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JP2013165388A - 携帯機及びこれを用いた車両通信装置 - Google Patents

携帯機及びこれを用いた車両通信装置 Download PDF

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JP2013165388A JP2012027258A JP2012027258A JP2013165388A JP 2013165388 A JP2013165388 A JP 2013165388A JP 2012027258 A JP2012027258 A JP 2012027258A JP 2012027258 A JP2012027258 A JP 2012027258A JP 2013165388 A JP2013165388 A JP 2013165388A
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Masaaki Ochi
正明 越智
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Abstract

【課題】簡便な構成で通信範囲の変動を抑制しうる携帯機及びこれを用いた車両通信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】電圧データ等の送信強度情報を含む要求信号f1を受信する低周波アンテナ81A〜81Cと、低周波アンテナ81A〜81Cで受信した要求信号f1の受信レベルを測定し受信レベルが送信強度情報と対応した閾値より大きいと判定した場合に応答信号Rを出力する携帯側制御回路83を備えて携帯機を構成するため、要求信号f1の受信レベルが変動しても、送信強度情報を読み取ることで調整し、通信可能領域の範囲の変動を抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に車両の施解錠制御に用いられる携帯機及びこれを用いた車両通信装置に関するものである。
操作者が車両に接近、或いは車両のドアノブに接触した際に、車両の施解錠制御を行う車両通信装置が、近年、普及している。
この車両通信装置においては、車両のドア近傍等の所定範囲で通信し、その通信可能範囲が安定していることが求められる。
このような従来の車両通信装置について、図9を用いて説明する。
図9は従来の車両通信装置のブロック図であり、同図において、車両通信装置40は、車載機1と、車載機1から出力された要求信号を送信する車載アンテナ2と、要求信号を受信し応答信号を送信する携帯機3を備える。
ここで、車載機1では、車載側制御回路11から出力された所定の周波数の高周波信号が変調回路12に入力され、変調回路12で振幅偏移変調(ASK変調)され要求信号f0が生成される。そして、要求信号f0は送信回路13に入力され、所定の電流振幅になるよう増幅される。
ここで、外部端子15Aから入力されたバッテリー電圧が、電圧可変制御回路17に入力される。そして、電圧可変制御回路17は車載側制御回路11からの出力信号により、出力電圧値が調整される。なお、電圧可変制御回路17からの出力電圧値は、電流検出回路18が車載アンテナ2に流れる電流を検出しており、この電流検出回路18で検出される電流が所定値になるように、車載側制御回路11がフィードバック制御を行う。
また、外部端子15B、15Cは送信回路13に接続され、この外部端子15B、15Cの間に車載アンテナ2が接続される。
なお、高周波アンテナ16は、車載機3からの応答信号Rを受信するアンテナで、制御回路11に接続される。
また、車載アンテナ2は、要求信号f0を送信するアンテナである。ここで、車載アンテナ2は、抵抗21、コイル22、コンデンサ23を備え、直列共振回路を構成する。
さらに、携帯機3は、内蔵アンテナ31A〜31Cと、復調回路32と、携帯側制御回路33と、高周波アンテナ34を備える。
ここで、低周波アンテナ31A〜31Cは構成されるコイルの巻回軸方向がそれぞれ直交するもので、要求信号f0の到来方向に関わらず受信可能な構成となっている。
また、低周波アンテナ31A〜31Cで受信された要求信号f0は、復調回路32で復調され、携帯側制御回路33で正規の要求信号であるか否か判別される。そして、正規の要求信号であると判別された場合は、応答信号Rを出力する。
なお、応答信号Rは低周波アンテナ31A〜31Cが受信する要求信号f0より高い周波数の信号で、高周波アンテナ34を介して出力される。
