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JP2013107855A - 医薬組成物 - Google Patents

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JP2013107855A
JP2013107855A JP2011254826A JP2011254826A JP2013107855A JP 2013107855 A JP2013107855 A JP 2013107855A JP 2011254826 A JP2011254826 A JP 2011254826A JP 2011254826 A JP2011254826 A JP 2011254826A JP 2013107855 A JP2013107855 A JP 2013107855A
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Shinya Inoue
伸哉 井上
Yasunori Tsuboi
康範 坪井
Yosuke Ikeda
陽介 池田
Tatsuo Nakajima
辰雄 中島
Nobuaki Fujimoto
伸明 藤本
Satoshi Iwasaki
聡 岩崎
Yasushi Fukano
泰史 深野
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Mitsubishi Tanabe Pharma Corp
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Mitsubishi Tanabe Pharma Corp
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Abstract

【課題】本発明は、GPR119受容体アゴニスト作用を有するキナゾリン化合物またはその薬理的に許容し得る塩を有効成分とする医薬組成物を提供するものである。
【解決手段】本発明は、下記一般式[I]:
Figure 2013107855

〔式中、Rは水素又はハロゲン、環Aは5〜6員アリール環(該アリール環はO、S及びNから選ばれる同一又は異なる1〜4個のヘテロ原子を含有していてもよい)、RA1及びRA2は独立して、ハロゲン原子、シアノ基等、環Bは6〜7員脂肪族含窒素複素環式基、RB1は水素又はアルキル、RB2は水素又は水酸基、RB3は水酸基、シアノ基等を表す。〕
で示される化合物又はその薬理的に許容し得る塩を有効成分としてなる医薬組成物を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は優れたGPR119受容体アゴニスト作用を有する新規キナゾリン化合物又はその薬理的に許容し得る塩を有効成分としてなる医薬組成物に関する。
G蛋白結合受容体(GPCR)であるGPR119は、膵臓のインスリン産生β細胞及び腸管細胞で高度に発現している受容体であり、該受容体のリガンドとして、天然の長鎖脂肪酸アミドであるオレオイルエタノールアミド(OEA)、低分子合成リガンドであるPSN632408等の化合物により活性化されること、ならびに該受容体の活性化により、高脂肪食ラットにおける摂食抑制及び体重増加抑制効果が観察されたことが報告されている(非特許文献1)。
更に、選択的低分子アゴニスト(AR231453)を用いたGPR119の生理的役割に関する最近の研究により、当該受容体の活性化によるcAMP増大(アデニル酸シクラーゼ活性化)を介して、膵β細胞におけるグルコース依存性インスリン放出が増強されること、またそれによってグルコースホメオスタシスが改善され得ること(非特許文献2)が明らかにされている。
加えて、本受容体は、内因性抗糖尿病ホルモンとも言うべきインクレチン類(グルカゴン様ペプチド−1/GLP−1及びグルコース依存性向インスリンペプチド/GIP)放出の増強を介してグルコースホメオスタシスを調節していると考えられている(非特許文献3)。更に、低分子GPR119アゴニストには、直接的及び/又はインクレチンホルモンを介した間接的な膵臓保護作用(islet細胞に対する抗アポトーシス作用及び/又は増殖促進作用)が期待され得る。以上のような知見から、GPR119は、糖尿病及び肥満を含む代謝関連疾患における魅力的な治療上の標的として注目されている。
現在、GPR119アゴニストとして、上述したOEA、PSN632408、AR231453以外に、ビピペリジニル化合物(特許文献1)、1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルオキシピペリジン化合物(特許文献2)6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルオキシ−1−ピペリジン化合物、2,3−ジヒドロ−1−インドール−4−イルオキシ−1−ピペリジン化合物(特許文献3)、4−(ベンゾ[b][1,4]オキサジン4(3H)−イル)ピペリジン化合物(特許文献4)等が知られているが、本発明の如き化合物(キナゾリン環4位にピペリジン又はピペラジンが結合した構造を有する化合物)がGPR119に対するアゴニスト作用を有することは、これまで報告されていない。
WO2008/076243 WO2005/007658 WO2008/008895 WO2008/137435
Cell Metabolism 3:167−175(2006) Endocrinology 149(5):2035−2037(2008) Endocrinology 149(5):2038−2047(2008)
本発明の目的は、優れたGPR119受容体アゴニスト作用を有する新規キナゾリン化合物を有効成分としてなる医薬組成物を提供するものである。
本発明は、下記一般式[I]:
Figure 2013107855
〔式中、
は水素原子又はハロゲン原子、
環Aは、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜4個のヘテロ原子を含有していてもよい5〜6員アリール基、
A1及びRA2は独立して、
1)ハロゲン原子;
2)シアノ基;
3)水酸基;
4)アルキル基(当該アルキル基は、a)ハロゲン原子、b)水酸基、c)シアノ基、d)5〜6員含窒素ヘテロアリール基、e)式:RN−で示される基(R及びRは同一又は異なって水素原子又はアルキル基を表す)、f)カルボキシル基、g)式:R−S(=O)−で示される基(ここでRは水酸基及び式:RNC(=O)−で示される基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキル基、mは0〜2の整数、R及びRは同一又は異なって水素原子又はアルキル基を表す)、h)式:HO−Alk−O−で示される基(ここでAlkはアルキレン基を表す)、i)式:RNC(=O)−で示される基(R及びRは同一又は異なって水素原子、アルキル基、モノヒドロキシアルキル基又はジヒドロキシアルキル基であるか、或いは両者が互いに結合して隣接窒素原子と共に5〜6員脂肪族含窒素複素単環式基(当該環式基は水酸基又はカルバモイル基で置換されていてもよい)を形成することを表す)、j)式:RN−で示される基(R及びRは同一又は異なって水素原子、アルキル基、アルカノイル基、ヒドロキシアルカノイル基、アルコキシカルボニル基又はアルカノイルオキシアルカノイル基を表す);及びk)5〜6員脂肪族含窒素複素環式基(該複素環式基は水酸基、オキソ基、アルカノイル基及びカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよい)から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよい);
5)アルコキシ基(当該アルコキシ基は、水酸基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基(該基のアミノ基部分は1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい)及びフェニル基から選ばれる基で置換されていてもよい);
6)式:R−S(=O)−で示される基(ここで、Rは水酸基又はアルコキシ基で置換されていてもよいアルキル基、nは0〜2の整数を表す);
7)アルカノイル基;
8)式:RNC(=O)−で示される基(ここで、R及びRは同一又は異なって、a)水素原子、アルキル基、モノもしくはジヒドロキシアルキル基、モノもしくはジハロゲノアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、シクロアルキル基(該基はヒドロキシアルキル基で置換されていてもよい)、アルコキシカルボニルフェニルアルキル基、カルボキシフェニルアルキル基、カルバモイルアルキル基又は5〜6員脂肪族含硫複素環式基(該複素環式基は1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい)であるか、或いはb)R及びRの両者が末端で結合して隣接窒素原子と共に、水酸基、シアノ基、オキソ基、ヒドロキシアルキル基、カルバモイルアルキル基及びカルバモイル基(該カルバモイル基は1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい)から選ばれる基で置換されていてもよく、シクロアルキル環と縮合していてもよい4〜6員脂肪族含窒素複素環式基(該複素環式基は窒素原子以外のヘテロ原子として酸素原子を含有していてもよい)を形成することを表す);
9)アミノ基(当該アミノ基は、アルキル基、アルカノイル基、アルコキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、アルカノイルオキシアルカノイル基及びヒドロキシアルカノイル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい);
10)スルファモイル基(当該基のアミノ部分は1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい);
11)下式:
Figure 2013107855
(ここで、環Aはオキソ基で置換されていてもよい含窒素5員脂肪族複素環を表す)
で示される基;又は
12)飽和もしくは不飽和5〜6員複素環式基(当該複素環式基は、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜4個のヘテロ原子を含有し、C1−2アルキレン基で架橋されていてもよく、かつ水酸基、オキソ基、シアノ基、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシアルキル基、カルバモイルアルキル基、モノもしくはジアルキルカルバモイルアルキル基、アルカノイル基、ヒドロキシアルカノイル基、カルバモイル基、モノアルキルカルバモイル基及びジアルキルカルバモイル基からなる群より選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよい)、
環Bは6〜7員脂肪族含窒素複素環式基、
B1は水素原子又はアルキル基、
B2は水素原子、ハロゲン原子又は水酸基、
B3は、
1)水酸基;
2)シアノ基;
3)アルキル基;
4)シクロアルキルアルキル基;
5)アルコキシカルボニル基;
6)飽和もしくは不飽和5〜6員単環式複素環式基(当該複素環式基は酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる同一又は異なる1〜4個のヘテロ原子を含有し、かつ1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基;ヒドロキシアルキル基;アルコキシアルキル基(当該アルコキシアルキル基は1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよい);カルボキシアルキル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基;アミノアルキル基(当該アミノアルキル基のアミノ部分はアルキル基及びアルコキシカルボニル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい);及びハロゲン原子又はアルキル基で置換されていてもよいシクロアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい);又は
7)式:−W−Rで示される基(ここで、Wは酸素原子、硫黄原子又はカルボニル基を表し、Rはa)フェニル基及びアルコキシフェニル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキル基、b)シクロアルキル基、又はc)酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜3個のヘテロ原子を含有していてもよく、かつc1)ハロゲン原子、c2)アルキル基、c3)アルコキシ基、c4)シクロアルキル基及びc5)1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい5〜6員単環式アリール基を表す)
であることを表す〕
で示される化合物又はその薬理的に許容し得る塩を有効成分としてなる医薬組成物に関する。
また、本発明は上記化合物[I]又はその薬理的に許容し得る塩を有効成分としてなるGPR119活性の調節剤(とりわけ、GPR119アゴニスト)に関する。
本発明の有効成分である化合物[I]において、環Aは酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜4個のヘテロ原子を含有していてもよい5〜6員アリール基であり、このようなアリール基としては、例えば、フェニル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、オキサジアゾリル基、チアゾリル基、チアジアゾリル基、ピリジル基、ピリミジニル基等があげられる。
環A上の置換基(RA1又はRA2)が非置換アルキル基である場合、このようなアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基又はn−ブチル基の如き非置換C1−6アルキル基があげられる。
環A上の置換基(RA1又はRA2)が1〜3個のハロゲン原子で置換されたアルキル基である場合、このような置換アルキル基としては、例えばトリフルオロメチル基、モノフルオロエチル基、ジフルオロエチル基又はトリフルオロエチル基の如きモノ、ジもしくはトリハロゲノ−C1−6アルキル基があげられる。
環A上の置換基(RA1又はRA2)が水酸基で置換されたアルキル基である場合、このような置換アルキル基としては、例えばヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基又はヒドロキシプロピル基の如きヒドロキシ−C1−6アルキル基があげられる。
環A上の置換基(RA1又はRA2)がシアノ基で置換されたアルキル基である場合、このような置換アルキル基としては、例えばシアノメチル基の如きシアノ−C1−6アルキル基があげられる。
環A上の置換基(RA1又はRA2)が含窒素5員へテロアリール基で置換されたアルキル基である場合、このような置換アルキル基としては、例えばトリアゾリルメチル基又はテトラゾリルメチル基の如き含窒素5員へテロアリール基で置換されたC1−6アルキル基があげられる。
環A上の置換基(RA1又はRA2)が式:R−S(=O)−で示される基で置換されたアルキル基である場合、このような置換アルキル基としては、例えば(a)ヒドロキシエチルチオメチル基又はヒドロキシプロピルチオメチル基の如きヒドロキシ−C1−6アルキルチオ−C1−6アルキル基;(b)ジメチルカルバモイルメチルチオメチル基の如きジ(C1−6アルキル)カルバモイル−C1−6アルキルチオ−C1−6アルキル基;(c)メチルスルフィニルメチル基の如きC1−6アルキルスルフィニル−C1−6アルキル基;(d)メチルスルホニルメチル基の如きC1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル基;(e)ヒドロキシエチルスルホニルメチル基又はヒドロキシプロピルスルホニルメチル基の如きヒドロキシ−C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル基;又は(f)ジメチルカルバモイルメチルスルホニルメチル基の如きジ(C1−6アルキル)カルバモイル−C1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル基があげられる。
環A上の置換基(RA1又はRA2)がカルボキシル基で置換されたアルキル基である場合、このような置換アルキル基としては、例えばカルボキシメチル基の如きカルボキシ−C1−6アルキル基があげられる。
環A上の置換基(RA1又はRA2)が式:RNC(=O)−で示される基で置換されたアルキル基である場合、このような置換アルキル基としては、例えば(a)N−メチルカルバモイルメチル基又はN,N−ジメチルカルバモイルメチル基の如きN−C1−6アルキルカルバモイル−C1−6アルキル基もしくはN,N−ジ(C1−6アルキル)カルバモイル−C1−6アルキル基;(b)N−ヒドロキシエチルカルバモイルメチル基又はN−ヒドロキシプロピルカルバモイルメチル基の如きN−(ヒドロキシ−C1−6アルキル)カルバモイル−C1−6アルキル基;(c)N−ヒドロキシメチル−N−メチルカルバモイル−メチル基の如きN−(ヒドロキシ−C1−6アルキル)−N−C1−6アルキル−カルバモイル−C1−6アルキル基;(d)N−ジヒドロキシプロピルカルバモイルメチル基の如きN−(ジヒドロキシ−C1−6アルキル)カルバモイル−C1−6アルキル基;(e)(アミノ)(ジメチルカルバモイル)メチル基の如きアミノ基及びジ(C1−6アルキル)カルバモイル基で置換されたC1−6アルキル基;又は(f)ピロリジニルカルボニルメチル基、ヒドロキシピロリジニルカルボニルメチル基又はカルバモイルピロリジニルカルボニルメチル基の如き非置換、ヒドロキシ置換もしくはカルバモイル置換ピロリジニルカルボニル−C1−6アルキル基があげられる。
環A上の置換基(RA1又はRA2)が式:HO−Alk−O−で示される基で置換されたアルキル基である場合、このようなアルキル基としては、例えばヒドロキシエトキシメチル基の如きヒドロキシ−C1−6アルコキシ−C1−6アルキル基があげられる。
環A上の置換基(RA1又はRA2)が式:RN−で示される基で置換されたアルキル基である場合、このような置換アルキル基としては、例えば(a)メトキシカルボニルアミノメチル基の如きN−C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ−C1−6アルキル基;(b)N−アセトキシアセチルアミノメチル基又はN−(2−ヒドロキシイソブチリル)アミノメチル基の如きN−C2−7アルカノイルオキシ−C2−7アルカノイルアミノ−C1−6アルキル基;(c)N−ヒドロキシアセチルアミノメチル基の如きN−(ヒドロキシ−C2−7アルカノイル)アミノ−C1−6アルキル基;又は(d)N−ヒドロキシアセチル−N−メチルアミノメチル基の如きN−(ヒドロキシ−C2−7アルカノイル−N−C1−6アルキルアミノ−C1−6アルキル基があげられる。
環A上の置換基(RA1又はRA2)が5〜6員脂肪族含窒素複素単環式基で置換されたアルキル基である場合、このような置換アルキル基としては、例えば(a)ピロリジニルメチル基、オキソピロリジニルメチル基又はカルバモイルピロリジニルメチル基の如き非置換、ヒドロキシ置換、オキソ置換、カルバモイル置換もしくはヒドロキシ及びオキソ置換ピロリジニル−C1−6アルキル基;又は(b)ピペラジニルメチル基又はアセチルピペラジニルメチル基の如き非置換もしくはC2−7アルカノイル置換ピペラジニル−C1−6アルキル基等があげられる。
環A上の置換基(RA1又はRA2)が非置換もしくは置換アルコキシ基である場合、このような非置換又は置換アルコキシ基としては、例えば、水酸基、C1−6アルコキシ−カルボニル基、カルバモイル基(該基のアミノ基部分は1〜2個のC1−6アルキル基で置換されていてもよい)及びフェニル基から選ばれる基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基があげられる。より具体的には、当該アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロピルオキシ基又はイソプロピルオキシ基、ヒドロキシメトキシ基、ヒドロキシエトキシ基、メトキシカルボニルメトキシ基、メトキシカルボニルエトキシ基、カルバモイルメトキシ基、N−メチルカルバモイルメトキシ基、N,N−ジメチルカルバモイルメトキシ基、ベンジルオキシ基、フェネチルオキシ基等があげられる。
環A上の置換基(RA1又はRA2)が式:R−S(=O)−で示される基である場合、このような置換基としては、例えば(a)メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基又はイソプロピルチオ基の如きC1−6アルキルチオ基;(b)ヒドロキシエチルチオ基の如きヒドロキシ−C1−6アルキルチオ基;(c)メトキシエチルチオ基又はメトキシプロピルチオ基の如きC1−6アルコキシ−C1−6アルキルチオ基;(d)メチルスルフィニル基又はエチルスルフィニル基の如きC1−6アルキルスルフィニル基;(e)メチルスルホニル基の如きC1−6アルキルスルホニル基;(f)ヒドロキシエチルスルホニル基の如きヒドロキシ−C1−6アルキルスルホニル基;又は(g)メトキシエチルスルホニル基又はメトキシプロピルスルホニル基の如きC1−6アルコキシ−C1−6アルキルスルホニル基等があげられる。
環A上の置換基(RA1又はRA2)がアルカノイル基である場合、当該置換基としては、例えばアセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基又はプロピオニル基の如きC2−7アルカノイル基があげられる。
環A上の置換基(RA1又はRA2)が式:RNC(=O)−で示される基である場合、当該置換基としては、例えば
(a)カルバモイル基、N−メチルカルバモイル基、N−エチルカルバモイル基、N−プロピルカルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、N−エチル−N−メチルカルバモイル基の如き非置換、モノC1−6アルキル置換又はジC1−6アルキル置換カルバモイル基;
(b)N−(ヒドロキシエチル)カルバモイル基、N−(ヒドロキシプロピル)カルバモイル基又はN−(ジヒドロキシプロピル)カルバモイル基の如きN−(モノもしくはジヒドロキシ−C1−6アルキル)カルバモイル基;
(c)N−ヒドロキシエチル−N−メチルカルバモイル基、N−(ヒドロキシプロピル)−N−メチルカルバモイル基、N−(ジヒドロキシプロピル)−N−メチルカルバモイル基又はN−(ヒドロキシブチル)−N−メチルカルバモイル基の如きN−(モノもしくはジヒドロキシC1−6アルキル)−N−C1−6アルキルカルバモイル基;
(d)N−(ジフルオロエチル)カルバモイル基の如きN−(モノもしくはジハロゲノC1−6アルキル)カルバモイル基;
(e)N−(エトキシカルボニルエチル)カルバモイル基の如きN−(C1−6アルコキシ−カルボニル−C1−6アルキル)カルバモイル基;
(f)N−(非置換もしくは1−ヒドロキシメチル置換シクロペンチル)カルバモイル基の如きN−(非置換もしくはヒドロキシC1−6アルキル置換−C3−8シクロアルキル)カルバモイル基;
(g)N−(カルバモイルメチル)カルバモイル基又はN−(カルバモイルエチル)カルバモイル基の如きN−(カルバモイル−C1−6アルキル)カルバモイル基;
(h)非置換もしくはオキソ(もしくはジオキソ)置換テトラヒドロチオピラニル−カルバモイル基;
(i)1−ピロリジニルカルボニル基、ヒドロキシ置換1−ピロリジニルカルボニル基、ヒドロキシメチル置換1−ピロリジニルカルボニル基又はカルバモイル置換1−ピロリジニルカルボニル基の如き非置換又は置換ピロリジニルカルボニル基;
(j)ピペリジノカルボニル基又はヒドロキシ置換ピペリジノカルボニル基の如き非置換又はヒドロキシ置換ピペリジノカルボニル基;
(k)モルホリノカルボニル基;
(l)N−メトキシカルボニルベンジルカルバモイル基の如きN−(C1−6アルコキシ−カルボニル−ベンジル)カルバモイル基;又は
(m)N−カルボキシベンジルカルバモイル基等があげられる。
環A上の置換基(RA1又はRA2)が置換アミノ基である場合、当該置換アミノ基としては、C1−6アルキル基、C2−7アルカノイル基、C1−6アルコキシ−カルボニル基及びC1−6アルキルスルホニル基から選ばれる1〜2個の基で置換されたアミノ基があげられる。より具体的には、(a)N−メチルアミノ基、N−エチルアミノ基、N,N−ジメチルアミノ基又はN−エチル−N−メチルアミノ基の如きモノC1−6アルキル又はジC1−6アルキルアミノ基;(b)N−アセチルアミノ基の如きN−C2−7アルカノイルアミノ基;(c)N−メトキシカルボニルアミノ基、N−イソプロピルオキシカルボニルアミノ基又はN−tert−ブトキシカルボニルアミノ基の如きN−C1−6アルコキシ−カルボニルアミノ基;(d)N−メチルスルホニルアミノ基の如きN−C1−6アルキルスルホニルアミノ基;(e)N−メチル−N−(メチルスルホニル)アミノ基の如きN−C1−6アルキル−N−(C1−6アルキルスルホニル)アミノ基;(f)N−ヒドロキシアセチルアミノ基の如きN−(ヒドロキシ−C2−7アルカノイル)アミノ基;(g)N−アセトキシアセチルアミノ基の如きN−(C2−7アルカノイルオキシ−C2−7アルカノイル)アミノ基;(h)N−アセチル−N−メチルアミノ基の如きN−(C2−7アルカノイル)−N−(C1−6アルキル)アミノ基;(i)N−ヒドロキシアセチル−N−メチルアミノ基の如きN−(ヒドロキシC2−7アルカノイル)−N−(C1−6アルキル)アミノ基;(j)N−アセトキシアセチル−N−メチルアミノ基の如きN−(C2−7アルカノイルオキシ−C2−7アルカノイル)−N−(C1−6アルキル)アミノ基等があげられる。
環A上の置換基(RA1又はRA2)が1〜2個のアルキル基で置換されたスルファモイル基である場合、当該置換基としては、例えばN−メチルスルファモイル基又はN,N−ジメチルスルファモイル基の如きモノもしくはジC1−6アルキルスルファモイル基があげられる。
環A上の置換基(RA1又はRA2)が下式:
Figure 2013107855
で示される基である場合、このような置換基としては、例えばピロリジニルアセチル基又はオキソピロリジニルアセチル基等があげられる。
環A上の置換基(RA1又はRA2)が飽和もしくは不飽和5〜6員複素環式基である場合、当該複素環式基は、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜4個のヘテロ原子を含有し、メチレン基又はエチレン基の如きC1−2アルキレン基で架橋されていてもよく、かつ水酸基、オキソ基、シアノ基、C1−6アルキル基、ヒドロキシ−C1−6アルキル基、ハロゲノ−C1−6アルキル基、カルボキシ−C1−6アルキル基、カルバモイル−C1−6アルキル基、モノもしくはジ(C1−6アルキル)カルバモイル−C1−6アルキル基、C2−7アルカノイル基、ヒドロキシ−C2−7アルカノイル基、カルバモイル基及びモノもしくはジC1−6アルキルカルバモイル基からなる群より選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよい。このような置換基(RA1又はRA2)として、より具体的には、例えば、a)ヒドロキシ基、オキソ基、シアノ基、ヒドロキシC1−6アルキル基(ヒドロキシメチル基等)、ハロゲノ−C1−6アルキル基(モノフルオロメチル基等)及びカルバモイル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいピロリジニル基、b)オキソ基で置換されていてもよいピペリジル基、c)オキソ基、C1−6アルキル基(メチル基等)、ヒドロキシC1−6アルキル基(ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシブチル基等)、ハロゲノ−C1−6アルキル基(モノフルオロエチル基等)、C2−7アルカノイル基(アセチル基等)、非置換カルバモイル−C1−6アルキル基(カルバモイルメチル基等)及びモノもしくはジC1−6アルキル置換カルバモイル−C1−6アルキル基(ジメチルカルバモイルメチル基等)から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいイミダゾリジニル基、d)1〜2個のオキソ基で置換されていてもよいイソチアゾリジニル基、e)オキサゾリル基、f)オキソ基及びヒドロキシC1−6アルキル基(ヒドロキシメチル基等)から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいオキサゾリジニル基、g)C1−6アルキル基(メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基等)で置換されていてもよいオキサジアゾリル基、h)トリアゾリル基、i)ヒドロキシC1−6アルキル基(ヒドロキシエチル基等)で置換されていてもよいテトラゾリル基、j)C1−6アルキル基(メチル基、エチル基等)、オキソ基、ヒドロキシC1−6アルキル基(ヒドロキシエチル基等)及びヒドロキシC2−7アルカノイル基(ヒドロキシアセチル基等)から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいピペラジニル基、k)オキソ基で置換されていてもよいモルホリニル基、l)ピリジル基、m)ピリミジニル基、n)オキソ基、C1−6アルキル基(メチル基、エチル基等)及びヒドロキシC1−6アルキル基(ヒドロキシエチル基等)から選ばれる1〜2個の基で置換されたテトラヒドロピリミジニル基、o)オキソ基で置換されていてもよいジヒドロ−1,3−オキサジニル基、又はp)オキソ基及び水酸基から選ばれる1〜3個の基で置換されたアザビシクロへプチル基等があげられる。
環A(置換基RA1及びRA2を含む)の好ましい例としては、
(A)下式:
Figure 2013107855
〔式中、
A1
(1)水素原子、
(2)ハロゲン原子、
(3)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、
(4)アルキルチオ基、又は
(5)シアノ基
であり、かつ
A2
(1)水素原子、
(2)ハロゲン原子、
(3)シアノ基、
(4)アルキル基、
(5)酸素原子及び窒素原子から選ばれる1〜4個のへテロ原子を含有する飽和もしくは不飽和5〜6員複素環式基で置換されたアルキル基、
(6)アルキルチオ基(当該基のアルキル部分は水酸基で置換されていてもよい)、
(7)アルキルスルホニル基(当該基のアルキル部分は水酸基で置換されていてもよい)、
(8)アルキルチオアルキル基(当該基のアルキル部分は水酸基で置換されていてもよい)、
(9)アルキルスルホニルアルキル基(当該基のアルキル部分は水酸基で置換されていてもよい)、
(10)a)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、b)モノヒドロキシアルキル基及びc)水酸基及びアルコキシ基で置換されたアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基、
(11)1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいスルファモイル基、
(12)アルキル基、アルカノイル基、アルコキシカルボニル基、アルカノイルオキシアルカノイル基、ヒドロキシアルカノイル基及びアルキルスルホニル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基、
(13)アルカノイル基、
(14)アルコキシ基、
(15)ニトロ基、
(16)アルコキシカルボニル基、
(17)式:R1112NC(=)O−で示される基(ここでR11及びR12は(a)独立して水素原子又はアルキル基、或いは(b)両者が末端で互いに結合し、隣接窒素原子とともに水酸基、オキソ基及びヒドロキシアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい含窒素5〜6員脂肪族複素環式基(該複素環式基はヘテロ原子として酸素原子を含有していてもよい)を形成することを表す)、又は
(18)窒素原子、硫黄原子及び酸素原子から選ばれる同一又は異なる1〜4個のヘテロ原子を含有し、かつオキソ基、水酸基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルバモイルアルキル基、モノアルキルカルバモイルアルキル基及びジアルキルカルバモイルアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい飽和もしくは不飽和5〜6員複素環式基を表す〕
で示される置換フェニル基、或いは
(B)下式:
Figure 2013107855
(式中、RA11は(1)水素原子、(2)シアノ基、(3)アルキル基、(4)アルコキシ基、(5)モルホリノ基、(6)アルキル基又は(7)1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、RA12は水素原子又はハロゲン原子、RA13は水素原子又はアルコキシ基、RA14及びRA15は独立して水素原子又はアルキル基を表す)
で示される置換5員又は6員へテロアリール基があげられる。
環Bで示される6〜7員脂肪族含窒素複素環としては、例えばピペリジン環、ピペラジン環、ホモピペラジン環(1,4−ジアザシクロヘプタン環)等があげられる。
環B上の置換基(RB3)が飽和もしくは不飽和5〜6員単環式複素環式基である場合、このような複素環式基としては、例えば、ジヒドロオキサゾリル基、チアゾリル基、オキサジアゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基の如き不飽和含酸素、含硫もしくは含窒素5員単環式複素環式基、またはピリジル基、ピリミジニル基の如き不飽和含窒素6員複素環式基等があげられる。また、当該飽和もしくは不飽和5〜6員単環式複素環式基上の置換基としては、例えば、a)メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基又はtert−ブチル基の如きアルキル基、b)シクロプロピル基、シクロペンチル基又はシクロブチル基の如きシクロアルキル基(当該シクロアルキル基は、塩素原子もしくはフッ素原子の如きハロゲン原子又はメチルもしくはエチル基の如きアルキル基で置換されていてもよい)、c)ジフルオロメチル基、ジフルオロエチル基、トリフルオロメチル基、トリフルオロエチル基又はモノフルオロプロピル基の如き1〜3個のハロゲン原子で置換されたアルキル基、d)ヒドロキシプロピル基の如きヒドロキシアルキル基、e)メトキシエチル基の如きアルコキシアルキル基、f)トリフルオロエトキシエチル基の如き1〜3個のハロゲン原子で置換されたアルコキシアルキル基、g)アセトキシメチル基又はアセトキシプロピル基の如きアルカノイルオキシアルキル基、h)ジメチルアミノ基の如き置換又はモノもしくはジアルキル置換アミノ基、及びi)アミノメチル基又はアミノエチル基の如きアミノアルキル基(当該基のアミノ部分はアルキル基(メチル基等)又はアルコキシカルボニル基(tert−ブトキシカルボニル基等)で置換されていてもよい)から選ばれる同一又は異なる1〜2個の基があげられる。
環B上の置換基(RB3)が式:−W−Rで示される基であって、Rが5〜6員単環式アリール基である場合、当該5〜6員単環式アリール基は酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜3個のヘテロ原子を含有していてもよく、このような5〜6員単環式アリール基の具体例としては、フェニル基、チアゾリル基、チアジアゾリル基、オキサゾリル基、オキサジアゾリル基、トリアゾリル基、ピリジル基、ピリミジニル基等があげられる。また、上記5〜6員単環式アリール(もしくはヘテロアリール)基は、1)ハロゲン原子(例えば、塩素原子、フッ素原子、臭素原子、ヨウ素原子等)、2)アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、イソプロピル基等)、3)アルコキシ基(メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、ブチルオキシ基等)、4)シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等)及び5)1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基(例えば、アミノ基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基等)から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい。
環B(RB1、RB2及びRB3を含む)の好ましい例としては、
(A)下式(i):
Figure 2013107855
〔式中、Rは(a)シアノ基、又は(b)酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜4個のヘテロ原子を含有し、かつ(b1)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、(b2)ヒドロキシアルキル基、(b3)アルコキシアルキル基、(b4)1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基及び(b5)シクロアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい飽和もしくは不飽和5〜6員単環式複素環式基を表し、
20は水素原子、ハロゲン原子又はアルキル基を表す〕
で示される基;
(B)下式(ii):
Figure 2013107855
〔式中、Wは酸素原子、硫黄原子又はカルボニル基を表し、R31はa)アルキル基(該アルキル基はフェニル基及びアルコキシフェニル基から選ばれる基で置換されていてもよい);b)シクロアルキル基;又はc)5〜6員単環式アリール基(当該アリール基は酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜3個のヘテロ原子を含有していてもよく、かつ1)ハロゲン原子、2)アルキル基、3)アルコキシ基、4)シクロアルキル基及び5)1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい)を表す〕
で示される基;
(C)下式(iii):
Figure 2013107855
〔式中、Rはアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルコキシカルボニル基又は含窒素もしくは含酸素5〜6員へテロアリール基(該へテロアリール基は1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基又はシクロアルキル基で置換されていてもよい)を表し、R40は水素原子又はアルキル基を表す〕
で示される基;
(D)下式(iv):
Figure 2013107855
〔式中、Rは前記と同一意味を有する〕
で示される基;又は
(E)下式(v):
Figure 2013107855
〔式中、R4Aは含窒素もしくは含酸素5〜6員へテロアリール基(該へテロアリール基はアルキル基で置換されていてもよい)を表す〕
で示される置換6員又は7員脂肪族含窒素複素環式基があげられる。
上記化合物[I]の内、好ましい化合物としては、例えば、
環Aが下式:
Figure 2013107855
〔式中、
環Aはベンゼン環又はピリジン環、

1)シアノ基;
2)モノもしくはジヒドロキシアルキル基;
3)(a)水酸基、(b)式:RNC(=O)−で示される基及び(c)アルキルスルホニル基から選ばれる基で置換されたアルキル基(ここで、R及びRは独立して、水素原子、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基又はヒドロキシアルキル基を表すか、或いは両者が末端で互いに結合して隣接窒素原子と共に、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基及びカルバモイル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい5員含窒素脂肪族複素環式基を形成することを表す);
4)アルコキシ基;
5)式:R−S(=O)−で示される基(ここで、Rは水酸基又はアルコキシ基で置換されていてもよいアルキル基、nは0〜2の整数を表す);
6)ヘテロ原子として1〜3個の窒素原子を含有する5員へテロアリール基で置換されたアルキル基;
7)アルコキシカルボニルアルキル基;
8)式:RN(C=O)−で示される基(ここで、R及びRは独立して、水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基又はジハロゲノアルキル基を表すか、或いは両者が互いに結合して隣接窒素原子と共にハロゲン原子、水酸基、シアノ基及びカルバモイル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい4〜6員含窒素脂肪族複素環式基を形成することを表す);
9)1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいスルファモイル基;
10)アルカノイル基;
11)アルコキシカルボニルアミノ基;
12)アルカノイルアミノ基;
13)アルキルスルホニルアミノ基;
14)下式:
Figure 2013107855
(ここで、環A01はオキソ基で置換された含窒素5員脂肪族複素環を表す)
で示される基;又は
15)窒素原子、硫黄原子及び酸素原子から選ばれる同一又は異なる1〜4個のヘテロ原子を含有し、かつオキソ基、水酸基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルバモイルアルキル基、モノアルキルカルバモイルアルキル基及びジアルキルカルバモイルアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい飽和もしくは不飽和5〜6員複素環式基、
は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基又はトリハロゲノアルキル基であることを表す〕
で示される基であり、
環Bが下式:
Figure 2013107855
〔式中、R2Aは窒素原子及び酸素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜3個のヘテロ原子を含有し、かつアルキル基(該アルキル基は1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよい)、シクロアルキル基、アルコキシアルキル基又はアルカノイルオキシアルキル基で置換された飽和もしくは不飽和5員複素環式基、R21は水素原子又はアルキル基を表す〕
で示される基である化合物又はその薬理的に許容し得る塩があげられる。
上記した化合物の内、より好ましい化合物としては、例えば、
環Aがベンゼン環、

1)式:RNC(=O)−CH−で示される基(ここで、R及びRは同一又は異なって水素原子又はC1−4アルキル基を表すか、或いは両者が互いに結合して隣接窒素原子と共に、水酸基、シアノ基及びオキソ基から選ばれる1〜2個の基で置換された5員含窒素脂肪族複素環式基を形成することを表す);
2)式:R−S(=O)−で示される基(Rは水酸基及びC1−4アルコキシ基から選ばれる基で置換されていてもよいC1−4アルキル基を表す);
3)式:RNC(=O)−で示される基(R及びRは、独立してアルキル基又はモノヒドロキシアルキル基、或いは両者が末端で結合して隣接窒素原子と共に、水酸基、シアノ基及びカルバモイル基から選ばれる1〜2個の基で置換された5員含窒素脂肪族複素環式基を形成することを表す);
4)C1−4アルキルスルホニルメチル基;又は
5)へテロ原子として1〜2個の窒素原子を含有し、かつオキソ基、水酸基及びヒドロキシ−C1−4アルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換された飽和もしくは不飽和5〜6員含窒素複素環式基(該環式基は、ヘテロ原子として酸素原子を更に含有していてもよく、かつ水酸基、カルバモイル−C1−4アルキル基又はジ(C1−4アルキル)カルバモイル−C1−4アルキル基で更に置換されていてもよい)、
がハロゲン原子、シアノ基又はC1−4アルキル基、
2Aが酸素原子及び窒素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜3個のヘテロ原子を含有し、かつC1−4アルキル基(該基は1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよい)又はC3−6シクロアルキル基で置換された飽和又は不飽和5員複素環式基、および
21が水素原子
である化合物又はその薬理的に許容し得る塩があげられる。
上記した化合物の内、更に好ましい化合物としては、例えば、
環Aがベンゼン環、

1)式:RaabbNC(=O)−CH−で示される基(ここで、Raaは水素原子、RbbはC1−4アルキル基を表すか、或いは両者が末端で結合して隣接窒素原子と共に、水酸基で置換されていてもよいピロリジニル基を形成することを表す);
2)ヒドロキシ−C1−4アルキルスルホニル基;
3)1〜2個のC1−4アルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;
4)下式:
Figure 2013107855
〔式中、Ra3及びRa4は同一又は異なって、水素原子、水酸基、シアノ基又はカルバモイル基を表す〕
で示される基;又は
5)下式:
Figure 2013107855
〔式中、Ra1は水素原子、水酸基又はヒドロキシ−C1−4アルキル基、Ra2はヒドロキシ−C1−4アルキル基、カルバモイル−C1−4アルキル基又はジ(C1−4アルキル)カルバモイル−C1−4アルキル基を表す〕
で示される環式基、
2Aが酸素原子及び窒素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜3個のヘテロ原子を含有し、かつ1〜3個のフッ素原子で置換されていてもよいC1−4アルキル基又はC3−6シクロアルキル基で置換された5員へテロアリール基であり、かつ
21が水素原子
である化合物又はその薬理的に許容し得る塩があげられる。
上記化合物[I]の内、他の好ましい化合物としては、例えば、
環Aが下式:
Figure 2013107855
〔式中、環Aはベンゼン環、Rは1)アルキルスルホニル基;2)1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;又は3)モルホリノカルボニル基、Rは水素原子又はハロゲン原子を表す〕
で示される基であり、
環Bが下式:
Figure 2013107855
〔式中、Wは酸素原子又は硫黄原子、R31はアルキル基(該アルキル基はアルコキシフェニル基で置換されていてもよい)、シクロアルキル基、フェニル基(該フェニル基はハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基及びアミノ基(該アミノ基は1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい)から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい)、又は含窒素もしくは含硫5〜6員ヘテロアリール基(該ヘテロアリール基はアルキル基で置換されていてもよい)を表す〕
で示される基である化合物又はその薬理的に許容し得る塩があげられる。
化合物[I]の内、上記以外の他の好ましい化合物としては、例えば、
環Aが下式:
Figure 2013107855
〔式中、環Aはベンゼン環、Rは(a)アルキルスルホニル基、(b)アルキルスルホニルアルキル基、(c)カルバモイルアルキル基(該カルバモイル基のアミノ部分はアルキル基及びヒドロキシアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい)、(d)オキソ基及びヒドロキシアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換された含窒素5員脂肪族複素環式基又は(e)下式:
Figure 2013107855
(ここで、環A02は水酸基で置換された含窒素5員脂肪族複素環を表す)
で示される基、及びRは水素原子又はハロゲン原子を表す〕
で示される基であり、
環Bが下式:
Figure 2013107855
〔式中、R41は(a)アルコキシカルボニル基又は(b)酸素原子及び窒素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜3個のヘテロ原子を含有し、かつアルキル基で置換された5員ヘテロアリール基、R42は水素原子又はアルキル基を表す〕
で示される基である化合物又はその薬理的に許容し得る塩があげられ、
この内、より好ましい化合物としては、RがC1−4アルキルスルホニルメチル基、カルバモイルアルキル基(該カルバモイル基のアミノ基部分は1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい)又は下式:
Figure 2013107855
(ここで、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される基であり、かつR42が水素原子である化合物又はその薬理的に許容し得る塩があげられる。
上記化合物[I]の内、とりわけ好ましい化合物としては、例えば、
4−[5−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
3−フルオロ−4−[4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
3−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
5−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]−8−(4−メシルフェニル)キナゾリン;
4−[6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
3−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N−メチルベンズアミド;
N−エチル−2−フルオロ−4− [5−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンズアミド;
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N−メチルベンズアミド;
6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]−8−[3−フルオロ−4−[(ピロリジン−1−イル)カルボニル]フェニル]キナゾリン;
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−(3−n−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
6−フルオロ−4−[4−(3−n−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]−8−[3−フルオロ−4−[(ピロリジン−1−イル)カルボニル]フェニル]キナゾリン;
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N−メチルベンズアミド;
4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]−8−(4−メシルフェニル)キナゾリン;
4−[4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
3−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−n−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[3−(2,2,2−トリフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルベンズアミド;
6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−8−(3−フルオロ−4−メシルフェニル)キナゾリン;及び
6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−8−(3−フルオロ−4−メチルスルホニルメチルフェニル)キナゾリン
からなる群より選ばれる化合物又はその薬理的に許容し得る塩があげられる。
上記化合物[I]の内、他のとりわけ好ましい化合物としては、例えば、
2−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−N−メチルアセトアミド;
6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−8−[3−フルオロ−4−(2−ヒドロキシエチルスルホニル)フェニル]キナゾリン;
[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
6−フルオロ−4−[4−(5−n−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−8−[3−フルオロ−4−[(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)カルボニル]フェニル]キナゾリン;
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−n−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
1−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
1−[4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−2−フルオロフェニル]−4−ヒドロキシピロリジン−2−オン;
[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
1−[4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−3−メチルフェニル]ピロリジン−2−オン;
2−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−n−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−1−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エタノン;
1−[2−フルオロ−4−[4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
1−[2−メチル−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]ピペラジン−2−オン;
1−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−n−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
1−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
1−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−4−ヒドロキシピロリジン−2−オン;
1−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−n−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−4−ヒドロキシピロリジン−2−オン;
1−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−4−ヒドロキシピロリジン−2−オン;
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)イミダゾリジン−2−オン;
1−[4−[6−フルオロ−4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−3−メチルフェニル]ピロリジン−2−オン;
4−[4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−3−メチルフェニル]−モルホリン−3−オン;
1−(2−フルオロ−4−{6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル}フェニル)イミダゾリジン−5−オン;
3−[2−フルオロ−4−[4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−ヒドロキシピロリジン−4−オン;
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−5−ヒドロキシメチルピロリジン−2−オン;
2−[1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−2−オキソイミダゾリジン−3−イル]−N,N−ジメチルアセトアミド;
[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](2−カルバモイルピロリジン−1−イル)メタノン;
1−[2−フルオロ−4−[4−[4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](2−シアノ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](2−シアノ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](2−カルバモイルピロリジン−1−イル)メタノン;
1−[2−メチル−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
1−[2−メチル−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
1−[2−メチル−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−イル]−8−(3−フルオロ−4−メチルスルホニルメチルフェニル)キナゾリン;
[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](2−シアノ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](2−カルバモイルピロリジン−1−イル)メタノン;
1−[4−[5−フルオロ−4−[4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−2−メチルフェニル]−4−ヒドロキシピロリジン−2−オン;
1−[4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−2−シアノフェニル]−4−ヒドロキシピロリジン−2−オン;
1−[2−フルオロ−4−[4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
1−[2−フルオロ−4−[4−[4−[5−n−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンジル](2−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルベンズアミド;
3−[1−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−2−オキソイミダゾリジン−3−イル]−プロピオンアミド;及び
1−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−4−ヒドロキシメチルピロリジン−2−オン
からなる群より選ばれる化合物又はその薬理的に許容し得る塩があげられる。
本発明の有効成分である化合物[I]は、分子内に不斉炭素原子を有する場合、当該不斉炭素原子に基づく複数の立体異性体(すなわちジアステレオマー異性体、光学異性体)として存在しうるが、本発明はこれらの内のいずれか1個の立体異性体又はその混合物を共に包含する。
本発明の有効成分である化合物[I]は、GPR119受容体に対して優れたアゴニスト作用を有することから、当該受容体活性の調節により改善が期待され得る各種疾患又は状態、例えば、肥満症、高血糖、糖尿病(インスリン依存型糖尿病、非インスリン依存型2型糖尿病、或いはそれらの中間型糖尿病を含む)及び/又はその合併症、メタボリック症候群、耐糖能障害、高インスリン血症、高脂血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症及び脂質代謝異常の如き疾患を含む代謝性疾患;或いは動脈硬化、高血圧、冠疾患、心筋梗塞等の心血管疾患の予防・治療に有用である。
本発明はまた、治療的有効量の化合物[I]またはその薬理的に許容し得る塩を必要とする患者に投与することを含む、上記各種疾患又は状態の治療又は予防方法にも関する。
本発明の医薬組成物は、さらに医薬的に許容し得る担体を含むことができる。このような医薬的に許容し得る担体としては、希釈剤、結合剤(アラビアゴム、ポリビニルピロリドン等)、賦形剤(乳糖、ショ糖等)、滑沢剤(ステアリン酸マグネシウム等)、崩壊剤(ジャガイモデンプン等)及び湿潤剤(ラウリル硫酸ナトリウム等)等があげられる。
上記化合物[I]またはその薬理的に許容し得る塩は、低毒性であり、医薬として安全性が高いという特長をも有する。
化合物[I]は、遊離の形でも、それらの薬理的に許容し得る塩の形でも医薬用途に使用することができる。薬理的に許容し得る塩としては、例えば、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩または臭化水素酸塩の如き無機酸塩;酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、フマル酸塩、シュウ酸塩、クエン酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トシル酸塩またはマレイン酸塩の如き有機酸塩等が挙げられる。
