JP2013195459A - 看板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】板状の表示部および上記表示部を支持する支持部を有する本体部と、透明基材および上記透明基材上に形成された透明電極を有する透明電極基材、背面基材および上記背面基材上に形成された背面電極を有する背面電極基材、ならびに上記透明電極基材および上記背面電極基材の間に形成され、表示媒体を含む表示媒体層を有する電子ペーパーと、上記電子ペーパーの上記背面電極基材側の表面上に配置された貼着層とを有し、上記表示部上に上記電子ペーパーが上記貼着層を用いて貼着されていることを特徴とする看板を提供することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1
Description
しかしながら、上述した構成を有する看板は、表示されている情報の視認性が十分ではなく、注意喚起の機能や宣伝広告等の機能を十分に発揮することが難しい場合があるという問題がある。
本発明の看板は、板状の表示部および上記表示部を支持する支持部を有する本体部と、透明基材および上記透明基材上に形成された透明電極を有する透明電極基材、背面基材および上記背面基材上に形成された背面電極を有する背面電極基材、ならびに上記透明電極基材および上記背面電極基材の間に形成され、表示媒体を含む表示媒体層を有する電子ペーパーと、上記電子ペーパーの上記背面電極基材側の表面上に配置された貼着層と、を有し、上記表示部上に上記電子ペーパーが上記貼着層を用いて貼着されていることを特徴とする看板を提供する。
図2に例示する電子ペーパー20は、表示媒体23aとしてツイストボールを含み、さらに低極性溶媒層23b、表示媒体層用基材23cを有する表示媒体層23を有する。また、電子ペーパー20は、通常、表示媒体層23を用いて2色表示を行うものである。なお、図2においては表示媒体層23を簡略化して示しており、すべてのツイストボールが同一方向を向いた状態で示しているが、実際には、電子ペーパーにおける表示に対応する方向を向いた状態となるものである。
また、本発明に用いられる電子ペーパー20は、透明電極基材21、背面電極基材22および表示媒体層23を保護するための保護部24が設けられていることが好ましい。図2においては、保護部24として、透明電極基材21の表示媒体層23側とは反対側の表面上に配置された第1保護層24aと、背面電極基材22の表示媒体層23側とは反対側の表面上に配置された第2保護層24bと、第1保護層24aおよび第2保護層24bの間を封止する封止部材24cとを有する例について示している。
また、図1および図2に例示する看板に用いられる電子ペーパー20は、図3に例示するように、12/5の表示、〜の表示、12/10の表示に対応する12/5の形状、〜の形状、12/10の形状と背景の形状とを有する背面電極22bを有するものである。
まず、電子ペーパーにおける12/5の形状、〜の形状、12/10の形状、背景の形状の背面電極および透明電極間に同一方向の駆動電圧を印加することにより、表示媒体層中の表示媒体を駆動し、図4(a)に例示するように異なる2色のうち、一方の色のみを電子ペーパー20に表示する。次に、12/5の形状の背面電極および透明電極間に、他の背面電極および透明電極間とは逆方向の駆動電圧を印加することにより、12/5の形状の背面電極に対応する位置に存在する表示媒体層中の表示媒体の状態のみを変化させて、電子ペーパー20に表示される情報を書き換え、図4(b)に例示するように12/5の表示を他方の色で電子ペーパー20に表示する。同様にして、〜の形状および12/10の形状の背面電極および透明電極の間に、それぞれ12/5の形状の背面電極および透明電極間に印加した駆動電圧と同一方向の駆動電圧を印加することにより、〜の形状および12/10の形状の背面電極に対応する位置に存在する表示媒体層中の表示媒体の状態を変化させて、電子ペーパー20に表示される情報を書き換え、図4(c)、(d)に例示するように〜の表示および12/10の表示をそれぞれ他方の色で電子ペーパー20に表示する。次に、各表示の形状の背面電極および透明電極間に加える駆動電圧と、背景の形状の背面電極および透明電極間に加える駆動電圧との方向を反転させることにより、各表示の形状の背面電極および背景の形状の背面電極に対応する位置に存在する表示媒体層中の表示媒体の状態を変化させて、図4(e)に例示するように、図4(d)における2色表示の各色を反転させて電子ペーパー20に表示する。さらに、各表示の形状の背面電極および透明電極間に印加する駆動電圧を背景の形状の背面電極および透明電極間に印加される駆動電圧と同一方向とすることにより、表示媒体層中の表示媒体の状態を変化させて、図4(f)に例示するように、2色の色のうち他方の色のみを電子ペーパー20に表示する。