そして、高周波アンテナ34から出力された応答信号Rは、車載機1の高周波アンテナ16を介して車載側制御回路11に入力され、車載側制御回路11で正規の応答信号であるか判別した後、車両の解錠動作等が行われる。
ここで、従来の車両通信装置40は、電流検出回路18で検出される電流が所定値になるように電圧可変制御回路17を設け、車両周辺の通信範囲の変動を抑制していた。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2008−148279号公報
ここで、従来の車両通信装置では電圧可変制御回路を用いることで、通信範囲の変動を抑制していたが、より簡便な構成で車両通信装置を実現することが求められている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、簡便な構成で通信範囲の変動を抑制した車両通信装置を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、特に、要求信号の受信レベルを測定し受信レベルが送信強度情報と対応した閾値より大きいと判定した場合に応答信号を出力する携帯側制御回路と、応答信号を送信する高周波アンテナを備えて携帯機を構成した。
本発明によれば、要求信号の受信レベルを測定し受信レベルが送信強度情報と対応した閾値より大きいと判定した場合に応答信号を出力する携帯側制御回路と、応答信号を送信する高周波アンテナを備えて携帯機を構成することにより、携帯側制御回路で送信強度情報の変化に追従した閾値の変化が行われるため、車載アンテナに流れる電流を一定値にするフィードバック制御に用いる電圧可変制御回路を無くすことが可能となる。
これにより、簡便な構成で通信範囲の変動を抑制した車両通信装置を実現することができるという有利な効果が得られる。
本発明の実施の形態1による車両通信装置のブロック図 同車両通信装置の信号の波形図 同車両通信装置に用いる携帯制御回路の動作を示すフローチャート 同車両通信装置の通信範囲を示す上面図 本発明の実施の形態2による車両通信装置のブロック図 同車両通信装置に用いる携帯制御回路の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態3による車両通信装置のブロック図 同車両通信装置に用いる携帯制御回路の動作を示すフローチャート 従来の車両通信装置のブロック図
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における車両通信装置90について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態による車両通信装置のブロック図、図2は同波形図である。同図において、車両通信装置90は、車載機51と、車載機51から出力された要求信号f1を送信する車載アンテナ52と、要求信号f1を受信し応答信号Rを送信する携帯機53を備える。
ここで、車載機51は、車載側制御回路61と、車載側制御回路61に接続された変調回路62と、変調回路62と接続された送信回路63と、送信回路63に接続された外部端子64A〜64Cと、抵抗65と、高周波アンテナ66を備える。
ここで、車載側制御回路61はマイコン等の演算素子を備えた半導体素子である。また、車載側制御回路61には電圧検出回路61Aが内蔵されている。この電圧検出回路61Aは、外部端子64Aと抵抗65を介して接続され、外部端子64Aから入力されるバッテリー電圧の電圧値を測定する。そして、車載側制御回路61は、送信強度情報としてバッテリー電圧の電圧値を示す電圧データを含んだ二値信号a1と、LF帯の高周波信号となるようにH/Lの電圧レベルを切り替えたクロック信号bを出力する。
なお、二値信号a1とクロック信号bの波形は、図2に示すものである。ここで、図2の縦軸は電圧、横軸は時間を示している。
また、二値信号a1は時間T毎に一つの「1」または「0」の信号が変化するもので、「1」は0.5Tの間「H」の電位が継続後0.5T間「L」の電位が継続する信号で、「0」は0.5Tの間「L」の電位が継続後0.5T間「H」の電位が継続する信号である。
また、変調回路62は例えば振幅偏移変調(ASK変調:Amplitude Shift Keying)を行うデジタル変調回路である。ここで、変調回路62は車載側制御回路61と電気的に接続され、二値信号a1とクロック信号bが入力される。そして、変調回路62は二値信号a1とクロック信号bを合成し、要求信号f1(1)として出力する。なお、この要求信号f1(1)は、識別データと電圧データを含む信号で、波形は図2で示すように二値信号a1とクロック信号bが合成された波形となる。
