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JP2012095783A - 医療用樹脂製容器 - Google Patents

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JP2012095783A
JP2012095783A JP2010244865A JP2010244865A JP2012095783A JP 2012095783 A JP2012095783 A JP 2012095783A JP 2010244865 A JP2010244865 A JP 2010244865A JP 2010244865 A JP2010244865 A JP 2010244865A JP 2012095783 A JP2012095783 A JP 2012095783A
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Japan
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fitting
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resin container
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JP2010244865A
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English (en)
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Kentaro Uchihashi
健太郎 内橋
Takashi Sano
尊 佐野
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Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
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Abstract

【課題】口部に装着した栓体の回り阻止が確実に保持されて栓体の封止機能性が完全であるとともに、口部に対する栓体の対向面積の増大による溶着強度の向上により封止特性にすぐれた医療用樹脂容器を提供する。
【解決手段】容器本体2より筒状に突出している口部3に被せて打ち込み装着する栓体4を備えている。栓体4内の天面壁7に沿った部分には口部3を封止するゴム栓が密に装填されている。口部3と栓体4は、口部3の外周に形成された嵌合凸部10と栓体4の内周に形成された嵌合孔部11とによる栓体4の回り止め嵌合構造を備えている。栓体4の天面壁7は、プルトップ8によりゴム栓を露出させる開封手段を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、糖質輸液剤、電解質輸液剤、血漿増量剤、浸透圧利尿剤、アミノ酸輸液剤、脂肪乳剤、高カロリー輸液剤等の静脈注射用輸液や、結腸栄養剤、高蛋白栄養剤、成分栄養剤、流動食等の結腸的高カロリー栄養剤等の医療用樹脂製容器に関するものである。
この種の医療用樹脂容器の多くは、ポリオレフィン系等の樹脂と、熱可塑性エラストマーとで構成された栓体により口部を封止されており、注射針などを直接突き刺して使用するものであるから、熱可塑性エラストマーが略中央に露出するように配置されており、その周囲をポリオレフィン系樹脂で囲まれた構成となっている。このような容器において、栓体と容器本体とは、容器本体より筒状に突出している口部に形成された環状のフランジ部と、栓体に形成された環状のフランジ部とを合わせて、口部のフランジ部と栓体のフランジ部とを熱溶着することで内容物が封止されている(特許文献1、2、3参照)。
ところで、上述のように容器と口部とのフランジ部で熱溶着するためにはともに同一樹脂などの相性の良い樹脂でなければ溶着強度が低くなってしまい、溶着が困難になってしまう。近時の医療用樹脂容器においては、種々の理由から多層樹脂構造となっている。例えば、薬剤の吸着を低減させるために環状オレフィンを最内層に備えたものがあるが、環状オレフィン単体では剛性が高すぎて耐衝撃性に劣るために、その外層にはポリプロピレンが主体層として配置される。このとき、例えばブロー成形法を用いて成形した場合には成形上、必然的にフランジ部の溶着面に環状オレフィンが露出することになる。一方、栓体は、剛性など種々の理由からポリプロピレン主体のものが主流であるため、これらを溶着させようとすると環状オレフィンとポリプロピレンとを溶着させることとなるために溶着強度が低く、溶着が困難となる。
このように、容器と栓体との互いの平面での溶着だけでは溶着強度が不十分になることがあり、長期間安定して封止することができないことがある。そこで、例えば特許文献4の技術によれば、容器口部に環状の突起部を備え、さらに栓体側にスカートと係止爪を備えることで、突起部に係止爪を嵌合させて溶着強度だけに頼らず安定して封止できる構造が示されている。
特開2004−65459号公報 特開2004−283519号公報 特開2010−57575号公報 特開平10−151171号公報
しかしながら、特許文献4に記載の技術では、環状突起部と係止爪とを用いて上下のずれを防止することはできるが、周方向のずれ(回転)を防止する手段がないために、容器本体の口部に対するキャップの封止状態が不完全になりがちである。
そこで本発明は、口部の外周に形成された嵌合凸部と栓体の内周に形成された嵌合凹部または嵌合孔部とによる栓体の回り止め嵌合構造を備えることにより、口部に装着した栓体の回り阻止が確実に保持されて栓体の封止機能性が完全であるとともに、口部に対する栓体の対向面積の増大による溶着強度の向上により封止特性にすぐれた医療用樹脂容器を提供すること目的とするものである。
