JP2013148036A - Engine control device of working vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、作業車両のエンジン制御装置に関する。 The present invention relates to an engine control device for a work vehicle.
図9(A),(B)に示す通り、エンジン始動操作を行う始動スイッチ91と、エンジンを始動させるスタータモータ92とを制御回路90に設け、走行機体の後部に設けられたリヤPTO軸への動力伝動の有無を検出するリヤPTOスイッチ93と、走行機体の中途部下面側に設けられたミッドPTO軸への動力伝動の有無を検出するミッドPTOスイッチ94と、走行ニュートラル状態を検出するニュートラル検出器96とを直列に接続した直接回路を、前記制御回路90に接続し、リヤPTO軸への動力伝動及びミッドPTO軸への動力伝動が遮断され、且つ走行ニュートラル状態である場合にのみ、エンジン始動を許容する作業車両のエンジン制御装置が従来公知であった。
As shown in FIGS. 9A and 9B, a
ちなみに、同図(A)に示すものでは、前後進切換レバーに設けられたニュートラル検出スイッチによって、ニュートラル検出器96を構成している一方で、同図(B)に示すものでは、走行HSTを介した増減速操作を行うHSTペダルのペダル操作検出を行う検出スイッチ97と、走行用動力の断続を行うクラッチペダルのペダル操作検出を行う検出スイッチ98とによって、ニュートラル検出器96を構成している。
Incidentally, in the one shown in FIG. 1A, a
この図9に示すものをさらに改良したものとして、始動スイッチと、スタータモータと、エンジンに供給される燃料をカットする燃料カットソレノイドとを、制御回路に設け、リヤPTOスイッチと、ミッドPTOスイッチと、ニュートラル検出器と、座席への着座を検出するシートスイッチとを、前記制御回路に接続し、これらの各種情報に基づいて、エンジンの始動制御及びエンジンの駆動・停止制御を、適切なタイミングで行う特許文献1に示す作業車両のエンジン制御装置が公知になっている。 As a further improvement of the one shown in FIG. 9, a start switch, a starter motor, and a fuel cut solenoid for cutting fuel supplied to the engine are provided in the control circuit, and a rear PTO switch, a mid PTO switch, A neutral detector and a seat switch for detecting seating on the seat are connected to the control circuit, and based on these various information, engine start control and engine drive / stop control are performed at appropriate timing. An engine control device for a work vehicle shown in Patent Document 1 is known.
しかし、上記文献の作業車両のエンジン制御装置では、エンジンの始動制御及びエンジンの駆動・停止制御を適切なタイミング行うため、コントローラ等のマイコンを制御回路に設け、リヤPTOスイッチ、ミッドPTOスイッチ、ニュートラル検出器及びシートスイッチを、コントローラの入力側に接続するとともに、燃料カットソレノイド及びスタータモータを、コントローラの出力側に接続しており、マイコンが必須の部品となり、コストが高くなる。
本発明は、エンジンの始動制御及びエンジンの駆動・停止制御を行う制御回路を備えた作業車両のエンジン制御装置において、エンジン始動や停止を適切なタイミングで、安価に行うことができる作業車両のエンジン制御装置を提供することを課題としている。
However, in the engine control device for a work vehicle described in the above document, a microcomputer such as a controller is provided in the control circuit in order to perform engine start control and engine drive / stop control at appropriate timings, and a rear PTO switch, a mid PTO switch, a neutral The detector and the seat switch are connected to the input side of the controller, and the fuel cut solenoid and the starter motor are connected to the output side of the controller. The microcomputer becomes an indispensable component, and the cost increases.
[Technical Field] The present invention relates to an engine control device for a work vehicle that includes a control circuit that performs engine start control and engine drive / stop control. The engine of the work vehicle can start and stop the engine at an appropriate timing at low cost. It is an object to provide a control device.
