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JP2012213123A - 監視装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 一つの監視区画に複数の監視領域が存在する場合に、経験の少ない利用者及び熟練の利用者の何れにとっても、適切な監視領域の監視カメラを容易に選択することのできる監視装置を提供する。
【解決手段】 監視装置4の表示部18には、監視区画ごとの区画シンボル(物件アイコン)が表示される。区画シンボルが第一の選択操作(シングルクリック)により選択された場合には、その区画シンボルに対応した監視区画に含まれる監視領域の縮小平面図が表示部18に表示され、何れかの縮小平面図が操作部17で選択されると、その縮小平面図に対応する監視領域の拡大平面図が表示部18に表示される。一方、区画シンボルが第二の選択操作(ダブルクリック)により選択された場合には、その区画シンボルに対応する監視区画において予め設定された所定の監視領域の拡大平面図が表示部18に表示される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、監視カメラや監視センサなどの監視手段が設置された複数の監視領域を含む監視区画を遠隔から監視する監視装置に関する。
近年、複数の監視物件内に設置されている複数の監視カメラからの監視画像を、遠隔の監視端末によって表示させて、集中的に監視を行う監視装置が利用されている。このような監視装置においては、監視画像を表示させるにあたり、まず利用者が画像を表示させたい監視カメラを選択する必要がある。
従来、監視装置におけるカメラ選択の一手法として、監視物件中の監視領域を平面図として表示し、この平面図に重畳表示されたカメラアイコン(カメラシンボル)を選択する方法が提案されている(特許文献1参照)。この従来の手法では、利用者は、監視カメラを選択するときに、まず、地図上に表示されたカメラシンボルを選択することにより、監視映像を表示する監視物件を選択する。つぎに、メニュー画面から平面図表示を選択することにより、監視カメラの位置を含む建屋平面図を表示させる。そして、平面図上のカメラアイコンを選択することで、画像を表示させたい監視カメラを指定する。
このようなカメラ選択手法により、監視物件のレイアウトを見ながら所望する監視カメラを選択することができ、経験の少ない利用者(操作に不慣れであったり監視カメラの配置などを知らない利用者)に対する利便性の向上が図られていた。
特開平08−096264号公報
しかしながら、従来のカメラ選択手法では、一つの監視物件(監視区画)に複数の監視領域(例えば、複数のフロア)が存在する場合について想定されておらず、複数の監視領域から所望する監視領域(一つの監視領域)を指定して監視カメラを選択するときの利用者の利便性についてまったく考慮がされていなかった。
一つの監視区画に複数の監視領域が存在する場合、例えば、経験値の少ない利用者にとっては、複数の監視領域のそれぞれについてレイアウトを参照しながら所望する監視領域及び監視カメラを選択可能とすることが好適である。
一方で、例えば、その監視区画の監視領域のレイアウトを熟知している熟練の利用者にとっては、緊急時など速やかに所望の画像を得たい場合に、煩わしい選択操作を排除し状況に応じて適切な監視領域や監視カメラを選択可能とすることが好適となる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、一つの監視区画に複数の監視領域が存在する場合に、適切な監視領域の監視カメラを容易に選択可能とするとともに、経験の少ない利用者及び熟練の利用者の何れにとっても利便性の高い監視装置を提供することを目的とする。
本発明の監視装置は、監視手段が設置された複数の監視領域を含む監視区画を遠隔から監視する監視装置であって、利用者に映像を表示する表示部と、前記利用者による第一の選択操作及び第二の選択操作を含む操作入力を受ける操作部と、前記監視区画ごとに、監視区画に含まれる前記監視領域の識別情報と該監視領域に設置された前記監視手段の識別情報を記憶するとともに、各監視区画に含まれる監視領域の縮小平面図と該監視領域における前記監視手段の設置位置を示した拡大平面図とを記憶する記憶部と、前記監視手段から出力される監視情報を受信する監視情報受信部と、前記拡大平面図を前記表示部に表示し、前記拡大平面図が表示されているときに前記操作部にて何れかの前記監視手段の設置位置が選択されると当該設置位置に対応する監視手段の前記監視情報を前記表示部に表示する表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記監視区画ごとの区画シンボルを前記表示部に表示する第一表示工程を実行する手段と、前記第一表示工程において表示された前記区画シンボルが前記第一の選択操作により選択された場合、該区画シンボルに対応した監視区画に含まれる1または複数の監視領域の縮小平面図を前記表示部に表示し、何れかの縮小平面図が前記操作部にて選択されると当該縮小平面図に対応する監視領域の前記拡大平面図を前記表示部に表示する第二表示工程を実行する手段と、前記第一表示工程において表示された前記区画シンボルが前記第二の選択操作により選択された場合、該区画シンボルに対応する監視区画において予め設定された所定の監視領域の前記拡大平面図を前記表示部に表示する第三表示工程を実行する手段と、を備えている。