化合物[I]またはその薬理的に許容し得る塩は、その分子内塩や付加物、それらの溶媒和物あるいは水和物等をいずれも含むものである。
化合物[I]またはその薬理的に許容し得る塩は経口的にも非経口的にも投与することができることから、本発明の医薬組成物は、錠剤、顆粒剤、カプセル剤、散剤、注射剤、吸入剤等の慣用の医薬製剤として用いることができる。
化合物[I]又はその薬理的に許容し得る塩の投与量又は治療的有効量は投与方法、患者の年令、体重、状態によっても異なるが、注射剤であれば、1日当り約0.001〜100mg/kg、とりわけ約0.01〜10mg/kg程度、経口剤であれば、通常、1日当り約0.01〜1000mg/kg、とりわけ約0.1〜100mg/kg程度が好ましい。
化合物[I]またはその薬理的に許容し得る塩は、治療対象疾患等に応じて、単独或いは1以上の他の薬剤と組合せて使用することができる。このような薬剤としては、例えば以下のものがあげられる。
(a)降圧薬:アンジオテンシン変換酵素阻害薬(マレイン酸エナラプリル、塩酸イミダプリル等)、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ロサルタンカリウム、カンデサルタンシレキセチル等)、β遮断薬(アテノロール、フマル酸ビソプロロール等)、α/β遮断薬(カルベジロール、塩酸ラベタロール等)、カルシウム拮抗薬(ベシル酸アムロジピン、塩酸ジルチアゼム等)、α遮断薬(メシル酸ドキサゾシン、塩酸プラゾシン等)、中枢性α作動薬又はその他中枢作用薬(塩酸クロニジン、レセルピン等)、血管拡張薬(塩酸ヒドララジン、ミノキシジル等)等;
(b)利尿薬:チアジド系利尿薬(クロロチアジド、ヒドロクロロチアジド等)、ループ利尿薬(ブメタニド、フロセミド等)、カリウム保持性利尿薬(塩酸アミロライド、トリアムテレン等);
(c)心不全治療薬:硝酸薬(ニトログリセリン等)、ジギタリス製剤(ジゴキシン、ジギトキシン等)、カテコラミン類(塩酸ドブタミン、デノパミン等)、エンドセリン拮抗薬(ボセンタン等)、ホスホジエステラーゼ阻害薬(乳酸ミルリノン、アムリノン等)、中性エンドペプチダーゼ阻害薬(ファシドトリル等)、心房性利尿ペプチド等;
(d)抗不整脈薬:Naチャネル遮断薬(塩酸プロカインアミド、酢酸フレカイニド、等);
Kチャネル遮断薬(塩酸アミオダロン等)、Caチャネル遮断薬(塩酸ベラパミル等)等;
(e)高脂血症薬:HMG−CoA還元酵素阻害薬(プラバスタチンナトリウム、アトルバスタチンカルシウム、フルバスタチンナトリウム等)、フィブラート誘導体(ベザフィブラート、クロフィブラート等)、スクアレン合成酵素阻害薬等;
(f)抗血栓薬:血液凝固阻害薬(ワーファリンナトリウム、ヘパリンナトリウム等)、血栓溶解薬(ウロキナーゼ、t−PA等)、抗血小板薬(アスピリン、塩酸チクロピジン等);
(g)糖尿病/糖尿病合併症治療薬:インスリン、DPP4阻害薬(ビルダグリプチン、シタグリプチン等)、α−グルコシダーゼ阻害薬(ボグリボース、アカルボース、ミグリトール、エミグリテート等)、ビグアナイド(塩酸メトホルミン、ブホルミン、フェンホルミン等)、インスリン抵抗性改善薬(ピオグリタゾン、トログリタゾン、ロシグリタゾン等)、インスリン分泌促進薬(トルブタミド、グリベンクラミド、グリクラジド、グリクロピラミド、クロルプロパミド、グリメピリド、グリブザイド、グリブゾール、トラザミド、アセトヘキサミドの如きスルホニルウレア化合物等)、アミリン拮抗薬(プラムリンチド等)、アルドース還元酵素阻害薬(エパルレスタット、トルレスタット、ゼナレスタット、フィダレスタット、ミナルレスタット、ゾポルレスタット等)、神経栄養因子(NGF等)、AGE阻害薬(ピマゲジン、ピラトキサチン等)、神経栄養因子産生促進薬等;
(h)抗肥満薬:中枢性抗肥満薬(マジンドール、フェンフルラミン、シブトラミン等)、膵リパーゼ阻害薬(オルリスタット等)、β作動薬(SB−226552、BMS−196085等)、ペプチド性食欲抑制薬(レプチン等)、コレシストキニン受容体作動薬(リンチトリプト等)等;
(i)非ステロイド性抗炎症薬:アセトアミノフェン、イブプロフェン等;
(j)化学療法剤:代謝拮抗剤(5−フルオロウラシル、メトトレキサート等)、抗癌剤(ビンクリスチン、タキソール、シスプラチン等)等;
(k)免疫調節剤:免疫抑制剤(シクロスポリン、タクロリムス等)、免疫増強剤(クレスチン、レンチナン等)、サイトカイン類(インターロイキン1、インターフェロン等)、シクロオキシゲナーゼ阻害剤(インドメタシン、セレコキシブ等)、抗TNFα抗体(インフリキシマブ等)等。
化合物[I]と他の薬剤とを組合せて使用する場合、その投与形態としては、(1)化合物[I]と他の薬剤とを含む単一製剤(合剤)の投与、及び(2)化合物[I]を含む製剤と他の薬剤を含む製剤との併用投与があげられる。また(2)の併用投与の場合、それぞれの製剤の投与経路及び投与時間は異なっていてもよい。
本発明の有効成分である化合物[I]は、例えば、下記合成法1〜31に従って製することができる。
合成法1)(反応スキームA):
Figure 2013107855
〔上記スキーム中、Xは脱離基、R’及びR''は水素原子もしくはアルキル基であるか、或いは両者が互いに結合してアルキレン基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕
合成法2)(反応スキームB):
Figure 2013107855
〔上記スキーム中、Xはハロゲン原子、環Baは6員含窒素脂肪族複素環を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕
上記反応スキームAにおける化合物[1a]とボロン酸化合物[2a]との反応は、溶媒中、遷移金属触媒及び塩基の存在下、室温〜溶媒の還流温度、好ましくは50℃〜溶媒の還流温度で実施することができる。Xで示される脱離基としては、臭素原子、塩素原子又はヨウ素原子の如きハロゲン原子が好ましい。溶媒は反応に支障をきたさないものであればよく、例えば、エタノールの如きアルコール類、N,N−ジメチルホルムアミドの如きアミド類、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン又はテトラヒドロフランの如きエーテル類、トルエンの如き芳香族炭化水素類、水等があげられる。遷移金属触媒としては、例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、酢酸パラジウム(II)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド、ビス(トリ−o−トリルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド、ビス(トリシクロへキシルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド又は[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドの如きパラジウム触媒、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン ニッケル(II)ジクロリド又はビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(II)ジクロリドの如きニッケル触媒等があげられる。塩基としては、例えば、リン酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、フッ化カリウム、トリエチルアミン、塩化リチウム等があげられる。本反応におけるボロン酸化合物[2a]の使用量は、化合物[1a]に対して1〜3当量、好ましくは1〜1.5当量とすることができる。触媒の使用量は、化合物[1a]に対して0.01〜0.3当量、好ましくは0.03〜0.06当量とすることができる。塩基の使用量は、化合物[1a]に対して1〜10当量、好ましくは2〜7当量とすることができる。
上記反応スキームBにおける化合物[1b]と環状アミン化合物[2b]との反応は溶媒中、塩基の存在下もしくは非存在下、−20℃〜溶媒の還流温度、好ましくは−10〜40℃で実施することができる。Xで示されるハロゲン原子としては、臭素原子、塩素原子又はヨウ素原子が好ましい。溶媒としては、反応に支障をきたさないものであればよく、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム又は1,2−ジクロロエタンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、1−メチルピロリジノン、ジメチルホルムアミド又はジメチルアセトアミドの如きアミド類、1,2−ジメトキシエタン、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン又はジオキサンの如きエーテル類、トルエン又はベンゼンの如き芳香族炭化水素類、アセトンの如きケトン類等があげられる。塩基としては、例えば水素化ナトリウム、炭酸カリウム、ピリジン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、4−メチルモルホリン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン(DBU)等があげられる。上記本反応において、化合物[2b]の使用量は、化合物[1b]に対して1〜3当量、好ましくは1〜1.5当量とすることができる。塩基の使用量は、化合物[1b]又は化合物[2b]に対して1〜5当量、好ましくは1〜2当量とすることができる。
化合物[I]の内、環A上の置換基としてアルキルスルホニル基(又はアルキルスルホニル基を含む基)を有する化合物は、置換基としてアルキルチオ基を有する対応化合物[I]を、溶媒(ジクロロメタンの如きハロゲン化炭化水素類、エタノールの如きアルコール類、アセトンの如きケトン類、水等)中、酸(メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸等)存在下、酸化剤(m−クロロ過安息香酸等)で処理することによっても製することができる。
合成法3−1)
化合物[I]の内、下記一般式[I−C]:
Figure 2013107855
〔式中、記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物は、一般式[1c]:
Figure 2013107855
〔式中、記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物と一般式[2c]:
−OH [2c]
〔式中、記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物を溶媒中、アゾジカルボン酸ジアルキルエステル(アゾジカルボン酸ジエチル、アゾジカルボン酸ジイソプロピル等)及びトリ置換ホスフィン類(トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン等)の存在下、室温〜溶媒の還流温度、好ましくは室温〜50℃で反応させることによっても製することができる。溶媒としては、反応に支障をきたさないものであればよく、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム又は1,2−ジクロロエタンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、1−メチルピロリジノン、ジメチルホルムアミド又はジメチルアセトアミドの如きアミド類、1,2−ジメトキシエタン、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン又はジオキサンの如きエーテル類、トルエン又はベンゼンの如き芳香族炭化水素類等があげられる。本反応において、化合物[2c]の使用量は、化合物[1c]に対して1.0〜3.0当量、好ましくは1.0〜1.5当量とすることができる。アゾジカルボン酸ジアルキルエステルの使用量は、化合物[1c]に対して1.0〜3.0当量、好ましくは1.0〜1.5当量とすることができる。トリ置換ホスフィン類の使用量は、化合物[1c]に対して1.0〜3.0当量、好ましくは1.0〜1.5当量とすることができる。
合成法3−2)
更に、化合物[I−C]の内、下記式:
Figure 2013107855
〔式中、R32はフェニル基及びアルコキシフェニル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキル基を表す。〕
で示される化合物は、例えば、上記化合物[1c]と下記式:
32−X11 [a]
〔式中、X11はハロゲン原子を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕
で示されるアルキルハライドを溶媒(テトラヒドロフランの如きエーテル類、ジメチルホルムアミドの如きアミド類等)中、塩基(水素化ナトリウムの如き水素化アルカリ金属、n−ブチルリチウムの如きアルキルリチウム等)存在下、−10℃〜溶媒の還流温度、好ましくは室温〜50℃で反応させることによっても製することができる。X11で示されるハロゲン原子としては、塩素原子又は臭素原子が好ましい。本反応において、化合物[a]の使用量は、化合物[1c]に対して1〜10当量、好ましくは1〜3当量とすることができる。塩基の使用量は、化合物[1c]又は化合物[a]に対して1〜10当量、好ましくは1〜3当量とすることができる。
合成法4)
化合物[I]の内、下記一般式[I−D]:
Figure 2013107855
〔式中、記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物は、一般式[1d]:
Figure 2013107855
〔式中、Xは脱離基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物と一般式[2d]:
−SH [2d]
〔式中、記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物を溶媒中、塩基の存在下、室温〜溶媒の還流温度、好ましくは50℃〜溶媒の還流温度で反応させることによっても製することができる。Xで示される脱離基としては、例えば、メタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基等があげられる。溶媒としては、反応に支障をきたさないものであればよく、例えば、メタノールの如きアルコール類等があげられる。塩基としては、例えば、ナトリウムメトキシドの如きアルカリ金属アルコキシド、水素化アルカリ金属等があげられる。本反応における化合物[2d]の使用量は、化合物[1d]に対して1〜10当量、好ましくは2〜4当量とすることができる。塩基の使用量は、化合物[1d]又は化合物[2d]に対して1〜10当量、好ましくは1〜2当量とすることができる。
合成法5)
化合物[I]の内、下記一般式[I−E]:
Figure 2013107855
〔式中、環Bbは6員又は7員含窒素脂肪族複素環を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物は、一般式[1e]:
Figure 2013107855
〔式中、記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物と下記一般式[2e]:
41−X [2e]
〔式中、R41はアルキル基、シクロアルキル−アルキル基又は含窒素もしくは含酸素5〜6員へテロアリール基(当該へテロアリール基はアルキル基で置換されていてもよい)、Xはハロゲン原子を表す。〕
で示される化合物を反応させるか、或いは前記化合物[1e]と下記一般式[2e−2]:
42−COOH [2e−2]
〔式中、R42はアルコキシ基を表す。〕
で示される化合物の反応性誘導体を反応させることにより製することができる。
化合物[1e]と化合物[2e]との反応は溶媒中、塩基および活性化剤(触媒量のヨウ化カリウム等)存在下、室温〜溶媒の還流温度、好ましくは50〜100℃で実施することができる。溶媒としては、反応に支障をきたさないものであればよく、例えば、ジメチルホルムアミドの如きアミド類、ジオキサンの如きエーテル類等があげられる。塩基としては、例えば、炭酸カリウムの如き炭酸アルカリ金属等があげられる。本反応における化合物[2e]の使用量は、化合物[1e]に対して1.0〜3.0当量、好ましくは1.0〜2.0当量とすることができる。塩基の使用量は、化合物[1e]又は化合物[2e]に対して1.0〜5.0当量、好ましくは1.0〜3.0当量とすることができる。
化合物[1e]の反応性誘導体(例えば対応酸クロリド)と化合物[2e−2]との反応は、溶媒(ジクロロメタン等)中、塩基(トリエチルアミン等)存在下、0〜40℃、好ましくは0〜30℃で実施することができる。
合成法6)
化合物[I]の内、下記一般式[I−F]:
Figure 2013107855
〔式中、Aはベンゼン環又はピリジン環(該ベンゼン環又はピリジン環はハロゲン原子又はアルキル基で置換されていてもよい)を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物は、下記一般式[1f]:
Figure 2013107855
〔式中、記号は前記と同一意味を有する。〕
で示されるカルボン酸化合物と下記一般式[2f]:
NH [2f]
〔式中、記号は前記と同一意味を有する。〕
で示されるアミン化合物又はその塩(塩酸塩の如き鉱酸塩等)を溶媒中、縮合剤の存在下、塩基及び活性化剤の存在下又は不存在下で反応させることにより製することができる。溶媒としては、反応に支障のない不活性溶媒であればよく、このような溶媒としては、例えば、ジクロロメタンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミドの如きアミド類、テトラヒドロフランの如きエーテル類、水等があげられる。縮合剤としては、例えば、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(WSC・HCl)、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、シアノホスホン酸ジエチル、4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウムクロリド n水和物(DMT−MM)等があげられる。活性化剤としては、例えば、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール・1水和物、N−ヒドロキシスクシンイミド等があげられる。塩基としては、例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、N−メチルモルホリン等があげられる。本反応における化合物[2f]の使用量は、化合物[1f]に対して1.0〜5.0当量、好ましくは1.0〜1.5当量とすることができる。縮合剤の使用量は、化合物[2f]又は化合物[1f]に対して1.0〜3.0当量、好ましくは1.0〜1.5当量とすることができる。
合成法7)
化合物[I]の内、下記一般式[I−G]:
Figure 2013107855
〔式中、記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物は、例えば下記一般式[1g]:
Figure 2013107855
〔式中、記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物を対応酸クロリドへ変換した後、該酸クロリドと下式[2g]:
Figure 2013107855
で示される化合物を溶媒(クロロホルムの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、テトラヒドロフランの如きエーテル類、トルエンの如き芳香族炭化水素類等)中、−10℃〜溶媒の還流温度、好ましくは40℃〜溶媒の還流温度で反応させ、次いで当該反応生成物を溶媒(ジクロロメタンの如きハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフランの如きエーテル類、トルエンの如き芳香族炭化水素類等)中、アゾジカルボン酸エステル(アゾジカルボン酸ジイソプロピル、アゾジカルボン酸ジエチル等)及びトリ置換ホスフィン類(トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン等)で処理することによっても製することができる。
合成法8)
化合物[I]の内、下記一般式[I−H]:
Figure 2013107855
〔式中、R00はアルキル基、アルコキシアルキル基又はシクロアルキル基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物は、例えば、前記化合物[1g]を溶媒(トルエンの如き芳香族炭化水素類、テトラヒドロフランの如きエーテル類、クロロホルムの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類等)中、塩基(トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等)存在下、クロロギ酸エステル(クロロギ酸イソブチル、クロロギ酸イソプロピル等)で処理して対応混合酸無水物に変換した後、該混合酸無水物と下記一般式[1h]:
Figure 2013107855
〔式中、記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物を溶媒(トルエンの如き芳香族炭化水素類、テトラヒドロフランの如きエーテル類、クロロホルムの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類等)中、0℃〜溶媒の還流温度、好ましくは40℃〜溶媒の還流温度で反応させることによっても製することができる。
合成法9)
化合物[I]の内、環A上の置換基が水酸基(又は水酸基を含む基)又はアミノ基(又はアミノ基を含む基)である化合物は、例えば、対応する置換基が保護された水酸基(又は保護された水酸基を含む基)又は保護されたアミノ基(又は保護されたアミノ基を含む基)である対応化合物[I]を、当該保護基(アセチル基、テトラヒドロピラニル基、ベンジル基、2,4−ジメトキシベンジル基、tert−ブチルジメチルシリル基、tert−ブトキシカルボニル基等)の種類に応じて、慣用の脱保護反応に付すことにより製することができる。保護基がアセチル基である場合、当該保護基は水酸化ナトリウム等を用いた塩基処理により除去することができる。保護基がテトラヒドロピラニル基、tert−ブトキシカルボニル又は2,4−ジメトキシベンジル基の場合、当該保護基は、塩酸又はトリフルオロ酢酸等を用いた酸処理により除去することができる。保護基がベンジル基の場合、当該保護基は、臭化水素酸/酢酸等を用いた酸処理により除去することができる。保護基がtert−ブチルジメチルシリル基の場合、当該保護基は、フッ化テトラn−ブチルアンモニウム(TBAF)又は水酸化ナトリウムで処理することにより除去することができる。
合成法10)
化合物[I]の内、環A上の置換基としてアルキルスルフィニル基又はアルキルスルホニル基を含む基を有する化合物は、置換基としてアルキルチオ基を含む基を有する対応化合物[I]を、溶媒(ジクロロメタンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、エタノールの如きアルコール類、アセトンの如きケトン類、水等)中、酸(メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸等)存在下、酸化剤(m−クロロ過安息香酸等)で処理することによっても製することができる。
合成法11)
環A上の置換基がアルコキシカルボニルアルコキシ基である化合物[I]は、対応する置換基が水酸基である対応化合物[I]と下式:
−Alk−COORaa [1aa]
〔式中、Xはハロゲン原子、Alkはアルキレン基、Raaはアルキル基を表す。〕
で示される化合物を溶媒(ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミドの如きアミド類、テトラヒドロフランの如きエーテル類等)中、塩基(炭酸カリウムの如き炭酸アルカリ金属、水素化ナトリウムの如き水素化アルカリ金属等)の存在下で反応させることにより製することができる。
合成法12)
環A上の置換基がアルカノイルオキシアルカノイル基で置換されたアミノ基である化合物[I]は、対応する置換基がアミノ基である対応化合物[I]と下式:
bb−X [1bb]
〔式中、Xはハロゲン原子、Rbbはアルカノイルオキシアルカノイル基又はヒドロキシアルカノイル基を表す。〕
で示される化合物を溶媒(ジクロロメタンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、テトラヒドロフランの如きエーテル類等)中、塩基(トリエチルアミンの如き三級アミン、炭酸カリウムの如き炭酸アルカリ金属等)の存在下で反応させることにより製することができる。
合成法13)
環A上の置換基がカルバモイルメチルオキシ基である化合物[I]は、対応する置換基がアルコキシカルボニルメチルオキシ基である対応化合物[I]とアンモニアを溶媒(メタノールの如きアルコール類、ジオキサンの如きエーテル類等)中で反応させることにより製することができる。
合成法14)
環A上の置換基がカルボキシル基およびヒドロキシアルキル基を含む化合物[I]は、対応する置換基がアルコキシカルボニル基を含む基である対応化合物[I]を溶媒(メタノールの如きアルコール類、テトラヒドロフランの如きエーテル類、水、或いはこれらの混合物等)中、塩基(水酸化ナトリウムの如き水酸化アルカリ金属等)又は酸(塩酸等)で処理することにより製することができる。
合成法15)
環A上の置換基がヒドロキシエチル基である化合物[I]は、対応する置換基がビニル基である対応化合物[I]を溶媒(テトラヒドロフランの如きエーテル類等)中、9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン(9−BBN)と反応させた後、反応生成物を塩基(水酸化ナトリウムの如き水酸化アルカリ金属等)の存在下、過酸化水素で処理することにより製することができる。
合成法16)
環A上の置換基が下式:
Figure 2013107855
〔式中、環Aはオキソ基で置換された5〜6員脂肪族含窒素複素環式基(当該複素環式基はヘテロ原子として酸素原子を更に含んでいてもよい)を表す。〕
で示される基である化合物[I]は、対応する置換基がアミノ基である対応化合物[I]を溶媒(テトラヒドロフランの如きエーテル類、ジクロロメタンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類等)中、塩基(トリエチルアミンの如き三級アミン、ピリジン等)の存在下、下式:
−(CH−CO−X [1cc] 又は
−(CH−O−CO−X [1dd]
〔式中、X及びXは同一又は異なるハロゲン原子、pは3〜4の整数、qは2〜3の整数を表す。〕
で示される化合物と反応させた後、反応生成物を前記溶媒中、塩基(水素化ナトリウムの如き水素化アルカリ金属、炭酸カリウムの如き炭酸アルカリ金属等)で処理することにより製することができる。
合成法17)
環A上の置換基が下式:
Figure 2013107855
で示される基である化合物[I]は、対応する置換基がアミノ基である対応化合物[I]を下式:
aa−CH−CO−Xbb [1ii]
〔式中、Xaa及びXbbはハロゲン原子を表す。〕
で示される化合物と反応させた後、当該反応生成物と下式:
HO−(CH)−Xcc [1jj]
〔式中、Xccはハロゲン原子を表す。〕
で示される化合物を前記溶媒中、塩基(水素化ナトリウムの如き水素化アルカリ金属、炭酸カリウムの如き炭酸アルカリ金属等)存在下で反応させることにより製することもできる。
合成法18)
化合物[I]の内、下式[I−b]:
Figure 2013107855
〔式中、環Aはベンゼン環又はピリジン環を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物は、例えば、下式[1c]:
Figure 2013107855
〔式中、記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物と下式[1ee]:
−(CH−N=C=O [1ee]
〔式中、Xはハロゲン原子を表す。〕
で示される化合物を溶媒(テトラヒドロフランの如きエーテル類、トルエンの如き芳香族炭化水素類等)中、塩基(トリエチルアミンの如き三級アミン等)の存在又は非存在下で反応させた後、反応生成物を前記溶媒中、塩基(水素化ナトリウムの如き水素化アルカリ金属、炭酸カリウムの如き炭酸アルカリ金属等)で処理して製することができる。
合成法19)
化合物[I]の内、下式[I−c]:
Figure 2013107855
〔式中、Rddはアルキル基又はヒドロキシアルキル基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物は、例えば、(a)上記化合物[I−b]と下式[1ff]:
d1−X [1ff]
〔式中、Rd1はアルキル基又はヒドロキシアルキル基(当該基の水酸基部分は保護されていてもよい)、Xはハロゲン原子を表す。〕
で示されるアルキル化剤(ヨウ化メチルの如きハロゲン化アルキル等)を溶媒(ジメチルホルムアミドの如きアミド類、テトラヒドロフランの如きエーテル類等)中、塩基(水素化ナトリウムの如き水素化アルカリ金属、炭酸カリウムの如き炭酸アルカリ金属等)存在下で反応させるか、或いは(b)上記化合物[I−b]と下式[1ff−2]:
O−Alk−CHO [1ff−2]
〔式中、ZOは保護された水酸基、Alkは炭素数4〜5の直鎖又は分岐鎖アルキレン基を表す〕
で示されるアルデヒド化合物を適当な溶媒(ジクロロエタンの如きハロゲン化炭化水素類)中、還元剤(トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムの如き水素化ホウ素アルカリ金属類)存在下で反応させ、次いで要すれば、当該反応生成物から水酸基の保護基を除去することにより製することができる。尚、上記の水酸基の保護基は、本反応の進行に支障のない限り、特に限定されるものではないが、tert−ブチルジメチルシリル基の如きアルキルシリル基、テトラヒドロピラニル基等が好ましい。
合成法20)
化合物[I]の内、下式[I−d]:
Figure 2013107855
〔式中、Reeはヒドロキシアルキル基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物は、例えば、上記化合物[I−b]と下式[1gg]:
ZO−Alk−X [1gg]
〔式中、ZOは保護された水酸基、AlkはC1−6アルキレン基、Xはハロゲン原子を表す。〕
で示される化合物を溶媒(テトラヒドロフランの如きエーテル類、ジメチルホルムアミドの如きアミド類等)中、塩基(水素化ナトリウムの如き水素化アルカリ金属、炭酸カリウムの如き炭酸アルカリ金属等)存在下で反応させた後、反応生成物から保護基(Z)を除去することにより製することができる。水酸基の保護基としては、例えば、tert−ブチルジメチルシリル基、トリメチルシリル基、2−テトラヒドロピラニル基等の基があげられる。保護基の除去はその種類に応じた慣用の方法で実施することができる。例えば、tert−ブチルジメチルシリル基(TBDMS)で保護された水酸基を有する化合物からの当該保護基の除去は、該化合物を溶媒(テトラヒドロフランンの如きエーテル類)中、フッ化テトラn−ブチルアンモニウム(TBAF)の如き4級アンモニウム塩で処理することにより実施することができる。
合成法21)
環A上の置換基が水酸基で置換されたアルコキシ基である化合物[I]は、対応する置換基がハロゲン原子(フッ素原子等)である対応化合物[I]を溶媒(ジメチルアセトアミドの如きアミド類、ジメチルスルホキシド等)中、塩基(水素化ナトリウム、炭酸カリウムの如き炭酸アルカリ金属、トリエチルアミンの如き三級アミン等)の存在下、下式[1hh]:
HO−Alk−OH [1hh]
〔式中、Alkはアルキレン基を表す〕
で示されるアルカンジオール化合物と反応させることにより製することができる。
合成法22)
環A上の置換基が下式:
Figure 2013107855
〔式中、環Aは水酸基、オキソ基及びアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよい5〜6員脂肪族含窒素複素環式基を表す。〕
で示される基である化合物[I]は、対応する置換基がハロゲノメチル基(クロロメチル基等)である対応化合物[I]を溶媒(ジメチルホルムアミドの如きアミド類等)中もしくは無溶媒で、塩基(水素化ナトリウムの如き水素化アルカリ金属、炭酸カリウムの如き炭酸アルカリ金属、トリエチルアミンの如き三級アミン等)の存在下、下式[1ff]:
Figure 2013107855
〔式中、記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される環状アミン化合物と反応させることにより製することができる。
合成法23)
環A上の置換基が下式:
Figure 2013107855
〔式中、記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される基である化合物[I]は、対応する置換基がハロゲン原子(フッ素原子等)である対応化合物[I]と前記環状アミン化合物[1ff]を溶媒(ジメチルアセトアミドの如きアミド類等)中、もしくは無溶媒下、塩基(トリエチルアミンの如き三級アミン、水素化ナトリウムの如き水素化アルカリ金属、炭酸セシウムの如き炭酸アルカリ金属等)の存在下で反応させることにより製することができる。
合成法24)
環A上の置換基がアルキル基で置換されていてもよいカルバモイルオキシである化合物[I]は、対応する置換基が水酸基である化合物[I]を適当な溶媒(ピリジン等)中、次式:
jjkkN−COOH
(式中、Rjj及びRkkは同一又は異なるアルキル基を表す。)
で示されるカルバミン酸化合物又はその反応性誘導体(対応酸ハライド等)と反応させることにより製することができる。
合成法25)
環A上の置換基が下式:
Figure 2013107855
〔式中、環Aは水酸基及びオキソ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい5又は6員脂肪族複素単環式基、Rmmはアルキル基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される基である化合物[I]は、対応する置換基が下式:
Figure 2013107855
〔式中、記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される基である化合物[I]とアルキル化剤(ヨウ化メチルの如きハロゲン化アルキル等)を適当な溶媒(アセトニトリルの如きニトリル類)中、塩基(ジイソプロピルエチルアミンの如き三級アミン等)の存在下で反応させることにより製することができる。
合成法26)
環A上の置換基が下式:
Figure 2013107855
〔式中、記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される基である化合物[I]は、対応する置換基が下式:
Figure 2013107855
〔式中、Rnnはアミノ基の保護基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される基である化合物[I]からアミノ基の保護基を除去することにより製することができる。アミノ基の保護基としては、例えば、tert−ブトキシカルボニル基等があげられ、当該保護基の除去は、適当な溶媒(ジクロロメタンの如きハロゲン化炭化水素類)中、保護基含有化合物[I]を酸処理(トリフルオロ酢酸処理等)することにより実施することができる。
合成法27)
環B上の置換基が下式:
Figure 2013107855
〔式中、Rffは1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基を表す。〕
で示される基である化合物[I]は、
(A)対応する環B上の置換基が下式:
Figure 2013107855
で示される基である化合物[I]と下式[1gg]:
ff−COX [1gg]
〔式中、Xはハロゲン原子を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物を適当な溶媒(トルエンの如き芳香族炭化水素等)中、塩基(トリエチルアミンの如き三級アミン等)と反応させるか、或いは
(B)対応する環B上の置換基がシアノ基である化合物[I]とヒドロキシルアミンを適当な溶媒(イソプロパノールの如きアルコール類等)中で反応させ、次いで当該反応生成物と前記化合物[1gg]を適当な溶媒(トルエンの如き芳香族炭化水素類等)中、塩基(トリエチルアミンの如き三級アミン等)の存在下で反応させて製することができる。
合成法28)
環A上の置換基又は環B上の置換基がハロゲノアルキル基を含む基である化合物[I]は、例えば、対応する置換基がヒドロキシアルキル基を含む基である化合物[I]を適当な溶媒(ジクロロメタンの如きハロゲン化炭化水素類等)中、ハロゲン化剤(ジエチルアミノサルファートリフルオリド(DAST)等)で処理することにより製することができる。
合成法29)
環A上の置換基が下式:
Figure 2013107855
〔式中、Aはオキソ基で置換されていてもよい4〜6員脂肪族含窒素複素環式基を表す。〕
で示される基である化合物[I]は、対応する置換基が下式:
Figure 2013107855
〔式中、Qはアルキレン基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される基である化合物を溶媒(メタノールの如きアルコール類等)中、酸(濃塩酸等)で処理することにより製することもできる。
合成法30)
環A上の置換基がカルボキシアルキル基である化合物[I]は、対応する置換基がアルコキシカルボニルアルキル基である化合物を溶媒(ジクロロメタンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類等)中、酸(テトラフルオロ酢酸等)で処理することにより製することもできる。
合成法31)
環A上の置換基がカルバモイル基、カルバモイルアルキル基或いはモノもしくはジアルキルカルバモイルアルキル基である化合物[I]は、対応する置換基がカルボキシル基又はカルボキシアルキル基である化合物を対応酸クロリドの如き反応性誘導体に変換した後、当該反応性誘導体と下式:
xxyyNH
〔式中、Rxx及びRyyは各々独立に水素原子又はアルキル基を表す。〕
で示されるアミン化合物を溶媒(ジクロロメタンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類等)中で反応させることにより製することもできる。
本発明における中間体化合物[1a]の内、下記一般式[1a−1]:
Figure 2013107855
〔式中、記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物は、例えば、以下の反応スキームに従って製することができる。
Figure 2013107855
〔上記スキーム中、記号は前記と同一意味を有する。〕
化合物[11a]から化合物[12a]への変換は、例えば、化合物[11a]を硫酸アルカリ金属(硫酸ナトリウム等)、抱水クロラール及び酸(濃塩酸等)で処理した後、該反応生成物とヒドロキシルアミン又はその塩(硫酸塩等)を反応させることにより実施することができる。溶媒は反応に支障のないものであればよく、このような溶媒としては、例えば、エタノールの如きアルコール類或いはこれと水との混合物があげられる。本反応は50℃〜溶媒の還流温度、好ましくは80℃〜溶媒の還流温度で実施することができる。
化合物[12a]から化合物[13a]への変換は、例えば、化合物[12a]を濃硫酸で処理することにより実施することができる。本反応は40℃〜100℃、好ましくは60℃〜80℃で実施することができる。
化合物[13a]から化合物[14a]への変換は、例えば、化合物[13a]を溶媒(水等)中、塩基(水酸化ナトリウム等)存在下、過酸化水素で処理することにより実施することができる。本反応は0℃〜100℃、好ましくは50℃〜70℃で実施することができる。
化合物[14a]から化合物[15a]への変換は、例えば、化合物[14a]をメタンアミド(ホルムアミド)で処理することにより実施することができる。本反応は100℃〜溶媒(メタンアミド)の還流温度、好ましくは150℃〜190℃で実施することができる。
化合物[15a]から化合物[16a]への変換は、例えば、化合物[15a]を溶媒中、又は無溶媒中ジメチルホルムアミド存在下、塩化チオニルで処理することにより実施することができる。溶媒は反応に支障のないものであればよく、このような溶媒としては、例えば、ジメチルホルムアミドの如きアミド類、トルエン又はベンゼンの如き芳香族炭化水素類、テトラヒドロフランの如きエーテル類、ジクロロメタン、ジクロロエタン又はクロロホルムの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類等があげられる。本反応は40℃〜溶媒の還流温度、好ましくは60℃〜溶媒の還流温度で実施することができる。
化合物[16a]と化合物[2b]の反応は、前記した化合物[1b]と化合物[2b]との反応(反応スキームB)と同様にして実施することができる。
本発明における中間体化合物[1a]の内、下記一般式[1a−2]:
Figure 2013107855
〔式中、記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物は、例えば、前記化合物[16a]と下式:
Figure 2013107855
〔式中、Meはメチル基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕
で示されるジオキサボロラン化合物を適当な溶媒(1,4−ジオキサンの如きエーテル類等)中、塩基(炭酸セシウムの如き炭酸アルカリ金属等)の存在下で反応させ、次いで当該反応生成物を触媒(パラジウム−炭素等)の存在下で還元することにより製することができる。
本発明における中間体化合物[1b]は、例えば、以下の反応スキームに従って製することができる。
Figure 2013107855
〔上記スキーム中、Xはハロゲン原子を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕
化合物[11b]と化合物[2a]との反応は、前記した化合物[1a]と化合物[2a]との反応(反応スキームA)と同様にして実施することができる。
化合物[13b]から化合物[1b]への変換は、溶媒中、化合物[13b]をハロゲン化剤(塩化チオニル/ジメチルホルムアミド等)で処理することにより実施することができる。溶媒は反応に支障のないものであればよく、このような溶媒としては、例えば、ジメチルホルムアミドの如きアミド類、トルエン又はベンゼンの如き芳香族炭化水素類、テトラヒドロフランの如きエーテル類、ジクロロメタン、ジクロロエタン又はクロロホルムの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類等があげられる。本反応は、40℃〜溶媒の還流温度、好ましくは60℃〜溶媒の還流温度で実施することができる。
本発明における中間体化合物[1c]は、例えば、前記化合物[1b]と4−ヒドロキシピペリジンを溶媒(テトラヒドロフランの如きエーテル類等)中、塩基(ジイソプロピルエチルアミン等)存在下で反応させることにより製することができる。
本発明における中間体化合物[1d]は、例えば、前記化合物[1c]におけるヒドロキシル基を所望の脱離基に変換することにより製することができる。例えば、Xがメタンスルホニル基又はトリフルオロメタンスルホニル基である化合物[1d]は、化合物[1c]を溶媒(ジクロロメタンの如きハロゲン化炭化水素類等)中、塩基(トリエチルアミン等)存在下、下式:
31−Cl [b]
〔式中、X31はメタンスルホニル基又はトリフルオロメタンスルホニル基を表す。〕
で示される化合物と反応させることにより製することができる。本反応は−10℃〜溶媒の還流温度、好ましくは0℃〜室温で実施することができる。
本発明における中間体化合物[1e]は、例えば、下式[I−E1]:
Figure 2013107855
〔式中、Bocはtert−ブトキシカルボニル基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物を溶媒中、酸処理することにより製することができる。溶媒は、反応に支障をきたさないものであればよく、このような溶媒としては、ジクロロメタン又はクロロホルムの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、酢酸エチルの如きエステル類、ジオキサンの如きエーテル類或いはこれらの混合物等があげられる。酸としては、例えば塩酸、トリフルオロ酢酸等があげられる。本反応は、−10℃〜溶媒の還流温度、好ましくは室温〜溶媒の還流温度で実施することができる。
本発明における中間体化合物の内、下式[I−F1]:
Figure 2013107855
〔式中、環Aはハロゲン原子、シアノ基及びアルキル基から選ばれる基で置換されていてもよい5〜6員アリール基(当該アリール基は酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる同一又は異なる1〜2個のヘテロ原子を含有していてもよい)を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕
で示される化合物は、例えば、前記化合物[1a]と下記一般式[2a−1]:
Figure 2013107855
〔式中、記号は前記と同一意味を有する。〕
で示されるボロン酸化合物を反応させることにより製することができる。本反応は、前記した合成法1(反応スキームA)と同様にして実施することができる。
本発明における原料化合物[2a]又は[2b]は、それ自体公知化合物であるか、或いは商業的に入手可能な公知化合物から、本願参考例に記載した方法の如き有機化学の常法を用いて製造することができる。
本発明において、「ハロゲン原子」とはフッ素原子、塩素原子、ヨウ素原子又は臭素原子を意味し、「アルキル」又は「アルコキシ」とは炭素数1〜8個、好ましくは炭素数1〜6個の直鎖状もしくは分岐鎖状アルキルまたはアルコキシを意味し、「シクロアルキル」とは炭素数3〜8個、好ましくは3〜6個のシクロアルキルを意味する。また、「アルキレン」とは炭素数1〜8個、好ましくは1〜6個の直鎖状もしくは分岐鎖状アルキレンを意味し、「アルカノイル」とは炭素数2〜8個、好ましくは炭素数2〜6個の直鎖状もしくは分岐鎖状アルカノイルを意味する。
尚、本明細書中で使用する略号は、別段の定義がない限り、以下の意味を有する。
Boc : tert−ブトキシカルボニル
Me : メチル
Et : エチル
i−Pr: イソプロピル
i−Bu: イソブチル
Ph : フェニル
Ac : アセチル
TBDMS(又はTBDS):tert−ブチルジメチルシリル
DMF : ジメチルホルムアミド
DMSO: ジメチルスルホキシド
THF : テトラヒドロフラン
TFA : トリフルオロ酢酸
DAST:(ジエチルアミノ)サルファー トリフルオリド
CDI : 1,1’−カルボニルジイミダゾール
HOBt: 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
DIAD: アゾジカルボン酸ジイソプロピル
BOP : ヘキサフルオロリン酸ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム
dppf: ジフェニルホスフィノフェロセン
PPh: トリフェニルホスフィン
HPLC: 高速液体クロマトグラフィー
製造例A1
2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N−メチルベンズアミド塩酸塩の製造
Figure 2013107855
8―ブロモ−5−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン200mgに2−フルオロ−N−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド150mg、2M炭酸ナトリウム水溶液1.66mL、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)30mg及びジオキサン30mLを加え、マイクロウェーブ反応装置(Emrys Optimizer、Biotage社)中、110℃で30分間反応させた。反応混合物をジクロロメタンで抽出し、有機層を水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をDMSOに溶解後、逆相HPLCで精製した〔カラム:Capcelpack C18 UG80、資生堂、5μm、20mm×250mm、移動相A:0.05%トリフルオロ酢酸/水、移動相B:0.05%トリフルオロ酢酸/アセトニトリル、流速15mL/分(移動相B35%→80%〕。反応生成物を含む画分を集めて濃縮し、残渣をメタノールに溶解した。該溶液をMT−Carbonate(Biotage社)で処理してトリフルオロ酢酸を除去後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチル/エチルエーテル混液に溶解し、4N塩酸/酢酸エチル(150μL)を加えた後、析出物を濾取し、40℃で減圧乾燥することにより、標題化合物57.9mgを得た(収率22.6%)。
MS(ESI)m/z:493.3[M+H]
H−NMR(CDCl)δ:1.24−1.26(6H,d,J=6.95Hz)、1.89−1.93(2H,m)、2.21−2.25(2H,m)、2.82−2.83(3H,m)、3.01−3.10(1H,m)、3.50−4.35(6H,m)、7.45−7.59(3H,m)、7.74−7.80(1H,t)、7.96−8.00(1H,m)、8.33−8.37(1H,m)、8.58(1H,s)。
製造例A2
2−フルオロ−4−[4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド塩酸塩の製造
Figure 2013107855
(1)8−(3−フルオロ−4−ジメチルカルバモイルフェニル)−3H−キナゾリン−4−オン273.1mgに塩化チオニル1.8mL、DMF0.1mLを加え、該混合物を還流下2時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジクロロメタンに溶解した。該溶液を氷水に注ぎ、水洗後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮することにより、4−(4−クロロキナゾリン−8−イル)−2−フルオロ−N,N−ジメチルベンズアミド260mgを得た。該化合物46.2mgにTHF3mLを加え、該混合物を室温で攪拌後、該溶液に4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン27.4mgとジイソプロピルエチルアミン0.05mLを加え、該混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物をジクロロメタンで抽出し、有機層を水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒:クロロホルム)で精製することにより、2−フルオロ−4−[4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド41.5mgを油状物として得た(収率60.7%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.35−1.37(6H,d,J=7Hz)、2.20−2.34(4H,m)、3.06−3.17(7H,m)、3.31−3.41(3H,m)、4.32−4.35(2H,m)、7.46−7.56(4H,m,)、7.76−7.78(1H,d,J=6.92Hz)、7.93−7.95(1H,t)、8.80(1H,s)。
(2)前記(1)で得られた化合物(41.5mg)のエチルエーテル3mL溶液に4N塩酸/酢酸エチル0.05mLを加えて終夜攪拌した。析出物を濾取し、エチルエーテルで洗浄後、60℃で減圧乾燥することにより、標題化合物36.8mgを得た(収率82.5%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.35−1.36(6H,d),2.22−2.29(2H,m),2.42−2.45(2H,m)、3.08−3.14(1H,m)、3.16(3H,s)、3.26(3H,s),3.49−3.54(1H,m)、3.94−3.98(2H,t)、4.76(2H,brs)、7.18−7.20(1H,d,J=8.99Hz)、7.30−7.31(1H,d,J=7.70Hz)、7.61−7.64(1H,t,J=7.22)、7.71−7.64(1H,t,J=7.86)、7.85−7.86(1H,d,J=7.06)、7.97−7.99(1H,d,J=8.34)、8.92(1H,s)
MS(ESI)m/z:389.3[M+H]
製造例A3
6−フルオロ−8−(2−フルオロ−4−メシルフェニル)−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
6−フルオロ−8−(2−フルオロ−4−メチルスルファニルフェニル)−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(製造例A31で得られた化合物)27.0mgのジクロロメタン1mL溶液にメタンスルホン酸22μL及びm−クロロ過安息香酸29mgを加え、該混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物に酢酸エチルを加え、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をジクロロメタン1.5mLに溶解し、該溶液にメタンスルホン酸44μL及びm−クロロ過安息香酸58mgを加え、室温で終夜攪拌した。反応混合物に酢酸エチルを加え、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒:クロロホルム/メタノール=19/1)で精製することにより、標題化合物5.2mgを粉末として得た(収率18.1%)。
MS(APCI)m/z;514[M+H]
製造例A4
N,N−ジメチル−4−[4−[4−(3−メチルブチルスルファニル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンズアミドの製造
Figure 2013107855
メタンスルホン酸1−[8−(4−ジメチルカルバモイルフェニル)キナゾリン−4−イル]ピペリジン−4−イルエステル50mgに3−メチルブタン−1−チオール42μL及び5Mナトリウムメトキシド−メタノール溶液70μLを加えた後、マイクロウェーブ反応装置(Emrys Optimizer、Biotage社)中、110℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗後、減圧濃縮し、得られた残渣を逆相HPLCで精製した〔カラム:Capcelpack C18 UG80、5μm、20mm×100mm、資生堂製;移動相A:0.05%トリフルオロ酢酸/水;移動相B:0.05%トリフルオロ酢酸/アセトニトリル、流速15mL/分(移動相B35%→80%)〕。反応生成物を含む画分を集めて濃縮し、残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及びジクロロメタンを加え、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することにより、標題化合物25.4mgを得た(収率49.9%)。
MS(ESI)m/z;463.1[M+H]
製造例A5
2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(4−フルオロフェノキシ)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミドの製造
Figure 2013107855
2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド100mg、4−フルオロフェノール32.6mg及びトリフェニルホスフィン76.3mgのTHF2.5mL溶液にアゾジカルボン酸ジイソプロピル62μLを加え、該混合物を50℃で3時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をジメチルスルホキシド2.4mLに溶解後、逆相HPLCで精製した〔カラム:XBridge ODS C18、5μm、19mm×100mm、ウォーターズ;移動相A:10mM炭酸アンモニウム/水;移動相B:アセトニトリル、流速15mL/分(移動相B60%→90%/6分〕。反応生成物を含む画分(RT=3.92〜4.23分)を集めて濃縮することにより、標題化合物59.0mgを得た(収率48%)。
MS(ESI)m/z:507.2[M+H]
H−NMR(CDCl)δ:1.97−2.06(2H,m)、2.08−2.17(2H,m)、3.05(3H,s)、3.16(3H,s)、3.62−3.68(2H,m)、3.88−3.95(2H,m)、4.52−4.56(1H,m)、6.88−6.94(2H,m)、6.96−7.03(2H,m)、7.14−7.20(1H,dd,J=8.3Hz,10.9Hz)、7.41−7.52(3H,m)、7.67−7.72(1H,dd,J=5.8Hz,8.2Hz)、8.65(1H,s)。
製造例A6
2−フルオロ−N,N−ジメチル−4−[4−[4−(4−メチルペンチル)ピペラジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンズアミドの製造
Figure 2013107855
2−フルオロ−N,N−ジメチル−4−[4−(ピペラジン−1−イル)キナゾリン−8−イル]ベンズアミド2塩酸塩100mgのDMF3mL溶液に炭酸カリウム122mg、触媒量のヨウ化カリウム及び1−ブロモ−4−メチルペンタン38μLを加え、該混合物を50℃で10時間攪拌した。反応混合物を90℃に加熱後、さらに6時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、残渣に水を加え、1N塩酸でpH7に調整後、ジクロロメタンで抽出した。有機層を珪藻土カラム及び硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をDMSOに溶解後、逆相HPLCで精製した〔カラム:XBridge ODS、C18、5μm、19mm×100mm、ウォーターズ製;移動相A:10mM炭酸アンモニウム/水;移動相B:アセトニトリル、流速15mL/分(移動相B60%→90%/6分)〕。反応生成物を含む画分(RT=3.84〜4.38分)を濃縮することにより、標題化合物33.2mgを白色粉末として得た(収率32%)。
MS(ESI)m/z:464.3[M+H]
H−NMR(CDCl)δ:0.89−0.92(6H,d,J=6.6Hz)、1.18−1.26(2H,m)、1.53−1.64(3H,m)、2.48−2.53(2H,m)、2.78(4H,brs)、3.05(3H,s)、3.25(3H,s)、3.89(4H,brs)、7.45−7.55(4H,m)、7.74−7.77(1H,dd,J=1.3Hz,7.2Hz)、7.91−7.94(1H,dd,J=1.3Hz,8.3Hz)、8.77(1H,s)。
製造例A7
4−[4−(4−シクロヘキシルメチルピペラジン−1−イル)−5−フルオロキナゾリン−8−イル]−2−フルオロ−N,N−ジメチルベンズアミドの製造
Figure 2013107855
2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−(ピペラジン−1−イル)キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド2塩酸塩100mgのDMF2mL溶液に炭酸カリウム117mg、ヨウ化カリウム3.5mg及びブロモメチルシクロヘキサン45μLを加え、該混合物を90℃で6時間攪拌した。反応混合物にヨウ化カリウム及びブロモメチルシクロヘキサン135μLを加えた後、90℃で更に14時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、水を加えた後、1N塩酸でpH7に調整した。該混合物をジクロロメタンで抽出し、有機層を珪藻土カラム及び硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をジメチルスルホキシドに溶解後、逆相HPLCで精製した〔カラム:XBridge ODSカラム、C18、5μm、19mm×100mm、ウォーターズ;移動相A:10mM炭酸アンモニウム/水;移動相B:アセトニトリル、流速15mL/分(移動相B80%→100%/6分)〕。反応生成物を含む画分(RT=3.60〜4.21分)を集めて濃縮することにより、標題化合物15.3mgを淡黄色粉末として得た(収率15%)。
MS(ESI)m/z:494.3[M+H]
H−NMR(CDCl)δ:0.87−0.95(2H,m)、1.19−1.27(2H,m)、1.49−1.56(1H,m)、1.64−1.83(6H,m)、2.18−2.21(2H,d,J=7.1Hz)、2.54−2.57(4H,brs)、3.05(3H,s)、3.16(3H,s)、3.73(4H,brs)、7.11−7.18(1H,dd,J=8.3Hz,10.8Hz)、7.41−7.52(3H,m)、7.65−7.70(1H,dd,J=5.7Hz,8.3Hz)、8.62(1H,s)。
製造例A8
4−[4−[4−(4−メトキシベンジルオキシ)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,Nジメチルベンズアミド トリフルオロ酢酸塩の製造
Figure 2013107855
4−[4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド30mgのTHF5mL溶液に60%水素化ナトリウム6.4mgを加え、該混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物に4−メトキシベンジルクロリド22μLを加え、更に15時間撹拌した。反応混合物をクロロホルムで抽出し、有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、残渣を逆相HPLCで精製した〔カラム:Capcelpack C18 UG80、5μm、20mm×100mm、資生堂製;移動相A:0.05%トリフルオロ酢酸/水;移動相B:0.05%トリフルオロ酢酸/アセトニトリル、流速15mL/分(移動相B35%→80%)〕。反応生成物を含む画分を集め、減圧濃縮することにより、標題化合物18.7mgを得た(収率38.3%)。
