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JP2013134942A - 照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置 - Google Patents

照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置 Download PDF

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JP2013134942A JP2011285812A JP2011285812A JP2013134942A JP 2013134942 A JP2013134942 A JP 2013134942A JP 2011285812 A JP2011285812 A JP 2011285812A JP 2011285812 A JP2011285812 A JP 2011285812A JP 2013134942 A JP2013134942 A JP 2013134942A
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Yoshitake Ishimoto
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Abstract

【課題】輝度ムラを抑制するとともに放熱性を向上させる。
【解決手段】バックライト装置(照明装置)12は、LED(光源)17と、LED17と対向状に配されるとともにLED17からの光が入射される光入射面19bと、入射した光を出射させる光出射面19aとを有する導光板19と、LED17及び導光板19を収容するとともに外部に露出する露出面14dを有するシャーシ14と、LED17が取り付けられるLED取付部24と、LED取付部24から導光板19側に向けて延出するとともに導光板19を光出射面19a側とは反対側から支持する導光板支持部25と、導光板支持部25から導光板19側とは反対側に向けて突出する補強部26とを有し、且つ少なくともシャーシ14の一部を構成する放熱部材22と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置に関する。
近年、テレビ受信装置をはじめとする画像表示装置の表示素子は、従来のブラウン管から液晶パネルやプラズマディスプレイパネルなどの薄型の表示パネルに移行しつつあり、画像表示装置の薄型化を可能としている。液晶表示装置は、これに用いる液晶パネルが自発光しないため、別途に照明装置としてバックライト装置を必要としており、バックライト装置はその機構によって直下型とエッジライト型とに大別されている。液晶表示装置の一層の薄型化を実現するには、エッジライト型のバックライト装置を用いるのが好ましく、その一例として下記特許文献1に記載されたものが知られている。
この特許文献1に記載されたものでは、光源としてLEDを用い、LEDを複数実装したLED基板を、放熱部材に取り付けるようにし、LEDが導光板の光入射面に対して対向状をなすよう放熱部材を配置するようにしている。
特開2010−9787号公報
ところで、上記のようなバックライト装置を備えた液晶表示装置を大型化すると、それに伴って放熱部材として長尺なものを使用することになるため、放熱部材に反りなどの変形が生じ易くなる。そうなると、放熱部材に取り付けられたLEDの位置が変動し易くなり、導光板の光入射面とLEDとの位置関係が不安定なものとなるため、LEDから光入射面に入射する光の入射効率が不安定になってしまい、結果として導光板の光出射面から出射する光に輝度ムラが生じることが懸念される。
その一方、液晶表示装置を大型化すると、それに伴ってLEDの設置数が増加するため、LEDからの発熱量が大きなものとなる。このため、放熱部材による放熱性能のさらなる向上が望まれるところであった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、輝度ムラを抑制するとともに放熱性を向上させることを目的とする。
本発明の照明装置は、光源と、前記光源と対向状に配されるとともに前記光源からの光が入射される光入射面と、入射した光を出射させる光出射面とを有する導光板と、前記光源及び前記導光板を収容するとともに外部に露出する露出面を有するシャーシと、前記光源が取り付けられる光源取付部と、前記光源取付部から前記導光板側に向けて延出するとともに前記導光板を前記光出射面側とは反対側から支持する導光板支持部と、前記導光板支持部から前記導光板側とは反対側に向けて突出する補強部とを有し、且つ少なくとも前記シャーシの一部を構成する放熱部材と、を備える。
このようにすれば、放熱部材の光源取付部に取り付けられた光源から発せられた光は、導光板の光入射面に入射して導光板内を伝播された後、光出射面から出射される。放熱部材は、導光板支持部から導光板側とは反対側に向けて突出する補強部によって補強が図られているから、光源取付部に反りなどの変形が生じ難くなっており、それにより光源取付部に取り付けられた光源の、光入射面に対する相対的な位置が変動し難くなり、もって光入射面への光の入射効率を安定したものとすることができる。しかも、補強部によって補強されることで導光板支持部にも反りなどの変形が生じ難くなっているから、導光板を光出射面側とは反対側から安定的に支持することができ、それにより導光板の光入射面の、光源に対する相対的な位置が変動し難くなり、もって光入射面への光の入射効率を安定したものとすることができる。このように、導光板の光入射面への光の入射効率が安定することで、光出射面からの出射光に輝度ムラが生じるのが抑制される。その上で、この放熱部材は、少なくともシャーシの一部を構成しており、このシャーシが当該照明装置の外部に露出する露出面を有していることから、光源が発光するのに伴って生じた熱が放熱部材に伝達されると、外部に露出した放熱部材から熱を外部へと効率的に放散させることができ、それにより高い放熱性を得ることができる。
ところで、照明装置が大型化されると、それに伴って放熱部材も大きくなるため、強度が不足して反りなどの変形が生じ易くなるとともに、光源からの発熱量が増加するために放熱性能の向上が求められる傾向にあるものの、上記したように補強部によって放熱部材の補強が図られることで反りなどの変形が生じ難くされるとともに、放熱部材が外部に露出するシャーシの少なくとも一部を構成することで放熱性能の向上が図られているから、当該照明装置の大型化を図る上で好適となっている。
本発明の実施態様として、次の構成が好ましい。
(1)前記シャーシは、前記放熱部材と、前記放熱部材に連結されるとともに前記導光板における前記光出射面とは反対側の板面に沿って延在する底板部材とから構成される。このようにすれば、シャーシを放熱部材と底板部材とにより構成しているから、例えば当該照明装置の大きさを変更するに際して、底板部材についてのみ大きさを変更することで対応することが可能とされる。これにより、放熱部材については使い回すことができるから、製造コストの低減を図ることができ、また照明装置の大型化をより容易に図ることが可能となる。
(2)前記底板部材は、前記放熱部材のうち前記補強部における前記導光板支持部からの突出先端部に連結されている。このようにすれば、補強部の突出先端部が底板部材から外部へ突き出すことが避けられるから、補強部が他の部材に引っ掛かるなどの問題が生じ難くなり、もって生産性の向上などを図ることができる。
(3)前記底板部材は、前記導光板との間に隙間を有する位置に配されている。このようにすれば、底板部材から導光板へと伝熱が生じ難くなる。
(4)前記補強部は、前記導光板支持部における前記光源取付部側とは反対側の端部に設けられている。このようにすれば、仮に導光板支持部のうち上記端部以外の部位に補強部を設けた場合に比べると、放熱部材の形状が簡単なものとなるので、放熱部材の製造が容易なものとなって放熱部材に係る製造コストを低減させることができる。
