JP2013044831A - プロジェクター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プロジェクター1は、R色の光を発光するR色光源11とB色の光を発光するB色光源13と、G色の光を発光するG色光源21と、R色光源11及びB色光源13の光が入射し、R色の画像信号VrとB色の画像信号Vbとが供給される第1液晶パネル100と、G色光源21の光が入射し、G色の画像信号Vgが供給される第2液晶パネル200を備える。制御回路50はB色の最大輝度とR色の最大輝度とに応じて第1液晶パネル100に供給する画像信号を選択する。
【選択図】図2
Description
2板式のプロジェクターは、ライトバルブ数を減らすことができるといった利点がある。
すなわち、輝度の向上と混色とはトレードオフの関係にあり、従来の2板式のプロジェクターでは、これらを同時に改善することはできないといった問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、混色を抑えつつ、輝度を高めることが可能なプロジェクターを提供することを解決課題とする。
透過率が制御される複数の画素に前記第3色の光源の光が入射する第2液晶パネルと、
前記第2液晶パネルを駆動する第2駆動手段と、前記第1液晶パネルを透過した光と前記第2液晶パネルを透過した光とを合成して出力する光学手段と、前記第1色の光源及び前記第2色の光源の発光を制御する発光制御手段と、1画面の画像を表示する1フレームは、前記第1液晶パネルを時分割で駆動する単位である複数の単位期間に分割され、前記第1色の各画素の輝度を示す第1色の画像信号と第2色の画像の輝度を示す第2色の画像信号とに基づいて、1画面内における各画素の前記第1色の輝度と前記第2色の輝度とを分析し、分析結果に応じて前記第1色の画像信号と前記第2色の画像信号とのうち一方を、前記複数の単位期間の各々において選択して、前記第1駆動手段に供給する画像制御手段と、前記発光制御手段は、前記画像制御手段が、直前のフレームの最後の単位期間において前記第1色と前記第2色とのうち一方の色の画像信号を選択し、現在のフレームの最初の単位期間において前記前記第1色と前記第2色とのうち他方の色の画像信号を選択した場合、現在のフレームの最初の単位期間の前半において、前記第1液晶パネルに1画面の前記他方の色の画像信号の書き込みが終了するまでは、前記第1色の光源及び前記第2色の光源が非発光となるように制御し、前記書き込みが終了した現在のフレームの最初の単位期間の後半において、前記他方の色の光源が発光し且つ前記一方の色の光源が非発光となるように制御し、前記画像制御手段が、直前のフレームの最後の単位期間において前記第1色と前記第2色とのうち一方の色の画像信号を選択し、現在のフレームの最初の単位期間において前記一方の色の画像信号を選択した場合、直前のフレームの最後の単位期間の前半において前記一方の色の画像信号を書き込んだ後から現在のフレームの最初の単位期間が終了するまでは、前記一方の色の光源が発光し且つ前記他方の色の光源が非発光となるように制御する、ことを特徴とする。
特に、直前のフレームの最後の単位期間と現在のフレームの最初の単位期間において同一色が選択された場合、直前のフレームの最後の単位期間の前半において一方の色の画像信号を書き込んだ後から現在のフレームの最初の単位期間が終了するまでは、同一色の光源を連続して発光させるので、明るい画像を表示することが可能となる。一方、直前のフレームの最後の単位期間と現在のフレームの最初の単位期間において異なる色が選択された場合、現在のフレームの最初の単位期間において異なる色の画像信号を第1液晶パネルに書き込んでいる期間は、第1色の光源及び第2色の光源を非発光とするので、第1液晶パネルに入射する光の周期を短くすることができ、フリッカーを抑圧することができる。よって、このプロジェクターによれば、混色とフリッカーを抑圧しつつ、高い輝度を得ることが可能となる。
この発明によれば、第1色の光源と第2色の光源の発光周期が長くなり、フリッカーが目立ち易くなる場合に、第3色の光源の輝度を変動させ、第3色の輝度の上側ピークを第1光源及び第2光源が非発光となる期間に設定し、第3色の輝度の上側ピークを第1光源又は第2光源が発光する期間に設定したので、第1色、第2色、及び第3色が合成された画像において、フリッカーを低減することができる。
<1.プロジェクターの構成>
