JP2013246707A - 情報処理装置、情報処理方法、及び、コンピュータプログラム - Google Patents
情報処理装置、情報処理方法、及び、コンピュータプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 ユーザが打ち合わせ等で使用する資料の印刷を行う際には、印刷設定の制限を解除するとともに、当該資料以外の印刷を行う際には、設定可能な印刷設定を制限する。
【解決手段】 ユーザ毎に通常使用可能な印刷設定を設定しておく。ユーザが通常使用可能な印刷設定以外の印刷設定での印刷を行う場合には、会議をスケジュール登録するとともに、その会議で使用する印刷データを使用するための一時使用可能印刷設定の申請を行う。その申請に対して承認がなされると、その会議で使用する資料の印刷に限り、一定期間一時使用可能な印刷設定での印刷出力を行うことを可能とする。
【選択図】 図8
【解決手段】 ユーザ毎に通常使用可能な印刷設定を設定しておく。ユーザが通常使用可能な印刷設定以外の印刷設定での印刷を行う場合には、会議をスケジュール登録するとともに、その会議で使用する印刷データを使用するための一時使用可能印刷設定の申請を行う。その申請に対して承認がなされると、その会議で使用する資料の印刷に限り、一定期間一時使用可能な印刷設定での印刷出力を行うことを可能とする。
【選択図】 図8
Description
本発明は、ユーザが文書データの印刷時に使用可能な印刷設定を変更する技術に関し、特にユーザのスケジュールに応じて使用可能な印刷設定を切り替える技術に関する。
印刷に係るコストを抑制するために、各ユーザが文書データを印刷する際に使用可能な印刷設定を制限することが行われている。通常、カラー印刷に係るコストはモノクロ印刷に係るコストよりも高いために、ユーザにカラー印刷を行うことを禁止することで、コストの抑制を図っている。また、片面印刷を禁止し、両面印刷のみを許可することで、印刷に使用する用紙の使用量を削減させ、コストの低減を図るなどが行われている。
しかし、例えば、カラー印刷等の印刷設定の利用を禁止されているユーザが、文書データを印刷する際にカラー印刷を希望することは当然ある。例えば、顧客との会議で使用する資料などである。しかし、カラー印刷を禁止されているユーザは、資料をカラー印刷することが出来ないので、その場合にはカラー印刷を行う権限を有するユーザに資料の印刷を依頼しなくてはならず不便であった。
そこで、特許文献1には、ユーザに設定された印刷制限を変更したい場合に、申請を行い、その申請に対する承認を得られた場合に当該ユーザに設定された印刷制限を変更する技術が開示されている。
ユーザ使用できない印刷設定による印刷を行う際に、特許文献1のように、印刷設定の一時許可申請を行わせ、その申請に対する承認が得られた場合に禁止されている印刷設定による印刷を可能にする場合には、ユーザは印刷を行うたびに申請を行わなくてはならないことになり不便である。また、印刷を行いたいときに承認者が直ちに承認処理を行えるとは限らず、その場合には禁止されている印刷設定による印刷を直ちに実行することが出来ない。
また、承認が行われた場合に、一定の期間、通常は禁止されている印刷設定による印刷を許可するようなことも考えられるが、その場合には、カラー印刷が必ずしも必要ない文書データの印刷を行う際にもカラー印刷を行えることになってしまうので、印刷設定の制限が適切に行われないことになってしまう。
上記した課題に鑑み、本発明は、承認により、ユーザが通常禁止されている印刷設定による印刷を一定期間許可する場合に、ユーザが通常禁止されている印刷設定により印刷を行う必要のない文書データまで、その印刷設定により印刷出力されることを好適に防止することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の情報処理システムは、文書データの印刷時に設定可能な印刷設定を制御する情報処理システムであって、ユーザ毎に、文書データの印刷を行う際に許可される通常印刷設定を記憶する第1の記憶手段と、前記通常印刷設定では許可されない印刷設定により文書データの印刷を行うスケジュールと、一時的に許可される一時使用可能印刷設定とを対応付けて記憶する第2の記憶手段と、文書データに対する印刷指示を受け付ける第1の受付手段と、前記第1の受付手段で印刷指示を受け付けた前記文書データが、前記第2の記憶手段で記憶されているスケジュールと関連する文書データであるかを判定する判定手段と、前記判定手段が、前記印刷指示を受けた文書データが前記申請されたスケジュールに関連する文書データであると判定した場合に、一時使用可能印刷設定に基づく印刷設定での文書データの印刷を許可する許可手段とを備えることを特徴とする。
上記した目的を達成するために、本発明の情報処理方法は、文書データの印刷時に設定可能な印刷設定を制御する情報処理システムによって行われる情報処理方法であって、ユーザ毎に、文書データの印刷を行う際に許可される通常印刷設定を記憶装置に記憶する第1の記憶工程と、前記通常印刷設定では許可されない印刷設定により文書データの印刷を行うスケジュールと、一時的に許可される一時使用可能印刷設定とを対応付けて記憶装置に記憶する第2の記憶工程と、文書データに対する印刷指示を受け付ける第1の受付工程と、前記第1の受付工程で印刷指示を受け付けた前記文書データが、前記記憶装置に記憶されているスケジュールと関連する文書データであるかを判定する判定工程と、前記判定工程で、前記印刷指示を受けた文書データが前記申請されたスケジュールに関連する文書データであると判定した場合に、一時使用可能印刷設定に基づく印刷設定での文書データの印刷を許可する許可工程とを備えることを特徴とする。