なお、上記表示方法は一例であり、本発明の看板を用いた表示方法は上記表示方法に限定されるものではない。
以下、本発明の看板について詳細に説明する。
まず、本発明に用いられる電子ペーパーについて説明する。ここで、電子ペーパーとは、主として異なる色の表示を行い、情報を電気的に書き換えることが可能な表示素子をいう。また、電子ペーパーは、外光の反射光を利用するものであり、主として情報の書き換えの際に電力を用い、表示中には電力を消費しないか、もしくは極めて少ない電力で足りることから、消費電力が少ないといった利点を有する。
まず、本発明の看板における電子ペーパーの貼着位置について説明する。上記電子ペーパーは、看板の表示面として用いられる表示部上に貼着されるものである。具体的な電子ペーパーの貼着位置としては、本体部の形態により適宜選択することができる。
例えば、板状の表示部において、図1に例示するように表示部11の一部に電子ペーパー20が貼着されていてもよく、図示はしないが、表示部の全面に電子ペーパーが貼着されていてもよい。また、図5に例示するように、同一の表示部11内に複数の電子ペーパー20が貼着されていてもよい。
なお、図5は本発明の看板の他の例を示す概略図であり、表示部の正面からみた場合の図である。図5において説明していない符号については図1等と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
なお、図6は本発明の看板の他の例を示す概略斜視図である。図6において説明していない符号については図1等と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
次に、本発明に用いられる電子ペーパーの各構成について説明する。上記電子ペーパーは、透明電極基材と、背面電極基材と、表示媒体層とを少なくとも有するものである。
まず、透明電極基材について説明する。上記透明電極基材は、透明基材と、透明基材上に形成された透明電極とを有するものである。また、上記電子ペーパーにおいては、透明電極基材側の面が表示面として用いられる。
上記透明電極基材に用いられる透明基材について説明する。
本発明における透明電極基材に用いられる透明基材としては、所望の透明性を有するものであれば特に限定されるものではなく、一般的な電子ペーパーに用いられている透明基材と同様のものを用いることができる。中でも、本発明に用いられる透明基材は、可視光領域における透過率が80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。透過率が上記範囲であることにより、上記電子ペーパーの表示輝度が低下すること等を防止することができるからである。
ここで、透明基材の透過率は、JIS K7361−1(プラスチック−透明材料の全光透過率の試験方法)により測定することができる。
中でも、本発明においては、フレキシブルを有する透明な基材を用いることが好ましい。フレキシブルを有する透明な基材を用いることにより、上記電子ペーパーにフレキシブル性を付与することが可能となり、加工性を向上させることが可能となるからである。
無機物製透明基材としては、ガラス基材を挙げることができる。また、ガラスとしては、ソーダライムガラス、無アルカリガラス、石英ガラス等を用いることができ、中でも、無アルカリガラスが好ましい。
一方、樹脂製透明基材に用いられる樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ポリイミド、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケトン、ポリフェニレンスルフィド、液晶ポリマー、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂等を挙げることができる。
ラミネート加工が可能な透明基材としては、ラミネート加工可能なベースフィルム材料とシーラントフィルム材料が積層された基材を挙げることができる。
