JP2012015819A - 立体画像撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】立体画像を撮影できない場合には高品質な二次元画像を撮影することができる単眼の立体画像撮像装置を提供する。
【解決手段】第1画素群に属する第1画素と該第1画素に隣接する第2画素群に属する第2画素とがペアを構成し該ペアを構成する第1画素及び第2画素が瞳分割されて同一被写体からの異なる入射角の光を受光する撮像素子と、該撮像素子の前段に置かれた単眼の撮影レンズ部と、前記ペアを構成する第1画素と第2画素の各々の撮像画像信号を別個に処理し右眼用画像データと左眼用画像データを生成する3D画像生成手段と、前記ペアを構成する第1画素と第2画素の各撮像画像信号を画素加算して処理し被写体の平面画像を生成する2D画像生成手段と、撮影レンズ部の焦点距離及び前記被写体までのフォーカス位置に応じて3D画像生成手段または2D画像生成手段を選択する撮影モード切替手段(S37)とを備える。
【選択図】図22
【解決手段】第1画素群に属する第1画素と該第1画素に隣接する第2画素群に属する第2画素とがペアを構成し該ペアを構成する第1画素及び第2画素が瞳分割されて同一被写体からの異なる入射角の光を受光する撮像素子と、該撮像素子の前段に置かれた単眼の撮影レンズ部と、前記ペアを構成する第1画素と第2画素の各々の撮像画像信号を別個に処理し右眼用画像データと左眼用画像データを生成する3D画像生成手段と、前記ペアを構成する第1画素と第2画素の各撮像画像信号を画素加算して処理し被写体の平面画像を生成する2D画像生成手段と、撮影レンズ部の焦点距離及び前記被写体までのフォーカス位置に応じて3D画像生成手段または2D画像生成手段を選択する撮影モード切替手段(S37)とを備える。
【選択図】図22
Description
本発明は、被写体の立体画像を撮影する立体画像撮像装置に関する。
被写体の立体画像(三次元画像:以下、3D画像ともいう。)を撮影できる立体画像撮像装置が実際に普及し始め、テレビジョン装置やパーソナルコンピュータのモニタ装置も、立体画像を表示できるものが普及し始めている。
従来の立体画像撮像装置は、例えば下記の特許文献1,2に記載されている様に、2つの撮像部を装備し、各撮像部の撮影レンズ系をカメラ筐体前部の左右に並べて設けている。そして、右側の撮影レンズ系を通して右眼用の被写体画像を撮影し、左側の撮影レンズ系を通して左眼用の被写体画像を撮影している。
2つの撮像部を持つ複眼の立体画像撮像装置は、個々の撮像部が高価な撮影レンズ系や撮像素子を備えるため、単眼の二次元画像(平面画像:以下、2D画像ともいう。)を撮影するカメラに比べて撮像部のコストが倍になってしまうという問題がある。
そこで、特許文献3では、撮影レンズ系として左右の2系統を持つが、撮像素子を共通化して1個で済む立体撮像装置を提案している。特許文献4では、撮影レンズ系も共通化し1系統だけとする単眼の立体画像撮像装置を提案している。
これら立体画像撮像装置は、1つの撮像素子に二次元アレイ状に配列形成した多数の画素のうち、約半数の画素に右眼用の画像データが入射し、残り半数の画素に左眼用の画像データが入射する様に、瞳分割する構成としている。
被写体画像を撮影する場合、どのような被写体画像であっても、常に立体画像として撮影できる訳ではない。例えば、無限遠の遠景の風景画像は、左右両眼の視差をとることができないため、立体画像として撮影することはできない。
立体画像として撮影できる範囲は、右眼用画像と左眼用画像との間にある程度の視差がとれる範囲であり、立体画像として撮影できない被写体画像を立体画像として再生しても、高品質な立体画像にはならない。
近景や中景の被写体画像であって立体画像として再生できるか否かの境目当たりの画像は、これを立体画像として再生しても、明瞭な立体画像にはならない。この場合、見た目が平面画像(2D画像)に近い画像として再生されるが、表示は立体であるため、全体として不明瞭な二次元画像になってしまう。
従来の単眼の立体画像撮像装置は、立体画像を撮影する場合しか考慮しておらず、立体画像を撮影できない場合にどの様に対処すれば良いかを考慮していない。
本発明の目的は、立体画像を撮影できない場合には高品質な二次元画像を撮影することができる単眼の立体画像撮像装置を提供することにある。
本発明の立体画像撮像装置は、第1画素群と第2画素群とが同一面に混在して形成され、前記第1画素群に属する第1画素と該第1画素に隣接する前記第2画素群に属する第2画素とがペアを構成し、該ペアを構成する前記第1画素及び前記第2画素が瞳分割されて同一被写体からの異なる入射角の光を受光する撮像素子と、
該撮像素子の前段に置かれ前記被写体からの入射光を該撮像素子の受光面に結像させる1系統の撮影レンズ部と、
前記ペアを構成する前記第1画素と前記第2画素の各々の撮像画像信号を別個に処理し、前記第1画素群の各々の前記第1画素の撮像画像信号から右眼用の第1の被写体画像データを生成し、前記第2画素群の各々の前記第2画素の撮像画像信号から左眼用の第2の被写体画像データを生成する3D画像生成手段と、
前記ペアを構成する前記第1画素と前記第2画素の各撮像画像信号を画素加算して処理し、前記被写体の平面画像を第3の被写体画像データとして生成する2D画像生成手段と、
