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JP2014052762A - ロック構造を備えた電子機器 - Google Patents

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JP2014052762A JP2012195797A JP2012195797A JP2014052762A JP 2014052762 A JP2014052762 A JP 2014052762A JP 2012195797 A JP2012195797 A JP 2012195797A JP 2012195797 A JP2012195797 A JP 2012195797A JP 2014052762 A JP2014052762 A JP 2014052762A
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Abstract

【課題】ロック用孔を有する各部材を密着するように当接させて、ロック用孔を有する各部材の厚み方向の寸法精度を設計値どおりに確保し、ロックキーを各ロック用孔に挿入して確実にロックすることができるロック構造を備えた電子機器を提供する。
【解決手段】サイドパネル4に設けたサイドパネル側突起部7の先端部には、ベースパネル3に設けたベースパネル側突起部5の先端部を挟み込むようにして該ベースパネル側突起部5をサイドパネル側突起部7に密着させた状態で係止する折り返し部7aが形成されており、サイドパネル4を移動させてベースパネル3の開口面3aに装着した際に、折り返し部7aにより同じ位置に当接した第1スロット部6と第2スロット部8にケンジントンロック9のロックキー10を挿入して回転させることで、サイドパネル4がベースパネル3にロックされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロック構造を備えた電子機器に関する。
例えば、ディスクトップ型のパソコン(パーソナルコンピュータ)などの電子機器は、装置内部のハードディスクなどの記憶媒体に機密情報が含まれている場合が多く、また装置内部には高価な各種ユニット部品も多数実装されているので、これらの盗難、破壊等を防止するためのセキュリティ機能が求められる。このため、これらの電子機器には、装置自体の盗難や装置内部の記憶媒体や各種ユニット部品の盗難を防止するためのロック構造が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、ディスクトップコンピュータの筐体の側面を覆うサイドカバーの側面側に、このサイドカバーに固定されるように設けたロック用孔と、サイドカバーの取外し用のオープンボタンの押下げに連動して可動するように設けたロック用孔とが近接して設置されている。そして、筐体にサイドカバーが取付けられている状態で、両方のロック用孔にケンジントンロックのT字型のロックキーを挿入し、挿入したロックキーを回転させてロックすることでオープンボタンが押下げできないようにしている。
このようなロック構造により、筐体からサイドカバーを取外すことができなくため、内部の記憶媒体や各種ユニット部品の盗難を防止可能としている。
ところで、前記特許文献1のようなロック構造では、ロック用孔を有する各部材の組付け誤差等による各部材の厚み方向の位置ずれによって各部材の間に隙間が生じていると、挿入される前記T字型のロックキーの長さ寸法よりも前記各部材の厚み寸法の方が大きくなるおそれがある。このため、ロックキーを各ロック用孔に挿入してもロックキーを回転させることができず、ロックができなくなる。
そこで、本発明は、ロック用孔を有する各部材を密着するように当接させて、ロック用孔を有する各部材の厚み方向の寸法精度を設計値どおりに確保し、ロックキーを各ロック用孔に挿入して確実にロックすることができるロック構造を備えた電子機器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、開口面を有する箱型の電子機器本体と、前記開口面の一方側端部から他方側端部に向けて移動させることで前記開口面を覆うようにして着脱可能に装着されるパネル部材とを有し、前記開口面に装着された前記パネル部材を施錠手段を介してロックするロック構造を備えた電子機器であって、前記電子機器本体の前記開口面の一方側端部に、第1のロック孔を有する第1突起部を前記パネル部材の移動方向に沿って設けるとともに、前記パネル部材の前記開口面の一方側端部に対応する一方側端部に、第2のロック孔を有する第2突起部を前記パネル部材の移動方向に沿って設け、前記パネル部材を、前記開口面の一方側端部から他方側端部に向けて移動させて前記開口面に装着した際に、前記第1突起部と前記第2突起部の前記第1、第2の盗難防止用ロック孔が同じ位置で当接するように、前記第2突起部の先端部には、前記第1突起部の先端部を挟み込むようにして該第1突起部を前記第2突起部に密着させた状態で係止する係止部が形成されており、前記パネル部材を移動させて前記開口面に装着した際に、前記係止部により同じ位置に当接した前記第1、第2のロック孔に前記施錠手段のロックキーを挿入して回転させることで、前記パネル部材が前記電子機器本体にロックされることを特徴としている。
