JP2012154509A - Air conditioner - Google Patents
Air conditioner Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012154509A JP2012154509A JP2011012012A JP2011012012A JP2012154509A JP 2012154509 A JP2012154509 A JP 2012154509A JP 2011012012 A JP2011012012 A JP 2011012012A JP 2011012012 A JP2011012012 A JP 2011012012A JP 2012154509 A JP2012154509 A JP 2012154509A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- refrigerant
- compressor
- valve
- flow rate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
Description
本発明は、油戻し経路を有する空気調和機に関し、特に、その油戻し経路の開閉制御に関するものである。 The present invention relates to an air conditioner having an oil return path, and more particularly to opening / closing control of the oil return path.
従来の冷媒中の冷凍機油を圧縮機に戻す油戻し経路の制御方法として、複数の圧縮機を備え、油分離器で分離された冷凍機油を戻す位置を切り替えるものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。 As a conventional method for controlling the oil return path for returning the refrigeration oil in the refrigerant to the compressor, there has been disclosed one that includes a plurality of compressors and switches the position for returning the refrigeration oil separated by the oil separator (for example, Patent Document 1).
従来の手法においては、複数の油戻し経路を備え切り替える機構を備えているが、いずれの油戻し経路も圧縮機に直接注入する経路であり、加熱された高温の冷媒及び冷凍機油の状態で圧縮機に注入されることになる。そのため、吸入冷媒の密度が低下して吐出冷媒の流量が低下し、空調能力の低下を招くという問題点があった。 In the conventional method, a mechanism for switching between a plurality of oil return paths is provided, but any oil return path is a path that is directly injected into the compressor, and is compressed in the state of heated high-temperature refrigerant and refrigeration oil. Will be injected into the machine. For this reason, there is a problem that the density of the suction refrigerant is lowered, the flow rate of the discharged refrigerant is lowered, and the air conditioning capacity is lowered.
また、その他の方法として、1つの油戻し経路を有し、その経路上に開閉機構を有していることも考えられるが、その場合、その開閉機構によって油戻し経路そのものを閉止してしまうため、その閉止期間は圧縮機へ油が戻らないことになる。 As another method, it is conceivable to have one oil return path and an opening / closing mechanism on the path, but in that case, the oil return path itself is closed by the opening / closing mechanism. The oil will not return to the compressor during the closing period.
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、冷凍機油が圧縮機へ戻らない閉止期間を発生させず、しかも、空調能力の低下を抑制する空気調和機を得ることを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problem, and an object of the present invention is to obtain an air conditioner that does not generate a closing period in which refrigeration oil does not return to the compressor and suppresses a decrease in air conditioning capability. And
本発明に係る空気調和機は、圧縮機、四方弁、熱源側熱交換器、絞り装置、利用側熱交換器、及び、アキュムレーターが冷媒配管によって接続されて構成された冷凍サイクルと、前記圧縮機と前記四方弁との間に設置され、前記圧縮機から吐出される冷媒から冷凍機油を分離する油分離機と、該油分離機と前記圧縮機の吸入口側とを接続し、その経路上に第1開閉弁及び第1絞り機構が設置された第1油戻し経路と、前記油分離機と前記アキュムレーターの流入側とを接続し、その経路上に第2開閉弁及び第2絞り機構が設置された第2油戻し経路と、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁の開閉制御を実施する制御装置と、を備え、前記第1油戻し経路は、前記第1開閉弁が開状態になっている場合、前記油分離器によって冷媒から分離された冷凍機油を前記圧縮機の吸入口に吸入させ、前記第2油戻し経路は、前記第2開閉弁が開状態になっている場合、前記油分離器によって冷媒から分離された冷凍機油を前記アキュムレーターの流入口から流入させ、前記制御装置は、前記圧縮機に吸入される冷媒に含まれる冷凍機油の濃度である油濃度が前記圧縮機の許容油濃度以上となるように、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を開閉制御することによって、前記油分離器によって分離された冷凍機油を前記圧縮機に吸入させる経路を、前記第1油戻し経路と前記第2油戻し経路とのいずれかに切り替えるものである。 The air conditioner according to the present invention includes a compressor, a four-way valve, a heat source side heat exchanger, a throttling device, a use side heat exchanger, and a refrigeration cycle configured by connecting accumulators with a refrigerant pipe, and the compression An oil separator that is installed between the compressor and the four-way valve and separates refrigeration oil from the refrigerant discharged from the compressor, and connects the oil separator and the inlet side of the compressor, A first oil return path on which a first on-off valve and a first throttle mechanism are installed is connected to the inflow side of the oil separator and the accumulator, and a second on-off valve and a second throttle are connected to the path. A second oil return path in which a mechanism is installed; and a control device that controls the opening and closing of the first on-off valve and the second on-off valve. The first oil return path includes the first on-off valve When in the open state, it is separated from the refrigerant by the oil separator. Refrigeration oil is sucked into the suction port of the compressor, and when the second on-off valve is in the open state, the second oil return path allows the refrigerating machine oil separated from the refrigerant by the oil separator to be stored in the accumulator. The control device causes the first opening and closing of the first opening and closing so that an oil concentration, which is a concentration of refrigeration oil contained in the refrigerant sucked into the compressor, is equal to or higher than an allowable oil concentration of the compressor. By controlling the opening and closing of the valve and the second on-off valve, a path through which the compressor oil separated by the oil separator is sucked into the compressor is selected from the first oil return path and the second oil return path. It is something to switch to.
本発明によれば、圧縮機が故障することのない許容油濃度以上となるように、冷凍機油を圧縮機に直接戻す経路と、アキュムレーターを介して圧縮機に戻す経路を切り替えることによって、圧縮機の故障を防止し、空調能力の低下を抑制することができる。 According to the present invention, the compression is performed by switching the path for returning the refrigeration oil directly to the compressor and the path for returning to the compressor via the accumulator so that the oil concentration is not less than the permissible oil concentration without causing the compressor to fail. Machine failure can be prevented, and a decrease in air conditioning capability can be suppressed.
実施の形態1.
(空気調和機の構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の冷媒回路の構成図である。
図1で示されるように、本実施の形態に係る空気調和機は、圧縮機1、油分離器2、四方弁3、熱源側熱交換器4、絞り装置5a〜5c、利用側熱交換器6a〜6c、アキュムレーター7、油戻し経路10a、10b、及び、制御装置20を備えている。本実施の形態に係る空気調和機の冷凍サイクルは、圧縮機1、油分離器2、四方弁3、熱源側熱交換器4、絞り装置5a〜5c、利用側熱交換器6a〜6c、四方弁3、アキュムレーター7、そして、再び圧縮機1の順で冷媒配管によって接続されて構成されている。
Embodiment 1 FIG.
(Configuration of air conditioner)
FIG. 1 is a configuration diagram of a refrigerant circuit of an air conditioner according to Embodiment 1 of the present invention.