上記した目的を達成するために、本発明のコンピュータプログラムは、文書データの印刷時に設定可能な印刷設定を制御する情報処理システムによって行われる情報処理システムに、ユーザ毎に、文書データの印刷を行う際に許可される通常印刷設定を記憶装置に記憶する第1の記憶工程と、前記通常印刷設定では許可されない印刷設定により文書データの印刷を行うスケジュールと、一時的に許可される一時使用可能印刷設定とを対応付けて記憶装置に記憶する第2の記憶工程と、文書データに対する印刷指示を受け付ける第1の受付工程と、前記第1の受付工程で印刷指示を受け付けた前記文書データが、前記記憶装置に記憶されているスケジュールと関連する文書データであるかを判定する判定工程と、前記判定工程で、前記印刷指示を受けた文書データが前記申請されたスケジュールに関連する文書データであると判定した場合に、一時使用可能印刷設定に基づく印刷設定での文書データの印刷を許可する許可工程とを備える情報処理方法を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザは、禁止されている印刷設定による印刷を行う必要がある予定に関連する資料の印刷にのみ、その印刷設定による印刷を実行可能となり、他の文書データの印刷を、禁止されている印刷設定により行うことが出来ない。それにより、ユーザが通常禁止されている印刷設定により印刷を行う必要のない文書データまで、その印刷設定により印刷出力されることを好適に防止することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態の一例について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理システムの構成の一例を示すシステム構成図である。図1に示す通り、本発明の情報処理システムは、サーバ装置101、クライアント装置102、画像形成装置103、LAN104等を備えて構成されている。
サーバ装置101は、クライアント装置102から登録要求を受け付けたスケジュールに関連する文書データを印刷する際に、一時的に使用可能となる印刷設定情報(以後、「一時使用可能印刷設定」という)をユーザ毎に管理するサーバ装置である。
クライアント装置102は、ユーザが使用する情報処理装置であって、ユーザの操作指示に基づき、サーバ装置101に対してスケジュールの登録要求を行ったり、画像形成装置103から印刷出力するための印刷データを生成し、指定された画像形成装置103に送信することにより、当該画像形成装置103に当該印刷データの印刷出力を行わせたりする情報処理装置である。
画像形成装置103は、印刷データの印刷出力を行う画像形成装置である。プリンタや複合機等で構成される。LAN104は、上記した各装置を相互に通信可能に接続するためのネットワークである。接続形態は有線/無線を問わない。
以上が、本発明の情報処理システムのシステム構成の一例の説明である。
次に、図2を参照して、図1のサーバ装置101、クライアント装置102に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成について説明する。図2は、サーバ装置101、クライアント装置102に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、サーバ装置101やクライアント装置102が実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
202はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM203あるいは外部メモリ211からRAM202にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、キーボードやポインティングデバイス等の入力装置209からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、ディスプレイ装置210等の表示器への表示を制御する。これらは必要に応じて操作者が使用するものである。
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
208は通信I/F(インタフェース)コントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN104)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM202内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ装置210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ装置210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述するフローチャートに示す各ステップの処理は、コンピュータで読み取り実行可能なプログラムにより実行され、そのプログラムは外部メモリ211に記録されている。そして、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。また、さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
次に、図3を参照して、サーバ装置101及びクライアント装置102の機能構成について説明する。
図3に示す通り、サーバ装置101は、スケジュール登録要求受付部301、一時使用可能印刷設定記憶部302、一時使用可能印刷設定承認受付部303、一時使用可能印刷設定送信部304等を備えて構成されている。
また、クライアント装置102は、スケジュール登録要求部311、一時使用可能印刷設定要求部312、一時使用可能印刷設定適用可否判定部313、印刷データ生成部314等を備えて構成されている。
サーバ装置101のスケジュール登録要求受付部301は、クライアント装置102のスケジュール登録要求部311からのスケジュール登録要求を受け付ける機能部である。一時使用可能印刷設定記憶部302は、スケジュール登録要求受付部301が受け付けたスケジュール登録要求に含まれる一時使用可能印刷設定申請情報を記憶する機能部である。
サーバ装置101の一時使用可能印刷設定承認受付部303は、一時使用可能印刷設定記憶部に記憶されている一時使用可能印刷設定申請情報に対する承認/否認を受け付ける機能部である。一時使用可能印刷設定送信部304は、クライアント装置102の一時使用可能印刷設定要求部312からの印刷設定要求に応じて、クライアント装置102に対して、クライアント装置102を使用するユーザに関連する一時使用可能印刷設定情報を送信する機能部である。
クライアント装置102のスケジュール登録要求部301は、サーバ装置101に対してスケジュールの登録要求を行う機能部である。一時使用可能印刷設定要求部312は、サーバ装置102に対して、クライアント装置102を使用するユーザに関連する一時使用可能印刷設定情報の送信を要求する機能部である。