本発明によれば、第2突起部の先端部に、第1突起部を挟み込むようにして該第1突起部を第2突起部に密着させた状態で係止する係止部を形成しているので、第1、第2のロック孔を有する第1突起部と第2突起部を密着するように当接させることができる。これにより、第1、第2のロック孔を有する第1突起部と第2突起部の厚み方向の寸法精度を確保し、ロックキーを各ロック孔に挿入して確実にロックすることができる。
(a)は、本発明の実施形態に係るロック構造を備えた電子機器の筐体の外観を示す斜視図、(b)は、この筐体のサイドパネルを取り外した状態を示す斜視図。 (a)は、開口面を有する箱型のベースパネルを示す斜視図、(b)は、ベースパネルの開口面を塞ぐサイドパネルを示す斜視図。 (a)、(b)は、サイドパネル固定機構を示す図。 (a)は、サイドパネル固定機構の動作を示す斜視図、(b)は、サイドパネル固定機構によるサイドパネルのベースパネルへの固定と、ケンジントンロックによるサイドパネルのロック状態を示す斜視図。 (a)は、サイドパネルのベースパネルへの取付け開始時を示す図、(b)は、サイドパネルをベースパネルへ取付けた状態を示す図。 サイドパネル側突起部の先端部にベースパネル側突起部を挟み込むように係止して密着させた状態を示す図。 (a)は、第1スロット部と第2スロット部を通してケンジントンロックのT字型のロックキーを第1回転板の係合穴に挿入した状態を示す図、(b)は、ケンジントンロックのT字型のロックキーを回転させた状態を示す図。 比較例における、ケンジントンロックによるサイドパネルのロック状態を示す斜視図。 (a)は、図8の比較例における、サイドパネル側突起部とベースパネルの背面部が良好に当接した状態を示す図、(b),(c)は、サイドパネル側突起部とベースパネルの背面部との間に当接不良が生じている状態を示す図。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。図1(a)は、本発明の実施形態に係る盗難防止のためロック構造を備えた電子機器の筐体の外観を示す斜視図、図1(b)は、この筐体のサイドパネルを取り外した状態を示す斜視図である。なお、本実施形態における電子機器としては、例えば、ディスクトップ型のパソコンや、複写機等の画像形成装置に着脱自在に装着される情報処理装置などが挙げられる。
図1(a),(b)に示すように、この電子機器1の筐体2は、一方の側面に矩形状の開口面3aを有する箱型の電子機器本体としてのベースパネル3と、このベースパネル3の開口面3aを塞ぐ着脱可能なサイドパネル4で構成されている。図1(a),(b)において、図の左側が筐体2(ベースパネル3、サイドパネル4)の背面側であり、図の右側が筐体2(ベースパネル3、サイドパネル4)の前面側である。なお、図1(b)において、ベースパネル3内には、不図示のハードディスクなどの記憶媒体や各種ユニット部品などが実装されている。
ベースパネル3の背面のサイドパネル4側の側面に形成された直線状のベースパネル側突起部5には、ベースパネル側ロック用の孔である矩形状の第1スロット部6が設けられている。また、サイドパネル4の背面に形成された直線状のサイドパネル側突起部7には、サイドパネル側ロック用の孔である矩形状の第2スロット部8が設けられている。
サイドパネル4がベースパネル3の開口面3aに取付けられた状態(図1(a)参照)では、第1スロット部6と第2スロット部8は同じ位置にあり、第1スロット部6と第2スロット部8に、施錠手段としてのケンジントンロック9のT字型のロックキー10を挿入して回転させる施錠操作によって、サイドパネル4が取外せないようにロックされる(詳細は後述する)。
また、サイドパネル4の内側と背面側端部には、ケンジントンロック9による前記施錠操作に連動して、サイドパネル4をベースパネル3の開口面3aの両側縁部に固定するためのサイドパネル固定機構11(図2(b)参照)が設けられている(サイドパネル固定機構11の詳細については後述する)。
サイドパネル4の前面側(図2(b)の左側)の端部中央には、ベースパネル3の前面側(図2(a)の右側)のフック受け部3bの内側に圧接するフック部4aが形成されている。また、サイドパネル4の背面側(図2(b)の右側)に設けたサイドパネル突起部7の先端部には、ベースパネル3のベースパネル突起部5の先端部を挟み込んで係止する折り返し部7a(図6参照)が形成されている。
