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JP2012164496A - ソケット及び照明器具 - Google Patents

ソケット及び照明器具 Download PDF

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JP2012164496A
JP2012164496A JP2011023392A JP2011023392A JP2012164496A JP 2012164496 A JP2012164496 A JP 2012164496A JP 2011023392 A JP2011023392 A JP 2011023392A JP 2011023392 A JP2011023392 A JP 2011023392A JP 2012164496 A JP2012164496 A JP 2012164496A
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Shoichi Suwa
正一 諏訪
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Abstract

【課題】ソケットを器具本体に装着することにより、直管形LEDランプの接地口金と器具本体との接地導通を得ることが可能となる。
【解決手段】直管形LEDランプ400の接地口金410を接続し、器具本体200のソケット取付縁部210により形成されたソケット取付孔に取り付けられるソケット100において、ソケット取付孔を形成するソケット取付縁部210が挿入される本体取付溝150を備え、接地口金410が挿入されるソケット筐体(ソケットベース120)と、ソケット筐体(ソケットベース120)の内部に配置され、ソケット筐体(ソケットベース120)の内部に挿入された接地口金410と接触して接地口金410と導通するとともに、本体取付溝150からソケット筐体(ソケットベース120)の内部に挿入されたソケット取付縁部210の縁部断面211と接触して器具本体200と導通する口金接触部166aとを備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、例えば、直管形LEDランプ用のソケット及び照明器具に関する。
直管形ランプ形状のLED(Light・Emitting・Diode:発光ダイオード)ランプが普及しつつある。直管形LEDランプの場合、直管形ランプ形状の筐体の内部にLED回路を有する構造となっており、商用電圧が直管形ランプ形状の内部部分に直接かかることになり、接地導通をとる必要がある。そこで、直管形LEDランプの一方の口金は給電用とし、他方の口金は接地用とした直管形LEDランプが使用されるようになりつつある。
従来では、直管形LEDランプの放熱部材に直接接触して接地をとるアース接続部材を備えるソケットがある。
特開2010−170903号公報
通常、直管形LEDランプは、新規でLED照明用照明器具を購入し、器具自体を交換するなどの大規模な工事を伴う用途にはあまり使用されない。既存の照明器具をそのまま使用して、配線関連の改造工事程度で使用されることが多い。したがって、市場に多く普及されている既設照明器具の本体部分と直管形LEDランプの導通をとる方法が必要とされている。
従来では、直管形LEDランプの放熱部材に直接接触して接地するアース接続部材を備えるソケットがあるが、今後、放熱部材が露出していない直管形LEDランプが普及する可能性が高いため、従来の直管形LEDランプの放熱部材に直接接触して接地する方法では接地ができないという課題がある。
本発明は、市場に広く普及されている蛍光灯器具のソケットと取付互換があり、直管形LEDランプと照明器具本体の接地導通をとることのできる直管形LEDランプ用ソケットを提供することを目的とする。
本発明に係るソケットは、光源の口金を接続するソケットであって、照明器具本体の本体縁部により形成されたソケット取付孔に取り付けられるソケットにおいて、
前記ソケット取付孔を形成する本体縁部が挿入されるスリット部を備え、前記口金が内部に挿入される外郭部と、
前記外郭部の内部に配置され、前記外郭部の内部に挿入された前記口金と接触して前記口金と導通するとともに、前記スリット部から前記外郭部の内部に挿入された前記本体縁部と接触して前記照明器具本体と導通する口金接地部とを備えることを特徴とする。
