JP2012226047A - 反射スクリーン及び反射スクリーンの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】反射スクリーン10は、単位レンズが複数配列されたフレネルレンズ形状を背面側に有するレンズ層12を備え、単位レンズ121は、背面側に凸であり、単位レンズ121の配列方向に平行であってスクリーン面に直交する断面の形状が略四角形状であり、単位レンズ121の頂部となる頂面121bと、頂面121bを挟んで対向するレンズ面121aと非レンズ面121cとを備え、レンズ面121aには、光反射する反射部13が形成され、頂面121bには、光を吸収する光吸収部14が形成されているものとした。
【選択図】図2
Description
近年、明室環境下でもコントラスト等が良好な映像を表示可能な反射スクリーンへの需要が高まっている。そこで、単位レンズが複数配列されて形成されたリニアフレネルレンズ形状やサーキュラーフレネルレンズ形状を有するレンズ層の表面に反射層形成した反射スクリーン等が開発されている(例えば、特許文献1,2)。
このようなレンズ層を用いた反射スクリーンでは、各レンズ形状を構成する単位レンズのレンズ形状の表面に反射層を形成し、投影された映像光を反射して映像を表示する。また、このような反射スクリーンでは、レンズ層よりも観察者側(光源側)に光を拡散させる光拡散層等を備えることにより、好適な視野角も確保できる。
しかし、単位レンズは非常に微細であるため、反射層及び光吸収層を精度よく形成することは困難である。
特許文献1,2に記載の反射スクリーンは、上述のような光吸収層を備えておらず、また、光吸収層を備えた反射スクリーンの製造方法に関しては、一切開示されていない。
請求項1の発明は、映像源(LS)から投影された映像光(L)を反射させて観察可能に表示する反射スクリーンであって、単位レンズ(121)が複数配列されたフレネルレンズ形状を背面側に有するレンズ層(12)を備え、前記単位レンズは、背面側に凸であり、前記単位レンズの配列方向に平行であってスクリーン面に直交する方向に平行な断面の形状が略四角形状であり、前記単位レンズの頂部となる頂面(121b)と、前記頂面を挟んで対向するレンズ面(121a)と非レンズ面(121c)とを備え、前記レンズ面には、光反射する反射部(13,23)が形成され、前記頂面には、光を吸収する光吸収部(14,24)が形成されていること、を特徴とする反射スクリーン(10,20)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の反射スクリーンにおいて、前記単位レンズ(121)間の谷部を充填するように前記反射部(13,23)が形成されていること、を特徴とする反射スクリーン(10,20)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の反射スクリーンにおいて、前記レンズ層(12)は、電離放射線硬化型樹脂製であり、前記レンズ層よりも映像源側に設けられた基材層(11)に一体に形成されていること、を特徴とする反射スクリーン(10,20)である。
請求項5の発明は、請求項4に記載の反射スクリーンの製造方法において、前記反射部形成工程を行った後に、前記光吸収部形成工程を行い、前記反射部形成工程では、前記単位レンズ(121)間の谷部に前記反射材料を充填して前記反射部(13)を形成し、前記光吸収部形成工程では、前記単位レンズ間の谷部に充填された前記反射材料及び前記頂面(121b)により形成された面の全面に前記光吸収材料を塗布して前記光吸収部(14)を形成すること、を特徴とする反射スクリーンの製造方法である。
請求項6の発明は、請求項5に記載の反射スクリーンの製造方法において、前記光吸収部形成工程を行った後に、前記反射部形成工程を行い、前記光吸収部形成工程では、前記頂面(121b)上にのみ前記光吸収材料を塗布して前記光吸収部(24)を形成し、前記反射部形成工程では、前記単位レンズ(121)間の谷部に前記反射材料を塗布して充填し、前記反射部(23)を形成すること、を特徴とする反射スクリーンの製造方法である。
(1)本発明の反射スクリーンは、単位レンズが複数配列されたフレネルレンズ形状を背面側に有するレンズ層を備え、単位レンズは、背面側に凸であり、単位レンズの配列方向に平行であってスクリーン面に直交する方向に平行な断面の形状が略四角形状であり、単位レンズの頂部となる頂面と、頂面を挟んで対向するレンズ面と非レンズ面とを備え、レンズ面には、光反射する反射部が形成され、頂面には、光を吸収する光吸収部が形成されているものとした。
