JP2012140912A - 電動ポンプ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】振動や異音の発生を抑制することのできる電動ポンプ装置を提供する。
【解決手段】EOPECUは、エンジンにより駆動されるメインポンプから供給される油圧の上昇に伴って、オイルポンプから供給される油圧Poを低下させる際に、該油圧Poが徐々に低下する減圧制御を実行するようにした。
【選択図】図3
【解決手段】EOPECUは、エンジンにより駆動されるメインポンプから供給される油圧の上昇に伴って、オイルポンプから供給される油圧Poを低下させる際に、該油圧Poが徐々に低下する減圧制御を実行するようにした。
【選択図】図3
Description
本発明は、電動ポンプ装置に関する。
従来、一時停車時にエンジンを自動停止する所謂アイドルストップ機能を備えた車両では、エンジンにより駆動されるメインポンプ及びモータを駆動源とする電動ポンプ装置により、変速機等の油圧作動機器に油圧を供給している(例えば、特許文献1参照)。具体的には、これらメインポンプ及び電動ポンプ装置のオイルポンプは、油圧作動機器に油圧を供給するための共通の油圧回路に接続されている。そして、エンジンの駆動時には、メインポンプにより油圧作動機器に油圧を供給しており、通常、電動ポンプ装置は停止している。一方、アイドルストップ時等のエンジン停止時には、メインポンプが停止するため、電動ポンプ装置により油圧作動機器への油圧供給を確保している。
ところで、アイドルストップ後にエンジンが再始動し、油圧作動機器への油圧供給を電動ポンプ装置からメインポンプに切り替える際に、電動ポンプ装置を即座に停止すると、同電動ポンプ装置(オイルポンプ)から供給される油圧が急変する。その結果、油圧回路内で急激な油圧変動が生じることがあり、振動や異音が発生する虞があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、振動や異音の発生を抑制することのできる電動ポンプ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、油圧を発生させるオイルポンプと、前記オイルポンプを駆動するモータと、前記モータへの駆動電力の供給を通じて前記オイルポンプの作動を制御する制御装置とを備え、油圧作動機器に作動油を供給するための油圧回路に他のオイルポンプとともに設けられる電動ポンプ装置において、前記制御装置は、前記他のオイルポンプによる前記油圧作動機器への油圧供給が停止する場合に、前記油圧作動機器への油圧供給を補完すべく前記オイルポンプを作動させるものであって、前記制御装置は、前記油圧作動機器への油圧供給を前記オイルポンプから前記他のオイルポンプに切り替える際に、前記オイルポンプから供給される油圧を徐々に低下させる減圧制御を実行することを要旨とする。
上記構成によれば、油圧作動機器への油圧供給を電動ポンプ装置のオイルポンプから他のオイルポンプに切り替える際に、減圧制御が実行されることによりオイルポンプから供給される油圧が徐々に低下されるため、電動ポンプ装置を即座に停止する場合と異なり、油圧回路において急激な油圧変動が生じることが抑制される。これにより、油圧作動機器への油圧供給が電動ポンプ装置から他のオイルポンプに円滑に切り替えられ、振動や異音が発生することを抑制できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電動ポンプ装置において、前記モータは、センサレスタイプのブラシレスモータにより構成され、前記制御装置は、モータコイルに生じる誘起電圧に基づいてロータの回転位置を推定するものであって、前記制御装置は、前記他のオイルポンプにより前記油圧作動機器への油圧供給がなされる状態で、前記誘起電圧に基づいて前記回転位置を検出可能なモータ角速度を維持することを要旨とする。
すなわち、ロータが停止した状態では誘起電圧が生じないため、センサレスタイプのブラシレスモータでは、ロータの回転位置にかかわらず、各モータコイルへの通電方向及び通電相を予め定められた順序で切り替えること(強制転流)により、ロータを強制的に回転させて起動する。そして、モータ角速度(ロータの回転速度)が上昇し、モータコイルに生じる誘起電圧に基づいてロータの回転位置が検出できるようになってから、油圧の制御が可能となる。そのため、モータを完全に停止させてしまうと、電動ポンプ装置から油圧を供給できるようになるまでに時間がかかってしまう。この点、上記構成によれば、他のオイルポンプにより油圧作動機器への油圧供給がなされている状態においても、モータ角速度が誘起電圧に基づいてロータの回転位置を検出可能な角速度に維持されるため、他のオイルポンプから油圧作動機器への油圧供給が低下した際に、速やかに電動ポンプ装置のオイルポンプから油圧を供給できるようになる。
