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JP2012230761A - Ledダウンライト - Google Patents

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JP2012230761A
JP2012230761A JP2011096627A JP2011096627A JP2012230761A JP 2012230761 A JP2012230761 A JP 2012230761A JP 2011096627 A JP2011096627 A JP 2011096627A JP 2011096627 A JP2011096627 A JP 2011096627A JP 2012230761 A JP2012230761 A JP 2012230761A
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Kazushi Furuya
一志 古谷
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Abstract

【課題】天井や壁等に埋め込み、LEDを用いるダウンライトは、放熱された熱気は、ダウンライトの取り付け個所である天井裏や壁裏に排出されて溜まってしまうので、周囲の空間やダウンライト自体が冷却されにくい。このため、発光効率の低下や、発光部の劣化、短寿命化を引き起こしてしまうという問題がある。
【解決手段】LEDを取り付けた発光部を、周囲に放射状に放熱フィンを形成した放熱体の一側に一体に取り付けて発光ユニットとし、前記発光ユニットを両端が開放された筒体に納め、さらに、その発光ユニットを納めた筒体を、一方を閉止蓋で閉止した筒状のケース内に、筒体外周とケース内周との間および筒体と閉止蓋との間に隙間を設けた状態にして納め、このケースを天井板や壁に空けた取り付け孔内にはめて取り付けるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、天井や壁への埋め込み式のLEDダウンライトに関する。
従来のLEDダウンライトにおいては、LEDを取り付けた発光部の発熱により、LED発光効率の低下や寿命の短縮が問題となっている。
また、ダウンライトの周囲は、発光部の発熱によって約80°Cほどの温度になり、天井裏や壁裏などのダウンライトの取り付け個所の周囲に可燃性のものがあると極めて危険であるため、施工に際しては不燃材で覆うなどの慎重な対応が要求されている。そこで、発光部の外周にフィンを構成して放熱し、発光部の高熱化を防止する構造のものが考えられている(例えば、特許文献1)。また、LEDユニットを保持する筐体に開口を設けて熱気を放出させる構造のものがある(例えば、特許文献2)。
特開2009−163955号公報 特開2007−35380号公報
しかしながら、これらの従来技術において、放熱された熱気は、ダウンライトの取り付け個所である天井裏や壁裏に排出されて溜まってしまうので、周囲の空間やダウンライト自体が冷却されにくい。このため、発光効率の低下や、発光部の劣化、短寿命化を引き起こしてしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そこで本発明は、LEDを取り付けた発光部を、周囲に放射状に放熱フィンを形成した放熱体の一側に一体に取り付けて発光ユニットとし、前記発光ユニットを両端が開放された筒体に納め、さらに、その発光ユニットを納めた筒体を、一方を閉止蓋で閉止した筒状のケース内に、筒体外周とケース内周との間および筒体と閉止蓋との間に隙間を設けた状態にして納め、このケースを天井板や壁に空けた取り付け孔内にはめて取り付けるようにした。
本発明によれば、室内の空気が筒体内の放熱体の放熱フィンの間からケース内に流れる際に、発光部で発生して放熱部に伝わった熱は空気によって吸収され、熱を吸収してケース内に流れた空気は、放熱体の上方からケースの内周と筒体の外周との隙間を通って室内に戻る。このように、排気を天井裏や壁裏内ではなく室内に放出することで、ダウンライトの周囲に熱を溜まらせることがなく、ダウンライトの発光部から生じる熱を効率的に冷却することができる。
実施例1を示す断面説明図 解体説明図 実施例2を示す断面説明図 解体説明図
以下に、図面を参照して本発明による実施例を説明する。
図1は実施例1を示す断面説明図、図2は解体説明図である。
図において、1は、LEDを取り付けた発光部である。2は放熱体であり、発光部1に取り付けられ、発光部1から発生する熱を放熱させる。放熱体2は、中空体4の周囲に放射状に放熱フィン3を形成したものである。この放熱体の形状は一般的には円柱状であるが、多角形状でもよい。また、放熱体の材質は一般的にはアルミニウムであるが、これに限られるものではない。
この放熱体2の中空体4の一方の端部に発光部1を一体に取り付けて、発光ユニット5を形成する。また、発光部1又は放熱体2に、中空体4の中心になるように支持軸6を設けて、支持軸6の先端に球状体7を形成する。
8は、両端開放の筒体であり、この筒体8内に、前記発光ユニット5を発光部1もしくは放熱フィン3にわたした支持軸9によって一体にして納める。10は、一方を閉止蓋11で閉止した筒状のケースであり、このケース10を天井板や壁に空けた取り付け孔12にねじ止めや通常の適宜な係止手段13によって装着できるようにしてある。ケース10および筒体8の材質は、通常は金属製もしくは合成樹脂製であるが、これらに限られるものではない。
ケース10の閉止蓋11の内側には、上記支持軸6の球状体7を回動可能に保持する保持部14を設けて、発光ユニット5を納めた筒体8をこのケース10内に入れて、支持軸6の球状体7をこの保持部14に回動可能に嵌めることによって一体に組み立て、ダウンライトを構成する。