これにより、監視装置の表示部には、監視区画(例えば、監視物件)ごとの区画シンボル(監視区画を表すシンボル)が表示される(第一表示工程)。そして、例えば、経験の少ない利用者(未熟な利用者)は、第一表示工程で表示された区画シンボルを第一の選択操作(例えば、シングルクリック)で選択する。そうすると、その区画シンボルに対応する監視区画に含まれる各監視領域の縮小平面図(例えば、各フロアのサムネイル画像)が表示される。そして、何れかの縮小平面図が選択されると、その縮小平面図に対応する監視領域の拡大平面図(例えば、フロアマップ)が表示される(第二表示工程)。また、例えば、経験の豊富な利用者(熟練の利用者)は、第一表示工程で表示された区画シンボルを第二の選択操作(例えば、ダブルクリック)で選択する。そうすると、その区画シンボルに対応する監視区画において予め設定された監視領域(例えば、直近に表示された監視領域や、異常の発生が検出された監視領域)の拡大平面図が表示される。そして、第二表示工程または第三表示工程で、監視装置の表示部に拡大平面図が表示されているときに、何れかの監視手段(監視カメラや監視センサなど)の設置位置が選択されると、その設置位置に対応する監視手段の監視情報(映像情報や検知情報など)が表示される。
本発明によれば、一つの監視区画(監視物件)に複数の監視領域(フロア)が存在する場合であっても、適切な監視領域の監視手段(監視カメラや監視センサ)を容易に選択して監視情報(映像情報や検知情報)を表示させることができ、経験の少ない利用者と熟練の利用者の何れにとっても利便性を向上させることができる。すなわち、利用者は、監視装置の表示部に表示された区画シンボルを、その利用者の熟練の度合い(経験の多寡)に応じた選択操作(第一の選択操作または第二の選択操作)で選択することにより、適切に監視領域の拡大平面図(フロアマップ)を表示させることができ、その拡大平面図において監視手段の設置位置を選択することにより、所望する監視手段の監視情報を簡単に表示させることができる。
また、本発明の監視装置では、前記記憶部は、第二表示工程または第三表示工程において前記表示部に拡大平面図を表示した監視領域を表示履歴として記憶し、前記表示制御部の第三表示工程を実行する手段は、前記第三表示工程にて、選択された前記区画シンボルに対応する監視区画について前記表示履歴を参照し、直近に拡大平面図が表示された監視領域の前記拡大平面図を前記表示部に表示してもよい。
これにより、例えば、経験の豊富な利用者(熟練の利用者)は、第一表示工程で表示された区画シンボルを第二の選択操作(例えば、ダブルクリック)で選択すると、その区画シンボルに対応する監視区画において直近に表示された監視領域の拡大平面図を簡単に表示させることができる。
また、本発明の監視装置は、前記監視手段から入力される監視情報に基づいて当該監視手段が設置された監視領域に発生した異常を検出する異常検出部を備え、前記表示制御部の第三表示工程を実行する手段は、前記第三表示工程にて、選択された前記区画シンボルに対応する監視区画において、前記異常検出部により異常の発生が検出された監視領域の前記拡大平面図を前記表示部に表示してもよい。
これにより、例えば、経験の豊富な利用者(熟練の利用者)は、第一表示工程で表示された区画シンボルを第二の選択操作(例えば、ダブルクリック)で選択すると、その区画シンボルに対応する監視区画において異常の発生が検出された監視領域の拡大平面図を簡単に表示させることができる。
また、本発明の監視装置では、前記表示制御部は、前記操作部からの入力に基づき任意の前記監視手段から入力される監視情報を前記表示部の少なくとも一部の領域に表示する第四表示工程を実行する手段を備え、前記表示制御部の第三表示工程を実行する手段は、前記第三表示工程にて、選択された前記区画シンボルに対応する監視区画において現在前記表示部に前記監視情報が表示されている監視領域の前記拡大平面図を前記表示部に表示してもよい。
これにより、例えば、経験の豊富な利用者(熟練の利用者)は、第一表示工程で表示された区画シンボルを第二の選択操作(例えば、ダブルクリック)で選択すると、その区画シンボルに対応する監視区画において現在表示部に監視情報が表示されている監視領域の拡大平面図を簡単に表示させることができる。
本発明のプログラムは、監視手段が設置された複数の監視領域を含む監視区画を遠隔から監視する監視装置で実行されるプログラムであって、前記監視装置には、利用者による第一の選択操作及び第二の選択操作を含む操作入力を受ける操作部と、前記監視区画ごとに、監視区画に含まれる前記監視領域の識別情報と該監視領域に設置された前記監視手段の識別情報を記憶するとともに、各監視区画に含まれる監視領域の縮小平面図と該監視領域における前記監視手段の設置位置を示した拡大平面図とを記憶する記憶部と、前記拡大平面図を前記監視装置の表示部に表示し、前記拡大平面図が表示されているときに前記操作部にて何れかの前記監視手段の設置位置が選択されると当該設置位置に対応する監視手段から受信した監視情報を前記表示部に表示する表示制御部と、が備えられており、前記プログラムは、前記表示制御部に、前記監視区画ごとの区画シンボルを前記表示部に表示する第一表示工程と、前記第一表示工程において表示された前記区画シンボルが前記第一の選択操作により選択された場合、該区画シンボルに対応した監視区画に含まれる1または複数の監視領域の縮小平面図を前記表示部に表示し、何れかの縮小平面図が前記操作部にて選択されると当該縮小平面図に対応する監視領域の前記拡大平面図を前記表示部に表示する第二表示工程と、前記第一表示工程において表示された前記区画シンボルが前記第二の選択操作により選択された場合、該区画シンボルに対応する監視区画において予め設定された所定の監視領域の前記拡大平面図を前記表示部に表示する第三表示工程と、を実行させる。
このプログラムによっても、上記と同様、一つの監視区画(監視物件)に複数の監視領域(フロア)が存在する場合であっても、適切な監視領域の監視手段(監視カメラや監視センサ)を容易に選択して監視情報(映像情報や検知情報)を表示させることができ、経験の少ない利用者と熟練の利用者の何れにとっても利便性を向上させることができる。すなわち、利用者は、監視装置の表示部に表示された区画シンボルを、その利用者の熟練の度合い(経験の多寡)に応じた選択操作(第一の選択操作または第二の選択操作)で選択することにより、適切に監視領域の拡大平面図(フロアマップ)を表示させることができ、その拡大平面図において監視手段の設置位置を選択することにより、所望する監視手段の監視情報を簡単に表示させることができる。