(5)前記放熱部材は、前記光源取付部が前記導光板における前記光入射面のほぼ全長にわたって延在する大きさに形成されるとともに、前記導光板支持部及び前記補強部が前記光源取付部のほぼ全長にわたって延在する大きさに形成されている。このようにすれば、導光板における光入射面のほぼ全長にわたって延在する大きさに形成された光源取付部に対して、そのほぼ全長にわたって延在する大きさとされた導光板支持部及び補強部が連ねられているから、放熱部材の強度をより高いものとすることができる。
(6)前記光源は、前記放熱部材の前記光源取付部に複数が間欠的に並んで配されている。このようにすれば、補強部によって光源取付部に反りなどの変形が生じ難くなっているので、光源取付部において間欠的に並んで配された複数の光源の間に位置が異なるものが生じ難くなる。これにより、各光源から光入射面に入射する光の入射効率をそれぞれ安定したものとすることができ、もって輝度ムラの低減を図る上でより好適となる。
(7)前記光源及び前記放熱部材は、前記導光板を両側から挟み込む形で少なくとも一対ずつ配されるとともに、少なくとも一対の前記導光板支持部が前記導光板の両端部を支持するよう配されている。このようにすれば、導光板を両側から挟み込む形で配される少なくとも一対の放熱部材が有する各導光板支持部によって導光板の両端部が支持されるから、各光源取付部に取り付けられた各光源に対する導光板の位置関係がより安定したものとなる。これにより、導光板の各光入射面への光の入射効率が安定し、輝度ムラの抑制に一層好適となる。
(8)前記光源が実装されるとともに前記放熱部材の前記光源取付部に取り付けられる光源基板が備えられている。このようにすれば、補強部によって光源取付部に反りなどの変形が生じ難くなっているので、光源取付部に取り付けられた光源基板が光源取付部から外れるなどの事態が生じるのを避けることができる。
(9)前記放熱部材は、金属材料からなるものとされ、その表面に酸化層が形成されている。このようにすれば、金属材料からなる放熱部材の表面に酸化層を形成することで、放熱部材における熱の放射率が高くなるので、放熱部材の放熱性をより向上させることができる。
(10)前記放熱部材は、前記金属材料としてアルミニウムが用いられるとともに、その表面にアルマイト層が形成されている。このようにすれば、アルミニウムの熱伝導性が良好なのに加えて、表面にアルマイト層が形成されることで放射率が高められているから、放熱部材の放熱性を一層向上させることができる。
(11)前記放熱部材は、その表面に金属酸化物を含有した放熱性塗料が塗布されている。このようにすれば、放熱部材の表面に金属酸化物を含有した放熱性塗料を塗布することで、放熱部材の放熱性をより向上させることができる。
(12)前記放熱部材は、その表面が黒色を呈するものとされる。このようにすれば、表面を黒色とすることで、放熱部材における熱の放射性が高くなり、もって放熱部材の放熱性をより向上させることができる。
次に、上記課題を解決するために、本発明の表示装置は、上記記載の照明装置と、前記照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルとを備える。
このような表示装置によると、表示パネルに対して光を供給する照明装置が、輝度ムラが生じ難く且つ放熱性に優れたものであるため、表示品質の優れた表示を実現するとともに動作信頼性を向上させることが可能となる。
前記表示パネルとしては液晶パネルを例示することができる。このような表示装置は液晶表示装置として、種々の用途、例えばテレビやパソコンのディスプレイ等に適用でき、特に大型画面用として好適である。
本発明によれば、輝度ムラを抑制するとともに放熱性を向上させることができる。
本発明の実施形態1に係るテレビ受信装置の概略構成を示す分解斜視図 液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図 液晶表示装置における短辺方向に沿った断面構成を示す断面図 液晶表示装置に備わるバックライト装置におけるシャーシ(放熱部材及び底板部材)と導光板とLED基板との配置構成を示す平面図 放熱部材及びLED基板の正面図 本発明の実施形態2に係る放熱部材の断面図 本発明の実施形態3に係る放熱部材の断面図 本発明の実施形態4に係る放熱部材の断面図 本発明の実施形態5に係る放熱部材及び底板部材の断面図 本発明の実施形態6に係る放熱部材の断面図 本発明の実施形態7に係る放熱部材及び底板部材の断面図 本発明の実施形態8に係るシャーシ(放熱部材及び底板部材)と導光板とLED基板との配置構成を示す平面図 本発明の実施形態9に係るシャーシの断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1から図5によって説明する。本実施形態では、液晶表示装置10について例示する。なお、各図面の一部にはX軸、Y軸及びZ軸を示しており、各軸方向が各図面で示した方向となるように描かれている。また、図4に示す上側を表側とし、同図下側を裏側とする。
本実施形態に係るテレビ受信装置TVは、図1に示すように、液晶表示装置10と、当該液晶表示装置10を挟むようにして収容する表裏両キャビネットCa,Cbと、電源Pと、チューナーTと、スタンドSとを備えて構成される。液晶表示装置(表示装置)10は、全体として横長の方形(矩形状、長手状)をなし、縦置き状態で収容されている。この液晶表示装置10は、図2に示すように、表示パネルである液晶パネル11と、外部光源であるバックライト装置(照明装置)12とを備え、これらが枠状のベゼル13などにより一体的に保持されるようになっている。
液晶パネル11は、図2に示すように、平面に視て横長の方形(矩形状、長手状)をなしており、透光性に優れた一対のガラス製の基板が所定のギャップを隔てた状態で貼り合わせられるとともに、両基板間に液晶が封入された構成とされる。一方の基板には、互いに直交するソース配線とゲート配線とに接続されたスイッチング素子(例えばTFT)と、そのスイッチング素子に接続された画素電極、さらには配向膜等が設けられ、他方の基板には、R(赤色),G(緑色),B(青色)等の各着色部が所定配列で配置されたカラーフィルタや対向電極、さらには配向膜等が設けられている。なお、両基板の外側には偏光板が配されている。
バックライト装置12は、図2に示すように、表側(光出射側、液晶パネル11側)に向けて開口する光出射部14cを有するシャーシ14と、シャーシ14の光出射部14cを覆うようにして配される光学部材15とを備える。さらに、シャーシ14内には、光源であるLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)17と、LED17が実装されたLED基板18と、LED17からの光を導光して光学部材15(液晶パネル11)へと導く導光板19と、導光板19及び光学部材15を表側から押さえるフレーム(押さえ部材)16とが備えられる。そして、このバックライト装置12は、その長辺側の両端部に、LED17を有するLED基板18をそれぞれ備えるとともに、両側のLED基板18間に挟まれた中央側に導光板19を配置してなる、いわゆるエッジライト型(サイドライト型)とされている。以下では、バックライト装置12の各構成部品について詳しく説明する。
シャーシ14は、金属製とされており、図2及び図4に示すように、平面に視て液晶パネル11と同様に横長の方形状をなすとともに、その長辺方向がX軸方向(水平方向)と一致し、短辺方向がY軸方向(鉛直方向)と一致している。シャーシ14は、導光板19に対して裏側に対向状に配される底板14aと、底板14aにおける長辺側の両端部から表側に向けて立ち上がる一対の側板14bとを有しており、このうち一対の側板14bにLED基板18がそれぞれ取り付けられている。底板14aは、途中で段付き状に屈曲されている。これら底板14a及び側板14bにおける外面が、バックライト装置12の外部に露出する露出面14dとされる。また、側板14bには、フレーム16及びベゼル13がねじ止め可能とされる。そして、シャーシ14は、底板14aの一部と側板14bとを有する一対の放熱部材22と、底板14aの一部を有するとともに一対の放熱部材22に連結される底板部材23とから構成されている。なお、これら放熱部材22及び底板部材23については後に改めて詳しく説明する。
