイス)から読み出されて記憶部6に保存されているファイルを意味する。
そして、制御部7は、処理対象の画像ファイルにテキストデータが埋め込まれていないと判定した場合、当該画像ファイルに含まれている画像データを抽出し、符号化/復号化部8および原稿補正部15を介して画像データを図16の文字認識部31に送信する。そして、図16の文字認識部31およびその後段の各ブロックにおいては、図3に示す文字認識部31およびその後段の各ブロックと同じ処理が行われ、訳語付きの画像ファイルが生成される。
これに対し、制御部7は、処理対象の画像ファイルにテキストデータが埋め込まれていると判定した場合、当該画像ファイルを記憶部6から文字抽出部39に送信するようになっている。
文字抽出部39は、記憶部6から画像ファイルが入力されると、この画像ファイルから、原稿画像を示す画像データと、テキストデータとを抽出する処理を行う。そして、文字抽出部39は、抽出したテキストデータを翻訳部32およびファイル情報生成部33に出力し、かつ、抽出した画像データをファイル情報生成部33に出力する。そして、図16の翻訳部32、ファイル情報生成部33、およびフォーマット化処理部34は、図3に示す翻訳部32、ファイル情報生成部33、およびフォーマット化処理部34と同じ処理を行い、それによって訳語付きの画像ファイルが生成される。
図17は、制御部7にて実行されるファイルフォーマットの判定処理の一例を示すフローチャートである。図17に示した処理は、各種画像ファイルがファイル先頭部(ヘッダ)にファイルフォーマットに応じた特徴的なバイト列を有していることが多い点に着目し、ファイルの先頭部のバイト列を確認することにより、ファイル種別(フォーマット)を簡易的に認識するようにしたものである。
イメージ送信モードが選択され、かつ記憶部6に保存されている画像ファイル(あるいは、送受信部5を介して通信可能に接続された外部装置に保存されている画像ファイル、またはデジタルカラー複合機1に対して着脱可能に接続された各種メモリデバイスに保存されている画像ファイル)が処理対象として選択されると、制御部7は、当該画像ファイルのファイル先頭部のバイト列を取得する(S21)。
S21にて取得したバイト列が16進数の0×49,0×49,0×2A,0×00である場合(S22にてYES)、すなわち、ファイルが0×49,0×49,0×2A,0×00で始まっている場合、制御部7は、処理対象の画像ファイルのフォーマットがTIFFであると判断する(S26)。
また、S21にて取得したバイト列が16進数の0×4D,0×4D,0×00,0×2Aである場合も(S22にてNO、S23にてYES)、制御部7は、処理対象の画像ファイルのフォーマットがTIFFであると判断する(S26)。
また、S21にて取得したバイト列が16進数の0×FF,0×D8である場合(S22およびS23にてNO、S24にてYES)、制御部7は、処理対象の画像ファイルのフォーマットがJPEGであると判断する(S27)。
また、S21にて取得したバイト列が16進数の0×25,0×50,0×44,0×46である場合(S22〜S24にてNO、S25にてYES)、制御部7は、処理対象の画像ファイルのフォーマットがPDFであると判断する(S28)。
これに対し、S21にて取得したバイト列がS22〜S25に示されるいずれのバイト例にも該当しない場合(S22〜S25にてNO)、制御部7は、処理対象の画像ファイルが処理不可ファイルであると判定し(S29)、この場合についてはイメージ送信モードの処理を中止する。
制御部7は、図17の処理によって画像ファイルのフォーマットを特定すると、以下のようにしてテキストデータの有無を判断する。
まず、図17の処理によって特定されたフォーマットがPDFである場合、制御部7は、テキストコマンドを調べることで、PDFファイルにおけるテキストデータの有無を判断する。例えば、サーチャブルPDFのようにPDFにテキストデータが埋め込まれているファイルフォーマットでは、図5(c)に示されるようにPDFファイル内部に”stream BT 100.000000 Tz …”のような記述があるため、テキストデータ(文字データ)が埋め込まれていると判断できる。一方、文字情報がビットマップ画像としてPDFファイルに格納されている場合(テキストデータを有しない場合)、上記のような記述は含まれていないため、テキストデータが埋め込まれていないと判断できる。
また、図17の処理によって特定されたフォーマットがJPEGの場合、制御部7は、テキストデータを有していない画像ファイルとして認識する。
