JP2012001101A - 駐車支援装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表示切換制御手段11Cは、白線端点検出手段11Eにより検出された白線前端と車両との距離に基づいて表示手段10に表示する画像を後方画像と俯瞰画像とのいずれかに切り換えるとともに、白線端点検出手段11Eにより検出された白線後端と車両との距離に基づいて表示手段10に表示する俯瞰画像の仮想視点の高さを変える。
【選択図】図1
Description
この駐車支援装置においては、画像処理技術により、超広角の撮影手段(バックカメラ等)の画像を、歪みを補正した歪み補正画像及び真上から見下ろしたような俯瞰画像に変換して、運転者に提示するシステムが実用化されている。
上述の歪み補正画像は、周囲の視野を確保しつつ駐車枠(駐車スペース)の白線が直線として見えるため、駐車枠に接近するときに有効な画像である。また、上述の俯瞰画像は、車両に近接するエリアの距離感が掴みやすいこと、白線と車両との関係が直観的に分かりやすいことから、駐車位置に近づいたときに有効な画像である。
また、駐車支援装置においては、駐車の初期段階では、安全確認をしやすい広視野の画像、駐車動作の終わりに近づくにつれ、俯瞰表示など近接物との距離感をより掴みやすくする画像を提供することが望ましいものである。
特許文献2に係る信号処理装置を搭載した車両周囲監視装置は、画像切替手段からの画像切替信号に基づいて複数のルックアップテーブルを選択・参照してそのルックアップテーブルに応じてメモリのどのアドレス情報を用いるのかをメモリに指示した後に、画像重畳部からの重畳処理信号に基づいてエンコーダ部でアナログ出力画像信号を得て、状況に応じて変化する利用者の好みに対して最適な視点変換画像を与えるものである。
また、舵角センサで後退駐車時の画像の切替タイミングを決める場合には、駐車場への進入角度によって、切替タイミングが変わってしまうという不都合があった。
図2において、1は車両、2は駐車場、3はこの駐車場2の駐車枠(駐車スペース)である。この駐車枠3は、車両1の駐車範囲を区画する白線として、所定長さで平行な左右の白線4・5で形成される。また、この駐車枠3には、後方部で、輪止めとして、左右の輪止め6・7が直列で且つ左右の白線4・5に対して直角方向に向いて配設されている。
車両1には、駐車支援装置8が搭載される。
この駐車支援装置8は、図1に示すように、車両1の後方を撮像する超広角の撮影手段(バックカメラ等)9と、画像を表示する表示手段10と、撮像手段9により撮像された車両1の後方画像(カメラ画像)を表示手段10に表示させる制御手段11とを備えている。
撮像手段9は、車両1の後部に取り付けた超広角のバックカメラ等の撮像機器からなる。
表示手段10は、車両1の車室内に配置されたカーナビゲーションシステムのモニター等の表示機器からなる。
図3に示すように、制御手段11のプログラムがスタートし(ステップA01)、後退にギヤが入り、運転者による車両(自車)1の後退動作が開始すると(ステップA02)(図5参照)、広視野(最大視野)な後方画像(歪取り画像又は歪み有り画像)を表示し(ステップA03)(図6〜図8参照)、駐車白線認識を開始し(ステップA04)、さらに、左右の白線4・5の前端4F・5Fを検出するとともに、車両1の後端1Bとの距離を演算する(ステップA05)。
そして、車両1が駐車枠3内に進入する際に(図9参照)、車両1の後退動作を左右の白線4・5の前端4F・5Fと車両1の後端1Bとの距離が、距離≦設定値Lfか否かを判断し(ステップA06)、このステップA06がNOの場合には、前記ステップA05に戻す。
このステップA06がYESの場合には、画像を頂上俯瞰画像(高)に切り替えて表示し(ステップA07)(図10〜図12参照)、左右の白線4・5の後端4B・5Bを検出するとともに、車両1の後端1Bとの距離を演算する(ステップA08)。この場合、左右の白線4・5の後端4B・5Bの代わりに、左右の輪止め6・7を認識した結果を用いることも可能である。
そして、車両1が駐車枠3内に進入して車両1が左右の白線4・5の前端4F・5Fに入った際に(図13参照)、左右の白線4・5の後端4B・5Bと車両1の後端1Bとの距離が、距離≦設定値Lrか否かを判断し(ステップA09)、このステップA09がNOの場合には、前記ステップA08に戻す。
このステップA08がYESで、左右の白線4・5の後端4B・5B(若しくは左右の輪止め6・7)を検出した場合には、画像を頂上俯瞰画像(低)に切り替えて表示し(ステップA10)(図14〜図16参照)、運転者による停車動作を行い(ステップA11)、プログラムをエンドとする(ステップA12)。
