JP2013117471A - 採取器具 - Google Patents
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Abstract
そして上記挿入部12bと穿刺部12aとを1本の金属製の針管12から構成するとともに、当該針管12を上記ホルダー11の底部22を貫通させて該底部22に固定し、さらに上記挿入部12bの外周面を粗面化して、該粗面により上記血液回路を閉鎖するシール部2aからの脱落を防止するようになっている。
【効果】 血液回路の接続部からの脱落を防止するとともに、効率的に液体を回収することが可能な採取器具を提供する。
【選択図】 図2
Description
上記サンプリングには内部が真空にされた採取容器を使用し、その際採取容器と上記接続部とを接続して血液を採取する、特許文献1に記載されるような採取器具が使用されている。
この特許文献1の採取器具は、有底筒状のホルダーと、該ホルダーの内部に配置されて該ホルダーの底部に固定された穿刺部と、上記ホルダーの外部に配置されて該ホルダーの底部に固定された挿入部とを備えている。
そして上記穿刺部は上記ホルダーの内部に収容される採取容器の蓋部に穿刺されて該採取容器内に連通し、上記挿入部は血液回路に設けられた接続部に接続される際に、該接続部に設けられたシール部の挿入孔を弾性変形させながら挿入されて血液回路内に連通することで、上記血液回路内の液体を上記挿入部および穿刺部を介して採取容器内に採取するようになっている。
また上記特許文献1の採取器具の場合、上記ホルダーの底部にそれぞれ上記穿刺部と挿入部が連通する空間が形成されており、上記穿刺部を介して流入した液体はこの空間に貯溜されることから、上記採取容器に採集しきれない液体が発生するおそれがあった。
このような問題に鑑み、本発明は上記接続部からの脱落を防止するとともに、効率的に液体を回収することが可能な採取器具を提供するものである。
上記穿刺部は上記ホルダーの内部に収容される採取容器の蓋部に穿刺されて該採取容器内に連通するとともに、上記挿入部は、血液回路に設けられた接続部に接続される際に、該接続部に設けられたシール部の挿入孔を弾性変形させながら挿入されて血液回路内に連通し、上記血液回路内の液体を上記挿入部および穿刺部を介して採取容器内に採取するようにした採取器具において、
上記挿入部と穿刺部とを1本の金属製の針管から構成するとともに、当該針管を上記ホルダーの底部を貫通させて該底部に固定し、さらに上記挿入部の外周面を粗面化して、該粗面により上記血液回路を閉鎖するシール部からの脱落を防止したことを特徴としている。
また、上記挿入部の外周面を粗面化したことにより、誤操作によっても挿入部が接続部から脱落しにくくすることが可能となっている。
上記血液回路には、図2において想像線で示す接続部2が設けられ、一方上記採取器具1は想像線で示す採取容器3に装着されるようになっており、当該採取器具1を装着した採取容器3を接続部2に接続することにより、血液回路の血液を上記採取容器3に採取するものとなっている。
上記接続部2には、ゴムなどの弾性を有する部材からなるシール部2aが設けられており、このシール部2aの中央には、上記採取器具1の接続されていない未使用時において、上記ゴムの弾性により閉鎖状態を維持する挿入孔が形成されている。
一方上記採取容器3はゴム製の蓋部3aが装着された試験管状の容器となっており、この上記採取器具1の内部は予め真空状態に維持されている。ここで、上記蓋部2aには上記シール部2aのような挿入孔は形成されておらず、穿刺により貫通させるようになっている。
図2に示すように、上記ホルダー11は上記採取容器3よりも大径に形成された大径部21と、該大径部21の図示左方の前方端に形成された底部22と、底部22の中央に穿設された貫通孔23と、上記底部22から前方に突出した上記大径部21よりも小径な小径部24とから構成されている。
上記大径部21の後端には上述したフィルム14が剥離可能に接着され、これにより未使用状態においてホルダー11の大径部21および底部22によって形成される空間が外部に露出しないようになっている。
上記底部22には上記大径部21と上記貫通孔23との間に段差部22aが形成されており、この段差部22aによって形成される空間には後述する変形したカバーを収容するようになっている。
また上記底部22には前方に突出するとともに上記小径部24のさらに内側に形成された内側管部22bを備えており、上記貫通孔23は上記底部22および内側管部22bを前後に貫通し、当該貫通孔23の内周面には雌ねじ23aが形成されている。
上記小径部24は、上記底部22から突出するとともに上記内側管部22bよりもさらに前方に突出しており、図1に示すようにこの小径部24の外周面には採取器具1の再使用を防止するためのシール25が貼付されている。
一方上記キャップ13は、その外周面が上記ホルダー11の小径部24と略同径の大径部13aと、この大径部13aよりも後方に形成されて上記小径部24の内部に嵌合する小径部13bとを備えており、キャップ13をホルダー11に装着した際、上記大径部13bの後端が小径部24の先端に当接するようになっている。
そして上記大径部21の外周面には上記ホルダー11の小径部24の外周面に貼付されたシール25と同様のシール25が貼付されており、未使用時において両シール25はミシン目(図示せず)によって連結され、使用時にキャップ13をホルダー11から離脱させると、シール25は上記ミシン目の位置で分断され、使用の有無を確認することが可能となっている。
上記針管12のうち、上記連結部26よりも上記ホルダー11の内部に配置されている部分は、上記採取容器3に連通する穿刺部12aを構成し、連結部26よりも上記ホルダー11の外部に配置されている部分は、上記血液回路の接続部2に接続される挿入部12bを構成している。