また、送信回路63は、例えばパワーMOSFET等のトランジスタ67A、67Bを用いて構成される。ここで、トランジスタ67AはPチャンネルのトランジスタでトランジスタ67BはNチャンネルのトランジスタである。そして、トランジスタ67Aとトランジスタ67Bは送信回路63に入力される要求信号f1(1)のH/Lの繰り返しに同期して交互にONされる。
これにより送信回路63は、要求信号f1(1)をバッテリー電圧に対応した電圧レベルまで増幅し、外部端子64Bを介して、車載アンテナ52へ出力する。なお、送信回路63は外部端子64Cにも接続され、外部端子64Bと外部端子64Cの間に車載アンテナ52が配置される。
また、高周波アンテナ66は、携帯機53からの応答信号Rを受信するアンテナで、車載側制御回路61に接続される。
次に、車載アンテナ52について説明すると、ここで、車載アンテナ52は、抵抗71、コンデンサ72、コイル73で構成され、抵抗71、コンデンサ72、コイル73は直列共振回路を構成するよう接続される。
ここで、抵抗71はチップ抵抗等の固定抵抗素子で、コンデンサ72はチップコンデンサ等のコンデンサ素子で、コイル73はフェライト等の磁性体にニクロム線等の被覆金属導線を巻回して構成される。なお、ここで車載アンテナ52からは要求信号f1が電波で送信されるが、要求信号f1の送信波形は変調回路62から出力された要求信号f1(1)の波形と比較すると、車載アンテナ52の直列共振回路の時定数により図2で示すような応答遅れが生じる。
なお、要求信号f1の周波数は、30kHzを超え300kHz以下のLF(Low Frequency)帯となる。ここで、LF帯は波長が1〜10kmと長いので、要求信号f1が車載アンテナ52と携帯機53の間で反射しても電波の干渉による減衰等が生じ難く、安定した範囲で通信を行うのに適している。
さらに、携帯機53について説明する。携帯機53は、低周波アンテナ81A〜81Cと、復調回路82と、携帯側制御回路83と、高周波アンテナ84を備える。
ここで、低周波アンテナ81A〜81Cは例えばそれぞれ直交する三軸のアンテナとして構成されるもので、低周波アンテナ81A〜81Cを構成するコイルが巻回される中心軸が直交しているため、要求信号f1の到来方向に関わらず受信可能となっている。
また、復調回路82は例えば検波回路等で構成され、要求信号f1の受信レベルが判定できるよう、電圧値が変化するアナログ波形として復調信号D1を出力する。この復調信号D1は、図2で示すように、要求信号f1の受信波形を包絡線検波した波形である。また、要求信号f1の受信レベル(RSSI値:Received Signal Strength Indicator)は、例えば復調信号D1を包絡線検波した電圧の最大値とする。
そして、携帯側制御回路83は、マイコン等の演算回路を有する半導体素子である。この携帯側制御回路83には復調信号D1が入力され、正規の要求信号であるか否か判別される。
ここで、図3のフローチャートを用い、携帯側制御回路83の処理について説明する。
まず、携帯側制御回路83が要求信号f1を受信すると(S1)、正規の要求信号か否か判別する(S2)。
そして、正規の要求信号である場合には、要求信号f1の受信レベル(RSSI値)を記憶する(S3)。
また、要求信号f1から電圧データを読み取り、電圧データに対応した閾値を設定する(S4)。
次に、要求信号f1の受信レベルと閾値を比較し(S5)、要求信号f1の受信レベルの方が閾値より大きければ、応答信号Rを出力する(S6)。
一方、要求信号f1の受信レベルが閾値以下の場合は、応答信号Rを出力せず、処理を終了する(S7)。
なお、要求信号を受信しない場合(S1)、正規の要求信号で無いと判定した場合も、同様に処理を終了(S7)する。なお、処理終了後は、最初(S8)に戻り、引き続き、要求信号の受信有無の判定(S1)から行われる。
また、高周波アンテナ84は、例えば100MHz以上500MHz以下を共振周波数とするアンテナで、低周波アンテナ81A〜81Cと比較し高い共振周波数を備える。そして、この高周波アンテナ84を介して応答信号Rが電波で送信される。なお、高周波アンテナ84から出力された応答信号は、車載機51の高周波アンテナ66を介して車載側制御回路61に入力される。
以上のように構成された車両通信装置90は、図4の配置図で示すように、例えば、車載機51が車両91のインストルメントパネル内部に配置され、車載アンテナ52が車両の運転席や助手席のドアに設けられたドアハンドルに内蔵される。ここで、車載機51からは所定の時間毎に車載アンテナ52を介して要求信号f1が送信される。