MS(ESI)m/z:497[M+H]
製造例A9〜A147
対応原料化合物を製造例A1と同様に処理することにより、下記第1〜16表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
製造例A148〜A166
対応原料化合物を製造例A2と同様に処理することにより、下記第17〜19表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
製造例A167〜A174
対応原料化合物を製造例A4と同様に処理することにより、下記第20表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例A175〜A187
対応原料化合物を製造例A5と同様に処理することにより、下記第21〜22表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
Figure 2013107855
製造例A188
対応原料化合物を製造例A6と同様に処理することにより、下記第23表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例A189
対応原料化合物を製造例A7と同様に処理することにより、下記第24表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例A190
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N−(3−ヒドロキシプロピル)−N−メチルベンズアミドの製造
Figure 2013107855
(1)8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B12で得られた化合物)500mgと4−カルボキシ−3−フルオロフェニルボロン酸328mgを製造例A1と同様に処理することにより、2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸280mgを無色固体として得た(収率49%)。
MS(APCI)m/z;480[M+H]
(2)上記(1)で得られた化合物50mg、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩47.4mg及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール33.4mgのクロロホルム1.3mL溶液に3−(メチルアミノ)−1−プロパノール23.4μLを滴下し、該混合物を終夜撹拌した。反応混合物に水を加え、該混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過した。濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex;富士シリシア化学、溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=60/40→10/90)で精製することにより、標題化合物39.6mgを無色固体として得た(収率44%)。
MS(APCI)m/z;551[M+H]
製造例A191
3−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミドの製造
Figure 2013107855
(1)1−[8−(4−ジメチルカルバモイル−2−フルオロフェニル)−6−フルオロキナゾリン−4−イル)]ピペリジン−4−カルボン酸90mgのクロロホルム900μL溶液に塩化チオニル29.8μLを滴下し、該混合物を65℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、減圧濃縮することにより、対応酸クロリドを黄色固体として得た。該酸クロリドのクロロホルム900μL溶液に0℃でL−バリノール52.7mgのクロロホルム溶液4mLを20分かけて滴下した。該混合物を2時間撹拌後、水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過した。濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0→91/9)で精製することにより、N−(S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチルプロピル−1−[8−(4−ジメチルカルバモイル−2−フルオロフェニル)−6−フルオロキナゾリン−4−イル]ピペリジン−4−カルボキサミド47.8mgを無色固体として得た(収率45%)。
MS(APCI)m/z;526[M+H]
(2)上記(1)で得られた化合物47.0mg及びトリフェニルホスフィン58.6mgのジクロロメタン5.6mL溶液にアゾジカルボン酸ジイソプロピル35.5μLを滴下し、該混合物を終夜撹拌した。反応混合物に水を加え、該混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過した。濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=100/0→95/5)で精製することにより、標題化合物46mgを無色固体として得た(収率99%)。
MS(APCI)m/z;508[M+H]
製造例A192
3−フルオロ−4−[6−フルオロ―4−[4−[3−(2−メトキシエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミドの製造
Figure 2013107855
(1)1−[8−(4−ジメチルカルバモイル−2−フルオロフェニル)−6−フルオロキナゾリン−4−イル)]ピペリジン−4−カルボン酸(参考例A43で得られた化合物)80mgとトリエチルアミン25.3μLのトルエン(1.6mL)溶液に0℃でクロロ蟻酸イソブチル23.6μLを滴下し、該混合物を室温で1.5時間撹拌した。反応混合物にN−ヒドロキシ−3−メトキシプロパンイミドアミド21.5mgを滴下し、該混合物を120℃で6時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過した。濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=95/5→25/75)で精製することにより、表題化合物67.7mgを無色固体として得た(収率71%)。
MS(APCI)m/z;523[M+H]
製造例A193〜A196
対応原料化合物を製造例A1と同様に処理することにより、下記第25表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例A197〜A198
対応原料化合物を製造例A3と同様に処理することにより、下記第26表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例A199〜A202
対応原料化合物を製造例A190と同様に処理することにより、下記第27表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B1
6−フルオロ−8−[3−フルオロ−4−(2−メトキシエチルスルファニル)フェニル]−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
8―ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B9で得られた化合物)100mgの1,4−ジオキサン4mL溶液に水1mL、2−[3−フルオロ−4−(2−メトキシエチルスルファニル)フェニル]−4,4,5,5,−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン(参考例B16で得られた化合物)148.6mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム27.5mg及び炭酸セシウム155mgを加え、窒素雰囲気下、該混合物を90℃で16時間撹拌した。反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を減圧濃縮し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=95/5〜75/25)により精製することで標題化合物62.7mgを無色固体として得た(収率:50%)。
MS(APCI)m/z;526[M+H]+。
製造例B2
[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]((R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノンの製造
Figure 2013107855
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸(参考例B26で得られた化合物)45mg及び(R)−(+)−3−ピロリジノール9.8mgを、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩27mgおよび1−ヒドロキシベンゾトリアゾール1水和物19mgのクロロホルム0.9mL溶液に加え、該混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を減圧濃縮し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜97/3)およびゲルパーメーションクロマトグラフィー(JAIGEL−1H,2H:日本分析工業株式会社製、20mmx600mm、移動相:クロロホルム、流速4mL/min)で精製し、酢酸エチル及びジイソプロピルエーテルから結晶化することにより、標題化合物41mgを無色固体として得た(収率80%)。
MS(APCI)m/z;549[M+H]+。
製造例B3
6−フルオロ−8−[3−フルオロ−4−(2−ヒドロキシエチルスルファニル)フェニル]−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
6−フルオロ−8−[3−フルオロ−4−[2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)エチルスルファニル]フェニル]−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B35で得られた化合物)109mgの1,4−ジオキサン5mL溶液に4規定塩酸−ジオキサン溶液0.5mLを加え、該混合物を室温で1.5時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を減圧濃縮し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=67/33〜20/80)で精製することにより、標題化合物86mgを無色固体として得た(収率92%)。
MS(APCI)m/z;512[M+H]+。
製造例B4
6−フルオロ−8−[3−フルオロ−4−(2−ヒドロキシエチルスルホニル)フェニル]−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
製造例B3で得られた化合物75mgのジクロロメタン2mL溶液に氷冷下、メタンスルホン酸57μLおよびm−クロロ過安息香酸101mgを加え、該混合物を室温で40分間撹拌した。反応混合物にチオ硫酸ナトリウム水溶液及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=50/50〜0/100)で精製することにより、標題化合物39mgを無色粉末として得た(収率:49%)。
MS(APCI)m/z;544[M+H]+。
製造例B5
6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−8−(3−メチルスルファニル−4−メチルスルファニルメチルフェニル)キナゾリンの製造
Figure 2013107855
参考例B9で得られた化合物(252mg)と参考例B23で得られた化合物(203mg)を製造例B1と同様に処理することにより、標題化合物179mgを粘性油状物として得た(収率:57%)。
MS(APCI)m/z;524[M+H]+。
製造例B6
6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ピペリジン−1−イル]−8−(4−メチルスルフィニルメチル−3−メチルスルファニルフェニル)キナゾリンの製造
Figure 2013107855
6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−8−(3−メチルスルファニル−4−メチルスルファニルメチルフェニル)キナゾリン(製造例B5で得られた化合物)149mgのトリフルオロ酢酸6mL溶液にメタクロロ過安息香酸(水25%含有)88mgを加え、該混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜95/5)で精製することにより、標題化合物62.9mgを黄色固体として得た(収率:39%)。
MS(APCI)m/z;540[M+H]+。
製造例B7
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェノール臭化水素酸塩の製造
Figure 2013107855
8−(4−ベンジルオキシ−3−フルオロフェニル)−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(製造例B23で得られた化合物)55mgに25%臭酸−酢酸溶液2mLを加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣にトルエンを加えて共沸後、残渣を酢酸エチルで洗浄後、濾過することにより、標題化合物30mgを固体として得た(収率:56%)。
MS(APCI)m/z;452[M+H]+。
製造例B8
[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェノキシ]酢酸エチルエステルの製造
Figure 2013107855
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェノール(製造例B7で得られた化合物)532mgのジメチルホルムアミド5mL溶液にブロモ酢酸エチル250.5mg及び炭酸カリウム1382.1mgを加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を減圧濃縮し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=90/10〜70/30)により精製することにより、標題化合物380mgを無色固体として得た(収率:71%)。
MS(APCI)m/z;538[M+H]+。
製造例B9
N−(2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル)−2−アセトキシアセトアミドの製造
Figure 2013107855
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]アニリン(参考例B46で得られた化合物のフリー体)110mgのジクロロメタン4mL溶液にアセトキシアセチルクロリド0.68mg及びトリエチルアミン0.07mLを加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を減圧濃縮し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=90/10〜50/50)で精製することにより、標題化合物83mgを無色固体として得た(収率:60%)。
MS(APCI)m/z;551[M+H]+。
製造例B10
2−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェノキシ]アセトアミドの製造
Figure 2013107855
製造例B8で得られた化合物108mgの2規定アンモニア−メタノール4mL溶液を50℃で16時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜90/10)で精製することにより、標題化合物47mgを無色粉末として得た(収率:46%)。
MS(APCI)m/z;509[M+H]+。
製造例B11
N−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−2−ヒドロキシアセトアミドの製造
Figure 2013107855
N−(2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル)−2−アセトキシアセトアミド(製造例B9で得られた化合物)75mgの2N水酸化ナトリウム2mL、THF2mL及びメタノール2mL溶液を室温で2時間攪拌した。反応混合物にリン酸二水素カリウム1.36gの水溶液10mLを加え、該混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をジエチルエーテルで洗浄し、減圧乾燥することにより、標題化合物55mgを粉末として得た(収率:79%)。
MS(APCI)m/z;509[M+H]+。
製造例B12
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル酢酸の製造
Figure 2013107855
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル酢酸エチルエステル(参考例B52で得られた化合物)750mgの2N水酸化ナトリウム20mL、THF10mL及びメタノール10mL溶液を室温で終夜攪拌した。反応混合物に2N塩酸水溶液及びリン酸二水素カリウム水溶液を加え、該混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣を減圧乾燥することにより、標題化合物700mgを粉末として得た(収率:99%)。
MS(APCI)m/z;494[M+H]+。
製造例B13
2−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]エタノールの製造
Figure 2013107855
6−フルオロ−8−(3−フルオロ−4−ビニルフェニル)−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B48で得られた化合物)95mgのTHF2mL溶液に窒素雰囲気下、9−ボラビシクロ[3,3,1]ノナン(9−BBN)のTHF0.5mol/L溶液0.82mLを加え、該混合物を室温で3.5時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却後、2規定水酸化ナトリウム水溶液0.2mL及び30%過酸化水素水0.1mLを加え、該混合物を50℃で2時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=65/35〜20/80)で精製することにより、標題化合物30mgを無色粉末として得た(収率:30%)。
MS(APCI)m/z;480[M+H]+。
製造例B14
3−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]オキサゾリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]アニリン2塩酸塩(参考例B46で得られた化合物)80mgのテトラヒドロフラン3mL懸濁液にクロロ蟻酸2−クロロエチル32μL及びトリエチルアミン107μLを加え、該混合物を室温で3日間撹拌した。反応混合物にクロロ蟻酸2−クロロエチル32μLを加え、該混合物を更に室温で1日間撹拌した後、更に50度で5時間撹拌した。反応混合物に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をTHF3mLに溶解し、該溶液に水素化ナトリウム10mgを加えた後、室温で4.5時間撹拌した。反応混合物に水を加えた後、ジクロロメタンで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜95/5)で精製することにより、標題化合物68.6mgを無色粉末として得た(収率:86%)。
MS(APCI)m/z;521[M+H]+。
製造例B15
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]イミダゾリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]アニリン2塩酸塩(参考例B46で得られた化合物)160mgのTHF3mL懸濁液にイソシアン酸2−クロロエチル53μL及びトリエチルアミン214μLを加え、該混合物を室温で3日間撹拌した。反応混合物にイソシアン酸2−クロロエチル53μLを加え、該混合物を室温で1日間撹拌した後、更に50℃で5時間撹拌した。反応混合物に水を加えた後、ジクロロメタンで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をTHF3mLに溶解後、該溶液に水素化ナトリウム20mgを加え、室温で4時間撹拌した。反応混合物に水を加えた後、ジクロロメタンで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜95/5)で精製することにより、標題化合物146.5mgを無色粉末として得た(収率:92%)。
MS(APCI)m/z;520[M+H]+。
製造例B16
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−メチルイミダゾリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]イミダゾリジン−2−オン(製造例B15で得られた化合物)45mgのジメチルホルムアミド1mL溶液に水素化ナトリウム4mgを加え、該混合物を室温で10分間撹拌した。反応混合物にヨウ化メチル11μLを加え、更に室温で1時間撹拌した。反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜95/5)で精製することにより、標題化合物24.9mgを無色粉末として得た(収率:54%)。
MS(APCI)m/z;534[M+H]+。
製造例B17
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
1−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−3−(2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]イミダゾリジン−2−オン(参考例B49で得られた化合物)38mgのTHF3mL溶液にフッ化テトラブチルアンモニウム35mgを加え、該混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜92/8)により、精製することにより、標題化合物26.7mgを無色粉末として得た(収率:85%)。
MS(APCI)m/z;564[M+H]+。
製造例B18
2−[5−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ピリジン−2−イルオキシ]エタノールの製造
Figure 2013107855
6−フルオロ−8−(6−フルオロピリジン−3−イル)−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B51で得られた化合物)50mgのジメチルアセトアミド0.5mL及びエチレングリコール1mL溶液に水素化ナトリウム6mgを加え、該混合物を室温で30分間撹拌した。反応混合物をマイクロ波反応装置(Initiator、バイオタージ社製)中、100℃で30分間加熱した。反応混合物に水素化ナトリウム6mgを加え、該混合物を室温で30分間撹拌後、更に同マイクロ波反応装置中、100℃で1時間過熱した。反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜93/7)で精製することにより、標題化合物13.7mgを無色粉末として得た(収率:25%)。
MS(APCI)m/z;479[M+H]+。
製造例B19
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンジル]ピロリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
8−(4−クロロメチル−3−フルオロフェニル)−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B50で得られた化合物)95mgのピロリジン−2−オン1mL溶液に水素化ナトリウム12mgを加え、該混合物を室温で3.5時間撹拌した。反応混合物に水を加えた後、ジクロロメタンで抽出した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜95/5)で精製することにより、標題化合物78.1mgを無色粉末として得た(収率:75%)。
MS(APCI)m/z;533[M+H]+。
製造例B20〜B27
対応原料化合物を製造例B1と同様に処理することにより、下記第28表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B28〜B66
対応原料化合物を製造例B2と同様に処理することにより、下記第29〜34表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
製造例B67〜B74
対応原料化合物を製造例B3と同様に処理することにより、下記第35表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B75〜B83
対応原料化合物を製造例B4と同様に処理することにより、下記第36〜37表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
Figure 2013107855
製造例B84
5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ピペリジン−1−イル]−8−(4−メチルスルフィニルメチル−3−メチルスルファニルフェニル)キナゾリンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を製造例B6と同様に処理することにより、標題化合物を固体として得た(収率:39%)。
MS(APCI)m/z:540[M+H]
製造例B85
対応原料化合物を製造例B11と同様に処理することにより、下記第38表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B86
4−[[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンゾイル]アミノメチル]安息香酸の製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を製造例B12と同様に処理することにより、標題化合物を粉末として得た(収率:65%)。
MS(APCI)m/z:613[M+H]
製造例B87
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]ピロリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]アニリン2塩酸塩(参考例B46で得られた化合物)80mg及び塩化4−クロロブタン酸42μLを製造例B14と同様に処理することにより、標題化合物50.4mgを無色粉体として得た(収率:64%)。
MS(APCI)m/z:519[M+H]
製造例B88
6−フルオロ−4−[5−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]−8−[3−フルオロ−4−(2−オキソピロリジン−1−イル)フェニル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を製造例B11と同様に処理することにより、標題化合物(54.1mg)を粉末として得た(収率:90.8%)。
MS(APCI)m/z:535[M+H]
製造例B89
(R)−1−[5−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ピリジン−2−イル]ピロリジン−3−オールの製造
Figure 2013107855
6−フルオロ−8−(6−フルオロピリジン−3−イル)−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B51で得られた化合物)80mg及び(R)−3−ヒドロキシピロリジン32mgのジメチルアセトアミド2mL溶液に炭酸セシウム179mgを加え、該混合物をマイクロ波反応装置(Initiator)中、150℃で1時間加熱した。反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜93/7)で精製することにより、標題化合物57.6mgを黄色粉末として得た(収率:63%)。
MS(APCI)m/z;504[M+H]+。
製造例B90
4−[4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−3−メチルフェニル]モルホリン−3−オンの製造
Figure 2013107855
4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−3−メチルアニリンの2塩酸塩(参考例B55で得られた化合物)100mgとブロモ酢酸クロリド32μLを製造例B9と同様に処理した。得られた粗生成物のTHF4mL溶液に、−78℃で2−クロロエタノール39μLと水素化ナトリウム23mgを加え、該混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物に水素化ナトリウム23mgを加え、該混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物に1規定塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜94/6)で2回精製することにより、標題化合物33.1mgを無色粉末として得た(収率:35%)。
MS(APCI)m/z;531[M+H]+。
製造例B91
4−エチル−1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]ピペラジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]ピペラジン−2−オン(製造例B94で得られた化合物)の2塩酸塩80mgのアセトニトリル2mL懸濁液にヨードエタン43μLとエチルジイソプロピルアミン115μLを加え、該混合物をマイクロ波反応装置(Initiator)中、120℃で4時間加熱した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜93/7)、及びNHシリカゲルクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=40/60〜10/90)で順次精製することにより、標題化合物7.6mgを無色粉末として得た(収率:10%)。
MS(APCI)m/z:562[M+H]
製造例B92
1−[4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−2−メチルフェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
1−[4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−2−メチルフェニル]イミダゾリジン−2−オン(参考例B57で得られた化合物)100mgと臭化2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル125μLを製造例B16と同様に処理し、次いで、得られた粗生成物を製造例B17と同様に処理することにより、標題化合物27.3mgを無色粉末として得た(収率:26%)。
MS(APCI)m/z:560[M+H]
製造例B93
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(3−ヒドロキシプロピル)イミダゾリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]イミダゾリジン−2−オン(製造例B15で得られた化合物)100mgと2−(3−ブロモプロピルオキシ)テトラヒドロピラン98μLを製造例B16と同様に処理し、次いで、得られた粗生成物を製造例B3と同様に処理することにより、標題化合物46.9mgを無色粉末として得た(収率:42%)。
MS(APCI)m/z:578[M+H]
製造例B94
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]ピペラジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
4−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−オキソピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例B54で得られた化合物)420mgのジクロロメタン2mL溶液にトリフルオロ酢酸2mLを加え、該混合物を室温で17時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、得られた残渣をジクロロメタン3mLとエタノール3mLに溶解し、これに4規定塩酸−ジオキサン溶液3mLを加え、終夜撹拌した。反応混合物を濃縮することにより、標題化合物(2塩酸塩)を350.7mg得た。該化合物(2塩酸塩)80mgにジクロロメタン2mL、トリエチルアミン0.5mLを加え、該混合物を10分間撹拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜91/9)、およびNH−シリカゲルクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒:クロロホルム/メタノール=100/0〜97/3)で順次精製することにより、標題化合物7.6mgを無色粉末として得た(収率:73%)。
MS(APCI)m/z:534[M+H]
製造例B95
(R)−1−[4−[4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−5−フルオロキナゾリン−8−イル]−2−フルオロフェニル]−4−ヒドロキシピロリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
8―ブロモ−4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−5−フルオロキナゾリン(参考例B119で得られた化合物)96.2mg、(R)−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−オン(参考例B86で得られた化合物)120.6mg、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体9.4mgおよび炭酸セシウム187mgの1,4−ジオキサン/水(3.6mL/0.4mL)溶液を窒素雰囲気下90℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:80/20〜55/45)で精製した。得られた粗生成物を製造例B17と同様に処理することにより、標題化合物83.2mgを無色固体として得た(収率:67.7%)。
MS(APCI)m/z;533[M+H]
製造例B96
1−[4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−2−メチルフェニル]−3−(3−ヒドロキシプロピル)イミダゾリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B9で得られた化合物)150mgと1−[2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−3−[3−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)プロピル]イミダゾリジン−2−オン190mgを製造例B1と同様に処理し、次いで、得られた粗生成物を製造例B3と同様に処理することにより、標題化合物153.6mgを無色粉末として得た(収率:75%)。
MS(APCI)m/z:574[M+H]
製造例B97
3−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]イミダゾリジン−4−オンの製造
Figure 2013107855
8―ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B9で得られた化合物)210mg、1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]イミダゾリジン−4−オン(参考例B146で得られた化合物)342mg、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体20.4mgおよび炭酸セシウム407mgの1,4−ジオキサン/水(9mL/1mL)溶液を窒素雰囲気下90℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:68/32〜41/59)で精製した。得られた粗生成物にトリフルオロ酢酸3mLを加え、該混合物を室温で22時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣にジイソプロピルエーテルを加え、該混合物をろ過することにより、標題化合物77.2mgを無色固体として得た(収率59.4%)。
MS(APCI)m/z;520[M+H]
製造例B98
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[5−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
酢酸1−[3−[1−(8―ブロモ−6−フルオロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−1−メチルエチルエステル(参考例B109で得られた化合物)95.7mg、1−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−3−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]イミダゾリジン−2−オン(参考例B81で得られた化合物)112mg、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体8.2mg及び炭酸セシウム163mgの1,4−ジオキサン/水(3.6mL/0.4mL)溶液を窒素雰囲気下90℃で3.5時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:72/28〜50/50)で精製した。得られた粗生成物を製造例B11と同様に処理することにより、1−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−3−[2−フルオロ−4−(6−フルオロ−4−{4−[5−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル}キナゾリン−8−イル)フェニル]イミダゾリジン−2−オン81.4mg(収率:58.7%)と標題化合物18.3mgを無色固体として得た(収率:15.8%)。
MS(APCI)m/z;533[M+H]
製造例B99
1−[4−[4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−6−フルオロキナゾリン−8−イル]−2−フルオロフェニル]ピロリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
4−[4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−6−フルオロキナゾリン−8−イル]−2−フルオロアニリン(参考例B130で得られた化合物)67mgのテトラヒドロフラン1.5mL懸濁液に塩化4−クロロブタン酸51μL及びトリエチルアミン84μLを加え、該混合物を室温で15時間撹拌した。反応混合物にテトラブチルアンモニウムヨージド3mg、6N水酸化ナトリウム1mLを加え、室温で22.5時間撹拌した。反応混合物に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:70/30〜50/50)で精製することにより、標題化合物61.7mgを無色粉末として得た(収率:79.9%)。
MS(APCI)m/z;517[M+H]
製造例B100
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]ピロリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[5−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]ピロリジン−2−オン(製造例B88で得られた化合物)67mgのジクロロメタン0.7mL溶液に氷冷下でDAST18.5μLを加え、0〜5℃で2時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:67/33〜33/67)および逆相HPLC〔カラム:CAPCELL PAK C18 MG、5μm、20mm×50mm、資生堂;移動相A:メタノール;移動相B:10mM炭酸アンモニウム水溶液、流速40mL/分(移動相B60%→75%/5分〕で順次精製することにより、標題化合物15.1mgを無色粉末として得た(収率:40.1%)。
MS(APCI)m/z;537[M+H]
製造例B101
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル)フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
1−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−3−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[5−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]イミダゾリジン−2−オン81.4mg(製造例B98で得られた化合物)81mgのジクロロメタン1.2mL溶液に氷冷下でDAST30.8μLを加え、該混合物を0〜5℃で40分間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:76/24〜55/45)にて精製した。得られた粗生成物を製造例B17と同様に処理し、逆相HPLC〔カラム:CAPCELL PAK C18 MG、5μm、20mm×50mm、資生堂;移動相A:メタノール;移動相B:10mM炭酸アンモニウム水溶液、流速40mL/分(移動相B60%→75%)〕で精製することにより、標題化合物34mgを無色粉末として得た(収率:50.1%)。
MS(APCI)m/z;582[M+H]
製造例B102
1−エチル−3−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]イミダゾリジン−4−オンの製造
Figure 2013107855
3−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]イミダゾリジン−4−オン81.4mg(製造例B97で得られた化合物)36.4mgのジクロロエタン1.4mg溶液に室温でアセトアルデヒド7.9μL、酢酸6μL及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム29.7mgを加え、該混合物を室温で5時間攪拌した。反応混合物に更にアセトアルデヒド7.9μL及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム29.7mgを加え、室温で19時間攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール:100/0〜97/3)で精製することにより、標題化合物21.3mgを無色粉末として得た(収率:55.5%)。
MS(APCI)m/z;548[M+H]
製造例B103
3−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−1−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−4−オンの製造
Figure 2013107855
3−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]イミダゾリジン−4−オン81.4mg(製造例B97で得られた化合物)47.5mgのジクロロエタン1.8mg溶液に室温で(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)アセトアルデヒド69μL、酢酸11μL及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム58mgを加え、該混合物を室温で18.5時間攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール:100/0〜97/3)で精製した。得られた粗生成物を製造例B17と同様に処理することにより、標題化合物14.3mgを無色粉末として得た(収率:27.8%)。
MS(APCI)m/z;564[M+H]
製造例B104
1−エチル−3−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]テトラヒドロピリミジン−4−オンの製造
Figure 2013107855
1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]テトラヒドロピリミジン−4−オン(参考例B158で得られた化合物)278.8mgにトリフルオロ酢酸14mLを加え、該混合物を室温で5時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール:100/0〜96/4)にて精製した。得られた粗生成物を製造例B102と同様に処理することにより、標題化合物12.8mgを無色粉末として得た(収率:5.6%)。
MS(APCI)m/z;562[M+H]+。
製造例B105〜138
対応原料化合物を製造例B1と同様に処理することにより、下記第39表〜第43表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
製造例B139〜B176
対応原料化合物を製造例B2と同様に処理することにより、下記第44表〜第48表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
製造例B177〜B251
対応原料化合物を製造例B95と同様に処理することにより、下記第49表〜第58表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
製造例B252
対応原料化合物を製造例B17と同様に処理することにより、下記第59表記載の化合物(15.4mg)を得た(収率:65%)。
Figure 2013107855
製造例B253〜B260
対応原料化合物を製造例B96と同様に処理することにより、下記第60表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B261〜B262
対応原料化合物を製造例B2と同様に処理することにより、下記第61表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B263〜B265
対応原料化合物を製造例B9と同様に処理することにより、下記第62表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B266〜B272
対応原料化合物を製造例B11と同様に処理することにより、下記第63表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B273〜B276
対応原料化合物を製造例B14と同様に処理することにより、下記第64表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B277〜B278
対応原料化合物を製造例B15と同様に処理することにより、下記第65表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B279〜B280
対応原料化合物を製造例B16と同様に処理することにより、下記第66表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B281
対応原料化合物を製造例B89と同様に処理することにより、下記第67表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B282〜B284
対応原料化合物を製造例B89と同様に処理することにより、下記第68表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B285
対応原料化合物を製造例B90と同様に処理することにより、下記第69表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B286
対応原料化合物を製造例B91と同様に処理することにより、下記第70表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B287〜B289
対応原料化合物を製造例B92と同様に処理することにより、下記第71表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B290
対応原料化合物を製造例B98と同様に処理することにより、下記第72表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B291〜B295
対応原料化合物を製造例B99と同様に処理することにより、下記第73表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B296
対応原料化合物を製造例B103と同様に処理することにより、下記第74表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B297
[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]メタノールの製造
Figure 2013107855
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B9で得られた化合物)210mgの1,4−ジオキサン10mL溶液に水2.5mL、酢酸2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンジルエステル(参考例B185で得られた化合物)294mg、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体41mg及び炭酸セシウム650mgを加え、窒素雰囲気下、該混合物を90℃で16時間撹拌した。反応液を室温に戻した後、2規定水酸化ナトリウム水溶液を加え1時間撹拌した。反応液をジエチルエーテルで抽出し、有機層を濃縮した。得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:90/10〜50/50)で精製することにより、標題化合物を粉末として得た(収率:69%)。
MS(APCI)m/z;466[M+H]
製造例B298〜B299
対応原料化合物を製造例B297と同様に処理することにより、下記第75表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B300
2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−メチルピリミジン−2−イル)ピペラジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミドの製造
Figure 2013107855
2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−(ピペラジン−1−イル)キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド2塩酸塩(参考例A34で得られた化合物)50mg及び2−クロロ−5−メチルピリミジン20.5mgのDMSO溶液1mLを80℃で終夜撹拌した。反応混合物を室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を濃縮し、得られた粗生成物をNH−シリカゲルクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=75/25〜40/60)で精製することにより、標題化合物15.3mgを無色粉末として得た(収率:62)。
MS(APCI)m/z;490[M+H]
製造例B301
3−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[1−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−4−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミドの製造
Figure 2013107855
3−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[1−(N−ヒドロキシカルバムイミドイル)ピペリジン−4−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド(参考例B191で得られた化合物)87mgのトルエン1.5mL溶液に氷冷下、トリエチルアミン27μL、イソ酪酸クロリド20μLを加え、該混合物を130℃で2.5時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜95/5)で精製し、次いでゲルパーメーションクロマトグラフィー(JAIGEL−1H,2H;日本分析工業、移動相;クロロホルム)で精製することにより、標題化合物26mgを無色粉末として得た(収率:26%)。
MS(APCI)m/z;507[M+H]
製造例B302
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[5−(2,2,2−トリフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミドの製造
Figure 2013107855
4−[4−(4−シアノピペリジン−1−イル)−6−フルオロキナゾリン−8−イル]−2−フルオロ−N,N−ジメチルベンズアミド(参考例B192で得られた化合物)90mgのイソプロパノール1mL溶液に50%ヒドロキシアミン水溶液28μLを加え、該混合物を90℃で4時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣にトルエン1mLを加えた後、氷冷下でトリエチルアミン36μL及び3,3,3−トリフルオロプロピオニルクロリド35mgを加え、該混合物を110℃で2時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=20/80〜0/100)で精製することにより、標題化合物27mgを無色粉末として得た(収率:23%)。
MS(APCI)m/z;547[M+H]
製造例B303
6−[6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルニコチンアミドの製造
Figure 2013107855
6−[6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ニコチン酸 エチルエステル(参考例B225で得られた化合物)45mgのTHF3mL溶液に2規定水酸化ナトリウム水溶液0.5mLを加え、終夜撹拌した。反応混合物を2規定塩酸で中和後、反応液を濃縮し、得られた粗生成物とジメチルアミンのTHF溶液(2mol/L,69μL)の混合物にジメチルホルムアミド2mLおよびBOP73mgを加えた後、ジイソプロピルエチルアミン48μLを加え室温で終夜撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出した。有機層を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜92/8)で精製することにより、標題化合物26mgを無色固体として得た(収率:58%)。
MS(APCI)m/z;490[M+H]
製造例B304
(S)−1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル−3−ジメチルカルバモイルオキシピロリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
(S)−1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル−3−ヒドロキシピロリジン−2−オン(製造例B191で得られた化合物)50mgのピリジン2mL溶液にジメチルカルバモイルクロリド90μLを加え、該混合物を80℃で4時間撹拌した。反応混合物にジメチルカルバモイルクロリド90μLを加えた後、80℃で9時間撹拌した。反応混合物に更にジメチルカルバモイルクロリド90μLを加えた後、80℃で5時間撹拌した。反応混合物に1規定塩酸を加えた後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜95/5)で2回精製することにより、標題化合物25.2mgを無色粉末として得た(収率:45%)。
MS(APCI)m/z;606[M+H]+。
製造例B305〜B338
対応原料化合物を製造例B1と同様に処理することにより、下記第76表〜第79表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
製造例B339〜B380
対応原料化合物を製造例B2と同様に処理することにより、下記第80表〜第85表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
製造例B381
対応原料化合物を製造例B3と同様に処理することにより、下記第86表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B382〜B391
対応原料化合物を製造例B4と同様に処理することにより、下記第87表〜第88表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
Figure 2013107855
製造例B392〜B395
対応原料化合物を製造例B9と同様に処理することにより、下記第89表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B396〜B397
対応原料化合物を製造例B11と同様に処理することにより、下記第90表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B398〜B402
対応原料化合物を製造例B16と同様に処理することにより、下記第91表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B403
対応原料化合物を製造例B17と同様に処理することにより、下記第92表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B404
対応原料化合物を製造例B94と同様に処理することにより、下記第93表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B405〜B436
対応原料化合物を製造例B95と同様に処理することにより、下記第94表〜第97表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
製造例B437
対応原料化合物を製造例B96と同様に処理することにより、下記第98表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B438〜B441
対応原料化合物を製造例B100と同様に処理することにより、下記第99表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B442〜B443
対応原料化合物を製造例B301と同様に処理することにより、下記第100表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B444〜B447
対応原料化合物を製造例A192と同様に処理することにより、下記第101表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B448〜B450
対応原料化合物を製造例A191と同様に処理することにより、下記第102表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B451
6−フルオロ−8−(3−フルオロ−4−メチルスルファニルメチルフェニル)−4−[(R)−4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を製造例B1と同様に処理することにより、標題化合物を得た。
MS(APCI)m/z;511[M+H]