(サイドパネル固定機構11の構成)
次に、サイドパネル固定機構11の構成を、図2〜図4を参照して説明する。
図2(b)、図3(a),(b)に示すように、サイドパネル4の内側に設けられたサイドパネル固定機構11は、薄板状のクランク軸部材12と、クランク軸部材12の両端部にそれぞれ揺動可能に保持された第1回転板13、第2回転板14と、第2回転板14に一端側がそれぞれ揺動可能に保持された第1スライド軸部材15、第2スライド軸部材16を有している。
クランク軸部材12は、サイドパネル4の内面に設けたガイド部材17a,17bによってサイドパネル4の横方向(長手方向)に沿って移動可能に保持されている。
図2(b)、図4(a)に示すように、円形状の第1回転板13は、サイドパネル4のサイドパネル側突起部7の内側に位置する固定されたカバー部材18内に回転可能に支持されている(図6参照)。第1回転板13の中央部には、ケンジントンロック9のT字型のロックキー10が挿入される矩形状の係合穴13a(図3(a)、図6参照)が形成されている。なお、この係合穴13aと前記第1スロット部6、第2スロット部8は、同じ形状でかつ同じ大きさである。
図3(a),(b)に示すように、第1回転板13の回転中心からずれた縁部近傍に、クランク軸部材12の一端側が揺動可能に連結されている。なお、クランク軸部材12のこの一端側は、下方側に曲げられている。また、楕円状の第2回転板14の回転中心からずれた縁部近傍に、クランク軸部材12の他端側が揺動可能に連結されている。なお、図3(b)は、第1回転板13が90度だけ右回転されたときの、連結されているクランク軸部材12の矢印a方向の移動、第2回転板14の一定角度の右回転、第2回転板14の回転に伴う第1スライド軸部材15の上方向(矢印b方向)への移動及び第2スライド軸軸16の下方向(矢印c方向)への移動を示したものである。
図2(b)、図4(a)に示すように、第1スライド軸部材15は、サイドパネル4の内面に設けたガイド部材19a,19bによってサイドパネル4の一方の側面端部側に移動可能に保持されている。一方、第2スライド軸部材16は、サイドパネル4の内面に設けたガイド部材20a,20bによってサイドパネル4の他方の側面端部側に移動可能に保持されている。
図2(b)、図4(a)に示すように、サイドパネル4の内側の上下中央には、第1スライド軸部材15と第2スライド軸部材16の各先端側がそれぞれ挿通されるサイドパネル側貫通孔21a,21bが設けられている。また、図2(a)に示すように、ベースパネル3の開口面3aの上下中央の縁部内側には、前記サイドパネル側貫通孔21a,21bの位置に対応するようにしてベースパネル側貫通孔22a,22bがそれぞれ設けられている。
なお、図1(b)、図4(b)に示すように、サイドパネル4の内面の第2回転板14が位置する部分には、第2回転板14の回転中心を回転可能に支持するための凸状の支持部4bが形成されている。第2回転板14の回転中心には、前記凸状の支持部4bが当接する凹部(不図示)が形成されている。
(電子機器のロック構造、及びサイドパネル固定機構11の動作)
次に、上記した電子機器のロック構造、及びサイドパネル固定機構11の動作について説明する。
図5(a)に示すように、サイドパネル4の上側縁部と下側縁部にそれぞれ設けた上部ガイド部4cと下部ガイド部4dを、ベースパネル3の開口面3a側の上面縁部と下面縁部の背面側にそれぞれ当接させて、ベースパネル3の前面側(矢印A方向側)へ移動させる。そして、図5(b)に示すように、サイドパネル4の前面側がベースパネル3の前面端部まで移動されると、フック部4aがフック受け部3bの内側に圧接することで、サイドパネル4とベースパネル3の前面側が固定される。
この際、図6に示すように、サイドパネル4の背面側に設けたサイドパネル側突起部7の折り返し部7aに、ベースパネル3のベースパネル側突起部5の先端部が挟み込まれて密着状態で係止される。これにより、ベースパネル側突起部5とサイドパネル側突起部7が隙間なく当接されるため、ベースパネル側突起部5とサイドパネル側突起部7の厚み方向の寸法精度が設計値どおりに確保され、更に、ベースパネル側突起部5と第1回転板13との間が精度よく所定間隔に保持される。
また、折り返し部7aにベースパネル側突起部5の先端部が挟み込まれて精度よく所定位置に係止されることにより、サイドパネル側突起部7の第2スロット部8、ベースパネル側突起部5の第1スロット部6及び第1回転板13の係合穴13aは、連通するように同じ位置にある。
よって、図7(a)に示すように、ケンジントンロック9のT字型のロックキー10を、サイドパネル側突起部7の第2スロット部8とベースパネル側突起部5の第1スロット部6を通して第1回転板13の係合穴13aに精度よく確実に挿入することができる。
