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JP2013146349A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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JP2013146349A JP2012008235A JP2012008235A JP2013146349A JP 2013146349 A JP2013146349 A JP 2013146349A JP 2012008235 A JP2012008235 A JP 2012008235A JP 2012008235 A JP2012008235 A JP 2012008235A JP 2013146349 A JP2013146349 A JP 2013146349A
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Abstract

【課題】簡単な構造でサニタリ空間を清潔に保つことができる、低コストの洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】洗濯乾燥機は、水槽と、水槽の内部に設けた回転ドラムと、水槽及び回転ドラム内に供給される乾燥風が通流する乾燥風路と、乾燥風路に配置した送風ファン70及びイオン発生器80と、乾燥風路に連通した排気ダクト73と、乾燥風路における送風ファン70の吸込側に形成した吸気口69aと、乾燥風路における吸気口69aよりも上流側に配置し、塵埃を除去するフィルタ71とを備え、排気ダクト73及び乾燥風路の連通部分は、吸気口69a及びフィルタ71の間に形成してある。
【選択図】図7

Description

本発明は、水槽及び回転ドラム内に供給される乾燥風が通流する乾燥風路を備える洗濯乾燥機に関する。
近年広く普及しているドラム式の洗濯乾燥機は、有底円筒形の水槽を、横姿勢又は斜め横姿勢で外筐内に支持し、この水槽の内部に、同軸上にて回転する有底円筒形の回転ドラムを収容して構成されている。
水槽及び回転ドラムは、同側に開口する開口部を有しており、洗濯物は、これらの開口部を経て回転ドラムの内部に投入され、水槽及び回転ドラムの底部に溜まる洗濯水中に浸され、回転ドラムの反復回転(タンブリング)による持ち上げ及び落下を繰り返し、落下時に回転ドラムの周面に叩きつけられて洗濯される。
洗濯を終えた洗濯物は、回転ドラムの高速回転により残留水分の多くを遠心脱水された後、回転ドラム内に導入される乾燥風と接触することにより乾燥せしめられる。乾燥風は、水槽内に開口する導入口及び導出口を送風ダクトにより連絡し、水槽、回転ドラム及び送風ダクトを含めて構成された循環路内を循環する。
また、室内環境改善に対する関心が高まっていることに伴い、循環路内に空気浄化用の正負イオンを発生させるイオン発生器を設けて、正負イオンを含む乾燥風を機外(即ちサニタリ空間)へ送風できるようにした洗濯乾燥機が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
図11は、特許文献1に開示された洗濯乾燥機が備える循環路を示す模式的な縦断面図である。図11に示すように、循環路100には、乾燥風を起風する送風ファン170が設けてあり、送風ファン170の上流側に冷却部(不図示)が、下流側に正負イオンを発生させるイオン発生器180及びヒータ172が夫々配設してある。送風ファン170の吸込側には吸気口133が形成してある。イオン発生器180の下流側には、送風路105が設けてある。送風路105は、一端部が機外に向けて開口しており、他端部が循環路100に連通/遮断可能に連結されている。また、送風ファン170の上流側には、機内を循環している乾燥風に含まれる塵埃を捕捉、除去するためのフィルタ140が設けられている。
イオン発生器180が発生した正負イオンを含む乾燥風にて洗濯物の乾燥を行う場合には、送風路105が循環路100から遮断され、吸気口133が閉塞される。循環路100全体が閉空間状をなす。このとき、正負イオンを含む乾燥風は循環路100内を循環し、回転ドラム103内の洗濯物Lと接触し、洗濯物Lの水分を奪った後、冷却部において冷却され、含有水分を凝縮除去された乾き空気となり、ヒータ172を通過する際に加熱されて回転ドラム103内に戻る。回転ドラム103内の洗濯物Lは、このように循環する乾燥風との接触を繰り返して、消臭及び除菌がされつつ、乾燥せしめられる。