そして、携帯機53を所有した使用者が通信可能領域92に侵入すると、車載機51からの要求信号が受信され、図3を用いて説明した処理が携帯機53で行われ、携帯機53から応答信号Rが送信される。そして、応答信号Rを受信した車載機51は、例えば、使用者がドアハンドルに接触した時に、ドアの解錠制御等を行うものである。
ここで、車両91のバッテリー電圧は、車両のエンジンルーム等に搭載されているバッテリーの充電度合いに応じて変化する。そして、この変化に伴い、車載アンテナ52を介して送信される要求信号f1の送信レベルも変化する。また、要求信号f1に含まれる電圧データはバッテリー電圧に対応しており、車載アンテナ52から送信される電波の強度を反映した送信強度情報となっている。
ここで、要求信号f1の送信レベルの変化に伴い、携帯機53での要求信号f1の受信レベルも変化する。しかしながら、通信可能領域92は所定の領域を維持するよう、その変動は抑制される。そのため、要求信号f1に車両91のバッテリー電圧を反映した電圧データを含ませ、携帯機53が電圧データを認識可能なものとしている。
これにより、要求信号f1の送信レベルが高い場合、つまり車両91のバッテリー電圧が高い場合には携帯機53で判定する閾値を高くし、要求信号f1の送信レベルが低い場合、つまり車両91のバッテリー電圧が低い場合は携帯機53で判定する閾値を低くして、通信可能領域92の変動を抑制している。
なお、上記の説明では、車載機51の抵抗65や変調回路62は車載側制御回路61とは別の素子として説明したが、車載側制御回路61と統合されていても良い。
また、車載アンテナ52の抵抗71あるいはコンデンサ72は、車載機51側に備えるものとして構成しても良い。
また、携帯機53において、復調回路82と携帯側制御回路83は別の素子として説明したが、一つの素子として統合されていても良い。
このように本実施の形態によれば、要求信号f1の受信レベルを測定し、受信レベルが電圧データ等の送信強度情報と対応した閾値より大きいと判定した場合に応答信号Rを出力する携帯側制御回路83を備えて携帯機を構成するため、バッテリー電圧の変動により要求信号f1の受信レベルが変動しても、送信強度情報を読み取って調整するため、通信可能領域92の範囲の変動を抑制することが出来る。
また、車載機51は車両のバッテリー電圧を反映した電圧データ等の送信強度情報を含む二値信号a1を生成する車載側制御回路61と車載側制御回路に接続され二値信号a1から要求信号f1(1)を生成する変調回路62を有するものとすることにより、車両通信装置90は、車載アンテナ52の送信強度の変動に伴い要求信号f1の受信レベルが変動しても、通信可能領域92の範囲の変動を抑制し得る。
さらに、送信強度情報として車両のバッテリー電圧を反映した電圧データを用いることにより、抵抗65等の安価な素子を用い、簡便に本発明を実施しうる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2における車両通信装置190について図面を参照しながら説明する。
図5は本発明の実施の形態2における車両通信装置190のブロック図である。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の構成については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
実施の形態2と実施の形態1との相違点は、車載側制御回路161が電流検出回路165の出力信号により、車載アンテナ52に流れる電流の振幅を認識しうるよう構成されている点である。
車載機151は、車載側制御回路161と、車載側制御回路161に接続された変調回路62と、変調回路62と接続された送信回路63と、送信回路63に接続された外部端子64A〜64Cと、電流検出回路165と、高周波アンテナ66を備える。
ここで、電流検出回路165は外部端子64Aと送信回路63の間に接続され、電流検出回路165に流れる電流を検出する。電流検出回路165に流れる電流は車載アンテナ52に流れる電流と相関があり、電流検出回路165に流れる電流から車載アンテナ52に流れる電流が判る。
また、車載側制御回路161は、電流検出回路165に接続され、電流検出回路165の出力信号により、車載アンテナ52に流れる電流の振幅を認識しうる。そして、車載アンテナ52に流れる電流の振幅を反映した送信強度情報である電流データを含む二値信号a2を生成し、クロック信号bと共に、変調回路62に出力する。