また、シーラントフィルム材料としては無延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルム等が挙げられる。また、ポリウレタン、ポリアクリル、エポキシ樹脂、シリコーン等の熱シール性のある材料からなる塗膜等を用いることも可能である。
なお、ラミネート加工時には、透明基材と対向基材とは積層したベースフィルム材料とシーラントフィルム材料とのうち、シーラントフィルム材料側が対向するように配置されて接着される。
次に、上記透明電極基材に用いられる透明電極について説明する。本発明においては、通常、透明電極は透明基材上の全面に形成される。
本発明における透明電極基材は、上述した透明電極、および透明基材を有するものであれば特に限定されず、必要な構成を適宜選択して追加することができる。
このような構成としては例えば補助電極、配線等を挙げることができる。
なお、補助電極については、一般的な電子ペーパーの透明電極基材に用いられるものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
上記電子ペーパーにおける透明電極基材の配置としては、表示媒体層中の表示媒体を駆動させることが可能な配置であれば特に限定されず、透明電極基材の透明電極側が表示媒体層と対向するように配置されていてもよく、透明基材側が表示媒体層と対向するように配置されていてもよい。透明基材側が表示媒体層と対向するような配置とすることにより、透明電極が表示媒体層と直接接触しないため、透明電極の材料が表示媒体層の低極性溶媒中に溶出しないことから、上記電子ペーパーの表示品質の低下を防止することが可能となる。また、透明電極側が表示媒体層と対向するように配置されているような配置とすることにより、駆動電圧を下げることが可能となる。
本発明における背面電極基材は、背面基材と、背面基材上に形成された背面電極とを有するものである。
本発明における背面基材は、背面電極を支持するものである。
また、本発明における背面基材は通常、絶縁性を有するものである。
また、本発明においては、必要に応じて背面基材を、後述する表示媒体層の一方の色と同色に着色してもよい。
本発明に用いられる背面電極は、背面基材上に形成されるものである。
一方、接着剤層に用いられる接着剤については公知のものを用いることができる。
一方、背面基材上に背面電極用絶縁層を有する背面電極を形成する場合は、例えば、金属箔を所望のパターン状に切り取り、接着剤を用いて背面基材上に接着する方法や、樹脂層として樹脂製基材を準備し、樹脂製基材上に背面電極として金属膜を形成したのち、所望のパターン状に切り取り、接着剤を用いて背面基材上に接着する方法等を挙げることができる。
本発明における背面電極基材は、上述した背面電極、および背面基材を有するものであれば特に限定されず、必要な構成を適宜選択して追加することができる。
このような構成としては例えば配線等を挙げることができる。
上記配線は背面電極と後述する制御部とを接続させるために形成されるものである。上記背面電極が表示に応じたパターン形状を複数有する場合、上記配線としては、個々の背面電極をそれぞれ制御部で制御することが可能となるように形成してもよく、複数の背面電極を一括して制御部で制御することができるように形成してもよい。
また、上記配線は背面基材上に形成してもよく、配線用絶縁層上に形成して背面基材上に配置してもよい。なお、配線用絶縁層の材料については上述した背面電極用絶縁層に用いられる材料と同様とすることができる。
上記電子ペーパーにおける背面電極基材の配置としては、表示媒体層中の表示媒体を駆動させることが可能な配置であれば特に限定されず、背面電極基材の背面電極側が表示媒体層と対向するように配置されていてもよく、背面基材側が表示媒体層と対向するように配置されていてもよい。なかでも、背面基材側が表示媒体層と対向するように配置されていることが好ましい。このような配置とすることにより、背面電極が表示媒体層と直接接触しないため、背面電極の材料が表示媒体層の低極性溶媒中に溶出しないことから、本発明における電子ペーパーの表示品質の低下を防止することが可能となる。
また、背面電極基材の背面電極側は、パターン状に背面電極が形成されているため、表面凹凸を有する。したがって、背面電極基材の背面基材側と表示媒体層とが対向するように配置することにより、上記表面凹凸による電子ペーパーの表示の劣化を防止することができる。