一時使用可能印刷設定適用可否判定部313は、サーバ装置101の一時使用可能印刷設定送信部から送信された印刷設定のうちいずれかを、印刷対象の文書データの印刷に用いることが可能であるかを判定する機能部である。印刷データ生成部314は、ユーザに指定された印刷設定に従って、印刷データを生成する機能部である。
以上が、サーバ装置101及びクライアント装置102の機能構成の説明である。
次に、図4を参照して、クライアント装置102によって行われる処理の概要について説明する。
クライアント装置102のCPU201は、ユーザの入力装置209を用いての操作指示により、スケジュール登録要求指示を受け付けたと判定すると(ステップS401でYES)、処理をステップS402にすすめ、スケジュール登録処理を行う。この処理の詳細は、図5を参照して後述する。
クライアント装置102のCPU201は、ユーザの入力装置209を用いての操作指示により、一時使用可能印刷設定の承認処理実行指示を受け付けたと判定すると(ステップS403でYES)、処理をステップS404に進め、一時使用可能印刷設定承認処理を行う。この処理の詳細は、図6を参照して説明する。
クライアント装置102のCPU201は、ユーザの入力装置209を用いての操作指示により、印刷指示を受け付けたと判定すると(ステップS405でYES)、処理をステップS406に進め、印刷処理を行う。この処理の詳細は、図7を参照して説明する。
クライアント装置102は、上記以外の指示(終了指示を除く)を受け付けた(ステップS407でNO)と判定した場合には、処理をステップS408に進め、その他、受け付けた指示に対応する処理を実行する。
そして、上記の処理をユーザの操作指示により終了指示が入力された(ステップS407でYES)と判定するまで実行する。以上が、クライアント装置102のCPU210によって行われる処理の概要の説明である。
次に、図5を参照して、図4のステップS402のスケジュール登録処理の詳細について説明する。尚、図中のステップS501からステップS512の処理は、クライアント装置102のCPU201によって行われる処理、ステップS521からステップS529の処理は、サーバ装置101にCPU201によって行われる処理である。
クライアント装置102のCPU201は、ユーザの入力装置209を介した操作指示により、スケジュール登録要求指示を受け付けると(図4のステップS401でYES)、スケジュール登録画面を表示するための画面情報を要求するためのスケジュール登録画面要求データを、サーバ装置101に対して送信する(ステップS501)。尚、スケジュール登録要求指示は、クライアント装置102で実行されるブラウザソフトウェアの機能を用いて、サーバ装置101が提供するスケジュール登録サービスを実行するためのURLに対するアクセス指示を入力することで、クライアント装置102のCPU201に入力可能である。
サーバ装置101のCPU201は、クライアント装置102から送信されたスケジュール登録画面要求データを受信すると(ステップS521)、スケジュール登録画面を表示させるための画面情報を作成し(ステップS522)、その画面情報を、要求を行ったクライアント装置102に対して送信する(ステップS523)。
クライアント装置102のCPU201は、サーバ装置101から送信された画面情報を受信すると(ステップS502)、画面情報に従って、ディスプレイ装置210にスケジュール登録画面900(図9)を表示する(ステップS503)。
ここで、図9を参照して、スケジュール登録画面の構成の一例について説明する。図9に示すように、スケジュール登録画面900は、開始日時入力部901、終了日時受付部902、相手会社名入力部903、関連資料有無指定部904、一時使用可能印刷設定申請指定部905、登録ボタン906、キャンセルボタン907等を備えて構成されている。
開始日時入力部901は、登録スケジュールに係る予定の開始日時を示す日時情報の入力を受け付ける入力部である。終了日時入力部902は、登録スケジュールに係る予定の終了日時を示す日時情報の入力を受け付ける入力部である。
相手会社名入力部903は、いずれの取引先(相手会社)との打ち合わせであるかを示す情報の入力を受け付ける入力部である。関連資料有無指定部904は、当該予定で印刷出力をして持参をする資料があるか否かを示す情報の指定を受け付ける指定部である。
一時使用可能印刷設定申請指定部905は、関連資料を印刷するために、通常では使用できない印刷設定を使用可能にするための一時使用可能印刷設定の申請を行うか否かの指定を受け付ける指定部である。尚、一時使用可能印刷設定申請指定部905は、関連資料有無指定部904で「あり」が選択された時に有効となる。
登録ボタン906は、このスケジュール登録画面900に入力された各種情報を確定させ、スケジュール登録指示をクライアント装置102に入力するために用いられるボタンである。キャンセルボタン907はスケジュールの登録指示を行わず、本画面を用いての処理を終了するために用いられるボタンである。
以上が、スケジュール登録画面900の構成の一例の説明である。
図5の説明に戻る。ステップS503でスケジュール登録画面900をディスプレイ装置210に表示後、その画面を介して、開始日時、終了日時の入力、相手会社名の入力、関連資料の有無の指定、一時使用可能印刷設定の申請の有無の指定を受け付ける(それぞれステップS504、ステップS505、ステップS506、ステップS507)。
クライアント装置102のCPU201は、キャンセルボタン907が押下されることで入力される終了指示を受け付けたと判定すると(ステップS508でYES)、サーバ装置101に対してスケジュールの登録要求を行うことなく、本図に示す処理を終了する。
クライアント装置102のCPU201は、登録ボタン906が押下されることで入力される登録指示を受け付けたと判定すると(ステップS509でYES)、スケジュール登録画面を介して入力された各種の情報を含むスケジュール登録要求データを作成し(ステップS510)、作成したスケジュール登録要求データをサーバ装置101に対して送信する(ステップS511)。
サーバ装置101のCPU201は、クライアント装置102から送信されたスケジュール登録要求データを受信すると(ステップS524)、該スケジュール登録要求データに含まれるスケジュール情報を、不図示のスケジュール情報テーブルに登録する(ステップS525)。
