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JP2014044006A - 油分離器及び圧縮装置 - Google Patents

油分離器及び圧縮装置 Download PDF

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JP2014044006A
JP2014044006A JP2012186784A JP2012186784A JP2014044006A JP 2014044006 A JP2014044006 A JP 2014044006A JP 2012186784 A JP2012186784 A JP 2012186784A JP 2012186784 A JP2012186784 A JP 2012186784A JP 2014044006 A JP2014044006 A JP 2014044006A
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Seiji Yoshimura
省二 吉村
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Abstract

【課題】油分離器において、当該油分離器内に貯留された油の表面の波打ちを抑制し、かつ、作動媒体に随伴されている油が油滴となって飛散するのを抑制すること。
【解決手段】円筒状の胴部(11)の中心軸が水平となるように設置される容器本体(10)と、作動媒体及び油を含んだ混合流体(F)を容器本体(10)内に導入する導入流路(21)と、容器本体(10)内から作動媒体を排出する排出流路(22)と、導入流路(21)から容器本体(10)内に導入された混合流体(F)の流れの向きを変える偏向部材(30)とを備え、偏向部材(30)は、導入流路(21)の開口部近傍にて容器本体(10)の内面との間に間隙を設けて配置されるとともに、混合流体(F)を前記間隙へと向かわせる形状の案内部(31)と、混合流体(F)が前記間隙を介して排出流路(22)に向かうことを遮る遮蔽部(32)とを有すること。
【選択図】図1

Description

本発明は、油冷式圧縮機から作動媒体とともに吐出される油を分離するための油分離器に関するものである。
従来、特許文献1に示されるように、油冷式圧縮機と、この油冷式圧縮機の下流側に設けられた油分離器とを備えた圧縮装置が知られている。油冷式圧縮機は、圧縮機に吸入される作動媒体に油を噴射しながら当該作動媒体の圧縮を行うものである。前記油分離器は、その内部に油が貯留される円筒状の容器本体と、この容器本体内に作動媒体及びこの作動媒体に随伴される油を導入するための導入流路と、前記容器本体内から作動媒体を排出するための排出流路とを有している。前記容器本体は、円筒の中心軸が水平となるように設置されている。
また、特許文献1には、油分離器が、容器本体内に導入される作動媒体及びこれに随伴される油を直接当該容器本体内に貯留された油の表面に向かわない方向に偏向するエルボー部を備えていることが開示されている。前記導入流路から容器本体内に導入された作動媒体及びこれに随伴される油が当該容器本体内に貯留されている油の表面に直接衝突すると、その油面が波打つことによって油滴が飛散し、この油滴が前記排出流路から排出されるといった不具合の発生が懸念される。前記エルボー部は、このような不具合の発生を抑制するために設けられている。
特開2000−234826号公報
ところで、特許文献1に示されるように、横置型の油分離器では、油面と排出流路との間の距離が短いため、容器本体内に流入した作動媒体が油面に勢いよく接触して油面が波立ってしまうと、油面が排出流路に接触してしまう虞がある。上記特許文献1に記載された油分離器では、前記エルボー部により作動媒体及びこれに随伴される油が直接容器本体内に貯留されている油の表面に向かわない方向に偏向されるものの、その偏向された作動媒体及びこれに随伴される油は、直接的に前記排出流路に流入する可能性がある。