また、変調回路62が出力する要求信号f2(1)、車載アンテナ52が送信する要求信号f2は、実施の形態1の要求信号f1(1)、f1とそれぞれ比較すると、共に電流データを含む信号である点で異なる。
また、携帯機153は、低周波アンテナ81A〜81Cと、復調回路82と、携帯側制御回路183と、高周波アンテナ84を備えて構成される。
なお、携帯側制御回路183は、電流データを含んだ復調信号D2を用いて、応答信号Rの出力の可否を判断する点が、実施の形態1と異なる。
ここで、図6を用いて、携帯側制御回路183の判定手順について説明する。
まず、携帯側制御回路183が要求信号f2を受信すると(S11)、正規の要求信号か否か判別する(S2)。
そして、正規の要求信号である場合には、要求信号f2の受信レベル(RSSI値)を記憶する(S13)。
また、要求信号f2から電流データを読み取り、電流データに対応した閾値を設定する(S14)。
次に、要求信号f2の受信レベルと閾値を比較し(S5)、要求信号f2の受信レベルの方が閾値より大きければ、応答信号Rを出力する(S6)。
一方、要求信号f2の受信レベルが閾値以下の場合は、応答信号Rを出力せず、処理を終了する(S7)。
なお、要求信号を受信しない場合(S11)、正規の要求信号で無いと判定した場合も、同様に処理を終了(S7)する。なお、処理終了後は、最初(S8)に戻り、引き続き、要求信号の受信有無の判定(S11)から行われる。
つまり、応答信号Rの出力の可否の判定に電流データを用いた点が実施の形態1と異なる。電流データが電圧データと比較し有利な点は、車載アンテナ52のインピーダンスが変化した場合でも、インピーダンスの変化に追随し閾値が変化されるので、より通信可能範囲が安定することにある。車載アンテナ52のインピーダンスの変化は、例えば、車載アンテナ52が配置された近傍を使用者が接触すること、或いは使用環境で大きな温度変化が生じることにより発生する。
本実施の形態によれば、送信強度情報として電流データを用いているので、車載アンテナ52のインピーダンスの変化した場合においても、所望の通信可能範囲を確保しうる。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3における車両通信装置290について図面を参照しながら説明する。
図7は本発明の実施の形態3における車両通信装置290のブロック図である。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の構成については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
実施の形態3と実施の形態1との相違点は、車載機251が定電圧回路265を備える点である。
車載機251は、車載側制御回路61と、車載側制御回路61に接続された変調回路62と、変調回路62と接続された送信回路63と、送信回路63に接続された外部端子64A〜64Cと、抵抗65と、高周波アンテナ66と、定電圧回路265とを備える。
ここで、定電圧回路265は、外部端子64Aと送信回路63の間に接続される。そして、バッテリー電圧が所定値V1以上の場合の出力電圧は所定値V2で出力し、バッテリー電圧が所定値V1未満の場合の出力電圧は所定値V2未満の可変値になる。
なお、所定値V1と所定値V2は、異なる値であっても、同じ値であっても良い。例えば、定電圧回路265内に抵抗素子等の電圧を降下させる部品が含まれれば、所定値V1と所定値V2は異なる値となる場合が多く、定電圧回路265内に電圧を降下させる部品が含まれなければ、所定値V1と所定値V2は同じ値となる場合が多い。
この定電圧回路265を配置することで、バッテリー電圧が所定値V1以上の場合に、定電圧回路265からは所定値V2の電圧が出力される。ここで、車載アンテナ52の両端の外部端子64B、64C間の電圧は所定値V2に対応した高周波となる。
ここで、車載アンテナ52で消費される電力は、車載アンテナ52の両端の外部端子64B、64C間の電圧の二乗に比例する。
つまり、定電圧回路265から出力される電圧がバッテリー電圧より低ければ、言い換えればバッテリー電圧が所定値V2より大きい場合に、車載アンテナ52で消費される電力が減少するため、車両のバッテリーの電力消費を抑制しうる。
なお、変調回路62が出力する要求信号f1(1)、車載アンテナ52が送信する要求信号f1は、実施の形態1と同様に、電圧データを含む信号である。
また、携帯機253は、低周波アンテナ81A〜81Cと、復調回路82と、携帯側制御回路283と、高周波アンテナ84を備える。
ここで、携帯側制御回路283は、実施の形態1に対し、応答信号Rの出力の可否の判定手順が異なる。