これにより、映像光を効率よく観察者側へ反射し、照明光等の不要な外光を吸収でき、明室環境下でも明るくコントラストの高い良好な映像を表示できる。また、光吸収部は、頂部に形成されるので、形成が容易である。
これにより、反射部及び光吸収部の形成が容易に行え、反射スクリーンを安価で提供できる。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。従って、各光線の入射角度等に関しても実際の角度とは異なる場合がある。
また、板、シート、フィルム等の言葉を使用しているが、これらは、一般的な使い方として、厚さの厚い順に、板、シート、フィルムの順で使用されており、本明細書中でもそれに倣って使用している。しかし、このような使い分けには、技術的な意味は無いので、シート、板、フィルムの文言は、適宜置き換えることができるものとする。例えば、光学シートは、光学フィルムとしてもよいし、光学板としてもよい。
さらに、本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
図1は、第1実施形態の反射スクリーン10を用いた映像表示システムを示す図である。
映像表示システムは、反射スクリーン10、映像源LS等を有している。本実施形態では、反射スクリーン10が映像源LSから投影された映像光を反射して、その画面上に映像を表示する一般的な映像表示システムを説明する。映像表示システムは、これに限らず、例えば、映像光を映像源LSから投射するフロントプロジェクションテレビシステム等としてもよいし、反射スクリーン10と映像源LSと反射スクリーンの観察画面上の位置を検出する位置検出部やパーソナルコンピュータ等を備えたインタラクティブボードシステムとしてもよい。
映像源LSは、映像光Lを反射スクリーンへ投影する装置であり、汎用のプロジェクタ等を用いることができる。この映像源LSは、図1(b)に示すように、反射スクリーン10使用状態におけるスクリーンの画面中央よりも下方側から映像光Lを投影する。
この反射スクリーン10は、反射部13(図2参照)よりも背面側に、平板状の支持板50が、粘着材等からなる不図示の接合層を介して設けられており、この支持板50により、その平面性を維持している。
図2(a)では、反射スクリーン10のスクリーン面に平行であり、使用状態における画面上下方向に平行な断面での断面の一部を拡大して示している。図2(b)では、図2(a)における断面の単位レンズ121をさらに拡大して示している。図2(c)は、単位レンズ形状を説明する図である。なお、図2(a)は、理解を容易にするために、支持板50等は省略して示してある。
反射スクリーン10は、その映像源側(観察面側)から順に、表面機能層15、基材層11、レンズ層12、反射部13、光吸収部14等を備えている。
本実施形態の反射スクリーン10は、例えば、画面サイズが対角80インチサイズ(1220×1620mm)とすることができる。
なお、基材層11は、視野角を広げたり明るさの面内均一性の向上を図ったりする目的で光を拡散する拡散材を含有する形態としてもよいし、所定の透過率とするためのグレー等の染料や顔料等により着色が施されていてもよい。また、この基材層11に光拡散作用を有する光拡散層等が一体に積層された形態等としてもよい。
レンズ層12に形成されるフレネルレンズ形状は、単位レンズが一方向に配列されたリニアフレネルレンズ形状としてもよいし、単位レンズが同心円状に配列されたサーキュラーフレネルレンズ形状としてもよく、反射スクリーン10の使用環境や映像源LSの光学特性等に合わせて、適宜最適な方を選択して用いることができる。本実施形態では、レンズ層12は、リニアフレネルレンズ形状が形成されている例を挙げて説明する。
このリニアフレネルレンズ形状は、単位レンズ121が画面上下方向に沿って複数配列されることにより形成されている。
レンズ層12は、紫外線硬化型樹脂により形成されている。なお、レンズ層12は、電子線硬化型樹脂等の他の電離放射線硬化型樹脂により形成してもよい。
このレンズ層12は、例えば、表面機能層15が一方の面に形成された基材層11の他方の面に、紫外線成形法等によりレンズ層12を形成することにより作成することができる。レンズ層12(単位レンズ121)を紫外線成形法により形成することにより、よりピッチの細かく、かつ、形状精度の高い単位レンズ121を形成することができる。