製造例B452
5−フルオロ−8−(3−フルオロ−4−メチルスルファニルフェニル)−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を製造例B1と同様に処理することにより、標題化合物を得た。
MS(APCI)m/z;482[M+H]
製造例B453
6−フルオロ−8−(3−フルオロ−4−メチルスルファニルフェニル)−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を製造例B1と同様に処理することにより、標題化合物を得た。
MS(APCI)m/z;482[M+H]
製造例B454
(1R,4S,5R,6S)−2−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−5,6−ジヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−オンの製造
Figure 2013107855
(1S,2R,6S,7R)−8−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−4,4−ジメチル−3,5−ジオキサ−8−アザトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−9−オン(参考例B271で得られた化合物)48mgのメタノール5mL溶液に氷冷下で濃塩酸3mLを滴下し、該混合物を室温で10分間攪拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:クロロホルム/メタノール=100/0〜96/4)で精製することにより、標題化合物38mgを得た(84%)。
MS(APCI)m/z:577[M+H]
製造例B455
2−[3−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−2−オキソイミダゾリジン−1−イル]−2−メチルプロピオン酸の製造
Figure 2013107855
2−[3−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−2−オキソイミダゾリジン−1−イル]−2−メチルプロピオン酸tert−ブチルエステル(参考例B239で得られた化合物)255mgのジクロロメタン5mL溶液にトリフルオロ酢酸1mLを加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣にジクロロメタン10mLを加えた後、4規定塩酸−酢酸エチル溶液2mLを加え、該混合物を室温で90分撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣に酢酸エチルを加え、水酸化ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を減圧濃縮し、得られた残渣を酢酸エチル/ジエチルエーテルでトリチュレーションし、析出物を濾取し、乾燥することにより、標題化合物218.5mgを無色固体として得た(収率94%)。
MS(APCI)m/z;606[M+H]+。
製造例B456
3−[3−[4−[4−[4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−2−フルオロフェニル]−2−オキソイミダゾリジン−1−イル]プロピオンアミドの製造
Figure 2013107855
8−ブロモ−4−[4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B114で得られた化合物)42mg、3−[3−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−2−オキソイミダゾリジン−1−イル]プロパン酸tert−ブチルエステル(参考例B236で得られた化合物)52mg、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体4mgおよび炭酸セシウム81mgの1,4−ジオキサン/水(4mL/1mL)溶液を窒素雰囲気下80℃で6時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、NH−シリカゲル(Chromatorex)で処理した後、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:60/40〜30/70)で精製し、得られた粗生成物にジクロロメタン5mL、トリフルオロ酢酸1mLを加え1時間室温で撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣にジクロロメタン5mL、4規定塩酸−酢酸エチル溶液5mLを加え、室温で15分撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣を水酸化ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチル及びテトラヒドロフランで抽出した。有機層を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール:95/5〜80/20)で精製し、得られた粗成生物にジクロロメタン3mLを加え、該溶液に0℃でN−メチルモルホリン13μL、クロロ蟻酸イソブチル16μLを加え、10分間0℃で撹拌した。反応液にアンモニア水(40%)1mLを加え、室温で終夜撹拌した。反応液の有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール:100/0〜92/8)で精製することにより、標題化合物16.7mgを無色粉末として得た(収率28%)。
MS(APCI)m/z;595[M+H]+。
製造例B457
(R)−1−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 2013107855
(1)8−ブロモ−5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B15で得られた化合物)84mgと(R)−1−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−5−オキソピロリジン−3−カルボン酸メチルエステル(参考例B266で得られた化合物)87.1mgを参考例B1と同様に処理することにより、(R)−1−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−5−オキソピロリジン−3−カルボン酸メチルエステル69mgを粗生成物として得た。
(2)上記(1)で得られた混合物68mgのメタノール溶液2mLにアンモニア水1.4mLを加え、終夜撹拌した。反応混合物を2N塩酸で中和後、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣のジクロロメタン2mL溶液にクロロ蟻酸イソブチル18.4μL、N−メチルモルホリン15.6μL、アンモニア水1mLを加え、該混合物を2時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣にジクロロメタンおよび水を加え、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することにより、標題化合物51mgを無色粉末として得た(収率78%)。
MS(APCI)m/z;561[M+H]
製造例B458
1−[2−シアノ−4−[4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]ピロリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を製造例B1と同様に処理することにより、標題化合物13.9mgを粉末として得た(収率14%)。
MS(APCI)m/z;508[M+H]
製造例B459〜B460
対応原料化合物を製造例B455と同様に処理することにより、下記第103表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
製造例B461
4−ヒドロキシ−1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]ピロリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を製造例B95と同様に処理することにより、標題化合物85mgを粉末として得た(収率:83%)。
MS(APCI)m/z;550[M+H]
製造例B462〜B514
対応原料化合物を製造例B2と同様に処理することにより、下記第104〜110表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
製造例B515〜B539
対応原料化合物を製造例B95と同様に処理することにより、下記第111〜113表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
参考例A1
4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン塩酸塩の製造
Figure 2013107855
(1)イソブチロニトリル61.17gのエタノール440mL溶液に50%ヒドロキシルアミン水溶液245mLを加え、該混合物を還流下7時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣にトルエン300mLを加えて共沸脱水後、減圧濃縮することにより、N’−ヒドロキシ−2−メチルプロパンイミドアミド82.98gを油状物として得た(収率91.8%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.16−1.20(6H、d、J=6.9Hz)、2.40−2.50(1H、q)、4.52(2H、brs)。
(2)N−tert−ブトキシカルボニルイソニペコチン酸56.9gのDMF500mL溶液に1,1’−カルボニルジイミダゾール45gのDMF275mL溶液を30分間かけて滴下し、該混合物を室温で30分間攪拌した。反応混合物に前記(1)で得られた化合物32.4gのDMF500mL溶液を30分間かけて滴下し、該混合物を室温で12時間攪拌した。反応混合物に1,1’−カルボニルジイミダゾール45gのDMF275mL溶液を30分間かけて滴下後、該混合物を100〜105℃で13時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製することにより、4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル21.75gを油状物として得た(収率29.5%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.32−1.34(6H、d)、1.47(9H、s)、1.79−1.88(2H、m)、2.03−2.08(2H、m)、2.94(2H、t)、3.03−3.10(2H、m)、4.09−4.13(2H、m)。
(3)前記(2)で得られた化合物10.44gの酢酸エチル50mL溶液に4N塩酸/酢酸エチル44mLを加え、該混合物を60〜70℃で1時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、析出物を集めてエチルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することにより、標題化合物7.62gを得た(収率93.1%)。
H−NMR(DMSO−d)δ:1.25−1.26(6H、d、J=6.74Hz)、1.90−1.98(2H、m)、2.16−2.20(2H、m)、3.01−3.08(3H、m)、3.28−3.31(2H、m)、3.36−3.42(1H、m)、9.01−9.15(2H、brb)。
参考例A2〜A4
対応原料化合物を参考例A1と同様に処理することにより、下記第114表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
参考例A5
4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジンの製造
Figure 2013107855
4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル5.94gのジクロロメタン30mL溶液にトリフルオロ酢酸10mLを加え、該混合物を40℃で4時間攪拌後、更に室温で一夜放置した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジクロロメタンに溶解した。該溶液に30%炭酸カリウム水溶液を加え、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することにより、標題化合物2.73gを得た(収率69.6%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.32−1.35(6H、d、J=6.9Hz)、1.96−2.01(2H,m)、2.16−2.22(2H,m)、2.86−2.95(2H,m)、3.05−3.14(2H、m)、3.24−3.30(2H、m)。
参考例A6
8−ブロモ−4−[4−(3−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]−5−フルオロキナゾリンの製造
Figure 2013107855
(1)硫酸ナトリウム18.7gの水500mL溶液に抱水クロラール26.1g、濃塩酸5.6mL及び2−ブロモ−5−フルオロアニリン(25g)を加え、該混合物を室温で攪拌した。反応混合物にヒドロキシルアミン2硫酸塩32.4g及びエタノール190mLを加え、該混合物を80℃で5時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却し、水2000mLを加え、該混合物を1時間攪拌した。析出物を濾取して水洗することにより、N−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド28.0gを得た。(収率:81%)
MS(APCI)m/z:261/263[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物28.0gに濃硫酸163mLを加え、75℃で1時間攪拌した。反応液を氷中(約0.5L)に注ぎ、該混合物を酢酸エチルで2回抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することにより、7−ブロモ−4−フルオロ−1H−インドール−2,3−ジオン24.9gを得た。(収率:95%)
MS(APCI)m/z:244/246[M+H]
(3)前記(2)で得られた化合物24.9gを水酸化ナトリウム24.5gの水195mL溶液に加え、該溶液に氷冷下30%過酸化水素水24mLを滴下し、該混合物を室温にて終夜攪拌した。反応混合物に水300mLを加えた後、該混合物に氷冷下6N塩酸104mLを加えて析出物を濾取し、乾燥することにより、2−アミノ−3−ブロモ−5−フルオロ安息香酸23.0gを得た(収率:96%)。
MS(APCI)m/z:234/236[M+H]
(4)前記(3)で得られた化合物23.0gにホルムアミド115mLを加え、該混合物を150℃で5時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却し、水640mLを加え、析出物を濾取して水洗後、50℃で乾燥することにより、8−ブロモ−5−フルオロ−3H−キナゾリン−4−オン13.0gを得た(収率:54.4%)。
MS(APCI)m/z:243/245[M+H]
(5)上記(4)で得られた化合物2.0gに塩化チオニル8mLとジメチルホルムアミド0.733mLを加え、還流下4時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣のジクロロメタンに溶液を氷冷下、4−(3−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン塩酸塩2.84g、炭酸カリウム12g、水30mL及びジクロロメタン30mLの混液中に滴下した。該混合物を室温で終夜攪拌後、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製することにより、標題化合物2.49gを得た(収率72.3%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.02−1.07(4H、m)、2.03−2.13(3H、m)、2.19−2.24(2H、m)、3.17−3.25(1H、m)、3.29−3.35(2H、m)、4.14−4.18(2H、m)、7.01−7.06(1H、m)、7.98−8.01(1H,dd、J=8.62Hz、5.29Hz)、8.76(1H、s)。
参考例A7〜A14
対応原料化合物を参考例A6と同様に処理することにより、下記第115表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
参考例A15
8−ブロモ−5−フルオロ−4−(4−イソブチルスルファニルピペリジン−1−イル)キナゾリンの製造
Figure 2013107855
(1)1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−ヒドロキシピペリジン6.04gのジクロロメタン100mL溶液に室温下トリエチルアミン8.4mLを加えた後、メタンスルホニルクロリド2.8mLを滴下し、該混合物を室温で7時間攪拌した。反応混合物を1M塩酸で中和後、ジクロロメタンで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、析出物をエーテル/ヘキサンで洗浄後、濾取し、減圧乾燥することにより、1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−メタンスルホニルオキシピペリジン8.33gを得た(収率99.4%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.46(9H、s)、1.80−1.85(2H、m)、1.93−1.97(2H、m)、3.04(3H、s)、3.25−3.35(2H、m)、3.67−3.71(2H、m)、4.87−4.90(1H、m)。
(2)前記(1)で得られた化合物2.26gのジメチルホルムアミド25mLの溶液に室温下ナトリウムメトキシド1.3g及び2−メチルプロパン−1−チオール2.6mLを加え、該混合物を120℃で3時間攪拌した。反応混合物を水に注ぎ、該混合物をエーテルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=6/1)で精製することにより、4−イソブチルスルファニルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.74g)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:0.97−1.00(6H、d、J=6.7Hz)、1.45(9H、s)、1.45−1.50(2H、m)、1.71−1.84(1H、m)、1.84−1.99(2H、m)、2.41−2.44(2H、d、J=6.9Hz)、2.61−2.81(1H、m)、2.81−2.98(2H、m)、3.78−4.04(2H、m)。
(3)前記(2)で得られた化合物1.24gに4M塩酸/酢酸エチル12.4mLを加え、該混合物を室温で4時間半攪拌した。反応混合物を濃縮し、生成した白色沈殿をエーテル洗浄後、濾取し、減圧乾燥することにより、4−イソブチルスルファニルピペリジン塩酸塩(858mg)を得た。
H−NMR(DMSO−d)δ:0.93−0.95(6H、d、J=6.6Hz)、1.53−1.81(3H、m)、1.95−2.11(2H、m)、2.39−2.46(2H、d、J=6.9Hz)、2.81−2.97(3H、m)、3.16−3.27(2H、m)、8.93(2H、brs)。
(4)8−ブロモ−5−フルオロ−3H−キナゾリン−4−オン1.7g、ジメチルホルムアミド0.6mL及び塩化チオニル20mLの混合物を4時間還流後、反応混合物を減圧濃縮した。得られた残渣のジクロロメタン溶液を炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、該混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、濾液を減圧濃縮することにより、8−ブロモ−4−クロロ−5−フルオロキナゾリン(838mg)を褐色固体として得た。
(5)前記(4)で得られた化合物580mgのジクロロメタン30mL溶液に4−イソブチルスルファニルピペリジン塩酸塩512mg及びトリエチルアミン0.92mLを加え、該混合物を室温で8時間攪拌した。反応混合物に水を加え、該混合物をジクロロメタンで抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をDMSOに溶解後、逆相HPLCで精製した〔カラム:Develosil ODS C18、5μm、28mm×100mm、野村化学;移動相A:0.1%トリフルオロ酢酸/水;移動相B:0.06%トリフルオロ酢酸/アセトニトリル、流速30mL/分(移動相B40%→70%/6分〕。反応生成物を含む画分(RT=3.66〜4.90分)を集めて濃縮し、残渣を炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、該混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することにより、標題化合物438.6mgを得た(収率49.6%)。
H−NMR(CDCl)δ:0.99−1.02(6H、d、J=6.7Hz)、1.71−1.85(3H、m)、2.07−2.13(2H、m)、2.45−2.48(2H、d、J=6.8Hz)、2.80−3.02(1H、m)、3.24−3.32(2H、m)、4.07−4.13(2H、m)、6.97−7.04(1H、dd、J=8.5Hz、10.7Hz)、7.94−8.00(1H、dd、J=5.3Hz、8.4Hz)、8.73(1H、s)。
参考例A16
[2−フルオロ−4−(4,4,5,5,−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル](1−ピロリジニル)メタノンの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−フルオロ安息香酸3.0gにジクロロメタン50mLを加え、ついで室温下オキザリルクロリド1.22mL及びDMF0.2mLを加え、該混合物を2時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣のジクロロメタン30mL溶液を氷冷下、ピロリジン3.44mL、ジクロロメタン50mL及び炭酸水素ナトリウム2gの懸濁液に滴下した。該混合物を室温で2時間攪拌後、水100mLを加え、該混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製することにより、(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)(1−ピロリジニル)メタノン4.02gを油状物として得た(収率108.8%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.884−1.993(4H、m)、3.288−3.321(2H、t)、3.622−3.657(2H、t)、7.285−7.367(3H、m)。
(2)前記(1)で得られた化合物1.77gにビス(ピナコラ−ト)ジボロン1.82g、酢酸カリウム1.92g、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体160mg及びDMSO15mLを加え、該混合物を脱気後、窒素雰囲気下90℃で5時間攪拌した。反応混合物を水に注ぎ、該混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製することにより、標題化合物1.78gを淡褐色粉末として得た(収率93.0%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.347(12H,s)、1.862−1.981(4H,m)、3.264−3.300(2H,t)、3.631−3.666(2H、t)、7.384−7.419(1H、t)、7.500−7.520(1H、d、J=9.84Hz)、7.616−7.597(1H、d、J=7.36Hz)。
参考例A17〜A23
対応原料化合物を参考例A16と同様に処理して下記第116表記載の化合物を得た。
Figure 2013107855
参考例A24
8−(3−フルオロ−4−ジメチルカルバモイルフェニル)−3H−キナゾリン−4−オンの製造
Figure 2013107855
(1)8−ヨード−3H−キナゾリン−4−オン3gに4−カルボキシル−3−フルオロフェニルボロン酸2.24g、2M炭酸ナトリウム水溶液64mL、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)1.0g及びジオキサン160mLを加え、該混合物を脱気後、窒素置換し、還流下16時間攪拌した。反応混合物を水に注ぎ、該混合物に希塩酸を加えてpH1に調整した。析出物を濾取して水洗後、80℃で減圧乾燥することにより、2−フルオロ−4−(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−8−イル)安息香酸3.21gを得た。
MS(ESI)m/z:287[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物1.0gにジクロロメタン20mL、オキザリルクロリド0.31mL及びDMF0.1mLを加え、該混合物を室温で2時間攪拌した。反応液に氷冷下50%ジメチルアミン水溶液1.6mL及び炭酸水素ナトリウム1.0gを加え、該混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物にジクロロメタン及び水を加え、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を少量のジクロロメタンで洗浄することにより、標題化合物273.1mgを得た(収率24.9%)。
MS(ESI)m/z:312[M+H]
参考例A25
8−(4−ジメチルカルバモイルフェニル)−3H−キナゾリン−4−オンの製造
対応原料化合物を参考例A24と同様に処理して下記化合物を得た。
Figure 2013107855
MS(ESI)m/z:294[M+H]
参考例A26
8−(4−メタンスルホニルフェニル)−3H−キナゾリン−4−オンの製造
Figure 2013107855
8−ヨード−3H−キナゾリン−4−オン5.4gに4−メタンスルホニルフェニルボロン酸4.38g、2M炭酸ナトリウム水溶液71mL、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)983mg及びジオキサン190mLを加え、該混合物を脱気後、窒素置換し、還流下40時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣を水に注ぎ、濃塩酸で酸性にした後、析出物をろ取し、シリカゲルクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム)で精製することにより、標題化合物3.30gを得た。
MS(ESI)m/z:301[M+H]
参考例A27
5−フルオロ−8−(4−メタンスルホニルフェニル)−3H−キナゾリン−4−オンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例A26と同様に処理して標題化合物を得た。
MS(ESI)m/z:319[M+H]
参考例A28
4−シクロヘキシルスルファニルピペリジンの製造
Figure 2013107855
(1)4−ヒドロキシピペリジン15.0gのメタノール150mL溶液に氷冷下二炭酸ジtert−ブチルエステル36gを数回に分けて添加し、該混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジクロロメタンに溶解した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄し、析出物を濾取してヘキサンで洗浄後、40℃で減圧乾燥することにより、4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル22.48gを得た(収率75.3%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.42−1.50(12H,m),1.84−1.88(2H,m)、2.99−3.06(2H,m),3.82−3.87(3H,m)
(2)前記(1)で得られた化合物22.4gをジクロロメタン220mLとトリエチルアミン24mLの混合液に加え、該混合物を氷冷下攪拌した。反応混合物にメタンスルホニルクロリド13.3mLを15分かけて滴下後、室温で5時間攪拌した。反応混合物をジクロロメタンで抽出し、有機層を水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣にヘキサンを加え、析出物を濾取してヘキサンで洗浄後、減圧乾燥することにより、4−メタンスルホニルオキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル30.75gを得た(収率98.9%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.46(9H,s),1.79−1.86(2H,m),1.94−1.99(2H,m)、3.04(3H,s),3.27−3.33(2H,m),3.68−3.73(2H,m),4.87−4.90(1H,m)。
(3)シクロヘキシルメルカプタン3.32mLとDMF100mLの混合物を氷冷下攪拌後、該混合物に60%水素化ナトリウム1.2gを数回に分けて添加し、該混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物に氷冷下、前記(1)で得られた化合物7.35gを数回に分けて添加し、該混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジクロロメタンで抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/20)で精製することにより、4−シクロヘキシルスルファニルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル5.80gを得た(収率73.6%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.31−1.35(4H,m),1.45−1.63(13H,m),1.76−1.77(2H,m),1.88−1.96(3H,m),2.72−2.73(1H,m),2.84−2.94(3H,m),3.47−3.50(1H,t),3.88−3.94(3H,m)。
(4)4−シクロヘキシルスルファニルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル4.22gにジクロロメタン80mL、トリフルオロ酢酸10mLを加え、該混合物を室温で一夜攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣に30%炭酸カリウム水溶液50mLを加えた後、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することにより、標題化合物2.58gを油状物として得た(収率91.8%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.28−1.35(4H,m),1.48−1.53(3H,m),1.76−1.77(2H,m),1.92−1.98(4H,m),2.11(2H,bs),2.63−2.84(4H,m),3.09−3.14(2H,m)。
参考例A29
4−(4−メトキシベンジルスルファニル)ピペリジンの製造
Figure 2013107855
参考例A28(2)で得られた化合物および4−メトキシベンジルチオアルコールを参考例A28(3)〜(4)と同様に処理することにより、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:1.47−1.50(2H,m),1.88−1.97(2H,m),2.56−2.69(2H,m),3.05−3.10(3H,m),3.72(2H,s),3。80(2H,s),6.83−6.85(2H,d),7.23−7.25(2H,d)
MS(APCI)m/z:238.1[M+H]
参考例A30
メタンスルホン酸1−[8−(4−ジメチルカルバモイルフェニル)キナゾリン−4−イル]ピペリジン−4−イルエステルの製造
Figure 2013107855
(1)8−(4−ジメチルカルバモイルフェニル)−3H−キナゾリン−4−オン2.59gに塩化チオニル18.2mLおよびDMF0.96mLを加え、還流下4時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジクロロメタンに溶解後、氷水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することにより、4−(4−クロロキナゾリン−8−イル)−N,N−ジメチルベンズアミド2.96gを得た。該化合物にTHF100mL、4−ヒドロキシピペリジン1.15gおよびジイソプロピルエチルアミン3.8mLを加え、該混合物を還流下5時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジクロロメタンで抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム)で精製することにより、4−[4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド2.53gを無定形粉末として得た(収率70.8%)。
H−NMR(CDCl)δ:1.88−1.92(2H,m)、2.07−2.12(2H,m)、3.07−3.15(6H,d)、4.22−4.25(3H,m)、4.33−4.39(2H,m)、7.49−7.51(2H,m)、7.56−7.58(2H,m)、7.67−7.72(1H,t,J=6.0Hz)、7.81−7.83(1H,d,J=5.4Hz),7.95−7.97(1H,d,J=6.3Hz),8.603(1H,s)。
(2)前記(1)で得られた化合物2.53g、ジクロロメタン25mL及びトリエチルアミン1.4mLの混合物に氷冷下、メタンスルホニルクロリド0.78mLを加え、該混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物をジクロロメタンで抽出し、有機層を水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチル→10%メタノール/酢酸エチル)により精製することにより、標題化合物2.41gを得た(収率78.8%)。
H−NMR(CDCl)δ:2.11−2.15(2H,m)、2.23−2.25(2H,m)、3.10−3.15(9H,m)、3.66−3.71(2H,m)、4.00−4.05(2H,m)、5.06−5.08(1H,m)、7.52−7.56(3H,m)、7.71−7.73(2H,m)、7.78−7.79(1H,d,J=9.0Hz)、7.90−7.89(1H,d,J=9.0Hz)、8.795(1H、s)。
参考例A31
1−[8−(4−メタンスルホニルフェニル)キナゾリン−4−イル]ピペリジン−4−オールの製造
Figure 2013107855
(1)8−ヨード−3H−キナゾリン−4−オン544mg、4−メタンスルホニルフェニルボロン酸440mgおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)225mgのジオキサン20mL溶液に2M炭酸ナトリウム水溶液5mLを加え、該混合物を還流下13時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、残渣に水及び酢酸エチルを加え、セライトろ過した。ろ液を酢酸エチルで抽出し、有機層を濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することにより、8−(4−メタンスルホニルフェニル)−3H−キナゾリン−4−オン513.3mgを得た(収率:85%)。
MS(ESI)m/z:301.1[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物513.3mgにDMF180μL及び塩化チオニル3.5mLを加え、該混合物を還流下4.5時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、該混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をTHF20mLに溶解し、該溶液にトリエチルアミン477μL及び4−ヒドロキシピペリジン173mgを加え、該混合物を室温で45分間攪拌した。反応液を濃縮し、ジクロロメタンに溶解後、ろ過した。ろ液を濃縮し、シリカゲルカラム(溶媒;5%メタノール/クロロホルム)で精製することにより、標題化合物297.6mgを白色粉末として得た(収率45%)。
MS(ESI)m/z:384.1[M+H]
H−NMR(CDCl)δ:1.75−1.86(2H,m)、2.09−2.15(2H,m)、3.12(3H,s)、3.46−3.55(2H,m)、4.07−4.19(3H,m)、7.52−7.57(1H,m)、7.75−7.78(1H,dd,J=1.3Hz,7.2Hz)、7.86−7.89(2H,d,J=8.4Hz)、7.93−7.97(1H,dd,J=1.3Hz,8.3Hz)、8.04−8.07(2H,d,J=8.4Hz)、8.75(1H,s)。
参考例A32
2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミドの製造
Figure 2013107855
(1)8−ブロモ−5−フルオロ−3H−キナゾリン−4−オン1.5gにDMF0.5mLおよび塩化チオニル25mLを加え、該混合物を還流下5時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジクロロメタンに溶解後、該溶液を炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、該混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮することにより、8−ブロモ−4−クロロ−5−フルオロキナゾリンを粗生成物として得た。該化合物をテトラヒドロフラン40mLとジクロロメタン30mLの混液に溶解し、該溶液にトリエチルアミン2.6mL及び4−ヒドロキシピペリジン874mgを加え、該混合物を室温で14時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣に水を加えた後、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;10%メタノール/ジクロロメタン)で精製することにより、1−(8−ブロモ−5−フルオロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−4−オール1.80gを得た(収率89%)。
MS(ESI)m/z:325.8/327.8[M+H]
H−NMR(CDCl)δ:1.67−1.78(2H,m)、2.01−2.09(2H,m)、3.38−3.47(2H,m)、3.96−4.03(3H,m)、6.98−7.05(1H,dd,J=8.6Hz,10.7Hz)、7.95−8.00(1H,dd,J=5.3Hz,8.6Hz)、8.73(1H,s)。
(2)前記(1)で得られた化合物1.79g、2−フルオロ−N,N−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド1.93gおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)632mgのジオキサン39mL溶液に2M炭酸ナトリウム水溶液13mLを加え、該混合物を還流下6時間半攪拌した。反応混合物を濃縮し、残渣に1M塩酸を加えてpH7に調整した後、該混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ジクロロメタン−メタノール)で精製することにより、標題化合物1.44gを得た(収率64%)。
MS(ESI)m/z:412.8[M+H]
参考例A33
2−フルオロ−4−[4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミドの製造
Figure 2013107855
(1)4−クロロ−8−ヨードキナゾリン2.90gをTHF50mLとジクロロメタン30mLの混液に溶解し、該溶液にトリエチルアミン4.2mL及び4−ヒドロキシピペリジン1.42gを加えた後、室温で6.5時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチル及び炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ろ過した。ろ液を酢酸エチルで抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;10%メタノール/酢酸エチル)で精製することにより、1−(8−ヨードキナゾリン−4−イル)ピペリジン−4−オール2.34gを得た(収率66%)。
MS(ESI)m/z:355.8[M+H]
H−NMR(CDCl)δ:1.68−1.83(2H,m)、2.05−2.13(2H,m)、3.45−3.53(2H,m)、4.04−4.16(3H,m)、7.16−7.21(1H,dd,J=7.7Hz,8.1Hz)、7.84−7.87(1H,d,J=8.3Hz)、8.31−8.34(1H,dd,J=7.4Hz,8.3Hz)、8.82(1H,s)。
(2)前記(1)で得られた化合物(1.53g)と2−フルオロ−N,N−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド(1.52g)を参考例A32(2)と同様に処理することにより、標題化合物(1.52g)を無定形粉末として得た(収率90%)。
MS(ESI)m/z:394.9[M+H]
参考例A34
2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−(ピペラジン−1−イル)キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド2塩酸塩の製造
Figure 2013107855
(1)8−ブロモ−5−フルオロ−3H−キナゾリン−4−オン1.66gに塩化チオニル8mLとジメチルホルムアミド0.733mLを加え、該混合物を還流下4時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣をジクロロメタンに溶解し、該溶液を氷冷下、ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル1.91g、炭酸カリウム2.83g、水20mL及びジクロロメタン30mLの混合物中に滴下した。該混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=5/1)で精製することにより、4−(8−ブロモ−5−フルオロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル2.12gを得た(収率75.5%)。
MS(ESI)m/z:464.3[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物(2.12g)と2−フルオロ−N,N−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド(1.81g)を参考例A32(2)と同様に処理することにより、4−[8−(3−フルオロ−4−ジメチルカルバモイルフェニル)−5−フルオロキナゾリン−4−イル]ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.79g)を得た(収率69.8%)。
MS(ESI)m/z:498[M+H]
(3)前記(3)で得られた化合物(1.79g)を参考例A15(3)と同様に処理することにより、標題化合物(1.69g)を2塩酸塩として得た(収率99.9%)。
MS(ESI)m/z:398[M+H]
参考例A35
4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)−4−メチルピペリジン塩酸塩の製造
Figure 2013107855
(1)トルエン50mLに1−tert−ブトキシカルボニル−4−メチルピペリジン−4−カルボン酸2g及びトリエチルアミン1.15mLを加え、該混合物に0℃でクロロ炭酸イソブチル1.07mLを滴下後、室温で2時間撹拌した。反応混合物にN’−ヒドロキシ−2−メチルプロパンイミドアミド(参考例A1(1)で得られた化合物)837mg及びモレキュラーシーブス4A(4g)を加え、該混合物を120℃で4時間撹拌した。反応物を室温まで冷却後、酢酸エチルを加え、有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=91/9→80/20)で精製することにより、4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)−4−メチルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル1.91gを無色液体として得た(収率75%)。
MS(APCI)m/z;310[M+H]+。
(2)上記(1)で得られた化合物1.91gの1,4−ジオキサン10mL溶液に4N塩酸−ジオキサン20mLを加え、該混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣をジエチルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することにより、標題化合物1.44gを無色固体として得た(収率87%)。
MS(APCI)m/z;210[M+H]+。
参考例A36
4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン塩酸塩の製造
Figure 2013107855
(1)4−シアノピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル1.27gの2−プロパノール6.0mL溶液に50%ヒドロキシルアミン水溶液400mgを滴下し、該混合物を80℃で終夜攪拌した。反応混合物を室温に冷却後、酢酸エチルを加え、有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、濾液を減圧濃縮することにより、4−(N−ヒドロキシカルバムイミドイル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル1.34gを無色固体として得た(収率91%)。
MS(APCI)m/z;244[M+H]
(2)イソ酪酸1.01mL、トリエチルアミン1.52mL及びトルエン66mLの混合物に0℃でクロロ炭酸イソブチル1.41mLを滴下し、該混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物に上記(1)で得られた化合物2.65gを加え、該混合物を120℃で4時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却後、セライトろ過し、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=91:9→80:20)で精製することにより、4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル2.18gを無色固体として得た(収率68%)。
MS(APCI)m/z;296[M+H]
(3)上記(2)で得られた化合物2.50gの1,4−ジオキサン13mL溶液に4N塩酸−ジオキサン25mLを加え、該混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣をジエチルエーテルで洗浄し、減圧乾燥することにより、標題化合物1.71gを無色固体として得た(収率87%)
MS(APCI)m/z;196[M+H]
参考例A37
5−メチル−2−(ピペリジン−4−イル)ピリミジンの製造
Figure 2013107855
(1)tert−ブトキシカリウム23.3gのtert−ブタノール250mL縣濁液にN−ベンジル−4−ピペリドン5.0gのジメトキシエタン50mL溶液を滴下し、該混合物を室温で5分間撹拌した。反応混合物にトシルメチルイソシアニド10.32gのジメトキシエタン100mL溶液を滴下し、該混合物を60℃で2時間撹拌した。反応混合物に水を加えた後、エーテルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=65/35→45/55)で精製することにより、1−ベンジル−4−シアノピペリジン4.20gを淡褐色液体として得た(収率79%)。
MS(APCI)m/z;201[M+H]
(2)窒素雰囲気下、塩化アンモニウム2.47gのトルエン40mL溶液に氷冷下2Mトリメチルアルミニウム−トルエン溶液21mLを滴下し、該混合物を同温で10分間撹拌後、室温で更に2時間撹拌した。反応混合物に上記(1)で得られた化合物4.19gのトルエン5mL溶液を加え、該混合物を80℃で17時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、クロロホルムで希釈し、シリカゲル80mLを加えた後、セライト濾過した。濾液を減圧濃縮し、得られた残渣にクロロホルム/メタノール(4/1)を加えた後、不溶物を濾去した。濾液を減圧濃縮し、得られた残渣にエーテルを加え、析出物を濾取することにより、4−アミジノ−1−ベンジルピペリジン塩酸塩3.20gを淡褐色粉末として得た(収率60%)。
MS(APCI)m/z;218[M+H]
(3)上記(2)で得られた化合物500mg及び3−ジメチルアミノ−2−メチル−2−プロペナール446mgのエタノール5mL溶液に28%ナトリウムメトキシド−メタノール溶液を加え、該混合物を90℃で7時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0→91/9)で精製することにより、2−(1−ベンジルピペリジン−4−イル)−5−メチルピリミジン302mgを淡褐色固体として得た(収率57%)。
MS(APCI)m/z;268[M+H]
(4)上記(3)で得られた化合物300mgのエタノール溶液に20%水酸化パラジウム40mgを加え、該混合物を水素雰囲気下、室温で終夜撹拌した。反応混合物を更に、50℃で6時間撹拌後、室温で3日間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮することにより、標題化合物215mgを黄色固体として得た(収率100%)。
MS(APCI)m/z;178[M+H]
参考例A38
4−(5−イソプロピル−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)ピペリジン塩酸塩の製造
Figure 2013107855
(1)ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル3.0g及びトリエチルアミン6.3mLのジクロロメタン50mL溶液に、氷冷下、イソブチリルクロリド2.6mLのジクロロメタン10mL溶液を滴下し、該混合物を室温で21時間撹拌した。反応混合物に水を加えた後、クロロホルムで抽出した。有機層を希塩酸及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過した。濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル)で精製後、ヘキサンでトリチュレーションすることにより、N’−イソブチリルヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル2.63gを無色固体として得た(収率57%)。
MS(APCI)m/z;203[M+H]
(2)上記(1)で得られた化合物2.63gの1,4−ジオキサン20mL溶液に4N塩酸−ジオキサン25mLを加え、該混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジエチルエーテルで希釈後、析出物を濾取することにより、イソブチリルヒドラジン塩酸塩1.59gを無色粉末として得た(収率88%)。
MS(APCI)m/z;103[M+H]
(3)上記(2)で得られた化合物1.59g及びトリエチルアミン2.66mLのジクロロメタン40mL溶液にN−tert−ブトキシカルボニルイソニペコチン酸2.19g、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール1水和物2.19g及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩2.73gを加え、該混合物を室温で15時間撹拌した。反応混合物に水及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた後、クロロホルムで抽出した。有機層を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=50/50→0/100)で精製することにより、1−tert−ブトキシカルボニル−4−(N’−イソブチリルヒドラジノカルボニル)ピペリジン2.28gを無色固体として得た(収率76%)。
MS(APCI)m/z;314[M+H]
(4)上記(3)で得られた化合物2.28g及びトリエチルアミン4.05mLのジクロロメタン60mL溶液に2−クロロ−1,3−ジメチルイミダゾリニウムクロリド2.46gを加え、該混合物を室温で21時間撹拌した。反応混合物に水及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた後、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過した。濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=70/30→35/65)で精製することにより、1−tert−ブトキシカルボニル−4−(5−イソプロピル−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)ピペリジン688mgを無色粘性油状物として得た(収率32%)。
MS(APCI)m/z;296[M+H]
(5)上記(4)で得られた化合物688mgの1,4−ジオキサン4mL溶液に4N塩酸−ジオキサン6mLを加え、該混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、析出物を濾取することにより、標題化合物550mgを無色粉末として得た(収率100%)。
MS(APCI)m/z;196[M+H]
参考例A39
2−(2−フルオロ−4−(N,N−ジメチルスルファモイル)フェニル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの製造
Figure 2013107855
(1)2Mジメチルアミン−テトラヒドロフラン溶液3.25mLをTHF20mLで希釈し、これに氷冷下4−ブロモ−3−フルオロベンゼンスルホニルクロリド1.37gを加え、該混合物を室温で終夜撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣にエーテルを加えた後、濾過した。濾液にNH−シリカゲル(Chromatorex)を加えた後、該混合物をろ過し、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣にエーテル/ヘキサン(1/1)の混合溶媒を加え、析出物を濾取することにより、4−ブロモ−3−フルオロ−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド624mgを白色固体として得た(収率44%)。
MS(APCI)m/z;282/284[M+H]
(2)上記(1)で得られた化合物620mgおよびビス(ピナコラ−ト)ジボロン838mgを参考例A16(2)と同様に処理することにより、標題化合物302mgを白色固体として得た(収率33%)。
MS(APCI)m/z;330[M+H]
参考例A40
2−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルメチルフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−フルオロベンジルブロミド2.68gのジメチルホルムアミド10mL溶液に室温下15%メチルメルカプタンナトリウム水溶液7.00gを滴下後、該混合物を同温で終夜攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に加え、該混合物を酢酸エチルで抽出した。抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=0:100→10:90)で精製することにより、4−ブロモ−2−フルオロ−1−メチルスルファニルメチルベンゼン1.39gを無色液体として得た(収率59%)。
(2)上記(1)で得られた化合物1.39mgのクロロホルム10mL溶液に室温下メタクロロ過安息香酸2.24gを加え、該混合物を同温で3時間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に加え、酢酸エチルで3回抽出した。抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチル/ヘキサン=80/20→50/50)で精製することにより、4−ブロモ−2−フルオロ−1−メタンスルホニルメチルベンゼン702mgを白色固体として得た(収率45%)。
MS(APCI)m/z;299/301[M+H]
(3)上記(2)で得られた化合物(534mg)及びビス(ピナコラート)ジボロン(609mg)を参考例A16(2)と同様に処理することにより、標題化合物585mgを白色固体として得た(収率93%)。
MS(APCI)m/z;315[M+H]
参考例A41
1−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル]−1H−1,2,4−トリアゾールの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−フルオロベンジルブロミド2.68g及びトリアゾール1.38gのDMF10mL溶液に室温下60%水素化ナトリウム0.80gを加え、該混合物を室温で終夜攪拌した。反応液を塩化アンモニウム水溶液に加え、該混合物を酢酸エチルで抽出した。抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチル/ヘキサン=35/65→60/40)で精製することにより、1−(4−ブロモ−2−フルオロベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール1.93gを白色固体として得た(収率75%)。
MS(APCI)m/z;256/258[M+H]
(2)上記(1)で得られた化合物(512mg)及びビス(ピナコラート)ジボロン(609mg)を参考例A16(2)と同様に処理することにより、標題化合物303mgを無色液体として得た(収率50%)。
MS(APCI)m/z;304[M+H]
参考例A42
1−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル]−1H−テトラゾールの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−フルオロベンジルブロミド2.68g及びテトラゾール1.48gのDMF10mL溶液に室温下60%水素化ナトリウム0.80gを加え、該混合物を室温で終夜攪拌した。反応液を塩化アンモニウム水溶液に加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチル/ヘキサン=20/80→60/40)で精製することにより、1−(4−ブロモ−2−フルオロベンジル)−1H−テトラゾール0.95gを白色固体として得た(収率37%)。
MS(APCI)m/z;257/259[M+H]
(2)上記(3)で得られた化合物(514mg)およびビス(ピナコラート)ジボロン(609mg)を参考例A16(2)と同様に処理することにより、標題化合物785mgを無色液体として得た(収率75%)。
MS(APCI)m/z;305[M+H]
参考例A43
1−[8−(4−ジメチルカルバモイル−2−フルオロフェニル)−6−フルオロキナゾリン−4−イル]ピペリジン−4−カルボン酸の製造
Figure 2013107855
(1)8−ブロモ−6−フルオロ−3H−キナゾリン−4−オン850mg及びイソニペコチン酸エチルエステル605mgを参考例A6(5)と同様に処理することにより、1−(8−ブロモ−6−フルオロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルエステル1.30gを無色固体として得た(収率97%)。
MS(APCI)m/z;382,384[M+H]
(2)上記(1)で得られた化合物1.29g及び2−[4−(N,N−ジメチルカルバモイル)−2−フルオロフェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン1.48gを製造例A1と同様に処理することにより、1−[8−(4−ジメチルカルバモイル−2−フルオロフェニル)−6−フルオロキナゾリン−4−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチルエステル1.35gを無色固体として得た(収率86%)。