上記課題を解決するため、第1に、エンジン始動操作を行う始動スイッチ22と、エンジンを始動させるスタータモータ24と、エンジンに供給される燃料をカットする燃料カットソレノイド23とを、エンジンの始動制御及びエンジンの駆動・停止制御を行う制御回路21に設け、走行機体3の後部に設けられたリヤPTO軸への動力伝動の有無を検出するリヤPTOスイッチ26と、走行機体の中途部下面側に設けられたミッドPTO軸への動力伝動の有無を検出するミッドPTOスイッチ27と、走行ニュートラル状態を検出するニュートラル検出器28と、座席11への着座を検出するシートスイッチ29とを、前記制御回路21に接続した作業車両のエンジン制御装置において、制御回路21は、シートスイッチ29及びミッドPTOスイッチ27を並列接続した並列回路33と、始動スイッチ22とニュートラル検出器28とリヤPTOスイッチ26を直列接続した直列回路32と、直列回路32とスタータモータ24との間に設けられた第1スイッチング回路34と、直列回路32とスタータモータ24とが接続されるように第1スイッチング回路34に電流を供給する第2スイッチング回路36とを有し、座席11に着座していない状態であって且つミッドPTO軸に動力が伝動される状態である場合にはエンジンが停止するように、燃料カットソレノイド23の電力供給側に前記並列回路33を接続し、座席11に着座した状態であって且つミッドPTO軸への動力が切断された状態である場合に第1スイッチング回路34に電流が供給されるように、前記第2スイッチング回路36の入力側を、シートスイッチ29側と、ミッドPTOスイッチ27側とに接続したことを特徴としている。
In order to solve the above problems, first, an engine start control includes a
第2に、座席11の着座部分である座部11aの下面側に前記シートスイッチ29を配置し、該シートスイッチ29は、入切によって検出を行う検出スイッチ53と、検出スイッチ53を支持するブラケット51と、検出スイッチ53を入切作動させるように上下スライド可能にブラケット51に支持され且つ座部11aの下面側に上方突出する作動ピン54とを備え、着座時における座部11aの下方への変位又は変形によって、座部11aの下面側が作動ピン54を下方に押圧し、検出スイッチ53を検出作動させることを特徴としている。
Secondly, the
エンジンを始動させるためには、第2スイッチング回路による第1スイッチング回路への電流供給が行われる必要があるため、座席への着座、ミッドPTO軸への動力切断、走行ニュートラル及びリヤPTO軸への動力切断の全てが検出される必要があり、より適切な状態でエンジンを始動できるとともに、シートスイッチ及びミッドPTOスイッチが並列接続された並列回路が燃料カットソレノイドの電力供給側に接続され、座席への着座が検出されない状態であって且つミッドPTO軸への動力切断が検出されない状態である場合にはエンジンが停止するため、座席から立上る度にエンジンが停止することや、ミッドPTO軸を駆動させる度にエンジンが停止することを防止しつつ、適切なタイミングでエンジンを停止でき、このようなエンジン始動やエンジン停止の複雑な制御を、マイコンを介さずに、2つのスイッチング回路を用いて安価に実現できる。 In order to start the engine, it is necessary to supply current to the first switching circuit by the second switching circuit, so that the seat is seated, the power is cut to the mid PTO shaft, the traveling neutral and the rear PTO shaft All of the power cuts need to be detected, the engine can be started in a more appropriate state, and a parallel circuit in which the seat switch and mid PTO switch are connected in parallel is connected to the power supply side of the fuel cut solenoid to the seat The engine stops when no seating is detected and the power cut to the mid PTO shaft is not detected. Therefore, the engine stops every time you get up from the seat, and the mid PTO shaft is driven. The engine can be stopped at an appropriate timing while preventing the engine from stopping each time The complex control of the engine start and engine stop, without using the microcomputer, can be inexpensively realized by using two switching circuits.