本発明に係るソケットは、光源の口金を接続するソケットであって、照明器具本体の本体縁部により形成されたソケット取付孔に取り付けられるソケットにおいて、前記ソケット取付孔を形成する本体縁部が挿入されるスリット部を備え、前記口金が内部に挿入される外郭部と、前記外郭部の内部に配置され、前記外郭部の内部に挿入された前記口金と接触して前記口金と導通するとともに、前記スリット部から前記外郭部の内部に挿入された前記本体縁部と接触して前記照明器具本体と導通する口金接地部とを備えるので、ソケットを器具本体に装着することにより、器具本体とソケットに装着される光源(直管形LEDランプ)との接地導通を得ることが可能となる。
本実施の形態に係るソケット100の外観斜視図であり、(a)はソケット100の前面部124側からの斜視図、(b)はソケット100の後面部125側からの斜視図である。 本実施の形態に係るソケット100の分解斜視図である。 本実施の形態に係る照明器具500の斜視図である。 本実施の形態に係る照明器具500の器具本体200に形成されたソケット取付孔220を示す斜視図である。 本実施の形態に係るソケット100に取り付けられる直管形LEDランプ400の接地口金410を示す図である。 本実施の形態に係る一対の接触片160を示す図であり、(a)は一対の接触片160の平面図であり、(b)は一対の接触片160の斜視図である。 本実施の形態に係るソケット100の通常状態の内部構造を示す図であり、(a)は断面平面図、(b)は断面斜視図である。 本実施の形態に係るソケット100の使用状態の内部構造を示す図であり、(a)は断面平面図、(b)は断面斜視図である。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るソケット100の外観斜視図であり、(a)はソケット100の前面部124側からの斜視図、(b)はソケット100の後面部125側からの斜視図である。図2は、本実施の形態に係るソケット100の分解斜視図である。図3は、本実施の形態に係る照明器具500の斜視図である。図4は、本実施の形態に係る照明器具500の器具本体200に形成されたソケット取付孔220を示す斜視図である。図5は、本実施の形態に係るソケット100に取り付けられる直管形LEDランプ400の接地口金410を示す図である。
図1〜図5を用いて、ソケット100の全体構成、ソケット100を器具本体200に取り付ける場合の構成、及びソケット100に直管形LEDランプ400を取り付ける場合の構成について説明する。
図1及び図2に示すように、ソケット100は、絶縁体であるプラスチック製等で形成されたソケットベース120及びソケット蓋130、ソケットベース120の内部に取り付けられる銅あるいは銅合金性の接触片160(一対の接触片)を備える。ソケットベース120とソケット蓋130とを組み合わせたものをソケット筐体170(外郭部)とする。また、接触片160と記載した場合は、一対の接触片、あるいは一対の接触片の各接触片を意味するものとする。
ソケット筐体170(ソケットベース120とソケット蓋130)は、底面部121、側面部122、天面部123、前面部124、後面部125を備える。天面部123は、ドーム状の曲面をなしており、ソケット筐体170は、断面略かまぼこ状(ドーム状)の外郭である。接触片160(一対の接触片)の構造及び接触片160(一対の接触片)をソケットベース120の内部に取り付ける(配置する)詳細構成については後述する。
図3は、本実施の形態に係る照明器具500の斜視図である。照明器具500は、器具本体200と、器具本体200に取り付けられるソケット100と、ソケット100に取り付けられる直管形LEDランプ400と、直管形LEDランプ400から照射される光を反射する反射板300とを備える。ソケット100は、照明器具500の器具本体200(照明器具本体)に取り付けられて使用される。
図4に示すように、器具本体200は、ソケット100を取り付けるためのソケット取付孔220を備える。ソケット取付孔220は、コ状の切り欠き(溝)であり、両側にソケット取付縁部210(本体縁部)を備え、突き当たりにソケット取付止部230を備える。
照明器具500の器具本体200の部材は、塗装鋼板、またはめっき鋼板を使用した金属で構成されている。ソケット取付孔220を形成するソケット取付縁部210(本体縁部)、ソケット取付止部230の切欠切断部(縁部断面211)はプレス加工等で加工されており、破断面部は金属部が露出している状態である。本実施の形態では、ソケット取付縁部210の破断面部である縁部断面211を用いて接地をする。
図1及び図2に示すように、ソケット筐体170(ソケットベース120とソケット蓋130)は、器具本体200への取り付けに使用される本体取付溝150を備える。本体取付溝150は、両側の側面部122の底面部121近傍に底面部121と略平行に形成されている。