本発明によれば、一つの監視区画に複数の監視領域が存在する場合に、適切な監視領域の監視カメラを容易に選択可能とするとともに、経験の少ない利用者及び熟練の利用者の何れにとっても利便性を向上させることができる。
本発明の実施の形態における監視システムの全体構成の説明図 本発明の実施の形態における監視カメラの機能ブロック図 本発明の実施の形態における監視センサの機能ブロック図 本発明の実施の形態における監視装置の機能ブロック図 本発明の実施の形態における監視装置の表示部の表示領域の説明図 本発明の実施の形態における監視領域の拡大平面図(フロアマップ)の表示処理の説明図 本発明の実施の形態における図面表示領域での表示処理のフロー図 本発明の実施の形態における画像データ表示領域と状態情報表示領域での表示処理のフロー図
以下、本発明の実施の形態の監視装置について、図面を用いて説明する。本実施の形態では、監視システム等に用いられる監視装置の場合を例示する。この監視装置は、一つの監視区画に複数の監視領域が存在する場合に、経験の少ない利用者及び熟練の利用者の何れにとっても、適切な監視領域の監視カメラを容易に選択することができる機能を備えている。この機能は、監視装置のHDDやメモリなどに格納されるプログラムによって実現される。
<監視システム>
まず、本実施の形態の監視システムの全体構成について説明する。図1に示すように、本実施の形態の監視システム1では、一つの監視区画に複数の監視領域が設定されている。監視区画は、例えば、事業所などの監視対象の物件(監視物件)であり、監視領域は、監視物件の各フロア(1階、2階・・・)である。本実施の形態の監視システム1では、複数の監視区画から各監視領域の監視情報(映像情報や検知情報)を遠隔の監視センタにて受信することで、遠隔からの集中監視が行われる。監視センタは、例えば、複数の事業所を統括的に監視する管理本部などである。
図1に示すように、監視システム1は、監視領域を撮像して画像データを取得する監視カメラ2と、監視領域における扉開閉や人体の存在を検知する監視センサ3と、各監視領域の監視カメラ2及び監視センサ3と通信網(インターネット網)を介して接続されて複数の監視区画を遠隔から監視する監視装置4と、を備えている。監視カメラ2や監視センサ3は、監視区画の各監視領域に設置され、監視装置4は、遠隔の監視センタに設置される。
なお、本実施形態では、監視手段として監視カメラ2及び監視センサ3の両方が設置される例について説明するが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、監視領域には少なくとも監視カメラ2と監視センサ3の何れかが設置されていれば良い。
また、本実施形態では、通信網が、インターネット網で構成される例について説明するが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、通信網は、公衆電話網や携帯電話網など適宜利用可能なものを選択してよい。また、本実施形態では、通信プロトコル、交換設備、インターネットサービスプロバイダの設備などは、一般的な技術(詳細な説明は省略する)を使用することができる。
<監視カメラ>
つぎに、本実施の形態の監視カメラ2について説明する。監視カメラ2は、監視領域の各所(適宜な場所)に設置され、監視領域内の画像(監視画像)を撮影する。監視カメラ2には、予め各監視カメラ2を識別するための識別情報が設定されている。監視カメラ2の識別情報は、撮影された画像データと設置場所と関連付けられ、監視カメラ2に内蔵されたメモリ5に記憶されている。また、監視カメラ2には、監視装置4と通信するための通信アドレスが設定されている。そして、監視カメラ2は、各設置場所にて撮影した画像データをデジタル符号化し、通信網を介して監視装置4に画像データと識別情報とを送信する。
ここで、図2を参照して、監視カメラ2の構成について詳しく説明しておく。図2に示すように、監視カメラ2は、メモリ5を内蔵しており、このメモリ5には、予め各監視カメラ2を識別する識別情報と通信アドレスが記憶されている。また、このメモリ5には、撮影間隔(フレームレート)と画質などの撮影情報が記憶される。撮影情報は、監視装置4から撮影間隔と画質を指定する信号を受信して設定される。画質は、解像度とデータサイズとで決定される。
また、監視カメラ2は、レンズなどで構成される光学系6と、光学系6からの入射光を受光する撮像素子7と、撮像素子7から入力される画像のアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタルコンバータ8(A/D)と、画像のデジタル信号から圧縮符号化データ(画像データ)を生成する画像圧縮回路9を備えている。アナログ/デジタルコンバータ8は、撮像素子7から入力される画像信号(アナログ信号)を、メモリ5に記憶された撮影情報の撮影間隔(フレームレート)でデジタル信号に変換する。画像圧縮回路9は、メモリ5に記憶された撮影情報の画質に対応するパラメータに従って圧縮符号化データを生成する。圧縮符号化データは、画像圧縮符号化方式としてH.264/AVC規格に準拠した画像データである。
なお、画像圧縮符号化方式としては、JPEG規格やMPEG2Video規格など他の規格であってよい。また、異なる画像圧縮符号化方式の監視カメラ2が監視領域に混在してもよいし、一つの監視カメラ2が画像圧縮符号化方式を切り替えてもよい。
監視カメラ2は、このようにして生成された画像データを監視装置4に送信する通信部10を備えている。通信部10から監視装置4に送信される画像データには、監視カメラ2の識別情報が含まれる。なお、監視カメラ2は、マイクから入力される音声信号を圧縮符号化し、画像データに多重化して、通信部10から出力してもよい。
また、監視カメラ2は、SDカードや不揮発性メモリで構成される画像記憶部11を備えている。画像記憶部11には、所定時間分の過去の撮像画像が常に記録保持されている。