As shown in FIG. 1, the air conditioner according to the present embodiment includes a compressor 1, an
また、図1で示されるように、直列に接続された絞り装置5a及び利用側熱交換器6a、絞り装置5b及び利用側熱交換器6b、並びに、絞り装置5c及び利用側熱交換器6cは、並列に接続されている。油分離器2と圧縮機1の吸入口側との間は、油戻し経路10aによって接続され、バイパス経路を形成している。また、油分離器2とアキュムレーター7の冷媒流入側との間は、油戻し経路10bによって接続され、バイパス経路を形成している。また、アキュムレーター7には、その内部に貯留されている液冷媒の液面を検出するための液面検出部7eが設置されており、液面検出部7eは、制御装置20に電気的に接続されている。
Moreover, as shown in FIG. 1, the
圧縮機1は、吸入したガス冷媒を圧縮して、高温高圧のガス冷媒として吐出し、上記の冷凍サイクルに冷媒を循環させるものである。 The compressor 1 compresses the sucked gas refrigerant, discharges it as a high-temperature and high-pressure gas refrigerant, and circulates the refrigerant in the refrigeration cycle.
油分離器2は、圧縮機1から吐出されたガス冷媒と同時に吐出された冷凍機油を、冷媒と冷凍機油とに分離するものである。ただし、この油分離器2によって、冷媒から冷凍機油の大半が分離されるが、冷凍機油の一部は、完全に分離されることはなく、分離されなかった冷凍機油は冷媒と共に四方弁3へ向かい、冷凍サイクルを循環する。
The
四方弁3は、冷凍サイクルにおける冷媒の流路を切り替えるものである。四方弁3の流路の切り替えは、制御装置20から出力される駆動信号に基づいて実施され、油分離器2から流出した冷媒を熱源側熱交換器4に送る流路、又は、油分離器2から流出した冷媒を利用側熱交換器6a〜6cに送る流路に切り替えられる。
The four-way valve 3 switches the refrigerant flow path in the refrigeration cycle. The switching of the flow path of the four-way valve 3 is performed based on the drive signal output from the
熱源側熱交換器4は、本実施の形態に係る空気調和機の室外機に設置されるものであり、流入する冷媒と外気との間で熱交換を実施するものである。この熱源側熱交換器4には、室外送風機(図示せず)が設置されており、この室外送風機によって、熱源側熱交換器4に外気が送られる。また、熱源側熱交換器4はプレート式又は二重管式のように水と熱交換する形態のものとしてもよい。
The heat source
絞り装置5a〜5cは、本実施の形態に係る空気調和機の室内機に設置されるものであり、流入する冷媒を膨張及び減圧させるものである。
The
利用側熱交換器6a〜6cは、本実施の形態に係る空気調和機の室内機に設置されるものであり、流入する冷媒と、その室内機が設置された部屋の室内空気との間で熱交換を実施するものである。この利用側熱交換器6a〜6cには、それぞれ室内送風機(図示せず)が設置されており、この室内送風機によって、利用側熱交換器6a〜6cそれぞれに室内空気が送られる。
The use
また、直列に接続された絞り装置5a及び利用側熱交換器6a、絞り装置5b及び利用側熱交換器6b、並びに、絞り装置5c及び利用側熱交換器6cは、それぞれ別々の室内機(すなわち、図1においては、3台の室内機)に備えられている。これらの室内機は同室に備えられるものとしてもよく、また、別室に備えられるものとしてもよい。
なお、図1で示されるように、絞り装置5a〜5c及び利用側熱交換器6a〜6cのように、それぞれ3台ずつ、すなわち、室内機としては3台備えられるものとしているが、これに限定されるものではなく、その他の数が設置されるものとしてもよい。
Further, the
In addition, as shown in FIG. 1, each of the
アキュムレーター7は、圧縮機1の冷媒の吸入側に配置されており、ガス冷媒、液冷媒及び冷凍機油を圧縮機1に送る機能、及び、余剰となった液冷媒を貯留し、液冷媒を過剰に圧縮機1に送らない機能を有する。また、アキュムレーター7は、その内部に、前述のように、貯留している液冷媒の液面を検出するための液面検出部7eが設置されている。アキュムレーター7についてのその他の構成は、図2において後述する。
The
油戻し経路10aは、油分離器2側から開閉弁9a、そして、絞り機構8aを備えており、油分離器2によって冷媒から分離された冷凍機油を、圧縮機1の吸入口へ直接戻す経路である。このとき、油分離器2によって冷媒と冷凍機油とは完全に分離されることはなく、油戻し経路10aを介して圧縮機1に戻される冷凍機油には、ある程度の冷媒が含まれている。絞り機構8aは、油戻し経路10aを介して、圧縮機1に冷凍機油を戻す場合、この冷凍機油に含まれる高温高圧の冷媒を過剰に圧縮機1に戻さないように流量を調整する役割を有するものである。これによって、高温高圧の冷媒が圧縮機1に戻ることによる吸入冷媒の密度の低下、及び、吐出冷媒流量の低下を抑制し、空調能力の低下を抑制することができる。また、開閉弁9aは、制御装置20に電気的に接続(図示せず)され、制御装置20から出力される駆動信号によって開閉制御され、開状態の場合のみ、油分離器2によって分離された冷凍機油を流通させる。この開閉制御についての詳細は、後述する。
なお、絞り機構8a、開閉弁9a及び油戻し経路10aは、それぞれ本発明の「第1膨張機構」、「第1開閉弁」及び「第1油戻し経路」に相当する。
The
The
油戻し経路10bは、油分離器2側から開閉弁9b、そして、絞り機構8bを備えており、油分離器2によって冷媒から分離された冷凍機油を、アキュムレーター7の流入側に送る経路である。このとき、前述のように、油分離器2によって冷媒と冷凍機油とは完全に分離されることはなく、油戻し経路10bを介してアキュムレーター7に送られる冷凍機油には、ある程度の冷媒が含まれている。絞り機構8bは、油戻し経路10b及びアキュムレーター7を介して圧縮機1に冷凍機油を戻す場合、この冷凍機油に含まれる高温高圧の冷媒を過剰に圧縮機1に戻さないように流量を調整する役割を有するものである。これによって、高温高圧の冷媒が圧縮機1に戻ることによる吸入冷媒の密度の低下、及び、吐出冷媒流量の低下を抑制し、空調能力の低下を抑制することができる。また、開閉弁9bは、制御装置20に電気的に接続(図示せず)され、制御装置20から出力される駆動信号によって開閉制御され、開状態の場合のみ、油分離器2によって分離された冷凍機油を流通させる。この開閉制御については、前述の開閉弁9aと同様に、後述する。
なお、絞り機構8b、開閉弁9b及び油戻し経路10bは、それぞれ本発明の「第2膨張機構」、「第2開閉弁」及び「第2油戻し経路」に相当する。
The
The
制御装置20は、圧縮機1の回転数制御、四方弁3の流路切り替え制御、絞り装置5a〜5cの開度制御、及び、開閉弁9a、9bの開閉制御等を実施する。
The
なお、図1で示されるように、油戻し経路10a及び油戻し経路10bにおいて、油分離器2側から開閉弁、そして、絞り機構の順に配置されているが、これに限定されるものではなく、順序が逆に配置されるものとしてもよい。