図2に示すように、本体取付溝150は、取付溝開口151、取付溝側壁153、本体係止部154とを備える。本体取付溝150は、両側の側面部122の底面部121近傍に底面部121と略平行に形成され、後面部125を貫通する。取付溝152は、前面部124は貫通せずに突き当たりを有し、この突き当たりが本体係止部154となっている。
本体取付溝150の底部は、開口しており、ソケット筐体170の内部とつながっている。つまり、本体取付溝150は、ソケット筐体170の内部と貫通している。この開口を取付溝開口151とする。また、本体取付溝150の内壁面を取付溝側壁153とする。また、本体取付溝150の前面部側の突き当たりを本体係止部154とする。
ソケット100は、後面部125(ソケット蓋130)をソケット取付孔220のソケット取付止部230に当接させて取り付けられる。ソケット100は、後面部125(ソケット蓋130)を貫通する本体取付溝150の開口部分に器具本体200のソケット取付縁部210を挿入し、後面部125が器具本体のソケット取付止部230に当接するまで、本体取付溝150にソケット取付縁部210をスライドさせる。言い換えれば、本体取付溝150内をスライドするソケット取付縁部210が、本体取付溝150の本体係止部154に当接するまで、本体取付溝150にソケット取付縁部210をスライドさせて、ソケット100を器具本体200に取り付ける。
図2に示すように、ソケット蓋130に形成された本体取付溝150の取付溝側壁153の幅をL1とする。また、ソケットベース120に形成された本体取付溝150の取付溝側壁153の幅をL2とする。図2に示すように、ソケット蓋130側の取付溝側壁153の幅よりもソケットベース120側の取付溝側壁153の幅の方を小さくする。つまり、L1>L2の関係となるように本体取付溝150が形成される。
これは、次に説明する構成によって、ソケット筐体170の内部に挿入したソケット取付縁部210が、ソケット筐体170の内部に露出するようにするためである。まず、後面部125(ソケット蓋130)側から挿入されたソケット取付縁部210の幅はL1である。挿入された幅L1のソケット取付縁部210は、本体係止部154に当接するまで挿入される。ソケットベース120の取付溝側壁153の幅はL2であり、L1>L2の関係であるため、ソケットベース120の本体取付溝150の部分では、(L1−L2)の幅のソケット取付縁部210が、取付溝開口151からソケット100(ソケット筐体170)の内部に露出することになる。
ソケット筐体170の内部に挿入され露出するソケット取付縁部210は、ソケットベース120の本体取付溝150の部分だけであるので、ソケット蓋130に形成された本体取付溝150には、取付溝開口151は形成されていなくてもよい。
上述したように、ソケット100は、照明器具500の器具本体200部分に設けられたソケット取付孔220に取り付けられる。図4に示すように、ソケット取付孔220(切欠き部)の切り欠き幅をL10とし、図2に示すように、後面部125の両側の本体取付溝150の間の幅をL11とすると、L10とL11とは、ほぼ同一、あるいはややL10の方が大きくなるように形成されている。ソケット100は、ソケット取付孔220(切欠き部)の両側のソケット取付縁部210に後面部125側の本体取付溝150を合わせてスライドさせる方法で取り付けられる。
その後、図3に示すように、照明器具500の器具本体200には反射板300が取り付けられ、ソケット100が脱落するのを防ぐ構造となっている。
図1(a)に示すように、ソケット100のソケットベース120は、直管形LEDランプ400(光源)の接地口金410が挿入される口金挿入孔140を備える。
本実施の形態に係るソケット100は、直管形LEDランプ400の接地口金410を取り付ける。直管形LEDランプ400の一方の端部には、接地を取るための端子である接地口金410が付加されている。
図5に示すように、直管形LEDランプ400の接地口金410は、円筒形の直管形LEDランプ400の端部から突出する棒状の口金部分である口金部411と、口金部411の先端に形成された楕円状の口金係止用突起412とを備える。
ソケット100の口金挿入孔140は、口金係止用突起412の形状と略同一(あるいはやや大きい)形状である。直管形LEDランプ400をソケット100に取り付けるには、口金係止用突起412を口金挿入孔140から挿入し、その後、回転させてソケット100の内部の一対の接触片160と嵌め合わせることで取り付けられる。接地口金410をソケット100に取り付ける詳細方法については後述する。
図6は、本実施の形態に係る一対の接触片160を示す図であり、(a)は一対の接触片160の平面図であり、(b)は一対の接触片160の斜視図である。図7は、本実施の形態に係るソケット100の通常状態の内部構造を示す図であり、(a)は断面平面図、(b)は断面斜視図である。図8は、本実施の形態に係るソケット100の使用状態の内部構造を示す図であり、(a)は断面平面図、(b)は断面斜視図である。