また、座席の着座部分である座部の下面側に前記シートスイッチを配置し、該シートスイッチは、入切によって検出を行う検出スイッチと、検出スイッチを支持するブラケットと、検出スイッチを入切作動させるように上下スライド可能にブラケットに支持され且つ座部の下面側に上方突出する作動ピンとを備え、着座時における座部の下方への変位又は変形によって、座部の下面側が作動ピンを下方に押圧し、検出スイッチを検出作動させるものによれば、検出スイッチが直接座部と接触しないため、座部への荷重が直接的に検出スイッチに掛かることに起因した故障を効率的に防止できる。 In addition, the seat switch is arranged on the lower surface side of the seat, which is the seating portion of the seat, and the seat switch is operated to turn on / off the detection switch for detecting by turning on / off, the bracket for supporting the detection switch, And an operating pin that is supported by the bracket so as to be slidable up and down and protrudes upward on the lower surface side of the seat portion, and the lower surface side of the seat portion causes the operating pin to move downward due to the downward displacement or deformation of the seat portion when seated. According to the device that presses and detects the detection switch, the detection switch does not directly contact the seat portion. Therefore, it is possible to efficiently prevent a failure due to the load on the seat portion being directly applied to the detection switch.
図1は、本発明を適用した農業用のトラクタの平面図である。図示するトラクタは、作業車両の一種であり、左右一対の前輪1,1及び後輪2,2に支持された走行機体3と、走行機体3の後部に設けられた昇降リンク機構4と、昇降リンク機構4に着脱自在に装着されるロータリ耕耘装置等の作業機(図示しない)とを備えている。
FIG. 1 is a plan view of an agricultural tractor to which the present invention is applied. The tractor shown in the figure is a kind of work vehicle, and includes a
走行機体3は、前側半部において図示しないエンジンをボンネット6によって開閉自在にカバーし、走行機体3におけるボンネット6の後方には、オペレータが乗込む操縦部7が設置され、走行機体3の後端部には、前後方向のリヤPTO軸(図示しない)が後方突出状態で自身の軸回りに回転駆動可能に支持され、走行機体3の中途部下面側には、ミッドPTO軸が自身の軸回りに回転駆動可能に支持されている。この他、左右の後輪2,2には、それぞれフェンダー8,8が設けられ、この後輪2用のフェンダー8は、後輪2に沿って上方側をカバーするように側面視山形円弧状に湾曲されている。
The
エンジン動力は、ミッションケース9内の変速装置(図示しない)を介して、後輪2と前輪1の一方又は両方に変速伝動される一方で、リヤPTO軸及びミッドPTO軸にも伝動される。リヤPTO軸から出力される動力によって、ロータリ耕耘装置等の作業機が駆動される他、ミッドPTO軸から出力される動力によって、走行機体3の下面中途側に設置された草刈機等の作業機が駆動される。
Engine power is transmitted to one or both of the
また、変速装置には、車輪1,2に前進走行用の動力を伝動する前進状態と、車輪1,2に後進走行用の動力を伝動する後進状態と、車輪1,2への動力を遮断する走行ニュートラル状態との切換を行う前後進切換機構が設けられる他、リヤPTO軸へエンジン動力の伝動を断続するリヤPTOクラッチ(図示しない)と、ミッドPTO軸へエンジン動力の伝動を断続するミッドPTOクラッチ(図示しない)とが配設されている。
Further, the transmission includes a forward state in which power for forward travel is transmitted to the
操縦部7は、平面視左右のフェンダー8,8の間に配置された座席11と、座席11前方に位置するフロント操作部12と、平面視座席11とフロント操作部12との間における低位置に形成された床面13と、フロント操作部12から後方斜め上方に突出形成されたステアリングハンドル14と、ステアリングハンドル14の側方(さらに具体的には左側方)に前後揺動操作可能に支持された前後進切換レバー16と、座席11の側方(さらに具体的には左側方)に前後揺動操作可能に支持されたリヤPTOレバー17及びミッドPTOレバー18とを備えている。