また、誘起電圧に基づいてロータの回転位置を検出可能な角速度に対応した油圧がオイルポンプから継続して供給されることになるため、同オイルポンプから供給される油圧がゼロになる場合に比べ、油圧作動機器への油圧供給を電動ポンプ装置から他のオイルポンプに切り替える際に油圧変動が生じることを抑制できる。
本発明によれば、振動や異音の発生を抑制することのできる電動ポンプ装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示す電動ポンプ装置1は、一時停車時にエンジン2を自動停止する所謂アイドルストップ機能を備えた車両(図示略)に搭載されている。この電動ポンプ装置1は、エンジン2により駆動される他のオイルポンプとしてのメインポンプ3とともに、油圧作動機器である変速機構4(本実施形態では、無段変速機)に油圧(作動油)を供給するための油圧回路5に設けられている。そして、アイドリングストップ時等、エンジン2の停止時におけるメインポンプ3の代替として、変速機構4への油圧の供給を実行する。
図1に示す電動ポンプ装置1は、一時停車時にエンジン2を自動停止する所謂アイドルストップ機能を備えた車両(図示略)に搭載されている。この電動ポンプ装置1は、エンジン2により駆動される他のオイルポンプとしてのメインポンプ3とともに、油圧作動機器である変速機構4(本実施形態では、無段変速機)に油圧(作動油)を供給するための油圧回路5に設けられている。そして、アイドリングストップ時等、エンジン2の停止時におけるメインポンプ3の代替として、変速機構4への油圧の供給を実行する。
詳述すると、メインポンプ3は、エンジン2に駆動連結されており、同エンジン2の駆動により、オイルパン11から作動油を吸入して変速機構4に油圧を供給する。一方、電動ポンプ装置1は、油圧を発生させるオイルポンプ12と、オイルポンプ12を駆動するモータ13と、モータ13の作動を制御する制御装置としてのEOP(Electric Oil Pump)ECU14とを備えている。そして、電動ポンプ装置1は、モータ13によってオイルポンプ12が駆動されることにより、オイルパン11から作動油を吸入して変速機構4に油圧を供給する。なお、オイルポンプ12の出口油路15には、その停止時における作動油の逆流を禁止する逆止弁16が設けられている。
エンジン2には、上位ECU18が接続されている。上位ECU18には、車速やアクセル開度等の各種センサ値が入力されるようになっており、上位ECU18は、入力されるこれら各状態量に基づいてエンジン2及び変速機構4の作動を制御する。例えば、上位ECU18は、所定の停止条件が成立するとエンジン2を停止させるとともに、所定の再始動条件が成立するとエンジン2を再始動させるアイドルストップ制御を実行する。
また、上位ECU18には、EOPECU14が接続されている。そして、EOPECU14は、上位ECU18からの制御信号に基づき、アイドルストップ時にモータ13を駆動してオイルポンプ12から変速機構4に油圧を供給する構成となっている。
次に、電動ポンプ装置の電気的構成について説明する。
図2に示すように、EOPECU14は、モータ13に三相の駆動電力を供給する駆動回路21と、駆動回路21にモータ制御信号を出力してモータ13を駆動するマイコン22とを備えている。なお、本実施形態では、EOPECU14は、120度(電気角)毎に通電相及び通電方向を切り替える120度矩形波通電により、モータ13に駆動電力を供給する。また、モータ13には、ロータ24の回転位置を検出する回転センサのないセンサレスタイプのブラシレスモータが採用されており、マイコン22は、各相のモータコイル25u,25v,25wに生じる誘起電圧に基づいてロータ24の回転位置を推定する。
図2に示すように、EOPECU14は、モータ13に三相の駆動電力を供給する駆動回路21と、駆動回路21にモータ制御信号を出力してモータ13を駆動するマイコン22とを備えている。なお、本実施形態では、EOPECU14は、120度(電気角)毎に通電相及び通電方向を切り替える120度矩形波通電により、モータ13に駆動電力を供給する。また、モータ13には、ロータ24の回転位置を検出する回転センサのないセンサレスタイプのブラシレスモータが採用されており、マイコン22は、各相のモータコイル25u,25v,25wに生じる誘起電圧に基づいてロータ24の回転位置を推定する。