図1は、実施形態に係るプロジェクターの機械的な構成を示すブロック図である。この図に示すようにプロジェクター1は、R色(赤色)の光とB色(青色)の光が時分割で入射する第1液晶パネル100、G色(緑色)の光が入射する第2液晶パネル200、第1液晶パネル100を透過した光と第2液晶パネル200を透過した光を合成してスクリーンSに照射する光学系30とを備える。
また、G色光源21は、後述するように発光輝度が変動するように制御される。
本実施形態では、走査線112の本数(行数)がn本であり、データ線114の本数(列数)が、m本ある。走査線駆動回路120は、n本の走査線112を順次選択して走査信号Y1〜Ynを走査線112に供給する。データ線駆動回路130は供給される画像信号を線順次のデータ信号Vd1〜Vdmに変換してデータ線114に供給する。
また、液晶容量において電荷をリークしにくくさせるために、蓄積容量109が画素毎に形成されている。この蓄積容量109の一端は、画素電極118に接続される一方、その他端は、全画素にわたって共通接地されている。なお、画素110におけるTFT116は、走査線駆動回路120やデータ線駆動回路130の構成素子と共通の製造プロセスで形成されている。
次に、プロジェクターの動作について説明する。1画面の画像を表示する1フレームは、第1液晶パネル100を時分割で駆動する単位である複数の単位期間に分割されている。本実施形態では1フレームを第1単位期間Taと第2単位期間Tbに分割するものとする。
まず、制御回路50は、図5に示すように第1単位期間TaでB色を表示すると共に第2単位期間TbでR色を表示するパターン1と、第1単位期間TaでR色を表示すると共に第2単位期間TbでB色を表示するパターン2とを1フレーム中のB色の輝度とR色の輝度とに基づいて選択することによって、第1液晶パネル100に表示する色を制御する。
まず、制御回路50は、各フレームのB色の画像信号Vbに基づいてB色最大輝度Vbmaxを特定する共に、各フレームのR色の画像信号Vrに基づいてR色最大輝度Vrmaxを特定する(S1)。
また、第1期間T1は、画像信号を書き込むための第1書込期間として機能し、第2期間T2は第1期間T1で書き込んだ画像を表示するための第1発光期間として機能し、第3期間T3は、画像信号を書き込むための第2書込期間として機能し、第4期間T4は第3期間T3で書き込んだ画像を表示するための第2発光期間として機能する。但し、実際の発光期間は後述するように液晶の応答特性を考慮して若干の遅れがある。
すなわち、フレームF2(現在のフレーム)の第1単位期間Taの前半において、第1液晶パネル100に1画面のR色の画像信号Vr1の書き込みが終了するまでは、R色光源11及びB色光源13が非発光となるように制御し、書き込みが終了したフレームF2の第1単位期間Taの後半において、R色光源11が発光し且つB色光源13が非発光となるように制御する。
すなわち、フレームF4(直前のフレーム)の第2単位期間Tbの前半においてB色の画像信号Vb4を書き込んだ後からフレームF5(現在のフレーム)の第1単位期間Taが終了するまでは、B色光源13が発光し且つR色光源11が非発光となるように制御される。
特に、高輝度でR色とB色とを表示する場合には、R色光源11とB色光源13が消灯するタイミングでG色光源21の輝度が最大になるように制御したので、フリッカーを低減することが可能となる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下の変形が可能である。
(1)上述した実施形態では、判定条件が肯定された場合に限ってG色光源21の発光輝度を変動させたが、判定条件が否定された場合にもG色光源21の発光輝度を変動させてもよい。また、判定条件の肯定及び否定と無関係に、G色光源21を一定の輝度で常時発光させてもよい。
Claims (5)
- 第1色の光を発光する第1色の光源と、
第2色の光を発光する第2色の光源と、
第3色の光を発光する第3色の光源と、
透過率が制御される複数の画素に前記第1色の光源からの光と前記第2色の光源からの光が入射する第1液晶パネルと、
前記第1液晶パネルを駆動する第1駆動手段と、
透過率が制御される複数の画素に前記第3色の光源の光が入射する第2液晶パネルと、
前記第2液晶パネルを駆動する第2駆動手段と、
前記第1液晶パネルを透過した光と前記第2液晶パネルを透過した光とを合成して出力する光学手段と、
前記第1色の光源及び前記第2色の光源の発光を制御する発光制御手段と、