前記目的を達成する本発明にかかわる請求項1記載の医療用樹脂容器は、
容器本体より筒状に突出している口部に被せて打ち込み装着する栓体を備えた医療用樹脂容器であって、
前記口部は、少なくとも口部外周の一部が外側に突き出した嵌合凸部を備え、
前記栓体は、前記口部外径と略同様の内径の側壁を有して前記口部外周と溶着され、前記側壁は、前記嵌合凸部に対応した前記嵌合凸部全体が嵌め込まれる孔、あるいは凹状の嵌合凹部を有し、前記栓体の回り止め及び脱着防止構造を備えることを特徴とするものである。
そして、本発明においては、栓体の回り止め嵌合構造として、口部に装着した栓体の抜け止め構造となっていること、および栓体の天面壁は、プルトップにより少なくとも一部を除去してゴム栓を露出させる開封手段を備えていることが好適である。
本発明によれば、容器本体より筒状に突出する口部の外周に形成された嵌合凸部と、栓体の内周に形成された嵌合凹部または嵌合孔部とによる栓体の回り止め嵌合構造を備えることにより、口部に装着した栓体の回り阻止が確実に保持されて栓体の封止機能性が完全であるとともに、口部に対する栓体の対向面積の増大による溶着強度の向上により封止特性にすぐれた医療用樹脂容器を得ることができるものである。
本発明の一実施の形態に係る樹脂製医療容器の正面図、側面図および栓体部分の平面図である。 同上全体斜視図である。 同上要部斜視図である。 同上要部断面図である。 同上口部に栓体を装着した態様を示す要部断面図である。 本発明の他の実施の形態に係る樹脂製医療容器の要部断面図である。 同上要部断面図である。 本発明のさらに他の実施の形態に係る樹脂製医療容器の要部断面図である。
図1ないし図5に示すように、本発明に係る樹脂製医療容器1は、容器本体2より突出した口部3に被せて打ち込み装着する栓体4を備えてなるものであって、容器本体2の底部は容器を倒立姿勢に吊り下げるための吊り具5を有している。栓体4は口部3に被せるキャップ状のものであって、栓体4の内部にはその天面壁6に沿った部分に口部3を封止するゴム栓7が密に装填されている。ゴム栓7はゴムまたは熱可塑性エラストマーでなり、ゴムの場合は後加工で栓体4に密に嵌合し、熱可塑性エラストマーで構成する場合は栓体4の成形工程において熱可塑性エラストマーを型内に注入して成形する。栓体4にはその天面壁7にプルトップ8により一部を除去してゴム栓7を露出させる開封手段を備えている。ゴム栓7は口部3に密に挿入される突出部9を有している。栓体4はその開口側に向けて緩い角度αで広がる拡開していて、口部3に対する栓体4の装着をし易くしてある。
前記口部3と前記栓体4は、口部3の外周に形成された嵌合凸部10と栓体4の内周に形成された嵌合孔部11とによる栓体4の回り止め嵌合構造を備えている。すなわち、口部3の外周に形成された少なくとも口部外周の一部が外側に突き出した嵌合凸部10と栓体4の側壁の内周に形成された嵌合凸部10に対応する嵌合凸部全体が嵌め込まれる孔である嵌合孔部11との位置合わせをして、口部3に栓体4をゴム栓7の突出部9が口部3に密に挿入されるように栓体4を打ち込むと、栓体4側の嵌合凸部10に栓体4側の嵌合孔部11が嵌合して、口部3に栓体4が回り止め状態で固定される。なお、口部3に備えられる側壁の内径は口部外径と略同様の径であり、この状態において口部3にはゴム栓7の突出部9が密に挿入されているので、容器本体2およびその口部3が軟質材でなるものであっても、口部3がゴム栓7によって固く補強された状態となり、口部3に栓体4を嵌め込むと口部3と側壁とは密着するようになっている。このため、口部3の嵌合凸部10と栓体4の嵌合孔部11との嵌合が不用意に外れることがなく、このように口部3に装着した栓体4とは熱溶着または振動溶着により溶着することで一体化し、例えば異なる樹脂などで溶着強度が弱い場合でも嵌合凸部10及び嵌合孔部11により回り止め及び脱着防止することができるので、封止状態の保持をより強固にすることが可能である。
図6および図7に示すように、口部3に装着した栓体4の抜け止め構造とすることができる。すなわち、口部3側の嵌合凸部を下向き(栓体4の装着方向)に張り出す鈎形の嵌合鈎部12に形成して、口部3に装着した栓体4の嵌合孔部11に嵌合鈎部12が係止して、栓体4の抜け止めと回り止めがともに阻止されるようにしてある。また、口部3の外径を栓体4装着方向に向かって縮径させ、それに対応して栓体4の内径を上方に向けて縮径させることで、栓体4を口部3にスムーズに装着することができる。このとき、口部3の外径より栓体4を嵌め込むことができる程度に側壁の内径を小さくしておくことで、口部3と栓体4とをより強く密着させ、良好な溶着強度を保つことができる。この構成においては、図8に示すように栓体4には嵌合孔部に代えて鈎形の嵌合凹部13を形成してもよい。なお、図1ないし図5に示す構成においても、栓体4には嵌合孔部11に代えて嵌合凹部13を形成したものとすることができる。また、嵌合凹部13は、嵌合凸部10と同様の形状に凹ませ、嵌合凸部10全体と嵌合凹部13とが全体に密着する形状とすることで溶着面積を増大させ、より良好な溶着強度を得ることができる。
本発明に係る医療用樹脂容器1の容器本体2を構成する熱可塑性樹脂としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリ塩化ビニル(PVC)、アイオノマー樹脂、各種熱可塑性エラストマーおよびこれらの2種以上の混合物などの軟質樹脂により構成される。栓体4はポリエチレン(PP)で構成される。
1 樹脂製医療容器
2 容器本体
3 口部
4 栓体
5 吊り具
6 天面壁
7 ゴム栓
8 プルトップ
9 突出部
10 嵌合凸部
11 嵌合孔部
12 嵌合鈎部
13 鈎形の嵌合凹部