As shown in FIG. 1, the
(アキュムレーター7の構成)
図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機のアキュムレーター7の内部構成図である。
図2で示されるように、アキュムレーター7は、流入管7a、流出管7b、フロート7d、及び、液面検出部7eを備えている。
(Structure of accumulator 7)
FIG. 2 is an internal configuration diagram of the
As shown in FIG. 2, the
流入管7aは、四方弁3に接続されており、四方弁3を経由してきた冷媒をアキュムレーター7の内部に流入させる管である。流入管7aから流入した冷媒のうち、それに含まれる冷凍機油及び液冷媒が下部に落下して溜まり、ガス冷媒は流出管7bを通ってアキュムレーター7から流出して圧縮機1へ吸入される。また、図2で示されるように、このU字上の流出管7bの最下部にはオリフィス7cが設けられている。アキュムレーター7の下部に溜まった冷凍機油及び液冷媒の一部はこのオリフィス7cから流出管7bに流入し、アキュムレーター7から流出して圧縮機1へ吸入される。このオリフィス7cによって、アキュムレーター7の下部に溜まった冷凍機油及び液冷媒が所定量だけ流出管7bに流入して圧縮機1へ送られることになる。このように、オリフィス7cから所定量の液冷媒及び冷凍機油を圧縮機1へ送ることによって、圧縮機1が加熱され過ぎるのを抑制する効果がある。
The
また、アキュムレーター7の下部に溜まった冷凍機油及び液冷媒の液面には、フロート7dが浮かんでおり、この液面高さに応じて上下に可動する。そして、このフロート7dの上部には、液面検出部7eが設置されており、液面高さが所定の高さになるとフロート7dが、この液面検出部7eに接触し、所定の高さになった旨を示す信号が液面検出部7eから制御装置20へ送信される。この所定の高さとしては、例えば、アキュムレーター7の水平断面積をAとすると、14300/A〜22900/A[mm]の範囲に設定するものとすればよい。
A
(冷房運転動作)
次に、図1を参照しながら、本実施の形態に係る空気調和機の冷房運転について説明する。
冷房運転が実施される場合、制御装置20は、予め、四方弁3の流路を、油分離器2から流出した冷媒が熱源側熱交換器4へ流れるように切り替える。圧縮機1によって圧縮された高温高圧のガス冷媒は、吐出された後、油分離器2において、冷媒に含まれる冷凍機油の大部分が分離される。油分離器2によって分離された冷媒は、四方弁3を介して、熱源側熱交換器4に流入する。この熱源側熱交換器4に流入した冷媒は、室外送風機によって送られてくる外気と熱交換が実施されて凝縮し、高圧の液冷媒となって熱源側熱交換器4から流出する。熱源側熱交換器4から流出した液冷媒は、分岐して、それぞれ絞り装置5a〜5cに流入する。絞り装置5a〜5cに流入した液冷媒は、膨張及び減圧されて、低圧の冷媒となり、それぞれ、利用側熱交換器6a〜6cに流入する。利用側熱交換器6a〜6cに流入した冷媒は、それぞれ、室内送風機によって送られてくる室内空気と熱交換が実施されて蒸発し、あるいは、乾き度が高い冷媒となって利用側熱交換器6a〜6cから流出する。このとき、利用側熱交換器6a〜6cをそれぞれ備える室内機から、熱交換が実施されて冷却された室内空気が吹き出され、室内が冷房される。利用側熱交換器6a〜6cから流出した冷媒は、合流し、四方弁3を経由して、アキュムレーター7へ流入する。アキュムレーター7へ流入した冷媒は、ガス冷媒と液冷媒とが分離され、そのうち液冷媒はアキュムレーター7の下部に貯留され、ガス冷媒は圧縮機1へ送られ、再度、圧縮される。以上の動作を繰り返す。
(Cooling operation)
Next, the cooling operation of the air conditioner according to the present embodiment will be described with reference to FIG.
When the cooling operation is performed, the
(暖房運転動作)
次に、図1を参照しながら、本実施の形態に係る空気調和機の暖房運転について説明する。
暖房運転が実施される場合、制御装置20は、予め、四方弁3の流路を、油分離器2から流出した冷媒が利用側熱交換器6a〜6cへ流れるように切り替える。圧縮機1によって圧縮された高温高圧のガス冷媒は、吐出された後、油分離器2において、冷媒に含まれる冷凍機油の大部分が分離される。油分離器2によって分離された冷媒は、四方弁3を経由した後、分岐して利用側熱交換器6a〜6cに流入する。利用側熱交換器6a〜6cに流入した冷媒は、それぞれ、室内送風機によって送られてくる室内空気と熱交換が実施されて凝縮し、高圧の液冷媒となって利用側熱交換器6a〜6cから流出する。このとき、利用側熱交換器6a〜6cをそれぞれ備える室内機から、熱交換が実施されて加熱された室内空気が吹き出され、室内が暖房される。利用側熱交換器6a〜6cから流出した液冷媒は、それぞれ、絞り装置5a〜5cに流入し、膨張及び減圧されて、低圧の冷媒となって、利用側熱交換器6a〜6cから流出する。利用側熱交換器6a〜6cから流出した冷媒は、合流し、熱源側熱交換器4へ流入する。熱源側熱交換器4に流入した冷媒は、室外送風機によって送られてくる外気と熱交換が実施されて蒸発し、あるいは、乾き度が高い冷媒となって熱源側熱交換器4から流出する。熱源側熱交換器4から流出した冷媒は、四方弁3を経由して、アキュムレーター7へ流入する。アキュムレーター7へ流入した冷媒は、ガス冷媒と液冷媒とが分離され、そのうち液冷媒はアキュムレーター7の下部に貯留され、ガス冷媒は圧縮機1へ送られ、再度、圧縮される。以上の動作を繰り返す。
(Heating operation)
Next, the heating operation of the air conditioner according to the present embodiment will be described with reference to FIG.
When the heating operation is performed, the
(冷凍機油の挙動)
図3は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の各油戻し経路における油濃度と、液面高さとの関係を示す図であり、図4は、同空気調和機の各油戻し経路における圧縮機1の吸入温度と、液面高さとの関係を示す図である。
(Refrigerating machine oil behavior)
FIG. 3 is a diagram showing the relationship between the oil concentration and the liquid level in each oil return path of the air conditioner according to Embodiment 1 of the present invention, and FIG. 4 shows each oil return of the air conditioner. It is a figure which shows the relationship between the suction temperature of the compressor 1 in a path | route, and a liquid level height.