そして、図7(a),(b)に示すように、ケンジントンロック9のロックキー10を、第2スロット部8と第1スロット部6を通して第1回転板13の係合穴13aに挿入した後、ケンジントンロック9に差し込んだ鍵30を90度右方向に回すことで、係合穴13aに挿入されたロックキー10が第1回転板13とともに90度右回転する。これにより、ケンジントンロック9のロックキー10によってサイドパネル4がベースパネル3にロックされる。
そして、図3(b)に示したように、ロックキー10の回転によって第1回転板13が90度だけ右回転すると、連結されているクランク軸部材12が矢印a方向(サイドパネル4の横方向)に所定距離だけ移動し、これにより、クランク軸部材12に連結されている第2回転板14が一定角度だけ右回転する。そして、第2回転板14の一定角度の右回転によって、第2回転板14に一端側がそれぞれ揺動可能に連結されている第1スライド軸部材15が上方向(矢印b方向)へ移動するとともに、第2スライド軸部材16が下方向(矢印c方向)へ移動する。
そして、図4(b)に示したように、上方向に移動した第1スライド軸部材15の先端側は、サイドパネル側貫通孔21a及びベースパネル側貫通孔22aに挿通され、下方向に移動した第2スライド軸部材16の先端側は、サイドパネル側貫通孔21b及びベースパネル側貫通孔22bに挿入されることで、サイドパネル4がベースパネル3に固定される。
このように、本実施形態では、サイドパネル4のサイドパネル側突起部7の先端部に形成した折り返し部7aに、ベースパネル3のベースパネル側突起部5の先端部が挟み込まれて密着状態で係止されるので、ベースパネル側突起部5とサイドパネル側突起部7が隙間なく当接される。これにより、ベースパネル側突起部5とサイドパネル側突起部7の厚み方向の寸法精度が設計値どおりに確保されるので、第2スロット部8と第1スロット部6に挿入したケンジントンロック9のロックキー10の回転によって、盗難防止のためのロックを確実に行うことができる。
更に、ケンジントンロック9のロックキー10の回転に連動して、上記したサイドパネル固定機構11が動作することで、それぞれ上下に移動した第1スライド軸部材15と第2スライド軸部材16が、サイドパネル側貫通孔21a、ベースパネル側貫通孔22a、及びサイドパネル側貫通孔21b、ベースパネル側貫通孔22bにそれぞれ挿通されることによって、サイドパネル4をベースパネル3により強固に固定することができる。
また、図8は、本発明に対する比較例のサイドパネルをベースパネルの開口面にロックして固定した状態を示す斜視図である。なお、前記実施形態と同一機能を有する部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図8に示すように、この比較例のサイドパネル4の背面側端部には、ベースパネル3の背面部3c側に直角に折り曲げたサイドパネル側突起部7が設けられており、サイドパネル4をベースパネル3の側面に沿って前面側(矢印A方向側)へ移動させることで、サイドパネル4とベースパネル3の前面側は、フック部(不図示)がフック受け部3bの内側に圧接されることで固定される。
一方、サイドパネル4とベースパネル3の背面側は、当接したサイドパネル側突起部7とベースパネル3の背面部3cにそれぞれ形成された、第2スロット部8と第1スロット部6(図9(a)参照)に、ケンジントンロック9のT字型のロックキー(不図示)を挿入して回転させる施錠操作によってロックされる。
ところで、この比較例では、図9(a)に示すように、直角に折り曲げられたサイドパネル側突起部7がベースパネル3の背面部3cに隙間なく密着するように当接している正常時の場合は、両者の厚み方向の寸法精度が設計値どおりに出ているので、施錠操作時に第1スロット部6の縁部周囲に、ケンジントンロック9のT字状のロックキー(不図示)が引っかかることなく、良好にロックすることができる。
しかしながら、例えば、図9(b)に示すように、サイドパネル側突起部7の曲げ加工不良で直角に曲げられていない場合や、図9(c)に示すように、ベースパネル3やサイドパネル4の寸法誤差などによる影響でベースパネル3の背面部3cとサイドパネル側突起部7との間に隙間が生じている場合は、ベースパネル3の背面部3cとサイドパネル側突起部7との間の厚み方向の寸法精度が悪くなる。このため、施錠操作時に第1スロット部6の縁部周囲に、ケンジントンロック9のT字状のロックキー(不図示)が引っかかって回転させることができなくなり、ロックができないことがある。