前記撮影レンズ部の焦点距離及び前記被写体までのフォーカス位置に応じて、前記3D画像生成手段に前記右眼用と前記左眼用の前記第1,第2の被写体画像データを生成させ、又は、前記2D画像生成手段に前記第3の被写体画像データを生成させる撮影モード切替手段と
を備えることを特徴とする。
該撮像素子の前段に置かれ前記被写体からの入射光を該撮像素子の受光面に結像させる1系統の撮影レンズ部と、
前記ペアを構成する前記第1画素と前記第2画素の各々の撮像画像信号を別個に処理し、前記第1画素群の各々の前記第1画素の撮像画像信号から右眼用の第1の被写体画像データを生成し、前記第2画素群の各々の前記第2画素の撮像画像信号から左眼用の第2の被写体画像データを生成する3D画像生成手段と、
前記ペアを構成する前記第1画素と前記第2画素の各撮像画像信号を画素加算して処理し、前記被写体の平面画像を第3の被写体画像データとして生成する2D画像生成手段と、
前記撮影レンズ部の焦点距離及び前記被写体までのフォーカス位置に応じて、前記3D画像生成手段に前記右眼用と前記左眼用の前記第1,第2の被写体画像データを生成させ、又は、前記2D画像生成手段に前記第3の被写体画像データを生成させる撮影モード切替手段と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、被写体の高品質な立体画像(3D画像)を撮像できない場合には、立体撮像装置側が判断して高品質な平面画像(2D画像)の撮像を行うため、ユーザにとって使い勝手が良く、どの様な撮影条件でも品質の高い被写体画像を撮像することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る単眼の立体画像撮像装置の外観斜視図である。この立体画像撮像装置10は、カメラ筐体11の前部に、単眼の撮影レンズ系12を収納するレンズ鏡筒13が沈胴可能に取り付けられており、カメラ筐体11の上面右端部にはシャッタレリーズボタン14が設けられており、カメラ筐体11の背部には、図1では図示しない液晶表示部(図2の表示部25)が設けられている。
図2は、図1に示す立体画像撮像装置10の機能ブロック図である。撮影レンズ系12の背部には、シャッタ16及び図示省略の絞り(アイリス)を介して詳細は後述する撮像素子100が配置されている。撮影レンズ系12を通して撮像素子100の受光面に結像された被写体光像に対応する撮像画像データが、アナログデジタル(AD)変換部17でデジタルデータに変換され、バス18に出力される。
バス18には、この立体画像撮像装置10の全体を統括制御する中央制御部(CPU)21と、シャッタレリーズボタン14を含む操作ボタン等で構成される操作部22と、DSP等で構成されCPU21の指示の基に撮像画像データに対して周知の画像処理を施す画像処理部23と、画像処理された撮像画像データを表示用のデータに変換するビデオエンコーダ24と、ビデオエンコーダ24で変換された撮像画像データを液晶表示部25に表示するドライバ26と、メインメモリ27と、メディア制御部28とが接続され、メディア制御部28に着脱自在に記録媒体(メモリカード)29が装着される。
液晶表示部25は、例えばスキャンバックライト方式の液晶表示部であり、右眼用画像データと左目用画像データとを表示して被写体の立体画像を表示することができる表示部となっている。
CPU21には、デバイス制御部31が接続される。デバイス制御部31は、CPU21からの指示に従い、撮像素子100の駆動制御を行い、シャッタ16の開閉制御を行い、撮影レンズ系12のフォーカス位置制御やズーム位置制御を行う。
図3は、図2に示す撮像素子100の表面模式図である。本実施形態の固体撮像素子100は、半導体基板の表面部に、複数のフォトダイオード(光電変換素子:画素)33が二次元アレイ状に配列形成されている。図示する例では、奇数行の画素行に対して偶数行の画素行が1/2画素ピッチづつずらして形成された所謂ハニカム画素配列となっており、各画素の受光面面積が正方画素配列の場合より広くすることができる。
画素33で構成される各画素列に沿って垂直電荷転送路(VCCD)34が形成され、各垂直電荷転送路34の転送方向端部に沿ってラインメモリ(LM)35が形成され、ラインメモリ35に並列に水平電荷転送路(HCCD)36が形成され、水平電荷転送路36の転送方向端部に、転送されてきた信号電荷の電荷量に応じた電圧値信号を撮像画像信号として出力するアンプ37が設けられている。
垂直電荷転送路34は、半導体基板内に形成された埋め込みチャネルと、半導体基板表面に形成された絶縁膜を介し前記埋め込みチャネル上に積層された一連の多数の転送電極膜とで構成される。
ラインメモリ35は、垂直電荷転送路34毎の信号電荷一時蓄積用のバッファ35aを備え、例えば特開2006―157624号公報に記載されている様に、垂直電荷転送路34から送られてきた信号電荷を一時的に保持し、この信号電荷を水平電荷転送路36に転送するときのタイミングを制御することで、水平方向の画素加算(信号電荷の混合)を行う機能を有する。
図3に示す「R」「r」「G」「g」「B」「b」はカラーフィルタの色(R,r=赤、G,g=緑、B,b=青)を示している。R,rの色の区別はなく、G,gとB,bも同様である。