MS(APCI)m/z;469[M+H]
(3)上記(2)で得られた化合物450mgをTHF/メタノール9mL(1:1)に溶解し、該溶液に2M水酸化ナトリウム水溶液576μLを滴下後、5時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過した。濾液を減圧濃縮することにより、標題化合物408mgを無色固体として得た(収率96%)。なお、本化合物はこれ以上精製することなく、次工程の反応に用いた。
MS(APCI)m/z;441[M+H]
参考例A44
2−(3−フルオロ−4−メチルスルファニルフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−フルオロチオフェノール1.00gのN−メチルピロリドン10mL溶液に炭酸カリウム1.67g、ヨウ化メチル0.60mLを加え、85℃で1時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=99/1→90/10)で精製することにより、4−ブロモ−2−フルオロチオアニソール1.02gを淡褐色液体として得た(収率96%)。
(2)窒素雰囲気下、上記(1)で得られた化合物(1.00g)及びビス(ピナコラート)ジボロン(1.49g)を参考例A16(2)と同様に処理することにより、標題化合物646mgを淡緑色液体として得た(収率53%)。
参考例A45
N,N−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2−トリフルオロメチル安息香酸アミドの製造
Figure 2013107855
(1)4−クロロ−2−トリフルオロメチル安息香酸1.00gのジクロロメタン10mL懸濁液に1,1’−カルボニルジイミダゾール0.79gを室温下で加え、該混合物を1時間撹拌した。反応混合物に2Mジメチルアミン/THF溶液3.34mLを室温下で加え、該混合物を終夜攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=70/30→50/50)で精製することにより、N,N−ジメチル−4−クロロ−2−トリフルオロメチル安息香酸アミド1.07gを無色液体として得た(収率96%)。
MS(APCI)m/z;252/254[M+H]
(2)窒素雰囲気下、上記(1)で得られた化合物(1.01g)及びビス(ピナコラ−ト)ジボロン(1.22g)を参考例A16(2)と同様に処理することにより、標題化合物711mgを淡緑色液体として得た(収率52%)。
MS(APCI)m/z;344[M+H]
参考例B1
7−ブロモ−5−フルオロ−1H−インドール−2,3−ジオンの製造
Figure 2013107855
5−フルオロイサチン20.6gのエタノール240mL溶液を80℃に加温し、臭素14mLを20分間かけて滴下後、1時間撹拌した。反応混合物に臭素3mLを加えた後、20分撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、クロロホルム200mLを加え、析出物を濾取することにより、標題化合物23.1gを得た。(収率:75.7%)
MS(APCI)m/z:242/244[M+H]
参考例B2
8−ブロモ−6−フルオロ−3H−キナゾリン−4−オンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物55.4gを参考例A6(3)〜(4)と同様に処理することにより、標題化合物49.2gを得た。
MS(APCI)m/z:243/245[M+H]
参考例B3
8−ブロモ−4−クロロ−6−フルオロキナゾリンの製造
Figure 2013107855
8−ブロモ−6−フルオロ−3H−キナゾリン−4−オン10.1gの塩化チオニル100mL溶液にジメチルホルムアミド1滴加え、該混合物を80℃にて4時間撹拌した。室温まで冷却した後、溶媒を減圧留去した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え酢酸エチル、ジクロロメタンで抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をヘキサンで粉末化することにより標題化合物10.1gを得た。(収率93%)
MS(APCI)m/z:261/263[M+H]
参考例B4〜B5
対応原料化合物を参考例A1と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B4) 4−(3−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:196[M+H]
(参考例B5) 4−[3−(2,2,2−トリフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:236[M+H]
参考例B6〜B8
対応原料化合物を参考例A36と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B6) 4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:196[M+H]
(参考例B7) 4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:194[M+H]
(参考例B8) 4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:222[M+H]
参考例B9
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン塩酸塩(参考例A36で得られた化合物)1.78gのジクロロメタン30mL溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液30mLと8−ブロモ−4−クロロ−6−フルオロキナゾリン(参考例B3で得られた化合物)1.80gを順次加え、該混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合液から水層を分取後、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせて無水硫酸ナトリウムで乾燥後、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:100/0〜75/25)にて精製することにより淡黄色固体を得た。さらにヘキサンを用いて粗結晶を洗浄後、ろ取し、減圧乾燥することにより標題化合物2.75gを無色粉末として得た(収率:94%)。
MS(APCI)m/z;420/422[M+H]
参考例B10〜B14
対応原料化合物を参考例B9と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B10) 8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:420/422[M+H]
(参考例B11) 8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:418/420[M+H]
(参考例B12) 8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:420/422[M+H]
(参考例B13) 8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(3−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:420/422[M+H]
(参考例B14) 8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−[3−(2,2,2−トリフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:460/462[M+H]
参考例B15
8−ブロモ−5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
8−ブロモ−5−フルオロ−3H−キナゾリン−4−オン(参考例A6(1)〜(4)で得られた化合物)2.43gの塩化チオニル25mL溶液にジメチルホルムアミド1滴加え、該混合物を還流しながら4時間撹拌した。室温まで冷却した後、溶媒を減圧留去した。残渣をジクロロメタン32mlに懸濁させた溶液を、4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン塩酸塩(参考例A36で得られた化合物)2317mgと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液25mlを撹拌した反応液に室温でゆっくり加えた。更に、室温で50分間撹拌した後、水を加えクロロホルムにて抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:80/20〜65/35)にて精製することにより、標題化合物4.0gを淡黄色固体として得た(収率:95.2%)。
MS(APCI)m/z;420/422[M+H]+。
参考例B16
2−[3−フルオロ−4−(2−メトキシエチルスルファニル)フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−フルオロ−ベンゼンチオール1.00gのN−メチルピロリドン10mL溶液に臭化2−メトキシエタン0.68mL、炭酸カリウム1.34gを加え、85℃にて1時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、水を加えて酢酸エチルにて抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=99/1〜95/5)で精製することにより、4−ブロモ−2−フルオロ−1−(2−メトキシエチルスルファニル)ベンゼン1.13gを無色液体として得た(収率88%)。
(2)前記(1)で得られた化合物1.13gにビス(ピナコラ−ト)ジボロン1.40g、酢酸カリウム1.37g、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体173mg及びジメチルスルホキシド15mLを加え、該混合物を脱気後、窒素雰囲気下80℃で6時間攪拌した。反応混合物を水に注ぎ、該混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=91/9〜80/20)で精製することにより、標題化合物1.14gを無色液体として得た(収率:86%)。
参考例B17〜B21
対応原料化合物を参考例B16と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B17) 2−[3−フルオロ−4−(3−メトキシプロピルスルファニル)フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:327[M+H]
(参考例B18) 2−[3−フルオロ−4−[2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)エチルスルファニル]フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:400[M+NH
(参考例B19) 2−[2−フルオロ−4−[2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)エチルスルファニル]フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:400[M+NH
(参考例B20) 2−[4−[2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシオキシ)エチルスルファニル]フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:382[M+NH
(参考例B21) 2−[2−フルオロ−4−(2−ベンジルオキシエチルオキシ)フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン
Figure 2013107855
参考例B22
2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニルアセトニトリルの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−フルオロベンジルブロミド8.04gのジメチルスルホキシド50mL溶液にシアン化ナトリウム1.68gを室温にて加え、90℃にて終夜撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて酢酸エチルにて抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=90/10〜80/20)で精製することにより4−ブロモ−2−フルオロフェニルアセトニトリル3.61gを黄色液体として得た(収率:56%)。
(2)前記(1)で得られた化合物1.84gにビス(ピナコラート)ジボロン2.62g、酢酸カリウム1.68g、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド・ジクロロメタン複合体351mg及びジメチルスルホキシド10mLと水1mLを加え、該混合物を脱気後、窒素雰囲気下80℃で終夜攪拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、該混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=90/10〜70/30)で精製することにより、標題化合物2.30gを無色粘性油状物として得た(収率:99%)。
参考例B23
4,4,5,5−テトラメチル−2−(3−メチルスルファニル−4−メチルスルファニルメチルフェニル)−[1,3,2]ジオキサボロランの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−フルオロベンジルブロミド13.40gのジメチルスルホキシド100mL溶液にナトリウムメタンチオラート14.21gを室温で加え、終夜撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=100/0〜90/10)で精製することにより4−ブロモ−2−メチルスルファニル−1−メチルスルファニルメチルベンゼン12.32gを黄色液体として得た(収率:94%)。
(2)前記(1)で得られた化合物2.35gにビス(ピナコラ−ト)ジボロン3.05g、酢酸カリウム1.96g、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体408mg及びDMSO5mLと水0.5mLを加え、該混合物を脱気後、窒素雰囲気下80℃で終夜攪拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、該混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0〜90/10)で精製することにより、標題化合物3.32gを無色粘性油状物として得た(収率:99%)。
参考例B24
1−[4−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル]ピペラジン−1−イル]エタノンの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−フルオロベンジルブロミド2.68gとアセチルピペラジン1.28gのジメチルスルホキシド40mL溶液にトリエチルアミン1.5mLを室温にて加え、1時間撹拌した。この反応液にビス(ピナコラ−ト)ジボロン3.80g、酢酸カリウム2.00g、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体410mgを加え、該混合物を脱気後、窒素雰囲気下70℃で終夜攪拌した。反応混合物を水に注ぎ、該混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をNHシリカゲルクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=80/20〜40/60)で精製することにより、標題化合物262mgを粘性油状物として得た(収率:7%)。
MS(APCI)m/z:363
参考例B25
2−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]イソチアゾリジン−1,1−ジオキシドの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−フルオロアニリン1.90gのジクロロメタン20mL溶液にピリジン2mL、3−クロロプロパン−1−スルホニルクロリド1.77gのジクロロメタン10mL溶液を加え、室温にて3時間撹拌した。反応混合物に1規定塩酸を加えてジクロロメタンで抽出した。有機層を1規定塩酸で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をジクロロメタン/ジイソプロピルエーテルで粉末化することにより、2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)イソチアゾリジン−1,1−ジオキシド1.27gを暗紫色粉体として得た(収率:43%)。
(2)前記(1)で得られた化合物1.20gを参考例B16(2)と同様に処理することにより、標題化合物1.40gを無色粉末として得た(収率:100%)。
MS(APCI)m/z:359[M+NH4]
参考例B26
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸の製造
Figure 2013107855
(1)8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B9で得られた化合物)1.36g、3−フルオロ−4−メトキシカルボニルフェニルボロン酸0.961g、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム0.374g、炭酸セシウム2.11gを1,4−ジオキサン54mL及び水13mLに溶解し、該混合物を窒素雰囲気下90℃で7時間加熱撹拌した。反応混合液を室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:86/14〜75/25、及び溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:91/9〜75/25)で2回精製することにより、2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸メチルエステル0.767gを無色結晶として得た(収率:48%)。
(2)前項(1)で得られた化合物760mgをTHF13mL及びメタノール13mLの混合溶液に溶解し、2N水酸化ナトリウム水溶液3.1mLを加え、室温で3時間撹拌した。反応混合液に2N塩酸水溶液を加えて中和した後に、水を加えて30分撹拌した。析出晶をろ取し、減圧乾燥することにより、標題化合物695mgを無色固体として得た(収率:94%)。
MS(APCI)m/z:480[M+H]
参考例B27〜B32
対応原料化合物を参考例B26と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B27) 2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:480[M+H]
(参考例B28) 4−[4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル」−6−フルオロキナゾリン−8−イル]−2−フルオロ安息香酸
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:478[M+H]
(参考例B29) 2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:480[M+H]
(参考例B30) 2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(3−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:480[M+H]
(参考例B31) 2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル酢酸
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:494[M+H]
(参考例B32) 2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)キナゾリン−8−イル]ベンジルスルファニル]酢酸
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:540[M+H]+。
参考例B33
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[3−(2,2,2−トリフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸の製造
Figure 2013107855
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−[3−(2,2,2−トリフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B14で得られた化合物)1.00gおよび4−カルボキシ−3−フルオロフェニルボロン酸798mgを製造例B1と同様に処理することにより、標題化合物265mgを無色粉末として得た(収率:24%)。
MS(APCI)m/z:520[M+H]
参考例B34
[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンジルスルファニル]酢酸メチルエステルの製造
Figure 2013107855
(1)チオグリコール酸メチル2.7gのDMF50mL溶液に炭酸カリウム13.8g及び4−ブロモ−2−フルオロベンジルブロミド6.7gを加え、該混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮することにより、(4−ブロモ−2−フルオロベンジルスルファニル)酢酸 メチルエステル7.5gを無色粘性油状物として得た(収率:>99%)。
(2)前項(1)で得られた化合物3.0gを参考例B16(2)と同様に処理することにより、標題化合物を無色粘性油状物として得た(収率:32%)。
MS(APCI)m/z:358[M+NH4]
参考例B35
6−フルオロ−8−[3−フルオロ−4−[2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)エチルスルファニル]フェニル]−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B9で得られた化合物)200mgを製造例B1と同様に処理することにより、標題化合物109mgを無色粉末として得た(収率:38%)。
MS(APCI)m/z:596[M+H]
参考例B36〜B41
対応原料化合物を参考例B35と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B36) 6−フルオロ−8−[4−[2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)エチルスルファニル]フェニル]−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:578[M+H]
(参考例B37) 6−フルオロ−8−[2−フルオロ−4−[2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)エチルスルファニル]フェニル]−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:596[M+H]
(参考例B38) 6−フルオロ−8−[3−フルオロ−4−[[2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)エチルスルファニル]メチル]フェニル]−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:610[M+H]
(参考例B39) 6−フルオロ−8−[3−フルオロ−4−[[3−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)プロピルスルファニル]メチル]フェニル]−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:624[M+H]
(参考例B40) 6−フルオロ−8−[3−フルオロ−4−[[2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)エチルスルファニル]メチル]フェニル]−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
(参考例B41) 6−フルオロ−8−[3−フルオロ−4−[[3−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)プロピルスルファニル]メチル]フェニル]−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:624[M+H]
参考例B42
2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−[4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2013107855
(1)8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B9で得られた化合物)780mgを参考例B26と同様に処理することにより、2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−[4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]酢酸450mgを無色粉末として得た(収率:35%)。
MS(APCI)m/z:591[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物150mgを製造例B2と同様に処理することにより、標題化合物96mgを無色粉末として得た(収率:73%)。
MS(APCI)m/z:618[M+H]
参考例B43
6−フルオロ−8−[3−フルオロ−4−[2−[2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)エチル]−2H−テトラゾール−5−イル]フェニル]−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
(1)8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B9で得られた化合物)420mg及び4−シアノ−3−フルオロフェニルボロン酸250mgを製造例B1と同様に処理することにより、2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンゾニトリル334mgを無色粉末として得た(収率:73%)。
MS(APCI)m/z:461[M+H]
(2)上記(1)で得られた化合物138mgのトルエン6mL溶液にアジ化ナトリウム200mg、トリエチルアミン塩酸塩400mgを加え、100℃にて20時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、水を加え、析出物をろ取した。ろ液に水を加え、ジクロロメタンで3回抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜80/20)により精製することにより、6−フルオロ−8−[3−フルオロ−4−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン113mgを無色固体として得た(収率:74%)。
(3)上記(2)で得られた化合物90mgのジメチルホルムアミド溶液に水素化ナトリウム8mg、2−(2−クロロエトキシ)テトラヒドロピラン33mgを加え、室温で16時間撹拌した。反応混合物に炭酸カリウム138mgを加え、100℃で16時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex;富士シリシア化学、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=90/10〜50/50)で精製することにより、標題化合物56mgを無色固体として得た(収率:49%)。
参考例B44
2−[2−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンジルスルファニル]エトキシ]テトラヒドロピランの製造
Figure 2013107855
(1)臭化4−ブロモ−2−フルオロベンジル5.34gのジメチルホルムアミド50mL溶液にチオ酢酸カリウム2.28gを加え室温にて1時間撹拌した。反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を減圧濃縮し、得られた残渣5.5gのメタノール50mL溶液に2−(2−クロロエトキシ)テトラヒドロピラン3.29g、2規定水酸化ナトリウム水溶液50mLを加え、室温で終夜撹拌した。反応混合物に水及び飽和食塩水を加え、ジクロロメタンで3回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜90/10)で精製することにより、2−[2−(4−ブロモ−2−フルオロベンジルスルファニル)エトキシ]テトラヒドロピラン3.62gを無色固体として得た(収率:50%)。
(2)前記(1)で得られた化合物3.5gを、参考例B16(2)と同様に処理することにより、標題化合物2.6gを油状物として得た(収率:66%)。
MS(APCI)m/z:414[M+NH4]
参考例B45
2−[3−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンジルスルファニル]プロポキシ]テトラヒドロピランの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B44と同様に処理することにより、標題化合物を得た。
MS(APCI)m/z:428[M+NH
参考例B46
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]アニリン2塩酸塩の製造
Figure 2013107855
(1)8―ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]−オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B9で得られた化合物)2gと4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−フルオロフェニルボロン酸1.456gを製造例B1と同様に処理することにより、2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニルカルバミン酸tert−ブチルエステル1.9845gを無色粉末として得た。(収率:76%)
(2)前記(1)で得られた化合物1.98gのジクロロメタン15mL、エタノール15mL溶液に4規定塩酸−ジオキサン溶液15mLを加え、該混合物を室温で3時間30分攪拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をエタノー及び酢酸エチルで結晶化し、析出物を濾取することにより、標題化合物1.74gを淡黄色粉末として得た(収率:93%)。
MS(APCI)m/z:451[M+H]
参考例B47
酢酸2−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンジルオキシ]エチルエステルの製造
Figure 2013107855
(1)水素化ナトリウム0.8gのジメチルホルムアミド100mL溶液に0℃で酢酸2−ヒドロキシエチルエステル2.1gを加えた後、4−ブロモ−1−ブロモメチル−2−フルオロベンゼン5.36gのDMF100mL溶液を加え、室温で16時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=90/10〜40/60)で精製することにより、酢酸2−(4−ブロモ−2−フルオロベンジルオキシ)エチルエステル1.50gを無色液体として得た(収率:28%)。
(2)前記(1)で得られた化合物1.50gを、参考例B16(2)と同様に処理することにより、標題化合物0.86gを無色粘性油状物体として得た(収率:51%)。
MS(APCI)m/z:356[M+NH4]
参考例B48
6−フルオロ−8−(3−フルオロ−4−ビニルフェニル)−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
(1)8―ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B12)で得られた化合物)0.5gと3−フルオロ−4−ホルミルフェニルボロン酸を製造例B1と同様に処理することにより、2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンズアルデヒド0.34gを得た。(収率:62%)
(2)メチルトリフェニルホスホニウムブロミド174mgのテトラヒドロフラン5mL懸濁液に、−78℃でn−ブチルリチウムのヘキサン1.54mol/L溶液0.32mLを滴下し、該混合物を−78℃で10分撹拌した。反応混合物に前記(1)で得られた化合物150mgのTHF5mL溶液を加え、室温で12時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、残渣に水を注ぎ、該混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=85/15〜65/35)で精製することにより、標題化合物96mgを無色固体として得た(収率:64%)。
MS(APCI)m/z:462[M+H]
参考例B49
1−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−3−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]イミダゾリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]イミダゾリジン−2−オン(製造例B15で得られた化合物)848mgと臭化2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル700μLを製造例B16と同様に処理することにより、標題化合物550.7mgを淡黄色粉末として得た(収率:50%)。
MS(APCI)m/z:678[M+H]
参考例B50
8−(4−クロロメチル−3−フルオロフェニル)−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]メタノール(製造例B297で得られた化合物)130mgのジクロロメタン3mL溶液に塩化チオニル98μL、DMF1滴を加え、室温で2時間20分撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、該混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=90/10〜70/30)で精製することにより、標題化合物118.6mgを無色粉末として得た(収率:88%)。
MS(APCI)m/z:484/486[M+H]
参考例B51
6−フルオロ−8−(6−フルオロピリジン−3−イル)−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
8―ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]−オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B9で得られた化合物)500mg及び2−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン345mgを製造例B1と同様に処理することにより、標題化合物426mgを無色固体として得た(収率:82%)。
MS(APCI)m/z:437[M+H]
参考例B52
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル酢酸エチルエステルの製造
Figure 2013107855
8―ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]−オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B9で得られた化合物)420mg及び2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル酢酸エチルエステル(参考例B53で得られた化合物610mgを製造例B1と同様に処理することにより、標題化合物750mgを無色粘性油状物として得た(収率:100%)。
MS(APCI)m/z:522[M+H]
参考例B53
2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル酢酸エチルエステルの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−フルオロフェニルアセトニトリル(参考例B22(2)で得られた化合物)15.0gのエタノール150mL/水45mL溶液に水酸化カリウム23.59gを室温で加え、該混合物を85℃で9.5時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、6規定塩酸水溶液でpH3〜4に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮することにより、4−ブロモ−2−フルオロフェニル酢酸15.41gを褐色固体として得た(収率:94%)。
(2)前記(1)で得られた化合物16.94gのエタノール350mL溶液に硫酸2mLを加え終夜加熱還流した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、該混合物をクロロホルムで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をジイソプロピルエーテル/ヘキサンで粉末化することにより、4−ブロモ−2−フルオロフェニル酢酸エチルエステル14.03gを無色固体として得た(収率:58%)。
MS(APCI)m/z:261/263[M+H]
(3)前記(2)で得られた化合物2.00gを参考例B16(2)と同様に処理することにより、標題化合物を無色固体として得た(収率:66%)。
MS(APCI)m/z:309[M+H]
参考例B54
4−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−オキソピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B1と同様に処理することにより、標題化合物(423.3mg)を無色固体として得た(収率:64%)。
MS(APCI)m/z:634[M+H]
参考例B55
4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−3−メチルアニリンの2塩酸塩
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B46と同様に処理することにより、標題化合物(819.8mg)を無色粉末として得た(収率:85%)。
MS(APCI)m/z:447[M+H]
参考例B56
4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−2−メチルアニリン
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B46と同様に処理した後、当該反応生成物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で処理することにより、標題化合物(458.7mg)を淡黄色粉末として得た(収率:100%)。
MS(APCI)m/z:447[M+H]
参考例B57
1−[4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−2−メチルフェニル]イミダゾリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−2−メチルアニリン(参考例B56で得られた化合物)300mgのテトラヒドロフラン6mL溶液に室温でイソシアン酸2−クロロエチル172μLを加え、19時間撹拌した。反応混合物にヨウ化テトラn−ブチルアンモニウム12.4mg、6規定水酸化ナトリウム水溶液6mLを加え、該混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜92/8)で精製することにより、標題化合物272.9mgを無色粉末として得た(収率:79%)。
MS(APCI)m/z;516[M+H]
参考例B58
1−[4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−3−メチルフェニル]イミダゾリジン−2−オン
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B57と同様に処理することにより、標題化合物(136.6mg)を無色粉末として得た(収率:69%)。
MS(APCI)m/z;516[M+H]
参考例B59
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−4−(2−アセトキシアセチル)ピペラジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]ピペラジン−2−オン(製造例B94で得られた化合物)の2塩酸塩80mgとアセトキシアセチルクロリド29μLを製造例B9と同様に処理することにより、標題化合物89.1mgを無色粉末として得た(収率:100%)。
MS(APCI)m/z;634[M+H]
参考例B60〜61
対応原料化合物を参考例B9と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B60) 8−ブロモ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;428/430[M+H]
(参考例B61) 8−ブロモ−4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;400/402[M+H]
参考例B62
1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]イミダゾリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−フルオロアニリン10gを参考例B57と同様に処理することにより、1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)イミダゾリジン−2−オン13.57gを無色粉末として得た。(収率99%)
MS(APCI)m/z;259/261[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物7gと臭化2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル11.6mLを製造例B16(2)と同様に処理することにより、標題化合物5.80gを無色粘性油状物として得た(収率:51%)。
MS(APCI)m/z:417/419[M+H]
参考例B63〜B65
対応原料化合物を参考例B62と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B63) 1−(4−ブロモフェニル)−3−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]イミダゾリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:399/401[M+H]
(参考例B64) 1−(4−ブロモ−2−メチルフェニル)−3−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]イミダゾリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:413/415[M+H]
(参考例B65) 1−(4−ブロモ−2−メチルフェニル)−3−[3−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)プロピル]イミダゾリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:397/399[M+H]
参考例B66
(S)−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
(S)−4−ヒドロキシピロリジン−2−オン2.02g、塩化tert−ブチルジメチルシラン3.16g及びイミダゾール2.04gのジメチルホルムアミド20mL懸濁液を室温で終夜撹拌した。反応混合液に0℃で水を加え、析出固体を濾取し、乾燥することにより、標題化合物3.90gを無色粉末として得た。(収率:90%)。
MS(APCI)m/z:216[M+H]
参考例B67〜B68
対応原料化合物を参考例B66と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B67) (R)−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:216[M+H]
(参考例B68) (S)−5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシメチル)ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:230[M+H]
参考例B69
(S)−1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
(S)−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン−2−オン(参考例B66で得られた化合物)859mg、4−ブロモ−2−フルオロ−1−ヨードベンゼン1g、塩化銅32mg、N,N’−ジメチルエチレンジアミン36μLおよびリン酸カリウム1.41gのトルエン15mL懸濁液を、窒素雰囲気下80℃で15時間撹拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=100/0〜80/20)で精製することにより、標題化合物1.06gを無色固体として得た(収率:83%)。
MS(APCI)m/z;388/390[M+H]
参考例B70〜B73
対応原料化合物を参考例B69と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B70) (R)−1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;388/390[M+H]
(参考例B71) (R)−1−(4−ブロモ−2−メチルフェニル)−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;384/386[M+H]
(参考例B72) (R)−1−(4−ブロモ−3−メチルフェニル)−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;384/386[M+H]
(参考例B73) 4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−オキソピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;373/375[M+H]
参考例B74
(S)−1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシメチル)ピロリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
(S)−5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシメチル)ピロリジン−2−オン(参考例B68で得られた化合物)8g、4−ブロモ−2−フルオロ−1−ヨードベンゼン10g、塩化銅316mg、trans−シクロヘキサン−1,2−ジアミン758mg及びリン酸カリウム17.6gのトルエン150mL懸濁液を、窒素雰囲気下110℃で11時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=70/30〜50/50)で精製することにより、標題化合物6.09gを黄色粘性油状物として得た(収率:46%)。
MS(APCI)m/z;402/404[M+H]
参考例B75
4−ブロモ−3−メチルフェニルカルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2013107855
4−ブロモ−3−メチルアニリン4g、二炭酸ジtert−ブチル4.7gのメタノール160mL溶液にトリエチルアミン6mLを加え、該混合物を室温で1日撹拌した。反応混合物に二炭酸ジtert−ブチル4.7g及びトリエチルアミン6mLを更に加え、該混合物を室温で17時間撹拌した。反応混合物に二炭酸ジtert−ブチル4.7g、トリエチルアミン6mLを更に加え、該混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=100/0〜90/10)で精製することにより、標題化合物4.57gを無色粉末として得た(収率:74%)。
MS(APCI)m/z;286/288[M+H]
参考例B76
4−ブロモ−2−メチルフェニルカルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B75と同様に処理することにより、標題化合物を得た。
MS(APCI)m/z;286/288[M+H]
参考例B77
1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−[2−メチル−2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)プロピル]イミダゾリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
(1)1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)イミダゾリジン−2−オン(参考例B62(1)で得られた化合物)1gとブロモ酢酸エチル232mgを製造例B16と同様に処理することにより、1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−エトキシカルボニルメチルイミダゾリジン−2−オン814.3mgを無色固体として得た(収率61%)。
MS(APCI)m/z;345/347[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物810mgのTHF20mL溶液に窒素雰囲気下、−40℃で臭化メチルマグネシウムのTHF溶液(0.93mol/L)7.6mLを5分かけて滴下し、該混合物を室温で100分間撹拌した。反応混合物に臭化メチルマグネシウムのTHF溶液(0.93mol/L)7.6mLを滴下し、該混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=65/35〜35/65)で精製した。得られた粗生成物をジクロロメタン5mLに溶解し、これに3,4−ジヒドロ−2H−ピラン430μL及びトルエン−4−スルホン酸ピリジン塩59mgを加え、該混合物を室温で5時間撹拌した。反応混合物に3,4−ジヒドロ−2H−ピラン430μL及びトルエン−4−スルホン酸ピリジン塩59mgを更に加え、該混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=85/15〜65/35)で精製することにより、標題化合物206.1mgを無色粉末として得た(収率:21%)。
MS(APCI)m/z;286/288[M+H]
参考例B78
(R)−3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシメチル)オキサゾリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−フルオロアニリン5gのアセトン100mL溶液に、室温で水20mL及び炭酸水素ナトリウム4.66gを加え、これにクロロ蟻酸ベンジルの30%トルエン溶液16.5gを滴下し、該混合物を室温で19時間撹拌した。反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、得られた残渣に冷ヘキサン(0℃)を加え、析出固体を濾取して乾燥することにより、4−ブロモ−2−フルオロカルバミン酸ベンジルエステル8.06gを無色粉末として得た。(収率94%)
MS(APCI)m/z;341/343[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物3gのテトラヒドロフラン70mL溶液に、窒素雰囲気下、−78℃でn−ブチルリチウムのヘキサン溶液(1.54mol/L)6.6mLを15分かけて滴下し、該混合物を1時間撹拌した。反応混合物に−78℃でブタン酸(R)−1−オキシラニルメチルエステル1.57mLを滴下し、該混合物を室温で22時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=55/45〜25/75)で精製することにより、(R)−3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシメチルオキサゾリジン−2−オン1.27gを無色固体として得た(収率:47%)。
MS(APCI)m/z;290/292[M+H]+。
(3)前記(2)で得られた化合物1.26gのジメチルホルムアミド12mL溶液にイミダゾール443mg及び塩化tert−ブチルジメチルシラン0.72gを加え、該混合物を室温で2.5時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗後、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=90/10〜75/25)で精製することにより、標題化合物1.42gを無色固体として得た(収率:81%)。
MS(APCI)m/z;404/406[M+H]
参考例B79
5−ブロモ−2−(2−オキソピロリジン−1−イル)ベンゾニトリルの製造
Figure 2013107855
2−アミノ−5−ブロモベンゾニトリル2gと塩化4−クロロブタン酸1.36gを製造例B14と同様に処理することにより、標題化合物1.14gを黄色固体として得た。(収率42%)
MS(APCI)m/z;265/267[M+H]
参考例B80
4−[3−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−2−オキソイミダゾリジン]−1−イル]−3−フルオロフェニルボロン酸の製造
Figure 2013107855
1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]イミダゾリジン−2−オン(参考例B62で得られた化合物)2gのテトラヒドロフラン/トルエン(15mL/15mL)溶液に−80℃でn−ブチルリチウムのヘキサン溶液(1.59mol/L)3.92mLを10分かけて滴下し、該混合物を90分間撹拌した。反応混合物にトリメトキシボラン752μLを加え、該混合物を2時間撹拌した。反応混合物に0℃で飽和塩化アンモニウム溶液10mL、水1mL及び85%リン酸水溶液0.5mLを加え、該混合物を90分間撹拌した。反応混合物を、酢酸エチルで抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=95/5〜35/65)で精製することにより、標題化合物206.2mgを無色粉末として得た(収率:11%)。
MS(APCI)m/z;383[M+H]
参考例B81
1−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−3−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]イミダゾリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]イミダゾリジン−2−オン(参考例B62で得られた化合物)2gを参考例B16(2)と同様に処理することにより、標題化合物1.10gを淡赤色固体として得た(収率:49%)。
MS(APCI)m/z:465[M+H]
参考例B82〜B95
対応原料化合物を参考例B16(2)と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B82) 1−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−3−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]イミダゾリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:447[M+H]
(参考例B83) 1−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−3−[2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]イミダゾリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:461[M+H]
(参考例B84) 1−[2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−3−[3−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)プロピル]イミダゾリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:445[M+H]
(参考例B85) (S)−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:436[M+H]
(参考例B86) (R)−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:436[M+H]
(参考例B87) (R)−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−[2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:432[M+H]
(参考例B88) (R)−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−[3−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:432[M+H]
(参考例B89) 4−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−3−オキソピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:421[M+H]
(参考例B90) (S)−5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−1−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:450[M+H]
(参考例B91) [3−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]カルバミン酸tert−ブチルエステル
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:351[M+H]
(参考例B92) [2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]カルバミン酸tert−ブチルエステル
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:351[M+H]
(参考例B93) 1−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−3−[2−メチル−2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)プロピル]イミダゾリジン−2−オン
Figure 2013107855
(参考例B94) (R)−5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]オキサゾリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:452[M+H]
(参考例B95) 2−(2−オキソピロリジン−1−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾニトリル
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:313[M+H]
参考例B96
8−ヨード−3H−キナゾリン−4−オンの製造
Figure 2013107855