The
座席11に着座したオペレータは、ステアリングハンドル14によって、機体の操向操作を行う。前後進切換レバー16の前後揺動によって、上記前後進切換機構の後進状態、前進状態又は走行ニュートラル状態の何れかへの切換を行う。具体的には、前後進切換レバー16を前後中立位置から前方に揺動させることにより、前進状態への切換を行い、前後進切換レバー16を前後中立位置から後方に揺動させることにより、後進状態への切換を行い、前後進切換レバー16を前後中立位置に揺動させることにより、走行ニュートラル状態への切換を行う。
An operator seated on the
そして、走行時又は走行停止時に、各作業機を駆動させることにより、圃場の耕耘作業や、雑草の草刈作業等を行う。具体的には、リヤPTOレバー17の前後揺動によって、リヤPTOクラッチの断続操作を行い、ロータリ耕耘装置の耕耘駆動の入切等を行う一方で、ミッドPTOレバー18の前後揺動によって、ミッドPTOクラッチの断続操作を行い、草刈機の刈取駆動の入切等を行う。
And when driving | running | working or a driving | running | working stop, each working machine is driven, and the cultivation work of a farm field, the mowing work of weeds, etc. are performed. Specifically, the
なお、本トラクタには、2つのPTO軸への動力伝動状態、走行系動力への伝動状態及び座席11への着座状態等の情報に基づいて、エンジンの始動、駆動維持及び駆動停止の制御を行うエンジン制御装置19(図2参照)が設置されている。
The tractor controls engine start, drive maintenance, and drive stop based on information such as the power transmission state to the two PTO shafts, the transmission state to the traveling system power, and the seating state on the
次に、図2に基づいてエンジン制御装置19について詳述する。
図2は、エンジン制御装置の回路図である。エンジン制御装置19は、エンジンの始動、駆動維持及び駆動停止を制御する制御回路21によって構成されている。
Next, the
FIG. 2 is a circuit diagram of the engine control apparatus. The
制御回路21には、操縦部7に設置されたキースイッチ等からなるスタータスイッチ(始動スイッチ)22と、エンジンに供給される燃料をカットする燃料カットソレノイド23と、エンジンを始動させるスタータモータ24と、リヤPTO軸への動力伝動の有無を検出するリヤPTOスイッチ26と、ミッドPTO軸への動力伝動の有無を検出するミッドPTOスイッチ27と、上記走行ニュートラル状態を検出するシャトルスイッチ(ニュートラル検出器)28と、座席11への着座を検出するシートスイッチ29とが電気的に接続されており、言換えると、これらの部材によって制御回路21が構成されている。
The
上記スタータスイッチ22は、バッテリ等の電源に接続された電力供給回路31に接続され、エンジン始動端子22aと、エンジン駆動端子22bとを有している。スタータスイッチ22は、エンジン始動端子22a及びエンジン駆動端子22bを電力供給回路31と電気的に接続するエンジン始動状態と、エンジン駆動端子22bのみを電力供給回路31と電気的に接続するエンジン駆動状態と、エンジン始動端子22a及びエンジン駆動端子22bを電力供給回路31に対してそれぞれ電気的に遮断させるエンジン停止状態との切換を行う。
The
さらに説明すると、キーを差込んで初期位置から最大現回動操作するエンジン始動操作によって、エンジン始動状態になり、エンジン始動状態時にキーから手を離すと、図示しない弾性部材の弾性力によって、所定距離分だけ初期位置に戻るように回動作動してエンジン駆動状態になる他、エンジン駆動状態時におけるキーを、初期位置に回動させるエンジン停止操作によって、エンジン停止状態になる。 More specifically, when the engine is started by inserting the key and performing the maximum current turning operation from the initial position, the engine is started. When the hand is released from the key during the engine starting state, the elastic force of an elastic member (not shown) In addition to turning the engine so as to return to the initial position by the distance, the engine is driven, and the engine is stopped by turning the key to the initial position when the engine is driven.