イオン発生器180が発生した正負イオンを含む乾燥風を機外へ送風する場合には、送風路105が循環路100に連通され、吸気口133が開放される。このとき、循環路100内を循環している乾燥風の一部は、送風路105の一端部に開口している送風口105aから機外に送風される。また、前述した送風によって、循環路100の内部の気圧が低下するため、循環路100の外部の空気は開放された吸気口133を通し、循環路100内へ吸入される。
特開2011−67301号公報
しかし、特許文献1に記載の洗濯乾燥機では、機外へ正負イオンを含んだ空気を排気する場合に、同時に塵埃もサニタリ空間に撒き散らすという不具合があった。この問題を解決するために塵埃を捕捉、除去するためのフィルタが必要となるため、部品数が増加し、コストアップの要因となる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構造でサニタリ空間を清潔に保つことができる、低コストの洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、水槽と、該水槽の内部に設けた回転ドラムと、前記水槽及び回転ドラム内に供給される乾燥風が通流する乾燥風路と、該乾燥風路に配置した送風ファン及びイオン発生器と、前記乾燥風路に連通した排気風路と、前記乾燥風路における前記送風ファンの吸込側に形成した吸気口と、前記乾燥風路における前記吸気口よりも上流側に配置し、塵埃を除去するフィルタとを備える洗濯乾燥機において、前記排気風路及び乾燥風路の連通部分は、前記吸気口と前記フィルタとの間に形成してあることを特徴とする。
本発明においては、排気風路と乾燥風路との連通部分を吸気口とフィルタとの間に形成することにより、乾燥風路における吸気口よりも上流側に設けられるフィルタは、機内を循環する乾燥風及び機外へ排気される乾燥風に含まれる塵埃の除去を兼ねる。イオン発生器を備える洗濯乾燥機では、排気風路にフィルタを設けなくても、機外へ清潔な空気を排気することができ、簡単な構造でサニタリ空間を清潔に保つことができる。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記連通部分にて対向する前記乾燥風路の周面に設けてあり、乾燥風を前記排気風路へ誘導する誘導板を備え、前記吸気口は、前記送風ファンと前記誘導板との間に形成してあることを特徴とする。
本発明においては、排気風路と乾燥風路との連通部分にて対向する乾燥風路の周面に、乾燥風を排気風路へ誘導する誘導板を設け、誘導板の向きを制御して、乾燥風路を通流する乾燥風を排気通路から確実に排気する。また、送風ファンと誘導板との間に吸気口を形成して、乾燥風路の外部の乾燥した空気を吸気口から乾燥風路内に取込むことができる。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記誘導板は前記周面に枢支してあり、前記吸気口は前記誘導板の枢動によって開閉するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、誘導板によって吸気口を開閉し、吸排気及びその停止を同時に且つ確実に行う。吸気口から乾燥した空気を取込む場合、吸気口を開放し、湿潤な乾燥風を誘導板によって排気風路へ誘導する。吸気口から乾燥した空気を取込む必要がない場合、誘導板によって吸気口を閉鎖し、乾燥風を乾燥風路内にて循環させる。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記吸気口を開放した場合に、前記誘導板と前記乾燥風路との間に隙間が形成されるようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、吸気口を開放した場合であっても、乾燥風路は誘導板によって完全には封鎖されない。誘導板と乾燥風路との間に隙間を形成し、乾燥風の一部を循環させて、回転ドラム内の温度が急激に低下することを防止し、また湿潤な乾燥風を過剰に排気することによって、洗濯乾燥機を設置した室内にて結露が発生することを防止する。