この単位レンズ121は、反射スクリーン10の使用状態において、レンズ面121aが頂面121bを挟んで非レンズ面121cよりも鉛直方向上側、すなわち、鉛直方向において頂面121bに対して非レンズ面が映像源LS側に位置し、レンズ面121aが映像源LSとは反対側に位置する。
本実施形態の頂面121bは、スクリーン面及び基材層11の背面側の面と平行であり、単位レンズ121の図2に示す断面形状は、略台形状となっている。
また、単位レンズ121の配列ピッチは、Pであり、単位レンズ121の配列方向における頂面121bの寸法は、dである。単位レンズ121のレンズ高さ(スクリーンの厚み方向における頂面121bから単位レンズ121間の谷底となる点vまでの寸法)は、hである。
単位レンズ121の配列ピッチPや寸法d、角度α及び角度βは、映像光を投影する映像源LS(プロジェクタ)の画素(ピクセル)の大きさや、映像源LSの投射角度(映像光の入射角度)等に応じて、適宜変更可能であり、上記の値に限定されるものではない。
この反射部13は、白色又は銀色系の塗料や、白色又は銀色系の顔料やビーズ等を含有する紫外線硬化型樹脂又は熱硬化性樹脂等により形成される。また、反射部13は、明るい映像を表示するために、その反射率が40%以上とすることが好ましく、70%以上とすることがより好ましい。
本実施形態の反射部13は、単位レンズ121間の谷部を充填するように形成されており、レンズ面121a及び非レンズ面121cを被覆する形態となっているが、頂面121bは被覆していない。また、本実施形態の反射部13は、銀色の顔料を含有する紫外線硬化型樹脂により形成されている。
本実施形態の光吸収部14は、黒色顔料を含む紫外線硬化型樹脂により形成されており、その厚みは、5〜30μmで設定可能である。
上述のように、単位レンズ121のレンズ面121a及び非レンズ面121cは反射部13が被覆しているので、レンズ面121a及び非レンズ面121cに入射する光は反射部13によって反射される。また、頂面121bは光吸収部14に被覆されているので、頂面121bに入射した光は、光吸収部14によって吸収される。
図2(c)に破線で示す面121eは、レンズ面121aの延長部分であり、レンズ面に相当するが、映像光の投射角度等の関係により、この面121eには映像光が到達しないため、映像光の反射に寄与しない領域である。
本実施形態の単位レンズ121は、この面121eとこれに対向する非レンズ面121cの延長部分に相当する面121fとを有する頂角部を、単位レンズ121の配列方向に平行に切削した形状に相当し、頂面121b上に光吸収部14が形成されている。このような形状とすることにより、映像光の反射率を低下させることなく、図2(a)に示すように、反射スクリーン10の上方から入射した外光G1等が頂面121bに到達し、光吸収部14に入射して吸収され、外光の吸収効率を上げることができる。
また、この反射スクリーン10が、インタラクティブボードの映像を表示したり文字を筆記したりするボード(スクリーン)等として用いられる場合には、その表面に耐傷性を向上させるハードコート機能等を付与してもよいし、タッチパネル層等を設けてもよい。
表面機能層15は、基材層11とは別層であって不図示の粘着材等により基材層11に接合される形態としてもよいし、基材層11のレンズ層12とは反対側の面に直接形成してもよい。
本実施形態の表面機能層15は、防眩機能及び耐スクラッチ機能を有しており、基材層11の映像源LS側の表面に、ハードコート機能を有する電離放射線硬化型樹脂(例えば、ウレタンアクリレート等)を膜厚20μm程度で形成されている。
映像源LSから投影された映像光Lは、反射スクリーン10の下方から入射し、表面機能層15及び基材層11を透過してレンズ層12の単位レンズ121へ入射する。そして、図2(a)に示すように、映像光Lは、レンズ面121aへ入射して反射部13によって反射され、観察可能な光線として観察者O側へ向かう。ここで、非レンズ面121cは、反射部13に被覆されているが、角度βは、反射スクリーン10の画面上下方向の各点における映像光Lの入射角度よりも大きく(望ましくは90°)、かつ、映像光Lが反射スクリーン10の下方から投射されるため、映像光Lの反射には影響しない。
さらに、前述の外光G1,G2よりも小さな入射角度でこの反射スクリーン10に上方から入射する外光G3は、図2(a)に示すように、レンズ面121aで反射して、反射スクリーン10の下方側へ向かうので、観察者O側には直接届かない。