本発明の目的は、油分離器内に貯留された油の表面の振動を抑制し、かつ、作動媒体に随伴されている油が直接排出流路から排出されるのを抑制することである。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、円筒状の胴部を有しこの胴部の中心軸が水平となるように設置されるとともに、その内部に油が貯留される容器本体と、作動媒体及びこの作動媒体に随伴されている油を含んだ混合流体を前記容器本体内に導入する導入流路と、前記導入流路と前記中心軸の軸方向に間隔を有して設けられており前記容器本体内から前記作動媒体を排出する排出流路と、前記導入流路から前記容器本体内に導入された混合流体の流れの向きを変える偏向部材とを備え、前記偏向部材は、前記容器本体の内面との間に間隙を設けて配置されるとともに、混合流体を前記導入流路の開口部から前記間隙を介して前記容器本体内に導く案内部と、混合流体が前記導入流路から前記間隙を介して前記排出流路に向かうことを遮る遮蔽部とを有する、油分離器を提供する。
本発明によれば、前記容器本体内に貯留された油の表面の振動を抑制し、かつ、前記作動媒体に随伴されている油が直接排出流路から排出されるのを抑制することができる。具体的には、前記偏向部材は、前記容器本体の内面との間に間隙を設けて配置されるとともに、混合流体を前記導入流路の開口部から前記間隙を介して前記容器本体内に導く案内部を有するので、混合流体は、前記容器本体の内面に沿って流れる。混合流体中の油分は前記容器本体および前記案内部に付着する。混合流体は、前記間隙内において前記案内部または前記容器本体に衝突することにより、その流速が低下する。よって、前記間隙から前記容器本体内に導かれた混合流体(換言すれば、油分がほとんど除去された作動媒体)は、貯留された油の表面を振動させない程度の流速となって容器本体内に拡散する。
さらに、前記偏向部材は、前記導入流路から前記容器本体内に導入された混合流体が前記間隙を介して前記排出流路に向かうことを遮る遮蔽部を有するので、前記導入流路から前記容器本体内に導入された混合流体が前記間隙を介して直接前記排出流路へ到達することが抑制される。
この場合において、前記導入流路の前記開口部は、前記胴部の内周面において前記胴部の頂部からずれた位置に設けられ、前記案内部は、前記開口部から前記頂部へと延び、前記偏向部材は、前記案内部の前記開口部側の第一端部と前記胴部との間を塞ぐ壁部をさらに有することが好ましい。
このようにすれば、前記容器本体内に貯留されている油の表面の振動を一層抑制することができる。具体的には、前記導入流路の前記開口部は、前記胴部の内周面において前記胴部の頂部からずれた位置に設けられており、かつ、前記偏向部材は、前記案内部の前記開口部側の第一端部と前記胴部との間を塞ぐ壁部を有するので、前記導入流路から前記容器本体内に導入された混合流体は、前記胴部の周方向については、前記間隙を前記第一端部側とは反対側に向かってのみ流れる。これにより、周方向において混合流体が前記間隙を通過する距離が長くなり、前記容器本体内へ拡散した作動媒体の流速が十分に低下するので、作動媒体の前記油面への衝突による振動が一層抑制される。
さらにこの場合において、周方向において前記第一端部とは反対側の第二端部から前記容器本体内に貯留されている油の表面までの距離が、前記第一端部から前記表面までの距離よりも長い、ことが好ましい。
このようにすれば、前記第二端部の前記油面からの距離が長くなるので、前記第一端部よりも前記第二端部の方が前記油面に近い場合に比べ、作動媒体が油面に衝突することによる当該油面の振動が低減される。具体的には、前記導入流路から前記容器本体内へ導入された後、前記間隙を流れる混合流体は、前記案内部における第二端部の通過後に拡散する。このとき、前記案内部の第二端部を通過した混合流体の油分の大部分は、そのまま前記容器本体の内面を伝って前記油面へ向かう一方、作動媒体は、その流速が著しく低下して胴部の内側に向かって拡散する。よって、作動媒体の前記油面への衝突が抑制されるので、当該油面の振動が低減される。
また、本発明において、前記案内部は、前記胴部の頂部から周方向における両側へと延び、前記開口部が、前記案内部の前記頂部と対向する部位に設けられ、前記案内部の周方向における両側の端部および軸方向において遮蔽部とは反対側から前記作動媒体が下方に向かって流れる、ことが好ましい。