本発明に係る洗濯乾燥機にあっては、送風ファンの上流側に設けられる従来のフィルタのみで、乾燥風路内を循環する乾燥風と機外へ排気される乾燥風との塵埃の除去を実現することができるため、排気風路に専用なフィルタを設ける必要はなく、洗濯乾燥機の部品数を低減させることができる。また、放出されたイオンの効果により、サニタリ空間で菌類及びウィルスなどが繁殖することを抑制し、サニタリ空間でいわゆる湿気臭がすることを抑制して、簡単な構造でサニタリ空間を清潔に保つことができる。
実施の形態に係る洗濯乾燥機の外観を略示する斜視図である。 洗濯乾燥機の内部構成を略示する縦断面図である。 洗濯乾燥機の内部構成を略示する正面図である。 導出ダクト及び導入ダクトの形成態様を示す図である。 ドラムモータの支持部近傍の拡大断面図である。 イオン発生器の平面図である。 連結ダクト69及び送気ダクト79付近の構成を略示する概念図である。 排気ダクト付近の構成を示す縦断面図である。 排気ダクト付近の構成を示す斜視図である。 排気ダクトの排気口を示す縦断面図である。 特許文献1に開示された洗濯乾燥機が備える循環路を示す模式的な縦断面図である。
以下本発明を実施の形態に係る洗濯乾燥機を示す図面に基づいて詳述する。図1は、洗濯乾燥機の外観を略示する斜視図、図2は、洗濯乾燥機の内部構成を略示する縦断面図、図3は、洗濯乾燥機の内部構成を略示する正面図である。
図2に示すように、洗濯乾燥機は、外筐1の内部に水槽2及び回転ドラム3を備えている。水槽2は、一側の端部全面に開口20を有する大径の有底円筒体であり、外筐1の底面に立設された複数本の支持脚21(1本のみ図示)により、開口20の側を上向きとし、水平面に対して軸心を傾けた傾斜姿勢を保って弾性支持されている。
外筐1の前面(図2の左側面)には、水槽2の開口20を臨む位置に、蓋体10による開閉自在に洗濯物の投入口11が開設してあり、該投入口11と水槽2の開口20との間は、ベローズ12により液密に封止されている。図1に示すように、外筐1の前面には、蓋体10の近傍にドア開ボタン13が設けてある。蓋体10は、ドア開ボタン13の操作により開放される。
回転ドラム3は、水槽2よりもやや小径の有底円筒体であり、一側の開口30を水槽2の開口20の内側に臨ませ、水槽2の底部中央に固設されたドラムモータ4の出力軸40の端部に連結し、該ドラムモータ4の駆動により、水槽2の内部で同軸上にて回転するようになしてある。回転ドラム3の周壁には、多数の小孔32が全面に亘って貫通形成されており、また周壁内面には、軸長方向に延びるバッフル33が、周方向に等配をなして複数突設されている。なお図2中には、図面の煩雑化を避けるべく、小孔32の一部と一つのバッフル33のみを図示してある。
以上の如く構成された洗濯乾燥機の洗濯運転は、蓋体10を開放し、投入口11の内側に位置する開口20,30を経て回転ドラム3内に洗濯物を投入し、前記蓋体10を閉止した後、水槽2の内部に洗濯水を給水し、ドラムモータ4を駆動して回転ドラム3をタンブリングさせて実施される。前述したように回転ドラム3は、多数の小孔32と複数のバッフル33とを備えており、回転ドラム3の内部の洗濯物は、小孔32を経て回転ドラム3内に浸入する洗濯水中に浸され、バッフル33の作用による持ち上げ及び落下を繰り返し、落下時に回転ドラム3の内面に叩きつけられて洗濯される。
図1に示すように、外筐1の前面上部には、各種の操作のための操作部及び各種の表示のための表示部を備える操作パネル15が設けてある。該操作パネル15は、外筐1の下部内側に設けた運転制御部8(図2参照)に接続してある。前述した洗濯運転、及び後述する乾燥運転、更には、これらの間に実施される脱水運転は、操作パネル15の操作に応じた運転制御部8の動作により、一連の処理、又は個々に独立した処理として実行される。
図1に示すように外筐1の後部上面には、水道等の給水源との接続が可能な接続口50が設けてある。この接続口50は、図2に示すように、外筐1の内側に設けた給水弁51に接続してある。給水弁51は、複数の給水出口を有する多連形の電磁弁であり、第1給水出口は、主給水管52を介して水槽2の上部周面に接続されている。給水弁51が第1給水出口に切換えられた場合、給水源からの給水は、主給水管52を経て水槽2の内部に送り込まれる。主給水管52の中途には、公知のように洗剤ケースを配置し、給水と共に適量の洗剤が導入されるように構成することができる。