図6〜図8に示すように、一対の接触片160は、銅あるいは銅合金等の金属片を成形した接触片160を、対向して配置したものである。
一対の接触片160の天面部123側(一対の接触片の一方の端部近傍)は、接触片160が間隔L3で略平行に配置されている口金挟持部分161である。図7(a)に示すように、間隔L3は、口金挿入孔140の短手方向の径L5と略同一かあるいはやや大きい。口金挟持部分161の口金挿入孔140に対向する位置には、接地口金410の口金係止用突起412を係止する口金接触部162を備える。
口金接触部162は、口金挟持部分161の口金挿入孔140に対向する位置の一対の接触片160のそれぞれが外側(側面部側)に膨らむように形成された構成部分である。図6(a)に示すように、口金接触部162の横径をL6とすると、L6>L3の関係となる。
一対の接触片160は、角部A168で側面部122方向に略直角に曲がっている。つまり、一対の接触片160の各接触片は、角部A168で外側(各接触片160に近い方の側面部122側)に向かって略直角に折り曲がっている。そして、一対の接触片160の各接触片は、側面部122近傍の角部B169で底面部121方向に略直角に折り曲げられ、側面部122に沿って底面部121近傍まで形成される。この側面部122に沿って形成された部分を本体導通部分166とする。本体導通部分166の先端部近傍(他方の端部近傍)は本体取付溝150近傍に位置する。本体導通部分166の先端部近傍(他方の端部近傍)の本体取付溝150近傍に位置する部位は、本体取付溝150から内部に挿入される器具本体200のソケット取付縁部210と接触して導通する本体接触部166aを備える。
口金挟持部分161と本体導通部分166との間の略水平部分(底面部121と略平行な部分)を肩部165とする。肩部165は、口金接触部162と本体導通部分166とを物理的及び電気的に連結する連結部である。一対の接触片160のそれぞれは、銅あるいは銅合金等の金属片が一体形成されたものであり、略同一形状の接触片160を対向させて配置しているものである。
図7はソケット100の通常時における部品単体での接触片160の状態を示し、図8はソケット100を照明器具500の器具本体200に取付け、直管形LEDランプ400を取り付けて使用している使用状態での接触片160の状態を示す。
ソケット100は、組み立てが容易となるように構成されている。ソケットベース120は、肩部固定部126、端部固定部127を備える。肩部固定部126、端部固定部127は、接触片の一部を仮固定する掘りこみ部材である。
肩部固定部126は、一対の接触片160のそれぞれの肩部165を固定する。肩部固定部126は、ソケットベース120の略中央部に底面部121と略平行に形成され、一対の接触片160のそれぞれの肩部165を収納するスリット(隙間)が形成されている。
端部固定部127は、一対の接触片160の天面部123側の端部の各端部を固定する。端部固定部127は、ソケットベース120の口金挿入孔140の天面部123側に一対形成される。端部固定部127は、一対の接触片160の天面部側の端部の各端部を挿入するスリット(切り欠き)を備える。
図7(b)に示すように、一対の接触片160をソケットベース120に仮固定する場合には、作業者は、A方向に一対の接触片160をソケットベース120に押し込む。このとき、一対の接触片160のそれぞれの肩部165(図6)を肩部固定部126に押し込むとともに、一対の接触片160の天面部123側の端部の各端部を端部固定部127に押し込む。これにより、ソケット100は、一対の接触片160がソケットベース120に仮固定される。一対の接触片160がソケットベース120に仮固定された後、ソケット蓋130をソケットベース120に取り付けることによりソケット100は組み立てられる。
上述したように、一対の接触片160の本体取付溝150に対応する部位(底面部121側の端部の各端部近傍)は、本体接触部166aである。図6に示すように、本体接触部166aの後面部125側は、後面部125側に向かって徐々に内側にせまくなるテーパー状になっている。このテーパー状の構成部分をガイド部167とする。
図7(a)に示すように、通常時の一対の接触片160の本体導通部分166の間隔をL4とし、一対の接触片160の各接触片のガイド部167同士の間隔の一番狭い部分の間隔をL8とする。つまり、両側のガイド部167の後面部125側の先端の間隔をL8とする。このとき、L8<L4の関係である。