上記リヤPTOスイッチ26は、リヤPTOクラッチ側又はリヤPTOレバー17側に設置されて、リヤPTOクラッチの接続切換又は接続切換操作を検知するものであり、リヤPTO軸への動力伝動が遮断されている間は、リヤPTOスイッチ26がON(接続)状態になる一方で、リヤPTO軸に動力が伝動されている間は、リヤPTOスイッチ26がOFF状態になる。
The rear PTO switch 26 is installed on the rear PTO clutch side or the
上記ミッドPTOスイッチ27は、ミッドPTOクラッチ側又はミッドPTOレバー18側に設置されて、ミッドPTOクラッチの接続切換又は接続切換操作を検知するものであり、ミッドPTO軸への動力伝動が遮断されている間は、ミッドPTOスイッチ27がON(接続)状態になる一方で、ミッドPTO軸に動力が伝動されている間は、ミッドPTOスイッチ27がOFF状態になる。
The
上記シャトルスイッチ28は、前後進切換機構側又は前後進切換レバー16側に設置されて、走行ニュートラルへの切換又は切換操作を検知するものであり、走行ニュートラル状態の場合には、シャトルスイッチ28がON(接続)状態になる一方で、走行ニュートラル状態以外の場合には、シャトルスイッチ28がOFF状態になる。
The
上記シートスイッチ29は、座席11の着座部分である座部11a(図3参照)の下面側に配置されており、座部11aに着座している場合は、シートスイッチ29がON(接続)状態になる一方で、座部11aに着座していない場合には、シートスイッチ29がOFF(切断)状態になる。
The
これらの部材で構成される制御回路21の配線構成について説明すると、スタータスイッチ22のエンジン始動端子22aとシャトルスイッチ28とリヤPTOスイッチ26とを電気的に直列接続することによって直列回路32を構成し、シートスイッチ29とミッドPTOスイッチ27とを並列接続することによって並列回路33を構成している。
The wiring configuration of the
直列回路32の出力側端とスタータモータ24の電力供給側端子との間には、第1スイッチング回路34が設けられ、並列回路33の入力側をスタータスイッチ22のエンジン駆動端子22bに電気的に接続するとともに並列回路33の出力側を燃料カットソレノイド23の電力供給側端子に電気的に接続し、第1スイッチング回路34に電流を供給する第2スイッチング回路36の入力側は、シートスイッチ29側及びミッドPTOスイッチ27側に接続されている。
A
この他、スタータスイッチ22のエンジン始動端子22aは、補助回路37を介して、燃料カットソレノイド23の電力補助供給側端子に接続されている。
In addition, the engine start terminal 22 a of the
上記第1,2スイッチング回路34,36は、電流供給の有無によって対象部分の接続・切断(ON・OFF)の切換を行うものであって、リレー回路によって構成してもよく、FET等のスイッチング素子によって構成してもよく、図示する例ではリレー回路によって第1,2スイッチング回路34,36が構成されている。
The first and
詳しく説明すると、第1スイッチング回路34は、直列回路32とスタータモータ24との接続・切断の切換を行うものであって、第2スイッチング回路36側からの電流供給の有無によって上記切換を行う。
More specifically, the
一方、第2スイッチング回路36は、ミッドPTOスイッチ27及びシートスイッチ29の何れか一方(図示する例では、ミッドPTOスイッチ27)の出力端子と、第1スイッチング回路34の制御用の電流入力端子との接続・切断の切換を行うものであって、ミッドPTOスイッチ27及びシートスイッチ29の何れか他方の出力端子からの電流供給の有無によって上記部分の接続・切断の切換を行う。すなわち、ミッドPTOスイッチ27及びシートスイッチ29が両方ともON状態である場合にのみ、第2スイッチング回路36から第1スイッチング回路34への制御用電流の供給が行われる。
On the other hand, the
該構成の制御回路21によれば、スタータスイッチ22のエンジン始動操作を行った場合、電力供給回路31からの電流が、エンジン始動端子22aを介して直列回路32の入力側に供給されるとともに、エンジン駆動端子22bを介して並列回路33の入力側に供給される。
According to the
この際、シートスイッチ29及びミッドPTOスイッチ27がON状態である場合には、電力供給回路31からの電流が、エンジン駆動端子22b→並列回路33→第2スイッチング回路36の順に流れ、第1スイッチング回路34の制御用の電流入力端子に電流が供給されて第1スイッチング回路34が接続状態になる。
At this time, when the