本実施形態の固体撮像素子100では、奇数行の画素行の各々の画素(以下、A群画素ともいう。)にはRGBのカラーフィルタがベイヤ配列され、偶数行の画素行の各々の画素(以下、B群画素ともいう。)にはrgbのカラーフィルタがベイヤ配列されている。図4は、図3の各画素に積層されたカラーフィルタRGBrgbの配列だけを記載した図である。同一面に平均的に混在して設けられるA群画素とB群画素は、各画素が1対1に対応して設けられるため、A群画素,B群画素は同一画素数となる。
図3の垂直転送電極V1〜V8のうち読出電極兼用転送電極V2に読出パルスを印加して…B□G□B□G□…の信号電荷を垂直電荷転送路34に読み出し、これを2段分転送してから読出電極兼用転送電極V4に読出パルス印加すると、上記の□位置にg,b,g,…の信号電荷が読み出され、1行分として、…bBgGbBgG…の信号電荷が並ぶことになる。これをラインメモリ35まで転送し、上述したように水平電荷転送路への転送タイミングを制御することで、b+B,g+G,b+B,g+Gの同色の2画素加算を行うことが可能となる。
図3に示す各画素33の上(カラーフィルタの上)には、夫々、マイクロレンズが積層され、また、各画素33の受光面の上部(カラーフィルタの下)には、遮光膜開口が設けられるが、これらは、図3では図示を省略している。
図5は、各画素毎のマイクロレンズ(円形)41と遮光膜開口との位置関係を示す図である。A群画素においては、マイクロレンズ41に対して、遮光膜開口42aを、マイクロレンズ中心に対して左側(被写体側から固体撮像素子100を視た場合)に偏心して設けている。また、B群画素においては、マイクロレンズ41に対して、遮光膜開口42bを、マイクロレンズ中心に対して右側に偏心して設けている。
A群画素とB群画素とは、図3,図4から分かる通り、画素ピッチが垂直方向,水平方向共に1/2づつずらして設けられているため、同色画素(Rとr、Gとg、Bとb)が斜めに隣接する配置となっている。斜めに最隣接する同色2画素をペア画素とした場合、図6に示す様に、ペア画素の一方の遮光膜開口42aは左側に偏心し、他方の遮光膜開口42bは右側に偏心していることになる。
ペア画素を構成する一方の画素と他方の画素とは、マイクロレンズの中心に対して遮光膜開口が互いに逆方向にずれているため、撮影レンズ12を通して入射してくる同一被写体からの光の入射角が互いに逆方向となる様に制限されることになる。
この結果、固体撮像素子100を用いて被写体画像を撮影した場合、遮光膜開口42aを通して受光されたA群画素の撮像画像信号は右眼で被写体を視た画像となり、遮光膜開口42bを通して受光されたB群画素の撮像画像信号は左眼で被写体を視た画像となり、図6下段に示す様に、視差が生じることになる。
被写体のうちA群画素とB群画素で合焦する部分は、同じ位置で合焦状態となりA群画素,B群画素の夫々に結像する。被写体のうち合焦状態とならない部分はA群画素(右眼画像)とB群画素(左眼画像)で左右にずれた位置にボケ像が作られる。
このボケ像が、合焦距離に対する被写体距離の差に応じて左右のずれ量(視差)として変わってくるため、A群画素の撮像画像とB群画素の撮像画像を左右の画像とすることで、立体画像の再生が可能となる。
立体画像を再生する場合、図2の画像信号処理部23は、A群画素の各々の画素の撮像画像信号を1枚の右眼用撮像画像データとして処理しメモリカード29に保存すると共に表示部25に右眼用撮像画像データを表示させ、B群画素の各々の画素の撮像画像信号を1枚の左眼用撮像画像データとして処理しメモリカード29に保存すると共に表示部25に左眼用撮像画像データを表示させ、被写体の立体画像を表示部25に表示させる。
図7は、固体撮像素子100により2D画像を撮影する場合の説明図である。2D画像を撮像する場合には、A群画素とB群画素のペアとなる同色2画素を画素加算して出力する。図7に楕円で示すペア画素を、上述した図3のラインメモリ35を用いて加算することで、2Dの撮像画像データを得ることが可能となる。
立体画像用に生成されたA群画素の撮像画像信号とB群画素の撮像画像信号は、左右のボケ画像の位置がA群とB群でずれるため、これを2D画像として表示すると偽解像が生じる。しかし、実施形態の様に画素加算を行うと、ボケ部分が加算によって合成され、A群,B群画素の区別のない1枚の2D画像となるため、高品質な2D画像を取得することが可能となる。
また、実施形態の固体撮像素子100では、図3,図4のカラーフィルタ配列をとっているため、画素加算した2Dの撮像画像データの色配列はベイヤ配列となり、既存のベイヤ配列用の画像処理技術を利用可能となり、画像処理が容易となる。
図8は、ラインメモリ35を用いてA+Bの画素加算信号(2D画像信号)を出力するときの信号読出順の説明図である。2D撮像画像信号を固体撮像素子100内部で画素加算し出力する場合には、垂直方向に隣接するA群画素行1行とB群画素行1行をラインメモリ35を用いて画素加算し、2行(A+B)毎に出力する。
そして、図3の画像処理部23は、(A+B)の画素加算信号に対して画像処理を施して2D画像データを生成し、表示部25に表示すると共に、メモリカード29に保存する。