まず、図1を参照しながら、圧縮機1から油分離器2に送られる冷媒に含まれる冷凍機油の挙動について説明する。
圧縮機1から冷媒と共に吐出された冷凍機油は、油分離器2によって、前述のように、その大部分が冷媒と分離される。開閉弁9aが開状態、かつ、開閉弁9bが閉状態となっている場合、油分離器2によって分離された冷凍機油は、開閉弁9a及び絞り機構8aを経由して(すなわち、油戻し経路10aを経由して)、圧縮機1へ戻される。このとき、絞り機構8aは、前述のように、分離された冷凍機油に一部含まれる高温高圧の冷媒を、膨張及び減圧させて、低温低圧の冷媒にして圧縮機1に戻す役割を有する。
First, the behavior of refrigerating machine oil contained in the refrigerant sent from the compressor 1 to the
Most of the refrigerating machine oil discharged together with the refrigerant from the compressor 1 is separated from the refrigerant by the
また、開閉弁9aが閉状態、かつ、開閉弁9bが開状態となっている場合、油分離器2によって分離された冷凍機油は、開閉弁9b及び絞り機構8bを経由して(すなわち、油戻し経路10bを経由して)、アキュムレーター7へ送られた後、圧縮機1へ戻される。このとき、絞り機構8bは、絞り機構8aと同様の役割を有する。
In addition, when the on-off
また、油分離器2によって、油戻し経路10a又は油戻し経路10bに向かって分離されなかった冷凍機油は、前述の冷房運転動作及び暖房運転動作で示したように、冷媒と共に冷凍サイクルを循環することになる。
The refrigerating machine oil that has not been separated toward the
次に、図3を参照しながら、アキュムレーター7の流出管7bから流出して圧縮機1に吸入される冷媒中の油濃度と、アキュムレーター7に貯留している冷凍機油及び液冷媒の液面高さとの関係について説明する。
図3は、油分離器2によって分離された冷凍機油を、油戻し経路10aを経由して圧縮機1に戻す場合、及び、油戻し経路10bを経由して圧縮機1に戻す場合の、油濃度と、アキュムレーター7における液面高さとの関係を示している。図3で示されるように、いずれの場合も、液面高さが高いほど、油濃度が低下する。また、液面高さを同一とした場合、油戻し経路10bによって冷凍機油を圧縮機1に戻す場合の油濃度は、油戻し経路10aによって圧縮機1に戻す場合の油濃度よりも低下する。ここで、圧縮機1に吸入される冷凍機油の油濃度には、許容される下限値(以下、「許容油濃度」という)が存在し、この下限値を下回ると、圧縮機1が故障する可能性がある。したがって、油戻し経路10a及び油戻し経路10bそれぞれにおいて、この許容油濃度に対応する液面高さ以下となるように、液面高さを監視する必要がある。ただし、アキュムレーター7は、図3で示されるように最大液面高さ、すなわち、アキュムレーター7の内部に貯留できる冷凍機油及び液冷媒の最大量が決まっており、通常、油戻し経路10aによって冷凍機油を戻す場合においては、油濃度が許容油濃度以上となるような最大液面高さとなるように設計されている。したがって、油戻し経路10aの経路によって冷凍機油を戻す場合においては、通常、液面高さを監視しなくても、圧縮機1の故障につながることはない。また、油戻し経路10bによって冷凍機油を圧縮機1に戻す場合において、上記の許容油濃度に対応する液面高さを、以下「許容液面高さ」というものとする。
Next, referring to FIG. 3, the oil concentration in the refrigerant that flows out from the outflow pipe 7 b of the
FIG. 3 shows the case where the refrigeration oil separated by the
次に、図4を参照しながら、圧縮機1へ吸入される冷媒の吸入温度と、アキュムレーター7に貯留している冷凍機油及び液冷媒の液面高さとの関係について説明する。
図4は、油分離器2によって分離された冷凍機油を、油戻し経路10aを経由して圧縮機1に戻す場合、及び、油戻し経路10bを経由して圧縮機1に戻す場合の、圧縮機1の吸入温度と、アキュムレーター7における液面高さとの関係を示している。図4で示されるように、いずれの場合も、液面高さが高いほど、吸入温度が低下する。また、液面高さを同一とした場合、油戻し経路10bによって冷凍機油を圧縮機1に戻す場合の吸入温度は、油戻し経路10aによって圧縮機1に戻す場合の吸入温度よりも低下する。ここで、吸入温度が低いほど、圧縮機1に吸入される冷媒の密度が大きくなるため、圧縮機1から吐出される冷媒量が増加し、空調能力が向上する。したがって、油戻し経路10bによって冷凍機油を圧縮機1に戻す場合の方が、油戻し経路10aによって冷凍機油を圧縮機1に戻す場合よりも、空調能力が向上することになる。ただし、油戻し経路10bによって冷凍機油を戻す場合は、図3で説明したように、圧縮機1を故障させないための許容液面高さがあり、この許容液面高さ以下でなければ、油戻し経路10bによって冷凍機油を戻すことができない。したがって、本実施の形態においては、アキュムレーター7におけるフロート7dが、許容液面高さになった場合に、液面検出部7eに接触するように、液面検出部7eの取り付け位置を設置し、以下、図5及び図6で示されるような油戻し経路10aと油戻し経路10bとの切替制御を実施するものとする。
Next, the relationship between the suction temperature of the refrigerant sucked into the compressor 1 and the liquid level height of the refrigerating machine oil and the liquid refrigerant stored in the
FIG. 4 shows the compression when the refrigeration oil separated by the
(油戻し経路の切り替え動作)
図5は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の油戻し経路10a及び油戻し経路10bの切り替え動作における制御ブロック図であり、図6は、同切り替え動作の制御フローを示す図である。
図5で示されるように、アキュムレーター7内に設置された液面検出部7e、油戻し経路10aにおける開閉弁9a、及び、油戻し経路10bにおける開閉弁9bは、制御装置20に電気的に接続されている。アキュムレーター7内のフロート7dが液面検出部7eに接触した場合、液面高さが所定の高さ(本実施の形態の場合、許容液面高さ)になったものとして、液面検出部7eは、検出信号を制御装置20に送信する。制御装置20は、この検出信号に基づいて、開閉弁9a又は開閉弁9bに駆動信号を出力し、開閉弁9a及び開閉弁9bの開閉制御を実施する。
(Oil return path switching operation)
FIG. 5 is a control block diagram in the switching operation of the
As shown in FIG. 5, the liquid
以下、図6を参照しながら、開閉弁9a及び開閉弁9bの開閉制御による、油戻し経路10a及び油戻し経路10bの切り替え動作について説明する。
Hereinafter, the switching operation of the
(S1)
アキュムレーター7の液面検出部7eは、本実施の形態に係る空気調和機が運転中は常時、液面高さが、所定の高さ(本実施の形態の場合、許容液面高さ)になったか否かの検出を継続する。
(S1)
The liquid
(S2)
制御装置20は、フロート7dが所定の高さに到達し、液面検出部7eに接触して検出信号を受信したか否かを判定する。この判定の結果、制御装置20が検出信号を受信した場合、ステップS3へ進む。一方、制御装置20が検出信号を受信しない場合、ステップS4へ進む。
(S2)
The
(S3)
制御装置20は、アキュムレーター7の液面高さが所定の高さより高くなったと判定し、駆動信号によって、開閉弁9aを開状態、かつ、開閉弁9bを閉状態とし、油分離器2によって分離された冷凍機油を、油戻し経路10aによって圧縮機1に戻すように制御する。
(S3)
The
(S4)
制御装置20は、アキュムレーター7の液面高さが所定の高さ以下であると判定し、駆動信号によって、開閉弁9aを閉状態、かつ、開閉弁9bを開状態とし、油分離器2によって分離された冷凍機油を、油戻し経路10bによって圧縮機1に戻すように制御する。
(S4)
The
以後、上記のステップS1〜S4の動作を繰り返す。 Thereafter, the operations in steps S1 to S4 are repeated.
(実施の形態1の効果)
以上の構成及び動作のように、圧縮機1が故障することのない許容液面高さ以下の場合は、油戻し経路10bにより油分離器2から分離された冷凍機油を圧縮機1に戻すことによって、油戻し経路10aにより冷凍機油を圧縮機1に戻す場合よりも、吸入温度を低下させることができるので、空調能力を向上させることができる。
(Effect of Embodiment 1)
As in the above configuration and operation, when the compressor 1 is below the allowable liquid level that does not cause failure, the refrigeration oil separated from the
また、アキュムレーター7の液面高さが許容液面高さを超える場合には、冷凍機油を圧縮機1に戻す経路を、油戻し経路10aに切り替えるので、圧縮機1の故障を防止することができ、安全性を向上させることができる。
Further, when the liquid level of the
なお、上記においては、アキュムレーター7の液面検出部7eを、フロート7dが許容液面高さになった場合に液面検出部7eに接触するような位置に取り付けるものとしているが、これに限定されるものではない。すなわち、アキュムレーター7の液面検出部7eを、フロート7dが許容液面高さよりも所定量だけ低い高さになった場合に液面検出部7eに接触するような位置に取り付けるものとしてもよい。これによって、確実に圧縮機1に対して許容油濃度以上の冷凍機油を戻すことができるので、圧縮機1の故障を防止し、さらに、安全性を向上させることができる。
In the above description, the liquid
実施の形態2.
