JP2012212079A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数のサブピクセルを有する画素が第1の方向および第2の方向に2次元的に配列され、複数の視点画像を各サブピクセルに割り当てて表示する表示部と、表示部に表示された各視点画像を空間的に分離する分離部とを備える。第1または第2の方向の第1のサブピクセルライン上にある複数のサブピクセルと第1のサブピクセルラインに隣接する第2のサブピクセルライン上にある他の複数のサブピクセルとの組み合わせを1つの視点画像を表示するための1画素として用いる。
【選択図】図3
Description
[立体画像表示装置の全体構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の一構成例を示している。この表示装置は、分離部としてのパララックスバリア1と、表示部2とを備えている。
この表示装置では、第1の方向(水平方向)の第1のサブピクセルライン上にある複数のサブピクセルと第1のサブピクセルラインに隣接する第2のサブピクセルライン上にある他の複数のサブピクセルとの組み合わせを1つの視点画像を表示するための1画素として用いる。以下、図3〜図8を参照して、複数の具体例を説明する。なお、図3〜図8において、赤色サブピクセル20R、緑色サブピクセル20G、青色サブピクセル20B、および白色サブピクセル20Wのそれぞれに付した番号は、表示する視点数に対応する画素番号(視点番号)を示している。また、図3〜図8では、パララックスバリア1の開口部12の配置パターン(バリアパターン)は、第1の視点画像に対応する位置から見た状態を示している。
図3〜図5の第1〜第3の具体例は、3視点の立体表示を行う場合の例である。図3の第1の具体例では、パララックスバリア1の開口部12は、その配置位置が水平方向の1サブピクセルラインごとに周期的に変わるように、水平方向および垂直方向に2次元的に配置されている。1つ開口部12の大きさは、水平方向には2つ分のサブピクセルの大きさ(幅)に対応し、垂直方向は1つ分のサブピクセルの大きさ(長さ)に対応している。各サブピクセルへの視点画像の割り当てパターンは、この開口部12の配置パターンに対応している。各サブピクセルへの視点画像の割り当てパターンは、水平方向の1サブピクセルラインごとに周期的に変わるようになっている。
図6〜図7の第4〜第5の具体例は、4視点の立体表示を行う場合の例である。図6の第4の具体例は、図3の第1の具体例に対して各サブピクセルに割り当てられる視点画像の数を3視点から4視点に拡張したものであり、視点画像の割り当てパターンと開口部12の配置パターンは、基本的に図3の第1の具体例と同様である。
図8の第6の具体例は、5視点の立体表示を行う場合の例である。この第6の具体例は、図3の第1の具体例に対して各サブピクセルに割り当てられる視点画像の数を3視点から5視点に拡張したものであり、視点画像の割り当てパターンと開口部12の配置パターンは、基本的に図3の第1の具体例と同様である。
以上説明したように、本実施の形態に係る表示装置によれば、第1の方向(水平方向)の第1のサブピクセルライン上にある複数のサブピクセルと第1のサブピクセルラインに隣接する第2のサブピクセルライン上にある他の複数のサブピクセルとの組み合わせを1つの視点画像を表示するための1画素として用いるようにしたので、解像度の劣化を第1の方向(水平方向)および第2の方向(垂直方向)に分散させることができ、解像度の不自然な劣化を抑えることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る表示装置について説明する。なお、上記第1の実施の形態に係る表示装置と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図9は、本実施の形態に係る表示装置における表示部2の画素の基本構造の一例を示している。本実施の形態では、1つの画素がR(赤色)サブピクセル21Rと、G(緑色)サブピクセル21Gと、B(青色)サブピクセル21Bと、W(白色)サブピクセル21Wとの第1ないし第4の色のサブピクセルから構成されている。そして、それら第1ないし第4の色のサブピクセルが第1の方向(水平方向)および第2の方向(垂直方向)に正方形状に配列されている。第1ないし第4の色のサブピクセルはそれぞれ、正方形状となっている。この配列の場合、表示部2の通常の表示状態(通常の2次元画像表示状態)では、水平方向の2つの色のサブピクセルと、次のサブピクセルライン上にある他の2つの色のサブピクセルとの正方形状の組み合わせが1つの画素となり、1つの画素の大きさは例えば水平方向および垂直方向、共に1Pとなる。