また、単位レンズ121の頂部が平面(頂面121b)となるので、単位レンズ121の破損が生じにくく、製造過程や搬送時、使用時の破損を防止でき、耐久性を向上できる。
図3は、第1実施形態の反射スクリーン10の製造方法の一部を説明する図である。なお、図3においては、反射スクリーン10の単位レンズ121の配列方向に平行であってスクリーン面に直交する方向(スクリーンの厚さ方向)に平行な断面を示している。
まず、図3(a)に示すように、紫外線成形法等により、基材層11の片面にレンズ層12を形成する。
次に、この反射材料に対して紫外線を照射して硬化させ、反射部13が形成される。
次に、所定の大きさに裁断し、反射スクリーン10が完成する。
以上の工程は、基材層11及びレンズ層12が、ウェブ状であっても枚葉状であっても適用可能である。
また、本実施形態によれば、単位レンズ121の角度αや角度β、配列ピッチP等を、映像源LSの位置や反射スクリーンを使用する環境、所望する光学性能等に合わせて、適宜選択でき、さらに良好な映像を表示できる反射スクリーンとすることができる。
さらに、単位レンズ121の頂部が平面状(頂面121b)となるので、単位レンズ121の破損が生じにくい。
加えて、本実施形態によれば、上述のような良好な反射スクリーン10を、微細な単位レンズのレンズ面と非レンズ面に反射材料や光吸収材料を層状に塗り分ける等とった煩雑な工程を経ることなく容易に製造することができる。従って、作業時間の低減や生産コストの低減等を図ることができる。
さらにまた、本実施形態によれば、ウェブ状の基材層及びレンズ層を用いて連続して反射部及び光吸収部を形成することができ、大量生産も容易に行える。
加えて、本実施形態によれば、反射スクリーン10の背面側(裏面側)に支持板50等を設けない場合にも、最も背面側に光吸収部14が位置するので、背面側(裏面側)からの外光を吸収することができ、反射スクリーン10の背面側に窓がある等の背面側からの外光が考慮されるような使用状態においても、良好な映像を表示できる。
図4は、第2実施形態の反射スクリーン20の層構成を示す図である。
図4(a)では、第2実施形態の反射スクリーン20のスクリーン面に直交し、使用状態における画面上下方向(単位レンズ121の配列方向)に平行な断面での断面の一部を拡大して示している。図4(b)では、図4(a)における断面の単位レンズ121をさらに拡大して示している。
第2実施形態の反射スクリーン20は、反射部23及び光吸収部24の形状が第1実施形態の反射スクリーン10とは異なる点以外は、第1実施形態の反射スクリーン10と略同様の形態である。従って、前述した第1実施形態の反射スクリーン10と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第2実施形態の反射スクリーン20は、観察者側(映像源側)から順に、表面機能層15、基材層11、レンズ層12、反射部23、光吸収部24等を備えている。この反射スクリーン20は、前述の第1実施形態の反射スクリーン10に変えて、前述の第1実施形態の映像表示システムに用いることができる。
また、単位レンズ121間の谷部に反射材料が充填されて反射部23が形成されており、レンズ面121a及び非レンズ面121cが反射部23により被覆されている。さらに、この反射部23は、図4に示すように光吸収部24の背面側も被覆している。なお、反射部23を、レンズ面121a及び非レンズ面121cに沿って所定の厚さで形成してもよい。
本実施形態の反射部23及び光吸収部24は、前述の第1実施形態の反射部13及び光吸収部14を作製可能な材料とそれぞれ同様の材料により形成されている。なお、反射部23は、高反射性を有する金属による蒸着やスパッタ、箔押し等により形成による金属膜としてもよい。この場合は、反射部23は、単位レンズ121間の谷部において、レンズ面121a及び非レンズ面121cに沿った形状に形成され、レンズ面121a及び非レンズ面121cを被覆している。
図5は、第2実施形態の反射スクリーン20の製造方法の一部を説明する図である。なお、図5においては、反射スクリーン20の単位レンズ121の配列方向に平行であってスクリーン面に直交する方向(スクリーンの厚さ方向)に平行な断面を示している。
まず、図5(a)に示すように、紫外線成形法等により、基材層11の片面にレンズ層12を形成する。
次に、所定の大きさに裁断し、反射スクリーン20が完成する。