本発明に用いられる表示媒体層について説明する。上記表示媒体層は、透明電極基材と背面電極基材の間に配置されるものである。
電子ペーパーの表示方式としては、公知のものを適用することができ、例えば、電気泳動方式、ツイストボール方式、粉体移動方式(電子粉流体方式、帯電トナー型方式)、液晶表示方式、サーマル方式(発色方式、光散乱方式)、エレクトロクロミック方式、エレクトロウェッティング方式、磁気泳動方式などが挙げられる。本発明においては、中でも耐候性が良好なものが好ましく、具体的には、ツイストボール方式が好適に用いられる。
また、ツイストボール方式における表示媒体層は、シリコーン等の水分を寄せ付けない構成材料が用いられることから、大気中の水分による電荷の変化が起こりにくいという利点がある。よって、このような利点を有することからも、本発明においては、ツイストボール方式が好適に用いられる。
本発明に用いられるツイストボールは、異なる帯電特性を有する2色相を有するものである。また、本発明における電子ペーパーにおいて表示媒体として働くものである。
本発明における低極性溶媒層は、ツイストボールとともに表示媒体層を構成するものである。
本発明に用いられる低極性溶媒層は、低極性溶媒を含むものであれば特に限定されるものではない。上記低極性溶媒層としては、通常、低極性溶媒と、上記低極性溶媒を膨潤させる、エラストマー材料からなるエラストマーシートとから構成されるものである。
以下、上記低極性溶媒層に用いられる低極性溶媒、およびエラストマーシートについてそれぞれ説明する。
本発明に用いられる低極性溶媒は、上述したツイストボールの回転が円滑となるようにするために用いられるものである。また、通常は後述するエラストマーシートを膨潤させて用いられるものである。
本発明に用いられるエラストマーシートは、上記低極性溶媒で膨潤させることができるエラストマー材料からなるものである。また、上記エラストマーシートは、上記ツイストボールが分散されたシート状部材であり、これに上記低極性溶媒で膨潤させることによって用いられるものである。
このようなエラストマーシートの材料としては、シリコーン樹脂、微架橋したアクリル樹脂、微架橋したスチレン樹脂、およびポリオレフィン樹脂等を挙げることができる。
また、本発明における表示媒体層は、上記ツイストボールと、上記低極性溶媒層とを有するものであれば特に限定されず、他にも必要な部材を追加することができる。
以下、このような部材について説明する。
本発明においては、図2に示すように、表示媒体層23を支持するための表示媒体層用基材23cを有していてもよい。なお、図2においては、表示媒体層用基材23cは表示媒体層23の透明電極基材21側および背面電極基材22側の両方に配置される例について示しているが、図示はしないが、透明電極基材側または背面電極基材側のいずれか一方にのみ配置されていてもよい。
表示媒体層用基材23cを有することにより表示媒体層23の強度を向上させることができるため、電子ペーパー20の耐久性を向上させることができる。
シール剤は表示媒体層を密封する際に用いられるものであり、通常、表示媒体層に隣接する基材の端部に配置されるものである。
このようなシール剤については、表示媒体層中の低極性溶媒の漏れ等を防止することができるように表示媒体層に隣接する基材とともに表示媒体層を密封することが可能であれば特に限定されない。具体的には、一般的な電子ペーパーに用いられるシール剤と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
本発明に用いられる表示媒体層の膜厚としては表示媒体を用いて情報表示を行うことが可能であれば特に限定されるものではないが、50μm〜1000μmの範囲内、なかでも100μm〜700μmの範囲内、特に200μm〜500μmの範囲内であることが好ましい。上記表示媒体層の膜厚が上記範囲に満たない場合は、上記ツイストボールおよび各基材間の距離が小さいことから、ツイストボールが所望する方向へ回転するのが困難である可能性があるからであり、上記表示媒体層の膜厚が上記範囲を超える場合は、上記背面電極および透明電極間に駆動電圧を印加したとしても、上記ツイストボールおよび各基材間の距離が大きすぎることにより、上記電子ペーパーにおいて、ツイストボールを用いて情報表示を行うことが困難であるからである。
本発明においては、ラミネート加工により表示媒体層を密封することがより好ましい。シール剤を用いた密封方法に比べて、より好適に表示媒体層からの低極性溶媒の液漏れ等を防止することが可能となり、また、表示領域についても広範囲なものとすることが可能となる。