このようにすれば、前記導入流路から前記間隙に導入された混合流体は、前記胴部の周方向の両側に分散されるので、前記頂部から前記周方向における一方側、あるいは他方側へ向かって流れる混合流体の流量がそれぞれ少なくなる。よって、作動媒体の前記油面への衝突が抑制されるので、当該油面の振動が低減される。
また、本発明において、前記胴部のうち前記軸方向における前記導入流路に近い端部に接続される前記容器本体の側壁部が、前記排出流路側から前記導入流路側に向かって凸となる、ことが好ましい。
このようにすれば、前記導入流路から前記容器本体内に導かれた後、前記軸方向のうち前記排出流路側から前記導入流路側に向かって流れる混合流体は、そのまま前記側壁部の内面に沿って滑らかに流れるので、前記混合流体の前記側壁部の内面への衝突による油滴の飛散が抑制される。
この場合において、前記案内部は、前記胴部の内周面との間の距離を一定とするように湾曲しており、かつ、前記案内部の前記周方向の長さと前記軸方向の長さとが略同じであることが好ましい。
このようにすれば、前記間隙へ到達した混合流体は、前記胴部の周方向および前記軸方向に略均一に分散される。よって、油が前記油面へ向かって適切に案内される。
また、本発明は、前記油分離器と、混合流体を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機から吐出された混合流体を前記導入流路に導く導入管と、を備えた圧縮装置を提供する。
このようにすれば、前記容器本体内に貯留された油の表面の振動、及び作動媒体に随伴されている油が油滴となって飛散することが抑制可能な油分離器を備えた圧縮装置が得られる。
以上のように、本発明によれば、油分離器において、当該油分離器内に貯留された油の表面の振動を抑制し、かつ、作動媒体に随伴されている油が直接排出流路から排出されるのを抑制することができる。
本発明の第一実施形態の油分離器を備える圧縮装置を概略的に示す図である。 図1のII−II線での断面図である。 本発明の第二実施形態の油分離器の平面図である。 図3のIV−IV線での断面図である。 油分離器の他の例を示す断面図である。
本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態の油分離器3を備える油冷式の圧縮装置1について、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の圧縮装置1の構成を示している。この圧縮装置1は、作動媒体を圧縮する圧縮機2と、この圧縮機2の下流側に設けられた油分離器3と、圧縮機2と油分離器3とを繋ぐ導入管4と、油分離器3から排出された作動媒体を当該油分離器3の下流側へ排出する排出管5と、作動媒体を圧縮機2に供給する作動媒体供給管6と、油分離器3と圧縮機2とを繋ぐ油供給管7と、この油供給管7に設けられた油フィルタ8とを備える。
この圧縮装置1では、作動媒体供給管6から供給された作動媒体が、油供給管7から供給された油fと共に圧縮機2内にて圧縮され、導入管4を経由して油分離器3に流入する。以下、作動媒体とこれに随伴された油とをまとめて「混合流体F」と呼ぶ。そして、油分離器3において、混合流体Fから油fのみが回収され、作動媒体が排出管5を介してこの油分離器3の外部へと排出される。油分離器3で回収された油fは、油供給管7を経由して圧縮機2に戻される。このとき、油fは、油フィルタ8を経由することにより、当該油fに含まれる不純物が取り除かれる。
油分離器3は、その内部に油が貯留される容器本体10と、導入管4に接続されておりこの容器本体10内に混合流体Fを導入する導入流路21と、排出管5に接続されており容器本体10内から作動媒体を排出する排出流路22と、導入流路21から容器本体10内に導入された混合流体Fの流れの向きを変える偏向部材30とを備える。なお、導入流路21は導入管4の一部と捉えてもよい。
容器本体10は、円筒状の胴部11と、この胴部11の中心軸J1に平行な方向(以下、単に「軸方向」という。)における両端に接続された側壁部12a,12bとを有する。胴部11は、その中心軸J1が水平となるように設置される。この胴部11の図1の左側には導入流路21が接続されており、右側には排出流路22が接続されている。つまり、導入流路21と排出流路22とは、軸方向に間隔をおいて設けられている。