光学部材15は、図2に示すように、液晶パネル11及びシャーシ14と同様に平面に視て横長の方形状をなしている。光学部材15は、導光板19の表側(光出射側)に載せられていて液晶パネル11と導光板19との間に介在して配される。光学部材15は、裏側に配される拡散板15aと、表側に配される光学シート15bとから構成される。拡散板15aは、所定の厚みを持つほぼ透明な合成樹脂製で板状をなす基材内に拡散粒子を多数分散して設けた構成とされ、透過する光を拡散させる機能を有する。光学シート15bは、拡散板15aと比べると板厚が薄いシート状をなしており、3枚が積層して配されている。具体的な光学シート15bの種類としては、例えば拡散シート、レンズシート、反射型偏光シートなどがあり、これらの中から適宜に選択して使用することが可能である。なお、図3では、光学部材15の図示を簡略化している。
フレーム16は、図2に示すように、光学部材15及び導光板19の外周縁部に沿って延在する枠状(額縁状)に形成されており、光学部材15及び導光板19の外周縁部に対して対向状をなすとともにほぼ全周にわたって表側から押さえることが可能とされる。このフレーム16は、合成樹脂製とされるとともに、表面が例えば黒色を呈する形態とされることで、遮光性を有するものとされる。フレーム16のうち両長辺部分における裏側の面、つまり導光板19及びLED基板18(LED17)との対向面には、図3に示すように、光を反射させる第1反射シート20がそれぞれ取り付けられている。第1反射シート20は、フレーム16の長辺部分におけるほぼ全長にわたって延在する大きさを有しており、導光板19におけるLED17側の端部とLED基板18とを一括して表側から覆うものとされる。また、フレーム16は、液晶パネル11における外周縁部を裏側から受けることができる。
LED17は、図3及び図4に示すように、LED基板18に固着される基板部上にLEDチップを樹脂材により封止した構成とされる。基板部に実装されるLEDチップは、主発光波長が1種類とされ、具体的には、青色を単色発光するものが用いられている。その一方、LEDチップを封止する樹脂材には、LEDチップから発せられた青色の光により励起されて所定の色を発光する蛍光体が分散配合されており、全体として概ね白色光を発するものとされる。なお、蛍光体としては、例えば黄色光を発光する黄色蛍光体、緑色光を発光する緑色蛍光体、及び赤色光を発光する赤色蛍光体の中から適宜組み合わせて用いたり、またはいずれか1つを単独で用いることができる。このLED17は、LED基板18に対する実装面とは反対側の面が発光面となる、いわゆる頂面発光型とされている。
LED基板18は、図2から図4に示すように、シャーシ14の長辺方向(X軸方向、導光板19における光入射面19bの長手方向)に沿って延在する細長い板状をなすとともに、その主面をX軸方向及びZ軸方向に並行した姿勢、つまり液晶パネル11及び導光板19(光学部材15)の板面と直交させた姿勢でシャーシ14内に収容されている。LED基板18の主面であって内側、つまり導光板19側を向いた面(導光板19との対向面)には、上記した構成のLED17が表面実装されており、ここが実装面18aとされる。LED17は、LED基板18の実装面18aにおいて、その長さ方向(X軸方向)に沿って複数が所定の間隔を空けつつ一列に(直線的に)並列配置されている。つまり、LED17は、バックライト装置12における長辺側の両端部においてそれぞれ長辺方向に沿って複数ずつ間欠的に並列配置されていると言える。X軸方向について隣り合うLED17間の間隔、つまりLED17の配列ピッチは、ほぼ等しいものとされている。なお、LED17の並び方向は、LED基板18の長さ方向(X軸方向)と一致していることになる。
また、LED基板18の実装面18aには、X軸方向に沿って延在するとともにLED17群を横切って隣り合うLED17同士を直列接続する、金属膜(銅箔など)からなる配線パターン(図示せず)が形成されており、この配線パターンの両端部に形成された端子部が外部のLED駆動回路基板(図示せず)に接続されることで、駆動電力を各LED17に供給することが可能とされる。一対のLED基板18は、LED17の実装面18aが互いに対向状をなす姿勢でシャーシ14内に収容されるので、両LED基板18にそれぞれ実装された各LED17の発光面が対向状をなすとともに、各LED17における光軸がY軸方向とほぼ一致する。言い換えると、一対のLED基板18に実装された各LED17は、それぞれ導光板19におけるY軸方向の両端部(長辺側の両端部)に対してそれぞれ対向状に配されている。また、LED基板18の基材は、シャーシ14と同様に金属製とされ、その表面に絶縁層を介して既述した配線パターン(図示せず)が形成されている。なお、LED基板18の基材に用いる材料としては、セラミックなどの絶縁材料を用いることも可能である。
導光板19は、屈折率が空気よりも十分に高く且つほぼ透明な(透光性に優れた)合成樹脂材料(例えばPMMAなどのアクリル樹脂やポリカーボネートなど)からなる。導光板19は、図2に示すように、液晶パネル11及びシャーシ14と同様に平面に視て横長の方形状をなすとともに光学部材15よりも厚みが大きな板状をなしており、その板面における長辺方向がX軸方向と、短辺方向がY軸方向とそれぞれ一致し、且つ板面と直交する板厚方向がZ軸方向と一致している。導光板19は、図3に示すように、シャーシ14内において液晶パネル11及び光学部材15の直下位置に重なり合うようにして配されており、シャーシ14における長辺側の両端部に配されて対をなすLED基板18間にY軸方向について挟み込まれる形で配されている。従って、LED17(LED基板18)と導光板19との並び方向がY軸方向と一致するのに対して、光学部材15(液晶パネル11)と導光板19との並び方向がZ軸方向と一致しており、両並び方向が互いに直交するものとされる。そして、導光板19は、LED17からY軸方向に向けて発せられた光を導入するとともに、その光を内部で伝播させつつ光学部材15側(表側)へ向くよう立ち上げて出射させる機能を有する。
導光板19は、シャーシ14の底板14a及び光学部材15の各板面に沿って延在する略平板状をなしており、その板面がX軸方向及びY軸方向に並行するものとされる。導光板19の板面のうち、表側を向いた板面(光学部材15との対向面)が内部の光を光学部材15及び液晶パネル11に向けて出射させる光出射面19aとなっている。導光板19における板面に対して隣り合う外周端面のうち、X軸方向に沿って長手状をなす長辺側の両端面は、それぞれLED17(LED基板18)と所定の空間を空けて対向状をなしており、これらがLED17から発せられた光が入射される一対の光入射面19bとなっている。各光入射面19bは、X軸方向(LED17の並び方向)及びZ軸方向、つまりLED基板18の主板面に沿って並行する面とされ、光出射面19aに対して略直交する面とされる。また、LED17と光入射面19bとの並び方向は、Y軸方向と一致しており、光出射面19aに並行している。
導光部材19の板面のうち裏側、つまり光出射面19aとは反対側の板面19cには、導光部材19内の光を反射して表側へ立ち上げることが可能な第2反射シート21がその全域を覆う形で設けられている。第2反射シート21は、長辺側の両端部が導光板19の各光入射面19bよりも外側にそれぞれ延出されており、この延出部分が上記した第1反射シート20に対して裏側に対向状に配されている。互いに対向状をなす第1反射シート20と第2反射シート21の延出部分との間には、LED17と光入射面19bとの間に保有される空間が挟まれているので、LED17からの光を両反射シート20,21間で繰り返し反射することで、光入射面19bに対して効率的に入射させることができる。なお、導光部材19における光出射面19aまたはその反対側の板面19cの少なくともいずれか一方には、内部の光を反射させる反射部(図示せず)または内部の光を散乱させる散乱部(図示せず)が所定の面内分布を持つようパターニングされており、それにより光出射面19aからの出射光が面内において均一な分布となるよう制御されている。