このため、該状態で、シャトルスイッチ28及びリヤPTOスイッチ26がON状態である場合には、電力供給回路31からの電流が、エンジン始動端子22a→直列回路32→第1スイッチング回路34→スタータモータ24の順に流れ、スタータモータ24が回転駆動される。
Therefore, in this state, when the
これと同時に、電力供給回路31からの電流は、エンジン始動端子22aから補助回路37を介して、燃料カットソレノイド23の電力補助供給側端子に供給されるとともに、エンジン駆動端子22b及び並列回路33を介して、燃料カットソレノイド23の電力供給側端子に供給され、これによって、燃料カットソレノイド23が通電状態になって開作動し、エンジンに燃料が供給される状態になる。
At the same time, the current from the
以上によって、エンジンが始動される。すなわち、シャトルスイッチ28、リヤPTOスイッチ26、ミッドPTOスイッチ27及びシートスイッチ29の全てがON状態になる場合に限り、エンジン始動操作によってエンジンを始動させることが可能になり、シャトルスイッチ28、リヤPTOスイッチ26、ミッドPTOスイッチ27及びシートスイッチ29の1つでもOFF状態の場合には、エンジンを始動させることができない。言換えると、走行ニュートラル状態であり、リヤPTO軸が駆動停止状態であり、ミッドPTO軸が駆動停止状態であり、座席11に着座している状態である場合に限り、エンジンを始動させることができる。
Thus, the engine is started. That is, only when all of the
一方、スタータスイッチ22がエンジン駆動状態であって、エンジンの駆動が維持されている最中、電力供給回路31からの電流は、エンジン駆動端子22b及び並列回路33を介して、燃料カットソレノイド23の電力供給側端子に供給され、これによって、燃料カットソレノイド23が通電状態になって開作動し、エンジンに燃料が供給される状態になる。
On the other hand, while the
このようなエンジンの駆動時、ミッドPTOスイッチ27又はシートスイッチ29の両方又は一方のON状態が保持される場合には、並列回路33を介して、燃料カットソレノイド23に電流が供給されるため、エンジンの駆動が維持されるが、ミッドPTOスイッチ27とシートスイッチ29の両方がOFF状態に場合には、並列回路33を介した燃料カットソレノイド23への電流供給が遮断され、燃料カットソレノイド23が非通常状態になって閉作動し、エンジンへの燃料供給がカットされるため、エンジンの駆動が停止される。
When such an engine is driven, if both the
言換えると、ミッドPTO軸が駆動され且つ座席11に着座していない状態になると、エンジンの駆動が停止される。このようにして、不要にエンジンが停止されることを防止しつつ、適切なタイミングで、エンジン停止を行う。
In other words, when the mid PTO shaft is driven and the
次に、図3乃至図6に基づき座席及びシートスイッチ29について詳述する。
図3は、操縦部の座席側の要部側面図であり、図4は、座席を取外した状態の操縦部の要部平面図である。左右の後輪2,2用のフェンダー8,8間における該フェンダー8よりも低い位置には、支持フレーム38が配置形成され、この支持フレーム38の上面には、水平板状のシートブラケット39が前後スライド位置調整可能に設置され、このシートブラケット39の上面側に、座席11の座部11aが支持されている。
Next, the seat and the
FIG. 3 is a side view of the main part of the control unit on the seat side, and FIG. 4 is a plan view of the main part of the control unit with the seat removed. A
なお、シートブラケット39における左右一方側の縁部には、前後方向のハンドル41が設置され、このハンドル41を把持して、シートブラケット39と共に座席11の前後位置調整を行うことが可能である。
A front-rear direction handle 41 is installed at the left and right edges of the
座席11自体は、座部11a及び座部11aの後端部から後方斜め上方に立上る背もたれ11bとを有しておりこの座部11a下面の前端部から下方に突出形成された左右一対の突出部11cを、シートブラケット39の前端部から上方に一体的に突設された左右一対の支持部42,42に、左右方向の回動軸43を介して、前後回動自在に支持することにより、座席11が、回動軸を43支点に前後回動自在に、シートブラケット39に支持されている。
The
シートブラケット39の上面後端部には、座部11a下面の後端側を受止めて弾力的に支持する上下方向の受け部材44が、左右一対で、上方に突設されている。