図9は、3D画像信号を出力するときの信号読出順の説明図である。画素加算せずに、A群画素行,B群画素行,A群画素行,…と交互に出力し、画像処理部23は、A群画素の撮像画像信号に対し画像処理して右眼用の画像データを生成し、メモリカード29に保存すると共に、B群画素の撮像画像信号に対し画像処理して左眼用の画像データを生成し、メモリ29に保存する。そして、右眼用と左眼用の画像を表示部25に立体画像として表示する。
図10は、3D画像信号を出力するときの図9とは異なる信号読出順の説明図である。図9では、A群画素行,B群画素行,A群画素行,…と交互に出力して右眼用の画像データと左眼用の画像データを生成したが、本実施形態では、A群画素を先に全画素行読み出し、次にB群画素を全画素行読み出す様にしている。この様にしても、図9と同様に画像処理が容易となる。
図9又は図10の信号読出順で出力したA群画素の撮像画像信号の画素数は、全画素の半数となり、B群画素の撮像画像信号の画素数も全画素数の半数となる。これに対し、2D画像生成用に2画素加算した画素数も、全画素数の半数となる。つまり、本実施形態の2D画像は、3D画像の画素解像度に対して同じ画素数となるため、解像度を低下させることなく、鮮明な2D画像を得ることが可能となる。
上述した実施形態では、固体撮像素子100内で2画素加算する例を説明したが、A群画素の全画素の撮像画像信号を読み出し、B群画素の全画素の撮像画像信号を読み出し、画像処理部23で、ペア画素の同色2画素加算を行い、2D画像データを生成することでも良い。
また、上述した実施形態では、電荷結合素子(CCD)を信号読出回路とした固体撮像素子100を説明したが、信号読出回路がCMOS型等のトランジスタ回路を用いた固体撮像素子も適用可能である。信号読出回路がMOSトランジスタ回路の場合、例えば、図9の様な信号読出順のとき、A群画素とB群画素で露光時間のタイミング差を殆ど無くすことができるという利点もある。
図11は、A群画素とB群画素の画素配列説明図である。図3,図4で説明した実施形態では、奇数行の画素が偶数行の画素に対して1/2画素ピッチづつずらした画素配列(所謂、ハニカム画素配列)となっているが、画素配列が正方配列であっても良い。
画素配列が正方配列の場合、図12(a)に示す様に、一方の市松位置にくる画素をA群画素とし、図12(b)に示す様に、他方の市松位置にくる画素をB群画素として、併せて図11の画素配列とすることができる。この場合、ペアとなる2画素は、水平方向に隣接するA画素B画素としても、垂直方向に隣接するA画素B画素としても良い。
図13は、画素配列が正方配列の場合の、別実施形態に係るA群画素,B群画素の画素配列を示す図である。この実施形態では、奇数列の画素をA群画素とし、偶数列の画素をB群画素としている。
図14は、図13の画素配列における3原色カラーフィルタRGBrgbを搭載した画素の説明図である。水平方向にA画素とB画素が隣接し、水平方向に隣接する同色2画素をペア画素としている。例えば、図14の左上のG画素(図13のA画素)と、水平方向に隣接するg画素(図13のB画素)とがペア画素となっており、A画素に左方向に偏心した遮光膜開口42aが設けられ、B画素に右方向に偏心した遮光膜開口42bが設けられる。
図15は、正方配列におけるA群画素とB群画素の別実施形態の配列図である。本実施形態では、奇数行の画素をA群画素とし、偶数行の画素をB群画素としている。
図16は、図15の画素配列における3原色カラーフィルタRGBrgbを搭載した画素の説明図である。垂直方向にA画素とB画素が隣接し、垂直方向に隣接する同色2画素をペア画素としている。例えば、図16の左上のG画素(図15のA画素)と、垂直方向に隣接するg画素(図15のB画素)とがペア画素となっており、A画素に左方向に偏心した遮光膜開口42aが設けられ、B画素に右方向に偏心した遮光膜開口42bが設けられる。
図14,図16のカラーフィルタ配列及びペア画素配列とすることで、2画素加算した結果の色配列がベイヤ配列となるため、既存のベイヤ配列に対する画像処理技術を適用でき、画像処理が容易になる。
上述した実施形態では、例えば図14に示す様に、ペア画素の遮光膜開口を互いに左右の反対方向に偏心させることで、ペア画素を瞳分割して視差画像を撮像できる様にしている。しかし、瞳分割を行う場合、遮光膜開口を偏心させなくても実現できる。
例えば、図17(a)に平面図を、図17(b)に断面図を示すように、ペア画素51a,51bの遮光膜52の開口52aを各画素51a,51bの受光面全面で開口させ、ペア画素51a,51bに対して、長円(楕円)形の1つのマイクロレンズ53を搭載し、同一被写体からの入射角の異なる入射光がペア画素51a,51bの夫々に入射される様にすればよい。
図18は、図2に示す立体画像撮像装置10における撮像処理手順の基本を示すフローチャートである。撮像処理が開始し撮像(各画素の露光)が行われたとき、先ず、ステップS11で、3Dモードによる撮像か否かを判定する。
3Dモードでの撮像の場合には、ステップS11からステップS12に進み、A群画素の各々の画素の撮像画像信号とB群画素の各々の画素の撮像画像信号とを別個に読み出して、上述した様に、A群画素の撮像画像信号により右眼用の画像データを生成すると共にB群画素の撮像画像信号により左眼用の画像データを生成する。そして次のステップS13で、右眼用と左眼用の各画像データをメモリカード29に記録して、この処理を終了する。