本実施の形態に係る空気調和機について、実施の形態1に係る空気調和機の構成及び動作と相違する点を中心に説明する。
(空気調和機の構成)
図7は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の冷媒回路の構成図であり、図8は、同空気調和機の制御装置20が記憶しているデータベース30の構成の一例を示す図である。
図7で示されるように、本実施の形態に係る空気調和機は、圧縮機1の回転数、吐出温度、吐出圧力及び吸入圧力を検出する検出手段1aを備えている。この検出手段1aは、検出した圧縮機1の回転数、吐出温度、吐出圧力及び吸入圧力の情報を制御装置20に送信する。本実施の形態のアキュムレーター7は、実施の形態1におけるフロート7d及び液面検出部7eを備えないものとしてよい。その他の構成は、図1で示される実施の形態1に係る空気調和機の構成と同様である。
The air conditioner according to the present embodiment will be described focusing on differences from the configuration and operation of the air conditioner according to Embodiment 1.
(Configuration of air conditioner)
FIG. 7 is a configuration diagram of the refrigerant circuit of the air conditioner according to
As shown in FIG. 7, the air conditioner according to the present embodiment includes detection means 1 a that detects the rotation speed, discharge temperature, discharge pressure, and suction pressure of the compressor 1. The
制御装置20は、例えば、記憶装置(図示せず)を備えており、その記憶装置は、図8で示されるデータベース30を記憶している。このデータベース30は、圧縮機1の回転数、吐出温度、吐出圧力及び吸入圧力と、圧縮機1における冷媒流量とを対応付けたものである。制御装置20は、これらの圧縮機1の回転数、吐出温度、吐出圧力及び吸入圧力から、データベース30を参照することによって、圧縮機1における冷媒流量を導出することができる。
The
なお、図7で示されるように、圧縮機1の回転数、吐出温度、吐出圧力及び吸入圧力のすべてを検出手段1aが検出する構成としているが、これに限定されるものではなく、個別に検出手段が備えられるものとしてもよい。
また、上記の記憶装置は、必ずしも制御装置20に備えられる必要はなく、制御装置20の外部に設置され、制御装置20からアクセスできるものであればよい。
As shown in FIG. 7, the detection means 1a detects all of the rotation speed, discharge temperature, discharge pressure, and suction pressure of the compressor 1, but is not limited to this. A detection means may be provided.
Further, the storage device described above is not necessarily provided in the
(冷凍機油の挙動)
図9は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の圧縮機1の冷媒流量と、各油戻し経路における油濃度との関係を示す図である。この図9を参照しながら、圧縮機1の冷媒流量と、アキュムレーター7の流出管7bから流出して圧縮機1に吸入される冷媒中の油濃度との関係について説明する。
図9で示されるように、いずれの油戻し経路の場合も、冷媒流量が低いほど、油濃度も低下する。また、冷媒流量を同一とした場合、油戻し経路10bによって冷凍機油を圧縮機1に戻す場合の油濃度は、油戻し経路10aによって圧縮機1に戻す場合の油濃度よりも低下する。実施の形態1において説明したように、圧縮機1に吸入される冷凍機油の油濃度には、許容される下限値である許容油濃度が存在する。この許容油濃度に対応する冷媒流量を、以下「許容冷媒流量」というものとする。したがって、油戻し経路10bによって冷凍機油を戻す場合、この許容冷媒流量以上の冷媒流量である必要がある。また、実施の形態1において説明したように、油戻し経路10bによって冷凍機油を圧縮機1に戻す場合の方が、油戻し経路10aによって冷凍機油を圧縮機1に戻す場合よりも、空調能力が向上する。したがって、冷媒流量が、許容冷媒流量以上の場合は、油戻し経路10bによって冷凍機油を戻すものとし、許容冷媒流量未満の場合は、油戻し経路10aによって冷凍機油を戻すものとすればよい。ただし、油戻し経路10aによって冷凍機油を戻すものとしても、冷媒流量が低下していくと、許容濃度を下回ることになり、圧縮機1の故障を招くおそれがある。そこで、図9で示されるように、油戻し経路10aによって冷凍機油を戻す場合において許容される冷媒流量の下限値を予め設定しておいて、この下限値を下回った場合には、空気調和機の運転を停止するものとすればよい。これによって、冷媒流量低下に伴う油濃度の低下による圧縮機1の故障を防ぐことができる。この冷媒流量の下限値を、以下「設定最小冷媒流量」というものとする。
(Refrigerating machine oil behavior)
FIG. 9 is a diagram showing the relationship between the refrigerant flow rate of the compressor 1 of the air conditioner according to
As shown in FIG. 9, in any oil return path, the lower the refrigerant flow rate, the lower the oil concentration. When the refrigerant flow rate is the same, the oil concentration when the refrigeration oil is returned to the compressor 1 through the
(油戻し経路の切り替え動作)
図10は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の油戻し経路10a及び油戻し経路10bの切り替え動作における制御ブロック図であり、図11は、同切り替え動作の制御フローを示す図である。
図10で示されるように、圧縮機1の回転数、吐出温度、吐出圧力及び吸入圧力を検出する検出手段1a、油戻し経路10aにおける開閉弁9a、及び、油戻し経路10bにおける開閉弁9bは、制御装置20に電気的に接続されている。検出手段1aは、空気調和機の運転中に、圧縮機1の回転数、吐出温度、吐出圧力及び吸入圧力を検出して、各検出情報を制御装置20に送信する。制御装置20は、記憶装置に記憶されたデータベース30を参照し、検出手段1aから受信した各検出情報に基づいて、圧縮機1の冷媒流量を導出する。そして、制御装置20は、導出した冷媒流量に基づいて、開閉弁9a又は開閉弁9bに駆動信号を出力し、開閉弁9a及び開閉弁9bの開閉制御を実施する。
(Oil return path switching operation)
FIG. 10 is a control block diagram in the switching operation of the
As shown in FIG. 10, the detection means 1a for detecting the rotation speed, discharge temperature, discharge pressure, and suction pressure of the compressor 1, the open /
以下、図11を参照しながら、開閉弁9a及び開閉弁9bの開閉制御による、油戻し経路10a及び油戻し経路10bの切り替え動作について説明する。
Hereinafter, the switching operation of the
(S11)
検出手段1aは、空気調和機の運転中に、圧縮機1の回転数、吐出温度、吐出圧力及び吸入圧力を検出して、各検出情報を制御装置20に送信する。制御装置20は、記憶装置に記憶されたデータベース30を参照し、検出手段1aから受信した各検出情報に基づいて、圧縮機1の冷媒流量を導出する。
(S11)
The
(S12)
制御装置20は、導出した冷媒流量が所定流量(ここでは、許容冷媒流量)以上であるか否かを判定する。この判定の結果、冷媒流量が所定流量以上である場合、ステップS13へ進む。一方、冷媒流量が所定流量未満である場合、ステップS14へ進む。
(S12)
The
(S13)
制御装置20は、導出した冷媒流量が所定流量以上であると判定し、駆動信号によって、開閉弁9aを閉状態、かつ、開閉弁9bを開状態とし、油分離器2によって分離された冷凍機油を、油戻し経路10bによって圧縮機1に戻すように制御する。
(S13)
The
(S14)
制御装置20は、さらに、導出した冷媒流量が設定最小冷媒流量以上であるか否かを判定する。この判定の結果、冷媒流量が設定最小冷媒流量以上である場合、ステップS15へ進む。一方、冷媒流量が設定最小冷媒流量未満である場合、ステップS16へ進む。
(S14)
The
(S15)
制御装置20は、導出した冷媒流量が所定流量未満、かつ、設定最小冷媒流量以上であると判定し、駆動信号によって、開閉弁9aを開状態、かつ、開閉弁9bを閉状態とし、油分離器2によって分離された冷凍機油を、油戻し経路10aによって圧縮機1に戻すように制御する。
(S15)
The
(S16)
制御装置20は、導出した冷媒流量が設定最小冷媒流量未満であると判定し、空気調和機の運転を停止する。
(S16)
The
なお、ステップS16によって空気調和機が停止とならない限りにおいて、上記のステップS11〜S15の動作を繰り返す。 In addition, as long as an air conditioner is not stopped by step S16, operation | movement of said step S11-S15 is repeated.