(1)硫酸ナトリウム25.4gの水680mL溶液に、抱水クロラール35.5g及び2−ヨードアニリン39.2g、ヒドロキシルアミン硫酸塩44.06g、濃塩酸7.6mL、エタノール260mLを加え、該混合物を80℃で2時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却後、更に氷冷下で攪拌し、析出晶をろ取し、水洗後、乾燥することにより、2−(ヒドロキシイミノ)−N−(2−ヨードフェニル)アセトアミド27.7gを黄褐色粉末として得た(収率53%)。
MS(APCI)m/z;291[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物27.7gの濃硫酸150mL溶液を75℃で1時間撹拌した。反応混合物を500mLの氷水に注ぎ、氷冷下で1時間撹拌し、析出晶をろ取し、水洗後、乾燥することにより、7−ヨード−1H−インドール−2,3−ジオンの粗生成物27.1gを赤褐色粉末として得た。
MS(APCI)m/z;274[M+H]、306[M+MeOH]
(3)前記(2)で得られた化合物27.1gを水酸化ナトリウム22.9gの水180mL溶液に加え、該混合物に氷冷下で30%過酸化水素水22.5mLをゆっくり滴下後、室温で1時間撹拌した。反応混合液に氷冷下で6N塩酸97mLをゆっくり加えた後、1時間撹拌した。該混合液に水150mLを加え、室温で撹拌し、析出晶をろ取して水洗後、50℃で乾燥することにより、2−アミノ−3−ヨード安息香酸20.8gを淡褐色粉末として得た(収率83%((2)より2段階通算))。
MS(APCI)m/z;264[M+H]
(4)前記(3)で得られた化合物20.7gにホルムアミド100mLを加え、該混合物を150℃で6時間撹拌した。反応混合液を室温まで冷却し、水400mLを加えて30分間撹拌後、析出晶をろ取し、水及びジエチルエーテルで順次洗浄することにより、8−ヨード−3H−キナゾリン−4−オン18.2gを褐色粉末として得た(収率85%)。
MS(APCI)m/z;273[M+H]
参考例B97
8−ブロモ−3H−キナゾリン−4−オンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物20.13gを参考例A6(4)と同様に処理することにより、8−ブロモ−3H−キナゾリン−4−オン18.97gを得た(収率90%)。
MS(APCI)m/z:225/227[M+H]
参考例B98
4−クロロ−8−ヨードキナゾリンの製造
Figure 2013107855
8−ヨード−3H−キナゾリン−4−オン(参考例B96で得られた化合物)450mgの塩化チオニル溶液4.5mLにDMF1滴を加え、該混合物を80℃で終夜還流した。反応混合液を室温まで冷却後、減圧濃縮し、得られた残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を濃縮し、得られた結晶をジイソプロピルエーテルで洗浄し、ろ取することにより、標題化合物329mgを淡褐色固体として得た(収率69%)。
MS(APCI)m/z;291,293[M+H]
参考例B99
8−ブロモ−4−クロロキナゾリンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物5gを参考例B3と同様に処理することにより、標題化合物4.85gを得た(収率90%)。
MS(APCI)m/z:243/245[M+H]
参考例B100
4−(5−ジフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2013107855
4−(N−ヒドロキシカルバムイミドイル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例A36(1)で得られた化合物)973mg、ジフルオロ酢酸エチルエステル4mlを100℃で14時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:90/10〜80/20)にて精製することにより、標題化合物757mgを無色油状物として得た(収率:62.4%)。
MS(APCI)m/z;204[M+H−Boc]
参考例B101
4−[5−(1−アセトキシ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2013107855
4−(N−ヒドロキシカルバムイミドイル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例A36(1)で得られた化合物)973mg、トリエチルアミン669μLのトルエン10ml溶液に氷冷下で塩化2−アセトキシ−2−メチルプロピオン酸630μLのトルエン2mL溶液をゆっくりと滴下した。該混合物を室温で20分間撹拌した後、120℃で5.5時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:80/20〜65/35)で精製することにより、標題化合物1183mgを淡黄色油状物として得た(収率:83.7%)。
MS(APCI)m/z;354[M+H]+。
参考例B102
4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2013107855
2,2−ジフルオロプロピオン酸500mgのジメチルホルムアミド15mL溶液に、[ジメチルアミノ−([1,2,3]トリアゾロ−[4,5−b]ピリジン−3−イルオキシ)メチレン]ジメチルアンモニウム ヘキサフルオロホスフェート(HATU)1711mg、ジイソプロピルエチルアミン1.31mLを順次加え、該混合物を25分間撹拌した。反応混合物に4−(N−ヒドロキシカルバムイミドイル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例A36(1)で得られた化合物)730mgを加え、室温で21時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:90/10〜80/20)で精製することにより、標題化合物592.5mgを淡黄色油状物として得た(収率:62.2%)。
MS(APCI)m/z;318[M+H]+。
参考例B103
4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル、及び4−[5−ジメチルアミノ−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2013107855
4−(N−ヒドロキシカルバムイミドイル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例A36(1)で得られた化合物)920mgのジクロロメタン23mL溶液に、[ジメチルアミノ−([1,2,3]トリアゾロ−[4,5−b]ピリジン−3−イルオキシ)メチレン]ジメチルアンモニウム ヘキサフルオロホスフェート(HATU)1725mg,2,2−ジフルオロ−プロピオン酸500mg、ジイソプロピルエチルアミン1.32mLを順次加え、室温で26.5時間撹拌した。反応混合液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:95/5〜40/60)で精製することにより、4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(化合物R106A)193mg(収率:16.1%)を無色油状物として、4−[5−ジメチルアミノ−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(化合物R106B)489mg(収率:43.6%)を淡黄色固体として得た。
(化合物R106A):MS(APCI)m/z;318[M+H]
(化合物R106B):MS(APCI)m/z;297[M+H]
参考例B104〜B107
対応原料化合物を参考例A36(3)と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B104) 4−(5−ジフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;204[M+H]
(参考例B105) 4−[5−(1−アセチル−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;254[M+H]
(参考例B106) 4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;218[M+H]
(参考例B107) 4−[5−ジメチルアミノ−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン二塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;197[M+H]
参考例B108〜B116
対応原料化合物を参考例B9と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B108) 8−ブロモ−4−[4−(5−ジフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−6−フルオロキナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;428/430[M+H]
(参考例B109) 酢酸1−[3−[1−(8−ブロモ−6−フルオロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−1−メチルエチルエステル
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;478/480[M+H]
(参考例B110) 8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(2−プロピル−2H−テトラゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;420/422[M+H]
(参考例B111) 8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(2−イソプロピル−2H−テトラゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;420/422[M+H]
(参考例B112) 8−ヨード−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;450[M+H]
(参考例B113) 8−ブロモ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;402/404[M+H]
(参考例B114) 8−ブロモ−4−[4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;424/426[M+H]
(参考例B115)
[3−[1−(8−ブロモ−キナゾリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]ジメチルアミン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;403/405[M+H]
(参考例B116) 8−ヨード−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;450[M+H]
参考例B117
8−ブロモ−5−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B15と同様に処理することにより、標題化合物(2662mg)を淡黄色固体として得た(収率:77%)。
MS(APCI)m/z:420/422[M+H]
参考例B118〜B121
対応原料化合物を参考例B22と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B118) 8−ブロモ−5−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;420/422[M+H]
(参考例B119) 8−ブロモ−4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−5−フルオロキナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;418/420[M+H]
(参考例B120) 8−ブロモ−5−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;446/448[M+H]
(参考例B121) 8−ブロモ−4−[4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]−5−フルオロキナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;442/444[M+H]
参考例B122
2−[3−[1−(8−ブロモ−6−フルオロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]プロパン−2−オールの製造
Figure 2013107855
酢酸1−[3−[1−(8−ブロモ−6−フルオロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−1−メチルエチルエステル(参考例B109で得られた化合物)345mgを製造例B11と同様に処理することにより、標題化合物282mgを無色固体として得た(収率:89.6%)。
MS(APCI)m/z;436/438[M+H]
参考例B123
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
2−[3−[1−(8−ブロモ−6−フルオロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]プロパン−2−オール(参考例B122で得られた化合物)201mgを製造例B100と同様に処理することにより、標題化合物125mgを無色固体として得た(収率:61.9%)。
MS(APCI)m/z;438/440[M+H]
参考例B124
2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)安息香酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−フルオロ安息香酸5.00gのジクロロメタン80mL溶液に、氷冷下、tert−ブタノール8.75mL、4−ジメチルアミノピリジン418mg及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩5.25g加え、該混合物を室温で19時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、該混合物をクロロホルムで抽出した。有機層を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=100/0〜93/7)で精製することにより、2−フルオロ−4−ブロモ安息香酸tert−ブチルエステル2.00gを無色液体として得た(収率32%)。
(2)前記(1)で得られた化合物2.00gを参考例B16(2)と同様に処理することにより標題化合物1.71gを無色液体として得た(収率:73%)。
MS(APCI)m/z:323[M+H]
参考例B125
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸・塩酸塩の製造
Figure 2013107855
(1)8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B162で得られた化合物)680mg、2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)安息香酸tert−ブチルエステル(参考例B124で得られた化合物)638mg、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体125mgおよび炭酸セシウム2993mgの1,4−ジオキサン/水(24mL/6mL)溶液を窒素雰囲気下、80℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:90/10〜75/25)で精製することにより、2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸tert−ブチルエステル545mgを得た(収率:64%)。
MS(APCI)m/z:562[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物545mgの1,4−ジオキサン5mL溶液に4N塩酸−ジオキサン溶液14mLを加え、室温で19時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジエチルエーテルで粉末化することにより、標題化合物530mgを無色粉末として得た(収率:100%)。
MS(APCI)m/z:506[M+H]
参考例B126〜B129
対応原料化合物を参考例B125と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B126) 2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;506[M+H]
(参考例B127) 2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;480[M+H]
(参考例B128) 4−[4−[4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]−5−フルオロキナゾリン−8−イル]−2−フルオロ安息香酸塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;502[M+H]
(参考例B129) 4−[5−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−2−メチル安息香酸塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;502[M+H]
参考例B130〜B131
対応原料化合物を参考例B46と同様に処理して得られた化合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B130) 4−[4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−6−フルオロキナゾリン−8−イル]−2−フルオロアニリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;449[M+H]
(参考例B131) 3−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]アニリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;451[M+H]
参考例B132
3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−(2,4−ジメトキシベンジル)テトラヒドロピリミジン−4−オンの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−フルオロアニリン3.8gのジクロロメタン12mL溶液に室温でアクリル酸クロリド1.7mLを加えた後、ジクロロメタン12mLを加え、室温で2時間撹拌した。更に、反応液にジクロロメタン12mLを加えて室温で16時間撹拌した後、これにアクリル酸クロリド325μLを加え、室温で23.5時間撹拌した。反応混合物に氷冷下で水を加え、5分間撹拌した後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をジエチルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することにより、N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)アクリルアミド3797mgを無色粉末として得た(収率:77.8%)。
MS(APCI)m/z;244/246[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物244mg、2,4−ジメトキシベンジルアミン451μLのトルエン1mL溶液を80℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:70/30〜50/50)で精製することにより、N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)プロピオンアミド413mgを無色粉末として得た(収率:100%)。
MS(APCI)m/z;411/413[M+H]
(3)前記(2)で得られた化合物393mg、37%ホルマリン水溶液2mL及びTHF3mLの混合物を室温で9時間撹拌した。反応混合液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:75/25〜43/57)で精製することにより、標題化合物351.6mgを無色粉末として得た(収率:86.9%)。
MS(APCI)m/z;423/425[M+H]
参考例B133
3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−(2,4−ジメトキシベンジル)イミダゾリジン−4−オンの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−フルオロアニリン3.8g、トリエチルアミン4.18mLのTHF100mL溶液に、氷冷下でブロモ酢酸クロリド2.16mLを加えた後、氷冷下で1時間撹拌した。反応混合物を更に室温で3日間撹拌後、減圧濃縮した。得られた残渣に0.5N塩酸100mLを加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣のジクロロメタン200mL溶液に、室温でジイソプロピルエチルアミン5.24mL、2,4−ジメトキシベンジルアミン6.0mLを順次加え、該混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物にヨウ化ナトリウム300mgを加え、室温で21時間撹拌後、還流下、5.5時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:75/25〜25/75)で精製することにより、N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)アセトアミド5.68gを褐色油状物として得た(収率:71.5%)。
MS(APCI)m/z;397/399[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物1.53g、37%ホルマリン水溶液6.2mL、及びTHF11.8mLの混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をジイソプロピルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することにより、標題化合物1.21gを無色粉末として得た(収率:76.8%)。
MS(APCI)m/z;409/411[M+H]
参考例B134
3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]イミダゾリジン−4−オンの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−フルオロアニリン3.8g、トリエチルアミン4.18mlのTHF100mL溶液に、氷冷下でブロモ酢酸クロリド2.16mLを加え、該混合物を氷冷下で1時間撹拌後、更に室温で3日間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣に0.5N塩酸100mLを加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣のTHF60mL溶液に、室温でジイソプロピルエチルアミン6.99mL、2−アミノエタノール3.62mL、ヨウ化ナトリウム300mgを加え、加熱還流下で20時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール:100/0〜85/15)で精製することにより、N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)アセトアミド2.02gを褐色固体として得た(収率:69.5%)。
MS(APCI)m/z;291/293[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物1.75gを参考例B132(3)と同様に処理することにより、3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−[2−ヒドロキシエチル]イミダゾリジン−4−オン1.75gを黄色油状物として得た(収率:95.9%)。
MS(APCI)m/z;303/305[M+H]
(3)前記(2)で得られた化合物1.82gを参考例B66と同様に処理することにより、標題化合物2.3gを淡黄色油状物として得た(収率:92.1%)。
MS(APCI)m/z;417/419[M+H]
参考例B135〜B136
対応原料化合物を参考例B66と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B135) (S)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;216[M+H]
(参考例B136) (R)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;216[M+H]
参考例B137〜B139
対応原料化合物を参考例B69と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B137) (S)−1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;388/390[M+H]
(参考例B138) (R)−1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;388/390[M+H]
(参考例B139) (S)−1−(4−ブロモ−2−メチルフェニル)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;384/386[M+H]
参考例B140
1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]テトラヒドロピリミジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B62と同様に処理することにより、標題化合物(2358mg)を淡黄色固体として得た(収率:38.7%)。
MS(APCI)m/z;431/433[M+H]
参考例B141〜B142
対応原料化合物を製造例B14と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B141) 1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;258/260[M+H]
(参考例B142) 1−(4−ブロモ−3−メチルフェニル)ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;254/256[M+H]
参考例B143
4−ブロモ−2−メチル安息香酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B124(1)と同様に処理することにより、標題化合物(5585mg)を淡黄色粘性油状物として得た(収率:51.5%)。
MS(APCI)m/z;271/273[M+H]
参考例B144
4−ブロモ−3−フルオロフェニルカルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B75と同様に処理することにより、標題化合物(12.19g)を無色固体として得た(収率:73.8%)。
MS(APCI)m/z;290/292[M+H]
参考例B145〜B155
対応原料化合物を参考例B16(2)と同様に処理して以下の化合物を得た。
(参考例B145) 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]テトラヒドロピリミジン−4−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;471[M+H]
(参考例B146) 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]イミダゾリジン−4−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;457[M+H]
(参考例B147) 1−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−3−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]イミダゾリジン−4−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;465[M+H]
(参考例B148) (S)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;436[M+H]
(参考例B149) (R)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;436[M+H]
(参考例B150) (S)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−[2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;432[M+H]
(参考例B151) 1−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−3−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]テトラヒドロピリミジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;479[M+H]
(参考例B152) 1−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;306[M+H]
(参考例B153) 1−[3−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;302[M+H]
(参考例B154) 2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)安息香酸tert−ブチルエステル
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;336[M+NH4]
(参考例B155) 3−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルエステル
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;338[M+H]
参考例B156
(2S,4R)−4−ヒドロキシピペリジン−2−カルボニトリル・塩酸塩の製造
Figure 2013107855
(1)(2S,4R)−4−ヒドロキシピロリジン−1、2−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステル1.0gのテトラヒドロフラン17mL溶液に氷冷下、トリエチルアミン663μL、クロロギ酸エチル455μLを加え、該混合物を30分撹拌した。反応混合物に同温で28%アンモニア水を加え、室温で18時間攪拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=95/5→80/20)で精製することにより、(2S,4R)−2−カルバモイル−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル216mgを得た(収率22%)。
(2)前記(1)で得られた化合物1.15gのピリジン12mL溶液に、トリフルオロ酢酸無水物1.77mLを−20℃で加え、該混合物を室温で21時間攪拌した。反応混合物に水及び酢酸エチルを加えた後、2規定塩酸、2N水酸化ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮することにより、(2S,4R)−2−シアノ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを粗生成物として得た。該化合物のジクロロメタン9mL溶液に4規定塩酸−ジオキサン溶液8.9mLを加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物にヘキサンを加え、析出晶をろ取し、減圧乾燥することにより、標題化合物460mgを得た(収率62%)。
MS(APCI)m/z;113[M+H]
参考例B157
1−(8−ブロモ−6−フルオロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−4−カルボニトリルの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B9と同様に処理することにより、標題化合物(2396mg)を無色固体として得た(収率:89.4%)。
MS(APCI)m/z;335/337[M+H]
参考例B158
1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]テトラヒドロピリミジン−4−オンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を製造例B1と同様に処理することにより、標題化合物(301.7mg)を褐色固体として得た(収率:95.1%)。
MS(APCI)m/z;684[M+H]
参考例B159〜B160
対応原料化合物を参考例B1と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B159) 6−フルオロ−8−[3−フルオロ−4−[2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)エトキシ]フェニル]−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:580[M+H]
(参考例B160) 6−フルオロ−8−[3−フルオロ−4−[2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)エトキシ]フェニル]−4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:578[M+H]
参考例B161
2−[3−フルオロ−4−[2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)エトキシ]フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロランの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B16と同様に処理することにより、標題化合物(1.02g)を油状物として得た(収率:53%)。
MS(APCI)m/z:384[M+H]
参考例B162
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B9と同様に処理することにより、標題化合物(2.26g)を粉末として得た(収率:95%)。
MS(APCI)m/z:446/448[M+H]
参考例B163
4−(2−プロピル−2H−テトラゾール−5−イル)ピペリジン塩酸塩の製造
Figure 2013107855
(1)4−シアノピペリジン−1−カルボン酸5.00gのジメチルホルムアミド30mL溶液に、アジ化ナトリウム3.86g、塩化アンモニウム3.45gを加え、該混合物を100℃で18時間撹拌した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=99/1〜80/20)で精製することにより、4−(2H−テトラゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル4.75gを無色粉末として得た(収率79%)。
MS(APCI)m/z:254[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物2.20gのジメチルホルムアミド22mL溶液に炭酸カリウム2.40g、ヨウ化プロピル1.27mLを加え、該混合物を室温で1.5時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=75/25〜35/65)で精製することにより、4−(2−プロピル−2H−テトラゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル2.04gを無色液体として得た(収率80%)。
MS(APCI)m/z:296[M+H]
(3)前記(2)で得られた化合物2.04gを参考例A1(3)と同様に処理することにより標題化合物1.55gを無色粉末として得た(収率:97%)。
MS(APCI)m/z:196[M+H]
参考例B164
1−[2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−メチルアニリン3.00gと塩化4−クロロブタン酸2.71mLを製造例B99と同様に処理することにより、1−(4−ブロモ−2−メチルフェニル)ピロリジン−2−オン3.75gを無色固体として得た(収率92%)。
MS(APCI)m/z;254,256[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物2.70gを参考例B16(2)と同様に処理することにより、標題化合物1.21gを無色固体として得た(収率38%)。
MS(APCI)m/z;302[M+H]
参考例B165
1−[2−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−2−オキソエチル]ピロリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−フルオロアセトフェノン1.50gのジクロロメタン/メタノール(2/1)90mL溶液にテトラ−n−ブチルアンモニウムトリブロミド3.33gを加え、該混合物を室温で20時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=95/5〜85/15)で生成することにより、2−ブロモ−1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)エタノン1.88gを粗生成物として得た。
(2)前記(1)で得られた化合物400mgと2−メトキシ−1−ピロリン147mgのDMF溶液4mLを60℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=50/50〜0/100)で精製することにより、1−[2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−オキソエチル]ピロリジン−2−オン281mgを無色固体として得た(工程(1)からの通算収率63%)。
MS(APCI)m/z;300/302[M+H]
(3)前記(2)で得られた化合物280mgを参考例B16(2)と同様に処理することで標題化合物222mgを褐色油状物として得た(収率68%)。
MS(APCI)m/z;348[M+H]
参考例B166
(S)−1−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル]ピロリジン−2−カルボン酸アミドの製造
Figure 2013107855
(1)(S)−ピロリジン−2−カルボキサミド502mgのアセトニトリル18mL溶液に、4−ブロモ−2−フルオロベンジルブロミド1.07gとトリエチルアミン613μLを加え、該混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物に水を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=60/40〜20/80)で精製することにより、(S)−1−(4−ブロモ−2−フルオロベンジル)ピロリジン−2−カルボン酸アミド995mgを無色固体として得た(収率83%)。
MS(APCI)m/z;348[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物990mgを参考例B16(2)と同様に処理することにより、標題化合物285mgを無色固体として得た(収率25%)。
MS(APCI)m/z;349[M+H]
参考例B167
2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンジルカルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2013107855
(1)ジカルボン酸ジtert−ブチルエステル7.7gのジクロロメタン120mL溶液に4−ブロモ−2−フルオロベンジルアミン6g及びジイソプロピルエチルアミン10.2mLを加え、該混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物に水を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=95/5〜85/15)で精製することにより、(4−ブロモ−2−フルオロベンジル)カルバミン酸tert−ブチルエステル8.32gを無色固体として得た(収率93%)。
MS(APCI)m/z;304,306[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物1000mgを参考例B16(2)と同様に処理することにより、標題化合物852mgを無色粘性油状物として得た(収率74%)。
MS(APCI)m/z;252[M+2H−Boc]
参考例B168
[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル]メチルカルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2013107855
(1)水素化ナトリウムのジメチルスルホキシド15mL溶液を0℃に冷却し、これに4−ブロモ−2−フルオロベンジルカルバミン酸tert−ブチルエステル(参考例B167(1)で得られた化合物)1.5gを加え、該混合物を15分間撹拌した。反応混合物にヨウ化メチル0.34mLを滴下し、該混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/酢酸エチル=0/100〜1/99)で精製することにより、(4−ブロモ−2−フルオロベンジル)メチルカルバミン酸tert−エステル1.46gを無色粘性油状物として得た(収率93%)。
MS(APCI)m/z;318,320[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物1000mgを参考例B16(2)と同様に処理することにより、標題化合物649mgを無色粘性油状物として得た(収率59%)。
MS(APCI)m/z;366[M+H]
参考例B169
2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル酢酸エチルエステルの製造
Figure 2013107855
4−ブロモ−2−フルオロフェニル酢酸エチル2.00gを参考例B16(2)と同様に処理することにより、標題化合物1.56gを無色固体として得た(収率66%)。
MS(APCI)m/z;309[M+H]
参考例B170
2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル酢酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2013107855
(1)硫酸マグネシウム31.5gのジクロロメタン200mL溶液に濃硫酸3.5mLを加え、該混合物を15分間撹拌した。反応混合物に4−ブロモ−2−フルオロフェニル酢酸15.2gのジクロロメタン60mL溶液及びtert−ブチルアルコール31.2mLを加え、室温で終夜撹拌した。反応混合物をセライトろ過し、氷及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、15分間撹拌した。有機層を分離後、水層を酢酸エチルで抽出した。合した有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=95/5〜90/9)で精製することにより、4−ブロモ−2−フルオロフェニル酢酸tert−ブチルエステル16.6gを無色固体として得た(収率88%)。
MS(APCI)m/z;289,291[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物580mgを参考例B16(2)と同様に処理することにより、標題化合物358.7mgを無色固体として得た(収率53%)。
MS(APCI)m/z;354[M+H]
参考例B171
3−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル酢酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−3−フルオロフェニル酢酸600mg及び4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウムクロリド n水和物(DMT−MM)855mgのtert−ブチルアルコール12mL溶液にN−メチルモルホリン340μLを加え、該混合物を50℃で2時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出し、水及び飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=97/3〜85/15)で精製することにより、4−ブロモ−3−フルオロフェニル酢酸tert−ブチルエステル509mgを淡黄色粘性油状物として得た(収率68%)。
(2)前項(1)で得られた化合物500mgを参考例B16(2)と同様に処理することにより、標題化合物146mgを淡黄色粘性油状物として得た(収率25%)。
MS(APCI)m/z;436[M+H]
参考例B172
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル酢酸の製造
Figure 2013107855
(1)8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B10で得られた化合物)450mgと2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル酢酸エチルエステル(参考例B169で得られた化合物)396mgを製造例B26(1)と同様に処理することにより、2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル酢酸エチル476mgを無色固体として得た(収率85%)。
MS(APCI)m/z;522[M+H]
(2)前項(1)で得られた化合物450mgを参考例B26(2)と同様に処理することにより、標題化合物361mgを無色固体として得た(収率85%)。
MS(APCI)m/z;494[M+H]
参考例B173
3−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル酢酸の製造
Figure 2013107855
(1)8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B10で得られた化合物)150mgと3−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル酢酸tert−ブチルエステル(参考例B171で得られた化合物)144mgを製造例B26(1)と同様に処理することにより、3−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル酢酸tert−ブチルエステル115mgを無色固体として得た(収率59%)。
MS(APCI)m/z;550[M+H]
(2)前項(1)で得られた化合物100mgを参考例B125(2)と同様に処理することにより、標題化合物95mgを無色粉末として得た(収率100%)。
MS(APCI)m/z;494[M+H]
参考例B174
4−[4[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)]ピペリジン−1−イル]−6−フルオロキナゾリン−8−イル]−2−フルオロフェニル酢酸の製造
Figure 2013107855
(1)8−ブロモ−4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−6−フルオロキナゾリン(参考例B11で得られた化合物)500mgと[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]酢酸エチルエステル(参考例B169で得られた化合物)553mgを参考例B26(1)と同様に処理することにより、(4−[4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)]ピペリジン−1−イル]−6−フルオロキナゾリン−8−イル]−2−フルオロフェニル)酢酸エチル276mgを無色固体として得た(収率44%)
MS(APCI)m/z;520[M+H]
(2)前項(1)で得られた化合物220mgを参考例B26(2)と同様に処理することで標題化合物198mgを無色固体として得た(収率95%)。
MS(APCI)m/z;492[M+H]
参考例B175
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[3−(2,2,2−トリフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル酢酸の製造
Figure 2013107855
(1)8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−[3−(2,2,2−トリフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B14で得られた化合物)330mgと2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル酢酸tert−ブチルエステル(参考例B170で得られた化合物)553mgを参考例B125(1)と同様に処理することで2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[3−(2,2,2−トリフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル酢酸tert−ブチルエステル336mgを無色固体として得た(収率79%)。
MS(APCI)m/z;590[M+H]
(2)前項(1)で得られた化合物を参考例B125(2)と同様に処理することで標題化合物77mgを無色固体として得た(収率23%)。
MS(APCI)m/z;534[M+H]
参考例B176
[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンジル]メチルカルバミン酸tert−ブチルの製造
Figure 2013107855
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B10で得られた化合物)600mgと[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル]メチルカルバミン酸tert−ブチルエステル(参考例B168で得られた化合物)626mgを製造例B1と同様に処理することにより、標題化合物682mgを無色固体として得た(収率83%)。
MS(APCI)m/z;579[M+H]
参考例B177
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンジルアミンの製造
Figure 2013107855
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンジルカルバミン酸tert−ブチル(製造例B133で得られた化合物)610mgのジクロロメタン12.2mL溶液にトリフルオロ酢酸6.1mLを加え、該混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣に水、ジクロロメタン、1N水酸化ナトリウム水溶液を加えて撹拌した。該混合物をジクロロメタンで抽出し、有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=55/45〜0/100)で精製することにより、標題化合物410mgを無色固体として得た(収率82%)。
MS(APCI)m/z;465[M+H]
参考例B178
[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンジル]メチルアミンの製造
Figure 2013107855
[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンジル]メチルカルバミン酸tert−ブチル(参考例B176で得られた化合物)650mgを参考例B177と同様に処理することにより、標題化合物343mgを無色固体として得た(収率64%)。
MS(APCI)m/z;479[M+H]
参考例B179
酢酸1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンジルカルバモイル]−1−メチルエチルエステルの製造
Figure 2013107855
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンジルアミン(参考例B177で得られた化合物)80mgと酢酸1−クロロカルバモイル−1−メチルエチルエステル27.1μLを製造例B9と同様に処理することにより、標題化合物78.1mgを無色固体として得た(収率80%)。
MS(APCI)m/z;593[M+H]
参考例B180
酢酸[[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンジル]メチルカルバモイル]メチルエステルの製造
Figure 2013107855
(2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンジル)メチルアミン80mg(参考例B178で得られた化合物)と対応原料化合物を製造例B9と同様に処理することにより、標題化合物83mgを無色固体として得た(収率86%)。
MS(APCI)m/z;579[M+H]
参考例B181
酢酸1−[[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンジル]メチルカルバモイル]−1−メチルエチルエステルの製造
Figure 2013107855
[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンジル]メチルアミン80mg(参考例B178で得られた化合物)と対応原料化合物を製造例B9と同様に処理することで標題化合物80mgを無色固体として得た(収率79%)。
MS(APCI)m/z;607[M+H]
参考例B182
8−(6−クロロ−2−メチルピリジン−3−イル)−6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B10で得られた化合物)600mgと対応原料化合物を製造例B1と同様に処理することにより、標題化合物442mgを無色固体として得た(収率66%)。
MS(APCI)m/z;467,469[M+H]
参考例B183
1−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]3−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオンの製造
Figure 2013107855
(1)アミノ酢酸エチルエステル1.29gのジクロロメタン溶液40mLに、室温でイソシアン酸4−ブロモ−2−フルオロフェニル2.00g及びトリエチルアミン1.29mLを加え、該混合物を終夜撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣をエタノール20mLに溶解し、これにナトリウムメトキシド(28%メタノール溶液)1.52gを加え、該混合物を80℃で6時間撹拌した。反応混合物に更にナトリウムメトキシド(28%メタノール溶液)1.52gを加え、該混合物を80℃で1日間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、減圧濃縮し、得られた残渣に6N塩酸32mLを加え、該混合物を100℃で3.5時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を少量のジクロロメタン及びメタノール混合溶液に溶解し、ジエチルエーテルから再結晶することにより、3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)イミダゾリジン−2,4−ジオン1.19gを無色固体として得た(収率47%)。
MS(APCI)m/z;273,275[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物500mgを参考例B62(2)と同様に処理することにより、3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]イミダゾリジン−2,4−ジオン466mgを無色固体として得た(収率59%)。
MS(APCI)m/z;431,433[M+H]
(3)前記(2)で得られた化合物460mgを参考例B16(2)と同様に処理することにより、標題化合物266mgを無色固体として得た。
MS(APCI)m/z;479[M+H]
参考例B184
1−[2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−3−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]イミダゾリジン−2,4−ジオンの製造
Figure 2013107855
参考例B10で得られた化合物70mg及び参考例B183で得られた化合物95.6mgを参考例B1と同様に処理することにより、標題化合物70.9mgを無色固体として得た(収率62%)。
MS(APCI)m/z;692[M+H]
参考例B185
酢酸 2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンジルエステルの製造
Figure 2013107855
4−ブロモ−2−フルオロベンジルブロミド1.50g及び酢酸カリウム2.74gのDMSO22.5mL溶液を終夜室温で撹拌した。反応混合物にビス(ピナコラート)ジボロン1.71g、1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体229mgを加え、該混合物を80℃で7時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=95/5〜83/17)で精製することにより、標題化合物417mgを淡緑色固体として得た(収率25%)。
MS(APCI)m/z;348[M+H]
参考例B186
(S)−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンジル]ピロリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
(1)参考例B10で得られた化合物600mg、および参考例B185で得られた化合物504mgを参考例B1と同様に処理することにより、酢酸2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンジル595mgを無色固体として得た(収率82%)。
MS(APCI)m/z;508[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物590mgを製造例B11と同様に処理することにより、[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]メタノール528mgを無色固体として得た(収率98%)。
MS(APCI)m/z;466[M+H]
(3)前記(2)で得られた化合物525mg及び三臭化リン153mgのジクロロメタン10.5mL溶液を室温で2.5時間撹拌した。反応混合物に水を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=75/25〜40/60)にて精製することにより、8−(4−ブロモメチル−3−フルオロフェニル)−6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン427mgを無色固体として得た(収率72%)。
MS(APCI)m/z;528/530[M+H]
(4)前記(3)で得られた化合物80mgを製造例B19と同様に処理することにより、標題化合物30.8mgを無色粘性油状物として得た(収率31%)。
MS(APCI)m/z;663[M+H]
参考例B187〜B189
対応原料化合物を参考例B174と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B187) 3−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8イル]フェニル酢酸
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;520[M+H]