また、本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、上述のような良好な反射スクリーン20を、微細な単位レンズのレンズ面と非レンズ面に反射材料や光吸収材料を塗り分ける等とった煩雑な工程を経ることなく容易に製造することができる。従って、作業時間の低減や生産コストの低減等を図ることができる。
さらに、本実施形態によれば、ウェブ状の基材層及びレンズ層を用いて連続して反射部及び光吸収部を形成することができ、大量生産も容易に行える。
以上説明した各実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)各実施形態において、反射スクリーン10,20のレンズ層12の背面側にはリニアフレネルレンズ形状が形成される例を示したが、これに限らず、例えば、単位レンズ121が同心円状に配列されたサーキュラーフレネルレンズ形状が形成されたレンズ層としてもよい。
また、各実施形態において、反射スクリーン10,20は、使用状態及び不使用状態において略平板状である例を示したが、これに限らず、不使用時には巻き取って保管できる巻き取り可能な形態としてもよい。このような形態の場合には、支持板50等を設けず、反射スクリーン10,20の背面側を、光を透過しにくい布製又は樹脂製の遮光幕や耐傷性を向上させる保護層で被覆する形態としてもよい。
また、レンズ面121a及び非レンズ面121c等が複数の面から構成される形態であり、シート面に直交かつ単位レンズの配列方向に平行な断面において、その断面形状が例えば、略五角柱形状や略六角柱形状となる形状としてもよい。
また、反射スクリーン10は、一般的なホワイトボード等のように、マーカー等の所定の筆記具を用いてその表面(観察画面)に手書きで文字や図形等の情報を描画したり、描画した文字等を消去したりすることができ形態としてもよい。
11 基材層
12 レンズ層
13,23 反射部
14,24 光吸収層
15 表面機能層
LS 映像源
Claims (6)
- 映像源から投影された映像光を反射させて観察可能に表示する反射スクリーンであって、
単位レンズが複数配列されたフレネルレンズ形状を背面側に有するレンズ層を備え、
前記単位レンズは、
背面側に凸であり、前記単位レンズの配列方向に平行であってスクリーン面に直交する方向に平行な断面の形状が略四角形状であり、
前記単位レンズの頂部となる頂面と、前記頂面を挟んで対向するレンズ面と、非レンズ面とを備え、
前記レンズ面には、光反射する反射部が形成され、
前記頂面には、光を吸収する光吸収部が形成されていること、
を特徴とする反射スクリーン。 - 請求項1に記載の反射スクリーンにおいて、
前記単位レンズ間の谷部を充填するように前記反射部が形成されていること、
を特徴とする反射スクリーン。 - 請求項1又は請求項2に記載の反射スクリーンにおいて、
前記レンズ層は、電離放射線硬化型樹脂製であり、前記レンズ層よりも映像源側に設けられた基材層に一体に形成されていること、
を特徴とする反射スクリーン。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の反射スクリーンの製造方法であって、
前記頂面に光を吸収する光吸収材料を塗布して光吸収部を形成する光吸収部形成工程と、
配列された前記単位レンズ間の谷部に光を反射する反射材料を充填して反射部を形成する反射部形成工程と、
を備えること、
を特徴とする反射スクリーンの製造方法。 - 請求項4に記載の反射スクリーンの製造方法において、
前記反射部形成工程を行った後に、前記光吸収部形成工程を行い、
前記反射部形成工程では、前記単位レンズ間の谷部に前記反射材料を充填して前記反射部を形成し、
前記光吸収部形成工程では、前記単位レンズ間の谷部に充填された前記反射材料及び前記頂面により形成された面の全面に前記光吸収材料を塗布して前記光吸収部を形成すること、
を特徴とする反射スクリーンの製造方法。 - 請求項4に記載の反射スクリーンの製造方法において、
前記光吸収部形成工程を行った後に、前記反射部形成工程を行い、
前記光吸収部形成工程では、前記頂面上にのみ前記光吸収材料を塗布して前記光吸収部を形成し、
前記反射部形成工程では、前記単位レンズ間の谷部に前記反射材料を塗布して充填し、前記反射部を形成すること、
を特徴とする反射スクリーンの製造方法。
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