ガイド部167は、器具本体200のソケット取付縁部210が本体取付溝150に挿入される際に、ソケット取付縁部210の金属断面(縁部断面211、図8(b)参照)が、確実に本体接触部166aと接触するようにガイドする構成部である。
次に、図8を用いて、本実施の形態に係るソケット100の使用時の状態の構成について説明する。まず、ソケット100を器具本体200に取り付けた状態の構成について説明する。
図8(a),(b)では、器具本体200のソケット取付孔220を形成するソケット取付縁部210が、本体取付溝150に挿入されている。ソケット取付縁部210の断面である縁部断面211(図8(b)参照)は、金属が露出している部分である。この縁部断面211が接触片160の本体接触部166aと接触(当接)することにより、縁部断面211と接触片160の本体接触部166aとが物理的及び電気的に接続される。
一対の接触片160の本体接触部166aの間隔は、通常時はソケットベース120の側面部122(内壁)に接触する状態まで開いている。一対の接触片160の通常時の開き幅はL9(図7(a)参照)である。このときの開き幅L9は、照明器具500のソケット取付孔220の切欠き幅L10(図8参照)より広く形成されている(L9>L10)。
図8(a)に示すように、ソケット100が器具本体200のソケット取付孔220に取り付けられると、L9>L10であるため、一対の接触片160の本体接触部166aは、内側に押し縮められる。したがって、本体接触部166aは、外側に開こうとする力である押力P1がかかる。この押力P1により、本体接触部166aと縁部断面211とが確実に接触する。
また、通常時のガイド部167の後面部125側の端部の開き幅をL8とする(図7(a)参照)。一対の接触片160は、通常時のガイド部167の後面部125側の端部の間隔L8はソケット取付孔の幅L10よりも小さい(L8<L10)。そして、ガイド部167の開き幅は、後面部125側の端部から前面部124側の本体接触部166aに向かって、徐々にL8からL9になるように広がるように形成されている。
ソケット100が器具本体200のソケット取付孔220に取り付けられる際、器具本体200のソケット取付縁部210はA方向に本体取付溝150に挿入される。このとき、L8<L10であるため、ソケット取付縁部210が一対の接触片160の本体接触部166aの後面部125側の先端部に引っかかることはない。また、ソケット取付縁部210は、本体取付溝150に挿入されるとガイド部167にガイドされ、確実に本体接触部166aに接触しながら係止される。
以上のように、ソケット100が照明器具500に取り付けられる過程において内部接触片(接触片160)のテーパー部(ガイド部167)により、本体導通部分166は内側に押し込まれる状態となる。このとき、内部接触片(接触片160)の金属がもつバネ性により常に外側への力(P1)がかかり続けることにより安定的に内部接触片(接触片160)と照明器具500(器具本体200)との間に導通が確保できる。
次に、ソケット100に直管形LEDランプ400を取り付けた状態の構成について説明する。
直管形LEDランプ400を、ソケット100に取り付ける場合には、まず、直管形LEDランプ400の接地口金410の口金係止用突起412を、口金挿入孔140の形状にあわせて(縦長の状態)挿入する。口金挿入孔140の形状は接地口金410(口金係止用突起412)の形状と合う長円形状となっており、方向が合う状態でないと差し込むことができない。
口金係止用突起412が口金挿入孔140を通過し、口金挿入孔140には口金部411が位置する状態で、直管形LEDランプ400をP2方向あるいはP3方向に略90度回転させる。図8に示すように、天面部123側が光の照射方向となるように直管形LEDランプ400をソケット100に取り付ける。
直管形LEDランプ400を略90度回転させると、接地口金410の口金係止用突起412は、図8(a)に示すように口金接触部162の間で横長の状態となり、口金接触部162と嵌合して係止される。このとき、接触片160はソケットベース120の備える掘りこみ部材である肩部固定部126、端部固定部127にしっかりと固定されている。
接触片160の口金接触部162は、口金係止用突起412との接触性を高めるために、半円状のくぼみ部を備える。口金接触部162の通常時の開き幅L6(図7(a)参照)は、口金係止用突起412の横幅L7よりもやや小さいのが好ましい。口金接触部162の通常時の開き幅L6が口金係止用突起412の横幅L7(図8(a))よりもやや小さいことにより、口金係止用突起412が口金接触部162係止されている状態では、接触片160のバネ性により内側方向(P4方向)の押力が発生する。この押力P4により、口金接触部162と口金係止用突起412とが確実に接触し、電気的及び物理的な接続が確保される。