ところで、液晶表示装置10を大型化するよう要請があった場合には、それに伴って液晶表示装置10を構成する各部材が大型化され、放熱部材22としても長尺なものが用いられるため、放熱部材22に反りなどの変形が生じ易くなる。そうなると、放熱部材22に取り付けられたLED17の位置が変動し易くなり、導光板19の光入射面19bとLED17との位置関係が不安定なものとなる。このため、LED17から光入射面19bに入射する光の入射効率が不安定化し、結果として導光板19の光出射面19aからの出射光に輝度ムラが生じることが懸念される。その一方で、液晶表示装置10が大型化されると、それに伴ってLED17の設置数が増加するため、LED17からの発熱量が増大し、バックライト装置12内に熱がこもり易くなる。このため、液晶表示装置10を大型化するに際しては、放熱部材22による放熱性能のさらなる向上が求められていた。
そこで、本実施形態では、図2及び図3に示すように、放熱部材22に補強部26を設けるようにした上で、シャーシ14の一部を放熱部材22により構成するようにしている。放熱部材22に補強部26を設けることで、その機械的強度を増大させることができるので、放熱部材22を長尺にしても反りなどの変形が生じ難くなる。これにより、放熱部材22に取り付けられたLED基板18が有するLED17の位置が変動し難くなり、もって導光板19の光入射面19bへの光の入射効率を安定させて輝度ムラの抑制を図ることができる。そして、放熱部材22によりシャーシ14の一部を構成し、放熱部材22にバックライト装置12の外部に露出する露出面14dの一部を持たせるようにしているので、LED17から発せられた熱が放熱部材22に伝達されると、その熱をバックライト装置12の外部へと効率的に放散させることができる。これにより、高い放熱性能を得ることができるのである。以下では、放熱部材22、及び放熱部材22と共にシャーシ14を構成する底板部材23の構成について詳しく説明する。
放熱部材22は、例えばアルミニウムなどの金属製とされており、図2及び図3に示すように、シャーシ14の長辺方向に沿って延在する板材からなる。放熱部材22は、LED基板18が取り付けられるLED取付部(光源取付部)24と、LED取付部23から内側、つまり導光板19側に向けて延出するとともに導光板19を支持する導光板支持部25と、導光板支持部25から裏側、つまり導光板19側とは反対側に向けて突出する補強部26とを有している。つまり、放熱部材22は、X軸方向(導光板19の光入射面19bの長さ方向)に沿って延在する長尺な金属製の板材を、Y軸方向(LED17と導光板19との並び方向)について離間した2位置にてX軸方向に沿って折り曲げることで2箇所に屈曲部位を有している。
放熱部材22のうちLED取付部24は、図3から図5に示すように、LED基板18の板面に並行する板面を有しており、その内側の板面に対してLED基板18が取り付けられている。LED取付部24は、その長さ方向がX軸方向と、幅方向がZ軸方向と、厚さ方向がY軸方向とそれぞれ一致している。このLED取付部24は、シャーシ14における側板14bの全体を構成しており、その外側の板面がほぼ全域にわたってバックライト装置12の外部に露出する露出面14dとなっている。LED取付部24は、その長さ寸法がシャーシ14の長辺寸法とほぼ一致するとともに、導光板19における光入射面19bのほぼ全長にわたって延在する大きさを有している。なお、このLED取付部24は、次述する導光板支持部25の外側の端部、つまり補強部26側とは反対側の端部から表側(補強部26の突出方向とは反対側)に向けて突出しており、導光板支持部25に対してほぼ直角に屈曲されている、と言える。
放熱部材22のうち導光板支持部25は、図3から図5に示すように、Z軸方向についてLED取付部24の裏側(光出射面19a側とは反対側)の端部からY軸方向に沿って内側に向けて延出しており、LED取付部24に対してほぼ直角に屈曲されている。導光板支持部25は、導光板19の板面(光出射面19a及びその反対側の板面19c)に並行する板面を有しており、その内側(表側)の板面に対して導光板19が、第2反射シート21を介して表側に重なる形で載せられている。つまり、導光板支持部25は、導光板19のうち光入射面19bを有する長辺側の端部を、裏側、つまり光出射面19a側とは反対側から第2反射シート21を介して支持している。この放熱部材22は、導光板19をその短辺方向の両側から挟み込む形で一対配されているので、一対の放熱部材22が有する各導光板支持部25によって導光板19の長辺側の両端部が共に安定的に支持される。導光板支持部25は、その長さ方向がX軸方向と、幅方向がY軸方向と、厚さ方向がZ軸方向とそれぞれ一致している。この導光板支持部25は、シャーシ14における底板14aの一部を構成しており、その外側(裏側)の板面がほぼ全域にわたってバックライト装置12の外部に露出する露出面14dとなっている。導光板支持部25は、その長さ寸法がシャーシ14の長辺寸法とほぼ一致するとともに、LED取付部24及び導光板19の長辺側の端部のほぼ全長にわたって延在する大きさを有している。
放熱部材22のうち補強部26は、図3から図5に示すように、Y軸方向について導光板支持部25の内側(LED取付部24側とは反対側)の端部、つまり導光板支持部25における延出先端部からZ軸方向に沿って裏側(導光板19から離れる方向)に向けて突出しており、導光板支持部25に対してほぼ直角に屈曲されている。補強部26は、LED取付部24及びLED基板18の板面に並行する板面を有しているものの、導光板支持部25の端部からの突出方向がLED取付部24の同突出方向とは逆向きとなっている。補強部26は、その長さ方向がX軸方向と、幅方向がZ軸方向と、厚さ方向がY軸方向とそれぞれ一致している。この補強部26は、その外側の板面がほぼ全域にわたってバックライト装置12の外部に露出する露出面14dとなっている。補強部26は、その長さ寸法がシャーシ14の長辺寸法とほぼ一致するとともに、LED取付部24及び導光板支持部25のほぼ全長にわたって延在する大きさを有している。従って、放熱部材22を構成するLED取付部24及び導光板支持部25は、その全長にわたって延在する形で設けられた補強部26によって十分な剛性が得られるよう補強が図られており、それによりLED取付部24及び導光板支持部25に反りや撓みなどの変形が生じ難くなっている。具体的には、LED取付部24及び導光板支持部25に反りや撓みが生じると、長さ方向(X軸方向)についての端側部分に対して中央側部分が、板面と直交する方向(LED取付部24の場合はY軸方向、導光板支持部25の場合はZ軸方向)に相対変位することになるが、補強部26によって補強が図られることで、上記のような相対変位が生じ難くなっている。
続いて、放熱部材22と共にシャーシ14を構成する底板部材23について説明する。底板部材23は、例えばアルミニウムなど、放熱部材22と同一の金属材料からなるものとされており、図2から図4に示すように、シャーシ14の長辺方向に沿って延在する板材からなる。底板部材23は、平面に視て横長な方形状をなしており、その板面が導光板支持部25及び導光板19の各板面に並行している。底板部材23は、その長さ方向がX軸方向と、幅方向がY軸方向と、厚さ方向がZ軸方向とそれぞれ一致している。そして、この底板部材23は、その両側に配される一対の放熱部材22の間に挟まれる形で配されており、底板部材23における長辺側の両端部がそれぞれ一対の放熱部材22における各補強部26に連結されている。これら底板部材23及び放熱部材22は、それぞれ別途に板金形成された後に相互の連結箇所が溶接や溶着などの手段によって連結されることで一体化されてバックライト装置12のシャーシ14を構成している。