これに対して、本実施形態では、上記したように直線状のサイドパネル側突起部7の先端部に形成した折り返し部7aに、直線状のベースパネル側突起部5の先端部が挟み込まれて密着状態で係止されるので、ベースパネル側突起部5とサイドパネル側突起部7が隙間なく当接される。これにより、ベースパネル側突起部5とサイドパネル側突起部7の厚み方向の寸法精度が設計値どおりに確保されるので、第2スロット部8と第1スロット部6に挿入したケンジントンロック9のロックキー10によって確実にロックすることができる。
また、この比較例では、ベースパネル3の背面部3cにケンジントンロック9が装着されるので、ベースパネル3の背面部3cでの各種端子等の設置面積が小さくなるが、本実施形態では、上記したようにベースパネル3の背面側の側面端部にケンジントンロック9が装着されるので、ベースパネル3の背面での各種端子等の設置面積を多く確保することができる。
1 電子機器
2 筐体
3 ベースパネル(電子機器本体)
3a 開口面
4 サイドパネル(パネル部材)
5 ベースパネル側突起部(第1突起部)
6 第1スロット部(第1のロック孔)
7 サイドパネル側突起部(第2突起部)
7a 折り返し部(係止部)
8 第2スロット部(第2のロック孔)
9 ケンジントンロック(施錠手段)
10 ロックキー
11 サイドパネル固定機構
特開2005−322001号公報

Claims (4)

  1. 開口面を有する箱型の電子機器本体と、前記開口面の一方側端部から他方側端部に向けて移動させることで前記開口面を覆うようにして着脱可能に装着されるパネル部材とを有し、前記開口面に装着された前記パネル部材を施錠手段を介してロックするロック構造を備えた電子機器であって、
    前記電子機器本体の前記開口面の一方側端部に、第1のロック孔を有する第1突起部を前記パネル部材の移動方向に沿って設けるとともに、前記パネル部材の前記開口面の一方側端部に対応する一方側端部に、第2のロック孔を有する第2突起部を前記パネル部材の移動方向に沿って設け、
    前記パネル部材を、前記開口面の一方側端部から他方側端部に向けて移動させて前記開口面に装着した際に、前記第1突起部と前記第2突起部の前記第1、第2のロック孔が同じ位置で当接するように、前記第2突起部の先端部には、前記第1突起部の先端部を挟み込むようにして該第1突起部を前記第2突起部に密着させた状態で係止する係止部が形成されており、
    前記パネル部材を移動させて前記開口面に装着した際に、前記係止部により同じ位置に当接した前記第1、第2のロック孔に前記施錠手段のロックキーを挿入して回転させることで、前記パネル部材が前記電子機器本体にロックされることを特徴とするロック構造を備えた電子機器。
  2. 前記施錠手段によるロック動作時の前記ロックキーの回転に連動して、前記パネル部材を前記電子機器本体の前記開口面の両側縁部に固定する固定機構を有していることを特徴とする請求項1に記載のロック構造を備えた電子機器。
  3. 前記固定機構は、前記ロックキーが挿入される係合穴を有する第1回転板と、前記第1回転板の一端側に揺動可能に連結され、前記パネル部材の長手方向に沿って移動可能に保持されたクランク軸部材と、前記クランク軸部材の他端側に回転可能に連結された第2回転板と、前記第2回転板に揺動可能に連結され、前記クランク軸部材と直交する両方向に移動可能にそれぞれ保持された第1、第2のスライド軸部材とを備え、
    前記係合穴に挿入された前記ロックキーの回転により前記第1回転板が回転され、前記第1回転板の回転に伴って前記クランク軸部材が前記パネル部材の長手方向に沿って移動し、前記クランク軸部材の移動に伴って前記第2回転板が回転して、更に、前記第2回転板の回転に伴って第1、第2のスライド軸部材が前記クランク軸部材と直交する両方向にそれぞれ移動し、
    前記第1、第2のスライド軸部材の各先端側が、前記パネル部材の両側端部と前記電子機器本体の前記開口面の両側縁部にそれぞれ設けた貫通孔に挿入されることで、前記パネル部材が前記電子機器本体の前記開口面の両側縁部に固定されることを特徴とする請求項2に記載のロック構造を備えた電子機器。
  4. 前記施錠手段は、ケンジントンロックであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のロック構造を備えた電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019160103A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 サクサ株式会社 電子機器の施錠構造
US10908656B2 (en) 2016-06-13 2021-02-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Computing devices

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