ステップS525でスケジュール情報をスケジュール情報テーブルに追加登録後、サーバ装置101のCPU201は、当該スケジュール登録要求に関連して、一時使用可能印刷設定の申請がされているかを判定する(ステップS526)。ステップS526の判定処理でYESと判定した場合には、サーバ装置101のCPU201は、当該スケジュール登録要求に関連する一時使用可能印刷設定申請データを、図13に示す一時使用可能印刷設定申請データテーブル1300に追加登録する(ステップS527)。
ここで、図13を参照して一時使用可能印刷設定申請データテーブル1300のデータ構成の一例について説明する。図13に示す通り、一時使用可能印刷設定申請データテーブル1300は、ID1301、ユーザID1302、開始日時1303、終了日時1304、相手会社名1305、承認否認1306等のデータ項目を備えて構成されている。
ID1301は、一時使用可能印刷設定申請データテーブル1300に登録されている個々の一時使用可能印刷設定申請データを一意に識別するための識別情報が登録されるデータ項目である。ユーザID1302は、当該一時使用可能印刷設定申請データに関連するユーザ識別情報(ユーザID)が登録されるデータ項目である。尚、ユーザを一意に特定できる情報であれば、ユーザIDではなくユーザ名等を登録するようにしても勿論構わない。
開始日時1303は、当該一時使用可能印刷設定申請データに関連するスケジュールの開始日時が登録されるデータ項目であって、スケジュール登録画面900中の開始日時入力部901に入力された日時情報が登録される。終了日時1304は、当該スケジュールの終了日時が登録されるデータ項目であって、スケジュール登録画面900中の終了日時入力部902に入力された日時情報が登録される。相手会社名1305は、当該スケジュールの打ち合わせ相手会社名が登録されるデータ項目であって、スケジュール登録画面900中の相手会社名入力部903に入力された情報が登録される。
承認/否認1306は、当該一時使用可能印刷設定申請が承認されたか、それとも否認されたかを示す情報が登録されるデータ項目である。
以上が、一時使用可能印刷設定申請データテーブル1300のデータ構成の一例の説明である。
図5の説明に戻る。ステップS527で一時使用可能印刷設定申請データを登録した後、
サーバ装置101のCPU201は処理をステップS528に進め、当該申請に対する承認を行うユーザを特定し、特定したユーザに対して、承認処理を行う必要がある申請がある旨の通知を行う。例えば、サーバ装置101は、不図示のユーザ情報管理テーブルを用いて、申請を行ったユーザの上長を承認者として特定する。これ以外に、一時使用可能印刷設定申請を行う場合に、承認者情報を合わせて入力させるようにし、その承認者情報で特定されるユーザを承認者として特定するような方法を採用しても構わない。
サーバ装置101のCPU201は処理をステップS528に進め、当該申請に対する承認を行うユーザを特定し、特定したユーザに対して、承認処理を行う必要がある申請がある旨の通知を行う。例えば、サーバ装置101は、不図示のユーザ情報管理テーブルを用いて、申請を行ったユーザの上長を承認者として特定する。これ以外に、一時使用可能印刷設定申請を行う場合に、承認者情報を合わせて入力させるようにし、その承認者情報で特定されるユーザを承認者として特定するような方法を採用しても構わない。
ステップS526でNOと判定した場合、また、ステップS528の処理終了後、サーバ装置101のCPU201は処理をステップS529に進め、スケジュール情報登録の処理結果を、登録要求データを送信したクライアント装置102に対して送信する。
クライアント装置102のCPU201は、サーバ装置から送信された処理結果を受信すると、ディスプレイ装置210に処理結果を表示する(ステップS512)。
以上が、スケジュール登録処理の詳細な説明である。
次に、図6を参照して、図4のステップS404の一時使用可能印刷設定初認処理の詳細について説明する。尚、図中のステップS601からステップS611の処理は、クライアント装置102のCPU201によって行われる処理、ステップS621からステップS632の処理は、サーバ装置101のCPU201によって行われる処理である。
クライアント装置102のCPU201は、ユーザの入力装置209を介した操作指示により、一時使用可能印刷設定承認処理実行指示を受け付けると(図4のステップS403でYES)、一時使用可能印刷設定申請に対する承認処理を行うために用いる承認画面を表示するための画面情報を要求するための承認画面要求データを、サーバ装置101に対して送信する(ステップS601)。尚、一時使用可能印刷設定承認処理実行指示は、クライアント装置102で実行されるブラウザソフトウェアの機能を用いて、サーバ装置101が提供する一時使用可能印刷設定承認サービスを実行するためのURLに対するアクセス指示を入力することで、クライアント装置102のCPU201に対して入力可能である。
サーバ装置101のCPU201は、クライアント装置102から送信された認証画面要求データを受信すると(ステップS621)、当該認証画面要求データを送信したクライアント装置102のログインユーザ(要求を行ったユーザ)が承認すべき一時使用可能印刷設定申請をスケジュール情報データテーブル1300から取得する(ステップS622)。例えば、ログインユーザの部下から申請されている一時使用可能印刷設定申請を、当該ログインユーザが承認すべき一時使用可能印刷設定として取得する。そして、ステップS622で取得した一時使用可能印刷設定申請の情報を含む認証画面を表示させるための画面情報を作成し(ステップS623)、その画面情報を、要求を行ったクライアント装置102に対して送信する(ステップS624)。
クライアント装置102は、サーバ装置101から送信された画面情報を受信すると(ステップS602)、画面情報に従って、ディスプレイ装置210に承認画面(図11)を表示する(ステップS603)。
ここで、図11を参照して、承認画面1100の構成について説明する。図11に示す通り、承認画面1100は、申請情報表示部1101、承認/否認受付部1102、条件設定部1103、OKボタン1104、キャンセルボタン1105等を備えて構成されている。