給水弁51の第2給水出口は、冷却水管55を介して、水槽2の前下部に連結してある。水槽2には、下部周面に前後方向に延びる凹溝22が形成されており、該凹溝22の上部を覆うように冷却板23が架設してある。冷却板23は、後部を下として傾斜しており、上表面に並設された複数の凹部を備えている。給水弁51が第2給水出口に切換えられた場合、給水源からの給水は、冷却水管55を通って冷却板23の前上部に送り込まれ、複数の凹部内に順次滞留しながら冷却板23の上表面に沿って後方に流れて、後述のように循環する乾燥風を冷却する冷却水として使用される。
凹溝22の後端部には、排水管24が接続されている。該排水管24は、外筐1内側の前下部に固定支持された筒形のフィルタケース25に接続されている。フィルタケース25の内部には、繊維屑等の異物を捕捉するリントフィルタが収容されている。図3に示すように、フィルタケース25は、通水管123を介して循環ポンプ120の吸入側に接続してあり、該循環ポンプ120の吐出側は、戻し管121を介して水槽2の前側上部に連通されている。
フィルタケース25は、外筐1の底面に沿って敷設された排水ホース27に排水弁26を介して接続されている。図3に示すように、排水管24には空気室であるエアトラップ28が接続してある。エアトラップ28には水位センサ29が取付けてある。
排水弁26が閉である場合、水槽2の内部に給水された洗濯水は、排水管24を経てフィルタケース25内部に入り、該フィルタケース25を満たした後、通水管123、排水管24及び水槽2の内部に溜まる。洗濯運転中において、洗濯水は、循環ポンプ120を駆動することにより、該循環ポンプ120に吸い込まれて昇圧され、戻し管121を経て水槽2の上部に送られ、該戻し管121の先端から回転ドラム3の内部に噴射される。
エアトラップ28には、排水管24に洗濯水が充満した後にも空気が取り残される。エアトラップ28内の空気圧は、水槽2の内部での洗濯水の水位の上昇に応じて大となる。水位センサ29はエアトラップ28内の空気圧を検出する圧力センサである。水位センサ29の検出信号は、運転制御部8に与えられている。
排水弁26は、洗濯運転の後に開放される。この開放により水槽2内の洗濯水は、排水管24及びフィルタケース25を経て排水ホース27に排水される。この排水に際し、洗濯水中に含まれる繊維屑等の異物は、フィルタケース25内のリントフィルタに捕捉、除去され、排水ホース27を経て下水管に排出される虞れがない。
洗濯乾燥機は、水槽2及び回転ドラム3内に供給される乾燥風が通流する乾燥風路を更に備えている。乾燥風路は、水槽2と一体形成された導出ダクト60及び導入ダクト61を有している。図4は、導出ダクト60及び導入ダクト61の形成態様を示す図である。本図は、水槽2の底面を前方から見た状態を略示しており、図の上下は、図2の上下に対応している。なお、水槽2の外面には、強度確保のための多数のリブが設けてあるが、図4においては、これらのリブの図示を省略してある。
図4に示すように、導出ダクト60は、水槽2の底面最下部を含めて周方向に適宜の長さを有して延び、一側端部で斜め上方に立ち上がるように設けられている。図4には、水槽2の下部周面に前述の如く形成された凹溝22、及び該凹溝22の上部に架設した冷却板23も図示してある。導出ダクト60の下部は、冷却板23の後位置で水槽2内に開口する導出口62に連通している。導出ダクト60の上端部は、水槽2の上部周面に上向きに突設された導出管63に連通している。
導入ダクト61は、水槽2の底面の中心部に設けた円形部と、該円形部の一端に連続し、斜め上方に立ち上がる直線部とを備える。直線部の上端は、水槽2の上部周面に上向きに突設された導入管64に連通している。また円形部の中心位置には、ドラムモータ4の出力軸40が突出しており、この突出部と同軸をなし、水槽2の内部に向けて開口する円形断面の導入口65が開設されている。
図5は、ドラムモータ4の支持部近傍の拡大断面図である。図中に一部を示すように、ドラムモータ4の出力軸40は、軸受41により回転自在に支持され、水槽2の内側に向けて突出しており、この突出端部は、連結ブラケット42を介して回転ドラム3の底面の中心位置に固定されている。連結ブラケット42と回転ドラム3との間には、薄肉の封止板66が挾持固定されている。封止板66の外周には、導入ダクト61の末端の導入口65の内側に対向する鍔部が周設され、該鍔部には、導入口65に内嵌固定されたオイルシール67が摺接している。