更に、監視カメラ2は、監視カメラ2の撮像方向が変化したことを検知する向き変化検知部12と、監視カメラ2の撮像視野が隠蔽されたことを検知するマスク検知部13を備えている。監視カメラ2は、撮像方向の変化や撮像視野の隠蔽を検知すると、検知した状態情報を示す検知信号を通信部10から監視装置4に送信する。また、監視カメラ2は、撮像方向の変化や撮像視野の隠蔽が復旧したことを検知すると、状態情報として復旧したことを示す検知信号を通信部10から監視装置4に送信する。
このとき監視カメラ2から送信される検知信号には、監視カメラ2の識別情報が含まれる。向き変化検知部12は、監視カメラ2の撮像方向が変化したことを検知する機能を備えており、ジャイロセンサや加速度センサなどにより構成される。また、マスク検知部13は、監視カメラ2の撮像視野が隠蔽されたことを検知する機能を備えており、例えば、撮像画像の輝度変化を検出することにより撮像視野の隠蔽が検出される。このような向き変化検知部12やマスク検知部13は、従来から知られている種々の方法(詳細な説明は省略する)が利用可能である。
<監視センサ>
次に、本実施の形態の監視センサ3について説明する。図3に示すように、監視センサ3は、扉や窓の開閉や人体の存在を検知する検知部14を備えている。検知部14は、例えば、監視領域の扉又は窓枠に設置されたマグネットとの離隔/近接により扉や窓の開閉を検知する開閉センサや、熱線などにより人体の存在を検知する人体センサで構成されている。また、監視センサ3は、メモリなどで構成される記憶部15と、監視装置4との通信を行う通信部16を備えている。監視センサ3の記憶部15には、予め各監視センサ3を識別する識別情報と通信アドレスが記憶されている。
監視センサ3は、検知部14により検知対象(扉開や人体の存在検知)を検知すると、検知した状態情報を示す検知信号を通信部16から監視装置4に送信する。また、監視センサ3は、検知部14により検知対象の状態が復旧したこと(扉閉や人体未検知)を検知すると、状態情報として復旧したことを示す検知信号を通信部16から監視装置4に送信する。このとき監視センサ3から送信される検知信号には、監視センサ3の識別情報が含まれる。
なお、監視センサ3は、検知信号を必ずしも監視装置4に直接送信する必要はない。例えば、監視センサ3は、監視区画或いは監視領域に設置された警備装置(図示せず)に検知信号を入力し、その警備装置から監視装置4に検知信号を送信する構成としてもよい。
<監視装置>
続いて、本実施の形態の監視装置4について説明する。監視装置4は、各監視区画の状態を集中管理する監視センタに設置される画像監視用の装置であり、専用の端末や汎用のパソコンなどで構成される。監視装置4は、例えば、利用者である監視員が監視区画のモニタリングを所望するときに起動され、モニタリングが終わると終了される。
監視装置4は、監視員により操作され、所望する監視カメラ2に通信網を介して画像データの要求信号を送信し、これに応答して監視カメラ2から受信する画像データを表示出力する機能を備えている。また、監視装置4は、監視カメラ2や監視センサ3から検知信号を受信して、これを記録するとともに識別可能に表示出力する機能を備えている。
監視員は、画像データを参照することにより監視区画を監視するとともに検知信号に含まれる状態情報を参照して、監視区画が正常か否かを判別する。そして、監視員は、監視区画の異常事態を判断すると、対応する監視区画の管理者に対する確認処理、警備員への対処指示などの必要な措置をとる。
ここで、図4を参照して、監視装置4の構成について詳しく説明しておく。図4に示すように、監視装置4は、通信部17と、表示部18と、操作部19を備えている。また、この監視装置4は、制御部20と、画像記録部21と、記憶部22を備えている。制御部20は、通信制御部23と、表示制御部24と、記録処理部25と、異常検出部26とを含んでいる。
通信部17は、インターネット網に接続された通信インターフェースである。監視装置4は、通信部17により各監視区画に設置された監視カメラ2及び監視センサ3と接続される。
表示部18は、LCD等のディスプレイ及びスピーカより構成され、監視カメラ2から受信する画像(監視画像)をモニタリングする機能を備えている。
操作部19は、キーボードやポインティグデバイスなどから構成される。操作部19は、監視員により操作がなされて、各種情報の表示要求や監視カメラ2に対する画像の受信要求や画像受信の停止要求などが入力される。具体的には、各監視区画および監視区画内の監視領域を指定する操作がなされて、監視区画や監視領域の情報の表示要求が入力される。また、監視カメラ2を指定する操作がなされて、その監視カメラ2に対する画像の受信要求が入力される。この入力操作はGUI(Graphical User Interface)により実現されてよい。操作部19からの入力は、少なくとも第一の操作(例えばシングルクリック)と第二の操作(例えばダブルクリック)が可能である。
画像記録部21は、DVD−RやHDDなどの記憶媒体で構成される。画像記録部21には、記録処理部25(後述する)により書き込み制御されて監視カメラ2から受信する画像データを、撮影した時刻情報及び監視カメラ2の識別情報とともに記録する。
記憶部22は、ROM/RAM、HDDなどで構成される。記憶部22には、各監視区画を構成する監視領域と監視カメラ2及び監視センサ3の情報である監視区画情報と、各監視領域における間取りなどのレイアウト情報を示した平面図の情報である図面情報と、表示部18に表示された画像データや状態情報の表示履歴の情報である表示履歴情報と、監視カメラ2及び監視センサ3から受信した状態情報や監視領域の状態の情報である状態記憶情報が記憶される。
監視区画情報としては、各監視区画を構成する監視領域の識別情報と、各監視領域に設置された監視カメラ2及び監視センサ3の識別情報とが、互いに対応付けて記憶される。監視領域の識別情報には、監視区画における階床情報(例えば、1階フロア)やエリア情報(例えば、介護エリア)などが含まれる。また、監視区画情報として、監視領域における監視カメラ2及び監視センサ3の通信アドレスと設置位置の情報も記憶される。監視区画情報としては、監視対象物件である監視区画の住所や緯度経度などの位置情報が記憶されてもよい。