また、図17の処理によって特定されたフォーマットがTIFFの場合も、制御部7は、テキストデータを有していない画像ファイルとして認識する。ただし、この場合、制御部7は、TIFFファイルのタグを調べることで、TIFFファイルが2値画像および多値画像のいずれであるかを判定する。そして、TIFFファイルが多値画像である場合、制御部7は、TIFFファイルに含まれている画像データを抽出してRGBの画像データに変換し、原稿補正部15を介して当該画像データをファイル生成部30に出力する。これに対し、TIFFファイルが2値画像である場合、制御部7は、TIFFファイルに含まれている2値画像を抽出し、2値画像を多値のRGBの画像データ(例えば8ビットの画像データ)に変換する。そして、変換したRGBの画像データを、原稿補正部15を介してファイル生成部30に出力する。
なお、図17に示した処理例では、処理対象の画像ファイルがワード、エクセル、パワーポイント等の電子データの場合について記載されていないが、これらの電子データもテキストデータを含むため、処理対象の画像ファイルがこれらの電子データである場合、制御部7は、当該電子データをファイル生成部30に入力するようになっている。
(5)画像読取装置の実施例
また、本実施形態では、本発明をカラー画像形成装置に適用する場合について説明したが、これに限らず、モノクロの画像形成装置に適用してもよい。また、本発明は、画像形成装置に限らず、例えば単体のカラー画像読取装置に適用してもよい。
図18は、本発明をカラー画像読取装置(以下「画像読取装置」と称す)に適用する場合の構成例を示すブロック図である。図18に示すように、画像読取装置100は、画像入力装置2、画像処理装置3b、送受信部5、記憶部6、制御部7、符号化/復号化部8、および操作パネル9を備えている。画像入力装置2、送受信部5、記憶部6、制御部7、符号化/復号化部8、および操作パネル9の構成および機能は上述した画像形成装置1の場合と同様なので、ここではその説明を省略する。
画像処理装置3bは、A/D変換部11、シェーディング補正部12、入力処理部13、原稿検知部14、原稿補正部15、ファイル生成部30を備えている。ファイル生成部30の内部構成は図3または図16に示されるようになっている。画像入力装置2、画像処理装置3bに含まれる各部の処理内容は、図1に示される画像形成装置1の場合と同様である。画像処理装置3bにおいて上記各処理が施された後の画像ファイルはコンピュータやハードディスク、ネットワークなどへ出力される。
(6)ソフトウェアによる実施例
画像形成装置1あるいは画像読取装置100に備えられる制御部7および/またはファイル生成部30は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、画像形成装置1あるいは画像読取装置100は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである画像形成装置1あるいは画像読取装置100の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、画像形成装置1あるいは画像読取装置100に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、一時的でない有形の媒体(non-transitory tangible medium)、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、画像形成装置1あるいは画像読取装置100を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
(7)画像処理装置3が奏する作用・効果
以上のように、本実施形態にかかる画像処理装置3は、画像データに対応する画像に含まれる原文の文字情報を取得する文字情報取得部(文字認識部13および/または文字抽出部39)と、上記文字情報に基づいて上記原文の翻訳処理を行って上記原文の訳語情報を生成する翻訳部32と、上記画像データに応じた画像を表示させる際にコンピュータに実行させる処理の処理内容を示す描画コマンドを生成する描画コマンド生成部(ファイル情報生成部33)と、上記画像データ、上記訳語情報、および上記描画コマンドを含む所定のフォーマットの画像ファイルを生成するフォーマット化処理部34とを備え、上記描画コマンド生成部(ファイル情報生成部33)は、上記訳語情報を表示させずに上記原文を表示させておき、上記原文の一部をユーザが指定した場合に上記原文と上記原文におけるユーザが指定した部分に対応する訳語情報とを表示させる第1表示状態と、上記原文と上記原文に対応する訳語情報とを常に表示させる第2表示状態とをユーザの指示に応じて切り替える処理をコンピュータに実行させるための描画コマンドを生成することを特徴としている。
上記の構成によれば、描画コマンド生成部は、(i)訳語情報を表示させずに原文を表示させておき、原文の一部をユーザが指定した場合に、上記原文と上記原文におけるユーザが指定した部分に対応する訳語情報とを表示させる第1表示状態と、(ii)上記原文と当該原文に対応する訳語情報とを常に表示させる第2表示状態とを、ユーザの指示に応じて切り替える処理をコンピュータに実行させるための描画コマンドを生成する。また、フォーマット化処理部は、文字情報取得部が取得した画像データに含まれる原文の文字情報、翻訳部が生成した上記原文の訳語情報、および描画コマンド生成部が生成した描画コマンドを含む所定のフォーマットの画像ファイルを生成する。
