JP2013189887A - 制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】減速時等要求負荷が減少した際に、吸気通路のEGR通路から気筒に至る領域内にはEGRガスが残留していることに伴い燃焼が不安定となる不具合を解消する。
【解決手段】吸気通路におけるコンプレッサの下流側に設けられたスロットルバルブと、排気通路におけるタービンの下流側と前記吸気通路における前記コンプレッサの上流側とを接続するEGR通路及びこのEGR通路に設けられたEGRバルブ23と、内室とスロットルバルブの下流側とを接続するPCV通路と、内室と前記吸気通路における前記EGR通路との接続箇所の上流側とを接続するブローバイ通路と、前記スロットルバルブとコンプレッサの間と前記ブローバイ通路とを接続する第3の通路中に設けられたABVバルブ92とを備え、前記スロットルバルブ及び前記EGRバルブ23の開度が減少する際に前記第3の通路中に設けられたABVバルブ92の開度を増加させる制御を行う。
【選択図】図3
【解決手段】吸気通路におけるコンプレッサの下流側に設けられたスロットルバルブと、排気通路におけるタービンの下流側と前記吸気通路における前記コンプレッサの上流側とを接続するEGR通路及びこのEGR通路に設けられたEGRバルブ23と、内室とスロットルバルブの下流側とを接続するPCV通路と、内室と前記吸気通路における前記EGR通路との接続箇所の上流側とを接続するブローバイ通路と、前記スロットルバルブとコンプレッサの間と前記ブローバイ通路とを接続する第3の通路中に設けられたABVバルブ92とを備え、前記スロットルバルブ及び前記EGRバルブ23の開度が減少する際に前記第3の通路中に設けられたABVバルブ92の開度を増加させる制御を行う。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両に搭載され、排気ガス再循環装置を有する内燃機関を制御する制御装置に関する。
従来より、燃費の向上及び排気ガス中のNOx量減少を図るべく、排気通路から吸気通路に排気ガスを還流させる排気ガス再循環装置を内燃機関に設けることが知られている。このような排気ガス再循環装置の一例として、排気通路に設けられたタービンと、吸気通路に設けられ前記タービンにより駆動されるコンプレッサと、前記吸気通路における前記コンプレッサの下流側に設けられたスロットルバルブと、前記吸気通路における前記コンプレッサの上流側に設けられた吸気絞りバルブとを備える内燃機関に設けられ、前記排気通路と前記吸気通路における前記コンプレッサの上流側とを接続するEGR通路、及びこのEGR通路に設けられたEGRバルブを有する排気ガス再循環装置が挙げられる(例えば、特許文献1を参照)。
ところで、このような排気ガス再循環装置を備える内燃機関の運転にあたって、減速時等、要求負荷が減少した際には、要求負荷が減少する以前と吸気通路に還流される排気ガス(以下、EGRガスと称する)の量を等しくすると、EGRガスの量が新気と比較して多くなりすぎることに起因する失火が発生する不具合が発生することがある。この不具合を解消するための方法の一つとして、前記吸気通路における前記コンプレッサの上流側に吸気絞りバルブを設け、要求負荷が減少した際にはこの吸気絞りバルブを開弁し新気が吸気通路内に取り込まれる量を多くすることが考えられている。
しかして、減速など要求負荷の減少の開始に伴い吸気絞りバルブを開弁しても、吸気絞りバルブを開弁した時点では、吸気通路のEGR通路から気筒に至る領域内にはEGRガスが残留しているので、燃焼が不安定となる不具合が依然として発生しうる。
本発明は以上の点に着目し、減速時等要求負荷が減少した際に、吸気通路のEGR通路から気筒に至る領域内にはEGRガスが残留していることに伴い燃焼が不安定となる不具合を解消することを目的とする。
すなわち本発明に係る制御装置は、車両に搭載され、排気通路に設けられたタービンと、吸気通路に設けられ前記タービンにより駆動されるコンプレッサと、前記吸気通路における前記コンプレッサの下流側に設けられたスロットルバルブと、前記排気通路における前記タービンの下流側と前記吸気通路における前記コンプレッサの上流側とを接続するEGR通路及びこのEGR通路に設けられたEGRバルブを有する排気ガス再循環装置と、内室と前記吸気通路における前記スロットルバルブの下流側とを接続する第1の通路と、内室と前記吸気通路における前記EGR通路との接続箇所の上流側とを接続する第2の通路と、前記吸気通路における前記スロットルバルブとコンプレッサの間と同吸気通路における前記第2の通路との接続箇所より上流側、前記第2の通路又は前記内室のいずれかとを接続する第3の通路と、この第3の通路中に設けられたバルブとを備える内燃機関を制御するものであって、前記スロットルバルブ及び前記EGRバルブの開度が減少する際に前記第3の通路中に設けられたバルブの開度を増加させる制御を行うことを特徴とする。