詳しくは、底板部材23は、図3に示すように、補強部26のうち導光板支持部25からの突出先端部における内側の板面に対して連結されており、補強部26の突出先端面に対して底板部材23の外側の板面(露出面14d)がほぼ面一状をなしている。つまり、補強部26は、底板部材23の外側の板面からZ軸方向に沿って外向きに突き出すことがないものとされる。その上で、底板部材23は、図2及び図4に示すように、その長さ寸法がシャーシ14の長辺寸法とほぼ一致するとともに、補強部26及び導光板19の長辺側の端部のほぼ全長にわたって延在する大きさを有していることから、補強部26の突出先端部に対してほぼ全長にわたって連結されている。底板部材23は、図3に示すように、その内側(表側)の板面が導光板19に対して第2反射シート21を介して対向状に配されており、第2反射シート21(導光板19における光出射面19aとは反対側の板面19c)との間に所定の間隔の隙間を保有している。つまり、底板部材23は、導光板19及び第2反射シート21とは非接触に保たれており、間に空気層が介在していることから、この空気層が断熱層として機能することで、底板部材23側から導光板19側へ伝熱し難いものとされている。この底板部材23の外側の板面(露出面14d)には、いずれも図示は省略するが、LED17に駆動電力を供給するLED駆動回路基板や液晶パネル11に各種信号を供給するコントロール基板などが取り付けられており、上記した空気層によってこれら各基板からの発せられる熱が導光板19へと伝熱するのが抑制されている。なお、底板部材23と導光板19との間の距離(空気層の厚み)は、導光板支持部25からの補強部26の突出寸法と同等の大きさとされる。この底板部材23は、シャーシ14における底板14aの一部を構成しており、その外側(裏側)の板面がほぼ全域にわたってバックライト装置12の外部に露出する露出面14dとなっている。
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用を説明する。上記した構成の液晶表示装置10の電源をONすると、図示しないコントロール基板の制御回路により液晶パネル11の駆動が制御されるとともに、図示しないLED駆動回路基板のLED駆動回路からの駆動電力がLED基板18の各LED17に供給されることでその駆動が制御される。各LED17からの光は、導光板19により導光されることで、光学部材15を介して液晶パネル11に照射され、もって液晶パネル11に所定の画像が表示される。以下、バックライト装置12に係る作用について詳しく説明する。
各LED17を点灯させると、各LED17から出射した光は、図3に示すように、導光板19における光入射面19bに入射する。ここで、LED17と光入射面19bとの間には、所定の空間が保有されているものの、その空間が表側の第1反射シート20と裏側の第2反射シート21とにより挟み込まれているから、LED17からの光は両反射シート20,21により繰り返し反射されることで、効率的に光入射面19bに入射される。光入射面19bに入射した光は、導光板19における外部の空気層との界面にて全反射されたり、第2反射シート21により反射されるなどして導光板19内を伝播された後に光出射面19aから表側の光学部材15へ向けて出射される。
ここで、LED17から導光板19の光入射面19bに入射される光の入射効率は、LED17と導光板19の光入射面19bとの相対的な位置関係に応じて変動し得るものとされる。具体的には、LED17と導光板19の光入射面19bとの間のY軸方向についての間隔は、狭くなるほど光の入射効率が高くなり、逆に上記した間隔が広くなるほど光の入射効率が低くなる傾向にある。また、LED17と導光板19の光入射面19bとの間の上記した間隔は、狭くなるほど各LED17から光入射面19bに直接入光するX軸方向についての入光領域が狭くなるので隣り合う入光領域間に暗部が生じ易くなり、逆に上記した間隔が広くなるほど上記入光領域が広くなるので隣り合う入光領域同士が連なって暗部が生じ難くなる傾向にある。本実施形態に係るバックライト装置12では、LED17と導光板19の光入射面19bとの間のY軸方向についての間隔として、光の入射効率が良好なものとなり且つ隣り合う入光領域間に暗部が生じないような値に設計されているのであるが、仮にLED17を実装したLED基板18が取り付けられた放熱部材22のLED取付部24に反りや撓みなどの変形が生じると、LED17が設計した正規の位置からY軸方向について位置ずれしてしまい、その位置ずれしたLED17から光入射面19bに入射する光の入射効率や、光入射面19bに直接入光するX軸方向についての入光領域が変動し、結果として導光板19の出射光に輝度ムラが発生するおそれがある。一方、LED17と導光板19の光入射面19bとのZ軸方向についての位置関係が変動した場合にも、光入射面19bへの光の入射効率は変動し得るものとされる。このため、仮に放熱部材22のうち導光板19を裏側から支持する導光板支持部25に反りや撓みなどの変形が生じると、支持される導光板19がZ軸方向について位置ずれしてしまい、光入射面19bへの光の入射効率が変動するとともに導光板19の出射光に輝度ムラが発生するおそれがあった。
ところが、本実施形態に係る放熱部材22には、図2から図4に示すように、その長さ方向(X軸方向)に沿って延在する形態の補強部26が設けられることで、その機械的強度の向上が図られているので、放熱部材22のうちLED基板18が取り付けられたLED取付部24に反りや撓みなどの変形が生じ難くなっている。従って、LED取付部24に取り付けられたLED基板18のLED17が正規の位置からY軸方向について位置ずれし難くなる。特に、本実施形態に係るLED基板18には、複数のLED17がX軸方向に沿って間欠的に並んで配置されているものの、上記のようにLED取付部24の変形が抑制されることで、各LED17の間にY軸方向について相対的な位置ずれが生じるのを避けることができる。これにより、各LED17と導光板19の光入射面19bとのY軸方向についての位置関係が安定したものとなっているので、各LED17から光入射面19bに入射する光の入射効率及び光入射面19bへの入光領域が共に安定化される。しかも、放熱部材22のうち、導光板19における光入射面19bを有する長辺側の端部を裏側から支持する導光板支持部25についても、上記した補強部26によって補強が図られることで反りや撓みなどの変形が生じ難くなっているから、導光板19の長辺側の端部を安定的に支持することができ、同端部が有する光入射面19bのZ軸方向についての位置を安定化させることができる。これにより、LED17と導光板19の光入射面19bとのZ軸方向についての位置関係が安定したものとなっているので、LED17から光入射面19bに入射する光の入射効率が安定化される。以上のように、補強部26によって放熱部材22の補強を図るようにしているので、液晶表示装置10及びバックライト装置12が大型化され、それに伴って放熱部材22として長尺なものが使用された場合であっても、放熱部材22に反りや撓みなどの変形が生じ難くすることができるので、導光板19の光入射面19bへの光の入射効率などを安定化させることができるとともに導光板19の光出射面19aから出射する光に輝度ムラを生じ難くさせることができ、もって大型化に容易に対応することができる。
ところで、LED17が発光されるのに伴って発じた熱は、図3に示すように、LED基板18を介して放熱部材22へと伝達される。この放熱部材22は、シャーシ14の一部を構成しており、バックライト装置12の外部に露出する露出面14dを有しているので、仮に放熱部材をシャーシの内部に収容して外部に露出させない構成とした場合に比べると、LED17から伝達された熱を効率的に外部へと放散させることができる。特に、液晶表示装置10及びバックライト装置12が大型化された場合には、LED17の設置数が増加するとともに発光量も多くなる傾向にあることから、LED17からの発熱量もより多くなるものの、上記のように放熱部材22による放熱性能が向上されているので、大型化に容易に対応することができる。
以上説明したように本実施形態のバックライト装置(照明装置)12は、LED(光源)17と、LED17と対向状に配されるとともにLED17からの光が入射される光入射面19bと、入射した光を出射させる光出射面19aとを有する導光板19と、LED17及び導光板19を収容するとともに外部に露出する露出面14dを有するシャーシ14と、LED17が取り付けられるLED取付部24と、LED取付部24から導光板19側に向けて延出するとともに導光板19を光出射面19a側とは反対側から支持する導光板支持部25と、導光板支持部25から導光板19側とは反対側に向けて突出する補強部26とを有し、且つ少なくともシャーシ14の一部を構成する放熱部材22と、を備える。