詳述すると、駆動回路21には、直列に接続された一対のスイッチング素子を基本単位(スイッチングアーム)として、各相のモータコイル25u,25v,25wに対応する3つのスイッチングアームを並列に接続してなる周知のPWMインバータが採用されている。つまり、マイコン22の出力するモータ制御信号は、この駆動回路21を構成する各相スイッチング素子のオン/オフ状態(各相スイッチングアームのデューティ比)を規定するものとなっている。そして、駆動回路21は、そのスイッチングパターンに対応する通電相、通電方向及びデューティ比に基づく駆動電力がモータ13に出力される構成となっている。
マイコン22には、モータコイル25u,25v,25wの端子電圧Vu,Vv,Vwを検出する電圧センサ26u,26v,26wが接続されている。マイコン22は、電圧センサ26u,26v,26wにより検出される各モータコイル25u,25v,25wの誘起電圧(逆起電力)に基づいてロータ24の回転位置(回転角)を推定する。具体的には、誘起電圧が基準電位となる時点(ゼロクロス点)を検出する周知の方法により、ロータ24の回転位置を推定する。そして、マイコン22は、推定したロータ24の回転位置に応じてスイッチングパターンを決定する。
また、マイコン22には、モータ13に通電される実電流値Iを検出する電流センサ27及び上位ECU18が接続されている。マイコン22は、上位ECU18から出力される制御信号に含まれる電流指令値I*に実電流値Iを追従させるべくフィードバック制御を実行することにより、電流指令値I*と実電流値Iとの偏差に応じたデューティ比を決定する。そして、マイコン22は、このように決定したスイッチングパターン及びデューティ比を示すモータ制御信号を駆動回路21に出力する。これにより、駆動回路21からモータ13に三相の駆動電力が供給され、モータ13が駆動することによりオイルポンプ12から油圧が供給されるようになっている。
次に、本実施形態における変速機構4へ油圧を供給するポンプの切り替えについて説明する。
アイドルストップ時には、エンジン2が停止しており、メインポンプ3から油圧が供給されないため、上位ECU18からオイルポンプ12により変速機構4への油圧供給を実行する旨の制御信号がEOPECU14に出力される。そして、EOPECU14は当該制御信号(電流指令値I*)に基づいてモータ13を駆動させて油圧Poを供給する。一方、エンジン2が再始動してメインポンプ3から供給される油圧Pmが所定値を超えると、上位ECU18からオイルポンプ12による油圧供給を停止させる旨の制御信号がEOPECU14に出力され、変速機構4への油圧供給が電動ポンプ装置1からメインポンプ3に切り替わる。
アイドルストップ時には、エンジン2が停止しており、メインポンプ3から油圧が供給されないため、上位ECU18からオイルポンプ12により変速機構4への油圧供給を実行する旨の制御信号がEOPECU14に出力される。そして、EOPECU14は当該制御信号(電流指令値I*)に基づいてモータ13を駆動させて油圧Poを供給する。一方、エンジン2が再始動してメインポンプ3から供給される油圧Pmが所定値を超えると、上位ECU18からオイルポンプ12による油圧供給を停止させる旨の制御信号がEOPECU14に出力され、変速機構4への油圧供給が電動ポンプ装置1からメインポンプ3に切り替わる。
ここで、電動ポンプ装置1(オイルポンプ12)が上位ECUからの制御信号を受けて即座に停止すると、電動ポンプ装置1が供給していた油圧が急激に低下することで、油圧回路5内で急激な油圧変動が生じ、振動や異音が発生する虞がある。
この点を踏まえ、EOPECU14は、上位ECU18からモータ13を停止する旨の制御信号が入力されても、モータ13の作動を即座に停止せず、オイルポンプ12から供給される油圧Poを徐々に低下させる減圧制御を実行する。具体的には、本実施形態の減圧制御では、オイルポンプ12から供給される油圧Poの低下速度を連続的に変更しながら、同油圧Poを低下させる。そして、EOPECU14は、メインポンプ3により変速機構4への油圧供給がなされる状態で、モータ角速度(ロータ24の回転速度)ωがモータコイル25u,25v,25wに生じる誘起電圧に基づいてロータ位置を検出可能なスタンバイ角速度ωsで維持されるようにしている。
このように構成された電動ポンプ装置1では、図3に示すように、時刻tにおいて、上位ECU18からオイルポンプ12による油圧供給を停止する旨の制御信号がEOPECU14に入力されると、減圧制御が実行され、オイルポンプ12から供給される油圧Poが徐々に低下する。そして、スタンバイ角速度ωsで回転するモータ13によりオイルポンプ12から供給されるスタンバイ油圧Posまで低下すると、同スタンバイ油圧Posで維持される。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)EOPECU14は、変速機構4への油圧供給をオイルポンプ12からエンジン2により駆動されるメインポンプ3に切り替える際に、同オイルポンプ12から供給される油圧Poが徐々に低下する減圧制御を実行するようにした。