ステップS11の判定の結果、3Dモードによる撮像で無い場合には、ステップS11からステップS14に進み、A群画素とB群画素のペア画素の画素加算信号を用いて2D画像データを生成し、ステップS13で2D画像データをメモリカード29に保存してこの処理を終了する。
ステップS11における3Dモードによる撮像か2Dモードによる撮像かの判断は、例えば立体画像撮像装置10のユーザが操作部22から指示した撮像モードで判断する構成としても良い。
しかし、立体画像の撮影が可能な距離にある被写体であるか否かは、そのときの望遠レンズの倍率とかマクロ撮影の有無とかにより異なるため、熟練したユーザでないと高品質な立体画像を撮影するのは困難である。そこで、3Dモードで撮像を行うか否かを自動的に判断するアルゴリズムを立体画像撮像装置に搭載し、非熟練者でも容易に、高品質な3D画像を撮影できるようにし、高品質な3D画像を撮影できない場合には高品質な2D画像を撮影できる様にする。
図19は、図2に代わる別実施形態の立体画像撮像装置20の機能ブロック図である。図2に示す立体画像撮像装置10と基本構成は同じであり、撮影レンズ系12の内部構成が異なるだけのため、同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。本実施形態の撮影レンズ系12は、焦点距離可変機構部及び焦点距離検出部12aと、フォーカス位置可変機構部及びフォーカス位置検出部12bとを備えて構成される。
図19に示す立体画像撮像装置20では、これら可変機構&検出部12a,12bの検出結果に基づき、図20に示す様に、撮像装置側が3Dモードで撮像するか2Dモードで撮像するかを自動的に決定する。
図20において、撮像処理が開始し撮像(各画素の露光)が行われたとき、先ずステップS1で焦点距離fを検出し、次のステップS2でフォーカス位置xを検出する。そして、次のステップS3で、CPU21は、撮影モード(撮像素子の駆動モード或いは画像処理モード)を3Dモードとするか2Dモードとするかを決定し、その後に、図18と同じステップS11,S12,S13,S14に進む。
ステップS3の処理手順の詳細を、図21に示す。この実施形態では、焦点距離fの大小判断を行う閾値aと、フォーカス位置xの大小判断を行う閾値b,c(c≦b)の3つの閾値を用いて、撮影モードを3Dモードとするか2Dモードとするかを自動的に決定している。
処理手順がステップS3に進んだとき、先ず、ステップS31で、f<aであるか否かを判定する。f<aのとき、即ち、焦点距離の閾値aよりも広角撮影となっている場合には、ステップS32に進み、今度はx>cであるか否かを判定する。
即ち、フォーカス位置xが閾値cより遠い場合には、立体画像として視差角をとれない被写体であると判断し、ステップS33に進み、撮影モードを2Dモードとして、ステップS11に進む。
ステップS31の判定の結果、f≧aのとき、即ち、焦点距離aより望遠撮影の場合には、ステップS34に進み、x>bであるか否かを判定する。フォーカス位置xが閾値bより大きい場合、即ち、閾値bより遠方の場合には、立体画像の撮影が困難なため、ステップS33に進み、撮影モードを2Dモードとする。
ステップS34の判定の結果、x≦bの場合には、即ち、フォーカス位置xが閾値bより近い場合には、立体画像を撮影する視差角がとれるため、ステップS35に進み、撮影モードを3Dモードとして、ステップS11に進む。
この様に、実施形態によれば、c<bなので、望遠撮影の場合に3Dモードでの撮影が行われやすく、広角撮影の場合に2Dモードでの撮影が行われ易くなっている。
図22は、図20のステップS3の別実施形態の詳細処理手順を示すフローチャートである。本実施形態では、ステップS3に進んだとき、先ず、ステップS36で絞り値Fを検出する。そして、次のステップS37で、視差角θがどの程度とれているかを判定し、視差角θが閾値dより小さいとき(判定結果がNo)ステップS33に進んで撮影モードを2Dモードに設定し、視差角θが閾値d以上のとき(判定結果がYes)ステップS35に進んで撮影モードを3Dモードに設定する。
図23は、ステップS37で行う判定処理における視差角θの求め方を示す図である。絞り値Fに対して焦点距離がfであるため、絞り位置のレンズ開口の大きさYは、Y=f×(1/F)となる。
一方、レンズから被写体までの距離(フォーカス位置)はxであり、この被写体を絞り位置から見た輻輳角(視差角)をθとすると、Y=x×tanθとなる。
両式からYを消去すると、輻輳角θは
θ=tan−1〔f×(1/F)/x〕
として表される。
θ=tan−1〔f×(1/F)/x〕
として表される。
この視差角θが所定の閾値dより小さければ、立体画像の撮影ができないと判断してステップS33で2Dモードとし、視差角θが閾値dより大きければ、立体画像の撮影が可能と判断してステップS35に進み、3Dモードの撮影を行う。
この実施形態では、視差角θの大きさを判断する閾値dを1つだけ定めたが、この閾値dは、焦点距離fの大きさに依存して複数の値d1,d2,…をとり焦点距離fに応じて立体画像の撮影に適しているか否かを判断しても良い。