胴部11の一方側(図1では左側)の端部と接続された側壁部12aは、排出流路22側から導入流路21側に向かって凸となる。胴部11の他方側(図1では右側)の端部と接続された側壁部12bは、導入流路21側から排出流路22側に向かって凸となる。胴部11の内面と各側壁部12a,12bの内面とは、滑らかにつながっている。
図2は、油分離器3を図1のII−II線で切断した断面図である。導入流路21は、胴部11の頂部11aから図2の右側にずれた位置に接続されている。この導入流路21は、水平方向と平行となる姿勢で胴部11に接続されている。そして、導入流路21の流出端となる開口部21aは、胴部11の内周面に形成されている。なお、導入流路21の胴部11への接続姿勢は、必ずしも水平である必要はない。
図1及び図2に示すように、偏向部材30は、案内部31と、遮蔽部32と、壁部33とを有する。本実施形態では、案内部31と、遮蔽部32と、壁部33とは一体で形成されている。
図2に示すように、案内部31は、導入流路21の開口部21a近傍に設けられる。案内部31は、胴部11の内周面に沿って開口部21aから胴部11の頂部11aへと延びる湾曲形状である。案内部31を中心軸J1に垂直な方向に切断した断面は、中心軸J1を中心とする円弧状である。本実施形態では、案内部31の中心軸J1を中心とする周方向(以下、単に「周方向」という。)の長さL1と、軸方向の長さL2(図1参照)とが略同じに設定されている。また、案内部31の中心角は、略120度に設定されることが好ましい。この案内部31は、容器本体10の内面との間に間隙9を設けて配置される。本実施形態では、この間隙9は一定に設定されている。
案内部31は、周方向の一方側の端部である第一端部31aと、他方側の端部である第二端部31bと、導入流路21から容器本体10内に導入される混合流体Fの流れの向き(導入流路21の延びる向き)と交差する方向に延びる交差部31cとを有する。
第一端部31aは、図2における交差部31cからみて、胴部11の頂部11aから導入流路21が偏倚している側(図2では右側)と同じ側の端部である。本実施形態では、第二端部31bから容器本体10内に貯留されている油fの表面(油面)又は胴部11の最下点までの距離が、第一端部31aから前記油面又は前記最下点までの距離よりも長い。交差部31cは、導入流路21の開口部21aと対向する部位に形成されている。
壁部33は、案内部31の第一端部31aと胴部11の内面とを接続する。図1に示すように、遮蔽部32は、案内部31の軸方向における排出流路22に近い側(図1の右側)の端部に接続されており、当該端部と胴部11の内面との間を塞ぐ。
圧縮装置1が駆動される際には、圧縮機2から吐出された混合流体Fは、導入管4を通って導入流路21に達し、図2に示す案内部31の交差部31cに衝突する。これにより、前記混合流体Fの流速が低下する。混合流体Fは、案内部31と胴部11との間の間隙9を介して容器本体10内部へと導かれる。このとき、混合流体F中の油分の大部分は、表面張力により容器本体10の内面および案内部31の表面に付着する。
混合流体Fの油分は、そのまま容器本体10の内面を伝って前記油面へ向かう一方、作動媒体は、間隙9の通過後にその流速が著しく低下し(具体的には、流速は10〜15m/sとなる。)、容器本体10内に拡散する。これにより、作動媒体が、容器本体10内に貯留されている油fの表面を波打たせることが防止される。
偏向部材30では、壁部33が設けられることにより、油面に近い第1端部31aと胴部11との間から混合流体Fが油面に向かうのが防止される。また、図1および図2に示す遮蔽部32が設けられることにより、交差部31cに衝突した後の混合流体Fが間隙9を介して直接的に排出流路22へ到達することが抑制される。
本実施形態では、第二端部31bから前記容器本体10内に貯留されている油fの表面までの距離が、第一端部31aから前記油面までの距離よりも長いので、第一端部31aよりも第二端部31bの方が前記油面に近い場合に比べ、導入流路21から周方向へと流れる混合流体Fが前記油面に衝突することによる当該油面の振動が低減される。