差し込まれた接地口金11は、直管形LEDランプ10を90度回転させることにより、くぼみ部12に接触し導通が確保できる。
以上のように、本実施の形態のソケット100によれば、既設の直管形蛍光灯用の照明器具を直管形LEDランプ400にリニューアルすることができる。
また、新規に設置する直管形LEDランプ400用の照明器具の場合に、接地口金410側のソケット100に本実施の形態に係るソケット100を用いることができる。これにより、ソケット100を器具本体200に直接取り付けて接地口金410を接地することができるので、接地用で使用する片側のランプソケットの配線をなくすことができるという効果がある。
また、本実施の形態のソケット100によれば、器具本体200への取付時に確実に導通がとれるように、器具本体200と接触する一対の接触片160はソケットベース120の側面部122に押し当てられるように外側への力がかかっている。接触片160に側面部122側(外側)への押力がかかっている状態において、ソケット100をソケット取付孔220へ容易に取り付けられるように、接触片160にテーパー状の加工を有する。これにより、ソケット取付時にソケット100内部の接触片160の後面部125側の先端部がソケット取付孔220のソケット取付縁部210に引っかかることなく、容易にソケット100を器具本体200に取り付けることができる。
100 ソケット、120 ソケットベース、121 底面部、122 側面部、123 天面部、124 前面部、125 後面部、126 肩部固定部、127 端部固定部、130 ソケット蓋、140 口金挿入孔、150 本体取付溝、152 取付溝、151 取付溝開口、153 取付溝側壁、154 本体係止部、160 接触片、161 口金挟持部分、162 口金接触部、164 上端部、165 肩部、166 本体導通部分、166a 本体接触部、167 ガイド部、168 角部A、169 角部B、170 ソケット筐体、200 器具本体、210 ソケット取付縁部、211 縁部断面、220 ソケット取付孔、230 ソケット取付止部、300 反射板、400 直管形LEDランプ、410 接地口金、411 口金部、412 口金係止用突起、500 照明器具。

Claims (6)

  1. 光源の口金を接続するソケットであって、照明器具本体の本体縁部により形成されたソケット取付孔に取り付けられるソケットにおいて、
    前記ソケット取付孔を形成する本体縁部が挿入されるスリット部を備え、前記口金が内部に挿入される外郭部と、
    前記外郭部の内部に配置され、前記外郭部の内部に挿入された前記口金と接触して前記口金と導通するとともに、前記スリット部から前記外郭部の内部に挿入された前記本体縁部と接触して前記照明器具本体と導通する口金接地部と
    を備えることを特徴とするソケット。
  2. 前記口金接地部は、バネ性を有する一対の接触片を備え、
    前記一対の接触片は、一方の端部近傍で前記口金を挟持するとともに、他方の端部近傍で前記本体縁部と接触することを特徴とする請求項1に記載のソケット。
  3. 前記外郭部は、底面部と前面部と両側面部とを有し、
    前記スリット部は、前記両側面部の各側面部の前記底面部近傍に形成され、
    前記一対の接触片は、前記前面部から挿入された前記口金を前記一方の端部近傍で挟持するとともに、前記他方の端部の各端部が前記両側面部の各側面部の前記底面部近傍に位置するように形成されていることを特徴とする請求項2に記載のソケット。
  4. 前記一対の接触片は、前記スリット部に挿入される前記本体縁部をガイドするガイド部を前記他方の端部の各端部に備えることを特徴とする請求項3に記載のソケット。
  5. 前記一対の接触片は、
    前記口金を挟持するとともに係止する口金係止部と、
    前記両側面部の各側面部にそって前記底面部に向かって形成される本体接触部と、
    前記口金係止部と本体接触部とを連結する連結部とを備えることを特徴とする請求項3または4に記載のソケット。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のソケットと、
    前記ソケットが取り付けられる照明器具本体とを備えたことを特徴とする照明器具。
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CN103836558A (zh) * 2012-11-27 2014-06-04 林万炯 一种具有端盖的灯具

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