このようなものであれば、前記吸気通路における前記スロットルバルブとコンプレッサの間に残留しているEGRガスは、要求負荷の減少に伴い前記スロットルバルブ及び前記EGRバルブの開度が減少した際に、前記吸気通路における前記スロットルバルブとコンプレッサの間との部位に残留したEGRガスの一部は、前記第3の通路から内室及び前記第1の通路を経て、内室内に導入された新気及びブローバイガスにより希釈されてから吸気通路における前記スロットルバルブの下流側に導入される。従って、燃焼室内に導入されるEGRガスの濃度を低下させることにより、燃焼が不安定となる不具合の発生を抑制することができる。
ここで、「内室」とは、内燃機関のブローバイガスが溜まる空間であり、カム室やクランク室等を含む概念である。
本発明によれば、減速時等要求負荷が減少した際に、吸気通路のEGR通路から気筒に至る領域内にはEGRガスが残留していることに伴い燃焼が不安定となる不具合を解消することができる。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1に、本実施形態における車両用内燃機関の概要を示す。この内燃機関は、火花点火式の4ストロークエンジンである。図示例の内燃機関は、筒内直接噴射式のもので、複数の気筒1(図1には、そのうち一つを図示している)と、各気筒1内に燃料を噴射するインジェクタ11と、各気筒1に吸気を供給するための吸気通路3と、各気筒1から排気を排出するための排気通路4と、排気通路4から吸気通路3に向けてEGRガスを還流させる外部EGR装置2と、排気のエネルギを利用して回転駆動される駆動タービン52及びこの駆動タービン52と同軸で連結されて連動するコンプレッサ51を備えた排気ターボ過給機5とを備えている。
気筒1の燃焼室の天井部には、点火プラグ12を取り付けてある。点火プラグ12は、点火コイルにて発生した誘導電圧の印加を受けて、中心電極と接地電極との間で火花放電を惹起するものである。点火コイルは、半導体スイッチング素子であるイグナイタとともに、コイルケースに一体的に内蔵される。
吸気通路3は、外部から空気を取り入れて気筒1の吸気ポートへと導く。吸気通路3上には、エアクリーナ31、排気ターボ過給機5のコンプレッサ51、電子スロットルバルブ33、サージタンク34、吸気マニホルド35を、上流からこの順序に配置している。
排気通路4は、気筒1内で燃料を燃焼させることで発生した排気を気筒1の排気ポートから外部へと導く。この排気通路4上には、排気マニホルド42、排気ターボ過給機5の駆動タービン52及び排気浄化用の三元触媒41を配置している。加えて、タービン52を迂回する排気バイパス通路43、及びこのバイパス通路43の入口を開閉するバイパス弁であるウェイストゲートバルブ44を設けてある。ウェイストゲートバルブ44は、アクチュエータに制御信号nを入力することで開閉操作することが可能な電動ウェイストゲートバルブであり、そのアクチュエータとしてDCサーボモータを用いている。
排気ターボ過給機5は、上述したように駆動タービン52とコンプレッサ51とを同軸で連結し連動するように構成したものである。そして、駆動タービン52を排気のエネルギを利用して回転駆動し、その回転力を以てコンプレッサ51にポンプ作用を営ませることにより、吸入空気を加圧圧縮(過給)して気筒1に送り込む。
外部EGR装置2は、いわゆる低圧ループEGRを実現するものであり、排気通路4におけるタービン52の下流側と吸気通路3におけるコンプレッサ51の上流側とを連通するEGR通路21と、EGR通路21上に設けたEGRクーラ22と、EGR通路21を開閉し当該EGR通路21を流れるEGRガスの流量を制御するEGRバルブ23とを要素とする。低圧ループEGR通路21の圧力損失は、数百Pa程度と非常に小さい。EGR通路21の入口は、排気通路4における三元触媒41の下流の所定箇所に接続している。EGR通路21の出口は、吸気通路3における吸気絞りバルブ36の下流かつコンプレッサ51の上流の所定箇所に接続している。