回転ドラム3の底面には、連結ブラケット42の固定部よりも外側の周上に並ぶ複数の導入孔34が開設してあり、これらの導入孔34は、封止板66の対応位置に設けられた連通孔68を介して導入口65に連通している。
図2に示すように、水槽2の上部には、乾燥風を起風する送風ファン70が配してある。該送風ファン70の吸込側は、連結ダクト69を介して導出管63の端部に連結されている。連結ダクト69にはフィルタ71が設けてある。送風ファン70の吐出側は、送気ダクト79を介して導入管64の端部に連結されている。また、送風ファン70の吐出側には、イオン発生器80及びヒータ72が設けてある。ヒータ72は、イオン発生器80の下流側に設けられ。前記連結ダクト69には乾燥風を排気する排気ダクト73が連通されている。
図6は、イオン発生器80の平面図である。図6に示すように、イオン発生器80は、絶縁を確保できる距離を隔てて分離独立して配置された、2つのイオン発生部81,82と、イオン発生部81,82に電圧を供給する給電部(不図示)と、イオン発生部81,82及び給電部を保持する箱型の保持体83とを備え、給電部がイオン発生部81,82に電圧を供給することにより、イオン発生部81,82がコロナ放電し、イオンを発生するように構成されている。
イオン発生部81,82は、尖鋭状をなす放電電極凸部81a,82a、及び該放電電極凸部81a,82aを囲繞する誘導電極環81b,82bを有し、誘導電極環81b,82b夫々の中心部に放電電極凸部81a,82aを配してあり、一方のイオン発生部81が正イオンを発生し、他方のイオン発生部82が負イオンを発生するように構成されている。なお、イオン発生器80は、負イオンのみを発生するように構成されてもよい。
図7は、連結ダクト69及び送気ダクト79付近の構成を略示する概念図である。図7において、後述する排気及び吸気の流れを矢印にて示す。図7に示すように、連結ダクト69には、送風ファン70の吸入側に吸気口69aが形成されている。排気ダクト73と連結ダクト69との連通部分は、吸気口69aとフィルタ71との間に位置している。排気ダクト73との連通部分にて対向する連結ダクト69の周面には、乾燥風を排気ダクト73へ誘導する誘導板74が設けられている。吸気口69aは、送風ファン70と誘導板74との間に形成されている。
図8は排気ダクト73付近の構成を示す縦断面図、図9は排気ダクト73付近の構成を示す斜視図、図10は排気ダクト73の排気口を示す縦断面図である。なお図8〜図10において、前後左右方向を矢印と共に示す。図8において、後述する排気及び吸気の流れを矢印にて示す。
排気ダクト73は、連結ダクト69の上側周面から上方に突出した突出部73bと、該突出部73bに連なるL状部73cとを有する(図8及び図9参照)。L状部73cは、その一端部を左側に向け、他端部を後側に向けて配設されている。L状部73cの一端部は突出部73bの先端部分に連結しており、他端部の先端部分は横方向(左右方向)に拡幅している。
該他端部の先端部分に排気口73aが形成してある。L状部73cの内側には、L状部73cの角部分から排気口73aに亘って延出した三つの風向調整リブ78、78、78が左右に並設してある。各風向調整リブ78、78、78は、L状部73cに沿ってL状に湾曲している。左右の各風向調整リブ78、78はL状部73cの左右側面に沿っており、その後端部は中央の風向調整リブ78から離反するように湾曲している。
三つの風向調整リブ78、78、78及びL状部73cの左右側面によって四つの風路が形成されており、最も右側に位置する風路は右斜め後方に向けて排気し、右から二番目に位置する風路は、真後ろよりやや右斜め後方に向けて排気する。最も左側に位置する風路は左斜め後方に向けて排気し、左から二番目に位置する風路は、真後ろよりやや左斜め後方に向けて排気する。四つの風路によって、排気は横方向(左右方向)に分散する。
図10に示すように、排気口73aに排気カバー76が封止部材77を介して設けてある。排気カバー76は、排気口73aに対応した寸法で設計してある。封止部材77は排気口73aの周縁部に設けてあり、封止部材77は弾性部材(例えばポリウレタン、ゴム及びその他のエラストマー)からなり、排気カバー76及び排気口73aの隙間を密封している。排気カバー76は、排気口73aに対応した開口76bを有しており、該開口76bには、後方に向けて上昇傾斜した左右に長い複数のルーバ76a、76a、・・・、76aが上下に並設してある。ルーバ76a、76a、・・・、76aによって排気は上方に放出される。