Claims (4)

  1. 容器本体より筒状に突出している口部に被せて打ち込み装着する栓体を備えた医療用樹脂容器であって、
    前記口部は、少なくとも口部外周の一部が外側に突き出した嵌合凸部を備え、
    前記栓体は、前記口部外径と略同様の内径の側壁を有して前記口部外周と溶着され、前記側壁は、前記嵌合凸部に対応した前記嵌合凸部全体が嵌め込まれる孔、あるいは凹状の嵌合凹部を有し、前記栓体の回り止め及び脱着防止構造を備えることを特徴とする医療用樹脂容器。
  2. 前記嵌合凸部は、前記栓体の装着方向に向かって断面の外径寸法が小さくなるように傾斜したくさび形状であることを特徴とする請求項1記載の医療用樹脂容器。
  3. 前記口部は、前記栓体の装着方向に向かって縮径し、
    前記栓体の内径は、前記口部と対応して縮径していることを特徴とする請求項1または2記載の医療用樹脂容器。
  4. 前記嵌合凹部は、前記嵌合凸部と同様の形状に凹んでおり、嵌合凸部全体と嵌合凹部とが溶着されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の医療用樹脂容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013255636A (ja) * 2012-06-12 2013-12-26 Kawasumi Lab Inc 瘡蓋剥離ユニット及び医療用具
JP2017149486A (ja) * 2017-05-01 2017-08-31 株式会社Tarama 容器のキャップ構造及び容器

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