本実施の形態では、第2の方向(垂直方向)の第1のサブピクセルライン上にある複数のサブピクセルと第1のサブピクセルラインに隣接する第2のサブピクセルライン上にある他の複数のサブピクセルとの組み合わせを1つの視点画像を表示するための1画素として用いる。以下、図10〜図13を参照して、複数の具体例を説明する。なお、図10〜図13において、赤色サブピクセル21R、緑色サブピクセル21G、青色サブピクセル21B、および白色サブピクセル21Wのそれぞれに付した番号は、表示する視点数に対応する画素番号(視点番号)を示している。また、図10〜図13では、パララックスバリア1の開口部12の配置パターン(バリアパターン)は、第1の視点画像に対応する位置から見た状態を示している。
図10〜図11の第1〜第2の具体例は、2視点の立体表示を行う場合の例である。なお、図10〜図11の具体例では、この表示装置を配置する空間上の座標系での第1の方向(水平方向)をX0、第2の方向(垂直方向)をY0とする。また、表示面内での座標系での第1の方向(水平方向)をX1、第2の方向(垂直方向)をY1とする。ここでは、表示部2が、第1の配置状態(図10)と、第1の配置状態に対して配置方向を表示面に平行な面内で所定角度(90°)回転させた第2の配置状態(図2)との2つの配置状態に切り替えて画像表示が可能なものであるものとする。この場合、第1の配置状態と第2の配置状態とで、視点画像を表示するための1画素として用いるサブピクセルの組み合わせを異ならせる。
図12〜図13の第3〜第4の具体例は、3視点の立体表示を行う場合の例である。図12〜図13では、図9に示した画素構造に対して表示画面全体の大きさを縦方向に拡張している。
以上説明したように、本実施の形態に係る表示装置によれば、配置空間上のX0−Y0座標系における第2の方向(垂直方向)の第1のサブピクセルライン上にある複数のサブピクセルと第1のサブピクセルラインに隣接する第2のサブピクセルライン上にある他の複数のサブピクセルとの組み合わせを1つの視点画像を表示するための1画素として用いるようにしたので、解像度の劣化を第1の方向(水平方向)および第2の方向(垂直方向)に分散させることができ、解像度の不自然な劣化を抑えることができる。
本開示による技術は、上記各実施の形態の説明に限定されず種々の変形実施が可能である。
例えば、図14に示したように、図1に示したパララックスバリア1に代えて、分離部としてレンチキュラレンズ1Aを用いるようにしても良い。レンチキュラレンズ1Aは、複数の視差分離部として機能する複数の分割レンズを有している。分割レンズは、例えば所定の方向に延在する円筒レンズ13である。例えば図5の斜めバリア方式に代えて、母線方向が斜め方向となるように円筒レンズ13を配置した構成にすれば良い。
(1)
複数のサブピクセルを有する画素が第1の方向および第2の方向に2次元的に配列され、複数の視点画像を前記各サブピクセルに割り当てて表示する表示部と、
前記表示部に表示された前記各視点画像を空間的に分離する分離部と
を備え、
前記第1または第2の方向の第1のサブピクセルライン上にある複数のサブピクセルと前記第1のサブピクセルラインに隣接する第2のサブピクセルライン上にある他の複数のサブピクセルとの組み合わせを1つの前記視点画像を表示するための1画素として用いる
表示装置。
(2)
前記表示部の1つの画素は、互いに表示色が異なる第1ないし第4の色のサブピクセルからなる
上記(1)に記載の表示装置。
(3)
前記第1のサブピクセルライン上にある第1の画素を構成する第1および第2の色のサブピクセルと前記第2のサブピクセルライン上にある第2の画素を構成する第3および第4の色のサブピクセルとの組み合わせを1つの前記視点画像を表示するための1画素として用いる
上記(2)に記載の表示装置。
(4)
前記表示部において、前記第1の方向には、前記第1ないし第4の色のサブピクセルが周期的に交互に配列され、前記第2の方向には同一色のサブピクセルが配列されており、
前記第1のサブピクセルラインおよび前記第2のサブピクセルラインは、前記第1の方向のサブピクセルラインである
上記(3)に記載の表示装置。
(5)
前記表示部の1つの画素は、前記第1ないし第4の色のサブピクセルが前記第1の方向および前記第2の方向に正方形状に配列されたものであり、
前記第1のサブピクセルラインおよび前記第2のサブピクセルラインは、前記第2の方向のサブピクセルラインである
上記(3)に記載の表示装置。
(6)