本発明に用いられる電子ペーパーは、上述した透明電極基材、背面電極基材、および表示媒体層を有するものであれば特に限定されず、必要な構成を適宜選択して追加することができる。
本発明の看板は、主に、屋外に設置して用いられるものであることから、本発明に用いられる電子ペーパーは、より高い耐候性、耐水性、耐傷性、および耐衝撃性を備えることが好ましく、透明電極基材、背面電極基材および表示媒体層を保護することが可能な屋外環境に対する耐久性を備える保護部を有することが好ましい。
また、「保護部が屋外環境に対する耐久性を備える」ことについては、例えば、サンシャインウェザーメーターを用い、JIS−B−7350に準じた促進耐候性試験で、保護部内に配置された電子ペーパーの応答速度が遅くならないこと(例えば速度が半減しないこと)、電子ペーパーの黄変が無いこと、電子ペーパーが大きく退色しないことにより確認することができる。
上記第1保護層は、電子ペーパーにおいて、透明電極基材の表示媒体層側とは反対側の表面上に配置されるものであり、通常、電子ペーパーの表示面の最外層に配置されるものである。
第1保護層がフレキシブル性を有する場合は、上記電子ペーパーを曲面構造を有する表示部の表面上に貼着させることができる。よって、曲面構造を有する看板の意匠性を経時的に変化させることが可能な電子ペーパーとすることができる。
一方、第1保護層がリジットなものである場合は、第1保護層における耐候性、耐水性、耐傷性、および耐衝撃性等をより良好なものとすることができ、電子ペーパーをより好適に保護することができる。
第1保護層が薄すぎる場合は、本発明の電子ペーパー部材の使用時に第1保護層が破損し易くなる可能性があるからであり、第1保護層が厚すぎる場合は、本発明の電子ペーパーを薄膜、軽量なものとすることが困難となり、その加工性が低下する可能性があるからである。
次に、本発明に用いられる第2保護層について説明する。本発明における第2保護層は、背面電極基材の表示媒体層側とは反対側の表面上に配置されるものである。
第2電極層の耐候性および耐水性については、第1電極層の耐候性と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
封止部材は第1保護層および第2保護層間を封止するものである。
硬化型接着剤としては、熱硬化型接着剤、光硬化型接着剤を挙げることができる。具体的には、ポリイミド系樹脂、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂などが挙げられる。
また、硬化型接着剤層の高さを確保するために、粒状のスペーサを上述した接着剤に混合することができる。
また、封止テープについては一般的なものを用いることができる。
本発明における保護部は、上述した第1保護層、第2保護層、および封止部材を有するものであれば特に限定されず、必要な構成を適宜選択して追加することができる。
このような構成としては、例えば、図2に例示するように第1保護層24aの透明電極基材21側とは反対側に配置された装飾層25を挙げることができる。上記装飾層は、主に、表示媒体層のラミネート部分等に対応する箇所に配置される。上記装飾層を有することにより、上述したラミネート部分等の外観上好ましくない部分を隠すことができるため、電子ペーパーの外観をより良好なものとすることができる。
上記保護部においては、少なくとも第1保護層と透明電極基材または第2保護層と背面電極基材との少なくとも一方が粘着層等を介して貼り合わせられて用いられる。粘着層については一般的な電子ペーパーに用いられるものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。なお、第1保護層と透明電極基材とを貼り合わせる場合、上記粘着層としては透明性を有するものが用いられる。
上記電子ペーパーに用いられる保護部としては、上述した第1保護層、第2保護層および封止部材を有するもの以外にも、例えば、図7に例示するように、保護フィルム24dを挙げることができる。保護フィルム24dは、透明電極基材21および背面電極基材22のうち、両方の表示媒体層23側とは反対側の表面上に配置してもよく、図示はしないが、いずれか一方の電極基材の表示媒体層側とは反対側の表面上に配置してもよい。また、保護フィルム24dを背面電極側に配置する場合は、通常、保護フィルムの背面電極22側とは反対側に貼着層30が配置されて、表示部11上に貼着される。