上述した実施形態では、2Dモードで撮影を行う場合、画素加算を行っている。この画素加算を行うと、信号量が増えるため感度が高くなり、低照度撮影に有利となる。そこで、撮影シーンが暗くて3Dモードではノイズが目立つ場合に、自動的に2Dモードに撮影モードを切り換える様にしても良い。この処理手順を図24に示す。
図24において、撮像処理が開始し撮像(各画素の露光)が行われたとき、先ずステップS4で、露出値Eを検出する。そして、次のステップS5で、露出値Eが閾値Thより小さいか否かを判定する。E<Thの場合には暗いシーンのためノイズが多くなると判断してステップS33に進み、撮影モードを2Dモードに設定し、ステップS11に進む。
ステップS5の判定の結果、E≧Thの場合には、明るいシーンのためノイズが少ないと判断し、ステップS35に進んで撮影モードを3Dモードに設定し、ステップS11に進む。
以上、各実施形態を別々に説明したが、上述した複数の実施形態を併用した実施形態とすることも可能である。例えば、図24の実施形態におけるステップS5を、図21や図22のステップ35の直前に行い、上流の判断ステップで3Dモードで撮影を行うと判断しても、暗いシーンの場合には自動的に2Dモードで撮影を行う様にする。
以上述べた様に、実施形態による立体撮像装置は、第1画素群と第2画素群とが同一面に混在して形成され、前記第1画素群に属する第1画素と該第1画素に隣接する前記第2画素群に属する第2画素とがペアを構成し、該ペアを構成する前記第1画素及び前記第2画素が瞳分割されて同一被写体からの異なる入射角の光を受光する撮像素子と、
該撮像素子の前段に置かれ前記被写体からの入射光を該撮像素子の受光面に結像させる1系統の撮影レンズ部と、
前記ペアを構成する前記第1画素と前記第2画素の各々の撮像画像信号を別個に処理し、前記第1画素群の各々の前記第1画素の撮像画像信号から右眼用の第1の被写体画像データを生成し、前記第2画素群の各々の前記第2画素の撮像画像信号から左眼用の第2の被写体画像データを生成する3D画像生成手段と、
前記ペアを構成する前記第1画素と前記第2画素の各撮像画像信号を画素加算して処理し、前記被写体の平面画像を第3の被写体画像データとして生成する2D画像生成手段と、
前記撮影レンズ部の焦点距離及び前記被写体までのフォーカス位置に応じて、前記3D画像生成手段に前記右眼用と前記左眼用の前記第1,第2の被写体画像データを生成させ、又は、前記2D画像生成手段に前記第3の被写体画像データを生成させる撮影モード切替手段と
を備えることを特徴とする。
該撮像素子の前段に置かれ前記被写体からの入射光を該撮像素子の受光面に結像させる1系統の撮影レンズ部と、
前記ペアを構成する前記第1画素と前記第2画素の各々の撮像画像信号を別個に処理し、前記第1画素群の各々の前記第1画素の撮像画像信号から右眼用の第1の被写体画像データを生成し、前記第2画素群の各々の前記第2画素の撮像画像信号から左眼用の第2の被写体画像データを生成する3D画像生成手段と、
前記ペアを構成する前記第1画素と前記第2画素の各撮像画像信号を画素加算して処理し、前記被写体の平面画像を第3の被写体画像データとして生成する2D画像生成手段と、
前記撮影レンズ部の焦点距離及び前記被写体までのフォーカス位置に応じて、前記3D画像生成手段に前記右眼用と前記左眼用の前記第1,第2の被写体画像データを生成させ、又は、前記2D画像生成手段に前記第3の被写体画像データを生成させる撮影モード切替手段と
を備えることを特徴とする。
また、実施形態の立体撮像装置の前記撮影モード切替手段は、閾値より焦点距離が短い広角撮影のとき前記2D画像生成手段に前記第3の被写体画像データを生成させ、前記閾値より焦点距離が長い望遠撮影のとき前記3D画像生成手段に前記第1,第2の被写体画像データを生成させることを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置の前記撮影モード切替手段は、フォーカス位置が閾値以遠のとき前記2D画像生成手段に前記第3の被写体画像データを生成させ、フォーカス位置が前記閾値以遠でないとき前記3D画像生成手段に前記第1,第2の被写体画像データを生成させることを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置の前記撮影モード切替手段は、絞り値をF、フォーカス位置をx、焦点距離をfとしたとき、視差角θを
θ=tan−1〔f×(1/F)/x〕
として算出し、閾値dに対してd≦θのとき前記3D画像生成手段に前記第1,第2の被写体画像データを生成させ、d>θのとき前記2D画像生成手段に前記第3の被写体画像データを生成させることを特徴とする。
θ=tan−1〔f×(1/F)/x〕