A pair of left and right receiving
図5は、図4の要部拡大斜視図であり、図6(A)はシートスイッチの側面図であり、(B)は受け部材の側面図である。各受け部材44は、シートブラケット39に穿設された設置孔39aを塞ぐように該シートブラケット39の上面に溶接された取付プレート46に、上下方向に延びる弾性変形可能な合成樹脂製(さらに具体的にはゴム製)のストッパ47を、上下方向のボルト48を介して取付固定し、該ストッパ47に圧縮型のコイルスプリング49を外装することにより、構成されている。
5 is an enlarged perspective view of a main part of FIG. 4, FIG. 6A is a side view of the seat switch, and FIG. 5B is a side view of the receiving member. Each receiving
ストッパ47の下端部には、フランジ状の係合部47aが一体形成され、この係合部47aにコイルスプリング49を引掛けて係合させることにより、該コイルスプリング49をストッパ47の外周に着脱自在に係合装着している。このコイルスプリン49の上端は、ストッパ47の上端よりも上方に位置して、シート11の座部11aの後端側を弾力的に受止めるように構成されている。
A flange-like engaging
そして、座席11にオペレータが着座すると、座部11aが下方に沈み込み(座席11が回動軸43を支点に下方回動して)、コイルスプリング49が圧縮させて座部11aの下面がストッパ47の上端に接する一方で、オペレータが座席11から立上ると、コイルスプリング49の弾性力によって、座部11aの下面がストッパ47の上端から離れて上方側に位置した状態になる。
When the operator sits on the
座部11aの下面側とシートブラケット39の上面側との間にシートスイッチ29を設置し(図3参照)、さらに詳しくは、このシートスイッチ29を、この左右一対の受け部材44,44と、回動軸43との間の中途部(さらに具体的には、中間部)であって、且つシートブラケット39の左右方向中央部に位置させている。
A
このシートスイッチ29は、シートブラケット39の上面に固着されて断面視逆U字状をなす前後方向の支持ブラケット(ブラケット)51と、該支持ブラケット51の内面側に位置して正面視逆U字状なす前後方向の取付ブラケット52と、該取付ブラケット52の介して支持ブラケット51に取付支持されるリミットスイッチ(検出スイッチ)53と、自身の軸方向にスライド自在に支持ブラケット51に支持された上下方向の作動ピン54とを備えている。
The
作動ピン54は、支持ブラケット51の上面側に穿設置された挿通孔51aに挿通されて支持ブラケット51の上面から上方突出した状態で、上下スライド自在に、取付ブラケット52又は支持ブラケット51(図示する例では、取付ブラケット52)に支持されている。そして、作動ピン54の上端部に設けられた抜け止リング56下面と、取付ブラケット52上面との間には、作動ピン54に外装された圧縮型コイルスプリング等の弾性部材57が配置され、この弾性部材57によって、作動ピン54は、上方側に常時弾性付勢されている。
The operating
取付ブラケット51の両側部を、支持ブラケット51の両側部にボルト58で支持されており、支持ブラケット51に穿設された上記ボルト51用のボルト孔51bは、上下方向の長孔状に形成されている。このため、取付ブラケット51は、ボルト58がボルト孔51b内を上下に移動する範囲内で、上下位置調整可能に支持ブラケット51に取付固定されている。
Both sides of the mounting
リミットスイッチ53が作動ピン54の上下スライドによって入切されるように(具体的には、リミットスイッチ53のON・OFFを行う検出片53aにリミットスイッチ53の下部側が接するように)、該リミットスイッチ53は取付ブラケット52にボルト59で固定されている。このボルト59を挿通させる取付ブラケット52のボルト孔52aも、上下方向の長孔であり、このため、リミットスイッチ53も、該ボルト59がボルト孔52aを上下に移動する範囲内で、上下位置調整可能に、取付ブラケット52に支持されている。
The
このようなリミットスイッチ53及び取付ブラケット52による2段階の上下位置調整によって、作動ピン54に対するリミットスイッチ53の上下位置を変更調整することが可能になる。
By adjusting the vertical position of the
そして、座席11にオペレータが着座すると、座席11が回動軸43を支点に下方に回動し、これによって座部11aの下面が作動ピン54を下方に押圧することにより、作動ピン54の下部がリミットスイッチ53の検出片53aを押して、リミットスイッチ53がON状態(シートスイッチ29がON状態)になる。