(実施の形態2の効果)
以上の構成及び動作のように、圧縮機1が故障することのない許容冷媒流量以上の場合は、油戻し経路10bにより油分離器2から分離された冷凍機油を圧縮機1に戻すことによって、油戻し経路10aにより冷凍機油を圧縮機1に戻す場合よりも、吸入温度を低下させることができるので、空調能力を向上させることができる。
(Effect of Embodiment 2)
When the refrigerant flow is equal to or higher than the allowable refrigerant flow without causing the compressor 1 to fail as in the above configuration and operation, by returning the refrigeration oil separated from the
また、冷媒流量が許容冷媒流量を下回る場合には、冷凍機油を圧縮機1に戻す経路を、油戻し経路10aに切り替えるので、圧縮機1の故障を防止することができ、安全性を向上させることができる。
Further, when the refrigerant flow rate is lower than the allowable refrigerant flow rate, the path for returning the refrigeration oil to the compressor 1 is switched to the
なお、前述したように、制御装置20は、記憶装置に記憶されたデータベース30を参照し、検出手段1aから受信した各検出情報に基づいて、圧縮機1の冷媒流量を導出するものとしているが、これに限定されるものではない。すなわち、制御装置20は、記憶装置を備えず、あるいは、データベース30を備えないものとし、検出手段1aから受信した各検出情報に基づいて、圧縮機1の冷媒流量を演算によって導出するものとしてもよい。これによって、記憶装置を備える必要がなく、コストを低減させることができる。ただし、データベース30の参照による冷媒流量の導出は、演算負荷を低減できるという利点がある。
As described above, the
また、上記においては、所定流量を許容冷媒流量としているがこれに限定されるものではない。すなわち、所定流量を許容冷媒流量よりも所定量だけ大きく設定するものとしてもよい。これによって、確実に圧縮機1に対して許容油濃度以上の冷凍機油を戻すことができるので、圧縮機1の故障を防止し、さらに、安全性を向上させることができる。
また、所定流量として、例えば、420〜500[kg/h]の範囲になるように設定してもよい。
In the above description, the predetermined flow rate is the allowable refrigerant flow rate, but the present invention is not limited to this. That is, the predetermined flow rate may be set larger than the allowable refrigerant flow rate by a predetermined amount. As a result, the refrigeration oil having an allowable oil concentration or higher can be reliably returned to the compressor 1, so that the compressor 1 can be prevented from being broken and further improved in safety.
Further, the predetermined flow rate may be set, for example, in a range of 420 to 500 [kg / h].
また、制御装置20は、検出手段1aによって検出された圧縮機1の回転数、吐出温度、吐出圧力及び吸入圧力に基づいて、圧縮機1の冷媒流量を導出するものとしているが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、制御装置20は、検出手段1aの代わりに、圧縮機1の吐出圧力、吸入圧力、絞り装置5a〜5cそれぞれの流路係数、及び、絞り装置5a〜5cそれぞれに流入する冷媒の密度を検出する検出手段を備えるものとし、この検出手段によって検出された各検出情報に基づいて、圧縮機1の冷媒流量を導出するものとしてもよい。具体的には、制御装置20は、例えば、図12で示されるような冷媒温度と冷媒密度とが関連付けられたデータベース31を記憶した記憶装置を備えるものとし、検出手段は、絞り装置5a〜5cに流入する冷媒温度を検出するものとし、データベース31を参照して、この冷媒温度に対応する冷媒密度を導出するものとすればよい。また、絞り装置5a〜5cが電子膨張弁である場合、絞り装置5a〜5cの流路係数は、絞り装置5a〜5cに出力される制御パルスと、図13で示されるような関係を有する。制御装置20は、制御パルスから、図13の関係に基づいて、絞り装置5a〜5cそれぞれの流路係数を導出することができる。そして、制御装置20は、得られた圧縮機1の吐出圧力、吸入圧力、絞り装置5a〜5cそれぞれの流路係数、及び、絞り装置5a〜5cそれぞれに流入する冷媒の密度に基づいて、下記の式(1)によって圧縮機1の冷媒流量を導出することができる。
Moreover, although the
冷媒流量=27.1×流路係数×{冷媒密度×(吐出圧力−吸入圧力)}^(1/2)
(1)
Refrigerant flow rate = 27.1 × channel coefficient × {refrigerant density × (discharge pressure−suction pressure)} ^ (1/2)
(1)
なお、上記の記憶装置は、必ずしも制御装置20に備えられる必要はなく、制御装置20の外部に設置され、制御装置20からアクセスできるものであればよい。
Note that the storage device described above is not necessarily provided in the
1 圧縮機、1a 検出手段、2 油分離器、3 四方弁、4 熱源側熱交換器、5a〜5c 絞り装置、6a〜6c 利用側熱交換器、7 アキュムレーター、7a 流入管、7b 流出管、7c オリフィス、7d フロート、7e 液面検出部、8a、8b 絞り機構、9a、9b 開閉弁、10a、10b 油戻し経路、20 制御装置、30、31 データベース。 DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Compressor, 1a Detection means, 2 Oil separator, 3 Four-way valve, 4 Heat source side heat exchanger, 5a-5c Expansion device, 6a-6c Use side heat exchanger, 7 Accumulator, 7a Inflow pipe, 7b Outflow pipe , 7c Orifice, 7d Float, 7e Liquid level detector, 8a, 8b Throttle mechanism, 9a, 9b Open / close valve, 10a, 10b Oil return path, 20 Controller, 30, 31 Database.