1画面の画像を表示する1フレームは、前記第1液晶パネルを時分割で駆動する単位である複数の単位期間に分割され、前記第1色の各画素の輝度を示す第1色の画像信号と第2色の画像の輝度を示す第2色の画像信号とに基づいて、1画面内における各画素の前記第1色の輝度と前記第2色の輝度とを分析し、分析結果に応じて前記第1色の画像信号と前記第2色の画像信号とのうち一方を、前記複数の単位期間の各々において選択して、前記第1駆動手段に供給する画像制御手段と、
前記発光制御手段は、
前記画像制御手段が、直前のフレームの最後の単位期間において前記第1色と前記第2色とのうち一方の色の画像信号を選択し、現在のフレームの最初の単位期間において前記前記第1色と前記第2色とのうち他方の色の画像信号を選択した場合、現在のフレームの最初の単位期間の前半において、前記第1液晶パネルに1画面の前記他方の色の画像信号の書き込みが終了するまでは、前記第1色の光源及び前記第2色の光源が非発光となるように制御し、前記書き込みが終了した現在のフレームの最初の単位期間の後半において、前記他方の色の光源が発光し且つ前記一方の色の光源が非発光となるように制御し、
前記画像制御手段が、直前のフレームの最後の単位期間において前記第1色と前記第2色とのうち一方の色の画像信号を選択し、現在のフレームの最初の単位期間において前記一方の色の画像信号を選択した場合、直前のフレームの最後の単位期間の前半において前記一方の色の画像信号を書き込んだ後から現在のフレームの最初の単位期間が終了するまでは、前記一方の色の光源が発光し且つ前記他方の色の光源が非発光となるように制御する、
ことを特徴とするプロジェクター。 - 前記画像制御手段は、
前記第1色の画像信号に基づいて1画面における第1色の最大の輝度である第1最大輝度を特定し、
前記第2色の画像信号に基づいて1画面における第2色の最大の輝度である第2最大輝度を特定し、
前記第1最大輝度と前記第2最大輝度とに応じて、前記第1色の画像信号と前記第2色の画像信号とのうちどちらを選択するかを前記複数の単位期間の各々において決定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。 - 前記複数の単位期間は、第1単位期間と第2単位期間であり、
前記画像制御手段は、
前記第1最大輝度と前記第2最大輝度とに応じて、前記第1単位期間において前記第1色の画像信号を選択し、且つ前記第2単位期間において前記第2色の画像信号を選択する第1パターン、及び前記第1単位期間において前記第2色の画像信号を選択し、且つ前記第2単位期間において前記第1色の画像信号を選択する第2パターンの一方を各フレームで選択する、
ことを特徴とする請求項2に記載のプロジェクター。 - 前記光源制御手段は、
前記第1色の光源及び前記第2色の光源に加えて、前記第3色の光源の発光を制御し、
前記第1色の光源又は前記第2色の光源が発光する期間において前記第3色の輝度が下側のピークとなり、前記第1色の光源及び前記第2色の光源が非発光となる期間において前記第3色の輝度が上側のピークとなるように前記第3色の光源を制御する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のプロジェクター。 - 前記光源制御手段は、前記第1色の光源及び前記第2色の光源に加えて、前記第3色の光源の発光を制御し、
前記画像制御手段が、直前のフレームの最後の単位期間において前記第1色と前記第2色とのうち一方の色の画像信号を選択し、現在のフレームの最初の単位期間において前記前記第1色と前記第2色とのうち他方の色の画像信号を選択した場合、前記第3色の光源の輝度が一定になるように制御し、
前記画像制御手段が、直前のフレームの最後の単位期間において前記第1色と前記第2色とのうち一方の色の画像信号を選択し、現在のフレームの最初の単位期間において前記一方の色の画像信号を選択した場合、前記第1色の光源又は前記第2色の光源が発光する期間において前記第3色の輝度が下側のピークとなり、前記第1色の光源及び前記第2色の光源が非発光となる期間において前記第3色の輝度が上側のピークとなるように前記第3色の光源を制御する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のプロジェクター。
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JP2011181105A JP2013044831A (ja) | 2011-08-23 | 2011-08-23 | プロジェクター |
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