申請表示部1101は、承認または否認する対象となる、一時使用可能印刷設定申請の詳細を表示する表示部である。承認者はこの申請表示部1101に表示されている情報で、申請者や相手会社名、打ち合わせ日時等を確認することが可能である。
承認/否認受付部1102は、一時使用可能印刷設定申請に対する承認または否認の入力を受け付ける受付部である。
条件設定部1103は、いずれの印刷設定を一時使用可能にするかの詳細設定を行う設定部である。チェックボックス1103−1にチェックが入れられると(図中「■」がチェック状態を、「□」が未チェック状態を示している)、チェックボックス1103−2から1103−4が有効となる。そして、いずれの印刷設定を許可するかを指定することが可能となる。尚、チェックボックス1103−1にチェックが入れられない場合、即ち、詳細設定を行わない場合には、1ページ/枚、カラー印刷、片面印刷すべてが許可されることになる。
OKボタン1104は、この承認画面1100を介して入力された承認または否認の情報を確定させる為に用いられるボタンである。キャンセルボタン1105は、承認画面1100の表示を終了させるために用いられるボタンである。
以上が、承認画面1100の構成の説明である。
図6の説明に戻る。クライアント装置102のCPU201は、ステップS603においてディスプレイ装置210に承認画面1100を表示した後に、承認画面1100を介して、一時使用可能印刷設定申請に対する承認/否認の入力を受け付ける(ステップS604)。この時、承認が選択され、一時使用を許可する印刷設定の詳細設定を行う場合には、その詳細設定情報も合わせて受け付ける。
クライアント装置102のCPU201は、承認画面1100中のキャンセルボタン1105が押下されることで入力される終了指示を受け付けると(ステップS605でYES)、本図に示す処理を終了する。
また、クライアント装置102のCPU201は、承認画面1100の承認/否認受付部1102で「否認」が選択された状態でOKボタン1104が押下されることにより入力される否認指示を受け付けると(ステップS606でYES)、当該一時使用可能印刷設定申請に対する否認データを作成し、その否認データをサーバ装置101に対して送信する(ステップS607)。
また、クライアント装置102のCPU201は、承認画面1100の承認/否認受付部1102で「承認」が選択された状態でOKボタン1104が押下されることにより入力される承認指示を受け付けると(ステップS608でYES)、当該一時使用可能印刷設定申請に対する承認データを作成し、その承認データをサーバ装置101に対して送信する(ステップS608)。尚、送信される承認データ、否認データには、いずれの印刷設定が許可されるかを特定するための情報が含まれる。
サーバ装置101のCPU201は、クライアント装置102から送信された否認データを受信すると(ステップS625)、一時使用可能印刷設定申請データテーブル1300に登録されている当該一時使用印刷設定申請データの承認/否認1306に否認されたことを示す情報を登録する(ステップS626)。
一方、クライアント装置102から送信された印刷データを受信すると(ステップS627)、一時使用可能印刷設定申請データテーブル1300に登録されている当該一時使用印刷設定申請データの承認/否認1306に否認されたことを示す情報を登録する(ステップS628)。その後、一時使用可能印刷設定データテーブル1400(図14)に新規にデータを追加する(ステップS629)。
ここで、図14を参照して、一時使用可能印刷設定データテーブルのデータ構成について説明する。図14に示す通り、一時使用可能印刷設定データテーブル1400は、ユーザID1401、相手会社名1402、印刷設定1403、使用可能日時1404等のデータ項目を備えて構成されている。
ユーザID1401は、この一時使用可能印刷設定を使用することで、通常では許可されない印刷設定での印刷が許可されるユーザを特定するための情報が登録されるデータ項目である。
相手会社名1402は、当該一時使用可能印刷設定を適用可能な印刷データを特定するために用いる相手会社名が登録されるデータ項目である。
印刷設定1403は、一時的に使用が許可される印刷設定を特定するための情報が登録されるデータ項目であり、1ページ/枚1403−1(図中では1/1)、カラー1403−2、片面1403−3の使用の可否が登録される。「○」が登録されている場合は、その印刷設定の使用が許可されていることを意味している。
使用可能日時1404は、当該一時使用印刷設定を使用できる期間を示す情報が登録されるデータ項目である。例えば、当該一時使用印刷設定の申請を行った際に登録したスケジュールの開始日の3営業日前から終了日までといった形で使用可能日時が設定され、このデータ項目に登録される。これ以外にも、承認者が使用可能日時を設定するようにしても構わない。また、ユーザや相手会社名に応じて使用可能日時(期間)を変更するようにしても勿論構わない。
以上が、一時使用可能印刷設定データテーブル1400の構成の一例の説明である。
図6の説明に戻る。ステップS626で一時使用可能印刷設定申請データに否認を示す情報の登録後、また、ステップS629で一時使用可能印刷設定データを一時使用可能印刷設定データテーブル1400に追加登録後、サーバ装置101のCPU201は処理をステップS630に進め、承認または否認された一時使用可能印刷設定申請の申請者に対して承認・否認の結果を送信する。その後、処理結果を表示するための画面情報を作成し(ステップS631)、その画面情報を承認者が使用しているクライアント装置102に対して送信する(ステップS632)。
クライアント装置102のCPU201は、サーバ装置101から送信された処理結果を表示するための画面情報を受信すると、その画面情報に従って処理結果画面をディスプレイ装置210に表示する(ステップS610)。
その後、承認者から終了指示を受け付けると(ステップS611でYES)、本図に示す処理を終了する。尚、継続して承認処理を行う指示を受け付けた場合には(ステップS611でNO)、処理をステップS603に戻し、それ以降の処理を行う。
以上が、一時使用可能印刷設定承認処理の説明である。
次に、図7を参照して、図4のステップS406の印刷データ作成処理の詳細について説明する。
クライアント装置102のCPU201は、ユーザの入力装置209を介した操作指示により、文書データに対する印刷指示を受け付けると(図4のステップS405でYES)、ディスプレイ装置210に印刷設定画面1000(図10の(1))を表示する(ステップS701)。