これにより、画像ファイルを閲覧するユーザが、自身の好みや画像ファイルの用途等に応じて表示状態を第1表示状態と第2表示状態とに容易に切り替えることのできる画像ファイルを生成できる。したがって、ユーザにとって使い勝手がよく、閲覧性の高い画像ファイルを提供することができる。
また、上記描画コマンド生成部は、上記画像データに応じた画像とともにユーザが上記第1表示状態と上記第2表示状態との切り替え指示を行うための表示切替ボタンを表示させる処理をコンピュータに実行させるための描画コマンド、および、上記画像データに応じた画像とともに上記表示切替ボタンが表示されている状態で印刷指示が行われた場合であっても上記表示切替ボタンを印刷対象に含めずに上記画像データに応じた画像を印刷する処理をコンピュータに実行させるための描画コマンドを生成する構成としてもよい。
上記の構成によれば、画像ファイルを表示装置で閲覧する際に第1表示状態と第2表示状態とを切り替えるための操作対象となる表示切替ボタンを表示させることにより、ユーザの利便性を向上させることができる。また、印刷時には表示切替ボタンを印刷対象から除外することで、不要な情報が印刷されることを防止できる。
また、上記描画コマンド生成部は、上記画像データが複数頁の画像を含む場合に、上記表示切替ボタンを各頁の画像に対応する位置にそれぞれ表示させ、かつユーザが上記表示切替ボタンを用いて上記第1表示状態と上記第2表示状態との切り替えの指示入力を行った場合に、当該指示入力に対応する上記第1表示状態と上記第2表示状態との切り替え処理を全頁の画像に対して共通に適用する処理をコンピュータに実行させるための描画コマンドを生成する構成としてもよい。
上記の構成によれば、複数頁のうちのいずれかの頁に対応する表示切替ボタンを操作することにより、当該操作に対応する表示状態の切り替えを全頁に対して共通に適用することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、上記描画コマンド生成部は、初期状態では上記表示切替ボタンに重畳する位置に表示される他の画像をユーザが視認できるように上記表示切替ボタンを半透明で表示させ、ユーザによる所定の操作が行われた場合に上記表示切替ボタンの表示濃度を上記初期状態よりも高める処理をコンピュータに実行させるための描画コマンドを生成する構成としてもよい。
上記の構成によれば、ユーザが表示切替ボタンを利用するとき以外は表示切替ボタンを半透明で表示させることにより、表示切替ボタンが画像の閲覧の邪魔になることを抑制できる。また、ユーザが表示切替ボタンを利用する場合には、ユーザが所定の操作を行うことにより、表示切替ボタンを視認しやすい状態で表示させることができる。なお、上記の所定の操作としては、例えば、表示切替ボタン上にマウス等のポインティングデバイスを用いてカーソルを重ね合わせる操作などが挙げられる。
また、上記文字情報取得部は、画像データに対して文字認識処理を行うことにより当該画像データに含まれる原文の文字情報を取得する機能、および、画像データに付加されている当該画像データに含まれる原文の文字情報を抽出することにより上記原文の文字情報を取得する機能のうちの少なくとも一方を備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、画像データに含まれる原文の文字情報を容易に取得することができる。
また、上記描画コマンド生成部は、上記第1表示状態による表示期間中にユーザが表示されている原文の一部にポインティングデバイスのカーソルを重ねる操作を行った場合に、上記原文に加えて上記原文におけるユーザが上記カーソルを重ねた部分に対応する訳語情報を表示させる処理をコンピュータに実行させるための描画コマンドを生成する構成としてもよい。
上記の構成によれば、ユーザは、ポインティングデバイスのカーソルを原文における訳語を確認したい部分に重ねることにより、当該部分の訳語を容易に表示させることができる。
本発明の画像形成装置は、上記したいずれかの画像処理装置を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、ユーザが、表示状態を使用シーンに応じて第1表示状態と第2表示状態とに容易に切り替えることのできる画像ファイルを生成することができる。したがって、ユーザにとって使い勝手がよく、閲覧性の高い画像ファイルを提供することができる。