図面情報としては、地図上で監視物件の所在をアイコンで示した平面図(物件マップ)と、各監視領域におけるレイアウト配置を示した相対的に小さな縮小平面図(サムネイル画像)と、監視領域のレイアウト配置とともに当該監視領域に設置された監視カメラ2及び監視センサ3の設置位置に対応する位置に監視カメラ2又は監視センサ3を示すアイコンを重畳表示した相対的に大きな拡大平面図(フロアマップ)が、記憶されている。
表示履歴情報としては、表示部18に表示された画像データや状態情報の入力元となる監視カメラ2や監視センサ3の識別情報が、表示時刻と対応させて識別可能に順次記憶されている。表示履歴情報には、例えば、ある表示時刻(13時10分から13時30分など)に、ある監視カメラ2(カメラAなど)の画像データが表示部18に表示されていたことを示す情報が記憶される。
制御部20は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータ及びその周辺回路で構成され、監視装置4の種々の制御を行う。制御部20は、このマイクロコンピュータ及びマイクロコンピュータ上で実行されるコンピュータプログラムによって実現される機能モジュールとして、通信制御部23と、表示制御部24と、記録処理部25と、異常検出部26とを有している。
通信制御部23は、複数の監視カメラ2及び監視センサ3との間の通信を制御する機能を備えており、複数機器との同時セッションが可能に構成されている。通信制御部23は、HTTP等のプロトコルを用いて監視カメラ2から画像データを受信し、更に、監視カメラ2や監視センサ3から送信された検知信号を受信する機能を備えている。
また、通信制御部23は、操作部19から画像データの受信要求が入力されると、該当する監視カメラ2に対して画像要求信号を送信し、これに応答して監視カメラ2から送信される画像データを受信する機能を備えている。画像データは、ストリーミング配信としての動画データのパケット伝送であってよく、静止画として連続的に伝送されてもよい。また、通信制御部23は、操作部19から画像受信の停止要求が入力されると、該当する監視カメラ2に通信終了要求信号を送信し、画像データの受信を停止する。
なお、通信帯域が十分に確保されている場合には、通信制御部23は、全ての監視カメラ2とのセッションを常時保持して常に画像データを受信する構成であってよい。その場合、操作部19から画像データの受信要求が入力されてから停止要求が入力されるまでの間、該当する監視カメラ2の画像データを表示制御部24に出力する。
また、通信制御部23は、監視カメラ2や監視センサ3から検知信号を受信すると、この検知信号から状態情報と識別情報を抽出して、記憶部22の状態記憶情報に記憶する機能を備えている。
異常検出部26は、監視カメラ2や監視センサ3から受信した画像データや検知信号から監視領域に発生した異常を検出する機能を備えている。監視カメラ2の画像データや監視センサ3の検知信号から異常事態の発生を検出する手法としては、従来から知られている種々の方法が利用可能である。例えば、監視領域が無人である時間帯に画像データに変動が生じたり、監視センサ3から検知信号が入力されると、異常検出部26は当該監視領域が異常と判定する。また、監視カメラ2の検知信号から撮像方向の変化や撮像視野の隠蔽が生じたことを検出すると、異常検出部26は当該監視領域が異常と判定する。
なお、本実施の形態では、監視装置4の側で異常検出の処理を行うようにしているが、監視区域の側(監視カメラ2や監視センサ3の側)で異常検出の処理が実行されてもよい。その場合、監視カメラ2や監視センサ3で異常の発生を検出したことを示すフラグ(異常フラグ)が付された監視情報が、監視カメラ2や監視センサ3から送信されてよい。
異常検出部26は、監視領域の異常を検出すると、記憶部22の状態記憶情報に当該監視領域が異常であることを記録する。また、異常検出部26は、検知信号から異常と判定した状態が復旧したことを検知すると、状態記憶情報から当該監視領域が異常であることを消去する。
表示制御部24は、図5に示すように、表示部18を、画像データ表示領域、状態情報表示領域、図面表示領域に分割して、各領域ごとに該当する情報を表示制御する。画像データ表示領域には、監視カメラ2の画像データが表示される。なお、画像データ表示領域は、複数の小領域に分割されて、複数の監視カメラ2の画像を同時に表示してよい。図5の例では、4つの小領域に分割されて、4つの監視カメラ2(カメラA〜D)の画像を同時に表示できるようになっている。また、状態情報表示領域には、監視カメラ2や監視センサ3から送信される状態情報が表示される。さらに、図面表示領域には、図6に示すように、地図上で監視物件の所在がアイコンで示された平面図(物件マップ)や、各監視領域におけるレイアウト配置を平面図上に示した相対的に小さな縮小平面図(サムネイル画像)や、監視領域に設置された監視カメラ2及び監視センサ3の設置位置に対応する平面図上の位置に監視カメラ2又は監視センサ3を示すアイコンを重畳表示した相対的に大きな拡大平面図(フロアマップ)が表示される。
表示制御部24は、操作部19から監視カメラ2を指定する指定要求や、記憶部22に記録された監視領域の図面参照要求があると、監視者が所望する監視領域の拡大平面図を読み出して表示部18に表示する。図6に示すように、拡大平面図(フロアマップ)には、監視カメラ2又は監視センサ3の設置位置にこれら監視手段(監視カメラ2や監視センサ3)を示すアイコンが重畳表示されており、操作部19よりアイコンが選択操作されると、監視カメラ2の画像データの受信要求や監視センサ3の状態情報表示要求として受け付けられる。
表示制御部24は、画像データの受信要求や状態情報表示の要求入力を受け付けると通信制御部23または記憶部22から該当の画像データや状態情報を抽出し、伸張して表示部18に表示出力する。また、操作部19より表示中の画像データが選択操作されると画像データの受信停止要求として受け付けられ、当該画像データの表示を終了させる。また、表示制御部24は、監視装置4が起動すると、表示履歴情報を参照し、前回監視装置4が終了されたときに表示部18に表示中であった画像データや状態情報、図面情報を読み出して、該当する画像データの受信要求を行い、前回終了時に表示されていた状態を再現する。