図8に示すように、前記連結ダクト69の下側面において、排気ダクト73との連通箇所及び送風ファン70の間に吸気口69aが開設してあり、排気ダクト73との連通箇所に、乾燥風を排気ダクト73へ誘導する誘導板74が左右方向に長い枢軸74aによって枢支してある。誘導板74はその一縁部を枢軸74aに連結して吸気口69a側に延出している。排気ダクト73との連通箇所に対向する連結ダクト69の下側面にステッピングモータ(不図示)が設けてある。枢軸74aには前記ステッピングモータの出力軸が連結しており、ステッピングモータの回転によって誘導板74は上下に枢動する。誘導板74の枢動によって、吸気口69aは開放又は閉鎖される。
突出部73bの先端部分内側において、突出部73bの側面に、排気ダクト73を開放又は封鎖する排気板75が前後方向に長い枢軸(不図示)によって枢支してある。図8に示すように、枢軸にはステッピングモータ75aの出力軸が連結しており、ステッピングモータ75aの回転によって排気板75は上下に枢動する。排気板75の枢動によって、排気ダクト73は開放又は閉鎖される。
以上の如く構成された乾燥風路を備える洗濯乾燥機では、加熱乾燥運転及び排気乾燥運転を行う。加熱乾燥運転期間において、吸気口69a及び排気ダクト73が閉鎖され、送風ファン70が駆動され、ヒータ72が動作すると共に、ドラムモータ4が駆動され、回転ドラム3が低速度でタンブリングし、更に、給水弁51が第2給水出口に切換られ、冷却板23上に冷却水が流れる。
乾燥風路の内部には、送風ファン70の駆動により通流が生じる。吸込側に連結された導出ダクト60から乾燥風が吸い込まれて加圧され、ヒータ72を通過する際に加熱されて、吐出側に連結された導入ダクト61に送り出される。導入ダクト61内に送り出される乾燥風は導入口65に達し、連通孔68及び導入孔34を通って回転ドラム3内に導入される。回転ドラム3の内部の洗濯物は、該回転ドラム3の回転による持ち上げ及び落下を繰り返している。回転ドラム3内に導入される乾燥風は、回転ドラム3内の洗濯物に当たり、該洗濯物の水分を奪って、周壁に形成された多数の小孔32を通って水槽2内に流出し、前述の如く形成された導出口62を経て導出ダクト60内に導出され、送風ファン70に再度吸い込まれる。
このように流れる乾燥風は、冷却板23上を流れる冷却水と接触して冷却され、含有水分を凝縮除去された乾き空気となって導出口62に達し、導出ダクト60内に送り出される。なお、凝縮除去された水分は、冷却板23上を冷却水と共に流れ、該冷却板23の後端部に達して凹溝22内に流れ落ち、排水管24及びフィルタケース25を通って排水ホース27内に排水される。
一方、乾き空気となった乾燥風は、導出ダクト60内を上昇し、導出管63を経て送風ファン70に吸い込まれて加圧され、ヒータ72により再加熱されて高温、低湿の温風となって回転ドラム3の内部に導入される。回転ドラム3内の洗濯物は、以上のように冷却及び加熱を伴って循環する乾燥風と接触を繰り返すことで乾燥せしめられる。
また、このような加熱乾燥運転中、イオン発生器80は、適宜のタイミングで駆動される。乾燥風路の内部には、イオン発生器80の駆動により、正負イオンが発生する。発生した正負イオンは乾燥風と共に回転ドラム3内に導入される。回転ドラム3内の洗濯物は、乾燥風に含まれる正負イオンの作用により、消臭及び除菌される。また、洗濯乾燥機の内部を循環する乾燥風に含まれる正負イオンは、導出ダクト60、導出管63、回転ドラム3及び水槽2などの内部を消臭及び除菌する。
排気乾燥運転期間において、送風ファン70が駆動され、イオン発生器80が動作し、第2給水出口が閉鎖され、ヒータ72がオフとされ、排気ダクト73及び吸気口69aは排気板75及び誘導板74を枢動させることにより、開放される。このとき、図7及び図8に示すように、誘導板74は上方に枢動して斜め上向きの姿勢を保ち、乾燥風の大部分を排気ダクト73に誘導する。なお誘導板74の先端部(上端部)と連結ダクト69の上側面との間には隙間が形成されており、乾燥風の一部は、送風ファン70に吸い込まれ、回転ドラム3の内部へ吹き込まれる。
導出口62から導出ダクト60内に送り出された乾燥風は、図7及び図8において矢印にて示すように、フィルタ71を通過して塵埃が捕捉、除去され、大部分が誘導板74によって排気ダクト73に誘導され、突出部73bを経由して排気口73aから排気される。このとき、乾燥風に含まれる正負イオンも排気口73aから放出される。排気された乾燥風に正負イオンが含まれているため、サニタリ空間での菌類及びウィルスなどの繁殖と湿気臭とが抑制される。