ここで、図10を参照して、印刷設定画面1000の構成の一例について説明する。図10は、印刷設定画面1000の構成の一例を示す図である。
図10の(1)に示す通り、印刷設定画面1000は、プリンタ指定部1001、原稿サイズ指定部1002、出力用紙サイズ指定部1003、印刷向き指定部1004、部数指定部1005、ページレイアウト指定部1006、配置順指定部1007、片面/両面指定部1008、カラーモード指定部1009、一時使用可能印刷設定取得1010、印刷ボタン1011、キャンセルボタン1012等を備えて構成されている。
プリンタ指定部1001は、文書データの印刷出力に使用するプリンタの指定を受け付ける指定部である。
原稿サイズ指定部1002は、文書データの用紙サイズの指定を受け付ける指定部、出力用紙サイズ1003は、印刷出力の際に用いる用紙サイズの指定を受け付ける指定部である。印刷の向き1004は、印刷の際の用紙の向きの指定を受け付ける指定部である。部数1005は、当該文書データの印刷部数の指定を受け付ける指定部である。
ページレイアウト指定部1006は、1枚の用紙に何ページ印刷するかを示すページレイアウト情報の指定を受け付ける指定部である。配置順指定部1007は、1枚の用紙に印刷するページのレイアウト順の指定を受け付ける指定部である。
片面/両面指定部1008は、片面印刷を行うか、それとも両面印刷を行うかの指定を受け付ける指定部である。カラーモード指定部1009は、カラー印刷を行うか、それともモノクロ印刷を行うかの指定を受け付ける指定部である。
一時使用可能印刷設定取得ボタン1010は、サーバ装置101に対して、一時使用可能印刷設定データを要求するために用いられるボタンである。
印刷ボタン1011は、この画面を介して指定された印刷設定に従った印刷を指定したプリンタに実行させるために、クライアント装置102に対して印刷データの作成指示を入力するために用いられるボタンである。
キャンセルボタン1012は、印刷データの作成指示を行うことなく、印刷設定画面1000を介した処理を終了するために用いられるボタンである。
以上が、印刷設定画面1000の説明である。尚、この印刷設定画面1000が表示される際の各指定部で選択可能な印刷設定の初期設定は、クライアント装置102の外部メモリ211に記憶されている、ユーザ毎にユーザそれぞれが通常使用可能な印刷設定を記録している通常印刷設定情報(図12)に基づいて行われることになる。
ここで、図12を参照して、クライアント装置102の外部メモリ211に記憶されている通常印刷設定情報1200のデータ構成の一例について説明する。
図12に示す通り、通常印刷設定情報1200は、ユーザ名毎に、使用可能な印刷設定(印刷レイアウト1202、カラーモード1203、両面/片面1204等)が設定されており、この設定に従って、印刷設定画面1000のページレイアウト1006、片面/両面1008、カラーモード1009で選択可能な項目が設定される。
以上が、通常印刷設定情報1200のデータ構成の説明である。尚、この通常印刷設定情報1200をサーバ装置101の外部メモリ211で管理するようにし、印刷設定画面の表示時に、サーバ装置に対してログインユーザの通常印刷設定情報を要求するようにしても勿論構わない。
図7の説明に戻る。ステップS701で印刷設定画面1000をディスプレイ装置210に表示後、クライアント装置102のCPU201は、この印刷設定画面1000を介して、ユーザからの印刷設定のための各種指示を受け付ける(ステップS702)。
クライアント装置102のCPU201は、ステップS702で受け付けた操作指示が、印刷設定画面1000に設定されている、原稿サイズ指定部1002、出力用紙サイズ指定部1003、印刷向き指定部1004、部数指定部1005、ページレイアウト指定部1006、配置順指定部1007、片面/両面指定部1008、カラーモード指定部1009等に対する操作により入力される印刷設定の変更指示であると判定すると(ステップS703でYES)、処理をステップS704に進め、変更指示された印刷設定の表示を変更する。その後、処理をステップS702に戻す。
クライアント装置102のCPU201は、ステップS702で受け付けた操作指示が、印刷設定画面1000に設定されている一時使用可能印刷設定取得ボタン1010が押下されることにより入力される一時使用可能印刷設定取得指示であると判定すると(ステップS705でYES)、処理をステップS706に進め、印刷設定取得・反映処理を行う。この処理の詳細は、図8を参照して説明する。
ここで、図8を参照して、図7のステップS706の印刷設定取得・反映処理の詳細について説明する。
クライアント装置102のCPU201は、まず、クライアント装置102のログインユーザのユーザ名を取得する(ステップS801)。そして、ユーザ名を含む一時使用可能印刷設定の要求データを作成し(ステップS802)、作成した要求データをサーバ装置101に対して送信する(ステップS803)。
サーバ装置101は、クライアント装置102から送信された要求データを受信すると(ステップS821)、一時使用可能印刷設定データテーブル1400に登録されている一時使用可能印刷設定データのうち、要求データに含まれるユーザ名がユーザ名1402に登録されている一時使用可能印刷設定データを取得する(ステップS822)。そして、取得した一時使用可能印刷データを含む返信データを作成し(ステップS823、作成した返信データを、要求データを送信したクライアント装置102に対して送信する(ステップS824)。尚、ステップS822において、一時使用可能印刷設定データを取得しなかった場合には、作成される要求データには一時使用可能印刷設定データは含まれない。
クライアント装置102のCPU201は、サーバ装置101から送信された返信データを受信すると(ステップS804)、受信した返信データに一時使用可能印刷設定データが含まれているかを判定する(ステップS805)。
ステップS805の判定処理でNOと判定した場合には、クライアント装置102のCPU201は処理をステップS809に進める。