なお、図7は本発明に用いられる電子ペーパーの他の例について説明する説明図であり、説明していない符号については図2における符号と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
本発明に用いられる電子ペーパーは、透明電極基材側の表示媒体層側とは反対側の表面上にフロントライトを有していてもよい。フロントライトを用いることにより、電子ペーパーを暗い環境でも用いることが可能となる。
本発明に用いられる電子ペーパーは、通常、背面電極および透明電極間に印加される駆動電圧を制御するための制御部を有する。また、上記制御部は通常透明電極や背面電極と配線電極を介して接続されているものである。
上記電子ペーパーは、主として表示される情報の書き換えの際に電力を用い、表示中はほとんど電力を用いないものである。よって、上記電子ペーパーは消費電力が少ないことから、電源として電池電源を用いることが可能となる。
本発明に用いられる電子ペーパーの形成方法としては、一般的な電子ペーパーの形成方法と同様とすることができる。
次に、本発明に用いられる貼着層について説明する。
本発明に用いられる貼着層は、電子ペーパーの背面電極基材側の表面上に配置されるものであり、通常、電子ペーパーの背面電極基材側の最外層に配置される。
本発明に用いられる本体部は、板状の表示部と、表示部を支持する支持部とを有するものである。また、上記本体部は、地面上に設置した際に自立可能なものである。
本発明の看板は、上述した電子ペーパー、貼着層、および本体部を有するものであれば特に限定されなく、必要な構成を適宜選択して追加することができる。
本発明の看板は、上述したように、電子ペーパーが貼着されていることにより、上述した警報機能を有することが可能となる。
黒色でプラスに帯電した黒色相と、白色でマイナスに帯電した白色相とを有する平均粒子径が約90μmのツイストボールを準備した。これを熱硬化型シリコーン樹脂中に分散し、コーターによりガラス上に塗布し、熱処理することで、膜厚300μmのツイストボールが分散されたシートを作製した。次いで、上記シートをシリコーンオイル中に24時間浸漬し、膨潤させてツイストボール層を得た。
次に、ITO膜がPET面に形成されたラミネートフィルム(CPPおよびPETの積層フィルム)(透明電極基材)を準備した。
次に、アルミニウム膜(背面電極)がPET面に表示絵柄に応じて形成されたラミネートフィルム(CPPおよびPETの積層フィルム)(背面電極基材)を準備した。
次に、透明電極基材のCPP面と、背面電極基材のCPP面が対向するようにしてツイストボール層を挟みこみラミネートを行った。その後、表示絵柄に応じて導電テープおよびリード線を用いて配線した。
次に、1mm厚のアクリル樹脂板を2枚用意し、一枚は電子ペーパーのITO膜に粘着剤を介してラミネートし、熱硬化型の硬化型接着剤層(封止部材)によりもう一枚のアクリル樹脂板と接合した。なお、ITO膜型に配置されたアクリル樹脂板および粘着剤は透明性を有するものである。次いで、板状のマグネットを粘着剤を介して背面のアクリル樹脂にラミネートし、看板の表示部に貼着した。以上の手順により、本発明の看板を得た。
11 …表示部
12 …支持部
20 …電子ペーパー
21 …透明電極基材
21a …透明基材
21b …透明電極
22 …背面電極基材
22a …背面基材
22b …背面電極
23 …表示媒体層
30 …貼着層
100 …看板
Claims (2)
- 板状の表示部および前記表示部を支持する支持部を有する本体部と、
透明基材および前記透明基材上に形成された透明電極を有する透明電極基材、背面基材および前記背面基材上に形成された背面電極を有する背面電極基材、ならびに前記透明電極基材および前記背面電極基材の間に形成され、表示媒体を含む表示媒体層を有する電子ペーパーと、
前記電子ペーパーの前記背面電極基材側の表面上に配置された貼着層と、
を有し、
前記表示部上に前記電子ペーパーが前記貼着層を用いて貼着されていることを特徴とする看板。 - 前記表示媒体層が、前記表示媒体として異なる帯電特性を有する2色相を有するツイストボールを有し、さらに低極性溶媒を含む低極性溶媒層を備えることを特徴とする請求項1に記載の看板。
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