なお、排気によって連結ダクト69内は負圧となり、開放された吸気口69aから連結ダクト69外の空気が吸入される。この空気は、回転ドラム3内に導入されて、洗濯物に当たって水分を奪って、導出口62を経て導出ダクト60内に送り出される。
実施の形態に係る洗濯乾燥機は、排気ダクト73と乾燥風路との連通部分を吸気口69aとフィルタ71との間に形成するため、フィルタ71は、循環している乾燥風に含まれる塵埃を捕捉、除去すると共に、機外に排気する乾燥風に含まれる塵埃を捕捉、除去する。排気ダクト73内にフィルタを別個に設ける必要がないため、洗濯乾燥機の部品数を減少させ、簡単な構造で機外へ正負イオンを放出することができる。また、乾燥運転中に、空気浄化機能を有する正負イオンを機外へ放出することができるため、放出された正負イオンの効果により、サニタリ空間で菌類及びウィルスなどが繁殖することを抑制し、サニタリ空間でいわゆる湿気臭がすることを抑制することができる。これにより、簡単な構造でサニタリ空間を清潔に保つことができる。
排気ダクト73と乾燥風路との連通部分にて対向する乾燥風路の周面に、乾燥風を排気ダクト73へ誘導する誘導板74を設け、誘導板74の向きを制御して、乾燥風路を通流する乾燥風を排気ダクト73から確実に排気することができる。また、送風ファン70と誘導板74との間に吸気口69aを開設し、連結ダクト69の外部の乾燥した空気を吸気口から乾燥風路内に取込むことができる。
以上の実施形態では、乾燥風路にイオン発生器80を設け、イオン発生器80にて生じた正負イオンにより消臭及び除菌を行う例について説明したが、イオン発生器80の代わりに、帯電粒子を発生することができる適宜の装置を乾燥風路に設けて消臭及び除菌を行ってもよい。このような装置としては、例えば、霧化電極にて空気中の水分を集め、結露させ、結露水に高電圧をかけて、微粒子イオンを発生させる装置が挙げられる。
また、以上の実施形態では、前記連結ダクト69の下側面において、排気ダクト73との連通箇所に、乾燥風を排気ダクト73へ誘導する誘導板74が枢支され、誘導板74の枢動にて吸気口69aを開放又は閉鎖する例について説明したが、誘導板74以外の部材にて吸気口69aを開放又は閉鎖するように構成してもよい。
以上説明した実施の形態は本発明の例示であり、本発明は特許請求の範囲に記載された事項及び特許請求の範囲の記載に基づいて定められる範囲内において種々変更した形態で実施することができる。
1 外筐
2 水槽
3 回転ドラム
60 導出ダクト(乾燥風路)
61 導入ダクト(乾燥風路)
69 連結ダクト(乾燥風路)
69a 吸気口
70 送風ファン
71 フィルタ
73 排気ダクト(排気風路)
74 誘導板
80 イオン発生器

Claims (4)

  1. 水槽と、該水槽の内部に設けた回転ドラムと、前記水槽及び回転ドラム内に供給される乾燥風が通流する乾燥風路と、該乾燥風路に配置した送風ファン及びイオン発生器と、前記乾燥風路に連通した排気風路と、前記乾燥風路における前記送風ファンの吸込側に形成した吸気口と、前記乾燥風路における前記吸気口よりも上流側に配置し、塵埃を除去するフィルタとを備える洗濯乾燥機において、
    前記排気風路及び乾燥風路の連通部分は、前記吸気口と前記フィルタとの間に形成してあることを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記連通部分にて対向する前記乾燥風路の周面に設けてあり、乾燥風を前記排気風路へ誘導する誘導板を備え、
    前記吸気口は、前記送風ファンと前記誘導板との間に形成してあることを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記誘導板は前記周面に枢支してあり、
    前記吸気口は前記誘導板の枢動によって開閉するようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記吸気口を開放した場合に、前記誘導板と前記乾燥風路との間に隙間が形成されるようにしてあることを特徴とする請求項3に記載の洗濯乾燥機。
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