一方、ステップS805の判定処理でYESと判定した場合には、クライアント装置102のCPU201は処理をステップS806に進め、ステップS804で受信した返信データに含まれる一時使用可能印刷設定データに現在時刻が使用可能日時内である印刷設定データがあるかを判定する(ステップS806)。尚、この処理をサーバ装置101のCPU201によって行わせ、ステップS822で取得した一時使用可能印刷設定データのうち、現在時刻が使用可能日時内である一時使用可能印刷設定データのみを返信データに含ませるようにしても勿論良い。
ステップS806の判定処理でNOと判定した場合には、クライアント装置102のCPU201は処理をステップS809に進める。
一方、ステップS806の判定処理でYESと判定した場合には、クライアント装置102のCPU201は処理をステップS807に進め、印刷対象の文書データを、情報を取得する。この時、図15に示すスケジュールに関連する印刷データ特定条件情報を用いた判定に必要となる情報を取得する。
ここで、図15を参照して、スケジュールに関連する印刷データ特定条件情報1500について説明する。
クライアント装置102の外部メモリ211には、ユーザが印刷しようとしている文書データが一時使用可能印刷設定を適用可能な文書データかを判定するための印刷データ特定条件が設定されたスケジュールに関連する印刷データ特定条件情報1500が記憶されている。
図15に示すように、その条件として、印刷指示を行う文書データのファイル名に相手会社名を含む場合に一時使用可能印刷設定を適用した印刷が可能である、文書データのヘッダー、フッターに相手会社名を含む場合に一時使用可能印刷設定を適用した印刷が可能である、文書データの1ページ目に相手会社名を含む場合に一時使用可能印刷設定を適用した印刷が可能である等の条件が設定可能であり、印刷データがこの条件に合致するか否かにより、クライアント装置102のCPU201は、当該文書データの印刷に、一時使用可能印刷設定の適用が可能であるか否かを判定することになる。
以上が、スケジュールに関連する印刷データ特定条件情報の説明である。
図8の説明に戻る。クライアント装置102のCPU201は、ステップS807で取得した文書データの情報(例えば、ファイル名、ファイルのヘッダー・フッター、1ページ目の情報)と、相手先会社特定条件データを用いて、当該文書データが、一時使用可能印刷設定データの相手先会社1402に設定された会社向けの資料であるかを判定する(ステップS808)。この判定処理でYESと判定した場合には、処理をステップS809に進める。
ステップS809では、クライアント装置102のCPU201は、サーバ装置101から取得した一時使用可能印刷設定を用いて、ページレイアウト指定部1006、片面/両面指定部1008、及びカラーモード指定部1009それぞれで選択可能な印刷設定の項目を設定する。
例えば、ユーザ0002が2012年4月23日の9:00から4月26日の16:00までの間にXYZ株式会社との打ち合わせに関連する文書データの印刷を行う際には(図14にその条件において使用可能な一時使用可能印刷設定が登録されている)、ページレイアウト指定部1006、片面/両面指定部1008、及びカラーモード指定部1009それぞれで選択可能な印刷設定の項目は、図10の(3)のように設定される。それ以外の場合には、印刷設定画面1000が表示される際に、通常印刷設定情報1200を用いて設定された図10の(2)のままである。尚、ユーザ0002の通常印刷設定情報は図12に示す通りである。
以上が、印刷設定取得・反映処理の詳細な説明である。
図7の説明に戻る。クライアント装置102のCPU201は、ステップS702で受け付けた操作指示が、キャンセルボタン1012が押下されることにより入力される印刷キャンセル指示であると判定した場合には(ステップS707でYES)、本図に示す処理を終了する。
また、ステップS702で受け付けた操作指示が、印刷ボタン1011が押下されることで入力される印刷指示であると判定した場合には(ステップS708でYES)、印刷設定画面1000を介して指定された各種の印刷設定を取得し(ステップS709)、取得した印刷設定に従って、文書データの印刷を行うための印刷データを作成する(ステップS710)。そして、作成した印刷データを、指定されたプリンタに対して送信する(ステップS711)。
以上が、クライアント装置102によって行われる印刷処理の説明である。
以上説明したとおり、本発明では、通常では使用できない一時使用可能印刷設定情報を当該印刷設定による資料の印刷を行うスケジュールと関連付けて記憶させている。また、当該スケジュールの開始日時等を基準に一定の期間中、当該スケジュールに関連する文書データの印刷を行う際に一時使用可能印刷設定を設定する。
これにより、ユーザは、スケジュールと関連する文書データを印刷するたびに一時使用可能印刷設定の申請を行うことなく、許可された期間中、当該スケジュールと関連する文書データの印刷を、一時使用可能印刷設定情報に従った印刷設定で行うことが可能となる。
さらに、一時使用可能印刷設定に関連付いたスケジュールとは関連性のない文書データの印刷処理を行う際には、通常使用可能な印刷設定でしか印刷を行うことが出来ないので、ユーザが不当に通常禁止されている印刷設定で文書データを印刷出力することを好適に防止することが可能となる。
尚、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、本発明におけるプログラムは、処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
101 サーバ装置
102 クライアント装置
103 画像形成装置
104 LAN
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信I/F(インタフェース)コントローラ
209 入力装置
210 ディスプレイ装置
211 外部メモリ
102 クライアント装置
103 画像形成装置
104 LAN
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信I/F(インタフェース)コントローラ
209 入力装置
210 ディスプレイ装置
211 外部メモリ
Claims (7)
- 文書データの印刷時に設定可能な印刷設定を制御する情報処理システムであって、
ユーザ毎に、文書データの印刷を行う際に許可される通常印刷設定を記憶する第1の記憶手段と、