このようにすれば、放熱部材22のLED取付部24に取り付けられたLED17から発せられた光は、導光板19の光入射面19bに入射して導光板19内を伝播された後、光出射面19aから出射される。放熱部材22は、導光板支持部25から導光板19側とは反対側に向けて突出する補強部26によって補強が図られているから、LED取付部24に反りなどの変形が生じ難くなっており、それによりLED取付部24に取り付けられたLED17の、光入射面19bに対する相対的な位置が変動し難くなり、もって光入射面19bへの光の入射効率を安定したものとすることができる。しかも、補強部26によって補強されることで導光板支持部25にも反りなどの変形が生じ難くなっているから、導光板19を光出射面19a側とは反対側から安定的に支持することができ、それにより導光板19の光入射面19bの、LED17に対する相対的な位置が変動し難くなり、もって光入射面19bへの光の入射効率を安定したものとすることができる。このように、導光板19の光入射面19bへの光の入射効率が安定することで、光出射面19aからの出射光に輝度ムラが生じるのが抑制される。その上で、この放熱部材22は、少なくともシャーシ14の一部を構成しており、このシャーシ14が当該バックライト装置12の外部に露出する露出面14dを有していることから、LED17が発光するのに伴って生じた熱が放熱部材22に伝達されると、外部に露出した放熱部材22から熱を外部へと効率的に放散させることができ、それにより高い放熱性を得ることができる。
ところで、バックライト装置12が大型化されると、それに伴って放熱部材22も大きくなるため、強度が不足して反りなどの変形が生じ易くなるとともに、LED17からの発熱量が増加するために放熱性能の向上が求められる傾向にあるものの、上記したように補強部26によって放熱部材22の補強が図られることで反りなどの変形が生じ難くされるとともに、放熱部材22が外部に露出するシャーシ14の少なくとも一部を構成することで放熱性能の向上が図られているから、当該バックライト装置12の大型化を図る上で好適となっている。
また、シャーシ14は、放熱部材22と、放熱部材22に連結されるとともに導光板19における光出射面19aとは反対側の板面19cに沿って延在する底板部材23とから構成される。このようにすれば、シャーシ14を放熱部材22と底板部材23とにより構成しているから、例えば当該バックライト装置12の大きさを変更するに際して、底板部材23についてのみ大きさを変更することで対応することが可能とされる。これにより、放熱部材22については使い回すことができるから、製造コストの低減を図ることができ、またバックライト装置12の大型化をより容易に図ることが可能となる。
また、底板部材23は、放熱部材22のうち補強部26における導光板支持部25からの突出先端部に連結されている。このようにすれば、補強部26の突出先端部が底板部材23から外部へ突き出すことが避けられるから、補強部26が他の部材に引っ掛かるなどの問題が生じ難くなり、もって生産性の向上などを図ることができる。
また、底板部材23は、導光板19との間に隙間を有する位置に配されている。このようにすれば、底板部材23から導光板19へと伝熱が生じ難くなる。
また、補強部26は、導光板支持部25におけるLED取付部24側とは反対側の端部に設けられている。このようにすれば、仮に導光板支持部25のうち上記端部以外の部位に補強部26を設けた場合に比べると、放熱部材22の形状が簡単なものとなるので、放熱部材22の製造が容易なものとなって放熱部材22に係る製造コストを低減させることができる。
また、放熱部材22は、LED取付部24が導光板19における光入射面19bのほぼ全長にわたって延在する大きさに形成されるとともに、導光板支持部25及び補強部26がLED取付部24のほぼ全長にわたって延在する大きさに形成されている。このようにすれば、導光板19における光入射面19bのほぼ全長にわたって延在する大きさに形成されたLED取付部24に対して、そのほぼ全長にわたって延在する大きさとされた導光板支持部25及び補強部26が連ねられているから、放熱部材22の強度をより高いものとすることができる。
また、LED17は、放熱部材22のLED取付部24に複数が間欠的に並んで配されている。このようにすれば、補強部26によってLED取付部24に反りなどの変形が生じ難くなっているので、LED取付部24において間欠的に並んで配された複数のLED17の間に位置が異なるものが生じ難くなる。これにより、各LED17から光入射面19bに入射する光の入射効率をそれぞれ安定したものとすることができ、もって輝度ムラの低減を図る上でより好適となる。
また、LED17及び放熱部材22は、導光板19を両側から挟み込む形で少なくとも一対ずつ配されるとともに、少なくとも一対の導光板支持部25が導光板19の両端部を支持するよう配されている。このようにすれば、導光板19を両側から挟み込む形で配される少なくとも一対の放熱部材22が有する各導光板支持部25によって導光板19の両端部が支持されるから、各LED取付部24に取り付けられた各LED17に対する導光板19の位置関係がより安定したものとなる。これにより、導光板19の各光入射面19bへの光の入射効率が安定し、輝度ムラの抑制に一層好適となる。
また、LED17が実装されるとともに放熱部材22のLED取付部24に取り付けられるLED基板18が備えられている。このようにすれば、補強部26によってLED取付部24に反りなどの変形が生じ難くなっているので、LED取付部24に取り付けられたLED基板18がLED取付部24から外れるなどの事態が生じるのを避けることができる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を図6によって説明する。この実施形態2では、放熱部材122の表面に酸化層としてアルマイト層27を形成したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る放熱部材122は、金属材料であるアルミニウムからなるものとされ、図6に示すように、その表面に酸化層としてアルマイト層27が形成されている。アルマイト層27は、いわゆる陽極酸化皮膜であり、例えば希硫酸やシュウ酸などで満たした処理浴中に、アルミニウムからなる放熱部材122を陽極として電気分解することで、その表面を電気化学的に酸化させ、酸化アルミニウム(アルミナ)の酸化皮膜を生成させることで形成されている。このアルマイト層27は、放熱部材122の外表面(露出面114dを含む)のほぼ全域を覆う形で形成されているので、放熱部材122における熱の放射率が高められている。これにより、放熱部材122の放熱性能をより向上させることができる。しかも、放熱部材122の材料として用いられるアルミニウムは、鉄に比べると熱伝導率が相対的に高いことから、LED117からの熱を底板部材123などの他の部材に効率的に伝達させることができる。もって、上記したアルマイト層27による効果も相まって放熱部材122の放熱性能がさらに向上されている。
以上説明したように本実施形態によれば、放熱部材122は、金属材料からなるものとされ、その表面に酸化層が形成されている。このようにすれば、金属材料からなる放熱部材122の表面に酸化層を形成することで、放熱部材122における熱の放射率が高くなるので、放熱部材122の放熱性をより向上させることができる。
また、放熱部材122は、金属材料としてアルミニウムが用いられるとともに、その表面にアルマイト層27が形成されている。このようにすれば、アルミニウムの熱伝導性が良好なのに加えて、表面にアルマイト層27が形成されることで放射率が高められているから、放熱部材122の放熱性を一層向上させることができる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を図7によって説明する。この実施形態3では、放熱部材222の表面を黒色に着色したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る放熱部材222は、図7に示すように、その表面に黒色の塗料が塗布されることで、表面が黒色を呈するものとされる。放熱部材222の表面には、黒色の塗料からなる着色層28が形成されている。この着色層28は、放熱部材222の外表面(露出面214dを含む)のほぼ全域を覆う形で形成されている。これにより、仮に放熱部材の表面が白色などの他の色を呈する構成とした場合に比べると、放熱部材222における熱の放射率が高くなるので、放熱部材222の放熱性能を向上させることができる。