前記表示部は、第1の配置状態と、前記第1の配置状態に対して配置方向を表示面に平行な面内で所定角度回転させた第2の配置状態との2つの配置状態に切り替えて画像表示が可能なものであり、
前記第1の配置状態と前記第2の配置状態とで、前記視点画像を表示するための1画素として用いるサブピクセルの組み合わせを異ならせる
上記(5)に記載の表示装置。
(7)
前記第1の配置状態では、前記第1のサブピクセルラインおよび前記第2のサブピクセルラインは、前記表示部の表示面内の座標系で前記第2の方向のサブピクセルラインであり、
前記第2の配置状態では、前記第1のサブピクセルラインおよび前記第2のサブピクセルラインは、前記表示部の表示面内の座標系で前記第1の方向のサブピクセルラインである
上記(6)に記載の表示装置。
(8)
前記分離部は、光を透過する複数の開口部を有するパララックスバリア素子であり、
前記複数の開口部は、その配置位置が前記第1の方向または前記第2の方向の1サブピクセルラインごとに周期的に変わるように、前記第1の方向および前記第2の方向に2次元的に配置されている
上記(1)ないし(7)のいずれか1つに記載の表示装置。
(9)
前記分離部は、光を透過する複数の開口部を有するパララックスバリア素子であり、
前記パララックスバリア素子は、前記複数の開口部が階段状に斜めに連続するステップバリア方式、または斜め方向に開口が連続する斜めバリア方式の構成である
上記(1)ないし(7)のいずれか1つに記載の表示装置。
Claims (9)
- 複数のサブピクセルを有する画素が第1の方向および第2の方向に2次元的に配列され、複数の視点画像を前記各サブピクセルに割り当てて表示する表示部と、
前記表示部に表示された前記各視点画像を空間的に分離する分離部と
を備え、
前記第1または第2の方向の第1のサブピクセルライン上にある複数のサブピクセルと前記第1のサブピクセルラインに隣接する第2のサブピクセルライン上にある他の複数のサブピクセルとの組み合わせを1つの前記視点画像を表示するための1画素として用いる
表示装置。 - 前記表示部の1つの画素は、互いに表示色が異なる第1ないし第4の色のサブピクセルからなる
請求項1に記載の表示装置。 - 前記第1のサブピクセルライン上にある第1の画素を構成する第1および第2の色のサブピクセルと前記第2のサブピクセルライン上にある第2の画素を構成する第3および第4の色のサブピクセルとの組み合わせを1つの前記視点画像を表示するための1画素として用いる
請求項2に記載の表示装置。 - 前記表示部において、前記第1の方向には、前記第1ないし第4の色のサブピクセルが周期的に交互に配列され、前記第2の方向には同一色のサブピクセルが配列されており、
前記第1のサブピクセルラインおよび前記第2のサブピクセルラインは、前記第1の方向のサブピクセルラインである
請求項3に記載の表示装置。 - 前記表示部の1つの画素は、前記第1ないし第4の色のサブピクセルが前記第1の方向および前記第2の方向に正方形状に配列されたものであり、
前記第1のサブピクセルラインおよび前記第2のサブピクセルラインは、前記第2の方向のサブピクセルラインである
請求項3に記載の表示装置。 - 前記表示部は、第1の配置状態と、前記第1の配置状態に対して配置方向を表示面に平行な面内で所定角度回転させた第2の配置状態との2つの配置状態に切り替えて画像表示が可能なものであり、
前記第1の配置状態と前記第2の配置状態とで、前記視点画像を表示するための1画素として用いるサブピクセルの組み合わせを異ならせる
請求項5に記載の表示装置。 - 前記第1の配置状態では、前記第1のサブピクセルラインおよび前記第2のサブピクセルラインは、前記表示部の表示面内の座標系で前記第2の方向のサブピクセルラインであり、
前記第2の配置状態では、前記第1のサブピクセルラインおよび前記第2のサブピクセルラインは、前記表示部の表示面内の座標系で前記第1の方向のサブピクセルラインである
請求項6に記載の表示装置。 - 前記分離部は、光を透過する複数の開口部を有するパララックスバリア素子であり、
前記複数の開口部は、その配置位置が前記第1の方向または前記第2の方向の1サブピクセルラインごとに周期的に変わるように、前記第1の方向および前記第2の方向に2次元的に配置されている
請求項1に記載の表示装置。 - 前記分離部は、光を透過する複数の開口部を有するパララックスバリア素子であり、
前記パララックスバリア素子は、前記複数の開口部が階段状に斜めに連続するステップバリア方式、または斜め方向に開口が連続する斜めバリア方式の構成である
請求項1に記載の表示装置。
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