(参考例B188) 3−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル酢酸
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;520[M+H]
参考例B189
4−(2−イソプロピル−2H−テトラゾール−5−イル)ピペリジン塩酸塩の製造
Figure 2013107855
参考例B163(1)で得られた化合物と対応原料化合物を参考例B163(2)及び(3)と同様に処理することにより、標題化合物を得た。
MS(APCI)m/z:196[M+H]
参考例B190
8−[4−(2−アセトキシエトキシ)−2−フルオロフェニル]−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン臭化水素塩の製造
Figure 2013107855
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B9で得られた化合物)168mgの1,4−ジオキサン8mL溶液に水2mL、2−[2−フルオロ−4−(2−ベンジルオキシエチルオキシ)フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン(参考例B21で得られた化合物)373mg、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体35mg及び炭酸セシウム650mgを加え、窒素雰囲気下、該混合物を90℃で16時間撹拌した。反応液に酢酸エチル、水、飽和食塩水を加えた後、該混合物をセライトろ過し、ろ液を酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex;富士シリシア化学、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:90/10〜70/30)で精製した。粗生成物に臭化水素の25%酢酸溶液2mLを加え、室温で1時間撹拌した。反応液を濃縮し、残渣をトルエンで共沸後、減圧濃縮することで標題化合物43mgを粘性油状物として得た(収率:17%)。
MS(APCI)m/z;538[M+H]
参考例B191
3−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[1−(N−ヒドロキシカルバムイミドイル)ピペリジン−4−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミドの製造
Figure 2013107855
(1)8−ブロモ−4−クロロ−6−フルオロキナゾリン(参考例B3で得られた化合物)1.00gの1,4−ジオキサン24mL溶液に4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]−ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル1.18g、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム440mg、炭酸セシウム2.48g及び水6mLを加え、該混合物をマイクロウェーブ反応装置(Initiator)中、140℃で20分間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=93/7〜72/28)にて精製することにより、4−(8−ブロモ−6−フルオロキナゾリン−4−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル671mgを淡黄色粉末として得た(収率:43%)。
MS(APCI)m/z;408/410[M+H]
(2)上記(1)で得られた化合物200mg及び2−[4−(N,N−ジメチルカルバモイル)−2−フルオロフェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン186mgを製造例B1と同様に処理することにより、4−[8−(4−ジメチルカルバモイル−2−フルオロフェニル)−6−フルオロキナゾリン−4−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル199mgを無色紛体として得た(収率82%)。
MS(APCI)m/z;495[M+H]
(3)上記(2)で得られた化合物181mgのエタノール8mL/THF4mL溶液に10%パラジウム−炭素30mgを加え、該混合物を水素雰囲気下40〜45℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=80/20〜40/60)で精製することにより、4−[8−(4−ジメチルカルバモイル−2−フルオロフェニル)−6−フルオロキナゾリン−4−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル143mgを無色粉末として得た(収率:79%)。
MS(APCI)m/z;497[M+H]
(4)上記(3)で得られた化合物122mgの1,4−ジオキサン溶液に4規定塩酸−ジオキサン溶液2mL及びメタノール1mLを加え、該混合物を室温で2.5時間撹拌した。溶媒を減圧濃縮した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を減圧濃縮することにより、3−フルオロ−4−(6−フルオロ−4−ピペリジン−4−イルキナゾリン−8−イル)−N,N−ジメチルベンズアミド99mgを淡黄色粉末として得た(収率:100%)。
MS(APCI)m/z;397[M+H]
(5)上記(4)で得られた化合物99mgのエタノール2mL、THF1mL溶液に臭化シアン29mg及び炭酸水素ナトリウム64mgを加え、該混合物を室温で17時間時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:クロロホルム/メタノール=100/0〜95/5)にて精製することにより、4−[4−(1−シアノピペリジン−4−イル)−6−フルオロキナゾリン−8−イル]−3−フルオロ−N,N−ジメチルベンズアミド81mgを無色粉末として得た(収率:77%)。
MS(APCI)m/z;422[M+H]
(6)上記(5)で得られた化合物81mgのイソプロパノール1mL溶液に50%ヒドロキシルアミン水溶液25mgを加え、該混合物を90℃で2.5時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、減圧濃縮することにより、標題化合物87mgを無色粉末として得た(収率:100%)。
MS(APCI)m/z;455[M+H]
参考例B192
4−[4−(4−シアノピペリジン−1−イル)−6−フルオロキナゾリン−8−イル]−2−フルオロ−N,N−ジメチルベンズアミドの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を製造例B1と同様に処理することにより、標題化合物979mgを無色粉末として得た(収率:78%)。
MS(APCI)m/z;422[M+H]
参考例B193
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B9と同様に処理することにより、標題化合物769mgを淡黄色粉末として得た(収率:96%)。
MS(APCI)m/z;421/423[M+H]
参考例B194
(S)−4−(8−ブロモ−6−フルオロキナゾリン−4−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B9と同様に処理することにより、標題化合物768mgを淡黄色粉末として得た(収率:95%)。
MS(APCI)m/z;425/427[M+H]
参考例B195
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[(S)−4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
(1)参考例B194で得られた化合物768mgの1,4−ジオキサン溶液に4規定塩酸−ジオキサン溶液7mLを加え、該混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジエチルエーテルで粉末化することにより、8−ブロモ−6−フルオロ−4−((S)−3−メチルピペラジン−1−イル)キナゾリン2塩酸塩774mgを淡黄色粉末として得た(収率:100%)。
MS(APCI)m/z;325/327[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物774mgのエタノール15mL溶液に臭化シアン191mg及び炭酸水素ナトリウム770mgを加え、該混合物を室温で17時間時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=83/17〜63/37)で精製することにより、(S)−4−(8−ブロモ−6−フルオロキナゾリン−4−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニトリル539mgを無色粉末として得た(収率:85%)。
MS(APCI)m/z;350/352[M+H]
(3)前記(2)で得られた化合物539mgを参考例A36(1)〜(2)と同様に処理することにより、標題化合物275mgを淡黄色粉末として得た(収率:41%)。
MS(APCI)m/z;435/437[M+H]
参考例B196
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[(S)−4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルピペラジン−1−イル]−キナゾリンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B9と同様に処理することにより、標題化合物423mgを無色粉末として得た(収率:64%)。
MS(APCI)m/z;435/437[M+H]
参考例B197
(S)−1−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−3−メチルピペラジン2塩酸塩の製造
Figure 2013107855
(1)(S)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸−tert−ブチルエステル2.38gを参考例B195(2)と同様に処理することにより、(S)−4−シアノ−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸−tert−ブチルエステル2.23gを無色粉末として得た(収率:83%)。
MS(APCI)m/z;226[M+H]
(2)上記(1)で得られた化合物2.23gを参考例A36と同様に処理することにより、標題化合物1.42gを無色粉末として得た(収率:53%)。
MS(APCI)m/z;211[M+H]
参考例B198
6−フルオロ−8−[3−フルオロ−4−[2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)エチルスルファニルメチル]−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を製造例B1と同様に処理することにより、標題化合物75mgを無色粉末として得た(収率:26%)。
MS(APCI)m/z;611[M+H]
参考例B199
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル酢酸の製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B174と同様に処理することにより、標題化合物500mgを無色粉末として得た(収率:72%)。
MS(APCI)m/z;495[M+H]
参考例B200
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[(R)−4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B9と同様に処理することにより、標題化合物757mgを淡黄色粉末として得た(収率:91%)。
MS(APCI)m/z;435/437[M+H]
参考例B201
(R)−1−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルピペラジン塩酸塩の製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B197と同様に処理することにより、標題化合物981mgを無色粉末として得た(収率:31%)。
MS(APCI)m/z;211[M+H]
参考例B202
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B9と同様に処理することにより、標題化合物755mgを淡黄色粉末として得た(収率:91%)。
MS(APCI)m/z;435/437[M+H]
参考例B203
1−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−[1,4]ジアゼパン塩酸塩の製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B197と同様に処理することにより、標題化合物980mgを無色粉末として得た(収率:40%)。
MS(APCI)m/z;211[M+H]
参考例B204
6−フルオロ−8−(3−フルオロ−4−メチルスルファニルメチルフェニル)−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を製造例B1と同様に処理することにより、標題化合物755mgを淡黄色粉末として得た(収率:91%)。
MS(APCI)m/z;435/437[M+H]
参考例B205
[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[(S)−4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルピペラジン−1−イル]−キナゾリン−8−イル]フェニル]酢酸の製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B174と同様に処理することにより、標題化合物227mgを無色粉末として得た(収率:72%)。
MS(APCI)m/z;509[M+H]
参考例B206
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(N−ヒドロキシカルバムイミドイル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミドの製造
Figure 2013107855
参考例B192で得られた化合物890mgのイソプロパノール10mL溶液に50%ヒドロキシルアミン水溶液279μLを加え、90℃にて5時間撹拌した。室温まで冷却した後溶媒を減圧留去し、ジエチルエーテルにてトリチュレーションすることにより標題化合物837mgを無色粉末として得た(収率:87%)。
MS(APCI)m/z;455[M+H]
参考例B207
1−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ピペラジン塩酸塩の製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B197と同様に処理することにより、標題化合物1.21gを無色粉末として得た(収率:62%)。
MS(APCI)m/z;197[M+H]
参考例B208〜B211
対応原料化合物を参考例B15と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B208) 8−ブロモ−5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ピペラジン−1−イル]−キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;421/423[M+H]
(参考例B209) 8−ブロモ−4−[4−(5−シクロブチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−5−フルオロキナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;432/434[M+H]
(参考例B210) 8−ブロモ−5−フルオロ−4−[4−[5−(1−メチルシクロプロピル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;432/434[M+H]
(参考例B211) 8−ブロモ−5−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;438/440[M+H]
参考例B212〜B213
対応原料化合物を参考例A36と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B212) 4−(5−シクロブチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:208[M+H]
(参考例B213) 4−(5−(1−メチルシクロプロピル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:208[M+H]
参考例B214
対応原料化合物を参考例B69と同様に処理することにより、5−ブロモ−2−[(R)−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2−オキソピロリジン−1−イル]ベンゾニトリルを得た。
Figure 2013107855

MS(APCI)m/z;395/397[M+H]
参考例B215
(S)−1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−オキソピロリジン−2−カルボニトリルの製造
Figure 2013107855
(1)4−ブロモ−2−フルオロ−1−ヨードベンゼン2gと(S)−5−オキソピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル1.25gを参考例B74と同様に処理することにより(S)−1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−エトキシカルボニルピロリジン−2−オン812mgを黄色油状物として得た(収率:37%)。
MS(APCI)m/z;330/332[M+H]
(2)上記(1)で得られた化合物800mgのメタノール4mL溶液に0℃で7規定アンモニアメタノール溶液8mLを加え、0℃で3時間撹拌した。反応液に7規定アンモニアメタノール溶液8mLを加えた後、0℃で1時間撹拌し、次いで室温で終夜撹拌した。反応液を濃縮し、ヘキサンおよび酢酸エチルの混合溶媒を加え、析出固体をろ取することにより、(S)−1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−オキソピロリジン−2−カルボキシアミド749mgを淡黄色固体として得た(収率:98%)。
MS(APCI)m/z;301/303[M+H]
(3)上記(2)で得られた化合物745mgのジクロロメタン20mL懸濁液に0℃で1,8−ジアザビシクロ−[5,4,0]―ウンデカ−7−エン(DBU)1.05mLを加え、これにエチルジクロロホスフェート558μLを滴下後、該混合物を室温で7時間した。反応液にテトラヒドロフラン10mLとDBU0.35mLを加え、室温で終夜撹拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=80/20→50/50)で精製することにより、標題化合物597mgを無色固体として得た(収率90%)。
MS(APCI)m/z;283/285[M+H]
参考例B216〜B217
対応原料化合物を参考例B16(2)と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B216) (R)−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−[2−シアノ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;443[M+H]
(参考例B217) (S)−5−シアノ−1−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−オン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;331[M+H]
参考例B218
4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン塩酸塩の製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B274と同様に処理した後、参考例A36(3)と同様に処理することにより、標題化合物606mgを無色粉末として得た(収率:55%)。
MS(APCI)m/z;214[M+H]
参考例B219
2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸・塩酸塩の製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B125と同様に処理することにより、標題化合物166mgを無色粉末として得た(収率:62%)。
MS(APCI)m/z:498[M+H]
参考例B220
(2S,4R)−4−フルオロピロリジン−2−カルボン酸アミド塩酸塩の製造
Figure 2013107855
(1)(2S,4R)−4−フルオロピロリジン−2−カルボン酸993mgの1,4−ジオキサン15mL溶液に水7.5mL、1規定水酸化ナトリウム水溶液7.5mLを加え、二炭酸ジtert−ブチル1.63gの1,4−ジオキサン3mL溶液を加え、室温にて18時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣にクエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を水洗し、硫酸ナトリウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮することにより、(2S,4R)−4−フルオロピロリジン−1,2−ジカルボン酸−1−tert−ブチルエステル1930mgを無色油状物として得た(収率:100%)。
MS(APCI)m/z;234[M+H]
(2)上記(1)で得られた化合物1.93g、塩化アンモニウム2.00g、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール・1水和物(HOBt・HO)1.71g、及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(WSC・HCl)2.13gのジメチルホルムアミド40mL溶液にトリエチルアミン6.3mLを加え、該混合物を室温で17時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜93/7)で精製することにより、(2S,4R)−2−カルバモイル−4−フルオロピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル800mgを無色粉末として得た(収率46%)。
MS(APCI)m/z;233[M+H]
(3)上記(2)で得られた化合物800mgの1,4−ジオキサン6mL溶液に4規定塩酸−ジオキサン溶液3mLを加え、室温で7時間撹拌した。反応液を濃縮し、ジエチルエーテルにてトリチュレーションすることにより、標題化合物533mgを無色粉末として得た(収率92%)。
MS(APCI)m/z;133[M+H]
参考例B221
8−ブロモ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−ピペリジン−1−イル]−キナゾリンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B9と同様に処理することにより、標題化合物を得た。
MS(APCI)m/z;420/422[M+H]
参考例B222
(3R,4R)−ピロリジン−3,4−ジオールの製造
Figure 2013107855
(3R,4R)−1−ベンジルピロリジン−3,4−ジオール966mgのエタノール15mL溶液に10%パラジウム炭素200mg及び酢酸10mLを加え、水素加圧下(40psi)、室温で28時間攪拌した。反応混合物をセライトろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣に4N塩酸−ジオキサン溶液を加えた後、減圧濃縮することにより、標題化合物373mgを黄色固体として得た(収率99%)。
MS(APCI)m/z;104[M+H]
参考例B223
1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1H−テトラゾールの製造
Figure 2013107855
4−ブロモ−2−フルオロアニリン3.8g、オルトギ酸トリエチル8.89gの酢酸50mL溶液にアジ化ナトリウム1.56gを加え、120℃で終夜攪拌した。反応混合物を室温まで冷却後、減圧濃縮した。得られた残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、該混合物を酢酸エチルにて抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=20:80→40:60)で精製することにより、標題化合物4.0gを白色固体として得た(収率83%)。
MS(APCI)m/z;243/245[M+H]
参考例B224
1−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキソボロラン−2−イル)−フェニル]−1H−テトラゾールの製造
Figure 2013107855
1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1H−テトラゾール972mg、ビス(ピナコラート)ジボロン1.22g、酢酸カリウム765mgのジオキサン10mL/ジメチルスルホキシド1mL溶液にジクロロ[1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン錯体163mgを加え、窒素雰囲気下、80℃で終夜攪拌した。反応混合物を室温まで冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、該混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=30:70→50:50)で精製することにより、標題化合物1.16gを黄色固体として得た(収率100%)。
MS(APCI)m/z;291[M+H]
参考例B225
6−[6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ニコチン酸エチルエステルの製造
Figure 2013107855
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B13で得られた化合物)500mgと6−クロロニコチン酸エチルエステル221mgのジオキサン10mL溶液にテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム138mgとヘキサn−ブチルジチン601μLを加え、該混合物を100℃で終夜撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=65/35〜50/50)で精製することにより、標題化合物45mgを単黄色固体として得た(収率:8%)。
MS(APCI)m/z;491[M+H]
参考例B226
(S)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンジル)ピロリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
参考例B186(3)で得られた化合物80mg、および参考例B135で得られた化合物39mgを製造例B19と同様の処理することで標題化合物81mgを無色固体として得た。(収率:80%)
MS(APCI)m/z;663[M+H]
参考例B227
酢酸1−[3−[1−[8−(4−ジメチルカルバモイル−3−フルオロフェニル)−6−フルオロキナゾリン−4−イル]ピペリジン−4−イル]−[1,2,4]オキサゾ−ル−5−イル]−1−メチルエチルエステルの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を製造例B1と同様に処理することにより、標題化合物を得た。
MS(APCI)m/z;304/306[M+H]
参考例B228
6−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ニコチン酸の製造
Figure 2013107855
(1)8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B9で得られた化合物)1gと6−クロロニコチン酸エチルエステル662mgを参考例B225と同様に処理することにより、6−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ニコチン酸エチルエステル187mgを淡黄色固体として得た(収率:16%)。
MS(APCI)m/z;491[M+H]
(2)上記(1)で得られた化合物を製造例B12と同様に処理することにより標題化合物153mgを黄色固体として得た(収率:89%)。
MS(APCI)m/z;463[M+H]
参考例B229
[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]メチルカルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2013107855
(1)(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステル2.03gのテトラヒドロフラン42mL溶液に0℃で水素化ナトリウム350mgを少量ずつ加え、該混合物を7分間撹拌した。反応液にヨウ化メタン0.7mLを加え、0℃で1時間撹拌した後、反応混合物を更に室温で終夜撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=96/4〜85/15)で精製することにより、(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)メチルカルバミン酸tert−ブチルエステル2.08gを淡黄色固体として得た(収率:98%)。
MS(APCI)m/z;304/306[M+H]
(2)上記(1)で得られた化合物2.08gを参考例B16(2)と同様に処理することにより標題化合物1.96gを無色粉末として得た(82%)。
MS(APCI)m/z;252[M+H−Boc]
参考例B230
2−(ピロリジン−1−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾニトリルの製造
Figure 2013107855
(1)5−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリル1gのジメチルスルホキシド5mL溶液にピロリジン500μLと炭酸カリウム1.25gを加え、該混合物をマイクロ波反応装置(Initiator)中、100℃で3時間加熱した。反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=95/5〜85/15)で精製することにより、5−ブロモ−2−(ピロリジン−1−イル)ベンゾニトリル979mgを無色粉末として得た(収率:78%)。
MS(APCI)m/z;251/253[M+H]+。
(2)上記(1)で得られた化合物500mgを製造例B16(2)と同様に処理することにより標題化合物459mgを無色固体として得た(77%)。
MS(APCI)m/z;299[M+H]
参考例B231〜B233
対応原料化合物を参考例A16と同様に処理することにより以下の化合物を得た。
(参考例B231)
2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)N,N−ジメチルベンズアミド
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;294[M+H]
(参考例B232)
3−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)N,N−ジメチルベンズアミド
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;294[M+H]
(参考例B233)
5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−カルボン酸ジメチルアミド
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;277[M+H]
参考例B234
2−メチルアミノプロパン−1,3−ジオールの製造
Figure 2013107855
(1)2−アミノプロパン−1,3−ジオール4gのテトラヒドロフラン溶液50mLに二炭酸ジ−tert−ブチル9.6g、1N水酸化ナトリウム水溶液10mL、クロロホルム10mLを加え、室温で終夜撹拌した。反応混合物を1N塩酸で弱酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた粗生成物をジエチルエーテルで洗浄後、ろ取し、乾燥することにより、(2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチルエチル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル5.14gを無色固体として得た(収率61%)。
MS(APCI)m/z;192[M+H]
(2)0℃に冷却した水素化アルミニウムリチウム1.59gのテトラヒドロフラン70mL溶液に、前記(1)で得られた化合物2gのテトラヒドロフラン30mL溶液を滴下し、該混合物を2時間加熱還流した。反応混合物を0℃に冷却し、水及び2N水酸化ナトリウム水溶液を加えた後、セライトろ過した。ろ液を濃縮し、残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール=100/0〜90/10)で精製することにより、標題化合物359mgを無色粘性油状物として得た(収率:33%)
MS(APCI)m/z;106[M+H]
参考例B235
3−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸の製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B26と同様に処理することにより、標題化合物を得た。
MS(APCI)m/z;480[M+H]
参考例B236
3−[3−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−2−オキソイミダゾリジン−1−イル]プロパン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2013107855
(1)2−アミノエタノール3.07mLに0℃でアクリル酸tert−ブチルエステル7.46mLを滴下し、室温で終夜撹拌した。反応混合物にテトラヒドロフラン50mLを加えた後、0℃でイソシアン酸4−ブロモ−2−フルオロフェニル10gのテトラヒドロフラン20mL溶液を滴下し、該混合物を室温で5時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をヘキサン/ジクロロメタンで再結晶した後、析出物を濾取して、乾燥することにより、3−[3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)ウレイド]プロパン酸tert−ブチルエステル18.55gを無色粉末として得た(収率99%)。
MS(APCI)m/z;405/407[M+H]
(2)上記(1)で得られた化合物18.53g、トリフェニルホスフィン17.99gのジクロロメタン250mL溶液に四塩化炭素50mLを加え、終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=90/10〜75/25)で精製することにより、3−[3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1−(2−クロロエチル)ウレイド]プロパン酸tert−ブチルエステルを粗生成物として得た。当該粗生成物にテトラヒドロフラン300mL、ヨウ化テトラブチルアンモニウム1.85g、6規定水酸化ナトリウム水溶液100mLを加え、該混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=80/20〜55/45)で精製し、ヘキサンで再結晶化後、析出物を濾取して、乾燥することにより、3−[3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−オキソイミダゾリジン−1−イル]プロパン酸tert−ブチルエステル13.48gを無色粉末として得た(収率:76%)。
MS(APCI)m/z;387/389[M+H]
(3)上記(2)で得られた化合物10gにビス(ピナコラート)ジボロン7.87g、酢酸カリウム3.8g、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)473mg、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル985mg及び1,4−ジオキサン100mLを加え、該混合物を脱気後、窒素雰囲気下90℃で3時間攪拌した。反応混合物に硫酸マグネシウムを加え、該混合物をセライトろ過した後、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=80/20〜60/40)で精製し、ヘキサンで再結晶化後、析出物を濾取して、乾燥することにより、標題化合物10.46gを無色粉末として得た(収率:93%)。
MS(APCI)m/z;435[M+H]
参考例B237
[3−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−2−オキソイミダゾリジン−1−イル]酢酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2013107855
(1)1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)イミダゾリジン−2−オン(参考例B62(1)で得られた化合物)1.64gのジメチルホルムアミド35mL溶液に、0℃で水素化ナトリウム(60%油状懸濁物)285mgを加え10分間撹拌した。反応混合物にブロモ酢酸tert−ブチル3.74mLを加え、0℃で1時間撹拌した。反応混合物に0℃で水素化ナトリウム(60%油状懸濁物)285mg、ブロモ酢酸tert−ブチル3.74mLを加え、同温で2時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=85/15〜65/35)で精製することにより、[3−[4−ブロモ−2−フルオロフェニル]−2−オキソイミダゾリジン−1−イル]酢酸tert−ブチルエステル1.21gを無色固体として得た(収率:51%)。
MS(APCI)m/z;373/375[M+H]
(2)上記(1)で得られた化合物1.2gを参考例B16(2)と同様に処理することにより標題化合物1.14gを無色固体として得た(収率84%)。
MS(APCI)m/z;421[M+H]
参考例B238
2−[3−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−2−オキソイミダゾリジン−1−イル]−2−メチルプロパン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B237と同様に処理することにより、標題化合物を得た(収率:71%)。
MS(APCI)m/z;449[M+H]
参考例B239〜B241
対応原料化合物を製造例B1と同様に処理することにより下記化合物を得た。
(参考例B239) 2−[3−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−2−オキソイミダゾリジン−1−イル]−2−メチルプロパン酸tert−ブチルエステル
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;662[M+H]
(参考例B240) [3−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−2−オキソイミダゾリジン−1−イル]酢酸tert−ブチルエステル
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;634[M+H]
(参考例B241) 3−[3−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−2−オキソイミダゾリジン−1−イル]プロパン酸tert−ブチルエステル
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;648[M+H]
参考例B242
3−[3−[2−フルオロ−4−[4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−2−オキソイミダゾリジン−1−イル]プロパン酸の製造
Figure 2013107855
8−ヨード−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B112で得られた化合物)200mg[3−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−2−オキソイミダゾリジン−1−イル]プロパン酸tert−ブチルエステル(参考例B236で得られた化合物)232mg、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体18mgおよび炭酸セシウム362mgの1,4−ジオキサン/水(5mL/1mL)溶液を窒素雰囲気下80℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、NH−シリカゲル(Chromatorex)で処理した後、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex、溶媒;ヘキサン/酢酸エチル:70/30〜40/60)で精製した。得られた粗生成物にジクロロメタン5mL、トリフルオロ酢酸5mLを加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣にジクロロメタン5mL、4規定塩酸−酢酸エチル溶液5mLを加えた後、室温で10分撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣に酢酸エチル10mLを加え、水酸化ナトリウム水溶液で中和した。有機層を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール:90/10〜80/20)で精製することにより、標題化合物213.2mgを無色粉末として得た(収率84%)。
MS(APCI)m/z;574[M+H]
参考例B243
3−[3−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−2−オキソイミダゾリジン−1−イル]プロパン酸の製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B242と同様に処理することにより、標題化合物を得た(収率:44%)。
MS(APCI)m/z;592[M+H]
参考例B244〜B246
対応原料化合物を参考例B197と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B244) 1−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン 一塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;195[M+H]
(参考例B245) 1−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン 一塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;223[M+H]
(参考例B246) (S)−1−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2−メチル−ピペラジン 一塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;211[M+H]
参考例247〜248
対応原料化合物を参考例B195(2)、(3)、次いで参考例B274、参考例A36(3)と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B247) 1−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペラジン 一塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;219[M+H]
(参考例B248) 1−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペラジン 一塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;215[M+H]
参考例B249〜253
対応原料化合物を参考例B15と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B249) 8−ブロモ−4−[4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペラジン−1−イル]−5−フルオロキナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;443,445[M+H]
(参考例B250) 8−ブロモ−5−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペラジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;439,441[M+H]
(参考例B251) 8−ブロモ−5−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;447,449[M+H]
(参考例B252) 8−ブロモ−5−フルオロ−4−[(S)−4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;435,437[M+H]
(参考例B253) 8−ブロモ−4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−イル]−5−フルオロキナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;419,421[M+H]
参考例B254〜B257
対応原料化合物を参考例B9と同様に処理することにより以下の化合物を得た。
(参考例B254) 8−ブロモ−4−[4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペラジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;425,427[M+H]
(参考例B255) 8−ブロモ−4−[4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペラジン−1−イル]−6−フルオロキナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;443,445[M+H]
(参考例B256) 8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;447,449[M+H]
(参考例B257) 8−ブロモ−4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;401,403[M+H]
参考例B258〜B261
対応原料化合物を参考例B26と同様に処理することにより以下の化合物を得た。
(参考例B258) 2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペラジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;499[M+H]
(参考例B259) 2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;481[M+H]
(参考例B260) 2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[(S)−4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;495[M+H]
(参考例B261) 4−[4−[4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペラジン−1−イル]−6−フルオロキナゾリン−8−イル]−2−フルオロ安息香酸
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;503[M+H]
参考例B262〜B263
対応原料化合物を参考例B125と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B262) 2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸 一塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;507[M+H]
(参考例B263) 2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸 一塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;507[M+H]
参考例B264
[3−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−2−オキソイミダゾリジン−1−イル]酢酸の製造
Figure 2013107855
(1)8−ブロモ−5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−イル]キナゾリン(参考例B208で得られた化合物)100mgと[3−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−2−オキソイミダゾリジン−1−イル]酢酸tert−ブチルエステル(参考例B237で得られた化合物)119.7mgを参考例B1と同様に処理することにより、[3−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−[5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペラジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−2−オキソイミダゾリジン−1−イル]酢酸tert−ブチルエステル123mgを無色粉末として得た(収率82%)。
MS(APCI)m/z;635[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物124mgのジクロロメタン2.5mL溶液にトリフルオロ酢酸1.2mLを加え、該混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた粗生成物にジクロロメタン及び水を加えた後、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた粗生成物を酢酸エチル及びジエチルエーテルで再結晶することにより、標題化合物87mgを無色粉末として得た。
MS(APCI)m/z;579[M+H]
参考例B265
(R)−1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−オキソピロリジン−3−カルボン酸メチルエステル(化合物A)及び(R)−1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−オキソピロリジン−3−カルボン酸エチルエステル(化合物B)の製造
Figure 2013107855
(1)(R)−5−オキソ−1−((R)−1−フェニルエチル)ピロリジン−3−カルボン酸10gのメタノール100mL溶液に0℃で塩化チオニル3.66mLを滴下し、該混合物を室温で5時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮することにより、(R)−5−オキソ−1−((R)−1−フェニルエチル)ピロリジン−3−カルボン酸メチルエステル12.8gを淡黄色油状物として得た。
MS(APCI)m/z;248[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物12.3gのトルエン200mL溶液にメタンスルホン酸6.5mLを加え、該混合物を4日間加熱還流した。反応混合物を室温まで冷却後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/ヘキサン=100/0〜100/10)で精製することにより、(R)−5−オキソピロリジン−3−カルボン酸メチルエステルと対応エチルエステルの混合物(メチルエステル/エチルエステル=約2/1)3.52gを無色粉末として得た。
(3)前記(2)で得られた混合物2.5gを参考例B69と同様に処理することにより、標題の化合物A及び化合物Bをそれぞれ1320mg及び959mgをいずれも無色粘性油状物として得た。
化合物A;MS(APCI)m/z;316/318[M+H]
化合物B;MS(APCI)m/z;330/332[M+H]
参考例B266
(R)−1−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−5−オキソピロリジン−3−カルボン酸メチルエステルの製造
Figure 2013107855
(R)−1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−オキソピロリジン−3−カルボン酸メチルエステル(参考例B265で得られた化合物A)700mgを参考例B16(2)と同様に処理することにより、標題化合物305mgを褐色粘性油状物として得た(収率38%)。
MS(APCI)m/z;364[M+H]
参考例B267
(R)−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−1−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−オンの製造
Figure 2013107855
(1)(R)−1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−オキソピロリジン−3−カルボン酸エチルエステル(参考例B265で得られた化合物B)950mgのエタノール9.5mL溶液に水素化ホウ素ナトリウム120mgを0℃で加え、該混合物を室温で7時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=89/11〜10/90)にて精製することにより、(R)−1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシメチルピロリジン−2−オン678mgを無色粘性油状物として得た(収率82%)。
MS(APCI)m/z;288/290[M+H]
(2)前記(1)で得られた化合物675mgのDMF溶液にイミダゾール239mg、tert−ブチルジメチルシリルクロリド371mgを加え、該混合物を8時間撹拌した。反応混合物にさらにジイソプロピルエチルアミン2mL、イミダゾール798mg、tert−ブチルジメチルシリルクロリド1766mgを加えた後、終夜撹拌した。反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=97/3〜70/30)で精製することにより、(R)−1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシメチル)ピロリジン−2−オン853mgを無色粘性油状物として得た(収率91%)。
MS(APCI)m/z;402/404[M+H]
(3)前記(2)で得られた化合物845mgを参考例B16(2)と同様に処理することにより、標題化合物446mgを褐色粘性油状物として得た(収率47%)。
MS(APCI)m/z;450[M+H]
参考例B268
1−フルオロシクロプロパンカルボン酸4−フルオロフェニルエステルの製造
Figure 2013107855
(1)4−クロロ−4’−フルオロブチロフェノン50.6gのジクロロメタン130mL溶液に臭素40.3gのジクロロメタン40mL溶液を室温で2時間かけて滴下し、該混合物を30分間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=100/0〜19/1)で精製することにより、2−ブロモ−4−クロロ−1−(4−フルオロフェニル)ブタン−1−オン73.6gを得た(収率100%)。
(2)上記(1)で得られた化合物23.8gのトルエン120mL溶液に18−クラウン−6 3.5g、フッ化カリウム9.8gを加え、該混合物を85℃で3時間撹拌した。反応混合物にフッ化カリウム9.8gを加え、該混合物を19時間撹拌した後、更にフッ化カリウム9.8gを加え、該混合物を7時間撹拌した。反応混合物に18−クラウン−6 0.5g、フッ化カリウム5.0gを加え、18時間撹拌後、フッ化カリウム5gを加えて4時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=100/0〜19/1)で精製し、得られた反応生成物13.5gをtert−ブタノール135mLに溶解し、これにtert−ブトキシカリウム10.4gを加え、該混合物を45℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=19/1)で精製することにより、(1−フルオロシクロプロピル)(4−フルオロフェニル)メタノン4.36gを得た(収率28%)。
(3)上記(2)で得られた化合物5.69gのクロロホルム60mL溶液にm−クロロ過安息香酸10.06gを加え、該混合物を75℃で22時間撹拌した。反応混合物を氷冷後、ろ過し、ろ液をチオ硫酸ナトリウム水溶液、0.5N水酸化ナトリウム及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣にクロロホルム60mL及びm−クロロ過安息香酸10.0gを加え、該混合物を75℃で16時間撹拌した。反応混合物を氷冷後、ろ過し、ろ液をチオ硫酸ナトリウム水溶液、0.5N水酸化ナトリウム及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル:99/1〜96/4)で精製することにより、標題化合物4.69gを得た(収率76%)。
参考例B269
4−[5−(1−フルオロシクロプロピル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン塩酸塩の製造
Figure 2013107855
1−フルオロシクロプロパンカルボン酸4−フルオロフェニルエステル(参考例B268で得られた化合物)4.59gおよび4−(N−ヒドロキシカルバムイミドイル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例A36(1)で得られた化合物)5.12gを参考例B274と同様に処理し、次いで得られた生成物を参考例A36(3)と同様に処理することにより、標題化合物2.21gを無色粉末として得た(収率42%)。
MS(APCI)m/z:212[M+H]
参考例B270
(1S,2R,6S,7R)−8−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル]フェニル)−4,4−ジメチル−3,5−ジオキサ−8−アザトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−9−オンの製造
Figure 2013107855
(1)(1S,2R,6S,7R)−4,4−ジメチル−3,5−ジオキサ−8−アザトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−9−オン0.99gを参考例B72と同様に処理することにより、(1S,2R,6S,7R)−8−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−4,4−ジメチル−3,5−ジオキサ−8−アザトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−9−オン1.55gを得た(収率80%)
MS(APCI)m/z:356/358[M+H]
(2)上記(1)で得られた化合物1.53gを参考例B19(2)と同様に処理することにより、標題化合物591mgを得た(収率34%)
MS(APCI)m/z:404[M+H]
参考例B271
(1S,2R,6S,7R)−8−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イルキナゾリン−8−イル]フェニル]−4,4−ジメチル−3,5−ジオキサ−8−アザ−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−9−オンの製造
Figure 2013107855