以上説明したように本実施形態によれば、放熱部材222は、その表面が黒色を呈するものとされる。このようにすれば、表面を黒色とすることで、放熱部材222における熱の放射性が高くなり、もって放熱部材222の放熱性をより向上させることができる。
<実施形態4>
本発明の実施形態4を図8によって説明する。この実施形態4では、放熱部材322の表面に放熱性塗料を塗布したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る放熱部材322は、図8に示すように、その表面に金属酸化物(セラミックス)を含有した放熱性塗料が塗布されている。この放熱性塗料としては、例えば合同インキ株式会社製のユニクール(登録商標)などを用いるのが好適である。放熱部材322の表面には、放熱性塗料からなる放熱促進層29が形成されている。この放熱促進層29は、放熱部材322の外表面(露出面314dを含む)のほぼ全域を覆う形で形成されている。この放熱促進層29は、金属酸化物を含有しているので、その金属酸化物によって放熱部材322における熱の放射率が高められ、もって放熱部材322の放熱性能を向上させることができる。
以上説明したように本実施形態によれば、放熱部材322は、その表面に金属酸化物を含有した放熱性塗料が塗布されている。このようにすれば、放熱部材322の表面に金属酸化物を含有した放熱性塗料を塗布することで、放熱部材322の放熱性をより向上させることができる。
<実施形態5>
本発明の実施形態5を図9によって説明する。この実施形態5では、放熱部材422の補強部426と底板部材423との連結箇所に係る構造を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る底板部材423は、図9に示すように、放熱部材422の補強部426における導光板支持部425からの突出先端部のうち、突出先端面を覆う形で連結されている。詳しくは、底板部材423は、その長辺側の端部における内側(表側)の板面を、補強部426の突出先端面に宛う形で接合されており、その長辺側の端部における端面が補強部426における外側の板面(露出面414d)とほぼ面一状をなしている。つまり、底板部材423は、補強部426の外側の板面からY軸方向に沿って外向きに突き出すことがないものとされる。
<実施形態6>
本発明の実施形態6を図10によって説明する。この実施形態6では、放熱部材522の補強部526の形状を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る放熱部材522は、図10に示すように、補強部526が導光板支持部525から傾斜状に突き出す形態とされる。詳しくは、補強部526は、導光板支持部525におけるLED取付部524からの延出先端部からZ軸方向及びY軸方向の双方に対して交差する方向に向けて突出しており、その板面が導光板支持部525の板面に対して鈍角をなす傾斜状に形成されている。補強部526は、その突出基端側から突出先端側に向かうに従って、導光板支持部525及び導光板519の双方から離れるような傾斜を有している。この補強部526の突出先端部には、底板部材523の長辺側の端部が連結されている。底板部材523の長辺側の端部における端面は、補強部526の板面に倣って傾斜状に形成されている。
<実施形態7>
本発明の実施形態7を図11によって説明する。この実施形態7では、放熱部材622の補強部626の配置及び形状を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る放熱部材622は、図11に示すように、補強部626が導光板支持部625における両端部間の途中の中央側部分(中間部分)に設けられている。詳しくは、補強部626は、導光板支持部625のうち、LED取付部624側の端部と、LED取付部624側とは反対側の端部(延出先端部)との間に配された中央側部分を、部分的に裏側へ突出させることで形成されている。補強部626は、導光板支持部625から裏側に向けて突出する一対の突出部30と、一対の突出部30の突出先端部間を架け渡す架橋部31とから構成されており、全体としてX軸方向に沿って延在するレール状をなしている。このような構成の補強部626によってもLED取付部624及び導光板支持部625の補強を十分に図ることができるものとされる。また、導光板支持部625における延出先端部には、底板部材623の長辺側の端部が連結されている。底板部材623は、導光板支持部625と共に導光板619を裏側から支持している。
<実施形態8>
本発明の実施形態8を図12によって説明する。この実施形態8では、シャーシ714における放熱部材722及び底板部材723の配置を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る放熱部材722は、図8に示すように、シャーシ714において導光板719をその長辺方向の両側から挟み込む形で一対配されている。放熱部材722は、シャーシ714の短辺方向(Y軸方向)に沿って延在する板材からなるものとされ、その構成部位であるLED取付部724、導光板支持部725及び補強部726の各長さ方向がいずれもY軸方向と一致している。LED基板718は、LED取付部724の長さ方向に沿って延在する形態とされ、実装された複数のLED717がY軸方向に沿って間欠的に並んで配されている。また、導光板719は、一対の短辺側の端面がそれぞれLED717と対向状をなす光入射面719bとされている。シャーシ714を構成する底板部材723は、一対の放熱部材722の間に挟まれる形で配されるとともにシャーシ14の短辺方向に沿って延在する板材からなり、その長辺側の両端部が各放熱部材722の補強部726に連結されている。このような構成のものにおいても、上記した実施形態1と同等の作用及び効果を得ることができる。
<実施形態9>
本発明の実施形態9を図13によって説明する。この実施形態9では、シャーシ814を一部品構成としたものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係るシャーシ814は、図13に示すように、上記した実施形態1に記載した放熱部材22と底板部材23とを一体にした一部品構成とされている。詳しくは、シャーシ814の底板814aは、導光板819を裏側から支持する導光板支持部825と、導光板支持部825のうち側板814b(LED取付部824)側とは反対側の端部から裏側に向けて突出する補強部826とを一対ずつ有している。このような構成とすれば、シャーシ814に係る製造コストの低減を図ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記した各実施形態以外にも、補強部の形状は適宜に変更可能である。例えば、導光板支持部の延出先端部から突出する形で形成された補強部について、導光板支持部からの突出先端部からさらに導光板の板面に並行する形で突出する突部を形成し、補強部の断面形状をL字型とすることも可能である。
(2)上記した各実施形態(実施形態9を除く)では、放熱部材に1つの補強部を設けた場合を示したが、放熱部材に複数の補強部を設けることも可能である。具体的には、例えば実施形態7に記載した補強部を、それ以外の実施形態(実施形態1〜6,8)に記載した放熱部材に追加して設けるようにすればよい。また、実施形態7に記載した補強部を放熱部材に複数設けるようにしてもよい。
(3)上記した各実施形態では、補強部が放熱部材またはシャーシのほぼ全長にわたって延在する大きさに形成されるものを示したが、補強部が放熱部材またはシャーシにおいて部分的に設けられるものも本発明に含まれる。
(4)上記した各実施形態(実施形態9を除く)では、放熱部材がシャーシの一辺のほぼ全長にわたる長さを有するものを示したが、放熱部材がシャーシの一辺の全長に満たない長さとされるものも本発明に含まれる。
(5)上記した(4)において、放熱部材をシャーシの一辺に沿って複数並べて配置することが可能である。