本実施形態の内燃機関の制御装置たるECU(Electronic Control Unit)0は、プロセッサ、メモリ、入力インタフェース、出力インタフェース等を有したマイクロコンピュータシステムである。
ECU0の入力インタフェースには、車速を検出する車速センサから出力される車速信号a、クランクシャフトの回転角及びエンジン回転数を検出するクランク角センサから出力されるクランク角信号b、アクセルペダルの踏込量またはスロットルバルブ33の開度をアクセル開度(いわば、要求負荷)として検出するアクセル開度センサから出力されるアクセル開度信号c、吸気通路3(特に、サージタンク34)内の吸気温及び吸気圧を検出する温度・圧力センサから出力される吸気温・吸気圧信号d、車載バッテリの電圧を検出するセンサから出力されるバッテリ電圧信号e、内燃機関の冷却水温を検出する水温センサから出力される冷却水温信号f、吸気カムシャフトまたは排気カムシャフトの複数のカム角にてカム角センサから出力されるカム角信号g、燃焼室内での混合気の燃焼に伴って生じるイオン電流を検出する回路から出力されるイオン電流信号h等が入力される。
ECU0の出力インタフェースからは、イグナイタに対して点火信号i、インジェクタ11に対して燃料噴射信号j、電子スロットルバルブ33に対して開度操作信号k、EGRバルブ23に対して開度操作信号l、吸気絞りバルブ36に対して開度操作信号m等を出力する。さらに、後述するPCVバルブ62に対して開度操作信号nを出力する。そして、後述するABVバルブ92に対して開度操作信号oを出力する。
ECU0のプロセッサは、予めメモリに格納されているプログラムを解釈、実行し、運転パラメータを演算して内燃機関の運転を制御する。ECU0は、内燃機関の運転制御に必要な各種情報a、b、c、d、e、f、g、hを入力インタフェースを介して取得し、吸気圧及びエンジン回転数を知得するとともに、気筒1に充填される吸気量を推算し、要求される燃料噴射量、燃料噴射タイミング(一度の燃焼に対する燃料噴射の回数を含む)、燃料噴射圧、点火タイミング、EGR量(または、EGR率)及びEGRバルブ23の開度といった各種運転パラメータを決定する。ECU0は、運転パラメータに対応した各種制御信号i、j、k、l、m、n、oを出力インタフェースを介して印加する。
本実施形態におけるブローバイガス還流装置6は、内燃機関のブローバイガスが溜まる空間である内室7、8で発生するブローバイガスを吸気通路3に送り出すためのものであって、PCV通路61と、PCVバルブ62及びブローバイ通路63を要素としてなる。ここで、PCV通路61は、請求項中における第1の通路としての機能を有する。また、ブローバイ通路63は、請求項中における第2の通路としての機能を有する。
PCV通路61は、その一端がクランク室7に接続し、他端が吸気通路3におけるスロットルバルブ33の下流側(特に、サージタンク34)に接続しており、クランク室7を吸気通路3に連通せしめる。クランク室7内にあるブローバイガスは、このPCV通路61を経由して吸気通路3に排出される。
PCVバルブ62は、PCV通路61を流通するブローバイガスの流量を増減させる。本実施形態では、PCVバルブ62を、PCV通路61のクランク室7への接続箇所に設置している。本実施形態において、このPCVバルブ62は、ECU0からの開度操作信号nを受けて開閉する。このPCVバルブ62の開度は、吸気通路3内の圧力をパラメータとして決定される。
図2に、PCVバルブ62の流量特性を示している。PCVバルブ62は、吸気通路3内の圧力が大気圧と同等かそれ以上(吸気圧が正圧)である領域Aでは閉じており、PCV通路61を通じたブローバイガスまたは吸気の逆流を阻止する。
また、吸気通路3内圧力が大気圧よりも小さく(吸気圧が負圧)、かつクランク室7内圧力と吸気通路3内圧力との差圧が所定以下である領域Bでは、その差圧が大きいほどPCVバルブ62の開度が拡大し、クランク室7から吸気通路3に向けて流れるブローバイガスの流量が増加する。
但し、吸気通路3内圧力が非常に小さく(吸気負圧が非常に大きく)なり、クランク室7内圧力と吸気通路3内圧力との差圧が所定以上となった領域Cでは、その差圧が大きいほどPCVバルブ62の開度が縮小し、クランク室7から吸気通路3に向けて流れるブローバイガスの流量が減少する。アイドル運転時またはアイドル運転に近い低負荷運転時のように、吸気通路3内圧力が極小(吸気負圧が極大)であるときには、吸気通路3内圧力の変化に対するPCVバルブ62の流量の変化が乏しくなる。