また、表示切換制御手段11Cは、輪止め検出手段11Fにより検出された左右の輸止め6・7と車両1との距離に基づいて表示手段10に表示する俯瞰画像の仮想視点の高さを変える。これにより、画像の切換タイミングの精度を向上することができる。
図4に示すように、制御手段11のプログラムがスタートし(ステップB01)、後退にギヤが入り、運転者による車両1の後退動作が開始すると(ステップB02)(図5参照)、広視野(最大視野)な後方画像(歪取り画像又は歪み有り画像)を表示し(ステップB03)(図6〜図8参照)、駐車白線認識を開始し(ステップB04)、左右の白線4・5の前端4F・5Fを検出するとともに、車両1の後端1Bとの距離を演算する(ステップB05)。
そして、車両1が駐車枠3内に進入する際に(図9参照)、左右の白線4・5の前端4F・5Fと車両1の後端1Bとの距離が、距離≦設定値Lfか否かを判断し(ステップB06)、このステップB06がNOの場合には、前記ステップB05に戻す。
このステップB06がYESの場合には、車両1の速度が、車速≦設定値Vhか否かを判断し(ステップB07)、このステップB07がNOで、車速が設定値Vhよりも高い場合には、画像を頂上俯瞰画像(高)に切り替えず、初期の広視野(最大視野)な後方画像(歪取り画像又は歪み有り画像)(図6〜図8参照)を表示し続けつつ、この判断を継続する。
このステップB07がYESで、車速が設定値Vh以下になった場合には、画像を頂上俯瞰画像(高)に切り替えて表示し(ステップB08)(図10〜図12参照)、左右の白線4・5の後端4B・5Bを検出するとともに、車両1の後端1Bとの距離を演算する(ステップB09)。この場合、左右の白線4・5の後端4B・5Bの代わりに、左右の輪止め6・7を認識した結果を用いることも可能である。
そして、車両1が駐車枠3内に進入した際に(図13参照)、左右の白線4・5の後端4B・5Bと車両1の後端1Bとの距離が、距離≦設定値Lrか否かを判断し(ステップB10)、このステップB10がNOの場合には、前記ステップB09に戻す。
このステップB10がYESの場合には、左右の白線4・5の後端4B・5B(若しくは左右の輪止め6・7)を検出した場合には、画像を頂上俯瞰画像(低)に切り替えて表示し(ステップB11)(図14〜図16参照)、運転者による停車動作を行い(ステップB12)、プログラムをエンドとする(ステップB13)。
なお、この発明においては、車両1の切り返し等の前進時にも画像情報を運転者に提供する場合に、頂上俯瞰画像(低)から頂上俯瞰画像(高)、広視野(最大視野)な後方画像(歪取り画像又は歪み有り画像)へと、逆方向で表示手段10での画像の表示を切り替えることも可能である。
2 駐車場
3 駐車枠(駐車スペース)
4 駐車枠の左側の白線
5 駐車枠の右側の白線
6 駐車枠の左側の輪止め
7 駐車枠の右側の輪止め
8 駐車支援装置
9 撮像手段
10 表示手段
11 制御手段
11B 画像変換手段
11C 表示切換制御手段
11D 白線検出手段
11E 白線端点検出手段
11F 輪止め検出手段
11G 記憶手段
12 車速検出手段
13 ギヤ位置検出手段
Claims (3)
- 車両の後方を撮像する撮像手段を設け、画像を表示する表示手段を設け、前記撮像手段により撮像された車両の後方画像を俯瞰画像に変換する画像変換手段と、前記撮像手段により撮像された車両の後方画像と前記画像変換手段により変換された俯瞰画像とのいずれかを前記表示手段に表示させる表示切換制御手段とを備えた制御手段を設けた駐車支援装置において、前記制御手段は前記画像変換手段により変換された俯瞰画像から駐車枠の左右の白線を検出する白線検出手段とこの白線検出手段により検出された左右の白線の前後端を検出する白線端点検出手段とを備え、前記表示切換制御手段は、前記白線端点検出手段により検出された白線前端と車両との距離に基づいて前記表示手段に表示する画像を後方画像と俯瞰画像とのいずれかに切り換えるとともに、前記白線端点検出手段により検出された白線後端と車両との距離に基づいて前記表示手段に表示する俯瞰画像の仮想視点の高さを変えることを特徴とする駐車支援装置。
- 前記表示切換制御手段は、車速を検出する車速検出手段に連絡し、この車速検出手段により検出された車速が予め設定された車速よりも大きい時に、車両の後方画像を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
- 前記制御手段は輪止めを検出する輪止め検出手段を備え、前記表示切換制御手段は、前記輪止め検出手段により検出された輸止めと車両との距離に基づいて前記表示手段に表示する俯瞰画像の仮想視点の高さを変えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の駐車支援装置。
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