(6)上記した各実施形態(実施形態7,9を除く)では、放熱部材の補強部における突出先端部に底板部材を連結する構成のものを示したが、補強部における突出先端部よりも基端寄りの位置に底板部材を連結するようにしたものも本発明に含まれる。
(7)上記した各実施形態(実施形態7,9を除く)では、放熱部材における導光板支持部の延出先端部に設けられた補強部に対して底板部材を連結する構成のものを示したが、底板部材を導光板支持部またはLED取付部に連結するようにしたものも本発明に含まれる。
(8)上記した各実施形態では、LED基板及び放熱部材が導光板における両長辺側の端部または両短辺側の端部にそれぞれ対向するよう一対配されるものを示したが、例えばLED基板及び放熱部材が導光板における一方の長辺側の端部にのみ配されるものや、LED基板及び放熱部材が導光板における一方の短辺側の端部にのみ配されるものも本発明に含まれる。その場合、シャーシのうち放熱部材が非配置とされた部分については、底板部分に代替部位(底板の一部及び側板)を設けるようにすればよい。
(9)上記した(8)以外にも、LED基板及び放熱部材を導光板における任意の3辺の各端部に対してそれぞれ対向するよう配したものや、LED基板及び放熱部材を導光板における4辺全てに対してそれぞれ対向するよう配したものも本発明に含まれる。
(10)上記した各実施形態では、LED基板及び放熱部材が導光板における1辺に対して1つ配置されるものを示したが、LED基板及び放熱部材を導光板における1辺に対して2つ以上配置するようにしてもよい。
(11)上記した実施形態2と実施形態3とを組み合わせて、アルマイト層を黒色に着色するようにしたものも本発明に含まれる。このようにすれば、放熱部材における熱の放射性がより一層向上し、さらに高い放熱性能を発揮することができる。
(12)上記した実施形態3と実施形態4とを組み合わせて、放熱部材の表面に塗布する放熱性塗料が黒色を呈するものとすることも可能である。このようにすれば、放熱部材における熱の放射性がより一層向上し、さらに高い放熱性能を発揮することができる。
(13)上記した実施形態6の変形例として、例えば、補強部を導光板支持部の板面に対して鋭角をなすよう傾斜状に形成してもよい。
(14)上記した実施形態7の変形例として、例えば、一対の突出部のいずれか一方または両方を、導光板支持部の板面に対して鈍角または鋭角をなすよう傾斜状に形成してもよい。
(15)上記した各実施形態では、液晶パネルが有するカラーフィルタの着色部をR,G,Bの3色としたものを例示したが、着色部を4色以上とすることも可能である。
(16)上記した各実施形態では、光源としてLEDを用いたものを示したが、有機ELなどの他の光源を用いることも可能である。
(17)上記した各実施形態では、液晶表示装置のスイッチング素子としてTFTを用いたが、TFT以外のスイッチング素子(例えば薄膜ダイオード(TFD))を用いた液晶表示装置にも適用可能であり、カラー表示する液晶表示装置以外にも、白黒表示する液晶表示装置にも適用可能である。
(18)上記した各実施形態では、表示パネルとして液晶パネルを用いた液晶表示装置を例示したが、他の種類の表示パネルを用いた表示装置にも本発明は適用可能である。
(19)上記した各実施形態では、チューナー部を備えたテレビ受信装置を例示したが、チューナー部を備えない表示装置にも本発明は適用可能である。
(20)上記した各実施形態では、放熱部材を構成する金属材料としてアルミニウムを用いた場合を示したが、アルミニウム以外にも例えば鉄や銅などを放熱部材を構成する金属材料として用いることが可能である。
10…液晶表示装置(表示装置)、11…液晶パネル(表示パネル)、12…バックライト装置(照明装置)、14,714,814…シャーシ、14d,114d,214d,314d,414d…露出面、17,117,717…LED(光源)、18,718…LED基板(光源基板)、19,519,619,719,819…導光板、19a…光出射面、19b,719b…光入射面、19c…板面、22,122,222,322,422,522,622,722…放熱部材、23,123,423,523,623,723…底板部材、24,524,624,724,824…LED取付部(光源取付部)、25,425,525,625,725,825…導光板支持部、26,426,526,626,726,826…補強部、27…アルマイト層(酸化層)、TV…テレビ受信装置

Claims (15)

  1. 光源と、
    前記光源と対向状に配されるとともに前記光源からの光が入射される光入射面と、入射した光を出射させる光出射面とを有する導光板と、
    前記光源及び前記導光板を収容するとともに外部に露出するシャーシと、
    前記光源が取り付けられる光源取付部と、前記光源取付部から前記導光板側に向けて延出するとともに前記導光板を前記光出射面側とは反対側から支持する導光板支持部と、前記導光板支持部から前記導光板側とは反対側に向けて突出する補強部とを有し、且つ少なくとも前記シャーシの一部を構成する放熱部材と、を備える照明装置。
  2. 前記シャーシは、前記放熱部材と、前記放熱部材に連結されるとともに前記導光板における前記光出射面とは反対側の板面に沿って延在する底板部材とから構成される請求項1記載の照明装置。
  3. 前記底板部材は、前記放熱部材のうち前記補強部における前記導光板支持部からの突出先端部に連結されている請求項2記載の照明装置。
  4. 前記底板部材は、前記導光板との間に隙間を有する位置に配されている請求項2または請求項3記載の照明装置。
  5. 前記補強部は、前記導光板支持部における前記光源取付部側とは反対側の端部に設けられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記放熱部材は、前記光源取付部が前記導光板における前記光入射面のほぼ全長にわたって延在する大きさに形成されるとともに、前記導光板支持部及び前記補強部が前記光源取付部のほぼ全長にわたって延在する大きさに形成されている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記光源は、前記放熱部材の前記光源取付部に複数が間欠的に並んで配されている請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の照明装置。
  8. 前記光源及び前記放熱部材は、前記導光板を両側から挟み込む形で少なくとも一対ずつ配されるとともに、少なくとも一対の前記導光板支持部が前記導光板の両端部を支持するよう配されている請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の照明装置。
  9. 前記光源が実装されるとともに前記放熱部材の前記光源取付部に取り付けられる光源基板が備えられている請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の照明装置。
  10. 前記放熱部材は、金属材料からなるものとされ、その表面に酸化層が形成されている請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の照明装置。
  11. 前記放熱部材は、前記金属材料としてアルミニウムが用いられるとともに、その表面にアルマイト層が形成されている請求項10記載の照明装置。
  12. 前記放熱部材は、その表面に金属酸化物を含有した放熱性塗料が塗布されている請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の照明装置。
  13. 前記放熱部材は、その表面が黒色を呈するものとされる請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の照明装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の照明装置と、前記照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルとを備える表示装置。
  15. 請求項14に記載された表示装置を備えるテレビ受信装置。
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