として算出し、閾値dに対してd≦θのとき前記3D画像生成手段に前記第1,第2の被写体画像データを生成させ、d>θのとき前記2D画像生成手段に前記第3の被写体画像データを生成させることを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置は、前記視差角θを判断する閾値dとして、焦点距離fの大きさに依存した複数の値をとることを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置は、前記撮影モード切替手段が前記3D画像生成手段に前記第1,第2の被写体画像データを生成させると判断した場合でも露出値が所定値以下のときは前記2D画像生成手段に前記第3の被写体画像データを生成させることを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置は、前記2D画像生成手段が前記第3の被写体画像データを生成する場合には前記ペアを構成する前記第1画素と前記第2画素の各撮像画像信号を画素加算した信号を前記撮像素子から読み出して処理することを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置は、前記3D画像生成手段に前記第1,第2の被写体画像データを生成させるときは、前記第1画素群と前記第2画素群から交互に画素行毎に信号を読み出すことを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置は、前記3D画像生成手段に前記第1,第2の被写体画像データを生成させるときは、前記第1画素群の信号を全て読み出した後に前記第2画素群の信号を読み出すことを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置は、前記第1画素群と前記第2画素群の各画素数が同一であることを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置は、前記撮像素子の各画素には、前記画素加算した結果の色配列がベイヤ配列となるカラーフィルタが設けられることを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置は、前記撮像素子の画素配列が奇数行の画素行に対して偶数行の画素行が1/2画素ピッチづつずらして配列されたことを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置は、前記撮像素子の画素配列が正方格子配列であることを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置は、前記第1画素群にカラーフィルタがベイヤ配列され、前記第2画素群にカラーフィルタがベイヤ配列されることを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置の前記瞳分割は、前記第1画素の遮光膜開口位置と前記第2画素の遮光膜開口の位置を左右にずらすことで行うことを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置の前記瞳分割は、前記ペアとなる前記第1画素及び前記第2画素に共通の1つのマイクロレンズを搭載し該マイクロレンズを通して前記第1画素と前記第2画素の夫々に入射する光の入射角を異ならせることで行うことを特徴とする。
以上述べた実施形態によれば、被写体の撮影条件に応じてカメラ側が自動的に最適な撮影モード(3D撮影モード又は2D撮影モード)を選択するため、ユーザが3D撮影モードで撮影した方がいいのか2D撮影モードで撮影した方がいいのかの判断を行わなくても、常に、高品質な被写体画像を得ることが可能となる。
本発明に係る立体画像撮像装置は、単眼式であるため低コストで製造可能となり、また、立体画像の撮影に不適切なとき高品質な平面画像の撮影を行うため、使い勝手の良い3Dカメラ,ステレオカメラとして有用である。
10,20 立体画像撮像装置
12 撮影レンズ
14 シャッタボタン
21 CPU
23 画像処理部
33,51a,51b 画素(フォトダイオード)
34 垂直電荷転送路(VCCD)
35 ラインメモリ
36 水平電荷転送路(HCCD)
41,53 マイクロレンズ
42a,42b 遮光膜開口
100 撮像素子
12 撮影レンズ
14 シャッタボタン
21 CPU
23 画像処理部
33,51a,51b 画素(フォトダイオード)
34 垂直電荷転送路(VCCD)
35 ラインメモリ
36 水平電荷転送路(HCCD)
41,53 マイクロレンズ
42a,42b 遮光膜開口
100 撮像素子
Claims (16)
- 第1画素群と第2画素群とが同一面に混在して形成され、前記第1画素群に属する第1画素と該第1画素に隣接する前記第2画素群に属する第2画素とがペアを構成し、該ペアを構成する前記第1画素及び前記第2画素が瞳分割されて同一被写体からの異なる入射角の光を受光する撮像素子と、
該撮像素子の前段に置かれ前記被写体からの入射光を該撮像素子の受光面に結像させる1系統の撮影レンズ部と、
前記ペアを構成する前記第1画素と前記第2画素の各々の撮像画像信号を別個に処理し、前記第1画素群の各々の前記第1画素の撮像画像信号から右眼用の第1の被写体画像データを生成し、前記第2画素群の各々の前記第2画素の撮像画像信号から左眼用の第2の被写体画像データを生成する3D画像生成手段と、
前記ペアを構成する前記第1画素と前記第2画素の各撮像画像信号を画素加算して処理し、前記被写体の平面画像を第3の被写体画像データとして生成する2D画像生成手段と、
前記撮影レンズ部の焦点距離及び前記被写体までのフォーカス位置に応じて、前記3D画像生成手段に前記右眼用と前記左眼用の前記第1,第2の被写体画像データを生成させ、又は、前記2D画像生成手段に前記第3の被写体画像データを生成させる撮影モード切替手段と