クランク室7とPCVバルブ62との間には、図示しないオイルセパレータを介設する。オイルセパレータは、ラビリンス構造を有し、流通するガスに含まれる潤滑油を当該ガスから分離させる気液分離作用を営むもので、クランク室7から潤滑油が失われることを抑止する。
ブローバイ通路63は、その一端が内燃機関のシリンダヘッドカバー内のカム室8に接続し、他端が吸気通路3におけるスロットルバルブ33の上流側に接続しており、カム室8を吸気通路3に連通せしめる。このブローバイ通路63のカム室8への接続箇所にも、オイルセパレータを設けてある。
PCVバルブ62が開いているとき、カム室8及びクランク室7内のブローバイガスが、PCVバルブ62及びPCV通路61を経由して吸気通路3に送り出される。同時に、吸気通路3からブローバイ通路63を経由してカム室8及びクランク室7に新気が流れ込み、カム室8及びクランク室7内が換気される。吸気通路3のサージタンク34に還流したブローバイガスは、気筒1に充填されて再燃焼される。
しかして本実施形態では、前記吸気通路3における前記スロットルバルブ33とコンプレッサ51との間と同吸気通路3における前記ブローバイ通路63との接続箇所より上流側とを接続する通路91と、この通路91中に設けられたABVバルブ92(エアバイパスバルブ)とを有する残留EGRガス掃気装置9を備えている。なお、前記通路91は、請求項中における第3の通路としての機能を有する。前記ABVバルブ92は、ECU0からの開度操作信号oを受けて開閉する。この残留EGRガス掃気装置9は、スロットルバルブ33の開度が急に減少した際に前記スロットルバルブ33とコンプレッサ51との間の吸気圧が大きくなりすぎる不具合の発生を抑止すべく、ABVバルブ92をごく短時間だけ開放してスロットルバルブ33とコンプレッサ51の間の空気をコンプレッサ51の上流に逃がすための機構として周知のものと同様のものである。
そして、ECU0は、要求負荷の減少を検知した際に、ECU0のメモリに内蔵した減速時EGR制御プログラムをプロセッサが実行することにより、気筒内に供給されるEGRガスの量を減少させるべくEGRバルブ23の開度を減少させる制御、及び前記通路91中に設けられたABVバルブ92の開度を増加させる制御を行う。この減速時EGR制御プログラムは、要求負荷の減少、より具体的にはアクセル開度信号cが示すアクセル開度の減少を検知した際に実行が開始される。この減速時EGR制御プログラムによる制御の手順についてフローチャートである図3を参照しつつ以下に述べる。
まず、EGRバルブ23の開度を減少させる(S1)。次いで、ABVバルブ92を開放する(S2)。それから、この減速時EGR制御プログラムによる制御を終了させるための条件が満たされたか否か、すなわち吸気通路3におけるEGR通路21との合流箇所からスロットルバルブ33に至る部分に残留している残留EGRガスの排出が完了したか否かを判定し(S3)、残留EGRガスの排出が完了した場合はABVバルブ92を閉止し(S4)、制御を終了する。この減速時EGR制御プログラムによる制御を終了させるための条件は、例えば、EGRバルブ23の開度を減少させる制御を行ってからの吸気量の積算値Vsumに基づくものが考えられる。より具体的には、EGRバルブ23の開度を減少させる制御を行ってからの吸気量の積算値Vsumが吸気通路3におけるEGR通路21との合流箇所からスロットルバルブ33に至る部分の容積V0に達した場合に前記制御を終了させるようにすることが考えられる。なお、従来のスロットルバルブ33とコンプレッサ51の間の空気をコンプレッサ51の上流に逃がすための機構において、ABVバルブ92は通常EGRバルブ23の開度を減少させる制御を行ってからの吸気量の積算値Vsumが吸気通路3におけるEGR通路21との合流箇所からスロットルバルブ33に至る部分の容積V0に達する以前に閉じられるので、本実施形態に係る制御を行った場合にABVバルブ92が開放させる時間は従来のスロットルバルブ33とコンプレッサ51の間の空気をコンプレッサ51の上流に逃がすための機構に係るものと比較して長くなる。
すなわち、本実施形態の制御を行うことにより、要求負荷の減少に伴い前記スロットルバルブ33及び前記EGRバルブ23の開度が減少した際に、前記吸気通路3における前記スロットルバルブ33とコンプレッサ51の間に残留しているEGRガスの少なくとも一部は、前記通路91からブローバイ通路63、カム室8、クランク室7及びPCV通路61を経て、新気及びブローバイガスにより希釈されてから吸気通路3における前記スロットルバルブ33の下流側に導入される。すなわち、燃焼室内に導入されるEGRガスの濃度が低下する。従って、燃焼が不安定となる不具合の発生を抑制することができる。