(1)EOPECU14は、変速機構4への油圧供給をオイルポンプ12からエンジン2により駆動されるメインポンプ3に切り替える際に、同オイルポンプ12から供給される油圧Poが徐々に低下する減圧制御を実行するようにした。
上記構成によれば、減圧制御が実行されることにより電動ポンプ装置1のオイルポンプ12から供給される油圧Poが徐々に低下されるため、電動ポンプ装置1を即座に停止する場合と異なり、油圧回路5において急激な油圧変動が生じることが抑制される。これにより、変速機構4への油圧供給が電動ポンプ装置1からメインポンプ3に円滑に切り替えられ、振動や異音が発生することを抑制できる。
(2)モータ13をセンサレスタイプのブラシレスモータにより構成した。そして、EOPECU14は、モータ角速度ωをモータコイル25u,25v,25wに生じる誘起電圧に基づいてロータ24の回転位置を検出可能なスタンバイ角速度ωsで維持するようにした。
すなわち、ロータ24が停止した状態では誘起電圧が生じないため、センサレスタイプのブラシレスモータでは、ロータ24の回転位置にかかわらず、各モータコイル25u,25v,25wへの通電方向及び通電相を予め定められた順序で切り替えること(強制転流)により、ロータ24を強制的に回転させて起動する。そして、モータ角速度ωが上昇し、モータコイル25u,25v,25wに生じる誘起電圧に基づいてロータ24の回転位置が検出できるようになってから、油圧の制御が可能となる。そのため、モータ13を完全に停止させてしまうと、電動ポンプ装置1から油圧を供給できるようになるまでに時間がかかってしまう。この点、上記構成によれば、メインポンプ3により変速機構4への油圧供給がなされている状態においても、モータ角速度ωが誘起電圧に基づいてロータ24の回転位置を検出可能なスタンバイ角速度ωsに維持されるため、メインポンプ3から変速機構4への油圧供給が低下した際に、速やかに電動ポンプ装置1から油圧を供給できるようになる。
また、スタンバイ角速度ωsに対応したスタンバイ油圧Posがオイルポンプ12から継続して供給されることになるため、同オイルポンプ12から供給される油圧Poがゼロになる場合に比べ、変速機構4への油圧供給を電動ポンプ装置1からメインポンプ3に切り替える際に油圧変動が生じることを抑制できる。
(3)EOPECU14は、オイルポンプ12から供給される油圧Poの低下速度を連続的に変更するため、好適に油圧変動を抑制することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記実施形態では、オイルポンプ12から供給される油圧Poの低下速度を連続的に変更しながら同油圧Poを低下させたが、これに限らず、一定の低下速度で油圧Poをスタンバイ油圧Posまで低下させ、同スタンバイ油圧Posを維持するようにしてもよい。また、油圧Poが徐々に低下すれば、どのような態様で減圧制御を実行してもよい。
例えば図4に示すように、オイルポンプ12から供給される油圧Poを低下させる途中の所定油圧で一時的に保持するようにしてもよい。また、所定油圧を複数設定し、ステップ状に油圧を低下させるようにしてもよい。このように油圧Poを低下させる途中で一時的に保持しながら段階的に低下させることで、油圧回路5において急激な油圧変動が生じることを確実に抑制できる。
また、例えば図5に示すように、オイルポンプ12から供給される油圧Poを一旦上昇させてから低下させるようにしてもよい。このように構成することで、減圧制御の実行時に、メインポンプ3から供給される油圧Pmが油圧Poよりも高くなっていても、これら各油圧Po,Pmを近づけることができ、好適に油圧変動を抑制することができる。
さらに、例えばオイルポンプ12から供給される油圧Poを一旦上昇させてから段階的に低下させる等、図3〜図5に示す油圧Poの低下態様を組み合わせてもよい。
・上記実施形態では、EOPECU14は、メインポンプ3により変速機構4への油圧供給がなされている状態においても、モータ角速度ωがスタンバイ角速度ωsで維持されるようにしたが、これに限らず、モータ13を完全に停止するようにしてもよい。
・上記実施形態では、EOPECU14は、メインポンプ3により変速機構4への油圧供給がなされている状態においても、モータ角速度ωがスタンバイ角速度ωsで維持されるようにしたが、これに限らず、モータ13を完全に停止するようにしてもよい。