を備える立体画像撮像装置。 - 請求項1に記載の立体画像撮像装置であって、前記撮影モード切替手段は、閾値より焦点距離が短い広角撮影のとき前記2D画像生成手段に前記第3の被写体画像データを生成させ、前記閾値より焦点距離が長い望遠撮影のとき前記3D画像生成手段に前記第1,第2の被写体画像データを生成させる立体画像撮像装置。
- 請求項1又は請求項2に記載の立体画像撮像装置であって、前記撮影モード切替手段は、フォーカス位置が閾値以遠のとき前記2D画像生成手段に前記第3の被写体画像データを生成させ、フォーカス位置が前記閾値以遠でないとき前記3D画像生成手段に前記第1,第2の被写体画像データを生成させる立体画像撮像装置。
- 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置であって、前記撮影モード切替手段は、絞り値をF、フォーカス位置をx、焦点距離をfとしたとき、視差角θを
θ=tan−1〔f×(1/F)/x〕
として算出し、閾値dに対してd≦θのとき前記3D画像生成手段に前記第1,第2の被写体画像データを生成させ、d>θのとき前記2D画像生成手段に前記第3の被写体画像データを生成させる立体画像撮像装置。 - 請求項4に記載の立体画像撮像装置であって、前記視差角θを判断する閾値dとして、焦点距離fの大きさに依存した複数の値をとる立体画像撮像装置。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置であって、前記撮影モード切替手段が前記3D画像生成手段に前記第1,第2の被写体画像データを生成させると判断した場合でも露出値が所定値以下のときは前記2D画像生成手段に前記第3の被写体画像データを生成させる立体画像撮像装置。
- 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置であって、前記2D画像生成手段が前記第3の被写体画像データを生成する場合には前記ペアを構成する前記第1画素と前記第2画素の各撮像画像信号を画素加算した信号を前記撮像素子から読み出して処理する立体画像撮像装置。
- 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置であって、前記3D画像生成手段に前記第1,第2の被写体画像データを生成させるときは、前記第1画素群と前記第2画素群から交互に画素行毎に信号を読み出す立体画像撮像装置。
- 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置であって、前記3D画像生成手段に前記第1,第2の被写体画像データを生成させるときは、前記第1画素群の信号を全て読み出した後に前記第2画素群の信号を読み出す立体画像撮像装置。
- 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置であって、前記第1画素群と前記第2画素群の各画素数が同一である立体画像撮像装置。
- 請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置であって、前記撮像素子の各画素には、前記画素加算した結果の色配列がベイヤ配列となるカラーフィルタが設けられる立体画像撮像装置。
- 請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置であって、前記撮像素子の画素配列が奇数行の画素行に対して偶数行の画素行が1/2画素ピッチづつずらして配列された立体画像撮像装置。
- 請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置であって、前記撮像素子の画素配列が正方格子配列である立体画像撮像装置。
- 請求項13に記載の立体画像撮像装置であって、前記第1画素群にカラーフィルタがベイヤ配列され、前記第2画素群にカラーフィルタがベイヤ配列される立体画像撮像装置。
- 請求項1乃至請求項14のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置であって、前記瞳分割は、前記第1画素の遮光膜開口位置と前記第2画素の遮光膜開口の位置を左右にずらすことで行う立体画像撮像装置。
- 請求項1乃至請求項14のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置であって、前記瞳分割は、前記ペアとなる前記第1画素及び前記第2画素に共通の1つのマイクロレンズを搭載し該マイクロレンズを通して前記第1画素と前記第2画素の夫々に入射する光の入射角を異ならせることで行う立体画像撮像装置。
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-
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- 2010-06-30 JP JP2010150575A patent/JP2012015819A/ja not_active Withdrawn
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