また、本実施形態の構成によれば、スロットルバルブ33の開度が急に減少した際に前記スロットルバルブ33とコンプレッサ51との間の吸気圧が大きくなりすぎる不具合の発生を抑止すべく、ABVバルブ92を開放してスロットルバルブ33とコンプレッサ51の間の空気をコンプレッサ51の上流に逃がすための機構に用いられる通路91及びABVバルブ92に、前記吸気通路3における前記スロットルバルブ33とコンプレッサ51の間に残留しているEGRガスを内室7、8を経由して新気及びブローバイガスと混合し希釈するための機能を付与できるので、上述したような効果を低コストで実現することができる。
なお、本発明は以上に述べた実施の形態に限らない。
例えば、上述した実施形態では、請求項中の第3の通路として、吸気通路3におけるスロットルバルブ33とコンプレッサ51の間と同吸気通路3における第2の通路たるブローバイ通路63との接続箇所より上流側とを接続する通路91を利用するようにしているが、それ以外にも以下に述べるような態様が考えられる。
例えば、図4に示すように、吸気通路3におけるスロットルバルブ33とコンプレッサ51の間と前記第2の通路たるブローバイ通路とを接続する第3の通路91を設けてもよい。
また、図5に示すように、吸気通路3におけるスロットルバルブ33とコンプレッサ51の間と内室たるクランク室7とを接続する第3の通路91を設けてもよい。さらに、図6に示すように、クランク室7でなく内室たるカム室8と接続する第3の通路91を設けてもよい。なお、図4〜図6およびその説明において、前述した実施形態におけるものと対応する部位には同一の名称及び符号を付している。
さらに、上述した実施形態では、減速開始すなわちEGRバルブの開度を減少させる制御の開始からの吸気量の積算値に基づきABVバルブを開放する制御を終了すべきか否かの判定を行っているが、減速開始から所定時間の間だけABVバルブを開放し、減速開始から所定時間経過した時点でABVバルブを閉止するようにしてもよい。この所定時間は、吸気通路の吸気通路におけるEGR通路との合流箇所からスロットルバルブに至る部分に残留するEGRガスを全て該部分から排出するために必要な時間として実験により決定した値に設定するとよい。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
2…外部EGR装置(排気ガス再循環装置)
21…EGR通路
23…EGRバルブ
3…吸気通路
33…スロットルバルブ
36…吸気絞りバルブ
4…排気通路
51…コンプレッサ
52…駆動タービン
61…PCV通路(第1の通路)
63…ブローバイ通路(第2の通路)
91…通路(第3の通路)
92…ABVバルブ(第3の通路中に設けたバルブ)
21…EGR通路
23…EGRバルブ
3…吸気通路
33…スロットルバルブ
36…吸気絞りバルブ
4…排気通路
51…コンプレッサ
52…駆動タービン
61…PCV通路(第1の通路)
63…ブローバイ通路(第2の通路)
91…通路(第3の通路)
92…ABVバルブ(第3の通路中に設けたバルブ)
Claims (1)
- 車両に搭載され、排気通路に設けられたタービンと、吸気通路に設けられ前記タービンにより駆動されるコンプレッサと、前記吸気通路における前記コンプレッサの下流側に設けられたスロットルバルブと、前記排気通路における前記タービンの下流側と前記吸気通路における前記コンプレッサの上流側とを接続するEGR通路及びこのEGR通路に設けられたEGRバルブを有する排気ガス再循環装置と、内室と前記吸気通路における前記スロットルバルブの下流側とを接続する第1の通路と、内室と前記吸気通路における前記EGR通路との接続箇所の上流側とを接続する第2の通路と、前記吸気通路における前記スロットルバルブとコンプレッサの間と同吸気通路における前記第2の通路との接続箇所より上流側、前記第2の通路又は前記内室のいずれかとを接続する第3の通路と、この第3の通路中に設けられたバルブとを備える内燃機関を制御するものであって、
前記スロットルバルブ及び前記EGRバルブの開度が減少する際に前記第3の通路中に設けられたバルブの開度を増加させる制御を行うことを特徴とする制御装置。
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