記録処理部25は、表示制御部24が画像データや状態情報を表示部18に表示出力すると、表示された画像データや状態情報の入力元となる監視カメラ2や監視センサ3の識別情報を、現在時刻と対応させて記憶部22の表示履歴情報に記憶する。同様に、記録処理部25は、画像データや状態情報を表示終了させた場合にも、表示終了させた画像データや状態情報の入力元となる監視カメラ2や監視センサ3の識別情報を、現在時刻と対応させて表示履歴情報に記憶する。また、記録処理部25は、表示制御部24が図面表示領域に拡大平面図(フロアマップ)を表示すると、当該表示された拡大平面図に対応する監視領域の識別情報を、現在時刻と対応させて識別可能に表示履歴情報に記憶する。
また、記録処理部25は、操作部19から表示中の画像データが指定されて画像の記録要求が入力されると、監視カメラ2から受信する画像データを、監視カメラ2の識別情報と撮影時刻に対応させて画像記録部21に記録する。
以上のように構成された監視装置4について、図面を参照してその動作を説明する。
ここでは、まず、図7のフロー図を参照して、監視装置4の表示部18(図面表示領域)に監視領域の拡大平面図(フロアマップ)を表示させる動作について説明する。図7に示すように、まず、監視装置4の表示部18には、監視区画選択メニューが表示される(S1)。監視区画選択メニューは、例えば、図6に示すような地図上で監視物件の所在がアイコンで示された平面図(物件マップ)である。なお、監視区画選択メニューは、物件マップのような地図に限らず、監視区画となる事業所の関係を示した系統図などでもよい。
次に、この監視区画選択メニューで、監視区画の選択がなされたか否かの判定が行われる(S2)。監視区画の選択は、例えば、監視物件のアイコン(図6では、星印で示される。物件アイコンともいう。)をポインティングデバイスでクリックすることで行われる。この監視区画の選択操作には、第一の選択操作であるシングルクリックと、第二の選択操作であるダブルクリックがある。なお、第一の選択操作(シングルクリック)はポインティングデバイスの右クリックで行われ、第二の選択操作(ダブルクリック)はポインティングデバイスの左クリックで行われる。
そして、監視区画の選択操作が第一の選択操作(シングルクリック)である場合(S3)、第一の選択操作で選択された物件アイコンに対応する監視区画(監視物件)が特定され(S4)、その監視区画に存在する複数(1つであってもよい)の監視領域(フロア)の縮小平面図(サムネイル画像)が表示される(S5)。そして、複数の監視領域の縮小平面図の中から、何れかの縮小平面図(サムネイル画像)が選択されると(S6)、選択された縮小平面図に対応する監視領域が特定され(S7)、その監視領域の拡大平面図(フロアマップ)が表示される(S8)。その後、監視区画選択メニューに戻る操作が行われるまで(S9)、拡大平面図は表示され続ける。
一方、監視区画の選択操作が第二の選択操作(ダブルクリック)である場合(S3)、第二の選択操作で選択された物件アイコンに対応する監視区画が特定される(S10)。そして、その監視区画について直近に監視領域の拡大平面図を表示した履歴の有無が判定される(S11)。直近に監視領域の拡大平面図を表示した履歴があれば、その監視領域が特定され(S7)、その監視領域の拡大平面図(フロアマップ)が表示される(S8)。
直近に監視領域の拡大平面図を表示した履歴がなければ、その監視区画について異常が検出されている監視領域の有無が判定される(S12)。異常が検出されている監視領域があれば、その監視領域が特定され(S7)、その監視領域の拡大平面図(フロアマップ)が表示される(S8)。
異常が検出されている監視領域がなければ、その監視区画について現在カメラ画像を表示している監視領域の有無が判定される(S13)。現在カメラ画像を表示している監視領域があれば、その監視領域が特定され(S7)、その監視領域の拡大平面図(フロアマップ)が表示される(S8)。
現在カメラ画像を表示している監視領域がなければ、その監視区画について予め設定された基準監視領域(例えば、フロア番号が最も小さいフロア(1階)など)の判別が行われる(S14)。そして、基準監視領域と判別された監視領域が特定されると(S7)、その監視領域の拡大平面図(フロアマップ)が表示される(S8)。この場合も、監視区画選択メニューに戻る操作が行われるまで(S9)、拡大平面図は表示され続ける。
ここで、第一の選択操作が行われたときの表示処理の流れを図6の例で説明すると、まず、物件マップで物件アイコンにカーソルをあわせて第一の選択操作(シングルクリック)を行うと、カーソルをあわせた物件アイコンに対応する監視物件が特定され、カーソルの右側に縮小平面図(サムネイル画像)が表示される。図6の例では、選択された監視物件の3つのフロア(1階〜3階)の縮小平面図(サムネイル画像)が表示されている。その後、縮小平面図の選択が行われる。この場合、縦方向に並んで表示される3つの縮小平面図のうち、真ん中の縮小平面図(2階のサムネイル画像)が上下2つの縮小平面図(1階と3階のサムネイル画像)より大きく表示されており、この真ん中の縮小平面図が選択可能な縮小平面図となる。このときにクリック操作(シングルクリック)を行うことにより、真ん中の縮小平面図が選択される。そして、選択された縮小平面図に対応する監視領域の拡大平面図(2階のフロアマップ)が表示される。
なお、この状態において、3つの縮小平面図の上下に表示される矢印状のアイコンをクリックすると縮小平面図として表示された3つのフロアがその方向に順次遷移して表示される。例えば、図6の例において、上側の矢印状アイコンをクリックすると2階から4階の縮小平面図が表示され、下側の矢印状アイコンをクリックすると最上階および1階、2階の縮小平面図が表示される。また、セイン宅された監視物件に監視領域が1つしか存在しない場合には、1のフロアの縮小平面図のみが表示されることとなる。