また、容器本体10の側壁部12aは、その内面が排出流路22側から導入流路21側に向かって凸となった湾曲面を有するので、軸方向に流れる混合流体Fは、そのまま側壁部12aの内面に沿って滑らかに流れる。よって、混合流体Fが側壁部の内面に衝突することにより、油分が飛散してしまうことが防止される。
また、本実施形態では、案内部31は、胴部11の内周面との間の距離を一定とするように湾曲しており、かつ、その周方向の長さと軸方向の長さとが略同じであることから、混合流体Fは、周方向および軸方向に略均一に分散される。よって、混合流体F中の油分の分離を効率よく行うことができる。
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態の油分離器3について、図3及び図4を参照しながら説明する。図3は、本実施形態の油分離器3の平面図であり、図4は、当該油分離器3を図3のIV−IV線で切断した断面図である。なお、この第二実施形態では、第一実施形態と異なる部分についてのみ説明を行い、第一実施形態と同じ構造、作用及び効果の説明は省略する。この第二実施形態の油分離器3における第一実施形態のそれとの異なる点は、導入流路21及び偏向部材30の形状である。
本実施形態の導入流路21は、図4に示すように、胴部11のうち当該胴部11の頂部11aからずれた位置から胴部11を貫通して容器本体10内に向かって延びる第一部位と、この第一部位のうちの容器本体10内側の端部から胴部11の頂部11aに向かって延びる第二部位とを有する。前記第一部位は、水平方向と略平行な姿勢に設定されている。前記第二部位は、前記第一部位から上方に延びているとともに、その第一部位と接続された側とは反対側の端部が案内部31に接続されている。そして、この導入流路21の流出端となる開口部21aは、案内部31に形成されている。すなわち、開口部21aが、容器本体10内において胴部11の頂部11aと対向している。
本実施形態の偏向部材30の案内部31は、胴部11の頂部11aと対向する部位から周方向の両側に延びる形状を有する。本実施形態では、この案内部31の開口部21aから前記周方向の一方側(図4の右側)の端部である第一端部31aまでの長さと、開口部21aから前記周方向の他方側(図4の左側)の端部である第二端部31bまでの長さとが略同じに設定されている。本実施形態では、第一端部31a及び第二端部31bの前記油面からの距離は、容器本体10のうち導入流路21が接続されている部位の前記油面からの距離よりも大きく設定されている。
本実施形態の圧縮装置1が駆動されると、導入流路21から容器本体10内に流入した混合流体Fは、胴部11の頂部11aに衝突する。これにより、混合流体Fの流速が低下する。混合流体Fは、間隙9を介して開口部21aの周方向の両側および軸方向において遮蔽部32とは反対側から容器本体10内へ導かれる。第二実施形態では、開口部21aから容器本体10内に流入した混合流体Fをより分散させることができ、混合流体Fの前記油面への衝突がより抑制される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、今回開示された上記実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態における案内部31は、導入流路21から容器本体10内に導入された混合流体Fが当該容器本体10の内面に沿って案内されるように湾曲していれば、胴部11と同心円上に存在する必要はない。また、案内部31、遮蔽部32及び壁部33は、それぞれ別体で形成されてもよい。遮蔽部32と案内部31とが別部材である場合、遮蔽部32は案内部31から排出流路22側に離間した位置に設けられてもよい。
また、第一実施形態において、導入流路21は、胴部11の頂部11aに接続されていてもよい。そして、案内部31の交差部31cから第二端部31bまでの距離は、交差部31cから第一端部31aまでの距離よりも短い、または、当該距離と同じとされてもよい。案内部31の第二端部31bと胴部11との間から流れる混合流体Fの流速が十分に小さい場合、案内部31の第二端部31bが前記油面近傍まで延長されてもよい。