・上記実施形態では、減圧制御を実行した後に、モータ角速度ωをスタンバイ角速度ωsで維持するようにした。しかし、これに限らず、変速機構4への油圧供給をオイルポンプ12からメインポンプ3に切り替える際に、モータ角速度ωが即座にスタンバイ角速度ωsとなるようにモータ13を制御し、同モータ角速度ω(スタンバイ油圧Pos)を維持するようにしてもよい。このように構成しても、上記実施形態の(2)に準じた作用効果を奏することができる。
・上記実施形態では、本発明をエンジン2より駆動されるメインポンプ3とともに油圧回路5に接続される電動ポンプ装置1に適用したが、これに限らず、メインポンプ3以外のポンプとともに油圧回路に接続される電動ポンプ装置に適用してもよい。また、油圧回路5に電動ポンプ装置1以外のポンプを複数設けるようにしてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項1又は2に記載の電動ポンプ装置において、前記減圧制御では、前記オイルポンプから供給される油圧の低下速度を変更することを特徴とする電動ポンプ装置。上記構成によれば、好適に油圧変動を抑制することができる。
(イ)請求項1又は2に記載の電動ポンプ装置において、前記減圧制御では、前記オイルポンプから供給される油圧の低下速度を変更することを特徴とする電動ポンプ装置。上記構成によれば、好適に油圧変動を抑制することができる。
(ロ)請求項1又は2、上記(イ)のいずれか一項に記載の電動ポンプ装置において、前記減圧制御では、前記オイルポンプから供給される油圧を一時的に保持しながら段階的に該油圧を低下させることを特徴とする電動ポンプ装置。上記構成によれば、油圧回路において急激な油圧変動が生じることを確実に抑制できる。
(ハ)請求項1又は2、上記(イ)、(ロ)のいずれか一項に記載の電動ポンプ装置において、前記減圧制御では、前記オイルポンプから供給される油圧を低下させる前に、該油圧を一旦上昇させることを特徴とする電動ポンプ装置。上記構成によれば、他のオイルポンプから供給される油圧が電動ポンプ装置のオイルポンプから供給される油圧よりも高くなっていても、オイルポンプから供給される油圧を低下させる際に、各ポンプから供給される油圧を近づけることができ、好適に油圧変動を抑制することができる。
(二)油圧を発生させるオイルポンプと、前記オイルポンプを駆動するモータと、前記モータへの駆動電力の供給を通じて前記オイルポンプの作動を制御する制御装置とを備え、油圧作動機器に作動油を供給するための油圧回路に他のオイルポンプとともに設けられる電動ポンプ装置において、前記制御装置は、前記他のオイルポンプによる前記油圧作動機器への油圧供給が停止する場合に、前記油圧作動機器への油圧供給を補完すべく前記オイルポンプを作動させるものであり、前記モータは、センサレスタイプのブラシレスモータにより構成され、前記制御装置は、モータコイルに生じる誘起電圧に基づいてロータの回転位置を推定するものであって、前記制御装置は、前記他のオイルポンプにより前記油圧作動機器への油圧供給がなされる状態で、前記誘起電圧に基づいて前記回転位置を検出可能なモータ角速度を維持することを特徴とする電動ポンプ装置。上記構成によれば、請求項2と同様の作用効果を奏することができる。
1…電動ポンプ装置、2…エンジン、3…メインポンプ、4…変速機構、5…油圧回路、12…オイルポンプ、13…モータ、14…EOPECU、16…逆止弁、18…上位ECU、21…駆動回路、22…マイコン、24…ロータ、25u,25v,25w…モータコイル、Pm,Po…油圧、Pos…スタンバイ油圧、ω…モータ角速度、ωs…スタンバイ角速度。
Claims (2)
- 油圧を発生させるオイルポンプと、前記オイルポンプを駆動するモータと、前記モータへの駆動電力の供給を通じて前記オイルポンプの作動を制御する制御装置とを備え、油圧作動機器に作動油を供給するための油圧回路に他のオイルポンプとともに設けられる電動ポンプ装置において、
前記制御装置は、前記他のオイルポンプによる前記油圧作動機器への油圧供給が停止する場合に、前記油圧作動機器への油圧供給を補完すべく前記オイルポンプを作動させるものであって、
前記制御装置は、前記油圧作動機器への油圧供給を前記オイルポンプから前記他のオイルポンプに切り替える際に、前記オイルポンプから供給される油圧を徐々に低下させる減圧制御を実行することを特徴とする電動ポンプ装置。 - 請求項1に記載の電動ポンプ装置において、
前記モータは、センサレスタイプのブラシレスモータにより構成され、
前記制御装置は、モータコイルに生じる誘起電圧に基づいてロータの回転位置を推定するものであって、
前記制御装置は、前記他のオイルポンプにより前記油圧作動機器への油圧供給がなされる状態で、前記誘起電圧に基づいて前記回転位置を検出可能なモータ角速度を維持することを特徴とする電動ポンプ装置。
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