次に、図8を用いて、携帯側制御回路283の判定手順について説明する。
まず、携帯側制御回路283が要求信号f1を受信すると(S1)、正規の要求信号か否か判別する(S2)。
そして、正規の要求信号である場合には、要求信号f1の受信レベル(RSSI値)を記憶する(S3)。
また、要求信号f1から電圧データを読み取り、車両のバッテリー電圧が所定値V1以上であることを示しているか判定する(S24)。
ここで、バッテリー電圧が所定値V1以上である場合には、閾値として所定値T1を設定し(S25)、バッテリー電圧が所定値V1未満である場合には、電圧データに対応した閾値を設定する(S26)。
次に、要求信号f1の受信レベルと閾値を比較し(S5)、要求信号f1の受信レベルの方が閾値より大きければ、応答信号Rを出力する(S6)。
一方、要求信号f1の受信レベルが閾値以下の場合は、応答信号Rを出力せず、処理を終了する(S7)。
なお、要求信号を受信しない場合(S1)、正規の要求信号で無いと判定した場合(S2)も、同様に処理を終了(S7)する。また、処理終了後は、最初(S8)に戻り、引き続き、要求信号の受信有無の判定(S1)から行われる。
つまり、バッテリー電圧が所定値V1以上であるか否かにより、閾値として所定値T1を用いるか、電圧データに対応し変化させた値を用いるか、切り替えるものとなっている。
本実施の形態によれば、車載機251に定電圧回路265を備えると共に、携帯側制御回路283は、バッテリー電圧が所定値V1以上では応答信号Rの出力を判定する閾値を一定とし、バッテリー電圧が所定値V1未満の場合に応答信号Rの出力を判定する閾値を可変としているので、実施の形態1の効果に加え、車両のバッテリーの電力消費を抑制しうる。
本発明による携帯機及びこれを用いた車両通信装置は、簡便な構成で通信範囲の変動を抑制しうるという有利な効果を有し、主に車両の施解錠用装置として有用である。
51、151、251 車載機
52 車載アンテナ
53、153、253 携帯機
61、161 車載側制御回路
61A 電圧検出回路
62 変調回路
63 送信回路
64A、64B、64C 外部端子
65 抵抗
66 高周波アンテナ
67A、67B トランジスタ
71 抵抗
72 コンデンサ
73 コイル
81A、81B、81C 低周波アンテナ
82 復調回路
83、183、283 携帯側制御回路
84 高周波アンテナ
90、190、290 車両通信装置
91 車両
92 通信可能領域
165 電流検出回路
265 定電圧回路

Claims (5)

  1. 送信強度情報を含む要求信号を受信する低周波アンテナと、前記低周波アンテナで受信した前記要求信号の受信レベルを測定し前記受信レベルが前記送信強度情報と対応した閾値より大きいと判定した場合に応答信号を出力する携帯側制御回路と、前記応答信号を送信する高周波アンテナを備えた携帯機。
  2. 請求項1記載の携帯機と、前記携帯機に前記要求信号を送信する車載アンテナと、前記車載アンテナに接続され前記要求信号を生成する車載機を備え、前記車載機は、送信強度情報を含む二値信号を生成する車載側制御回路と、前記車載側制御回路に接続され前記二値信号から前記要求信号を生成する変調回路を有する車両通信装置。
  3. 前記送信強度情報は車両のバッテリー電圧を反映した電圧データである請求項2記載の車両通信装置。
  4. 前記送信強度情報は前記車載アンテナに流れる電流の振幅を反映した電流データである請求項2記載の車両通信装置。
  5. 前記車載機に定電圧回路を備えると共に、前記携帯側制御回路は、前記バッテリー電圧が所定値以上では前記応答信号の出力を判定する前記閾値を一定とし、前記バッテリー電圧が所定値未満の場合に前記応答信号の出力を判定する前記閾値を可変とする請求項3記載の車両通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015061405A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 ローム株式会社 アンテナ駆動装置
JP2017539102A (ja) * 2015-10-29 2017-12-28 小米科技有限責任公司Xiaomi Inc. 電子装置の制御方法及びデバイス
US10096184B2 (en) 2016-06-13 2018-10-09 Ford Global Technologies, Llc Key fob with RSSI

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