また、第二の選択操作が行われたときの表示処理の流れを図6の例で説明する。まず、物件マップで物件アイコンにカーソルをあわせて第二の選択操作(ダブルクリック)を行うと、カーソルをあわせた物件アイコンに対応する監視物件が特定され、その監視物件について直近に表示をした履歴があれば、その監視領域の拡大平面図(例えば、2階のフロアマップ)が表示される。なお、直近に監視領域の拡大平面図を表示した履歴がなければ、異常が検出されている監視領域の拡大平面図が表示される。また、異常が検出されている監視領域がなければ、現在カメラ画像を表示している監視領域の拡大平面図が表示される。現在カメラ画像を表示している監視領域がなければ、予め設定された基準監視領域(例えば、フロア番号が最も小さいフロア)の拡大平面図が表示される。
つぎに、図8のフロー図を参照して、監視装置4の表示部18(画像データ表示領域や状態情報表示領域)に画像データや状態情報を表示させる動作について説明する。この動作は、監視装置4の表示部18(図面表示領域)に監視領域の拡大平面図(フロアマップ)を表示させた状態で行われる。
図8に示すように、画像データ表示領域に画像データを表示させるときには、図面表示領域に表示された拡大平面図(フロアマップ)においてカメラアイコンを選択する(S20)。そうすると、選択されたカメラアイコンに対応する監視カメラ2が表示カメラ(画像データを表示すべき監視カメラ2)として決定され(S21)、その監視カメラ2に画像データの要求信号が送られる(S22)。そして、その監視カメラ2から画像データが送信されると、監視装置4の表示部18(画像データ表示領域)にその監視カメラ2の画像データが表示される(S23)。
一方、状態情報表示領域に画像データを表示させるときには、図面表示領域に表示された拡大平面図(フロアマップ)においてセンサアイコンを選択する(S24)。そうすると、選択されたセンサアイコンに対応する監視センサ3が表示センサ(状態情報を表示すべき監視センサ3)として決定され(S25)、その監視センサ3の記憶部22の状態記憶情報から状態情報が抽出される(S26)。そして、その監視センサ3の状態情報が抽出されると、監視装置4の表示部18(状態情報表示領域)にその監視センサ3の状態情報が表示される(S27)。なお、S20においてカメラアイコンが選択された場合にも、同様に、該当する監視カメラ2の状態情報を抽出して、状態情報が記憶部22に記憶されていれば状態情報表示領域に表示することとしてもよい。
このような本実施の形態の監視装置4によれば、一つの監視物件に複数の監視領域(フロア)が存在する場合に、適切な監視領域の監視カメラ2を容易に選択可能とするとともに、経験の少ない利用者及び熟練の利用者の何れにとっても利便性を向上させることができる。
すなわち、本実施の形態では、監視装置4の表示部18には、監視物件ごとのアイコン(物件アイコン)が表示される(第一表示工程)。そして、図6に示すように、経験の少ない利用者(未熟な利用者)は、第一表示工程で表示された物件アイコンを第一の選択操作(シングルクリック)で選択する。そうすると、その物件アイコンに対応する監視物件に含まれる各監視領域の縮小平面図(各フロアのサムネイル画像)が表示される。そして、何れかの縮小平面図が選択されると、その縮小平面図に対応する監視領域の拡大平面図(フロアマップ)が表示される(第二表示工程)。
一方、経験の豊富な利用者(熟練の利用者)は、第一表示工程で表示された物件アイコンを第二の選択操作(ダブルクリック)で選択する。そうすると、図6に示すように、その物件アイコンに対応する監視物件において状況に応じて適切となる予め設定された監視領域(直近に表示された監視領域や、異常の発生が検出された監視領域)の拡大平面図が表示される。
このようにして、監視装置4の表示部18に拡大平面図が表示されているときに、何れかの監視手段(監視カメラ2や監視センサ3など)の設置位置のアイコンが選択されると、その設置位置に対応する監視手段の監視情報(映像情報や検知情報など)が表示される。
このような本実施の形態の監視装置4によれば、一つの監視物件に複数の監視領域(フロア)が存在する場合であっても、適切な監視領域の監視手段(監視カメラ2や監視センサ3)を容易に選択して監視情報(映像情報や検知情報)を表示させることができ、経験の少ない利用者と熟練の利用者の何れにとっても利便性を向上させることができる。
すなわち、利用者は、監視装置4の表示部18に表示された区画シンボルを、自分の熟練の度合い(経験の多寡)に応じた選択操作(第一の選択操作または第二の選択操作)で選択することにより、適切に監視領域の拡大平面図(フロアマップ)を表示させることができ、その拡大平面図において監視手段の設置位置をアイコンで選択することにより、所望する監視手段の監視情報を簡単に表示させることができる。
例えば、経験の豊富な利用者(熟練の利用者)は、第一表示工程で表示された物件アイコンを第二の選択操作(ダブルクリック)で選択することにより、その区画シンボルに対応する監視区画において前回の監視作業を係属する場合など直近に表示された監視領域の拡大平面図(フロアマップ)を簡単に表示させることができる。
また、経験の豊富な利用者(熟練の利用者)は、第一表示工程で表示された物件アイコンを第二の選択操作(ダブルクリック)で選択することにより、その区画シンボルに対応する監視区画において緊急時として速やかに確認すべき異常の発生が検出された監視領域の拡大平面図(フロアマップ)を簡単に表示させることができる。
また、経験の豊富な利用者(熟練の利用者)は、第一表示工程で表示された物件アイコンを第二の選択操作(ダブルクリック)で選択することにより、その物件アイコンに対応する監視区画において現在表示部18に監視情報(画像情報または検知情報)が表示されている監視領域の詳細を確認したり関連する他の監視情報を得たい場合などに、該当する拡大平面図(フロアマップ)を簡単に表示させることができる。