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−ピペリジン−1−イル]−キナゾリン(参考例B9で得られた化合物)84mg、(1S,2R,6S,7R)−8−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル]フェニル)−4,4−ジメチル−3,5−ジオキサ−8−アザトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−9−オン(参考例B270で得られた化合物)89mg、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体7mgおよび炭酸セシウム163mgの1,4−ジオキサン/水(2mL/0.5mL)溶液を窒素雰囲気下80℃で18時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル:50/50〜20/80)で精製することにより、表題化合物48mgを得た(収率39%)
MS(APCI)m/z:617[M+H]
参考例B272
3−フルオロ−2,2−ジメチルプロピオン酸メチルエステルの合成
Figure 2013107855
3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸メチルエステル3.63g、2,6−ルチジン4.82mLの塩化メチレン溶液50mLに−78℃、窒素雰囲気下トリフルオロメタンスルホン酸無水物5.12mLを滴下し、該混合物を30分間攪拌した後、反応混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物を2N塩酸水溶液に注ぎ、有機層を分離後、水層を塩化メチレンで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン150mLに溶解し、氷冷下テトラブチルアンモニウムフルオリド7.19gを徐々に加え、該混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣に塩化メチレン及び水を加えた後、有機層を分離し、水層を塩化メチレンで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣を蒸留することにより、表題化合物268mgを黄色液体として得た(収率7%)。
参考例B273
4−フルオロ−4−(N−ヒドロキシカルバムイミドイル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成
Figure 2013107855
(1)1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−フルオロピペリジン−4−カルボン酸エチル1.00gに6Nアンモニウム−メタノール溶液15mLを室温で加え、該混合物を終夜攪拌した。反応溶混合物を減圧濃縮することにより、4−カルバモイル−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル933mgを白色固体として得た(収率100%)。
MS(APCI)m/z;247[M+H]
(2)(1)で得られた化合物894mg及びトリエチルアミン735mgの塩化メチレン溶液10mLにオキシ塩化リン612mgを氷冷下で滴下し、該混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、有機層を分離した後、水層を塩化メチレンで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=70/30〜40/60)で精製することにより、4−シアノ−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル613mgを白色個体として得た(収率74%)。
MS(APCI)m/z;229[M+H]
(3)(2)で得られた化合物613mgのイソプロパノール溶液5mLに50%ヒドロキシルアミン水溶液196mgを60℃で滴下し、該混合物を1時間加熱還流した。反応混合物を室温まで冷却後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=50/50〜30/70)で精製することにより、4−フルオロ−4−(N−ヒドロキシカルバムイミドイル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル709mgを白色個体として得た(収率100%)。
MS(APCI)m/z;262[M+H]
参考例B274
4−[5−(2−フルオロ−1,1−ジメチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成
Figure 2013107855
参考例B272で得られた化合物268mgと参考例A36(1)で得られた化合物584mgのジオキサン溶液10mLに室温で水素化ナトリウム(60%油状懸濁物)200mgを加え、該混合物を終夜攪拌した。反応混合物を塩化アンモニウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルを加えた後、有機層を分離した。水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=95/5〜65/35)で精製することにより、標題化合物360mgを無色液体として得た(収率:55%)。
MS(APCI)m/z;328[M+H]
参考例B275
4−フルオロ−4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成
Figure 2013107855
参考例B273で得られた化合物703mgとトリエチルアミン327mgのトルエン溶液30mLに氷冷下イソブチリルクロリド0.27mLを滴下後、該混合物を4時間加熱還流した。反応混合物を室温まで冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、有機層を分離した。水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=70/30〜50/50)で精製することにより、標題化合物155mgを黄色液体として得た(収率:18%)。
MS(APCI)m/z;314[M+H]
参考例B276
対応原料化合物を参考例B274と同様に処理することにより、4−(5−tert−ブチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを得た。
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;310[M+H]
参考例B277〜B279
対応原料化合物を参考例A36(3)と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B277) 4−[5−(2−フルオロ−1,1−ジメチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;228[M+H]
(参考例B278) 4−フルオロ−4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;214[M+H]
(参考例B279) 4−(5−tert−ブチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン塩酸塩
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;210[M+H]
参考例B280〜B283
対応原料化合物を参考例B15と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B280) 8−ブロモ−5−フルオロ−4−[4−[5−(2−フルオロ−1,1−ジメチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;452/454[M+H]
(参考例B281) 8−ブロモ−5−フルオロ−4−[4−フルオロ−4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;438/440[M+H]
(参考例B282) 8−ブロモ−4−[4−(5−tert−ブチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−5−フルオロキナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;434/436[M+H]
(参考例B283) 8−ブロモ−5−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロシクロプロピル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;436/438[M+H]
参考例B284〜B288
対応原料化合物を参考例B26と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B284) 2−フルオロ−4−(5−フルオロ−4−[4−[5−(2−フルオロ−1,1−ジメチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;512[M+H]
(参考例B285) 2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−フルオロ−4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;498[M+H]
(参考例B286) 4−[4−[4−(5−tert−ブチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−5−フルオロキナゾリン−8−イル]−2−フルオロ安息香酸
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;494[M+H]
(参考例B287) 2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロシクロプロピル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z;496[M+H]
(参考例B288) 2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸
Figure 2013107855
MS(APCI)m/z:498[M+H]
参考例B289〜B291
対応原料化合物を参考例B9と同様に処理することにより、以下の化合物を得た。
(参考例B289) 8−ブロモ−4−[4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]−6−フルオロキナゾリン
Figure 2013107855
淡黄色粉末。85%収率。
MS(APCI)m/z;442/444[M+H]
(参考例B290) 8−ブロモ−6−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
無色粉末。80%収率。
MS(APCI)m/z;438/440[M+H]
(参考例B291) 8−ブロモ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン
Figure 2013107855
無色粉末。69%収率。
MS(APCI)m/z;420/422[M+H]
参考例B292
2−フルオロ−4−[4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸の製造
Figure 2013107855
8−ブロモ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン(参考例B291で得られた化合物)1.52g、2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)安息香酸メチルエステル859mg、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体148mgおよび炭酸セシウム2.94gの1,4−ジオキサン/水(36mL/9mL)溶液を窒素雰囲気下、90℃で21時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、2N塩酸を加えpH4付近に調整した。混合液をセライトろ過し、ろ液をクロロホルムで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム/メタノール:100/0〜90/10)で精製することにより、標題化合物1200mgを淡茶色粉末として得た(収率:69%)。
MS(APCI)m/z:480[M+H]
参考例B293
4−[4−[4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]−6−フルオロキナゾリン−8−イル]−2−フルオロ安息香酸・塩酸塩の製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B125と同様に処理することにより、標題化合物を無色粉末として得た(収率:73%)。
MS(APCI)m/z;502[M+H]
参考例B294
(R)−1−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−3−メチルピペラジン塩酸塩の製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B197と同様に処理することにより、標題化合物388mgを無色粉末として得た。
MS(APCI)m/z;211[M+H]
参考例B295
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[(R)−4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルピペラジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
対応原料化合物を参考例B9と同様に処理することにより、標題化合物586mgを淡黄色粉末として得た(収率:98%)。
MS(APCI)m/z;435/437[M+H]
参考例B296
2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[(R)−4−[5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルピペラジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]安息香酸の製造
Figure 2013107855
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[(R)−4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルピペラジン−1−イル]−キナゾリン(参考例B295で得られた化合物)460mgを参考例B26と同様に処理することにより、標題化合物422mgを無色粉末として得た(収率81%)。
MS(APCI)m/z;455[M+H]
参考例B297
8−ブロモ−6−フルオロ−4−[(S)−4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−3−メチルピペラジン−1−イル]キナゾリンの製造
Figure 2013107855
(S)−1−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2−メチル−ピペラジン一塩酸塩(参考例B248で得られた化合物)1.07g及び対応原料を参考例B9と同様に処理することにより、標題化合物1.72gを黄色粉末として得た(収率100%)。
MS(APCI)m/z;435/437[M+H]
実験例1
(本実験の目的)
本実験は、ヒトGPR119発現CHO細胞に検体化合物を添加し、同細胞のcAMP産生量を測定することにより、これら化合物のGPR119アゴニスト活性(in vitro)を評価することを目的とするものである。
(ヒトGPR119発現CHO細胞の作製)
ヒトGPR119を発現したCHO細胞(L8−18)は、The Journal of Biological Chemistry Vol. 274 (34), pp.23940-23947に記載の公知の手法に準じ、ルシフェラーゼ発現ベクターpLG3−CRE6−CRE−VIP(Hygromycin B耐性)が導入されたCHO細胞(LM−3;Mock細胞)に、ヒトGPR119遺伝子を担う発現ベクターpMSF1−GPR119(Geneticin耐性)を導入することにより作製した。
(試験方法)
凍結L8−18細胞を融解後、9倍量のアッセイ用緩衝液に懸濁し、室温で遠心分離(1000rpm、5分間)した。上清を除去後、沈殿細胞をアッセイ用緩衝液4mLに再懸濁し、これにIBMX(シグマ社製、♯17018−1G)含有アッセイ用緩衝液を加えて0.75×10cells/mLの細胞懸濁液を調製した。該細胞懸濁液を室温で15分間静置後、96 half well white plate (コーニング社製、♯3693)の各ウェルに該細胞懸濁液20μL及び検体化合物溶液もしくはAR231453溶液 5μlを添加した(終濃度:1500cells/Well、500μM IBMX、1% DMSO)。該混合物を37℃で30分間インキュベートした後、HTRF cAMPキット(Cisbio社製、♯62AM4PEC)のcAMP−d2、Anti cAMP−Cryptateの20倍希釈液(各12.5μL/well)を各ウェルへ添加した。該混合物を撹拌後、遮光下で1時間静置し、蛍光強度をマイクロプレートリーダー(ARVO又はSpectraMax M5e)の時間分解蛍光モード(Ex:320nm,Em:665nm,620nm)で測定した。ARVOの場合、得られた蛍光強度からAnti cAMP−Cryptateに対するcAMP−d2のRatio値〔Ratio=(665nm/620nm)×10)〕を算出し、当該Ratio値とGraphPad Prismを用いて作製したcAMP標準曲線から、各ウェルにおけるcAMP濃度を算出した。SpectraMax M5eの場合、得られた蛍光強度とSofmax proで作製した標準曲線をもとに、各ウェルにおけるcAMP濃度を算出した。
検体化合物のEC50値は、ジメチルスルホキシド添加群の値を0%とし、AR231453の最大反応値(1μM添加時のcAMP濃度)を100%として算出した。
(結果)
本実験の結果(各検体化合物のEC50値)は、下記第117表〜第119表に示す通りである。尚、本表中、「++」及び「+++」は、以下の意味を有する。
++: 3μM>EC50 1μM
+++:1μM>EC50
Figure 2013107855
Figure 2013107855
Figure 2013107855
実験例2
(検体化合物の血糖上昇抑制作用)
実験方法:
C57BL/6N雄性マウスを21時間絶食後(群分けまでは18時間)、体重にもとづいてSAS 9.1.3(SAS Institute Inc.)を用いた層別無作為化割付を実施した(n=8)。当該マウスにベヒクル(溶媒:0.1%Tween80/0.5%ヒドロキシプロピルメチルセルロース)(対照群)又は該ベヒクルに検体化合物を懸濁した溶液(検体投与群)を経口投与し、検体投与1時間後にグルコース負荷(3g/kg、p.o.)を実施した。被検マウスからの採血は、薬剤投与直前(−60min)、糖負荷直前(0min)、糖負荷30分後(30min)、60分後(60min)及び120分後(120min)の各時点で行った。各時点での血糖値をグルコースCII−テストワコー(和光純薬製)を用いて測定し、当該測定値をもとに各投与群におけるAUC(0−120min)を算出し、SAS 9.1.3(SAS Institute Inc.)を用いてStudent’s t-Testで検定した。
結果:
各検体化合物の血糖上昇抑制作用(対照群のAUC(0−120min)を100とした場合の検体投与群のAUC(0−120min)の比の値)を下記第120表〜第121表に示した。
尚、本表中、「*」及び「**」は、以下の意味を有する。
*:p<0.05
**:p<0.01
Figure 2013107855
Figure 2013107855
実験例3
(検体化合物の血糖上昇抑制作用その2)
実験方法:
Zucker Fatty雄性ラットを21時間絶食後(群分けまでは18時間)、体重にもとづいてSAS 9.1.3(SAS Institute Inc.)を用いた層別無作為化割付を実施した(n=7)。当該ラットにベヒクル(溶媒:0.1%Tween80/0.5%ヒドロキシプロピルメチルセルロース)(対照群)又は該ベヒクルに検体化合物を懸濁した溶液(検体投与群)を経口投与し、検体投与1時間後に混合糖液負荷(3.5g/kg、p.o.)を実施した。被検マウスからの採血は、薬剤投与直前(−60min)、糖負荷直前(0min)、糖負荷30分後(30min)、60分後(60min)及び120分後(120min)の各時点で行った。各時点での血糖値をグルコースCII−テストワコー(和光純薬製)を用いて測定し、当該測定値をもとに各投与群におけるAUC(0−120min)を算出し、SAS 9.1.3(SAS Institute Inc.)を用いてStudent’s t-testで検定した。
結果:
各検体化合物の血糖上昇抑制作用(−60min値を基準としたAUC(0−120min)について対照群を100とした場合の検体投与群のAUC(0−120min)の比の値)を下記第122表に示した。
尚、本表中、「*」及び「**」は、以下の意味を有する。
*:p<0.05
**:p<0.01
Figure 2013107855
本発明の有効成分である化合物[I]又はその薬理的に許容し得る塩は、GPR119受容体に対するアゴニスト作用を有することから、当該受容体活性の調節により改善が期待され得る各種疾患又は状態、例えば、肥満症、高血糖、糖尿病及びその合併症、メタボリック症候群、耐糖能障害、高インスリン血症、高脂血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症及び脂質代謝異常の如き疾患を含む代謝性疾患;或いは動脈硬化、高血圧、冠疾患、心筋梗塞等の心血管疾患の予防・治療のための医薬として有用である。

Claims (15)

  1. 一般式[I]:
    Figure 2013107855
    〔式中、
    は水素原子又はハロゲン原子、
    環Aは、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜4個のヘテロ原子を含有していてもよい5〜6員アリール基、
    A1及びRA2は独立して、
    1)ハロゲン原子;
    2)シアノ基;
    3)水酸基;
    4)アルキル基(当該アルキル基は、a)ハロゲン原子、b)水酸基、c)シアノ基、d)5〜6員含窒素ヘテロアリール基、e)式:RN−で示される基(R及びRは同一又は異なって水素原子又はアルキル基を表す)、f)カルボキシル基、g)式:R−S(=O)−で示される基(ここでRは水酸基及び式:RNC(=O)−で示される基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキル基、mは0〜2の整数、R及びRは同一又は異なって水素原子又はアルキル基を表す)、h)式:HO−Alk−O−で示される基(ここでAlkはアルキレン基を表す)、i)式:RNC(=O)−で示される基(R及びRは同一又は異なって水素原子、アルキル基、モノヒドロキシアルキル基又はジヒドロキシアルキル基であるか、或いは両者が互いに結合して隣接窒素原子と共に5〜6員脂肪族含窒素複素単環式基(当該環式基は水酸基又はカルバモイル基で置換されていてもよい)を形成することを表す)、j)式:RN−で示される基(R及びRは同一又は異なって水素原子、アルキル基、アルカノイル基、ヒドロキシアルカノイル基、アルコキシカルボニル基又はアルカノイルオキシアルカノイル基を表す);及びk)5〜6員脂肪族含窒素複素環式基(該複素環式基は水酸基、オキソ基、アルカノイル基及びカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよい)から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよい);
    5)アルコキシ基(当該アルコキシ基は、水酸基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基(該基のアミノ基部分は1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい)及びフェニル基から選ばれる基で置換されていてもよい);
    6)式:R−S(=O)−で示される基(ここで、Rは水酸基又はアルコキシ基で置換されていてもよいアルキル基、nは0〜2の整数を表す);
    7)アルカノイル基;
    8)式:RNC(=O)−で示される基(ここで、R及びRは同一又は異なって、a)水素原子、アルキル基、モノもしくはジヒドロキシアルキル基、モノもしくはジハロゲノアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、シクロアルキル基(該基はヒドロキシアルキル基で置換されていてもよい)、アルコキシカルボニルフェニルアルキル基、カルボキシフェニルアルキル基、カルバモイルアルキル基又は5〜6員脂肪族含硫複素環式基(該複素環式基は1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい)であるか、或いはb)R及びRの両者が末端で結合して隣接窒素原子と共に、水酸基、シアノ基、オキソ基、ヒドロキシアルキル基、カルバモイルアルキル基及びカルバモイル基(該カルバモイル基は1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい)から選ばれる基で置換されていてもよく、シクロアルキル環と縮合していてもよい4〜6員脂肪族含窒素複素環式基(該複素環式基は窒素原子以外のヘテロ原子として酸素原子を含有していてもよい)を形成することを表す);
    9)アミノ基(当該アミノ基は、アルキル基、アルカノイル基、アルコキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、アルカノイルオキシアルカノイル基及びヒドロキシアルカノイル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい);
    10)スルファモイル基(当該基のアミノ部分は1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい);
    11)下式:
    Figure 2013107855
    (ここで、環Aはオキソ基で置換されていてもよい含窒素5員脂肪族複素環を表す)
    で示される基;又は
    12)飽和もしくは不飽和5〜6員複素環式基(当該複素環式基は、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜4個のヘテロ原子を含有し、C1−2アルキレン基で架橋されていてもよく、かつ水酸基、オキソ基、シアノ基、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシアルキル基、カルバモイルアルキル基、モノもしくはジアルキルカルバモイル−アルキル基、アルカノイル基、ヒドロキシアルカノイル基、カルバモイル基、モノアルキルカルバモイル基及びジアルキルカルバモイル基からなる群より選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよい)、
    環Bは6〜7員脂肪族含窒素複素環式基、
    B1は水素原子又はアルキル基、
    B2は水素原子、ハロゲン原子又は水酸基、
    B3は、
    1)水酸基;
    2)シアノ基;
    3)アルキル基;
    4)シクロアルキルアルキル基;
    5)アルコキシカルボニル基;
    6)飽和もしくは不飽和5〜6員単環式複素環式基(当該複素環式基は酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる同一又は異なる1〜4個のヘテロ原子を含有し、かつ1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基;ヒドロキシアルキル基;アルコキシアルキル基(当該アルコキシアルキル基は1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよい);カルボキシアルキル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基;アミノアルキル基(当該アミノアルキル基のアミノ部分はアルキル基及びアルコキシカルボニル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい);及びハロゲン原子又はアルキル基で置換されていてもよいシクロアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい);又は
    7)式:−W−Rで示される基(ここで、Wは酸素原子、硫黄原子又はカルボニル基を表し、Rはa)フェニル基及びアルコキシフェニル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキル基、b)シクロアルキル基、又はc)酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜3個のヘテロ原子を含有していてもよく、かつc1)ハロゲン原子、c2)アルキル基、c3)アルコキシ基、c4)シクロアルキル基及びc5)1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい5〜6員単環式アリール基を表す)
    であることを表す〕
    で示される化合物またはその薬理的に許容し得る塩を有効成分としてなる医薬組成物。
  2. 環Aが
    (A)下式:
    Figure 2013107855
    (式中、
    A1
    (1)水素原子、
    (2)ハロゲン原子、
    (3)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、
    (4)アルキルチオ基、又は
    (5)シアノ基
    であって、
    A2
    (1)水素原子、
    (2)ハロゲン原子、
    (3)シアノ基、
    (4)アルキル基、
    (5)酸素原子及び窒素原子から選ばれる1〜4個のへテロ原子を含有する飽和もしくは不飽和5〜6員複素環式基で置換されたアルキル基、
    (6)アルキルチオ基(当該基のアルキル部分は水酸基で置換されていてもよい)、
    (7)アルキルスルホニル基(当該基のアルキル部分は水酸基で置換されていてもよい)、
    (8)アルキルチオアルキル基(当該基のアルキル部分は水酸基で置換されていてもよい)、
    (9)アルキルスルホニルアルキル基(当該基のアルキル部分は水酸基で置換されていてもよい)、
    (10)a)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、b)モノヒドロキシアルキル基及びc)水酸基及びアルコキシ基で置換されたアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基、
    (11)1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいスルファモイル基、
    (12)アルキル基、アルカノイル基、アルコキシカルボニル基、アルカノイルオキシアルカノイル基、ヒドロキシアルカノイル基及びアルキルスルホニル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基、
    (13)アルカノイル基、
    (14)アルコキシ基、
    (15)ニトロ基、
    (16)アルコキシカルボニル基、
    (17)式:R1112NC(=)O−で示される基(ここでR11及びR12は(a)独立して水素原子又はアルキル基、或いは(b)両者が末端で互いに結合し、隣接窒素原子とともに水酸基、オキソ基及びヒドロキシアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい含窒素5〜6員脂肪族複素環式基(該複素環式基はヘテロ原子として酸素原子を含有していてもよい)を形成することを表す)、又は
    (18)窒素原子、硫黄原子及び酸素原子から選ばれる同一又は異なる1〜4個のヘテロ原子を含有し、かつオキソ基、水酸基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルバモイルアルキル基、モノアルキルカルバモイルアルキル基及びジアルキルカルバモイルアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい飽和もしくは不飽和5〜6員複素環式基を表す)
    で示される置換フェニル基、或いは
    (B)下式:
    Figure 2013107855
    〔式中、RA11は(1)水素原子、(2)シアノ基、(3)アルキル基、(4)アルコキシ基、(5)モルホリノ基、(6)アルキル基又は(7)1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、RA12は水素原子又はハロゲン原子、RA13は水素原子又はアルコキシ基、RA14及びRA15は独立して水素原子又はアルキル基を表す〕
    で示される置換5員又は6員へテロアリール基である請求項1記載の医薬組成物。
  3. 環Bが、
    (A)下式(i):
    Figure 2013107855
    (ここで、Rは(a)シアノ基、又は(b)酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜4個のヘテロ原子を含有し、かつ(b1)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、(b2)ヒドロキシアルキル基、(b3)アルコキシアルキル基、(b4)1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基及び(b5)シクロアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい飽和もしくは不飽和5〜6員単環式複素環式基を表し、
    20は水素原子、ハロゲン原子又はアルキル基を表す)
    で示される基;
    (B)下式(ii):
    Figure 2013107855
    (ここで、Wは酸素原子、硫黄原子又はカルボニル基を表し、R31はa)アルキル基(該アルキル基はフェニル基及びアルコキシフェニル基から選ばれる基で置換されていてもよい);b)シクロアルキル基;又はc)5〜6員単環式アリール基(当該アリール基は酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜3個のヘテロ原子を含有していてもよく、かつ1)ハロゲン原子、2)アルキル基、3)アルコキシ基、4)シクロアルキル基及び5)1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい)を表す)
    で示される基;
    (C)下式(iii):
    Figure 2013107855
    (ここで、Rはアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルコキシカルボニル基又は含窒素もしくは含酸素5〜6員へテロアリール基(該へテロアリール基は1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基又はシクロアルキル基で置換されていてもよい)を表し、R40は水素原子又はアルキル基を表す)
    で示される基;
    (D)下式(iv):
    Figure 2013107855
    (ここで、Rは前記と同一意味を有する)
    で示される基;又は
    (E)下式(v):
    Figure 2013107855
    (ここで、R4Aは含窒素もしくは含酸素5〜6員へテロアリール基(該へテロアリール基はアルキル基で置換されていてもよい)を表す)
    で示される置換6員又は7員脂肪族含窒素複素環式基
    である請求項1又は2記載の医薬組成物。
  4. 環Aが下式:
    Figure 2013107855
    〔式中、
    環Aはベンゼン環又はピリジン環、

    1)シアノ基;
    2)モノもしくはジヒドロキシアルキル基;
    3)(a)水酸基、(b)式:RNC(=O)−で示される基及び(c)アルキルスルホニル基から選ばれる基で置換されたアルキル基(ここで、R及びRは独立して、水素原子、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基又はヒドロキシアルキル基を表すか、或いは両者が末端で互いに結合して隣接窒素原子と共に、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基及びカルバモイル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい5員含窒素脂肪族複素環式基を形成することを表す);
    4)アルコキシ基;
    5)式:R−S(=O)−で示される基(ここで、Rは水酸基又はアルコキシ基で置換されていてもよいアルキル基、nは0〜2の整数を表す);
    6)ヘテロ原子として1〜3個の窒素原子を含有する5員へテロアリール基で置換されたアルキル基;
    7)アルコキシカルボニルアルキル基;
    8)式:RN(C=O)−で示される基(ここで、R及びRは独立して、水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基又はジハロゲノアルキル基を表すか、或いは両者が互いに結合して隣接窒素原子と共にハロゲン原子、水酸基、シアノ基及びカルバモイル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい4〜6員含窒素脂肪族複素環式基を形成することを表す);
    9)1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいスルファモイル基;
    10)アルカノイル基;
    11)アルコキシカルボニルアミノ基;
    12)アルカノイルアミノ基;
    13)アルキルスルホニルアミノ基;
    14)下式:
    Figure 2013107855
    (ここで、環A01はオキソ基で置換された含窒素5員脂肪族複素環を表す)
    で示される基;又は
    15)窒素原子、硫黄原子及び酸素原子から選ばれる同一又は異なる1〜4個のヘテロ原子を含有し、かつオキソ基、水酸基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルバモイルアルキル基、モノアルキルカルバモイルアルキル基及びジアルキルカルバモイルアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい飽和もしくは不飽和5〜6員複素環式基、
    は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基又はトリハロゲノアルキル基であることを表す〕
    で示される基であり、
    環Bが下式:
    Figure 2013107855
    〔式中、R2Aは窒素原子及び酸素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜3個のヘテロ原子を含有し、かつアルキル基(該アルキル基は1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよい)、シクロアルキル基、アルコキシアルキル基又はアルカノイルオキシアルキル基で置換された飽和もしくは不飽和5員複素環式基、R21は水素原子又はアルキル基を表す〕
    で示される基である請求項1記載の医薬組成物。
  5. 環Aがベンゼン環、

    1)式:RNC(=O)−CH−で示される基(ここで、R及びRは同一又は異なって水素原子又はC1−4アルキル基を表すか、或いは両者が互いに結合して隣接窒素原子と共に、水酸基、シアノ基及びオキソ基から選ばれる1〜2個の基で置換された5員含窒素脂肪族複素環式基を形成することを表す);
    2)式:R−S(=O)−で示される基(Rは水酸基及びC1−4アルコキシ基から選ばれる基で置換されていてもよいC1−4アルキル基を表す);
    3)式:RNC(=O)−で示される基(R及びRは、独立してアルキル基又はモノヒドロキシアルキル基、或いは両者が末端で結合して隣接窒素原子と共に、水酸基、シアノ基及びカルバモイル基から選ばれる1〜2個の基で置換された5員含窒素脂肪族複素環式基を形成することを表す);
    4)C1−4アルキルスルホニルメチル基;又は
    5)へテロ原子として1〜2個の窒素原子を含有し、かつオキソ基、水酸基及びヒドロキシ−C1−4アルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換された飽和もしくは不飽和5〜6員含窒素複素環式基(該環式基は、ヘテロ原子として酸素原子を更に含有していてもよく、かつ水酸基、カルバモイル−C1−4アルキル基又はジ(C1−4アルキル)カルバモイル−C1−4アルキル基で更に置換されていてもよい)、
    がハロゲン原子、シアノ基又はC1−4アルキル基、
    2Aが酸素原子及び窒素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜3個のヘテロ原子を含有し、かつC1−4アルキル基(該基は1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよい)又はC3−6シクロアルキル基で置換された飽和又は不飽和5員複素環式基、および
    21が水素原子
    である請求項4記載の医薬組成物。
  6. 環Aがベンゼン環、

    1)式:RaabbNC(=O)−CH−で示される基(ここで、Raaは水素原子、RbbはC1−4アルキル基を表すか、或いは両者が末端で結合して隣接窒素原子と共に、水酸基で置換されていてもよいピロリジニル基を形成することを表す);
    2)ヒドロキシ−C1−4アルキルスルホニル基;
    3)1〜2個のC1−4アルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;
    4)下式:
    Figure 2013107855
    (式中、Ra3及びRa4は同一又は異なって、水素原子、水酸基、シアノ基又はカルバモイル基を表す)
    で示される基;又は
    5)下式:
    Figure 2013107855
    (式中、Ra1は水素原子、水酸基又はヒドロキシ−C1−4アルキル基、Ra2はヒドロキシ−C1−4アルキル基、カルバモイル−C1−4アルキル基又はジ(C1−4アルキル)カルバモイル−C1−4アルキル基を表す)
    で示される環式基、
    2Aが酸素原子及び窒素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜3個のヘテロ原子を含有し、かつ1〜3個のフッ素原子で置換されていてもよいC1−4アルキル基又はC3−6シクロアルキル基で置換された5員へテロアリール基であり、かつ
    21が水素原子
    である請求項5記載の医薬組成物。
  7. 環Aが下式:
    Figure 2013107855
    (ここで、環Aはベンゼン環、Rは1)アルキルスルホニル基;2)1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;又は3)モルホリノカルボニル基、Rは水素原子又はハロゲン原子を表す)
    で示される基であり、
    環Bが下式:
    Figure 2013107855
    (ここで、Wは酸素原子又は硫黄原子、R31はアルキル基(該アルキル基はアルコキシフェニル基で置換されていてもよい)、シクロアルキル基、フェニル基(該フェニル基はハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基及びアミノ基(該アミノ基は1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい)から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい)、又は含窒素もしくは含硫5〜6員ヘテロアリール基(該ヘテロアリール基はアルキル基で置換されていてもよい)を表す)
    で示される基である請求項1記載の医薬組成物。
  8. 環Aが下式:
    Figure 2013107855
    〔式中、環Aはベンゼン環、Rは(a)アルキルスルホニル基、(b)アルキルスルホニルアルキル基、(c)カルバモイルアルキル基(該カルバモイル基のアミノ部分はアルキル基及びヒドロキシアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい)、(d)オキソ基及びヒドロキシアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換された含窒素5員脂肪族複素環式基又は(e)下式:
    Figure 2013107855
    (ここで、環A02は水酸基で置換された含窒素5員脂肪族複素環を表す)
    で示される基、及びRは水素原子又はハロゲン原子を表す〕
    で示される基であり、
    環Bが下式:
    Figure 2013107855
    〔式中、R41は(a)アルコキシカルボニル基又は(b)酸素原子及び窒素原子から選ばれる同一もしくは異なる1〜3個のヘテロ原子を含有し、かつアルキル基で置換された5員ヘテロアリール基、R42は水素原子又はアルキル基を表す〕
    で示される基である請求項1記載の医薬組成物。
  9. がC1−4アルキルスルホニルメチル基、カルバモイルアルキル基(該カルバモイル基のアミノ基部分は1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい)又は下式:
    Figure 2013107855
    (ここで、環A02は水酸基で置換された含窒素5員脂肪族複素環を表す。)
    で示される基であり、かつR42が水素原子である請求項8記載の医薬組成物。
  10. 有効成分が、
    4−[5−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
    3−フルオロ−4−[4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
    3−フルオロ−4− [5−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
    5−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]−8−(4−メシルフェニル)キナゾリン;
    4−[6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
    2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
    3−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
    2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N−メチルベンズアミド;
    N−エチル−2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンズアミド;
    2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
    2−フルオロ−4− [6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N−メチルベンズアミド;
    6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]−8−[3−フルオロ−4−[(ピロリジン−1−イル)カルボニル]フェニル]キナゾリン;
    2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−(3−n−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
    6−フルオロ−4−[4−(3−n−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]−8−[3−フルオロ−4−[(ピロリジン−1−イル)カルボニル]フェニル]キナゾリン;
    2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N−メチルベンズアミド;
    4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]−8−(4−メシルフェニル)キナゾリン;
    4−[4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
    3−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−n−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
    2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[3−(2,2,2−トリフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
    2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルベンズアミド;
    6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−8−(3−フルオロ−4−メシルフェニル)キナゾリン;及び
    6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−8−(3−フルオロ−4−メチルスルホニルメチルフェニル)キナゾリン
    からなる群より選ばれる化合物またはその薬理的に許容し得る塩である請求項1記載の医薬組成物。
  11. 有効成分が、
    2−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−N−メチルアセトアミド;
    6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−8−[3−フルオロ−4−(2−ヒドロキシエチルスルホニル)フェニル]キナゾリン;
    [2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
    1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
    6−フルオロ−4−[4−(5−n−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−8−[3−フルオロ−4−[(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)カルボニル]フェニル]キナゾリン;
    1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
    1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−n−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
    1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(3−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
    1−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
    1−[4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−2−フルオロフェニル]−4−ヒドロキシピロリジン−2−オン;
    [2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
    1−[4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−3−メチルフェニル]ピロリジン−2−オン;
    2−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−n−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−1−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エタノン;
    1−[2−フルオロ−4−[4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
    1−[2−メチル−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
    1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]ピペラジン−2−オン;
    1−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−n−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
    1−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
    1−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−4−ヒドロキシピロリジン−2−オン;
    1−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−n−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−4−ヒドロキシピロリジン−2−オン;
    1−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−4−ヒドロキシピロリジン−2−オン;
    1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)イミダゾリジン−2−オン;
    1−[4−[6−フルオロ−4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−3−メチルフェニル]ピロリジン−2−オン;
    4−[4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−3−メチルフェニル]−モルホリン−3−オン;
    1−(2−フルオロ−4−{6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル}フェニル)イミダゾリジン−5−オン;
    3−[2−フルオロ−4−[4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−ヒドロキシピロリジン−4−オン;
    1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−5−ヒドロキシメチルピロリジン−2−オン;
    2−[1−[2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−2−オキソイミダゾリジン−3−イル]−N,N−ジメチルアセトアミド;
    [2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](2−カルバモイルピロリジン−1−イル)メタノン;
    1−[2−フルオロ−4−[4−[4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
    [2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](2−シアノ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
    [2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](2−シアノ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
    [2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
    [2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
    [2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](2−カルバモイルピロリジン−1−イル)メタノン;
    1−[2−メチル−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
    1−[2−メチル−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−トリフルオロメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
    1−[2−メチル−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
    6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−イル]−8−(3−フルオロ−4−メチルスルホニルメチルフェニル)キナゾリン;
    [2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](2−シアノ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
    [2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
    [2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](2−カルバモイルピロリジン−1−イル)メタノン;
    1−[4−[5−フルオロ−4−[4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−2−メチルフェニル]−4−ヒドロキシピロリジン−2−オン;
    1−[4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−2−シアノフェニル]−4−ヒドロキシピロリジン−2−オン;
    1−[2−フルオロ−4−[4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
    1−[2−フルオロ−4−[4−[4−[5−n−プロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−3−(2−ヒドロキシエチル)イミダゾリジン−2−オン;
    [2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]ベンジル](2−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
    [2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[5−(1,1−ジフルオロエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
    [2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル](3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン;
    2−フルオロ−4−[6−フルオロ−4−[4−[5−(1−フルオロ−1−メチルエチル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルベンズアミド;
    3−[1−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−2−オキソイミダゾリジン−3−イル]−プロピオンアミド;及び
    1−[2−フルオロ−4−[5−フルオロ−4−[4−(5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−8−イル]フェニル]−4−ヒドロキシメチルピロリジン−2−オン
    からなる群より選ばれる化合物またはその薬理的に許容し得る塩である請求項1記載の医薬組成物。
  12. GPR119の活性化により治療され得る代謝性疾患又は心血管疾患の予防・治療剤である請求項1〜11のいずれかに記載の医薬組成物。
  13. 代謝性疾患が肥満症、高血糖、糖尿病及び/又はその合併症、メタボリック症候群、耐糖能障害、高インスリン血症、高脂血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症又は脂質代謝異常である請求項12記載の医薬組成物。
  14. 心血管疾患が動脈硬化、高血圧、冠疾患又は心筋梗塞である請求項12記載の医薬組成物。
  15. GPR119活性の調節剤である請求項1〜11のいずれかに記載の医薬組成物。
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