Claims (11)
前記圧縮機と前記四方弁との間に設置され、前記圧縮機から吐出される冷媒から冷凍機油を分離する油分離機と、
該油分離機と前記圧縮機の吸入口側とを接続し、その経路上に第1開閉弁及び第1絞り機構が設置された第1油戻し経路と、
前記油分離機と前記アキュムレーターの流入側とを接続し、その経路上に第2開閉弁及び第2絞り機構が設置された第2油戻し経路と、
前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁の開閉制御を実施する制御装置と、
を備え、
前記第1油戻し経路は、前記第1開閉弁が開状態になっている場合、前記油分離器によって冷媒から分離された冷凍機油を前記圧縮機の吸入口に吸入させ、
前記第2油戻し経路は、前記第2開閉弁が開状態になっている場合、前記油分離器によって冷媒から分離された冷凍機油を前記アキュムレーターの流入口から流入させ、
前記制御装置は、前記圧縮機に吸入される冷媒に含まれる冷凍機油の濃度である油濃度が前記圧縮機の許容油濃度以上となるように、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を開閉制御することによって、前記油分離器によって分離された冷凍機油を前記圧縮機に吸入させる経路を、前記第1油戻し経路と前記第2油戻し経路とのいずれかに切り替える
ことを特徴とする空気調和機。 A compressor, a four-way valve, a heat source side heat exchanger, a throttling device, a use side heat exchanger, and a refrigeration cycle configured by connecting accumulators with refrigerant piping;
An oil separator that is installed between the compressor and the four-way valve and separates refrigeration oil from refrigerant discharged from the compressor;
A first oil return path in which the oil separator and the suction port side of the compressor are connected, and a first on-off valve and a first throttle mechanism are installed on the path;
A second oil return path in which the oil separator and the inflow side of the accumulator are connected, and a second on-off valve and a second throttle mechanism are installed on the path;
A control device for controlling opening and closing of the first on-off valve and the second on-off valve;
With
In the first oil return path, when the first on-off valve is in an open state, the refrigerating machine oil separated from the refrigerant by the oil separator is sucked into the suction port of the compressor,
In the second oil return path, when the second on-off valve is in an open state, the refrigerating machine oil separated from the refrigerant by the oil separator is caused to flow from the inlet of the accumulator,
The control device controls the first on-off valve and the second on-off valve so that an oil concentration, which is a concentration of refrigerating machine oil contained in a refrigerant sucked into the compressor, is equal to or higher than an allowable oil concentration of the compressor. By performing opening / closing control, the path for sucking the compressor oil separated by the oil separator into the compressor is switched to either the first oil return path or the second oil return path. Air conditioner.
前記制御装置は、
前記液面高さ検出手段により前記液面高さが所定高さ以上であると検出されたと判定した場合、前記第1開閉弁を開状態、かつ、前記第2開閉弁を閉状態とし、
前記液面高さ検出手段により前記液面高さが前記所定高さ未満であると検出されたと判定した場合、前記第1開閉弁を閉状態、かつ、前記第2開閉弁を開状態とする
ことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。 Liquid level detection means for detecting the liquid level height of the liquid refrigerant stored in the accumulator,
The controller is
If it is determined that the liquid level height is detected by the liquid level height detection means to be equal to or higher than a predetermined height, the first on-off valve is opened, and the second on-off valve is closed,
When it is determined by the liquid level detection means that the liquid level is detected to be less than the predetermined height, the first on-off valve is closed and the second on-off valve is opened. The air conditioner according to claim 1.
ことを特徴とする請求項2記載の空気調和機。 The air conditioner according to claim 2, wherein the predetermined height is an allowable liquid level height that is the liquid level height corresponding to the allowable oil concentration for the second oil return path.
ことを特徴とする請求項2記載の空気調和機。 The predetermined height is a value obtained by subtracting a predetermined amount from an allowable liquid level height that is the liquid level corresponding to the allowable oil concentration for the second oil return path. Air conditioner.
ことを特徴とする請求項2記載の空気調和機。 The air conditioner according to claim 2, wherein the predetermined height is set in a range of 14300 / A to 22900 / A [mm], where A is a horizontal sectional area of the accumulator.
前記制御装置は、
前記検出手段によって検出された前記回転数、前記吐出温度、前記吐出圧力及び前記吸入圧力に基づいて、前記圧縮機の冷媒流量を導出し、
該冷媒流量が所定流量以上の場合、前記第1開閉弁を閉状態、かつ、前記第2開閉弁を開状態とし、前記冷媒流量が前記所定流量未満の場合、前記第1開閉弁を開状態、かつ、前記第2開閉弁を閉状態とする
ことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。 A detecting means for detecting the rotation speed, discharge temperature, discharge pressure and suction pressure of the compressor;
The controller is
Deriving the refrigerant flow rate of the compressor based on the rotation speed, the discharge temperature, the discharge pressure and the suction pressure detected by the detection means,
When the refrigerant flow rate is greater than or equal to a predetermined flow rate, the first on-off valve is closed and the second on-off valve is opened, and when the refrigerant flow rate is less than the predetermined flow rate, the first on-off valve is opened. And the said 2nd on-off valve is made into a closed state. The air conditioner of Claim 1 characterized by the above-mentioned.
前記制御装置は、前記記憶装置に格納された前記データベースを参照して、前記回転数、前記吐出温度、前記吐出圧力及び前記吸入圧力に対応する前記冷媒流量を導出する
ことを特徴とする請求項6記載の空気調和機。 A storage device storing a database that associates the rotational speed, the discharge temperature, the discharge pressure, the suction pressure, and the refrigerant flow rate;
The control device derives the refrigerant flow rate corresponding to the rotation speed, the discharge temperature, the discharge pressure, and the suction pressure with reference to the database stored in the storage device. 6. The air conditioner according to 6.
前記制御装置は、
前記検出手段によって検出された前記吐出圧力、前記吸入圧力、前記流路係数及び前記冷媒密度に基づいて、前記圧縮機の冷媒流量を導出し、
該冷媒流量が所定流量以上の場合、前記第1開閉弁を閉状態、かつ、前記第2開閉弁を開状態とし、前記冷媒流量が前記所定流量未満の場合、前記第1開閉弁を開状態、かつ、前記第2開閉弁を閉状態とする
ことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。 A detection means for detecting a discharge pressure of the compressor, a suction pressure, a flow path coefficient of the throttle device, and a density of the refrigerant flowing into the throttle device;
The controller is
Deriving the refrigerant flow rate of the compressor based on the discharge pressure, the suction pressure, the flow path coefficient and the refrigerant density detected by the detection means,
When the refrigerant flow rate is greater than or equal to a predetermined flow rate, the first on-off valve is closed and the second on-off valve is opened, and when the refrigerant flow rate is less than the predetermined flow rate, the first on-off valve is opened. And the said 2nd on-off valve is made into a closed state. The air conditioner of Claim 1 characterized by the above-mentioned.
ことを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか一項に記載の空気調和機。 The said predetermined flow rate is the allowable refrigerant | coolant flow rate which is the said refrigerant | coolant flow rate corresponding to the said permissible oil density | concentration about the said 2nd oil return path | route. The any one of Claims 6-8 characterized by the above-mentioned. Air conditioner.
ことを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか一項に記載の空気調和機。 The predetermined flow rate is a value obtained by adding a predetermined amount to an allowable refrigerant flow rate that is the refrigerant flow rate corresponding to the allowable oil concentration for the second oil return path. The air conditioner as described in any one of Claims.
ことを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか一項に記載の空気調和機。 The air conditioner according to any one of claims 6 to 8, wherein the predetermined flow rate is set in a range of 420 to 500 [kg / h].