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
以上のように、本発明にかかる監視装置は、一つの監視区画に複数の監視領域が存在する場合に、適切な監視領域の監視カメラを容易に選択可能とするとともに、経験の少ない利用者及び熟練の利用者の何れにとっても利便性を向上させることができるという効果を有し、監視システム等に用いられ、有用である。
1 監視システム
2 監視カメラ
3 監視センサ
4 監視装置
5 メモリ
6 光学系
7 撮像素子
8 アナログ/デジタルコンバータ
9 画像圧縮回路
10 通信部
11 画像記憶部
12 向き変化検知部
13 マスク検知部
14 検知部
15 記憶部
16 通信部
17 通信部
18 表示部
19 操作部
20 制御部
21 画像記録部
22 記憶部
23 通信制御部
24 表示制御部
25 記録処理部
26 異常検出部

Claims (5)

  1. 監視手段が設置された複数の監視領域を含む監視区画を遠隔から監視する監視装置であって、
    利用者に映像を表示する表示部と、
    前記利用者による第一の選択操作及び第二の選択操作を含む操作入力を受ける操作部と、
    前記監視区画ごとに、監視区画に含まれる前記監視領域の識別情報と該監視領域に設置された前記監視手段の識別情報を記憶するとともに、各監視区画に含まれる監視領域の縮小平面図と該監視領域における前記監視手段の設置位置を示した拡大平面図とを記憶する記憶部と、
    前記監視手段から出力される監視情報を受信する監視情報受信部と、
    前記拡大平面図を前記表示部に表示し、前記拡大平面図が表示されているときに前記操作部にて何れかの前記監視手段の設置位置が選択されると当該設置位置に対応する監視手段の前記監視情報を前記表示部に表示する表示制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、
    前記監視区画ごとの区画シンボルを前記表示部に表示する第一表示工程を実行する手段と、
    前記第一表示工程において表示された前記区画シンボルが前記第一の選択操作により選択された場合、該区画シンボルに対応した監視区画に含まれる1または複数の監視領域の縮小平面図を前記表示部に表示し、何れかの縮小平面図が前記操作部にて選択されると当該縮小平面図に対応する監視領域の前記拡大平面図を前記表示部に表示する第二表示工程を実行する手段と、
    前記第一表示工程において表示された前記区画シンボルが前記第二の選択操作により選択された場合、該区画シンボルに対応する監視区画において予め設定された所定の監視領域の前記拡大平面図を前記表示部に表示する第三表示工程を実行する手段と、
    を備えることを特徴とする監視装置。
  2. さらに、前記記憶部は、第二表示工程または第三表示工程において前記表示部に拡大平面図を表示した監視領域を表示履歴として記憶し、
    前記表示制御部の第三表示工程を実行する手段は、前記第三表示工程にて、選択された前記区画シンボルに対応する監視区画について前記表示履歴を参照し、直近に拡大平面図が表示された監視領域の前記拡大平面図を前記表示部に表示する請求項1に記載の監視装置。
  3. さらに、前記監視手段から入力される監視情報に基づいて当該監視手段が設置された監視領域に発生した異常を検出する異常検出部を備え、
    前記表示制御部の第三表示工程を実行する手段は、前記第三表示工程にて、選択された前記区画シンボルに対応する監視区画において、前記異常検出部により異常の発生が検出された監視領域の前記拡大平面図を前記表示部に表示する請求項1または2に記載の監視装置。
  4. さらに、前記表示制御部は、前記操作部からの入力に基づき任意の前記監視手段から入力される監視情報を前記表示部の少なくとも一部の領域に表示する第四表示工程を実行する手段を備え、
    前記表示制御部の第三表示工程を実行する手段は、前記第三表示工程にて、選択された前記区画シンボルに対応する監視区画において現在前記表示部に前記監視情報が表示されている監視領域の前記拡大平面図を前記表示部に表示する請求項1から3の何れかに記載の監視装置。
  5. 監視手段が設置された複数の監視領域を含む監視区画を遠隔から監視する監視装置で実行されるプログラムであって、
    前記監視装置には、
    利用者による第一の選択操作及び第二の選択操作を含む操作入力を受ける操作部と、
    前記監視区画ごとに、監視区画に含まれる前記監視領域の識別情報と該監視領域に設置された前記監視手段の識別情報を記憶するとともに、各監視区画に含まれる監視領域の縮小平面図と該監視領域における前記監視手段の設置位置を示した拡大平面図とを記憶する記憶部と、
    前記拡大平面図を前記監視装置の表示部に表示し、前記拡大平面図が表示されているときに前記操作部にて何れかの前記監視手段の設置位置が選択されると当該設置位置に対応する監視手段から受信した監視情報を前記表示部に表示する表示制御部と、が備えられており、
    前記プログラムは、前記表示制御部に、
    前記監視区画ごとの区画シンボルを前記表示部に表示する第一表示工程と、
    前記第一表示工程において表示された前記区画シンボルが前記第一の選択操作により選択された場合、該区画シンボルに対応した監視区画に含まれる1または複数の監視領域の縮小平面図を前記表示部に表示し、何れかの縮小平面図が前記操作部にて選択されると当該縮小平面図に対応する監視領域の前記拡大平面図を前記表示部に表示する第二表示工程と、
    前記第一表示工程において表示された前記区画シンボルが前記第二の選択操作により選択された場合、該区画シンボルに対応する監視区画において予め設定された所定の監視領域の前記拡大平面図を前記表示部に表示する第三表示工程と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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