前記通常印刷設定では許可されない印刷設定により文書データの印刷を行うスケジュールと、一時的に許可される一時使用可能印刷設定とを対応付けて記憶する第2の記憶手段と、
文書データに対する印刷指示を受け付ける第1の受付手段と、
前記第1の受付手段で印刷指示を受け付けた前記文書データが、前記第2の記憶手段で記憶されているスケジュールと関連する文書データであるかを判定する判定手段と、
前記判定手段が、前記印刷指示を受けた文書データが前記申請されたスケジュールに関連する文書データであると判定した場合に、一時使用可能印刷設定に基づく印刷設定での文書データの印刷を許可する許可手段と
を備えることを特徴とする情報処理システム。 - 前記受付手段で文書データに対する印刷指示を受け付けた後に、文書データの印刷を行う際の印刷設定を指定するための印刷設定画面を表示部に表示する表示手段を更に備え、
前記許可手段は、前記印刷設定画面で一時使用可能印刷設定に係る印刷設定を指定可能にすることで、一時使用可能印刷設定に基づく印刷設定での文書データの印刷を許可すること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記前記印刷設定では許可されない印刷設定により文書データの印刷を行うスケジュールの申請を受け付ける第2の受付手段と、
前記第2の受付手段で受け付けた申請に対する承認または否認の入力を受け付ける第3の受付手段と、
を更に備え、
前記第2の記憶手段は、前記第3の受付手段で承認の入力を受け付けたスケジュールと、一時的に許可される一時使用可能印刷設定とを対応付けて記憶すること
を特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。 - 前記スケジュールごとに、前記一時使用可能印刷設定の指定の入力を受け付ける第4の受付手段を更に備え、
前記第2の記憶手段は、前記第4の受付手段で指定の入力を受け付けた一時使用可能印刷設定を、前記スケジュールと対応付けて記憶すること
を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 前記通常印刷設定では、カラー印刷、片面印刷が少なくともいずれかが禁止されていること
を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 文書データの印刷時に設定可能な印刷設定を制御する情報処理システムによって行われる情報処理方法であって、
ユーザ毎に、文書データの印刷を行う際に許可される通常印刷設定を記憶装置に記憶する第1の記憶工程と、
前記通常印刷設定では許可されない印刷設定により文書データの印刷を行うスケジュールと、一時的に許可される一時使用可能印刷設定とを対応付けて記憶装置に記憶する第2の記憶工程と、
文書データに対する印刷指示を受け付ける第1の受付工程と、
前記第1の受付工程で印刷指示を受け付けた前記文書データが、前記記憶装置に記憶されているスケジュールと関連する文書データであるかを判定する判定工程と、
前記判定工程で、前記印刷指示を受けた文書データが前記申請されたスケジュールに関連する文書データであると判定した場合に、一時使用可能印刷設定に基づく印刷設定での文書データの印刷を許可する許可工程と
を備えることを特徴とする情報処理方法。 - 文書データの印刷時に設定可能な印刷設定を制御する情報処理システムによって行われる情報処理システムに、
ユーザ毎に、文書データの印刷を行う際に許可される通常印刷設定を記憶装置に記憶する第1の記憶工程と、
前記通常印刷設定では許可されない印刷設定により文書データの印刷を行うスケジュールと、一時的に許可される一時使用可能印刷設定とを対応付けて記憶装置に記憶する第2の記憶工程と、
文書データに対する印刷指示を受け付ける第1の受付工程と、
前記第1の受付工程で印刷指示を受け付けた前記文書データが、前記記憶装置に記憶されているスケジュールと関連する文書データであるかを判定する判定工程と、
前記判定工程で、前記印刷指示を受けた文書データが前記申請されたスケジュールに関連する文書データであると判定した場合に、一時使用可能印刷設定に基づく印刷設定での文書データの印刷を許可する許可工程と、
を備える情報処理方法を実行させるためのコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012120992A JP2013246707A (ja) | 2012-05-28 | 2012-05-28 | 情報処理装置、情報処理方法、及び、コンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012120992A JP2013246707A (ja) | 2012-05-28 | 2012-05-28 | 情報処理装置、情報処理方法、及び、コンピュータプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013246707A true JP2013246707A (ja) | 2013-12-09 |
Family
ID=49846403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012120992A Pending JP2013246707A (ja) | 2012-05-28 | 2012-05-28 | 情報処理装置、情報処理方法、及び、コンピュータプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013246707A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015169957A (ja) * | 2014-03-04 | 2015-09-28 | 株式会社リコー | 画像処理方法、画像処理装置及び画像処理システム |
-
2012
- 2012-05-28 JP JP2012120992A patent/JP2013246707A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015169957A (ja) * | 2014-03-04 | 2015-09-28 | 株式会社リコー | 画像処理方法、画像処理装置及び画像処理システム |
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