また、本発明の画像処理装置は、コンピュータによって実現されてもよく、この場合には、コンピュータを上記各部として動作させることにより、上記画像処理装置をコンピュータにて実現させるプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に含まれる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、画像データに対応する画像に含まれる原文を翻訳する機能を備えた画像処理装置、画像形成装置、プログラムおよびそれを記録した記録媒体に適用できる。
1 画像形成装置
2 画像入力装置
3 画像処理装置
3b 画像処理装置
4 画像出力装置
5 送受信部
6 記憶部
7 制御部
9 操作パネル
9a 入力部
9b 表示部
30 ファイル生成部
31 文字認識部(文字情報取得部)
32 翻訳部
33 ファイル情報生成部(描画コマンド生成部)
34 フォーマット化処理部
39 文字抽出部(文字情報取得部)
100 画像読取装置

Claims (9)

  1. 画像データに対応する画像に含まれる原文の文字情報を取得する文字情報取得部と、
    上記文字情報に基づいて上記原文の翻訳処理を行って上記原文の訳語情報を生成する翻訳部と、
    上記画像データに応じた画像を表示させる際にコンピュータに実行させる処理の処理内容を示す描画コマンドを生成する描画コマンド生成部と、
    上記画像データ、上記訳語情報、および上記描画コマンドを含む所定のフォーマットの画像ファイルを生成するフォーマット化処理部とを備えた画像処理装置であって、
    上記描画コマンド生成部は、
    上記訳語情報を表示させずに上記原文を表示させておき、上記原文の一部をユーザが指定した場合に、上記原文と上記原文におけるユーザが指定した部分に対応する訳語情報とを表示させる第1表示状態と、上記原文と上記原文に対応する訳語情報とを常に表示させる第2表示状態とをユーザの指示に応じて切り替える処理をコンピュータに実行させるための描画コマンドを生成することを特徴とする画像処理装置。
  2. 上記描画コマンド生成部は、
    上記画像データに応じた画像とともにユーザが上記第1表示状態と上記第2表示状態との切り替え指示を行うための表示切替ボタンを表示させる処理をコンピュータに実行させるための描画コマンド、および、上記画像データに応じた画像とともに上記表示切替ボタンが表示されている状態で印刷指示が行われた場合であっても上記表示切替ボタンを印刷対象に含めずに上記画像データに応じた画像を印刷する処理をコンピュータに実行させるための描画コマンドを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 上記描画コマンド生成部は、
    上記画像データが複数頁の画像を含む場合に、上記表示切替ボタンを各頁の画像に対応する位置にそれぞれ表示させ、かつユーザが上記表示切替ボタンを用いて上記第1表示状態と上記第2表示状態との切り替えの指示入力を行った場合に、当該指示入力に対応する上記第1表示状態と上記第2表示状態との切り替え処理を全頁の画像に対して共通に適用する処理をコンピュータに実行させるための描画コマンドを生成することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 上記描画コマンド生成部は、
    初期状態では上記表示切替ボタンに重畳する位置に表示される他の画像をユーザが視認できるように上記表示切替ボタンを半透明で表示させ、ユーザによる所定の操作が行われた場合に上記表示切替ボタンの表示濃度を上記初期状態よりも高める処理をコンピュータに実行させるための描画コマンドを生成することを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 上記文字情報取得部は、画像データに対して文字認識処理を行うことにより当該画像データに含まれる原文の文字情報を取得する機能、および、画像データに付加されている当該画像データに含まれる原文の文字情報を抽出することにより上記原文の文字情報を取得する機能のうちの少なくとも一方を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 上記描画コマンド生成部は、
    上記第1表示状態による表示期間中にユーザが表示されている原文の一部にポインティングデバイスのカーソルを重ねる操作を行った場合に、上記原文に加えて上記原文におけるユーザが上記カーソルを重ねた部分に対応する訳語情報を表示させる処理をコンピュータに実行させるための描画コマンドを生成することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置を動作させるプログラムであって、コンピュータを上記各部として機能させるためのプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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