この組立構造によって、筒体8の外周とケース10の内周との間および筒体8を含む発光ユニット5と閉止蓋11との間に空気の流れを形成する隙間15を構成する。また、上記筒体8の室内側の端部(図では下端)を、ケース10の室内側の端部より突出するように構成することにより、熱を帯びた排気を筒体8内に巻き込まなくすることができる。
なお、上記の説明では、ケース10と発光ユニット5の連結固定構造を、支持軸6と保持部14とによって回動可能な構造としているが、連結固定構造はこのようなものに限るわけではない。発光ユニットの向きは可変構造でなくてもよく、例えば、発光ユニットに取り付けた支持材の上端をケース10の閉止蓋11に固定する構造としてもよい。また、発光ユニットに取り付けた支持材を曲折可能な金属材料で構成してその上端をケース10の閉止蓋11に固定することによりその支持材を曲げて向きが変わる可変構造としてもよい。また、発光ユニット5と一体にした筒体8に連結アームを設け、この連結アームによってケース10の周囲や閉止蓋に連結固定してもよい。いずれにしても、ケース10と発光ユニット5との連結固定構造は、任意の構造でよい。
また、放熱体2は中空体でなくてもよく、放熱フィンを有する柱状体としてもよい。放熱体の端部面に発光ユニット5を固定すればよい。発光ユニット5には、筒体8およびケース10に設けた配線孔によって電線が配線される。
以上の構成のダウンライトによると、LEDの使用により発光部から生じた熱は、放熱体2の放熱フィン3に伝導され、その放熱フィン3の間を室内の空気が矢印で示すように通過することで冷却される。つまり、室内から吸い込まれ、放熱フィン3の間を通過して熱を含んだ空気は、放熱フィン3の端部(図においては上端)からケース10の閉止蓋11によって閉止されている隙間15に抜けて、さらに放熱フィンの周囲の筒体8の外周とケース10の内周との隙間15へと流れて室内に戻るので、熱せられた空気が天井裏や壁裏内へ放出されないものである。
なお、筒体8の外周とケース10の内周との隙間15から室内に放出される熱を含んだ空気は、筒体8の室内側端部をケース10の室内側端部より突出するように構成することにより、隙間15から放出された熱を含んだ空気は、発光ユニット5にそのまま吸い込まれることなく、室内に放出される。また、必要に応じて、発光ユニット5は発光方向の可変構造によってケース10への取り付け角度を変えて照明方向を変えることができる。
本実施例は、上記実施例1の構成において、空気を強制的に循環させるファンを取り付けたところにある。
図3、図4に示すように、上記した放熱体2の一方の側に発光部1を取り付けて一体にした発光ユニット5の放熱体2の中空部に動力源であるモータを収納し、そのモータに吸排気用のファン16を連結して取り付けた構造である。
8は、両端開放の筒体であり、この筒体8内に上記発光ユニット5を発光部1もしくは放熱フィン3にわたした後述する支持軸17によって一体にして納めてある。
10は、一方を閉止蓋11で閉止した筒状のケースであり、このケース10を天井板や壁にあけた取り付け孔12にねじや通常の適宜な係止手段13によって装着できるようにしてある。
本実施例においては、実施例1における意味での支持軸6は存在しない。発光ユニット5を収納した筒体8をケース10内に入れて、筒体8とケース10との間の複数個所に支持軸17をわたして連結固定することによって一体に構成して、ダウンライトとする。
なお、この筒体8とケース10の連結固定構造も上記実施例1で説明したものと同様のものとしてもよく、どのような連結固定構造であってもよい。また、放熱体も上記実施例1と同様の中空体でなく、柱状体でもよい。放熱体を柱状体により構成した場合には、ファンを連結するモータを放熱体の端部に取り付ければよい。
このような構成のダウンライトによると、ファン16によって空気の流れが促進されるので、LEDの使用により生じて放熱体2の放熱フィン3に伝導された熱は、図中の矢印で示すように放熱体2の放熱フィン3の間を室内の空気が通過する際に冷却され、熱を含んだ空気は、放熱フィン3の端部(図においては上端)からケース10の閉止蓋11側の隙間15から、放熱フィン3の周囲の筒体8の外周とケース10の内周との隙間15へと急速に流れて室内に戻る。これにより、熱せられた空気が天井裏や壁裏内へ放出されないものである。
なお、本実施例も実施例1と同様に、筒体8の外周とケース10の内周との隙間15から放出される熱を含んだ空気は、筒体8の室内側端部をケース10の室内側端部より突出するように構成することにより、隙間15から放出された熱を含んだ空気は、発光ユニット5にそのまま吸い込まれることなく、室内に放出される。
1 発光部
2 放熱体
3 放熱フィン
4 中空体
5 発光ユニット
6 支持軸
7 球状体
8 筒体
9 支持軸
10 ケース
11 閉止蓋
12 取り付け孔
13 係止手段
14 保持部
15 隙間
16 ファン
17 支持軸

Claims (3)

  1. LEDを取り付けた発光部を、周囲に放射状に放熱フィンを形成した放熱体の端部に取り付けて発光ユニットを形成し、この発光ユニットを両端開放の筒体内に収納し、さらに、この発光ユニットを収納した筒体を、一方を閉止蓋で閉止した筒状のケース内に、筒体の外周とケース内周との間および筒体を含む発光ユニットと閉止蓋との間に空気が流れる隙間を構成するようにして収納したことを特徴とするLEDダウンライト。
  2. 請求項1において、発光ユニットの発光部の反対側に吸排気用のファンを取り付けて放熱フィンを通る熱を含んだ空気を強制的に吸気して隙間に排気することを特徴とするLEDダウンライト。
  3. 請求項1もしくは請求項2において、放熱体の中心を中空としたことを特徴とするLEDダウンライト。
JP2011096627A 2011-04-22 2011-04-22 Ledダウンライト Withdrawn JP2012230761A (ja)

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