第二実施形態では、第一端部31aから前記油面までの距離と第二端部31bから前記油面までの距離とが同じである例が示されたが、これらの距離は異なっていてもよい。
また、導入流路21の開口部21aは、前記頂部11aに対向する位置に設定されていなくてもよい。すなわち、この開口部21aは、案内部31のうち第一端部31a側又は第二端部31b側に偏った位置に形成されてもよい。
開口部21aは、頂部11aの内面に設けられてもよい。また、この第二実施形態では、導入流路21が第一部位と第二部位とを有する例が示されたが、図5に示すように、前記第二部位が省略され、胴部11を貫通した第一部位がそのまま直線状に延びて案内部31に接続されてもよい。この場合の第一部位の胴部11への接続姿勢は、水平方向と平行となる姿勢に限られない。
1 圧縮装置
2 圧縮機
3 油分離器
4 導入管
5 排出管
6 作動媒体供給管
7 油供給管
8 油フィルタ
9 間隙
10 容器本体
11 胴部
11a 頂部
12a,12b 側壁部
21 導入流路
21a 開口部
22 排出流路
30 偏向部材
31 案内部
31a 第一端部
31b 第二端部
31c 交差部
32 遮蔽部
33 壁部
F 混合流体
f 油

Claims (7)

  1. 円筒状の胴部を有しこの胴部の中心軸が水平となるように設置されるとともに、その内部に油が貯留される容器本体と、
    作動媒体及びこの作動媒体に随伴されている油を含んだ混合流体を前記容器本体内に導入する導入流路と、
    前記導入流路と前記中心軸の軸方向に間隔を有して設けられており前記容器本体内から前記作動媒体を排出する排出流路と、
    前記導入流路から前記容器本体内に導入された混合流体の流れの向きを変える偏向部材とを備え、
    前記偏向部材は、前記容器本体の内面との間に間隙を設けて配置されるとともに、混合流体を前記導入流路の開口部から前記間隙を介して前記容器本体内に導く案内部と、混合流体が前記導入流路から前記間隙を介して前記排出流路に向かうことを遮る遮蔽部とを有する、油分離器。
  2. 請求項1に記載の油分離器において、
    前記導入流路の前記開口部は、前記胴部の内周面において前記胴部の頂部からずれた位置に設けられ、前記案内部は、前記開口部から前記頂部へと延び、
    前記偏向部材は、前記案内部の前記開口部側の第一端部と前記胴部との間を塞ぐ壁部をさらに有する油分離器。
  3. 請求項2に記載の油分離器において、
    周方向において前記第一端部とは反対側の第二端部から前記容器本体内に貯留されている油の表面までの距離が、前記第一端部から前記表面までの距離よりも長い、油分離器。
  4. 請求項1に記載の油分離器において、
    前記案内部は、前記胴部の頂部から周方向における両側へと延び、
    前記開口部が、前記案内部の前記頂部と対向する部位に設けられ、
    前記案内部の周方向における両側の端部および軸方向において遮蔽部とは反対側から前記作動媒体が下方に向かって流れる、油分離器。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の油分離器において、
    前記胴部のうち軸方向における前記導入流路に近い端部に接続される前記容器本体の側壁部が、前記排出流路側から前記導入流路側に向かって凸となる、油分離器。
  6. 請求項5に記載の油分離器において、
    前記案内部は、前記胴部の内周面との間の距離を一定とするように湾曲しており、かつ、前記案内部の周方向の長さと軸方向の長さとが略同じである油分離器。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の油分離器と、混合流体を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機から吐出された混合流体を前記導入流路に導く導入管と、を備えた圧縮装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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