When the operator sits on the
一方、オペレータが座席11から立上ると、受け部材44の弾性力によって、座席11が回動軸43を支点に上方回動し、これによって、座部11aから作動ピン54側への押圧が解除され、この弾性部材57の弾性力によって、作動ピン54が上方にスライド移動し、リミットスイッチ53がOFF状態(シートスイッチ29がOFF状態)になる。
On the other hand, when the operator rises from the
ちなみに、作動ピン54が高負荷によって必要以上に下方位置にスライドした場合は、検出片53aがリミットスイッチ53の本体側に退避し、リミットスイッチ53自体に設定以上の荷重が掛かることはないため、リミットスイッチ53の故障が防止される。この他、リミットスイッチ53は、2つのブラケット51,52によって上方及び左右両側がカバー保護されているため、この点からもリミットスイッチ53の故障が防止される。
Incidentally, when the operating
なお、座席11を上下回動させ、弾力支持することにより、シートスイッチ29を作動させる構成としているが、着座11への着座の有無によって、座部11a自体を上下に弾力的に湾曲変形させ、これによって作動ピン54を上下動させることにより、シートスイッチ29のON・OFF検出を行ってもよい。
The
次に、図7及び図8に基づき本発明の別実施形態について説明する。
図7は、本発明の別実施形態を示すトラクタの平面図であり、図8は、本発明の別実施形態を示すエンジン制御装置の回路図である。図示するトラクタは、走行変速装置として、図示しない走行HSTを用いており、この走行HSTの正逆転切換によって走行時の前後進切換も行う。
Next, another embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
FIG. 7 is a plan view of a tractor showing another embodiment of the present invention, and FIG. 8 is a circuit diagram of an engine control apparatus showing another embodiment of the present invention. The illustrated tractor uses a traveling HST (not shown) as a traveling transmission, and also performs forward / reverse switching during traveling by forward / reverse switching of the traveling HST.
具体的には、走行HSTを介した前進走行側への切換及び増減速を行う前進用のHSTペダル61と、走行HSTを介した後進走行側への切換及び増減速を行う後進用のHSTペダル62と、走行系(具体的には前後輪1,2側)への動力伝動を断続させる主クラッチ(図示しない)の入切操作を行うクラッチペダル63を、操縦部7の床面13側に配設している。
Specifically, a
そして、前記ニュートラル検出器28が、主クラッチの断続操作又は断続作動を検出するクラッチスイッチ64と、走行HSTのニュートラル操作又はニュートラル作動を検出するHSTスイッチ66とを、電気的に直列接続することにより構成されている。
The
なお、クラッチスイッチ64は、主クラッチ側に設けてもよいし、クラッチペダル側に設けてもよい。一方、HSTスイッチ66は、走行HST側に設けてもよいし、2つのHSTペダル61,52側に設けてもよい。
The
3 走行機体
11 座席
11a 座部
21 制御回路
22 スタータスイッチ(始動スイッチ)
23 燃料カットソレノイド
24 スタータモータ
26 リヤPTOスイッチ
27 ミッドPTOスイッチ
28 ニュートラル検出器(シャルトルスイッチ)
29 シートスイッチ
32 直列回路
33 並列回路
34 第1スイッチング回路(リレー回路,スイッチング素子)
36 第2スイッチング回路(リレー回路,スイッチング素子)
51 ブラケット
53 検出スイッチ
54 作動ピン
3 traveling
23
29
36 Second switching circuit (relay circuit, switching element)
51
Claims (2)
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-
2012
- 2012-01-20 JP JP2012009817A patent/JP2013148036A/en active Pending
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