このように、上記穿刺部12aおよび挿入部12bは1本の管から形成されているため、これらは相互に連通するとともにその通路は直線的に形成されるようになっている。
上記穿刺部12aはその先端に刃先12cが形成されており、上記採取容器3の蓋部3aに穿刺されて該蓋部3aを貫通することで、採取容器3の内部に連通するようになっている。
一方上記挿入部12bはその先端に刃先は形成されておらず、上記血液回路に設けられた接続部2には予め上記シール部2aに挿入孔が形成されていることから、この挿入孔を変形させながら挿入されて、上記血液回路の内部に連通するようになっている。
そして本実施例では、上記挿入部12bの外周面をサンドブラスト等によって粗面化しており、このようにすることで、上記挿入部12bを血液回路の接続部2に接続する際、上記シール部2aに形成された挿入孔と上記挿入部12bとの間の摩擦が大きくなるため、上記挿入部12bを接続部2より脱落しにくくしている。
上記螺合部31の外周には上記雄ねじ31aが形成されており、この雄ねじ31aを上記ホルダー11の貫通孔23に形成された雌ねじ23aに螺合させることにより、上記ホルダー11と針管12とを連結するようになっている。
また螺合部31の後端には、当該螺合部31より後方に突出した穿刺部12aを覆うゴム製のカバー33が装着されており、該螺合部31の後端に形成した突起31bと上記カバー33の基部に設けた突起33aとが相互に嵌合して、カバー33が脱落しないようになっている。
上記カバー33における上記穿刺部12aの刃先12cよりさらに後方に位置する部分には予めスリット(図示せず)が形成され、上記ホルダー11の後方より採取容器3を挿入すると、採取容器3の蓋部3aに押圧されてカバー33が変形し、上記穿刺部12aの刃先12cが上記スリットを通過した後、カバー33は圧縮変形されて上記ホルダー11の段差部22aに形成された空間に収容されるようになっている。
上記ハブ32は、上記ホルダー11の内側管部22bの先端に前方から当接して、上記針管12がこれ以上後退してしまうのを阻止し、一方で該ハブ32の外周には図示しない凹凸が形成され、上記キャップ13の内周面に形成した凹凸と嵌合するようになっている。
このとき、採取容器3は軽く挿入し、当該採取容器3の蓋部3aを上記ホルダー11に設けた穿刺部12aによって貫通しないようにし、その状態で使用者は採取容器3と採取器具1とを一体的に保持したまま、採取器具1を上記血液回路の接続部2に接続する。
このとき、上記接続部2のシール部2aには予め挿入孔が形成されていることから、使用者はこの挿入孔の位置に合わせて上記挿入部12bを位置させ、その後採取器具1を軸方向に移動させればよい。
すると、挿入部12bは弾性変形によって閉鎖されている挿入孔を変形させながら押し開き、挿入部12bがシール部2aを貫通することで、挿入部12bが血液回路の内部に連通する。
このとき、挿入部12bの外周面は粗面化されていることから、上記血液回路の接続部2から採取容器3が脱落しにくくなっており、以下の操作を安全に行うことが可能となっている。
同時に、使用者は上記採取容器3を上記ホルダー11に対して相対的に前進させ、上記穿刺部12aにより採取容器3の蓋部を貫通させて、該穿刺部12aを採取容器3の内部に連通させる。
すると、上記採取容器3の内部が真空にされていることから、差圧により上記血液回路の血液は上記穿刺部12aおよび挿入部12bを介して採取容器3に採取されるようになっている。
その際、上記穿刺部12aと挿入部12bとは1本の針管12によって相互に連通していることから、この穿刺部12aから挿入部12bにかけて残留する血液はほとんど無く、血液を効率的に採取することができる。
そして上記採取容器3を採取器具1から離脱させると、採取容器3の蓋部に穿刺された貫通孔は、弾性変形によって閉鎖されるため、採取した血液が外気に接触しないようになっている。
このようにして採取容器3に採取された血液は、その後遠心分離機によって血漿が分離され、所要の検査に用いられる。
2a シール部 3 採取容器
11 ホルダー 12 針管
12a 穿刺部 12b挿入部
Claims (2)
- 有底筒状のホルダーと、該ホルダーの内部に配置されて該ホルダーの底部に固定された穿刺部と、上記ホルダーの外部に配置されて該ホルダーの底部に固定された挿入部とを備え、
上記穿刺部は上記ホルダーの内部に収容される採取容器の蓋部に穿刺されて該採取容器内に連通するとともに、上記挿入部は、血液回路に設けられた接続部に接続される際に、該接続部に設けられたシール部の挿入孔を弾性変形させながら挿入されて血液回路内に連通し、上記血液回路内の液体を上記挿入部および穿刺部を介して採取容器内に採取するようにした採取器具において、
上記挿入部と穿刺部とを1本の金属製の針管から構成するとともに、当該針管を上記ホルダーの底部を貫通させて該底部に固定し、さらに上記挿入部の外周面を粗面化して、該粗面により上記血液回路を閉鎖するシール部からの脱落を防止したことを特徴とする採取器具。 - 上記ホルダーの底部に貫通孔を形成するとともに当該貫通孔の内周面に雌ねじを形成し、さらに上記針管の略中央部に雄ねじの形成された連結部を設けて、上記ホルダーと針管とを、上記雌ねじと連結部の雄ねじとを螺合することにより連結したことを特徴とする請求項1に記載の採取器具。
Priority Applications (1)
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JP2011265703A JP2013117471A (ja) | 2011-12-05 | 2011-12-05 | 採取器具 |
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