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011012012A JP5674490B2 (en) | 2011-01-24 | 2011-01-24 | Air conditioner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011012012A JP5674490B2 (en) | 2011-01-24 | 2011-01-24 | Air conditioner |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012154509A true JP2012154509A (en) | 2012-08-16 |
JP5674490B2 JP5674490B2 (en) | 2015-02-25 |
Family
ID=46836425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011012012A Expired - Fee Related JP5674490B2 (en) | 2011-01-24 | 2011-01-24 | Air conditioner |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5674490B2 (en) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014202399A (en) * | 2013-04-03 | 2014-10-27 | 三菱電機株式会社 | Refrigerator |
JPWO2015045854A1 (en) * | 2013-09-27 | 2017-03-09 | 三菱電機株式会社 | Oil level detection device and refrigeration air conditioner equipped with the oil level detection device |
CN108662815A (en) * | 2018-06-04 | 2018-10-16 | 珠海格力电器股份有限公司 | Oil return oil way system of refrigerating unit, refrigerating unit and oil way switching method |
CN111928548A (en) * | 2020-07-15 | 2020-11-13 | 青岛海尔空调电子有限公司 | Gas-liquid separator, oil return system and air conditioning system |
CN111928547A (en) * | 2020-07-15 | 2020-11-13 | 青岛海尔空调电子有限公司 | Oil separator, oil return system and air conditioning system |
CN113883749A (en) * | 2020-07-02 | 2022-01-04 | 青岛海尔空调电子有限公司 | Oil return system and air conditioning system with same |
WO2024166152A1 (en) * | 2023-02-06 | 2024-08-15 | 三菱電機株式会社 | Refrigeration cycle device |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63163749A (en) * | 1986-12-26 | 1988-07-07 | 松下冷機株式会社 | Air conditioner |
JPH02561U (en) * | 1988-06-13 | 1990-01-05 | ||
JPH0727449A (en) * | 1993-07-15 | 1995-01-27 | Hitachi Bill Shisetsu Eng Kk | Method for preventing scattering of refrigerant in extracting operation in freezer machine and device therefor |
JPH07305921A (en) * | 1994-03-15 | 1995-11-21 | Mitsubishi Electric Corp | Air conditioner |
JPH11108472A (en) * | 1997-10-02 | 1999-04-23 | Mitsubishi Electric Corp | Air conditioner |
JP2003279175A (en) * | 2002-03-22 | 2003-10-02 | Mitsubishi Electric Corp | Refrigerating air conditioning system |
JP2004044930A (en) * | 2002-07-12 | 2004-02-12 | Fujitsu General Ltd | Outdoor unit of multi-chamber type air conditioner |
JP2007248001A (en) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Mitsubishi Electric Corp | Refrigeration air conditioner |
JP2010156512A (en) * | 2008-12-27 | 2010-07-15 | Daikin Ind Ltd | Refrigerating device |
-
2011
- 2011-01-24 JP JP2011012012A patent/JP5674490B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63163749A (en) * | 1986-12-26 | 1988-07-07 | 松下冷機株式会社 | Air conditioner |
JPH02561U (en) * | 1988-06-13 | 1990-01-05 | ||
JPH0727449A (en) * | 1993-07-15 | 1995-01-27 | Hitachi Bill Shisetsu Eng Kk | Method for preventing scattering of refrigerant in extracting operation in freezer machine and device therefor |
JPH07305921A (en) * | 1994-03-15 | 1995-11-21 | Mitsubishi Electric Corp | Air conditioner |
JPH11108472A (en) * | 1997-10-02 | 1999-04-23 | Mitsubishi Electric Corp | Air conditioner |
JP2003279175A (en) * | 2002-03-22 | 2003-10-02 | Mitsubishi Electric Corp | Refrigerating air conditioning system |
JP2004044930A (en) * | 2002-07-12 | 2004-02-12 | Fujitsu General Ltd | Outdoor unit of multi-chamber type air conditioner |
JP2007248001A (en) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Mitsubishi Electric Corp | Refrigeration air conditioner |
JP2010156512A (en) * | 2008-12-27 | 2010-07-15 | Daikin Ind Ltd | Refrigerating device |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014202399A (en) * | 2013-04-03 | 2014-10-27 | 三菱電機株式会社 | Refrigerator |
JPWO2015045854A1 (en) * | 2013-09-27 | 2017-03-09 | 三菱電機株式会社 | Oil level detection device and refrigeration air conditioner equipped with the oil level detection device |
CN108662815A (en) * | 2018-06-04 | 2018-10-16 | 珠海格力电器股份有限公司 | Oil return oil way system of refrigerating unit, refrigerating unit and oil way switching method |
CN108662815B (en) * | 2018-06-04 | 2023-07-04 | 珠海格力电器股份有限公司 | Oil return way system of refrigerating unit, refrigerating unit and oil way switching method |
CN113883749A (en) * | 2020-07-02 | 2022-01-04 | 青岛海尔空调电子有限公司 | Oil return system and air conditioning system with same |
CN111928548A (en) * | 2020-07-15 | 2020-11-13 | 青岛海尔空调电子有限公司 | Gas-liquid separator, oil return system and air conditioning system |
CN111928547A (en) * | 2020-07-15 | 2020-11-13 | 青岛海尔空调电子有限公司 | Oil separator, oil return system and air conditioning system |
WO2024166152A1 (en) * | 2023-02-06 | 2024-08-15 | 三菱電機株式会社 | Refrigeration cycle device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5674490B2 (en) | 2015-02-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5674490B2 (en) | Air conditioner | |
KR101005678B1 (en) | Air conditioner | |
KR101250100B1 (en) | Refrigerant system and method for controlling the same | |
JP4394709B2 (en) | Apparatus and method for preventing accumulation of liquid refrigerant in air conditioner | |
JP5976333B2 (en) | Air conditioner and four-way valve control method for air conditioner | |
US8006504B2 (en) | Air conditioning system | |
JP2011208860A (en) | Air conditioner | |
JP6628911B1 (en) | Refrigeration cycle device | |
JP5783783B2 (en) | Heat source side unit and refrigeration cycle apparatus | |
JPWO2020241622A1 (en) | Refrigeration equipment | |
JP5899920B2 (en) | Refrigeration equipment | |
KR100504902B1 (en) | Air conditioner with out door units and refrigerant control method thereof | |
JP2009243842A (en) | Operation method of multiple-type air conditioner and outdoor unit | |
JP7067864B2 (en) | Air conditioner | |
KR100539767B1 (en) | Valve trouble detection apparatus for multi-air conditioner capable of heating and cooling simultaneously and trouble detection method thereof | |
JP5846759B2 (en) | Air conditioner | |
JP2009264612A (en) | Refrigerating device | |
JP2008232564A (en) | Refrigerating device and control method for refrigerating device | |
JP2011202860A (en) | Refrigerating device and oil amount management method of the same | |
KR102032183B1 (en) | An air conditioner and a control method the same | |
KR100690670B1 (en) | Compressor with oil temperature control function | |
JP5199713B2 (en) | Multi-type air conditioner, indoor unit indoor electronic expansion valve operation confirmation method, computer program, and fault diagnosis apparatus | |
JPH01302072A (en) | Heat pump type air conditioner | |
JP2017009248A (en) | Cooling device | |
JP2015096799A (en) | Refrigeration device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130802 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140306 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140408 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140606 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141125 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141222 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5674490 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |